黒いミス・ユニバースを利用するテレビ局
またもやTBSとテレ朝の反日祭りが始まった。端午の節句の前でも騒ぎたいのだろう。赤いメディアは、毎月何らかの反日報道をしないと、元気が出ないのかも。いつもは朝鮮人か支那人を引き合いに出して日本人を攻撃するのに、今回は黒人混血児を招いての反日宣伝ときた。毎回同じネタじゃ視聴者が飽きてしまう。マギー四郎のマジックなら許せる。いかにも人が良さそうな手品師が、縦縞のハンカチをクルっとひっくり返して、「あら不思議、横縞になっちゃった ! 」と驚く。お客のオッチャンやオバチャンは大笑い。定番ギャグは歓迎だが、左翼の演劇は嫌いだ。奇しくも4月20日に、TBSの「ニュース23」とテレ朝の「ビートたけしのTVタックル」で、ミス・ユニバース日本代表になった宮本エリアナ(Miyamot Ariana)を取り上げて、日本人の人種差別を批判していた。在京テレビ局こそ、差別の権化じゃないのか? 社員の採用だって、一般募集を装ってはいるが、大手企業や有力者の子供を優先的に入社させる、コネ入社が当り前になっていじゃないか。学歴、年齢、容姿を重要視してアナウンサーを採用しているテレビ局は、自らの方針を差別主義的とは思わないだろう。それに、テレビ局は格安料金で公共の電波を使っているくせに、公共の福祉には興味が無い。BS放送までもっているのに、通販番組を除けば、地上波と同じ事を繰り返す。反自衛隊、憲法改正反対、原発廃止、朝鮮人参政権の推進、と次々に国益を損なう報道では、一般国民だって電波を返上して、公平な競争入札にしろと言いたくなる。
左翼活動家や反日主義者は、日本を破壊するためにサリンや天然痘を使わず、日本人の良心を利用する。普通の日本人は「私は人種差別や異民族への偏見は無いの」と言いたがる。まさか露骨に、「朝鮮人や支那人は出て行け、黒人との混血は嫌だ」なんて口にしないだろう。心の底で思っていても、表に出さぬのが大人のマナーであるからだ。したがって、「厄介事には関わらぬ」という態度を貫く。今回の宮本氏への差別的反応は、本音を表現できぬ匿名の日本人がもっている、正直な感想と言えよう。TBSやテレ朝のスタッフは、これを承知で番組で取り上げ、黒人混血児を嫌う日本人をやっつけたいのだ。これは宮本氏のような混血児を擁護したいというより、同種類で結束している日本人を分断し、まず手強い民族主義者を抹殺することにある。普通の生活を送る温厚な保守的国民は、いつでも隷属させることが出来るからだ。したがって、TBSとテレ朝は有色人種との混血に反対する「右翼勢力」を、第一ターゲットにしたのである。(極左メディアが「常識人」を「右翼」と呼ぶだけ。全共闘が警察を“暴力装置”と呼ぶのと似ている。)
異民族を使った謀略ならTBSは代表的工作機関である。「ニュース23」では、宮本氏に同行取材を行い、同氏の故郷である長崎県佐世保にまで足を伸ばした。彼女が黒人の父親ブライアントを持つことで、その肌や人相がアフリカ人になってしまい、地元の日本人から浮いた存在であったことは容易に理解できる。番組内では、彼女が母校の中学校を訪れ、バレーボール部に所属していた時の差別を回顧していた。上級生からは外人が来たとか、同級生からは肌の色が移るから近寄らないで、同じプールに入らないで、といった差別発言に苦しんだという。中学生の露骨な嫌悪感は簡単に想像できる。遺伝子的に違う黒人生徒を、日本人生徒は本能的に忌み嫌ったのであろう。子供は上手く説明できないが、不快な人物を仲間にしたくない、と拒絶してしまうのだ。これは教師が口頭でいくら叱責しても、なかなか根絶できない問題である。もし、無理をして自然な感情を圧殺すれば、鬱積(うっせき)した感情がいつか爆発し、もっと酷い嫌悪感が噴き出すだろう。教師だって内心分かっているのだ。しかし、自分の任期中は揉め事を起こしてもらいたくない。だから、生徒には「みんな平等に、差別はダメよ」ときれい事を言うのである。口頭注意で済めば苦労はなかろう。
TBSは宮本氏の辛い過去を放送することで、差別主義者とのレッテルを恐れる視聴者を、左翼陣営に取り込もうとする。番組スタッフは視聴者を丸め込むために様々な材料を用意した。街頭インタヴューで、街行く人に宮本氏を見世物にした。中高年婦人が彼女に対して、「あら日本語がお上手ね」と語りかける場面を流す。すると視聴者は、高齢者は偏見に固まった世代で、外見でもって人間を判断する「遅れた人」との印象を植え付ける。次ぎに、東京都北区のフランス系インターナショナル・スクールに赴き、そこに通う日仏混血児に意見を訊(き)く。すると子供たちは「ハーフ」としての悩み、つまり自己識別が難しいことや、容姿で他の日本人と区別される悲しさを口にする。ところが、番組スタッフがフランス系の学校を選んだことには、別の理由があったのではないか? フランスは多民族・多文化主義で国民が狂っており、西歐のトラブル・メーカーである。フランスのケルト系国民は、すでに人種的遺産を放棄しているし、廃墟と化したフランスには、黒人やイスラム教徒が雪崩れ込んで、二進(にっち)も三進(さっち)も行かぬ状態。国家といっても「ホーム(我が家)」ではなく、異邦人が雑居する「テナント・ビル」になっている。だから、フランスの教育を受けた子供は、現実社会に対して率直な意見を表明できず、屁理屈だけは達者な頭でっかちが多い。
番組取材班は、日本人の偏見については尋ねたが、フランス白人との混血児が遭遇する得な点については言及しなかった。日本に住む彼らが、白い肌や西歐風の容貌を持つことで得たメリットについては無視。たとえば、取材スタッフは彼らに対し、西欧系日本人の子供が子役やモデルになれた、という話題は持ち出さない。つまり、世間の実態を質問しないのだ。そもそも、TBSは本当に容姿を考慮せず、女子アナを採用したのか? たとえば、小林悠(はるか)というTBSアナウンサーがいるが、もし彼女がプロテニス選手のヴィーナス・ウッリアムズ(Venus Williams)みたいな顔でも、番組のメインキャスターに採用したのか? (BS-TBSの歴史番組「ライバルたちの光亡」に出演していたのを覚えている。) フジテレビは瀧川クリステルを採用し、報道番組のアンカーにした。そこでの特別待遇は彼女の容姿と無関係なのか? 東京都はオリンピック招致活動のために彼女を雇った。もし、瀧川氏がオプラ・ウィンフリーみたいな顔でも、東京都はプレゼンターとして採用したのか? そして、日本国民は何度も彼女の演説映像を観たのか? 猪瀬直樹の作り笑顔より瀧川氏の自然な笑顔の方が絶対いい。常識的日本人ならすぐ答えが分かるはず。アナウンサー面接で不合格になった女性に是非訊いてみたい。
TBSスタッフはまた、米国に在住する映画監督の西倉めぐみという日米混血女性にインタヴューを行った。彼女は「ハーフ」という作品を撮った人物だから、黒色混血児に対する日本人への偏見を批判するに決まっているじゃないか。結果が予測できる相手を選んで取材をしているのだ。これでは誘導番組だろう。さらに、「ネットの掲示板」で、宮本氏が中傷されていると紹介した。TBSは「テレビの前の皆さん、ネット右翼が人種差別をしてまっせ」と伝えたいのだ。番組スタッフは多方面の意見を紹介して公平な報道を装うが、都合の良い取材で視聴者を囲い、TBSが示す目的地に向かわせる、といった策略をとっている。あたかも、視聴者が自らたどり着いた結果のように見せかけているのだ。特集の最後に、TBSの御用記者岸井成格(きしい・しげただ)が、したり顔で日本のグローバル化を言及し、外国人や混血児を受けつけない我々の島国根性を批判していた。岸井は日曜の「サンデー・モーニング」でも、TBSの代弁者となっている。
移民・難民の輸入に熱心なTBSと歩調を合わせて、テレ朝は娯楽番組で宮本氏をゲストに招いた。宮本氏だけではなく、元ミス・ユニバースに出場した宮崎京(みやこ)さんを同席させていた。選考委員の宮崎氏が宮本氏を褒めるのは当然として、北野たけしや阿川佐和子など他の出演者も宮本氏を称賛していた。こういうのを「サクラ」というのだ。番組では彼女が日本でイジメを受け、中学三年の時渡米したことを紹介していた。多人種がうごめくアメリカ社会で、彼女は人種を気にせず、伸び伸びとした高校生活を送ったようだ。それなら、わざわざ差別と偏見が蔓延(はびこ)る日本に戻ってくる必要性はあるまい。米国で黒人混血児など珍しくないから、モデルの仕事が見つからなかったんじゃないか? それに、米国では国民的絆というものは全く無い。ハリケーン被害が起こって、河の水が氾濫し、汚水に浸かった黒人を白人が自主的に助けようなんて思わない。東北大震災のボランティア庶民を観て、欧米人は驚愕した。「えっ、赤の他人をあんなに大勢の庶民が助けるのか?」と信じられなかったくらいだ。アメリカ社会は一見自由で、日本のように鬱陶(うっとう)しい人間関係がない代わりに、とても冷淡で人情が感じられない荒野である。狭量な日本が嫌で自由なアメリカに渡った宮本氏は、冷酷な多民族社会に永住すればよいのだ。
黒人差別が猖獗(しょうけつ)を極める日本に戻ってから、宮本氏はバーテンダーを勤めていたというが、やはりモデルを目指していたのだろう。日本には黒人への偏見があるが、米国にはない「外人枠」というのがある。つまり、容姿は異なるのに日本語を流暢に話す外国人を珍しがる国民性があるからだ。米国ABCテレビのプロデューサーだったデイブ・スペクターが、日本で人気者になったが、アメリカ人は俳優でもないシカゴのユダヤ人が、なぜあれ程の人気を博したのか理解できなかった。宮本氏が黒人という劣等感に悩んだことは理解できる。しかし、彼女も日本人が外人を特別視することで利益を得ていたのではないか? 彼女の告白によれば、中学生の頃は「ハーフ」に生まれていいことは一回ももなかったそうだ。彼女の友人の一人は、人種の問題で悩み自殺したという。たぶん同じ黒色混血児だったのかも知れない。実際、子供にとって黒人との混血は嫌なものだ。宮本氏はテレビ番組で、友人の過去を語らなかったから、自殺の真相は分からない。米国でなら黒人であることの劣等感に悩まずに済んだ宮本氏が、帰国を決意した真意はどこにあったのか?
宮本氏は酒場で働いていたそうだが、2014年にはミス・ユニバースから出場のオファーが来たらしい。ただ、その時は黒色混血児であることを気にして断ったという。それに、当時の日本人選考委員でも、黒人を代表にすることには難色を示したのではないか? 番組出演者の石原良純が東京では外人への偏見はほとんど見られない、と発言していたが、それは都会の無関心による結果だろう。大都市は怪しい者がうろつく雑居状態だから、嫌だと思っている住民でも、無視して気にしないように心掛けている。石原家のようなお金持ちなら、不愉快な黒人と離れて暮らすことも可能だろう。裕福な家庭なら、子供を有名校に通わせるし、そこに有色人混血児がいても、上品な素振りで適当に付き合えばいいのである。つまり、上っ面の交流で何ら問題がないのだ。金持ち喧嘩せず、と言うじゃないか。だが、そうした上流階級の子弟が黒人と結婚するかは疑問だ。名家の御曹司が酒場で知り合った黒人女性を娶(めと)り、黒い子供をもうけるとは思えない。大企業の会長といった祖父を持つお坊ちゃんが、黒い肌の孫を見せて「おじいちゃん会社の跡継ぎだよ」と言えるのか? もし、孫の誕生を待ちわびた祖父が、アフリカ人の顔つきをした孫を見て、友人や知人に自慢しようとは思わないだろう。筆者は片田舎の幼稚園で開かれた運動会で、黒人の孫をかかえる日本人老婆を目にしたことがある。娘が黒人と結婚したため、アフリカ的容姿の孫をもつことになったらしい。祖母からすれば可愛い孫でも、友人や地元の知人に自慢するほどではないだろう。ただ、ひっそりと慎ましく暮らすことを望むだけだ。周囲の者も事情を察しているから、老婆の孫をあえて触れようとはしない。日本人はこうした気配りと察し合いで共に暮らしているのだ。
もちろん、宮本エリアナさんのような黒色混血女性なら、美人だとの評判で多くの男性が求婚するだろう。しかし、一般社会で無名の黒色混血女性に、同じような機会が巡ってくるとは思えない。もし、黒色混血児が同級生から、その容姿をからかわれたら、日本人の親は何と言うのか? 宮本氏の母上様は「うらやましいから、そう言うのよ」とか「肌の色も個性だから」と語って慰めたらしい。しかし、こんな言葉は冷徹な現実の前では砕け散ってしまう。だから、思慮深い日本人女性は、黒人とは結婚しないのだ。将来の悲劇を予測できるのに、一時的な恋愛で黒人と夫婦(めおと)にならない。有吉佐和子の小説『非色』を読めば分かる。
日本人の同級生からイジメられていたから、宮本氏は日本人だけの社会に反感あるいは遺恨をもっているのだろう。彼女はあるインタヴューの中で、「日本は常にグローバル化というけれど、人種差別のような基本的なものを上手く処理できていないわ」と語っていた。(Kevin Buckland & Isabel Reynolds, Beauty Queen Wants Japan to Poen Minds and Borders, Bloomberg Business, April 7, 2015) この記事をかいたバックランド氏とレイノルズ氏の基本姿勢は簡単に分かる。浅黒い肌をした外人風の混血児を差別するようでは、日本は国際化、つまりグローバル化なんて無理だ、という筋書きである。彼らは麻生太郎大臣が口にした、「日本は一つの国民、一つの文明、一つの言語、一つの文化、一つの人種」という2005年の発言を引用している。そこで、二人の記者はオーストラリアの大学教授テッサ・モリス・スズキ(Tessa Morris-Suzuki)を尋ね、日本の外国人嫌悪(xenophobia)について喋ってもらった。そして宮本氏のような人物がもっと必要だとの結論を引き出した。どうせ日本人と結婚したオーストラリア人の戯言(たわごと)だろう。多民族主義に冒された豪州には、人種混淆を支持する左翼学者がホントに多いのだ。「外人」といっても、日本人がアングロ・サクソン系オーストラリア人を、アフリカ人と同等に嫌悪したのか? 「外人」を分類せずに、一括して「外人嫌悪」とは詐欺師的話術である。件(くだん)の記者たちは、支那移民を大量に引き込もうと執念を燃やす坂中英徳にまで取材していたのだ。法務省の赤い官僚であった坂中が、どう反応するか取材しなくても分かるだろう。もう、結論が見え見えの記事である。アジア担当の記者にロクな奴はいない。
「ビートたけしのTVタックル」で、宮本氏はミス・ユニバース日本代表の肩書きで、世界を回り人種差別問題を取り上げて行きたい、と語っていたが、まずアフリカ大陸で黒人の民族差別に取り組め、と言いたい。日本という物わかりのいい国で説教を垂れず、血で血を洗う民族紛争を起こしているルワンダとかパレスチナ、ボスニアといった地域に行けよ。宮本氏は世界レベルの差別と偏見を思い知るだろう。外国では小娘の主張なんか戯言だ。へたすれば強姦されるんだぞ。2011年、CBSのレポーターであったララ・ローガン(Lara Logan)は、南アフリカ生まれの白人美で、エジプトで怒った「アラブの春」を取材していた。リベラル派のバカ娘が、エジプト人の群衆の中に入っていって、取材しようとしたところ、誰かが「ユダヤ人の女だぞ !」とデマを飛ばしたところ、大勢の下郎が彼女の服を脱がし、強姦しようとした。スタッフに助けられたが、彼女は放心状態。恐怖で震えが止まらない。泣きべそかいて米国に帰っていったそうだ。(Brian Stelter, CBS's Lara Logan Suffered “Brutal” Attack in Cairo, The New York Times, February 15, 2011) 人種平等に同調する馬鹿な白人女には良い薬である。筆者のような者がいくら警告しても、大学で左巻きにクルクルパーになった女は、現実の厳しさが分からない。宮本氏も現実のアフリカを理解していないだろう。世界は甘くないぞ。宮本氏はどうせ、日本だけの巡業だろう。日本のテレビ番組で、「差別を無くしましょう」が売りのタレントにでもなるんじゃないか。クイズ番組やバラエティー番組、トークショーに出演するうちに、人種差別反対キャンペーンなんか忘れて、ゼニ儲けに熱中するのがオチだろう。美容エステに通う方が忙しくなるくらい、だったりして。ときたま、日テレの「愛は地球を救う」とかで涙を流して、世界平和を訴えるんじゃないか。宮本氏はアフガニスタンやパキスタンで10年くらい活動してみろ。現実の世界が分かるはずだ。
ミス日本代表をつくりだすユダヤ人
ミス・ユニバース大会は所詮、お金儲けを目的とした商売だ。誰が世界大会で優勝しようとも、民間団体が勝手に決めたチャンピオンに過ぎない。歴代優勝者が全部白人あるいは黒人であっても構わない。私的集団の自由である。問題なのは、この大会主催者に協力する者が、単なる民間イベントの領域を超えて、政治活動をしていることにある。日本社会を根底から覆し、理想の共産主義社会を目指す全共闘世代が、日本人を改造しようとする時、邪魔になったのが同族を基にする国民的連帯感であった。マルクス主義に心酔した破壊主義者が最も憎んだのは、皇室と国民の強固な絆であり、日本の大地に根を張った皇室伝統である。これを切断してしまえば、共産革命がはかどる、と分かったのだ。ではどうすればいいのか? 答え。日本人の肉体を変えれば、精神も変わる。日本人が祖先の血と肉、つまり遺伝子を継承するから悪いのだ。異民族の遺伝子を大量に注入してしまえば、日本国民は一体自分が誰なのか悩んでしまう。アイデンティテ・クライシス(identity crisis)は好都合だ。それには多民族社会にして雑婚を増やし、二千年以上続く民族を、雑種民族にすることが肝要。たとえば、アフリカ黒人とインド人と南米土人を日本人に混ぜれば、日本人意識をほとんど持たない虹色人種の出来上がり。日本人の血は4分の1だけでも国籍が日本なら日本国民だ。16分の1なら更に結構。こうした国民が7割ないし9割になれば、皇室を尊敬しなくなる。日本の左翼が「天皇制廃止 ! 」を叫んでも、国民からの反発は無いだろう。徳田球一(とくだきゅういち)や宮本顕治(みやもとけんじ)が地獄で萬歳するぞ。(今の高校生は「トクキュウ」とか「ミヤケン」と言ってもピンとこないでしょう。)
では、左翼テレビ局員が協力関係にある人物とは誰か? その一人は明らかである。ミス・ユニバース・ジャパンを主催するイネス・リグロン(Inés Ligron/本名AgnésLigron)である。ほとんどの日本人は、彼女が何者か分かるまい。一般の日本人が彼女をウィキペディアで調べても、その素性が書かれていないから、ファッション産業で活躍するフランス女性としか分からない。しかし、彼女はユダヤ人である。筆者は長年ユダヤ人を調べているから、何となく勘がはたらき、もしかしたらユダヤ人しゃないか、と疑ってしまった。以前デイブ・スペクターについて書いたが、日本に興味を持つ外国人にはユダヤ人が多い。筆者が好きなギターリストのマーティー・フリードマン(Marty Friedman)は、日本語が上手で、人気バンドのメガデスを脱退してから、日本で音楽活動をしている。GHQで日本分析官だったコロンビア大学のハーバード・ハッシン(Herbert Passin)教授もユダヤ人だし、皇室と日本史を研究したヘブライ大学のベン・アミ・シロニー(Ben-Ami Shillony)教授もユダヤ人である。合衆国中西部の片田舎で育った北欧系アメリカ人が、いきなり日本語や日本史を勉強しようとは思わない。もっとも、日本アニメに興味を持つアメリカ人は別。
(左:イネス・リグロン/右:息子のノア)
どうしてイネス・リグロンがユダヤ人と分かったか。それは彼女が息子ノア(NoaBlue Berger)が、バル・ミツバ(Bar Mitzvah)を行うとの告知を、彼女が自分のブログで発表していたからである。(彼女のJuly 29, 2013附のブログを参照) 「バル・ミツバ」というのは、ユダヤ教徒の少年が、13歳になったら行う成人式のようなもので、日本で言えば元服みたいなもんだ。ユダヤ人でなくとも、彼女がユダヤ人であることが分かる。このリグロン氏がミス・ユニバースにおける日本人受賞者を育てたのである。先ほど紹介した宮崎京は2003年に世界大会で5位に入った。つづいて2006年には知花くららが準優勝に輝き、2007年だと森理世(りよ)が晴れて優勝、、そして2015年に長崎代表の宮本エリアナが日本代表となった。こうした業績からか、彼女はベスト・ナショナル・ディレクターに表彰されたのである。彼女のバックアップを知れば、どうして日本人が急にミス・ユニバース大会で上位に入ったかが分かるだろう。八百長は無いと思うが、どうも裏で政治的・商業的計算がはたらいていようにみえてしまう。何というか、大会を日本で盛り上げるための“てこ入れ”が行われたような気がするのだ。断っておくが、あくまでも「気がする」と言うだけで、証拠を掴んだわけではない。審査員に何らかの「手心」が加えられた、なんで考えてはいけません。人種別に優勝者を決めていた、なんて言うと名誉毀損になのますよ。世界大会の審査員がまさか、政治的配慮で賞を各国に“たらい回し”にしたなんてことはあるまい。失礼な発言は慎まねば。知花氏も森氏も、絶世の美女だったんだろう。筆者には理解できない美意識だから、世界大会の審査員は天才的芸術家の目をもっていたに違いない。でも、優勝した森氏はその後どうなったんだろう? (筆者が知らないだけかも。 人気女優にでも転身したのかな?)
プロのリグロン氏が、黒人混血女性の宮本氏に目をつけたのは、本当に純粋な美意識からだろうか? 確かにフランスでは、黒人のファッション・モデルが多いし、色黒のミス・コンテスト代表者も多数誕生している。しかし、それは現在のフランスが人種混淆社会となり、もはや白人のガリア(すなわちフランク人とケルト人の国)でないからだ。しかし、日本はまだ黒人やアラブ人、アジア人の混血雑種社会になっていないのに、リグロン氏はなぜか宮本氏を気に入った。これは筆者の推測だが、日本代表にあえて黒色混血児を選ぶことで、「衝撃的効果」を狙ったのではないか? つまり、いくら日本人応募者から美女を選んでも、しょせん平凡な美女で終わってしまい、マスコミと世間の注目を集めない。そこで、黒人らしい容貌をもつ宮本氏を抜擢して、「サプライズ」を仕掛けたのであろう。これで話題の日本代表となり、世界大会主催者はリグロン氏を高く評価したんじゃないか。低迷していたミス・ユニバース大会を盛り上げた功績は大きい。これは白人大統領ばかりの米国で、黒人のオバマが出現したことで、世界的話題になったのと似ている。やり手の商人はこうした手をよく使う。
リグロン氏が宮本氏を選んだ理由はもう一つあるのではないか。それは、同質民族である日本人への嫌悪感である。西欧世界で異質民族であったユダヤ人は、ヨーロッパ人の国民主義が嫌いだった。セム系遺伝子のユダヤ人は、際だった鼻や鋭い目つきをもっていたので、ゲルマン人とは違った人相をもっている。ドイツ人やデンマーク人、イギリス人、ベルギー人などが、生まれ(ナチオnatio)を同じくする者同士で結束すると困るのだ。ナショナリズムが台頭すれば、異邦人のユダヤ人はつまはじきにされて、場合によっては追放されてしまう。だから、彼らは同質社会をことさら憎む。ユダヤ人のリグロン氏は、同質社会の日本を無意識のうちに憎み、同じ容姿の者同士で固まる日本人を、変革したいと思ったのではないか? 宮本氏は同質社会を破壊する起爆剤となる。ユダヤ人はこうして他人の国に住んで、その伝統社会を破壊することに快感を覚えるのだ。嫌われ者のユダヤ人は、神社の古い巨木を斧で切断したり、歴史的建造物に放火して喜ぶ犯罪者に似ている。日本を同質社会から、多民族社会に変えることが、正義に適(かな)い、理想的なのだ、と勝手に考えてしまう。ユダヤ人はグローバル社会に作りかえることが、人類の進歩であり、理想社会への一歩であるとみなす傾向が強い。だから、社会主義者が多いのだ。保守を自認する西歐の伝統主義者が、破壊嗜好をもつユダヤ人を憎んでも当然である。
英国「キャサリン妃ユダヤ人」説のデマ
我が国を遺伝子レベルで破壊しようとするリグロン氏は、英国に対してもユダヤ的価値観を持ち込んだ。イングランドのケンブリッジ公爵夫人、つまりキャサリン妃がジョージ王子を産んだ時、リグロン氏は王子をユダヤ人の子と呼んでいた。2013年7月29日附のブログを読めば、彼女の主張が分かるだろう。「未来のイングランド国王がユダヤ人だって知ってた?」というタイトルで、ジョージ王子(Prince George Alexander Louis of Cambridge)はユダヤ人のキャサリン妃が産んだから、ユダヤ人なのよ、と書いていた。しかし、彼女のブログは単なる推測に基づく記事である。これはイスラエルの代表的新聞「タイムズ・オブ・イスラスル」紙が否定しているのだ。ネオ・ナチのヨタ記事ではないぞ。
リグロン氏が用いた情報源は、元BBCのレポーター、マイケル・コール(Michael Cole)氏によるものだった。キャサリン妃のご母堂が結婚前にもっていた旧姓「ゴールドスミス(Goldsmith)」が、ユダヤ人の名前みたいだからというのだ。(Lauren Markoe, Jewish Royal Baby? Rumours Swirl Around Prince George And Kate MIddleton's Family Heritage, The Huffington Post, August 16, 2013) それではキャサリン妃の家系を見てみよう。
第19世紀の有名なユダヤ人家族メイヤーズ家
↓
↓ 子孫(不明確)
父ロバート・ハリソン ——— 母エリザベス・テンプル
↓娘
祖父ロナルド・ゴーメルドスミス——— 祖母ドロシー・ハリソン
↓娘
父マイケル・フランシス・ミドルトン————— 母キャロル・エリザベス・ゴールドスミス
↓3人の子供たち
キャサリン妃(元キャサリン・ミドルトン嬢)/ 妹ピパ(Pippa) / 弟ジェイムズ(James)
キャサリン妃ユダヤ人説の出所は、匿名のイスラエル正統派セファラディー・ラビ(律法学者)が、キャサリンの両親はユダヤ人と述べたことによる。「タイムズ・オブ・イスラエル」紙がマイケル・コール氏に問いただしたそうだ。すると、コール氏は、上記のような家系図を示し、曾祖母のエリザベス・テンプルが有名なユダヤ人一家メイヤーズ(the Myers)の子孫だからという。しかし、具体的な証拠をもって明言したのではなく、状況証拠に基づく発言であった。コール氏は、ゴールドスミス、ハリソン、メイヤーズがユダヤ人の名前のように聞こえるから、キャサリン妃はユダヤ人の子孫と判断したのだという。しかも、コール氏の情報源は、弁護士をしているユダヤ人の友人であった。しかし、その弁護士が家系図の専門家ではないのだ。たんなる憶測であった。(Miriam Shaviv, Middleton, Shmiddleton. Britain's new royal heir is not a Jew, The Times of Israel, July 25, 2013)
英国に在住するユダヤ人家系図調査の専門家であるローレンス・ハリス(Laurence Harris)の見解によれば、キャサリン妃はユダヤ人でないという。ユダヤ風氏名は、非ユダヤ人でも用いていたらしい。それにキャロル・ミドルトンの祖先はキリスト教会で結婚式を挙げており、ユダヤ教のシナゴーグに記録は見当たらないのだ。当時だと宗教が大変重要だったから、結婚式のような重要儀式をいい加減な気持ちで行ったりはしないだろう。ハリス氏はさらに推測する。キャロルの曾祖父ジョン・テンプル(John Temple)はミドルセックスの労働者だし、その父ジョセフ・テンプル(Joseph Temple)は鉱山労働者であった。ハリス氏がキャサリン妃の祖先を調べてみると、ほとんどがユダヤ人らしくない職業に就いていたという。ユダヤ人だと農夫や鉱夫といった職業より、金貸しとか貴金属商人、貿易商、医者、弁護士など都会の専門職が多い。ユダヤ人は仲間意識が強いから、膨大で詳細な家系図を作っている。筆者も米国ユダヤ人の家系図を多数記した高価な本を所有しているが、ユダヤ人の複雑な姻戚関係に驚いてしまった。(こんな日本人も珍しいでしょう。)
説明が長くなったが、イネス・リグロン氏が主張した「キャサリン妃ユダヤ人説」は、一人の記者による妄想が発端となったデマであった。我々は怪しい情報を聞いた時、その出典や根拠となる資料を検証せねばならない。おそらくリグロン氏はキャサリン妃がユダヤ人、との噂を耳にして喜んだから、検証せずに自己のブログに書いてしまったのだろう。重要なのは、彼女がユダヤ人意識を濃厚に持っているということだ。彼女は日本が多民族社会になった方が良い、と考えていたのかどうかは分からない。しかし、日本人に黒人や他の人種の遺伝子がごちゃ混ぜになることが素晴らしい、と思っていたことは確かだろう。フランスみたいに人種に対して鈍感な社会が理想だったのかも知れない。とにかく、ユダヤ人に引っかき回されると、国民国家はメチャクチャになる。ユダヤ人はイスラエルに纏(まと)めて追い返した方が世の為人の為である。
人間はは理性ではなく、感情で動くことが圧倒的に多い。宮本氏は黒人混血児に生まれた悔しさを、どこにぶつけて、どう解決したらいいか分からないだろう。父の国アメリカに住んで、人種を気にせず楽しく暮らせたのに日本へ戻ってきた。差別されても日本に帰ってくるのは、日本が米国より遙かに魅力的な証拠である。しかし、彼女は日本人の人種偏見を飯のタネにして暮らすことになるだろう。いくらテレビ番組に引っ張りだこになったとしても、いかに有名藝人が称賛しても、結局は「黒い肌と黒人顔の異質な混血児」という看板でタレント活動をすることになる。視聴者の罪悪感を突(つつ)いて有名になるのだ。笑顔で出演する宮本氏は、世間の日本人から愛されることはない。たしかに、大衆は笑顔で彼女を迎えるだろう。しかし、それは「私は人種差別主義者ではありません」という名札をぶら下げた日本人が、偽善を表示するために宮本氏を褒めそやすのだ。日本の少女たちが「きゃー、かわいい」とか「ああ、きれいですね」と口では言う。しかし、「私も黒人の遺伝子を持ちたい」とは言わないだろう。実際に混血児になったら、鏡を見るのが辛くなる。資生堂かマックス・ファクターで「美黒乳液」とか「肌を黒くする洗顔剤」なんて発売されるのか? また、美容整形医院で鼻巾を広くする手術が増えるのか? アフリカ人の顔にすべく数百万円使う日本人女性は何人出現するのだろう?
日本人は本音で行動すれば間違えることが少ない。しかし、日本人が愚かなことをするのは、たいてい本音を押し殺して、建前論で突き進む時である。正直に発言することは難しいし、非難を覚悟せねばならぬから勇気が必要だ。一般人は誰かが言いにくい本音を先に発言してくれないか心の中で期待する。勇気を持って本音を語る者が多く出現すれば、一般人も正直な意見に従うことができるのだ。本来、社会の指導者は言いづらい本音を代表すべきなのに、批判を恐れるあまり、きれい事に追従して本来の職務を放棄してしまう。政治家に意気地無しが多いのであれば、知識人が代わりに批判を甘受すべきなのに、これまた建前論に逃げてしまう。日本は草莽が頑張らねばならぬ国だ。結局、庶民の底力が頼りの日本である。「庶民はつらいよ」って寅さんも言いそうだ。
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またもやTBSとテレ朝の反日祭りが始まった。端午の節句の前でも騒ぎたいのだろう。赤いメディアは、毎月何らかの反日報道をしないと、元気が出ないのかも。いつもは朝鮮人か支那人を引き合いに出して日本人を攻撃するのに、今回は黒人混血児を招いての反日宣伝ときた。毎回同じネタじゃ視聴者が飽きてしまう。マギー四郎のマジックなら許せる。いかにも人が良さそうな手品師が、縦縞のハンカチをクルっとひっくり返して、「あら不思議、横縞になっちゃった ! 」と驚く。お客のオッチャンやオバチャンは大笑い。定番ギャグは歓迎だが、左翼の演劇は嫌いだ。奇しくも4月20日に、TBSの「ニュース23」とテレ朝の「ビートたけしのTVタックル」で、ミス・ユニバース日本代表になった宮本エリアナ(Miyamot Ariana)を取り上げて、日本人の人種差別を批判していた。在京テレビ局こそ、差別の権化じゃないのか? 社員の採用だって、一般募集を装ってはいるが、大手企業や有力者の子供を優先的に入社させる、コネ入社が当り前になっていじゃないか。学歴、年齢、容姿を重要視してアナウンサーを採用しているテレビ局は、自らの方針を差別主義的とは思わないだろう。それに、テレビ局は格安料金で公共の電波を使っているくせに、公共の福祉には興味が無い。BS放送までもっているのに、通販番組を除けば、地上波と同じ事を繰り返す。反自衛隊、憲法改正反対、原発廃止、朝鮮人参政権の推進、と次々に国益を損なう報道では、一般国民だって電波を返上して、公平な競争入札にしろと言いたくなる。
左翼活動家や反日主義者は、日本を破壊するためにサリンや天然痘を使わず、日本人の良心を利用する。普通の日本人は「私は人種差別や異民族への偏見は無いの」と言いたがる。まさか露骨に、「朝鮮人や支那人は出て行け、黒人との混血は嫌だ」なんて口にしないだろう。心の底で思っていても、表に出さぬのが大人のマナーであるからだ。したがって、「厄介事には関わらぬ」という態度を貫く。今回の宮本氏への差別的反応は、本音を表現できぬ匿名の日本人がもっている、正直な感想と言えよう。TBSやテレ朝のスタッフは、これを承知で番組で取り上げ、黒人混血児を嫌う日本人をやっつけたいのだ。これは宮本氏のような混血児を擁護したいというより、同種類で結束している日本人を分断し、まず手強い民族主義者を抹殺することにある。普通の生活を送る温厚な保守的国民は、いつでも隷属させることが出来るからだ。したがって、TBSとテレ朝は有色人種との混血に反対する「右翼勢力」を、第一ターゲットにしたのである。(極左メディアが「常識人」を「右翼」と呼ぶだけ。全共闘が警察を“暴力装置”と呼ぶのと似ている。)
異民族を使った謀略ならTBSは代表的工作機関である。「ニュース23」では、宮本氏に同行取材を行い、同氏の故郷である長崎県佐世保にまで足を伸ばした。彼女が黒人の父親ブライアントを持つことで、その肌や人相がアフリカ人になってしまい、地元の日本人から浮いた存在であったことは容易に理解できる。番組内では、彼女が母校の中学校を訪れ、バレーボール部に所属していた時の差別を回顧していた。上級生からは外人が来たとか、同級生からは肌の色が移るから近寄らないで、同じプールに入らないで、といった差別発言に苦しんだという。中学生の露骨な嫌悪感は簡単に想像できる。遺伝子的に違う黒人生徒を、日本人生徒は本能的に忌み嫌ったのであろう。子供は上手く説明できないが、不快な人物を仲間にしたくない、と拒絶してしまうのだ。これは教師が口頭でいくら叱責しても、なかなか根絶できない問題である。もし、無理をして自然な感情を圧殺すれば、鬱積(うっせき)した感情がいつか爆発し、もっと酷い嫌悪感が噴き出すだろう。教師だって内心分かっているのだ。しかし、自分の任期中は揉め事を起こしてもらいたくない。だから、生徒には「みんな平等に、差別はダメよ」ときれい事を言うのである。口頭注意で済めば苦労はなかろう。
TBSは宮本氏の辛い過去を放送することで、差別主義者とのレッテルを恐れる視聴者を、左翼陣営に取り込もうとする。番組スタッフは視聴者を丸め込むために様々な材料を用意した。街頭インタヴューで、街行く人に宮本氏を見世物にした。中高年婦人が彼女に対して、「あら日本語がお上手ね」と語りかける場面を流す。すると視聴者は、高齢者は偏見に固まった世代で、外見でもって人間を判断する「遅れた人」との印象を植え付ける。次ぎに、東京都北区のフランス系インターナショナル・スクールに赴き、そこに通う日仏混血児に意見を訊(き)く。すると子供たちは「ハーフ」としての悩み、つまり自己識別が難しいことや、容姿で他の日本人と区別される悲しさを口にする。ところが、番組スタッフがフランス系の学校を選んだことには、別の理由があったのではないか? フランスは多民族・多文化主義で国民が狂っており、西歐のトラブル・メーカーである。フランスのケルト系国民は、すでに人種的遺産を放棄しているし、廃墟と化したフランスには、黒人やイスラム教徒が雪崩れ込んで、二進(にっち)も三進(さっち)も行かぬ状態。国家といっても「ホーム(我が家)」ではなく、異邦人が雑居する「テナント・ビル」になっている。だから、フランスの教育を受けた子供は、現実社会に対して率直な意見を表明できず、屁理屈だけは達者な頭でっかちが多い。
番組取材班は、日本人の偏見については尋ねたが、フランス白人との混血児が遭遇する得な点については言及しなかった。日本に住む彼らが、白い肌や西歐風の容貌を持つことで得たメリットについては無視。たとえば、取材スタッフは彼らに対し、西欧系日本人の子供が子役やモデルになれた、という話題は持ち出さない。つまり、世間の実態を質問しないのだ。そもそも、TBSは本当に容姿を考慮せず、女子アナを採用したのか? たとえば、小林悠(はるか)というTBSアナウンサーがいるが、もし彼女がプロテニス選手のヴィーナス・ウッリアムズ(Venus Williams)みたいな顔でも、番組のメインキャスターに採用したのか? (BS-TBSの歴史番組「ライバルたちの光亡」に出演していたのを覚えている。) フジテレビは瀧川クリステルを採用し、報道番組のアンカーにした。そこでの特別待遇は彼女の容姿と無関係なのか? 東京都はオリンピック招致活動のために彼女を雇った。もし、瀧川氏がオプラ・ウィンフリーみたいな顔でも、東京都はプレゼンターとして採用したのか? そして、日本国民は何度も彼女の演説映像を観たのか? 猪瀬直樹の作り笑顔より瀧川氏の自然な笑顔の方が絶対いい。常識的日本人ならすぐ答えが分かるはず。アナウンサー面接で不合格になった女性に是非訊いてみたい。
TBSスタッフはまた、米国に在住する映画監督の西倉めぐみという日米混血女性にインタヴューを行った。彼女は「ハーフ」という作品を撮った人物だから、黒色混血児に対する日本人への偏見を批判するに決まっているじゃないか。結果が予測できる相手を選んで取材をしているのだ。これでは誘導番組だろう。さらに、「ネットの掲示板」で、宮本氏が中傷されていると紹介した。TBSは「テレビの前の皆さん、ネット右翼が人種差別をしてまっせ」と伝えたいのだ。番組スタッフは多方面の意見を紹介して公平な報道を装うが、都合の良い取材で視聴者を囲い、TBSが示す目的地に向かわせる、といった策略をとっている。あたかも、視聴者が自らたどり着いた結果のように見せかけているのだ。特集の最後に、TBSの御用記者岸井成格(きしい・しげただ)が、したり顔で日本のグローバル化を言及し、外国人や混血児を受けつけない我々の島国根性を批判していた。岸井は日曜の「サンデー・モーニング」でも、TBSの代弁者となっている。
移民・難民の輸入に熱心なTBSと歩調を合わせて、テレ朝は娯楽番組で宮本氏をゲストに招いた。宮本氏だけではなく、元ミス・ユニバースに出場した宮崎京(みやこ)さんを同席させていた。選考委員の宮崎氏が宮本氏を褒めるのは当然として、北野たけしや阿川佐和子など他の出演者も宮本氏を称賛していた。こういうのを「サクラ」というのだ。番組では彼女が日本でイジメを受け、中学三年の時渡米したことを紹介していた。多人種がうごめくアメリカ社会で、彼女は人種を気にせず、伸び伸びとした高校生活を送ったようだ。それなら、わざわざ差別と偏見が蔓延(はびこ)る日本に戻ってくる必要性はあるまい。米国で黒人混血児など珍しくないから、モデルの仕事が見つからなかったんじゃないか? それに、米国では国民的絆というものは全く無い。ハリケーン被害が起こって、河の水が氾濫し、汚水に浸かった黒人を白人が自主的に助けようなんて思わない。東北大震災のボランティア庶民を観て、欧米人は驚愕した。「えっ、赤の他人をあんなに大勢の庶民が助けるのか?」と信じられなかったくらいだ。アメリカ社会は一見自由で、日本のように鬱陶(うっとう)しい人間関係がない代わりに、とても冷淡で人情が感じられない荒野である。狭量な日本が嫌で自由なアメリカに渡った宮本氏は、冷酷な多民族社会に永住すればよいのだ。
黒人差別が猖獗(しょうけつ)を極める日本に戻ってから、宮本氏はバーテンダーを勤めていたというが、やはりモデルを目指していたのだろう。日本には黒人への偏見があるが、米国にはない「外人枠」というのがある。つまり、容姿は異なるのに日本語を流暢に話す外国人を珍しがる国民性があるからだ。米国ABCテレビのプロデューサーだったデイブ・スペクターが、日本で人気者になったが、アメリカ人は俳優でもないシカゴのユダヤ人が、なぜあれ程の人気を博したのか理解できなかった。宮本氏が黒人という劣等感に悩んだことは理解できる。しかし、彼女も日本人が外人を特別視することで利益を得ていたのではないか? 彼女の告白によれば、中学生の頃は「ハーフ」に生まれていいことは一回ももなかったそうだ。彼女の友人の一人は、人種の問題で悩み自殺したという。たぶん同じ黒色混血児だったのかも知れない。実際、子供にとって黒人との混血は嫌なものだ。宮本氏はテレビ番組で、友人の過去を語らなかったから、自殺の真相は分からない。米国でなら黒人であることの劣等感に悩まずに済んだ宮本氏が、帰国を決意した真意はどこにあったのか?
宮本氏は酒場で働いていたそうだが、2014年にはミス・ユニバースから出場のオファーが来たらしい。ただ、その時は黒色混血児であることを気にして断ったという。それに、当時の日本人選考委員でも、黒人を代表にすることには難色を示したのではないか? 番組出演者の石原良純が東京では外人への偏見はほとんど見られない、と発言していたが、それは都会の無関心による結果だろう。大都市は怪しい者がうろつく雑居状態だから、嫌だと思っている住民でも、無視して気にしないように心掛けている。石原家のようなお金持ちなら、不愉快な黒人と離れて暮らすことも可能だろう。裕福な家庭なら、子供を有名校に通わせるし、そこに有色人混血児がいても、上品な素振りで適当に付き合えばいいのである。つまり、上っ面の交流で何ら問題がないのだ。金持ち喧嘩せず、と言うじゃないか。だが、そうした上流階級の子弟が黒人と結婚するかは疑問だ。名家の御曹司が酒場で知り合った黒人女性を娶(めと)り、黒い子供をもうけるとは思えない。大企業の会長といった祖父を持つお坊ちゃんが、黒い肌の孫を見せて「おじいちゃん会社の跡継ぎだよ」と言えるのか? もし、孫の誕生を待ちわびた祖父が、アフリカ人の顔つきをした孫を見て、友人や知人に自慢しようとは思わないだろう。筆者は片田舎の幼稚園で開かれた運動会で、黒人の孫をかかえる日本人老婆を目にしたことがある。娘が黒人と結婚したため、アフリカ的容姿の孫をもつことになったらしい。祖母からすれば可愛い孫でも、友人や地元の知人に自慢するほどではないだろう。ただ、ひっそりと慎ましく暮らすことを望むだけだ。周囲の者も事情を察しているから、老婆の孫をあえて触れようとはしない。日本人はこうした気配りと察し合いで共に暮らしているのだ。
もちろん、宮本エリアナさんのような黒色混血女性なら、美人だとの評判で多くの男性が求婚するだろう。しかし、一般社会で無名の黒色混血女性に、同じような機会が巡ってくるとは思えない。もし、黒色混血児が同級生から、その容姿をからかわれたら、日本人の親は何と言うのか? 宮本氏の母上様は「うらやましいから、そう言うのよ」とか「肌の色も個性だから」と語って慰めたらしい。しかし、こんな言葉は冷徹な現実の前では砕け散ってしまう。だから、思慮深い日本人女性は、黒人とは結婚しないのだ。将来の悲劇を予測できるのに、一時的な恋愛で黒人と夫婦(めおと)にならない。有吉佐和子の小説『非色』を読めば分かる。
日本人の同級生からイジメられていたから、宮本氏は日本人だけの社会に反感あるいは遺恨をもっているのだろう。彼女はあるインタヴューの中で、「日本は常にグローバル化というけれど、人種差別のような基本的なものを上手く処理できていないわ」と語っていた。(Kevin Buckland & Isabel Reynolds, Beauty Queen Wants Japan to Poen Minds and Borders, Bloomberg Business, April 7, 2015) この記事をかいたバックランド氏とレイノルズ氏の基本姿勢は簡単に分かる。浅黒い肌をした外人風の混血児を差別するようでは、日本は国際化、つまりグローバル化なんて無理だ、という筋書きである。彼らは麻生太郎大臣が口にした、「日本は一つの国民、一つの文明、一つの言語、一つの文化、一つの人種」という2005年の発言を引用している。そこで、二人の記者はオーストラリアの大学教授テッサ・モリス・スズキ(Tessa Morris-Suzuki)を尋ね、日本の外国人嫌悪(xenophobia)について喋ってもらった。そして宮本氏のような人物がもっと必要だとの結論を引き出した。どうせ日本人と結婚したオーストラリア人の戯言(たわごと)だろう。多民族主義に冒された豪州には、人種混淆を支持する左翼学者がホントに多いのだ。「外人」といっても、日本人がアングロ・サクソン系オーストラリア人を、アフリカ人と同等に嫌悪したのか? 「外人」を分類せずに、一括して「外人嫌悪」とは詐欺師的話術である。件(くだん)の記者たちは、支那移民を大量に引き込もうと執念を燃やす坂中英徳にまで取材していたのだ。法務省の赤い官僚であった坂中が、どう反応するか取材しなくても分かるだろう。もう、結論が見え見えの記事である。アジア担当の記者にロクな奴はいない。
「ビートたけしのTVタックル」で、宮本氏はミス・ユニバース日本代表の肩書きで、世界を回り人種差別問題を取り上げて行きたい、と語っていたが、まずアフリカ大陸で黒人の民族差別に取り組め、と言いたい。日本という物わかりのいい国で説教を垂れず、血で血を洗う民族紛争を起こしているルワンダとかパレスチナ、ボスニアといった地域に行けよ。宮本氏は世界レベルの差別と偏見を思い知るだろう。外国では小娘の主張なんか戯言だ。へたすれば強姦されるんだぞ。2011年、CBSのレポーターであったララ・ローガン(Lara Logan)は、南アフリカ生まれの白人美で、エジプトで怒った「アラブの春」を取材していた。リベラル派のバカ娘が、エジプト人の群衆の中に入っていって、取材しようとしたところ、誰かが「ユダヤ人の女だぞ !」とデマを飛ばしたところ、大勢の下郎が彼女の服を脱がし、強姦しようとした。スタッフに助けられたが、彼女は放心状態。恐怖で震えが止まらない。泣きべそかいて米国に帰っていったそうだ。(Brian Stelter, CBS's Lara Logan Suffered “Brutal” Attack in Cairo, The New York Times, February 15, 2011) 人種平等に同調する馬鹿な白人女には良い薬である。筆者のような者がいくら警告しても、大学で左巻きにクルクルパーになった女は、現実の厳しさが分からない。宮本氏も現実のアフリカを理解していないだろう。世界は甘くないぞ。宮本氏はどうせ、日本だけの巡業だろう。日本のテレビ番組で、「差別を無くしましょう」が売りのタレントにでもなるんじゃないか。クイズ番組やバラエティー番組、トークショーに出演するうちに、人種差別反対キャンペーンなんか忘れて、ゼニ儲けに熱中するのがオチだろう。美容エステに通う方が忙しくなるくらい、だったりして。ときたま、日テレの「愛は地球を救う」とかで涙を流して、世界平和を訴えるんじゃないか。宮本氏はアフガニスタンやパキスタンで10年くらい活動してみろ。現実の世界が分かるはずだ。
ミス日本代表をつくりだすユダヤ人
ミス・ユニバース大会は所詮、お金儲けを目的とした商売だ。誰が世界大会で優勝しようとも、民間団体が勝手に決めたチャンピオンに過ぎない。歴代優勝者が全部白人あるいは黒人であっても構わない。私的集団の自由である。問題なのは、この大会主催者に協力する者が、単なる民間イベントの領域を超えて、政治活動をしていることにある。日本社会を根底から覆し、理想の共産主義社会を目指す全共闘世代が、日本人を改造しようとする時、邪魔になったのが同族を基にする国民的連帯感であった。マルクス主義に心酔した破壊主義者が最も憎んだのは、皇室と国民の強固な絆であり、日本の大地に根を張った皇室伝統である。これを切断してしまえば、共産革命がはかどる、と分かったのだ。ではどうすればいいのか? 答え。日本人の肉体を変えれば、精神も変わる。日本人が祖先の血と肉、つまり遺伝子を継承するから悪いのだ。異民族の遺伝子を大量に注入してしまえば、日本国民は一体自分が誰なのか悩んでしまう。アイデンティテ・クライシス(identity crisis)は好都合だ。それには多民族社会にして雑婚を増やし、二千年以上続く民族を、雑種民族にすることが肝要。たとえば、アフリカ黒人とインド人と南米土人を日本人に混ぜれば、日本人意識をほとんど持たない虹色人種の出来上がり。日本人の血は4分の1だけでも国籍が日本なら日本国民だ。16分の1なら更に結構。こうした国民が7割ないし9割になれば、皇室を尊敬しなくなる。日本の左翼が「天皇制廃止 ! 」を叫んでも、国民からの反発は無いだろう。徳田球一(とくだきゅういち)や宮本顕治(みやもとけんじ)が地獄で萬歳するぞ。(今の高校生は「トクキュウ」とか「ミヤケン」と言ってもピンとこないでしょう。)
では、左翼テレビ局員が協力関係にある人物とは誰か? その一人は明らかである。ミス・ユニバース・ジャパンを主催するイネス・リグロン(Inés Ligron/本名AgnésLigron)である。ほとんどの日本人は、彼女が何者か分かるまい。一般の日本人が彼女をウィキペディアで調べても、その素性が書かれていないから、ファッション産業で活躍するフランス女性としか分からない。しかし、彼女はユダヤ人である。筆者は長年ユダヤ人を調べているから、何となく勘がはたらき、もしかしたらユダヤ人しゃないか、と疑ってしまった。以前デイブ・スペクターについて書いたが、日本に興味を持つ外国人にはユダヤ人が多い。筆者が好きなギターリストのマーティー・フリードマン(Marty Friedman)は、日本語が上手で、人気バンドのメガデスを脱退してから、日本で音楽活動をしている。GHQで日本分析官だったコロンビア大学のハーバード・ハッシン(Herbert Passin)教授もユダヤ人だし、皇室と日本史を研究したヘブライ大学のベン・アミ・シロニー(Ben-Ami Shillony)教授もユダヤ人である。合衆国中西部の片田舎で育った北欧系アメリカ人が、いきなり日本語や日本史を勉強しようとは思わない。もっとも、日本アニメに興味を持つアメリカ人は別。
(左:イネス・リグロン/右:息子のノア)
どうしてイネス・リグロンがユダヤ人と分かったか。それは彼女が息子ノア(NoaBlue Berger)が、バル・ミツバ(Bar Mitzvah)を行うとの告知を、彼女が自分のブログで発表していたからである。(彼女のJuly 29, 2013附のブログを参照) 「バル・ミツバ」というのは、ユダヤ教徒の少年が、13歳になったら行う成人式のようなもので、日本で言えば元服みたいなもんだ。ユダヤ人でなくとも、彼女がユダヤ人であることが分かる。このリグロン氏がミス・ユニバースにおける日本人受賞者を育てたのである。先ほど紹介した宮崎京は2003年に世界大会で5位に入った。つづいて2006年には知花くららが準優勝に輝き、2007年だと森理世(りよ)が晴れて優勝、、そして2015年に長崎代表の宮本エリアナが日本代表となった。こうした業績からか、彼女はベスト・ナショナル・ディレクターに表彰されたのである。彼女のバックアップを知れば、どうして日本人が急にミス・ユニバース大会で上位に入ったかが分かるだろう。八百長は無いと思うが、どうも裏で政治的・商業的計算がはたらいていようにみえてしまう。何というか、大会を日本で盛り上げるための“てこ入れ”が行われたような気がするのだ。断っておくが、あくまでも「気がする」と言うだけで、証拠を掴んだわけではない。審査員に何らかの「手心」が加えられた、なんで考えてはいけません。人種別に優勝者を決めていた、なんて言うと名誉毀損になのますよ。世界大会の審査員がまさか、政治的配慮で賞を各国に“たらい回し”にしたなんてことはあるまい。失礼な発言は慎まねば。知花氏も森氏も、絶世の美女だったんだろう。筆者には理解できない美意識だから、世界大会の審査員は天才的芸術家の目をもっていたに違いない。でも、優勝した森氏はその後どうなったんだろう? (筆者が知らないだけかも。 人気女優にでも転身したのかな?)
プロのリグロン氏が、黒人混血女性の宮本氏に目をつけたのは、本当に純粋な美意識からだろうか? 確かにフランスでは、黒人のファッション・モデルが多いし、色黒のミス・コンテスト代表者も多数誕生している。しかし、それは現在のフランスが人種混淆社会となり、もはや白人のガリア(すなわちフランク人とケルト人の国)でないからだ。しかし、日本はまだ黒人やアラブ人、アジア人の混血雑種社会になっていないのに、リグロン氏はなぜか宮本氏を気に入った。これは筆者の推測だが、日本代表にあえて黒色混血児を選ぶことで、「衝撃的効果」を狙ったのではないか? つまり、いくら日本人応募者から美女を選んでも、しょせん平凡な美女で終わってしまい、マスコミと世間の注目を集めない。そこで、黒人らしい容貌をもつ宮本氏を抜擢して、「サプライズ」を仕掛けたのであろう。これで話題の日本代表となり、世界大会主催者はリグロン氏を高く評価したんじゃないか。低迷していたミス・ユニバース大会を盛り上げた功績は大きい。これは白人大統領ばかりの米国で、黒人のオバマが出現したことで、世界的話題になったのと似ている。やり手の商人はこうした手をよく使う。
リグロン氏が宮本氏を選んだ理由はもう一つあるのではないか。それは、同質民族である日本人への嫌悪感である。西欧世界で異質民族であったユダヤ人は、ヨーロッパ人の国民主義が嫌いだった。セム系遺伝子のユダヤ人は、際だった鼻や鋭い目つきをもっていたので、ゲルマン人とは違った人相をもっている。ドイツ人やデンマーク人、イギリス人、ベルギー人などが、生まれ(ナチオnatio)を同じくする者同士で結束すると困るのだ。ナショナリズムが台頭すれば、異邦人のユダヤ人はつまはじきにされて、場合によっては追放されてしまう。だから、彼らは同質社会をことさら憎む。ユダヤ人のリグロン氏は、同質社会の日本を無意識のうちに憎み、同じ容姿の者同士で固まる日本人を、変革したいと思ったのではないか? 宮本氏は同質社会を破壊する起爆剤となる。ユダヤ人はこうして他人の国に住んで、その伝統社会を破壊することに快感を覚えるのだ。嫌われ者のユダヤ人は、神社の古い巨木を斧で切断したり、歴史的建造物に放火して喜ぶ犯罪者に似ている。日本を同質社会から、多民族社会に変えることが、正義に適(かな)い、理想的なのだ、と勝手に考えてしまう。ユダヤ人はグローバル社会に作りかえることが、人類の進歩であり、理想社会への一歩であるとみなす傾向が強い。だから、社会主義者が多いのだ。保守を自認する西歐の伝統主義者が、破壊嗜好をもつユダヤ人を憎んでも当然である。
英国「キャサリン妃ユダヤ人」説のデマ
我が国を遺伝子レベルで破壊しようとするリグロン氏は、英国に対してもユダヤ的価値観を持ち込んだ。イングランドのケンブリッジ公爵夫人、つまりキャサリン妃がジョージ王子を産んだ時、リグロン氏は王子をユダヤ人の子と呼んでいた。2013年7月29日附のブログを読めば、彼女の主張が分かるだろう。「未来のイングランド国王がユダヤ人だって知ってた?」というタイトルで、ジョージ王子(Prince George Alexander Louis of Cambridge)はユダヤ人のキャサリン妃が産んだから、ユダヤ人なのよ、と書いていた。しかし、彼女のブログは単なる推測に基づく記事である。これはイスラエルの代表的新聞「タイムズ・オブ・イスラスル」紙が否定しているのだ。ネオ・ナチのヨタ記事ではないぞ。
リグロン氏が用いた情報源は、元BBCのレポーター、マイケル・コール(Michael Cole)氏によるものだった。キャサリン妃のご母堂が結婚前にもっていた旧姓「ゴールドスミス(Goldsmith)」が、ユダヤ人の名前みたいだからというのだ。(Lauren Markoe, Jewish Royal Baby? Rumours Swirl Around Prince George And Kate MIddleton's Family Heritage, The Huffington Post, August 16, 2013) それではキャサリン妃の家系を見てみよう。
第19世紀の有名なユダヤ人家族メイヤーズ家
↓
↓ 子孫(不明確)
父ロバート・ハリソン ——— 母エリザベス・テンプル
↓娘
祖父ロナルド・ゴーメルドスミス——— 祖母ドロシー・ハリソン
↓娘
父マイケル・フランシス・ミドルトン————— 母キャロル・エリザベス・ゴールドスミス
↓3人の子供たち
キャサリン妃(元キャサリン・ミドルトン嬢)/ 妹ピパ(Pippa) / 弟ジェイムズ(James)
キャサリン妃ユダヤ人説の出所は、匿名のイスラエル正統派セファラディー・ラビ(律法学者)が、キャサリンの両親はユダヤ人と述べたことによる。「タイムズ・オブ・イスラエル」紙がマイケル・コール氏に問いただしたそうだ。すると、コール氏は、上記のような家系図を示し、曾祖母のエリザベス・テンプルが有名なユダヤ人一家メイヤーズ(the Myers)の子孫だからという。しかし、具体的な証拠をもって明言したのではなく、状況証拠に基づく発言であった。コール氏は、ゴールドスミス、ハリソン、メイヤーズがユダヤ人の名前のように聞こえるから、キャサリン妃はユダヤ人の子孫と判断したのだという。しかも、コール氏の情報源は、弁護士をしているユダヤ人の友人であった。しかし、その弁護士が家系図の専門家ではないのだ。たんなる憶測であった。(Miriam Shaviv, Middleton, Shmiddleton. Britain's new royal heir is not a Jew, The Times of Israel, July 25, 2013)
英国に在住するユダヤ人家系図調査の専門家であるローレンス・ハリス(Laurence Harris)の見解によれば、キャサリン妃はユダヤ人でないという。ユダヤ風氏名は、非ユダヤ人でも用いていたらしい。それにキャロル・ミドルトンの祖先はキリスト教会で結婚式を挙げており、ユダヤ教のシナゴーグに記録は見当たらないのだ。当時だと宗教が大変重要だったから、結婚式のような重要儀式をいい加減な気持ちで行ったりはしないだろう。ハリス氏はさらに推測する。キャロルの曾祖父ジョン・テンプル(John Temple)はミドルセックスの労働者だし、その父ジョセフ・テンプル(Joseph Temple)は鉱山労働者であった。ハリス氏がキャサリン妃の祖先を調べてみると、ほとんどがユダヤ人らしくない職業に就いていたという。ユダヤ人だと農夫や鉱夫といった職業より、金貸しとか貴金属商人、貿易商、医者、弁護士など都会の専門職が多い。ユダヤ人は仲間意識が強いから、膨大で詳細な家系図を作っている。筆者も米国ユダヤ人の家系図を多数記した高価な本を所有しているが、ユダヤ人の複雑な姻戚関係に驚いてしまった。(こんな日本人も珍しいでしょう。)
説明が長くなったが、イネス・リグロン氏が主張した「キャサリン妃ユダヤ人説」は、一人の記者による妄想が発端となったデマであった。我々は怪しい情報を聞いた時、その出典や根拠となる資料を検証せねばならない。おそらくリグロン氏はキャサリン妃がユダヤ人、との噂を耳にして喜んだから、検証せずに自己のブログに書いてしまったのだろう。重要なのは、彼女がユダヤ人意識を濃厚に持っているということだ。彼女は日本が多民族社会になった方が良い、と考えていたのかどうかは分からない。しかし、日本人に黒人や他の人種の遺伝子がごちゃ混ぜになることが素晴らしい、と思っていたことは確かだろう。フランスみたいに人種に対して鈍感な社会が理想だったのかも知れない。とにかく、ユダヤ人に引っかき回されると、国民国家はメチャクチャになる。ユダヤ人はイスラエルに纏(まと)めて追い返した方が世の為人の為である。
人間はは理性ではなく、感情で動くことが圧倒的に多い。宮本氏は黒人混血児に生まれた悔しさを、どこにぶつけて、どう解決したらいいか分からないだろう。父の国アメリカに住んで、人種を気にせず楽しく暮らせたのに日本へ戻ってきた。差別されても日本に帰ってくるのは、日本が米国より遙かに魅力的な証拠である。しかし、彼女は日本人の人種偏見を飯のタネにして暮らすことになるだろう。いくらテレビ番組に引っ張りだこになったとしても、いかに有名藝人が称賛しても、結局は「黒い肌と黒人顔の異質な混血児」という看板でタレント活動をすることになる。視聴者の罪悪感を突(つつ)いて有名になるのだ。笑顔で出演する宮本氏は、世間の日本人から愛されることはない。たしかに、大衆は笑顔で彼女を迎えるだろう。しかし、それは「私は人種差別主義者ではありません」という名札をぶら下げた日本人が、偽善を表示するために宮本氏を褒めそやすのだ。日本の少女たちが「きゃー、かわいい」とか「ああ、きれいですね」と口では言う。しかし、「私も黒人の遺伝子を持ちたい」とは言わないだろう。実際に混血児になったら、鏡を見るのが辛くなる。資生堂かマックス・ファクターで「美黒乳液」とか「肌を黒くする洗顔剤」なんて発売されるのか? また、美容整形医院で鼻巾を広くする手術が増えるのか? アフリカ人の顔にすべく数百万円使う日本人女性は何人出現するのだろう?
日本人は本音で行動すれば間違えることが少ない。しかし、日本人が愚かなことをするのは、たいてい本音を押し殺して、建前論で突き進む時である。正直に発言することは難しいし、非難を覚悟せねばならぬから勇気が必要だ。一般人は誰かが言いにくい本音を先に発言してくれないか心の中で期待する。勇気を持って本音を語る者が多く出現すれば、一般人も正直な意見に従うことができるのだ。本来、社会の指導者は言いづらい本音を代表すべきなのに、批判を恐れるあまり、きれい事に追従して本来の職務を放棄してしまう。政治家に意気地無しが多いのであれば、知識人が代わりに批判を甘受すべきなのに、これまた建前論に逃げてしまう。日本は草莽が頑張らねばならぬ国だ。結局、庶民の底力が頼りの日本である。「庶民はつらいよ」って寅さんも言いそうだ。
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コメントを有り難うございます。黒人との混血児を利用して日本を多民族国家にしようと目論むマスコミは本当にいやらしい。宮本氏は丁度良い道具に過ぎません。これといった特技も無い黒人娘は、「日本代表」という肩書きしか持てないでしょう。そんな女性を利用して、外国から異人種を大量輸入するマスコミの魂胆は見え見えです。日本語を喋る黒人の姿を、無防備な視聴者に披露し、異人種との共存を拒んではいけません、と刷り込みたいのでしょう。黒人を断固反対と拒否できない一般国民は、外人排斥を「悪」とみなし、異邦人の流入を許してしまうに違いない。しかし、異人種との混淆が始まれば、実生活でそれを嫌がる日本人が出てくる。こうなれば、日本社会は分裂し、温和な社会から「ギスギス」した険悪な社会へと変わってしまいます。近い将来、日本人の「良さ」が失われる時代が到来し、我々には昔を懐かしむ日が来ると思います。