無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

2021年09月

衆愚政で自民党は続く / 日本の淀んだ政治

パッとしない新総裁

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  9月29日の総裁選挙で、岸田文雄が自民党の新総裁になった。まぁ、自民党の価値基準からすれば、妥当な人選なんだろうげと、党員以外の保守派国民からすれば、何とも退屈な新総裁である。岸田氏は来る総選挙に向けての“看板”となる訳だが、映画界で譬えれば、「期待感が全く湧かない主役俳優」としか言い様がない。なるほど、岸田氏は今回が正念場と考え、プロの選挙アドヴァイザーや演出家を雇って討論の練習をしたんだろうが、肝心の一般国民は彼の“熱弁”に感動したのか? 岸田総裁には気の毒だが、彼の背後には財務省や特定の金融業者、経済界の重い影がいつもチラついているので、どうしても「操り人形」にしか見えない。

  前のブログ記事で述べた通り、次の衆院選挙では、いくら自民党といえども多少の議席減は免れず、議席を伸ばす圧勝にはならなだろう。しかし、政権から滑り落ちるような惨敗も予想できないから、そこそこの勝利で自民党の執行部はホッとするはずだ。何しろ、立憲民主党を始めとする野党が、あまりにも“だらしいない”ので、政権交代になるほどの躍進が一切期待できないからだ。おそらく、地盤の弱い自民党議員は落選の憂き目に遭ってしまうだろうが、強固な支持母体や手入れが行き届いた票田を持つベテラン議員は、たとえ危険水域に陥っても、何とか再選されるだろう。政治に関心の無い一般有権者でも、「野党じゃ頼りないわよねぇ~」とソッポを向くから、落胆した国民は渋々でも自民党に投票せざるを得ない。

  保守派国民の間では、極左議員の河野太郎は頗る評判が悪いが、地上波のワイドショーしか観ていない自民党の一般党員や「名前貸し」の幽霊党員、支那人や朝鮮人の協力者になった党員は、基本的に「マスコミが押す人物」や「露出度が高い人物」を「勝ち馬」と思うので、国益など全く考えず、「よくテレビで顔を見るから、河野さんに一票」となる。中には、「党員」で有ることを知らない党員までいるから、防諜組織を持たない日本の政治はかなり厄介だ。我々が注目すべきは第一回目の投票で、河野太郎は一般党員・党友が投ずる票のうち、169票を獲得した。続く岸田文雄が110票で高市早苗が74票だから、河野太郎は相当な“人気”を持っていた、と言っていい。

  やはり、自民党の形式党員とは、テレビや新聞しか観ていない中高年と、義理や組織のしがらみ、友人・仕事の付き合いで所属しているだけなので、どうしても国益とズレた考えを持ちやすい。ただし、年会費4千円を払う一般党員や2万円の年会費を払う特別党員の中には、外国勢力の手先や工作員、ないし無意識の協力者、特殊利益を追求する銭ゲバが含まれているので、平凡な日本国民とは言えない場合がある。自民党には党員を検査する機関や法的監査も無いので、支那人の手先や帰化鮮人などが、独りで100票とか500票を持つことも可能だ。まぁ、全国各地の党員が総て工作員とは限らないので、おそらく、下っ端党員の大半は普通の日本人だろう。でも、彼らはスキャンダルとなった河野氏の親族会社、「日本端子」の献金問題や支那との癒着を全く知らないんだろう。たとえ、知っていても気にしない人々だ。

Ichimanda 2232(左  / 一萬田尚登 )
  日本国民の大多数は民衆参加制度で日本の政治が変わると思っている。しかし、それは幼稚な幻想で、各国会議員は支持母体や特殊利益団体、高級官僚、財界などの意向で態度を決めることが多い。とりわけ有力なのは、宗主国のアメリカに君臨するウォール街の旦那衆だ。国務省や国防省のジャパン・ハンドラーズといった仲介業者は、こうした大御所連中からの伝言を持ち帰り、自民党の幹部に「おい、これをやれ!」と命じる。すると、首相以下の重鎮達は「仰せ」の通りに我が国の政策を動かす。ここでは詳しく述べないけど、大蔵省が米国の意向で動いていたのは一般的に知られているが、日銀も宗主国の管理下にあるので、我が国の金融政策や財政は他国の思惑で動いている。敗戦後、日銀総裁を務めた新木栄吉(あらき・えいいち)とか、その後継者である一萬田尚登(いちまんだ・なおと)総裁といった人物を思い出せば分かるじゃないか。

    例えば、元営業局長だった新木総裁は、戦後、公職追放令で辞任した。ところが、1951年に追放令が解除されると、東京電力の会長を経て駐米大使にまでなっていたのだ。どうして政治家でもない日銀の親玉が、対米外交の要職に就けるんだ? また、「法王」と呼ばれた一萬田総裁は、最長在任の日銀総裁を辞めると、1957年から大蔵大臣となり、鳩山内閣と岸内閣で権力を振るっていた。さらに、1958年、衆院議員に当選すると、再選を繰り返して5期も務めたというから凄い。戦後の日本で日銀総裁と大蔵大臣を務めたのは一萬田氏だけである。彼が佐々木直(ささき・ただし)を自分の後継者に選び、予定通り日銀総裁になったのは有名だが、佐々木氏だって米国からの指令を充実に守る執事であった。

支配者の歴史が国家の歴史

Oswald Spengler 232( 左 / オズワルド・シュペングラー )
  脱線したので話を戻す。『西洋の没落』を書いたドイツの歴史家、オズワルド・シュペングラー(Oswald A. G. Spengler)によれば、国家を形成するのは農民じゃなく、常に王や貴族であったという。確かに、畑で穀物を作る農夫が100万人集まったって国家は出来ない。必ず、指導者となる豪族や庇護者となる武人が現れ、神殿や王宮が中心となる都市を造るのが普通である。農村というのは国家にまで発展するものじゃない。石で舗装された道路や広場、大理石や木材で建築された宗教施設、豪華絢爛な宮殿というのは、原始人や未開人にとって驚異的に映るが、非常に魅力的で奇蹟のように見える。鋭い考察力を持つシュペングラーによると、本当の奇蹟とは都市に“魂”が出現したことであるという。(オズワルド・シュペングラー 『西洋の没落』 第二巻 村松正俊 訳 五月書房、昭和53年 、p.75.) この魂を持つ都市は目に見える体躯となり、独特な文化と歴史を有するようになるそうだ。

  そして、都市国家の歴史は支配者家族が繰り広げた行動の記録、つまり王侯貴族の歴史となり、支配者が持つ血の運命が、そのまま国家の運命になるというのだ。我々日本人は西歐諸国の歴史を勉強しているが、中世史の書物を繙けば、そこには様々な王様や領主の野心や失敗が描かれているから、本質的には王侯貴族の興亡を学んでいるに等しい。例えば、ガリアとゲルマニアを支配したカロリング家とか、ドイツやシチリアに君臨したホーエンシュタウフェン家、オーストリアやスペインを拠点にしたハプスブルク家、フランスを長年に亙って支配したブルボン家、イングランドの地位を高めたチューダー家、スコットランドからイングランドへ鞍替えしたスチュアート家といった王朝の勃興や衰退を観てみれば、ヨーロッパの過去がだいたい解る。

  オズワルド・シュペングラーの指摘で興味深いのは、なぜ「ロートリンゲン」という国家(王国)が無かったか、という説明だ。(上掲書 p.149.) 確かに、カール大帝にはルイ敬虔王(Louis the Debonaire/ the Pious)という息子がいて、ルイの長男がロタール(Lothair)1世として「ロタリンギア(Lotharingia)」を統治していた。このロタリンギアを継承したのは、次男のロタール2世であったが、彼には子供がいなかったので、「ロタリンギア」という国家は消滅し、その地名は残っていても、ロタリンギアの民族というのは現存しないのだ。要するに、王様や何らかの有力者が存在しない地域には、国家というものが存続しないという訳である。

  現在の日本では武士階級が存在しないので、国家の命運を担う人物や組織が存在しない、という悲惨な状態となっている。確かに、日本の中核を担う皇室は存在するけど、如何せん、外敵を払いのける武力が無い。やはり、国家を守るのは軍事力をもつ武家集団となる。いくら尊敬される天皇陛下が日本に君臨されても、やはり德川家とか島津家、毛利家といった有力大名がいないと、日本の独立や繁栄は保てない。民衆の中から選出される代議士なんて愚劣さの象徴だ。彼らは易々とハニートラップに引っ掛かるし、特殊団体の誘惑にも弱い。そのくせ小細工なら得意で、関心があるといったら、財界の接待とかキックバックだけ。あとは、自分の息子に地盤と利権を継承させるくらいなんだから、日本の政治が腐敗し、機能不全に陥るのも当然だ。永田町の国会議員が高級官僚に頭が上がらないのは、宗主国のアメリカが官僚組織を支配下に入れているからだ。防衛面でも日本は依存体質で、未だにアメリカの駐留軍が存在し、日本独自の軍事システムを持っていないんだから、どう考えても異常だろう。そのうえ、消費税一つも廃止できないんだから、どうして「民衆による支配体制(デモクラシー)」なんだ? 民衆が重税に苦しんでいるのに、民衆の代表が民衆の気持ちを代弁しないなんて“おかしい”じゃないか。「これには何か裏がある !」と思うのが普通だろう。

民衆政治の恐ろしさ

  政治学部や法学部に寄生する大学教授は大反対だろうが、日本人にはデモクラシーという統治形態(polity)は相応しくない。社会実験というのは禁止されているが、日本では実際に行われていた。明治の日本人は武家政治を捨て去り、西洋の「民主主義(大衆が主体の政治制度)」なるものを導入したが、結局のところ、散々な敗戦と衆愚政治を迎えてしまった。これなら、武士が統治する封建制社会の方がよっぽどマシだ。なるほど、武家社会だと民衆に投票権は無い。しかし、現在だって「無党派層」とか「選挙に行かない人」、「政治に無関心な庶民」、「何が起こっているのか解らない素人」がたくさんいて、我が国の政治は不毛の荒野と化しているんだから、世襲の武士に任せたって平気だろう。だいたい、「デモクラシー」といっても、現実の永田町や霞ヶ関では売国議員や高級官僚が跋扈し、「我が世の春」を謳歌しているんだから、「デモクラシーのどこがいいんだ?」と尋ねたくなる。

  民衆から選ばれる議員というのは、基本的に1代限りの銭ゲバで、当選するまでに大金を費やし、再選の度に運動会や葬式、結婚式、宴会に大忙しである。軍事外交どころか、経済や科学の知識に欠け、基礎知識さえ無い者がほとんど。議員に選ばれてから勉強するなんて言語道断だ。大工になってから建築を学ぶ者や、経済学部に入る前の受験生がヘッジファンドの社長になれるのか? これだから、キャリア官僚の言いなりになるんだろう。一方、武士は生まれた時から未来の統治者になることが決められているので、幼少のころから深い教養を身につけなければならない。小学生くらいの子供でも、鬼軍曹の如き碩学から薫陶を受ける。こうした武士の子は、文武両道の厳しい教育を経ると、切腹を覚悟するような役職に就く。主君たる藩主や将軍も同じような教育を受けるから、国家の有事に際しては同じ危機感を共有し、迅速な対策を講ずることができる。

  しかも、藩主や将軍は独自の財産を持っているから、支那人や朝鮮人から銭をもらって祖国を裏切るようなことはない。島津斉彬や一橋慶喜といった立派な統治者が、支那人やロシア人から金や女をもらって朝廷を売り渡すなんてことはしないだろう。もし、藩主や家老が売国奴になったら、「末代までの恥」を曝すことになるので、その子供ばかりか孫や曾孫、10代先の赤ん坊まで恥辱にまみれてしまうのだ。こんにちの政治家で、10代先、ないし20代先の子孫を考えている奴がいるのか? 議員を辞めれば自分の瀆職はチャラになる、と思っている連中が大半だろう。

  高市議員を望んでいた保守派国民は、「自民党の総裁が河野太郎じゃなくて良かった !」と一安心しているが、河野氏に群がる議員を見れば、「こんな奴を支持する議員が、あんなに居たのか !」と恐ろしくなるはずだ。なぜなら、河野太郎や野田聖子を支持する議員は、今後も引き続き自民党内にのさばるからだ。なるほど、河野太郎は総裁になれなかった。しかし、河野氏や野田氏を支援した議員は、次の総選挙で落選するのか? おそらく、彼らの多くは再選されるだろう。たぶん二階俊博は引退だろうが、支那人の下僕はまだ大勢潜んでいるから、たとえ高市議員が次の総理・総裁になっても、彼らは甚大な影響力を温存し、「高市内閣」を内部から揺さぶるに違いない。まぁ、本質的には河野一派と安倍グループの抗争だろうけど。

  とにかく、自民党の左翼議員を支援する国民や立憲民主党を支える赤い国民が、雲霞の如く存在するんだから、これからも続々と「河野もどき」や「二階2世」が誕生するはずだ。自民党の一般党員を見れば判る通り、直接民衆政は恐怖の制度としか言えまい。今回の総裁選だって、マスコミは「初の女性総理誕生か?」と囃し立てたけど、これってマスコミが嫌う「性差別」なんじゃないか? どうして女性だと素晴らしいのか? それにもし、野田聖子が総裁になったら、日本の政治は無茶苦茶になり大混乱だ。 民衆が読売新聞の笛に踊らされ、大統領のような最高行政官を選べるようになれば、日本の宰相は土井たか子や田中真紀子のような人物になってしまうだろう。実際、支那人に好意を示す福田康夫が総理大臣になったし、民衆は日本経済をボロボロにした小泉純一郎に歓喜した。地方選挙では、あの石破茂が「人気者」となったし、今でも小泉進次郎は有力な総理候補だ。

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( 左 : 小泉進次郎と滝川クリステル /  右 : 進次郎と福田達夫)

  おそらく、岸田内閣は短命に終わるだろう。そうなれば、高市早苗の登場か安倍晋三の再浮上となるが、その次は身の毛がよだつ小泉劇場の復活だ。昔、小泉今日子が「何てったってアイドぉぉ~ル」と唄っていたが、クリステル夫人を伴った進次郎を目にすれば、間抜けな大衆は黄色い声で「進ちゃゃゃ~ん!」と叫び、「やっぱり、進ちゃんが次の総理よ !」と大はしゃぎするだろう。横浜のアイドル、小泉ジュニアはオヤジの跡目を継いで新総理となるが、もしかすると竹中平蔵の後継者と一緒になって、「売国政治シーズン2」をやらかすかも知れないぞ。過去を振り返れば、福田赳夫の秘書を務めた小泉純一郎が総理となり、その支援で息子の福田康夫が総理となった。純ちゃんの息子である進次郎も、福田康夫の息子である福田達夫と組んでいるから、小泉進次郎内閣では福田官房長官が誕生するんじゃないか。そして、やがては福田達夫がオヤジと同じく外務大臣となり、総理総裁になったりして・・・。まぁ、進次郎の私的な女房が滝川クリステルなのは赦せるが、公職の女房役が福田達夫じゃ厭だよねぇぇ~。




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小室災禍の考察 / 皇室の危険な将来

悠仁親王殿下の御結婚

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(上写真  /  近い将来、悠仁親王殿下にとって「義理の兄」となる小室圭)

  敗戦後の日本人は歴史に学ばず、予見しうる未来すら予想しない大衆となっている。常識的に考えれば容易に分かるのに、常識を捨て去っているから、なかなか分からない。現在、眞子内親王殿下の御結婚が懸念され、もしかすると10月にも入籍があるんじゃないか、と囁かれている。本当か嘘かハッキリしないけど、テレビの報道によれば、小室圭が今月末にも帰国し、10月に何らかの行為を起こすらしい。(よく、新聞や雑誌がネタ元にする「宮内庁関係者」といった人物は、いったい誰なんだ? 正体不明の人物からの内部情報なんて信用できない。) もちろん、日本国民の多くは、この御結婚に反対だが、眞子内親王殿下の御意志は岩よりも固いので、婚約解消の期待は絶望的である。「愛は盲目」というより、「早く皇室から脱出したい!」というのが、眞子様のお気持ちなんだろう。

  皇族といえども、感情を持った人間なので、平民と同じような恋愛をする事もある。だから、いくら周囲の者が反対を示しても、好きになった異性と結婚したいという事態になるのはしょうがない。でも、結婚相手が“曰く付き”の人物である場合は例外だ。小室圭との一件は、正しくその典型例で、大半の国民は「どうして、こんな奴が未来のプリンスになるんだ?!」とざわめく。確かに、よりにもよって、厚顔無恥なプー太郎の若造が、内親王殿下の婚約相手になるなんて・・・、「いくら何でも・・・・」と嘆きたくなる。まぁ、日本の下界でも、ヤクザの男や新興宗教の信者に惚れる娘がいるんだから、カタギの両親といえども安泰ではない。奇人・変人・妖怪どもが蠢く、あの藝能界を観れば分かるじゃないか。躾の良い中流家庭のお嬢さんが、念願叶って女子アナとなるが、何かの偶然で漫才師に惚れてしまうが、その男は帰化鮮人だったとか、女癖の悪いゴロツキ、あるいは暴力団と親密な不良歌手、前科持ちのバラエティー・タレントなど、実直な両親が腰を抜かすような恋愛沙汰は少なくない。

  保守派国民は小室問題でワイワイ騒いでいるが、今上陛下の御結婚の時も、色々な問題があった。当時のマスコミは、どの女性が皇太子殿下のお妃になるのか、と取材合戦で大忙し。ところが、大半のお妃候補は皇室へ嫁ぐことに消極的というか、「畏れ多い」「絶対に厭」という拒絶反応を示していた。小和田雅子嬢も同じで、最初の頃は「断るんじゃないか?」とか、「外務官僚としての道を歩むはず」と思われていたのだ。しかし、何らかの御決心をなされて、殿下のプロポーズをお受けになった。筆者は御婚約が決定された当時、「ああ、良かった !」と安堵したことを覚えている。

  しかし、御結婚を以てマスコミのゴシップ報道が終わった訳じゃない。雅子妃が宮中行事を御欠席なさると、マスコミはミツバチのように大騒ぎ。大々的に反プリンセス・キャンペーンを展開し、「仮病だ !」「ズル休みだ !」「皇太子妃としての自覚が足りない !」とボロクソに貶めた。保守派論壇でも雅子妃に対する批判が巻き起こり、週刊文春と歩調を合わたかのように、花田編集長の月刊『WiLL』に“辛口評論”の西尾幹二が登場し、盛んに雅子妃を攻撃していた。筆者も西尾氏の言論を耳にしていたが、「そんなに雅子妃が嫌いなら、殿下が一生独身である方が良かったのか!」と反論したくなった。庶民にも色々な不満はあったと思うが、殿下も我々と同じく感情を持った「生身の人間」だ。好きな女性じゃないと結婚できない。たとえ、「将来の天皇」としての義務感や責任感を持っていたとしてもだ。だいたい、使命感だけで好きでもない相手と結婚できるのか? もし、あの時、小和田雅子嬢が殿下のプロポーズを断っていたら、殿下は誰と結婚できたのか? 50歳を超えても「独身の陛下」じゃ、あまりにもお気の毒だ。

将来の皇后陛下になる人物とは?

  現在、悠仁親王殿下は未成年だが、やがて二十歳となり、大学をご卒業なさって、公務に邁進なされるに違いない。その中で「将来のお妃」を求めることもあるだろう。たぶん、殿下も平民の中から「好みの女性」を選ぶはずだ。しかし、その「お妃候補」ないし「恋人」が、女性版の「小室圭」であったら、我々はどう思うのか? まぁ、「お妃」になる女性なら、外国のロー・スクールを卒業して大金を稼ぐ弁護士になる必要は無い。でも、傲慢で我が儘な女性であったら問題だ。表面的には「普通の女性」であっても、友人の間で評判が悪く、「裏の顔」があったら一大事。これは「無い」と思うけど、もし、殿下の交際相手となった女性が、太股とか尻、胸、腕などに“こっそり”と刺青を彫っていたら、宮内庁は事前に発表するのか?

  さらに、怪しい交際や危険な人脈を持っていたらメガトン級のスキャンダルとなってしまうだろう。おそらく、週刊誌が徹底的に身元調査をするはずだから、驚くような過去が露見する場合だってある。例えば、以前つき合っていた男性が元暴走族だったり、あるいは半グレ集団のメンバーだったとか、女に酒を飲ませて輪姦する不良グループの元締だったり、下着泥棒の容疑をかけられた学生、など色々な醜聞が予想できる。

  たとえ、「お妃候補」本人に問題が無くても、その両親や兄弟に「いかがわしい点」があれは、それだって大スキャンダルに発展しかねない。例えば、父親に多額の借金があって、闇金業者とか暴力団と揉めているとか。あるいは、母親の親族や友人で「不審な自殺者」があったとか。また、両親が離婚している場合も考えられるので、独身に戻った母親が、チンピラ風情の男と同棲しているとか、保険詐欺の前科がある男と再婚することもある。一方、別れた父親の方も性欲旺盛で、再婚した相手がキャバレーの酌婦、あるいはヤクザの元情婦とか、不法入国の過去を持つ帰化支那人、場合によっては、子持ちの風俗嬢とかのケースも考えられるのだ。

  もっと恐ろしいのは、「お妃候補」が帰化鮮人の娘という場合だ。もし、彼女の祖父母が密入国者の在日1世で、屑鉄販売や朝鮮料理屋でのし上がった成金の場合、普通の日本人はどう考えるのか? 親王殿下と付き合った女性の父親が、密入国者の第三国人を父に持つ元不良で、大学を卒業してからゲーム機販売などで大儲けし、娘を学習院や国際基督教大学に通わせたから、親王殿下と交際できた、となれば保守派国民は不機嫌になるだろう。とは言っても、父親は合法ビジネスで成功し、その娘も正規の筆記試験で大学に合格したんだから、一般国民としてはケチのつけようがない。

  しかし、実際には、こうした交際に動揺する国民は出てくる。それに、一部の国民は我慢できず、何らかの形で不平を述べ始めるだろう。なぜなら、日本国民が心から尊敬し、日本の「国父」となられるのが天皇陛下だから、そのお妃が、朝鮮系の女性じゃ厭になる。これは国民感情の発露なので、理性で割り切れるものじゃない。そもそも、「君民の絆」自体が感情に基づいているんだから、臣民が感情的な反撥を表明するのは当然である。(ただし、尊皇精神に欠ける「臣下」、とりわけ閣僚や与党の幹部が反対するとは限らない。) もし、皇太子殿下が帰化鮮人の娘と御結婚なされたら、生まれてくるプリンスは朝鮮系となり、母方の祖父母や曾祖父母も朝鮮人となるはず。大正時代には「日鮮融和」が唱えられたが、平成や令和の時代だと「日鮮分離」や「朝鮮嫌い」の方が優勢である。それゆえ、朝鮮系のお妃候補ともなれば、マスコミはこぞって彼女の家庭や血筋を話題にするから、サイレント・マジョリティーの国民は、「何であんな女と結婚するんだ?」と不満を述べるだろう。でも、普通の日本人は争い事を避けたがるから、建前上は「いいんじゃないですか!」と答え、形式的な「祝福」を送るはずだ。しかし、本音では「冗談じゃねぇよ !」とボヤく。

  皇位継承問題や皇族の御結婚には、常に何らかの問題が附随し、その都度、頭を抱えることが多い。女系問題では皇室会議が開かれ、左翼学者の陰謀が張り巡らされたが、保守派論壇でも危険な議論が罷り通っていた。亡くなった渡部昇一先生は、保守派の大御所で、尊皇精神に満ちた愛国者であった。渡部先生は萬世一系と男系男子の皇位継承が如何に大切かを一般人にも分かりやすく説明してくれたから、我々にとってはとても有り難い。しかし、その渡部先生ですら盲点に気づかなかった。渡部先生は男子による継承を説明するにあたって、「種」と「畑」の比喩を用いていた。

  どんな畑に植えようとも、稲の種をまけば稲が生え、麦の種をまけば麦が生えるということだ。はっきり言ってしまえば、畑は地味が肥えてさえいれば、どんな畑でもいいのである。否、痩せた畑でも稔らせるだけでよいのだ。・・・つまり、后は、賢くさえあれば遺伝子を問わないが、天皇は純粋に皇室の遺伝子を継承してきたものでなければいけないのである。(渡部昇一 『決定版 日本人論』 PHP新書、2016年、p.57.)

  こういった説明を聞けば、「なるほど、父親の血筋で継承される皇統は尊い」と分かるが、「種」の方を重要視して、「畑」の方を軽んずる議論には納得できない。渡部先生は桓武天皇の母君を例に取っていた。曰わく、母君は百済の皇女であったから、桓武天皇の祖先には百済の人々がいたが、それは問題にならなかったという。なぜなら、桓武天皇には皇室の遺伝子を継承していたからだ、と。なるほど、渡部先生の仰る通りなのかも知れないが、現在の日本における皇室観は若干違うんじゃないか?

  もし、悠仁親王殿下が帰化鮮人の女性と結婚した場合、マスコミは日本国内や朝鮮に住む彼女の親族を取材し、インタヴュー記事を載せる可能性だってある。そうなれば、「今度のプリンセスは不逞鮮人の子孫かも知れないぞ !」と騒ぎ出すし、生まれてくる赤ん坊には朝鮮人の血が混じっているから、「御子様の祖父母や伯父・叔母、従兄弟も鮮人なのかぁ~」と落胆する人だって出てくる。いくら多文化・多民族教育が日本人の中に浸透しても、その内の何パーセントかは朝鮮系皇族に反感を抱き、次第に尊皇精神が薄れてしまうだろう。堪忍袋の緒が切れた人々は、「どうして将来の天皇陛下が朝鮮系なんだ !」と怒りを爆発させ、「そんな天皇は厭だ ! 俺は認めないぞ !」と言い出しかねない。

  一方、皇室に嫁ぐプリンセスが「朝鮮系」と知った南鮮人は大喜びだろう。なぜなら、憎い日本人が困惑し、日本人が大切にする皇統が朝鮮系に変化するからだ。血統原理を重んずる朝鮮人は、父系でなくても、母系で日本の天皇が朝鮮人に連なったことに意義を見出す。たとえ、武力で忌々しい日本人を支配できなくとも、結婚を通して日本の中核を征服したとなれば、「戦わずして勝った」ことに等しい。「日本征服」の夢を抱く朝鮮人は、「下劣な東夷(豚足の日本人)の連中が、我々と朝鮮系の皇子にひれ伏すんだ !」と欣喜雀躍。もし、こうした朝鮮系の皇太子が「お妃」を選ぶ年頃になれば、またもや朝鮮系の女性ないしアジア系混血児の女性を選ぶ可能性が出てくる。

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(左 : 朝鮮人女性   / 支那人女性  / タイ人女性  /  右 : フィリピン人女性 )

  他方、仮に50%朝鮮系の皇太子が日鮮混血児、あるいは帰化鮮人の女性と結婚するようになれば、二人の間に生まれる皇子は、50%から75%の朝鮮系後継者となるはずだ。これがもし、フィリピン系か支那系の女性なら、生まれてくる皇子は、50%+25%のアジア系皇位後継者となる。恐ろしいシナリオだけど、アジア人の祖先を持つ天皇陛下は、たとえ明治天皇や昭和天皇の「Y染色体」を持っていても、精神的には日本の帝(みかど)じゃないだろう。そもそも、75%の血が支那人とか朝鮮人、フィリピン人、タイ人の天皇陛下となったら、その外見だって“日本人離れ”してくるし、矢鱈と支那系帰化人や朝鮮系国民に親近感を示すようになる。こうなれば、日系日本人の心は離れて行く。もしかすると、将来、朝鮮系天皇による南鮮か北鮮への御訪問も現実味を帯びてくる。なぜなら、陛下が“同胞”に会うことになるからだ。もし、リベラルな天皇陛下が「朝鮮半島の“親戚”に会いたい !」と言い出したら、宮内庁や首相官邸、一般国民はどう答えるのか? まさか「それはダメです !」とは言えまい。その頃には、アジア系議員が増えているし、総人口に占めるアジア系も増えているから、陛下の訪鮮を支持する輩が必ず出てくるぞ。

  渡部先生は移民社会の恐怖をあまり実感していないから、異人種混淆に関しても楽観的だったのだろう。先生曰く、

  私たちは、ハーフの人に、「外国人の血が半分混じっているんだね」などと言うが、血液など、日本人も外国人もみな同じ血が流れているのだ。問題にするには当たらないわけであって、問題は、どんな遺伝子を持っているかにあるのである。(上掲書 p.58.)

  確かに、我々が肉眼で血液を見れば、日本人もヨーロッパ人もアフリカ人も大差が無い。A型もB型、O型、AB型の血液を顕微鏡で見ても区別がつかない。しかし、人間の精子や卵子には体質や外見を決める遺伝子情報が詰まっており、父親のY染色体を受け継いでも、母親次第で肉体が違ってしまうのだ。現実の世界では、父親が同一の異母兄弟がいるけど、母親の人種が違えば兄弟でも他人みたいになる。例えば、アングロ・サクソンの王様がデイン人のお妃を娶れば、生まれてくる王子は北方種族となるだろう。でも、黒人の妾を孕ませれば、生まれてくる庶子は、浅黒い肌で縮れ毛、しかもアフリカ人みたいな顔つきになる。もし、一般の日本人が二人のプリンスを目にすれば、「えっ、これが実の兄弟なのか?」と驚くに違いない。確かに、二人とも父親(王様)の遺伝子をもっているから、男系男子の王位継承者になり得る。だが、国民の忠誠心は違ってくるだろう。

  令和の日本国民といえども、まだ幾らかの日本的感覚を有しているから、「まさか、いくら未来の皇太子妃とはいえ、黒人はないだろ~」と懐疑的になる。なるほど、そうかも知れないが、アジア系のフィアンセになる可能性は捨てきれない。もし、一般の日本人がヨーロッパの実例を見れば、「えぇぇ~、そんなぁ~、信じられなぁ~い」と驚愕するはずだ。

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(左 : 仲睦まじいプリンス・アルベールとニコール  / 中央 : プリンス・アルベールと息子のアレクサンドル / 右 : 母親のニコール・コステと成長したアレクサンドル )

  以前、当ブログで紹介したモナコ公国のプリンス・アルベール2世は、若い頃、不動産屋のタマラ・ロトロ(Tamara Jean Rotolo)という女性と交際し、ジャズミン(Jazmin Grace Grimaldi)という娘をもうけている。しかし、問題なのは、次に付き合った女性で、これが何と、フランス航空に勤めていたスチュワーデス、ニコール・コステ(Nicole Coste)というトーゴー生まれの黒人なのだ。彼女との間には、アレクサンドル(Alexandre Grimaldi-Coste)という息子が生まれているが、とてもヨーロッバ人とは思えない。ラップ・ミュージシャンなら納得。後に、アルベール2世は南アフリカ出身の水泳選手であるシャーリーン・ウィットストック(Charlene Wittstock)と正式に結婚した。二人の間にはプリンセス・ガブリエラ(Princess Gabriella)とプリンス・ジャック(Prince Jacques)が生まれている。

Tamara Jean Rotolo 001Jazmin Grace Grimaldi 001Nicole Coste & son 677








(左  : タマラ・ロトロとプリンス・アルベール  / 中央 : 父親のプリンス・アルベールと娘のジャズミン   /  右 : ニコール・コステと幼いアレクサンドル )

  日本でもアルベール2世の母親は有名で、レーニエ3世に嫁いだアメリカの人気女優グレース・ケリー(Grace Kelly)だ。このロイヤル・カップルには三人の子供が誕生し、長女がカロリーヌ(Caroline)で、長男がアルベール、次女がステファニー(Stéphanie)。カロリーヌは一度離婚を経験したが、ハノーヴァー家のブリンス・エルンスト・アウグストと再婚した。ステファニーの方も離婚経験者で、職業は何をやってもダメだった。歌手やファッション・モデルをやっていたが、どれも成功せずイマイチ。結局、「モナコのお姫様」という職業が一番似合っていたのだ。

Grance Kelly 22143Nicole Coste 344Princess Charlene 45566









(左 : 元女優のプリンセスとなったグレース・ケリー  / 中央 : プリンセスになれなかったニコール・コステ / 右 : プリンセスとなったシャーリーン・ウィットストック )

  もう一つの実例は、リヒテンシュタイン公国のプリンス・マクシミリアン(Prince Maximilian)だ。彼はプリンス・ハンス・アダム(Hans Adam)2世の次男で、未来の君主は兄のプリンス・アロイス(Prince Alois)となっている。長兄のアロイスはウィッテルスバッハ家(Wittelsbach)のバヴァリア公爵マックス・エマニュエル(Max-Emanuel)の娘ゾフィー(Sophie)と結婚したから、お似合いのカップルと言っていい。ところが、弟のマクシミリアンは黒人のアンジェラ・ブラウン(Angela Giesela Brown)と結婚したから、さぁ大変。彼女はパナマのボゴタ生まれの黒人女性で、フッション・デザイナーをしていたというが、ヨーロッパ貴族の奥方になるなんて論外。リヒテンシュタインの国民からすれば、驚天動地の衝撃である。二人の間には、アルフォンス(Alfons)というプリンスが生まれているが、どう見ても西歐人とは思えない。どちらかと言えば、南米に住む黒人とスペイン人との間に生まれたムラートー(Mulatto / 混血児)のような少年だ。

Hans Adam 007732Prince Maximilian 999213Angela Brown 11Prince Alfons 221








(左 : ハンス・アダム2世   /   / プリンス・マクシミリアン  /  アンジェラ・ブラウン / 右 : プリンス・アルフォンス)

  イングランドでも有色人種の貴族や王族が出来てしまい、ヘンリー王子とメーガン・マークルの結婚は日本でも相当な話題となった。現地のイギリス人にも非常なショックで、いくら何でも、ヨーロッパ随一の伝統を誇る王室のプリンスが、黒人女性と結婚するなんて信じられなかったようだ。上層中流階級の知識人や下層中流階級の良識人は、口にこそ出さないが、メーガンが妊娠した時、「どんな子供が生まれるんだ?」と心配し、「アフリカ人の遺伝子が浮上するんじゃないか?」と気を揉んでいたのだ。確かに、黒人との子供は、たとえ肌が明るい色でも、隔世遺伝とか優性遺伝により、孫や曾孫の代になってアフリカ人のような人相の子供が生まれる可能性が高い。日本でも黒人の祖父を持つ子供が、縮れ毛だったり鼻孔が大きかったりするじゃないか。西歐人の遺伝子を守りたいブリテン国民が心配するのは当然だ。

Meghan Markle & Doria 9921Kitty Spencer & Diana 2Kate 2221







(左 : メイガン・マークルと母親のドリア  / プリンセスとなったダイアナ・スペンサー / 親戚のキティー・スペンサー /  右 : ケンブリッジ公爵夫人になったケイト・ミドルトン)

  異人種のプリンセスには問題が多く、メーガンは女王陛下やウィリアム王子と対立した挙げ句、ヘンリーとアーチーを伴ってブリテン王国を去ってしまった。しかも、古巣のアメリカへ戻ると、オプラ・ウィンフリーのインタヴューを受け、イギリス人の人種偏見を非難するんだから、一般国民が激怒したのも無理はない。大衆紙はメーガンの脱出を大々的に取り上げ、ブリテン国内に潜む人種差別を糾弾したが、アングロ・サクソン系やケルト系のブリテン国民からすれば、「厄介払い」といったところだろう。ブリテン人というのは本質的に偽善者で、建前では黒人差別を批判するが、心の底では有色人種への嫌悪感が残っており、黒人のプリンセスを尊敬することができない。

  脱線したので話を戻す。当時の皇太子殿下と小和田雅子嬢の御成婚が発表された時、渡部先生は谷沢永一先生と一緒に喜んでいた。もちろん、筆者も祝福する気持ちでいっぱいだったが、それと同時に暗い気分になっていたことを覚えている。なぜなら、他のお妃候補全員が殿下を避けていたからだ。正常な一般国民なら、「皇室に嫁ぐ」となれば尻込みするし、「私なんか絶対に無理」と震えが止まらなくなる。何しろ、皇太子妃になれば、その一挙手一投足を全国民に監視されし、ちょっとしたミスも大々的に報じられてしまうのだ。

  加えて、言論や行動の自由も無いから、気軽に六本木でショッピングなんか許されないし、秘境を訪ねる海外旅行も出来ない。況んや、ナイト・クラブに通って馬鹿騒ぎするなど御法度。週刊新潮や週刊文春が常に監視の目を光らせ、芥子粒ほどのネタでも西瓜ほどのスキャンダルに膨らまそうと狙っているのだ。しかも、嘘八百の誹謗中傷記事をバラ撒かれても、会社に怒鳴り込んで「責任者を出しやがれ !」と凄むこともできない。雑誌記者は正体不明の「皇室関係者」および「宮内庁関係者」による話と称して勝手な記事を掲載するが、皇族はそれれを「違います!」と言えないのだ。

  一般国民の女性にとって皇室の伝統や儀式は異星人の慣習と同じである。民間のお妃は、数々の宮中行事や事前活動に出席しなければならない。だから、毎回毎回、緊張の連続である。正月になれば和歌を詠むことになるが、一般家庭で育ったお嬢様には、和歌を詠むといった家風が無いから大変だ。英会話の教育は受けても、日本の古文・支那の漢文なんて無縁だから、いきなり「皇室の伝統文化に馴染めなさい!」と言われても戸惑うばかり。ちょっと教養のある女性なら、宮城での息苦しい生活を予測できるから、殿下との結婚は“問題外”と考える。民間のイベントに参加すると時でも、馬鹿らしい事に付き合わされ、無礼な連中にも笑顔で対応せねばならないんだから大変だ。先のオリンピックでは、イベントの企画業者が天皇陛下に〇Xクイズをさせようとしたんだから、一般国民だって呆れ返ってしまい言葉が出ない。責任者は「無礼者 !」と叱られて、斬首刑になってもおかしくないぞ。

  やがて皇位に就く悠仁親王殿下や次世代の皇太子殿下は、またもや民間人の中から好みの女性を見つけるに違いない。でも、プロポーズは非常な困難を伴う。まづ、普通の女性は求婚に応じないからだ。となれば、殿下のプロポーズにOKを出すのは、何らかの“魂胆”がある女性となってしまうだろう。つまり、小室圭みたいに、皇室の財産や名声、プリンセスとしての地位、極上の人脈を狙った女性が殿下に接近し、色仕掛けでたぶらかす、という訳だ。眞子内親王殿下は「海の王子」に惚れてしまったが、その正体が暴露されても、憧れの王子様を諦めきれなかった。おそらく「有り得ない」と思うが、もし、悠仁親王殿下が「海の女王」とか、「疑惑の悪女」に恋心を抱いたら、宮内庁はどうするつもりなのか? 秋篠宮家では既に姉の「駆け落ち」を許してしまった。となれば、弟の「暴走」だって許してしまうんじゃないか? もし、悠仁親王殿下が父君と同じく、占領憲法を楯に取り、「結婚は両者の合意のみに基づく」と言い出したら、秋篠宮家や皇室会議は反対できまい。

外国勢力による皇族の囲い込み

  一般の日本国民は暢気に構えているが、支那や朝鮮の工作機関は、日本という敵を征服するため、国家の中核を成している皇室に的を絞る。しかし、ダイナマイトを投げつけたり、トラックでの自爆テロを仕掛けることはない。もし、暴力的な手段に訴えれば、却って国民の結束を固めてしまうからだ。これじゃ下策だ。では、上策とは何か? それは金銭や法律、捏造を混ぜた心理戦である。皇室を潰すには、内部崩壊に導く方がいい。そもそも、皇室が根強いのは、日本国民が天皇陛下を敬愛し、命懸けで守ろうとするからだ。それならば、その憧れである天皇を腐敗させ、穢らわしい厄病神にすればいい。支那人や朝鮮人は、いきなり本丸や天守間を攻めず、外堀をこっそり埋めてから、徐々に内堀も埋めようと謀る。また、彼らは徳川家康のように大坂城に大砲を撃ち込まず、炭疽菌や天然痘など、目に見えぬ生物兵器を使って城内を混乱させようと試みる。外国勢力の手先となった週刊誌が、雅子妃や秋篠宮家を標的にし、様々な誹謗中傷を投げつけたのは、皇族を精神的に痛めつけるためであった。根拠の怪しい情報を元に、皇室のスキャンダルを捏造し、不愉快な情報を流布させれば、一般国民は徐々に尊皇精神を失って行くだろう。

Chinese spy Fang Fang(左 :  アメリカの政治家をハニートラップに仕掛けるよう送り込まれたファン・ファン )
  これは筆者の単なる邪推だが、もし、筆者が支那人の手先なら、小室圭に適当な仕事を斡旋し、生活に困らぬよう手配する。そして、誇りを傷つけない形で金銭的にも支援する。なぜなら、眞子内親王と小室圭の夫婦を末永く温存することで、皇族スキャンダルのネタを培養できるからだ。いくら、皇太弟が娘との縁を切ったとしても、日本国民は眞子内親王殿下を「平民」とは思わない。勘当されても「親子の絆」は消滅しないから、世間の関心は常に秋篠宮と小室家の確執に向く。あの小室母ならネタが尽きない。それにもし、眞子様が生活費を稼ぐために、いかがわしい健康食品とか栄養ドリンクの広告塔になったら、天皇陛下と秋篠宮殿下はどうなるのか? 小室家の背後に潜む支那人工作員は、小室夫婦に資金や仕事を提供することで、家庭内に忍び込もうとするはずだ。「友人」を装うスパイの連中は、利用できそうな情報やネタを探すはず。おそらく、盗聴や盗撮で脅迫の材料にできそうな映像や音声を蓄積するだろう。こうして、北京政府は日本政府を脅す材料を増やして行く。

  小室夫妻を操ろうとする支那人工作員は、成人となられた悠仁親王殿下にも狙いを定めるだろう。もしかすると、殿下が惚れそうな女性をわざと接近させ、皇室破壊用のエージェントにするかも知れない。既に、宮城へ送り込む計画を立てているのかも・・・。まともな家庭に育った日系日本人は、皇室に嫁ぐなんて事を一切考えないから、悠仁親王殿下に接近する女性となれば、何らかの目的を抱く野心家、あるいは日本の支配者を夢見る朝鮮系帰化人、殿下を反日分子へと導く性悪女くらい。たとえ、外国勢力の協力者でなくても、お妃候補が在日鮮人とか帰化鮮人の孫娘であったら大変だ。さらに、彼女の祖先が朝鮮半島の下層民たる白丁(ペクチョン)だったら、日本人は愕然とするだろう。

Noda 1(左  /  幸せそうな野田夫妻)
  仮に、「フィアンセ」の曾祖父が下賤な屠殺業者、あるいは密入国をした賭博業者で、祖父はヤミ金の高利貸し、父親はパチンコ・チェーンの社長なら、普通の日本人はコリアン・プリンセスに大反対だ。さらに、心配なのは彼女の親戚である。在日朝鮮人の家系だと、従兄弟に山口組や稲川会系暴力団員の組員がいたり、別の従兄弟には覚醒剤事件での逮捕歴があったり、と香ばしい一族というケースもある。最近では、野田聖子の亭主である野田文信(のだ・ふみのぶ / 本名 :  金文信)に注目が集まっているが、もし、野田聖子が総裁と総理になれば、金文信は首相の配偶者となって、歐米諸国への訪問に同伴することになる。でも、こんな亭主を目にしたら、在米日本人や在仏日本人などは、恥ずかしすぎて友人や同僚の前に出られなくなる。現地の学校に通う子供だって、堂々と「私は日本人」と言えなくなるだろう。外国のテレビや新聞は興味津々となり、会津小鉄会の「昌山組」に属していた夫を大々的に取り上げ、写真付きで報道するだろう。これでは日本国内に住む日本人だって厭になる。

  今月、フジテレビがNYで小室圭を見つけて、街頭インタヴューを試みたが、全く相手にされず無視されたという。小室氏が本当に帰国するのかどうか定かではないが、眞子内親王殿下は「勘当覚悟の駆け落ち」になりそうだ。しかし、我々が注目すべき点は、こんな事態になっても結婚を諦めない小室氏の精神構造の方である。彼は普通の日本人じゃない。メーガン・マークルは英国王室の暴露話で大金を得たが、眞子内親王はさすがに、そこまではしないだろう。でも、あの小室圭だと金に困れば、南鮮マスコミの独占取材に応じ、秋篠宮家に関する暴露話で一儲けするんじゃないか。もしかすると、隠し球の「音源」を持っているのかも。最近の小室氏は髪を伸ばしてポニー・テールにしているが、この髪で髷(まげ)を結って記者会見に臨み、「ゆるして、チョン髷」と言えば、多少の支援者ができるかも知れないぞ。ただし、SNS上で炎上すると思うけど。



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