無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

2018年08月

ホモで社会を破壊せよ ! / 道徳を叩き潰す異邦人と左翼

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房


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倫理・道徳を潰して社会改造
Gay couple 1Lesbian couple 2








( 左: 養子を迎えたゲイ・カップル  /   右: 陽気なレズビアン・カップル)

  世間にはびこる左翼分子は多種多様で、組織的に動く者もいれば、パルチザン的な一匹狼もいる。赤く染まった人間とはいえ、その姿は十人十色。しかし、幾つかの点で共通している。それは既存の社会を根底から覆そうとする情熱だ。大正時代から昭和初期にかけては、プロレタリアを動員して暴力革命を起こそうとした職業左翼が誕生し、敗戦後は社会主義を用いて統制経済に邁進しようとする学者・官僚が多かった。ところが、ベルリンの壁が倒されると、その勢いは止まらず本店のソ連までもが崩壊。残念無念。ソ連軍の到来を期待していた日本共産党は青色吐息で、赤旗を緑に変えて生き延びようかと考えるくらい。若い党員になるとKGBより、AKB
の方に詳しいんだら、オールド左翼は泣きたくなる。今じゃ誰もマルクス・レーニン全集なんて読まないし、「ブルジョア」と言っても、「ヤクルトの新商品ですか?」と尋ねる若者がいたりして。時代の変化は恐ろしい。

  それにしても、共産主義革命が成功しなかったのは何故か? 一つの答えとして、「国民の精神が健全だったから」という要因が挙げられる。それなら、この精神を叩き潰せばいい。どうやって? まず、倫理道徳を破壊して、若者を「どうしようもないクズ」にすることだ。しかし、いきなり左翼教師が過激思想を教え込むと保護者からクレームが飛んでくるので、最初のうちは「外見による差別はいけません」とか、「どんな姿の人もみんな同じ人間です」と言い聞かせ、子供たちの良心に訴えかける。すると、躾の良い家庭の子ほど「そうだ、パパやママがみんな平等に、と言っていたし、牧師さんも教会で話していたよなぁ」と納得するから、赤い教師はほくそ笑む。1960年代の公民権運動を思い出せば分かるけど、リベラル派の白人教師や革新派のユダヤ人は、従順な子供たちに南部の白人によって虐待される憐れな黒人について教え、鞭で叩かれた肉体の写真を見せたりして、罪悪感を植え付けていたのだ。さらに、1970年代はピッピー文化が流行し、礼儀正しい社会は木っ端微塵に破壊され、だらしない格好の若者が普通になってしまった。

Hippie 1Hippie 2








(写真  /  アメリカのピッピーたち)

  ベトナム反戦運動とフラワー・チルドレンの出現で、白人の伝統社会は瓦解したが、それに追い打ちをかけるようにして有色移民の群れが押し寄せ、街角にはヒスパニックの下層民やどこの出身だか判らぬアジア人が増えてしまった。こうした非西歐系国民が増殖したことで、教育界には多民族・多文化主義のカリキュラムが組み込まれ、アングロ・サクソン文化は単なる“過去の遺物”にされてしまい、移民が持ち込んだ雑多な風俗の中に埋もれてしまった経緯がある。しかし、極左思想のリベラル白人や西歐社会に恨みを抱くユダヤ人は、多文化主義の鞭を緩めず、さらなる破壊活動に邁進したのだ。彼らが次に狙ったのは、同性愛者を排斥するキリスト教の倫理道徳であった。1960年代までのアメリカ社会なら、同性愛者など以ての外で、学校や職場で堂々と披露できる趣向ではなかった。ところが、あらゆる差別に反対するユダヤ人は、個人の性癖を咎めるヨーロッパ・キリスト教倫理を赦せなかった。ちょっと教養のある日本人なら「ユダヤ教徒だってホモが嫌いじゃないか」と言いたくなるが、「異なる」ことで排除され続けてきた賤民は、とにかく外見や慣習で「除け者」とされることに敏感だ。したがって、「同性愛」というプライヴァシーで村八分にするアメリカ人キリスト教徒には我慢がならなかった。怒りに燃えたユダヤ人は「性的差別に反対 !」と叫ぶ。(でも、イスラエルだとホモの迫害はOKだ。)

  同性愛に対する“偏見”や“差別”を取り除くには、大衆の感覚を麻痺させ、ホモを嫌う価値観を罪悪感に変えることだ。それには、日常生活に大勢の同性愛者を送り込み、ゲイやレズビアンは異性愛好者と“同じ”「人間」で、決して「異常」な人ではないと刷り込む必要がある。この旗振り役をしたのが進歩派のマスコミで、アメリカのテレビや映画、劇場、藝術界には同性愛者が頻繁に登場する。同性愛への反撥が薄れたのは1990年代に入ってからで、女性コメディアンのエレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)が自身の性癖を公言したのは非常に大きかった。日本でも彼女のトーク番組「エレン」が放送されたから、馴染みのある人も多いだろう。筆者が米国にいた頃、彼女の告白が大変話題となっていたが、敬虔なキリスト教徒は眉を顰めていた。ハリウッドの藝人が変態趣味を披露するのは毎度のことなので、筆者は「こんな下らないことで皆が騒ぐなんて馬鹿らしい」と思ったものである。

Ellen Degeneres 12Ann Heche 2Portia de Rossi 1









(左: エレン・デジェネレス     /   中央: アン・ヘイシュ  /   右: ポーシャ・デ・ロッシ)

  レズビアンのエレンは最初、女優のアン・ヘイシュ(Anne Heche)と付き合っていた。ヘイシュの代表作といったら映画『6デイツ7ナイツ』で、ハリソン・フォードの相手役として注目されたくらい。しかし、エレンは彼女と上手く行かず別れた。だが、人気藝人のエレンにはレズビアンが近寄ってくるらしく、今度はポーシャ・デ・ロッシ(Portia de Rossi)というオーストラリア人女優と交際し始めた。その後、カルフォルニア州で同性愛者の結婚が合法化されると、2008年、二人はルンルン気分で結婚する。ちなみに、人気番組「エレン」の筆頭プロデューサーはウクライナ系ユダヤ人のアンディー・ラスナー(Andy Lassner)で、トランプ大統領が大嫌いなことで有名だ。白人から支持されるトランプを憎むユダヤ人は実に多い。日本に住みつくユダヤ人のデイブ・スペクターも、移民を排除しようとするトランプを嫌っている。

Ellen DeGeneres & Portia de Rosi 1Andy Lassner 1









(左: エレン・デジェネレスとポーシャ・デ・ロッシ  /   右: アンディー・ラスナー )

  最近、自民党の杉田水脈(すぎた・みお)議員が発表したLGBTに関する記事が話題となり、子供を産まない同性愛者には「生産性が無い」との発言がマスコミの総攻撃を受けた。彼女の発言全体を読めば、それほど目くじらを立てることでもない。だが、保守派に与(くみ)する杉田議員は、左翼勢力にとって絶好の標的になった。圧倒的な人気を誇る自民党に苛立っていたマスコミは、糾弾のネタを見つけたので大喜び。「ここぞ!」とばかりに彼女を叩きまくった。でも、ゲイやレズビアンのカップルに税金をくれてやるのが、そんなに素晴らしいことなのか? 従来の同性愛者なら、「そっとしておいてくれ !」というのが共通の願望で、独自の世界に暮らし、同じ性癖の者で楽しく過ごしたいというのが彼らの本音だろう。要するに、杉田議員を槍玉に上げているのは、政治的野心に燃えた部外者が大半だ。日本は昔から微妙な棲み分けで穏便に生きてきた民族である。厳格な性倫理が無い代わりに、カタギの人間はゲイを黙認し、ゲイの方も世間様にご迷惑をかけずに暮らすことを暗黙の掟にしてきた。男色の連中を弾圧したって、彼らが女性に目覚める訳じゃないから、一定の領域を許して線引きを図った方が賢い。同性愛者を支援する左翼は、ゲイやレズビアンを助けているような振りをしているだけで、彼らを都合良く利用しているだけだ。

  日本の同性愛者は政治的対立を好まず、自己責任で生きて行く覚悟を持っているので、ある意味、立派な人々だ。他人の税金を食い物にして役職を確保しようとする社会主義者の方が、よっぽど下劣である。「男女平等」を推進するとか、「同性愛者の人権」を守るという名目で、特別委員会を設置する議員や官僚が本当に多い。アメリカはもっと盛んで、既婚者に対する税控除とか優遇制度があるので、同性愛者の結婚を合法化しようとする輩(やから)が後を絶たない。カルフォルニア州は全体的に同性愛者とか不法移民に対して寛容で、ゲイのメッカであるサンフランシスコは極左勢力のアジトになっている。(不法入国者を庇うことは“政治的正しさ”からすれば「寛容」なんだろうが、実質的には「犯罪の幇助」である。)

  米国には非アメリカ的な都市が散在している。特に、サンフランシスコは一種の「租界」で、気持ち悪いゲイのカップルが堂々と街中を闊歩しているし、何処で作ったのか判らぬ子供を抱いているレズビアン夫婦というのも珍しくない。聖書の創世記には、腐敗が原因で滅んだ都市「ソドムとゴモラ」の話があるけど、サンフランシスコに赴けば現代版のソドムとゴモラが体験できる。昔のアメリカ人なら腰を抜かすほど驚く光景なのに、そんな風景が「普通」なっているんだから、吸血鬼だって血の気が引いてしまうだろう。これは単なる筆者の推測だが、血に飢えた怪人だってゲイのオッさんを避けるんじゃないか。何となく不味そうだもん。やはり、血を吸うならブロンド美女の首筋がいいよねぇ。もし、ケイト・ベッキンゼール(Kate Beckinsale)がヴァンパイアなら逆に噛んでもらいたい。でも、立憲民主党の青山雅幸が近づいてきたら、吸血鬼役のケイトもブラジリアン・キックで撃退しようとするだろう。セクハラ議員じゃビンタしたくなるから当然だ。

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(左: ケイト・ベッキンゼール  / 中央: 『アンダーワールド』でのベッキンゼール  /   右: ロバート・キャンベル)

  杉田議員の炎上発言が切っ掛けとなり、意外な人物が正体を明らかにした。つい最近、東京大学名誉教授のロバート・キャンベル(Robert Campbell)氏がゲイであることを発表したことには驚く。報道によれば、キャンベル氏は長年付き合っていた日本人男性と2017年に「結婚」したそうである。日本文学を専攻するキャンベル氏は、日テレの「スッキリ」に出演していたから、お茶の間の一般国民も馴染みが深く、今回の告白でショックを受けた人も多いんじゃないか。しかし、筆者はキャンベル氏の表情を見たり、彼の話し方を聞いて、何となく「ゲイかも・・・」と思ったことがある。ただ、はっきりとした証拠を摑んでいなかったから、誰にも言わずに黙っていた。読者からは「後智慧だろう」と言われてしまうが、筆者は長いことユダヤ人について勉強し、何百人ものユダヤ人の顔写真を調べ、ついでに同性愛者の映像も見てきたので、ちょっとだけ“勘”が鋭くなっている。外れることも多いけど、当たることもしばしば。疑う人は自分自身で大勢のホモやユダヤ人を観察してほしい。

各界に潜んでいた同性愛者のユダヤ人

  日本人はアメリカ文化の輸入に熱心で、有名な大学教授が書いた著作が和訳されたり、人気ミュージシャンのCDやDVDが販売されるし、ビッグ・スターでも意外なほど頻繁に来日している。しかし、彼らの素性が必ずしも紹介されるとは限らない。西歐系アメリカ人と思えた俳優が実はユダヤ人であったり、高名な藝術家が同性愛者だったりする。日本の評論家や翻訳者は、先方に気兼ねしているのか、紹介する人物の種族や性癖にわざと触れないことが多い。だから、日本の一般人は隠された事実を知って、「えっ、あの人が !!」と仰天する。よく人気藝能人が実は元在日朝鮮人とか帰化鮮人の子供ということがあるけど、アメリカでも似たようなことは結構あるのだ。例えば、人気歌手のポーラ・アブドゥル(Paula Abdul)はシリア系ユダヤ人の父とウクライナ系の母を持っているし、アクション・スターのジャン・クロード・ヴァン・ダム(Jean-Claud Van Damme)は父方がユダヤ人。映画『ランボー』で有名なシルヴェスター・スタローン(Sylvester Stallone)は、母方の血で半分ユダヤ人となっている。母親のジャッキー(Jacqueline F. Labofish)は占い師か魔術師のような凄いオバちゃんで、ウクライナのオデッサからやって来たユダヤ人という家系らしい。イタリア系の英雄ロッキーが半分ユダヤ人なんてショック。

Paula Abdul 2Jean Claude Van Damme 1Sylvester Stallone 1Jackie Stallone 1







(左: ポーラ・アブドゥル  /  ジャン・クロード・ヴァン・ダム / シルヴェスター・スタローン  / 右: スタローンの母親ジャッキー・ラボフィッシュ )

  ゲイには独特の雰囲気というか臭いがあって、何となく「オカマぽいなぁ」と思えることがある。英国人歌手のエルトン・ジョン(Sir Elton Hercules John)はバイセクシャル(両性愛好者)として有名で、2014年、カナダ人映像制作者のデイヴィッド・ファーニッシュ(David Furnish)と結婚した。「ナイト」の称号までもらったエルトン・ジョンは、見た目は小太りのオバはんみたいだが、ミドルネームは「ヘラクレス(怪力無双の英雄神 / Hercules)」と男らしい。彼はイエズス・キリストを人間の悩みに同情するゲイと呼んで非難を浴びたが、同性愛者の擁護にかけては聖ペトロを凌ぐ使徒気取りで、ロシアの悪魔プーチン大統領を激しく批判した。というのも、強いロシアの復活を掲げたプーチンは、同性愛の風潮に大反対で、皇帝に従うロシア議会は健全な未成年を守るべく、「同性愛宣伝禁止法」を通した。ゲイのエルトン・ジョンはこれに反撥し、大勢の同性愛者が彼に賛成したそうだ。

Elton John & David Furnish 3Putin 6








(左: エルトン・ジョンとデイヴィッド・ファーニッシュ  /  右: ウラジミール・プーチン)

  日本人にとっては天敵のプーチンではあるが、ロシアの国家的立場からすれば、彼の反LGBT政策はロシアの公益に適っている。もちろん、プーチンのホモ弾圧は宗教的情熱から発した行為ではなく、自分の野心に基づいた制裁である。しかし、プーチンが自分の所有物であるロシア帝國を素晴らしいものにしたいという熱意は本物で、ホモが堂々と混在するロシア軍などあってはならない。規律正しい世界最強の軍隊、というのがプーチンの理想である。このロシア皇帝はディオクレティフヌス帝のように振る舞い、士気が高くて愛国心に満ちた将兵を統率するのが大好き。だから、エルトン・ジョンみたいな意気地無しのデブが兵卒になるのは許せない。かつてプーチンはレズビアンを嘲り、「子供を産まない不毛な連中」と斬り捨てていた。健全な子供をたくさん産むロシア人女性は、ロシアを偉大にしてくれる人材の供給源である。「女性の人権を無視している !」とか「同性愛者への偏見だ !」といった非難は、プーチンに対しては意味が無い。左翼の遠吠えなんか蛙の小便程度。武力無き人権派が「キャン」と吠えたら、あの冷徹な独裁者が怯むのか?

James Kirchick 1Putin 22Michael Eisner 3








(左: ジェイムズ・カーチック  / 中央: プーチン大統領に抗議する人々  / 右: マイケル・アイズナー )

  プーチンのホモ排除に抗議したのは、英国人歌手だけではない。反トランプを掲げるユダヤ人急先鋒の一人、ジェイムズ・カーチック(James Kirchick)もロシアのテレビ局「RT」に出演し、プーチンの方針に激しく怒っていた。このユダヤ人ジャーナリストは、ユダヤ系雑誌の「Tablet」やリベラル・メディアの「ハッフィントン・ポスト」紙、「ワシントン・ポスト」紙などに記事を投稿する札付きの左翼だ。彼は同性愛支持をアピールするため、七色のサスペンダーを身につけていたくらいだから、筋金入りのゲイである。只でさえユダヤ人には左翼が多いのに、同性愛の嗜好まで加われば、もう手の施しようがない。ウォルト・ディズニー社を仕切っていた元ECOのマイケル・アイズナーはゲイじゃなかったが、このユダヤ人会長がディズニー社を乗っ取ると、創設者の理想を踏みにじるような暴挙を始めた。彼は何と、フロリダ州にある「ディズニー・ワールド」で、一日限定だが、ゲイ・パレードを許したのだ。スポンサーの中には日産の名前もあったから、日本人観光客にもショックだった。日本では「家族揃ってのドライヴ」を謳っていたのに、米国ではゲイの支援者になっていたとは、いくら商売とはいえ本当におぞましい。

Brian Epstein 1(左  /  ブライアン・エプシュタイン)
  同性愛者のユダヤ人は結構多く、「ザ・ビートルズ」のファンなら、マネージャーのブライアン・エプシュタイン(Brian Epstein)がゲイだったことを知っているはずだ。音楽業界に目を向けると、「ゲフェン・レコーズ」社を創設したデイヴィッド・ゲフェン(David Geffen)も同性愛者のユダヤ人で、彼は同種族のスティーヴン・スピルバーグやジェフリー・カッセェンバーグ(Jeffrey Katzenberg)と共に「ドリーム・ワークス(Dream Works SKG)」スタジオを設立した大物だ。このスタジオが手掛けた代表的な作品と言えば、子供に好評の「シュレック」や「トランスフォーマー」、トム・ハンクスが出演した「セイヴィング・プライベート・ライアン」、トム・クルーズ主演の「コラテラル」、ラッセル・クロウが剣闘士を演じた「クラディエーター」と数学者を演じた「ビューティフル・マインド」、ケヴィン・スペイシーとアネット・ベニングが共演した「アメリカン・ビューティー」などが挙げられる。(人気者だったケヴィン・スペイシーは、性的な「少年愛」が発覚し、瞬く間に失脚した。出演していたTVドラマ『ハウス・オブ・カーズ』は放送中止になってお蔵入り。)

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( 左: デイヴィッド・ゲフェン  /  右: スティーヴン・スピルバーグとジェフ・カッセェンバーグと一緒のゲフェン  )

  一般の日本国民は気付いていないが、著名な指揮者のレオナード・ハーンシュタイン(Leonard Bernstein)もゲイのユダヤ人であった。世界的に有名なユダヤ人ピアニストのウラジミール・ホロウィッツ(Vladimir Horowitz)も同性愛者だ。筆者は中学生の頃、彼のアルバムをよく聴いていたので、ゲイと知ってちょっとショック。グラミー賞の常連で、クラブ・シンガーとしても有名なマイケル・ファインシュタイン(Michael Feinstein)もゲイのユダヤ人だった。カラオケで「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を唄う人は、「えっ、あの歌手も!!」と驚くに違いない。草刈正雄のファンなら覚えているだろうが、映画『復活の日』で主題曲の「You Are My Love」を唄ったジャニス・イアン(Janis Ian / 本名Janis Eddy Fink)もユダヤ人のレズビアンであった。彼女は1993年に同性愛者であることを公表したが、1978年にティノ・サルゴと結婚していたそうだ。しかし、彼女とは離婚してしまい、別の女性パトリシア・シュナイダー(Patricia Snyder)と2003年に再婚した。

Leonard Bernstein 2Vladimir Horowitz 1Michael Feinstein 1Janis Ian 4








(左: レオナード・バーンシュタイン  / ウラジミール・ホロウィッツ  / マイケル・ファインシュタイン  / 右: ジャニス・イアン )

  小林克也の「ベスト・ヒットUSA」を観ていた人なら、バリー・マニロー(Barry Manilow)を記憶しているだろうが、彼もゲイのユダヤ人歌手ときている。チェビー・チェイス(Chevy Chase)とゴールディー・ホーン(Goldie Hawn)が共演した映画『ファウル・プレイ(Foul Play)』は日本でも好評で、「昔、劇場で観たよなぁ」と懐かしむ人も多いだろう。この映画の中で流れていたテーマ曲「Ready to Take a Chance Again」を唄っていたのがバリー・マニロー(Barry Manilow)だ。最近、久しぶりに彼の歌を聴いてとても懐かしかった。今ではどうなっているか判らないけど、若い頃のゴールディー・ホーンは本当に可愛らしい。彼女の父親は長老派に属するキリスト教徒のドイツ人であったが、母親はハンガリー出身のユダヤ人だったから、ゴールディーも種族的にはユダヤ人である。昔、彼女がインタヴュー番組で話していたけど、ゴールディーはユダヤ人らしく見えなかったので、周囲の友達は驚いたそうだ。たぶん、黒髪のユダヤ人を見慣れていたから、美しいブロンド娘のユダヤ人を想像できなかったのであろう。(まったく、失礼な友人たちだ。)

Barry Manilow 2Goldie Hawn 2Chevy Chase 2









(左: バリー・マニロー  / 中央: ゴールディー・ホーン   / 右: チェビー・チェイス )

  日本でも知られている歐米知識人の中には、結構ユダヤ系の学者がいて、意外な人物が同性愛者だったりする。例えば、日本語に翻訳されて話題となった『アメリカン・マインドの終焉』を書いたアラン・ブルーム(Allan Bloom)は、ユダヤ人のゲイであった。彼は1992年に亡くなったが、友人のサウル・ベロウ(Saul Belloew)によると、エイズ(AIDS)が原因で死んだとも考えられるのだ。他のユダヤ人学者を捜すと、ナチス研究者のジョージ・L・モッセ(George Lachmann Mosse)が挙げられる。彼が発表した著作の何冊かは日本語に訳されているので、一般人でも本屋で見かけたことがあるんじゃないか。このユダヤ人学者もゲイで、ユダヤ人の歴史家であるウォルター・ラカー(Walter Laqueur)と一緒に「現代史ジャーナル(Journal od Contempoary History 」誌を創刊したことでも知られている。

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(左: アラン・ブルーム  / サウル・ベロウ  / ジョージ・モッセ  /  右: ウォルター・ラカー)

  ユダヤ人には変態学者も多く、オーストリア出身のユダヤ人心理学者フリッツ・クライン(Flitz Klein)は、「バイセクシャル雑誌(Journal of Bisexuality)」を創刊した。しかし、性に関する研究の大御所と言ったらポーランド出身のユダヤ人マグヌス・ヒルシュフェルト(Magnus Hirschfeld)を挙げねばなるまい。このユダヤ人医師は同性愛者や性倒錯者の研究で名を馳せ、男性でも女性でもない「中間性」を提唱して世間の注目を浴びた人物である。しかし、ナチスは彼の研究を忌み嫌い、その著作に火を点けて、穢らわしい紙屑の一斉廃棄を行ったのだ。この焚書をヒルシュフェルトが知ったのは外国での講演ツアー中で、ナチスの迫害を懼れたヒルシュフェルトは、自宅に戻らずスイスに逃れ、最終的に異国で息を引き取ることになる。1935年、ニースで心臓発作を起こし、そのまま死去。歐米や日本でナチ・ドイツの焚書は非難されているが、その内容を検証すれば、当時のドイツ人がなぜ激怒したのかが判るはずだ。性的変質者が「科学者」を装っても、変態は変態のままで見ていて気持ちが悪い。(当ブログの記事を参照。)

Fritz Klein 1Magnus Hirshfeld 2German Nazi SS 1Ludwig Wittgenstein 2







(左: フリッツ・クライン  /  マグナス・ヒルシュフェルト / SSのドイツ人と恋人のポートレイト  /  右: ルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン)

  我が国でも一時人気となったルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン(Ludwig Wittgenstein)もユダヤ人哲学者で、一時期は女性とも付き合っていたというが、数名の男性とも“交際”を持っていたそうだ。例えば、ケンブリッジ大学で知り合ったフランシス・スキナー(Francis Skinner)という数学者と付き合っていたが、生涯のパートーナーにはならなかったらしい。別のパートナーとして、デイヴィッド・ヒューム・ピンセント(David Hume Pinsent)が挙げられる。ちょっと驚きだが、彼は偉大なるスコット人哲学者デイヴッド・ヒュームの子孫。彼もケムブリッジの学生だったが、1918年に飛行機事故で亡くなってしまう。ちなみに、彼の妹であるヘスター・アグネス・ピンセント(Hester Agnes Pinsent)は生理学者のエドガー・ダグラス・エイドリアン(Edgar Douglas Pinsent)と結婚した。このエイドリアン初代男爵は理系の日本人に知られており、彼は神経細胞の機能を研究し、ノーベル生理学・医学賞をもらうほどの人物だった。

David Hume Pinsent 1Edgar Douglas Adrian 1Richard Darwin Keynes 1John Maynard Keynes 1







(左: デイヴッド・ヒューム・ピンセント  /  エドガー・ダグラス・ピンセント / リチャード・ダーウィン・ケインズ  /  右: 兄のジョン・メナード・ケインズ)

  ついでに言えば、エドガーにはアン(Ann Pinsent Adrian)という娘がいて、彼女は生理学者のリチャード・ダーウィン・ケインズ(Richard Darwin Keynes)と結婚した。そして、このリチャードも名門のサラブレッド。彼の父親はジェフリー・ケインズ(Geoffrey Langdon Keynes)で、あの高名な経済学者であるジョン・メイナード・ケインズ卿(Lord John Maynard Kaynes)の弟だ。そして、リチャードの母親マーガレット(Margaret Elizabeth Darwin)は、ジョージ・ダーウィン(George Darwin)の娘で、進化論を提唱したチャールズ・ダーウィンの子孫ときている。つまり、リチャード・ケインズはチャールズ・ダーウィンの曾孫で、ケインズ卿の甥である。英国の名家は様々な閨閥で繋がっているから興味深い。

Geoffrey Keynes 11Charles Darwin 1George Darwin 1Anne Elizabeth Darwin 1





(左: 弟のジェフリー・ケインズ  / チャールズ・ダーウィン  /  ジョージ・ダーウィン /  右: アン・エリザベス・ダーウィン)

女が女に惚れるとき

  有名なユダヤ人でもレズビアンという性癖があることを知らない日本人は実に多い。例えば、我が国の左翼学者がお気に入りのスーザン・ソンタグ(Susan Sontag)も同性愛者であった。現在の高校生や大学生は彼女の名前を聞いたこともないだろうが、1970年代の新左翼学生には懐かしいアイドルで、ソンタグの小説や著作は幾つか日本語に訳されている。たぶん、『火山に恋して』とか『死の装具』、『ハノイで考えたこと』などを読んだ人もいるんじゃないか。ソンタグは表現の自由や人権を擁護する左翼組織「PEN American Center」の代表を務めたこともあり、心の底から西歐的アメリカを憎んでいた。彼女は雑誌に発表した論文で、アメリカ文化を形成した白人を「癌」と罵り、撲滅すべき対象と考えていたから、今でも保守派のアメリカ人によって批判されている。ちなみに、このリトアニア・ポーランド系ユダヤ人(本姓/ ローゼンブラットRosenblatt)は、アニー・レイボヴィッツ(Annie Leivovitz)と夫婦になっていた。

Susan Sontag 4Annie Leibovitz 2Anne Frank 1Jacquline van Maarsen 1








(左: スーザン・ソンタグ  /  アニー・レイボヴィッツ / アンネ・フランク /  右: ジャクリーン・ヴァン・マーセン)

  もう一人、有名なユダヤ人を挙げるとすれば、悲劇の少女アンネ・フランク(Anne Frank)に言及せねばなるまい。彼女は「毒ガス」ではなく発疹チフスに罹って死亡した。強制収容所で殺されたと言われるユダヤ人の多くは、「チクロンB」による殺戮ではなくて、猛威をふるった伝染病、すなわちチフスの蔓延が原因で倒れていたのだ。「残酷」なドイツ人から比較的親切に扱われたアンネは、友人のジャクリーン(Jacqueline van Maarsen)と一緒に居たとき、彼女の体に触れたくて堪らなかった。アンネが書いた日記によれば、ジャクリーンの肉体に興味を持ったアンネは、彼女の肌や胸を揉みたくてウズウズしていたという。レズビアンのホロコースト生存者にとっては素晴らしい記述かも知れないが、日本の少年少女にしたらショックだ。学校の先生が涙ながらに語ってくれるユダヤ人のヒロインが、実は同性愛的な趣味を持っていたなんて衝撃である。まぁ、日教組の先生は「スキップの名人」だから、都合の悪い話は意図的に避けようとしたのだろう。NHKのE-TV特集みたいなもんだ。

  ただし、アンネが書き残した「描写」に関しては、オランダ人専門家の反論があって、思春期を迎えた少女の「フィクション」なのだという。(Mike Corder, "Dutch researchers uncover dirty jokes hidden in Anne Frank's diary", The Times of Israel, 15 May 2018) つまり、想像力豊かなアンネが文才を発揮して、架空のエロ・シーンを描いたというのだ。おそらく、このオランダ人研究者が指摘するように、アンネは面白半分で同性愛の日記を綴っただけで、真剣に友人を愛したわけではではないのかも知れない。一般的にユダヤ人の子供は老成(ませ)ているから。しかし、13歳の小娘が友人に対して抱く妄想にしてはタチが悪い。もし、彼女が迫害を生き延び、そのまま成長していたら、どうなっていたのか判らないけど、女性にも興味を抱く異性愛好者になっていた、という可能性もある。アンネ・フランクを商売の「ネタ」にしているユダヤ人からすれば、聖女がレズビアンとか両刀使いなんて決して認められることではない。ホロコースト・ビジネスにケチをつける奴は、社会的な制裁を受けるので注意が必要だ。

Tony Kushner 3Tony Kushner & Mark Harris 1







(左: 学生時代のトニー・クシュナー  /  左: マーク・ハリスと<右側>クシュナー)

  学術界はもとより、藝能界に目を向ければ、あちこちにゲイやレズビアンがウヨウヨいる。例えば、パレスチナ人テロリストに対するイスラエルの報復を描いた映画『ミュンヘン』、エイブラハム・リンカン大統領を描いた作品『リンカン』で脚本を手掛けたのは、ユダヤ人の同性愛者トニー・クシュナー(Tony Jushner)である。彼はアカの巣窟コロンビア大学でベトナム反戦運動に熱中した極左学生だった。彼はジャーナリストのマーク・ハリス(Mark Harris)と交際し、この二人は2008年、マサチューセッツで合法的に結婚したそうだ。クシュナーはユダヤ人だけど、イスラエルによるパレスチナ人の虐殺に抗議して、米国のシオニスト団体と険悪な間柄になっていた。彼がブランダイス大学から名誉博士号をもらうとき、シオニスト組織から横槍が入ったそうだが、あまり効果は無かったらしい。人権問題を取り上げるクシュナーは、2013年にオバマ大統領から「米国藝術メダル(National Medal of Arts)」を授与されたというから、左翼どもは身内同士で褒め合っていたということだ。ちなみに、オキシデンタル・カレッジ(Occidental College)から編入してきたオバマも、コロンビア大学出身のれっきとしたアカである。

  レスビアンをテーマにした娯楽作品と言えば、日本でもDVDレンタルとなったTVドラマ・シリーズ『Lの世界(The L Word)』だろう。様々なレズビアンが登場するこの作品には、カナダ人女優のミア・カーシュナー(Mia Kirshner)や大ヒット映画『フラッシュダンス』で脚光を浴びたジェニファー・ビールス(Jennifer Beals)、米国統治時代の沖縄で生まれたレイシャ・ヘイリー(Leisha Hailey)などが出演していた。ミア・カーシュナーはカナダ人女優と言っても、その両親はユダヤ人で祖父母はヨーロッパから逃げてきたユダヤ人である。久しぶりに表舞台に立ったジェニファー・ビールスは、紛れもなく同性愛の支持者で、サンフランシスコで歓迎される人権擁護派の左翼黒人だ。レイシャ・ヘイリーの方は、ドラマばかりではなく私生活でもレズビアンときている。ユダヤ人歌手のキャサリン・D・ラング(Kathryn Dawn Lang)と付き合っていたそうだ。余計なお世話だけど、ラングみたいな女のどこが良いのか、筆者には全く分からない。

Mia Kirshner 4Jennifer Beals 1Leisha Hailey 1Kathryn D. Lang 3








(左: ミア・カーシュナー  / ジェニファー・ビールス  /  レイシャ・ヘイリー / 右: キャサリン・D・ラング )

  出演女優はともかく、『Lの世界』を手掛けた筆頭プロデューサーのアイリーン・チェイケン(Ilene Chaiken)も、これまたユダヤ人のレズビアン。アイリーンが初めて女性との“ロマンス”を持ったのは23歳の頃で、当時、彼女は映像制作会社の研修生であった。ところが、気分を変えたかったのか、退職してロサンジェルスに引っ越し、転職先を捜していたという。ようやく最初の面接を受けようとした時、彼女は思わぬアクシデントに見舞われた。当時、彼女はクルマを運転して会社に向かったそうだが、ちょっとした衝突事故を起こしてしまったのだ。何とも不運な出発だが、それにもめげず第二回目の面接に向かおうとした。ところが、またもやクルマをぶつけてしまったという。アホな女というのは何処の社会にも居るもんだ。

Virginia Cherrill 1Virginia Cherrill 4Rosie O'Donnell 1







(左: ヴァージニア・チェリル  / 中央: 「街の灯」のシーン  /   右: ロジー・オドンネル)

   でも、アイリーンが事故を起こしたとき、すぐ近くのカフェからウェイトレスが駆けつけてくれたというから、渡る世間にはまんざら鬼ばかりではない。むしろ、運命の女神が微笑んでいた。メルローズ通りに面する、この喫茶店は偶然にもレズビアンの主人が経営していたそうで、助けてくれたウェイトレスもレズビアンであったそうだ。禍(わざわい)転じて福と成す、じゃないけどアメリカにも神様がいたのだろう。事故で落ち込むアイリーンであったが、彼女は生まれて初めて、生のレズビアンに逢えたので胸がときめいたという。名作『街の灯(City Lights)』でチャーリー・チャップリンは、街頭でふと花売りの乙女に出逢う。彼は盲目の娘に一目惚れ。彼女の為にお金を稼ごうとボクシングまでするシーンがあって、観ている客の涙を誘うが、アイリーンの恋愛には共感できない。ヴァージニア・チェリル(Virginia Cherryll)のような女性ならいいけど、ロジー・オドンネル(Rosie O'Donnell)やリンダ・ハント(Linda Hunt)みたいなレズビアンじゃ嫌だなぁ。ちなみに、日本でも知られているハリウッド女優には結構レズビアンが多い。例えば、トム・クルーズの出世作『トップガン』で共演したケリー・マクギリス(Kelly McGillis)や、TVドラマ「クリミナル・マインド」で「ガルシア」役を演じるカーステン・ヴァングスネス(Kirsten Vangsness)、ジャック・バウアーでお馴染みの大ヒットTVシリーズ『24』で女性大統領を演じたチェリー・ジョーンズ(Cherry Jones)などが挙げられる。

Linda Hunt 1Kelly McGillis 2Kirsten Vangsness 1Cherry Jones 2








(左: リンダ・ハント  /  ケリー・マクギリス / カーステン・ヴァングスネス  /  右: チェリー・ジョーンズ)

  それにしても、クルマを衝突(クラッシュ)させたのに、同性愛者に胸キュン(クラッシュ)だなんて、まるでB級映画のコントみたいだ。でも、アイリーンは自分の体験を『Lの世界』に盛り込み、出演者のミア・カーシュナーに再現させたのである。実際、レズビアンのウェイトレスもアイリーンと話しているうちに“同類”の臭いを感じたのか、アイリーンを見舞いに来て、コーヒーとお菓子を持ってきてくれたそうだ。同性愛を隠さなくなったアイリーンは、後に彫刻家のミジィ・フッド(Miggi Hood)とマリブで出逢い、それから約20年間も連れ添ったという。ミジの方が誰かの精子で孕んだらしく、双子の娘をもうけたそうだ。しかし、二人は破局を迎え、独身となったアイリーンはディズニー社の重役であったルーアン・ブリックハウス(LouAnn Brickhouse)と知り合い、2013年に結婚したそうである。自分のTVドラマがヒットしたこともあって、「妻」と暮らすアイリーンは順風満帆だ。確か、アメリカ合衆国はキリスト教国のはずだったが、かつてのプロテスタント的倫理が消滅し、いつの間にか左翼ユダヤ人の楽園になっていた。

Ilene Chaiken 3Ilene Chaiken & Miggi Hood 1Ilene Chaiken & LouAnn Bricjhouse








(左: アイリーン・チェイケン  / 中央: アイリーンとミジィ・フッド / 右: アイリーンとルーンアン・ブリックハウス)

  西歐系アメリカ人はナチ・ドイツを倒したと無邪気に喜んでいたが、実は内部に潜む異人種の敵に侵掠されていたのである。大戦中、可哀想だからといってユダヤ難民を引き取ったら、徐々に祖国を乗っ取りられ、気がつけば少数民族に転落だ。以前のアメリカなら、ゲイやレズビアンなんか絶対に承認されず、同性愛に目覚めた子供たちは無理をしてでも異性と交際したし、独身を通した者は冷たい視線を恐れて口を閉ざしていた。ところが、フランクフルト学派のユダヤ人が米国に乗り込んでくると、フリー・セックスや放埒な異性関係を肯定する学説をばらまき、無防備な若者を堕落させていったのである。CIAが雇ったヘルベルト・マルクーゼなどは、ヒッピーたちに性的な快楽を勧める一方で、権威に反抗する屁理屈を正当化していたのだ。厳格な倫理こそ若者を善に導く徳目なのに、西歐社会を憎むユダヤ人マルキストは、その美徳を根底から破壊しようと謀ったのである。素直に育てた子供を大学に送ったら、自堕落なクズになって帰ってきたんだから、アメリカ人の親は何の為に学費を稼いだのか分からない。日本人はコロンビア大学やコーネル大学、UCLA卒のアメリカ人と聞けば、「すごい、有名大学の卒業生だ」と尊敬するけど、その学生時代を調べればトンデモない奴だったりする。

Andrew Rannells The New Normal 2Gay couple in Russia 23








(左: ゲイ・カップルを称讃するTVドラマ「ニュー・ノーマル」の出演者 / 右: 現実のゲイ・カップル )

  時代の変化だから仕方ないけど、せっかく育てた娘が短髪の奇妙な女と結婚し、どんな素性の男か分からぬ奴の精子で子供を作ったりするんだから、親としては悪夢だ。また、男と結婚した息子を抱える母親も悲惨である。恥ずかしくて友人に息子の「婚約者」を紹介できないし、隣近所に知れたら一大事。電光石火で町内に情報が伝わるから、恥ずかしくて外に出たくない。自分の息子が夜、寝室で「夫」と何をしているのか想像すれば、発狂したくなるじゃないか。それに、ホルモン注射で母親より巨乳になった息子なんて気持ち悪い。同性愛者を肯定する社会になれば、小学校でセックス教育ばかりか、同性愛者に関する人権教育まで行われるようになるだろう。でもさぁ、小学生の息子から「パパ、ゲイって何?」と訊かれた父親は辛いよなぁ。まさか「陽気な人だよ」って誤魔化すわけには行くまい。大変な世の中になったものである。



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高山正之の異常な怨念 / 自存自衛を掲げて隷属国となった日本

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房

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チャンネル桜の蛸壺会議

Takayama 1(左  / 高山正之 )
  保守派論客と称される知識人の中には、常識に欠ける人が珍しくない。今週、チャンネル桜で大東亜戦争についての討論会があったけど、出演者の知的レベルがあまりにも低いので驚いた。とりわけ酷いのは、小堀桂一郎や高山正之、田中英道、岩田温であった。彼らは大東亜戦争を検討するにあたり、日本の「自存自衛」を強調していたが、これは戦後になってから偽装保守が吹聴した言い訳である。もし、我が国の自存自衛を考えるなら、東南アジアにある西歐の植民地支配を攻撃せず、満洲を狙うソ連に向かって進撃すべきであった。つまり、「南進」という愚策を捨て去り、真に重要な「北進」へと舵を戻すべきであったのだ。

  ところが、小堀・高山・田中・岩田の四氏は、歐米諸国の人種差別を理由にして、日本軍の南進を正当化していたのである。南進や海軍の害悪については、中川八洋先生が『大東亜戦争と「開戦責任」』(第三章)と『山本五十六の大罪』(pp.225-253)で詳しく述べているから、ここでは立ち入らない。ただ、我々は大東亜戦争の本質を確認すべきだ。先の大戦は日本の独立や安全の為ではなく、祖国を英米とぶつけて疲弊させ、あわよくば壊滅的状態に持ち込み、共産主義革命を実現したいと願う左翼分子の画策であった。日本の軍部や政界、官界、学界などに潜む反日分子は、自分達が司令塔になって社会の隅々までをも支配したい、出来ればソ連の傘下に入って官僚主導の統制経済や全体主義を実現したいと望んでいたのだ。

  現在の日本人からすればアホらしく思えるけど、経済を知らない武闘派軍人や議会を嫌う革新官僚からすれば、自分達の命令通りに動く統制社会は素晴らしい。エリート意識の強い大蔵官僚とか観念型の中堅軍人は、自分の知能・知識で社会を設計できると思い込む。つまり、知的設計主義(intellectual constructivism)に流れる傾向が強い。共産主義に憧れる連中というのは、だいたいが試験秀才で、自惚れ屋というのが定番だ。彼らは「難しい試験に落ちた庶民は、優秀な俺たちの云う事を聞いていればいい!」という傲慢な態度に出やすい。しかし、生身の人間が暮らす社会を理性で設計なんて考えは最初から間違っている。だいたい、莫大な数の材料や商品を、役人が一つ一つ計画し、合理的に生産して流通させて行くことは現実的に有り得ず、失敗するのがオチだ。実際、ソ連の計画経済は破綻し、従った民衆が塗炭の苦しみを味わったじゃないか。

  保守派知識人の議論は本質と周辺部分をごちゃ混ぜにして議論するから、一般国民は何が何だか分からなくなる。日米開戦となった時、なるほど普通の日本人は祖国のためと思って闘ったし、アメリカの理不尽な圧力に対して怒っていたことも確かだ。しかし、その一方で、ソ連とその手先となった日本人が、日本を英米と戦わせ、漁夫の利を得ようと謀っていたのも事実である。近衛文麿や昭和研究会に集まった左翼知識人、「良識派」を装った海軍の極悪人である米内光政、陸軍の松村知勝・作戦部長、浅田三郎・情報課長などを思い出せば察しが付くだろう。本来なら、チャンネル桜に出演する言論人は、政府や軍部に蔓延る赤い人物を炙り出す役目を担っているのに、それを故意に避けているのか、それとも頭が悪くて見抜けないのか、ことさら国民の目を西歐の人種差別に向けさせる。こんな論調は一種の陽動作戦だ。

  外国人工作員にとって、反日左翼とボンクラ保守を操るのはいとも簡単。日本人が好む「エサ」を目の前にばらまけば直ちに食いつき、好きな方角に誘導できるからだ。日本人は本質的に西歐白人に憧れ、彼らと対等になりたいと望むから、その願望が打ち砕かれてしまうと、理性を失った変質者になってしまう危険性がある。戦前の日本人を見ていると、まるで「俺が愛していると告白したのに、あの女め、俺様に肘鉄を喰らわしやがった。おのれぇ~、刺し殺して家に火をつけてやる !!」と憤慨するストーカーとそっくり。西歐人の白人至上主義とか植民地支配を非難する人ほど、白人に対する横恋慕が強い。だいたい、イギリス人やフランス人がアジアないしアフリカを征服したからといって、なぜ日本人が「解放」の天使になる必要があるのか? 何千、何万もの日本人が失う生命と、だらしないアジア人の独立が釣り合うとは思えない。たとえ、征服されたアジア人が日本の犠牲で白人支配から抜け出せても、我が国が帝國陸海軍を失い、米国の属州になってしまうのなら、何の為の戦争なのか分からなくなる。日本人は武士の伝統があるから「独立不羈」を渇望するが、アジア人は隷属が“自然状態”となっているので、独立しても少し時間が経つと、再び誰かの支配下になって元の木阿弥だ。第一、マレー人やインド人、ビルマ人、フィリピン人が真に自国の独立を望むなら、まず自分自身で強くなってから蹶起すべきで、日本人が流血を伴って支援すべき事柄ではない。

Colonial rule 1Colonial rule 2









(左: 西歐支配下のアジア人  / 右: 帝国時代のアフリカ人 )

  そもそも、安全地帯にいる作戦参謀や政治家が、前線の若者に向かって「可哀想なフィリピン人やビルマ人のために、女房子供、両親兄弟を諦めて命を懸けてください」と言えるのか? 一般の兵卒は、大切な家族、郷里の先輩後輩、親友、祖国、皇室のためなら歯を食いしばって戦うが、見ず知らずの南方土人を救うために、自分の命を「鴻毛」の如く考えることはない。機関銃を知らず鉛筆くらいしか持たない知識人は、勝手な「アジア人像」を拵えて、「アジア解放の大義に基づく聖戦」とか「東亜の新秩序」なる宣伝文句を口にするが、普通の日本人がアジア人に接すれば、「何だ、こいつらは !」と生理的な拒絶反応を抱いてしまうだろう。例えば、漢文の教科書に登場する支那人は、君子とか詩人、大人(たいじん)といった立派な人物なのに、大陸で目にする支那人は、詐欺師よりも悪質な嘘つきで、弱者に対して残酷、強者に対して卑屈であったりする。朝鮮人の場合は、もう救いようがないアカンタレで論外。小便で洗顔し、糞で作った薬を飲むような賤民には、なるべく近寄りたくない。

  日本国内で東南アジアを論じる知識人は、現地人の実態に触れず、もっぱら西歐白人に虐げられた憐れな東洋人と位置づける。しかし、実際に南方へ出向いた日本人には、違う感情が渦巻いていた。例えば、シンガポールには日本企業から派遣されたビジネスマンとか、ひと稼ぎしようと目論む商売人が結構住んでいた。当時の日本人居留者は、主に二つのグループに分かれていたという。一つは、「グダン族」と呼ばれる人々で、三井物産や台湾銀行、横浜正金銀行、日本郵船の支店などに勤めるエリート社員たちだ。もう一つは、「下町族」と呼ばれる人々で、南洋に骨を埋めるつもりでやって来た流れ者たちである。この移住者たちは、これといった学歴も無く、総領事やエリート社員たちとは違った世界に住んでいたようだ。つまり、一流企業に勤める「グダン族」とは口をきくような間柄ではなく、気心の知れた者同士で寄り添い合う庶民である。

  ただし、ほとんどの在留邦人は南洋に移り住んでも、おしなべて「日本的生き方」を貫こうとした。なぜなら、彼らは日本に帰っても幸せになれぬ人を除いて、誰しも日本に帰ることを希望していたからである。特に、エリート社員の日本人は、常日頃から「純粋なる日本人」を心掛けていたそうで、「現地の“土人”とは違うんだ」という意識が強かった。「グダン族」にはカイゼル髭を生やし、西洋帽子を被っていた者もいたらしい。中には、五つボタンが附いた詰襟の洋服を着ていた者まで居たというから驚きである。太陽が照りつけるインドシナの気候で、この服装だとかなり暑かったんじゃないか。現在でも、きちんとした服装を心掛けるサラリーマンは、真夏でも背広を着込んで山手線に乗ったりするけど、日本の気候でイギリス人紳士を真似るなんて馬鹿げている。敬虔なピューリタンでもないのに、ダーク・スーツを身に纏う日本人は滑稽だ。蒸し暑い日本なら、アロハ・シャツの方がよっぽどいい。

  もっとも、「南洋」支店に“飛ばされた”「本土族」の中には、「場末」に左遷されたと歎く者もいたそうで、日本人の見栄をかなぐり捨てて、だらしないステテコ姿になっていた人もいたようだ。しかし、選良族であれ下町族であれ、在留邦人が共通して持っていたのは、華僑や土民とはちがう「一等国民」という矜持(プライド)だった。スポーツを楽しむ時も、エリート社員はテニスやゴルフに興じ、下町族は野球や武道、相撲大会などを開いていたそうだ。確かに、立派な帝國海軍を持つ日本人には、アジア人とは違った上流意識があり、自分の身に何かあれば祖国の戦艦が助けてくれるという安心感と自慢があった。だから、「俺たちはヨーロッパ人の支配に甘んじている南洋土人なんかとは同類じゃない。日本は一等国だ。こんな茶色い連中と一緒にされては困る」と思っていた。こんな調子だったから、いくらインテリどもがアジア人との連帯を叫んでも、現地の日本人には通じなかったのである。

  世界の情勢に直面するとき、日本人の精神は矛盾と欺瞞に悩まされる。西歐列強のアジア支配に危機感を覚えてアジア民族との連携を考えるが、実際のアジア人を見ると、「こんな奴らが本当に頼りになるのか?」と不安になるし、「科学技術や生活水準で劣った民族」にしか思えないから、対等な民族とは考えない。むしろ、日本人にとって「お荷物」になる可能性の方が高いと見なしてしまう。実際、台湾は蛮族が棲息する島国だったし、朝鮮は乞食より貧乏なエタが住む後進国だった。日本の周辺を見渡すと、本当に情けない国ばかり。日韓併合なんて、腐った鶏肉を食べたようなものだ。いざ、朝鮮民族を統治してみると、支配による利益より、民度を高めるために投じた資金の方が大きく、税金の無駄遣いという後悔の方が強かった。今では常識になっているが、朝鮮半島に注ぎ込むお金があるなら、東北地方の日本人に投資した方がよっぽど有意義である。日本の議員や官僚は、幕府側についた日本人を無視するかのように、碌でなしの朝鮮に立派な学校や道路、橋、ダム、発電所など建設するんだから、冷血漢としか言いようがない。また、朝鮮に大量の税金を注ぎ込むことで、南満洲の防禦策が手薄になり、対ロシア戦略にとってマイナスとなった。

白人を憎むコラムニスト

  日本の保守派言論人は、こうした生々しいアジアを語らず、矢鱈と西歐白人に敵意を燃やす人が多い。例えば、ジャーナリストの高山正之は異様なくらいアメリカに憎悪を抱くが、日本の国益を考えればアメリカ人を味方につけた方が賢いはずだ。チャンネル桜の討論会に出演した高山氏は、セオドア・ローズヴェルト大統領が「白人の重荷」となる朝鮮を日本に押しつけたと憤る。(高山正之 / 藤井厳喜、 「新・大東亜戦争肯定論」、『WiLL』8月増刊号p.24) しかし、朝鮮半島を併合したかったのは、伊藤博文や陸奥宗光らを嫌った山縣有朋たちの一派だ。そもそも、なぜ伊藤博文が暗殺されたからといって、あの愚劣な朝鮮を吸収せねばならないのか? それに、伊藤が暗殺されたとき、兇弾の入射角度に疑問が湧き上がったが、なぜか調査は行われずうやむやにされてしまった。これはどう考えてもおかしく、普通なら納得できない。いくら何でも、総理大臣になった元勲が殺されたというのに、科学的検証が中止されたのだから、裏に何かあると思われても仕方ないだろう。筆者は陰謀論に組しないが、こうした“いかがわしい”事件が起きた場合、たいてい内部犯行という線が濃厚だ。(案外、伊藤を邪魔に思っていた山縣の差し金だったりして。)

Theodore Roosevelt 1Ito Hakubun 2Mutsu Munemitsu 1Yamagata Aritomo 1








(左: セオドア・ローズヴェルト   /    伊藤博文    /    陸奥宗光    /   右: 山縣有朋 )

  高山氏は米国のフィリピン領有にも怒っていたけど、米国海軍がフィリピンに駐留することで我が国の背後が安全となったから良かったじゃないか。原始的なタガログ族とかイロカノ族を日本が統治したら、税金の浪費にしかならず、日本国民の方が搾取されてしまうだろう。でも、高山氏は日本がフィリピンを占領した方が国益に適うと考えているようだ。アメリカ白人に対し私怨でも抱いているのか、 高山氏は米国がハワイを占領・併合し、フィリピンまでも支配して、日本包囲網を構築したと述べていた。しかし、アメリカ国民に我が国への領土的野心があったのか? 合衆国政府にさえ日本占領の意思はなく、それどころか帝國海軍に対する脅威の方が強かった。日本だって米国との対決は望んでおらず、昭和天皇が英米との友好を望まれていたことは有名だ。日露戦争で苦労した帝國陸軍に至っては、ロシアが一番の敵であり、北進が伝統的な基本方針だったはず。しだかって、日本が英米を敵に回すのは愚の骨頂である。逆に、アメリカやブリテン、オーストラリアと組んでロシアに対抗するのが正論だ。「白人がアジア諸国を蹂躙したから、奴らを叩きのめせ !」というのは幼稚な書生論で、日本の国家戦略を考える大人の意見ではない。

  討論で熱弁をふるっていた高山氏は、西歐白人の植民地支配を激しく非難していたが、インドネシアやビルマ、インド、フィリピンが白人に征服されると、具体的にどんな被害が日本に及ぶのか教えてもらいたい。フランス人がベトナムを支配し、オランダがインドネシアで御主人様になってもいいじゃないか。日本の戦国時代を思い出せば分かると思うが、強い軍隊を持つ武将が他の領地に攻め込むのは当り前だった。現在の日本人は西歐列強の植民地を一方的に非難するが、植民地経営はそれほど儲からず、却って何かと出費が嵩むし、現地人の叛乱が起これば鎮圧部隊を派遣せねばならぬから、ひと苦労だ。日本人は根が真面目だから気付かないが、ビルマ人やインド人に手こずる英国の苦境は日本にとって好都合。中立的な日本が「善意の第三者」を演じて、叛乱軍と話をつければイギリス人に「貸し」を作ることができるし、現地人も非白人の日本人なら面子を保つことが出来るので妥協の余地が生まれてくる。日本の保守派知識人は無邪気にインドやビルマの独立を後押しするが、そうなると日本の重要性が減ってしまうので、我々にとってはマイナスだ。

  韓非子的な考え方になるけど、イギリス人に厄介者を持たせ続けて、「悩みの種」を増やすことは、日本人への依存度を高めることになるから、我々にとっては得策である。異民族支配に多額の税金を使う英国は、極東地域にまで艦隊を派遣する余裕が無くなるので、必然的に我が国と組もうとするはずだ。そこで、一流の諜報組織を持つ英国と昵懇になれば、日本にとって有益な情報が流れてくるから、我が軍の将兵の命が助かる場合も出てくる。また、オーストラリアを攻撃して反日感情を高めるなど暴挙としか言いようがなく、オーストラリアの白人を取り込んで英国社会に浸透する方が得である。西歐の上流社会にはお金を浪費するボンボンが多く、体面を保つためにお金で寝返る奴もいるから、そうした馬鹿を利用して人脈を開拓し、良質な情報を掴んだり、日本側にとって都合のいい情報を流すことも可能となるはずだ。「白人はケシカラン !」と興奮する高山氏は幼稚で、日本の為に友好関係を結ぶ方が遙かに賢明である。

Franklin Roosevelt 1Herbert Hoover 2Hamilton Fish 1









(左: フランクリン・ローズヴェルト  /  中央: ハーバート・フーヴァー / 右: ハミルトン・フィッシュ )

  日本人は戦艦や戦闘機の製造・開発になると才能を発揮するが、宣伝戦や心理戦になると極端に能力が低下する。高山氏は合衆国政府の対日政策やアメリカのマスコミ界を糾弾するが、当時のアメリカ国民にはグローバリストが少数派で、自国優先主義に賛成する国民の方が多かった。したがって、日本政府は米国内の社会主義者や介入主義者を標的にした対外工作を実行すべきだった。日本の味方になりそうな保守派議員と民間団体を取り込み、彼らに赤いグローバリストを批判させれば対日戦争は回避できたし、米国内にジャパン・ロビーをつくれたはずだ。日米開戦となって日本兵が大量に死ぬことを考えれば、世論工作に大量の資金を投じた方が安上がりである。日本はローズヴェルト大統領や赤いニューディーラーに反対する保守的な大学生やキリスト教徒を育て、ハーバート・フーバー元大統領やロバート・タフト(Robert A. Taft)上院議員、ハミルトン・フィシュ(Hamilton Fish)下院議員、ジョン・W・ブリッカー(John W. Bricker)上院議員、ヘンリー・スタイルズ・ブリッジ(Henry Styles Bridge)上院議員などの政治家と連携すればよかった。特に、アメリカの内部には保守的な民衆党員が多かったので、ソ連を支援するようなユダヤ人官僚とか共産主義にかぶれたピンク左翼の正体を暴いて、民衆党員同士を反目させることも出来たはずである。

John Bricker 1Henry Styles Bridge 1Robert Taft 1









(左: ジョン・ブリッカー  / 中央: ヘンリー・スタイルズ・ブリッジ /  右: ロバート・タフト)

朝鮮人並の感情論

  とにかく、アメリカ人やヨーロッパ人を酷評する高山氏の表情を見ていると、何らかの個人的な恨みでもあるのかと邪推したくなる。「白人だから悪い」とか「アメリカ人は根っからの悪党だ」との前提で国際政治を判断すると、物事の本質が見えなくなる。たとえ、日本人を嫌うアメリカ白人がいたとしても、どんな魂胆で反日言論を展開しているのか分からない。単に挑発的な記事や刺戟的なネタを書いて注目されたい記者かも知れないし、外国からお金をもらって故意に反日論評を書いているのかも知れないのだ。そもそも、日本人を称讃する良識的な記事より、残虐な日本人をテーマにして特集を組んだ方が編集部のウケがいい。また、アメリカの一般国民は驚くほど無知だから、嘘のような記事でも簡単に信じてしまう癖がある。

  高山氏が念頭に置く「アメリカ白人」とは、日本を貶すことで快感を得る下郎のジャーナリストか、地理を勉強したこともない底抜けの馬鹿、白人であること以外に自慢が無いクズ、「日本批判なら問題なし」と思っているリベラル派とかじゃないのか。産経新聞社時代、高山氏はロサンジェルス支局に勤めていたというが、どのようなアメリカ人と接触し、如何なる情報を貰っていたのか? 優秀なジャーナリストであれば、上質なネタを仕入れるために、ワシントンの政界やウォール街に詳しいアメリカ人と個人的に親しくなるはずだが、高山氏には何人くらい現地の友人がいたのか? もし、白人の友人が一人もいなくて、アジア系やヒスパニック、黒人ばかりだとネタが偏ってしまう危険性がある。アメリカで良質な情報を得ようとすれば、やはり上流階級にコネを持つ白人の存在が不可欠で、上院・下院議員はもちろんのこと、連邦政府の高級官僚、ペンタゴン勤務の軍人、政党の中堅職員、国際金融業界や軍需産業に顔が利くビジネスマン、大手シンクタンクの上級研究員などの人脈が必要だ。ジャーナリストが情報源を隠すのは分かるけど、高山氏は過去にどんな人物と会っていたのかを告白すべきだろう。

  これは筆者の勝手な推測だが、高山氏には個人的に親しいアメリカ白人が居なかったんじゃないか。日本での取材なら、仕事を離れた場所でも人脈を築くことができる。それに、いくら口の堅い官僚や議員といえども、長く付き合っていれば情が湧いてくるから、時折、上等なネタをリークしてくれるし、酒場で雑談しながら内部情報を聞き出すことも可能だろう。しかし、アメリカだと日本国内のように簡単ではない。まず、言葉と容姿が違うから、西歐系アメリカ人に近づくのが難しいし、たとえ接触できても親しくなるまでが大変だ。だいいち、高山氏にアメリカ人を籠絡するほどの英語力があるとは思えない。外人訛りの発音だと聞き取りづらいので、日本人と話していると鬱陶しく思うアメリカ人は結構多いのだ。でも、いくら日本人記者だからとはいえ、プロのジャーナリストであれば、「道具」としての英語は身に付けておくべきだろう。最もキツイのは、日本人に興味の無いアメリカ人を振り向かせるために、ユーモアのセンスを磨き、アメリカ人が好みそうな笑い話やジョークを予め仕込まねばならない事だ。落語家のように普段からネタ話を練習し、英語であっても流暢に披露できるよう準備せねばならない。官僚の留学なら気楽だが、民間企業から派遣される日本人は、現地で人脈を広げるために相当苦労する。

Korea old times 9Korea old time 4










(写真  /  貧乏時代の朝鮮人)

  これは言いづらい事だが、白人の植民地支配にケチを附ける高山氏を眺めていると、日本を激しく罵る夜郎自大な朝鮮人に見えてくる。外国の歴史や冷徹な国際政治を知らない朝鮮人は、国内で勝手な意見を吐くことで有頂天になるが、いざ日本に留学してみると、自分の愚かさと視野の狭さに気づくことがある。朝鮮の若者は同胞の教師から「日帝は朝鮮人の国土や文化、名前、言語を奪った。しかも、日本兵は朝鮮の少女を攫って性奴隷にしたんだ」と習う。ところが、先進国の日本に留学し、一次資料を調べてみると、朝鮮人教授の話が嘘っぱちだと分かる。また、アメリの名門校に留学すると、朝鮮人など全く相手にされず、朝鮮が何処にあるのかも知らないアメリカ人が多い事に驚く。朝鮮が「世界五大文明の一つ」という“歴史”は明らかな妄想である。

  日本にやって来て目が覚める朝鮮人はまだマシな方で、日本語が苦手で日本人との交流が少ない朝鮮人は、思い出に残るような喜びを味わえず、日本人の友人すら作れず日本を去ることになるる。こうした朝鮮人は、日本での孤独感や屈辱感を抱いたまま帰国するので、朝鮮に戻ってからも反日言論を繰り返し、冷たかった日本人への復讐に燃えてしまうのだ。もし、憧れの日本で優しい友人を持ち、日本人との親睦を通して朝鮮の過去を調べれば、朝鮮人の不甲斐なさに気付き、一方的な反日史観に疑問を抱くようになるだろう。高山氏はふて腐れた朝鮮人と似たような心情を抱き、邪悪なアメリカ人を主流とする合衆国を思い描いている。確かに、合衆国政府の閣僚や補佐官などには、他国を征服し、裏から操って覇権を握ろうとする連中がいるのも事実だが、その一方で、米国の介入主義と帝国主義に反対する保守派が少なくない。

Robert E. Wood 1(左  /  ロバート・E・ウッド)
  とにかく、国際社会は弱肉強食の世界で、認識の甘いボンクラ国家が強国の餌食になってしまうのは常識だ。もし、米国が宣伝工作で日本の権益を脅かすなら、日本も米国社会に(第五列の)工作員を浸透させ、ワシントンの政界を攪乱すればいい。高山氏は支那人を使った反日宣伝を非難するが、それなら我が国も保守的アメリカ人を買収して、民衆党政権に反撃を企てればよかった。日本の知識人は米国の心理戦を批判するばかりで、積極的な対策や攻撃を提案しない癖がある。1930年代とか40年代には、国際介入を目論むグローバリストに反対する保守派がいたから、日本政府は国内優先主義(アメリカ・ファースト)の勢力を支援すべきだった。例えば、共和党系の軍人であったロバート・E・ウッド(Robert E. Wood)将軍、シカゴの名門家族出身で「シカゴ・トリビューン」紙の発行者であったロバート・R・マコーミック(Robert Rutherford McCormic)、毛沢東の共産党に反対していたウィリアム・ノウランド(William Knowland)上院議員、「ミスター・リパブリカン」と呼ばれたロバート・タフト上院議員、さらにネバダ州の有力者であったパトリック・マッカラン(Patrick A. McCarran)上院議員、ミシシッピー州の大物ジェイムズ・イーストランド(James Eastland)上院議員などを加えてもいいだろう。

Robert McCormic 1William Knowland 1Patrick McCarran 1James Eastland 2







(左: ロバート・マコーミック  / ウィリアム・ノウランド  / パトリック・マッカラン  / 右: ジェイムズ・イーストランド )

  感情的にアメリカを批判する高山氏は、パワー・ポリテックスを知らない朝鮮人と同じで、もし、高山氏が軍事大学の教授や欧州貴族の外政官を前にして、自説を披露すれば大爆笑間違いなしだ。地政学や核戦略を勉強する日本人が高山氏を見れば、同胞として恥ずかしくなり、「日本では言論の自由があるので、ああいう人も存在可能なんです」と言い訳するしかない。昭和初期における日本の軍事力や経済力、ソ連の侵掠的脅威、庶民の生活水準を熟知している人は、英米との衝突を避けるべきと考えるはずだ。亡くなった岡崎久彦大使は、若い頃から歴史に詳しく、戦後ケムブリッジ大学で英国の教養人と接触した外政官だから、日英の格差をよく判っていた。しかも、特命全権大使として活躍し、自衛隊の装備や米軍との関係にも精通していたから、アングロ・サクソンとの協調が日本の安全保障になると確信していた。

  戦前もそうだったが、敗戦後の日本人は戦国時代の思考を忘れている。生死を賭けた戦(いくさ)に邁進した大名たちは、決戦はもちろんのこと、小競り合いにまで細心の注意を払い、敵陣の籠絡、情報攪乱、内部分裂の工作活動などにも熱心だった。秀吉や家康は「戦わずして勝つ」ことを狙って、他の武将を自陣に寝返らせたり、スパイを送り込んで偽情報を流していたという。心理戦に長けた秀吉は猜疑心も強く、軍師の黒田官兵衛にさえ疑念を抱き、豊臣家の安泰を考えていた。家康の方も用心深く、自分の軍事力が強大になるまで辛抱を貫いた。若い頃は今川家や織田家に服従していたし、秀吉が天下人になれば、その傘下に入って機会を伺っていたんだから狡猾だ。領地と家臣を守る為に、家康は多くの屈辱に耐え、将来を見据えていたから凄い。中国の覇者だった毛利家も「おしん」の典型で、德川時代に領地を激減され、萩に暮らす羽目になっても爆発しなかった。德川家のイジメによく200年以上も堪えたものである。支那事変の頃の日本人も、世界情勢を考慮して、どの国と妥協して、如何なる同盟を組み、誰を敵とするかを考えるべきだった。高山氏が好きな「植民地解放の為に西歐と戦う」という戯言(たわごと)を秀吉や家康が聞いたら、「この、たわけ者 !」と怒るに違い。戦国武将なら必ずや英米を味方につけ、ロシアの東進に対抗しようとするはずだ。戦争は国家の命運を賭けた外政だから、軽率なスローガンで始めてはならない。「歐米諸国の植民地統治を完全にひっくり返したから、政治的に勝ったのは日本だ」(上掲対談 p.21)と発言する高山氏には附ける薬が無い。米軍の補助部隊に零落れた自衛隊を毎日見る自衛官に意見を聞いてみたいもんだ。




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