無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

2017年07月

CIAとペンタゴンによる検閲映画


印象操作に踊らされる大衆

007 Daniel Craig 2crimson tide









(左: 007のジェイムズ・ボンド  /  右: 「クリムゾン・タイド」潜水艦内部のシーン)

  昨今、マスコミによる大衆操作が激しい。どうでもいいような些細な事柄を毎日朝から晩まで垂れ流している。豊洲問題に始まり、森友学園の土地取引、加計学園の学部設置問題、と針小棒大の報道が続いているけど、散々空騒ぎした挙げ句、結果的には大したことはない役人レベルの議論だった。マスコミの狙いは安倍政権の打倒なのに、それを堂々と表明せず、「安倍首相が何かやましい事をしたのでは?」といった、焦げ臭い「ニオイ」や「噂」をテレビで流し、世間に「不信感」を植え付けようとした。一方、BGMみたいにワイドショーをつけっぱなしにして聴いている一般人は、安倍政権に対して根拠無き「疑惑」を抱いている。しかし、「一体何が法的に問題で、騒動の核心は何なのか?」と尋ねられると答えられない。大抵の人は「よく解らないけど、問題なんじゃないの? だってテレビで偉い人が言ってたもん !」といった程度。こんなのはテレビ局が「さぁ、みなさぁぁ~ん。ハロウィーンの季節ですよぉ~ ! 好きなコスプレで街に繰り出しましょう !」と囃し立てるや、視聴者はドンキホーテなどに行って衣装を買いまくり、仮装姿で街頭に現れる。でも「ハロウィーンの起源と意味は何ですか?」と尋ねられれば、コスプレの娘たちは「えぇっ~? わかんなぁ~い」と答えるだけだろう。この馬鹿騒ぎの背景には、消費を煽って利益を目論む小売業者と、それをスポンサーとするテレビ局の共同謀議がある。

Inada 1(左  /  稲田朋美)
  一般人は自分の専門範囲や職業関連以外の問題になると、ペンギンかネズミ程度になりがちだ。ネズミは笛吹きに導かれたら崖からでも飛び降りる。滑稽なのは一列に並んで闊歩するペンギンだ。前のペンギンがコケたら、後ろのペンギンも真似してコケる。何ともアホらしい動物だけど、テレビに洗脳された一般人は、これを笑えまい。現在、マスコミ各社は稲田朋美防衛大臣を叩いているが、日報を「破棄した」とか「記録が残っていた」とかの有無が、そんなに我が国の防衛にとって重要なのか? 日本が依然として占領軍憲法を廃棄できず、国防軍を創設できないでいる事の方が、よっぽど深刻なはずだ。マスコミが稲田氏を糾弾しているのは、彼女が「安倍降ろし」の道具になっているからだろう。つまり、稲田氏が安倍氏の秘蔵っ子だから、彼女を一斉攻撃すれば、安倍首相への間接攻撃となり、安倍政権のダメージ拡大に繋がると考えているのだ。それに、稲田氏は百人斬り訴訟で毎日新聞を攻撃したから、左翼勢力からすれば赦せない。しかも、保守派国民の中には彼女を支持している物がいるから、朝日・毎日・TBS・NHK連合は、芽のうちに稲田氏を摘み取ろうと謀っている。

  しかし、日本国民には安倍氏や稲田氏の未来より、拉致被害者奪還の方が重要なはずだ。だいたい、マスコミの姿勢は矛盾している。南スーダンにおける国連の平和維持活動なんかより、北鮮に囚われた同胞救出の方が遙かに重要で、その為には強力な軍事力が必要なのに、マスコミは国防軍の復活に反対し、拉致被害者の自然消滅を願っている。安倍首相や稲田大臣を批判するなら、支那と北鮮に対抗するための軍備増強をしない方針を非難すべきで、取るに足らぬ日誌の行方なんかどうでもいい。普段は「人権 ! 人権 !」と騒ぐくせに、北鮮で悲歎に暮れる同胞は「見殺し」とは、あまりにも酷いじゃないか。口では「拉致事件の早期解決を」と言うが、日本政府が「核兵器の開発をします」とか「奪還作戦を強行します」と宣言すれば、全マスコミは大反対だ。無視の期間が30年以上で、話し合いが10年以上も続いているのに、まだ「話し合いで解決を!」と提案する朝日や毎日は日本の新聞社ではない。「安倍降ろし」に夢中のテレビ局は、豊洲・森友・加計に加え、中川議員や豊田議員のスキャンダルに大量の時間を費やし、拉致事件は何処かに消えている。パンダの出産でも報道するのに。日本国民の命は支那産の動物以下なのか?

映画界での検閲行為

  日本の大衆扇動は厭になるほど酷いが、米国で行われるメディア操作も凄まじい。主要メディアの意図的な輿論操作は大統領選挙で明らかとなったが、娯楽映画でも洗脳・検閲が行われていたのだ。アメリカの大衆は報道番組を観て「印象操作」を受けているが、それでもニュースに関心のある層は限られており、大統領選や上院選に関する番組より、「アメリカン・アイドル」といった娯楽番組の方が視聴率は高い。また、「読書」という高度な趣味を持つ人の数も限られているから、政府が大衆を誘導しようと思えば、TVドラマやハリウッド映画に“ちょっとした”小細工をする方が効果的だ。愚鈍なアメリカ人だと、言葉や論理で説得することは不可能だから、「動く絵本」で教育するしかない。そこで、CIA(中央情報局)やDOD(国防省)が映画に“ちょっかい”を出してくる。

  政府機関によるメディアへの介入は以前から囁かれていたけれど、英国にあるバース大学のマシュー・アルフォード博士(Dr. Matthew Alford)と、作家でメディア評論家のトム・セッカー(Tom Secker)氏が、公開された資料を基にペンタゴンとCIAによる検閲を明らかにした。彼らは「情報公開法(Freedom Information Act)」により、新たに4千ページにも及ぶ資料を入手し、合衆国政府が800以上の映画作品ならびにTVドラマ1000本に関与していた事を突き止めたという。(Tom Secker and Matthew Alford, Documents  expose how Hollywood promotes war  on behalf of the Pentagon, CIA and NSA, Insurge Intelligence, July 4, 2017) アメリカ人じゃなくても「こんなに沢山あるの?!」と驚いてしまうが、さすがアメリカの政府機関は「効率」と「有効性」を重んじている。日本人だって薄々分かっていたけど、裏事情が暴露されると怖ろしくなるんじゃないか。『007』シリーズを始め、トム・クルーズの『トップ・ガン』、『トランスフォーマー』、『アイアンマン』や『超人ハルク』といったコミック原作の映画、『ハワイ・ファイヴ・ゼロ』、『NCIS』といったTVドラマなど、有名な作品にCIAやNSAの筆が入っていたのだ。

Phil Strub 2(左  /  フィル・ストラブ )
  では、どのようにしてCIAやDODの局員が映画制作に関与していたのか? それは、ハリウッド担当官という連絡役(liaison)が、プロデューサーや監督のアドヴァイザーとか制作協力者になっていたのだ。例えば、スパイ・アクションや戦争映画を制作しようと思えば、実際の戦車とかヘリコプター、戦闘機、空母、潜水艦などの映像が必要となるし、実際に俳優が戦車や戦闘機に乗り込むシーンが欲しくなる。そんなとき、プロデューサーが担当官に掛け合って、「ちょっとばかり、基地を使わせてね  !」とか「ほんの数分でもいいからヘリを飛ばしてもらえませんか?」とかお願いして、兵器を動かしてもらうのだ。すると、DODから派遣された「橋渡し役」のフィル・ストラブ(Phil Strub)主任が「まぁ、いいだろう。うちの連中に話とくよ」といった「OK」をくれるらしい。彼は25年以上も映画界と国防省を繋いでいたパイプ役で、『トランスフォーマー/ リヴェンジ・オブ・ザ・フォールン』や『アイアンマン』『ローン・サヴァイヴァー』などに“協力”したそうだ。

A 10 Thunderbolt 002Jurassic Park 1






(左: A-10「サンダーボルト」  /  右: 「ジュラシック・パーク」の撮影風景)

  スティーヴン・スピルバーグ監督もこうした「協力」を仰いだ内の一人で、『ジュラシックパーク3』には軍用飛行機の「A-10(Thunderbolt)」が登庸されていた。でも、こうした「お願い」は高くつく。「借り」をつくった映画制作者は、その借りをいずれは「返す」ことになる。つまり、最終的な脚本には、「軍の承認」が必須になってくるということだ。これは日本人でも分かるだろう。TVドラマや映画制作の企画段階で、スポンサー・サイドからの「横槍」があるじゃないか。アクション映画だと「オレのところの車を使えよ」とか、恋愛ドラマなら「我が社の服を主演女優に着せてください」とかね。『ジュラシックパーク3』に手を貸したストラブは脚本に介入し、映画に登場する科学者に注文をつけ、「もっと権威ある人物にしてくれないかなぁ」と頼んだそうだ。一般的に、監督や脚本家には、それぞれの役に独特なキャラクター設定をもうけ、練りに練ったプロットを表現するのだが、こんな状態では誰も断ることは出来ない。だから、監督はどんなに不満でも「ご要望承りました」としか言えないのだ。

  脚本への介入を示す別の例もある。ガンマ線を浴びて緑の巨人に変身する『超人ハルク』(2003年作品)は日本でも人気となった。この物語には、暴れ回るハルクを捕獲する軍事作戦があったけど、そのコード・ネームが「ランチ・ハンド(Ranch Hand)」から「アングリー・マン(Angry Man)」に変更されたというのだ。この「ランチ・ハンド」というのは、実際にあった作戦名で、ベトナム戦争中、合衆国空軍が農村に対して上空から殺虫剤や毒物を何百万ガロンも散布し、農耕地を荒れ地にしようと謀ったことがある。だから、想い出したくもない名前はNG。また、登場人物の会話の中に、「ギニア・ピッグ」とか「放射能による死亡」「細菌兵器」に言及するものがあれば、これまたNGだ。「ギニア・ピッグ」はよく動物実験で使われた豚で、「人体実験用にされる人間」を指すことがある。したがって、こうした隠語は、人間を用いた軍用実験を連想させるので、「駄目」の烙印が押され「禁句」となる。

  自由な作品であるはずの映画に介入したり、検閲を行って台本を書き換える国務省の役人には腹が立つが、彼らの立場から見ると、時折口を挟みたくなるのも分かる。なぜなら、ハリウッドにはリベラル気取りの偽善者や、反軍思想の左翼やピンク左翼、反体制派の極左分子など、様々な赤い制作者が多いからだ。彼らの自由にさせると、とんでもない反軍映画を作るかも知れないし、事実をねじ曲げた戦争映画とか、左翼思想に基づく反米映画を大量に作ってしまう。軍としては、せっかく好意で協力したのに、軍隊を侮辱するような映画を撮影されては堪らない。海軍の広報局長を務めるラッセル・クーン(Russell Coon)大佐によると、協力を要請してくる映画の95%を断ったという。なぜならば、そうした作品は軍人が大切にする価値観を反映していないからだ。クーン大佐は言う。「我々は軍服を穢したり、妥協を迫るような作品を支持する訳には行かない」んだって。(Jamie Tarabay, Hollywood and the Pentagon : A relationship of mutualexploitaion, Ajazeera America, July 29, 2014)

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(左: 「超人ハルク」  /  右: 「トップ・ガン」)

  一般人にとっては単なる娯楽映画でも、軍にとっては「良い映画」と「悪い映画」という区別がある。例えば、合衆国空軍を舞台にした『トップ・ガン』は、軍人募集の観点から優良作品で、パイロットを目指す若者を増やすための宣伝作品だ。女の子といちゃつく普通のハンサム青年が、厳しい訓練を乗り越え、立派なトップ・パイロットになるんだから、映画全体がCMみたいなものである。人気TVドラマの『NCIS』もそうで、海軍関係者が悪いことをして殺害されることもあるけど、大抵、良き軍人が現れて事件解決に尽力するといった結末が多い。何しろ、チーム・リーダーのギブスが元海兵隊という設定なのだ。正義感が人一倍強く、私生活を犠牲にしても事件を捜査し、寡黙でで女にモテる上に、凄腕のスナイパーときている。初恋の女性と結婚し、娘をもうけるが、ある事件が切っ掛けで娘を失ってしまう。そして、色々な女性と付き合うが、いつも死んだ娘のことを心に秘めているというキャラクター設定なんだから、理想的な海兵隊員である。ついでに言えば、『NCIS』は極端な親イスラエル番組だ。

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(左: 「NCIS」の出演者  /  右: デンゼル・ワシントンとジーン・ハックマン)

  一方、攻撃型潜水艦内部での叛乱を描いた『クリムゾン・タイド』には、国防省の協力は無かったそうである。この作品はジーン・ハックマン(Gene Hackman)とデンゼル・ワシントン(Denzel Washington)の共演で話題になったから、覚えている方も多いだろう。ただ、海軍としては頷けないストーリーである。本国との通信が途絶えた状況で、核兵器の使用に積極的な艦長と慎重な副官との対立だから、海軍の広報官にしたら面白くない。だから、本物の潜水艦は「お預け」というわけ。これは邪推になるんだけど、好戦的な艦長に反対する士官役を黒人俳優に与えるところが、いかにもハリウッドらしい。黒人には熱血漢の刑事とか、権威の高い判事、立派な上院議員、善玉のFBI高官などの役柄を与え、黒人のイメージを向上させようとする。いつも、自動車泥棒や麻薬の売人、刑務所の囚人役じゃリアル過ぎて駄目なんだろう。

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(左: 「スリー・キングズ」のジョージ・クルーニとマーク・ウォーバーグ  /  右: デイヴィッド・ラッセル)

  日本ではあまりヒットしなかった映画に『スリー・キングズ』がある。コチコチのリベラル派役者として知られているジョージ・クルーニー(George Clooney)とマーク・ウォーバーグ(Mark Wahlberg)が共演した戦争映画なのだが、アメリカ軍人の品位と名誉を汚す作品だったから米軍の協力は得られなかった。というのも、湾岸戦争に派遣されたアメリカ軍人が、掠奪品の中からサダム・フセインの金塊を見つけ、それを強奪しようと目論むストーリーであったからだ。この作品を手掛けたのは、湾岸戦争に批判的なデイヴィッド・O・ラッセル(David O. Russell)監督である。毎度の事で申し訳ないが、彼は左翼系ユダヤ人で、政治的腐敗に我慢がならないそうだ。しかし、こうした正義漢には品格が無かった。撮影中、あまりにもラッセルがスタッフに対して無礼な言葉を吐いたので、クルーニーが激怒し、胸ぐらを摑んでの喧嘩騒動にまで発展したそうだ。社会正義を求めるユダヤ人でも、部下に対する気配りには欠けていたのだろう。もっとも、既婚者なのに「パートナー」と称する女性まで持っていたというから、彼の下半身は「倫理」に反する行いをしていた訳だ。

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(左: アル・パチーノトコリン・ファレル  /  右: チャールズ・ブランドン)

  陸海空の軍隊の他に、CIAも映画制作に「協力」したそうだ。例えば、CIAの新人を獲得する物語を描いた『ザ・リクルート(The Recruit)』には、名優アル・パチーノ(Al Pachino)とコリン・ファレル(Collin Farrell)が共演しており、意外なストーリー展開もあったせいか多少は人気を博した。映画ではCIAのベテラン局員ウォルター・バークが、MIT(マサチューセッツ工科大)卒の秀才ジェイムズ・クレイトンをリクルートする。映画のクレジットには脚本家としての記載はないが、CIAの映画担当官を務めるチェイス・ブランドン(Chase Brandon)は、最初の段階から脚本に加わっていたという。彼の名は「テクニカル・アドヴァイザー」として映画に記されており、具体的に何をしたは明確にされていない。本来なら大々的に宣伝してもいいはずなのに、CIAの露骨な関与を隠すため、漠然とした役割になっていたのである。

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(左: グレッグを審査するジャック  /  右: 娘のパムと一緒のジャック)

  ブランドンのような連絡役(liaison)は、小姑みたいに介入してくる。例えば、ロバート・デニーロ(Robert De Niro)とベン・スティラー(Ben Stiller)が共演したコメディー映画『ミート・ザ・ペアレンツ』にも、ブランドンは「注文」をつけていた。スティラー扮するユダヤ人看護師のグレッグは、パムという娘に惚れてしまい、結婚の許可をもらおうと彼女の実家を訪ねる。そこでグレッグは娘と飼い猫のジンクスを溺愛する父親ジャック・バーンズに会うのだが、このジャックは少々奇妙な人物で、娘の婿になろうとするグレッグを嘘発見器にかけたりするのだ。実は、この父親は引退したCIAの防諜部局員で、自宅に秘密の部屋を持っていた。グレッグは偶然にも彼の隠し部屋を発見してしまい、机の上にあるマニュアル資料を覗いてしまうのだ。当初の脚本では、CIAの拷問マニュアルになっていたのだが、ブランドンの「要望」で、ジャックが様々な重要人物と映っている写真のアルバムに差し替えられてしまった。日本人だと、「このくらいのブラック・ジョークなら許してやれよ」と言うだろうが、イメージを気にするCIAの派遣員には承知できぬ脚本なのだ。ということは、「拷問マニュアル」にしてしまうと、「生々しい現実」になってしまう、ということなのか?

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(左: 若い頃のブライス・ダナー  /  右: 娘のグウィネスと母のブライス)

  関係無いんだけど、『ミート・ザ・ペアレンツ』を見ていると、パムの母親ディーナを演じたブライス・ダナー(Blythe Katherine Danner)について“ふと”考えてしまう。私生活のブライスは、『アイアンマン』に出演した女優グウィネス・パルトローの母親として有名である。若い頃のブライスはとても綺麗で、どんな理由か知らないが、映画プロデューサーのブルース・パルトロー(Bruce Paltrow)と結婚した。娘のグウィネスを出産したことで、ブライスは育児に専念したそうで、彼女の出演作が少ないのはこのためである。夫のブルースはポーランドからやって来たユダヤ人の家庭に生まれ、これまたユダヤ人らしく左翼の民衆党員になっていた。彼は生前、「セント・エルスウェアー(St Elsewhere)」というTVドラマを手掛けたのだが、そのときドワイト・シュルツ(Dwight Schultz)という男優を起用しなかったという。当時、シュルツ氏はロナルド・レーガンを支持していたので、民衆党員であったパルトローが気に入らず、配役からシュルツ氏を外してしまったというのだ。

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(左: ブライスとブルース  / 中央: 父のブルース・パルトローと娘のグウィネス  / 右: クウィネス・パルトロー )

  本当に嫌だねぇ~。個人的恨みで俳優を干してしまうなんて。いいじゃないか、シュルツ氏がドラマの中で政治活動をするわけじゃないんだから。でも、このユダヤ人プロデューサーは根に持っていたらしい。夫人のブライスは『ミート・ザ・ペアレンツ』でユダヤ人の娘婿を持つが、私生活ではユダヤ人の亭主を持っていた。娘のグウィネスがいまいち美人じゃないのは、たぶん父親の遺伝子が混ざりすぎていたからだろう。もし、ブライスが西歐系アメリカ人と結婚していたら、違った結果の娘を産んでいたのかも知れない。また、ブラッド・ピットと交際できたのに、別れてしまったグウィネス。ジェニファー・アニストンやアンジェリーナ・ジョリーと何が違っていたのか。まぁ、どうでもいいんだけど。

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(左: アンジェリーナ・ジョリー  /  右: アンジェリーナ・ジョリー)

  とにかく、一般のアメリカ人は合衆国に「表現の自由」や「藝術の自由」があると思っているが、実際の映像作品にはそれ程の自由は無く、政府の機関から検閲を受けていたり、多民族主義で配役や脚本がねじ曲げられているのだ。以前にも当ブログで紹介したが、世界市場を睨むハリウッドの制作者は、キャスティングに様々な人種を採用せねばならず、西歐系アメリカ人だけで映画やドラマを作ることはできない。しかも、イスラエルや米国のユダヤ人に対する配慮を見せねばならないから、米国の国家機密を盗むイスラエル工作員とか、売国奴のユダヤ人、イスラエルに協力するユダヤ人、アラブ人を操ってテロを起こすユダヤ人組織など、あまりにもリアル過ぎてドラマに出来ないのである。そんな脚本を書いても映像化されないから、ハリウッドでは誰も「ユダヤ人の政治工作」についての企画は考えない。こんな状態だから、文句を言わない日本人とドイツ人を悪者にするしかないのだだろう。歐米各地で何故ユダヤ人がメディア業界に集中するのか、何となく分かる気がする。

  


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蓮舫の忠誠心はどこにある? / 国籍と宣誓




マスコミによる陽動作戦


renho 2(左  / 蓮舫 )
  二重国籍問題で揺れる民進党の蓮舫が、自分の戸籍謄本を見せる見せないとかで揉めていた。落ち目のストリップ嬢じゃあるまいし、さっさと見せて終わりにした方がいいんじゃないか。ところが、これだけ大事になったのに、一転して戸籍謄本を見せないと言い出した。これを聞いた国民は「えぇぇっっっ??! 見せるって言ったじゃん!」と怒り出す。そこで、焦った蓮舫は、日本国籍の選択宣言を公表し、台湾国籍を持っていましたと間接的に認めたが、それは故意ではなく、法手続に無知であった自分と、台湾籍を抜いたと伝えた父親が悪いとのことであった。彼女の記者会見を聴いていると、見苦しい弁明との印象を持ってしまうが、それ以上に、「弁護士の入れ智慧通りの説明だなぁ」と笑ってしまう。確信犯だったことを隠すために、色々な言い訳をこしらえて、辻褄合わせをしたんじゃないか。これは推測だけど、記者会見に向けて弁護士と一緒にリハーサルを重ね、記者たちから突っ込まれても大丈夫なように質疑応答の練習をし、入念に準備したんだろうなぁ、と思えてくる。結局、間抜けな一般人は台本通りの釈明に引っ掛かってしまった。フジテレビの「ユア・タイム」は悪質で、移民推進派の極左学者、あの近藤敦に意見を求め、蓮舫支援に必死なんだから、「本当に日本のテレビ局なのか?」と疑いたくなる。

  多少なりとも判断能力のある国民なら、「やっぱり騙していたんだよねぇ~。でも、全部さらけ出さないんだから、よっぽど都合の悪いことがあるんじゃなぁ~い?」と勘ぐるはずだ。もし、蓮舫が素直に全部公開したら「ゴキブリが詰まった箱」をひっくり返した時のように、周囲が絶叫状態となるに違いない。アナリストの深田萌絵さんが雑誌『WiLL』(2017年3月号)で蓮舫の出自について書いていたが、蓮舫の父親と祖父母には謎が多い。例えば、父の謝哲信の生年月日が不明だし、祖母の陳杏林は単なるタバコ業者だったのに、どうやって日本軍に戦闘機を寄贈できたのか? しかも二機だぞ。蓮舫の家族がどのように国民党や青幇(チンパン)と繋がっていたのか、日本国民は徹底して追求すべきだ。野党の代表となった政治家に、このような闇があるんだから、一般的なプライバシーの問題では済まされない。こう考えれば、今まで蓮舫は「なぜお茶を濁してきたのか」という理由が分かるだろう。日本国民からあれこれ調べられると、台湾の他に支那人の影が出てくるのかも。だから、「ヒ・ミ・ツ」なのだ。

  まぁ、「嘘つき」が枕詞(まくらことば)になっている蓮舫に唖然としてもしょうがない。それよりも、この疑惑を報道するマスコミや、それとなく蓮舫を支援する評論家たちの「陽動作戦」の方が問題だ。つまり、一般国民は「いつ台湾国籍(一つの中国問題は別にして)を離脱したんだ?」という日付や、「二重国籍を承知で立候補したんじゃないか?」という真偽を知りたいだけなのに、蓮舫の支援者は「極右勢力が民族差別をしている !」とか「排外主義はよくない !」「個人のプライバシーを守るべきだ !」と喚き散らし、問題の焦点を“ずらす”作戦に出ている。彼らは蓮舫が国民を騙した事をうやむやにする一方で、彼女の素性を詮索する有権者を攻撃しているのだ。なるほど、「攻撃は最大の防禦なり」である。しかし、政治家の国籍を質(ただ)すことが、どうしてレイシズムになるのか? 公人は日本国に忠誠を誓う者であるはずだ。外国籍を有する者は、意識・無意識にかかわらず、我が国には忠誠を誓っていない。こんな事は、どの先進国でも常識なのに、なぜか我が国では「拝外思想」になっている。

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(写真  /  支那人たち)

  「なぜ ?」の答えをはっきり言えば、蓮舫がアジア地域の人間だからだ。特に、支那人や朝鮮人の血筋を持つ者は、その家系を明かしたくないという心理があって、日本人がそれを暴こうとすると激怒する。なぜか? それは彼ら自身が、自らを劣等民族と自覚しており、「差別主義者ではない」と自称する国民も、実は無意識的にアジア人を見下している。考えてもみよ。どうしてアジア系国民だと、両親や祖父母を隠したがるんだ? もし、母親とか祖父がドイツ人やイギリス人、ノルウェー人とかのヨーロッパ人なら隠さないだろう。犯罪の前科者なら別だが、堅気の外国人を家族に持つことがどうして恥ずかしいのか? 朝鮮人や支那人の親とか祖父母を持つ者は、「私は先祖を恥じてません」と豪語する割に、その家系を隠したがる。本当はやましい過去があることに気づいているんじゃないか? 蓮舫たちは「出自で差別をしてはいけない」と苦言を呈するだけで、日本人がアジア人を差別する原因は何なのか、については言及しないのだ。それに、蓮舫から叱られる日本人だって、明確な理由を述べてもらわなければ、「何があるんだ?」と怪訝に思うだろう。

  こうした問題で一番の偽善者はマスコミに巣くっている業界人だ。蓮舫を支援する左翼マスコミも、アジア人を「劣等種族」と見なしている。普段は「アジアとの連帯を」とか「アジアの一員としての日本」といったキャッチフレーズを口にする知識人でも、プライベートではアジア人を馬鹿にしており、自分を「高級人間」であるとか、有名な大学を出た「社会的エリート」と思っている。その証拠に、彼らは矢鱈とアジア人に“親切”なのだ。例えば、支那系・朝鮮系帰化人が事件を起こしても、マスコミは決して血統とか家族背景に触れようとはせず、淡々とした報道で終わり。日本人の犯人なら根掘り葉掘り暴露するくせに、お気に入りの支那人や朝鮮人だと、奇妙な「配慮」をみせるからどうもおかしい。マスコミの連中は支那や朝鮮にルーツをもつ居住者や帰化人を、「哀れな人々」なしい「考慮すべき者」と考えている。なぜなら、「身分の高い」報道関係者は、「格下」のアジア人を“保護”する「義務」があると思っているからだ。

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(左: 朝鮮人  /  右: 支那人)

  昔の日本人なら新聞記者を「羽織りゴロ」と呼んで蔑んでいたが、敗戦後になると、このゴロツキどもが「公平な報道をする」エリートみたいに思われてしまい、当の本人たちもその気になっていた。例えば、「俺は天下の朝日新聞に合格したんだぞ !」と自慢するアホがいる。NHKなんか民間の宣伝(CM)が無いという理由だけで、“不偏不党”の公共放送と思われていた。よく教養人を臭わせる奥様が「うちは民放は観ませんの。NHKだけですわ ! ホホホ !」なんて笑いながら自慢したりする。こういう単細胞は、暗に「わたくしどもは下劣な番組など観ない上流家庭でございます」と言いたいのだ。今では馬鹿らしい考え方だけど、左翼が全盛の頃は朝日新聞を読んでNHKだけを観るのがインテリ家庭の特徴だった。少なくとも、そのように見せかけるのが格好良かったのだ。こういう似非インテリたちは、如何に判断力が鈍いのかを自覚しておらず、朝日新聞とか日経新聞を読んでいる自分の姿に酔っているだけ。ただ、新聞業界にとっては、こういう困った人々が「最後の頼み」となっている。それにしても、未だに新聞を信じている高齢者は哀れだ。新聞社やNHKの論説委員に扇動されたうえに、毎月購読料や受信料を払っているんだから。

結婚すれば外国人?

  日本は移民を基本とした国じゃないけど、米国は移民が殺到し、国籍問題でかなり揺れている。アメリカ人が直面している国籍問題を述べると一冊の本が出来てしまうので、詳しく述べないが、特徴的な部分をちょっとだけ述べてみたい。

  外国人による国籍取得には、「結婚」という常套手段がある。アメリカ合衆国へ出稼ぎにやって来たり、永住を目的に渡米する者、密入国を果たす者など、十人十色だが、やはり安定した生活を送るためには合法的在住の方がいい。そこで手っ取り早いのが、現地人と結婚することだ。特に女性の移民なら簡単だ。女に飢えた不細工な男性に色目を使って虜(とりこ)にしてしまえばいい。支那人とかフィリピン人などは結婚を「手段」と見なし、白人女性に相手にされないクズ白人に近づいて、肉体を武器にアメリカ国籍を取ってしまう。たとえ、最初から結婚が無理でも、妊娠すれば相手の男性も考えてしまうから、もう帰化したのと同じである。現在では外国人の男女とも、この手口を使って国籍を取得するが、昔は男女の違いによって国籍取得が難しかった。

  第19世紀末、日本でいえば明治から大正時代の頃、アメリカ人女性が外国人男性と結婚するとアメリカ国民の地位を喪失してしまう危険があった。現在の価値観からすれば信じられないが、1907年の「国籍離脱法(Expatriation Act)により、女性は結婚により亭主の国籍へ移ってしまい、自動的にアメリカ国籍を離脱した事になってしまうのだ。当時、女性の国籍は旦那に依存するという考え方が一般的だったし、夫婦の一体感を重視する風潮があったから、国籍を変えることになるとすれば、女房が亭主の国籍に移る方が普通だった。この件についての実例は「マッケンジー対ヘアー(Mackenzie vs. Hare)」という訴訟である。1909年、サンフランシスコに住むエセル・マッケンジー(Ethel C. Mackenzie)というアメリカ人女性が、結婚による米国籍喪失に異議を唱え、訴えを起こした。というのも、彼女は同市に住むゴードン・マッケンジーというスコット人歌手と結婚したことで、アメリカ国籍を失ってしまったのだ。旦那がブリテン国籍だから、エセルもブリテン国籍者となってしまったのだが、アメリカから離れるつもりもないエセルとしては納得が行かなかった。それで裁判に訴えたのだが、あえなく却下。もし、結婚前に旦那が帰化して米国籍者となっていれば、彼女の身分はそのままのはず。選んだ男が悪かったということなのかも知れない。

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(左: 女性の参政権を求めるアメリカ人女性  /  右: アメリカ人カップル)

  ところが、第一次世界大戦が勃発したことで事態は転換を見せる。ドイツが敵国となったことで憤慨するアメリカ人女性が出てきたのだ。第19世紀から第20世紀初頭まで、ドイツからの移民は結構多くて、当然のことだけど、ドイツからの移民が現地のアメリカ人女性と結婚することも稀ではなかった。ただ問題なのは、結婚相手のドイツ人が帰化していないうちに結婚してしまうと、アメリカ人の女房はドイツ国籍者になってしまうのだ。特に、大戦中ともなれば、米国生まれで米国育ちなのに、「敵国人」と見なされ、財産を失うケースもある。それゆえ、1907年法に反対する女性が大勢いたらしい。アメリカ人女性の不満はこれだけに留まらず、選挙権がない事にも批判の矛先が向けられていたという。

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(左: ジョン・ケイブル下院議員  /  右: 既婚女性の権利を求めるアメリカ人女性)

  1922年はアメリカ人女性にとり、記念すべき年となった。すなわち、「既婚女性法(Married Women's Act)」ないし「既婚女性の独立した国籍法(Married Women's Independent Nationality Act)」と呼ばれる法案が成立したのである。この法律は議会で主導権を取った共和党下院議員のジョン・ケイブル(John Levi Cable)の名前にちなんで「ケーブル法(Cable Act)」とも呼ばれている。ケーブル議員が推進した法律により、外国人と結婚したアメリカ人女性が自動的に国籍を喪失することはなくなったという。また、女性参政権の方もかなりの進展をみせており、議会は1919年に憲法の修正を行い、女性にも参政権を与えるようにしたのである。(合衆国憲法修正第19條) こんな経緯があったから、米国では「元の国籍とか性別で差別してはダメ」という議論が活発となっているのだ。

イスラエルとアメリカの国籍を併せ持つユダヤ帰化人

  この歴史に大量移民の流入もあったから、現在の米国では国籍付与の条件が非常に緩くなっている。中には「二重国籍を認めろ」という主張まで堂々と行われているのだ。世界中から外国人が集まってくるアメリカだと、厄介な連中も多く紛れ込むので、政治や文化の面で悩みの種が尽きない。読者からは、「またぁぁ~?」と嫌悪の声が上がってきそうだが、法学専攻の米国人が二重国籍問題を勉強する時には必ず出くわす事例がある。それが1967年に起きた「アフロイム対ラスク(Afroyim vs. Rusk)」という裁判で、この判決が二重国籍を認める先例となってしまったのだ。ちなみに、ラスクとは国務長官のディーン・ラスク(Dean Rusk)のことである。

Beys Afroyim with son(左  / ベイズ・アフロイム )
  ベイズ・アフロイム(Beys Afroyim)という原告は、アメリカ生まれの国民ではなく、1893年にポーランドで生まれたユダヤ人で、本名を「エフライム・ベルンシュタイン(Ephraim Bernstein)」という。(何でこうもユダヤ人はしょっちゅう問題ばかり起こすのか、毎度の事だけど理解に苦しむ。) 彼は19歳の時(1912年)に渡米し、1926年にアメリカ国籍を取得したそうだ。このユダヤ移民は藝術家であったらしく、自分の藝術学校(Afroyim Experimental Art School)を設立して生徒に教えていたそうだ。ところが、単なる藝術家でないところが、いかにもユダヤ人らしい。何を隠そう、彼はバリバリの共産主義者であったのだ。(Ben Herzog, Revoking Citizenship : Expatriation in Amerca from the Colonial Era to the War on Terror, New York : New York University Press, 2015, p. 82.) 毎回呆れてしまうけど、ユダヤ人にはコミュニストが多い。こんな男だから嫁ぐ女も同類で、妻のソシャナ(Soshana)も左翼の藝術家ときている。

  新天地のアメリカで藝術活動と政治活動に勤しんでいたアフロイム夫婦だが、1940年代後半から50年代にかけて巻き起こったマッカーシズムの嵐に遭遇し、身の危険を感じ取った二人はヨーロッパへ逃げることにしたらしい。アメリカを去ってヨーロッパに行くも、やはりそこはユダヤ人。イスラエルに移住したそうだ。イスラエルには「帰還法」というのがあって、ユダヤ人の血筋なら国籍を取得できるという制度がある。つまり、ユダヤ教の信仰を持たなくてもいいし、無神論者とか世俗主義者でも構わないとする、レイシスト法が罷り通っていたのだ。そこで、イスラエル国籍者となったアフロイムは、当然だが、現地で投票行為を行ったという訳である。

  しかし、どんな夫婦も危機を迎えるようで、アフロイム夫婦にも「離婚」という危機が訪れてしまった。1960年、女房と別れたアフロイムは心機一転、アメリカに戻ってやり直そうとしたのである。ところが、アメリカ国務省は彼のパスポート更新を拒否。なぜなら、アフロイムは1951年にイスラエルの選挙で投票を行ったからだ。彼は1940年の国籍法に抵触した廉で、アメリカ国籍を喪失、もっと露骨に言えば、剝奪されてしまったというわけ。彼の弁明によれば、選挙に参加したのではなく、投票所に訪れる人々をスケッチするため現場に赴いたというのだ。しかし、こんな言い訳は認められず、彼の主張は裁判で却下。だが、最高裁の判事たちは、彼の国籍剝奪を憲法違反と判断した。つまり、外国の選挙で投票したことが、即アメリカ国民の国籍喪失に繋がる訳ではないということらしい。この判決は、アメリカ国民からその神聖な国籍を剝奪するのは難しく、本人の自発的放棄でなければ容易でない、ということを示している。まぁ、違憲判決を下した判事たちの面々を思い出せば、なぜこんな馬鹿げた結果になったのかがわかるだろう。多数派を形成したのはリベラル派のヒューゴ・ブラック(Hugo Black)判事とアール・ウォーレン(Earl Warren)首席判事、そしてニューディーラーで極左のウィリアム・ダグラス(William O. Douglas)判事、死刑反対で中絶賛成のウィリアム・ブレナン(William Brenan, Jr.)判事、ユダヤ人のエイブ・フォータス(Abe Fortas)判事である。(それぞれの裁判官について述べると長くなるので省略する。我が国でもそうだが、米国には左翼判事がとても多い。)

Hugo Black 1Earl Warren 1 DouglasAbe Fortas 2







(左: ヒューゴ・ブラック  / アール・ウォーレン  / ウィリアム・ダグラス  /  右: エイブ・フォータス )

  現在の米国だと二重国籍が許されており、ユダヤ人の他には南米人に多重国籍者が結構いる。昔のメキシコだと、二重国籍なんか「もっての外」と反対していたが、近年になると移民から送られるお金に目が眩み、1998年に憲法を修正し、二重国籍を許してしまったそうだ。まぁ、あれだけ大量のメキシコ人が米国に移り住んで、故郷の家族に送金するんだから相当な額だろう。それに、アメリカ国籍を持つメキシコ国民が増えたところでメキシコ政府に損は無い。むしろ、隣国に強力な味方が増えたのだから万々歳だ。アメリカ国籍を取ったメキシコ移民は、メキシコを敵視するトランプ大統領を「国内」で攻撃してくれるし、メキシコとの経済関係をスムーズにする潤滑油にもなる。トランプを支持する西歐系アメリカ人からすれば忌々しい存在だけど、大量の異邦人を受け容れれば、こんなことが起こっても不思議ではない。帰化した支那人だって、便利な選挙権を行使して利益を貪っているんだから。地峡嬢で最低の支那に生まれた貧乏人が、上海や北京に住んでいたって何の得にもならない。せいぜい汚い空気を吸って肺癌になるくらいだ。ところが、米国に潜り込んで国籍を取得すれば、所得に関係無く投票権がもらえ、同胞と一緒に徒党を組めば一大勢力になれる。だから、支那人は各地で圧力団体を作っているのだ。一方、西歐系アメリカ人で支那に帰化して、支那国内で政治活動をしようとする奴なんていないから、どう考えても不公平である。

国家への純粋な忠誠心

  二重国籍容認の「旨味」を知ったのはメキシコばかりじゃない。米国に大量の移民を輩出するインドやフィリピンも、この利点に気づき、同胞がアメリカ国籍を取得しても、インド国籍やフィリピン国籍を保持できるよう配慮しているというのだ。一方、二重国籍者となった帰化人も祖国のパスポートを維持できることでメリットがある。例えば、アメリカ国民となったフィリピン人が実家に里帰りする時、母国の旅券を持っている方が得だし、持っていても維持費が掛かるわけじゃないので損は無い。こんな利点があれば、日本にやって来るフィリピン人も二重国籍を持ちたい、と考えても当然だ。ただ、フィリピン人には家族への愛はあっても、祖国への愛着が無いから、日本国籍取得が第一となる。フィリピン国籍を失って寂しいという感覚は無い。だいたい、「フィリピンを誇りに思う」なんてフィリピン人はいないだろう。フィリピン人女性と結婚した日本人は、ゴミ溜めと変わらないフィリピンの国籍なんか取らない。日本人男性の目的は女の肉体だけ。フィリピン人の女房がタガログ語を話しても、その言語を学ぼうなんて気は更々無い。

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( 写真 /  魅力的なフィリピン人女性  )

  国家主義とかナショナリズムを憎む蓮舫には、「日本優先主義」とか「愛国精神」というものは無い。彼女は二重国籍を「人権」みたいに肯定しているが、この容認は日本社会に深刻な影響を及ぼす。もし、台湾人やインド人、フィリピン人、朝鮮人の片親を持つ混血児が、成人になるまで国籍を決めていない場合、どうやってその子に愛国心が芽生えるのか? なるほど、日本で生まれ、日本でずっと暮らせば日本語が流暢になるし、日本食が好きになり、日本の漫画も好きになる。また、隣近所の日本人と同じく、地元の商店街にも詳しくなるだろう。しかし、その子供は命を懸けて守る「祖国」を理解しないのだ。公教育の要諦は、如何にして立派な公民を育成するかにある。米国では幼い頃から星条旗に対する忠誠心を植え付けることが教育の根幹だ。数学や理科が苦手でも、アメリカに対する忠誠心があればいい。逆に、優秀な科学者でも国家機密を外国に売り渡す奴は最低の人間だ。

  では、どうやって立派な国民を育成するのか? 一番良いのは、国家の歴史を教える事である。祖先たちがどれほど苦労して国家を維持してきたのかを教える事で、未来を担う子供たちはその後継者としての自覚を持つ。ところが、二重国籍の子供はどうなるのか? 将来、捨て去るかも知れない国の歴史なんか、勉強する価値も無い。ただ、アジア系の二重国籍者は大抵、祖国に戻らず日本国籍を取得するから、未決定の子供はだいたい日本人になるものと思っている。ところが、彼らは素直に歴史を学ぶことができない。なぜなら、自分を「完全な日本人」とは思っていないからだ。日本人とは「日本人の両親から生まれた者」という暗黙の定義があるので、混血児は無意識的に我が国を愛することができない。例えば、帰化鮮人の息子は自動的に「日本国民」となるが、皇室への敬愛は無い。天皇陛下を見ても「なんであんな奴が威張っているんだ?」との反撥が芽生えてしまうのだ。朝鮮にいる自分の遠い祖先や、日本に潜り込んだ祖父母なら尊敬できるけど、赤の他人である皇族を尊敬する義務は無いし、その感覚が理解できないのである。片親が日本人でも、朝鮮人の血が混ざっていると「よそ者」となってしまう。アジア系混血児にとって、「アジア人の血」というものは恥辱の源泉となっており、拭いたくても拭えない「汚点(stigma)」になっている。彼らは日本の旅券を取得しても、先祖代々の国家的遺産を継承する「日本国民」にはなれない。アジア系混血児の「苛立ち」は、日本人の偏見ではなく、三流国にしか見えない祖国と、情けない祖先を見られたことによる「恥ずかしさ」が原因となっている。

renho 3  本来なら、二重国籍どころかアジア人の帰化も原則禁止にすべきなのだ。もし、日本国籍を取得したいのであれば、インターネットを通してでもいいから、その意思を全国民の前で表明し、宗教の入信式と同じような宣誓を行い、その上で国民からの承認を得るという手続きにしなければならない。スイスだと帰化申請者の素性や経歴を書いたパンフレットを作って、住民が許可・不許可を決めていたんだから、日本人も役人ではなく、一般国民が申請者を吟味すべきなのだ。これはプライバシーの侵害ではない。外国人を「同胞」として迎えるんだから、受け容れる側の日本人が、その者を直接審査して、本当に「仲間」として相応しいのかどうか調べるのは当然だ。もし、こうした資格審査が実行不可能なら、せめて真摯な国家への忠誠を求めるべきだ。アメリカに帰化を申請する者は、以下のような宣誓を行っている。

  私はかつて臣下あるいは公民であったところの外国の君主、支配者、元首に対する総ての臣従と忠誠を悉く全面的に破棄することを、ここに誓います。私は国内外のあらゆる敵に対し、アメリカ合衆国の憲法と法律を守り支えます。・・・法が求めるなら、私は合衆国の為に武器を取る所存であります。また、法が要求する時、私は文民指揮官のもと、国家の重要な役目を務める意思を有します。私はこの義務を、なんの余地も無く、自由意思に基づき行っています。主に誓って述べます。

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(写真  /  国籍取得時の宣誓式)

  こんな宣誓文を日本政府は要求しているのか? 例えば、帰化を求める朝鮮人や支那人が、「日本国に心の底から忠誠を誓います」とか、「一旦緩急あらば、国家と皇室の為に武器を取ります」、なんて口にするのか? (アジア人の言葉は本当に信用できない。「言葉」なんか無料だから、いくらでも「神聖な言葉」を吐くことができる。) 蓮舫が戸籍謄本を見せないというのであれば、テレビ・カメラに向かって、「外国勢力の如何なる誘いにも一切応じず、たとえ全身から血の一滴が無くなろうとも、愛すべき日本に尽くし、国家と皇室に絶対の忠誠を誓います」くらいは宣言してもらいたいものだ。我々は紙切れ一枚で「私は日本人よ !」と豪語するアジア人を「日本人」とは認めない。日本国民は「排外主義」とか「民族差別」という宣伝工作に騙されず、何度でも蓮舫に「過去を正直に話せ !」と迫るべきだ。我々は蓮舫のバスト・サイズを知りたいんじゃない。その胸に秘めた正体を知りたいのだ。 




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