初心(うぶ)だった日本の知識人

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(左マーゴット・ロビー / 右ライリー・ケノー)

  かつて、廃刊された雑誌の『諸君!』や、衰退しつつある『正論』で活躍していた知識人に、今は亡き山本書店を経営していた山本七平・元少尉とか、筑波大学で教鞭を執っていた村松剛教授がいて、日本人には馴染みの薄いユダヤ人に関する情報を一般読者に紹介していたものである。現在の高校生や大学生なら、雑誌『Voice』の山本七平賞で、この元帝國陸軍少尉を知っているだろう。山本氏の著書には復刻版があるから、今でも山本氏の代表作『日本人とユダヤ人』を読んでいる人がいるんじゃないか。彼は「イザヤ・ベン=ダサン」というペンネームでユニークな日本人論を展開し、我々が気づかない意外な思考様式を指摘して話題となっていた。

Yamamoto Shichihei 2Komuro Naoki 1(左: 山本七平 / 右: 小室直樹)
  とりわけ、山本氏が天才学者の小室直樹と対談すると、刺戟的な話題が湯水の如く湧き出してきたので、筆者もたいそう勉強になった。例えば、ある記者が父親をバットで殴り殺した息子の事件を持ち出し、小室先生にこうした暴力沙汰の解決策を尋ねたところ、先生は「うん、それでは親が先に子供を殺しなさい」と答えたそうだ。この奇想天外な答えを聞いた記者は絶句し、小室先生に何も反論できなかったという。確かに、殺意を持つ息子に対し、意表を突く先制攻撃を仕掛ければ、寝首を掻かれる父親は助かるが、何となく倫理的に許されるのかなぁ、と疑問に感じてしまうだろう。でも、論理的思考を重視する小室先生は冷静沈着だった。こんな奇才だったから、落語家の立川談志師匠は小室先生との会話が好きだったんだろう。型破りの天才だった談志師匠はともかく、一般読者は独特な観察力をもつ山本少尉と小室博士に興味津々だったし、雑誌の編集者も思わず唸る説得力があったから、両氏は人気者であった。

Muramatsu Takeshi(左 / 村松剛)
  1994年に永眠された村松先生も特異な知識人で、ポール・ヴァレリーの研究で知られている通り、専門はフランス文学なんだけど、漢籍や歴史、中東情勢にも詳しく、明治維新の話をすれば専門家も舌を巻くほどであった。例えば、木戸孝允に関する評伝『醒めた炎』を出版するに当たっては、約10年くらいの月日を費やしたそうだ。また、1991年の湾岸戦争の時には、イスラム世界に疎い知識人を批判して、独自の中東アジア論を展開したこともあった。だが、村松先生の博学はユダヤ人にも及んでいて、『大量殺人の思想』とか『ナチズムとユダヤ人』、中公新書の『ユダヤ人』を書いたことから、一時は「イザヤ・ベン=ダサンの正体」と間違われたこともあったそうだ。村松先生がユダヤ人に好意的であったのは、ホロコーストの悲劇に同情していたからだけでなはない。先生が尊敬する歴史家で知識人のアンドレ・モロワ(Amdré Maurois)や政治学者のレイモン・アロン(Raymond Aron)、中世史家のマルク・ブロック(Marc Bloch)などが、ユダヤ系フランス人であったからだろう。それに、先生は中東地域に興味があったせいか、よくイスラエルを訪問し、ユダヤ人の重要人物にも会っていたから、自然と親ユダヤ的となってしまったのではないか。だから、ユダヤ人に対し痛烈な批判を加えることが出来なかったのであろう。

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(左: アンドレ・モロア / レイモン・アロン / マルク・ブロック / 右: 渡部昇一)

  ここでちょっと意外なのは、当代随一の碩学、渡部昇一先生もユダヤ人に甘いことだ。渡部先生は最近、雑誌の『WiLL』で馬淵睦夫大使と対談し、ユダヤ人富豪の日本移住を勧めるような発言をしていた。以前、渡部先生は高額納税者に対する税率を下げたら、ユダヤ人のお金持ちが日本に移住するかも知れないし、そうすれば日本が住みやすい国と分かるんじゃないか、と語っていたことがある。ユダヤ人を受け容れたイングランドやオランダが経済的に繁栄したので、先生はこれをヒントにして、我が国も一つユダヤ人を迎え入れてはどうか、と提案していたのだ。しかし、先生はユダヤ人を受け容れた結果、歐米諸国がどのような事態になったのかを分析していなかった。大まかに言えば、渡部先生のユダヤ論は観念的なのだ。また、稀覯本の蒐集家としても著名な先生は、歐洲で高価で貴重な古書を購入する際、遣り手のユダヤ人ディーラーに依頼するようなので、ユダヤ商人に対する評価も高い。だから、ユダヤ人全般に対し好感情を抱いているのだろう。

  筆者がもう一つ気になったのは、渡部先生がユダヤ人の政治的ラディカリズムに鈍感だったことだ。以前、当ブログでアメリカ黒人の公民権運動を取り上げ、その背後にユダヤ人の法律家やスポンサーが控えていたことに言及したことがある。しかし、渡部先生はこの生々しい裏事情に気づかず、マーティン・ルーサー・キング牧師らを突き動かしたのは、日本が大東亜戦争でアジアの植民地を解放したからだ、と述べていた。日本軍がマレー半島やビルマ、インドに進撃し、現地の白人支配者を駆逐したから、戦後アジア諸国は独立を達成でき、それを目にしたアフリカ人が触発されて、次々とアフリカ国家が独立を勝ち取った、いうのだ。そして、同じ種族が独立を果たしたのに、依然として抑圧されていたアメリカ黒人は、アフリカ人の蹶起を目にして、「自分たちも独立心を持とう」という意識に目覚めたという。だからこそ、彼らは熱心に公民権運動を推し進めたのだ、と先生は解説していた。

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(上写真 / 公民権運動に熱心な黒人たち)

  平成の初頭くらいまでは、罪悪史観が日本全土を蔽っていたので、渡部先生は若者を勇気づけるために、あえて大東亜戦争の肯定論を述べていたのだろうが、この連鎖反応説を聴いていた筆者は、どうも納得できなかった。確かに、渡部先生は第一級の碩学である。しかし、日本の「大東亜解放戦争」がアメリカの黒人を鼓舞した原因とは、今でも思えない。アメリカの黒人を焚きつけたのは、西歐系白人を憎むユダヤ人左翼であったのではないか。こうした運動を全米規模で拡張するには、それなりの資金と人的支援が必要で、さらに言えば、これらを活かして組織を運営できる、実務に長けた手腕の持ち主が不可欠なのだ。白人に対する怨みだけで矢鱈目ったら暴れ回ったり、街頭に飛び出して怒鳴るしか能の無い黒人なんか、ちっとも役立たない。1992年、警官による黒人への暴力が切っ掛けとなって、ロサンジェルスで黒人の抗議デモがあったが、いつの間にか黒人による掠奪にすり替わり、暴徒化した黒人は朝鮮人の商店を襲うようになった。去年、ミュズーリ州で発生した警官に対するデモ行進をみれば分かる通り、黒人が騒いで残るものといったら、店を襲った時に懐へしまった掠奪品とか、放火された店の黒い残骸くらいである。黒人のゴロツキや左翼過激派に、社会の枠組みや法律を改造することは出来ない。やはり、「鉄砲玉」にしかなれない黒人には、軍師になるようなユダヤ人が必要なのだ。

Kase Hideaki 3(左 / 加瀬英明)
  山本七平、村松剛、渡部昇一らの博学に加えて、ユダヤ人に関する著書がある加瀬英明先生にも言えることだが、全体的に日本の知識人は遠い歴史上のユダヤ人については詳しいが、歐米諸国にはびこるフランクフルト学派のユダヤ人とか、巨額な資金を操るウォール街の大富豪、政界に隠然たる影響力を行使するイスラエル・ロビー、寄生先の国家を害する工作員や裏切り者といった、「血と肉」を持つユダヤ人については比較的無知なのだ。歐米諸国の民衆を精神的に改造する映画界のユダヤ人についてさえ、調べようともせず無関心なのだからしょうがない。お金儲けを目的とした言論人は、「ユダヤの陰謀」とかいった本を出版して有名になろうとするが、ユダヤ人を本当に理解したい日本人は、いかがわしいオカルト話や秘密結社なんかを相手にせず、誰でも調べることが出来る映画界の裏事情でも勉強した方がましである。

クールな黒人を描き出す

  西歐諸国でユダヤ人に左翼分子が多いのは、自分と違う肉体と精神を持ったヨーロッパ人に憧れるからだ。ところが、ヨーロッパ人は異質な姿をした異邦人を拒絶し、同化の不可能な賤民として侮蔑する。こう言われればユダヤ人も癪に触るが、心の何処かで一理あると思っている。だって、毎日鏡を見れば自分の鼻や人相が気になるし、「あぁ~、なんでユダヤ人なんかに生まれたのかなぁ?」と嘆きたくなるから、自分を生んだ親まで恨みたくなってしまう。あまり知られていないが、イスラエル建国の理念的父祖であるテオドール・ヘルツェル(Theodor Herzl)は、典型的な「自己嫌悪型」のユダヤ人だったし、名著『世論』で脚光を浴びたジャーナリストのウォルター・リップマン(Walter Lippmann)も、自分がユダヤ人であることが嫌いだった。また、ケネディー大統領のアドヴァイザーを務めたアーサー・シュレッシンジャー・ジュニア(Arthur M. Schlesinger,Jr.)教授も、世間から野暮ったい東歐系ユダヤ知識人ではなく、アメリカ東部に住む洗練された「西歐」的紳士に見られたかった。ちなみに、日本でも有名なフランスの知識人ギ・ソルマン(Guy Sorman)は自己嫌悪のユダヤ人ではないが、あまり自分の素性を明らかにしてフランスの人種問題を語ろうとしないところをみると、心の奥で自分の民族性を隠したいという意識が働いているんじゃないのか。

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(左: テオドール・ヘルツェル / ウォルター・リップマン / アーサー・シュレッシンジャー / 右: ギ・ソルマン)

  しかし、1960年代くらいまでは、上流階級や政財界に入り込めるユダヤ人は限られており、大半のユダヤ人は「組織犯罪(organized crime)」か「娯楽産業(show business)」に進むしか道は無かった。(Bob Herzberg, The Left Side of the Screen : Communist and Left-Wing and Ideology in Hollywood 1929-2009, McFarland & Company, North Carolina, 2011, p.74) だから、西歐的アメリカを憎むユダヤ人はこぞって「社会改革者」とか「マルキスト教授」、「労働組合幹部」になったし、そうした活動家や知識人になれなかったユダヤ人は、ショー・ビジネス界に入って「社会正義」を求めるしかなかった。彼らは「ユダヤ人」に生まれた劣等感を克服するためにも、西歐人を越える「高等な」理想主義者を目指し、有色人種を見下す頑固で排他的な白人を見返してやろうと思ったそうだ。

  ユダヤ人が理想とする「人種のるつぼ」を実現するには、白人社会を堅持しようとする西歐系アメリカ人が邪魔者だった。この忌々しいアメリカ人どもは、白人に好意を抱くユダヤ人を排斥し、自分たちだけで楽しく暮らそうと考えていた。しかし、このゲルマン人だらけのコミュニティーに恋い焦がれたユダヤ人は、「ナチス」の先駆者みたいな白人から自分の片思いを踏みにじられたので、メラメラと燃え盛る復讐の炎が治まらず、西歐系アメリカ人の精神を改造してから肉体をぶち壊そうと考えたのである。それには先ず「悪魔の囁き」が必要だ。という訳で映画が一番効果的。ハリウッドに盤踞するユダヤ人は、劇場にノコノコやって来る無防備な白人娘に「人種差別はイケナイんだよ。黒人にも沢山いい人がいるんだ。黒人の男子はクールだし、白人に負けず劣らず優しいんだぞ。一度でもいいからデートしてみな。きっと楽しいよ !」というメッセージを銀幕を通して吹き込んだ。

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(左: 英国のクールな黒人男優 / 中央: 餌食となる西歐系女性 / 右: ディズニー社のユダヤ人経営者ロバート・アイガー)

  一般のアメリカ白人というのは単純で騙されやすいから、フィクション(虚構)とリアリティー(現実)の区別がつかない。映画の世界というのは、脚本家が都合良く舞台を決めて、恣意的な人物を設定しているのに、観客は仮想の登場人物に感情を移入してしまい、嘘みたいなストーリー展開に疑問を持たず、それを自然な出来事と信じてしまうのだ。例えば、クライム・サスペンス部門のTVドラマだと、主役はどうしても白人になってしまうが、その上司とかFBIの上級職員には黒人という配役が多い。ABCの『デジグネイト・サヴァイヴァー』では、マリク・ヨバ(Malik Yoba)がFBIの副長官役を演じているし、NBCの『ブラックリスト』ではハリー・レニックス(Harry Lennix)がFBIの支局長役を演じている。

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(左: マリク・ヨバ / ハリー・レニックス / マリアンヌ・ジャン・バプティスト / 右: ペニー・ジョンサン・ジェラルド)

  NBCの人気ドラマ『ブラインドスポット』でもマリアンヌ・ジャン・バプティスト(Marianne Jean-Baptiste)がFBIのニューヨーク支局長を演じていたし、ABCのドラマ『キャッスル』でも、ペニー・ジョンソン・ジェラルド(Penny Johnson Jerald)が、スタナ・カティック(Stana Katic)扮するベケット刑事の上司ゲイツ警部を演じていた。ジェラルドは『24』で大統領夫人のシェリー・パーマーを演じていたから、彼女を知っている日本人も多いだろう。また、高視聴率を取っていた『デクスター』では、プエルトリコ系のローレン・ヴェレツ(Lauren Vélez)が警部のマリア・ラガルタを演じていた。ヒスパニック系移民が多いフロリダを舞台にしたドラマだったから、役者にもヒスパニックが多く採用されていても不思議ではない。

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(左: ローレン・ヴェレツ / 中央と右: スタナ・カティック)

  ハリウッドのユダヤ人制作者は、犯罪者に向いていそうな黒人俳優をわざと高位警察官とか高級軍人にしたがる。人気シリーズ『プリズン・ブレイク』で囚人仲間を演じたロックモンド・ダンバー(Rockmond Dunbar)が、『サンズ・オブ・アナーキー』では、警察署長のエリ・ローズヴェルトを演じた。配役の間違いというより滑稽に近かったのは、映画『パルプ・フィクション』でギャング役が「はまり役」になっていたヴィング・レイムス(Ving Rhames)である。彼はどう見ても麻薬の売人という感じなのに、トム・クルーズ主演の『ミッション・インポシブル』では、コンピューターの達人ルーサーを演じていたのだ。プロ・ボクサーのマイク・タイソンを演じるならまだしも、マサチューセッツ工科大学(MIT)を出た天才ハッカーみたいな役は似合わない。こんなレイムスでも理系のキャラクターを演じられるんだから、ポウリー・ペレット(Pauley Perrette)が『NCIS』で科学捜査担当官を演じてもおかしくはない。ポウリー扮するアビー・シュートゥは優秀な科学者だけど、その格好ときたらゴシック・メタルの追っかけファンみたで、首筋には蜘蛛の巣をデザインした刺青を彫っている。確かに、優秀な研究者には多少なりとも変人存在するから、奇妙な趣味を持つパンク女性でも理解できないことはない。ただ、本当に物理学や化学を勉強したのか、と疑いたくなるけど、笑顔が素敵だから、まぁいいか。

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(左: ロックモンド・ダンバー / 中央: ヴィング・レイムス / 右: ポウリー・ペレット )

  大ヒット・ドラマ『24』でデイヴッド・パーマー大統領役を演じたデニス・ヘイズバート(Dennis Haysbert)は、軍人や警官といった立派なキャラクターばかりをあてがわれていた。ドラマ『ザ・ユニット』では極秘特殊部隊を率いる曹長役だったし、ジェイク・ギレンホールが主演した映画『ジャーヘッド』でも陸軍大佐を演じ、チャーリー・シーン主演の映画『ネイヴィー・シールズ』だと特殊部隊のチーム・リーダー役だった。大物プロデューサーでユダヤ人のハワード・ゴードン(Howard Gordon)が手掛けた『ホームランド』では、CIAの高級官僚をユダヤ人だらけにしていたが、CIA防諜部門の局長役には「人種的配慮」を考えたのか、黒人のデイヴッド・ヘアウッド(David Harewood)を採用していたのである。彼も「重宝」される黒人役者で、映画『ブラッド・ダイヤモンド』では大尉役、TVドラマ『ストライク・バック』では大佐を演じ、BBCのドラマ『ミセス・マンデラ』ではネルソン・マンデラを演じたかと思えば、TVドラマ『マウンテントップ』でマーティン・ルーサー・キング牧師を演じていた。しかし、彼の祖先はカリブ海諸島で捕まった黒人だったようで、奴隷商人によって白人に売り飛ばされ、英国のヘアウッド伯爵(Earl Harewood)の「所有物(奴隷)」になっていたそうだ。米国で過激派となる解放奴隷の末裔が、白人からもらった「家族名」を嫌う理由はこうしたところにある。

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(左: デニス・ヘイズバート / ハワード・ゴードン /  デイヴィッド・ヘアウッド / 右: ネルソン・マンデラ)

映画で異人種結婚を推奨する

  もう、黒人賛美の映画はキリが無い。それでも、社会的ステータスの高い黒人を登場させたら、今度は「クール(格好いい)」な黒人を登場させる番である。何としても白人が主流のアメリカ社会を毀したいユダヤ人は、意図的に白人娘を虜(とりこ)にする黒人キャラクターを描いている。例えば、あまりヒットしなかったクライム・サスペンス映画『フォーカス(Focus)』では、黒人男優のウィル・スミス(Will Smith)が二枚目の詐欺師ニッキーを演じていて、彼に惹かれるライバル詐欺師ジェスを、白人女優のマーゴット・ロビー(Margot Robbie)が演じていたのだ。映画の中では何のわだかまりも無く「自然に」ふたりは恋に落ちて、昔なら考えられぬ肉体関係を結ぶことになっていた。ユダヤ人が描く「理想的な平等社会」では、白人娘が黒人男性に恋をし、ためらいもなくセックスをしたり、その精子で妊娠することなど、ちっともおかしくないのだ。むしろ、祝福すべき男女の結びつきと肯定されている。

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(左: ウィル・スミス / 中央2枚: 「フォーカス」でのウィル・スミスとマーゴット・ロビー / 右: マーゴット・ロビー)

  モラルの厳しい伝統的なアメリカ社会なら、ジョン・ウェイン(John Wayne)やクリント・イーストウッド(Clint Eastwood)みたいな威厳のある白人の父親が、「お前みたいなユダ公はオレの娘に近づくんじゃない。娘に指一本でも触れてみろ、その指を全部へし折るぞ」と脅かされそうなので、西歐系女性とセックスをしたいユダヤ青年は、こうした「粗暴な」白人男性を憎んでいる。(つまり、「男らしい(ヴィルトゥーのある)」アメリカ人ということ。) だから、映画の中で白人家庭の娘を淫乱に描いたり、金髪碧眼のリベラル娘が黒人とセックスをするシーンを挿入したりするのだ。ユダヤ人の脚本家や監督は、「白人の父親ども、よく見ておけ! お前たちの娘は貞淑な振りをしているが、裏では有色人種と簡単にセックスをし、挙げ句の果てには黒い赤ん坊を産むんだぞ。ざまあみろ ! お前の孫は黒人だ ! お前らが唾棄する奴隷に娘が凌辱されるところを、しっかり脳裡に焼き付けろ!」と暗に言いたいのだろう。「まさか、うちの娘に限って」と油断している父親は、ある日、娘が黒人の恋人を連れてきてショックを受ける。笑顔で黒いボーイ・フレンド、あるいは黒髪のユダヤ人青年を紹介された父親は、怒りと悲しみで腕が震え、胸が締めつけられて涙がこぼれてくるだろう。ユダヤ人の洗脳映画恐るべし。

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(左: 白人と黒人のカップル / 北歐系男性 / 北歐系女性 / 右: 北歐系少女)

  ”大木こだまの”ように「そんな奴はおらんやろぉ~」と疑う日本人は甘い。米国のポルノ業界を専門に研究するユダヤ人学者のネイサン・エイブラムズ(Nathan Abrams)によれば、ポルノ映画はユダヤ人が異教徒に対して用いる武器であるという。ユダヤ人監督の十八番(おはこ)は、世俗的な母子家庭で育てられたユダヤ人男優が、カトリックの学校に通う女子生徒を犯すジャンルであるそうだ。(Nathan Abrams, Triple eXthnics, The Jewish Quarterly, Winter 2004, Number 196) これって、日本のポルノ男優が電車の中で女子高生役の女優を犯すシーンと似ているんじゃないか。ユダヤ人にとったら、伝統的に自分たちを迫害してきたカトリック信徒は悪魔的異教徒だから、彼らは仲間内でその娘たちを「異教徒の女(シクサ/Shiksa)」と呼んで蔑んでいる。つまり、「非ユダヤ教徒の淫売女」とせせら笑っているのだ。日本の学校教師はこうしたユダヤ人のイディシュ語起源の侮蔑語を教えないが、歐米諸国に滞在する日本人なら耳にする機会もあるだろう。しかし、最初は何のことやら分からぬから、現地の西歐人に説明されてようやく理解する者が大半なんじゃないか。

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(左: アダム・クラッサー / ユダヤ系女優のメラニー・ローラン / 北歐系女優のダコタ・ジョンソン/ 右: ABCテレビのユダヤ人重役ポール・リー)

  別に気取る訳じゃないけど、筆者は変態映画が嫌いで、どちらかというとロマンス映画の方が好み。不倫ドラマだと、中学生のときに観たフランス映画の『隣の女』が印象的で、今だとSHOWTIMEの『ザ・アフェアー』かな。この連続ドラマでは、主人公のアリソンが夫を持っているのに、既婚者のドミニク・ウェスト(「ノア」役)と不倫関係に陥ってしまう。ドミニク・ウェストはそれ程ではないけど、アリソン役のルース・ウィルソン(Ruth Wilson)は結構いい。幼い息子を亡くしてしまったアリソンは、かなり感情的で奇抜な行動を取ってしまう若妻という設定だが、イギリス人女優のウィルソンが見事に演じている。このドラマは不届きな内容だけど、少々気に入っているから、つい観てしまう。しかし、ちょっと前、スターズ(Starz)が放送した「ガールフレンド・エクスペリエンス(The Girlfriend Experience)」は嫌だ。

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(左: ルース・ウィルソン / 右: ライリー・ケノー)

  エルビス・プレスリーの孫娘ライリー・ケノー(Riley Keough)が主人公だったから、気になって観ていたけど、高級売春婦(「エスコート・サーヴィス」の娼婦)という役どころだったから、全体的にストーリーが暗かった。途中、「何もこんな淫売を演じなくったって」と思ってしまい、観ていてとても辛かったのを覚えている。ドラマの中では、ロー・スクールに通う学生のクリスティーンを演じるライリーが、脂ぎった中年オヤジとか、金持ちだが醜い高齢ビジネスマンと寝たり、SMまがいの乱暴な性交をしていたので、プロデューサーのスティーブン・ソダーバーグが変態に見えてくる。ちなみに、彼は映画監督しても有名だ。日本で放送されるかどうか分からないけど、痛ましいポルノ風ドラマなので、とても勧める気にならない。

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(左: 母親のリサ・マリー・プレスリー / 右: コールガール役のライリー)

  脱線したので話を戻す。ユダヤ人のポルノ映画だとブルックリン生まれのアダム・グラッサー(Adam Glasser)が有名で、「チョコレート色のペニス(Chocolate Cocks)」とか翻訳したくないタイトルがたくさんある。もし、興味のある方はこっそり辞書を引いて、次のタイトルを調べて下さい。例えば、「Black Cocks in White Asses」とか「Big Black Dicks Rape White Pussies)」など。とにかく、ユダヤ人監督は白人女性を黒人男優に犯させて喜んでいるのだ。ポルノ映画だと特定のDVDや動画サイトで流されるから、異論はあろうが物好きの人だけが観賞するだけだ。ところが、一般人が観るTVドラマの中に黒人と白人の異人種セックスを持ち込むから、種族の保存を大切にする白人男性が激怒するのも当然だ。

  先ほど取り上げたウィル・スミスなんか、TVドラマ『フレッシュ・プリンス・オブ・ベル・エアー』で間抜けなティーンエイジャーを演じていた黒人小僧なのに、映画『インディペンデンス・デイ』では世界を救うアメリカ空軍パイロット役に抜擢されていたのだ。現実の米国で、戦闘機パイロットになれる士官はよっぽどのエリートである。こんなラッパー気取りの黒人がヒーローだなんて、笑いすぎて腹筋が痛くなる。ヘソじゃなくても、笑い声で水の分子が振動し、お茶が沸いてしまうだろう。そういえば、ハリウッドの左翼制作者は、次々と白人向けのヒーロー作品を破壊している。スパイダーマンをヒスパニックや黒人にしようと目論む「多民族主義」の制作者がいたから、ハリウッドの「人種的多様性(Racial Diversity)」には注意が必要だ。

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(左: 「スーパーガール」のメリッサ・ベノイスト / 右: メリッサとマカド・ブルックス)

  TVドラマ『スーパーガール』でも、主人公のカラ役を演じる白人女優のメリッサ・べノイスト(Melissa Benoist)が、ジェイムズ・オルセンを演じる黒人男優マカド・ブルックス(Mehcad Brooks)とロマンティックな関係を結んでしまうのだ。「スーパーマン」シリーズを愛する白人ファンは、美しい女性版ヒーローを楽しみにしていたのに、異人種恋愛を推奨するようなドラマになっていたから、内心ガッカリしたファンが多かった。ところが、ハリウッドのユダヤ人はリンダ・カーターが主演して人気を誇った『ワンダー・ウーマン』をリメイクするに当たり、新たな女優を模索したが、抜擢されたのはイスラエル出身の女優で美人モデルのガル・ガドット(Gal Gadot)であった。『アヴェンジャーズ』でスカーレット・ヨハンソンをヒロイン役にしたことからも分かるように、アメリカのポップ・カルチャーを改造したいユダヤ人は、次々と西歐人女優を押しのけて、その後釜に“西歐人風”のユダヤ系女優を据えている。こうして見てみると、日本の老舗企業を「レバレッジド・バイアウト(Leveraged Buyout)」で買収するハゲタカ・ファンドみたいな連中が、ハリウッドには掃き捨てるほど沢山いることが分かるだろう。今では大ヒット映画の『スター・ウォーズ』まで、ユダヤ人が乗っ取ったディズニー社の手によってメチャクチャにされてしまった。かつての秀作は多民族主義を以て汚染され、見るも無惨な駄作に変わり果てている。昔からのファンは心底悲しんでいるだろうな。

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(左: リンダ・カーター / 中央: ガル・ガドット / 右: スカーレット・ヨハンソン)

後編につづく。



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