激減する遺伝形質

  アメリカやヨーロッパでは非西歐世界からの移民が大問題となっている。日本でも朝鮮人や支那人といったアジア人がが合法・非合法的手段で流れ込み、表だって反対できない国民の多くが迷惑しているのだ。帝国主義時代の前科に悩む欧米では、第三世界から移民や難民を受け入れるのが当然の義務とする議論が根強くある。今では多文化・多民族共生教育が大々的に実施され、ヨーロッパの伝統文化は異民族が持ち込む異質な風習・思想に圧迫されるし、イスラム教徒が固執する宗教戒律は同化政策を完全に拒絶しているのだ。そのうえ、移民の子供たちが地元の西歐白人と結婚するようになれば、生まれてきた混血児は中途半端な白人になる。とくに褐色や黒色の移民だと、白人の遺伝的形質が大量に損なわれてしまう。アフリカや中東アジアからやって来て、地元の白色西洋人を憎む有色移民は、ホスト国の住民に殺意さえ抱くことがある。しかし、彼らが自殺や逮捕を覚悟して、銃や刃物でヨーロッパ人を襲撃する必要はない。白人を殺すのに武器は要らぬ。有色人が白人と交わればいい。混血児が増えていくが、その容姿は有色人に近づく。ヨーロッパ人にとっては悪夢だ。

  異人種との混淆による民族の変化は、科学とは縁遠い一般人にも理解できる。芸能界の情報なら多くの民衆が関心を持つので、異人種混淆の恐怖を目にしているのだ。口に出して言いづらくても、心の底では納得していることはいくらでもあるだろう。たとえば、スーパー・モデルのシンディー・クロフォード(Cindy Crawford)とハイディ・クルム(Heidi Klum)の子供は、夫による人種的変質が顕著だ。


  スーパー・モデルのシンディー・クロフォードといえば、1990年代に活躍した世界的人気を誇った美女だが、ビジネスマンのランディ・ガーバー氏と結婚し、二人の子供をもうけた。息子のプレスリー(Presley Walker)と娘のカイア(Kaia Jordan)は、母親の美を受け継ぎマスコミも追いかけ回すほどである。一方、黒人ミュージシャンのシール(Seal)と結婚したハイディ・クルムは、息子二人ヘンリー(Henry)とヨハン(Johan)と娘のルウ(Lou)をもうけた。

  父親譲りのアフリカ人的容姿を持つ子供三人は、とてもあの美しいファッション・モデルを母にもつとは思えない。故郷ドイツに居るかもしれないハイディの両親や親戚は、どんな感想を持っているのだろうか。戦後の日本では赤線の娼婦(パンパン)らが、黒人兵との子供を妊娠してしまったが、中絶するか、施設に預けるしかなかった。場合によっては見捨てたり、殺してしまうことさえあったのだ。エリザベス・サンダースホームで黒人混血児を世話した沢田美喜の話は有名である。混血児を抱えた娼婦は、実家の両親を頼るわけにもいかないし、かといって自分で育てるにしても世間の目が厳しかった。当時の日本で黒人の子供なら、どんな素性かすぐ察しがついたものだ。過去は隠せても、容姿は隠せない。混血児だってある程度制限のある人生を送ることになるだろう。

  人気モデルで華やかな人生を送ったクルム氏も、子供が同じようなスポットライトを浴びるとは考えないだろう。たとえ、混血児の息子や娘が藝人やモデルに成るとしても、「黒人」のカテゴリーで活躍することになるはずだ。有名ハリウッド女優のハル・ベリーも母親は、金髪の白人女性だが、ハル自身はは黒人と称している。オバマ大統領も黒人と自称している。こうした混血児は、白人だと宣言すれば、白人社会からは笑われるし、黒人社会からは裏切り者として仲間はずれにされてしまう。異質な民族同士の子供は悲惨である。たとえば、オーストラリア出身の女優ディチェン・ラッチマン(Dichen Lachman)は、現在は米国で活動しているが、父がドイツ系のオーストラリア人だが、母親がチベット系ネパール人という珍しい混血児である。彼女の顔を見るとどこの国に属しているのか分からなくなる。書類上の国籍と肉体のすり合わせが難しいだろう。

日本人はまだ本格的な移民問題に直面していないが、アジア人移民の子が日本人と結婚するケースが増えたらどうするのか。いままでは日本人がアイデンティティー・クライシスに陥ることはほとんどなかった。両親とも日本人だったので、わざわざ自分は何人かを考えることはなかった。しかし、これからは朝鮮人や支那人、フィリピン人との混血児が激増して、日本人の自己識別(identity)が社会問題となるだろう。


遺伝子と移民の政治学


  アフリカやアジアからの移民に対して、異文化の衝突を理由に反対したり、宗教対立から異議を唱えたりする知識人は結構いるが、遺伝子の面から移民排斥を訴える学者は滅多にいない。ところが、第三世界からの有色移民に警告を発する学者がいるのだ。オーストラリアの社会行動学者フランク・ソルター(Frank K. Salter)は、元マックス・プランク研究所(Max Planck Institute for Behavioal Physiology)の研究者で、民俗学や心理学、動物学を応用し政治や社会について発言している。ほとんどの学者が移民問題を扱うとき、移民が持ち込む遺伝子が如何にホスト(受入)国の民族に影響を及ぼすか、という点は避けている。話題になった彼の著作『遺伝利害論(On Genetic Interests)』をここで簡単に紹介したい。

  イタリアに遺伝子学と人類学を研究しているルイジ・ルッカ・カヴァリ・スフォルツッア(Luig Luca Cavalli-Sforza)という学者がいて、世界各地の民族がもつ遺伝子を取りあげ、各民族がどれくらい遺伝子的に離れているのかを研究した。彼のデータを基にしてソルター氏は、外国からの異人種・異民族がホスト国の民族にどのような遺伝子上の変化をもたらすかを研究してみた。また、人口動向と遺伝を研究しているヘンリー・ハーペンディング(Henry Harpending)の公式を用いて、ソルター氏は人種間の遺伝子的距離を測定している。そこで、イングランドのケースを考えてみよう。

  イギリス人同士の子供なら、両親や祖父母の遺伝子をそのまま受け継ぐから、イギリス人の遺伝子ロス(損失)は起こらない。では、ブリテンのイギリス人1万人を取り除いて、代わりにデンマークから白色デイン人1万人を入植させてみる。先ほどの公式を使って計算してみると、デイン人の移民により遺伝子上167名のイギリス人が失われたことになる。もともとイギリス人とデイン人は遺伝子的にとても近いので、イギリス人の肉体には大きな変化が見られない。しかし、デイン人とは非常に違うアフリカのバントゥー(Bantu)族ではどうなるのか。先ほどと同じくバントゥー族1万人を入国させてみる。すると10,854名のイギリス人が失われる結果となる。(Frank Salter , On Genetic Interests, Transaction Publishers, 2007, pp.65-66) 驚きの数字だ。しかし、入植させた数より多くなってしまうのは、遺伝子レベルで考えたからである。バントゥー族とは、中央アフリカ一帯の広範な地域に住む地元民族である。まあ、サハラ以南のアフリカ黒人と考えてよい。彼らはいかにも黒い原始人みたいな人種である。経験上の考察からしても、イギリス人の容姿が劇的に変化することは、容易に推測できるのではないか。

  では、日本人1万人を我が国から取り除いて、バントゥー人1万人を代わりに入れてみる。実感が沸かないが、仮定の話として計算してみる。カヴァリ・スホルツッアの調査データから、日本人とバントゥー族の遺伝子相違の係数は2361(ちなみにイギリス人とデイン人との係数はたった21で、イギリス人とバントゥー族の係数は2288となる)であるから、かなり遺伝子的隔たりがあることが分かるだろう。こうしたアフリカ移民の結果、本来存在したはずの日本人11,057名が失われてしまうのだ。じつに恐ろしい。アフリカ人が格好いいと思う日本人もいるから、一概に否定できないが、黒人混血児が日本社会で受け入れ難いのは予測できるだろう。黒人と結婚する日本人はよく考えろ。

遺伝子は相続遺産

  米国で白人と黒人との結婚が忌み嫌われるのは、混血児はほとんど白人の遺伝形質を持たなくなるからだ。黒人の遺伝子の方が優性となり、劣性となった白人遺伝子は体内の奥に押し込まれてしまうのだ。オバマ大統領を日本人が見たら、占領軍の黒人兵を思い出してしまう。もしオバマが無名の一般人だったら、日本人だってオバマを黒人に分類してしまうだろう。もし、白人の両親が娘の産んだ混血児を見たら、嬉しいはずの孫の誕生を喜べない。たしかに、自分たちの遺伝子が、孫の体内にあるはずなのに、素直に受け入れられないのだ。祖父母の遺伝子が黒人によって抹殺されたかのように感じてしまう。では、黒人との異人種間結婚による子孫がどうなるか考えてみたい。

  もし、白人と黒人が各世代で結婚を繰り返し、それぞれが3人の子供をつくると仮定しよう。(日本人と黒人の場合も同様に考えていただきたい。)自分の祖父が黒人女性と結婚し、3人の子供をつくったとする。するとその混血児は半分日本人(0.5)の遺伝子を持ち、のこり半分が黒人の遺伝子となる。そしてこの混血児がまた、それぞれ黒人と結婚したとしよう。たとえば、自分の父は混血児で、母が黒人なら、4分の1(0.25)が日本人の遺伝で4分の3(0.75)が黒人の遺伝となるだろう。自分の兄弟二人も同じである。また、おじ或いはおばも混血児だから、黒人配偶者によるいとこ6人は、自分と同じ比率の遺伝子をもった子供である。そして自分の子供3人がまた黒人と結婚し、子供を3人つくったとしよう。(二人の兄弟も同様に黒人と結婚する。)すると子供は8分の1(0.125)しか日本人の遺伝子をもたず、残り8分の7(0.875)は黒人の遺伝子だ。祖父から見れば、ひ孫はほとんど黒人だ。これを単純に計算してみる。

白人祖父と黒人祖母            白人遺伝子          黒人遺伝子     

第一世代(両親など子供3人)       (0.5 X 3 = 0.15)                 (0.5 X 3 = 0.15) 
第二世代(自分など孫9人)                (0.25 X 9 = 2.25)                 (0.75 X 9 = 6.75)
第三世代(子供つまり曾孫27人)           (0.125 X 27 = 3.375)           (0.875 X 27 = 23.625)

  白人曾祖父がひ孫27人を見たとき、自己の遺伝子は3ないし4人分しかない。外見からして白人とは思えない、ほぼ完璧な黒人である。一方、黒人の曾祖母からすると、黒い肌のひ孫27人を見ても何ら違和感がない。自分と同族の遺伝子が23ないし24人分もあるのだ。もし、これが日本で起こったらどうなるのか。日本人が各世代でアジア人と結婚して子供をつくったら、ひ孫の世代はアジア大陸の民衆とそっくりの日本人になってしまうだろう。たとえば、支那人と日本人との間に日支混血児が生まれる。その子が朝鮮人と子供をもうけて、その子がフィリピン人との間に子供をつくったら、ひ孫はとても日本人とは見えない。東アジア共同体の提唱者は何とも思わないだろうが、普通の日本人なら恐怖の戦慄が背中に走るだろう。目覚めたらアジア人に囲まれているような悪夢が、やがて現実となるのだ。振り向けば祖国が外国になっていた、では冗談じゃない。

  最近はアジア人顔の子供をよく見かける。片言かなまりのある日本語を話す親の側に、流暢な日本語を喋る子供がいたりする。たまに、黒人の孫を連れた老人を見かけると、何となく気の毒に思えてしまう。日本人だけで育った祖父母は、幼稚園で他の日本人園児と遊ぶ孫を見ると、ふと涙がこぼれてしまうかも知れない。もちろん歓喜の涙ではなく、不憫さを感じての涙である。無邪気に笑う孫やひ孫の顔が、日本人ではなくアジア人なのだから、他の子供と比べないよう自戒すればするほど、心に潜む哀しみが疼(うず)くのだ。余生短い祖父母は孫のために、土地や証券、骨董品などの財産を残してあげようとするだろう。しかし、自分の遺伝子だけはアジア人遺伝子が駆逐している。家系の終焉が自分の代で見えるなんて、あまりにも悲しいで話ではないか。



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