無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

2018年11月

国際左翼と連携するNHK / オルタ・ライトを糾弾するユダヤ人

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房


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国際ユダヤ人と組んだNHK
Richard Spencer 3antifa 2






(左: 「新右翼」のリチャード・スペンサー  /  右: 保守派に対抗する反ファシズムの活動家)

  以前、当ブログで「オルタナティヴ・ライト(alternative right)」、すなわち新たな右翼について紹介したことがある。この勢力はトランプ大統領誕生の一翼を担った保守派で、主に白人の地位や名誉を尊重する陣営らしい。新世代の「右翼」は従来のファシスト的右翼と違い、知性の高い指導者に導かれた若者が中心となっている。確かに、下っ端にはネオ・ナチもどきの下層民が結構いるけど、大衆運動だから多少のクズが混ざっていてもしょうがない。(「市民運動」を展開する左翼陣営の中にも、どうしようもな「ろくでなし」や暴力的「過激派」がいるけど、マスコミは問題にしないで「右翼」だけを取り上げて叩く。こんなの偏向だ。もし、マスコミが「中立公平」を謳うなら、両者とも“平等”に非難しろ !) それよりも注目すべきは、先頭に立つ人物がきちんとした身なりをした紳士であったり、教養を身につけた穏健派であることだ。柄の悪い領袖なら民衆が離れて行くけど、知性的なリーダーが現れれば、人々は耳を傾けようとする。こんなの左翼にとったら脅威以外の何物でもない。危険な雑草は芽の内に摘んでおかなきゃ、と彼らは考える。

  「新右翼」が台頭した背景には、それなりの理由がある。哀しいことだけど、合衆国の支柱だった西歐系白人は、少子化と混血の影響で、その権力がかなり低下してしまった。これ加えて、本来なら「保守派」に廻るはずの中流白人が、多民族・多文化主義を刷り込まれたうえに、大量の若者が大学で赤いクルクルパーにされているから、鋭敏な愛国者が現状に危機感を覚え、批判されるのを覚悟で立ち上がったという訳である。一方、多文化主義で調子に乗った黒人やヒスパニックは、白人への憎しみを増加させ、白人主体のアメリカを抹殺すべくやりたい放題。その一環が偉大なる白人の否定であり、歴史的建造物や英雄を伝える彫像の破壊である。(不思議なことに、「偉大なる黒人」だとOKらしい。) 白人を懲らしめるには、その肉体ではなく、まづ彼らの手足を動かす精神を叩きのめすことが肝要だ。であるから、アメリカの歴史から白人の記憶をぬぐい去ることにした。歴史上の軍人や大統領の彫像なんて邪魔だから、ハンマーや重機で粉々にするか、根こそぎ撤去するかのいずれかに限る。このヴァンダリズム(破壊運動)に関しては、前に白人運動の記事で言及したから、そちらを参照してもらいたい。

  今回、気になったのは、NHKが10月23日に放送した「BS世界のドキュメント」である。これは「白人至上主義の裏側~オルト・ライト潜入記」というタイトルの番組で、スウェーデンの映像制作会社が手掛けたドキュメンタリー・フィルムである。だが、その協力者のリストにNHKの名が輝いていたから、日本人としては見逃せない。このドキュメンタリー番組は外国テレビ局の支援を受けて制作されており、NHKの他にドイツのZDF、スイスのRTSやSRF、デンマークのDRなどが名を連ねていた。まったく、NHKというのは一般国民から強引にお金をむしり取る一方で、裏に回ってコソコソと人目を盗んで様々な左翼活動に係わっている。国際共産主義が大好きなNHK社員だから、左翼の国際連携に魅了されてしまうのだろう。でも、彼らの給料は国民の視聴料から出ているんだぞ。他人のお金で自分の趣味を実現しようなんて“とんでもない”奴らだ。そのうえ、退職金もたんまりと貰えるなんて赦せない。一般人はスポーツ番組や歌謡ショーなどで籠絡されているが、NHKの極左社員は自分が取り組むテーマだけに精力を注ぎ込んでいる。年に一度でもいいから反日番組を放送できれば大満足。あとは大衆が喜ぶドラマでも作っていればいいと考えている。腹が立つけど、これが現実だ。

Patrik Hermansson 2Joe Mulhall 1(左: パトリック・ヘルマンソン  /  右: ジョー・マルホール)
  NHKが加担した「白人至上主義の裏側(Undercover in the Alt-Right)」という番組は、スウェーデンの「シルヴァーフィッシュ・フィルム(Silverfish Film & SVT)」が作った洗脳ドキュメンタリーで、リベラル思想に染まった25歳のスウェーデン人パトリック・ヘルマンソン(Patrik Hermansson)が主人公となっている。彼はどこにでもいそうな北歐系の青年に見える。番組内では触れていなかったが、ヘルマンソンはスウェーデンから英国に留学したゲイの活動家であった。(Stephen Kyriacou, "This gay man spent a year undercover in the alt-right", Pink News, 22 September 2017) つまり、ピンク思想に染まった同性愛者が、恐ろしい右翼の群れに潜入したことになる。

Stead Steadman 1(左  /  ステッド・ステッドマン)
  ロンドンで修士論文に取り組むヘルマンソンは、英国や米国で勃興した新右翼に興味を抱き、潜入調査を実行しようと思いついた。ただし、彼の背後には「ホープ・ノット・ヘイト(Hope Not Hate )」なる団体のジョー・マルホール(Joe Mulhall)がついていたから、ヘルマンソンのナレーションは鵜呑みにできない。潜入調査をするに当たって、ヘルマンソンはロンドンで勉強する大学生を装い、「エリック・ヘルバーグ(Erik Hellberg)」という偽名でソーシャル・メディアに登場したそうだ。そして、別人に成りすましたヘルマンソンは、イングランドで名を馳せるナショナリストのステッド・ステッドマン(Stead Steadman)に会いに行く。北歐系のイギリス人を保存したいと望むステッドマンは、ノルデック種族やスウェーデン語に興味があったので、スウェーデンからの青年を温かく迎え入れていた。しかし、「右翼学生」に扮するヘルマンソンは、胸のボタンに小型の隠しカメラを忍ばせ、ステッドマンの映像と音声を収録していたのだ。彼はステッドマンとの会話を録音し、極右思想やネオナチ的発言の尻尾を摑みたかったのである。

Jeremy Bedford-Turner 1Greg Johnson 2









(左: ジェス・ターナー  /  右: グレッグ・ジョンソン)

  ヘルマンソンはステッドマンが求める北歐人を見事に演じ、彼の関心と好意を得ることができた。この偽学生は「ザ・ロンドン・フォーラム」を主宰する右翼のジェス・ターナー(Jeremy Bedford-Turner)とも話すことができた。ターナーはイスラム教徒やユダヤ人が居坐るイングランドに危惧を抱いていたので、ジャーナリストからの非難をものともせず、街頭で堂々と演説を行い、街中の人々に警鐘を鳴らしていた人物である。英国のマスコミは「極右」との烙印を押してしまうが、まともな日本人から見れば祖国を憂う国士としか言いようがない。

  隠し撮りをしていたヘルマンソンには、予想外の成果がもたらされた。彼はあの有名だが謎に包まれたグレッグ・ジョンソン(Greg Johnson)の姿を写真に撮ることができたのだ。新右翼の代表格であるジョンソン博士(PhD)は中々優秀で、「カウンター・カレンツ出版(Counter Currents Publishing)」の編集長を務め、自身もウェッブ・サイトで記事を発表している人物だ。「ノース・アメリカン・ニュー・ライト(North American New Right)」を主宰するジョンソンには、『New Right vs Old Right』『Truth Justice and a Nice White Country』『The White Nationalist Manifesto』という著作がある。彼は知的武装を重要と考え、左翼の枠組みで考えてしまう一般人を啓蒙する活動に従事している。主要メディアは彼を「右翼ファシスト」みたいに報道するが、実際のジョンソンは、左翼白人やシオニスト系ユダヤ人と対決しているだけだ。一般人は御用学者の批判だけを耳にし、ジョンソンの著作や記事を読まずに「危険人物」と思ってしまうが、そうなれば大手メディアの思う壺である。

  ジョンソンが「危険」なのは、彼が一般白人に種族的誇りを持たせてしまうからだ。左翼陣営は「白人に生まれた事を嬉しい」と感じる白人が増えるのを喜ばない。白人に“いつまでも”罪悪感を持たせたい左翼メディアは、自身に満ちあふれた白人の台頭を恐れている。もし、ジョンソンが“いかがわしい”右翼なら、マスコミは彼の著書を熟読するよう勧めるべきだ。一般読者“自身”に直接判断させず、勝手に作った「恐ろしいイメージ」だけを植え付けるなんてズルい。アメリカのみならず日本の左翼メディアも同じで、日本を愛し、日本人としての誇りと自覚に満ちあふれた日本人など不届き千万。学生運動家崩れのジャーナリストは、保守的な若者を何としても叩き潰したい。強い軍隊を持って祖国防衛に尽くしたい、と考える青年なんて絶対にダメ。日本の歴史と皇室を憎み、現体制を転覆させたいと欲するマルクス・ボーイこそ、マスコミが理想とする日本人である。

  話を元に戻す。イングランドで証拠映像を収めたヘルマンソンは、次の目的地として「オルト・ライト」の本場であるアメリカに向かうことにした。しかし、アメリカでは隠し撮りが違法なので、録画の方は断念せざるを得ないが、幸運にも重要人物に会うことができた。彼は右翼団体で知恵袋的役割を果たすジェイソン・ジョルジャニ(Jason Reza Jorjani)と面会し、酒場のような場所で率直に話すことができたのだ。ジョルジャンはすっかりヘルマンソンに気を許し、西歐社会の未来について語っていた。例えば、ヨーロッパの紙幣には、やがてアレグザンダー大王やナポレオン、ヒトラーといった偉人の肖像が印刷されるであろう、と述べていたのだ。この映像は番組で流され、独裁者を尊敬する右翼という印象を視聴者に伝えることができた。

Richard Spencer 2(左  /  リチャード・スペンサー)
  ヘルマンソンは「オルト・ライト」の新星リチャード・スペンサー(Richard B. Spencer)に逢えなかったが、番組はスペンサーの演説やシャーロッツヴィルで起きた右翼と左翼の衝突を紹介し、過激な右翼勢力と彼らの支持を得たとされるドナルド・トランプ大統領を強引に結びつけていた。番組で紹介されたスペンサーは、アメリカのマスコミでも大々的に取り上げられた「右翼活動家」で、旧来の「右翼」とは違ったたタイプである。以前、彼は保守系雑誌の『アメリカン・コンサーヴァティヴ』に所属し、編集作業の仕事をしていたが、意見の対立がもとで辞めてしまったという。おそらく、穏健な保守思想を基調にしたい編集部は、もっと力強い保守主義を持つスペンサーと反りが合わなかったのかも知れない。『アメリカン・コンサーヴァティヴ』誌を去ったスペンサーは、別の保守系メディアである『タキズ・マガジン(Taki's Magazine』に移り、その後、自身のシンクタンクである『ナショナル・ポリシー・インスティテュート(National Policy Institute)』を創設した。

  スペンサーが注目されたのは、ドナルド・トランプが大統領選挙に出馬した時だ。彼は不法移民を非難する不動産王を支援し、リベラル派が牛耳る主要メディアを叩き、沈黙していた保守的白人層を勇気づけたのである。これを目の当たりにした左翼陣営は驚愕した。なぜなら、若くてハンサムな指導者が現れたからだ。従来の「右翼分子」と言えば、下品で教養の無いデブ白人か、馬鹿丸出しの田舎者、あるいは刺青を彫ったネオ・ナチスくらいだ。ところが、スペンサーは違っていた。きちんとしたスーツに身を包み、爽やかで知的な二枚目青年。ゲバ棒を振るって暴れまくるマルキスト黒人と異なり、スペンサーは大学院にまで進んだインテリで、左翼の脅しにも屈しない強硬派ときている。さらに、日本などの外国にいる保守派とも連携しようと訴えているんだから、アメリカの大御所左翼は振るえ出す。となれば、「こんな奴が政治家になったら大変だ !」とリベラル派が不安に思うのもも当然だ。また、大手メディアに勤める反米分子だって、「こんな危険人物は、早めに潰しておかなきゃ!」と考える。という訳で、赤いコメンテイター軍団を動員しながら、CBSやNBC、ABC、CNNなどのプロデューサーが同盟を結成して総攻撃。「ホープ・ノット・ヘイト」もそうした同盟軍の一翼を担っている。

  潜入取材を成功させ、一躍有名になったヘルマンソンだが、祖国のスウェーデンに戻っても、右翼からどんな仕返しがくるのか分からないので、住所を隠しながら不安な日々を過ごしているという。いくら歐米のマスコミから注目されたとはいえ、結局のところ、左翼組織にいいように使われた「捨て駒」、ないしは「消耗品」に過ぎない。つまり、「便利な馬鹿(useful idiot)」ということだ。ヘルマンソンは北歐系の白人に生まれたのに、自分の仲間を有色人種に売り渡すことでヒーローになろうとした。それなら、彼はアフリカ人やアラブ人、ヒスパニック系住民を「同胞」と見なし、異人種が混在する南米や北アフリカ、中東アジアに住むことができるのか? 民族紛争や犯罪が絶えない第三世界に、ひ弱な左翼ホモがやって来れば、“強姦”のターゲットにされてしまうだろう。でも、人種平等の妄想に漬かったアホは、兇悪な黒人や下郎から犯されて、肛門の血を流すまで自分の愚かさを解らない。白いノルマン人だらけのスウェーデンが“とれだけ有り難い”か知らぬ青年は、一度ブロンクスやボルチモアに住んでみることだ。

マルキストのユダヤ人が作った組織

  日本の一般視聴者はNHKの番組を観て「外国の右翼って怖いよねぇ~」と単純に考えてしまうが、その政治宣伝フィルムを作った組織については関心を持たない。実に不思議な現象なんだけど、日本人はテレビ番組を観るとき、普段の常識を解除してしまうのだ。例えば、一般人が朝鮮料理屋で「タン塩」を注文したとする。そこで、お客が朝鮮系の店主に興味を抱き、「どんな風に食材を仕込んでいるんだろう?」と厨房を覗いたら、朝鮮語を喋るオっさんが、牛の舌をコンクリートの床に叩きつけているのだ。日本人だと「あっ! 汚い !」と叫んでしまうが、朝鮮人からすれば、「なに言うニダ ! ウリ(俺)はお前が喰う肉を柔らかくしているんだぞ !」と激怒する。不潔に慣れた朝鮮人は、ゴキブリが這い回る床の上で食材を叩きつけても平気なのだ。支那人だって黒く変色した牛肉でハンバーグを作るじゃないか。(腐っていても肉を使うだけマシな方で、昔、肉まんの具材が「ダンボール」だったこともある。) 加工食品の工場で働く支那人労働者は、「いいんだよ、俺じゃなく日本人が喰うんだからさ !」と吐き捨てる。一方、どんな風に料理が作られているのか知らない日本人は、出来たての絶品を喜んで口にし、高額な代金まで払ってくれるんだから、「知らぬが仏」というか、警戒心の無いペンギンみたいだ。

Nick Lowles 1(左  /  ニック・ロウルズ)
  脱線したので話を戻す。「ホープ・ノット・ヘイト」を創設したのは、ニック・ロウルズ(Nick Lowles)という人物だが、この中心人物は極左雑誌として有名な『サーチライト(Searchlight)』の元編集員。一般の日本人には馴染みがないけど、英国の読者には労働党左派系の雑誌として知られている。そして、この雑誌を創刊したのは、極左ユダヤ人のゲリー・ゲイブル(Gerry Gable)だ。良い子のみんなは、「やっぱり !」とか「またユダヤ人なのぉ~」と言っちゃいけないよ。「ヘイト・スピーチ」と非難されるから。それにしても、なんで、こうもユダヤ人にはマルキストや極左分子、アナーキスト、無神論者が多いのか。毎度理解に苦しむが、とにかく寄生先の社会を破壊したいという欲望を持つ人が多い。これまたウンザリするけど、「ホープ・ノット・ヘイト」に献金していたのが、ビジネス界の大物で、政治家に転身したアラン・シュガー卿(Lord Alan Michael Sugar)だ。

Gerry Gable 3Alan Sugar 3







(左: ゲリー・ゲイブル  /  右: アラン・シュガー)

  当ブログの常連読者だと、「もしかして、彼も・・・」と訊いてくるだろう。お察しの通り、彼もユダヤ人。顔を見ただけで推測できる。まったく、ユダヤ人というのは、たとえ賤民として外国に潜り込んでも、数世代すると富豪になるんだから、全く以てたいした連中だ。しかも、彼らは互いに助け合って異国を征服する。アラン卿は元々食品やクルマの販売をしていた商人で、蓄財に励んだからか、労働党に入ると貴族院議員にまで出世できた。ロシア・ポーランド系移民の孫が、上院に席を持って「男爵」の名誉まで獲得できるんだから、ブリテン王国はユダヤ人の楽園だ。でも、ユダヤ人まで貴族になれる「イングランドの叙任制度」って何なんだ? 商店街の福引きじゃないんだぞ。大きなお世話だけど、一般のアングロ・サクソン系ブリテン人は、ユダヤ人の子爵や伯爵を尊敬しているのか?

  ゲリー・ゲイブルに話を戻すと、このユダヤ人は1962年に青年共産主義同盟に入ったほどの極左。そして、自惚れが過ぎたのか、ロンドン北部にあるノースフィールド地区から共産党のメンバーとして立候補した。でも、当時の英国はそれほど甘くはなく、あっさりと落選。ということで、腹癒せじゃないけど、マルキスト系の雑誌『サーチライト』を創刊した。ただし、ゲイブルは只の編集者ではなく、過激派組織「62 Group」のメンバーでもあった。このグループは軍隊を退いたユダヤ人で構成され、英国に生き続ける全体主義者やナチスの共鳴者に対抗するために結成されたそうだ。ちなみに、「62Group」は第二次大戦後に組織された「43Group」という集団を模範にして創設されたという。この「43 Group」もユダヤ人のみで構成された反ファシズムのグループだった。つくづく思うけど、ユダヤ人は西歐各国で色々な組織を作って左翼活動に励んでいる。余談だけど、「62 Group」はシオニストの応援団で、過激派のアイリス人や黒人ばかりか、イスラエルのテロ組織である「イルグン(Irgun)」の後継者たちとも繋がっていたそうだ。

  NHKは「ポープ・ノット・ヘイト」の連中を正義の味方みたいに紹介していたが、その素性や人脈を明らかにしなかった。番組を観た日本人は、「ホープ・ノット・ヘイト」の代弁者たるジョー・マルホールを善良な市民活動家のように思っていたが、彼の組織については何も知らされなかったのである。NHKは本当に卑劣だ。「質問が無いから教えなかったのだ」という言い訳はひどい。一般視聴者がそれぞれの番組について情報を集め、専門家に訊いていちいち調べるのか? 本来なら、制作・放送の責任者であるNHKのスタッフが、番組の冒頭でちゃんと説明すべき事柄だ。(制作責任者の一矢好彦と土屋三千夫は、本社に隠れていないで正直に説明しろ ! ) スウェーデンから輸入した番組だから、そのまま垂れ流していい、という訳ではあるまい。NHKは国民から受信料を巻き上げることに関しては精力的なのに、国民への説明になると急に怠惰へと変貌し、「よく分からない」と言い訳ばかり。どれだけのお金を注ぎ込んだのかも絶対に教えない。一旦手にした受信料はNHKの所有物だから、一般国民には関係無い、という考えなのだ。

  インテリ気取りの国民は、CMの無いNHKを“上等”なテレビ局と思っている。しかし、NHKは碌(ロク)でなしの左翼や有力者の馬鹿息子が採用される伏魔殿に過ぎない。学生運動上がりの劣等生や屁理屈だけが得意のマルキストなんて、普通の民間企業に就職できないから、「平等な採用基準」を看板にする公共放送局や市役所などに就職しようとする。しかし、彼らには国民に奉仕する気持ちなんか微塵も無い。つまらない仕事を機械的にこなす一方で、「いつかは自分のライフワークを実現するんだ」と心に誓いながら、じっとチャンスを待つ。そうやって、ディレクターやプロデューサーの地位にのし上がったら、「待ってました !」とばかりに極左番組を制作したりする。どうせ、一般視聴者が献上した受信料だ。遠慮する事はない。「使えるだけ使ってしまえ !」と湯水の如く予算を使い切る。NHKでは「節約」なんて死語。「もったいない」という精神もゼロ。大盤振る舞いが普通である。自分の小遣いだとタバコ代でもケチるくせに、他人のゼニだと一千万円だって端金(はしたがね)。そのうえ、退職金もタップリ頂けるから、左翼活動家にとって夢のような職場である。夫婦揃ってNHK社員というケースもいるんだから、毎月真面目に受信料を払っている国民はバカみたいだ。NHKは海外のドキュメンタリーを垂れ流すよりも、社内に潜む左翼細胞を取材したらどうなんだ。意外と高聴率を取れるかもよ。



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中間選挙に隠されたアメリカの亀裂

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人種で分裂するアメリカ
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(左: 「勝利宣言」をしたトランプ大統領  / 右: 民衆党支持者のテイラー・スウィフト )

  トランプ政権の国民的評価とされ中間選挙は、上院における共和党の勝利と下院における敗北で幕を閉じた。事前の予想通り、共和党は上院を征したが、下院の主導権を民衆党に奪われ、トランプ大統領にとっては痛手だ。いくらトランプに強固な支持者がいても、所詮、選挙は候補者の魅力や能力、および資金の豊富さで決まってしまうから、大統領が左右できるものではない。しかも、トランプに恨みを抱く主要メディアが、連日のように大統領批判を繰り広げ、“公平”を装いながら偏向報道を続けていたんだから、共和党の候補者が劣勢だったのも当然だろう。日本の視聴者だって、あからさまな民衆党寄りの番組構成を見れば、「こんな印象操作はやり過ぎだ」と思ったはずだ。ABCやCBS、NBC、CNNはもちろんのこと、「公共放送」を看板にするPBSも、トランプ非難一色なんだから呆れてしまうじゃないか。二年前の大統領選で煮え湯を飲まされた屈辱を忘れられないんだろう。

  日本の報道番組は上下両院のねじれ現象ばかりに注目するが、アメリカ政治の根本問題は、有権者の「質」に含まれている。つまり、現在のアメリカ社会は雑多な民族の混合体で、内政となればバルカン半島よりも分裂が激しい。例えば、選挙前にトランプ大統領は中南米からの「移民キャラバン」を取り上げたが、それに対する反応は種族によって異なっていた。南部や中西部の保守的な西歐系白人は概ねトランプに賛成したのに、ヒスパニック系国民や黒人、アジア人などはむしろ反撥を覚え、トランプを人種差別主義者と罵っていた。ここに深刻なアメリカの病がある。本来、不法移民はアメリカの法律を蹂躙する侵入者で、排斥するか処罰するのが普通である。ところが、中南米出身者やヒスパニック系帰化人の子供は、群れを成してやって来る密入国者に同情し、彼らを迎え入れようと思うのだ。何故か? それはヒスパニック系アメリカ人が、この不法移民と種族を共にする「仲間」であるからだ。確かに、いくらヒスパニック系とはいえ、カタギの生活を送る者なら、法律破りを「悪い」と考える。だが、彼らは惨めな姿でやって来る「同胞」を見て、「オレも昔はそうだったよなぁ」とか、「父さんや母さんも似たような境遇だったかも」と思ってしまうので、無碍に移民を排除できないのだ。アメリカ白人だって口には出さないが、「血は水よりも濃い」と解っているから、陰でヒスパニック系住民を「あいつら」と呼んで異邦人扱い。アメリカ人のナショナリズムは戦争の時だけで、平和な日常生活では別物だ。

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(左: アメリカに向かう南米の不法移民  /  右: アメリカ国籍を取得したヒスパニック系帰化人)

  黒人もトランプ大統領と共和党保守派に対して敵意を抱いている。ヒスパニック系移民に共鳴しない黒人でも、有色人種を嫌う白人層を「根っからのレイシスト」、あるいは「共通の敵」と考えているのだ。以前、マイケル・サンデル教授の「白熱授業」が日本でも話題になったが、彼のクラスに参加する黒人学生には特徴があった。
プラトンやアリストテレスの哲学については沈黙している受講生でも、テーマが人種問題となるや急に活き活きとしてくる。黒人学生は幼い頃から堆積している怨念を爆発させ、激しい口調で白人社会を批判していた。黒人が今日でも下層階級に甘んじているのは、目に見えない“構造的”な差別が現存し、奴隷制度の後遺症が未だに尾を曳いているからだ、と歎く。黒人が黒人の候補者に投票するのは、その政策や行政能力を理解しているからではない。「黒人だから」票を入れるのだ。立候補する者がベテランでもズブの素人でも構わない。黒人の代表は黒人しかいない、というのが本音である。ボルチモアやセント・ルイス、バーミンガムに住む下流黒人が、大統領選に出馬したバラク・オバマ上院議員に熱狂したのは、同じ悲しみと恨みを共有する「黒人」であったからだ。

  元々、アメリカ合衆国はイギリス人入植者が本国に叛旗を翻して建てたアングロ・サクソン人の共和国であった。共和政体を採ったのは、独自の王室と貴族を持っていなかったからで、建国の父祖は君主政体そのものについての怨念は持っていなかった。ギリシア・ローマの古典に通じていた指導者らは、君主と貴族を中心とする混合政体を理想としていたから、それに近い立憲政体を選んでいたのである。日本人はウィルソン大統領以降の「アメリカン・デモクラシー」を称讃しているが、アリストテレスに言わせれば、唾棄すべき衆愚政体に他ならない。大統領になったジョン・アダムズや財務長官になったアレグザンダー・ハミルトンなどは、デモクラットに程遠い人物で、どちらかと言えば貴族政支持者。当時の指導的アメリカ人は紳士階級による政治を望んでいた。日教組の赤い活動員は教えないけど、「デモクラティア」とは暴民主導の統治形態である。

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(左: 政治デモに参加する黒人  / 右: アメリカに住む黒人 )

  アメリカは連合王国から移住したイギリス人やスコット人が主流だったのに、第20世紀になってから続々と制定された移民法により、大量の異民族が流入し、入植者の子孫はマイノリティーとなってしまった。こうした国民の変質は深刻で、選挙は微妙な政策の賛否ではなく、人種間の対立となってしまったのだ。例えば、西歐系白人だけて構成される100名の村があったとする。こうしたコミュニティーでは軍事、外政、金融、税制などで意見の相違があっても、根本的な価値観での亀裂はない。たとえ白熱した議論や選挙となっても、だいたい51対49とか、58対48の僅差で決着がつく。ところが、その村に南米人やアフリカ黒人、アジア人、イスラム教徒のアラブ人が50名入ってくると、以前の均衡が崩壊し、保守的白人は劣勢となってしまうのだ。

  今までなら賛同者を約50名獲得すればよかったのに、移民社会になると75名以上の賛同者が必要になってくる。だが、白人の中には左翼思想に染まった愚者がいるので、彼らは移民の有色人種と同盟を組む。新たに入ってきた異邦人は自分達の私益だけを考え、コミュニティー全体の公益と将来を考えないから、保守的白人は怒り出す。しかし、異人種混淆社会では愛国的な保守派が過半数を取ることはない。裏切者の白人が存在する限り、保守派は傍流となってしまうのだ。「少数派」に転落した白人は、「俺たちの国だったのに」と不満を吐露するが、多数決原理の政体では諦めるしかない。だから、トランプを支持する白人には、祖国喪失の念を抱いている者が結構多いのではないか。民衆党が強いのは有色人種がこぞって民衆党に入り、共和党に見向きもしないからだろう。しかも、大金を稼ぐ富裕層にはリベラル派が多いので、巨大な政治献金が集まるし、共和党を憎むマスメディアという強い味方がいる。

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(左: テイラー・スウィフト  / 中央: マーシャ・ブラックバーン  / 右: フィル・ブレンデセン )

  ちょっと余談になるけど、人気歌手のテイラー・スウィフトが選挙前、今まで控えていた政治的発言を解禁し、民衆党支持を表明した。このテネシー州に住む歌姫は、地元の議員である民衆党の候補者フィル・ブレデセン(Phil Brendesen)を支持すると表明し、対抗馬の共和党議員マーシャ・ブラックバーン(Marsha Blackburn)を批判することで、リベラル派の大衆に媚びていた。テイラー氏によれば、上院選に出馬したブラックバーン氏はLGBTに冷たいとのことであったが、彼女は人身売買や麻薬の密売、不法移民の流入に反対し、財政赤字の削減にも取り組む姿勢を表明していた。一方、ブレンデセンにはセクハラ疑惑が浮上し、隠蔽工作も取りだたされていた。彼はセクハラ行為を闇に葬るため、調査資料をシュレッダーにかけて破棄したという。テイラー・スウィフトは確か、「女性の味方」であったはずだが、こうしたスケベ親爺をどう思っているのか? 保守派論客の中には、テイラー氏の政治的発言は人気取りの可能性があると疑っている者がいる。つまり、圧倒的に民衆党贔屓の藝能界で仕事をしているから、態度を曖昧にせず、嘘でもいいから「民衆党支持者」を表明した方が“お得”と判断した訳だ。

  確かに、音楽プロデューサーとか映画監督、タニマチの大御所などには、熱烈な民衆党支持者がウジャウジャいるから、「私もアナタと同じデモクラットよ」と発表した方が色々と利益になる。もし、保守的なテネシー州民に共鳴し、共和党支持者と表明したら藝能界ではアウトだ。南部出身の白人美女がトランプ支持などを口にしたら、一瞬で多くのファンを失うし、メディアからの総攻撃を覚悟せねばならない。だから、頭が空っぽな歌手に附き添う有能なマネージャーは、じゃじゃ馬娘を説き伏せ、無理矢理にでも民衆党贔屓に仕立て上げるのだ。テイラー氏が本物の民衆党支持者なのかどうか、は定かではない。だが、金の卵を産む雌鳥は、象(共和党のマスコット)じゃなくてロバ(民衆党のマスコット)に載せるのが正解だ。ちなみに、テイラー氏が推薦したブレンデセンは落選し、下院から上院に鞍替えしたブラックバーン氏が見事当選を果たした。しかも、62%対36%の圧倒的勝利で、26ポイントの大差をつけていたのだ。何はともあれ、テイラー氏に嫌われたブラックバーン氏は大勢の有権者に好かれており、テイラー氏のファンにも裏切者がいた可能性がある。

多民族・多文化主義に汚染されたアメリカ社会

  今回の中間選挙で注目すべきは、多民族社会を反映する候補者が現れたことだ。例えば、PBSをはじめとする左翼メディアは、ジョージアの州知事選に出馬したステイシー・アブラムズ(Stacy Abrams)を熱心に応援していた。もし、彼女が当選していたら、ジョージア州で初の黒人女性知事になっていただろう。しかし、現実は厳しく、共和党の候補者である白人の州務長官ブライアン・ケンプ(Brian Kemp)が当選した。主要メディアは落胆したが、その開票結果は戦慄すべきもので、ケンプ氏が50.8%を獲得したものの、アブラムズ氏は48.3%も獲得していたのだ。以前のジョージア州なら黒人候補者など論外で、得票率だって40%に届かず、予備選すら勝ち抜くのも難しい。しかし、このまま黒人やヒスパニックの人口が増えてしまえば、やがて白人の牙城も崩れ、黒人知事誕生の可能性もある。

Stacy Abrams 1Brian Kemp 1Alexandra Ocasio-Cortez 2








(左: ステイシー・アブラムズ  / 中央: ブライアン・ケンプ  /  右: アレグザンドリア・オカシオ・コルテス)

  不気味なことに、多文化・多民族主義の津波は全米に広がっている。ニューヨーク州では黒人女性で最年少の下院議員が誕生し、マスコミの話題をさらっていた。民衆党のアレグザンドリア・オカシオ・コルテス(Alexandra Ocasio-Cortez)氏はブロンクス生まれのプエルト・リコ系アメリカ人で、まだ29歳の新人議員だ。マスコミはこうした出世ストーリーが大好きだから、一年前までウエイトレスやバーテンダーとして働いていた素人議員を持て囃し、期待の星と評して大はしゃぎ。だが、コルテス議員の素性や政治的思想については“さらり”と触れるだけ。彼女は極左のユダヤ人バーニー・サンダース議員の大統領選挙を手伝ったほど熱心な社会主義者で、「米国社会民衆主義者(Democratic Socialists of America)」という左翼団体に属している。また、彼女を推薦する応援団も極左組織ばかりで、「ムヴ・オン(MoveOn)」とか「ジャスティス・デモクラッツ(Justice Democrats)」「ブラック・ライヴス・マター(Black Lives Matter)」「デモクラシー・ファ・アメリカ(Democracy for America)」という名前を聞けば寒気がする。彼女は医療福祉や教育を重視する「進歩派(Progressive)」を表明しているが、その歩む道は白人の通路ではなく、黒人やヒスパニックが群れる歩行者天国に違いない。

Jahana Hays 11Veronica Escobar 1Ayanna Pressley 2








(左: ジャハナ・ヘイズ  / 中央: ヴェロニカ・エスコバール /  右: アヤナ・プレスリー)

  アメリカの人口に有色人種が占める割合が増えれば、黒人やヒスパニックの政治家が誕生するのは必定だ。白人が多いコネティカット州でも初の黒人が下院に出馬し、民衆党のジャハナ・ヘイズ(Jahana Hays)が当選した。ヒスパニック系住民が増加するテキサス州でも初のラテン系下院議員が誕生し、ヴェロニカ・エスコバール(Veronica Escobar)とシルヴィア・ガルシア(Sylvia Garcia)の二人が当選を果たした。リベラル派の白人が主流となっているマサチューセッツでも黒人候補が現れ、アヤナ・プレスリー(Ayanna Pressley)が下院議員に選ばれた。白人が多数派のカンザス州でもマイノリティーが躍進し、シャリス・デイヴィッズ(Sharice Davids)がネイティヴ・アメリカンとして初の下院議員となった。ニュー・メキシコ州も同様で、デブラ・ハーランド(Debra Haaland)が民衆党の候補者となり、ネイティヴ・アメリカンとして初の下院議員となっている。

Sylvia Garcia 1Sharice Davids 1Deb Haaland 1








(左: シルヴィア・ガルシア  / 中央: シャリス・デイヴィッズ  / 右: デブラ・ハーランド )

Ilhan Omar 2(左  /  イルハン・オマール)
  ソマリア難民や中東アジア系の移民が大量に流れ込んだミネソタ州では、驚愕の事態が起こっていた。この州にはスカンジナヴィア系の住民が多かったが、近年、その割合が低下し、有色人種があちこちで目立つようになっている。昔のミネソタでは考えられないが、パレスチナ系のラシーダ・トライブが出馬し、下院議員になってしまった。以前、彼女はトランプ大統領の演説会場に乗り込み、大声を上げてトランプを罵倒したので、警備員に抱えられて排除されたことがある。トランプへの非難は、政策上の相違ではなく、人種・民族的憎悪によるものであろう。もう一人の民主党候補者であるイルハン・オマール(Ilhan Omar)はモガディシオ生まれで、ソマリア人のイスラム教徒ときている。彼女は1995年に米国にやって来たソマリア移民の娘で、女性問題や教育改革を旗印にした「進歩派」らしい。ミネソタ州に住む共和党保守派にとっては、立ち眩みがして膝から崩れ落ちそうになるくらいの衝撃だ。気前よく移民や難民を受け容れるアホが多いと、こういう結果になるという見本がミネソタ州である。

  多文化主義に冒されたアメリカにはもはやタブーが無い。先ほど紹介したシャリス・デイヴィッズ議員は、母子家庭で育ったレズビアンだ。そして、リベラル色の濃いコロラド州では、ジャレッド・ポリス(Jared Polis)がゲイとして初の州知事となった。オレゴン州でも性的異常者が知事に再選され、マスコミの話題を集めている。オレゴンで州務長官から州知事に昇格したケイト・ブラウン(Katherine Brown)は、2016年に第一期目を務め、今回の選挙で再選を果たした。彼女はバイセクシャルであるが、ジョン・リトルという亭主を持っており、彼の連れ子を育てていた。両方の「性」を有しているということは、女性を見ても性的興奮を覚えるということなのか。もし、女性と浮気でもしたら、夫のジョンは「男」としての立場が無い。女に女房を取られた亭主なんて、酒場で馬鹿にされるだけだ。

Jared Polis 2Kate Brown 1Christine Hallquist 1









(左: ゲイのジャレット・ポリス  /  中央: 「バイセクシャル」のケイト・ブラウン  / 右: 元「男」のクリスティーン・ハルクウィスト )

  もう呆れてしまうけど、ヴァーモント州では性転換者が知事候補者になっていた。「ヴァーモント・エレクトリック社」の元経営者クリスティーン・ハルクウィスト(Christine Hallquist)は、共和党のフィル・スコット(Phil Scott)に対抗して出馬したが、敢えなく落選。スコット氏が55%の得票数を獲得し、ハルクウィスト氏は40%に留まった。それでも、こんなオッサンに四割ほどの支持が集まったのだから、リベラル派が盤踞するアメリカ東部は本当に恐ろしい。ハルクウィスト氏にはちゃんと妻がいて、二人の子供をもうけており、孫も二人いるそうだ。「女」に移行する前、彼はパトリシア夫人に「結婚前から女としての側面を持っていた」と告白したそうで、周囲の者に対しては2015年に公の席で発表した。いくら家族が承認したとはいえ、女性の服を身につける60代の「元男性」なんて気持ち悪い。日本人だと自分の父親が「女」に変身すれば、恥ずかしくて友達に話せないし、自己防衛として「オヤジとは関係無いよ」と開き直るだろう。

  人種で分断されたアメリカ国民は、何かと言えば「共和党や民主党を越えたアメリカ人」という理念に酔うが、実際の生活では容姿と性別が基本である。いくら「人間は皆平等」と謳っても、人種が違えば友達になろうとは思わないし、会話をしていてもくつろぐことはできない。例えば、白人同士なら黒人の犯罪者を見て「あんな奴ら」と吐き捨てて、昔ながらの嫌悪感を共有できるが、黒人が同席していると、人種にまつわる話題を避けなければならない。結婚相手を選ぶ時だって問題が生じてくる。もし、白人男性が黒人女性を妻とすれば、生まれてくる子供の顔附きが異質になってしまうし、両親や兄弟からの反対だって有り得る。また、西歐系の白人女性が南米出身者やヒスパニック系の男性と結婚すれば、彼女の生活や嗜好は西歐的なものからラテン系のものに変わる可能性が高い。メキシコからの移民や難民を夫と共にテレビで観れば、「あんな人達を追い出すべきよ !」とは言えず、「政府は彼らを受け容れるべきよ !」と意見を変えてしまうだろう。混血児を産んだ白人の母親なら、ヒスパニック移民に対して寛容になってしまうものだ。

  トランプ大統領は2020年の再選を目指しているが、その野心には多くの障碍が立ち塞がり、今の人気だけでは叶えることはできない。というのも、二年前に投票してくれた白人の何割かが、マスコミに誘導されて離れてしまう危険性があるからだ。いくらトランプがツイッターで「フェイク・ニューズ」を連呼しても、やはりテレビや新聞を媒介とした勢力には太刀打ちできない。再選前に民衆を熱狂させる戦争とか、恐怖を煽るテロ事件のような衝撃が起これば別だが、このまま反トランプ報道が持続すれば、彼の再選は困難となる。何しろ、民衆党に結集する左翼議員と怒れる有色人種は、肉体から発せられる憎しみが原動力となっているから、とても厄介だ。たとえ、北朝鮮の非核化を実現したとしても、外政に無頓着な大衆には響かない。「白人のアメリカ」を嫌うヒスパニックや奴隷の過去を恨むアフリカ系、とりあえず民衆党に入るアジア系、不気味なアラブ系イスラム教徒、左翼が本業のユダヤ人は日に日に増えている。PRRIという研究機関の調査によれば、アメリカは分断されていると考える白人が結構いるそうで、「昔より悪くなった」と答える白人も多かった。はっきりとした根拠を示すことはできないが、皮膚感覚で「これはマズい」と思う白人層がある程度いるようだ。こうした不安を感じる白人がトランプをこっそり支持したんじゃないか。一般の日本人はまだ呑気に構えているけど、いずれ我々にも「民族で分断されている」と気付く日が来る。ただし、その原因を引き起こした政治家は責任を取らない。あの世に旅立った人もいるから仕方ないのかもね。



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