アメリカ合衆国の主幹民族

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(左:西欧系アメリカ人の家族 / 右:北欧系の子供)

  日本人が批判するアメリカ人とは、如何なる人物なのかよく分からない。雑誌『WiLL』などに西尾幹二や高山正之といった保守派論客が、しばしばアメリカ批判の文章を書いている。筆者は彼らのアメリカ批判を非難しているのではなく、ただ明確に彼らの主張を理解したいだけ。問題なのは、西尾氏や高山氏が辛辣に批判するアメリカ人ってどんなタイプのアメリカ人なのか、具体的に浮かんでこないことだ。雑多な民族や人種が入り組んで構成されている米国で、一括りに「アメリカ人」と言われたって、読者はどんな風に理解しているのか? 比較的同質性の高い日本人でも、アナーキスト、革マル、極左、ピンク左翼、裏切り保守、偽装保守、真正保守、ノンポリ派とか、けっこう種類が豊富だ。アイスクリームみたいに、31(サーティー・ワン)種類くらいあるんじゃないか。日本人でもこんなに幅広く区分けされるのだから、アメリカ人ならもっと分別が必要だろう。

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(左:幸せそうな異人種の親子 / 右:素晴らしい異人種カップル)

  日本人とは「私は日本人なのか? 」と悩まない者である。我が国には、生まれた時から日本人で、両親、祖父母、曾祖父母と祖先を遡っても日本人という人が多い。こんな民族は世界でも珍しい部類に入る。外国では両親が違う民族とか異なる人種というケースはいくらでもある。昔と比べれば、父親が黒人で母親が白人という場合も多くなった。親子で容姿が違う家族なんて日本では想像できない。精神が狂った欧米では、白人家庭なのにアフリカ人やアジア人の養子をもらったりするから、もう家族の意味すら分からなくなっている。日本人は猫や犬を家族のように扱うが、黒人を養子にする西歐人より健全だろう。ただし、亭主の晩飯より犬の餌を心配するオバタリアンは行き過ぎだと思うけど。(そういえば、愛犬を抱きかかえて「犬の散歩」をしていたオバはんが居たなぁ。これってオバンの散歩じゃないのか?) とにかく、日本の主流は伝統的国民の日系日本人で、帰化した朝鮮人や支那人、密入国した朝鮮人の子孫が我が国の支配民族ではない。当然なようで、ここが肝要。

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(左:二階俊博 / 辻元清美 / 鳩山由紀夫 / 右:菅直人)

  ここでクイズ。もし、正常なアメリカ人やヨーロッパ人の政治家が日本人と同盟を組みたいと考えた時、どんな日本人と組むことが最も賢い選択なのか? 答えは簡単。日系日本人がベスト。間違っても、菅直人や辻元清美みたいな極左を選んではいけない。もっとも、日本を徹底的に弱体化し、その富を掠奪しようとするなら最適だろう。日本の事情を知らない西歐人は、朝日新聞やデイリー毎日を読み、NHKの国際放送を視聴するから、岡田克也を日本の代表的政治家だと思ってしまう。こうした人物は他にもいて、鳩山由紀夫は宇宙人だし、白真勲は帰化朝鮮人で、二階俊博は日本人の皮を被った支那人だ。最悪の日本認識である。西歐人は「だって有名なんだもん」と口答えをするだろうが、こんな組み合わせは、ご飯にコカ・コーラをかけて、伝統的な日本のお茶漬けです、と言うようなもんだ。かつて内村鑑三は『代表的日本人』を著し、西郷隆盛や上杉鷹山を取り上げた。まともな日本人ならアナーキストの堺利彦(さかい・としひこ)や大杉栄(おおすぎ・さかえ)、幸徳秋水(こうとく・しゅうすい)を挙げることはまずあるまい。保守派のアメリカ人が長期的友好関係を結ぼうと思うなら、歴史と伝統に根ざした旧家の日本人を選ぶ方が賢明だ。我が国の土となった先人を祖先に持ち、心の底から日本を愛する国民こそが、パートナーとしてふさわしい。

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(左:激昂する朝鮮人の老婆 / 右:ブラック・パンサーの黒人)

  それでは、我々がアメリカ人と友好関係を築こうと希望した場合、一体どんなアメリカ人と組むべきか? 日米安保を維持したい日本人なら当然考えるべきだ。ただ、世間には日本は米国と絶縁した方が良いと考える保守派もいるだろう。しかし、日本一国で軍事的独立を維持しようとすると莫大な費用が発生する。だから、同盟を結んだ方がお得。だからといって、いくら脳天気な日本人でも、朝鮮系や支那系アメリカ人と手を結ぼうとは考えないだろう。「従軍慰安婦」だ「南京大虐殺」だと嘯(うそぶ)く気違い民族とは話しもしたくない。それなら黒人か? まず、生理的に嫌だ。それに彼らは奴隷の子孫だから、アメリカに怨みを抱くことはあっても、自然な愛情は感じないだろう。じゃあ、ヒスパニックは? 彼らもヨーロッパ人から土地を奪われた、という怨念が染みついているからダメ。カルフォルニアやテキサスを白人どもに奪われた、という遺恨が強い。しかも、どぶネズミのように密入国してきた下層民だから、恥知らずのならず者がほとんど。こんな中南米人は、日本人の方から願い下げだ。アラブ人やトルコ人、ユダヤ人といった中東アジア人は論外。やはり日本人にとって最良の相手は、西欧系アメリカ人となるだろう。ただし、彼らの多数派は左翼教育を受けてかなり精神が歪んでいるので、左翼思想を排斥する教養の高い保守的アメリカ人をターゲットにしなければならない。これは単に白人だからというのではなく、彼らがアメリカ合衆国を建てた民族に一番近いからだ。

アメリカ人はかつてイギリス人だった

Catherine of Braganza1(左/キャサリン妃)
  アメリカ大陸で、独立の共和国を建てたのはイングランドの臣民であった。これは周知の事実。しかし、多くのアメリカ人はその後継者ではない。なぜなら、独立戦争とは関係ない移民の子孫であるからだ。大半の国民にとって建国の歴史は他人事である。学校でアメリカの過去を習っても、それは“国史”じゃなくて“外国史”。非西歐世界からやって来た者にとって、アメリカ史は自分の祖先が築いた歴史ではなく、異質なイギリス人が起こした事件を綴った日記である。レキシントンやコンコードといった地名を聞いても、戦闘があった場所くらいの認識でしかない。外国人観光客と同じだ。ニュージャージー州に「慰安婦像」を建てて喜んでいる朝鮮系アメリカ人にとって、マサチューセッツやニューヨークなど単なる地名だ。彼らにニューヨーク州の「クイーンズ(Queens)」はどんな由来かを尋ねても無駄。中には「あばずれ女(クイーンズ/queans)」が多いからだろう、と笑って答える者もいるだろう。しかし実際、ほとんどのアジア系アメリカ人は、英国王チャールズ2世に嫁いだポルトガルのお姫様、ブラガンザ家のキャサリン(Catherine of Braganza)に因んで名づけられたとを知らない。それどころか、ポルトガルにそんな王家があったことすら知らないのだ。朝鮮系住民にとって、キャサリンがチャールズ2世の女房だろうが愛人だろうが、どちらでも構わない。支那系アメリカ人もそんな白人女に興味はゼロ。彼らの関心はゼニだ。中華文明が世界一と豪語する支那人でも、毛沢東の肖像画より、誰だか知らないが米ドル札の白人が好き。しかも、1ドル札のジョージ・ワシントンより、100ドル札のベンジャミン・フランクリンの方が偉いと思っている。だが、支那人にとってウッドロー・ウィルソン大統領は更に偉い。だって10万ドル紙幣に印刷されているもん。

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(左:10万ドル札のウドロー・ウィルソン / 右:ベンジャミン・フランクリン)

  現在の米国は有色人種で溢れているが、かつてはイギリス系白人が主流であった。合衆国の礎を築いた人たちは、イギリス人やスコット人を始めとする西歐人ばかりで、政界、財界、宗教界でも圧倒的にイギリス人が中心だった。政財官のみならず学界やメディア界で、ユダヤ人がふんぞり返っている現在とは大違いだ。アングロ・サクソン系のアメリカ人が中枢を占める社会なんて夢みたい。しかし、歴史を調べてみると、まんざら幻想でもなさそうだ。たとえば、マサチューセッツは“新たなイングランド”といった土地柄であった。メイフラワー号に乗ったピューリタン信徒がプリマスに上陸したエピソードなら、米国史に詳しくない日本人でも聞いたことがあるだろう。後にプリマス自治区(Plymouth Colony)の総督となったウィリアム・ブラッドフォード(William Bradford)は、敬虔なプロテスタント信徒としても有名だ。決して、ベンジャミン・ディズレイリやイズラエル・ザングウィル、ネイサン・ロスチャイルドみたいな英国ユダヤ人じゃない。このマサチューセッツ州に移住してきたイギリス人には、イングランド東部出身者が多かったらしい。ベイ・コロニー(Bay Colony)に建設された初期の郡を見てみれば納得できよう。サフォーク(Suffolk)・エセックス(Essex)・ノーフォーク(Norfolk)といった郡の名は、まさに彼らの出身地からとった名称だ。ミドルセックス(Middlesex)郡だって英国東部みたいなものだろう。

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(左:ウィリアム・ブラッド・フォード / イズラエル・ザングウィル / ベンジャミン・ディズレイリ / 右:ネイサン・ロスチャイルド)

  土地柄というのは、そこに住む人間がつくるものだ。したがって、マサチューセッツ州に住んでたイギリス人入植者を調べれば、その頃の雰囲気がどんな風だったか分かる。たとえばボストンだと、サフォークとエセックス出身者が59パーセント、ロンドン出身者10パーセント、その他の英国系が31パーセントという比率であった。サドベリーでは、エセックス・ハートフォード出身者が36パーセント、ウィルトシャイアー・ドーセット・ハンプシャイアー出身者が36パーセントロンドン出身者が9パーセント、その他が19パーセントである。(David Hackett Fischer, Albion's Seed, Oxford University Press, 1989, p.36) 詳しく述べると長くなるから省略するが、その他の町でも似たり寄ったりで、住民のほとんどがイギリス人であった。それに、イギリス人が移住してきて建てた町だから、地名が英国風でもおかしくはない。もし、イギリス人が建設した都市なのに、その都市名がアフリカ風の「ボンゴ・ボンゴ」とか、アジア風の「アメリゴスタン」だったら奇妙である。もっとも、魔女裁判で有名なセイレム(Salem)は、平和を意味するヘブライ語「シャローム(Shalom)」に由来する。ピューリタンは旧約聖書を重要視するから、ユダヤ風の地名にしてしまったのだ。(プロテスタン信徒の古代ユダヤ人贔屓については、また別の機会で述べてみたい。) 日本人に親しまれているハーバード大学のある場所がケンブリッヂなのは納得。また、その地で生まれた赤ん坊の名前だって、ウィリアムとかエドワードなら理解できる。しかし、当時は間違っても「バラク」なんていうアフリカ風ユダヤ人名をつける白人など居なかった。(「バラク」とは「バルーク」というユダヤ人名がなまったファースト・ネームである。フランクリン・ローズヴェルト大統領の顧問だった「バーナード・バルーク」がユダヤ人であった事は有名。)

神話の系譜を持つ王族、ワシントン

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(左:狼に育てられたロムルスとレムス/右:トロイから逃げ出すアエネアス)

  現在の合衆国で一番有名なイギリス系アメリカ人といったら、やはり初代大統領のジョージ・ワシントンだろう。どんなアホでもバラク・オバマを見て、合衆国を築いた元勲の子孫とは思わない。建国の父祖(Founding Fathers)は、ギリシアの伝説的英雄のごとく神格化された。父祖たちを描いた絵画を見れば一目瞭然だ。国家の起源には宗教的要素が必要である。古代ローマも神話的建国物語があって、ロムルスとレムスという兄弟により建てられたことになっている。さらにローマ人は建国の起源を神秘的にした。伝説によれば、トロイ陥落後アエネアス(Aeneas)に率いられたトロイア人がイタリアに逃れ、そこでローマを建設したという。アエネアスはトロイの王族で女神ヴィーナスの系譜を持つと言われ、彼の子孫が狼によって育てられたロムルスとレムスになっているそうだ。イングランドも似たような伝説を持っている。アエネアスの子孫であるブルートゥス(Brutus)は、ある時誤って父を殺してしまった。そこでイタリアからフランスに逃れ、次第に北方の島へと辿り着き、やがて王になった。高貴な血筋のブルートゥスは国を建てたことになっている。この島はブルートゥスに因んで「ブリテン」と名づけられたという。もっとも、伝承に基づく『ブリテン史(Historia Britonum)』からの話だから信憑性はないが、昔のイギリス人は王国の起源を崇高で立派なものにしたかったのだろう。

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(左:デラウエア川を渡るワシントンの部隊 / 右:若きジョージ・ワシントン)

  愛する祖国は神聖でなければならない。アメリカ人だって自国を伝説や神話で飾ってみたいだろう。何にもしなければ、建国の父祖は国王ジョージ3世に背いて独立を成し遂げた叛逆者のままである。これではいけない。じゃあどうするのか? 武勇伝を作って彼らを英雄にしてしまえ、というわけだ。ところが、建国の父祖は立派なイギリス紳士だったから、無茶な捏造史は不必要であった。ここのところが共産党の支那人と大きく違う。支那人の支配者層はいつの世でも匪賊である。ゴロツキを率いた極悪人しか皇帝になれない。明の朱元璋(しゅげんしょう)は乞食坊主から皇帝に成り上がった。相当な野心家で狡猾な策略家だ。毛沢東はヤクザが赤ん坊に思えるほどの兇悪犯。一方、独立戦争の英雄ジョージ・ワシントンは、知性、教養、人格、能力、容姿、財産などの面で申し分のない英国紳士である。アメリカ大陸で風雲急を告げる秋(とき)、ヴァージニアから彗星の如く現れたのがワシントン大佐だった。彼は皇帝ナポレオンのように卓越した軍事戦略家ではなかったが、貧相な装備しか持たない部下を勇気づけ、苦戦であっても諦めない指揮官であった。ただし、ワシントンにはプロイセン士官の軍事アドヴァイザーが附いていた。大陸軍を訓練したフリードリッヒ・フォン・シュトイベン(Friedrich von Steuben)男爵の貢献はかなり大きい。ちょうど、わが帝国陸軍の軍事教官だったクレメンス・メッケル(Klemens W.J. Meckel)少佐のようなものだ。とにかく、ワシントンは人格が素晴らしかったので、周囲の者は悉く彼に魅了されたという。ワシントンには言い表せぬ威厳があり、王者の風格といってもいい。彼に接する者は自然と畏敬の念を持ってしまうのだ。指導者の素質とは畢竟(ひっきょう)するに人格である。

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(左:ジョージ・ワシントン / 中央:フリードリッヒ・フォン・シュトイベン / 右:クレメンス・メッケル)

  このワシントン将軍の家系がこれまた凄い。彼のご先祖様を遡ると、北欧スカンジナヴィア(スウェーデン)の伝説的王オーディン(Odin)にまでたどり着くそうだ。オーディン(Woden)と言えば、北欧神話の主神で、戦争と死をつかさどる神である。ゲルマン貴族の祖先とは大抵、神話に登場する神々が祖先となってるから不思議ではない。北欧種族のデーン人が王国を築いたデンマークでは、王族のトーフィン(Thorfin)が有名で、彼の先祖はデンマークのシュレスヴィヒ(Schleswig)が本拠地。彼も神様の系譜に連なる。トーフィンはノルマン征服以前にブリタニアのヨークシャーに居を構えていたという。そうした神々しい王統に属するのが、ジョン・ワシントン(John Washington)という人物で、ジョージ・ワシントン大統領の曾祖父に当たるのだ。ジョンはトーフィンから数えて20代目の子孫になるという。(Albert Welles, The Pedigree and History of Washington Family, Society Library, New York, 1879, p. iv) 「ワシントン」という家名は、ヨークシャーのカークビー・ラヴェンスワース教区近くにあるワシントン村から由来する。今と違って人の移動が少なかったから、そこの住人はほとんどがスカンジナヴィア系であったらしい。彼らはノルマン人と同じ古代アングル語を話していたという。それも当然で、ワシントン村のアングル人は、ユトランド半島南部のシュレースヴィヒ・ホルシュタイン地方からやって来た部族。北欧ヴァイキングのノルマン人と言葉が通じても不思議ではない。ちょっと意外なのは、彼らがザクセン(サクソン)人とは違った部族である点だ。後にアングロ・サクソン人と呼ばれる種族も、当時は二つの部族に分離していたという。

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(左:オーガスティン・ワシントン / 中央ジョージ・ワシントンが生まれた家 / 右:トーフィンの像)

  偉大なる神オーディンからの血統を誇るトーフィンがイングランドに移住したように、王族の血筋に連なるジョン・ワシントンも大西洋を渡ってアメリカへ渡ったそうだ。1650年代にヴァージニア移住してきたジョンは、そこで土地を取得し家族をもうけ、地元の民兵を統率する中佐になったという。彼は後の子孫ジョージと同じで、みんなからの評判が良く、人気者であったジョンはヴァージニア代表者会議に選出されのである。ジョンはポトマック川の近くにポウプズ・クリーク(Pope's Creek)という農場を持っていて、そこに住んでいたのが孫のオーガスティン(通称ガス)である。かれはジェーン・バトラーという女性と結婚し、4人の子供をもうけたが、生き残ったのはローレンスとオーガスティンという息子二人だけ。そして、妻ジェーンが亡くなると、オーガスティンはメアリー・ボールという女性と再婚する。彼女とは5人の子供をもうけ、その長男がのちに大統領となるジョージであった。ジョージには妹のベティーと三人の弟、サミュエル、ジョン、チャールズがいた。中でもジョン(ジャク・オーガスティン)とは非常に仲かが良かったので、ジャクが1787年に亡くなったことは、ジョージにとって悲しい記憶となっている。ジョージの父ガスは金髪の偉丈夫(いじょうぶ)で、6フィートの背丈があっという。ジョージの体格が立派だったのは父親譲りだったのかも知れない。それに野山を馬で駆けずり回っていたから、健康な生活を送っていたのだろう。(ワシントン将軍については感動的な物語があるが、長くなってしまうので別の機会に紹介したい。そういえば、幸村誠の連載漫画『ヴインランド・サガ』を読めば、ヴァイキングの英雄伝が分かって、北欧の歴史を楽しむことができる。しかし、日本人って本当に凄い国民だ。マンガでも詳しい歴史を紹介するとは。日本の漫画家は勉強家だし、読者の子供たちも理解能力が高い。)

ブリテン系指導者による独立戦争

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(左:指揮官の要請を受けるキンキナートゥス / 中央:キンキナートゥスの像 / 右:ジョージ・ワシントン)

  アメリカ合衆国が偉大な国家であったのは、イギリス人入植者の民度が高かったこともあるが、その指導者たちが教養と財産を持つジェントルマンだったからだろう。ちょうど共和政ローマを樹立した貴族が卓越していたように、建国の父祖も国家を建設できるくらい優秀な統率者だった。ワシントン将軍はしばしば、ローマ共和政の精神を代表するキンキナートゥス(Lucius Quinctis Cincinatus)に譬えられる。明治維新の元勲と同じく、アメリカ共和国をつくった指導者は、西歐世界の美徳(virtu)を体現する人物だったのだろう。アレクサンダー・ハミルトンやトマス・ジェファーソンは今さら説明するまでもない。当然なのだが、彼らはブリテン系入植者で、ユダヤ人や南米人、アフリカ人ではなかった。たとえば、第二代大統領になったジョン・アダムズ(John Adams)はマサチューセッツ代表として大陸会議に出席した法律家で、英国の統治政体を称賛する保守主義者であった。慧眼の持ち主たるアダムズは、安定した統治こそが人々の自由を保障すると考え、世襲の上院議員や終身の最高行政官を考えていたらしい。卓越した指導者はひと味違う。こうした見解によりアダムズは、世襲君主政支持の人物と見なされたが、彼の政治思想は正しかった。共和政治には貴族や士族が必要なのだ。名門貴族がローマ共和政の支柱であったことを思い出せばうなずけよう。

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(左:ジョン・アダムズ / サミュエル・アダムズ / ジョン・ハンコック / 右:ジョン・ディキンソン)

  ジョン・アダムズの父親ジョン・アダムズ・シニアは、ピューリタンの独立農民で、教会の執事や民兵を率いる中佐であった。彼はベイ・コロニーへ入植したヘンリー・アダムズの五代目にあたるという。ヘンリーは英国エセックスのデヴォンシャー出身のイギリス人であった。ちなみに、ジョン・アダムズのいとこには、あのサミュエル・アダムズがいる。このサミュエルにボストンで仕えていたのが、有名な暴れん坊政治家のジョン・ハンコック(John Hancock)だ。イギリス兵による虐殺事件に憤慨し、ボストン茶会(Boston Tea Party)事件で 人々を煽動した人物だ。ワシントン将軍麾下の大陸軍で総司令官も務め、憎きイギリス兵相手に奮闘したという。独立戦争で活躍した人物には名門出身者や立派な紳士が多かった。米国史を学んだ大学生なら、ペンシルヴァニア邦とデラウェア邦の知事になったジョン・ディキンソン(John Dickinson)を知っているだろう。彼も英国から移住してきた入植者の子孫だ。アメリカの叛逆者たちは、祖国イングランドから独立したが、その行動様式(ethos)はイギリス人的であったことは確かであろう。彼らには現在の多文化主義など狂気の沙汰である。英国式思考が当然で、疑問に思う者などいなかった。新大陸でイギリス人本来の生活を送ろうとしていた彼らに、ユダヤ人や黒人を考慮に入れながら政治を行う意識はまずあり得ない。

  日本人は安全保障や歴史問題、経済摩擦でしばしばアメリカ人と対峙する。しかし、我々はどんなアメリカ人と反発しているのか? 例えば、日本の保守派は慰安婦像設置をめぐる対立で、朝鮮系アメリカ人とその裏で糸を引く北鮮人および支那人と言論で戦っている。ところが、ワイオミング州やルイジアナ州、ヴァーモント州、インディアナ州などの西欧系白人は無関心。彼らが日本軍の「蛮行」を信じるのは、マスコミが暴露記事として報道するからだ。しかも、日本政府を代表して宮澤喜一や河野洋平が謝罪したからである。反日の極悪人が政府の要職につく日本は異常だ。国家公安委員長に就いた岡崎トミ子は慰安婦謝罪の要求を韓国で叫んだ前科がある。縛り首になってもいいくらいだ。さらに誤解を深めるのが日本の役人ときている。日本の外務省官僚は反論せず、アメリカ人を前にして「我々は謝っているじゃありませんか ! 」と繰り返すばかり。これじゃアメリカ人が信じるのも無理はない。日本人は必死になって気違いの朝鮮系アメリカ人団体や薄汚いマイク・ホンダを相手にしている。こんな連中は恥知らずだから、何を言っても無駄だ。朝鮮人は自分が狂っていることに気づかないから、正常になろうと思うはずがない。

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(左:宮澤喜一 / 河野洋平 / 岡崎トミ子 / 右:マイク・ホンダ)

  それより、保守派の西欧系アメリカ人を相手にした方が良い。彼らは歴史の研究で1次資料(primary sources)の精読や科学的検証を重視する。西欧系アメリカ人を日本の理解者にする方がよっぽど効果的だ。彼らは日本人を特に好きというわけではないが、名誉と正直を大切にするので、朝鮮人の捏造を知ったらそれを拒否する。嘘と分かっても騒ぎを止めない支那人や朝鮮人とは、根本的に違うのだ。そういえば筆者が昔、数名の南鮮人留学生と朝鮮統治をめぐって論争したことがある。ある南鮮人は日本政府により米を収奪されて、朝鮮人が塗炭の苦しみを嘗(な)めたと言い張った。しかし、この愚かな南鮮人は、朝鮮総督府の公的資料や関係者の回顧録を読めなかった。日本語はおろか漢字すら読めなかったのだ。ハングルで書かれたSF小説的教科書を真実と思っている朝鮮人は救いようがない。その場にいたアメリカ人教授は、朝鮮人が1次資料を読まずに、伝聞による噂話だけを信じないよう注意した。お米の掠奪をどの部隊や憲兵が行ったのか、指揮系統と指令文書は存在したのか、など具体的な証拠がない歴史論争は不毛である。歴史の学術誌『アメリカン・ヒストリカル・リヴュー(American Historical Review)』で、原資料を読まずに論文を書く学者はいない。劣等国から来た朝鮮人に高度な学問を理解せよ、というのは無理な注文だろうが、日本やアメリカのような文明国に来たら礼儀正しくしなければならない。捏造話は通用しないのだ。筆者の徹底した反撃に悔しそうだった朝鮮人の顔は今でも忘れていない。他の朝鮮人学生は、反論できずにしょんぼりしていた。朝鮮人は「植民地支配」を持ち出せば、どんな日本人も怯むだろうと高を括っている。日本人には卑屈な者ばかりとは限らないのだ。(朝鮮統治については友邦協会が、興味深い冊子をたくさん刊行しているので、ぜひ「友邦シリーズ」を読んでみてね。ただ、一般図書館には所蔵されていないかも。いずれ幾つかを紹介したい。)

  話が脱線したから元に戻す。米国を何とかして日本に都合良く動かしたいと思う日本人は、建国の精神を継承しようとする西欧系アメリカ人に焦点を絞るべきだ。日本の保守派は、皇室を中心とした國體(こくたい)を尊び、祖先の血統と遺産を維持しながら日本の将来に配慮する。こうした日本人に相当するアメリカ人を探すなら、建国の父祖が創り上げた遺風を伝承する人物でなければならない。たとえ、入植者の子孫が数パーセントしか存在せず、絶滅危惧種であっても、建国の理念を温存しようとするアメリカ白人を支援・育成すべきだ。日本人は親日派が自然発生すると思っている。支那人は長年かけて反日分子を養成してきたじゃないか。それを眺めながら、日本人は対外工作を怠けてきたのだ。保守派の西欧系アメリカ人が弱小なら、お金と時間を掛けて強力に育てるべきだ。SLBM附き原子力潜水艦を1隻建造すると思えば安いもんじゃないか。それに、ユダヤ人と違って活動資金に事欠く保守的アメリカ人活動家を支援してやれば、日本人に感謝するだろう。日本は判断力が鋭いアメリカ人を養成すべきだ。

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(左:アン・コールター / 中央:パット・ブキャナン / 右:フィリス・シュラフリー)

    もうひとつ、日本人が有利なのは、移民・難民問題を保守的アメリカ人と共有している点だ。最近、美人保守派論客のアン・コールター(Ann Coulter)が、米国に急増する移民問題を扱った『さよなら、アメリカ(Adios, America)』を出版して話題になった。ヒスパニックの密入国や帰化の増加に怒るアメリカ白人は、日本人が支那人や朝鮮人の移民を排斥しても非難しない。むしろ、彼らは「日本人が移民排除を断行するなら、我々も見習うべし」と賛成してくれ、保守派の日本人に理解を示してくれるのだ。しかも、同質民族で暮らしていることを羨んでいる。日本と米国の保守派が協調できるというのは素晴らしい。アジア人と違って、日本人が米国に次々と集団で密入国するなんて聞かないだろう。欧米人は日本人が好きだ。なぜなら、日本人はすぐ祖国を恋しくなって帰郷するからだ。ところが、支那人や朝鮮人は異なる。アメリカ国籍を取るために現地で子供を産むという出産ツアーを企むのだ。日本人女性には、赤ん坊を利用するなんて発想は無い。それに西欧文化を守りたいアメリカ白人は、近所に支那人街やコリアン・タウンが出来ることを嫌うのだ。日本人だって隣に支那人が引っ越してきたら不気味だろう。最近、筆者が驚いたのは、新宿駅で支那語アナウンスが流れていたことだ。日本の駅なのに支那人に占領された気分になる。支那人が激増した都心では、支那語の標識や看板が目に付くので非常に不愉快だ。

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(左:ローラ・イングラム / 中央:S.E.カップ / 右:ジーナ・ロウドン)

  米国人で移民反対の知識人は僅かだが存在する。有名なのは、パトリック・ブキャナン(Partick Buchanan)やフィリス・シュラフリー(Phyllis Schlafly)といった保守派の大御所だろう。近年、リベラル路線のマスコミに不満を募らせる「ティー・パーティー(Tea Party)」が盛んになったこともあり、保守派の女性論客も徐々に増え始めた。たとえば、先ほどのアン・コールターを始めとして、ラジオ・ホステスのローラ・イングラム(Laura Ingraham)、ジーナ・ロウドン(Gina Loudon)、フォックス・テレビ局のモニカ・クローリー(Monica Crawley)、ブレイトバートのクリスティン・テイト(Kristin Tate)、タウンホール誌のS.E.カップ(S.E. Cupp)、元議員のミッシェル・バックマン(Michele Bachmann)とか多彩な人物が活躍しているのだ。日本人は何故かこうした保守的アメリカ人を無視して、一括りにアメリカ人を非難する。「ニーヨーク・タイムズ」紙やCBSテレビに棲息する左翼ジャーナリストが日本人を侮蔑したからといって、保守的アメリカ人まで敵に回すのは賢明ではない。外国人は分断して利用するものだ。

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(左:モニカ・クローリー / 右:ミッシェル・バックマン)

  つくづく残念に思うのだが、日本人は自分の長所を活用しない愚か者である。支那人や朝鮮人、ユダヤ人は陰謀が得意だ。しかし、彼らには日本人のような誠実さや清らかさがない。“素直に”育つ日本人の特徴を外政に使わない日本の政治家は馬鹿である。欧米人が来日したら、日本の庶民がおしなべて親切で正直なことに驚く。我々は普通に接しているだけなのに、外国人にとったら驚異的なのだ。超能力者のように「おもてなし」ができる日本人は特殊な国民である。以前、財布をタクシーに忘れたアメリカ人が、その忘れ物が戻ってきたことに驚いた。彼はタクシーの中で落としたことも覚えてなかったのだ。親切な運転手がお客に届けたという。そのアメリカ人は腰を抜かさんばかりに感動したらしい。「アメリカでは考えられない」と感嘆していた。支那人の運転手がお金の詰まった財布を届けるのか? 絶対にない。地球が滅亡するまであり得ないだろう。日本政府はこの衝撃的国民性を対外宣伝の武器としないのだ。とくに在韓米軍のアメリカ人が日本人と接したら、朝鮮人とは全く違う日本人に感動するだろう。押しつけがましく横柄な朝鮮人を嫌うアメリカ人は多く、控えめで気配りが巧みな日本人を同じ東洋人とは思えないのである。

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(左:バラク・オバマ/ジョン・ケリー/ロバート・ケイガン/右:エリオット・エイブラムズ)

  戦後のアメリカ社会では左翼が猛威を振るっていた。アメリカの根幹を憎む連中が政権の中枢にも居るのだ。ユダヤ人のジョン・ケリー国務長官や黒人大統領のオバマは、アングロ・アメリカの共和政原理を伝承しようとは思っていないだろう。そもそも、彼らにとって建国の父祖は外人だ。ケリーにとってはイスラエルが祖国。オバマは黒人を奴隷にした白人が憎くてたまらない。現在のアメリカ共和党もリベラル派の浸食を受けている。保守派を騙ったジョン・マケインがその代表格だ。共和党内部では従来の政治家に反発して、「ティー・パーティー」という白人保守派の集団が組織された。日本人はこうしたアメリカの庶民を支援した方が良い。日本の政治家は国務省の役人ばかり相手にする。アメリカの民衆も役人にひれ伏すだろうと思っているのだ。国益重視の日本人は腹黒い役人に時間を割かずに、選挙で威力を発揮する有権者を味方につけるべきだ。たとえば、「アメリカ第一主義者」の中には、海外派兵と増税に嫌気が差しているものが多い。彼らは日本人が自主防衛をする事に反対しないし、日本軍の復活によって米国の負担が減るなら大いに歓迎する人たちだ。彼らは「日本は日本兵が血を流して守れ。アメリカ兵はアメリカの為だけに戦うべし」と主張する。これなら、日本人も賛成するだろう。ジョセフ・ナイのように、日本人は野蛮だから悪魔の詰まったビンには蓋をせよ、と提言するアメリカ人の方が我々にとって有害である。

Charles-Krauthammer 2Paul Wolfwitz 1Daniel Pipes 3Richard Pearl 3








(左:チャールズ・クラウトハマー/ポール・フォルフォヴッツ/ダニエル・パイプス/右:リチャード・パール)

  日本を永久的に支配したいと考えているのは、グローバリストのアメリカ人や日本から金を巻き上げようとする金融資本家である。中東アジアの戦争で費用が足りなくなれば、日本を脅して戦費を調達しようとする国務省のユダヤ人は、日本人にとって天敵である。ポール・ウォルフォヴィッやダニエル・パイプス、リチャード・パール、チャールズ・クラウトハウマー、ロバート・ケイガン、エリオット・エイブラムズ、ビル・クリストル等のネオ・コンを見れば分かるが、北欧人の顔つきではない。彼らは入植者の子孫ではなく、ヨーロッパから追い出されたユダヤ人の子孫である。旧大陸の寄生民族が、新天地アメリカに潜り込み、そこで大繁殖したのである。遺伝子的によそ者である移民は、北欧人によって建てられた共和国に愛情を抱かない。アメリカを優先したり、アングロ・アメリカ的生活を維持しようとする白人を、彼らは生理的に嫌ってしまうのだ。自分が住んでいる国が祖国でない移民の子孫は、国境を越えた抽象的な「自由」とか「人権」を叫ぶ。第二次大戦の時も、欧州戦争に介入する事を拒んだアメリカ人を「孤立主義者」として嘲笑したのは、「国際主義者」の赤いアメリカ人とユダヤ人であった。伝統保守派のアメリカ人は、合衆国政府を操るシオニストが、アメリカ軍を傭兵のように使って利益を得ていることに怒っている。共和国の軍人は公共に尽くすべきで、大口献金者の私兵ではない、と。中東の紛争地域に自衛隊を出せ、と要求するのは、片田舎で平穏に暮らす敬虔な白人キリスト教徒じゃないぞ。おぞましい顔をしたイスラエルの手先が日本政府を恐喝するのだ。日本人は孤立して国家の安全を確保できない。どんなアメリカ人と組むのかを真剣に考えるべきだ。




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