無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

2017年09月

王冠の宝石は兵器会社 / クラウン一族の闇 (Part 1)

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房

好評発売中 !
資金集めはユダヤ人が行っていた

North Korea missile testGD virginia-class-sub







(左: 北朝鮮のミサイル発射実験  /  右: ジェネラル・ダイナミックス社のヴァージニア級潜水艦)

  今月、北朝鮮からミサイルが発射され、日本政府は「J-アラート」を鳴らして警戒を呼びかけたが、一般国民は“これ”といった恐怖感も無く、いつも通りの日常生活を送っていた。中には、耳障りな音がテレビや携帯電話から響いてきて“迷惑”と感じる人もいたらしいから、何とも呑気な国民である。これじゃあ、核シェルターの設置はおろか、迎撃システムの配備も覚束ないし、國軍の創設や敵国への先制攻撃など論外だ。

  一般国民同様、マスコミにも切迫感は無かった。北鮮からの威嚇を受けて、地上波やBSのテレビ局は小躍りして「報道特番」を流していたが、単に御用学者や北鮮の専門家を招いて、「どうしたらいいのでしょうか?」と尋ねるばかり。答えるゲストもはっきりとした対策を述べる事が出来ず、ただ金正恩の動向を推測し、「国際政治の状況を正確に分析すべきです !」とか「日本冷静な行動を取るように !」と口にするだけ。政府を代表する安倍首相も情けないもので、「万機を期す !」と述べるだけだった。こんなの官僚の国会答弁と変わらないじゃないか。野党の議員から質問されて、「善処します」とか「前向きに検討したいと思います」「これからも議論を重ねて行きたい」と答える役人は、「そんなの出来る訳ねぇだろう !」とか「やらねぇよ !」「じゃあ、お前がやってみろ !」という本音を隠しながら、模範解答を述べている。まぁ、具体的な武力行使というオプションが無いんだから、安倍首相だって腹話術師程度にしかなれない。まさか、記者からの質問を受けて、「では、さっそくトランプ大統領にお伺いを立てて、指示を仰ぎます」とは言えないじゃないか。それに、国民の大多数が現憲法の廃止と國軍の創設に反対なんだから、政府が出来ることといったら米国から武器を買うことくらいだ。これなら、怖い国防総省もニッコリ。

  日本のマスコミや軍事評論家は鼻息荒く、「これからの東アジア情勢を予測する !!」と騒いでるが、合衆国政府の背後に控えるスポンサーたちにとっては、東アジア一帯が常に焦臭(きなくさ)く、軍事的な緊張状態にある方がいい。ペンタゴンや軍事大学の戦略家たちは、専門家らしく北京政府との対立や軍事バランスをどうするかと考えているが、軍需産業やその投資家にとったら一儲けするチャンスの到来だ。彼らの立場からすれば、日本や東アジア諸国が戦場や廃墟になろうが一向に構わない。別に、自分の子供や兄弟が死ぬわけでもないし、屋敷は米国の高級住宅地にあって安全が保たれている。たとえ、北鮮がアメリカ本土にまで届く核ミサイルを開発できても、最新鋭の装備を誇る米軍の敵じゃない。もし金王朝が刃向かえば、瞬く間に国家消滅となるだろう。米国の政治家だって、日本の危機で落選する訳じゃないから、適当なコメントを寄せてお茶を濁すだけだ。所詮は「他人事」である。そして、彼らを操る大口献金者は、「莫大な税金が軍備に投入されれば懐が温かくなるよなぁ」と考えるのが普通だろう。

  戦後、「女とストッキングは強くなった」と不届きな「名言(迷言)」があったけど、それとは正反対に、勇敢だった日本人とドイツ人は敗戦で弱くなった。ドイツ人は事ある毎にナチスの「戦争犯罪」を取り上げられ、「移民排斥は人種差別だ !」「経済援助をよこせ !」「難民を受け容れろ !」と責め立てられるから、もう、棍棒で滅多打ちにされた野良犬みたいに怯えきっている。一方、日本人はある意味ドイツ人以上に精神病が悪化していて、独立不羈の気概を投げ捨てたばかりか、自国の命運までをも天と米国に委ねる有様だ。ところが、イスラエルを建国したユダヤ人は逞しいというか、年々図々しくなっている。彼らは国家建設のためならイルグン(Irgun / 準軍事的地下組織)を使って英国に対してテロ活動を行うし、中東での地位を盤石にするためアメリカ軍を積極的に活用することをためらわなかった。もし、必要とあらば友好国にも攻撃を仕掛ける。1967年に起きた「六日間戦争」で、イスラエル軍が合衆国海軍に対して虐殺を行ったことは有名だ。(これらのテロリズムを説明すると長くなるので省略する。)

  日本政府は北鮮のミサイル実験を受けて合衆国政府に縋(すが)るだけだが、イスラエルはアメリカ系ユダヤ人を動員して周辺諸国からの脅威に備えていた。例えば、イランが核開発を進めれば、アメリカ国籍を持つユダヤ人が政治家たちの尻を突いて、「イランの核施設に先制攻撃を !」と訴える。当ブログで紹介したシェルドン・エイデルソンなどは強硬派シオニストで、莫大な政治献金を以てイランへの攻撃を急(せ)かしていた。イスラエルが核兵器の脅威を受けると、アメリカ合衆国の政府と軍隊が動くんだからすごい。アメリカ軍の将兵はイスラエルの安全を確保するために血を流すが、日本を守るために命を懸けることはないんだから、日本人は“自分たちで”祖国を守るしかないのだ。もし、軍隊が嫌いな一般国民が身の安全を確保したいのであれば、在日アメリカ人の友人をつくっていつも一緒に居ればいい。ひょっとしたら海兵隊が序でに助けてくれるかも知れないぞ。計算高い女性に対しては、「米軍士官との結婚」というオプションもある。

Carl Icahn 1Jason Greenblatt 1Steve Mnuchin 1David Friedman 1







(左: カール・アイカン  / ジェイソン・グリーンブラット  /  スティーヴ・ムニューチン / 右: デイヴィッド・フリードマン )

  アメリカの若者がイスラエルのために奮闘するというのは奇妙だが、米国の中枢にユダヤ人が群がっているんだからしょうがない。トランプ政権を見たってユダヤ人だらけだ。名前を挙げてみると、まず娘婿のジャレド・クシュナー(Jared Kushner)、投資家のカール・アイカン(Carl Icahn)、法務担当のジェイソン・グリーンブラット(Jason Freenblatt)、ゴールドマン・サックスの元役員スティーヴ・ムニューチン(Steve Mnuchin)、法律顧問のデイヴィッド・フリードマン(David Friedman)、スピーチライターのスティーヴン・ミラー(Stephen Miller)、国家経済評議会を率いるゲイリー・コーン(Gary Cohn)、退役軍人を担当するデイヴィッド・シュルキン(David Shulkin)、クシュナーの友人でテクノロジー担当のリード・コーディッシュ(Reed Cordish)、大統領補佐官のアヴラム・バーコウィッツ(Avrahm Berkowitz)、政治コンサルタントのボリス・エプシュタイン(Boris Epshtyn)などである。敵対する民衆党に加え、共和党の主流派にも逆らうドナルド・トランプは、政権運営を円滑に行うため、否が応でもユダヤ人に屈服せざるを得ないのだ。

Gary Cohn 1Reed Cordish 1Avraham Berkowitz 1Boris Epshteyn 2







(左: ゲイリー・コーン  / リード・コーディシュ  /  アヴラム・バーコウィッツ  / 右: ボリス・エプシュタイン  )

  トランプよりも更に酷いのはバラク・オバマ前大統領だ。彼の地盤であるシカゴはマフィアが横行する「腐敗の都」として悪名高いが、ユダヤ人が盤踞する米国版「ペイル定住地(Pale of Settlement)」としても有名だ。(ペイル定住地とは、かつてロシア帝國内にあったユダヤ人特別区で、現在のベラルーシ、リトアニア、モルドヴァ、ウクライナに跨がる地域である。) ちなみに、現在のシカゴ市長となっているラーム・イスラエル・エマニュエル(Rahm Israel Emanuel)は、オバマ政権で首席補佐官を務めたユダヤ人であるが、その性質上、アメリカ人というよりイスラエルから派遣されたエージェントと考えた方がいい。だが、彼の親爺の方がもっと凄かった。ラームの父親ベンジャミン(Benjamin)はイスラエル生まれのユダヤ人で、筋金入りのシオニストであったという。何と、あの「イルグン」に属していたというから、泣く子もも黙るテロリストまがいのゲリラ兵。そして、母親のマーシャ(Marsha)も負けてはい。彼女は公民権活動家であったというから、マルキストのユダヤ人と同じバリバリの左翼だ。

Rahm Emanuel 2Antony Blinken 1Eric Lynn 1David Cohen 1







(左: ラーム・エマニュエル   / トニー・ブリンケン  / エリック・リン  /  右: デイヴィッド・コーエン )

  黒人大統領でも側近にはユダヤ人が矢鱈に多い。例えば、オバマの選挙参謀を務めたデイヴッィド・アクセルロッド(David Axelrod)も、共産主義者と親しい母親に育てられたユダヤ人左翼である。他にもユダヤ人がいて、国防補佐官のトニー・ブリンケン(Tony Blinken)、中東政策アドヴァイザーのエリック・リン(Eric Lynn)、CIA副長官のデイヴィッド・コーエン(David Cohen)、立法業務担当のエイミー・ローゼンバウム(Amy Rosenbaum)、特別補佐官のデニス・ロス(Dennis Ross)、上級アドヴァイザーのデイヴッド・プロウフェ(David Plouffe)、広報担当のダニエル・ボリン(Danielle Borrin)など、目が眩むほど多い。ミッシェル夫人の首席補佐官だってスーザン・シェール(Susan Sher)というユダヤ人女性だった。

Dennis Ross 1David Plouffe 1Danielle Borrin 1Susan Sher 1






(左: デイヴィッド・ロス  / デイヴィッド・プロウフェ  / ダニエル・ボリン  /  右: スーザン・シェール)

  バラク・オバマは黒人初の大統領という面ばかりがクローズ・アップされるけど、こんな口先だけの男が上院議員に当選し、大統領にまで上り詰めることが出来たのは、ユダヤ人の後押しがあったからである。例えば、オバマが上院議員選挙に出馬した時、彼を財政的に支援したのはシカゴの有力者として知られるプリッツカー家のペニー(Penny Pritzker)で、彼女が選挙資金集めに勤しんでいたのだ。ペニー・フリッツカーはオバマがシカゴ大学に雇われていた1990年代からの友人で、ミッシェル夫人とも親しい間柄である。このプリッツカー家というのは大変有名な資産家で、彼女の父親はもちろんのこと、伯父のジェイやロバート、従兄弟のトマスたちも揃って大金持ちなのだ。日本でも有名なハイアット・リージェンシー・ホテル(Hyatt Regency Hotel)を所有しているのが彼女の一族である。東京や大阪、京都、福岡などにチェーン展開しているから、「あの高級ホテルのオーナーかぁ」と思う方も多いだろう。

Abram Nicholas Pritzker 1Jay Pritzker 1Donald Pritzker 1








(左: アブラム・ニコラス・プリッツカー  /  中央: ジェイ・プリッツカー /  右:  ドナルド・プリッツカー)

  元々、このホテル・チェーンはハイアット・ロバート・フォン・デン(Hyatt Robert von Dehn)という人が創業したものであったが、彼がジェイ(Jay)とドナルド(Donald)のプリッツカー兄弟に売却したので、看板はそのままでも経営の実権は彼らに移っていた。(ジェイとドナルドの父アブラム・ニコラスAbram Nicholas Pritzkerは、弁護士業と慈善事業家を兼ねていた実業家で、シカゴ大学にある「Pritzker School of Medicine」は彼の一族が1600万ドルを寄進して設立した医学院である。) ここで重要なのは、ペニーの父親がドナルドで、トマス・プリッツカー(Thomas Pritzker)が父がジェイであることだ。すなわち、トマスはペニーの従兄弟に当たり、彼もオバマの財政的支援者であった。(Paul Merrion, "Big names in business close wallets to Obama this time," Crain's Chicago Business, August 4, 2013) トマスは「グローバル・ハイアット社」のCEO(最高経営者)を務めている。資金集めに貢献したペニーは、オバマ政権で目出度く商務長官に就任し、祖先の出身地であるウクライナを訪問して上機嫌だった。("US commerce secretary visits her Jewish rots in Ukraine, The Times of Israel, October 28, 2015) ちなみに、ペニーの弟であるジェイ・ロバート(Jay Robert Pritzker)は、2018年に行われるイリノイ州知事選挙に出馬することを発表したそうで、二期目を目指すブルース・ラウナー知事が再選するかどうか疑わしい。(Elizabeth Campbell and John McCormick, "Billionaire Pritzker Joins Illinois Governor Race", Bloomberg, April 7, 2017) というもの、民衆党が強いイリノイ州で共和党のラウナー氏が当選したことは久々の快挙であったから、また民衆党の勢いが盛り返すかも知れないのだ。

Penny Pritzker 1J B Pritzker 1Thomas Pritzker 1







(左: ペニー・ブリッツカー  / 中央: ジェイ・ロバート・プリッツカー /  右: トマス・プリッツカー)

シカゴのユダヤ人がオバマのパトロン

Susan Crown & William Kunkler 2(左: スーザン・クラウン・カンクラー  /  右: ウィリアム・チャールズ・カンクラー)
  オバマを財政的に支援するユダヤ人で注目すべきは、シカゴで幅を利かすクラウン一族だ。2008年の大統領選挙では、トマス・プリッツカーが3万5千400ドルをオバマに献金し、スーザン・クラウン・カンクラー(Susan Crown Kunkler)が4千600ドルを献金したのが明らかとなっている。だが、こんな端金は表面的なもので、実際どれだけのお金が流れたのかは判らない。オバマを応援していたのはスーザンだけではなかった。彼女の兄であるジェイムズ・シャイン・クラウン(James Schine Crown)は、「ヘンリー・クラウン社(Henry Crown & Company)」という投資会社の社長で、オバマの選挙資金集めに熱心だったという。クラウン兄弟がオバマに肩入れしているのは、彼らの父親であるレスター(Lester Crown)と母親のルネ・クラウン(Renee Helen Crown / 旧姓「シャインSchine」)がオバマのパトロンになっていたからだ。

Lester & Renee Crown 1James Schine Crown 1







(左: レスター・クラウンと夫人のルネ・クラウン / 右: ジェイムズ・シャイン・クラウン)

  ちなみに、妹のスーザンは同社の副社長とノーザン・トラスト社の重役を務めており、その夫は「CCインダストリー社」で副社長を務めるウィリアム・チャールズ・カンクラー3世(William Charles Kunkler III)である。彼女の亭主が務める会社は企業の吸収合併を行う投資会社で、そこの社長職に就いているのは、弟のウィリアム・H・クラウン(William H. Crown)である。クラウン一家はこぞってオバマを支援していたのだが、レスターの娘婿たるウィリアム・C・カンカーは元から共和党員で、2012年の大統領選挙ではミット・ロムニー候補に献金をしていた。それよりも注目すべきは、女房のスーザンがオバマからロムニーへと鞍替えしていた事である。その切っ掛けが非常に興味深い。スーザンはオバマの外政方針、特に対イラン政策が気に食わなかったようで、ベンジャミン・ネタニアフ首相とも齟齬を生じていたという理由から、ロムニー支持へと切り替えたそうだ。(Carol Felsenthal, "Susan Crown on Why She Support Mitt Romney", Chicago Magazine , March 20, 2012) 2008年の選挙ではオバマに4,600ドルしか献金しなかったのに、2012年の選挙ではロムニーに12万5,000ドルの献金を行っていたから、随分と態度を変えたものである。夫のウィリアムは35万ドルくらい献金したそうだ。

Mitt Romney 1Susan Crown 1benjamin_netanyahu 3









(左: ミット・ロムニー  /  中央: スーザン・クラウン /  右ベンジャミン・ネタニアフ)

  ついでに言えば、このスーザン・クラウンは、「ショアー財団(Shoah Foundation)」の理事を務めていた。日本でもスティーヴン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』が話題となったが、この財団についてはあまり知られていない。しかし、歐米諸国では結構有名である。1994年、スピルバーグによって創設された「映像記録と教育のためのショアー研究所(USC Shah Institute for Visual History and Education)」は、ホロコーストの生存者による証言を集め、アーカイヴに保存する活動を行っているという。(現在は、スピルバーグが理事を務めていた南カルフォルニア大学に拠点が置かれ、「USC Shah Foundation」と改名されている。) ショアー財団がユダヤ人にインタヴューした映像は、ユーチューブで幾つかアップ・ロードされているから、日本人でも容易に観ることができる。英語が分かる方には是非みてもらいたい。(愚痴をこぼしてもしょうがないけど、日本語の字幕映像が制作されていないことは本当に残念だ。) 証言の中には「そんな訳ねぇだろう!」と突っ込みたくなるような体験談があるから、我々日本人は用心して耳を傾けなければならない。

Steven Spielberg 3Lester & Renee Crown & Obama Bronfman 2







( 左: スティーヴン・スピルバーグ / 中央: オバマ大統領とレスター・クラウン夫妻 / 右: エドガー・ブロンフマン )

  確かに、当時の状況を知らない世代にとって強制収容所の生存者による「証言」は興味深いが、検事とか弁護士による反対尋問(cross-examination)が無いので、いくら悲痛な昔話といえども、単なる「雑談」か「放言」に過ぎないことを肝に銘じるべきだ。(彼らは偽証罪に問われる心配が無いんだから、いくらでも「自由」で「無責任」な“証言”を口にすることができるだろう。 ) 陪審員制度の裁判に慣れているアメリカ人なら単純に信じないが、お白洲の法廷しか知らない日本人だと鵜呑みにしてしまう危険性がある。(目撃者の証言だって、物的証拠と付き合わせて検証しなければ、判決を下す材料にはならない。) ちなみに、スピルバーグが財団の名誉会長になっているのは当然としても、スーザンの母親ルネ・クラウンも名誉会長になっていた。さらに、ユダヤ人財界の大御所、エドガー・ブロンフマン(Edgar M. Bronfman)も名誉会長になっていたのだから、ホロコーストのホラ話が如何に信憑性を持っているかが判るだろう。言うまでもなく、ブロンブマンは世界的に有名な酒造メーカー「シーグラム(Seagram)」を保有する大富豪ファミリーの出身で、世界ユダヤ人会議(World Jewish Congress)の議長を務めていた人物である。ユダヤ人のネットワークは色んな所で絡まっているから、歐米諸国の政治を勉強する日本人は、舞台裏で蠢(うごめ)く“西歐人もどき”のユダヤ人に注意しなければならない。

ジェネラル・ダイナミック社を支配する一族

Henry Crown 1(左  /  ヘンリー・クラウン)
  そもそも、このクラウン家とはどんな連中なのか。一族の台頭はスーザンの祖父、つまりレスターの父親であるヘンリー・クラウン(Henry Crown)に遡る。ヘンリーはリトアニア移民の父アリエと母アイダ・クリンスキー(Arie & Ida Krinsky)との間に生まれた息子で、両親が米国へ移民してきた時、父親が「クリンスキー」という姓を「クラウン」に改めたので、それ以降「クラウン」を名乗っていた。彼は第八年生で学校を去り、12歳の時から働き始め、19歳の時には50ドルの貯金を持っていたという。1919年、彼は1万ドルを借りると、兄弟のソル(Sol)とアーヴング(Irving)を伴って「マテリアル・サービス社(Material Service Corp.)」を設立した。この会社は鉄道や道路の建設に使用される資材を扱う土建屋で、シカゴのループ地下鉄やオペラ・ハウス、商店街などを建設したことで知られている。

  1940年代になると、マテリアル・サービス社は更なる発展を遂げることになった。石炭や石灰石を扱うユダヤ商人は、第二次大戦が勃発したことで、米軍の物資調達を任されることになる。政府からその手腕を認められたのか、ヘンリー・クラウンは陸軍工兵隊の中佐に任命され、10億ドル相当の軍需品を買い付けることになったらしい。べつに、戦闘部隊の指揮官になったわけではないが、ヘンリーが生涯「カーネル(Colonel)」の称号を用いていたのは、こうした経緯があったからだ。よくユダヤ人の実業家や学者で軍歴を誇る者がいるけど、その実態を調べてみると、軍の事務係とか法律顧問、調達係、通訳、諜報員などであったりするから、勇敢な戦闘員と思ったら大間違いという場合が多い。元国務長官のヘンリー・キッシンジャーも戦時中「軍曹」であったが、その任務はドイツ国内での諜報活動で、銃を持って激戦をくぐり抜ける「鬼軍曹」ではなかった。ドイツ語が不得意なアメリカ人将兵にとって、ドイツ生まれのユダヤ人は便利な通訳なのだ。

  戦争特需で大儲けしたマテリアル・サービス社は、他の業種にも食指を伸ばし、株の取得を通して拡大していったという。そして、1959年、同社は有名な軍事企業である「ジェネラル・ダイナミックス社」を併合することに成功したのである。「ジェネラル・ダイナミック」はクラウン一族にとって、まさしく「クラウン・ジュエル(王冠の宝石)」で、イスラエルのシオニストと米国のユダヤ人を繋ぐ大手兵器会社となってしまった。

M1 Abrams Battle Tank 1F-111 Aadvark 1







(左: エイブラムズ戦車  /  右: F-111戦闘機)

  現在の日本人が「ジェネラル・ダイナミック社」と聞けば、すぐエイブラムズ戦車(M1 Series Abrams Battle Tank)とか、ストライカー装甲車(Stryker Armored Combat Vehicle)、F-111(Aardvark)戦闘機、F-16戦闘機ファルコン (Falcon)、携帯型地対空スティンガー・ミサイル(FIM-92 Stinger)、トマホーク・ミサイル(Tomahawk missile)などを思い浮かべるはずだ。しかし、「ジェネラル・ダイナミック社」は元々ジョン・フィリップ・ホランド(John Philip Holland)というアイリス系アメリカ人の技術者が創業した「エレクトリック・ボート社(Electric Boat Company)」が前身で、主に潜水艦を製造する兵器メーカーであった。この会社は日本人にもよく知られており、日露戦争の時、帝國海軍はエレクトリック・ボート社から潜水艦を購入していたのである。もちろん、同社はロシアにも販売していた。

F-16 FalconFIM 92 Stinger 002







(左:  F-16 戦闘機/ 右: スティンガー・ミサイル )

Sakuma Tsutomu 1(左  /  佐久間勉大尉)
  「ホランド」の名前は帝國海軍の将兵にとって馴染み深く、佐久間勉大尉が乗った潜水艇も「ホランド級」であった。今では大学生でも聞いたことの無い佐久間大尉だが、昔は子供でも知っている偉大な軍人で、歐米の軍人にもその名が轟いていた。明治43(1910)年4月15日、山口県周防国新湊沖を航行していた第六号潜水艇は、潜水訓練中にバルブからの浸水により沈没してしまう。艇長の佐久間大尉は人事を尽くすが万事休すとなった。佐久間艇長は薄れ行く意識の中、37ページに及ぶ「遺書」をしたため、それが国内および海外にも公開されて多くの人々から称讃を受けたという。天皇陛下の軍人を死に至らしめたことを詫び、軍人の矜持を最後まで棄てなかった佐久間大尉の遺書は、外国の軍人に多大なる感銘を与え、その「沈勇」は合衆国海軍の将兵やセオドア・ローズヴェルト大統領にまで伝わっていたそうだ。健全な精神を持つ日本人がこの遺書を読めば自然と目頭が熱くなる。ところが、現在の歴史教科書にはこういった美談は一切無い。立派な軍人を無視して捏造された「強姦魔」を載せる教科書なのに、「無料配布だわぁ !」と喜んでいる親がいるんだから、まともな日本人は天を仰ぎたくなる。尚武の精神を削がれた子供を育成しながら独立国を目指すなんて、悧巧な馬鹿を育てる予備校教師に等しい。

Isaac Leopold Rice 1(左  /  アイザック・レオポルド・ライス)
  潜水艦を販売していたホランドだが、販売不振などの理由で資金不足に陥り、アイザック・レオポルド・ライス(Isaac Leopold Rice)というユダヤ人の金貸しに融資を頼むことにした。「溺れる者は藁をも掴む」というが、ユダヤ人だけは避けた方がいい。ライスはお金を都合する代わりに、会社が保有する特許と経営権を寄越すよう、ホラントに迫ったそうだ。そこで、やむなく要求に応じたホランドは会社の経営権を失い、週給90ドルの技術者にまで零落(おちぶ)れたそうだ。一方、乗っ取りに成功したライスは、潜水艦を一隻30万ドルで販売する敏腕経営者になっていた。ライスと反目するホランドは1914に他界し、そのライスも翌年に息を引き取る。彼の後任にはヘンリー・カース(Henry Carse)が就き、新たなエレクトリック・ボート社は「エレクトロ・ダイナミックス」や「エルコ・モーター・ヨット」「ニュー・ロンドン・シップ&エンジン」などを次々に合併し、1917年、社名を「サブマリン・ボート社(Submarine Boat Corporation)」に変える事にした。

  1937年、「エレクトリック・ボート」の社名に戻されたサブマリン・ボート社の経営権は、カースの後任者たる首席エンジニアのローレンス・シュピアー(Lawrence Spear)から、ジョン・ジェイ・ホプキンス(John Jay Hopkins)に移って行った。新社長のホプキンスは事業拡大に乗り出し、有望市場と見なされる航空機および軍需産業に参入すべく、カナダ政府に2千200万ドルを払って「カナデアー(Canadair)」社を購入した。こうして肥大化したエレクトリック・ボート社は、1952年「ジェネラル・ダイナミックス(General Dynamics)」と改名され、翌年にはアトラス・コーポレーション(Atlas Corporation)から「コンソリデイテド・ヴァルティー・エアククラフト(Consolidated Vultee Aircraft)」を買収することになる。

  ところが、1957年にホプキンスが病に倒れ、フランク・ペイス(Frank Pace)が後任者となる。ところが、航空機部門の販売が思わしくなく、会社は財政危機を迎えてしまった。そこに目を附けたのがマテリアル・サービス社のヘンリー・クラウンで、彼はジェネラル・ダイナミックス社の株を大量に買い付け、1959年に自分のマテリアル・サービス社と合併させたのだ。ヘンリーは「アムトラック(Amtrack)」の社長をしていたロジャー・ルイス(Roger Lewis)を迎えて、1961年、彼をジェネラル・ダイナミックス社の会長に据えたのである。しかし、ルイスは1966年にジェネラル・ダイナミックス社の株を買い戻すことで、隠然たる権力を有するクラウンを会社から追放しようとした。ヘンリー・クラウンは保有の株により1億2千万ドルの大金を受け取ることになったが、ジェネラル・ダイナミックスとマテリアル・サービスの支配権を失うことになる。そこでヘンリーは、数年を費やして株の再取得に邁進し、1970年ついに重役会へと返り咲き、憎きロジャーを解任した。復讐を果たしたヘンリーは、兵器メーカーのマクドネル・ダグラス社からデイヴィッド・ルイス(David Lewis)を引き抜き、彼を新たな会長に就任させたという。

  1960年代から70年代にかけて、防衛産業には腐敗の話題が尽きなかった。各兵器メーカーはペンタゴンの役人や政治家に対して賄賂を渡し、巨額の利益を得ようと躍起になっていた。有名な例だと、大手グラマン社の「灰皿」である。合衆国海軍は早期警戒機のE-2Cホークアイ(Hawkeye)に設置される、グラマン航空機社(Grumman Aerospace Corporeation)製の灰皿に660ドルを支払っていたのである。(Bill Keller, "Navy Pays $ 660 Apiece for Two Ashtrays", The New York Times, May 29, 1985) 1ドルを240円として換算すれば、15万8千400円の装備品となるわけで、いくらなんでもボッタクリ過ぎだろう。ヤクザが経営するスナックだって、こんな値段は請求しないぞ。グラマン社は他にも「高級品」を売りつけていた。例えば、F-14戦闘機の脱出シートを調節するソケット・レンチを1個400ドル(9万6千円)で納入していたのである。ジャバネット・タカタに頼めば半額で購入できるんじゃないか。テレビ・ショッピングで有名なトーカ堂の北義則(きた・よしのり)社長なら、「なんと今回は、税込・送料無料で19,800円ぇぇ~ん」と奮発して売ってくれるだろう。灰皿やレンチのみならず、他にも驚きの商品があって、640ドル(15万3千600円)の便座カバーとか、7千600ドル(182万4千円)のコーヒー・メーカーがあったそうだ。「茶色い液体」を好むアメリカ人は、家電にお金をかけるなら、もっと旨いコーヒー豆を買えばいいのに、と思ってしまう。筆者も経験したけど、本当にアメリカの食堂で出されるコーヒーは不味い。ドトール・コーヒーの鳥羽博道(とりば・ひろみち)会長が飲んだら、即座に吐き出してしまうだろう。(日本に生まれて良かった。)

Roger Lewis 1 Lewis 1Taki Veliotis 1









(左: ロジャー・ルイス  / 中央: デイヴィッド・ルイス /  右: タキス・ヴェリオティス)

Robert Baker 1(左の人物 /  ボビー・ベイカー )
  脱線したので話を戻す。グラマン社と同様にジェネラル・ダイナミックスも例外ではなく、瀆職・腐敗のスキャンダルにまみれていた。例えば、1977年、デイヴッド・ルイスが造船部門のエレクトリック・ボートをタキス・ヴェリオティス(P. Takis Veliotis)に任せていたのだが、彼はキックバック容疑で連邦政府に目を附けられ、六年後その追求を逃れるべく、ギリシアに高飛びしてしまった。(Bob Tamarkin, "The Ordeal of Lester Crown", The New York Times, December 7, 1986)  しかし、会社を利用しての瀆職はヴェリオティスだけの専門ではなく、大株主のヘンリー・クラウンも行っていたのだ。ケネディー政権末期、テキサスに本拠を定めるジェネラル・ダイナミックス社は、新型戦闘機TFX/F-111(Tactical Fighter Experimental)を生産するチャンスを獲得し、70億ドルもの契約に漕ぎ着けることができた。ところが、1963年にジェネラル・ダイナミック社は連邦議会の調査を受ける破目となり、ヘンリー・クラウンが如何にして軍との契約を結んだのかが問題にされてしまったのだ。当時、リンドン・ジョンソン副大統領のアドヴァイザーを務めていたボビー・ベイカー(Robert Gene Baker)が、ビジネス上の利益を得るため、賄賂や性接待を行っていた事がバレてしまい、上院の調査委員会が動き出すことになった。

Fred Korth 1(左: フレッド・コース  /  右: ジョン・F・ケネディー)
  もっとも、親分のジョンソンが腐敗の帝王だったから不思議ではなかったが、ボビー・ベイカーのスキャンダルは、ジョンソンの身辺にも及んでしまった。上院の調査委員会はベイカーと彼の同僚たるドン・レイノルズ(Don Reynolds)を詰問し、彼らから証言を引き出す事ができたという。レイノルズによると、ニューヨークでロビーストを接待するためにセックス・パーティーが開かれたそうで、ベイカーは10万ドルが詰まったスーツ・ケースを見たそうだ。ベイカーの証言によれば、この大金はTFXの契約に尽力してくれたジョンソンへの返礼であったという。 汚いことに関しては達人のジョンソンだから、テキサス州の兵器会社から賄賂をもらってもおかしくはない。1963年10月、事件の余波を受けて海軍長官のフレッド・コース(Fred Korth)は辞任に追い込まれた。というのも、彼はフォート・ワース・コンチネンタル・ナショナル銀行の元頭取で、テキサス州フォート・ワースにあるジェネラル・ダイナミックス社の工場に資金を流していたのだ。コース長官はジョンソンの手下であったから、「お得意先」に受注の権利が移るよう便宜を計ったのであろう。ジョンソン大統領の悪事を暴き出したらキリが無いので省略するが、日本人には余り知られていない過去がジョンソンには“いっぱい”ある。彼は癒着と言っていいほどユダヤ人と深い関係を築いていた。これはいずれ紹介したいが、これほど悪い大統領も珍しい。ちょっと前、ロヂャー・ストーンが自身の番組でボロクソに貶していたから非常に面白かった。マスコミはトランプを最低の大統領と見なすが、ジョンソンと比べたら話にならない。トランプが聖人に見えてしまうほどだ。

  「パート2」につづく。



人気ブログランキング

太陽を盗んだ男と気概を無くした国家

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房

好評発売中 !

国家を恐喝した男

Sawada 7Taiyo 13





(左: 『太陽を盗んだ男』に出演した沢田研二  / 右: 刑事役の菅原文太 )

  どうもこのところ邦画がつまらない。なるほど、二、三十年前と比べれば映画の撮影技術は飛躍的進歩した。しかし、作品の質が高くなったのか、と言えば首を傾げてしまうのが現在の状況だ。最近の興行収益を見ると、上位はほとんどがアニメ作品となっている。最近だと、人気シリーズの『名探偵コナン』とか『ミニオン』『ドラえもん』などが上位を占め、その下に百田尚樹・原作の『海賊と呼ばれた男』が続いているらしい。確かに、子供向けの映画は親も一緒に観る破目になるから、どうしても入場者数が増えてしまうのだろうが、大人が楽しめるような邦画が少なくなっているのも事実だろう。「昔は良かった」とは言いたくないが、昭和の頃の方が映画やTVドラマを真剣に作っていたんじゃないか。こんにちの映画監督が怠け者という訳ではないが、前もって成功が約束された作品しか撮影できないのだろう。現在のTVドラマだと漫画か小説が原作となっており、それがヒットすれば映画になるといったパターンになっている。

  そもそも、2時間枠のTVドラマ程度の作品なのに、劇場用にしているんだから、観客数が伸びないのは当然だ。まともな大人は暇じゃないから観ないだろう。銀幕に映る役者が素人のお嬢ちゃんや、大根役者としか思えない人気アイドル歌手じゃ洒落にならない。例えば、いくら水谷豊が出演しているからといって、無料で放送しているTV版の『相棒』を、お金を払って劇場で堪能するのか? 失敗を恐れる配給会社と制作スタッフは、ある程度の観客数が見込める映画ばかりを作ろうとする。だいたい、アニメ化で充分の漫画を実写化にするなんて、素材の風味を殺すためにご馳走を作るようなものである。『進撃の巨人』や『ジョジョの奇妙な冒険』を実写化したって失敗するに決まっているじゃないか。それでも映画化にこだわるのは、他に映画用のオリジナル脚本を作れないからだ。要するに、博奕を打つことが怖い。失敗を恐れるあまり、未知の原作に大金を投資できないのだろう。今の映画会社は収益至上主義に陥ってしまい、無謀な「挑戦」よりも無難な「お仕事」を選んでしまうのだ。

Hasegawa 1Leonard Schrader 1Sawada 13









(左: 長谷川和彦   / 中央: レナード・シュレーダー  /  右: 沢田研二)

  昭和50年代は庶民文化の黄金期で、流行歌には特色とオリジナリティーがあったし、TVドラマにも名作が多かった。映画界にも意欲作が豊富で、ベテランから若手の監督まで、様々なジャンルに取り組んでいた。そんな時代の作品の一つに『太陽を盗んだ男』がある。これは1979年の作品で、監督は長谷川和彦。原作はレナード・シュレーダー(Leonard Schrader)が担当したが、映画化に当たり長谷川氏が共同脚本を務めていた。シュレーダーは日本に詳しいそうで、『男はつらいよ』の共同脚本を手掛けたほか、三島由紀夫の映画にも取り組んだことで知られている。『太陽を盗んだ男』という映画を思いたい出したのは、北鮮が存亡を賭けて核開発に邁進しているからだ。ご存じの通り、北鮮は貧しい小国だが、核兵器を持つことで日米を恫喝するキー・プレイヤーになろうとしている。たとえ通常兵器で劣っていても、最終兵器の核ミサイルを保持していれば米国による斬首作戦の抑止力になるし、日本国政府を脅すことも可能になる。したがって、北鮮は核開発を諦めない。金正恩は毛沢東を見倣っており、国民が飢え死にしようが核兵器を手にすると決めているのだ。

Taiyo 5( 左  /  原発を下見する城戸誠  )
  『太陽を盗んだ男』はフィクションだが、一個人が警察機構を脅迫できたという点で、国際政治に通ずるものがある。物語は中学校で理科を教える城戸誠(きど・まこと / 沢田研二)が、原子力発電所を襲って核燃料を強奪し、自分の部屋でプルトニウム型の原子爆弾を作るという設定になっている。映画の冒頭に城戸が東海村にある原発を下見する場面があり、獲物を狙う城戸の目つきが非常に印象的だ。彼は燃料を奪うために武器を調達しようと考えた。そこで、城戸は部屋にやって来る野良猫を捕まえ、催眠ガスの詰まったスプレーを吹き付けて、その効果を確認する。ある晩のこと、彼は老人に変装し、交番に勤務する警察官のもとへ赴くと、彼に催眠スプレーを吹き付けて拳銃を奪った。この巡査を演じていたのは水谷豊。

Ito 1Sawada 18







(左: 老兵を演じた伊藤雄之助  /  右: 人質となった城戸と山下 )

  怖ろしい計画を目論む城戸であるが、普段は中学校で理科を教える冴えない教師だ。受験勉強には必要の無い原子爆弾の話を授業で行ったりして生徒の不評を買っている。そんなダメ教師は生徒を連れた遠足でバスジャックに遭ってしまう。息子を戦争で亡くしたという狂った老兵がバスを乗っ取り、城戸を含めた生徒を人質にして江戸城(いわゆる「皇居」)へ迎えと命じる。伊藤雄之助が演じているこの老兵は、帝國陸軍の亡霊みたいな姿をしているのだが、なぜか最新式のアサルト・ライフルと手榴弾を持っていた。役柄は滑稽だが、ベテラン俳優の伊藤が演じると妙に板に付いている。ハイジャック犯の老兵こと山崎留吉は、駆けつけた警官隊に向かって、「天皇陛下に会わせろ !」と要求した。この時、犯人との交渉役を務めたのは、山下満州男(菅原文太)警部。彼は自ら進んで人質となり、捨て身の行動で老兵のライフルを掴み、山崎を逮捕しようとする。警察の狙撃隊はその瞬間を逃さず、犯人を撃ったことで山崎を取り押さえることができた。この事件が切っ掛けで、城戸は山下警部と顔見知りとなる。

禁断の兵器を手に入れる

Taiyo 3(左  /  核燃料を盗み出す城戸)
  クライム・サスペンスというのは、観客がいつの間にか犯人と一体化して、禁じられた悪を楽しむところに醍醐味がある。奪った拳銃を携帯して原子力発電所に侵入した城戸は、警備員に察知されたが見事プルトニウムを盗み出すことに成功した。たぶん、硝酸プルトニウム溶液だと思うんだけど、城戸は盗んだカートリッジからよく解らない紫色の液体を取り出し、化学処理をしてプルトニウム239を得ようとする。理科の宿題に取り組む良い子のみんなは、原子炉の燃料に使われる「天然ウラン(ウラン238が99.3%とウラン235が0.7%)」と「兵器級プルトニウム(Weapon Grade Plutonium)」の違いに気をつけてね。物理か化学の先生に訊けば、ウラン238が中性子を吸収して、陽子数92と中性子数147のウラン239となり、それがベータ崩壊を起こしてネプツニウム239となるんだ、と教えてくれるから。ちなみに、このネプニウム239(陽子数93と中性子数146)がベータ崩壊をして、原子番号94のプルトニウム239となるわけだが、なぜプルトニウム239の方がウラン235よりも核分裂を起こしやすいかについては、理科の先生に尋ねてね。でも、「うひひぃ、核爆弾の製造って面白いんだ !」と笑顔で説明してくれる先生って、親切なんだろうけどちょっと怖い。

Taiyo 7Taiyo 14






(左: プルトニウム球を作る城戸  / 右: 製造室になった自分の部屋で成功を喜ぶ城戸 )

  話を戻すと、狭い部屋で核爆弾を密造する城戸は、製造過程で致命的なミスを犯す。沈殿物を台所のオーヴンで加熱処理をしている時、つい野球中継に夢中になってしまったのだ。彼はオーヴンの中で炎が出ていることに気づかず、煙が出てたことで事態を認識し、急いで消火器を持ち出し鎮火に努めるが、油断していた城戸は被曝してしまう。それでも、彼は放射線を浴びていないと慢心して精製を続けた。そして、城戸はついに銀色に輝くプルトニウムの塊を作り上げた。原爆を手にした城戸は欣喜雀躍。彼は達成感に酔いしれていた。何しろ、単なる学校教師過ぎない一個人が、国家を揺るがすほどの最終核兵器を手にしてしまったのだ。背中に翼が生えて昇天しそうな勢いである。ただ可哀想なのは、部屋に入ってきた馴染みの野良猫が、戯れに金属プルトニウムの断片を嘗めてしまい、コロっと死んでしまうことだ。

Taiyo 4(左  / 核爆弾を作る城戸 )
  プルトニウムの球体を1個手にした城戸は、本物の爆弾と見本用の爆弾を作り、見本用にはプルトニウム球の代わりに梅干しとプルトニウムの断片を入れることにした。彼は本当の核爆弾を持っていることを証明するために、この見本を警察に送り届けようとしたのである。そこで、城戸は妊婦に変装して国会議事堂に入ると、議事堂内の便所に見本用の爆弾を置き、その場で警察庁に通報したのである。警察庁に呼び出された専門家の市川博士(佐藤慶)は、偽爆弾の中に仕込まれていた金属片を調べて驚愕する。本物のプルトニウム爆弾と解った警視庁長官は、変声器を使って電話を掛けてくる城戸に渋々ながらも従う。城戸は交渉役に山下警部を指名する。電話越しに山下から名前を訊かれると、城戸は大胆にも「九番」と名乗った。8つある核保有国に続く「九番目」の核保有者だからだ。調子に乗った城戸は、警察にふざけた要求を突きつけた。それは、いつも試合前に終了するナイター中継の延長だった。すると、彼の無理難題は承諾され、野球中継の延長がなされる。勝ち誇った城戸は満面の笑みを浮かべ、警察を屈服させたことに有頂天となった。

Ikagami 1(左  /  零子を演じた池上季実子)
  ところが、彼には一つ悩みがあった。怖ろしい爆弾を作ってはみたものの、それを以て何をしたいのかが分からなかったのだ。そこで、ラジオのDJをしている沢井零子(通称「ゼロ」/ 池上季実子)に電話を掛け、どんな要求が良いのかリスナーに募集させることにしたのだ。色々な提案がなされたが、結局、零子が述べた「ローリングストーンを招いてコンサートを開かせろ」という要求に決まってしまった。なぜなら、かつてストーンズのメンバーが大麻を所持していたので、それ以降ストーンズの来日公演が不可能となり、零子は苛立っていたからだ。リスナーの興味を惹くことしか頭に無いDJは、半ば「世紀の犯罪」を楽しむように日本国がストーンズを連れてこい、と要求したのである。左翼かぶれの長谷川監督は、零子を叛逆的な娘に設定していたのだ。匿名の電話を受けるDJの零子は、不審な城戸を追いかけているうちに彼を好きになってしまった。それゆえ、警察から犯人のモンタージュ写真作成に協力するよう頼まれても、城戸を特定するような写真にはせず、別人の顔を主張していたのである。

Taiyo 6(左  /  警察に脅迫電話をかける城戸)
  原爆製造のために高利貸しから金を借りていた城戸は、借金取りに付け回されたので、ついに5億円を警察に要求することにした。城戸が繁華街にある喫茶店を指定したので、山下警部率いる捜査班はそこで待機することになる。警察は犯人からの電話を受け取り、指図された通りに動くが、ある秘策を持っていた。一方、城戸は渋谷の東急百貨店から電話を掛け、現金引き渡しの方法を提示する。ところが、警察の逆探知にあって居所がバレてしまう。間髪を置かず百貨店の出入り口が警官隊によって封鎖され、城戸は店内から逃げ出すことができなくなってしまうのだ。変装用の髭を整える為にトイレに入った城戸は、鏡に映った自分の歯茎から血が出ているのに気づく。ここで彼は自分が被曝したことを悟る。動揺した城戸は便所の中で拳銃自殺を図るが、恐ろしさのあまり引き金を引くことができない。気を取り戻して山下警部に電話を掛けた城戸は、捜査チームに取引を持ち掛けた。すなわち、爆弾のありかを教えるから警察の包囲網を解けという要求だ。意外なことに、城戸が指定した喫茶店に爆弾が隠されていたのである。こうして、城戸は逃走と引き替えに“切り札”を失ってしまった。

何とも間抜けな追跡劇

  一般向けの娯楽映画には、荒唐無稽な設定や脚本が多い。零子と親密になった城戸は路上でマツダのRX-7を盗み、彼女を煽てて爆弾の保管場所を聞き出した。押収された爆弾は警察署ビルの屋上近くの部屋に保管され、そこには多くの刑事が詰め込んでいる。しかし、城戸は強行突入を図った。屋上からロープを垂らしたのか、そのロープを摑んだ城戸はターザンの如く足で部屋の窓ガラスをぶち破り、拳銃片手に飛び込んできたのだ。現在の我々なら、「えぇぇぇ! そんな無茶な ! あり得ない !」と呆れてしまうが、昭和の頃は何でも“あり”で許されていた。狭い部屋の中で銃撃戦を繰り広げ、城戸は傷一つ無く刑事たちをやっつけると、爆弾を奪い去って建物を後にした。こんな芸当ができるのは、X-メンのミュータントかターミネーターくらいである。シルヴェスター・スタローン扮するジョン・ランボーでも無理。普通なら城戸が銃弾の嵐を浴びて、蜂の巣になるのが関の山だ。

Taiyo 18Taiyo 22






(左: トレーラーを飛び越えるマツダRX-7 : トレーラーの裏にジャンプ台が見える  / 右: ジャンプして道路に着地したRX-7 )

  もっと凄いのは、クルマに乗った城戸と零子が、追跡してくる山下警部やパトカーの群れを振り切ったことだ。「ボニー・アンド・クライド」を意識したんだろうが、警察が道路を封鎖してしまえば一巻の終わりである。でも、そこは映画だから、主人公の逃走は不可能ではない。この逃走劇にはオマケが附いていて、零子は警察の犯人追跡をラジオで流すため、放送局にヘリコプターを用意させ、上空から仲間に指示を出して記録させたのだ。マツダRX-7のサンルーフから半身を乗り出して実況中継する零子は、逃走幇助に関する罪悪感が一切見られず、むしろ手に汗握る犯罪を楽しんでいるかのようだった

Taiyo 21Taiyo 17








(左: トレーニラーの車体に突っ込む山下警部のクルマ  /  右: トレーラーの下をくぐり抜ける山下のクルマ)

  このカーチェイスには度肝を抜く程のアクロバット走行があった。猛スピードで城戸が運転するRX-7は、交叉点で大型トレーラーと激突寸前となる。ところが、何故かクルマが空高くジャンプして、トレーラーの上を飛び越えてしまうのだ。映像をよく観ると、トレーラーの反対側にジャンプ台が隠されていて、それをRX-7が駆け上ってジャンプしたと判る。しかし、その直後に現れた山下警部のクルマは、何も無いトレーラーの車体下をくぐり抜け、その狭さゆえに屋根の部分とフロントガラスが剝がれてしまうのだ。観客は「あれ ! ジャンプ台が無くなっている !」と気づくが、そこは大目に見ているから野次を突っ込まない。でもさぁ、どうして素人の学校教師がスタントマン顔負けの運転ができるんだ? 信じられないけど、城戸の運転テクニックはA級ライセンスものだった。

Taiyo 1(左  / ヘリの搭乗ステップに摑まる山下 )
  不思議な事は他にもあった。激しいカーチェイスの末に、山下警部の車は横転し、燃料以上の大爆発を起こしてしまう。(撮影秘話になるが、山下役の菅原文太は爆発のタイミングが打ち合わせよりも早かったので、本当にビックリしたそうだ。たぶん、監督が臨場感を出すために、菅原文太を騙したんだろう。) 執念の鬼と化した山下警部は、クルマを失っても追跡を諦めない。警察の追跡を逃れた城戸と零子は、高飛び用のヘリが来たと思い、Rx-7でヘリの方へと向かうが、そのヘリには何故か山下警部がぶら下がっていた。監督による無茶な演出なんだろうが、役者は黙って従うしかない。山下警部はヘリの搭乗ステップに片手で摑まり、ぶら下がりながら拳銃を発砲したのである。すると、偶然にも一発の銃弾がRX-7のフロントガラスを貫き、助手席に乗っていた零子に当たってしまうのだ。

Taiyo 2(左  / 車内で瀕死の零子と城戸 )
     しかも、クルマは横転して走行不能となる。瀕死の零子は城戸に生き延びるよう言い残し息を引き取った。一方、山下警部は焦っていたのか、ヘリがまだ空を飛んでいるのに、無謀にも搭乗ステップから手を離し、30mないし40mの上空から飛び降りたのだ。我々なら「えぇぇっっ、そんな ! ちゃんと着陸してからヘリを降りればいいのに !」と考えてしまうが、長谷川監督は派手なアクションにこだわったのだろう。案の定、山下警部は地面に叩きつけられた。犯人逮捕を目的とする山下警部なのに、わざとヘリから飛び降りて脚を負傷するんだから、何とも間抜けな話である。それでも、激痛にもがき苦しむ山下警部は、城戸に向かって拳銃を発射する。しかし、所詮は無駄なあがきで、まんまと逃げられてしまう。

Sawada 8Sawada 4








(左: 絶命した零子  /   右: バッグに核爆弾を入れて逃走する城戸)

  もうメチャクチャなカーチェイスだが、これも昭和ドラマの特徴である。冷静に考えれば、山下がヘリに乗ってクルマを上空から追跡し、応援のパトカーに情報を与えればいいだけの話だが、それでは見せ場が無くなってしまうから駄目。問題の多い逃走劇であったが、そのシーンに流れてくるBGMだけは例外的に良かった。有名な井上堯之(いのうえ・たかゆき)が手掛けた曲だから当然なのかも知れないが、どことなく哀愁が漂うメロディーになっていて、激しい逃亡シーンなのに不思議なくらい静寂な雰囲気が漂っていた。また、必死で追跡を振り切ろうとする城戸であったが、彼の表情には悲壮感はなく、却って生命力に溢れていた。逮捕されるという恐怖より、「生きている」という実感が彼にはあったのだろう。奇妙なことに、城戸はテロ攻撃に関する目標が無い。むしろ、核爆弾という最終兵器を以て警察機構を脅迫する事にスリルを感じていた。おそらく、城戸は巨大な権力を相手とする事に「生き甲斐」を見出していたんじゃないか。禁断の兵器製造に情熱を注ぐ城戸にとって、学校の仕事なんて退屈極まりない。それよりも、大胆な犯罪で世の中を支配する方が性(しょう)に合っている。核爆弾こそが彼を権力者にする唯一の手段であった。こう考えれば、なぜ彼が目的の無い脅迫を続けていたのかが解る。

偶然が重なる運命

Sawada 5(左  /   山下刑事と挌闘する城戸)
  突っ込み所は色々あるが、映画はクライマックスへと向かう。城戸の要求が通ってローリングストーンズの来日公演が実現した。日本武道館で犯人を待ち伏せる山下警部のもとに、拳銃を隠し持った城戸が近づいてきた。新聞に銃を隠した城戸は、話があるから別の所に移動するよう山下に迫った。城戸はカバンに入れた核爆弾を抱え、山下と共に武道館近くの建物に入って行く。山下を屋上に連れ出した城戸は、彼に手錠を掛け問答を始めた。しかし、山下警部は城戸の隙を見て足元の石を拾い、反撃のチャンスを窺う。そして、城戸が油断した瞬間にタックルをかけて乱闘に持ち込んだ。激しく絡み合う二人だが、拳銃を持っていた城戸が明らかに有利だった。彼は山下に銃弾を数発撃ち込み、血塗れの山下は絶命寸前となる。

Sawada 19( 左 / 城戸を道連れにする山下 )
  しかし、瀕死の山下は最後の力を振り絞って城戸を抱きかかえた。山下は彼を道連れにするつもりで屋上から飛び降りたのである。ところが、運命の女神は城戸に微笑んだ。彼は建物の電線に引っ掛かって一命を取り留めたのである。(何ともラッキーというか、うまく出来過ぎている。) 一方、山下警部は路上に激突して即死。ビルから落ちる瞬間、城戸が手放してしまった爆弾も、これまた運良く木の枝に引っ掛かったので無事だった。この映画には“ちょくちょく”あり得ない展開があるけれど、昭和50年代の日本人は無茶な設定に慣れていたから、多少の「ウルトラC」には寛容だった。

Sawada 17(左  /  繁華街を歩く城戸)
  運良く危機を脱した城戸は、核爆弾を抱えて繁華街を歩く。爆弾にセットされた時計の秒針が音を立てて、時を刻んでいる。そして、轟音が響き渡るシーンで物語は幕を閉じた。実際に核爆弾が炸裂したのかどうかは定かではない。長谷川監督によると爆発していないそうだ。映画ファンとしては、キノコ雲が立ち上がる映像でラスト・シーンにして欲しかった。原作者のシュレーダー氏によると、当初は大金を摑んだ城戸が零子と逃亡に成功し、ブラジルかどこかの外国に高飛びするという脚本だったという。(最初のタイトルは「日本を強奪した奴(The Kid Who Robbed Japan)」であったそうだ。) しかし、そうした結末を長谷川監督が却下したので、当初のストーリーが変更されたそうである。

  たった一個の核爆弾で、個人が国家と対等になる、という恐怖が『太陽を盗んだ男』の主題となっている。これは北朝鮮についても当て嵌まる話で、貧乏国の北鮮が核ミサイルを保有することで、超大国のアメリカと同じ土俵に立つ事ができる。これだから、金王朝が核兵器開発に執念を燃やすのも当然だ。たとえ、通常兵器が貧弱でも、破壊能力が高い核兵器を手にすれば強国と対等なテーブルに着くことができ、自国の運命を“自分で”決めることができるのだ。米国の属州(保護領)になっている日本とは対照的である。確かに、我が国は物質的に豊かで、陸海空の通常兵器にお金をかけている。しかし、日本は独立国ではない。なぜならば、自分で自分の運命を決められないからだ。同胞を拉致されても、僅かな経済制裁しか対抗手段が無く、特殊部隊による奪還作戦とか軍事的な報復行動は端っから無い。拉致被害者家族が頼るのは、日本の総理大臣じゃなくて、宗主国の元首たる合衆国大統領。日本政府が出来るのは、北鮮に「経済援助」を貢ぐだけ。つまり、核兵器を持った怖い敵国に、厖大な税金を献上して慈悲を乞い、願わくば邦人を返していただければ、と土下座するのがせいぜい。日本人を拉致した廉(かど)で北鮮人皆殺し、なんて夢物語。しかも、国内には北鮮贔屓やその手下がウヨウヨしているから、「軍隊は違憲だ ! 核兵器保有に絶対反対 !」との世論が沸き起こるのは、火を見るより明らかだ。

  金日成や金正日の野望を受け継ぐ金正恩は、核兵器をネタに犯罪ゲームを楽しむ小僧じゃないぞ。金王朝は核兵器開発を絶対諦めない。核兵器こそ北鮮の命綱である。もし、米国と妥協して核兵器開発を断念した瞬間に、北鮮は国際政治の波に揉まれて消えゆく「捨て駒」になるはずだ。悔しいけど、北鮮には独立国の気概がある。一方、我が国は豊かな下僕が住む儚い楽園だ。もし、日本が核保有国になれば、南北朝鮮はおろか、支那やロシア、アメリカでさえ我々を侮ることが出来なくなる。日本が独立国となるのは、支那やロシアが譲歩する程の核兵器を保有した時である。日本を核攻撃すれば、自国も完全に消滅するという恐怖を、相手国が解った時、日本人は交渉の切り札を持つことになるからだ。とは言っても、日本国民に城戸のような度胸があればの話だが。今や日本人は「サムライ」じゃくなて、「憎みきれないろくでなし」程度。これじゃあ、「勝手にしやがれ」と言いたくなる。(今の高校生だとジュリーの名曲は知らないだろうなぁ。)
  


人気ブログランキング
記事検索
最新記事
アクセスカウンター

livedoor プロフィール
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ