教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房

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冷戦時代のソ連工作員

  日本人は謀略工作や心理戦に弱い。我々社会が堅気の人間で構成されているせいか、各人の良心を信じる性善説が強いからだろう。しかし、日本から一歩外へ踏み出せば、腹黒い奴らばかりで、朝鮮半島は根性がひん曲がった下郎でいっぱいだし、支那大陸は普通の人間でも匪賊、盗賊、殺人鬼、詐欺師、ゴロツキ、といった「人でなし」に直ぐ変身できる。ましてや、生まれつきの悪人だと子供の頃から一端(いっぱし)のギャングだ。落合信彦など「支那人の子供は目の輝きが違う」などと雑誌『サピオ』に書いて失笑を買ったが、国際ジャーナリストを自称する法螺吹きだから仕方ない。しかし、有名大学の長老教授や新聞論説員に騙されて支那人を厚遇し、「人さま」扱いしていた日本人は哀れだ。隣人を信頼できて、他人も気配りをしてくれる国など、地球上で日本以外にはあり得ない。ユーラシア大陸は魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)する闇黒地帯で、お人好しの日本人が生活できる世界ではなく、下手をすれば身ぐるみ剝がされて虐殺されてもおかしくはないのだ。

Edward Griffin 1(左  / エドワード・グリフィン )
  政治プロパガンダと言えば、陰険で何となく堅苦しい感じがするが、我々の身近で常に行われている洗脳である。例えば、日本のワイドショーや米国のTVドラマを観るだけでもいい。一見すると単なる娯楽番組だが、その中には巧妙なメッセージと歪曲映像が含まれている。こんなことは今更珍しくもないが、ふと昔ソ連から亡命したユーリ・ベズミナフ(Yuri Bezmenov)を想い出してしまう。彼は1979年にソ連から亡命したKGBの工作員で、共産主義者の宣伝手法を暴露していた。トマス・シューマン(Thomas Schuman)という別名を持つ元KGBオフィサーは、評論家のエドワード・グリフィン(Edward Griffin)のインタビューを受けて、過去の謀略戦を語ったことでも有名だ。ちなみに、グリフィンは日本でもよく知られており、彼の著書『マネーを生みだす怪物(The Creature from Jekyll Island)』はビジネス書扱いで学術的に評価されにくいが、連邦準備制度(FRB)の正体を描いているので非常に興味深い。彼は「ジョン・バーチ協会(John Birth Society)」のメンバーであったから、米国政治の裏を熟知しているのだろう。日本の学者はジョン・バーチ協会を右翼集団と見なしがちだが、実際は教養人が多く集結した全米規模の組織である。特に、共産主義の脅威を悟った保守派のアメリカ人は躊躇いも無く入会していたし、元GHQの保守的アメリカ人や著名な人物も属していたから一概に「右翼分子」と斬り捨てることはできない。

Yuri Bezmenov 001Yuri Bezmenov's father(Left)









(左: ユーリ・ベズミナフ  /  右: 左側の軍人がユーリの父親)

  どの業界でもそうだが、内部告発は衝撃的で、部外者の一般人にとって裏事情を教えてくれる人は貴重である。冷戦真っ只中の時代に祖国を逃れたベズミナフは、1939年、ソ連でも上層階級とされる家庭に生まれ、父親はソ連陸軍参謀本部に所属する士官であった。陸軍参謀の父親はモンゴルやキューバ、東ドイツなどに派遣され、現地軍の監査役になっていたそうで、アンゴラやイエメン、シリア、ベトナム、カンボジア、ニカラグアなどに駐留するソ連軍の視察も行っていたそうである。こうした父親に育てられたユーリは、エリート街道を歩むべく、モスクワ大学附属のオリエント言語学院に進学したそうだ。ここはKGBと共産党の中央委員会が直接管理する研究所で、その目的は将来の外政官や国際ジャーナリスト、スパイなどを養成することにあった。つまり、謀略戦を仕掛けるための人材を輩出していた、ということだ。

Yuri Bezmenov in MoscowYuri Bezmenov with Indian girl









( 左: ソ連でのベズミナフ /  右: インドに派遣されたベズミナフ)

  学校を卒業したベズミナフは、1965年インドでの任務を与えられたという。実質的には「スパイ」であるが、彼は表向き「ノボスチ報道局(Novosti Press Agency)」のジャーナリストになっていた。もちろん、この通信社はKGBのフロント組織で、ベスミナフは謎に包まれた「政治出版局(GRPP)」の“新米”というか“見習い”といった身分で、ノーマン・ボロージン(Norman Borodin)の監督下にあったという。(Thomas D. Schuman, Love Letter to America, W.I.N. Almanac Panorama, Los Angeles, 1984) 言うまでもないが、ソ連でもロシア共和国であっても、ロシア人のジャーナリストや外政官には仮面をつけた諜報員や軍人が多く、商売人や研究者、大学教授といえども政府の秘密工作員という輩が大多数だ。ベズミナフが赴任先で行った工作活動は非常に興味深いが、語り出すと長くなるので割愛したい。

敵国の社会道徳を腐敗させろ

Yuri Bezmenov with wifeYuri Bezmenov as hippie









(左: 妻子と一緒のユーリ  /  右: ヒッピーに扮したユーリ)

  ただ、ベズミナフがインドで行った宣伝工作は面白かった。彼が着手した任務には、アメリカ社会を腐敗させるという作戦があり、軽率なアメリカ人をインドで丸め込み、「アホ」に染め上げたら故郷に戻して本土全体にその害毒を撒き散らす目論見があった。彼はこうしたアメリカ人を頻りに「便利な馬鹿(useful idiots)」と呼んでいた。スパイになるべく教育されたベズミナフだから、もちろん英語は達者なんだけど、彼はロシア人独特の喋り方で体験談を語り、冷静な口調で利用したアメリカ人を「バカ」と評するから妙に可笑しい。こうした「バカ」の中には有名藝人がいて、「ザ・ローリングストーンズ」のミック・ジャガー(Mick Jagger)、「ザ・ビーチボーイズ」のマイケル・エドワード・ラヴ(Michael Edward Love)、「ザ・ビートルズ」のジョージ・ハリスン(George Harrison)などがいたそうだ。ベズミナフが用意した「毛針」は、インドで非常に人気のあったマハリシュ・マヘーシ・ヨギ(Maharishi Maheshi Yogi)という超越瞑想の教祖であった。

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(左: マハリシュ・マヘーシ・ヨギ  / 中央: ミック・ジャガー   /  右: マイケル・エドワード・ラヴ)

  カウンター・カルチャーとか反戦・学生運動、ヒッピー文化が盛んだった1970年代、歐米のミュージシャンや俳優たちは、スピリチュアル文化に興味を示していた。つまり、既存の宗教(キリスト教)ではなく、東洋の神秘とかオリエントの宗教に救済と安楽を求めていたのだ。今だと、チベット仏教を信じる男優のリチャード・ギア(Richard Gere)とか、霊界を信じるシャーリー・マクレーン(Shirley MacLean Beaty)とかが挙げられよう。ちなみに、彼女は男優ウォーレン・ビーティー(Warren Beaty)の姉で、元々はバプティスト教会に属するキリスト信徒の家庭に育った。しかし、姉のシャーリーンは“いかがわしい”霊界に没頭し、弟のウォーレンはハリウッドでも名うての極左分子になっていた。ウォーレン・ビーティーと聞けば、日本の一般人は『ボニー・アンド・クライト』や『ディック・トレイシー』を思い浮かべてしまうだろうが、彼の傑作と言えば、共産主義者のジャック・リード(Jack Reed)を演じた『レッズ』だろう。「類は友を呼ぶ」というが、ウォーレンの妻アネット・ベニング(Annette Carol Benning)も筋金入りの左翼女優で、日本だと『アメリカン・ビューティー』とか『マーシャル・ロー』『バグジー』などの映画で知られている。彼女もキリスト教徒(英国系エピスコパル教会)の家庭に育っていたが、亭主と同じくリベラル派のハリウッド・スターになってしまった。

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(左: シャーリー・マクレーン  / 中央: ウォーレン・ビーティー /  右: ビーティーとアネット・ベニング)

  脱線したので話を戻す。それにしても、なぜ共産主義者のベズミナフが、ヨギ師を通して歐米人を「瞑想」の世界に導いたのか? それは、資本制国家の若者を「現実逃避」の人間にするためだった。KGB工作員にしたら、霊界の楽園とか瞑想による安寧なんて馬鹿らしい。しかし、歐米の若者を愚かにし、現実問題に取り組めない「役立たずの半端者」にするには“持って来い”の手段であったという。こうした“下らない”宗教に没頭した若者は常に空想や幻想を追い求め、国家にとって重要な課題に取り組む能力を持たない。現実から目を背ける若者が育てば、その社会は徐々に頽廃するし、彼らがセックスをして子供をもうければ、その子供たちも「碌(ロク)でなし」に育つ。このような家庭が増加すれば、健全な社会でも衰退するし、KGB工作員が努力しなくても自滅に向かうものである。だから、ベズミナフはヨギ師にカネを握らせ、歐米からやって来る若者を歓迎するように仕向けたのである。

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(左: ジョージ・ハリスン  /  中央: ミア・ファロー/  右: アンドレ・プレヴィン)


  1960年代から70年代にかけて西側諸国は社会的混沌に陥っていた。米国だとベトナム戦争に反対する若者や、兵役を恐れて逃亡する卑怯者、戦場で精神を病んだ狂人などが大量発生し、アナーキスト(無政府主義者)やジャンキー(麻薬中毒者)に加え、社会道徳に背くフラワー・チルドレン(ヒッピーの一種)が横行していたのだ。東洋の宗教に惹かれたジョージ・ハリスンなどは、バンド・メンバーを引き連れてヨギ師を訪ねたし、女優のミア・ファロー(Mia Farrow)も同師に憧れ、インドにやって来たそうだ。現在の高校生や大学生はミア・ファローと聞いてもピンとこないだろうが、映画ファンには馴染みがあって、『華麗なるギャッツビー』や『ローズマリーの赤ちゃん』『ナイル殺人事件』といった映画に出演したキュートな女優として知られている。『ハンナとその姉妹』ではオバはん役者になっているが、若い頃のミアは美しかった。

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(左: ミア・ファロー  / 右: ウッディー・アレンと養女のスン・イー・プレヴィン )

  私生活では大物歌手のフランク・シナトラと結婚し離婚してしまったが、その後、ミアはユダヤ人ピアニストのアンドレ・プレヴィン(André Previn)と結婚し、3人の実子をもうけ、3人の養子を迎えている。彼らにはスン・イー・プレヴィンという朝鮮系の養女がいて、離婚後はミアが引き取っていた。プレヴィンと別れた後、ミアがユダヤ人監督のウッディー・アレン(Woody Allen)と内縁関係になった事は有名だ。ところが、このアレンがトンデモない夫だった。彼は養女として一緒に暮らしていたスンに手をつけ、肉体関係を持ってしまったのだ。アレンとは実子を一人もうけていたミアだが、この恋愛沙汰には呆れ果てていた。ちなみに、ミアとアレンの間にはロナン・ファロー(Ronan Farrow)という息子が存在するが、どう見てもフランク・シナトラと瓜二つで、とてもユダヤ人の子供とは思えない。母親のミアは明言していないが、誰が見たってフランクの息子であることは一目瞭然だ。ベスミナフが言った通り、今ではこんな家庭が普通になってしまい、いびつな親子関係が“珍しくない”んだから、アメリカ社会が腐敗するのも当然だ。KGBは米国に向けてミサイルを撃ち込むより、まず国家の基礎となる家庭を破壊すべく、その精力を注いだそうである。

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(左: 実父のフランク・シナトラと息子のロナン・ファローと養父のウッディー・アレン  /   右: 母のミアと息子のロナン)

便利な馬鹿を支援する

  ソ連の手口を暴露したベズミナフの「講義」は、日本人にとっても必見である。彼はグリフィンとの対談で、「ジェイムズ・ボンドみたいなスパイなんかフィクションだ」と笑いながら答えていた。本当のスパイはもっと地味で、長期的計画を以て敵国を滅ぼそうと考えるそうだ。(上掲書 pp.27-28) というのも、武力を用いて攻撃するより、相手国の倫理道徳を破壊する方が有効的だからである。まず、打倒したい敵国にエージェントを侵入させ、現地の民衆が尊ぶ理念とか精神を腐蝕させる。例えば、アメリカ人の精神的支柱となっているキリスト教をビジネス化させたり、娯楽産業に変化させたりするそうだ。KGB工作員はお金で有名人や藝能人を雇い、厳粛な礼拝をエンターテイメントに変えてしまう。また、ポップス界のミュージシャンを利用して、「社会正義(Social Justice)」のメッセージを信徒に植え付け、死語の世界とか天国ではなく、俗世の社会問題に注意を向けさせるそうだ。日本でも人気が高いジョン・レノンの『イマジン(Imagine)』を想い出してみれば分かるんじゃないか。天国も地獄も無いどころか、欲望や飢餓の無い世界を想像してみよ、とレノンは囁いた。

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(左: ジョン・レノン  / 中央: ヨーコ・オノ / 右: 反戦を訴える若者 )

  誰でも知っているジョン・レノンは、歐米の人々に向かって伝統的宗教を軽んじるメッセージを発信したばかりか、国境の無い世界を称讃し、気軽に「平和」や「人類愛」を説く。(注 / 音楽の「クウォリティー」と「歌詞の政治思想」とは別物である。ビートルズのファンは冷静に考えてほしい。) しかし、現実社会では誰もが快適な生活をしたいと望んでいる。全共闘に夢中になっていた左翼学生だって、卒業の時期を迎えれば“現実的”になり、汚く伸ばした髪を切って就職活動に勤しんでいたし、ゲバ棒を持っていた学生も、IVYルックのジャケットを着込んで恋人とデートする青年に憧れてしまったのだ。機動隊に火炎瓶を投げつけたり、講堂に立て籠もっていた女学生も、ヘルメットよりはスカートの方がいいし、憎い大企業が作った化粧品でお洒落を楽しみたい。

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(写真  /  ヒッピーとなった若者たち)

      以前、成田闘争を長年続けていた或る左翼夫婦がいた。彼らは何十年も亙って反対運動を続けているうちに心身共に疲れ果て、時代の変化もあってか、ついに闘争を諦めてしまった。そして、何と“反対”していた成田空港を利用して、念願のイタリア旅行に出掛けてしまったのだ。我々なら「えっっっ ! 自分たちが散々反対していた空港を利用したのか?」と驚いてしまうが、社会党の議員だって「海外視察(税金を使った大名旅行)」を“満喫”するため、大嫌いな成田空港を使っていたんだから、今さら驚くことでもあるまい。夫婦でイタリア旅行を楽しんだ左翼の奥方は、「あぁぁ、本当に素晴らしい旅行だった !」と笑顔で感想を述べていた。(これって、プロレタリアが糾弾するブルジョア趣味なんじゃないか?)

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(左: ヒッピーの家族 /   右: ヒッピーの女性)

  再び脱線したので話を戻す。ベズミナフによると、ソ連の工作員はアメリカ社会を腐敗させるために「大衆教育」を施したそうだ。「教育」といっても本来の意味ではなく、子供たちを堕落させる逆効果を狙った「教育」である。例えば、家庭や学校での「躾(discipline)」を消滅に導くことが挙げられる。(上掲書 p.33) 健全な子供をつくるには「権威」が必要という事は昔から知られているが、工作員はこの権威を貶めたり、厳しい鍛錬を緩くしようとするらしい。甘い躾を受けた子供は必ず低いモラルの持ち主になるから、克己心とか自制心の無い大人へと成長する。さらに、ソ連の工作員は“好都合な”藝能人を支援して、子供や青年たちを「快楽」の世界へと導いたそうだ。ベズミナフが属していた「ノボスティ社」は、口先だけの藝人とか、下品な歌手、詩人、作家、芸術家、音楽家、知識人をロシアに招き入れ、彼らを持て囃しながら「進歩的」考えを植え付けると、彼らを祖国に戻したという。KGBはこうした「便利な馬鹿」を様々な形で援助し、彼らが活躍する大衆文化を通してアメリカ社会を腐敗させたという。

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(左: コンサートでのマイケル・ジャクソン  / 中央: 幼少期のマイケル /  右: 大人になったマイケル)

  ただし、ザ・ビートルズやマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)、パンク・ロックのミユージシャンにはお金を払う必要が無かったそうだ。彼らはKGBから金銭的的支援を受けなくても、“自主的に”下劣な文化を撒き散らかしたからだという。確かに、マイケル・ジャクソンの踊りや歌をロシア人が指導・支援したとは思えない。1960年代までの西歐系アメリカ人は、まともな中流家庭で育っており、腰や股間を振るわせて踊るなんてことは想像できなかった。ところが、黒人のマイケル・ジヤクソンだと人前で恥ずかしげも無く睾丸をグィっと握り、「ホーウ!!」と叫んで下半身を動かすんだから、白人の淑女たちは目を覆いたくなる。しかし、ポップ・カルチャーとかヒッピー風俗に慣れ親しんだ白人たちは、卑猥なダンスを披露する黒人歌手に拍手喝采だ。ヴィクトリア朝のイギリス人レディーなら卒倒してしまうが、人種平等とか多文化主義を吹き込まれた世代は気にせず、中には黒人の下品な踊りを真似する者が出てくる始末。しかも、ユダヤ人コメディアンが口にする猥談にお金を払い、反西歐的映画にも洗脳されているんだから、アメリカの白人青年が馬鹿になるのも当然だ。

謀略を助けたボランティアのユダヤ人

  KGB工作員による「脱道徳化(demoralization)」に貢献したのは、左翼的本能を持つユダヤ人であった。彼らの中には外国の援助で活動を行っている者もいたが、多くはフランクフルト学派のような知識人や左翼家庭で育った自発的な活動家である。とりわけ、ハリウッドに巣くうユダヤ人にKGBからの金銭的援助は必要無い。彼らはその出自ゆえ、心の底から西歐系アメリカ人を憎んでおり、キリスト教倫理が君臨する伝統社会を破壊したいと思っている。肉体が異なるユダヤ人は、とにかく「差別」や「区別」が大嫌い。だから、人種を基にした「仲間はずれ」とか、風習や宗教の違いによる嫌悪、性的嗜好による排除などに敏感である。それなら、まずイスラエルで総ての差別を撤廃するよう活動すればいいのに、歐米諸国のユダヤ人は「タカリ先」で自らの“理想”を実現しようとする。これから彼らは嫌われるのだ。

  最近は盛んにLGBT、すなわちレズビアンやゲイ、両性好み、性転換者への差別撲滅が叫ばれており、学校や会社あるいは軍隊やマスコミ界でも、性的倒錯者を「人間」として“平等”に扱うよう圧力が掛かっている。しかし、教科書とか上司の訓示で「差別撤廃」とまでは至らないので、ユダヤ人は娯楽映像を使って異教徒、すなわち頑固で傲慢な「ヨーロッパ系白人の野獣」どもを改造しようと試みる。例えば、2012年から13年にかけて米国NBCテレビが放送した『ザ・ニュー・ノーマル(The New Normal)』というコメディー番組があった。これは同性愛者のカップルを主人公にした「シットコム(テレビ喜劇 / situation comedy)」だ。ところが、このドラマに対し、キリスト教徒を主流とする保守敵国民から猛烈な抗議が沸き起こり、シーズン1を以て打ち切りとなってしまった。(Lesley Goldberg, "NBC Cancels The New Normal", The Hollywood Reporter, May 10, 2013)

Ryan Murphy 1Ryan Murphy & David Miller 2Allison Adler 1








(左: ライアン・マーフィー  / 中央: マーフィーとデイヴッド・ミラー  /  右: アリソン・アドラー)

  『ザ・ニュー・ノーマル』は誰が観ても変態番組に間違いなく、制作者や出演者には「曰く附き」の人物が含まれていた。まず、原作者となっていたのは、人気ドラマ『グリー(Glee)』を生み出したライアン・マーフィー(Ryan Murphy)と、TV版『スーパーガール(Supergirl)』を手掛けたアリソン・アドラー(Alison Adler)である。案の定、この二人は「ノーマル」じゃなかった。マーフィーは正真正銘のゲイで、恋人のデイヴィッド・ミラー(David Miller)と「夫婦」になっており、長男のローガン(Logan)と次男のフォード(Ford)を育てているそうだ。もちろん、二人とも代理母から生まれている。(Sophie Vokes-Dudgeon, "Ryan Murphy Second Child", US Weekly, October 6, 2014) 一方、アドラーはレズビアンで、女優のサラ・ギルバート(Sara Gilbert)と結婚していた。彼女たちの間には二人の子供がいて、サラが人工授精で娘を産み、アリソンは息子を産んでいたそうだ。(サラはアリソンと別れた後、ミュージシャンのリンダ・ペリーLinda Perryと再婚している。) サラは『ポイズン・アイヴィー』などに出演したユダヤ人で、『大草原の小さな家』に出演したメリッサ・ギルバートと法律上の「姉妹」となっている。

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(左: サラ・ギルバート  / 中央: 子供と一緒のアドラーとギルバート  / 右: リンダ・ペリーとサラ・ギルバート )

  サラの母親はユダヤ人のバーバラ(Barbara)で、この母親はサラが生まれる前に非ユダヤ人の男優ポール・ギルバート(Paul Gilbert)と結婚していた。この頃、バーバラとポールがメリッサを養子に迎えていたので、メリッサは「ギルバート」姓を名乗ることになったのだ。しかし、バーバラとポールは1972年に別れてしまい、離婚したバーバラはユダヤ人の弁護士ハロルド・アベルズ(Harold Abeles)と再婚した。したがって、1975年に生まれたサラ・ギルバートの本名は、「サラ・アベルズ(Sara Abeles)」で、ユダヤ人の両親を持つことになる。メリッサは種族上ユダヤ人ではないが、ユダヤ人的雰囲気の家庭で育ったそうだ。つくづく思うけど、アメリカ人の家庭は実に複雑だ。それはともかく、こんなサラと“結婚”したアリソンの素性は明らかではない。CBSの人気番組「ザ・トーク(The Talk)」の制作者や藝能記者のネイト・ブルーム(Nate Bloom)によれば、サラ・アドラーはユダヤ人の可能性が高いという。信仰を持たないユダヤ系アメリカ人は、血筋や育ちを意図的に隠したり、あえて言及しない場合が多いので、第三者には分かりづらいこともある。だから、本人の親戚とか祖父母・兄弟姉妹が“口を滑らせる”時を待つしかない。(筆者も「ユダヤ人」らしい人物の正体を摑むのに苦労したことがあった。知識人や活動家などはインターネットで家系を探せないから、紙の文献を丹念に調べて「偶然」見つけるしかないのだ。)

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(左: アンドリュー・ラネルズ  /  中央: リーナ・ダナム /  右: 娘のリーナと母のローリー・シモンズ)

  原作者に劣らず、出演者にも「普通」じゃない人物がいる。例えば、主役のアンドリュー・ラネルズ(Andrew Rannells)だ。彼はTVドラマの『ガールズGirls)』に出演し、「イライジャ」というゲイの役を務めたことで知られているが、アンドリューは役柄と共に実生活でもゲイであるそうだ。このドラマも問題作で、プロデューサーを務めるリーナ・ダナム(Lena Dunham)が主演女優を兼ねていた作品である。彼女は英国系プロテスタントのキャロル・ダナム(Carroll Dunham)を父に持つが、母親のローリー・シモンズ(Laurie Simmons)はユダヤ人である。ということで、リーナは自身が認めている通り、ユダヤ人的家庭で育ったそうだ。リベラル派が君臨するハリウッドでは珍しくないが、リーナもバラク・オバマとヒラリー・クリントンの熱烈な支持者で、そのうえ札付きのフェミニストである。まったく、どうしてユダヤ人の家系に育つ子供は、どいつもこいつも左翼になるのか不思議だが、異人種の国家に寄生する民族だから“しょうがない”のかも知れない。

  ゲイの役が板に付いているアンドリューだが、実家はまともな家庭であったようで、ポーランド・アイリス系の両親を持つ少年は、カトリック教会が運営する男子校に通っていたそうだ。日本人の感覚で考えれば、男子校に通って友達と親睦を深め、「男らしい」青年に成長するはずなんだけど、同性愛者のアンドリューにとっては、ある意味、母校が性的な「パラダイス(楽園)」になっていた。ただし、彼が自分の本性を周囲に明かしていたかどうかは定かではない。一方、彼が大人になって出演したドラマ『ガールズ』では、ハナという恋人に正体を隠したまま、厭々ながらデートするキモい役であった。こんなドラマを制作するリーナ・ダナムも異常だが、こうした番組を見続けているアメリカ人も異常である。

Justin Bartha 3Justin Bartha in Holly Rollers









(左: ジャスティン・バーサ  /  右: 「ホーリー・ローラーズ」に出演したジャスティン)

  『ザ・ニュー・ノーマル』で「デイヴッド・ソイヤー」を演じたジャスティン・バーサ(Justin Bartha)は、日本でも知られている。彼はシリーズ化されたヒット映画『ハングオーバー』やニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)主演の『ナショナル・トレジャー』に出ていた役者と紹介すれば、一般国民も思い出すんじゃないか。彼は改革派のユダヤ教徒で、トランプの娘婿であるジャレド・クシュナー(Jared Kushner)と同じタイプのユダヤ人である。ところが、彼の出演作にはユダヤ人が眉を顰める映画があった。『ホーリー・ローラーズ(Holly Rollers)』に出演したジャスティンは、「ヨセフ」という役を演じていたのだが、これがハシッド派(Hasidic)のユダヤ人で麻薬の売人なのだ。(Ilan Master, "Justin Bartha Talks Holy Rollers, Hangover 2", Shalom Life, June 10, 2010)  見方によっては“結構”リアルなんだけど、ハリウッドの映画界では歓迎されないキャラクター設定である。ちなみに、「ハシッド派(Hasidism)」というのは、ポーランドやガリチア地方にいたユダヤ教徒が始めた神秘的な敬虔主義で、東歐系ユダヤ人にその信奉者が多い。

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(写真  /  アンドリュー・ラネルズとジャスティン・バーサ )

  問題作の『ザ・ニュー・ノーマル』は、ゲイのカップルであるデイヴィッド(ラネルズ)とブライアン(バーサ)が“温かい”家庭を築くために奮闘するという物語になっている。ただし、ゲイの「夫婦」だから、どちらも妊娠することができない。そこで、彼らは代理母となってくれる女性を捜そうとする。彼らはジョージア・キング(Georgia King)扮するゴールディー・クレモンズというシングル・マザーと出逢う。彼女には娘のシャニアがいるけど、今の生活から抜け出すため、新たな人生を歩もうと心に決めていた。そこで渡りに船と、ゲイ夫婦の子供を産むことにしたという。元々、彼女にはクレイという夫がいたのだが、亭主の浮気が原因で別れしまい、母子家庭となった経緯がある。ただ、問題なのは彼女の祖母であるジェーン(エレン・バーキン)の存在で、この祖母は保守的なキャラクター設定となっており、ゴールディーの私生活にちょくちょく介入してくる。当然ながら、ゴールディーがゲイの連中と付き合うことに反対だし、祖母としては可愛い孫娘のことが心配だ。ということで、「陽気な」ゲイ・カップルを巡ってのドタバタ喜劇となる。

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(左: エレン・バーキン  /  バーキントアル・パチーノ/ ミッキー・ローク / 右: 「ナイン・ハーフ・ウィークス」でのロークとキム・ベイシンガー )

  この祖母ジェーンを演じているのが、有名女優のエレン・バーキン(Ellen Barkin)である。彼女は日本でも有名で、アル・パチーノが主演を果たした『シー・オブ・ラブ(Sea of Love)』で怪しい恋人の「ヘレン」を務めたし、ミッキー・ローク主演の映画『ジョニー・ハンサム(Johnny Handsome)』で「サニー・ボイド」役をこなしていた。筆者の個人的好みからすると、『ジョニー・ハンサム』は地味な作品だが、ちょっとした掘り出し物といった感じの映画だ。とりわけ、もの悲しい結末が妙に印象的である。ここでは関係無いけど、昔のミッキー・ロークは本当に格好良く、まさしく“ハンサム”だった。

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(左と中央: キム・ベイシンガー  /  右: ミッキー・ロークとキム )

      1986年に公開された『ナイン・ハーフ・ウィークス(9・1/2 Weeks)』では、売り出し中のキム・ベイシンガー(Kim Basinger)と共演し、彼女と情事を重ねるキザなプレイボーイの役を演じていた。映画の中では、深夜、ロークがベイシンガーに目隠しをさせたまま冷蔵庫の前に坐らせ、中から取りだした色々な食べ物(例えば苺)を彼女の口に入れて当てさせる、という遊びをするシーンがある。公開当時、劇場で観ていた筆者は「こんな戯(ざ)れ事で楽しいのかなぁ」と疑問に思ったが、恋人同士だときっと楽しいゲームなんだろう。今ではキム・ベイシンガーも年増になって、かつての美貌を失っているが、1980年代の彼女は本当に美しかった。ミッキー・ロークも整形手術のせいで、今じゃモンスターの親類となっている。『アイアンマン2』と違って、『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』に出演していた頃のロークは、紛れもなく二枚目スターであったから、容貌の激変は否めない。

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(左: ロナルド・ペレルマン  / 中央: ペレルマンとエレン・バーキン /  右: パトリシア・ダフ)

  話が戻るけど、エレンもまたユダヤ人で、有名男優のガブリエル・バーン(Gabriel Byrne)と離婚してから、大富豪のユダヤ人ロナルド・ペレルマン(Ronald Perelman)と結婚している。このペレルマンはビジネス界で知られる超弩弓(どきゅう)の商人で、「コーエン・ハットフィールド(Cohen Hatfield)」という宝石会社を買収し、その後、食品メーカーの「マッカーサー&フォーブス(MacArthur & Forbes)」を傘下に入れた遣り手である。有名女優を妻にしたペレルマンだが、エレンとは2006年に離婚してしまい、次に結婚したのが政治活動家のパトリシア・ダフ(Patricia Duff)であった。再婚相手のパトリシアは、「コモン・グラウンド(The Common Ground)」という政治組織を設立した西歐系のキャリア・ウーマンで、彼女も離婚と再婚を繰り返していた。「離婚」と言っても、その別れた夫がこれまた凄い。ペレルマンと結婚する前、彼女はマイク・メダヴォイ(Mike Medavoy)というユダヤ人ビジネスマンと結婚していたのだ。

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(左: マイク・メダヴォイ  /  アーノルド・シュワルツネッガー/  ジェイク・ギレンホール/ 右: ショーン・ペン )

  このメダヴォイはハリウッドに於いて大御所的存在である。彼は有名な「オリオン・ピクチャーズ(Orion Pictures)」を創立した人物で、チャーリー・シーン主演の『プラトゥーン』、ピーター・ウェラーの『ロボコップ』、シュワルツネッガーの代表作『ターミネーター』を世に送っていた。その後、メダヴォイは「トリスター・ピクチャーズ(TriStar Pictures)」の会長に納まっている。同社の映画には、『ターミネーター2 / Judgement Day』やシルヴェスター・スローン主演の『クリフハンガー(Cliffhanger)』、トム・ハンクスとメグ・ライアンが共演した『めぐり逢えたら(Sleepless in Seattle)』といったヒット作があるから、誰でも「あの配給会社かぁ」と頷くだろう。さらに、彼は「フェニックス・ピクチャーズ(Phoenix Pictures)」を設立し、ジェイク・ギレンホール主演の『ゾディアック』やショーン・ペンが出演した『オール・ザ・キングズ・メン』などを制作していた。本当にハリウッドはユダヤ人共同体で、ユダヤ人の豪商や監督が映画を企画・制作し、ギレンホールやペンといったユダヤ人を採用する。ユダヤ人のプロデューサーは、倫理道徳を踏みにじる作品でも気にしないし、お金の為なら支那人の肛門だって撮影する連中だ。地獄の三丁目が地球儀になくても、ユダヤ人ならグーグル・マップで突き止めるんじゃないか。こうした実態を直視すれば、お金を払って自ら洗脳される西歐系アメリカ人が如何に愚かであるのか、が誰にでも解るだろう。

  パトリシア・ダフに話を戻すと、一つだけ紹介したい出来事がある。彼女は億万長者のペレルマンと四度目の再婚を果たすが、実は彼と結婚する前にユダヤ教へと改宗していたのだ。ペレルマンはメダヴォイと違って敬虔なユダヤ教徒であったから、結婚の条件として「改宗」をパトリシアに要求していたのである。(Majorie Williams, "The Duff-Perelman Dust-Up",  Vanity Fair, August 1999) 他人の色恋沙汰であるから、筆者がどうこう口を挟む案件じゃないが、パトリシアは人並み以上の教養を身につけ、華麗なる経歴を誇り、多少なりとも判断力に優れている才女であるはずだ。それなのに、コロっと財産に目が眩んでしまうんだから、お金というのは魔物である。しかし、二人の結婚生活はそう長くは続かなかった。1995年に結婚式を挙げたものの、翌年の1996年には離婚してしまうのだ。彼らにはカレー(Caleigh)という一人娘が生まれていたが、あっけなく破綻となってしまった。日本と違って、米国では子供が鎹(かすがい)になることはないのだろう。注目すべきは、弁護士を交えた離婚調停で、ペレルマンが元妻への不満を漏らしていたことだ。例えば、改宗したはずのパトリシアは充分にユダヤ教の誡律に従っておらず、キリスト教の「復活祭」を迎える頃になると、「イースター・エッグ」探しに興じていたらしい。(これはゲルマン文化の名残で、装飾を施した卵を草むらの中で見つけるゲームの一種。アメリカでは一般的な風習で、ハロウィーンと同じく、異教の尻尾を引き摺った風習である。)

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(左: パトリシア・ダフ  / 中央: ペレルマン  /  右: ユダヤ教徒)

  夫のペレルマンはコーシャ(kosher / 誡律に沿った料理)を守る敬虔なユダヤ教徒なのに、女房のパトリシアときたら、それほど真剣というわけでなく、本質的にキリスト教的アメリカ人のままであった。キリスト教的環境で育った西歐人は余り露骨に喋らないが、ユダヤ教の誡律なんて馬鹿らしいしと思っている。実際、窮屈で息が詰まりそうなものばかりだ。これは、来日したイスラム教徒と結婚してしまう日本人女性にも当て嵌まる事だが、誡律遵守が救済に結びつく宗教に注意が必要で、安易な交際はしない方がいい。神道みたいな緩い宗教に慣れた日本人には、中東アジアの熾烈な宗教は肌に合わないし、天主との「契約」は「束縛」に近いから、不幸を招くだけだ。米国だと、ユダヤ教について無知な白人女性がユダヤ人と恋に落ち、相手の宗教に鞍替えするケースが意外と多い。トランプ大統領の長女イヴァンカが、改革派とはいえユダヤ教に改宗したのは、その典型例である。大女優のエリザベス・テイラーも「改宗組」のユダヤ教徒であったが、普段の世俗的な生活を見てみると、とても敬虔な信者とは思えなかった。だいたい、ユダヤ教が嫌になって家族から逃れるユダヤ人女性が多いのに、わざわざ陰険な宗教に入信するなんて馬鹿げている。キリスト教から離れたアメリカ人女性は、宗教の恐ろしさを解っていないのだ。もし、ユダヤ教が嫌になったとして、どうやって棄教するのか? まさか、「神様に誓って神様を裏切ります」とは言えまい。まぁ、日本人はイエズズ・キリストを信じていなくても、教会でキリストに永遠の愛を誓えるんだから、本当に気楽である。クリスマス・イヴに発情するカップルだって、創世記の「産めよ、増えよ」を実践している訳じゃないだろう。

アブノーマル(異常)をノーマル(正常)にする

  またもや脱線したので話を戻す。とにかく、『ザ・ニュー・ノーマル』はアメリカ社会の道徳を破壊する娯楽作品であったということだ。KGBの工作員は労働組合とか黒人などの有色人種を焚きつけて、アメリカ社会を混乱に陥れようとしたが、彼らには幸運とも思える「頼もしい協力者」がいた。ユダヤ人はロシア人スパイからお金を貰わなくても、大学で暴れ回り、アメリカの倫理道徳やキリスト教文化、その他の伝統的価値を叩き潰してくれたのだ。KGBの工作員は独自の出版社を有したり、他の出版社を通して、有害な、つまり左翼系の書物を大量に生産していたそうだ。ロシア人の謀略家は、アメリカ人の頭と心を真っ赤に染めて共産主義のシンパに仕立てたし、下劣な文化を促進することで社会全体を堕落させようとした。考えてもみよ。ゲイやレズビアンの家庭から、男気のある息子とか、貞淑で高貴な娘は出てこない。例えば、レズビアン・カップルに養子として育てられた男の子が、武士のように質実剛健、勇猛果敢で独立不羈の青年になるのか? せいぜい、意気地無しのインテリか温和な芸術家、左翼気質のジャーナリスト程度だろう。古代ギリシア人は「健全な肉体に健全な精神が宿る」と信じていたが、日本でもこの思想は正論で、健全な青年は健全な家族から生まれてくるものだ。

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(写真  /  ゲイのカップル)

  筆者は何も「ゲイやレズビアンを抹殺しろ」と言っている訳ではない。日本にだって昔から男色の風習があったから、同性愛者が併存するからといって、即座に社会が腐敗するというものでもなかろう。問題なのは、同性愛者を利用するNHKとかフェミニスト学者、人権派弁護士などが、日本社会を転覆させるために、性的少数者を「道具」として使っているから危険なのだ。ホモの人々は世間の片隅でひっそりと暮らせばよいのであり、表舞台に躍り出て、一般国民に「平等」を無理強いすべきではない。机上の理論では「人間は皆平等」と定義できるが、現実の世界では男と女には役割分担があり、棲み分けをしながらの調和があるのだ。母親の愛情を父親が提供できないのと同様に、男の力強さを母親が代行できるわけじゃない。著名な生理学者のアレクシー・カレル(Alexis Carrel)が言ったように、男と女は細胞・遺伝子レベルで異なっているのだ。たとえ同じ哺乳類であっても“質的”に違っている。もし、両者の質的な「性別」を否定し、中性的人間を理想とするなら、その社会は異常をきたし、やがて頽廃と凋落を迎えるだろう。我々は長いこと父親と母親で構成される家庭を保ってきたし、それを変えようとは思わない。屁理屈では何とでも言えるが、悠久の歴史を通して実証された「健全な家族」なんだから、それを尊重すべきなんじゃないか。だいいち、二人のパパが一つのベッドに寝る家庭なんてゾっとするだろう。

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( 写真 /  レズビアンのカップル)

  左巻きのユダヤ人や人権派の活動家は、同性愛者や性転換者を「表」の人間にしたがるが、普通の日本人は子供にゲイとかレズビアンについて尋ねられたら、どう答えるつもりなのか。例えば、6、7歳の娘が「パパ、ゲイって何?」と訊いてきたら、大抵の父親は戸惑うだろう。「うぅぅ~ん、そうだなぁ。その、つまり、なんだなぁ、男の子を好きな男の子ってところかなぁ」と答えるしかない。しかし、不思議そうな顔をする娘が「わたしもクラスの男の子で好きな人がいるから、わたしもゲイなの?」と聞き返してきたら困るだろう。何て説明したらいいのか分からない父親は、「あっ、今パパは忙しいから、そのことはママにききなさい」と逃げてしまう場合がある。すると、台所にいる母親のところへ向かった娘は、「ねぇ、ママ ! ゲイって何?」と質問するだろう。ビックリした母親は、「どうしてそんな事きくの?」と問い質す。「さっきねぇ、パパがママにきいてみなさい、って言ったから」と答える。

  こうなると女房は「なんでいつも困ったら私に押しつけるのよ !!」と癇癪を起こし、鬼の形相で夫を呼びつけようとする。しかし、雷鳴のような呼び出しに亭主は答えない。そこで、母親は娘に「パパはどこにいるの?」と尋ねる。すると、娘は「あのね、パパはお買い物があるからコンビニへ行ってくる、って言ってた 」と無邪気に答えてしまう。娘の返事を聞いた母親は、胸の中で「あいつ、逃げやがったな !」とつぶやく。一方、コンビニ店へと“避難”した亭主は、妻の激怒を想像しながら、どうしたものかと思案する。店内の商品棚を見渡しながら、怯える夫はマロン・クリームのデザートでも買って女房の御機嫌を取ろうと考えてしまうものだ。まさか、手ぶらでは帰れないだろう。望みは薄いが、激昂した女の熱を冷ますには、クールなスウィーツを献上するしかない。でも、子供を産んだ女性は、赦しの女神から仕置きの達人に変わってしまうから、ケーキのように甘くはないぞ。アメリカ人と違って、日本人の亭主がカミさんを「ハニー」と呼ばないのは、苦い現実を分かっているからだ。(ただし、蜂の「ひと刺し」みたいな処罰ならあるんだけどね。) お後が宜しいようで。



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