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ユダヤ人を見習った朝鮮人


  毎年8月は歴史論争が盛んになる。キャバレーじゃあるまいし、毎月何か目玉が無いと景気が悪いのか? 今年は戦後70年で安倍談話が出たけれど、10年後の2025年にだって、戦後80周年のお祭りがあろだろう。もしかしたら、小泉進次郎が首相になっていて、亡き父を偲ぶ特番があったりして。このまま隷属状態が続けば、千年でも恨み続ける朝鮮人に倣って、日本の左翼は戦後100周年まで頑張るはずだ。その朝鮮人が朝鮮半島だけで「日本人が憎いよぉ~。死ね ! 哀号、アイごぉ~う」と泣き叫ぶならいい。馬鹿にも表現の自由があるからだ。しかし、アメリカで慰安婦像の設置なんか迷惑である。日系アメリカ人や在米日本人が抗議をしても当然だ。しかし、何か変じゃないか? 雑誌『正論』や『WiLL』でも、なぜ朝鮮系アメリカ人が、慰安婦像をグレンデール市に設置するのか説明しないのだ。アメリカの白人や黒人にとって、朝鮮人の売春婦はどうでもいいはずだ。アメリカ人なら、「俺たちの国土ではなく、日本に建てろ。日本と朝鮮の問題じゃないか。目障りだ。どけろ」と言いたくなるだろう。しかし、彼らは朝鮮人の勝手にさせてしまった。どうも腑に落ちない。

  世界中から辛い思いをした売春婦を集めて銅像を作ったら、一体いくつ設置することになるのか? もし、朝鮮人の性奴隷が可哀想なら、アメリカの黒人奴隷はもっと可哀想。そうなりゃ、全米各地で白人の旦那に強姦された黒人女や、子供と引き離された母親奴隷の彫像を建てねばならぬ。こんな事が流行になったら、小さな村でも黒人奴隷像が乱立してしまう。まともなアメリカ人なら直ぐ気づくはずだ。しかし、保守派のアメリカ人でさえ、反対の声を上げなかった。どうしてか? それはアメリカ国内にホロコースト博物館があるからだ。米国の帰化鮮人はユダヤ人を手本にした。執念深いユダヤ人は何時まで経ってもドイツ人を許さない。怨念が活力となる朝鮮人と同じで、民族の敵は第40世紀になっても極悪人のままである。ユダヤ人は何処に住もうが、自己宣伝を止めることはない。乞食同然の難民としてアメリカに渡ってきたのに、財力をつけると次第に図々しくなった。ユダヤ人はアメリカを自分の国のように考え始め、他人の国土にもかかわらず、自分たちのプロパガンダ博物館を建設したのだ。西欧系アメリカ人にとっては、アメリカ社会に偉大なる貢献をしたドイツ博物館こそ望ましいのに、鼻つまみ者を憐れむ記念館が聳(そび)えている。日本から送られた桜の木なら、首都ワシントンに相応しいが、ホロコースト博物館など景観を損ねる障害物に過ぎない。

  本来なら、ホロコースト博物館は全部イスラエルに建てるべきなのに、ユダヤ人を虐殺したわけでもないアメリカ人に披露するのは、アメリカ白人に対する警告の意味も込められている。ドイツ人のように、ユダヤ人の外見を気にせず、ユダヤ人を同胞と見なすよう命令しているのだ。反ユダヤ主義に傾くことは、普遍的倫理に反する犯罪である、と刷り込みたいのであろう。それには、博物館でパンフレットを売っているだけじゃダメだ。アメリカ人は本を読んで勉強しないから、絵本か演劇にしないと分からない。そこで、ユダヤ人は映画やTVドラマでアメリカ人を洗脳しようと考えたのだ。

嘘でも事実にできる映画

Meryl Streep 2(左/メリル・ストリープ)
  ユダヤ人はプロパガンダ映像を作らせたら超一流である。ヨゼフ・ゲッペルスだって三舎(さんしゃ)を避ける。ユダヤ人はヨーロッパ人の精神を研究し、操ろうとする異民族の嗜好に合った映画を作った。洗脳映画は色々あるが、ホロコーストに焦点を当てた作品を見て行きたい。例えば、1982年に公開された『ソフィーの選択』は、日本人にも馴染みがある。何てったって、あの名女優メリル・ストリープ主演の作品だ。彼女が演じたソフィー・ザウィストウスキには、暗くて恐ろしい過去がある。この映画では、彼女の過去が暴かれるシーンがクライマックス。カトリック信徒であるソフィーは、ユダヤ人ではないけど、アウシュヴッツに送られたポーランド人という設定。ポーランドでは反ナチスのレジスタンスが組織されていた。彼女は軽い気持ちでこの組織に加わったことから、SSに逮捕されてしまった。無力なソフィーは屠殺場に送られる羊と同じ。10歳の息子ジャンと7歳の娘エヴァと共に列車に押し込められたソフィーは、一路アウシュヴッツへ輸送される破目になった。列車が強制収容所に着くと、哀れな囚人の選別が行われている。

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(左: 捕まる前のナタリー / 右: 列車に閉じ込められたナタリーと子供達)

  お決まりの冷酷なドイツ人が、列に並ぶユダヤ人を罵倒していた。傲慢を絵に描いたようなドイツ人官吏が、ソフィーに目をつける。偉そうにした官吏は、彼女にイチャモンをつけたあげく、子供二人のうち、どちらか一人を選べと強要した。選ばなければ二人ともガス室送りにするぞ、とソフィーを脅迫したのだ。そんなことは出来ない、と必死で慈悲を乞うソフィー。しかし、馬鹿丸出しのドイツ人は激昂し、彼女を怒鳴り散らす。業を煮やした官吏は、情け無用とばかりに、子供二人を奪おうとした。その瞬間のことだ。ソフィーはとっさに息子ジャンを選び、娘のエヴァを見棄てることに。熟慮の上での決断ではない。まさしく反射的な、本能的とも言える、一秒もかからぬ返答だった。息子を抱きかかえた瞬間、娘のエヴァはドイツ人に連れられて行く。母親に向かって叫ぶエヴァ。見る者の心臓に爪を立てるような叫び声。エヴァが救いを求めながら見せる泣き顔が、ソフィーの魂を破裂させるように潰すのだ。こうして、娘の死刑を自ら選択する母親に、観客は言い得ぬ哀しみと同情を覚える。鬼畜に連行される少女と泣き崩れる母親の姿は、我々の脳裡に焼き付き離れない。

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(左: 脅迫するナチの官吏 / 右: 娘エヴァとナタリー)

  娘を見棄てるシーンで、ソフィーを演じるストリープはさすがだ。こういう演技は実力派女優でなきゃ。事務所の圧力で役をもらった大根役者では無理だ。『クレイマー、クレイマー』とか『マディソン郡の橋』で実力を発揮した女優は、観客の心を掴むのが上手い。しかし、ここには落とし穴がある。観客はこれを事実に基づく映画と思ってしまうのだ。確かに、監督や配給会社は事実と言っていなかった。お客が勝手に思い込んだだけ。『ソフィーの選択』は、ウィリアム・スタイロン(William Styron)の小説が原作である。彼は強制収容所の体験者ではないし、歴史研究者ですらない。スタイロン氏は、戦後間もなく出版されたオルガ・レンギエル(Olga Lengyel)の小説を読んで感動したという。彼女はハンガリー人の医療助手であり、アウシュヴッツ収容所で生き延びた体験を元に、1947年『5つの煙突(フランス語の原題/Souvenir de l'au-dela)』を書いた。彼女の話によれば、子供はガス室に送られて殺されたという。ただし、彼女が本当に見たのかは不明。小説には信頼できる学問的検証が必要無いから、多少の嘘を混ぜても良心が痛まない。

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(左: オルガ・レンギエル / ウィリアム・スタイロン / アラン・パクラ / 右: 囚人役のメリル・ストリープ)

  彼女の悲惨な体験だって、どの程度脚色されているのか分かったもんじゃないのに、その小説を元にしてスタイロン氏が更なる小説を書き、その上ユダヤ人監督のアラン・パクラ(Alan Pakula)が制作したのだ。かなりのフィクションであることが分かるだろう。しかし、ホロコースト映画で描かれる虐殺や悲劇は、ほとんど真実であるかのように観客には思えてしまう。お客は完全にメリル・ストリープに感情移入をしているから、自分がナチの官吏に脅かされているような気分になる。娘を差し出したことで、発狂寸前になるソフィーになりきった観客は、本当にドイツ人が少女をガス室で殺したのかを疑わない。ハリウッド映画が歴史教科書になっているアメリカでは、無知な大衆の錯覚が社会を動かす。ちなみに、パクラはロバートレッド・フォードとダスティン・ホフマンが共演した『大統領の陰謀』やジュリア・ロバーツ主演の『ペリカン文書』を手掛けた監督である。ポーラント人のソフィーを演じたストリープは、ユダヤ人ではなく、オランダ・ドイツ・イギリス系のアメリカ人であるらしい。しかし、彼女はユダヤ人に媚びる真似を止めない。最近でも、ある晩餐会で故ウォルト・ディズニー氏を公式に非難していた。生前、彼が「アメリカ理念保存同盟(Motion Picture Alliance for the Preservation of American Ideals)」に属していたので、この偉大なるアニメーターを反ユダヤ主義者と糾弾していたのだ。(Ben Beaumont-Thomas, Meryl Streep attacks Walt Disney on antisemitism and sexism, The Guardian, 8 January 2014)

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(左: ジョン・ハワード・ロウソン / ハーバート・ビバーマン / レスター・コール / 右: サミュエル・オルニッツ)

  この団体が出来たキッカケは、共産主義の脅威であった。当時、ハリウッドには赤い制作者や役者が至る所に棲息していたから、映画産業の健全性を守ろうと考えた業界人は、共産主義や全体主義をハリウッドから排除しようと考えていた。そこで、反アメリカ的行動を監視する議会と協力し、アメリカ的価値を毀損しようとする人物を摘発していたのである。日本でも悪名高い「ハリウッドの10人」を調べれば分かるが、共産主義者と見なされた10名の中で、驚くことに6人がユダヤ人。ローソン(John Howard Lawson)、ベッシー(Alvah Bessie)、バイバーマン(Herbert Biberman)、コール(Lester Cole)、モルツ(Albert Maltz)、オーニッツ(Samuel Ornitz)はユダヤ系アメリカ人であった。(Patricia Erens, The Jews in American Cinema, Indiana University Press, Bloomington, 1988, p.194) この他にも、グレー・ゾーンに入る赤い映画人はたくさんいたという。考えてみれば、アメリカの総人口中わずか1、2パーセントしかいないはずのユダヤ人が、共産主義者や左翼活動家の多数派を占めているのは異常である。ディズニー氏が連邦議会下院の公聴会で、共産主義者らしい人物について証言したことは確かだ。この事実をもって、メリル・ストリープか非難したというわけ。しかし、ディズニー氏は熱狂的な反ユダヤ主義者ではない。彼は自由で品格のあるアメリカを心から愛していたので、それを破壊しようとする者に反対していただけである。

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(左: アルヴァ・ベッシー / アルバート・モルツ / ウォルト・ディズニー / 右: ニール・ギブラー)

  ハリウッド事情に詳しいジャーナリストで、ディズニー氏の評伝を書いたニール・ゲイブラー(Neal Gabler)は、ディズニー氏が反ユダヤ主義者でないことを断言していた。要は、ストリープが生半可の知識で、ハリウッドのユダヤ人にゴマを擦ったということだ。ちなみに、アメリカ理念保存同盟には、ゲイリー・クーパー、クラーク・ゲイブル、ジョン・ウェインといった有名俳優が名を連ねている。当時は無名の俳優だが、後の大統領ロナルド・レーガンも賛同者であった。彼は俳優組合(Screen Actors Guild)の総裁であったから、ハリウッドの裏事情に詳しかったのかも知れない。それにしても、気品のあったウォルト・ディズニー氏の会社が、ユダヤ人に買収されたのは痛恨の出来事である。CEOになったマイケル・アイズナーは、ディズニー氏が描いた美しい西歐世界を、金儲けを第一に考える多民族混淆の汚物に変えてしまった。

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(左: シンデレラと王子様 / 中央: マイケル・アイズナー / 右: キスをする黒人の同性愛者)

  白い肌の西欧的お姫様は、茶色のヒスパニック淫売へと変身する。ヒスパニック移民のお客を意識した経営戦略だ。それだけではない。フロリダ州にある夢のディズニー・ワールドでは、ゲイ・パレードが開催されたのだ。ディズニー氏が生きていれば激怒して、アイズナーの首を締めたんじゃないか。日本では報道されなかったが、ゲイ・パレードのスポンサーに日産も入っていたのだ。ファミリー・カーをアピールする日産自動車が、気持ち悪い同性愛者を支援していたのである。筆者の知り合いで、日産ディーラーの社員はこの話を知らず、事実を聞いて唖然としていた。普通の社員はオッサンのペニスに興味は無い。日本だと不都合な情報は隠蔽されてしまうのだ。

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(左: ゲイリー・クーパー / クラーグ・ゲーブル / ジョン・ウェイン/右: ロナルド・レーガン)

  ホロコースト映画を紹介するなら、1988年に全米で放送されたTVドラマ『戦争と追憶(War and
Remembrance)』を忘れてはならない。この作品は大手のABC局が制作したミニ・シリーズで、あの著名なユダヤ人作家ハーマン・ウォーク(Herman Wouk)の小説が原作となっている。日本でもテレビ放映されたから、覚えている方も多いんじゃないか? だって、主役級キャストの中に、ボンド・ガールだったジェーン・シーモア(Jane Seymour)がいたし、往年の名俳優ロバート・ミッチャムも出演していたのだ。ユダヤ人って、ホロコースト映画の制作となったら張り切っちゃうし、テレビ局も本腰を入れるから、投資するスポンサーも附きやすい。このドラマは『戦争の嵐(Winds of War)』の続編で、前作は4千万ドルの制作費だったが、本作は1億400万ドルも使ったらしい。(当時の為替レートが128から129円台なので、おおよそ126億9千万円くらいの額になる。) 撮影ロケだって10ヶ国にわたり、延べ21ヶ月の撮影期間を費やしたそうだ。(Valerie J. Nelson, The Los Angeles Times, March 28, 2006) 日本の映画関係者からすれば羨ましい。最近公開された実写版『進撃の巨人』は、制作費が足りなかったそうで、映像がイマイチというか貧相だったから、観客からは評判が良くないという。もっとも、肝心の役者が大根だからしょうがないのかも。(筆者は観ていないので、正確なことは言えない。これはあくまでも巷の評価です。)

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(左: ボンド・ガールのセーモア / ジョン・ギールグッド / ダン・カンーチス / 右: ハーマン・ウォーク)

  『戦争と追憶』のクライマックスといったら、何と言っても第11話であろう。物語はアメリカ人と結婚したユダヤ人女性、ナタリー・ヘンリー(ジェーン・シーモア)と伯父のアーロン・ジャスロー(ジョン・ギールグッド)が、アウシュヴィッツに送られる場面がメインとなる。ナタリーはイェール大学教授である伯父と一緒にイタリアに滞在中、ひょんな事からドイツ人に捕まってしまう。ポーランドにある強制収容所へ送られるユダヤ人は、息苦しい列車内で家畜以下の扱いを受ける。排便はバケツにするだけで、飲み水はほんの僅かしかもらえない。一方、客室に乗ったドイツ軍将兵は、豪華な食事とお酒に舌鼓を打っている。食べきれないほどの料理を満喫するドイツ人の側で、音楽家のユダヤ人がアコーディオンを弾くよう命令されているのだ。腹を空かせたユダヤ人は残飯すらもらえない。大学教授のアーロンは列車内で便所掃除。ある駅に列車が止まったとき、偶然ユダヤ人にリンゴが詰まった袋が渡された。臭気漂う暗い列車の中で、ユダヤ人は貪るようにリンゴを食べる。憔悴したナタリーは、久しぶりに見るまともな食べ物を手に取り、涙を流しながら新鮮な果実を囓(かじ)った。ユダヤ人は自分の惨めさを表現することにかけては、第一級の才能を示す。感心するほど演出が巧みである。ドイツ人の冷酷さを見せつけられた視聴者は、すっかりユダヤ人に同情してしまう。プロデューサー兼監督のダン・カーチス(Dan Curtis)は、1年間もアイデアを練ったというから大したものである。

  アウシュヴッツといえば、ガス室殺人の代名詞。実際にあったかどうかも怪しい施設だが、ユダヤ人が「あった ! 」と言うから事実になった。列車から降ろされたユダヤ人は、ドイツ人官吏の適当な判断で生死を決定されてしまう。「老いぼれ」とか「役立たず」と判断された者は、処刑が確定されたも同然の列に振り分けられる。薄汚いババアを即決でガス室送り、と指図したドイツ人は、美しいナタリーを前にして、イヤらしい眼で舐めるように見る。若くて美しいナタリーは生きることを許された。しかし、高齢の伯父、アーロン・ジャスロー教授は地下室行き。冷たいコンクリートで建てられた地下室には、恐怖で震えるユダヤ人がひしめいていた。彼はそこで服を脱ぐよう命令され、絶望的な状況になす術(すべ)もない。アーロンはただ神に祈るしかなかった。薄暗い通路には、裸にされたババアやジジイのみならず、子供を抱える若い母親もいて異様な雰囲気である。何が起きるのか分からず、ただ不安に怯えるユダヤ人は、ジャワー・ルームに入るよう命令された。

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(左: 冷酷なナチ官吏 / 右: 列車から降ろされたユダヤ人)

  事情も分からず命令されるままのユダヤ人が、シャワー室に入るや否や、突然扉が閉められた。一瞬の出来事にパニックを起こしたユダヤ人。鋼鉄のドアがロックされと、その乾いた音が死刑の合図となった。猛毒チクロンBが詰まった缶が、真っ暗なシャワー室の中に投入され、発生したガスによりユダヤ人がもだえ始めた。戦慄の恐怖がユダヤ人を襲うが、詰め込まれた部屋の中ではどうすることも出来ない。悲鳴を越えた絶叫が部屋中に響き渡り、まさしく阿鼻叫喚の生き地獄となった。大人ばかりか、老人や幼い子供までが、毒ガスによって倒れて行く。観る者の呼吸が苦しくなるほどの場面である。年端も行かぬ少女が、最期に振り絞った声が耳から離れない。人間の命が事務的に抹殺される光景は凄惨だ。

  こんなシーンを見たら、無知なアメリカの視聴者は、脳幹を殴られたような衝撃を受けてしまう。ユダヤ人というだけで、無辜(むこ)の人々が強制収容所に送られ、毒ガスで虐殺されるのだ。しかし、このドラマが狡いのは、シャワー・ルームの何処に缶が投げ込まれたかが不明なところにある。金網で仕切られた場所に、数個の缶詰が放り込まれるのだが、ズーム・アップされた画面では、部屋の何処なのか分からない。ユダヤ人の研究書では、部屋の天井に取り付けたハッチから、チクロンBのチップが詰まった缶が投げ込まれたという。しかし、アウシュヴッツのハッチは戦後、ソ連によって設置されたもので、当時はなかったらしい。しかも、チクロンBが揮発するには、数時間待たねばならないので、シャワー室の人間は直ぐ死ぬことはないという。ドラマは缶の投入口を意図的に隠している。はっきり描くと批判が起こるので、わざと曖昧にしたんじゃないか? 天井のハッチを見せなかったのは、ドラマ制作者が迷った挙げ句に考えついた智慧、すなわち苦肉の策であろう。

John Gielgud 2John Gielgud 4(右/ローマ教皇役のジョン・ギールグッド)
  感情を揺さぶるホロコースト映画には、アメリカ人やヨーロッパ人をユダヤ人にする、という催眠術が仕込まれている。視聴者が迫害されるユダヤ人に感情移入して、あたかも自分がナチスに虐待されているような気にさせるよう、巧妙に演出されている。とにかく『戦争と追憶』の役者がいい。特に、アーロン・ジャスローを演じたジョン・ギールグッド(John Gielgud)が最高だ。シェイクスピア劇で鍛えられた英国人俳優のギールグッドは、映画でユリウス・カエサルも演じたことがある実力派。(彼はリトアニア人とポーランド人の血を引くイギリス人であった。) 日本人なら『炎のランナー』や『エレファントマン』、『ガンジー』に出演した彼を覚えているんじゃないか。晩年の作品だと、ケイト・ブランシェット主演のヒット作『エリザベス』で、ローマ教皇を演じた俳優、といえば若い人も思い出すだろう。こんな名優がユダヤ人学者を演じたのだから、視聴者はすっかりユダヤ人側についてしまう。それに、美人女優のジェーン・シーモアがナチスに虐待されるのだ。美人は“善”という意識が人々にはあるので、彼女が冷血漢に酷い扱いを受ければ、どうしても可哀想に思える。もし、ナタリー役をイスラエル首相のゴルダ・メイヤーとか歌手のジャニス・ジョップリン、フェミニストのベティー・フリーダン、ジャーナリストのヘレン・トーマスが演じたら、観客の同情心が低下してしまうかも。

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(左: ジェーン・セーモア / ベティー・フリーダン / ヘレン・トーマス/右: ジャニス・ジョップリン)

  ジョン・ギールグッドの演技は素晴らしく、「サー(Sir)」の称号を貰えたのもうなずける。しかし、彼の性癖は賛成できない。サー・ジョンはゲイであった。数々の栄誉に輝き、その実力を認められた俳優が、同性愛者だったなんて信じられない。だがこの名優には、死にたくなるほどのスキャンダルがあった。1953年10月20日の午後11時くらい回った頃だ。チェルシーにある公衆便所で、彼は男性の使用者にしつこく声を掛けていた。逮捕された時、彼は「アーサー・ギールグッド」と名乗っており、自営業者と称していたらしい。しかし、実際は英国演劇界の大物であった。この偉大なる俳優は、女王陛下の戴冠式が行われる4ヶ月前に、ナイトの称号を授与されていたのだ。「サー」の称号をもつ役者が、便所で男あさりとは。何とも情けない。彼は警官に逮捕されたが、判事が言い渡した10ポンドの罰金で済んだ。(Jane Warren, Gielgud's secret shame, Express) このような恥をさらしたギールグッドは自殺さえ考えたという。ある保守党議員は彼の称号を禠奪(ちだつ)せよ、と議会の同僚に呼びかけた。ところが、誰も賛成しなかったので、その提案は破棄。まあ、パブリック・スクール出身者にはゲイが多かったし、政治家だって同性愛を隠している者もいただろう。性的嗜好に触れぬ事は大人の智慧だ。これには山崎拓・元副総理も賛成するだろう。(山拓が作ったポルノ写真集ってどんなのか見てみたい。)

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(左: ピーター・デ・ローム / 右: イアン・マッケラン)

  ちなみに、ギールグッドはポルノ界のゴッド・フーザーと呼ばれるピーター・デ・ローム(Peter de Rome)のために、ポルノ映画の脚本を書いていたそうだ。(Ben Beaumont-Thomas, John Gieglud wrote gay porn film, producer says, The guardian, 26 November 2014) 人気映画『X-メン』に出演したイアン・マッケランがギールグッドの追悼文を書いていたが、サー・ジョンは生前、同性愛者に対する扱いを改正する法律に関心があり、ロビー団体に定期的な献金していたという。映画では「マグニート」を演じていたイアン・マッケランも、私生活では気持ちの悪いゲイである。1960年代くらいまでは同性愛が罪だった英国でも、今ではゲイやレズビアンが堂々と公道を闊歩している。人気歌手のエルトン・ジョンは、同性愛者であることを公言していたのに、ナイトの称号を貰って「サー・エルトン」となってしまった。2014年に英国で同性愛結婚が合法化され、デイヴ・ファーニッシュと結婚したそうだ。驚くのは彼だけではない。1960年代に開かれたウッドストックにも参加し、既成社会の反逆児だったローリング・ストーンズのミック・ジャガーも、高齢になったら従順になって「サー」の称号を貰っていたのだ。麻薬患者だったキース・リチャードは、馬鹿らしくて相棒を「サー・マイケル」なんて呼べないだろう。

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(左: エルトン・ジョンとファーニッシュ / 中央: ミックジャガー / 右: キース・リチャーズ)

ユダヤ人の仕置きを受けたカトリック司祭

  ユダヤ人は自分たちが確立した「ホロコースト信仰」に異を唱える者は、たとえ高位高官の異教徒でも容赦はしない。ガス室による民族絶滅神話は、科学的検証を必要としない厳然とした歴史的事実であり、物的証拠を要求する異端者は社会的に抹殺される。日本では雑誌『マルコポーロ』がサイモン・ヴィーゼンタール・センターによって断罪され、花田紀凱(はなだ・かずよし)編集長は解任処分。ユダヤ人の抗議に焦った文藝春秋社の田中健五社長は、『マルコポーロ』を廃刊にすることで詫びを入れたのだ。触らぬ神に触ってしまった花田氏は後に『WiLL』の編集長で復活。しかし、このリンチにより日本の出版界はビビった。ユダヤ人はマッカーサー元帥よりも怖いと分かったのだ。まるで、タバコの火を押しつけられた仔犬のように、タバコを見ただけで小便をちびってしまう。アメリカだって、CNNのリック・サンチェスはユダヤ人を批判した廉でクビ。俳優のメル・ギブソンもユダヤ人の悪口を言って藝能界を干されてしまった。一時期まったく姿が見えなかったのはそのせいである。最新作の『マッド・マックス』にも出演できない。大物俳優のマーロン・ブランドーも、ユダヤ人をテレビで批判したが、彼は既に高齢者で盛りを過ぎていたから大した被害はなかった。ユダヤ人を公式の場で批判するなら、失業や左遷、引退を覚悟せねばならない。

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(左: サイモン・ヴィーゼンタール / 中央: 花田紀凱 / 右: リチャード・ウィリアムソン)

  2008年頃だったか、ユダヤ人が練り上げたホロコースト神話をカトリック司教が否定して大騒ぎになった。アメゼンチンに派遣されていた英国人司祭のリチャード・ウィリアムソン(Richard Williamson)は、テレビのインタヴュー番組で、ガス室殺人の信憑性に疑問を表明し、毒ガスによる皆殺しはなかったとし、ナチスに虐殺されたのは600万人ではなく、30万人程度であろう、と明言したのだ。(Nick Squires, Bishop Williamson apologies for gas chamber comment, The Telegraph, 26 February 2009) この爆弾発言にヴァチカンは大わらわ。ユダヤ人団体はもとより各界からの非難が湧き起こり、ローマ教皇庁はウィリアムソン司教に発言を撤回するよう圧力を掛けた。厄介事の拡大を懸念したヴァチカンの意を汲み、ウィリアムソン司教は自分の過ちを謝罪することにしたのだ。彼は自分の発言を後悔し、二度とその件に言及せぬ事を誓ったらしい。

  ウィリアムソン司教は何を謝ったのか? ガス室殺人があったのに、事実を無視したことについて謝罪したのか? 違う。いわゆる「世間をお騒がせした」罪で謝ったのである。ユダヤ人やマスコミがギャアギャア騒ぐから、仕方なく謝って丸く収めたのだ。司教はドイツのシュピーケル紙のインタヴューで答えている。

  私は生涯を通して、いつも真理を求めてきました。これが、なぜ私がカトリック信仰に改宗し、司祭になったかたかの理由です。私は自分で確信した真実のみ口にするのです。物事を違った角度で考える正直者や知能の高い人々が居ることを信じているからこそ、もう一度、歴史的証拠を見直さなければなりません。スウェーデンのテレビ局のインタヴューで同じ事をいいましたが、歴史的証拠が焦点となる問題であって、感情が問題になるのではありません。もし、私がこの証拠を発見したなら、私は自分の見解を訂正します。しかし、それには時間がかかります。(Spiegel Interview with Bishop Richard Williamson, February 9, 2009)

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(左: マーロン・ブランドー / メルギブソン / リック・サンチェス / 右: ラウル・ヒルバーグ)

  ウィリアムソン司教の態度は立派じゃないか。彼はガス室殺人についての具体的調査が無かったので、大量殺戮の噂を信じなかっただけである。強制収容所のユダヤ人を解放した英米軍が、ちゃんとした科学的捜査を行っていれば、ウィリアムソン司教もホロコーストを肯定したはず。しかし、最高司令官であるトルーマンやチャーチルが、ホロコーストの科学的調査に興味が無かったのだ。おかしいのはシュピーゲル側である。同紙の記者は彼に「教養あるカトリック信徒がどうしてホロコーストを否定できるんですか? 」と尋ねていた。この記者は典型的なくるくるパーのジャーナリストである。「どういう根拠で私はホロコーストを信じているんだろう ? 」と自問するのが先だろう。ジャーナリストなら事件の「裏」を取れ。具体的な殺人方法を示しした公式資料を入手して、専門家に吟味を依頼することをせずに、最初からユダヤ人、つまり被害者の言い分を鵜呑みにするのは、ジャーナリスト失格である。ジャーナリストなら、殺人事件があったという証拠をまず掴むべきで、その後で事件を否定する者に物的証拠を提示して詰問すべきだろう。手ぶらでインタヴューなんて怠慢だ。

Gas Chamber Auschwitz 1(左/アウシュヴッツのガス室とされた部屋)
  ホロコースト研究の第一人者であるラウル・ヒルバーグ博士だって、科学的調査報告書なんか一つも所持していなかった。以前、このブログで紹介したが、博士はユダヤ人の証言だけで、ガス室殺人の存在を肯定したのである。ユダヤ人研究者に特徴的なのは、分厚い本を執筆するが、ガス室殺人になると1ページにも満たない記述でサラリと流す。『ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅』の下巻では、各地で起きたユダヤ人虐殺事件や裁判、刑罰、賠償について詳しく書いている。しかし、アウシュヴッツの殺人描写はたった2ページ(柏書房 pp.226-227)に過ぎない。根拠だってフィリップ・ミュラー(Filip Müller)の『アウシュヴッツの目撃証言(Eyewitness Auschwitz)』だけ。読者が一番知りたいガス室の構造や換気装置の有無についてはスキップ。毒ガスでの殺人が15分くらいで終わり、30分でドアを開けて死体を運び出すなんてあり得ない。ユダヤ人の死体運搬係が、防毒マスクもつけずに、ガス室に入って遺体を一体づつ運び出すなんて馬鹿げている。それに、焼却炉が24時間フル操業でも、あんなに大勢の遺体を焼却するなんて不可能だ。また、遺体を燃やす燃料が大量に必要なはずで、それをどうやって確保したのか? 支那人に倣って生き埋めにした方がいいじゅないか。大半のホロコースト専門家は、ユダヤ人が舐めた苦汁については、長々と詳細に述べるのに、肝心の殺人方法や物的証拠、公式な科学捜査についいては、疑問を感じず徹底的な捜査をしようとしないのだ。かつては、ダッハウの強制収容所でもガス室殺人があったはずなのに、今じゃ「ドイツ国内にガス室はありませんでした」なんて軽く流している。ソ連が占領地区の収容所を調査させなかったことを誰も怪しまない。偽情報や捏造を得意とするロシア人が、収容所でどんな小細工をしたか考えるべきである。

  ユダヤ人や左翼メディアは、ホロコーストに疑問を挟む者を、徹底的に糾弾して「ネオ・ナチ」の烙印を押してしまう。一般人が長ったらしい歴史書を読まないことをいいことに、マスコミは感情的な議論を繰り返す。洗脳された一般国民は、猜疑心を持つ者に対し、「お前は反ユダヤ主義者だろう」とか「君は歴史修正主義者よ」、あるいは「アンタはネオ・ナチね」と決めつける。これが、ユダヤ人が根気強く重ねてきた努力の結晶であろう。娯楽作品で一般人に根拠の無い物語を注入したことが効を奏したのだ。日本人だって遠山の金さんが背中や肩に桜吹雪の刺青を彫っていて、お白洲で悪党を裁いていたと信じている。しかし、奉行がお白洲に出て、裁判を行うことはなかったし、刺青だって講談師の作り話だ。水戸黄門は水戸藩を滅多に出たことがないのに、九州や四国にまで出向いて悪代官を成敗していたことになっている。なんで外様大名の家臣が葵の御紋にひれ伏すんだ? みんなでメッタ斬りにして知らぬ顔をすればいい。おかしいのは、悪役は格さんや助さんを背後から襲わないのだ。刀で背中をブスリと刺される心配の無い乱闘なんて変だろう。要するに、映像の力は強烈なのだ。作り話も10年間くらい言い続ければ、歴史的事実になってしまう。この間違いを指摘する者は「歴史修正主義者」となる。

  ついでに言うが、歴史教育をまともに受けていないアメリカ人は、ニュルンベルク裁判を英米流の法廷と勘違いしている。エドワード・クック卿の「ボナム医師事件」で有名なのだが、検事側と裁判官がグルになった判決は無効となる。これは欧米の法学者や法科大学の学生にとったら常識。ニュルンベルク裁判で検察側は、自分たちが必要とする資料をいつでも簡単に入手できた。しかし、弁護側が検察側の引用する記録や資料を見せて欲しいと要求しても、叶わないことがよくあったらしい。驚くことに、被告側に有利な資料を探し出すのののが困難な上に、検察側が利用した記録が「消滅している」事も珍しくなかったという。(ウェルナー・マーザー 『ニュルンベルク裁判』 西議之 訳 TBSブリタニカ 1979年 p.146) 都合の悪い証拠は自然と蒸発してしまうしは。殺人事件なのに弁護側が証拠や記録を自由に使えなかったり、入手を邪魔されるなんて、米国や英国では考えられない。これじゃあ、ヤクザや支那人のリンチと同じである。ホロコーストの生存者が語った証言だって、ちゃんと反対尋問(cross-examination)されたものではない。スティーブン・スピルバーグが制作した『ラスト・ディズ』では、様々なユダヤ人が体験を語っているが、物的証拠を提示したものではなく、怪しい証言が混じっている。検証作業が伴わないから、ホラを吹いても分からないし、可哀想な生存者を疑う者はネオ・ナチ扱いされてしまうのだ。

  難民としてアメリカ合衆国に住みついたユダヤ人は、マスコミや藝能界を牛耳って、ホロコーストの真実を隠蔽した。何もしないとアメリカ人はすぐ過去を忘れるし、冷静になれば歴史を再検討し始める。そうなる前にすべき事は、彼らの空っぽな頭に大量の情報を流し込むことだ。人間には1日24時間しかないから、勉強時間は貴重なのだ。学界に君臨するユダヤ人は、アメリカ人に余計なことを考えさせず、ハリウッドのユダヤ人は、彼らが起きている時間に楽しい映像を見るよう仕向けた。心理学に秀でているユダヤ人は、他人の思考や文化を批判したり、その精神をいじくって別のものに変えてしまうことを得意とする。狡猾なユダヤ人は、人種的にドイツ人と近い西欧系アメリカ人を、映画やTVドラマを通してユダヤ人に改造したのだ。気違いにされたアメリカ人は、独立心が強くて尚武の精神に富んだドイツ人よりも、他人に依存してヌクヌクと暮らす寄生民族を仲間と思っている。しかも、金貨の入った靴下で殴られれば、髭もじゃの中東アジア人がサンタクロースに見えるようだ。札束で左の頬を打たれたアメリカ人は、嬉しくなって右の頬を差し出す。こうした馬鹿な白人を朝鮮系アメリカ人は眺めた。そして、ユダヤ人を師匠としたのである。ユダヤ人が他人の国でホロコースト博物館を建てるなら、偉大な朝鮮人も悲惨な過去をアピールしようと考えたんじゃないか? 朝鮮人移民は入手したアメリカ国籍を最大限利用して、憎い日本人を懲らしめようと思いついた。根拠の無い「奴隷狩り」だって、声高に叫ぶうちに真実になる。時が経てば証言者が亡くなり、検証が難しくなって朝鮮人に有利なると踏んでいるのだ。東洋史に無知なアメリカ人は、まさか朝鮮人が妄想から銅像を建立するとは想像できまい。アメリカ人なら逆に、日本人はきっと恥ずかしい過去を抹殺し、証拠隠滅を計ったに違いない、と勘ぐってしまう。それは、アメリカ人がよく用いる手口だから、日本人も同じと考えてしまうのだ。

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(左: 元妻のメグ・ライアン / 中央: / デニス・クウェイド / 右: 妻役のタムリン・トミタ)

  アメリカ人は日本人を恐ろしい民族と考えているが、ユダヤ人はその数千倍恐ろしいことに気づいていない。彼らは西歐各国に溶け込み、その言語を習得し、居候している国の社会や文化、制度、法律などを変えてしまうのだ。城壁の外にいる単純な日本人よりも、壁の内側で政治や経済を支配する異邦人の方が、よっぽど有害である。英語やフランス語を話すユダヤ人が、山のように大量の歴史書を出版し、図書館の棚を独占するのだ。日本人の歴史書は、オタク族さえ手にしない。日本語を読める者などいないからだ。日系人は驚くほど民族意識が薄い。ユダヤ人と対照的である。米国に移民して帰化した日系人が、アメリカの西欧文明を改造したり、アメリカ白人の精神を変質させようと画策したことはない。カルフォルニアやニューヨークに住む日系人が鯉のぼりをあげたり、凧揚げをして遊ばないのだ。ひな祭りを忘れた日系人少女は、金髪碧眼のバービー人形を手にして喜んでいる。大統領候補者に何百億ドルも献金する日系アメリカ人なんていないし、オレゴン州に日系人収容所を再建しようとする大富豪もいないのだ。

Come See the Paradise 1Relocation Camp Oregon





(左: 「愛と哀しみの旅路」のデニス・クウェイドとタムリン。トミタ / 右: 日系アメリカ人収容所)

    デニス・クウェイド(Dennis Quaid)が主演した『愛と哀しみの旅路(Come See the Paradise)』は、強制移住を命じられた日系アメリカ人の悲劇を描いているが、この作品を知っているアメリカ人はまずいない。デニス・クウェイドの元妻メグ・ライアンなら誰でも知っているが、共演者のタムリン・トミタなんか聞いたこともない。アジア人女優なんか皆同じに見えてしまう。この映画は『ミシシッピー・バーニンク』を撮影したアラン・パーカー監督の作品だと教えても、「そんなのあったの ?」という反応が普通だ。1990年にひっそりと公開され、煙のように消えた作品である。日本人だってこんなC級映画の存在は知らないだろう。日本の都市を空爆して、炎による大殺戮(ホロコースト)は無視されるのに、いかがわしいユダヤ人の絶滅は誰でも知っているのだ。プロパガンダ映画の影響力は絶大である。次回はユダヤ人が映画で扱うアメリカ文化について述べたい。




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