無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

2016年09月

南京大虐殺は健在だ / 嘘が罷り通る現代史 (前編)

嘘が陳列される現代史

  学者の群れには正直な人物と不誠実な奴が混じっているから厄介だ。自然科学なら捏造は御法度だから、意図的に誤魔化す者は滅多にいない。しかし、人文系の学術界には怪しい人物がいっぱいだ。特に、歴史学会は真実の追究より、特定のイデオロギーを拡散する宣伝機関と化している。歴史を扱った学術書といえども、書かれていることが本当とは限らない。イエロー・ペーパーとかダブロイド紙なら、人々は疑惑の目を以て話半分という態度を取るだろうが、アカデミックな体裁の本だと内容を丸呑みにする危険性がある。保守派の日本人なら、このことを痛いほどよく分かるはずだ。

Iris Chang 3(左 / アイリス・チャン)
  今では所謂「南京大虐殺」を信じている者は殆どいないだろう。あの火付け役の朝日新聞や共産党だって、日本軍による支那人30万人大虐殺を口にすることが出来ない。しかし、歐米ではこの嘘が未だに罷り通っている。というのも、歴史家のみならず我が国の外務省だって正式に否定していないから、日本軍が南京で大勢の支那人を殺戮したことになっているたのだ。とりわけ、米国で支那人のアイリス・チャンが『レイプ・オブ・南京』を出版した事が大きく響いている。この捏造本を徹底的に糾弾することが、祖国の名誉を守る日本政府の優先課題だ。日本国民を代表する政府が、たった一冊の偽書を放置したがために、在米邦人が肩身の狭い思いをする事になったのである。アイリス・チャンが北京政府に操られた道具であったことは明らかだったのに、我が国の外交官は出世の案件にならぬから、とだんまりを決め込んでいたし、その官僚を監督する政治家も、金と票にならぬことだから放って置いた。結局、国家の名誉など二の次三の次、ボロ切れより価値が無かったのである。他人の尻を拭くのが一番嫌いな議員と役人にとったら、祖先の名誉なんかより便座除菌クリーナーのほうがよっぽど有り難い。

  支那系アメリカ人アイリス・チャンの害毒は、無知なジャーナリストや左翼学者のみならず、保守派知識人にまで浸透していた。例えば、保守派の重鎮を自任するジョージ・ウィル(George Will)は、以前ABCの政治番組「ディス・ウィーク」で日本軍は南京で虐殺(atrocity)を行った、と述べたことがある。また、ウィル氏とは違って体制派に与しない、独立不羈の保守派知識人パトリック・ブキャナン(Patrick Buchanan)も、南京大虐殺を信じていたのだ。彼は著書『超大国の自殺(Suicide of A Superpower)』の中で、民族間の激しい殺し合いについて述べていた。

  アジアにおける日本の戦争は人種戦争だった。南京で日本の兵士は銃剣で、スポーツとして乳児を、訓練として母親や父親を突き刺した。朝鮮の少女や女性は日本軍のために性奴隷として徴集された。(『超大国の自殺』 幻冬舎 2012年  p.364)

  ブキャナンは決してCNNとかABCが雇う左翼ジャーナリストではない。彼は米国の知識人社会でも異端に属する正統派の保守主義者(paleo-conservative/旧来の保守派)で、ユダヤ人のネオコン(neo-conservative/新保守主義)とは一線を画すどころか水と油の関係にある。したがって、ブキャナンには日本に関する悪意は無い。彼が日本を非難する文章を挿入したのは、おそらくアイリス・チャンの本を参考にしたか、彼女の記事を読んだからだろう。保守派論客として知られるブキャナンが、あえて日本を誹謗する理由はどこにもない。(著書の中でどの本からの引用なのをか明確にしていないから、スキャンダラス記事として彼の記憶に残っていたのだろう。)

  アメリカ人の中でも正常なブキャナンでさえ、このように支那人の嘘に嵌まってしまうのだから、他の知識人が日本史の捏造に感染しても不思議ではない。戦争における強姦・暴行を専門に研究するスーザン・ブラウンミラー(Susan Brownmiller)も、皇軍による南京での凌辱事件に触れていた。彼女はユダヤ系アメリカ人のジャーナリストで、しかもフェミニストの左翼系知識人だから、書く内容は容易に想像がつく。こんな素性だからバリバリのリベラル派で、彼女が参考にした文書というのは、南京国際救援委員会(Nanking International Relief Committee)が作成した『南京地区に於ける戦禍(War Damage in Nanking Area)』と『国際軍事裁判速記録(International Military Tribunal fpr the Far East)』である。その中からブラウンミラーは幾つかのショッキングな証言を引用していた。例えば、アメリカ人宣教師のジェイムズ・マッカラムが書いた日記を紹介している。

  私はいまだかつて、このような残虐行為は聞いたことも、読んだこともりません。強姦 ! 強姦! 強姦! 一晩に少なくとも1000件は起こると推定され、日中にも多くの事件があるのです。しかも抵抗・・・・すれば銃剣で突き刺すか、小銃で射殺するのです。詳しく報告しようと思えば、一日数百件はたやすい。(『レイプ・踏みにじられた意思』勁草書房 2000年 p.68)

  保守派の日本人なら、こうした軍事法廷で被告人側弁護士による反対尋問が行われなかったことを知っているが、日本に関して無知なアメリカ人学者だとそのまま鵜呑みにしてしまうのだ。歐米の裁判で重要な要素が抜け落ちていたなど夢にも思わない研究者だと、まっとうな宣誓証言であると信じてしまうケースがある。このマッカラム師は直接事件を目撃したわけではなく、単なる伝聞であることは明らかだが、日本兵は野蛮人という先入観を持つ歐米の歴史家には、西歐人の証言は真実に聞こえてしまうのだ。それに、ただでさえ左翼が主流の歴史学会で、わざわざ戦争犯罪国の弁護を買って出る学者はいないだろう。正式な報告書が作成されたのだから、その内容を吟味する必要はないのだ。

  もっと厄介なのは、嘘をつくことが日常となっている支那人が証人席に坐っていたことだ。歐米の学者は米国による裁判なので、民族や人種が違っていても、宣誓して証言する目撃者は皆、本当にあった事を話していると信じてしまう。まさか、堂々と嘘をつくとは思っていないのだ。金陵大学(現在の南京大学)の陳瑞芳は、次の様な供述書を提出していた。日本兵は安全地区に逃げ込んできた女性たちを追って、大学の校庭に闖入(ちんにゅう)し、支那兵の捜索だと偽っていました、というのだ。1937年12月17日、日本兵は群れを成して構内に入り、若い女性11人を連れ去った。そのうち9名は恐ろしい強姦と凌辱に晒された後、かろうじて逃げ帰ってきたが、その他2名の娘たちについては、それ以上聞かれなかったという。これって、もしかしたら支那人に拉致され、輪姦された話を日本兵の仕業にすり替えているんじゃないか? 事実、裁判では似たような証言が多かったという。

Nanking 1(左/南京に入城する皇軍)
  支那人は都合良く話を作るから信用できない。彼らの「証言」によると、日本兵は娘たちを堂々と攫うし、誘拐された女性は、昼間だと洗濯をさせられ、夜には性的サービスを強要されたという。部隊の娯楽と称して、セックス・ショーをやらされた女性もいたそうだ。また、こうした野蛮な日本兵は、ある父親に銃剣を突きつけ、彼の目の前で娘を強姦したんだって。さらに驚愕すべき犯罪があった。日本兵は攫ってきた女を輪姦すると、被害者女性の陰部に棒を突き刺したり、首を切り落と蛮行を加えたそうだ。(上掲書 p.69) あぁ~あ、出たよ支那人の十八番(おはこ)が。白人を目の前にして、自分の利益を計算した支那人どもが、口を揃えて「うぅっっう ! あぁぁっっ!! 東洋鬼(トンヤンクイ)が私たちを強姦したアルヨ !!」と涙ながらに訴えたんだろう。まったく、支那人といい朝鮮人といい、どいつもこいつも、平気な顔して嘘をつけるんだから、アカデミー賞に「嘘つき部門」があったら、全部受賞できるだろう。だいたいさぁ、日本人が娘たちの膣に棒を突き刺したり、斬首刑にするわけないだろう。これは支那名物、匪賊の蛮行だ。昔からある支那人特有の残虐行為である。日本人なら直ぐ察しがつくけど、アジア史に無知な西歐人だと、まったく気づかない。

  日本人なら何度も耳にしているから、支那人の証言なんて馬鹿らしくて聞けないけど、歐米の読者には新鮮なことだから、どんな嘘が『レイプ・オブ・南京』に記載されているのか、デタラメの幾つかを紹介してみよう。陳賈という支那人の証言はとんでもないものだった。彼女は母親と弟夫婦、彼らの5歳と2歳なる子供、そして彼女自身の子供二人と共に避難所へと向かっていたそうだ。南京市の老王府という場所にさしかかったところ、12名の日本兵に遭遇し、彼らは刀を持っていたので、そのうちの一人が義妹を捕まえ、亭主と子供の前で殺してしまった。彼女の弟は妻を守ろうとして殺され、子供たちは母親が強姦されている間中、泣いていたという理由で殺されてしまったそうだ。彼女の母親も刺されて12日後に亡くなってしまう。地面に倒れていた彼女は、二人の子供を連れて逃げ延びたという。そして、彼女は難民収容所へ行く途中に、一般市民の死体を数多く見たそうだ。死体となった女性は服をまくり上げられ、強姦されたような跡があったらしい。彼女はそうした死亡女性を20体ほど見たという。(上掲書 p.70) さ~すが支那人。見てきたような嘘をつく。本当に殺人をやらかしたのが日本兵なのか? 支那人の便衣兵じゃないのか?  何の物的証拠も無い、ただの目撃証言なんだから、いくらでも嘘を盛り込むことが出来る。殺害された家族の遺体だって、検死が行われた訳じゃないし、その遺体すらどこにあるのか分からない。しかし、こうも具体的に話されると、歐米人は完全に騙されてしまう。支那人恐るべし。

  大人が嘘つきなのは分かるが、子供まで嘘の名人なんだから、支那人は根っからの悪人だ。15歳の王潘という少女は、こう述べていた。1937年12月13日、日本軍が南京市内に侵入した時、彼女は父親と姉に連れられて、既に難民地区に移っていたという。そこには五百人ほどの女性が避難していたが、日本兵は女漁りをするため、ここへ度々現れていたそうだ。ある夜、一人の女性が中庭で強姦され、その叫び声が一晩中響き渡っていたが、日本兵が立ち去ったあと、彼女の姿は消えていたという。その後、二回ほど日本兵が乗ったトラックがやって来て、女たちを連れ去ると、彼女たちは二度と戻ってこなかったそうだ。ただ一人だけ、逃げ延びてきた女性がいたらしく、彼女の話によれば、拉致された女性はことごとく輪姦されたという。なかには犯された後、陰部に雑草を詰め込まれた者がいたらしく、それが原因で死亡したそうだ。(どんな草を詰め込まれたら、死ぬのか分からない。そもそも猛毒の草って何だ? ) 王潘は隠れていたので、日本兵に捕まらなかったという。こうした少女の悲痛な証言なら、普通の歐米人はコロっと騙されてしまう。まさか、被害者を目撃した少女が嘘をつくとは思っていないからだ。第一、その強姦魔が日本兵だという事をどうやって証明できるのか? 支那人が攫っていった事だって考えられるのに、反対尋問が無かったから一方的な話で終わっていたのだろう。こんなインチキ裁判でも、立派な報告書が出来上がると、証言は総て「真実」になってしまうのだ。

  被害者女性に同情するブラウンミラーは、何度も「こうした事件はほんの一例に過ぎない」と強調する。報告書は信じられない話で満ちていた。例えば、12月14日、数名の日本兵はアメリカ人宣教師グレース・バウワー嬢の家に押し入り、内側に毛皮を貼った手袋を奪い、テーブルの上にあった牛乳を飲み干し、手に砂糖を掬い上げて持ち去ったそうだ。これって、支那人じゃないのか? 恐怖に怯えたアメリカ人だと、日本人と支那人の区別がつかない場合だってある。東京裁判では約二万件強姦が発生したと述べられているのだ。日本兵は南京を陥落させた時、強姦、放火、殺人をやりまくったことになっている。でも、アメリカ人がこんな非道を信じてしまうのも無理はない。世界史を繙けば、征服民族が敗れた民族の財産を奪い、子供や老人でも殺しまくるのは普通である。征服した土地の女は兵卒達の「ボーナス」で、いくらでも強姦してよいし、奴隷にして持ち帰っても文句は出ない。だから、残虐行為が当り前の歐米人にしたら、南京を征服した日本軍が、定番の掠奪殺人を犯しても不思議ではないのだ。まさか、敵地を陥落させて強姦もせず、整然と治安維持に務めたなんて考えられない。松井石根(まつい・いわね)大将や日本兵から見れば当然のことでも、野蛮が常識の外国人からしたら異常なことである。ブラウンミラーは「南京大虐殺」を心から信じているようで、「もし東京裁判という戦争犯罪を裁く法廷がなかったら、南京事件の全貌を信じるものなど一人もなかったにちがいない」と述べている。(上掲書 p.73)

アメリカ左翼に蔓延る反日史観

  日本に対する誹謗中傷の火種は、日本人が起こしている場合が多い。昭和46年、国家を相手に教科書検定違法訴訟を起こして有名になった家永三郎が、既に外国に向けて害悪を垂れ流していたのである。東京教育大学で教鞭を執っていた家永は、「憲法問題研究会」に所属するなど、極左教授丸出しの反日主義者であったが、戦前は天皇陛下にも進講するなど、皇室尊崇の念を持つ保守的な学者であった。ところが、敗戦を機に、戦前の軍国主義を反省するとかの口実で、共産党や進歩的マスコミの御用学者に成り下がった。よくいる典型的な変節漢である。こんな家永は『大平洋戦争』を執筆し、この本は英訳されて、米国の大学図書館に置かれるようになった。(The Pacific War : World War II and the Japanese, 1931-1945, New York, 1978) 日本語が読めないアメリカ人の学者が、日本史に言及しようとすれば、必ず英訳された学術書を手にする。しかも、家永は有名大学の教授であったから、外国人の研究者は本当の事が書いてあると信じてしまう。しかし、ちょっと教養のある日本人なら、家永の左翼贔屓を知っているから、どのページを捲っても、眉に唾をつけて疑うのが普通だ。

  家永のことを何も知らないアメリカ人の中に、あのアーサー・シュレージンガー,Jr.(Arthur Schlesinger, Jr.)博士がいた。彼は同じハーバード大学出身のジョン・F・ケネディー大統領と親しく、『ケネディーの千日』という伝記も書いている。シュレージンガーはユダヤ人という出自に触れることを嫌っていたが、その思想は根本的にリベラルで、米国と日本の左翼知識人に受け容れやすいものだった。このシュレージンガーは自著の中で家永の『太平洋戦争』を取り上げ、家永を英雄のように扱い、「日本の人々に赤裸々な真実を示そうと努めた時、公的な被害を受けた」と紹介しているのだ。(『アメリカの分裂』 都留重人訳 岩波書店 1992年 p.54) こんな言い方をすれば、家永は真実を暴露したために、邪悪な国粋主義者や右翼勢力から迫害を受けたと勘違いされてしまうじゃないか。だが、日本の事情をちょいと聞きかじったアメリカ人が、裏を取らずに述べてしまうのは仕方がない。本来、日本の国益を考えるべき日本政府や保守派の学者が、歐米人向けに英語の書物を出版しないのが悪いのだ。米国の図書館にある僅かな日本史関係の本は、大抵、反日思想の日本人左翼か、日本に対して厳しい見方をする日系米国人によるもので、まともな学者の本はまず無いと言っていい。

  シュレージンガーも著書の中で「南京虐殺事件」に触れており、ヒトラーやスターリンによる虐殺と同じ項目にしているのだ。このユダヤ人学者は、日本人が学校用教科書の中で、子供たちに朝鮮併合や支那侵略を「恩恵」と教えており、その頑迷固陋さがソウルや北京からの公式抗議を招く結果となった、と説明している。(上掲書 pp.53-54) 日本の若者は、自分の祖国が戦争を引き起こした原因ではなく、その被害者であると教え込まれている、とシュレージンガーは述べていた。アメリカ人の左翼系学者は実務に疎いからしょうがないけど、あの乞食の群れが住む朝鮮を一人前の国したんだから、日本の統治は前代未聞の偉業であることは明らかだ。シュレージンガーのような学者は、日本統治前の朝鮮と統治後の朝鮮を比較するという発想が無い。せめてインフラ整備の知識くらいは持っていてもらいたいものだ。文系学者って建設や流通、製造に関する実務的知識に欠けているから困る。やはり、研究室と図書館だけの生活だから、肉体を使った労働とか従業員を背負った経営を分かっていないのだ。

  シュレージンガーの本を読んだアメリカ人は、日本が国家ぐるみで歴史を歪曲している、と思うだろう。彼のような左翼学者は、日本人が侵略戦争を「聖戦」にしていると思い込みやすい。シュレージンガーは日本政府が国粋主義を以て歴史を書き換えていると思っていたようだが、実際は逆で、国益を損ねる方向で書き換えが為されていたのだ。日本の学校教科書は共産党系の執筆者によって書かれているので、積極的に日本を侵掠者にして断罪しているのである。驚くことに、日本兵が“犯した”残虐行為を隠蔽しているのではなく、“犯してもいない”蛮行を記述しているんだから、シュレージンガーが誤解しても不思議ではない。彼は日本人が歴史を歪曲したから、朝鮮人や支那人が抗議したと思っていたのだ。まさか、日本人が彼らの嘘を承認しないから騒いでいたとは想像できなかったのである。

  シュレージンガーのような「リベラル派」の歴史家は、こぞってフランクリン・D・ローズヴェルトを賞讃しているから、どうしても枢軸国側の日本が悪党でなければ都合が悪いのだろう。邪悪なナチ・ドイツと同盟を組む日本は、世界征服を目論む悪の帝国で、ローズヴェルト大統領は東西の悪魔に敢然と立ち向かった英雄なのだ。だから、米国に助けてもらったユダヤ人としては、ヒーローになった大統領を批判する事はどうしてもできない。この偉人が赤い社会主義者で、スターリンの良き仲間であったとは言いたくないのだ。アメリカの歴史学会は認めたくないことだが、当時のアメリカ政府にはソ連シンパが溢れんばかりに存在し、ソ連の工作員や協力者も紛れ込んでいた。シュレージンガーのようなユダヤ人は、同類のユダヤ人左翼を批判するような研究はしたくないのだろう。例えば、ソ連のスパイとして知られているハリー・デクスター・ホワイトは、ロシア出身のユダヤ系アメリカ人であったから、ユダヤ系移民のイメージが悪くなってしまうのを恐れている。だが、最近ではヴェノナ文書が公開されたことにより、反米的ユダヤ人が多数存在したことがバレてしまった。日本人なら、占領軍にはびこっていた「ニューディーラー」、特にユダヤ系の軍官僚を見れば容易に理解できるだろう。だが、米国の歴史家は意図的に触れようとはしなかった。つまり、それくらい米国の歴史学会も左翼に占領されているということだ。

  とにかく、アメリカの知識人に何を言っても始まらない。そもそも、彼らには日本への関心がないのだ。アメリカの知識人にとって、日本は異星人が住む国とちっとも変わらないのである。地理的に遠いだけでなく、言語や文化が余りにも違うのだ。日本語は難解で、暗号の塊みたいなものである。日本語を専攻した学者や学生でさえ、日本語を読むことが出来る者は限られている。日本人の学生だって、戦前に出版された正漢字と歴史的仮名遣いで書かれた本を理解するのは難しいんだから、ヨーロッパ人やアメリカ人となれば尚更だ。アメリカ人には信じがたいことだが、明治の知識人が書いた恋文でさえ読めない日本人がいる。日本語はゲルマン語と文法が違うだけでない。表意文字の複雑な漢字が古典の知識と相まって、表音文字の中にちりばめられており、さらに仮名遣いまでが時代によって変化しているのだ。いくら日本文化が好きなアメリカ人だって嫌になってくる。だから、保守派のブキャナンが日本の事情に疎いことや、日本を誹謗する捏造史に引っ掛かっても無理はない。こうした事情が理解できれば、アイリス・チャンの偽書『レイプ・オブ・南京』が如何に有害か、が分かるだろう。こんな捏造書が各図書館にたくさん所蔵され、訂正されぬまま大学生や一般人に読まれているのだ。

  本来なら、日本政府が裏からアメリカ人の歴史家を雇って、アイリス・チャンに対する反論本や、真実を語る学術書を書かせて、彼女の毒を中和させておくべきだった。ただし、日本人が書くと反論本の信用性が低下するから、ある程度有名なアメリカ人の大学教授か、シンクタンクの白人研究者を選ぶのが良い。それが駄目なら、西歐系の若手研究者に資金を渡し、支那人の嘘を暴露するような学術書を書いてもらうことだ。そうして、日本政府がその新進気鋭の学者をメディアにたくさん登場させ、有名人に祭り上げてしまえばいい。贅沢を言えば、なるべく美人で若い白人女性が良い。一般人というのは、まず外見で判断するから、テレビの視聴者は美人なら喜んで耳を傾けるし、最後まで彼女の話を聴いてくれるものだ。それに、マスコミだって綺麗な学者だと、こぞって出演依頼をしてくるから、日本側の苦労が軽減されるだろう。日本政府は語学が得意な美人学生の青田刈りを検討してもいいのではないか。もっと言えば、外務省に命じて保守的な家庭で育った若者を有名大学に合格させ、日本のエージェントにできれば理想的だ。奨学金を与えて餌付けした者を日本専門家に仕立てることくらい当然である。それが無理なら、中谷元・元防衛大臣のところで働いていたアレクサンドラ・ハーニー(Alexandra Harney)のような、日本語を喋る知的な女性をスカウトしたっていい。彼女は『中国貧困絶望工場』を出版していたから、ご存じの方も多いだろう。また、トリバゴのCMに出ていた日本語の上手な歌手ナタリー・エモンズ(Natalie Emmons)みたいな素人娘でもいい。学校秀才の官僚だと、下らない理窟ばかり並べるから、アメリカ人の庶民はあくびが出てしまい、日本の主張が無視されてしまう虞(おそれ)がある。素人娘だと心配する日本人もいるだろうが、宣伝のプロを雇って外務省できちんと調教し、日本の代理人に育てればいいのだ。

  日本の政治家や外務省は、国家試験に合格した者ばかりを重要視するが、対外工作や大衆操作には、第一印象の良い美男美女を用いるのが一番だ。外国の大衆は、腐った魚みたいな顔をした外務官僚の話なんか、絶対に聞こうとしないし、マスメディアだって取り上げない。この点、ロシア人は日本人よりも賢く、世論操作に長けている。例えば、ロシアの宣伝機関であるRTテレビでは、アビー・マーティン(Abby Martin)という魅力的なアメリカ人女性キャスターを採用している。RTは米国の左翼メディアが扱わない、あるいは意図的に避けている話題を取り上げ、アメリカ人視聴者を惹きつけている。しかも、番組中にマーティン氏の美脚をさりげなく映して、視聴者の関心を高めようとしていたのだ。ロシア人って本当に狡賢い。我が国も日本の尖兵となるアメリカ人の美女を発掘して養成すべきだ。アイヴィーリーグのみならず、全米の大学にスカウトマンを送り込んで、保守的思考と品格を備えた女子学生を引き抜くことだ。大金をかけて日本への知識を学ばせ、テレビ局に売り込んで有名学者やコメンテーターに仕込めばよい。アン・コールター(Ann Coulter)やローラ・イングラム(Laura Ingraham)みたいな、左翼を遠慮無く攻撃する保守派のオピニオン・リーダーにして、必要なときだけ“ちらり”と日本を掩護させればいいのだ。いつも日本の擁護をさせると、日本の手先と評されるので、普段は米国の政治にだけ発言させておくのがいい。日本政府は国益のためにあらゆる手段を講じるべきなのに、無能な外務官僚ばかりに公金を使うんだから、税金を払っている国民は馬鹿みたいだ。

  まったく、日本政府は全く世論操作が下手である。米国には資金不足に悩む貧乏学者がたくさんいて、大金をちらつかせれば喜んで飛びつくのに、法外な料金をむしり取るロビーストばかりに税金を使っている。もっと、草の根から米国の庶民を洗脳すべきなのだ。それには、現地のアメリカ人を買収して、日本のエージェントに仕立て上げる事が有効である。外務省の役人が購入する高級ワインやインテリリア家具を節約すれば、1億円くらい軽く捻出できるんじゃないか。碌でなしの無能外交官に何億円も使っているのは馬鹿らしい。我々は歴代の駐米大使を思い出してみるべきだ。見るからに情けない栗山尚一、齋藤邦彦、柳井俊二、加藤良三などは、アイリス・チャンや支那人、朝鮮人の言い掛かりに対して何をしたのか? せいぜい、テレビ番組に出演し、「日本政府は謝っていまぁ~す ! 赦(ゆる)してくださいよぉ~」と弁解するだけだった。戦場で散華した我が軍の将兵のことなんか、これっぽちも考えていなかった。ひたすら、自分の経歴に傷がつかないよう、米国の左翼勢力と支那人、朝鮮人の団体に謝罪するだけで、国益を考えたことはないのだ。そもそも、外務大臣が愛国的じゃないんだから、その手下の駐米大使らが国益軽視でもおかしくはない。日本国民は国益増進の為に、政治プロパガンダを検討すべきだ。日本国内だけで南京事件を片付けても、本当の意味で解決したことにはならない。日本にとって重要な歐米諸国で鎮火させることが重要なのだ。

  次回は、インドにおけるイギリス人の残虐行為について述べてみたい。



気ブログランキングへ

モンローの肉体を嘗めたユダヤ人 / ハリウッドに張られた蜘蛛の糸 (後編)

ゴイム(異教徒)を妻にするユダヤ人

  日本の子供たちが贔屓にしていたテレビ局と言えば、まずテレビ東京が挙げられる。たとえ、大事故が起きても夕方のアニメ番組を中止せず、いつも通りにレギュラー番組を放送した、「良心的」というか「無神経」とも解釈できる唯我独尊の放送局であった。懐かしい「まんがキッドボックス」にお金を提供した明治製菓は偉い。この企業がいなかったら、日本の子供たちは「チキチキマシン猛レース(Wacky Races)」や「電子鳥人Uバード(Birdman and the Galaxy Trio)」、「怪獣王ターガン(The Herculoids)」、「大魔王シャザーン(Shazzan)」などを観ることは出来なかった。昔の外国アニメを放送したテレビ局は、日本の子供たちに受け容れられるよう努力していた。例えば、輸入元の米国では「Uバード」のオープニング曲は、インストロメンタルだったが、日本版ではちゃんと歌詞を附けて別の曲をフォーリーブスに唄わせていたのである。この歌が傑作で、フォーリーブスは「宇宙の平和を乱すやつは、地獄の底へつきおとせ~!」と合唱していたのだ。現在なら、PTAで問題になりそうな歌詞である。昔は「ポリティカル・コレクトネス(政治的に正しい言葉)」が普及していなかったから、表現と藝術の“自由”があった。

  こんなテレビ東京が2013年頃、朝の時間帯に昔懐かしい「奥様は魔女(Bewitched)」を再放送していた。綺麗なカラー映像に修正されたコメディー番組を観た方も多いんじゃないか。このアメリカ・ドラマは元々、昭和40年代に放送されたシットコム・コメディーで、主役のサマンサを演じたエリザベス・モンゴメリー(Elizabeth V. Montgomery)とダーリン役を演じたディック・ヨーク(Dick York)は今でも有名だ。義母のエンドラを演じたアグネス・モアヘッド(Agnes Moorehead)も意地悪の魔女が板に付いていて、とても印象に残る女優であった。米国にはこういった雰囲気を醸し出す、憎いくらい上手な演技をする脇役がいるからすごい。人気ドラマ「ダイナスティー」のジョアン・コリンズ(Joan Collins)みたいな実力派がいるから、ややもすると緩みがちな連続ドラマが引き締まる。ちなみに、今回「奥様は魔女」を調べてみたら、日本版も制作されていたそうで、人気女優の米倉涼子がサマンサ役を演じていたそうだ。知らなかった。まさか日本人バージョンがあったなんて。観てないから何とも言えないが、おそらく駄作なんじゃないか。日本人がアメリカドラマを模倣して成功した例は少ないだろう。ドラマじゃないけど、以前に野口五郎がサンタナのヒット曲「スムーズ(Smooth)」を拝借し、「恋はメラメラ」という題にして唄っていた。サンタナのオリジナル版では、人気歌手のロブ・トーマス(Rob Thomas)を起用して素晴らしい出来だったが、野口五郎の方は一度聴けば恥ずかしくて耳を塞ぎたくなるほどの代物である。元曲をあれほど無惨にしたカヴァー曲も珍しい。

  脇道に逸れたから話を戻すと、ドラマの中で美人妻を演じたエリザベス・モンゴメリーは、何とプロデューサーのウィリアム・アッシャー(William Asher)と結婚していたのだ。彼はユダヤ人の父親とカトリック信徒の母親を持つユダヤ系アメリカ人だが、ユダヤ人支配のハリウッドでは一般的にユダヤ人制作者と見なされていた。我々とってショックなのは、貞淑な妻を演じていたエリザベスが、私生活では同性愛者や妊娠中絶を支持する筋金入りの左翼活動家であったことだ。確かに、「奥様は魔女」の中にも人種差別を取り上げたエピソードがあって、黒人を対等に扱うサマンサの姿があった。今から思えば、1960年代後半から1970年代にかけて放送されていた番組だから、リベラル色が強くてもしょうがないと考えられるが、「奥様は左翼だった」じゃ笑えない。それにしても、売れっ子女優がユダヤ人プロデューサーと結婚するなんて、いかにもハリウッドらしい現象である。もし、彼女が一般人女性のままだったら、ユダヤ人と結婚せずに普通の白人男性と結婚していたんじゃないか。こんな異人種間結婚を見ているから、ユダヤ人に警戒心を抱く西歐系白人や、藝能界に入りたがる娘を叱る親がいるのだろう。仔羊を狼の群れに解き放つようなものだから、まともな親が反対するのも無理はない。それに、生まれてくる孫がユダヤ人の血統なんて考えただけでも恐ろしい。

マリリン・モンローを取り巻くユダヤ人

  ユダヤ人がうじゃうじゃいるハリウッド村は、藝能界というより匪賊や傭兵がたむろする無法地帯と考えた方が的確である。こんな蟻地獄に入って行く若者が跡を断たないんだから、エンターテイメント業界は麻薬に満ちた魔界と呼んでもいい。米国史の中でも輝かしい1960年代、後世に名を残すこととなった人気女優マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)も、ユダヤ人の魔の手に落ちた悲惨な一例であった。父親は不明だが、グレイディス・パール・ベイカー(Gladys Pearl Baker)の娘として生まれた、ノーマ・ジーン・ベイカー(Norma Jean Baker)は、義父の「モンロー」姓をつけて藝能界にデビューした。彼女はラルフ・グリーンソン(Ralph Greenson/ 本名Romeo Greenschpoon)という名うてのユダヤ人を自分の精神科医として雇っていた。このユダヤ人はモンローが自殺した時のセラピストであった。彼はマリリンの精神を安定させるために、過度な薬物治療を行っていたらしい。何かマイケル・ジャクソンに「プロポフォル(propofol)」を過剰投与したコンラッド・マレー(Conrad Murray)医師を思い出してしまう。こんな麻酔薬(鎮静薬)を個人の邸宅で与えてしまうなんて信じられないが、アメリカという異常な国では非常識が罷り通る。たぶん、グリーンソンも自信満々の医師で、どんどん睡眠導入剤や鎮静剤をマリリンに与えていたのだろう。彼女の友人が証言していたが、マリリンはグリーンソンに会えば会うほど衰弱していったそうだ。

  マリリンの周りには矢鱈とユダヤ人が多かった。グリーンソンの妹エリザベスは、ユダヤ人ミルトン・ミッキー・ラディン(Milton “Mickey ” Rudin)と結婚しており、そのラディンは有力な人脈を持ち、エンターテイメント業界で活躍する法律家であった。そして、彼はマリリンの顧問弁護士も務めていたのである。彼女と昵懇の出版業者アーサー・ジェイコブズ(Arthur Jacobs)や、娯楽企業のMCAで彼女のエージェントを務めるジェイ・カンター(Jay Kantor)とモート・ヴィナー(Mort Viner)もユダヤ人だった。出演作でもユダヤ人監督に重宝されており、「七年目の浮気」や「お熱いのがお好き」ではビリー・ワイルダー(Billy Wilder)が監督だったことは有名だ。「恋をしましょう」だとジョージ・クコー(George Cukor)が監督で、「帰らざる河」ではオットー・プレミンジャー(Otto Preminger)が総指揮を執っていた。マリリンの個人マネージャーのナターシャ・ライテス(Natasha Lytess)もユダヤ人で、いつも一緒にいたから、二人はレズビアンの関係か、と疑われるくらいだった。また、ユダヤ人写真家のミルトン・グリーン(Milton Greene)も、マリリンのマネージャーになって親しく付き合っていたから、彼女との仲を噂にする者もいたという。

  売春の伝統が根強い韓国では、体で仕事を取る藝能人が多いそうで、悲惨な運命を辿った女性も少なくない。我が国の藝能界でも所謂「枕営業」があるそうで、さほど人気のない女性藝人は、演技力や歌唱力よりも、有力制作者とか大御所に体を提供して、望む仕事を獲得するらしい。マリリン・モンローも名声と幸運を摑むために、誰彼となくベッドを共にしたという。ユダヤ人が跋扈(ばっこ)するハリウッドだから、マリリンが「春」を売った相手も当然ユダヤ人だった。ユダヤ人のテッド・ジョーダンによると、マリリンはキャリアを進展させる為なら誰とでも寝たそうだ。(Ted Jordan, Norma Jean: My Secret Life with Marilyn Monroe, William Morris & Co., New York, 1989, p.121) また、アンソニー・サマーズ(Anthony Summers)によれば、彼女がフォックス社と最初のコンタクトを持った時、そのキーパーソンはベン・リヨン(Ben Lyon)で、彼もマリリンと性的関係を持っていたらしい。シェイラ・グラハム(Sheila Graham)も、マリリンが未来のキャリアの為にリヨンと寝たことを述べている。マリリンの肉体を堪能したリヨンは、キャスティング・ディレクターのソル・ウルツェル(Sol Wurtzel)を呼びつけ、「デインジャラス・イヤーズ」という1947の映画で使ってやれと命じ、マリリンはちょっとした脇役を与えられたという。何とも生々しい裏話だが、藝能界って多かれ少なかれ、こんな横槍が入ってくる。大物プロデューサーがいきなり素人の小娘をドラマに押し込んだり、ニュース番組の「お天気お姉さん」に任命したり、とやりたい放題の横暴をはたらく。周りのスタッフは大迷惑だけど、有力者に睨まれたら自分の出世が危なくなるから、長いものに巻かれてしまうのだ。視聴者だって、あまり人気のない女優がどこからともなく新ドラマに抜擢されるから、「どうしてこんな女優が、いきなり重要キャストに抜擢されたんだ?」と訝(いぶか)しく思うだろう。でも、「大人の事情」が絡んでいるから仕方がない。

  「美女と野獣」という映画があったけど、美女のマリリンに群がる野獣は本当に多かった。被服業界の大御所たるヘンリー・ローゼンフェルド(Henry Rosenfeld)も、白くて美しい肌を嘗(な)めた薄汚いユダヤ人の一人だった。彼はアトランティック・シティーにある自宅にマリリンを招き、自分のスピード・ボートに乗せて、甘い一晩を過ごしたそうだ。マリリンは映画業界で顔が利く、悪名高いユダヤ人ギャングのバグジー・シーゲル(Bugsy Siegel)とも寝ていたらしい。彼の伝記は映画化されたので、このシーゲルについて知っている日本人もたくさんいるんじゃないか。日本もそうだが、藝能界と暴力団は裏で繋がっているから、堅気の人間が毛嫌いするのも分かる気がする。マリリンのセックス・ライフは10代の頃から既に始まっており、17歳の時にはテッド・ジョーダン(Ted Jordan / 本名 Edward Friedman)と交際していて、彼は後に『ノーマ・ジーン』という本を書いて、マリリンとの性生活を暴露していた。このジョーダンにはテッド・ルイス(Ted Lewis / 本名 Theodore Leopold Friedman)というミュージシャンの叔父がいて、マリリンはこのルイスとも寝ていたというのだ。彼女が麻薬を覚えたのは、このルイスからであった。本当に腐った奴らである。

  後に有名女優となる野心家のノーマ・ジーンは、のし上がるためには何でもすると心に決めており、ジョーダンにも、誰とでもセックスをするし、その心構えもできている、と語っていたそうだ。そこで有言実行のマリリンは、著名なゴシップ・コラムニストで、ユダヤ人のウォルター・ウィンチェル(Walter Winchell)と寝たらしい。しかし、一介のコラムニストと性交したくらいでは、ハリウッドで大女優にはなれない。まだ無名のマリリンはコロンビア・ピクチャーズのハリー・コーン(Harry Cohn)社長に近づいた。「またユダヤ人か !」とウンザリするが、映画会社の社長や重役にはユダヤ人が多いからしょうがない。このユダヤ人社長はマリリンを自分のヨットに乗せ、夜のクルージングに誘ったそうだ。美しい獲物を捕まえたコーンは、マリリンに向かって服を脱げ、と命じたという。彼女は言わるままに服をぬぎ始めた。すると、あろうことか、この助平ユダヤ人は、自分のペニスを握りながら彼女に近寄ってきたのだ。大抵の女性なら、「えっぇぇ!! 何 ! 嫌だ!!!」と真っ青になって叫ぶだろう。マリリンも同じで、彼女はコーンを拒絶したそうだ。そりゃそうだろう。こんな変態ユダヤ人とセックスするなんて、どこか精神が異常じゃないとできない。マリリンに肘鉄を食らったコーンは、とても激怒したそうで、マリリンは「あんなに怒った人を見たことがない」、と語っていたそうだ。(Ted Jordan, Norma Jean : My Secret Life with Marilyn Monroe, William Morris & Co., New York, 1989, p.91)

  自分のペニスを握って近寄ってくるユダヤ人なんて、想像しただけでも背筋に戦慄が走る。いくら出世のためとはいえ、マリリンの眼に映る発情したコーンの姿は、余りにも酷かったのだろう。若い娘なら当然である。しかし、権力者を怒らせたマリリンは、コーンからの報復を受けた。彼女はコロンビアの撮影所に出入りすることを禁じられたそうである。かつて、マリリンは藝能界の実情を語っていた。

  プロデューサーが女優に台本に関して話があるからオフィスに来いという時があるでしょう。でもね、それは台本の打ち合わせじゃないのよ。・・・私はプロデューサーたちと寝たわ。もし、寝ていないと言ったら嘘になるもの。

  1955年に20世紀フォックス社と大きな契約を結んだ時、彼女はようやく不動の地位を手にした女優になれた。そして、マリリンはこう呟いたという。「私はもう二度と、あいつ等のペニスをしゃぶらないわ」、と。マリリンは年を重ねる毎に反ユダヤ的感情が募ったようで、大御所のジョー・シェンク(Joe Schenck)のことを「あの糞ユダ公(that Jew shit)」と呼んでいたらしい。他のハリウッド・ユダヤ人に対しても、「あのユダ公 ! とか、このユダ公 !」と罵っていたようだ。しかし、彼女は後にユダヤ教に改宗するが、この反ユダヤ感情は妨げにならなかったらしい。やはり、女優の頭はどこか普通と違うのだろう。

  マリリンは性的に弄ばれていたが、政治的にも利用されていたようだ。精神科医のラルフ・グリーンソンは、彼女の指導者みたいな身分になっていたが、彼には別の顔があった。このユダヤ人は積極的な共産党員で、コミンテルンにも係わっていたという。そして、彼の妹エリザベスの証言によれば、兄のラルフは熱心なシオニストで、イスラエルとの太いパイプを持っていたそうだ。まったく、ユダヤ人のコミュニストって本当に多いんだから嫌になる。かつて、ハリウッドの共産主義者をあぶり出す「赤狩り」が行われたけど、真っ赤なユダヤ人の映画監督や脚本家、プロデューサーなどが至る所にいたから、保守派のアメリカ人が怪しんだのも当然である。よく知られているのは、左派が多数を占めるユダヤ人に対するチャールズ・リンドバーグ(Charles Lindbergh)の警告である。この「アメリカ第一主義」を掲げる大空の英雄はこう述べた。

  ユダヤ人は我が国にとって最大の脅威である。彼らは我々の映画界、出版界、ラジオ局で広範囲な所有権を持ち、我々の政府において絶大な影響力を行使しているのだ。(Harold Brackman, The Attack on “Jewish Hollywood”: A Chapter in the History of Modern American Anti-Semitism, Modern Judaism, Vol. 20 , 2000,p.5.)

  ユダヤ人の害悪については、リンドバーグのみならず、他の議員も警戒心を強めていた。例えば、ミュズーリ州選出のジョン・ランキン(John Rankin)下院議員は、ユダヤ人が合衆国政府の転覆を狙った最大の陰謀の一つに責任がある、までと述べていたのである。また、彼は大胆さを以て、米国においてユダヤ人は反政府活動の温床である、と喝破していたのだ。 現在の政治家なら絶対に口に出来ぬ発言である。しかし、当時のアメリカには、まだ言論の自由が残されていた。保守派のアメリカ人が1950年代を懐かしんだのも理解できよう。ついでに言えば、マリリンと結婚した三番目の夫アーサー・ミラー(Arthur Miller)は、ユダヤ人の劇作家であったが、これまたハリウッドのユダヤ人らしく極左活動家で、黒人に対する人種差別に反対し、労働活動にも熱心に係わっていた人物である。彼も真っ赤なユダヤ人仲間を持っていたので、反共の闘士ジョセフ・マッカーシー(Joseph McCarthy)議員に目を附けられていた。彼は下院の反アメリカ活動調査委員会に召喚されたことがあるが、仲間を裏切ることを拒否し、断じて口を割らなかったという。ユダヤ人にとったら、愛国心よりも同胞愛の方が大切だからねぇ。

Charles Lindberg 2John Rankin 1Joseph McCarthy 2Arthur MIller 1







(左: チャールズ・リンドバーグ / ジョン・ランキン / ジョセフ・マッカーシー / 右: アーサー・ミラー)

  マリリンがセックスした中で最も権力を持っていた男と言えば、やはりジョン・F・ケネディー大統領だろう。大統領と姦通したマリリンがもたらす寝物語は、グリーソソンにとって貴重な情報源となったはずだ。いくら大統領とはいえ、惚れた女とベッドを共にすれば、何てことはない雑談の中で、国家機密に繋がる重要な情報を漏らすことだってあり得る。当時は冷戦真っ只中。合衆国大統領がどんな考えなのかを直に知る絶好の機会だ。特に、コミュニストのグリーンソンは、ソ連やキューバに対する外交方針や、イスラエルに関する大統領の考えを知りたかったはず。だから、セラピストのグリーンソンに何でも打ち明ける、警戒心が全く無いマリリンは「便利な馬鹿(useful idiot)」だった。

  大女優になっても精神的に不安を抱えるマリリンは、何でも医者に頼る癖がついていたという。当時のハリウッドでは、リー・シュトラスバーグ(Lee Strasberg)という精神分析医が非常に持て囃されていた。大物俳優といえども、人には言えぬ悩みを抱えているだろうから、誰かしら相談役になる人が必要だったのであろう。だから、こうした弱点を持つ有名人を食い物にするセラピストがいたのも当然で、こうした悪徳医は患者にとっての「神」を演じていたのである。自分の判断一つで大女優や二枚目男優を操ることができたから嬉しくてたまらない。名優のマーロン・ブランドーには、ベラ・ミッテルマンという精神科医がついていたが、ブランドーはシュトラスバーグについても述べていた。ブランドーの評価では、シュトラスバーグは俳優が集まるスタジオに来る人々を餌食にする冷血漢であったという。しかも、相当な野心家で自分勝手ときている。彼は自分自身を、まるで神託を告げる司祭か、新興宗教の教祖のように思っていたらしい。彼にたぶらかされた人々は、シュトラスバーグをラビ(ユダヤ教の教師)の如く崇めていたという。ところが、マリリンはこんな類いの精神科医に傾いていたのだ。日本でもよく藝人が、怪しい霊媒師とか占い師に嵌まることがあるけど、アメリカでも似たような事が多い。マリリンはフロイトの精神分析にも興味を示したそうで、彼女は実際フロイドの娘アンナ・フロイトにロンドンで会っていた。彼女の診断でも、マリリンは相当精神を病んでいたらしい。

  精神的に不安定なマリリンだったから、薬の過剰摂取で死亡したのだろう。だが、彼女はある意味、主治医のハイマン・エンゲルバーグ(Hyman Engelberg)とセラピストのラルフ・グリーソンに殺されたようなものだ。グリーンソンは助手に鎮静剤の投与を指示していたのだ。しかし、投与されたバルビツール酸系薬が多すぎたため、マリリンは副作用を起こして心不全となり、若くしてこの世を去ることになった。助手からの報告を受けたグリーンソンが、彼女の部屋に駆けつけた時には、既にマリリンは死亡していたという。後に、色々な陰謀説が囁かれたが、実際は薬物中毒による死亡である。それにしても、哀れな最期だ。おぞましい枕営業を経て、大女優への道を駆け上ったのに、その栄光を味わう精神が衰弱していたのとは。華やかな藝能生活を送っていた人気女優が、裏では薬漬けの日々を送っていたのだ。何の苦労だったのか分からなくなる。

  何はともあれ、マリリンの人生には色々な男がいた。映画界の大物やマフィアのギャングと寝ていたかと思えば、野球選手のジョー・ディマジオと再婚したり、はたまたフランク・シナトラと浮き名を流したり、と寄り添う男の幅が広い。中でも、ジョン・F・ケネディーとロバート・ケネディーとのダブル不倫は有名だ。英雄は色を好むと言うが、このケネディー兄弟は異常である。世間はハーバード大卒の爽やかな紳士と評するが、一皮剝けば下半身がだらしないアイリス系移民の倅(せがれ)たちである。兄が肉体関係を結んだ女に、弟も手をつけるなんて、恥知らずというか変態に近い。一方、マリリンにも倫理観がこれっぽっちも無かった。女房や子供を持つ男と姦通しても平気なんだから。これではユダヤ人たちがマリリンのことを「シクサ(Shiksa)」、則ち「穢れたケダモノ」と呼んでも致し方ないじゃないか。マリリンからすれば、男を踏み台にして出世したつもりだろうが、セックス相手からすれば、精液を噴射できる共同便所に過ぎない。ただ、ユダヤ人に蔑まれながらも、ユダヤ人のアーサー・ミラーが結婚してくれたんだから、これだけでも彼女にとって救いになる。たぶん、ミラーは本気で彼女のことを愛していたのだろう。ただし、ミラーがマリリンのことを「トロフィー・ワイフ」と見なしていたら残念だ。仮に、そうであっても仕方がない面もある。冴えない容姿のユダヤ人作家が、世間が持て囃す金髪美女を手に入れたのだ。親戚や友人に自慢したくなるのも無理はない。三番目の旦那なんだから、マリリンだって贅沢な要求はできないだろう。

凌辱される同胞の女性

  マリリン・モンローが送った波瀾万丈の人生は、多くの事を我々に教えてくれる。まづ、藝能界はヤクザの世界、ということだ。堅気の娘が足を踏み入れる職場ではない。ハリウッドは賤しいユダヤ移民が築き上げた悖徳の帝國で、当初はアメリカ白人に媚びて映画界の社会的イメージを向上させたが、一旦巨大な帝國が出来上がれば、そこに飛び込んでくる白人娘を娼婦と見なした。憧れのハリウッドに旅立つ女優の卵は、狼の群れに迷い込むひよこと同じだ。映画での配役を獲得すべく、ユダヤ人達に“輪姦”されても、必要経費としか考えない。娘の藝能界入りを許した両親は、娘が裏で凌辱されている事に気づかないんだから、まさに「知らぬが仏」だ。日本人の親も充分認識すべき現実である。娘がモデルとかアイドル、女優になりたいと言い出し、それを許すなら、可愛い娘を穢らわしいヤクザや下劣な朝鮮人どもへ「生け贄」として差し出した、と諦めるべきだ。

  ちょっと痛ましい話になるけど、女優の桃井かおりには国際政治学者の桃井眞(ももい・まこと)がいた。1991年に起きた湾岸戦争の時、報道番組に出演していたのを覚えている方もいるだろう。桃井かおりは少女時代、英国にバレー留学していたことがあり、どうも可愛い孫娘が立派なバレリーナになるようと、バレリーナの祖母が望んだらしかった。父親の真は娘をたいそう可愛がったようで、まさしく箱入り娘として育てたらしい。しかし、白人ばかりのバレー教室に通っていたかおりは、黄色いアジア人ということで劣等感を抱き、バレリーナになる夢を断念する。帰国したかおりは演劇を始め、親に内緒で女優になっていた。一時は勘当されたこともあったそうだ。父親が女優業に反対したのも当然であろう。とりわけ、出演した映画の中にエロ作品があったからもう大変。映画ファンならロマン・ポルノ作品の「エロスは甘き香り」や、70年代らしい「けだるさ」を表現した「もう頬づえはつかない」をご存知だろう。大切に育てた娘が、見知らぬ男と裸でからむベッドシーンを見て、父親の桃井眞はどんな気持ちだったのか? もしかしたら、劇場へは行っていないのかも。そもそも、娘の裸を銀幕で見たいと思う父親はいないだろう。だって、相手の男優が娘の肌を嘗めたり、乳房を揉んでいるんだぞ。怒りと悲しみで胸が張り裂けてもおかしくはない。映画を観る以前に、涙がこぼれてくるじゃないか。

  若い娘を凌辱するユダヤ人はトンデモないが、それを平然と行うユダヤ人の心情とは如何なるものなのか? 一番考えられるのは、欲望剝き出しの世俗主義者という点だ。純情な白人娘を裸にすれば、大金が儲かるからドンドン淫乱な映画を作るのは分かる。だが、その根底には、西歐社会への憎悪が漲っているのだろう。ユダヤ人にしてみたら、アメリカ社会は西歐白人が作ったもので、彼らの祖先が築いたものではない。米国は散々ユダヤ人をイジメてきた西歐人が建てた国家であるから、彼らの倫理観や価値観、伝統文化をを守る必要性はどこにも無いのだ。キリスト教徒が仲間の女性に求める貞操観念や立居振舞い、女性らしさ、気高さなんて、むさ苦しい生活を送ってきたユダヤ人にとって、何の意味も無いし、犬の糞みたいに踏み潰しても気にならない。むしろ、踏み潰すことに快感を覚える。興味深いことに、ユダヤ人の監督や脚本家は、喜んでキリスト教徒の家庭を愚弄するが、ユダヤ教徒の家庭や価値観を馬鹿にすることは滅多にない。キリスト教徒の西歐系アメリカ人であれば、「そんなに伝統的価値観を毀したいなら、まづ最初に因習的なユダヤ人社会をターゲットにしたらどうか」と提案したくなる。なぜなら、男尊女卑で人種差別の激しいユダヤ人コミュニティーには、リベラル派のユダヤ人が攻撃したくなるような材料がごまんとあるからだ。わざわざ異教徒(ゴイム)たる西歐キリスト教徒に、その矛先を向けていないで、身近な同胞のコミュニティーを批判する方が先じゃないのか。「社会正義」をふりかざす赤いユダヤ人は、普通に黒人を「黒いケダモノ」と呼ぶユダヤ人のオバちゃんを非難しろ。
  米国のユダヤ人を見れば、いかに異人種と共存することが危険であるか、が判るだろう。現在のアメリカでは同性愛者を擁護したり、黒人を礼讃するTVドラマが着々と作られている。すでに長いこと左翼作品が日常にしっかりと組み込まれているから、一般人はもはやその異常性を不思議と感じないのだ。日本でも藝能界やマスコミに朝鮮人や支那人が浸透し、正常な日本人の精神を歪めている。そして、藝能界に魅せられた少女たちが、どんどん卑劣な連中に犯され、それが表面に浮き出で問題になることはない。暴露される前に握り潰されるからだ。ヤクザ的な藝能関係者やアジア系の大物にとって、日本人娘の肉体は、どれほど侮辱しても構わない肉の塊だ。みんなで廻して凌辱すれば、「あの淫売女め !」と酒場で笑い罵ることができ、ますます酒が旨くなる。大日本帝國に支配された朝鮮人にしたら、祖国の同胞が成し遂げられなかった復讐を、個人レベルで果たしたことになるだろう。そして、日本人の女を性的に従属させることは、被征服民にとって勝者の証となる。ユダヤ人に加え支那人、朝鮮人といったアジア人に対抗できない気弱な民族は、徹底的に打ちのめされるまで被害に気づかない。毎回言うけれど、後悔が先に立ったことはないんだぞ。

  


人気ブログランキングへ
記事検索
最新記事
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: