ヒスパニック排除ならOK !

  今やアメリカ合衆国の大統領は、イスラエルから任命されるアメリカ総督みたいだ。民衆党および共和党を問わず、大統領職を目指す候補者は、合衆国のユダヤ人有権者とイスラエルの指導者に媚びることが常識になっている。南部ではキリスト教徒に揉み手擦り手でおべっか使い。福音派教会の擁護者を気取るくせに、東部でふんぞり返るユダヤ人の前だと、自然と地べたにひれ伏す。シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)参りをすれば、いかにユダヤ教に理解があるのかを示すことに熱心だ。どの有力候補も、米国内のユダヤ人を獲得しようと、イスラエル詣でを欠かさない。イエズス・キリストに唾を吐きかけるユダヤ教徒なのに、まるで親友のように交流するのだ。イスラエルはアメリカ人政治家の聖地である。ユダヤ教徒みたいに小さな帽子(キッパ/ヤムルカ)をちょこんと頭に被せて、嘆きの壁でお祈りをする。彼らには「破廉恥」という言葉が分からない。当選のためなら先祖代々の信仰すら、弊履の如く捨て去るのが現実直視の政治家である。支那人や朝鮮人の御機嫌を伺うために、北京やソウルを訪れる日本の売国議員と同じだ。

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(左: ジェブ・ブッシュ / 中央: デイヴィッド・テッパー / 右: クリス・クリスティー)

  中世のユダヤ人は高利貸しだったが、現在のユダヤ人はキング・メーカーである。民衆党の有力候補であるヒラリー・クリントンには大富豪のハイム・サバン(Haim Saban)がついているし、ジェブ・ブッシュにはニュー・ジャージー州のヘッジ・ファンド王であるデイヴィッド・テッパー(David Tepper)がついている。このテッパーというユダヤ人は、以前ニュー・ジャージ州知事のクリス・クリスティーが大切にしていた大口献金者だった。しかし、欲張りのジェブが彼を奪ったそうだ。(Jacob Kornbluh, Jeb Nabs Top Jewish Donor from Christie, Jewish Political News & Updates, July 10, 2015) 世界でも指折りのヘッジ・ファンド・マネージャーであるテッパーは、2013年だけでも35億ドル稼いだという。大統領を目指すクリスティーにとって、自分の領土(シマ)で長い付き合いの大富豪を攫われたのだから、憤懣やるかたない。一方、ヒラリーもニュー・ジャージー出身のミュージシャン、ジョン・ボン・ジョヴィをパーティーに招いて、50万ドルほど荒稼ぎしたそうだ。(Ken Kurson, Bush Lands David Tapper; NJ and NY Stops Show Strength in Christie Country, The New York Observer, July 8, 2015) まだ米国で売れない頃、日本に出稼ぎに来て、一生懸命頑張っていたボンジョヴィも、随分と出世したもんだ。しかしまぁ、どいつもこいつも、ユダヤ人に近づいてお金をせがんでいる。英国首相のロバート・ウォルポールが下院の政治家を指して、「こいつらには値札がついてるのさ」と語ったらしいが、アメリカの政治家にも値札がついているのだろう。

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(左: ヒラリー・クリントン / 中央: ハイム・サバン / 右: ジョン・ボン・ジョヴィ)

  今話題の大統領候補であるドナルド・トランプは、他の候補者とは違って選挙資金集めに苦労はしない。なぜなら、彼自身が大富豪だからである。しかし、大統領の椅子を目指すなら、ユダヤ人へのゴマすりを忘れてはならない。ユダヤ人がホワイト・ハウスへの鍵を握るからだ。日本人だって思い出せば分かるだろう。ビル・クリントンにはロバート・ルービンやラリー・サマーズといったゴールドマン・サックスの回し者がついていたし、ジョージ・W・ブッシュには、ネオ・コンのユダヤ人が控えていた。オバマはラーム・“イスラエル”・エマニュエル(Rahm Israel Emanuel)に連れられてユダヤ人有力者に紹介され、デイヴィッド・アクセルロッドの采配で大統領になれた。ちなみに、ラームの父親ベンジャミンは、元イルグン(Irgun)所属のイスラエル人である。イルグンは目的のためなら手段を選ばぬテロリスト部隊として悪名高い。こんな父親を持ったラームの忠誠心は、名前の通り「イスラエル」にあってアメリカ合衆国ではないだろう。アメリカのユダヤ人は財務省のみならず、国務省にも浸透しており、シオニストだらけの国務省は、いわばイスラエルのアメリカ支店のようになっている。

  こうした枠組みが出来ているからこそ、イスラエル政府が国務省の機密を入手できるのだ。ジョナサン・ポラードのような裏切り者は他にも居るだろう。ただ、忍者のように凡人を装っているから分からないだけだ。たとえ、怪しいユダヤ人職員を発見しても、軽率に捕まえるわけには行かない。イスラエルは「人権団体」を利用して仲間の救出に努力するからだ。今や、米国に於いてイスラエル・ロビーは天下無敵だ。公然とユダヤ人を批判する政治家なんかいないだろう。どの議員もジム・トラフィカント(Jim Traficant)元下院議員みたいに潰されたくないのだ。あのジェシー・ヘルムズ(Jesse Helms)上院議員だって、イスラエルの国益を損ねたから、落選間際まで追い詰められたのである。早期警戒管制機A-WACSをサウジ・アラビアに提供しようとして、イスラエルの逆鱗に触れてしまったのだ。「パワフル・セネター」と呼ばれた大物も、ユダヤ人組織によって散々痛めつけられ、最終的に屈服したのである。たとえ、大統領や連邦議員であっても、反イスラエルの方針を取れば、ユダヤ人は即座に全米各地に張り巡らせた組織を動かし、徹底的に謀反人を血祭りに上げてしまう。強固な票田を背景にしたイスラエルの代理人は、無言の圧力をちらつかせて、大統領さえも脅かすことができるのだ。最高司令官をイスラエルの執事にできれば、世界最強の陸海空軍を手にしたも同然。こうして、哀れなアメリカ人将兵はユダヤ人の私兵となるのだ。

Benjamin Emanuel & Marsha 2Rahm Emanuel 1david-axelrod 5







(左: 父親のベンジャミン・エマニュエルと母親のマーシャ / 中央: ラーム・エマニュエル / 右: デイヴィッド・アクセルロッド)

  メキシコ人を始めとするヒスパニック系アメリカ人に対しては、毒舌を吐くトランプ氏でも、イスラエルのネタニアフ首相に対しては絶賛の言葉しか口にしない。曰く、「私はイスラエルを愛している。私はイスラエルのために100パーセント否、1000パーセント戦うつもりだ。しかも永遠にだ ! 」という。(Uriel Heilman, When It Goes to Jewish Connections, Trump Trumps His GOP Competitions, Haaretz, August 8, 2015) 2013年、トランプ氏は選挙を控えるネタニアフ首相のためにビデオ・メッセージまで作って支援していたのだ。トランプ氏が作成した30秒の宣伝はこうだ。「あなたがたはベンジャミン・ネタニアフの中に、偉大なる首相をまじまじと見であろう。彼は勝者であり、大いに尊敬され、みんなから高く評価されている。さあ、ベンジャミンに投票しよう。イスラエルにとって最高の、すごい奴、すごいリーダーに」、だって。歯の浮くようなお世辞じゃないか。さすが、やり手のビジネス・マンは違うねぇ~。お金持ちは世界の権力構造をよ~く理解している。ウォール街で稼ぐ彼らは「自由の女神」なんか相手にしない。カメラをぶら下げた日本人観光客とは違うんだ。アメリカの守銭奴はイスラエル首相の胸像を拝む。ネタニアフの提灯持ちに徹するトランプ氏は、生ぬるい中東政策を打ち出すオバマを「イスラエルにとって最悪の敵」と酷評する。ユダヤ人の神輿に乗ったオバマなのに、イスラエルへの奉仕が足りないと言うのだ。じゃあ、トランプ氏が大統領になった曉(あかつき)には、それ以上の“ご奉公”があるということだ。これじゃあ德川家に仕えた彦根藩の井伊家や会津藩の松平家も、三舎を避けるであろう。

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(左: バラク・オバマ / 中央: ドナルド・トランプ / 右: ベンジャミン・ネタニアフ)

  トランプ氏が親イスラエルになったのには他にも理由がある。実は、愛娘のイヴァンカ(Ivanka)がユダヤ人のジャード・クシュナー(Jared Kushner)と結婚し、それがキッカケでユダヤ教に改宗していたのだ。トランプ氏には3回の結婚歴があって、それぞれの夫人と子供をもうけている。まあ、ザクセン選帝侯で強健王(Mocny)と呼ばれたアウグスト1世(Friedrich August I / August II, der Starke)より精力絶倫とは思えないが、すくなくとも5人の子供をつくったのだから、少子化防止に貢献してんるんじゃないか。英雄色を好むじゃないけど、最初の妻イヴァナ・ゼリニチュコヴァ(Ivana Zelnickova)はチェコ人モデルだった。彼女との間には、ドナルド・ジュニアとイヴァンカ、そしてエリックが生まれてている。二番目はマーラ・メイプルズ(Marla Maples)という女優で、娘ティファニーが誕生。三番目の妻は、スロヴェニア出身のメラーニア(Melania Knauss)というモデルである。彼女との間にはバロン・ウィリアムという男の子をもうけた。お金持ちには女が集まるというが、ミス・ユニヴァース大会を主催するトランプ氏なら、地位と名声を求める美女が放っておくわけがない。そりゃそうだろう。トランプ氏は「100億ドルの資産を持つ」、と豪語していたのだ。実際は、40億ドル程度という推測もあるが、いずれにしても大金持ちであることには間違いない。格差社会のアメリカでは、昔はミリオネアー(数100万ドル)が金持ちだったが、今じゃビリオネアー(数10億どる)でなけりゃ、お金持ちとは言えない。女の話はともかく、大統領選挙に出馬したトランプ氏にとって、重要な存在となるのはイヴァナが結婚したジャード・クシュナーである。

Donald Trump & Ivana 2Donald Trump & Marla Maples 1Donald Trump & Melania Knauss 1










(左: 1番目のイヴァナ夫人 / 中央: 2番目のマーラ夫人 / 右: 3番目のメラーニア夫人)


義理の兄弟を罠に嵌めたチャーリー

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(左: イヴァンカ・トランプ / 右: チャーリー・クシュナーとシェリル夫人)

  アメリカの政治で多大な影響力を及ぼすユダヤ人を前にして、プレスビテリアン(長老派教会)のキリスト教徒であるトランプ氏が大いばりできたのは、娘のイヴァンカがユダヤ教徒になって、ユダヤ人の孫が二人もできたからである。元々、あまり敬虔とは言えないトランプ氏にとって、キリスト教信仰など世間に向けてのジェスチャーに過ぎない。いつだって捨てても構わない下駄と同じである。ニューヨークで不動産業を営むトランプ氏にとって、キリスト教を罵倒するユダヤ人の方が大切なのだ。聖ペトロは主を裏切る時に躊躇いを感じたが、風見鶏のトランプ氏はユダから金貨を貰うことに罪悪感は無い。米ドルは誰が持っていても緑の紙幣である。キリストが「天に宝を積め」と諭しても、トランプ氏なら、財産をケイマン諸島に隠すんじゃないか。キリストは「カエサルのものはカエサルに返せ」と言ったが、トランプ氏なら、カエサルでもワシントンでも、手にしたお金は返さない。いずれ自分の肖像画が、紙幣に印刷されるかも知れないんだから。中身の無いキリスト教徒にとって、主の言葉は坊主の念仏ていど。可愛い娘がイエズスを罵る宗教に鞍替えしたって平気なのだ。ユダヤ教徒の男と結婚するんだからしょうがない。そもそも、イヴァンカが惚れたのジャードとは、如何なる人物なのか?

  トランプ氏の婿殿ジャード・クシュナーは、有名な雑誌社を所有する経営者だが、まだ30代の若者である。彼の父親は不動産会社を営むチャーリー・クシュナー(Charles Kushner)で、ホロコースト難民の息子として頭角を現した。彼は地元ニュージャージー州でドン・コルリオーネ気取りだ。ついでに触れれば、名作『ゴッド・ファーザー』の印象が強烈なせいか、日本人はマフィアと言えばすぐイタリア人を思い浮かべる。しかし、マフィアといったら腕っ節は強いが頭は空っぽのイタリア人より、残酷で狡猾なユダヤ人を連想すべきだ。例えば、あの兇悪なマイヤー・ランスキーはロシアからやって来たポーランド系ユダヤ人で、本名はマイヤー・スコウランスキー(Meier Suchowlanski)である。また、映画にもなったバグシー・シーゲルもロシアから逃れてきたウクライナ系ユダヤ人で、ベンジャミン・シーゲル(Benjamin Siegel)というゴロツキであった。(ユダヤ人マフィアを述べると長くなるので省略する。日本では都合の悪い情報は封印されるので、ユダヤ人の暗い過去が消去されている。) 

Marlon Brando 2Meyer Lansky 3Bugsy Siegel 1









(左: 「ゴッド・ファーザー」のマーロン・ブランドー / 中央: マイヤー・ランスキー / 右: バグシー・シーゲル)

    話を戻すと、チャールズ・クシュナーは猛烈に働いた末に“のし上がった”典型的ユダヤ成金である。彼は学問においては凡庸だったが、それでもホフストラ大学の法学院に進めたんだから大したものだ。彼はまた、ニューヨーク大学で経営修士号を取得したというから、大変なな努力家である。チャーリーには3歳上の兄マレー(Murray)がいて、ペンシルヴァニア大学を優秀な成績で卒業したそうだ。学問好きなマレーはそのまま大学院に進んで法律を学んだという。しかし、実社会では弟のチャーリーの方が優秀である。一方、彼らの父ジョセフは大工として一家の生計を立てていた。こうした苦労人の父親を敬う息子のチャーリーは、オヤジを誘ってクシュナー社を創設。晴れて親子で独立したのだ。しかし、9ヶ月後に父親は心筋梗塞で死去。父親を突然失ったチャーリーは、残された家族を率いて家長となる。彼は自分の帝國を築きながら、兄のマレーや妹のエスター(Esther)やリンダ(Linda)の面倒を見ていた。家族で団結するユダヤ人らしく、マレーも弟の不動産業を手伝い、兄弟で会社を経営していたのである。

Murray Kushner & Lee 1James McGreevey 3









(左: 写真右側がマレー・クシュナーと左側リー夫人 / 右: チャーリー・クシュナー)

  会社が軌道に乗って順調となれば、儲けたお金をどう使うかが問題となる。稼いだお金を全部キャバレーの姉ちゃんや高級スポーツ・カー、あるいは豪華な別荘に注ぎ込むのは馬鹿。チャーリーは慈善活動にお金を割いた。ユダヤ人の学校やシナゴーグ、病院などへ献金したのだ。敬虔なユダヤ教徒のチャーリーにとっては当然の行為のように思えるが、ユダヤ人はそう単純じゃない。彼は政治献金も怠っていなかった。1990年代半ばから民衆党に献金をし始め、ニュージャージー州知事のジェイムズ・マクグリーヴィー(James McGreevey)には合計で150万ドルほど貢いでいたという。(Gabriel Sherman, The Legacy, New York Magazine, July 12, 2009) ユダヤ人不動産王から政治献金をもらっていたマクグリーヴィーは、お礼にチャーリーをポート・オーソリティー(Port Authority)の役員に推薦てやった。このポート・オーソリティーとは、ニューヨーク州とニュージャージー州に跨がる港湾施設や交通インフラを管理する港湾公社である。この公社を委託された役員12名は両州の知事から任命され、ハドソン河の港や橋ばかりではなく、JFK国際空港やラガーディアとかニューアークといった空港も管理し、様々なインフラ整備を任されているのだ。順調に進めば、チャーリーはこの組織の長になる予定であった。

  親族経営の会社は結束の固さが長所になる一方で、感情的な問題を引き起こしやすいという短所を有する。学校の勉強では兄マレーが秀でていた。しかし、ビジネスでは弟の方が優秀である。不動産取引では、持って生まれた勘の鋭いチャーリーが兄を凌駕していたらしい。やり手のチャーリーにとって、段々と兄は足手まといのような存在になっていた。仲の良かった兄弟も、次第に口数が減り始め、両者とも心の奥に不満を溜めるようになっていたという。やはり、自然に蓄積されたマグマを押さえ込むのは不自然だ。クシュナー家は2000年に爆発の瞬間を迎えた。彼らがマイアミのパームビーチで、ユダヤ教の「過ぎ越し祭」を迎えた時だった。チャーリーがある不動産取引の件でマレーに怒りをぶつけ、もう一緒に仕事をしないからな、と癇癪を起こしたらしい。それを受けてマレーは、「もしパートナーじゃなければ、俺たちは兄弟でもないぞ」とやり返した。火に油を注ぐように、側に居たマレーの妻リー(Lee)は、夫の肩を持ってチャリーを怒らせてしまった。カッとなったチャーリーは、今まで言えなかった本音をぶちまける。「お前は息子が自力でペンシルヴァニア大学に入れた、とでも思っているのか ? 」「いいか、俺が入れてやったんだ ! 」と暴露するチャーリー。もしかしたら、本当に大学へ寄附をして、甥の入学を頼んだのかも知れない。侮辱されたリーは反駁しようとしたが、マレーに制止されてその場を立ち去った。翌年の祝日にマレー夫婦の姿はなかったという。

  チャーリーが兄マレーに怒号を浴びせかけると、妹のエスターはマレーの味方についた。激怒したチャーリーは、過ぎ越し祭を祝うためにその場にいた40名ほどのゲストを忘れている。来客が居るにもかかわらず、チャーリーは妹のエスターやその夫ビリー・シュルダー(Billy Schulder)を罵った。ビリーはチャーリーのビジネス・パートナーとしてクシュナー社で働いていたが、それは妹の亭主だから獲得できた地位である。実は前々から、チャーリーは彼を嫌っていた。というのも、ビリーが会社の女性社員に手を出していたからだ。チャーリーはビリーの息子ジェイコブとみんながいる前で、「君は敬虔だよな。ほらビリー、君が如何に敬虔な信者かを子供たちに話してやれよ」と白々しく話しかけたという。その場に居合わせた誰もがビリーの浮気を知っていたのだ。エスターは亭主に向かって「もう何も言わないで」と訴えかけた。「このアホんだらどもめ」と怒り狂うチャーリーをよそに、エスターと娘のジェシーは部屋を飛び出してしまった。一旦問題がこじれると、ファミリー・ビジネスには深い亀裂が生じるから、滅多なことでは修復できない。こうしてクシュナー家はバラバラになった。

  数ヶ月が過ぎた頃、マレーはチャーリーが怪しい不動産取引で会社のカネを横領したと騒ぎ立てた。あろうことか彼は弟を相手に訴訟を起こしたのである。この裁判は示談で片が付いたが、チャーリーの身辺にはまだ危険な火種が尽きない。ちょうどジェイムズ・マクグリーヴィーの選挙が近づいた頃だ。2002年、クシュナー社の会計係であるボブ・ヨンテフ(Bob Yontef)が、チャーリーの不正な政治献金について訴訟を起こした。マクグリーヴィーの選挙が上手く行けば、チャーリーは港湾公社の総裁になれるはずだった。ところが、裏切者は親族から出ていた。マレーとエスターがFBIの捜査に協力していたのだ。チャーリーはマレーをチクリ屋(moser)と呼んでいた。彼は兄マレーのみならず、妹や夫のビリーまでもが警察側に寝返っていたのだ。そこで彼は一計を案じる。陰謀を企むチャーリーは、退職間際のジミー・オトゥール(Jimmy O'Toole)というアイリス系カトリックの警官を雇い、計画の全貌を打ち明けた。エスターの夫ビリーが女に弱いことを熟知したチャーリーは、エスターの口を封じるため、亭主を罠に嵌めようとしたのである。

  アメリカにはエスコート・サーヴィスとかコール・ガールとかの名称で、色々な娼婦が存在する。昔、DCマダムと呼ばれた高級娼婦を仕切る女主人が逮捕された。もちろん、女を買った政治家や裁判官は真っ青になって動揺を隠せない。だが、裏社会の掟は厳しかった。口封じの指令が下ったのだろう。どこからともなく刺客が現れて、彼女はあえなく抹殺されてしまった。有力者の性的行為を暴露するとは、郭(くるわ)の女主人にしては愚かである。チャーリーは警備員として雇ったオトゥールに、「スザンナ」という東欧なまりの強い女を紹介した。すらりとした美脚を持つ金髪の女性だったようで、ビリーを誘惑するのに適役であった。オトゥールは弟のトミーを呼んで、ビリーを嵌める仕掛けに取りかかった。トミーはルート22号線沿いにあるレッド・ブル・インというモーテルで部屋を借り、時計に隠しカメラを取り付けたそうである。罠とも知らずにビリー・シュルダーは、仕事場の近くにある食堂で昼飯を食っていた。そこへ金髪美女が現れて、何気なくビリーに近づく。彼女は仕事の面接で街を訪れたけど、クルマのタイヤがパンクして困っている、とビリーに泣きついたらしい。“親切な”ビリーは彼女をクルマに乗せてやり、モーテルまで送ってやったが、その日は彼女の誘いを断り、電話番号だけを貰って帰ったという。しかし、翌日ビリーは彼女と肉体関係を持ってしまった。そりゃそうだ。浮気性の亭主が、若い美人から誘われて断るなんてあり得ない。オトゥールから連絡を受けたチャーリーは、妻シェリル(Seryl)の兄弟でビジネス・パートナーのリチャードをオフィスに呼び、届いたばかりの盗撮映像を鑑賞することにした。画面に映し出されたビリーは快楽の絶頂である。まさか録画されているとは思っていないビリーは、東欧美女から受けた懇切丁寧なフェラチオに大満足。ペニスをしゃぶられたビリーは思わず、「映画のようだ」と叫んでいたらしい。これにはチャーリーたち仕掛け人が大爆笑。満足したチャーリーは早速、トミーにコピーを作るよう命じたのである。

  チャーリーは匿名で録画テープと写真を、妹のエスターや彼女の息子ジェイコブに送ることにした。しかし、オトゥールはジェイコブに包みを送らぬよう諭したらしい。父親の破廉恥行為を知ることとなるジェイコブは、恋人との婚約を数日後に控えていたのだ。後にチャーリーはこの件を否定し、オトゥールたちの仕業にしていたが、とにかく送られてしまった。婚約の3日前に小包を受け取ったエスターは顔面蒼白。白黒写真を手にしたエスターは、すぐさま兄マレーに電話を掛け、「家に帰らないで。チャーリーに殺されるわよ」と警告したという。心配になったマレーは元警官の護衛をつけた。妻のリーは放火でもされるんじゃないかと怯えていたそうだ。しかし、素人の奸計はすぐバレる。FBIの捜査が進んでチャーリーの犯罪が明るみになるのは時間の問題であった。しかも、オトゥールまでもがFBIの捜査に協力していたのだ。チャーリーは脱税や違法献金、司法妨害などの罪で服役することに。刑務所送りとなったチャーリーにとって、希望の光は息子のジャードただ一人であった。

不動産王の娘婿はメディア王に

  若くして脚光を浴びるビジネスマンには裏がある。ジョン・F・ケネディーには、禁酒法時代にぼろ儲けした父親ジョセフがいたように、ユダヤ版ケネディーを目指すクシュナー家には、野心家のチャーリーがいた。彼が自慢する息子のジャードは、長身で一流大学卒の好青年である。見た目には西欧系アメリカ人と変わらない。しかし、彼は普通のアメリカ青年と違っていた。このユダヤ人の若者は、20代でメディア経営者になったのだ。「えっ ! 」と驚いちゃいけない。ユダヤ人は13歳で成人となるんだから。とはいっても高等教育は大切で、チャーリーも大学の価値を痛いほど分かっている。だから息子の学歴に箔をつけてあげなきゃ、と意気込んでしまう。それには、やはりハーバード大学だ。アメリカは実力社会だと言われるけれど、今じゃ階級のはしごを昇るためには学歴が重要となる。上流社会の子弟が競ってアイヴィー・リーグを目指すのは、学問を究めるためではなく人脈を築くことが目的なのだ。「入学許可の値段(The Price of Admission)」を著したダニエル・ゴールデンによれば、1998年、お金持ちになったユダヤ人の不動産王は、ハーバード大学に250万ドルの寄附をした。えっっ、日本円に換算すれば、約2億5千万円じゃないか ! こんな大金を投げつけられたら、顰(しか)めっ面のハーバード大学長だって、思わず顔が緩むだろう。

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(左: ジャード・クシュナー / 父親のチャーリー / フランク・ローテンバーグ / 右: エドワード・ケネディー)

  しかも、用意周到なチャーリーは地元ニュージャージー州選出のフランク・ローテンバーグ(Frank Lautenberg)上院議員に手を回していたのだ。このユダヤ人議員は、ソ連のユダヤ難民を米国へと手引きした張本人である。まったくユダヤ人は、ロクでもないことを次々と行うからタチが悪い。チャーリーの名代となったローテンバーグは、マサチューセッツ州の有力者テッド・ケネディー上院議員に働きかけ、要請を受けたケネディーはハーバードの入試担当責任者であるウィリアム・フィッツシモンズ(William Fitzsimmons)に「よろしくね」と言ったのだ。リベラル派を気取る奴ほど、裏で何をしているのか分かったもんじゃない。まぁ、裏口入学なんていう口利きは、民衆党の大御所たるケネディーにとって造作もないことだ。父親のお膳立てでハーバード大学に入門できたジャードは、名門クラブの「ザ・フライ(The Fly)」に加入した。アメリカの大学にはギリシア文字を冠したクラブがあって、そこで親睦を深めたメンバーは兄弟のような絆を作り、卒業しても一生固く結ばれた仲間になる。上流階級の子供が一流大学に入るのは、こうしたクラブで人脈を築くことに目的があるのだ。ジャードが入ったクラブの歴代メンバーを見てみれば納得できる。まず、ハーバード大学の名物学長であったチャールズ・ウィリアム・エリオット(Charles William Eliot)がいるし、セオドア・ローズヴェルトとフランクリン・ローズヴェルトといった大統領もいた。それに、世界を牛耳るアメリカ貴族のジェイ・ロックフェラー上院議員やクリントン政権で国家安全保障担当補佐官だったアンソニー・レイク(Anthony Lake)もいるのだ。こうしたインナー・サークル(内輪)に入れたジャードを見れば、父親のチャーリーは250万ドルの投資も無駄ではなかった、と思えるだろう。 

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(左: チャールズ・ウィリアム・エリオット / セオドア・ローズヴェルト / アンソリー・レイク / 右: ジェイ・ロックフェラー)

  チャーリーは刑務所に閉じ込められたからといって、息子の教育を怠るような親ではない。名門大学に蝶ネクタイをして通う息子も、それを充分承知していた。成金の父親はジャードに財務表などの書類を送り、息子に評価させるといった訓練を施していたのだ。しかし、理論だけではダメである。そこで、チャーリーは息子に初の売買をさせることにした。ビジネスの実習として、ジャードはマサチューセッツ州サマーヴィルにある物件を買うことにした。資金の半分はチャーリーが用立て、残りの半分はジャードがチャーリーの友達から借りてきたという。こうしてチャーリーの実践教育が始まり、ジャードは他の物件も買うようになった。チャーリーはニューヨーク大学に300万ドル寄附し、後に大学の理事会メンバーとなる。一方、2003年ジャードはニューヨーク大学のロー・スクールに進学し、自分が所有するパック・ビルディングの3フロアーを大学側に貸すことになった。ただし、通常の賃貸料金よりも安くしたらしい。教育機関に恩を売るという魂胆だろう。ジャードは学生のくせにもう一端のビジネスマンになっていたわけだ。それに比べて日本の大学院生ときたら、助手になれるかどうかさえ分からず、不安な日々を送るのが普通。巨額な資金を使って不動産物件を扱っている奴なんていない。小切手帳を持って大金を動かす学生なんているのか? 大学院生が就ける職業なんて、せいぜいコンビニのバイト生か塾の講師くらいだろう。

Arthur Carter 1(左/アーサー・カーター)
  大学院課程を修了したジャードは、メディア業界に食指を動かした。彼はマンハッタンの地方検事ロバート・モーゲンソーの法律事務所で見習いをしていたが、「ニュー・ヨーク・オブザーバー(New York Observer)」誌に目をつける。ちょうどその頃、オーナーのアーサー・カーター(Arthur Carter)は赤字が続く週刊誌を売却する相手を探しているところだった。しかし、カーターは半年かけて面会に漕ぎ着けたジャードからの提案を蹴ってしまった。カーターは「なぁ、ジャード。君はいい青年だが、まだ25歳じゃないか」と言ってあしらったらしい。実はその時、オブザーバー誌を買いたいと申し込んでいた相手がいたのだ。ロバート・デ・ニーロなどが運営するトリビカ・フィルム・フェスティバルが買収先に決まりかけていたという。しかし、カーターは彼らが買収した曉には、愛着のあるオブザーバー誌を閉鎖するんじゃないか、と懸念していた。そこで、再びジャードに会うことにしたらしい。カーターは娘のマリーを連れて会合に現れた。ジャードはテーブルの上で小切手に金額を書き、それをカーターに差し出したという。そして、彼はオブザーバー誌にお金を注ぎ込んでウエッブ版を創設し、最終的には利益を出すビジネスにしたいという旨を語った。これを聞いて腹を決めたカーターは、ジャードに雑誌社を売却することにしたという。翌日、ジャードは法律事務所のボスを訪ね、「雑誌社を買ったので辞めます」と言ったらしい。すげーなぁ~。これが大学出たての小僧がすることか? 何か映画『白昼の死角』で金貸しを営んだ鶴岡七郎を思い出す。(これは夏八木勲が主役を務めた角川映画で、「光クラブ」事件を題材にした小説が基になっている。今思うと、夏八木氏の演技には迫力があったなぁ。) まったく、ユダヤ人ってのは商売上手だ。これじゃあ、アングロ・サクソン人の青年は適わない。

  父親譲りのビジネス手腕を発揮するジャードは、父と相談の上、マンハッタンにあるフィフス・アヴェニュー(5th Avenue)666のオフィス・ビルを買収することに決めた。彼は記録破りの値段18億ドルを払って、53番街に聳える41階建てのビルを手にしたのである。庶民なら「ひぇ~」と叫んで、仰天してしまうだろう。勢いに乗った息子は獄中の父に保有資産の売却を持ちかけた。2007年、ジャードはバブルが弾ける前に、クシュナー家のポート・フォリオをあの大手AIGに売ってしまったのだ。彼が手にした金額は約10億ドル。「すごい」の一言に尽きる。これが26歳の若造が行った商取引である。しかし、高価なビルを手にしてもその維持・運営は容易でない。それでも何とか乗り切るのがユダヤ人。「犬も歩けば棒に当たる」というが、ユダヤ人がブラブラ歩けば、ユダヤ人に巡り逢う。ジャードはFOXテレビを率いる総帥のルパート・マードック(Rupert Mardoch)を師匠と仰ぐ。雑誌社を入手したのも、権力へのアクセスを握ることが重要である、と認識していたからだ。単なる不動産屋では権力者にすんなり会うことはできない。しかし、メディア経営者となれば容易に様々な有力者に会うことができる。だから、ユダヤ人はメディア業界に押し寄せるのだ。ジャードはメディア王マードックと一緒にヴァカンスを取っていた時、グーグルの創設者セルゲイ・ブリン(Sergey Miklailovoch Brin)とも一緒に過ごしていたという。皆様ご存じのブリンはロシア系ユダヤ人。メディア界やIT業界って本当にユダヤ人が多い。フェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)もユダヤ人だ。しかし、ジャードにとって更に重要だったのは、将来の妻イヴァンカと出遭ったことである。

Rupert_Murdoch 1Sergey Brin 1Mark Zuckerberg 1









(左: ルパート・マードック / セルゲイ・ブリン / 右: マーク・ザッカーバーグ)

  ちなみに、FOXテレビで放送されていたドラマ『フリンジ(Fringe)』に出演していたアンナ・トーヴ(AnnaTorv)は、マードックと縁がある。彼の別れた妻はアンナ・マードック・トーヴ(Anna Mardoch Torv)という名前から分かる通り、トーヴ家の出身だ。彼女は女優アンナの父方の叔母に当たり、そんな関係もあってか、FOXドラマでオリヴィア・ダナム役に抜擢されたのである。高額な予算を注ぎ込んだドラマで主役を射止めたのだから、アンナにとっては大女優への一歩であった。まるでコネ採用みたいだが、総帥の親類ならドラマの制作者だってちょっとは考えるだろう。いいよなぁ、やっぱり有力者の親戚って。そういえば、『フリンジ』の監督は今や人気のJ.J.エイブラムズ(Jeffrey Jacob Abrams)であった。『スタートレック』や『ミッション・インポシブル』を手掛けた引っ張りだこのユダヤ人監督で、今年は彼の『スター・ウォーズ』も公開される予定だ。しかし、キャスティングが多民族主義で魅力は半減。ユダヤ人は世界中の観客からゼニを取ろうとするから、色々な人種を役者に用いて、名作をメチャクチャにしてしまう。ユダヤ人って本当に嫌な種族である。それでも、世界規模の市場で配給するから、ハリウッドは大繁盛。アメリカ白人が演じて、ユダヤ人が製作する映画を、日本人がお金を払って観る。しかも、日本人なら高価な関連グッズも買ってくれるから、有り難いお得意様。実によくできた仕組みである。映画業界のカルテルを築いたユダヤ人は笑いが止まらない。

Anna Torv 3Rupert & Anna Murdoch 3JJ Abrams 2








(左: アンナ・トーヴ / 中央: ルパート・マードックとアンナ夫人 / 右: J.J.エイブラムズ)

  ユダヤ人は政治の表舞台に立たず、裏方で権力を揮う方を好む。確かに、上院議員や大統領は魅力的だ。しかし、大衆の注目が注がれる公職を目指すと、色々と困ることが出てくる。なかでも資産公開はイヤだ。やましい方法で貯め込んだ財産はなるべく隠したい。だから、自分の代理人に投資をして、実利だけを手にしたいと考える。民衆政国家では一般人の嫉妬心が強いから、賢いユダヤ人はなるべく目立たぬよう心掛ける。昔、フォード政権で副大統領になったネルソン・ロックフェラーは、個人資産を詮索されて困った。彼は1970年の時点で所得税を一銭も払っていなかったのだ。石油で大帝国を築いたロックフェラー家の御曹司が税金を払っていなかったとは。アメリカ国民は唖然とした。ロックフェラー家の資産を管理していたリチャード・ディルワース(J. Richard Dilworth)によれば、このアメリカ貴族は様々な財団や信託組織を作って財産を分散していたのだ。(ディルワースは元クーン・ローブ社のパートナーであったから、帳簿や納税の操作に長けていた。)

 Rockefeller 2Nelson Rockefeller 1Jay Rockefeller 1Richard Dilworth 1








(左: 石油王ジョン・デイヴィド・ロックフェラー / ネルソン・ロックフェラー / ジェイ・ロックフェラー / 右: リチャード・ディルワース)

     ロックフェラー家は、納税回避のために200以上もの財団を作って、家族がその役員になり、財団を実質的に支配していたのだ。その他、スタンダード・オイルはもとより、IBM、テキサス・インストルメント、イーストマン・コダック、チェース・マンハッタン銀行、ミネソタ鉱山などの会社に投資をしたり、資産を移したりして、国税庁の追求を躱(かわ)していた。当時、ロックフェラー家の84名が持つ財産を集めても、たった10億3千3百万ドルくらいしかなかったのも、こうしたカラクリがあったからである。ロックフェラーはユダヤ系ではないが、やり口はユダヤ人と変わらないのだ。ユダヤ人はお金に飢えた西歐人を子飼いにして政界で働かせる。自分が政治家になるとリスクが大きいから、他人を利用するのだ。仮に政治家となっても、庶民の猜疑心を招くような真似はしない。例えば、ジェイ・ロックフェラー4世(John Davison Rockefeller IV)元上院議員は、人種対立や健康保険といった目立つ国内問題を避け、庶民の関心が薄い軍事・外交面で要職に就いた。上院諜報委員会(Senate Intelligence Committee)の席に着けば、世界中の極秘情報にアクセスできる。これではロックフェラー家が、CIAやNSA、DIAといった諜報機関を私物化したのも同然だ。民間のビジネスマンがどんなに優秀でも、超大国が集めた機密情報は手に入らない。ロックフェラー家は地球儀を掴んで、どこに旨い話があり、どんな投資リスクがあるのか一目で分かる。日本の政治家が抱える弱みや日本企業の社内秘密なんかガラス張りだろう。

  西欧系アメリカ人から嫌われてきたユダヤ人は、自分のポスターを街中に貼って選挙に出ることはしない。当選すれば嬉しいが、もし落選したら不名誉になる。ギャンブルならラスベガスに行っていくらでもできるのに、わざわざ自分の面子を賭けて選挙に挑むのは愚かだ。汚いことなら手下の白人にやらせた方が悧巧である。スキャンダルになれば、さっさと切り捨てればいい。競馬で考えてみれば分かるじゃないか。サラブレッドの代わりに馬主が走ることはないだろう。馬鹿と白人は使いようである。したがって、一枚も二枚も上手(うわて)のユダヤ人は、何百億ドルもの政治献金を呉れてやっても惜しくはない。投資額を上回る配当が確実に入ってくるからだ。しかも、大統領を操って戦争を起こせば、戦争特需で多大な利益が期待できる。前もって戦争が分かっているから、株式相場の動きだって予想できるし、軍需企業の株を買ってしまえばいい。それに、戦場への補給で儲けた連中は、戦後処理を請け負って、更に儲けることも可能である。ユダヤ人投資家にとって、合衆国大統領はサンタクロースか福の神といった存在になるのだ。

  少々長くなったので、チャーリー・クシュナーとドナルド・トランプについては、また後編で述べたい。




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