無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

2018年06月

警官の発砲が問題となる米国 / 治安維持が難しくなる将来の日本

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
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雨に打たれて泣く日本人

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  「保守派」との評判を持つ安倍総理の裏切りで、我が国は本格的に「移民国家」のスタートを切った。これからは、アジア人やアフリカ人がごく自然に近所に住むようになり、フィリピン人や支那人はもちろんのこと、パキスタン人やビルマ人、トルコ人、ケニア人が自宅の隣人になるし、職場に向かえば日本語を話す帰化人と机を並べて働く事になるだろう。こうした現象は大人だけが味わうものではなく、子供達も同様で、学校に行けば、日本語が喋れないインド人の新入生や、滑稽な発音で話す朝鮮系の子供、母子家庭のタイ人生徒、授業をサボりがちなブラジル人3世の倅(せがれ)、足は速いが頭がトロい黒人などがクラスメートになるはずだ。NHKやTBSなどの番組に出演する評論家は、「これで、やっと日本も国際化しました」と喜び、「色々な人が暮らす多民族社会の時代を迎えたので、我々は今までの偏見を捨てなければなりません」と釘を刺すだろう。でも、TBSのアナウンサーが口にする「外国にルーツを持つ人々」って、大抵アジア人じゃないか。これなら、昔の「第三国人」も「外国にルーツを持つ人々」だろう。マスコミは恥ずかしい国からやって来た移民を庇うために、色々な「用語」を考えつくが、たとえ帰化しても支那人は支那人のままで、朝鮮人も朝鮮の血統が消える訳ではない。

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(左: アフリカ人の難民  /  右: アフガン移民)

  マスコミは移民歓迎で一枚岩だが、一般国民になると意見が分かれてくる。リベラル風の上流国民だと、心の奥底ではアジア人を嫌っているくせに、表面上は“心優しい天使”を演じて「博愛主義者」だ。その中でも、とりわけ悪質なのが、お嬢様大学に通ってピンク左翼に染まったインテリ女性である。彼女たちは街角で移民排除を訴えている日本人を見ると、「何、あの下品な人たち !! 右翼ってホントに嫌よねぇぇ~」と口にするが、道路工事の現場で働くベトナム人とか、古ぼけた団地に居坐る支那人、怪しげな飲み屋に務める朝鮮人と親しくなることはない。もちろん、恋愛対象なんて論外。そもそも、名門の一流校には穢らわしいアジア人が居ないし、たとえ同じクラスに留学生がいても、奇妙な顔をした外人は「ご学友」じゃない。それに、ご自慢の英語を駆使して会話を楽しむのは、憧れの西歐人だけ。香港出身の支那人とか、マニラからやって来たフィリピン人じゃ嬉しくないし、日本人の友達に“ひけらかす”こともできない。だいたい、英語を話したからといって、アングロ・アメリカ人になる訳じゃないのに、まるで「上等な人間」にでも成ったかのようにウキウキするんだから、植民地のアジア人と同じじゃないか。こういうバイリンガルの日本人に出逢ったら、「わぁぁ、すご~い、まるでフィリピン人みたい!」と褒めてやれ。苦虫を噛み潰したようにムっとするから。

  マスコミは「国際化」を持て囃しているけど、日本人は今までの生活様式を変える気があるのか?  例えば、上流階級のお嬢様が、土方(どかた)のマレー人と結婚したとする。でも、この新妻は夫のイスラム教に改宗するのか? なるほど、世間のお嬢様の中には、キリスト教徒でもないのにクリスマス(救世主の誕生)を祝ったり、神様に誓わないけどプロテスタントの教会で結婚式を挙げる人がいる。でも、ペニスの包皮を剝いた亭主と夫婦(めおと)になり、黒いチャドルを身につけてモスクに通う日系人女性は滅多に居ないだろう。運悪く、近所に悪ガキどもが住んでいると、思いのほか傷つくこともある。だって、露骨な子供だと「あっ、ダースベーダーのオバちゃんだぁ~」と言って“からかう”じゃないか。赤の他人ならともかく、実家の両親はもっとジョックだ。もし、イスラム教徒のトルコ人と結婚したりすると、大切に育てた「箱入り娘」が憐れにも「籠の中の鳥」になってしまう。失望はこれだけではなく、待望の初孫が日本人離れした顔附きになるし、実家に呼んでも誡律が多くて面倒だ。食事に豚肉が使えないし、「時間」になればメッカに向かって礼拝ときている。自分の娘なのに、どこか遠い国から来た「外人」みたいだ。愛娘を異邦人に“手渡した”父親は、厳(いか)つい亭主の顔なんか見たくないし、側にいる女房が涙ぐんでいれば一層哀しくなる。これじゃあ、柳ジョージの名曲「雨に泣いている」を思い出し、「weeping in the rain....」と唄いたくなるじゃないか。愛しい娘を「ハートブレイカー(Heartbreaker)」とは呼べないから、雨に打たれながら泣くしかない。ついでに、飼っているハスキー犬も一緒に鳴いていたりして。

隠蔽される黒人警官のミス

  移民や難民を抱えて多民族社会となった国では、昔から住んでいる国民が新入りや民族的少数者に遠慮しながら暮らすことになる。地球上のあらゆる種族が混在する米国は、典型的な雑種国家で、曾てはイギリス系の白人が主流だったが、1960年代以降、人種平等が蔓延ってしまい、白人でさえも合衆国が「誰の国」なのか判らなくなっているそうだ。この精神的錯乱状態は多文化主義の流行で更に混迷を深め、西歐系の白人が過去の罪悪を詫びる一方で、奴隷を先祖とする黒人が「主人」気取りで威張っている。左翼思想が当り前のマスコミはもっと酷く、白人の不祥事なら大々的に報道するが、黒人の犯罪となれば“配慮”を示して、出来るだけ小さく扱うよう心掛けているという。この傾向は政治や司法でも著しく、有色人種は特別な庇護を受けている。

  2016年の末、ある黒人警官が白人宅で痛恨のミスを犯したことがある。カンザス州ウィチタに住むダニエル・メイプルズは、四人の子供を持つ母親で、12月30日の晩は爪にマニキュアを塗って過ごしていた。そこへ、夫が帰ってきたのだが、間もなくして口喧嘩となる。すると、夫が暴力をふるう事態になったので、ダニエルは急いで911番に電話することにしたそうだ。通報を受けた警察官が到着すると、彼らは屋外に連れ出され、事情を訊かれることになった。米国では家庭内暴力に怯える女性が多いので、夜中でも警官が駆けつけ大騒ぎになることが珍しくない。この夫婦を尋問した警察官は、念のため自宅をあらためようと、拳銃を構えて室内を調べることにした。


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(左: ダニエル・メイプルズ  / 中央: ペットの「チェヴィー」  /  右: デクスター・ベッツ)

  しかし、兇悪な不審者が居るはずもなく、薄暗い部屋では幼い子供達がテレビを見ているだけだった。この様子は警官の体に装着されているビデオ・カメラで録画されていたので、誰でも映像を確かめることができる。黒人警官のデクスター・ベッツ(Dexter Betts)とその相棒は、各部屋を調べるが特別なものは何ひとつ無い。相棒の警官は6歳と10歳の児童だけが居る室内を目にしてホっとしたのか、ベッツに向かって笑いながら、「おい、犬がいるぞ」と話しかけていた。ところが、次の瞬間、衝撃の事態が起きた。ベッツ巡査が薄暗い部屋に入ろうと、半開きのドアを開けたところ、9歳の少女がカーペットの上に坐っていたのだが、その隣には小型のイングリッシュ・ブル・テリア、「チェヴィー(Chevy)」が控えていた。動物だから仕方ないけど、見知らぬ黒人を目にしたチェヴィーは、敵意を剝き出しにして吠えまくる。すると、驚いたベッツは反射的に引き金を動かしてしまったのだ。彼は犬を目がけて二発撃ってしまい、その銃声は家の外にまで響き渡ったという。(Tim Potter, "Wichita officer is fired after shooting gun in room full of children, wounding girl", The Wichita Eagle, January 26, 2018) 

Danielle Maples daughter(左  /  発砲に怯える9歳の娘と吠えるチェヴィーを記録した画像)
  家の外で銃声を聞いた母親の体には戦慄が走った。我が子だけしか居ないはずの自宅で、銃声が轟くなんて信じられない。側に居た警察官は、「大丈夫だ。心配ない」と言って彼女を抑えるが、実際のところ「OK」じゃなかった。突然の出来事に驚愕したのはダニエルばかりでなく、銃口を向けられた娘も同じだった。黒人警官がいきなり入ってきて発砲したんだから無理もない。彼女は「ウォウォウうぉう !!」と悲鳴を上げ錯乱状態。幸い、弾丸は直接チェヴィーにヒットせず、破片が当たったけど軽傷で済んだ。問題は少女の方である。彼女が坐っていた数フィート脇の床に弾丸が当たってしまい、床の破片が彼女の額に突き刺さってしまったのだ。泣き叫ぶ少女は直ちに病院に搬送され、医師の治療を受けたそうだ。(Tim Potter "Officer shot at dog in room full of children, wounding 9-year-old and alarming mom", The Wichita Eagle, January 12, 2108) 射殺されなかったから良かったとは言え、もし少女の目に破片が突き刺さって失明したら、一体どうなっていことか。所轄のゴードン・ラムゼイ署長なら、想像しただけでも震えがくる。だって、「大変遺憾なことで・・・」という謝罪会見だけじゃ済まないだろう。

Danielle Maples children(左  /  自宅でテレビを見ていた子供たち)
  拳銃を発射したときの様子は、ベッツ巡査の装着カメラで録画されていたから、一般国民もその映像をしっかりと観ることができる。筆者も地元紙の「ウィチタ・イーグルス」が公開した動画を見たけど、ベッツ巡査の反応があまりにも杜撰なので呆れてしまった。小型犬が吠えたくらいで、いきなり発砲するなんて素人以下だ。サーチライトを握って銃を構えたことが無い人には分からないけど、訓練された警察官とか軍人なら不審者と子供くらい瞬間的に判断できる。ボスニアの市街戦なら別だけど、一般家庭の内部を調べる程度のチェックで、過敏に反応するなんて信じられない。ベッツ巡査がクビになったのも当然だ。そもそも、国内で拳銃を使用する時は、握った武器の重さより「重い」命を奪ってしまうんだ、と肝に銘じるものである。ところが、ベッツ巡査にはこの認識が無かった。たぶん、警官を採用する時の審査が甘く、有色人種優先制度も相俟っているから、多少問題がある人物でも、黙認して「合格」にしてしまうんだろう。

  今回の事件で特筆すべきは、警官の安易な発砲ではなく、録画映像が中々公開されなかった点である。事件を取り扱うウィチタ署がビデオの公表を渋ったので、「ウィチタ・イーグル」紙は「カンザス記録公開法」を用いて、情報開示を迫ったという。警察の隠蔽体質は何処でもあるから仕方ないけど、録画映像を公開させるのに一年もかかるとは、「お役所仕事」以外の何物でも無い。しかし、ここで見過ごしてはならないのは、ミスを犯した警察官の人種である。もし、発砲したのが白人警官で、負傷したのが黒人少女なら、全米ネットのテレビ局が殺到し、数日の内に録画映像が公開されたはずだ。CNNやABC、CBSといった主要メディアがラムゼイ署長を吊し上げれば、警察としてもゴネることは出来ないし、政治的圧力は市長にも及んでくるから、直ちに映像を流して陳謝した方が利口である。アメリカだとアル・シャープトンみたいな黒人活動家がしゃしゃり出て、「人種差別による暴挙だ !」と叫ぶし、同調した黒人が群がって抗議デモを起こってしまう。リベラル・メディアもこれに負けじと、黒人の政治家やユダヤ人の大学教授を動員して白人警官を総攻撃するから、困った問題がが益々厄介になる。言うまでもないが、糾弾された白人警官は即刻辞職だろう。トカゲの尻尾切りは日本だけじゃない。

警官を見て逃亡する黒人

  米国の主要メディアは、とにかく白人に厳しく黒人に甘くなっている。今月、ペンシルヴァニア州ピッツバーグで、“丸腰”の黒人少年が白人警官に射殺されるという事件が起きた。この悲劇が発生したのには訳があった。当時、街中では車に乗ったギャングどもが無差別に銃を乱射するという犯罪が起きており、東ピッツバーグ署の警察官らは犯人の車を必死で捜していたという。すると、巡回中のパトカーが手配中の車輌と似たSUVを発見したので、パトロール中の警察官はその車を停止させ、職務質問をしようとしたらしい。ところが、警官たちが運転手を拘束すると、乗っていた二人の黒人が逃げ出したので、マイケル・ロスフェルド(Michael Rosfeld)巡査は片方の黒人アントワン・ローズ(Antwon Rose, Jr.)に向かって発砲した。複数の銃弾を浴びた17歳の黒人少年は、病院に搬送されたが間もなく息を引き取ったという。("Unarmed teen fatally shot by police whiel fleeing trafic stop", CBS News, June 20, 2018)

Antwon Rose 1Antwon Rose parents 1








(左: 素朴な少年に見えるアントワン・ローズの写真  /  右: 嘆き悲しむアントワンの両親)

  ロスフェルド巡査の発砲は軽率だったが、警官の停止命令を無視して逃げようとしたローズの方にも落ち度はある。日本人だとちょっと想像できないが、警官に呼び止められた黒人が反抗的な態度を取ったり、いきなり逃走するということはよくある。特に、夜間の都市部だと怪しげな黒人がうろついているので、巡回中の警察官は不審な車輌を止めて尋問することが多い。しかし、今回の事件では、銃を所持していない17歳の“黒人”少年が、“白人”警官に撃ち殺されたというので、大勢の黒人が激怒した。そして、いつものように抗議集会が開かれたという訳である。約1,000人もの黒人がアレグニー地方裁判所の前に集まり、警官による“過剰”暴力に抗議したそうだ。(Doug Stanglin, "Pittsburgh protesters shut down highway for hours over fatal police shooting of unarmed teen Antwon Rose", USA Today, June 22, 2018) 黒人には暇人や欲求不満の者が多いせいか、白人警官による黒人の射殺と聞けば、矢鱈と張りきる人が多い。たぶん、普段から積もり積もった怒りを爆発させる機会を求めているからだろう。

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(左: マイケル・ロスフェルド巡査  /  右: 逮捕されたザイジュアン・ヘスター)

  米国の主要メディアはローズ少年を射殺したロスフェルド巡査を糾弾するが、そもそも「何故」ローズは逃走したのか? もし、やましいところが無く、警官の質問に堂々と答えられるなら、危険を犯して逃走することはあるまい。「何か」見つかると“ヤバ”い事があるから、車から逃げ出したんじゃないか。案の定、SUV車の中にはセミ・オートマチックの拳銃が二丁あった。現地の報道によると、ローズと一緒に乗っていたザイジュアン・ヘスター(Zaijuan Hester)が後部座席から銃を乱射していたらしい。このヘスターは保護観察中の身であるにもかかわらず、足首に装着された追跡装置を外していたそうだ。詳細な事情は未だに不明だが、車の窓から銃をぶっ放すヘスターとそれを見て喜ぶローズが不良少年だったという可能性はある。主要メディアは“いつも”のように被害者の神格化を図り、如何にも“純情”そうなアントワンの写真を掲げ、悲歎に暮れる両親の映像を流していた。しかし、本当に善良な高校生なら、警官の停止命令を振り切って逃亡しないだろう。

  逃走したからといって無防備の少年を背後から撃ったのはマズかった。ロスフェルド巡査は殺人罪に問われるそうだ。でも、日々兇悪犯を逮捕する警察官にも言い分がある。手配中の車を捜索する最中、不審な車両を発見すれば、停止させて尋問するのは当然だ。それに、警官の顔を見て脱走するんだから普通じゃない。安全な生活を送っている一般人は、警官の過剰発砲を責めるけど、犯罪が多発する都市部では、尋問された運転手がいきなり銃を発射することもあるし、逃亡を図る黒人が懐から銃を取り出して反撃することもあるのだ。不意打ちを食らって負傷する警察官は珍しくないし、事によったら致命傷を負って殉職ということもある。筆者は以前、米国で殉職警察官のミサに出くわしたことがあるけど、夫を亡くした妻や、父親を喪った子供たちは本当に気の毒で、慰めや同情の言葉が見つからなかった。

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(左: 黒人のギャングども  /  右: 黒人の犯罪者)

  これは言いにくいことだけど、常日頃、黒人やヒスパニックの犯罪者を捕まえている白人警官だと、逃走する黒人を「犯人じゃないのか?!」と“決めつける”癖がついている。なるほど、いれは人種偏見かも知れないが、何処にでも居そうな普通の白人だと、警官の訊問を受けてたくらいで“いきなり”逃げ出すことは滅多に無い。日本人だって同じだろう。もし、アメリカ人の警察官に尋問された日本人が、血相を変えて逃げ出したら「何か」あると疑われても当然だ。アメリカ社会に住む黒人には、「警官は敵」という独特なメンタリティーがあって、「やましい過去」や「脛に傷を持つ」黒人は、しょっちゅう警官に対し反抗的な態度を取る。日本人からすれば、「アホかお前は !」と言いたくなるが、短絡的な思考しか持たない黒人は後先を考えない。毎日毎日、黒人の麻薬密売人やストリート・ギャング、ポン引き、売春婦、ひったくりを捕まえている警官の身になれば、容疑者を取り逃がすより、銃で仕留めた方がいいと考えるようになってしまうのだ。確かに、安易な銃の発砲は“いけない”が、悪党を追跡する警官も必死である。それに、“逃げられた”という赤恥じを掻きたくない、というのも人情だ。銃社会のアメリカでは、警官ばかりでなく、容疑者も武装しているから、取締が手荒くなるのもしょうがない。

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(左: エルサルバドルからの移住者  /  右: ビルマ人の親子)

  現在の日本人は、「工事現場や介護施設で人手不足だから移民を受け容れよう」とマスコミに言われると、深く考えもせず「そうよねぇ~」と気軽に賛成しがちだ。しかし、その致命的副作用を考えていないから恐ろしい「しっぺ返し」を喰らうことになる。日本人同士の喧嘩や摩擦なら「話し合い」で解決できるが、異民族との「諍い」ともなれば「民族紛争」にまで発展しかねない。もし、日本人の警官が朝鮮人の少年を撃ち殺したら、どんな事態が起きることか。たぶん、テレビのワイドショーが大々的に取り上げ、各新聞社も社説で警官を非難するから、上司である署長が皆の前で謝罪する破目になるだろう。たとえ、射殺された朝鮮人に“怪しい”所があっても、マスコミは「未成年を一方的に殺した」と糾弾するはずだ。こうなれば、朝鮮人団体も黙っていないから、調子に乗って騒ぎ始めるし、事によったら怒りの矛先を日本人“全体”に向けることもある。怨念に満ちた朝鮮人なら、「日本人は普段から朝鮮人に対して差別心を持っているから撃ったんだ!」と言い出しかねない。

  移民や難民というのは、感情を持った人間である。しかも、こうした異邦人の大半は劣悪な環境で育った下層民であるから、警官に従順であるとは限らない。敗戦後に蔓延った支那人や朝鮮人といった不逞の輩を思い出せば分かるじゃないか。様々なアジア人が入ってくれば、中には不埒な者がいて、警察官に楯突く悪質な連中もいるだろう。単に職務質問をかけただけなのに、いきなり殴りかかってくる兇暴な支那人とか、慌てて逃亡を図るベトナム人がいたりするのも事実だ。それに、もしバッグに包丁を忍ばせるフィリピン人や、身分証明書を何一つ持たない黒人などが普通に街中を闊歩していたら、一般国民は不安になるだろう。もっと恐ろしいのは、アジア帰化人の子供が警察官となり、治安維持に当たる場合だ。日系日本人には厳しいが、同胞の不審者には甘い警察官がいたら大変だし、その態度を日系人の警官が注意すれば「民族問題」にまで発展しかねない。一般人は移民の増加で工事現場の人手不足が解消すると思っているが、外人犯罪の増加で警察官が不足するという事態も予想すべきだ。テレビ局や新聞社は悪質な保険屋と同じで、都合の悪い契約内容を伝えずに、「お得な特約」ばかりを強調する。事故や病気になってから、「話が違うじゃないか !」と揉めるケースがあるけど、政府がすることだって変わりがない。

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(写真  / 支那人の武装警察官 )

  これは民族差別かも知れないが、近い将来、支那系の巡査に路上で職務質問を受ける日本人は、複雑な気持ちになるだろう。こうした警官に「怪しい」と疑われた日本人は、所持品を調べられたりするから、不愉快になって「お前の方こそ怪しいぞ !」と反論したくなる。 それに、ちょっと知識のある日本人だと、「アンタの両親や祖父母はどうやって日本に入ってきたんだ?」と逆に質問したくなるから、問題が更にこじれてしまうだろう。仮に、ヘイト・スピーチ取締法があれば、こうした反抗的な日本人は即逮捕だ。SF映画じゃないけど、もし、警視総監が支那系のエリート官僚で、公安のトップが日比混血児、政権の官房長官が帰化鮮人の孫という日本社会になったら、本当に背筋が寒くなる。まぁ、今のところ、支那人が“日本”で“日本人”を取り締まるなんて考えられないけど、恐ろしい未来は直ぐ近くまで迫っている。 

 


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自らスパイになる「国民」 / 帰化人の子供は信用できるのか ?

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スリーパー二世を目指したソ連

  先月、FXの人気TVドラマ『ジ・アメリカンズ(The Americans)』が第6シーズンを以て終了した。(このドラマについては、以前にも当ブログで述べたから、粗筋を知りたい方は別の記事を参照にしてください。) この作品の舞台は冷戦時代の1980年代で、ちょうどレーガン政権の真っ只中である。エリザベスとフィリップというジェニング夫妻は、若い頃にソ連のKGBから派遣されたロシア人スパイで、アメリカ社会で極秘任務を行っている、という設定だ。当初、彼らは恋人でもなかったが、潜伏先のアメリカ人から怪しまれないよう、“ごく普通”の夫婦を装って、KGBの指令通りちゃんと娘のペイジと息子のヘンリーをもうけていた。このカップルは表向き、旅行代理店に勤めるトラベル・エージェントになっているが、その裏では破壊工作や要人抹殺、盗聴、勧誘などを手掛けるスパイである。

  このドラマは以外に面白く、視聴率も高かった。その理由の一つ上げられるのは、まだスパイが動きやすい時代であったという背景だ。1980年代だと、それほど街中に監視カメラが張り巡らされてはいなかったし、DNAを用いた科学捜査も無かったから、防諜機関のFBIがスパイの殺人や窃盗を調査するのは難しかった。ファイナルとなる第6シーズンで刮目すべきは、フィリップとエリザベスがある特殊任務を遂行した際に行った「証拠隠滅」である。彼らは同僚スパイのマリリンと組んでロシアの要人を奪還しようと試みた。しかし、車に乗って逃げ切ろうとした時、マリリンがFBI捜査官に撃たれて死んでしまうのだ。クルマを運転するフィリップは必死でFBIの追跡をかわし、薄暗い地下の駐車場に辿り着く。そこで、エリザベスとフィリップは別の車に乗り換えるのだが、マリリンの死体を運ぶわけには行かない。そこで、フィリップは駐車場内に設置されている斧を取り出し、マリリンの遺体を床に置くと、彼女の首と両手を切断してしまうのだ。(註 / 米国の建物にはよく、火災時に使う斧と消火器が常備されている。) 思わず「ギァァァ~」と叫んで目を逸らしたくなるが、彼女の死体をそのままにしてしまうと、顔や指紋で正体がバレる虞(おそれ)があるので、フィリップは生首と手首だけをバッグに詰め、新たな車で駐車場を後にした。いやぁぁ~、原始的だけど簡単な「遺体処理」である。ただ、ちょっとばかりショッキングだけどね。ちなみに、このエピソードの後半で、フィリップが川にこのバッグを捨てるラスト・シーンがあるのだが、河辺で流れてくる鞄を拾った人は、さぞかしビックリするだろうなぁ。桃じゃなくて血塗れの生首なんだから。ただし、この不運な人だけじゃなく、駐車場で首無し遺体を発見した人も腰を抜かして驚くはずだ。

  このドラマには様々な極秘任務が沢山あるけど、第5シーズンから第6シーズにかけて注目すべきは、フィリップ夫妻の娘であるペイジが「第二世代のスパイ」に仕立てられた事だ。物語の中では、ソ連のKGB本部が米国の下部組織に対し、潜入工作員の子供をスパイに養成しろ、という指令を下す。そこで、ジェニングス夫妻を監督する上司のクラウディアは、二人に対しペイジを第二世代のスパイにしてはと提案する。最初、彼らはためらうが、娘の意向を尊重しながら、徐々に言いくるめてスパイJr.に育ててしまうのだ。まぁ、普通のアメリカ人というのは元々薄いピンクのリベラル派というのが多いから、「世界平和のために米国の対外戦争を食い止めるんだ」と言い聞かせれば、何となく賛同してしまうものである。ただ、こうした諜報員養成が恐ろしいのは、ペイジが“生まれながら”の「アメリカ国民」という点である。エリザベスとフィリップは「移民」という記録があるから、公職に就くとき怪しまれてしまうが、ペイジなら生まれも育ちもアメリカだから大丈夫。地元の学校に通う生粋のアメリカ人だし、どこにでもいそうな“ごく普通”の白人娘にしか見えない。

  こうして、母親からスパイの手解きを受けたペイジは、両親に協力しながら一人前になり、国家機密にアクセスするため、国務省に勤めようとする。ドラマの方はペイジが本格的なスパイになる前に終焉を迎えるのだが、もし次のシーズンがあれば、第二世代のスパイ物語になっていたかも知れない。『ジ・アメリカンズ』はフィクションだけど、実際のところ、米国には本物と呼べる「忍び(草)」がいて、FBIやCIA、NSAなどにモグラが潜んでいた。例えば、KGBに属していたヴィタリー・S・ユルチェンコ(Vitaly Sergeyvich Yurchenko)が米国に亡命したことで、ロナルド・ペルトン(Ronald Pelton)とエドワード・ハワード(Edward L.V. Howard)がソ連のスパイであると判明したことがある。ペルトンは世界中の情報を傍受するNSAの職員で、摑んだ情報をモスクワに流していたそうだ。ハワードの方はCIAのケース・オフィサーで、裏切りが発覚して捕まる前にソ連へ逃げてしまった。日本でも有名なのは、CIA職員のオルドリッチ・エイムズ(Aldrich Hazen Ames)やFBIのロバート・ハンセン(Robert  Philip Hanssen)だろう。ハンセンの裏切行為は2007年に映画化され、『アメリカを売った男(Breach)』というタイトルで公開されている。名優クリス・クーパー(Chris Cooper)がハンセン役を演じたから、映画ファンなら覚えているはずだ。

Vitaly Sergeyvich Yurchenko 1Ronald Pelton 1Edward Howard 3Aldrich Ames 1








(左: ヴィタリー・ユルチェンコ / ロナルド・ペルトン /  エドワード・ハワード  /  右: オルドリッチ・エイムズ)

  また、NSAで「サイバー・エンジニア・アドヴァイザー」を務めていたハロルド・マーティン(Harold Thomas Martin III)がFBIに捕まった。しかし、彼が誰に情報を売っていたのかは明らかにされていないので、彼をロシアのスパイとは断定できない。もっと注目すべきは、イスラエルの手先となっていたジョナサン・ポラード(Jonathan Jay Pollard)の件だ。このユダヤ系アメリカ人は、ホロコースト物語を聞かされて強烈なユダヤ人意識に目覚め、合衆国海軍に属する職員なのに、米国の機密情報をイスラエルに漏らしていた。1984年、ポラードはNCIS(海軍捜査局)に逮捕され、翌年の1985年に終身刑を言い渡された。しかし、2015年、イスラエルに媚びたバラク・オバマ大統領は、ポラードの減刑を承諾し、早期釈放を実現させてやったのだ。米国におけるユダヤ人ロビー恐るべし。選挙を控える政治家は、ユダヤ人の組織票と巨額な資金を大切にするから、イスラエル政府の御機嫌を「忖度」するのだろう。

Jonathan Pollard 2Robert Hansen 1Chris Cooper in Breach








(左: ジョナサン・ポラード  /   中央 : ロバート・ハンセン  / 右: 「ハンセン」を演じるクリス・クーパー )

  だいたい、オバマを大統領にしたラーム・エマニュエル(Rahm Israel Emanuel)やデイヴィッド・アクセルロッド(David Axelrod)がリベラル派のシオニストなんだから、イスラエルの意向を尊重してもおかしくはない。シカゴ市長になったエマニュエルなんか、ミドルネームが「イスラエル」だし、父親のベンジャミンはイスラエル生まれで、元「イルグン(Irgn)」のメンバーときている。ということは、「筋金入りのテロリスト」ってことかなぁ。アクセルロッドの母親であるミリルも強烈な左翼系ユダヤ人。彼女は極左雑誌の『PM(Picture Magazine)』でジャーナリストを務めていた。しかも、彼女の同僚は“あの”真っ赤なイシドール・S・ストーン(Isidore Feinstein Stone)であるから、日本人でも天井を仰ぎたくなる。有名なヴェノナ文書によれば、このユダヤ人はソ連からカネをもらっていたそうだ。繰り返しになるけど、アメリカの政治を眺めていると目眩がしてくる。ちなみに、ポラードのハンドラー(監督者)は、モサドの対外工作を任されていたラファエル・イータン(Rafael Eitan)で、彼は後に政界へ進出し、年金や老人福祉を担当する厚生大臣になっていた。

Myril Bennett Axelrod 1Isidor Feinstein Stone 1Rafael Eitan 3








(左: ミリル・アクセルロッド   /  中央: イシドール・ストーン /   右: ラファエル・イータン)

ドイツの首相はロシアの手先?

  『ジ・アメリカンズ』を観ていると、ふとアンゲラ・メルケル首相の事を思い出す。というもの、TVドラマではKGBがアメリカの国家機密を盗もうと暗躍するが、もしかしたら、現在のロシアも似たような事をしているんしゃないか、と思えてくるからだ。プーチン率いるロシアが、今でも歐米諸国に政治工作を仕掛けているのは確かで、米国や歐洲の防諜組織に摘発されることもあるが、気付かれていないブラック・オペレーション(極秘作戦)も沢山あるはずだ。ちょっと前、アメリカのNSAがメルケルの携帯電話を盗聴していたことが話題になったけど、米国の諜報機関が異常なまでにドイツの首相に執着し、メルケルを特殊な「ターゲット」にしていたのは奇妙だ。どうしてNSAはあれほど熱心だったのか?

Willy Brand & Gunter GuillaumeGunter Guillaume & Christel







(左: ウィリー・ブラントとギュンター・ギユーム  / 右: ギュンター・ギユームと妻のクリステル )

  これは一部の評論家が囁いていたことだけど、「もしかすると、メルケルはロシアのエージェントなんじゃないか?」という噂があった。何しろ、メルケルは東ドイツ出身の政治家だから、ロシアが育てた「冬眠工作員(sleeper agent)」との容疑を掛けられても不思議じゃない。冷戦時代、ソ連と東独が西ドイツに政治工作を仕掛けていたことは有名で、意外な人物が裏切者になっていたことがある。例えば、ウィリー・ブラント(Willy Brandt)首相の補佐官を務めていたギュンター・ギユーム(Günter Guillaume)は、東ドイツから送り込まれたスパイだった。元々、彼はベルリン生まれで、戦時中はナチ党に所属していたが、大戦後は東ベルリンに住んでいた。ところが、東ドイツの秘密警察(シュタージ / Staatssicherheitsdienst)にスカウトされ、1956年、夫婦揃って西ドイツに派遣されたそうだ。左派の実力者であるブラントに接近したギユームは、まんまと彼の側近になるが、1974年に正体がバレて逮捕されてしまった。このスキャンダルでブラント首相は辞任。捕まったギユームは13年の懲役刑を言い渡され、女房のクリステルも懲役8年の有罪判決を受けた。しかし、スパイ交換のお陰で、二人は東ドイツに戻ることができたのだ。(後年、彼らはドイツのテレビ局「ZDF」のインタビューを受け、当時の様子を物語っていた。)

Gunter Guillaume 3Willy Brandt 1Bruno Kreisky 1









(左: 若い頃のギュンターとクリステル・ギユーム  / 中央: ウィリー・ブラント  /  右: ブルーノ・クライスキー)

  ちなみに、我々が知っている「ウィリー・ブラント」は亡命用の名前で、ブラント首相の本名は「ヘルベルト・エルンスト・カール・フラム(Herbert Ernst Karl Frahm)」という。左派の社会主義者であったブラントは、右派社会党のナチスが台頭したことで身の危険を感じ、迫害を免れるためノルウェーに逃れた。そして、ノルウェー国籍を取得するとジャーナリストの身分を看板にして、中立国であったスウェーデンに移り住み、亡命生活を送っていたそうだ。当時、滞在先のストックホルムで再会したのが、同じ社会主義者のブルーノ・クライスキー(Bruno Kreisky)で、このユダヤ人は後にオーストリアの首相となる。ホント、左翼には呆れるくらいユダヤ人が多い。一方、ブラントは敗戦後、祖国のドイツに戻り、古巣であった「ドイツ社会民衆党(SPD)」に返り咲いて、異例の出世を遂げることになる。ブラントは西ベルリン市長を経て外務大臣となり、ついにドイツ連邦共和国の首相となった。でも、側近がシュタージの手先であったし、酒と女に関する自分のスキャンダルも発覚したから、散々な末路であったことは間違いない。

Angela Merkel as girl 1Horst & Herlind Kasner 1








(左: 幼い頃のアンゲラ・カズナー  /  右: アンゲラの両親)

  脱線したので話を戻す。「スパイ」の容疑を掛けられたメルケルの過去は、意外と日本では知られていない。彼女は1954年7月17日、空襲で焼け焦げた港町ハンブルクで生まれた。彼女の本名はアンゲラ・カズナー(Angela Dorothea Kasner)で、この家族名はポーランド人の祖父「ルートウィッヒ・カツミエルツァク(Ludwig Kazmierczak)」から由来しているそうで、父親がドイツ風に「カズナー」と改めていた。アンゲラの父ホルスト(Horst Kasner)はルター派の牧師で、西ドイツのハイデルベルクで神学を修めたあと、妻子を連れて東ドイツのテンプリン(Templin / ブランデンブルク州の街)に移住したという。彼は教会の依頼で現地に神学院を創るのが使命だった。一方、アンゲラの母親であるヘーリンド(Herlind Jentzsch)は英語とラテン語の教師であったから、カズナー家は典型的なインテリ家庭である。

Angela Merkel & parents 2angela Merkel & parents 1








(左: 赤ん坊のアンゲラと両親  /  右: 両親と一緒のアンゲラ・メルケル)

  両親とも教養人であったから、幼いアンゲラが知的好奇心に目覚めたのもうなづけよう。小娘に過ぎない彼女が論理的な議論を展開できたり、相手の意見を聴いて鋭い反論ができたのも父親の影響で、学校の教師からではない。ドイツのみならず西歐社会全般に言えることだが、育った家庭環境や階級によって子供の知的レベルが格段に違うケースが多い。普通の日本人が知識人階級の子供に接すると、その知性と聡明さに驚いてしまう。日本人のサラリーマンがドイツ人の子供に論破されると、「この生意気なガキんちょめ !」と怒ってしまうが、ドイツ語のハンディキャップがあるからしょうがない。それでも、ちょっと癪(しゃく)である。論理学を勉強した子供だと、「なんで財布を忘れたサザエさんは、愉快になるの?」とか、「どうして日本人は頭を下げながら電話で話すの? 相手から見えないのに・・・」と尋ねたりする。こんな西歐人の子供に出逢うと、「ボクは将来スパイダーマンになるんだ !」と無邪気にはしゃぐ日本の子供が可愛くなるじゃないか。ただし、同じ日本人の子供でも、5歳の女の子になると違ってくる。父親の扱い方が上手い娘は、ホステス並に「ねぇ、パパぁ~」と甘えてくるし、オモチャを買ってもらうためなら、涙を浮かべて上目遣い。男の子みたいに直ぐ「ママ、買ってよぉぉ~」と駄々を捏ねず、「欲しいけど、パパのお小遣いがなくなっちゃうから、我慢するの !」と唇を噛みしめる。この“けなげ”な姿を目にした父親は、「そんなこと気にしなくてもいいんだよ !」と涙ぐみ、カミさんに内緒でレジに向かってしまうのだ。まったく、一般の父親は単純なんだから。それにしても、日本人の娘は幼い時から魔性の素質を備えている。こんな「おねだり」を見ると、何となく将来が恐ろしい。

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(左: 少女時代のメルケル  /  右: マリー・キュリー)

  脱線したので話を戻す。父親の家系から由来するのか、幼少時のアンゲラにとっての憧れは、ポーランドが生んだ偉大な科学者、マリー・キュリー(Marie Curie)夫人であった。若い頃のアンゲラを映した写真を見れば、彼女が知的分野に向いている少女であることが判る。彼女は物事を冷静に考察してから慎重に動くタイプだ。9歳の時のエピソードはアンゲラの性格をよく物語っている。小学生のアンゲラが水泳の授業を受けたときのこと。彼女は3mの飛び込み台からダイブすることになったが、あまりの恐怖心ゆえ、台の上で固まってしまい、45分間も立ち竦んでしまったそうだ。勇気を振り絞って飛び込んだのは、授業が終わる寸前であったという。(Alan Crawford and Tony Czuczka, "Angela Merkel's Years in East Germany Shaped Her Crisis Politics", Bloomberg, September 20, 2013)  (筆者もそうだけどアホな少年は、何の根拠も無く「オレにも出来るぞ」と鉄棒にしがみつき、見様見真似で大車輪に挑戦したりする。怪我の事は考えない。) やはり、体育の授業より理科の勉強に向いていたとみえ、アンゲラは化学の分野に進むことになった。

似て非なる二人の女宰相

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(左: 若い頃のマーガレット・サッチャー  /  右: 政治家となったマーガレット・サッチャー)

  科学者から一国の宰相に上り詰めたメルケルの人生は、英国のマーガレット・サッチャー首相と似ている。保守党の英国首相も理科系女子で、オックスフォードのソマヴィル・カレッジ(Sommerville College)で化学を専攻していた。彼女の父親であるアルバート・ロバーツ(Albert Roberts)は雑貨店を営んでいたが、時折、所属していたメソジスト教会で説教壇に立つ事もあったそうだ。娘のマーガレットが政治を志したのは、父親の後ろ姿を見ていたからかも知れない。アルバートは地元リンカシャーのグランサム(Grantham)で市議会議員を務めた後、市長に当選した人物だ。家庭環境は似ているが、メルケルとサッチャーは政治思想の面で異なっている。サッチャー首相は若いときにフリードリッヒ・フォン・ハイエック(Friedrich A. von Jayek)教授の『隷属への道(The Road to Serfdom)』を読んで感銘を受けていた。

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(左と中央 : 「科学者」のマーガレット・サッチャー   /  右: フリードリッヒ・フォン・ハイエック博士)

     一方、東ドイツでは社会主義が生活の隅々にまで及んでおり、そこで暮らすメルケルにドイツの國體を尊重する愛国心があったかどうかは不明だ。しかし、大量の移民や難民を受け容れたメルケルに、ドイツ民族を守ろうとする気持ちがあったとは思えない。もしかしたら、ポーランド人の血筋を意識するメルケルには、ゲルマン人の血と大地を蔑ろにする思考があるんじゃないのか。ドイツで出版された評伝によると、14歳のメルケルは興味本位で初めてタバコを吹かし、大学生になるとザ・ビードルズのアルバムを聴いていたそうだが、どんな政治思想を持っていたのかは明らかではない。(メルケルの表情を見ていると、心の奥に「何か」が秘められているんじゃないか、と思えてくる。絶対、他人に見せない「闇の部分」が。)

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(左: 若い頃のマーガレット・サッチャー  /  右 : 10代のアンゲラ・メルケル<写真の左側>と友人<中央と右側>)

  私生活の面でもメルケルは・マーガレットサッチャーと違っていた。「鉄の女」と呼ばれたマギー・サッチャー首相だが、家庭に入れば「情の女」で、夫のデニス(Denis Thatcher)とは50年以上も連れ添う良妻賢母であった。ただし、亭主のデニスにとっては再婚相手となっていた。一番目の妻に当たる「マギー夫人」とは、マーガレット・ドリス・ケンプソン(Margaret Doris Kempson)のことである。二人は1942年に結婚するが、夫のデニスは陸軍少尉となったので、家を空けることが多かった。彼は士官として戦場に向かい、最終的には大尉にまで昇進する。しかし、その代償は大きかった。亭主の不在期間が長かったせいか、新妻のマギーは愛想を尽かし、1948年に別れる決意をした。離婚で独身に戻ったデニスは、もう一人のマギー(ロバーツ)と出逢い、それほど美人とは思えなかったが、惚れてしまったので1951年に結婚したそうだ。そして、彼らの間にはキャロルとマークという双子が生まれた。

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(左: 新婚当時のデニスとマーガレット・サッチャー夫妻  /  右: アンゲラとウルリッヒ・メルケル)

  一方、化学者のアンゲラ・カズナーは1974年、学生仲間で物理学を専攻していたウルリッヒ・メルケル(Ulrich Merkel)と出逢い、三年後にテンプリン教会で結婚式を挙げることになった。ところが、この夫婦は1981年に破局を迎えてしまう。鋭い知性を持ち、漲る活力と野心を秘めたアンゲラは、何が原因なのかはっきりしないが、自ら進んでアパートの部屋を出て行ったそうだ。亭主のウルリッヒによれば、彼は洗濯機と家具をもらい受け、彼女は夫の名前を持って立ち去ったという。離婚したアンゲラ・メルケルは、ベルリンにある東ドイツ科学アカデミーで研究員のポストを得て、1986年に量子化学の論文で博士号を取得した。彼女はこの研究機関で二番目の夫となるヨアキム・ザウアー(Joachim Sauer)と出逢う。1981年に知り合ったヨアキムは独身の化学者だけど、彼には以前の結婚で二人の子供を持っていた。アンゲラとヨアキムの交際期間は結構長くて、彼らが結婚したのは1998年である。ごく内輪の質素な結婚式であったという。メルケル首相に何となく「寂しさ」が漂っているのは、こうした私生活のせいなのかも知れない。

Angela Merkel & Joachim Sauer 1Angela Merkel & Joachim Sauer 2









(左: 東ドイツに居た頃のヨアキム・ザウアーとアンゲラ・メルケル  /  右: 政治家となったメルケルと夫のヨアキム)

  共産圏に暮らす者なら、誰でも何らかの形で国家組織に属する。温和なメルケルも10代の時、「ドイツ自由青年団」のメンバーだった。やがてライプチヒ大学に進み、ベルリンで研究生活を送っていたメルケルは、「シュタージ」から勧誘を受けたという。シュタージで対外工作を担当するマーカス・ウォルフ(Markus Wolf)は、化学者の若い娘に目を附けた。彼はメルケルを西側に派遣し、最先端の情報を盗ませようとしたのだ。ところが、メルケルはこの誘いを断った。メルケル本人によれば、口数の少ない性格がエージェントの基本なのに、自分はお喋りで黙っていることができず、つい友達に話してしまうからスパイ失格なの、と語っていた。("Angela Merkel turned down job from Stasi", The Daily Telegraph, 20 May 2009) ただし、こうした拒絶の結果は深刻で、優秀なメルケルであったが、ついに大学のポストを得る事はできなかった。まったく、社会主義国の制裁は何とも陰湿だ。日本の学内政治とソックリ。

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  シュタージのリクルートを断ったメルケルだが、こうした拒絶行為が却って疑惑を深めてしまうこともある。というのも、諜報機関の世界では、本命をわざと「不合格」にして、有望な若者を「劣等生」や「失格者」に見せかけ、外国の目を欺こうとするからだ。ソ連から亡命した元諜報員が話していたけど、007のジェイムズ・ボンドなどは全くの虚構(フィクション)で、実際の諜報業界では有り得ないという。本当のスパイはもっと地味な人物で、みんなが「まさか、あいつがスパイだなんて・・・、本当なのか ?」と思うような者が送り込まれてくる。確かに、男前で頭が切れるプレイボーイの諜報員なんて、名札を附けたスパイのようなものだから直ぐバレる。

   有能なスパイというのは、何とも風采の上がらない、真面目だけが取り柄の“ダサ”い中年男が典型だ。周りの者から信頼されるが、ちょっと小馬鹿にされる昼行灯(ひるあんどん)を演じることが多い。映画俳優で言えば、『プリズン・ブレイク』で刑務官を演じたウェイド・ウィリアムズ(Wade Williams)とか、『クリミナル・マインド』でFBI捜査官を演じたジョー・マンテーニャ(Joe Mantegna)、『ブラックリスト』で警官を演じたジョニー・コイン(Jonny Coyne)、気さくなオっさん役がよく似合うジョン・グッドマン(John Goodman)などが、スパイの容姿に適している。ジェイムズ・ボンドを演じたピアース・ブロスナンとか、「ジェイソン・ボーン」を演じたマット・デイモン、CIAオフィサーを演じたブラッド・ピット、「イーサン・ハント」でお馴染みのトム・クルーズみたいな人物では絶対ダメだ。

  共産主義体制が崩壊したことで、日本人はロシアに対する警戒心を緩めてしまったが、ロシア人というのは謀略の天才である。なぜなら、日本人では想像もつかない裏工作を思いつくし、それを実行するだけの実力と素質を有しているからだ。もし、ロシアの諜報機関が東ドイツ人を使って政界工作を行っていたら、恐ろしい結果となっているだろう。訓練を施したドイツ人スパイを善良な国民としてドイツの政界に送り込み、ドイツ社会に潜伏する工作員が彼を陰で支援して、段々と政党の重要人物に育てて行くことも考えられる。仮にメルケルがロシアのスリーパーであったなら、ドイツ社会に溶け込んでいる「忍び」どもが、あらゆる方面で彼女を支援し、一人前の政治家に育てたはずだ。実際は違うんだろうが、メルケルは誠に運がいい。統一前の政界に飛び込んだメルケルは、東独のキリスト教民衆党(CDU)を率いるロタール・デメジュエール(Lothar de Maizière)の報道官を務めていた。彼女はこの役職を踏み台に、とんとん拍子の出世を果たす。ところが、ドイツ統一前に東独の首相になったデメジエールは、途中で失脚する。後にコール政権で無担当の特命国務大臣になるが、シュタージの協力者であることが発覚し、やむなく辞任に追い込まれてしまうのだ。だいたい、共産主義国の政治家なら、秘密警察と何らかの繋がりを持っているのは当然で、全くの潔白という方がむしろ怪しい。

Lothar de Maiziere 4Angela Merkel & Kohl 2








(左: ロタール・デメジュエール  /  右: ヘルムート・コールとアンゲラ・メルケル)

  東独出身のメルケルがロシアのスパイじゃないか、と疑われたとき、ドイツの有名誌「シュピーゲル」はその疑惑を打ち消す記事を載せていた。(Jan Fleischhauer, "Angela Merkel Is No KGB Sleeper Agent", Der Spiegel, May 16, 2013を参照。) 一般のドイツ人は「そうだよなぁ」と安心したが、メルケルがあまりにもプーチン大統領と親密なので、一部の人々は「もしかしたら、プーチンに過去の秘密を摑まれているんじゃないか?」と疑っていたそうだ。なるほど、元KGBの諜報員であるプーチンは、1980年代にドレスデンに赴任したから、東ドイツの諜報機関にもコネがある。プーチンはシュタージのホルスト・ベーム(Horst Boehm)少将と親しかったから、メルケルに関する何らかのファイルを閲覧した可能性は否定できない。関係無いけど、他人の秘密をのぞき見る時のプーチンって、獲物を狙う蛇のような目つきになるから、日本人からすると背筋が寒くなる。

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(左: 若い頃のウラジミール・プーチン  /  右: メルケル首相とプーチン大統領)

  研究員であったメルケルがどうして政治を志したのかは未だに謎だけど、1980年代に東独で台頭した「民主的覚醒(Demokratischer Aufbruch)」運動に加わっていたことは確かだ。このグループに属したことで、メルケルはデメジエールの報道官となり、ドイツ統一後、デメジエールがヘルムート・コール首相に彼女を紹介したそうだ。こうして切っ掛けを摑んだメルケルは異例の昇進を遂げ、ドイツの首相にまで上り詰めた。科学者らしく地道にコツコツと政務をこなすメルケルだからこそ、却って怪しく思えてしまう。政治における彼女の「情熱」は、一体どこから来るのか? 東独時代から左翼活動家であったなら解るが、地味な研究者が急に偉大な政治家に変貌するなんて、どうも腑に落ちない。それに、研究員のメルケルは1980年代の後半に、ハンブルクに出張することを許されていたのだ。シュタージから睨まれて冷や飯喰らいの存在だったのに、突如として憧れの西ドイツに旅行だなんて、俄に信じられない。だから、一部のドイツ人は、メルケルが「隠密だったのでは?」と勘ぐってしまうのだ。東側のスパイ組織がよく使う手口なので、疑われてもしょうがない。これは邪推になるが、メルケルは政治とは無関係な科学者を装い、西側の科学技術を盗んでくる密命を帯びていたんじゃないか

Angela Merkel as FDJ memberAngela Merkel in 1971










(左: 「自由ドイツ青年団」に属していた頃のメルケル  /  右: 1971年当時のメルケルを撮影した集合写真)

Putin 111(左  /  KGB時代のプーチン)
  メルケルが「ロシアのスパイ」という物的証拠は無いから、どれもこれも単なる憶測と噂話に過ぎない。ただ、ロシアがドイツの政界を操るため、息の掛かった東独人を政治家に仕立て上げることだってあるだろう。普通のドイツ人候補者は、教会とか労働組合、大中小の企業から支援を取りつけて出馬するが、ロシア仕込みの候補者には、どこからともなく「善意の支援者」が現れる。そんなに親しくもないのに気前よく献金してくれたり、熱心に選挙運動を手伝ってくれるなんて変だ。しかも、顔の広い「支援者」が政財界の有力者に紹介してくれ、普段は意地悪なジャーナリストも、好意的な紹介記事を書いてくれるから、瞬く間に下馬評で最有力候補となる。こうなれば、無名の新人でも当選する確率が高くなるだろう。

  日本人だと直ぐに、蓮舫を思い浮かべてしまうが、日本にもその危険が無いとは言い切れない。日本に潜む支那人や朝鮮人の工作員が、第二世代のスパイ青年を政治家に担ぎ上げ、将来の総理候補にすることだって有り得るのだ。事によったら、支那人や朝鮮人の工作員が、帰化人の子供を高校生の頃から育成し、官僚や藝人としてデビューさせてから、選挙に担ぎ出すこともあるだろう。スパイ議員の育成としては、以下の方法がある。

 ① 勉強が出来る子供には奨学金を与えて有名大学に進学させ、財務省や外務省の高級官僚にしてから、テレビに出演させる。国民党の古川元久みたいにテレビ番組で世間に顔が売れたら、退官して左翼政党から出馬すれば怪しまれない。ただし、本性を隠すために自民党から出馬しても、当選後にリベラル左派になればOK。

 ② 容姿が良ければ、藝が無くても「タレント」にして有名にする。朝鮮系の藝能事務所に入れれば、“ごり押し”で各テレビ局にネジ込めるから、一定の浮動票が期待できる。まぁ、蓮舫のように“がっかり”なボディーでも、テレ朝のワイドショーや日テレの娯楽番組に出演させれば、ある程度の商品になるだろう。たとえ女としての色気が無くても、饒舌なトークを披露すれば、世間のアホはすんなり騙されるから、参院選の比例区で当選できる。無党派層は面白半分で投票するので、政策よりも勝負服でアピールした方がいい。自民党の松島みどりは、名前が「みどり」でも服装は「赤」。タヌキのように他人を欺く小池百合子は、カップ麺みたいな「緑」で、腹黒い蓮舫になると、朝鮮人のチマチョゴリみたいな「白」。参院議員だった井脇ノブ子は「ピンク」を好んでいたが、顔の方が強烈なのでジャケットの方は忘れ去られている。アントニオ猪木は赤いタオルを首に巻いて、支援者をビンタすれば当選確実。「自民党に卍固め」と訳の解らぬ事を発言しても、「みなさん、元気ですかぁぁ!!」で会場は大受けだ。「元気があれば何でも出来る !」と宣うが、それなら法案の一つでも作ってくれ。門外漢の外国人記者が見れば、何のことやらさっぱり解らない。これなら、歌手の矢沢永吉も自身のロゴ入りタオルを配ってトップ当選だ。

 ③ 帰化鮮人や日鮮混血児の場合は素生がバレているので、庶民の詮索を受ける小選挙区では勝てない。いくら暢気な有権者とはいえ、白真勲みたいな候補者だと、一般人は躊躇(ためら)ってしまうだろう。だから、立憲民主党のような政党に所属させ、参院選の比例区に回した方が賢明である。パチンコ屋とか金融業者が支持母体となり、党に多額の献金を行えば、いくらでも比例名簿の買収は可能だろう。日本の国益を考えない朝鮮系議員は、支那人や朝鮮人を優遇する法案に力を入れるが、その一方で、支持者への「恩返し」を忘れないから、賭博関連の規制を緩めてやったりする。また、こうした連中は北朝鮮が市場を開放したら、日本の「経済援助」を流用しそうだ。日本の税金で巨大なカジノを平壌に建設し、在日鮮人達が儲かるよう便宜を謀ったりするので用心しなければならない。

 ④ 二世スパイを有効に活用したいと思えば、左翼政党の議員にするより保守派の議員や知識人、自衛官にした方がいい。日本の左翼分子は頼まれもしないのに北京政府や在日鮮人に協力するから、わざわざ資金を使う必要は無い。それよりも、二世スパイが保守派に潜入し、左翼政策に反対する日本人を懐柔・操作する方が遙かに効果的だ。保守的議員を装うスパイが女系天皇や女性宮家を推進すれば、いつかは皇室を抹殺できる日が訪れる。また、帰化鮮人二世を防衛大学校に入学させ、自衛隊に送り込めば、陸海空の将校という「スリーパー」を配置することもできる。有事の際は彼らが「攪乱分子」となって、侵略軍の尖兵となるから恐ろしい。雑誌の論壇でも、二世スパイが「保守派」とか「愛国派」の知識人になれば、輿論をリベラリズムに誘導できるし、保守派内部を分裂させて、一般国民をバラバラにさせることも可能だろう。

  日本人は戦闘機とかミサイルによる攻撃ばかり考えてしまうけど、ロシア人や支那人、朝鮮人といった悪党は、熱戦の前に武器を使わない戦争を仕掛けてくる。防諜組織を持たない日本は、心理戦とか謀略作戦に殊のほか弱い。間抜けな国会議員と比べたら、一般女性の方がよっぽど察知能力に秀でている。愛人とホテルで過ごした亭主は、体に附いた彼女の香水を消すために、シャワーを浴びてから帰宅するが、それが却って「臭い香り」を放つことになる。帰宅した亭主を迎える女房は、「あれっ、ウチの石鹸とは違う臭いがする!」と気付く。ホテルの浴槽で「証拠隠滅」を図ったはずの亭主は、迂闊にもホテルのボディー・ソープを使ってしまうから、新たな証拠を身につけてしまうのだ。日本のカミさんたちは、ちょっとした「異変」に敏感だから、亭主の浮気を一瞬で見抜く。女房の第六感、恐るべし。日本政府もスパイを摘発するオバはん探偵を持てばいいのに。外国の手先が首相になってからでは手遅れだぞ。



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