無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

2017年12月

レイプしなかったことへの恨み / セクハラは平等に !

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房

好評発売中 !!

スタッフの中で唯一の黒人

Shavit Wisel 1Sexual Harassment 2









  人間は理性よりも感情で動く。広い世間には、食い物を横取りされると、それを何時までも恨む人がいるけど、男から邪険にされた女の怨みも同じくらい恐ろしい。殊に、ブスの怨念は強烈だ。美しく生まれなかった女は、美人に群がる男を憎み、そうした佳人を称讃する社会すら呪うことがある。「男社会はけしからん !」と剣幕を立てて怒り狂うフェミニストを見れば解るじゃないか。といっても、良い子のみんなは、「田嶋陽子先生のことかなぁ」と言っちゃいけないよ。筆者は全然そんなこと思ってなんいだから。でも、オトコ中心の社会に怒りを覚えている醜女(しこめ)は意外と多く、彼女たちは美人に優しい男性ばかりか、チヤホヤされる女性にも憤怒を抱く。しかも、これが人種的容姿に基づく“差別”だったりすると大変だ。火山のように激昂する被害者は、差別的社会が生み出す価値観や制度にまで不満を募らせ、終いには、「こんな社会は打倒すべきだ !」と叫んでしまう。左翼分子には嫉妬心で動く人が多いので、話し合いで説得するなんて無理。北斗神拳のトキみたいに、相手の攻撃を躱(かわ)しながら攻撃するのが一番。

  日本では、まだ女権拡張論者や人種平等主義者の害毒が少ないが、多民族差別社会のアメリカでは、フェリニストのみならず、レイシズム反対論者の勢いが誠に凄まじい。以前、当ブログで米国のセクハラ騒動を紹介したことがあるけど、その時、筆者は有名ジャーナリストのチャーリー・ローズ(Charlie Rose)にも言及した。彼が犯した数々の性的嫌がらせは言語道断だが、この著名人に対する非難の中には理不尽なものもある。というのも、彼は同僚の女性スタッフから「やってもいない事」で糾弾されていたからだ。

Charlie Rose 12Rebecca Carroll 2Kyle Godfrey-Ryan 5








(左: チャーリー・ローズ  / 中央: レベッカ・キャロル  /  右: セクハラ被害者のカイル・ゴドフリー・ライアン)

  今月、米国の有名な雑誌『エスクワイヤー(Esquire)』に、レベッカ・キャロル(Rebecca Carroll)という女性プロデューサーが、チャーリーを非難する記事を投稿した。彼女は1997年に、チャーリー・ローズの番組を手掛けるプロダクションに参加したのだが、当時、黒人スタッフは彼女一人であったという。こうした環境のもと、唯一の黒人であったキャロル氏は、白人男性が天下を取る職場で気まずい思いをしたそうだ。まだ27歳のキャロル氏は、ベテラン記者でも叩き上げの制作者ではなかったが、既に大手出版社からインタピュー形式の本を三冊も出していたので、それなりの自信があったらしい。一般の日本人なら、「わぁぁ、すご~い」と手放しで褒めてしまうが、タイトルや中身を吟味すれば、「なぁ~んだ。黒人の愚痴を綴ったクズ本かぁ~」と判ってしまう。彼女が自慢する著作というのは、『アンクル・トムか新たな黒人(Uncle Tom or New Negro)』、『ありのままの貴女(Sugar in the Raw : Voice of Young Black Girls in America)』、『種族を守れ(Saving the Race : Conversation on Du Bois from Collective Memoir of Souls)』の三冊で、いかにも黒人が興味を持ちそうな標題である。しかし、白人なら素通りしそうな代物だ。(ちなみに、有名大学を出た黒人に、その専攻を訊いてみると、やれ社会学だ、政治学だ、エスニック研究だと答えるが、具体的に尋ねてみたら、白人社会への恨みをぶつける科目であった、という場合が多い。「エスニック」なんて名称を持ち出す奴には注意が必要だ。日本人を「呪う藁人形」を作る朝鮮人だって、立派な“藝術家”と評されるんだから、物事は具体的に調べることをお勧めする。)

Sidney Poitier 2Vivica Fox 1Hip Hop 2








(左: シドニー・ポワティエ  / 中央: ヴィヴィカ・フォックス  /  右: ヒップ・ホップのミュージシャン)

  アメリカ社会における黒人の状況を勉強したキャロル氏は、ローズ氏の番組スタッフに加わっても、黒人問題に焦点を当てようとしたらしい。だが、チームのボスであるローズ氏にはその気が全く無く、彼女が推奨する黒人ゲストには見向きもしなかった。彼女が何度か自分の関心事(agenda)を押しつけようとすると、チャーリーはこの下っ端を譴責したそうだ。「大御所」の威光を輝かせる職場のボスは、自分が認めた黒人ゲストしか認めなかったという。例えば、有名な黒人男優のシドニー・ポワティエ(Sidney Poitier)といった、“知的な”雰囲気を醸し出す黒人しかOKを出さない。一方、キャロル氏が番組にイチ押したのは、女優で司会者も務めるヴィヴィカ・フォック(Vivica A. Fox)とか、ピップ・ポップのミュージシャンであった。日本だとヴィヴィカ・フォックスは無名の俳優に等しく、タランティーノ監督の映画『キル・ビル Vol.1』や『インディペンデンス・ディ : リサージェンス』、カナダのTVドラマ『ミッシング : サイキック捜査官(1-800-Missing)』に出演した役者と紹介しても、いまいちピンとこない。まぁ、フォックスくらいの役者ならともかく、ヒップ・ポップの黒人歌手なんて、ローズ氏でなくても断りたくなるじゃないか。見るからに下品そうだもん。

なぜ私を襲わないの?!

William Buckley 1Christopher Hitchens 1
David Bowie 4Denzel Washington 1








(左: ウィリアム・バックリー  /  クリストファー・ヒッチンズ / デイヴィッド・ホーイ  /  右: デンゼル・ワシントン )

  日本では意外にもチャーリー・ローズの名はあまり知られていないが、アメリカでは著名なジャーナリストで、自分の名前を冠したトーク番組を持ち、結構それなりの人気を博していた。筆者もチャーリー・ローズのインタヴュー番組をよく観ていたから、今でもよく覚えている。例えば、『ナショナル・レヴュー』誌の主幹であったウィリアム・バックリー(William Buckley, Jr.)、英国の評論家であるクリストファー・ヒッチンズ(Christopher Hitchens)、英国出身のロック・スターであるデイヴィッド・ボーイ(David Bowie)が対談相手の時である。(ちなみに、英国「デイリー・メイル」紙でレギュラー・コラムニストを務めるピーター・ヒッチンズは彼の弟。) キャロル氏はチャーリーの好みが白人に偏っていると批判するが、米国史に恨みを抱く“濃厚”な黒人を頻繁に招いたら、『チャーリー・ローズ』自体が黒人専門チャンネルになってしまうじゃないか。筆者もチャーリーの番組コンセプトくらい察知できる。紳士的な語り口でインタヴューを行うローズ氏は、インテリ層や上流ビジネスマンなどをターゲットにし、気さくだが“ちょっと”上品な対談番組を作りたかったのだ。だから、白人社会に不満を募らせる「怒れる黒人」とか、語彙の乏しい黒人ラッパーなんて高級な番組に相応しくない。なるべく排除したくなるのも当然だ。

Morgan Freeman 1Oprah 3Susan Rice 1Steven Spielberg 5







(左: モーガン・フリーマン  / オプラ・ウィンフリー  / スーザン・ライス  /  右: スティーヴン・スピルバーグ )

Cornel West 1Angela Davis 3Maya Wiley 1Alice Walker 1







(左: コーネル・ウェスト  /  アンジャラ・デイヴィス / マヤ・ワイリー  /   右: アリス・ウォーカー )

  キャロル氏は上司のチャーリーをなじるけど、彼は人種を理由にして黒人ゲストを避けていた訳ではない。事実、彼は多くの黒人俳優や著名人を呼んでいた。例えば、人気司会者のオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)とか、男優のウィル・スミス(Will Smith)、デンゼル・ワシントン(Denzel Washington)、モーガン・フリーマン(Margan Freeman)、元国家安全保障アドヴァイザーのスーザン・ライス(Susan Rice)などである。それでも、キャロル氏は満足できなかった。なぜなら、黒人奴隷が対談のテーマなのに、チャーリーは高名な黒人学者ではなく、『アミスタッド(Amistad)』を制作したユダヤ人監督のスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)を招いていたからだ。彼女はチャーリーに向かって、「白人のレンズ」を通した黒人奴隷の搾取やアフリカ人の文化について語ってほしいと提案したそうだが、あえなく却下されたらしい。黒人左翼のキャロルとしては、白人を心から憎む極左活動家のコーネル・ウェスト(Cornel Ronald West)や、元米国共産党員でレーニン平和賞をもらったアンジェラ・デイヴィス(Angela Y. Davis)、NAACPとACLUに属していたマヤ・ワイリー(Maya Wiley)、公民権活動家のアリス・ウォーカー(Alice Walker)などをキャスティングしてもらえば大満足なんだろうけど、そんな人選をすれば特定のイデオロギーに染まったエスニック番組になってしまうから駄目だ。あくまでも上品なゲストだけ。

Meryl Streep 2Angelina Jolie 3Kate Winslet 1








(左: メリル・ストリープ  / 中央: アンジェリーナ・ジョリー  /  右: ケイト・ウィンスレット)

  自分の専門分野を活かせない苛立ちもあったのだろうが、キャロル氏のドロドロした怒りはチャーリーの“白人好み”にあったようだ。チャーリーは自分が気に入った白人女優を優先したそうで、いくら人気者でも黒人女優を呼ぶことは稀だった。過去の出演者を思い出せば、番組のファンではない日本人にだって判る。例えば、大女優のメリル・ストリープ(Meryl Streep)やアンジェリーナ・ジョリー(Anjelina Jolie)、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)、ジェシカ・チャスティン(Jessica Chastain)、ケイト・ウィスレット(Kate Winslet)などが招待され、鼻の下を伸ばしたチャーリーはニコニコ顔だった。

Blake Lively 2Diane Lane 5Cate Blunchett 2Viola Davis 1







(左: ブレイク・ライヴリー  / ダイアン・レイン / ケイト・ブランシェット / 右: ヴィオラ・デイヴィス )

     確かに、『ダウト(Doubt)』や『ヘルプ(The Help)』、『フェンス(Fence)』などで注目された黒人女優のヴィオラ・デイヴィス(Viola Davis)を招くのはいいけど、白人の視聴者なら美人女優のブレイク・ライヴリー(Blake Lively)やダイアン・レイン(Diane Lane)の方を観たい。(この人選はチャーリーの「好み」だったのかも。) やはり、メイン・ゲストは華やかじゃなきゃ。テレビ欄や予告編で宣伝するゲストが黒人女優じゃパッとしないし、視聴率だって上がるとは限らない。番組スタッフとしては、ビル・ゲイツ(Bill Gates)やウォーレン・バフェット(Warren Buffet)、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)などの大物経済人を時たま招いて箔をつけるが、一般視聴者の嗜好を考えれば、政財界の面々とは別に、有名作家のJ.K.ローリング(Joanne Rowling)や、自転車競技者のランス・アームストロング(Lance Armstrong)、コメディアン俳優のロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)を挟んで、番組のイメージを和(なご)ませたいはずだ。

Warren Buffett 1Bill Gates 2Jeff Bezos 1 Rowling 1








( 左: ウォーレン・バフェット / ビル・ゲイツ  / ジェフ・ベゾス  /  右: J.K. ローリング )

  奢れる者は久しからず。白人のキャスティングに偏りがちなチャーリーは、突如として湧いたスキャンダルにつまづく。すると、日頃から恨みを抱くキャロル氏に復讐の機会が訪れた。チャーリーが手をつけた女性たちが勇気を以て矢を放ち、業界に君臨する巨人は見事に倒れる。凋落した上司を目にしたキャロルは、間髪入れず反撃に参戦し、追撃の手を緩めなかった。彼女の不満は激しく、「白人の男どもというのは、制作室の中で最もお金を持ち、最大限の権力をふるうの。そればかりか、部屋の中で一番魅力的な女性を食い物にする連中なのよ !」と怒りをぶちまける。キャロル氏曰わく、

   アメリカだとね、部屋に居る女性の中で最も望ましく、何よりも神聖で、誰からも求められる人、そして一番崇められる人は、いつも白人女性なのよ。(Rebecca Carroll, "My Experience at Charlie Rose Went Beyond Sexism", Esquire, December 5, 2017)

本当に、恨み骨髄の黒人女性は恐ろしい。キャロル氏の憤慨はある意味、嫉妬に基づいている。チャーリーが「感情を共にしよう」と言い寄る女性職員は、驚くほど決まって白人ばかり。すく近くにいる黒人のキャロル氏には、何故か指一本触れようとしないんだから、紳士的というか差別的というか、見方によって様々な解釈が考えられる。

  なるほど、チャーリーは白人女性ばかりにセクハラを行い、浅黒いキャロル氏には目もくれなかった。しかし、その“差別的趣味”を以てチャーリーは責められるべきなのか? セクハラを受けた女性が批判するならともかく、被害を受けなかった黒人女性が“ご立腹”なんておかしい。キャロル氏は記事の中でこう述べている。

  はっきりさせるけど、私は、チャーリーが私に手をつけた方が良かったなんて言っている訳じゃないの。むしろ、彼が白人女性に性的な行為を行ったのは、性差別に基づく権力構造の発露なのよ。ちょうど、私をセクハラしなかった人種差別が権力原理の表明であったのと同じようにね。

  日本人の読者だと、「何言ってんの?」と反論したくなるだろうが、キャロル氏は黒人の自分にスケベな事をしなかったのは人種差別だ、と言いたいのである。彼女はチャーリーが自分をセクハラに値しない同僚、すなわち性的興奮が湧き起こらない種類の女である、と見なした事が赦せない。ちょっと笑ってしまうけど、彼女は「なんでいつも白人のオンナばかり触るのよ!!」と怒っていたのだ。一般の日本人なら、「しょうがねぇ~じゃん。助平野郎にだって“好み”っていうモノがあるんだ。そうカッカすんなよ」と言いたくなる。痴漢だって可愛い女子高生なら手が伸びるし、下着泥棒だって若い娘のパンティーを盗むのが普通だ。想像するのも厭だけど、電車に乗った痴漢が一目散に老婆の尻を触ったり、近所を物色する泥棒が、軒先に干してあるババアの腰巻きをひったくるなんて考えられない。そんな奴は別の意味で変態だ。

白人ばかりの表紙はけしからん !

LA Times Magazine cover(左  / ロスアンジェルス・タイムズ雑誌の 表紙)
  平凡な生活を送る日本人は、こうした醜女の嫉妬心を聞いて笑うけど、多民族主義や人種平等の脅威は我々にとっても他人事じゃない。アメリカの大学では、「エスニック・スタディーズ(有色人種の怨念学)」を専攻する黒人や南米人、アジア人が異常に多く、職場でも「PC(政治的正しさ)」が強要され、ちょっとした冗談や誘いでも「レイシズムだ」「性差別だ」と騒がれてしまう。最近、ロサンジェルス・タイムズ紙が有名女優を集めた対談特集を企画し、雑誌の表紙に彼女たちの集合写真を用いた。(Mary Papenfuss, "Twitter Skews Los Angeles Times --- And Stars--- For All-White Actress Cover", The Huffington Post, December 23, 2017) ところが、この表紙にクレームがついた。なぜなら、招集された女優がみんな白人だったからである。このメンバーを挙げれば、映画『モリー』に出演したジェシカ・チャスティン、『アイ・トーニャ』のマーゴット・ロビー(Margot Robbie)、『レイディー・バード』で注目されたサーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)、アネット・ベニング(Annette Bening)、ダイアン・クルーガー(Diane Kruger)、ケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)であった。

Margot Robbie 16Saoirse Ronan 5Diane Kruger 2Annette Bening 1







(左: マーゴット・ロビー  / サーシャ・ローナン  / ダイアン・クルーガー  /  右: アネット・ベニング )

  ちなみに、サーシャ・ローナンは、日本でも公開された映画『ハンナ』に出ていた主演女優で、この作品は弓月光の人気漫画である『瞬きのソーニャ』と筋書きがソックリなので話題となった。もちろん、弓月氏の方が先にアイデアを出していたから、脚本家のセス・ロックヘッドがパクった可能性が高い。ついでに言えば、アイリス系女優のサーシャ・ローナンの名前は判りづらい。彼女によると、アイリス人の名前は発音と綴りとが大きく違うそうで、アメリカ人にはチンプンカンプンらしい。例えば、「Tadhg」は「タイグ」、「Niamh」は「ニーブ」、「Oisin」は「オーシン」、「Siobhan」は「シーボン」、「Caoimhe」は「クイーバ」と発音するそうだ。アメリカ人だって「サーシャ(Saoirse)」を「ソイース」などと間違って読んでしまうそうだから、本当に外国人の名前は難しい。まぁ、日本人だって同じ悩みを抱えている。例えば、海軍大将で首相になった山本権兵衛の名前をどう発音するか人それぞれだ。「ごんべえ」と呼ぶ人もいれば、「ごんのひょうえい」と読む人もいる。山本首相自身は、ローマ字で「Gonbei」と書いていたから、おそらく西洋人に対しては「ゴンベイ」と自己紹介していたのだろう。有名な佐久間象山だって、「しょうざん」なのか「ぞうざん」なのか判らない。德川慶喜は教科書的には「よしのぶ」だが、側近の回顧録によれば、みんなから「けいき」様と呼ばれていたそうだ。だいたい、「日本」の発音までもが、「にほん」なのか「ニッポン」なのか曖昧なんだからしょうがない。

Jessica Chastain 1(左  /  ジェシカ・チャスティン)
  話が逸れたので元に戻す。この表紙に関して、レベッカ・キャロルも文句を垂れていた。彼女はツイッターでジェシカ・チャスティンを批判していたそうだ。常日頃、チャスティンがマイノリティーの権利を擁護していたので、キャロル氏は「白人ばかりの表紙とは何事か !」と怒っていたそうだ。しかし、チャスティンからの返答は無かった。そりゃ、そうだろう。黒人からのイチャモンに一々反応していたら身が持たない。五月蠅(うるさ)い黒人に対しては、シカトするに限る。ただし、キンチョールを吹き掛けちゃダメだよ。

  この件に関し、フォーダム大学のスコット・ポウルソン・ブライアント(Scott Polson-Bryant)教授もクレームをつけていた。「トップ女優なら他にもいるのに」と愚痴をこぼし、彼はチリ人で性転換を行ったダニエラ・ヴェガ(Daniela Vega)や、メキシコ系女優のサルマ・ハイエック(Salma Hayek)、『シェイプ・オブ・ウォーター』に出演したオクタヴィア・スペンサー(Octavia Spencer)、『ダウンサイジング』のホン・チャウ(Hong Chau)、『ガールズ・トゥリップ』のティファニー・ハデッシュ(Tiffany Haddish)などを挙げていた。でも、こんな女優を集めたら、雑誌の表紙が暗くなるじゃないか。表紙の写真は雑誌の「顔」で、お客の注意を引くための看板である。日本だと、旅館にも看板犬がいたりして、愛想のいいゴールデン・レットリバーが宿泊客を出迎えると、子供から老人まで大喜びだ。筆者も米国の街をうろついた時、ふと古本屋に目が止まり、窓際で昼寝する黒猫に導かれ、そのまま店内に入ったことがある。ましてや、美人集団なら目が釘付けになるじゃないか。ニューズ番組のアンカーだって、中高年のオっさんより、若くて綺麗な女性キャスターの方がいい。FOXテレビなんか露骨に美女を掻き集めていた。民間企業の商売は平等を標榜する「お役所仕事」ではない。みんなが注目する人を雇うのは当り前。黒人女優を特集する雑誌なら、官庁街かアフリカで販売しろ。

Daniela Vega 1Salma Hayek 2Octavia Spencer 1Tiffany Haddish 1








(左: ダニエラ・ヴェガ  / サルマ・ハイエック  /  オクタヴィア・スペンサー  /  右: ティファニー・ハディッシュ )

  これは余談になるが、チャーリーの女癖を糾弾するキャロル氏は、白人カップルの養子であったという。(Rebecca Carroll, " Facing my fear : hearing myself echo my birthmother's judgementaloutlook", The Guardian, 22 April 2016) 詳しくは述べられていないが、彼女の生母は白人で、父親は黒人であるそうだ。どんな理由か判らぬが、彼女は両親に捨てられ、白人夫婦に引き取られた。彼女が実の母親に会ったのは11歳の時で、温かい親子関係を期待していたが、実際はそれ程でもなかったという。キャロル氏が告白していたけど、もし母親が自分を娘と認めてくれていたら、自分の「白人らしさ」を「黒人らしさ」に優先させていたかもしれぬ、と話していた。彼女は幼い時、自分が黒人であるとは自覚していなかったそうだ。とにかく、彼女は冷たい母親に失望する。そして、白人家庭で育ったた少女は、自分が属する人種や白い友達の容姿に敏感となり、白人の“特権”に嫌悪感を抱くようになった。白人夫婦に養われた黒人は、えてして性格が歪んでしまう事がある。日本人女性の中にも、ふとしたことで黒人男性と恋に落ち、有頂天のまま結婚して子供を産む人がいるけど、その混血児がどんな人生を送るのか、まったく想像していない人が多い。自分は黒人と結婚しても黒くならないが、我が子には必ず夫の遺伝子が組み込まれてしまう。もし、自分と違った容姿の娘から、「ねぇ、ママ。どうして私はママと違うの?」と涙ながらに責められたら、日本人の母親はどう答えるのか? 日本人女性は結婚する前にしっかりと覚悟すべきだ。

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(左: レベッカ・キャロル  / 中央: 黒人と白人の両親と混血児  /  右: 西歐系白人女性)

  「人種平等推進」とか「民族差別撤廃」なんていうスローガンは、やがて日本でも“普通”になるだろう。今は、黒人との混血児が少ないが、あと二、三十年もすれば全国各地で見かけるようになり、公務員や銀行員、洋服屋の店員、飲食店の給仕、土建屋の社員、学校の教師など、様々な職場に浸透するはずだ。もはや、帰化鮮人の子供だって珍しくないし、見かけは日本人と変わらないが、父親か母親の祖母が在日鮮人とか不逞支那人という場合もあるから、アジア系日本人の比率は増すばかり。そうなれば、民族差別を糾弾するアジア系学生が、テレビ局や新聞社、広告代理店、大学および小学校にも就職し、自分の地位や権能を用いてアジア人を嫌う日本人を非難することだって考えられる。実際、NHKやTBSには朝鮮系の社員が潜伏し、直接的ではなくとも間接的に反日番組を支えている可能性が高い。日本人を恨むアジア系職員だと、TVドラマのストーリーに“何気なく”差別主義者の日本人を挿入することもあるし、ちょっと体を触っただけの上司に対して、いきなり金切り声を上げて、「セクハラよ !!」と騒ぎ立てる虞(おそれ)もあるのだ。また、業績が悪いことで朝鮮系の部下を叱った上司が逆恨みされ、「民族差別ゆえんの叱責だ」と抗議されれば、事情を知らない周囲の者は、「もしかして・・・」と疑ったりする。支那人や朝鮮人は“民族的”団結が強いから、「差別」を行った“極悪”の日本人を集団で攻撃するだろう。糾弾された日本人が防戦一方になることは火を見るより明らかだ。同僚の日本人は厄介な「民族問題」に係わりたくないから、いつの間にか“そぉ~”といなくなる。当人だけが「どうして俺なんだ? ・・・」と涙目に。日本人は同胞に冷たいから、心配な人は普段から家族を大切にすることだ。



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グローバル企業が支援する愚民か政策 / 怨念を動機にする英語教育 (part 2)


「お遊び」としての英語教科

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(左: 『個人教授』でのナタリー・ドロン  / 右: 実際に英語を教える教師 )

  教育改革の理念はご立派だけど、実際、学校側はどのような「英語教育」を行ってきたのか? 「小学校英語活動実施状況調査」によると、公立小学校の総合学習において、約8割の学校が英語活動を実施しており、特別活動等も含め何らかの形で英語活動を実施している学校は、93.6%に及んでいるそうだ。第6学年では、英語活動を実施している学校のうち、97.1%が「歌やゲームなど英語に親しむ活動」を行い、94.8%が「簡単な英会話(挨拶や自己紹介など)の練習」に取り組んでいるという。また、73%が「英語の発音の練習」を行っているそうで、年間の平均授業実施時数は、第6学年で13.7単位時間(1単位時間は45分)であるらしい。


  「英語の授業」といっても、外人教師が子供たちと一緒に歌ったり、大袈裟なジェスチャーで挨拶する程度なんだから、実質的には「遊びの時間」である。文科省は具体例を挙げているので、ちょっと紹介したい。


  ① 例えば、自分の好きなものについて話すという言語の使用場面を設定して、実際に英語を使って、自分が好きな食べ物について話しあったりする(コミュニケーション)。その際、国語科の内容とも関連させながら、日本語になった外国語にはどのようなものがあるかを学習する(言語・文化理解)。また、apple, orangeなどの単語を通して英語の音声に触れてみたり、I like apples.などの表現例を使ってみたりする(スキル)。


  ②例えば、友達を誘うという言語の使用場面を設定して、実際に英語を使って、自分が好きな遊びに友だちを誘ってみる(コミュニケーション)。その際、日本の遊びと世界の遊びについて比較対照してみる(言語・文化理解)。また、ohajiki, baseballなどの単語を通して英語の音声に触れてみたり,Let's play ohajiki.などの表現例を使ってみたりする(スキル)。

  もう、論じることすら馬鹿らしくなる。確かに、小学生なら教師の言葉を真似て、上手に「アップル」とか「オレンジ」と発音できるだろう。しかし、自分が欲する事や感じた事をそのまま文章にできまい。「リンゴが好き !」といった簡単な文章なら英語で表現できようが、気に入った服や玩具を買ってもらいたい時など、“微妙”な呼吸を必要とする場合には、慣れ親しんだ日本語となるだろう。例えば、母親と一緒に百貨店を訪れた少年が、「ねぇ、ママ、僕、あのオモチャがおうちにあったら、毎日ママに見せてあげられるんだけどなぁ」とねだることもあるし、父親に連れられた娘が「パパ、私このお人形が前から欲しかったんだけど、クリスマスまで我慢するね」と哀しそうな目をして、暗に買ってくれとせがむこともある。(賢い子供なら、“こっそり”とお爺ちゃんやお婆ちゃんに「おねだり」を考える。なぜなら、こうした小悪魔は祖父母が孫に甘いことを熟知しているからだ。) 子供は一番便利な言葉を選んで生活するものだ。両親が日本人なら、いくら学校で英語を学んでも無駄である。子供は親に向かって日本語を話すし、親の方も日本語で答えるはずだ。特に、子供を叱る場合、「こらぁぁ、何やってんの!! そんなことしたらダメぢゃない !」と言うだろうし、オモチャを買ってくれとせがまれた時も、「泣いたってアカンで。無理なもんは無理や !!」と日本語で却下するだろう。したがって、日常会話の80%ないし99%が日本語なら、学校の授業なんか焼け石に水である。

Filipino maids 1Vietnamese workers 1








(左: フィリピン人の女中  / 右: ベイナム人の労働者 )

  「外国語専門部会」のメンバーは、机上の空論を弄ぶ連中だから単なる馬鹿ですまされるが、その方針を支持する経済界の連中には用心が必要である。彼らは「グローバル化に伴う英語の重要性」を看板に掲げているけど、本音ではアジア人労働者と一緒に作業が出来る日本人を求めているだけだ。英語を用いてコミュニケーションをはかる相手とは、教養と財産を持つ西歐白人ではない。稚拙な英語教育で低脳成人となった日本人は、工場や下請け企業でアジア系従業員と同列になり、カタコトの英語で仕事をする破目になる。大手企業が輸入するフィリピン人やマレー人、ベトナム人、支那人などに日本語を習得させるのは困難だから、簡単な「共通語」を職場の言葉にする方がいい。英語なら多少発音がおかしくても通じるし、移民労働者も多少の予備知識を備えているから、日本人の現場監督でも何とかなる。「グローバル化」と言えば響きが良いが、その根底には、日本人に対する待遇をアジア人並に引き下げ、低賃金労働者としてこき使おうとする目論見は明らかだ。子供の将来を案じ、私塾にまで通わせる日本人の親は、我が子をフィリピン人並に育てるべくお金を払っている訳ではない。しかし、お遊びの英語教育を受ける子供は、数学や理科、国語などの授業数を削られるから、総合的な学力低下は避けられず、卒業してから就く仕事は限られている。だいたい、望んでもいない低級な職種とか、厭々ながらの職業に就いた若者が、やる気と向上心を持って働くのか? 職場意識の低下は明らかだ。

どんな外人を雇うのか ?

  もう一つ、英語教育改革に伴う問題として挙げられるのは、どうやって充分なALT(Assistant Language Teacher / 外国語指導助手)を確保するかである。現在、英語の授業は日本人の教師に加えて、英語圏からの補助教員を用いて行われているから、各地方自治体は適切な外人のリクルートに手を焼いているそうだ。ベネッセ教育総合研究所の調査によれば、教育現場は英語を専門とする講師や、日本語がある程度話せるALTを獲得したいそうだが、実際のところ、こうした外人は稀で、日本人教師との意思疎通が困難なうえに、授業の打ち合わせができない。しかも、ALTが2、3で交替してしまうし、ALTによって方針や態度が違いすぎる。もっと悪いことに、指導力が身についていないALTが多いという。これは教師でない筆者も想像ができる。英語を話すアメリカ人やオーストラリア人だからといって、外国人に英語を教える能力があるとは限らない。日本語は文法や語彙、発音の点で英語と全く異なる。とりわけ、日本語を話す子供を相手にする場合、相当な根気と熱意が必要で、教育技術の無い外人を雇ったってトラブルが増すだけだ。もし、日本人教師がサウジ・アラビアに派遣されて、現地の子供に日本語を教える破目になったら、一体どのような事が起こるのか?  想像しただけで恐ろしくなる。

English teacher in AsiaEnglish teacher in Korea








(写真  / アジアへ派遣された英語教師 )

  充分な外人ALTを確保する場合、自治体が負担する費用も馬鹿にならない。仮にも教師だから、渋谷とか新宿で見つけた不良外人を雇うわけにも行かないので、多くの学校はJETプログラム(外国語青年招致事業 / The Japan Exchange and Teaching Programme)に頼んで、外人教師を斡旋してもらうことになる。しかし、上質な人材を招致するとなれば、それなりの給料や恩給を約束しなければならないし、待遇だって日本人以上に設定しないと承諾されない場合もあるだろう。小さな地方公共団体だと予算不足に悩んでいるので、ALTへの住居手当とか出張費を考えると頭が痛い。こうなれば、民間企業に頼らざるを得ないし、人材派遣業者だって甘い言葉を囁いてくる。ALTの増加要請は、地方自治体にとって財政的なピンチだが、「口入れ屋」にとっては儲けるチャンスだ。海外で安く仕入れた「外人」を日本に輸入して高く売りさばく。これを大手の人材派遣会社が全国展開のビジネスにすれば、大きな利鞘を得ることになる。ついでに不動産屋と結託し、外人教師の住宅もセットにすれば、更なる利益を摑むことができるだろう。

  一方、予算の確保に困った地方の役人は、まず中央に泣きつくから、巨額な補助金が各地に流れることになる。気前の良い中央官庁がバックにつけば、学校側は外人教師に高給を渡すことができ、口入れ屋もピンハネ額が多くなってニコニコ顔。これって、何となく、売春婦を斡旋する女衒(ぜげん)みたいだ。例えば、日本の派遣業者が不景気なアイルランドを訪れ、適当な「教師」を物色したとする。教師としての資質が不充分でも、英語を話す白人を物色できれば、日本で高く販売できるから、多少、交渉金が釣り上がっても採算が合う。どうせ庶民のガキに歌や絵本を教えるだけの「補助教員」だから、教養とか品格は問題じゃない。結局、損をするのは、「お遊び」の英語に時間を費やし、気位だけが高い愚民へと成長する子供たちと、巧妙に税金を吸い取られる親の方である。

English teacher 6Alexz Johnson 1








(左: 英語を話す黒人女性   / 右: カナダの白人女性  )

  凡庸な外人ALTをあてがわれる事態となれば、子供を預ける親も心配になるが、子供の方にも別の不満が募ってくる。学校教師は言いづらいだろうが、外人教師の人種や容姿が問題となるからだ。極端な例だが、もしAクラスを担当する外人ALTが金髪碧眼の若いイギリス人女性で、Bクラスを受け持つALTがブリテン国籍者なんだけどジャマイカ系の黒人男性であったら、どんな反応が起こるのか? もちろん、両者も英国で言語学を専攻し、教員免許を持っている。しかし、Bクラスの子供たちは、Aクラスの生徒を羨み、「僕もAクラスの先生がいい」とか「Aクラスの方に移りたい」と言い出す。さらに、保護者からも「どうしてBクラスはイギリス白人の先生じゃないの?」と抗議が来る。

  英語の教師を探す場合、イングランドやアメリカだけではなく、カナダとかオーストラリア、アイルランドも募集地となるが、事によってはインドやエジプト、ケニア、フィリピンだって候補地となり得る。外人講師への出費を抑えようと思えば、アジアかアフリカ出身者の方がいい。でも、子供たちの反応を考えれば、ブリテン連邦や北米出身の白人教師の方が“適切”と思えてくる。あり得ないことだけど、もし中学校の英語教師をイングランドから招くなら、ケンブリッジ公爵夫人となったキャサリン・ミドルトンのような女性の方が好ましく、やがでヘンリー王子と結婚するメーガン・マークルのような黒人女性じゃ二の足を踏んでしまうじゃないか。

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(左: キャサリン妃  / メーガン・マークル / エリザベス女王 / 右: フィリップ殿下)

  確かに、どちらも心優しい女性であるが、マークル氏がイギリス文化を解説するなんて、ちょっと抵抗がある。イギリス系のカナダ人が教えるんなら納得できるけど、支那系とかアフリカ系のカナダ人だと遠慮したい。やはり、英国の言葉や風習を教えてもらうなら、先祖代々イングランドに暮らすアングロ・サクソン系のイギリス人の方がいいし、パキスタン移民3世とかインド系帰化人5世の教師より、オランダ系やドイツ系の移民2世の方がマシだ。何しろ、イングランド王国では女王陛下がドイツ系だし、フィリップ殿下はギリシア出身のドイツ系貴族で、スコットランドのエジンバラ公爵になっている。日本の皇室とは大違いだ。

  ベネッセ教育総合研究所が行ったアンケートに、「英語教育で重要なこと」という項目があり、そこでは外国人との交流に関する質問があった。「とても重要」と答えた人は英語教育賛成派で55.4%を占め、反対派でさえ30.7%であった。最重要とは言えないが「まあ重要」と答えたのは、賛成派で41.6%、反対派では54.9%であった。ということは、賛成派と反対派を問わず、多くの人が外国人との交流に何らかの重要性を見出している訳で、子供たちが進んで外国人に接することを期待していることになる。だが、話しかける相手が西歐白人ではなく、イングランドに移り住んで来たインド人やパキスタン人、トルコ系帰化人の2世や3世、あるいはブリテン国籍を持つアラブ系イスラム教徒であったらどうなるのか? イギリス人とは思えない容姿の教師を前にして、日本の子供たちが積極的に話しかけ、英語やイギリス文化に興味を示すとは思えない。

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(左: インド系男性  / 中央: 英国のジャマイカ人女性 / 右: ムスリム男性 )

  もし、帰宅した息子に母親が、「今日、英語の時間はどうだった?」と尋ね、「う~ん、別に」といった返事だけしか得られなかったら心配になる。それに、問い詰められた息子が、「あんまり面白くない」とか「あの先生イヤだ」と呟いたらどうするのか? 具体的な将来設計を描けない小学生は、教師によって好き嫌いができてしまい、好きな先生の授業なら喜んで学ぼうとするが、気に入らない教師に当たるとガッカリする。ある心理学の実験によれば、幼児だって美女を見ると自分から抱きつこうとするらしく、ブスだと顔を背け、抱きつこうとしないそうである。幼い子供は理性でなく本能で行動するから、大人は冷や冷やするらしい。こうした行動様式はともかく、高額所得者の親を持つ子供は有利だ。お金持ちの保護者は自由に私立学校を選択できるし、優秀な講師を揃えた英語塾にも通わせることができる。しかし、低所得の家庭だと公立学校へ通わせることしかできない。つまり、「選択肢」の無い親子は、どんな学校でも我慢するしかないのだ。

  「日本の学校における教育理念とは何なのか」については様々な意見があるけれど、「立派な日本国民を育成する」ということに関しては、異論はあるまい。いくら英語を流暢に話して歐米人と対等に議論できるといっても、外国人に対して卑屈なら日本人としては失格だ。英語を習得することだけに労力を費やし、大人になっても自国の文化を知らず、日本語さえも未熟なら、こうした人物は歐米人の小使いに過ぎない。まるでローマ人の将軍に飼われたユダヤ人通訳みたいなもので、便利だけど尊敬に値しない「下僕」である。日本人が思考する時に用いる言語は日本語であり、その性格を形成するのも日本語である。その大切な言葉遣いが幼稚で、日本の歴史についても無知な者が、祖国に誇りを持って生きて行けるのか? アメリカ人やイギリス人は、いくら英語が達者な日本人でも、揉み手すり手でやって来る小僧を「対等な者」とは思わない。現在の英語教育は歐米人に対する劣等感を植え付けるだけで、卑屈な日本人を大量生産する結果になっている。我々は英語が苦手なことで尻込みする必要は無い。もし、「英語を流暢に話せるんだぞ」と自慢するクラスメートに会ったら、「ああ、すごいねぇ。まるでフィリピン人みたい」と褒めてやれ。どんな顔をするのか楽しみだ。



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