無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

2015年06月

本当のアメリカ人とは誰なんだ? / 日本が組むべきアメリカ人と敵対するアメリカ人

アメリカ合衆国の主幹民族

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(左:西欧系アメリカ人の家族 / 右:北欧系の子供)

  日本人が批判するアメリカ人とは、如何なる人物なのかよく分からない。雑誌『WiLL』などに西尾幹二や高山正之といった保守派論客が、しばしばアメリカ批判の文章を書いている。筆者は彼らのアメリカ批判を非難しているのではなく、ただ明確に彼らの主張を理解したいだけ。問題なのは、西尾氏や高山氏が辛辣に批判するアメリカ人ってどんなタイプのアメリカ人なのか、具体的に浮かんでこないことだ。雑多な民族や人種が入り組んで構成されている米国で、一括りに「アメリカ人」と言われたって、読者はどんな風に理解しているのか? 比較的同質性の高い日本人でも、アナーキスト、革マル、極左、ピンク左翼、裏切り保守、偽装保守、真正保守、ノンポリ派とか、けっこう種類が豊富だ。アイスクリームみたいに、31(サーティー・ワン)種類くらいあるんじゃないか。日本人でもこんなに幅広く区分けされるのだから、アメリカ人ならもっと分別が必要だろう。

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(左:幸せそうな異人種の親子 / 右:素晴らしい異人種カップル)

  日本人とは「私は日本人なのか? 」と悩まない者である。我が国には、生まれた時から日本人で、両親、祖父母、曾祖父母と祖先を遡っても日本人という人が多い。こんな民族は世界でも珍しい部類に入る。外国では両親が違う民族とか異なる人種というケースはいくらでもある。昔と比べれば、父親が黒人で母親が白人という場合も多くなった。親子で容姿が違う家族なんて日本では想像できない。精神が狂った欧米では、白人家庭なのにアフリカ人やアジア人の養子をもらったりするから、もう家族の意味すら分からなくなっている。日本人は猫や犬を家族のように扱うが、黒人を養子にする西歐人より健全だろう。ただし、亭主の晩飯より犬の餌を心配するオバタリアンは行き過ぎだと思うけど。(そういえば、愛犬を抱きかかえて「犬の散歩」をしていたオバはんが居たなぁ。これってオバンの散歩じゃないのか?) とにかく、日本の主流は伝統的国民の日系日本人で、帰化した朝鮮人や支那人、密入国した朝鮮人の子孫が我が国の支配民族ではない。当然なようで、ここが肝要。

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(左:二階俊博 / 辻元清美 / 鳩山由紀夫 / 右:菅直人)

  ここでクイズ。もし、正常なアメリカ人やヨーロッパ人の政治家が日本人と同盟を組みたいと考えた時、どんな日本人と組むことが最も賢い選択なのか? 答えは簡単。日系日本人がベスト。間違っても、菅直人や辻元清美みたいな極左を選んではいけない。もっとも、日本を徹底的に弱体化し、その富を掠奪しようとするなら最適だろう。日本の事情を知らない西歐人は、朝日新聞やデイリー毎日を読み、NHKの国際放送を視聴するから、岡田克也を日本の代表的政治家だと思ってしまう。こうした人物は他にもいて、鳩山由紀夫は宇宙人だし、白真勲は帰化朝鮮人で、二階俊博は日本人の皮を被った支那人だ。最悪の日本認識である。西歐人は「だって有名なんだもん」と口答えをするだろうが、こんな組み合わせは、ご飯にコカ・コーラをかけて、伝統的な日本のお茶漬けです、と言うようなもんだ。かつて内村鑑三は『代表的日本人』を著し、西郷隆盛や上杉鷹山を取り上げた。まともな日本人ならアナーキストの堺利彦(さかい・としひこ)や大杉栄(おおすぎ・さかえ)、幸徳秋水(こうとく・しゅうすい)を挙げることはまずあるまい。保守派のアメリカ人が長期的友好関係を結ぼうと思うなら、歴史と伝統に根ざした旧家の日本人を選ぶ方が賢明だ。我が国の土となった先人を祖先に持ち、心の底から日本を愛する国民こそが、パートナーとしてふさわしい。

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(左:激昂する朝鮮人の老婆 / 右:ブラック・パンサーの黒人)

  それでは、我々がアメリカ人と友好関係を築こうと希望した場合、一体どんなアメリカ人と組むべきか? 日米安保を維持したい日本人なら当然考えるべきだ。ただ、世間には日本は米国と絶縁した方が良いと考える保守派もいるだろう。しかし、日本一国で軍事的独立を維持しようとすると莫大な費用が発生する。だから、同盟を結んだ方がお得。だからといって、いくら脳天気な日本人でも、朝鮮系や支那系アメリカ人と手を結ぼうとは考えないだろう。「従軍慰安婦」だ「南京大虐殺」だと嘯(うそぶ)く気違い民族とは話しもしたくない。それなら黒人か? まず、生理的に嫌だ。それに彼らは奴隷の子孫だから、アメリカに怨みを抱くことはあっても、自然な愛情は感じないだろう。じゃあ、ヒスパニックは? 彼らもヨーロッパ人から土地を奪われた、という怨念が染みついているからダメ。カルフォルニアやテキサスを白人どもに奪われた、という遺恨が強い。しかも、どぶネズミのように密入国してきた下層民だから、恥知らずのならず者がほとんど。こんな中南米人は、日本人の方から願い下げだ。アラブ人やトルコ人、ユダヤ人といった中東アジア人は論外。やはり日本人にとって最良の相手は、西欧系アメリカ人となるだろう。ただし、彼らの多数派は左翼教育を受けてかなり精神が歪んでいるので、左翼思想を排斥する教養の高い保守的アメリカ人をターゲットにしなければならない。これは単に白人だからというのではなく、彼らがアメリカ合衆国を建てた民族に一番近いからだ。

アメリカ人はかつてイギリス人だった

Catherine of Braganza1(左/キャサリン妃)
  アメリカ大陸で、独立の共和国を建てたのはイングランドの臣民であった。これは周知の事実。しかし、多くのアメリカ人はその後継者ではない。なぜなら、独立戦争とは関係ない移民の子孫であるからだ。大半の国民にとって建国の歴史は他人事である。学校でアメリカの過去を習っても、それは“国史”じゃなくて“外国史”。非西歐世界からやって来た者にとって、アメリカ史は自分の祖先が築いた歴史ではなく、異質なイギリス人が起こした事件を綴った日記である。レキシントンやコンコードといった地名を聞いても、戦闘があった場所くらいの認識でしかない。外国人観光客と同じだ。ニュージャージー州に「慰安婦像」を建てて喜んでいる朝鮮系アメリカ人にとって、マサチューセッツやニューヨークなど単なる地名だ。彼らにニューヨーク州の「クイーンズ(Queens)」はどんな由来かを尋ねても無駄。中には「あばずれ女(クイーンズ/queans)」が多いからだろう、と笑って答える者もいるだろう。しかし実際、ほとんどのアジア系アメリカ人は、英国王チャールズ2世に嫁いだポルトガルのお姫様、ブラガンザ家のキャサリン(Catherine of Braganza)に因んで名づけられたとを知らない。それどころか、ポルトガルにそんな王家があったことすら知らないのだ。朝鮮系住民にとって、キャサリンがチャールズ2世の女房だろうが愛人だろうが、どちらでも構わない。支那系アメリカ人もそんな白人女に興味はゼロ。彼らの関心はゼニだ。中華文明が世界一と豪語する支那人でも、毛沢東の肖像画より、誰だか知らないが米ドル札の白人が好き。しかも、1ドル札のジョージ・ワシントンより、100ドル札のベンジャミン・フランクリンの方が偉いと思っている。だが、支那人にとってウッドロー・ウィルソン大統領は更に偉い。だって10万ドル紙幣に印刷されているもん。

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(左:10万ドル札のウドロー・ウィルソン / 右:ベンジャミン・フランクリン)

  現在の米国は有色人種で溢れているが、かつてはイギリス系白人が主流であった。合衆国の礎を築いた人たちは、イギリス人やスコット人を始めとする西歐人ばかりで、政界、財界、宗教界でも圧倒的にイギリス人が中心だった。政財官のみならず学界やメディア界で、ユダヤ人がふんぞり返っている現在とは大違いだ。アングロ・サクソン系のアメリカ人が中枢を占める社会なんて夢みたい。しかし、歴史を調べてみると、まんざら幻想でもなさそうだ。たとえば、マサチューセッツは“新たなイングランド”といった土地柄であった。メイフラワー号に乗ったピューリタン信徒がプリマスに上陸したエピソードなら、米国史に詳しくない日本人でも聞いたことがあるだろう。後にプリマス自治区(Plymouth Colony)の総督となったウィリアム・ブラッドフォード(William Bradford)は、敬虔なプロテスタント信徒としても有名だ。決して、ベンジャミン・ディズレイリやイズラエル・ザングウィル、ネイサン・ロスチャイルドみたいな英国ユダヤ人じゃない。このマサチューセッツ州に移住してきたイギリス人には、イングランド東部出身者が多かったらしい。ベイ・コロニー(Bay Colony)に建設された初期の郡を見てみれば納得できよう。サフォーク(Suffolk)・エセックス(Essex)・ノーフォーク(Norfolk)といった郡の名は、まさに彼らの出身地からとった名称だ。ミドルセックス(Middlesex)郡だって英国東部みたいなものだろう。

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(左:ウィリアム・ブラッド・フォード / イズラエル・ザングウィル / ベンジャミン・ディズレイリ / 右:ネイサン・ロスチャイルド)

  土地柄というのは、そこに住む人間がつくるものだ。したがって、マサチューセッツ州に住んでたイギリス人入植者を調べれば、その頃の雰囲気がどんな風だったか分かる。たとえばボストンだと、サフォークとエセックス出身者が59パーセント、ロンドン出身者10パーセント、その他の英国系が31パーセントという比率であった。サドベリーでは、エセックス・ハートフォード出身者が36パーセント、ウィルトシャイアー・ドーセット・ハンプシャイアー出身者が36パーセントロンドン出身者が9パーセント、その他が19パーセントである。(David Hackett Fischer, Albion's Seed, Oxford University Press, 1989, p.36) 詳しく述べると長くなるから省略するが、その他の町でも似たり寄ったりで、住民のほとんどがイギリス人であった。それに、イギリス人が移住してきて建てた町だから、地名が英国風でもおかしくはない。もし、イギリス人が建設した都市なのに、その都市名がアフリカ風の「ボンゴ・ボンゴ」とか、アジア風の「アメリゴスタン」だったら奇妙である。もっとも、魔女裁判で有名なセイレム(Salem)は、平和を意味するヘブライ語「シャローム(Shalom)」に由来する。ピューリタンは旧約聖書を重要視するから、ユダヤ風の地名にしてしまったのだ。(プロテスタン信徒の古代ユダヤ人贔屓については、また別の機会で述べてみたい。) 日本人に親しまれているハーバード大学のある場所がケンブリッヂなのは納得。また、その地で生まれた赤ん坊の名前だって、ウィリアムとかエドワードなら理解できる。しかし、当時は間違っても「バラク」なんていうアフリカ風ユダヤ人名をつける白人など居なかった。(「バラク」とは「バルーク」というユダヤ人名がなまったファースト・ネームである。フランクリン・ローズヴェルト大統領の顧問だった「バーナード・バルーク」がユダヤ人であった事は有名。)

神話の系譜を持つ王族、ワシントン

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(左:狼に育てられたロムルスとレムス/右:トロイから逃げ出すアエネアス)

  現在の合衆国で一番有名なイギリス系アメリカ人といったら、やはり初代大統領のジョージ・ワシントンだろう。どんなアホでもバラク・オバマを見て、合衆国を築いた元勲の子孫とは思わない。建国の父祖(Founding Fathers)は、ギリシアの伝説的英雄のごとく神格化された。父祖たちを描いた絵画を見れば一目瞭然だ。国家の起源には宗教的要素が必要である。古代ローマも神話的建国物語があって、ロムルスとレムスという兄弟により建てられたことになっている。さらにローマ人は建国の起源を神秘的にした。伝説によれば、トロイ陥落後アエネアス(Aeneas)に率いられたトロイア人がイタリアに逃れ、そこでローマを建設したという。アエネアスはトロイの王族で女神ヴィーナスの系譜を持つと言われ、彼の子孫が狼によって育てられたロムルスとレムスになっているそうだ。イングランドも似たような伝説を持っている。アエネアスの子孫であるブルートゥス(Brutus)は、ある時誤って父を殺してしまった。そこでイタリアからフランスに逃れ、次第に北方の島へと辿り着き、やがて王になった。高貴な血筋のブルートゥスは国を建てたことになっている。この島はブルートゥスに因んで「ブリテン」と名づけられたという。もっとも、伝承に基づく『ブリテン史(Historia Britonum)』からの話だから信憑性はないが、昔のイギリス人は王国の起源を崇高で立派なものにしたかったのだろう。

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(左:デラウエア川を渡るワシントンの部隊 / 右:若きジョージ・ワシントン)

  愛する祖国は神聖でなければならない。アメリカ人だって自国を伝説や神話で飾ってみたいだろう。何にもしなければ、建国の父祖は国王ジョージ3世に背いて独立を成し遂げた叛逆者のままである。これではいけない。じゃあどうするのか? 武勇伝を作って彼らを英雄にしてしまえ、というわけだ。ところが、建国の父祖は立派なイギリス紳士だったから、無茶な捏造史は不必要であった。ここのところが共産党の支那人と大きく違う。支那人の支配者層はいつの世でも匪賊である。ゴロツキを率いた極悪人しか皇帝になれない。明の朱元璋(しゅげんしょう)は乞食坊主から皇帝に成り上がった。相当な野心家で狡猾な策略家だ。毛沢東はヤクザが赤ん坊に思えるほどの兇悪犯。一方、独立戦争の英雄ジョージ・ワシントンは、知性、教養、人格、能力、容姿、財産などの面で申し分のない英国紳士である。アメリカ大陸で風雲急を告げる秋(とき)、ヴァージニアから彗星の如く現れたのがワシントン大佐だった。彼は皇帝ナポレオンのように卓越した軍事戦略家ではなかったが、貧相な装備しか持たない部下を勇気づけ、苦戦であっても諦めない指揮官であった。ただし、ワシントンにはプロイセン士官の軍事アドヴァイザーが附いていた。大陸軍を訓練したフリードリッヒ・フォン・シュトイベン(Friedrich von Steuben)男爵の貢献はかなり大きい。ちょうど、わが帝国陸軍の軍事教官だったクレメンス・メッケル(Klemens W.J. Meckel)少佐のようなものだ。とにかく、ワシントンは人格が素晴らしかったので、周囲の者は悉く彼に魅了されたという。ワシントンには言い表せぬ威厳があり、王者の風格といってもいい。彼に接する者は自然と畏敬の念を持ってしまうのだ。指導者の素質とは畢竟(ひっきょう)するに人格である。

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(左:ジョージ・ワシントン / 中央:フリードリッヒ・フォン・シュトイベン / 右:クレメンス・メッケル)

  このワシントン将軍の家系がこれまた凄い。彼のご先祖様を遡ると、北欧スカンジナヴィア(スウェーデン)の伝説的王オーディン(Odin)にまでたどり着くそうだ。オーディン(Woden)と言えば、北欧神話の主神で、戦争と死をつかさどる神である。ゲルマン貴族の祖先とは大抵、神話に登場する神々が祖先となってるから不思議ではない。北欧種族のデーン人が王国を築いたデンマークでは、王族のトーフィン(Thorfin)が有名で、彼の先祖はデンマークのシュレスヴィヒ(Schleswig)が本拠地。彼も神様の系譜に連なる。トーフィンはノルマン征服以前にブリタニアのヨークシャーに居を構えていたという。そうした神々しい王統に属するのが、ジョン・ワシントン(John Washington)という人物で、ジョージ・ワシントン大統領の曾祖父に当たるのだ。ジョンはトーフィンから数えて20代目の子孫になるという。(Albert Welles, The Pedigree and History of Washington Family, Society Library, New York, 1879, p. iv) 「ワシントン」という家名は、ヨークシャーのカークビー・ラヴェンスワース教区近くにあるワシントン村から由来する。今と違って人の移動が少なかったから、そこの住人はほとんどがスカンジナヴィア系であったらしい。彼らはノルマン人と同じ古代アングル語を話していたという。それも当然で、ワシントン村のアングル人は、ユトランド半島南部のシュレースヴィヒ・ホルシュタイン地方からやって来た部族。北欧ヴァイキングのノルマン人と言葉が通じても不思議ではない。ちょっと意外なのは、彼らがザクセン(サクソン)人とは違った部族である点だ。後にアングロ・サクソン人と呼ばれる種族も、当時は二つの部族に分離していたという。

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(左:オーガスティン・ワシントン / 中央ジョージ・ワシントンが生まれた家 / 右:トーフィンの像)

  偉大なる神オーディンからの血統を誇るトーフィンがイングランドに移住したように、王族の血筋に連なるジョン・ワシントンも大西洋を渡ってアメリカへ渡ったそうだ。1650年代にヴァージニア移住してきたジョンは、そこで土地を取得し家族をもうけ、地元の民兵を統率する中佐になったという。彼は後の子孫ジョージと同じで、みんなからの評判が良く、人気者であったジョンはヴァージニア代表者会議に選出されのである。ジョンはポトマック川の近くにポウプズ・クリーク(Pope's Creek)という農場を持っていて、そこに住んでいたのが孫のオーガスティン(通称ガス)である。かれはジェーン・バトラーという女性と結婚し、4人の子供をもうけたが、生き残ったのはローレンスとオーガスティンという息子二人だけ。そして、妻ジェーンが亡くなると、オーガスティンはメアリー・ボールという女性と再婚する。彼女とは5人の子供をもうけ、その長男がのちに大統領となるジョージであった。ジョージには妹のベティーと三人の弟、サミュエル、ジョン、チャールズがいた。中でもジョン(ジャク・オーガスティン)とは非常に仲かが良かったので、ジャクが1787年に亡くなったことは、ジョージにとって悲しい記憶となっている。ジョージの父ガスは金髪の偉丈夫(いじょうぶ)で、6フィートの背丈があっという。ジョージの体格が立派だったのは父親譲りだったのかも知れない。それに野山を馬で駆けずり回っていたから、健康な生活を送っていたのだろう。(ワシントン将軍については感動的な物語があるが、長くなってしまうので別の機会に紹介したい。そういえば、幸村誠の連載漫画『ヴインランド・サガ』を読めば、ヴァイキングの英雄伝が分かって、北欧の歴史を楽しむことができる。しかし、日本人って本当に凄い国民だ。マンガでも詳しい歴史を紹介するとは。日本の漫画家は勉強家だし、読者の子供たちも理解能力が高い。)

ブリテン系指導者による独立戦争

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(左:指揮官の要請を受けるキンキナートゥス / 中央:キンキナートゥスの像 / 右:ジョージ・ワシントン)

  アメリカ合衆国が偉大な国家であったのは、イギリス人入植者の民度が高かったこともあるが、その指導者たちが教養と財産を持つジェントルマンだったからだろう。ちょうど共和政ローマを樹立した貴族が卓越していたように、建国の父祖も国家を建設できるくらい優秀な統率者だった。ワシントン将軍はしばしば、ローマ共和政の精神を代表するキンキナートゥス(Lucius Quinctis Cincinatus)に譬えられる。明治維新の元勲と同じく、アメリカ共和国をつくった指導者は、西歐世界の美徳(virtu)を体現する人物だったのだろう。アレクサンダー・ハミルトンやトマス・ジェファーソンは今さら説明するまでもない。当然なのだが、彼らはブリテン系入植者で、ユダヤ人や南米人、アフリカ人ではなかった。たとえば、第二代大統領になったジョン・アダムズ(John Adams)はマサチューセッツ代表として大陸会議に出席した法律家で、英国の統治政体を称賛する保守主義者であった。慧眼の持ち主たるアダムズは、安定した統治こそが人々の自由を保障すると考え、世襲の上院議員や終身の最高行政官を考えていたらしい。卓越した指導者はひと味違う。こうした見解によりアダムズは、世襲君主政支持の人物と見なされたが、彼の政治思想は正しかった。共和政治には貴族や士族が必要なのだ。名門貴族がローマ共和政の支柱であったことを思い出せばうなずけよう。

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(左:ジョン・アダムズ / サミュエル・アダムズ / ジョン・ハンコック / 右:ジョン・ディキンソン)

  ジョン・アダムズの父親ジョン・アダムズ・シニアは、ピューリタンの独立農民で、教会の執事や民兵を率いる中佐であった。彼はベイ・コロニーへ入植したヘンリー・アダムズの五代目にあたるという。ヘンリーは英国エセックスのデヴォンシャー出身のイギリス人であった。ちなみに、ジョン・アダムズのいとこには、あのサミュエル・アダムズがいる。このサミュエルにボストンで仕えていたのが、有名な暴れん坊政治家のジョン・ハンコック(John Hancock)だ。イギリス兵による虐殺事件に憤慨し、ボストン茶会(Boston Tea Party)事件で 人々を煽動した人物だ。ワシントン将軍麾下の大陸軍で総司令官も務め、憎きイギリス兵相手に奮闘したという。独立戦争で活躍した人物には名門出身者や立派な紳士が多かった。米国史を学んだ大学生なら、ペンシルヴァニア邦とデラウェア邦の知事になったジョン・ディキンソン(John Dickinson)を知っているだろう。彼も英国から移住してきた入植者の子孫だ。アメリカの叛逆者たちは、祖国イングランドから独立したが、その行動様式(ethos)はイギリス人的であったことは確かであろう。彼らには現在の多文化主義など狂気の沙汰である。英国式思考が当然で、疑問に思う者などいなかった。新大陸でイギリス人本来の生活を送ろうとしていた彼らに、ユダヤ人や黒人を考慮に入れながら政治を行う意識はまずあり得ない。

  日本人は安全保障や歴史問題、経済摩擦でしばしばアメリカ人と対峙する。しかし、我々はどんなアメリカ人と反発しているのか? 例えば、日本の保守派は慰安婦像設置をめぐる対立で、朝鮮系アメリカ人とその裏で糸を引く北鮮人および支那人と言論で戦っている。ところが、ワイオミング州やルイジアナ州、ヴァーモント州、インディアナ州などの西欧系白人は無関心。彼らが日本軍の「蛮行」を信じるのは、マスコミが暴露記事として報道するからだ。しかも、日本政府を代表して宮澤喜一や河野洋平が謝罪したからである。反日の極悪人が政府の要職につく日本は異常だ。国家公安委員長に就いた岡崎トミ子は慰安婦謝罪の要求を韓国で叫んだ前科がある。縛り首になってもいいくらいだ。さらに誤解を深めるのが日本の役人ときている。日本の外務省官僚は反論せず、アメリカ人を前にして「我々は謝っているじゃありませんか ! 」と繰り返すばかり。これじゃアメリカ人が信じるのも無理はない。日本人は必死になって気違いの朝鮮系アメリカ人団体や薄汚いマイク・ホンダを相手にしている。こんな連中は恥知らずだから、何を言っても無駄だ。朝鮮人は自分が狂っていることに気づかないから、正常になろうと思うはずがない。

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(左:宮澤喜一 / 河野洋平 / 岡崎トミ子 / 右:マイク・ホンダ)

  それより、保守派の西欧系アメリカ人を相手にした方が良い。彼らは歴史の研究で1次資料(primary sources)の精読や科学的検証を重視する。西欧系アメリカ人を日本の理解者にする方がよっぽど効果的だ。彼らは日本人を特に好きというわけではないが、名誉と正直を大切にするので、朝鮮人の捏造を知ったらそれを拒否する。嘘と分かっても騒ぎを止めない支那人や朝鮮人とは、根本的に違うのだ。そういえば筆者が昔、数名の南鮮人留学生と朝鮮統治をめぐって論争したことがある。ある南鮮人は日本政府により米を収奪されて、朝鮮人が塗炭の苦しみを嘗(な)めたと言い張った。しかし、この愚かな南鮮人は、朝鮮総督府の公的資料や関係者の回顧録を読めなかった。日本語はおろか漢字すら読めなかったのだ。ハングルで書かれたSF小説的教科書を真実と思っている朝鮮人は救いようがない。その場にいたアメリカ人教授は、朝鮮人が1次資料を読まずに、伝聞による噂話だけを信じないよう注意した。お米の掠奪をどの部隊や憲兵が行ったのか、指揮系統と指令文書は存在したのか、など具体的な証拠がない歴史論争は不毛である。歴史の学術誌『アメリカン・ヒストリカル・リヴュー(American Historical Review)』で、原資料を読まずに論文を書く学者はいない。劣等国から来た朝鮮人に高度な学問を理解せよ、というのは無理な注文だろうが、日本やアメリカのような文明国に来たら礼儀正しくしなければならない。捏造話は通用しないのだ。筆者の徹底した反撃に悔しそうだった朝鮮人の顔は今でも忘れていない。他の朝鮮人学生は、反論できずにしょんぼりしていた。朝鮮人は「植民地支配」を持ち出せば、どんな日本人も怯むだろうと高を括っている。日本人には卑屈な者ばかりとは限らないのだ。(朝鮮統治については友邦協会が、興味深い冊子をたくさん刊行しているので、ぜひ「友邦シリーズ」を読んでみてね。ただ、一般図書館には所蔵されていないかも。いずれ幾つかを紹介したい。)

  話が脱線したから元に戻す。米国を何とかして日本に都合良く動かしたいと思う日本人は、建国の精神を継承しようとする西欧系アメリカ人に焦点を絞るべきだ。日本の保守派は、皇室を中心とした國體(こくたい)を尊び、祖先の血統と遺産を維持しながら日本の将来に配慮する。こうした日本人に相当するアメリカ人を探すなら、建国の父祖が創り上げた遺風を伝承する人物でなければならない。たとえ、入植者の子孫が数パーセントしか存在せず、絶滅危惧種であっても、建国の理念を温存しようとするアメリカ白人を支援・育成すべきだ。日本人は親日派が自然発生すると思っている。支那人は長年かけて反日分子を養成してきたじゃないか。それを眺めながら、日本人は対外工作を怠けてきたのだ。保守派の西欧系アメリカ人が弱小なら、お金と時間を掛けて強力に育てるべきだ。SLBM附き原子力潜水艦を1隻建造すると思えば安いもんじゃないか。それに、ユダヤ人と違って活動資金に事欠く保守的アメリカ人活動家を支援してやれば、日本人に感謝するだろう。日本は判断力が鋭いアメリカ人を養成すべきだ。

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(左:アン・コールター / 中央:パット・ブキャナン / 右:フィリス・シュラフリー)

    もうひとつ、日本人が有利なのは、移民・難民問題を保守的アメリカ人と共有している点だ。最近、美人保守派論客のアン・コールター(Ann Coulter)が、米国に急増する移民問題を扱った『さよなら、アメリカ(Adios, America)』を出版して話題になった。ヒスパニックの密入国や帰化の増加に怒るアメリカ白人は、日本人が支那人や朝鮮人の移民を排斥しても非難しない。むしろ、彼らは「日本人が移民排除を断行するなら、我々も見習うべし」と賛成してくれ、保守派の日本人に理解を示してくれるのだ。しかも、同質民族で暮らしていることを羨んでいる。日本と米国の保守派が協調できるというのは素晴らしい。アジア人と違って、日本人が米国に次々と集団で密入国するなんて聞かないだろう。欧米人は日本人が好きだ。なぜなら、日本人はすぐ祖国を恋しくなって帰郷するからだ。ところが、支那人や朝鮮人は異なる。アメリカ国籍を取るために現地で子供を産むという出産ツアーを企むのだ。日本人女性には、赤ん坊を利用するなんて発想は無い。それに西欧文化を守りたいアメリカ白人は、近所に支那人街やコリアン・タウンが出来ることを嫌うのだ。日本人だって隣に支那人が引っ越してきたら不気味だろう。最近、筆者が驚いたのは、新宿駅で支那語アナウンスが流れていたことだ。日本の駅なのに支那人に占領された気分になる。支那人が激増した都心では、支那語の標識や看板が目に付くので非常に不愉快だ。

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(左:ローラ・イングラム / 中央:S.E.カップ / 右:ジーナ・ロウドン)

  米国人で移民反対の知識人は僅かだが存在する。有名なのは、パトリック・ブキャナン(Partick Buchanan)やフィリス・シュラフリー(Phyllis Schlafly)といった保守派の大御所だろう。近年、リベラル路線のマスコミに不満を募らせる「ティー・パーティー(Tea Party)」が盛んになったこともあり、保守派の女性論客も徐々に増え始めた。たとえば、先ほどのアン・コールターを始めとして、ラジオ・ホステスのローラ・イングラム(Laura Ingraham)、ジーナ・ロウドン(Gina Loudon)、フォックス・テレビ局のモニカ・クローリー(Monica Crawley)、ブレイトバートのクリスティン・テイト(Kristin Tate)、タウンホール誌のS.E.カップ(S.E. Cupp)、元議員のミッシェル・バックマン(Michele Bachmann)とか多彩な人物が活躍しているのだ。日本人は何故かこうした保守的アメリカ人を無視して、一括りにアメリカ人を非難する。「ニーヨーク・タイムズ」紙やCBSテレビに棲息する左翼ジャーナリストが日本人を侮蔑したからといって、保守的アメリカ人まで敵に回すのは賢明ではない。外国人は分断して利用するものだ。

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(左:モニカ・クローリー / 右:ミッシェル・バックマン)

  つくづく残念に思うのだが、日本人は自分の長所を活用しない愚か者である。支那人や朝鮮人、ユダヤ人は陰謀が得意だ。しかし、彼らには日本人のような誠実さや清らかさがない。“素直に”育つ日本人の特徴を外政に使わない日本の政治家は馬鹿である。欧米人が来日したら、日本の庶民がおしなべて親切で正直なことに驚く。我々は普通に接しているだけなのに、外国人にとったら驚異的なのだ。超能力者のように「おもてなし」ができる日本人は特殊な国民である。以前、財布をタクシーに忘れたアメリカ人が、その忘れ物が戻ってきたことに驚いた。彼はタクシーの中で落としたことも覚えてなかったのだ。親切な運転手がお客に届けたという。そのアメリカ人は腰を抜かさんばかりに感動したらしい。「アメリカでは考えられない」と感嘆していた。支那人の運転手がお金の詰まった財布を届けるのか? 絶対にない。地球が滅亡するまであり得ないだろう。日本政府はこの衝撃的国民性を対外宣伝の武器としないのだ。とくに在韓米軍のアメリカ人が日本人と接したら、朝鮮人とは全く違う日本人に感動するだろう。押しつけがましく横柄な朝鮮人を嫌うアメリカ人は多く、控えめで気配りが巧みな日本人を同じ東洋人とは思えないのである。

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(左:バラク・オバマ/ジョン・ケリー/ロバート・ケイガン/右:エリオット・エイブラムズ)

  戦後のアメリカ社会では左翼が猛威を振るっていた。アメリカの根幹を憎む連中が政権の中枢にも居るのだ。ユダヤ人のジョン・ケリー国務長官や黒人大統領のオバマは、アングロ・アメリカの共和政原理を伝承しようとは思っていないだろう。そもそも、彼らにとって建国の父祖は外人だ。ケリーにとってはイスラエルが祖国。オバマは黒人を奴隷にした白人が憎くてたまらない。現在のアメリカ共和党もリベラル派の浸食を受けている。保守派を騙ったジョン・マケインがその代表格だ。共和党内部では従来の政治家に反発して、「ティー・パーティー」という白人保守派の集団が組織された。日本人はこうしたアメリカの庶民を支援した方が良い。日本の政治家は国務省の役人ばかり相手にする。アメリカの民衆も役人にひれ伏すだろうと思っているのだ。国益重視の日本人は腹黒い役人に時間を割かずに、選挙で威力を発揮する有権者を味方につけるべきだ。たとえば、「アメリカ第一主義者」の中には、海外派兵と増税に嫌気が差しているものが多い。彼らは日本人が自主防衛をする事に反対しないし、日本軍の復活によって米国の負担が減るなら大いに歓迎する人たちだ。彼らは「日本は日本兵が血を流して守れ。アメリカ兵はアメリカの為だけに戦うべし」と主張する。これなら、日本人も賛成するだろう。ジョセフ・ナイのように、日本人は野蛮だから悪魔の詰まったビンには蓋をせよ、と提言するアメリカ人の方が我々にとって有害である。

Charles-Krauthammer 2Paul Wolfwitz 1Daniel Pipes 3Richard Pearl 3








(左:チャールズ・クラウトハマー/ポール・フォルフォヴッツ/ダニエル・パイプス/右:リチャード・パール)

  日本を永久的に支配したいと考えているのは、グローバリストのアメリカ人や日本から金を巻き上げようとする金融資本家である。中東アジアの戦争で費用が足りなくなれば、日本を脅して戦費を調達しようとする国務省のユダヤ人は、日本人にとって天敵である。ポール・ウォルフォヴィッやダニエル・パイプス、リチャード・パール、チャールズ・クラウトハウマー、ロバート・ケイガン、エリオット・エイブラムズ、ビル・クリストル等のネオ・コンを見れば分かるが、北欧人の顔つきではない。彼らは入植者の子孫ではなく、ヨーロッパから追い出されたユダヤ人の子孫である。旧大陸の寄生民族が、新天地アメリカに潜り込み、そこで大繁殖したのである。遺伝子的によそ者である移民は、北欧人によって建てられた共和国に愛情を抱かない。アメリカを優先したり、アングロ・アメリカ的生活を維持しようとする白人を、彼らは生理的に嫌ってしまうのだ。自分が住んでいる国が祖国でない移民の子孫は、国境を越えた抽象的な「自由」とか「人権」を叫ぶ。第二次大戦の時も、欧州戦争に介入する事を拒んだアメリカ人を「孤立主義者」として嘲笑したのは、「国際主義者」の赤いアメリカ人とユダヤ人であった。伝統保守派のアメリカ人は、合衆国政府を操るシオニストが、アメリカ軍を傭兵のように使って利益を得ていることに怒っている。共和国の軍人は公共に尽くすべきで、大口献金者の私兵ではない、と。中東の紛争地域に自衛隊を出せ、と要求するのは、片田舎で平穏に暮らす敬虔な白人キリスト教徒じゃないぞ。おぞましい顔をしたイスラエルの手先が日本政府を恐喝するのだ。日本人は孤立して国家の安全を確保できない。どんなアメリカ人と組むのかを真剣に考えるべきだ。




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異国に根付くロシア人スパイ / ユダヤ人が描く「ジ・アメリカンズ」

ロシアのスパイはヨーロッパ系アメリカ人

The Americans 18









(写真/「ジ・アメリカンズ」のフィリップとエリザベス)

  アメリカのTV番組でスパイを扱ったドラマは多いが、駄作がほとんどで時たま“リアル”なドラマを見つけたりすると嬉しい。日本の映画雑誌で称賛されていたTNT局の『コヴァート・アフェアーズ』は、物語が退屈なうえに脚本が甘く、何と言ってもスリルが無い。やはり、提灯記事を書く日本の雑誌は信用できない。「おすぎ」みたいな評論家が多いのだ。配給会社に飼われている映画評論家なんて、何かと言えば「感動で涙がこぼれました」とか「今年最大の秀作」なんて平気で口にしやがる。観客はポップコーンを買いに映画館に入るんじゃないぞ。怒りを抑えて話を続ける。NBC局の『ブラックリスト』は、まあまあの出来だからヒットしたのだろう。主役のジェイムズ・スペイダーの演技が堂々としていて気持ちがいい。かつてのハンサム青年が、中年にになって髪が薄くなっている。ヒット作『セックスと嘘とビデオテープ』で、彼のファンになった日本人にとっては、ちょっとガッカリかかもしれない。しかし、存在感があるからOKかな? 日本では若い時にハンサムだった男優が、ハゲの中年になると人気が落ちてしまう。もし、草刈正雄がハゲでカツラを被っていたら女性ファンは嫌かも知れない。現在は誰が人気男優か分からないが、容姿が衰えると主役を得るチャンスが減ってしまうのだ。

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(左:若き頃のジェイムズ・スペイダー / 右:ブラックリストに出演中のスペイタ゜ー)

  筆者としては、英国BBCのスパイ・ドラマ『英国機密諜報部MI-5(Spooks/スプークス)』を推薦したい。英国人の脚本家には優秀な人物が多く、登場人物の描写が上手いし、ストーリーがよく練られていて納得できる。英国防諜部の話だから現実味があるし、意外な展開があって面白かった。このドラマでは、イギリス人の諜報局が現実主義者として描かれている。微妙な国際関係のしがらみから、時として苦しい妥協を強いられたり、冷酷な報復や裏切りがあったりと、いかにもイギリス人がしそうなことが詰まっていた。諜報部を仕切るハリー役のピーター・ファースがはまり役で、老獪な交渉を独自に行う役どころが良かった。役者はこうでなくちゃ。藝能事務所の圧力で配役が決まる日本のドラマは見ていて嫌になる。デビューしたての小娘が、いきなり主役で素人演技じゃ、観ている方が恥ずかしくなるだろう。でも、好きな人がいるからしょうがないか。

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(左:ピーター・ファース/中央:リチャード・アーミテージと共演者たち/右:ハーミオヌ・ノリス)

    イギリス人の女優には、若くても貫禄のある役者が居るから感心する。『MI-5』でのロスを演じたハーミオヌ・ノリスは冷静沈着な役を見事にこなしていたし、ジョー役のミランダ・レイゾンも演技が上手かった。諜報チームを率いる歴代の主役もいい男優を揃えていた。トム役のマシュー・マクファデンやアダム役のルパート・ジョーンズ、ルーカス役のリチャード・アーミテージは適任だった。英国では観客の評価が厳しいから、役者も努力するし、ドラマ制作者も真剣なのだろう。NHKの大河ドラマみたいに、予算を惜しげも無く浪費しているのに、若造の学芸会程度じゃ、視聴者が怒り出すのも無理はない。もっとも、渡哲也の『浮浪雲(はぐれぐも)』みたいに、ギャグ時代劇なら許せる。(江戸時代なのに、桃井かおりがラスチック製の如雨露で花に水を掛けていたのは面白かった。しかし、『西部警察』で大門こと渡哲也がレミントンのショットガンを発砲していたが、その方がもっと非現実的で、ギャグに近い。実にメチャクチャな刑事ドラマだった。)

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(左:ルパート・ジョーンス / ミランダ・レイゾン / マシュー・マクファイデン / 右:キリー・ハウズ)

  大手配給会社21フォックス傘下にFXカナダがある。この局で『ジ・アメリカンズ(The Americans)』が放送されており、シーズン3が終了したところだ。このドラマはアメリカ社会に潜伏したソ連工作員の夫婦の物語である。主人公のフィッリップ・ジェニングス(マシュー・リスが演じる)とその妻エリザベス(ケリー・ラッセル)は、普通のアメリカ人夫婦を装い、娘と息子までもうけている。このカップルはアメリカ国内で諜報活動や謀略工作を行うのだ。もちろん、娘のペイジ(ホリー・テイラー)と息子のヘンリーは両親の正体を知らない。ジェニングスの隣人には、FBI捜査官のスタン・ビーマン(ノア・エマリッヒ)が住んでいて、彼らは近所づきあいを始め、フィリップとスターンは親しくなる。有能な捜査官であるスタンも平穏な人生を送っていなかった。妻子持ちのスタンであったが、尾行調査していたロシア大使館職員のニーナ(アネット・マヘンドル)に惚れてしまい、上司にも内緒で密会を重ねていたのである。こんな浮気なら、何処にでもありそうだが、スパイのフィリップは格が違う。彼はFBIの内情を探るべく、スタンの上司フランク・ガードに仕える秘書マーサ(アリソン・ライト)を誘惑し、秘密の結婚式まで挙げることにした。しかも、彼の妻エリザベスが親戚のフリをして、その結婚式に出席するというシーンまである。女房が亭主の重婚式に参加するなんて、スパイにはモラルが要らない事の証明だ。

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(左:ノア・エマリッヒ/ニーナ役のアネット・マヘンドル/マーサ役のアリソン・ライト/右:マシュー・リス)

  ソ連工作員に倫理・道徳なんてものは無いのが常識だが、重婚の犠牲者となったマーサは哀れだ。彼女は地味だが真面目な秘書である。ただ、性的魅力に欠けていた。つまり、行かず後家(spinster)の典型みたいな女性である。ソ連のスパイは目標とするアメリカ人の弱みを見つけて利用するのだ。谷垣禎一や細野豪志は他人事じゃないぞ。支那人から「山崎拓みたいになってもいいのか」と脅されて、震えている自民党議員は結構いるだろう。話をドラマに戻すと、マーサはフィリップがソ連のスパイとは知らず、盗聴器を上司の部屋に取り付けてしまう。フィリップは自分がFBIの内部調査官だと偽り、マーサを協力者に仕立て上げたのだ。やがて、その盗聴器が発見され、マーサや他のFBI職員が内部調査を受ける羽目になる。マーサは本物の内部調査官が現れて、彼女の亭主はFBIの調査官ではなく、外国の工作員だということに気づく。ついに、彼女はフィリップから真実を告白され、膝から崩れるようなショックを受ける。それでも、マーサは亭主をFBIに突き出そうとはしなかった。男に惚れた女は強い。特にブスの女性では。(これは侮辱ではなく、悲しい現実。くれぐれも苦情のコメントをせぬように。) 心臓が張り裂けそうなくらいショックだったのに、それでも亭主との関係を壊したくない、という情念の方が強かったのだ。

Julia Garner 3(左/ジュリア・ガーナー)
  醜女(しこめ)を籠絡するくらい朝飯前のフィリップは、次ぎにキンバリー・ブレランド(女優のジュリア・ガーナー)という16、7歳の少女を誘惑するのだ。彼女はCIAでアフガニスタンの政局を担当するオフィサーの娘である。両親からの愛情に飢えた少女は、悪友たちと日夜パーティー三昧。背伸びして大人に見られたい小娘に、クールなジゴロを気取ったフィリップが接近する。10代のボーイ・フレンドに物足りなさを感じていたキンバリーは、友人らと違った雰囲気を醸し出すフィリップに惹かれて行く。両親が不在の自宅に中年のフィリップを招き、ベッド誘うキンバリーだが、同世代の娘を持つフィリップは躊躇ってしまい、肉体関係を結べない。こうしたところが、冷酷なのにどことなく人間味を漂わせるフィリップの性格を示している。すぐにベッド・インじゃスケベ過ぎるじゃないか。中学校の校長じゃあるまいし。任務の為とはいえ、自分の娘と同じ年頃の少女を弄(もてあそ)んでいいのか悩むフィリップ。ちょっと感心してしまう。

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(左:ナタリー・ポートマン/中央:エイミー・ロッサム/右:エヴァン・レイチェル・ウッド)

  ソ連でスパイの訓練を受けていたフィリップは、どんな女とでもセックス出来るよう調教されていた。どんなブスとでも、そしてどんな年齢の女、つまり老婆とでも性交を結べるよう精神を鍛えられていたのである。高齢のバアさんとのセックスなんてゾっとしてしまうが、情報を得るためには必要となる場合もある。ジェイムズ・ボンドみたいに、いつも若くて美しい女とベッド・インなんてあり得ない。ブスとのセックスが普通。ロシアの女スパイは美人だが、籠絡するのは中年臭いハゲ・デブ・チビのオッサンだ。高級コール・ガールみたい。寅さんだけでなく、スパイもつらいよ。ちなみに、キンバリーを演じるジュリア・ガーナー(Julia Garner)はユダヤ系アメリカ人だが、なぜ映画監督はこういう役にユダヤ人娘を使うのかなぁ? ヒット映画『レオン』では、殺し屋のジャン・レノをベッドに誘うマセた少女マチルダを演じたのは、ユダヤ系女優のナタリー・ポートマンだった。下品さで評判のTVドラマ『シェイムレス』で、エミー・ロッサム(Emmy Rossum)は性的にだらしない長女の役をこなしている。また、映画『ダウン・イン・ザ・ヴァレー』では、中年男と安易にセックスする娘役をエヴァン・レイチェル・ウッド(Evan Rachel Wood)が演じていた。ユダヤ人って、こういう倫理破壊が大好き。西欧社会のモラルをぶち壊すのが趣味なのかも知れない。それなら、ユダヤ教徒の社会を先に粉砕すればいいのに。

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(左:ジョアン・リヴァース / 中央サラ・シルバーマン / 右:バーバラ・ストライサンド)

  ハリウッドではユダヤ人の監督や女優が多いから仕方ないのかも知れぬが、性的に緩い娘役には西欧系の白人か西歐人に近いユダヤ系女優を使うことが多い。(ユダヤ系女優といっても、西歐人の遺伝子を豊富に持った人物なら、ユダヤ人に見えない。) 彼らはユダヤ人らしい顔つきの女優や有名人を、看板の主役として登用することがほとんどない。たとえば、バーバラ・ストライサンドやジュリア・ルイス・ドレフュス、サンドラ・バーンハードとかの女優、あるいはゾーイ・クラヴィッやサラ・シルバーマンといった有名ユダヤ人も使わないのだ。現実の世界ではユダヤ人女性といえば、ルース・ギンズバーグ判事やジョアン・リヴァースみたいな人物が普通である。スカーレット・ヨハンソンみたいな北欧系女性は稀だ。しかも、不思議とユダヤ人監督や演出家は、ユダヤ人女性を淫乱に描かない。ちょいと思い起こせば分かるのだが、麻薬に溺れる上流階級の女性とか、アルコール中毒の主婦、多数の男と気軽にセックスをする淫売、黒人に冷酷な人種差別的役人、同僚に意地悪なキャリア・ウーマンとか、嫌なキャラクターは西欧系女優に多くあてがわれる。ユダヤ人制作者による、意図的な印象操作がTVドラマや銀幕の中で行われているのだ。

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(左:サンドラ・バーンハルト/ジュリア・ルイス・ドレフュス/ルース・ギンズバーグ/右:ゾーイ・クラヴィッツ)

  また話が逸れてしまったので元に戻す。米国で違法活動を繰り返すジェニング夫妻だが、ドラマでは彼らの他にも工作員夫婦がいるという設定である。フィリップとエリザベスは子供たちを連れて遊園地に赴き、そこでスパイのコナーズ夫妻とコンタクトを取る手筈であった。用心深い彼らは不安を感じ取り、遊園地で直接接触することを避け、別の機会をうかがうことにしたが、予想外の悲劇が起こる。ホテルに泊まっていたコナーズ夫妻は、娘のアメリアと息子のジャードを一緒に連れていたが、ジャードだけが部屋を開けていた隙に、何者かが夫婦と娘の三人を暗殺していたのだ。家族の惨殺死体を目にしたジャードは、ショックのあまり部屋の入り口で怯えていた。この惨劇をジェニング夫妻も目撃し、大きな衝撃を受ける。ドラマでは、この不気味な殺人を誰が実行したのかは最初不明で、アメリカの防諜組織によるものなのか、それともソ連内部に潜む裏切り者による犯行なのか、視聴者はヤキモキ。しかし、シーズン最終話で意外な人物が犯人と判明する。なんと、コナーズ親子を殺したのは息子のジャードだった。あるトラブルで致命傷を負ったジャードは、死に際に自分がやった、と介抱するエリザベス・ジェニングに告白したのだ。

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(左:ジャード・コナーズ/右:惨殺された親子)

  なぜ、ジャードは両親と妹を殺したのか? それは彼の両親が息子を後継者、つまり二代目スパイにしたくなかったのである。ソ連の中央司令部が、米国に潜り込んだ工作員1世の子供を2世のスパイにし、アメリカ社会への浸透を強固なものにする計画を実行しようとしていたのだ。ソ連生まれの初代スパイがアメリカでもうけた子供たちは、生まれも育ちも純粋なアメリカ人である。他人を虫けらのように殺せるロシア人工作員でも、自分の子供は可愛いから堅気(かたぎ)にしたい、という情が湧く。コナーズ夫妻も中央の指令に抵抗したのだ。しかし、息子のジャードは既にソ連のエージェントによって、“忠実な”共産主義者に育成されていたから、両親の命令無視に憤ったというわけ。そこで、ホテルでくつろぐ両親と妹を自らの手で殺し、第三者による犯行を装ったのである。自分の家族を自ら粛正しておきながら、驚いた演技をするなんて、洗脳された少年は恐ろしい。共産主義の大義ならば、非倫理的殺人も辞さないという一面を、『ジ・アメリカンズ』は描いているのだ。このドラマで面白いのは、国家を動かすほどの謀略工作や残忍な殺人を犯した、フィリップやエリザベスが冷静な表情で自宅に戻り、まるで何事も無かったかのように料理や洗濯、子供の世話をするのだ。思春期を迎えた娘ペイジが、親に反抗するようになって困り果てるジェニングス夫婦とかは面白い。まるでホーム・ドラマを観ているようだ。

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(左:エリザベス役のケリー・ラッセル/中央:ペイジ役のホリー・テイラー/右:ジェニングス一家)

  危ない橋を渡っているフィリップとエリザベスだが、なんとか家族生活は維持していた。ところが、彼らの家庭にもソ連中央局から娘ページをスパイにせよ、という命令が届く。当初、娘を何とか守ろうとして中央に反抗していたジェニングス夫妻も、ついに折れてページに彼らの正体を告白する。息子のヘンリーはまだ幼いから真実を話さないが、娘にだけは正直にスパイであることを暴露する。衝撃の真実に動揺するページ。両親がソ連のスパイということを告げられたページは、大きなショックを受け、部屋に閉じこもり涙を流してふさぎ込む。シーズン3はページがどうなるかという場面で終わり。次のシーズで進展があるだろう。でも、愛国心育成が盛んなアメリカで、両親が敵対国、悪の帝国たるソ連のスパイだなんて告白されたら、誰だって頭が真っ白になってしまうじゃないか。日本人ならどうかなぁ? まあ、父親が昔全共闘の左翼学生だったなんてケースはいくらでもある。父親から「パパはヘルメットを被り、機動隊に向かって火炎瓶を投げていたんだよ」と告げられた子供は驚くだろうが、部屋に閉じ籠もるほどの衝撃は受けまい。では、支那や朝鮮のスパイならどうか? 愛国教育の無い日本では、スパイの子供はどう反応するのか分からない。興味深いのは、在日南鮮人の子供が、親から北鮮の工作員だ、とか「背乗り」して日本人になりすました、と告白されたらどう思うのか? 日本に忠誠を誓っていない朝鮮人の子供は戦慄を覚えるのか? 朝鮮人スパイ1世は、子供を跡継ぎのスパイにするのか? 日本ではこうした問題を取り上げたドラマは絶対に制作されないだろう。リアル過ぎてタブーになるよなぁ。

  『ジ・アメリカンズ』を観ていて気づくのは、移民社会の危険性と恐ろしさである。ソ連育ちのロシア人工作員が入国して、旅行代理店に勤務して普通の家庭生活を送れるのだ。移民が当り前のアメリカ社会では、どんな生まれや育ちの民族がいても気にならない。たとえ、ちょっと変なアクセントを交えて英語を喋る人がいても不思議ではないし、アジア人や黒人といった容姿の異人種が隣りに住みついても奇妙とは思わないのだ。今ではアラブ人が閑静な住宅地に引っ越してきても排斥運動が起きないし、学校にユダヤ人や支那人が混ざっていてもアメリカ白人は平気である。イギリス系白人だけの街なら、アラブ人やソマリア人がうろついたら目立ってしまい、テロ活動の準備などできないだろう。アパートメントを借りるにしても一苦労だし、買い物をすれば店員がジロジロ見て記憶に残ってしまう。爆弾の元になる薬品や金属を現金で買うと怪しまれる。巡回中の警官と出逢えば、すぐに職務質問を受けるだろう。現在のような人種混淆社会だと、どんなテロリストや破壊工作員も、人知れず活動でき社会に溶け込むことができる。日本育ちの朝鮮人が極秘活動をしやすいのと同じ理屈だ。移民社会は、スパイにとって好都合な状況を提供するのだ。国防を強化したいのなら、異質な外人に日本国籍を与えてはならないし、入国者を厳重に審査すべきだ。特に支那人や朝鮮人に対しては、指紋はもとりDNA採取も行うべきである。そして、アジア人に対して警戒するよう、学校での教育を徹底することが肝心。アメリカ人は国防に巨額な予算を使っているのに、国内がテロリスト予備軍で満ちている。馬鹿としか言いようがない。

ユダヤ人によるスパイ映画の特徴とは

  ハリウッドはユダヤ人の都だ。山にカラスが棲みついてもカラスの勝手。ユダヤ人がテレビ局に群がるのも勝手だろう。『ジ・アメリカンズ』の原作者はユダヤ人である。ユダヤ人作家のジョエル・フィールズ(Joel Fields)とジョセフ・ワイズバーグが共同で脚本を書き上げた。このドラマを実質的に作ったジョセフ・ワイズバーグ(Joeseph Weisberg)は異色の人物である。ユダヤ人のジョセフは元CIAのエージェントであった。母校イェール大学を卒業した1989年に、彼は極秘ミッションでソ連に渡ったという。(Naomi Pfefferman, ‘The Americans’ Straight up and spy write, Jewish Journal, February 20, 2013) 彼の渡航目的は、ソ連国内で職を解かれたユダヤ人やKGBから迫害を受けた反体制派と秘密裏に接触することであった。普通のアパートメント・ハウスで彼らに会ったワイズバーグは、こっそり持ち込んだジーンズやセイコーの腕時計を与えたり、闇市で密輸品を売りさばいてつくった現金を彼らに渡したという。当時、ソ連から脱出するユダヤ人が多かったから、その関係でワイズバーグが選ばれたのだろう。しかし、彼はKGBの監視対象にはなっていなかったようだ。一般ユダヤ人の状況を探査するくらいの任務だったから、KGBの尾行が附かなかったのかも知れない。下級職員だったワイズバーグは諜報員に向いていなかったのか、4年ほど勤めてCIAを去ることに決めたそうだ。室内仕事が得意なユダヤ人らしく、彼はスパイ小説家の道を歩み、それがキッカケでTVドラマの仕事が舞い込んだという。

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(左ジョエル・フィールズ/中央ジョセフ・ワイズバーク/右ロイス・ワイズバーグ)

  知識人階級のユダヤ人らしく、ワイズバーグも左翼家庭に育った。父親のバーナード(Bernard)は著名な弁護士で、公民権活動に従事していたらしい。そして、彼の母親ロイス(Lois)は、これまた有名な社会活動家つまり左翼活動家で、シカゴの黒人市長ハロルド・ワシントンのもとで、文化担当コミッショナーを務めていたのだ。彼女はシカゴ社会の上下各階層をつなぐ人物で、藝術分野でも多くの若者(黒人など)を支援したようだ。左翼臭プンプンのシカゴ・カルチャー・センター(Chicago Cultural Center)を創設したことでも知られるロイスは、左翼団体からの賞を授与されるくらいリベラルだった。(Layra M. Holson, The Dark Stuff, Distilled, The New York Times, March 29, 2013) ジョセフ・ワイズバークにはジェイコブ(Jacob)という兄がいて、有名な「Slate」誌の編集長を務めている。彼はデボラ・ニードルマン(Deborah Needleman)というニューヨーク・タイムズ紙のスタイル雑誌「T」の編集長と結婚しているのだ。

Jacob_WeisbergDebora Needleman 2(左:ジェイコブ・ワイズバーグ/右:デボラ・ニードルマン)
  ユダヤ人というのは、閨閥や親類を通してメディア界に人脈を作っているのだ。我々はこういう裏チャンネルを使って権力を維持しているユダヤ人を知らない。ユダヤ人の人脈図を壁一面に描いてみると、その巨大な蜘蛛の巣に驚いてしまう。特に欧米諸国で何世紀もたかっているユダヤ人は、地元に深く根を張りながら、信仰と血縁で結ばれているのだ。いわば、擬似的兄弟とか従姉妹の関係が巨大化したもの、と考えればよい。それがアメリカだけではなく、世界中に張り巡らされているのだ。これじゃ花京院のスタンド(法皇の緑)が作る結界(けっかい)の網よりも壮大で強力だ。もしかしたら、ディオのスタンド「ザ・ワールド」よりも強いスタンドは、イスラエル人の「ザ・ジューイッシュ・ワールド」じゃないか。(詳しくは『ジョジョの奇妙な冒険』を読んでね。ユダヤ人の世界的人脈を知るならアルフレッド・リリアンソールの『シオニスト・コネクション』がお薦めだが、分厚い本なので説明は省略します。この本は人気があって高価なのに、東大の図書館では所蔵されていない。「日本の図書館は東大のマヌケ教授が作った本など買わずに、有益な稀覯本を買え」と言いたい。)

  ユダヤ人の監督や脚本家は、ドラマ内にイスラエルの諜報機関「モサド(Mossad)」やユダヤ人諜報員を登場させる時、必ずアメリカの味方、つまりCIAの協力者とかアメリカ軍の同盟者として描く。例えば、CBSの人気TVドラマ『NCIS』では、美人捜査官局のジヴァ・タヴィ(コート・デ・パブロ)は、モサド長官の娘で米国に帰化したという設定だ。しかし、現実の合衆国海軍捜査局で、そんな帰化イスラエル人を雇うわけないだろう。情報がイスラエルに筒抜けとなるじゃないか。HBOのヒット・ドラマ『ホームランド』では、ムスリム・テロリストから米国を守るCIA局員の姿を描いているが、その諜報局課長がユダヤ系アメリカ人のサウルという設定になっている。ユダヤ人男優のマンディー・パティンキンがサウルを演じていて、サウルは自分の身を犠牲にしてまで、一般人を救うヒューマニストなのだ。現実とまるっきり逆じゃないか。一般人を見捨てても目的を達成するのがユダヤ人のやり口だ。自分の命の方が遙かに大切なユダヤ人が、そんな下っ端の一般人を助けるために自分を犠牲にするわけないだろう。ハリウッドのユダヤ人は、ワスプ(WASP)の登場人物なら、薄汚い裏切り者とか偏屈な官僚、瀆職まみれの政治家と設定する。しかし、ユダヤ人のキャラクターは、人道主義者とか勇敢な英雄あるいは女にモテるプレイ・ボーイとして描く。 ナチ・ドイツのゲッベルスだって呆れてしまうだろう。

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(左/「NCIS」でジヴァを演じたコート・デ・パブロ/中央マンディー・パカィンキン/右ジョナサン・ポラード)

  『ジ・アメリカンズ』でワイズバーグは、西欧系白人女優のケリー・ラッセルとウェイルズ人男優のマシュー・リスを登用しているが、ロシア人らしいスラヴ系俳優をなぜ使わなかったか? ロシア系ユダヤ人を使えばもっとリアルだろうが、画面が暗くなるので商業的には失敗作となる。やはり、主役は西欧系俳優でなければ成功しないのだろう。しかし、ジェニングス夫妻を監督するロシア人上司、クラウディア役にマーゴ・マティンデイルを抜擢したことは正解だった。まさしく、中年ロシア人のオバチャンにピッタリの配役であった。ロシア人のオバはんは、図々しく見えなけりゃ本物らしくない。ただ欲を言えば、主役には、母親がロシア系ユダヤ人のジェニファー・コネリー(Jennifer Connelly)とか、ロシア系ユダヤ移民の倅ショーン・ペン(Sean Penn)とかを用いたら、もっとリアルに出来上がったのに。残念である。極左男優として有名なショーン・ペンなら、ソ連のスパイとして適役だろう。キューバのカストロやベエズェラのチャベスと仲良しのペンなら、コミュニストの工作員が似合っている。実際に、アメリカを裏切りそうに見えるじゃないか。資本制アメリカを憎む役なら、ショーン・ペンの右に出る者はいないだろう。

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(左:ロバート・ハンセン / 中央:クリス・クーパー / 右:オードリッチ・エイムズ)

  そういえば、スパイ・ドラマ部門で気になる点がある。ユダヤ人の映画制作会社は決して、ジョナサン・ポラード(Jonathan Pollard)のドラマを作らない。ユダヤ人がアメリカを裏切る作品は即座に却下される。自己検閲なのか? 合衆国海軍で情報分析官だったポラードは、イスラエルに軍の機密情報を売り渡し、合衆国に巨大な損害を与えた国賊のユダヤ人である。モサドから多額のお金をもらっていたポラードは、金貨を懐にしてイエズスを裏切った「イスカリオテのユダ」とそっくりだ。この薄汚いユダヤ人は悪名高いのに、TVドラマやスパイ映画でまったく現れない。ロシア人にFBIの情報を売り渡していたロバート・ハンセン(Robert Philip Hanssen)の事件は、ハリウッドで映画化された。『アメリカを売った男(原題/Breach)』という作品で、西欧系男優のクリス・クーパー(Chris Cooper)が、裏切り者ハンセンをクールに演じていた。また、KGBの協力者となったCIAの諜報員オールドリッチ・エイムズ(Aldrich Hazen Ames)を記憶している日本人も多いだろう。非ユダヤ人が起こした売国行為ならすぐ映画化のOKが出るのだ。しかし、ユダヤ人売国奴の場合だと脚本すら提出されない。どうせ映画化されないのが分かっているからだ。ポラードによる卑劣な行為は、ハリウッドで完全に黙殺されている。身内の恥を晒したくないのだろう。ユダヤ人は皆、高貴な血で繋がった兄弟だから、互いにかばい合う掟があるのだろう。

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(左:マーゴ・マティンデイル / 中央:ショーン・ペン / 右:ジェニファー・コネリー)

  スパイ・ドラマではユダヤ人が、しばしば米国の味方として描かれているが、リアリティー重視の作品なら、ユダヤ人はテロリストの親玉か国家反逆罪の代表として描くべきだ。ドラマ『ホームランド』では、アラブ人テロリストから米国を守る役目をユダヤ人高官に割り当てているが、中東アジア系のテロリストを操って国内テロを画策するユダヤ人の方が現実味があっていい。9/11テロ事件をドラマ化するなら、イスラエル政府と大富豪のユダヤ人が協力して、テロ計画を練ったという筋書きの方がリアリティーに満ちている。もっとも、こんなシナリオは余りにも生々しいので、ハリウッド業界では即刻却下となるだろう。やはり、テロリストはイスラム教徒でなけりゃ、ユダヤ系アメリカ人から文句が出る。でも、一部の西歐人からは絶賛されるかも。

Sigmund_Freud 1 (左/ジグムント・フロイト)
  シリアやイラクで暴れ回っているISISを見れば、ユダヤ人の操り人形に思えてくる。彼らはなぜかイスラエルを攻撃しないのだ。派手な処刑シーンを世界に流したり、歴史的遺跡を破壊してみせたり、と見事な演出を披露している。イスラム教徒の特徴を活かした蛮行を、ユダヤ人の工作機関が裏で操っているのかも知れない。「偶像禁止」はユダヤ教徒とイスラム教徒に共通するが、イスラム教徒の偶像破壊ばかり強調されている。ユダヤ人は西歐人が如何なる衝撃を受けて、どう反応を示すのか熟知しているから、効果的なテロ行為を創作できるのだ。人間の心理分析を専門にしたジグムント・フロイト(Sigmund Freud)は、いかにもアシュケナージ系ユダヤ人らしい。(ちなみに、フロイトの精神分析は主に病的人間を対象にしていたから、健全な人間には当てはまらない場合がある。)

  巨額な費用をかけた娯楽映画や無料放送のTVドラマは、一般人を簡単に魅了するので、ユダヤ人にとって格好のプロパガンダ手段となる。他人の肉体を操るには、まずその精神を支配することだ。考えてみれは、これは銃で強要することより恐ろしい。例えば、ある者を殺そうとした場合、自殺に見せかけるため、ナイフを突きつけて屋上から飛び降り下りるように命令したって、相手から必死の抵抗を受けるだろう。どうせ死ぬなら命懸けで拒絶するのが当然。しかし、相手の精神を乗っ取って、手首を切ることは楽しいとか、来世は現世より素晴らしい、あるいはビルから飛び降りることはスリルがある、といった洗脳を施せば暴力は要らない。しかも、物的証拠が残らないから完全犯罪になる。こんなの馬鹿げているが、催眠術や心理操作で心を奪われた人間は、本能に反することでも躊躇(ためら)わず実行するものだ。他人の頭に或る特定の思想を吹き込んだり、別人の記憶を注入したり、と様々な心理操作がある。ユダヤ人が娯楽作品を通して、西欧社会を根本から破壊しているのに、それを進んで受け入れている西歐人は愚かである。オウム真理教の信者を笑えない。ユダヤ人の映画はナチの宣伝映画より、何倍も効果的である。日本人はユダヤ人の精神侵略に注意せよ。




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