無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

2019年03月

切り裂きジャックの正体 / PCによる隠蔽報道

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房


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明らかになった殺人鬼の正体

Jack the Ripper 5Jack the Ripper 7











  「切り裂きジャック(Jack the Ripper)」と言えば、小説や映画などでも度々取り上げられ、昔から謎とされてきた連続殺人犯である。映画ファンなら名優マイケル・ケインの『Jack the Ripper』(1988年)とか、ジョニーデップとヘザー・グラムが共演した『フロム・ヘル』(2001年)を思い出すかも知れない。ちょっと年配の日本人だと、長谷部安春が監督を務めた『暴行切り裂きジャック』(1976年)など懐かしんでしまうが、これはジャック・ザ・リッパーとは関係の無いヴァイオレンス・ポルノであるあから論外。よい子のみんなには勧められないけど、ちょっと説明すれば「日活ロマンポルノ」に属する作品で、猟奇的強姦をテーマにした映画である。(念のために言っておくが、筆者は観たことはないからね。) 今の若者は長谷部監督の名を聞いたことがないと思うけど、彼は多くの刑事ドラマを手掛けており、石原プロの『大都会』や『西部警察』、二谷英明の『特捜最前線』、松田優作の『探偵物語』、水谷豊の『相棒』などに係わった人物だ。そして、彼の代表作といえばTV版と映画版の『あぶない刑事』だろう。

  話を戻す。この「切り裂きジャック」はアニメや漫画にも登場するくらい有名なのに、具体的にどんな殺人事件で、如何なる捜査が行われたのか、一般の日本人には馴染みがない。ということで、簡単に紹介してみよう。時は1888年、日本で言えば明治21年、大日本帝國憲法が発布される前の年だ。事件が起こった場所はロンドンのタワーハムレッツにあるホワイトチャペル(Whitechapel)という地区で、現在ここはバングラデッシュ街と呼んだ方がいいくらい、見かける住民は白人よりもアジア移民の方が多い。旅行者なら「本当にイングランドなのか?」と眉をひそめるほど、不気味な雰囲気が漂っている。でも、百年前も同じようなもので、そこは下層階級の住宅街であった。

Aaron Kosminski 2(左  /  アロン・コスミンスキー)
  昔から、ホワイトチャペル付近には様々な民族が住んでおり、ヨーロッパからのユダヤ移民が多数群れているたことでも知られている。そうしたユダヤ系住民の中に、ポーランドからやって来たアロン・コスミンスキー(Aaron Kosminski)という男がいた。彼は仕立屋を営んでいたアブラム・ヨセフ・コスミンスキー(Abram Jozef Kozminski)と妻ゴルダ(Golda Lubanowska)のもとに生まれた息子で、1880年に英国へ移り住むと、床屋をはじめて暮らしを立てていた。彼の家族はアロンが落ち着いてから移住してきたそうだ。ところが、アロンには問題があって、精神分裂症を患っていたという。何回か退院したものの、死ぬまで精神病院を出入りしていたというから重症である。彼の病状は「自傷行為」とされていたが、どうやらマスターベーションのし過ぎで頭がおかしくなったようである。そして、厄介なのは女性に対し、異常な憎しみを持っていたことだ。

  切り裂きジャックによる正確な犠牲者数は定かではない。殺しの手口からマーサ・タブラムが最初の被害者なんじゃないか、と思われているが、専門家は別人による犯行と見ている。したがって、ジャックが殺したと推測される犠牲者は五名ほどだ。8月30日、メアリー・アン・ニコルズ(Mary Ann Nichols)が生け贄となる。彼女は喉を二カ所鋭く切り裂かれており、かろうじて首が繋がっている状態だった。また、下腹部が深く抉(えぐ)られており、数カ所ナイフで刺されたような傷になっている。次に、ハンベリー通りで発見されたアニー・チャップマン(Annie Chapman)も、体を切り刻まれており、ニコルズと同じように喉を切られ、腹部を抉られていたという。

  9月30日に餌食となったのは二人の娼婦であった。一番目はエリザベス・ストライド(Elizabeth Stride)で、喉を切られていたが、他の部分や腹部は抉られていなかった。研究者の推測によれば、何らかの理由でジャックが現場を離れたので、凄惨な遺体にならなかったという。もしかしたら、犯行現場の近くに誰かが現れたので、急いでその場を立ち去ったのかも知れない。そこで、フラストレーションが溜まったはジャックは、次の標的を漁っていたのだろう。キャサリン・エドーウズ(Catherine Eddowes)の遺体は、ストライドの遺体が発見された五分後に、ダットフィールド・ヤードで発見された。彼女の喉は刃物で切り裂かれ、顔も相当損傷していたという。彼女もまた腹部を抉られて、左の腎臓が切り取られ無くなっていたというから酷い。

Jack the Ripper 1Jack the Ripper 3













  最後の犠牲者はメアリー・ジェイン・ケリー(Mary Jane Kelly)という娼婦であった。彼女は家賃を滞納するほどお金に困っており、仕方なく体を売ることにしたらしい。街頭で客を拾うと、彼女はその男を自分のアパートメントに引き入れてしまった。これが運の尽きになる。彼女の体は切り刻まれ、むごい姿でベッドに横たわっていた。お腹の臓器が抜き取られ、乳房と心臓は切除されている。引き出された腸は頭の横とテーブルの上に置かれていたというから、まさしく猟奇的犯罪だ。現場検証を行った警官も思わず目を背けるほど、彼女の体はズタズタに切り裂かれていたという。

  この連続殺人の容疑者は何人か居たそうで、アロン・コスミンスキーもその中に入っており、容疑者として一時的に拘留されていた。しかし、最終的に彼は釈放されてしまう。というのも、犯行当時、怪しい人物を見かけたイスラエル・シュワルツ(Israel Schwartz)が法廷での証言を拒否したからだ。彼は警察署でコスミンスキーを確認したのに、裁判で証言するのは嫌だとという。このシュワルツはハンガリー系ユダヤ人で、もし、自分が法廷で証言したら、コスミンスキーが有罪(死刑)になってしまうので、それを恐れていたのだ。つまり、彼は自分の良心を貫くことで同胞の命を奪うことなったら嫌だ、と思ったのである。

  さぁ~すが、ユダヤ人は仲間同士で助け合う。これこそ、ユダヤ人がヨーロッパで生き抜き、繁栄した秘訣である。嫌われ者として生きる寄生留民は、見知らぬ同胞であっても困っていれば兄弟の如く助けてやり、たとえ不正を見つけても、同胞のためなら目を瞑って黙認する。そして、共通の敵(ヨーロッパ人キリスト教徒)が現れれば、一致団結して立ち向かうのだ。(これに気づかず、ただ「ホロコーストで迫害された可哀想な民族」と見なす日本人はスタンガンを頭に当てて目を覚ませ。日本人は生まれながらにして心が優しいというか、どうしようもなく考えが甘いから騙されてしまうのだ。我々はもっと、厳しい目でユダヤ人を観察しなければならない。)

Charles Warren 1Donald Swanson 1Robert Anderson 1












(左: チャールズ・ウォーレン    / 中央: ドナルド・スワンソン   /  右: ロバート・アンダーソン )

  ホワイトチャペルで起こった連続殺人事件は、首都警察署長のチャールズ・ウォーレン卿の管轄となり、彼の部下には検死に詳しいロバート・アンダーソン(Robert Anderson)医師が着任した。捜査官にはドナルド・スワンソン(Donald Swanson)やフレデリック・アバライン(Frederick Abberline)がいた。事件解決に当たって注目すべきは、彼らがアロン・コスミンスキーを怪しいと睨んでいたことである。当時、ウォーレンとアンダーソンは、捜査資料や手帳の中にコスミンスキーの名前を記しており、重要な容疑者と見なしていたのだ。また、スワンソンにも「コスミンスキーが犯人では?」と疑っていた節がある。しかし、決定的な証拠を摑めなかったので、警察はコスミンスキーを逮捕できず、迷宮入りにしてしまったのだ。

Russell Edwards 1(左  / 証拠品のショールを持つラッセル・エドワーズ  )
  ところが、科学技術が進歩したお陰で事件の真相が見えてきた。切り裂きジャックを研究するラッセル・エドワーズ(Russell Edwards)は、競売に出されたショールを入手した。これは殺害されたキャサリン・エドーウズの血が付いた証拠品で、彼はさっそくDNA鑑定をしてもらおうと考えた。エドワーズから調査を依頼されたジョン・モアーズ大学のヤリ・ルエリナン(Jari Louhelainen)博士とリーズ大学のデイヴィッド・ミラー(David Miller)博士は、慎重に血痕や染みを鑑定し、ショールに付着した血液とエドーウズの子孫からもらったDNAを比較検討したそうだ。遺伝子のミトコンドリアは母親を通して子孫に継承されるので、現存する女性の子孫からmtDNAを採取できればいい。(ミトコンドリアの鑑定は考古学でもよく使われる手法で、何千何万年も遡って祖先を特定できるそうだ。こういった科学捜査は、今やTVドラマでもよく取り上げられている。) ルエリナン博士とミラー博士が調べたところ、両者のmtDNAは99.2%一致したそうだ。また、ショールに残っていた精液の染みと、コスミンスキーの子孫から採取したDNAを鑑定したところ、アロン・コスミスキーの精液であるとこが判った。

隠蔽されたジャックの血筋

  この結果を基にして、ラッセル・エドワーズは2014年に『Naming Jack the Ripper』を出版し、アロン・コスミンスキーが真犯人であると述べた。しかし、この結論には異論が湧き上がった。例えば、ニュー・イングランド大学のミック・リード(Mick Reed)は、ショールの出所に疑問を抱き、本当に事件当日の夜、警官のアモス・シンプソンが見つけた証拠品なのか、と怪しんだ。また、仮にそのショールが本物だとしても、同類のものが当時ヨーロッパ中で売られており、どこからでも入手できるものである、とも述べていた。(Mick Reed, "Still a mystery : DNA hasn't named Jack the Ripper after all", The Conversation, November 4, 2014.) 

  歴史家のハリー・ルーベンホールド(Hallie Rubenhold)は、『The Five : The Untold Lives of teh Women Killed by Jack the Ripper』を出版し、そのショールとキャサリン・エドーウズを結びつける歴史的証拠や書類は一切無い、と斥けた。しかし、最新技術を用いた鑑定結果が出てしまったので、切り裂きジャックは"ほぼ"間違いなくアロン・コスミンスキーであろうという推測が成り立っている。それに、事件から130年以上も経ってしまったら、確実な証拠など見つけようがない。残された物的証拠は限られ、現場付近で怪しい人物を目撃した証人も既に亡くなっているのだ。タイム・マシンを造って過去に遡るんなら別だが、そうなったら、もうSFの世界になってしまうだろう。

  イギリス人はともかく、日本人の我々が注目すべきは、切り裂きジャックの真相に関する英国の報道だ。長いこと謎に包まれてきた事件なので、タブロイド紙やマスメディアが騒ぐのは分かる。でも、犯人とされたアロン・コスミンスキーをただの「ポーランド移民」と紹介するのはおかしい。ちゃんと、「ポーランドからやって来たユダヤ人」と説明すべきだ。ところが、「デイリー・メイル」紙も「デイリー・ミラー」紙も、ユダヤ移民という点に触れていないからおかしい。(Jack Elson, "Polish barber, 23, WAS Jack the Ripper say scientists after they conducted fresh DNA tests on blood-covered shawl found at one of teh murder scenes", Daily Mail, 17 March 2019. と Amber Hicks, "Jack the Ripper's true identity finally revealed by DNA evidence from crime scene", Daily Mirror, 17 March 2019.を参照。) 

  大手メディアによる報道だけを聞いた人は、「そうかぁ、ポーランド移民による犯罪だったのか!」と思うだろう。だが、ブリテンに住む在英ポーランド人やポーランド系帰化人は「何だ、この報道は !  ポーランド人じゃなくてユダヤ人の犯行なのに、どうして我々が汚名を被るんだ !!」と激怒するに違いない。確かに、ごもっとも。ブリテンには大勢のポーランド人が移り住んでいるので、日本人観光客が街で見かける「白人」の中には非イギリス人が少なくない。ポーランド人の他、ルーマニア人とか、ブルガリア人、ロシア人、クロワチア人も結構多いのだ。イングランドを訪れた日本人が現地の白人を見つけ、にわか仕込みの英語で話しかけたら、奇妙な英語が返ってきた、という例もあるくらい。もっと嫌なのは、ルーマニアやブルガリアからジプシーがなだれ込み、イングランドの景観を損ね、街を汚くした上に、引ったくりまでするんだから、庶民がEU離脱を叫んだのも当然だ。

日本人にも当てはまる未来の不幸

  ポーランド系ブリテン人にしたら、「悪名高い連続殺人鬼がポーランド移民」なんて赦せず、腹立たしくなるほどの迷惑だが、こうした省略報道は日本人にも出現する虞(おそれ)がある。例えば、帰化鮮人とか帰化支那人の息子が英国の大学に留学したとしよう。そして、夜な夜な薄暗い街角でイギリス人女性を襲い、次々と強姦した上に、ナイフで滅多刺しにし、内臓を抉って放置したとする。こうなれば、イギリス人は震え上がるし、英国の世論は「残酷な連続殺人!!」と騒ぐだろう。スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)も乗り出してくるから、マスコミは連日連夜、特番とか緊急速報で大忙しだ。そしてもし、容疑者が特定され、大がかりな逮捕劇となれば、BBCばかりでなくCNNやNHKも一斉に犯人の素性を報道するに違いない。

  しかし、もっとショックなのは、在英日本人の方だろう。新聞の一面にデカデカと「犯人は日本人留学生!!」という見出しが載ったら、もう膝が震え目眩がしてくる。今まで日本人に関心が無かったイギリス人でさえ、「日本人なんていうのは信用ならない ! 奴らを追い出せ !」と叫んでしまうし、アメリカやカナダ、ヨーロッパでも「連続殺人鬼の逮捕」という話題で持ちきりだ。こうなれば、子供をロンドンの小学校やニューヨークの中学校に通わせている親は、「どうしよう、どうしよう」と不安でたまらない。もしかしたら、娘や息子がイジメに遭っているんじゃないか、と心配になる。英国に留学している普通の日本人だって、いい気持ちはしないだろう。何となく肩身が狭くなる。

  容疑者が逮捕されれば「ほぼ犯人」として認めるしかないが、在英日本人の方にも言い分がある。衝撃を受けた日本人の中には、「確かに、捕まった者は日本国民ではあるけど、あいつは本当の"日本人"じゃないんだ !」と反論したくなるだろう。いくら日本の旅券を持っていたとしても、民族的には「朝鮮人」であり、我々が思い浮かべる「日系日本人」ではない。歐米人は日本人と朝鮮人の見分けが付かないから、主要メディアが「日本国民」と報道すれば、「日本人なんだ」と思ってしまう。在英日本人がいくら「あの容疑者は在日朝鮮人の息子で、親が帰化してから生まれた子供なのよ !」と説明しても、現地のイギリス人は「でも、日本国籍保持者なんだろう」と言い返してくるから、日本人は沈黙するしかない。

  一般の日本人はこうした事態になったら、「どうしてあんな奴らに国籍を与えたんだ !」と憤慨するだろう。今まで朝鮮人や支那人の帰化に無関心だった自分が悪いのに、兇悪事件が起きると、「政府は何やってんだ ! ちゃんと厳格に審査しろ !」と急に「右翼」へと変貌する。本来なら、少なくとも昭和50年代までに在日鮮人を一掃し、アジア人の帰化条件をほぼ不可能なくらいまで厳しくすべきだったのに、「人権」とやらが怖くて出来なかったのだ。理想を言えば、一人でも朝鮮人が帰化するんなら、国会議員の3分の2以上の賛成と、国民投票で6割か7割の賛成を得ないとダメとか、厳格なルールを作らなきゃ。スーパーの特売だって10円か50円くらいは取るのに、国籍の無料配布なんて馬鹿げている。もっと言えば、申請書類には「どんな方法」で祖先が日本に入ってきたのかを書かせるべきだ。 まぁ、朝鮮人のことだ、「密入国」とは書けないから、「強制労働」とか「徴用工」と書くんだろうけどねぇ。まさかとは思うけど、「性奴隷として曾祖母が連行されてきました」と書く奴はいないだろう。でも、左巻きの北鮮人だとありそうだ。

Chinese 11Korean 1









(左: 支那人  /  右: 朝鮮人)

  入管法が改正されて、これから更にアジア人が入国し、どんどん新たな「日本人」が誕生するだろう。ある者は日本人と結婚し、別の者は「偽装結婚」で永住権や国籍を取る。日本で就職する南鮮人の会社員や、不動産業とか飲食業で財を成した支那人も故郷に帰らず、日本に住み着こうとするから、アジア系日本人はもっと増えるだろう。また、支那人や朝鮮人との混血児も増える。そして、ベトナム人やフィリピン人との混血児も増えるから、日本人の外見は劇的に変化し、日系人とは思えぬ「国民」が「普通」となるだろう。

Turks 2Vietnamese 1








(左: トルコ人  / 右: ベトナム人 )

  もう、憂鬱になってしまうけど、フランスを旅行する日系日本人が、パリでトルコ人に会ったら、同じ「日本国民」と判った、なんてケースも出てくるんじゃないか。次の元号を迎える時代から「日本人とは誰なのか?」という疑問が出てくるに違いない。例えば、「山口」という姓の日本人が、「千葉」県生まれで、「福島」という名の日本人と「香川」県で結婚してもおかしくはないが、「大阪」という名の黒人が「青森県」出身とか「尾張」育ちの日本人だったら違和感がある。また、「ムハッマド」という名のアラブ人が水戸で生まれて、日本人との結婚を契機に「一橋」という家の婿養子になったら驚異だ。あの世に居る徳川家康や慶喜公が「一橋ムハマッド」なんて聞いたら目を剥くぞ。アジア人が帰化したとき、日本名をどうするか迷ってしまうが、「松平近平」だと支那人みたいだし、「コラソン秋野」じゃフィリピン人みたいだ。じゃあ、「金正男」が改名して「松平正男」とか「金平正男」になったらどうかと言えば、これまた気持ちが悪い。藝人の山崎邦正が「月亭方正」とか「ホセ山崎」と名乗ってもいいけど、「ホドリゴ上杉」だとブラジル人みたいだし、「安倍マリア」じゃフィリピン系のB級アドルみたいだ。漫画の登場人物じゃないけど、「譲二(ジョージ)メンドーサ」じゃメキシコ人に思えてくる。こんな調子で行けば「ガダルカナル・タカ」や「ラッシャー板前」と同じだから、たけし軍団のメンバーと変わりがない。

  英国をはじめとする欧米諸国では、移民の血統とか犯罪者の素性を隠す傾向が強い。フランスはアフリカや中東アジアからの移民で溢れているのに、民族・人種別の統計を取っていないのだ。なぜなら、「個人のプライバシーに触れるから」という理由らしいが、本当は有色移民の実態をケルト系国民に知られるのが嫌なだけだろう。それに、ドイツやフランス、ブリテンに潜むユダヤ人は人種にまつわる議論を好まない。英国の大手メディアが切り裂きジッャクの「人種」に触れなかったのは、国内で権力を振るうユダヤ人に配慮した結果なんじゃないか。日本だって、支那人や朝鮮人がもっと多くなれば、メディア規制は更にギュッと厳しくなるし、個人のブログにも「ヘイトスピーチ法」が適応されて、罰金刑が課せられるから、一般国民は訴訟を恐れてモノを言えなくなる。いずれ、「言論の自由」が憲法に書かれていても、現実の世界では「削減された自由」しかない、という事態が訪れるかもよ。

  とにかく、日本人は日本人同士だから実現される幸せに気づいていないのだ。どんなに激しい討論でも民族と祖先を同じくする「仲間」なら、多少の極論は許されている。だが、民族が違えば、辛辣な批判は民族全体に対する侮辱となってしまうのだ。現在だってマスコミには「放送禁止用語集」があるんだから、今後「異民族・移民に関するガイドライン」が作成される可能性は否定できない。言論や表現の自由は無料(タダ)じゃない。普段からの維持・防衛が必要なのだ。(お肌の手入れなら毎日やるのにねぇ~。)



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階級の固定化 / 分裂する日本社会 (後編)

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お金で身分を買う

Rich Americans 2lower class American 3













 大衆社会が誕生する前、大学は曲がりなりにも研究と教育を司るギルド組織であったが、段々と「階級」形成機関になってしまった。今じゃ、「最高学府」という名称も白々しい。身分制度が厳格な頃は、労働者の息子が大学を卒業しても、紳士や貴族になるわけじゃないから、大金を積んでまでオックスフォードやケムブリッジに進もうとは思わなかったが、出身大学の名前が立身出世の条件になるや、無理をしても我が子を大学に押し込もうとする親が増えた。貴族階級の無いアメリカでも事情は同じで、王侯貴族が居ない分、余計に身分形成への意欲は強い。とりわけ、平等主義が徹底している日本だと、出身大学の評価がそのまま卒業生の身分に繋転化するので、エリートを目指す高校生はうなぎ登り。勉強が苦手な雑魚やドジョウだって有名大学の登龍門にチャレンジするくらい。漫画だけど、「ドラゴン桜」という弁護士が、受験生の尻を叩いて東大に入れようとするんだから、悟りを目指す比丘(びく / 僧侶)もビックリだ。

 ちょっと脱線するけど、学歴社会の裏で実力主義が脈打つ日本は意外と素晴らしい。筆者が尊敬する武論尊(別名「史村翔」)先生や池上遼一先生、弓月光先生は輝かしい学歴は無いものの、ボンクラ官僚より輝いている。武論尊といえば、『ドーベルマン刑事』や『北斗の拳』の作者としてで有名だ。池上先生は『クライング・フリーマン』を手掛けた劇画家で、武論尊と組んだ作品には『サンクチュアリ』や『HAET 灼熱』『BEGIN』などがある。ヒット・シリーズの『甘い生活』で知られる弓月先生は、昔、受験戦争をモチーフにした恋愛漫画『エリート狂走曲』を描いていた。筆者にとっては想い出深い作品である。(秀作漫画を探している高校生は一度読んでみてね。)

Rick Singer 4 (左  / ウィリアム・リック・シンガー )
  話を戻す。今月、アメリカで大学への不正入学を巡るスキャンダルが発覚した。何と、我が子を有名校に入れたい裕福な親が、大金を払ってブローカーに頼んだというのだ。この賄賂を懐に入れた仲介者というのは、ウィリアム・リック・シンガー(William Rick Singer)という"コーチ"で、受験生のカウンセリングを行う「Edge College & Career Network」の創設者である。彼はまた、非営利団体の「Key World Foundation(キー・ワールド財団)」を運営する最高責任者でもあるそうだ。高額所得者の願望に目を付けたシンガーは、「お宅のお子さんを名門校に入れてあげまっせ!」と囁き、法外な値段を吹っかけたという。彼が唾を付けた大学は、イェール、スタンフォード、テキサス大学、南カルフォルニア大学、UCLA、サン・ディエゴ大学、ウェイク・フォレスト大学などである。

  日本の庶民にはちょっと無理だが、なんと言っても、金に糸目を付けぬ億万長者がゴロゴロ居て、「世の中すべてお金で解決できる」というアメリカだ。大金を払っても構わないという親は少なくない。今回の事件がマスコミの注目を浴びたのは、依頼人の中に有名なハリウッド女優が居たせいだ。『デスパレート・ハウスワイヴズ』で知られるフェリシティー・ハフマン(Felicity Huffman)は、長女のソフィーをスタンフォード大に入れるべく、「チャリティー献金」という名目で、「キィー・ワールド財団」に1万5千ドルを寄付したそうだ。(Sara Boboltz and Hayley Miller, "Felicity Huffman, Lori Louighlin Charged In College Admission Scheme With More Than 40 Others", The Huffington Post, March 12, 2019.) 慈善活動を賄賂の道具にするのは"けしからん"が、寄付金を税控除にするためには賢い方法である。ちなみに、フェリシティーの亭主は、映画『ファーゴ』で知られるウィリアム・H・メイシー(William H. Macy)だ。

Felicity Huffman & William MacyFelicity Huffman & Sophia & William Macy












(左: フェリシティー・ハフマンと夫のウィリアム・メイシー  /  右: ハフマンの娘たち)

 もう一人のハリウッド・スターであるロリ・ロフリンは、日本でもお馴染みの『フルハウス』に出演していた女優である。彼女にはイザベラとオリヴィアという二人の娘がいて、南カルフォルニア大学にねじ込むため、50万ドル(二人分)を払ったそうだ。この娘たちはスポーツ枠を利用して裏口入学を謀ったそうだが、今回のスキャンダルで水の泡となってしまった。でも呆れたことに、彼女たちはその競技をしたことが無かったという。日本でもそうだけど、アメリカではどんなアホでも、バスケットボールやアメフトが得意なら、有名校に推薦入学できる。大学の理事長や部活のコーチは、スカウトマンを使って優秀な選手を集め、自校の名声を高めようとするから、学力なんか二の次、三の次で、終いにはどうでもよくなるそうだ。

Lori Loughlin & daughtersLori Loughlin & Mossimo Giannulli













(左: ロリ・ロフリンと二人の娘  / 右: 亭主と一緒のロフリン )

  しかし、アカデミックな業績を重要視する教授は、こうした風潮を嫌い、筋肉頭の学生に厳しい点数を付けようとする。だが、落第前に政治的な圧力が掛かり、低能学生は無事ご卒業となるらしい。小学生程度の学力しかない黒人学生が、有名大学の卒業生になっているのは、スポーツ入学と底上げ点数のお陰なのだ。ある大学教授が嘆いていたけど、英単語の綴りさえまともに書けない黒人学生とか、文法が滅茶苦茶なヒスパニック系の学生がいるんだって。それに、たとえスポーツ選手じゃなくても、「アファーマティヴ・アクション(有色人種優遇制度)」があるから、文系の一般学生には"いかがわしい"奴が多く含まれている。これは大きな声で言えないけど、鋭敏な白人は黒人の医者を避けるそうだ。どんな方法で大学に入ったのか分からないし、ちゃんとした業績でその地位を得たのか怪しいからである。有色人種だと、その肌の色で特別な出世を遂げたりするから、本当の実力なのか否か、不安で信用できない。

知識社会と所得格差

  不正入学事件はともかく、アメリカ社会で大学が果たす役割は大きい。特に、知識産業に携わる人材を育成し、高い身分や所得を形成する要因となっているから尚更だ。最近のアメリカ社会では貧富の格差が拡大し、それが固定化する傾向が強くなっている。例えば、トップ1%に属する人々は、一世帯当たり平均で421,926ドル(約4600万円)の年収があり、残り99%だと一世帯当たり平均で50,107ドル(約551万円)になるらしい。この数字だけ見れば「そんなにかなぁ」と思ってしまうが、上層中流階級を除く下層中流階級や労働者階級を区別して計算すれば、そのギャップは更に広がってしまうだろう。全米各地の所得格差を二、三箇所調べてみれば判るはずだ。

                  上位1%での一世帯当たりの平均年収 / 下位99%における一世帯当たりの平均年収
ニューヨーク州                    $ 2,202,480                                           $ 49,617     
コネチカット州                     $ 2,522,806                                            $ 67,742  
カルフォルニア州                 $ 1,693,094                                            $ 55,152 
テキサス州                          $ 1,343,897                                           $ 55,614

 今では信じられないけど、1960年代前半くらいまで、アメリカ人の所得格差は少なく、表面的には上流階級と中流階級の区別は曖昧だった。もちろん、富裕層と貧困層はあったけど、ほとんどの白人が自分を中流階級に属していると考えていたし、高額所得者もド派手な生活を送ることはなかった。例えば、上層中流階級のエリートたちが車種で差別化を図ろうとしても、選択肢は限られており、大都市ならメルセデスやジャガーを見かけることはあっても、それは例外である。第一、大都市でも輸入車のスペア部品は入手困難で、整備工も見つからないから維持費が掛かってしまう。だから、輸入車なんか買うより国産車の方がいい。

  じゃあ、キャデラックを買えばいいかというと、それはエリートから敬遠されたという。なぜならば、管理職や専門職に就くホワイトカラーは、「目立ちたがり屋」を避けるからだ。下品な都会人やレッド・ネックの田舎者なら、馬鹿デカいアメ車を乗り回して有頂天になるだろうが、洗練された趣味を持つ教養人は、平凡なアメ車かシックなヨーロッパ車を選んだりする。彼らはたとえお金があっても、ファイヤーバード・トランザムなんか買わず、フォルクス・ワーゲン社のビートルを選ぶ。屋敷に関しても同様で、プールやテニスコート附のメガハウスなんかには住まない。1960年代だと、新築物件の平均価格を二倍したくらいの値段で、高級住宅地に家を構えることができたのだ。

Richard Florida 2 ( 左 / リチャード・フロリダ )
  しかし、1970年代が過ぎ、80年代90年代と進むにつれ、新たな上流階級が現れてきた。 ハーヴァード大学教授で労働長官になったロバート・ライシュによれば、この新階層に属するのは、企業の経営者、技術者、科学者、法律家、学者、会社幹部や行政府の高官、ジャーナリスト、コンサルタントなどであるらしい。ジョージ・メイソン大学のリチャード・フロリダ(Richard Florida)教授によれば、新上流階級は、情報処理を仕事にする「頭脳労働者」、あるいはそれに見合った報酬を得ている者である。つまり「クリエイティヴ・クラス」に属する人々だ。具体的に言えば、音楽家、建築家、エンジニア、デザイナー、作家、藝術家、科学者、あるいはビジネス、医療、法律などに関わり、その中心的な部分において創造性を発揮する事を求められている人であるという。

  現在のアメリカ社会を見ていると、人種的差異もさることながら、報酬や地位で社会的評価がガラリと変わってしまうのだ。日本だと法科大学院まで進もうとする人は少数派だが、アメリカだと高額の授業料を払ってでもロー・スクールに通おうとする。憲法上の法解釈に携わる裁判官は有力者だし、黒を白にするドリーム・チームを抱える法律事務所となれば、莫大な報酬が期待でき、そこに所属する弁護士は高額所得者になること間違い無し。全米放送で雇われるキャスターやアンカーマンもビックリするような年俸を得るから、まるでメジャー・リーグの野球選手みたいだ。また、ニュース報道の方針を決めるマスコミ上層部、主要なメディアで署名入の記事を投稿している高名なジャーナリストやコラムニスト、映画やTVドラマの制作に係わるプロデューサーやディレクター、一流の大学や研究所に属する学者などもエリート層になるらしい。

階級で異なるライフスタイル

  日本人は階級を所得の面でしか見ないが、本当は生活様式での違いが決定的な相違点になっている。アメリカでは厭になるくらい、人種や階級でライフスタイルとか文化が違っているという。例えば、有名小学校に子供を通わせる保護者は服装からして違うし、乗っているクルマも大抵ヨーロッパ製の外車である。ケバケバしい化粧はせず、服装もコンサーヴァティヴで仕立てがいい。大阪のオバちゃんみたいに、ヒョウ柄などのアニマル・プリントやサンバイザーは絶対に好まず、合成繊維の服もダメ。これは論外だけど、入れ墨を彫っている紳士淑女なんて想像できない。有名幼稚園の面接では即門前払いだ。コンビニだって採用しないぞ。

  また、保護者の外見を眺めると、年齢層が違っているのに気づく。普通の小学校では母親の平均年齢は20代後半か30代前半であるのに、エリート校では20代の母親は稀で40代が多い。父親も40代後半か50歳代前半で、高校生か大学生の子供がいてもおかしくはない年齢である。もう一つの特徴は、見た目の違い、つまり体型が違うのだ。普通の小学校では、両親の3分の2が太り気味で、残りの3分の1が肥満である。日本でもオバタリアンは太り気味だけど、黒人やヒスパニックのオバはん達と比べれば、遙かにマシだ。黒人だと業務用のマヨネーズ容器かと思ってしまうほどのデブがいて、皮膚の下は脂肪だらけ。アフリカ系アメリカ人には、ホッテントットの遺伝子が混ざっているのかも知れない。

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(左: 肥満気味の黒人女性  / 右: 肥満体質の白人女性 )

  一方、有名私立小学校では、両親はだいたい痩せていて、肥満は稀である。新上流階級は健康と運動に気を配っているので、スポーツクラブに通って引き締まった体を保ってい人が多い。中にはマラソン大会とかトライアスロンに参加して、やり過ぎじゃないのか、と思える人もいる。他にはヨガ教室に通ったりする人や、週末にマウンティングバイクに乗る人、平日にプールで泳ぐ人など様々だ。彼らは自分のコレステロール値を知っており、ファストフード店に行くことはない。一部の新上流階級は、ファストフードを恥ずべきモノと考え、決して子供を連れて行こうとはしないのだ。フレンチ・フライに使われているショートニングにはトランス脂肪酸が多く、肥満の原因となっている。アメリカ人は小さい頃からジャンクフードに馴れているせいか、塩辛いポテト・フライにケチャップまで附けて食う奴がいるというから、本当に救いようがない。多少知識があって健康志向の親なら子供に食べないよう注意する。

  筆者がNYにいた時、「人間観察」の目的でバーガー・キングやマクドナルドに行ったことがあるけど、もう憂鬱になるくらい有色人種ばかりで、大抵の客は多かれ少なかれ皆、肥満気味。しかも、英語の発音が独特で、目を瞑っていても黒人と判る。店で注文できるのは、人工甘味料がたくさん含まれた炭酸飲料ばかりで、新鮮なオレンジジュースなんか無い。お金を払うのは気が進まなかったけど、試しにビスケット(日本で言うと「マフィン」)を食べてみた。案の定、パサパサで美味しくない。アメリカ人のお客が、どうして人工蜂蜜とかメイプル・シロップをタップリ附けて頬張るのか、その気持ちがよく分かった。(アメリカでの食生活を紹介すると長くなるので、別の機会で述べてみたい。)

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(左: 巨大ハンバーガーに齧り付く黒人  / 右: ジャンク・フードに慣れ親しむヒスパニックの子供 )

  新上流階級は飲み物の好みも違っており、彼らが口にするのはワインかクラフトビールくらいである。それも、軽くたしなむ程度。酒豪のアイリス人みたいに、瓶のバドワイザーをラッパ飲み、なんてことはない。一気飲みで急性アルコール中毒になるのは、日本の馬鹿な大学生くらいだ。新上流階級は、タバコを「キャンサー・スティック(癌を引き起こす棒)」と呼び、ほとんどの人が吸うことはない。

  次に、新聞や雑誌に関してだが、新上流階級は情報収集に熱心だから、リベラル派は『ニューヨーク・タイムズ』紙、保守派だと『ウォールストリート・ジャーナル』紙を毎日でオンラインでチェックする。雑誌は『ニューヨーカー』とか『エコノミスト』、老舗の『ジ・アトランティック』や『ハーパーズ』などを購読し、時折、ガーデニングや旅行雑誌、文藝評論などを読む。彼らは暇な平民と違って、あまりテレビを観ない。上流階級は平日だと仕事で忙しいし、家族との団欒を大切にするから、「アメリカン・アイドル」とか「リアリティー・ショー」といった下らない番組に没頭することはない。自分たちで楽しい事をしようとする。休日になれば、人里離れた湖までピクニックに行くし、別荘を持っていれば家族で週末を過ごしたりする。娯楽費に余裕のある彼らは、多彩な趣味を持ち、一般人だと手が出ない乗馬やテニス、登山、スキー、カヌーを楽しんだりする。また、彼らは遠く離れたカントリー・クラブでゴルフをしたり、ヨットでクルージングに出かけたりするから羨ましい。(チャールズ・マレー 『階級「断絶」社会アメリカ』橘明美訳、草思社、2013年、pp.63-66.)

Charles Murray 1 (左  /  チャールズ・マレー)
  アメリカ社会を研究する政治学者のチャールズ・マレー(Charles Murray)は、職業と認知能力(cognitive ability)に注目する。科学技術やハイテク産業はもちろんのこと、金融や法律、医療業界においても高い知能が要求され、それに応じた報酬が与えられるという。確かに、高度な技術を発明・改良できる人には、複雑な問題を解決できる数学的能力とか、人並み外れた認知能力が必要になってくる。そして、こうした能力は幼い頃からの教育で取得されるので、家庭環境や学校のレベルがこれまた重要になってくるのだ。

  良い教育にはお金が掛かる。したがって、奨学金を得れば別だが、そうでない場合、親が高額所得者でないと有名私立学校に子供を通わせることは困難だ。公立学校は下層中流階級の子弟や、黒人やヒスパニックの低能児、移民や難民の子供たちで溢れているから、学力とか勉強どころの話じゃない。そもそも、躾ができていないのだ。知的好奇心なんか限りなくゼロに近い。数学や理科は天空の科目で、ざわついた教室ではモーゼの十誡を教えるだけで精一杯。つまり、「人を殺してはダメ」とか「盗むな」「淫乱はよくない」「麻薬は違法だ」「兇器を学校に持ってくるな」とか、呆れるほどの禁止事項が優先されている。言いづらいけど、黒人のガキどもに位相幾何学(トポロジー)なんて無用だ。性科学(セクソロジー)でさえ難しいから、教えるのはコンドームの使い方くらいである。

遺伝する知能?

  子供の知能は親の影響を多大に受けている。特に、母親との接触を通して形成されるみたいで、家庭での教育は非常に大切だ。新上流階級の女性は、妊娠に気づくや否や、子育て計画に没頭するという。知的な母親は先ず産婦人科選びから始め、自己管理を徹底し、アルコールを控えるのはもちろんのこと、栄養摂取量が適量になるよう食生活を管理するそうだ。また、自然分娩のためのクラスを受講し、産後の母乳は当たり前。ベビー用品は量販店でなく、インターネットで様々な商品を検索し、比較検討した後に購入する。子供の精神的発達を重視する女性は、一時的に職場を離れ、専業主婦となって子育てに専念するらしい。新上流階級の女性は高齢出産という危険を犯すが、無事出産すれば、20代の母親より円熟しているので、落ち着いて子供の躾をすることができるという。

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(左: 理想的な上層中流階級の家庭  /  右: 知的生活にはほど遠い家庭の子供)

  知能は部分的に遺伝するが、やはり環境の要因も大きい。だから、IQの高い親からIQの高い子供が育つ確率は高く、安定した家庭を築く経済力があれば、こうした子供は更に有利だ。マレーによれば、親の学歴や知能は子供の学力を左右するそうだ。夫婦とも高校中退だと、子供のIQ期待値は94で、名門校を出た両親の子供だと、IQ期待値は121になるらしい。つまり、鳶(トンビ)から鷹は生まれないと言うことだ。確かに、日本でも学校の勉強が苦手だった親から秀才が生まれる確率は低い。ファッションとダンスだけが得意なハッピー女子が、「我が子を東大に!」とかいうテレビ番組に感動し、北歐の教育玩具を購入しても、子供の知能が高くなるとは思えない。翻って、修士号や博士号を持つ母親が、娘のヒップ・ホップ・ダンスを褒めたり、一緒にカラオケでJポップスを唄うことは稀で、毛嫌いする方が普通である。パチンコなんか夢の中でもしないし、親子揃って髪染め、藝人気取りでプリクラを撮るなんてこともない。

  米国では大学入試としてSATやACTといったテストがある。2010年、SATの数学と英語700点以上を獲得した高校生の87%は、少なくとも両親のどちらかが大卒で、56%は少なくとも両親の片方が大学院卒であったという。「やはり」と言っては何だが、大卒者の親は子供の将来を考え、大学進学のための準備をするし、普段の生活でも子供の勉強に注意を払い、時には宿題の手助けをしたりする。たとえ、意識的に勉強させようと考えなくても、親が読書の習慣を持っていたり、知的好奇心の持ち主であれば、子供は自然と本に手が伸びるし、物事を深く考えたり、新たな知識を得ようするものだ。

  以前、数学者の森毅(もり・つよし)教授が述べていたけど、子供の頃は児童向けの本が無かったので、しょうがなく父親の書斎にあった難しい本を読んでいたという。森氏は何気なく述べていたけど、これは凡人の家庭と比較すると結構すごい。例えば、労働者の家だと、そもそも学術書が無いし、本があっても競馬必勝法とか、ゴルフの上達本、釣り雑誌とか週刊現代、ヤング・マガジンくらいだ。たとえ、本棚があっても、並んでいるのは『こち亀』全200巻とか、『ワンピース』や『ドラゴンボール』ばかりでお宅族のコレクションに過ぎない。また、『ゴルゴ13』があっても、内容が難しいので「積ん読」状態だったりする。頭の痛い家族だと、全員揃っての夕食でも、知的な会話というものは無い。両親の好奇心と言えば、隣人や同僚の噂話か陰口で、社会問題といっても新聞の三面記事をちらっと読むていど。後は、藝人の色恋沙汰とか、野球の試合結果といったところだ。

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(左: 知的産業で成功した大富豪  /  右: 生活苦に喘ぐ下層労働者)

  日本でも有名大学に進学するのは、高収入の親を持つ子供か、高学歴の家庭で育った子供であるという。知能の高い人は、それに見合った仕事に就く割合が多く、配偶者となる人も同じ職場に勤めていたりするから、双方とも高学歴で高収入という場合が出てくる。つまり、彼らは自分と同等の知力と経歴を持つ相手と結婚するということだ。マレーによると、
新上流階級を形成し固定化するものは、同類婚(homogamy)らしい。これは個人的属性が類似している者同士が結婚する現象を指す。学歴が類似していれば学歴同類婚で、認知能力が似ている者同士が結ばれれば認知能力同類婚となる。ただ、高学歴の男性でも、相手が美人で魅力的なら高卒でも構わない、と思うから男女の仲は複雑だ。

  世間にはマレーの見解に腹を立てる人もいるけど、モノは考えようで、秀才と馬鹿が結婚するより、いわゆる「バカップル」の方が幸せな場合もある。趣味や知能が同じだからウマが合う。例えば、デートで洋画を観に行っても、吹き替え版で揉めたり嫌がったりすることはない。なぜなら、両方とも「日本語」の字幕を読むのが苦痛だから。もっと悲しいのは、翌日に内容を忘れていることだ。知性が等しいバカップルは、相手の缼陥(けっかん)に気がつかないから毎日が楽しい。恋人が「テイク・アウト(持ち帰り)」を「テイク・オフ(離陸)」と間違えても、それに気づかず自分も同じ事を言ってしまうし、「月極駐車場」を目にすれば、「月極(げっきょく)さんていう人は、たくさん駐車場を持っているのねぇ」と二人で感心してしまうのだ。(まぁ、「京極」という名前の人がいるから仕方ないかなぁ。) こんな訳だから、参議院と衆議院の違いが分からぬ有権者がいても不思議じゃない。

  日本と同じくアメリカでも、庶民の大学進学が普通になっている。マレーも触れていたが、1960年代くらいまでのアメリカ人は、高卒でも満足していたし、要職に就く人でも名門校卒という訳ではなかった。アイゼンハワー政権の閣僚を見れば分かるけど、有名大学卒の経歴を持つ長官がいる一方で、無名校卒の長官もいたのだ。例えば、内務長官のダグラス・マッケイは少年時代からの苦労人で、パッとしないオレゴン州立カレッジ卒である。しかも、オレゴン州知事になる前、彼は鉄道会社で事務員を務めていたし、一時は自動車のセールスマンでもあったのだ。農務長官になったエズラ・タフト・ベンソンは、11人兄弟の長男で、ユタ州立農業カレッジ卒である。労働長官になったマーティン・パトリック・ダーキンは、配管工を経て陸軍に入隊し、その軍歴を買われて政治家になった。商務長官のフレデリック・ミュラーは家具職人の息子で、通ったのはミシガン州立大学だ。

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(左: ダグラス・マッケイ  / エズラ・タフト・ベンソン /  マーティン・パトリック・ダーキン /  右: フレデリック・ミュラー)

  ところが、今や政治家や閣僚になるのは、裕福な家庭の出身者か有名大学を卒業したエリートがほとんど。軍人上がりの政治家でも、海兵隊の一兵卒じゃなく、士官学校卒の優秀なビジネスマンだったりする。財務省とか国務省に配属される議員や官僚になると、ゴールドマン・サックスとかメリルリンチといった金融業界出身者が多く、あとはハリバートン(ヒューストンの多国籍業)やCFR(外政問題評議会)の回し者みたいな人物ばかり。高い地位に就く人々は、プレップスクールや大学で人脈を作り、結婚相手も同じ階級の異性を選ぶ傾向が強い。議員や官僚、大富豪の閨閥(けいばつ)を調べると、意外な人物が親戚だったりする事がよくある。

  ということで、大学進学率が増えるにつれ、学歴同類婚の可能性が広がってきてもおかしくはない。クリスティーヌ・シュワルツ(Christine R. Schwartz)とロバート・メア(Robert D. Mare)の研究によれば、教育の程度による同類婚が結構みられるという。1960年代には、両方とも大卒という組み合わせは、全米カップルの僅か3%であったが、2010年には25%に跳ね上がっていた。この変化は特筆すべきものであり、既に新上流階級形成の重要な因子になっている。さらに重要なのは、認知能力同類婚の増加である。IQの高い両親を持つ子供は、やはり知能が高くなるそうで、名門大学に集中しやすい。日本でも子供の頃から大学附属の学校や進学塾に通っていた者は、東大や京大に合格する率が高いし、理系になれば圧倒的に有利だ。社会科学や人文科学でも、本当の意味で大学レベルの課題に取り組むには優れた言語能力が必要で、良い成績を収めたいと思ったら、かなりの言語能力はもちろんのこと、困難な課題に取り組む精力や継続的な努力が必要となる。田舎の学校でのんびりと暮らしている子供じゃ、都会のエリート高校生には勝てない。

  緊縮財政や意図的なデフレ継続のせいで、ここ数十年、庶民の生活水準は頭打ちか低下の一歩を辿っている。高額所得者は子供に充分な教育を与えるから、景気に関係なく名門大学に送ることができるけど、低所得の子供は中級大学か底辺大学しか進めず、就職先も大した能力や技術を要求されない企業となる。つまり、凡庸な一般人だと、給料は安いのに目一杯こき使われる業種にしか選択肢が無いということだ。さらに恐ろしいのは、支那人や朝鮮人、インド人などの移民が日本の大学を目指し、定員枠から日本人を蹴落とすことである。科挙の伝統を引き継ぐ支那人からすれば、教科書くらいで躓く日本人など敵ではない。移民や帰化人の子供が大学に増えれば、将来のエリート層には外人系が目立つようになり、グローバリスト的風潮は益々強くなるだろう。彼らは日本の伝統や歴史に興味は無い。支那人は支那人で群れるし、朝鮮人は在日同胞の利益を優先させようとする。政界や財界でもアジア人が増えれば、彼らは日系人に不利なルールや法令を作ろうとするはずだ。大学の推薦枠にも民族的要素が濃厚となり、支那人は支那人を引き入れるし、朝鮮人は朝鮮人を贔屓にしようとする。大学の人事も例外じゃない。帰化朝鮮人が朝鮮系の講師を優遇することはくらい、容易に想像できるじゃないか。

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(左: 支那人生徒だらけになったカナダ・トロントの学校  /  右: 黒人生徒が主流になったアメリカの公立学校)

  下層階級が固定化する日本というのは本当に恐ろしい。大した学歴も無いから、つまらない仕事しか選べず、いつまで経っても低所得のまま、という庶民が増えれば、日本人の中に無力感が蔓延してしまうだろう。低い知能が親から子へと受け継がれ、貧富の格差は悪循環となって固定化し、「努力したって生活は良くならない」という絶望感が庶民に拡散する。ただでさえ左翼教育で日本人の国家意識は低下しているのに、そのうえ階級社会となれば、日本人が伝統的に持っていた「国民の絆」はズタズタに分断されるだろう。国家を支える中流階級が没落すれば、日本はラテン・アメリカのようになってしまう虞(おそれ)がある。夏祭りの時だけ元気になる国民じゃ先が知れているよねぇ~。

  でも、日本人はどんどん劣化し、怠け癖までついてきた。今年は御代替わりがあるからしょうがないけど、10連休なんて異常じゃないか。日本には驚くほど休日が多い。西歐人が「海の日」とか「山の日」なんて聞いたら腰を抜かすぞ。まぁ、受験生は勉強すると思うけど、暢気な家庭の子供だと準夏休みだ。下層階級の親はテレビの前に坐って、一日中ボケ~と野球やゴルフを観戦しているし、できの悪い子供は何時間も携帯やTVゲームに夢中となる。賢いのは藝を覚えるペットだけ、という日本になったら本当に哀しい。人間なら、元「渡辺組」の猫組長くらい頭が良くないと、グローバル社会で成功しないぞ。




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