アメリカ人に成りすますロシア人工作員

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  以前、当ブログにおいてアメリカの人気TVドラマ・シリーズ『ジ・アメリカンズ(The Americans)』を紹介したことがある。この作品はまだ東西冷戦が白熱していた頃の1980年代を舞台にしたスパイ・ドラマで、モスクワから派遣された一組のソ連工作員が、アメリカ人夫婦を装いながら米国内で諜報・謀略工作を行うというストーリーだ。ドラマでは、美人女優のケリー・ラッセル(Keri Russell)が妻のエリザベス・ジェニングスを演じ、マシュー・リス(Matthew Rhys)が夫のフィリップを演じている。ところが、この共演が切っ掛けで二人は実生活でも夫婦になってしまった。だから、ベッド・シーンは妙にリアルだ。彼らの娘であるペイジを演じるのはホリー・テイラー(Holly Taylor)で、いかにも聡明で心が優しいアメリカ人娘といった感じ。そして、彼女の弟ヘンリーを演じるのはケンドリック・セラティ(Kendrich Sellati)で、両親がソ連のスパイであることは一切知らないことになっている。

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(左: ケリー・ラッセル  / マシュー・リス  /  ホリー・テイラー /  右: ケンドリック・セラティ)

  エリザベスとフィリップは子育てをしながら諜報活動に勤しむ訳だが、ある日、ハンドラー(監督役の諜報員)から娘をスパイにするよう指令が届く。KGB本部が決めた厳命である。彼らは逆らうことができないから娘に本性を告げることになった。というこで、ペイジはシーズン4で両親の正体を知ることになるのだ。そして、ドラマだからしょうがないけど、敵国スパイである彼らのお隣さんが、ソ連のスパイを追跡するFBI捜査官のスタン・ビーマンとなっていて、ペイジは彼の息子マシューと恋仲になってしまう。アメリカを裏切ることができないペイジは、複雑な気持ちを抱えたまま不安な日々を過ごし、母親のエリザベスからスパイの訓練を受ける事になる。いま放映されているシーズン5の結末はまだ解らない。これは筆者の個人的感想なんだけど、ジェナングス夫婦を監督するKGBのハンドラー「クラウディア」を演じるマーゴ・マルティンデイル(Margo Martindale)が非常にいい。本当にロシアにいそうな中年のオバちゃんなのだ。どう見たって上級スパイに思えない所がまた良いのだ。実際の工作員ってこんな感じなんだろうなと想像できる。映画『ソルト』でアンジェリーナ・ジョリーがロシアのスリーパーを演じたけど、あんな美人じゃ目立ってしまうので隠密行動は取れない。やはり、誰も振り向かないブスじゃなきゃ。

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(左: 「スタン」役のノア・エマリッヒ  / 中央マーゴ・マルティンデイル /  右: アンジェリーナ・ジョリー)

  本筋として『ジ・アメリカンズ』はスパイ映画なんだけど、その基調はファミリー・ドラマとなっているから、夫婦のすれ違いや親子関係の難しさ、子育ての苦悩が随所にちりばめられており、これが妙に現実味があって結構いい。家族を大切にするエリザベスとフィッリップだが、やはりKGB本部から送り込まれた工作員なので、変装してターゲットにした人物に近づき、情報を引き出すために心理作戦を取る場合もある。時には、相手を手込めにするためにベッドで肉体を用いるし、必要とあれば冷酷な殺人も厭わない。フィリップなんかFBI局長の秘書を務めるマーサを手先にするため、二人だけの結婚式を挙げてしまうし、性的魅力に乏しいマーサでもセックスできるんだからすごい。ソ連の男性工作員はどんなブスでも発情できるよう訓練されていたそうだ。ドラマの中では、心から信奉する共産主義の為なら、如何なる手段にも訴える諜報員の峻厳さが滲み出ていた。甘っちょろい刑事ドラマを作っている日本のテレビ局は、少しくらい米国のドラマを見倣った方が良い。

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  人的交流を通しての情報収集に特化する諜報員を描いた『ジ・アメリカンズ』で我々が刮目すべき点は、敵対国が現地人を装うスパイを送り込み、平凡な国民として暮らすよう命じた事だ。ジェニングス一家は何処にでもいそうなアメリカ人親子で、とても極秘活動をするロシア人家族には見えない。さらに恐ろしいのは、KGB本部が彼らの娘であるペイジを二代目のスパイにせよと指令を出したことだ。ペイジは両親の素性を全く知らずにアメリカ社会で育ち、話し方から歩き方、感受性はもちろんのこと思考様式まで、どこから見ても普通のアメリカ人女性である。だからこそKGBの上層部は彼女を「次世代」スパイにしようとしたのだ。ペイジはロシア生まれの両親とは違い、生まれた時からアメリカ人として過ごしてきので、完璧なほど周囲に溶け込んでいる。たとえ少々危険な役目を課せられても、彼女なら怪しまれることはない。気立てが良くて勉強熱心なペイジという設定だから、有名大学を卒業してFBIやCIAに入ることも可能だし、事によったら潜入捜査を扱う部門、あるいは防諜を担当する部局へと配属になるかも知れないのだ。そうなれば、ソ連に送り込まれたアメリカのスパイを炙り出す情報源になるだろう。CIAの対外工作員にしたら悪夢だ。

アメリカで諜報活動に従事する裏切り者

  ハリウッドで制作されるスパイ映画には、米国社会で暗躍するロシア人や支那人の工作員、イスラム教徒の過激派などが描かれるけど、アメリカに危害を加えるユダヤ人のスパイや協力者となると、どのドラマにも登場しないから奇妙だ。確かに、アメリカのTVドラマを観ればイスラエルの諜報員がいる。ただし、いつもアメリカ人の味方としてだ。間違ってもCIA局員やアメリカ軍将兵を殺害したり、アラブ人テロリストを裏で操り、アメリカ国内で八百長テロを演出するなんて事は絶対ない。そんなシーンを制作したらドラマがあまりにも“リアル”になり過ぎて、フィクションじゃなくドキュメンタリー・ドラマになってしまうからだ。それに、ユダヤ人視聴者から抗議が殺到するから怖い。でも、イスラエルに批判的な愛国者からは絶賛の声が寄せられるから、親イスラエル派のユダヤ人制作者は複雑な気持ちになる。

  街中で一般人を対象とする無差別テロや、破壊工作に邁進する外国人は赦せないが、愛国派アメリカ人の諜報局員にしたら、組織内部に浸透するユダヤ人スパイの方が遙かに危険である。何食わぬ顔で合衆国海軍の対外作戦部(NFOIO)に務め、スパイ活動をしたとして逮捕されたジョナサン・ポラード(Jonathan Jay Pollard)は悪名高い。幼い頃、ホロコースト物語に感化されたこの裏切り者は、出生地の米国よりも精神的祖国のイスラエルに忠誠を誓うユダヤ人であった。ポラードの背信行為は米国の諜報機関にとって衝撃だったが、それ以上に恐ろしいのはこれが「氷山の一角」であることだ。つまり、ポラードの他にまだ探知されていないスパイが“うようよ”居るということである。CIAはおろかNSA(国家安全保障局)やDIA(国防諜報局)にもイスラエルの協力者が存在し、ひょっとしたら局長とか課長などの上級職に就いているケースも考えられる。特に、国務省は親イスラエル派ユダヤ人の巣窟として有名で、中東アジアを担当する連中はどいつもシオニスト。ネオコンのポール・ウォルフヴッツやリチャード・パールなどを思い出せば分かるだろう。

  こんな訳だから、防諜機関たるFBIがユダヤ人職員に猜疑心を持っても無理はない。一般に「血は水よりも濃い」というが、ユダヤ人に関して言えば、血は金よりも重く、その身はワシントンにあっても心はイェルサレム。忠誠を誓うはずの星条旗にはダビデの星が描かれている、といった具合だ。かつてFBIは政府機関に勤めるユダヤ人を怪しんだことがあり、1997年、陸軍に配属となっていた民間人技術者のデイヴッド・テネンバウム(David Tenenbaum)はFBIから疑惑を持たれ、自宅をガサ入れされたことがある。しかし、彼を有罪に出来るような証拠は見当たらなかった。それでもFBIはユダヤ系職員に対する追求を緩めず、1999年にはCIAで弁護士を務めていたアダム・シラルスキー(Adam Ciralsky)を調べることにした。ところが、彼もスパイではなかった。容疑を問い質されたFBIは窮地に陥ったという。というのも、シラルスキーが怪しまれた要因の一つがまずかった。建前上言いにくいけど、彼がシオニストの大御所である故・ハイム・ワイズマン(Chaim Weizmann)の遠縁に当たっていたからだという。とにかく、表の理由は何であれ、ユダヤ人という民族的素性が嫌疑の主因であったから、ユダヤ人が牛耳る主要メディアは「人種差別だ」「反ユダヤ主義だ」と大騒ぎになった。合衆国政府は泥沼に陥る裁判沙汰を嫌い、裏で彼らとの示談に務めたそうだ。

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(左: ジョナサン・ポラード  / デイヴィッド・テネンバウム / アダム・シラルスキー / 右: ハイム・ワイズマン )

  これは筆者の勝手な想像だけど、FBIはモサド(イスラエルの諜報機関)の奸計に引っ掛かったんじゃないか。イスラエルが自分たちの「モグラ」、すなわち米国の諜報組織に潜入させたスパイを守る為、関係無いユダヤ人職員がスパイに見えるよう“餌を撒き”、その毛針に“まんまと”FBIが食らいついてドジを踏んだということだ。無実の人間を逮捕したFBIは人権団体のみならず、絶大な権力を誇るユダヤ人団体のADL(反名誉毀損同盟)からも非難された訳だから、これ以上の「ユダヤ人モグラ叩き」は出来なくなる。そうなれば本当のユダヤ人スパイはひと安心。仮にFBI捜査官が別のユダヤ人容疑者を見つけても、上層部が「再度の失敗は容認できん」と撥ね付け、内偵の継続を許さないだろう。米国に暮らすモサドの工作員なら、これくらいのオペレーションは朝飯前だ。FBIの追求を停止させるにはスパイ同士の闘いではなく、外部の市民団体を焚きつけ、それに呼応する政治家を動かした方が早い。ユダヤ系国民による非難の炎は必ずユダヤ系議員に飛び火するから、連邦議会は蜂の巣を突いたようになるし、献金と票田を気にする大統領だってFBIに圧力をかけてくるだろう。まったく日本の政治家と違い、イスラエルのユダヤ人は米国の弱点をよく弁えている。

  イスラエルは自国の生存にとって米国が命綱ということを肝に銘じているから、その当初から国家の全力を挙げてアメリカ人を丸め込もうと必死だった。案の定、この国家戦略が大成功したせいか、今では米国がイスラエルの衛星国みたいになっている。アメリカ連邦議会が毎年巨額な経済援助をイスラエルに貢いでいる事は問題だが、それと同じくらい深刻なのは、CIAのナンバー2にユダヤ人が就任していた事だ。かつて、CIA長官になったジェイムズ・シュレッシンジャー(James Schlesinger) もユダヤ人だったが、キリスト教に改宗した経緯があるから、イスラエルに好意的なユダヤ人であったかどうかは微妙なところである。 オバマ大統領が仰天人事を行っても不思議じゃないが、何も財務省で金融情報とテロリズムを担当していたユダヤ人のデイヴッド・コーエン(David Cohen)をCIAの副長官にしなくてもいいじゃないか。これではイスラエルに対する警告になっていないだろう。やはり、CIAの幹部にはイスラエルへの妥協を許さぬ叩き上げの軍人がいい。

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(左: デイヴィッド・コーエン  / ジェイムズ・シュレッシンジャー  / オリ・コーエン  /  右: アルフレッド・リリアンソール )

  でも、以前から情報はどんどん漏れていた。(Ron Kampeas, As David Cohen becomes CIA's No. 2, Jews appear to have smoother sailing at security agencies, Jewsih Telegraphic Agency, February 18, 2015) 例えば、アメリカの諜報機関は民間通信会社のAT&T やヴァライゾン(Verizon)を利用して、国内・国際間のコミュニケーションを盗聴・傍受しており、厖大なデータを密かに集めていたのだ。しかも、AT&Tが提携していたナルス社(Narus, Inc.)は、1997年にユダヤ人のオリ・コーエン(Ori Cohen)によって創設されたイスラエルの会社である。つまり、イスラエル政府に帰属する企業が米国の盗聴活動を支援していたのだ。ということは、ホワイトハウスがイスラエルとの共同謀議を承認し、テロリストの情報とアメリカ国民のプライバシーを一緒にして、イスラエルへ転売したことになる。昔、エドワール・ドリュモンが『ユダヤ人のフランス』というヒット作を書いたけど、今なら『ユダヤ人のアメリカ』という本がベスト・セラーになるだろう。日本でもイスラエルに批判的なジェイムズ・ペトラス(James Petras)やグレース・ハルセル(Grace Halsellが紹介されたから解って貰えるかも。筆者としてはユダヤ系アメリカ人のアルフレッド・リリアンソール(Alfred Lilienthal)が書いた『シオニスト・コネクション(Teh Zionist Connection II』を推薦したい。しかし、この本は870ページ近くの大著だし、古書店でも高値になっているから、普通の大学生だと購入は難しいだろう。

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(左: ジェイムズ・ペトラス  / 中央: ジェイムズ・バムフォード / 右: ジェイコブ・アレクサンダー )

  脱線したので話を戻す。諜報活動全般に加え、NSAの内情にも詳しいジェイムズ・バムフォード(James Bamford)によると、ヴァライゾンが用いていた盗聴プログラム・ソフトは、イスラエル企業のヴェリント(Verint)によって開発されたものだという。しかも、このヴェリントは「コンヴァース・テクノロジー(Comverse Technology)」の子会社。何か嫌な予感をした人は鋭い。コンヴァース社の創業者はユダヤ人のジェイコブ・アレクサンダー(Jacob Alexander)である。そうは言っても、ユダヤ人だからイスラエル政府の犬とは限らないが、諜報の世界ではこうした偶然は「偶然」じゃない。実際、「コンヴァース」は自社が必要とする開発・研究費用の半分をイスラエルの通産省からもらっていたのだ。(Christopher Ketcham, Israeli Spying in the United States, CounterPunch, March 12, 2009) また、ヴェリント社はヴァライゾン社のネットワーク、通称「スター・ゲイト(STAR-GATE)」を通して情報を集めていた。盗聴活動における米国とイスラエルの結託は、元AT&T職員のマーク・クライン(Mark Klein)が暴露しており、AT&Tの極秘部屋ではナルス社のスーパーコンピューター(STA 6400)が使われていたそうだ。これは元NSA職員のウィリアム・ビニー(William Binney)も公の席で証言しているから、NSAがどれほど否定しようとも、たぶん事実だろう。

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(左: マーク・クライン  /  中央: ウィリアム・ビニー / 右: カール・キャメロン )

  2001年にフォックス・ニューズのカール・キャメロン(Carl Cameron)記者が、ヴェリント社が提供するソフトや器機には「トロイの木馬」が仕込まれていると警告を発していた。つまり、アメリカの諜報機関が使うコンピューターには、「秘密の裏口」が組み込まれていて、そこから情報がイスラエル側に漏れているということだ。おそらく、アメリカ側も知っているが、わざとそのままにしているのだろう。何しろ上層部のお偉方がシオニストだったり、イスラエルの手下なんだから、現場の人間が愚痴をこぼしても無駄である。ユダヤ人団体から献金をもらって当選する上院議員や下院議員は普通にいるし、ホワイトハウスに乗り込んでくる大統領だってユダヤ人のお金に靡いているんだから、大統領が任命する長官や閣僚がイスラエルに媚びるのも当然だ。したがって、ホワイトハウスの執務室でユダヤ人に対抗できるのは、愛国心がバックボーンになっている生粋の軍人くらいかも知れない。トランプが掲げた「アメリカ・ファースト」に共感する将兵が多くいたのも、「イスラエルの属国にはなりたくない」という意思の表れだったとも解釈できよう。実際に中東の荒れ地で部下を死なせてしまった将校は、国務省のデスクでふんぞり返るシオニストが大嫌いだから。(腹の底で「あの忌々しいユダ公め !」と思っているかもよ。)

アジア系国民が支配者になる日

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(左: 抗議活動をする南鮮人  /  右: フィリピン人移民の家族 )

  国防意識が高い米国でさえ異民族による侵入に悩んでいる訳だから、スパイ天国に住む日本人はもっと警戒すべきなのに、現状は見るも無惨な「お花畑」状態だ。地方議会のみならず国会にも左翼が溢れており、我が国の安全保障など二の次三の次、政治課題としてはハコモノ建設よりもランクが下。軍事を議論している政治家が朝鮮人や支那人の手下なんだから、国防議論以前の初歩的問題である。まるで、泥棒に防犯システムの設計を依頼するようなものだ。話はちょっと逸れるけど、筆者は昔あるテレビ・ショッピングを偶然観たことがある。そこでは元気な販売担当者が一般家庭に設置する隠し金庫を紹介していた。彼とアシスタントの女性がスタジオにセットされた床の間に現れ、販売員がアシスタントに向かって「どこに金庫があると思います?」と尋ね、女性は「さぁ、どこでしょうか。まったく分かりません」と答えていた。すると、彼は壁に埋め込まれた扉を開いて、「こんなところに金庫が!」と彼女をビックリさせていたのである。意表を突かれたアシスタントは「これなら誰も気づきませんね」と感心していたが、筆者は「隠し金庫の隠し方をテレビで放映するなんて、ちょっと間抜けなんじゃないか」と思ったものである。でも、日本人の用心ってこの程度なのかも知れない。

  最近は森友学園問題が下火になってきたから、ようやく「共謀罪」の議論が浮上してきた。しかし、民進党などの野党議員はこの法案に否定的である。彼らはあれこれと屁理屈を並べて反対していたけど、結局のところ、自分たちとその支援者が“困る”から猛反発していたんじゃないか。だいたい、中核派や革マル派はもちろんのこと、朝鮮系のパチンコ屋から違法献金をもらっている者や、支那人団体かその下部組織と親密な者、あるいは工作員の女にぞっこんのスケベ議員など国会には様々な売国奴が多いから、取締の根拠になりそうな法律は芽の内に摘んでおく方が良いと考えているのだろう。一般国民は気づいていないが、報道番組に招かれる岡本行雄とか田崎史郎、伊藤惇夫などは、国際紛争とか外交問題が話題に上ると「政府は情報収集能力を高めるべきです」とご託を並べて“したり顔”をする。しかし、「国内に蔓延るスパイやその手先を逮捕・摘発すべく防諜組織を創設しましょう」とは言わない。彼らだって米国のFBIや英国のMI-5、フランスの諜報機関たるDGSと「国土監視局(DST)」、ドイツの連邦諜報局たるBNDと「連邦警察局(BfV)」が、国内に潜む外国人スパイを把握し、その破壊活動や政治工作を防いでいることくらいは知っているだろう。それなのに、我が国もこうした防諜組織を持つべし、とは訴えないのだ。なぜ、日本人だけは全ての外国人や反日分子を一切疑わず信用せねばならぬのか、彼らは答えるべきである。

  冷戦期には異国からの外政官やジャーナリスト、知識人などに用心することも多かったが、外国人の比率が増えた現在、帰化人やその子孫をも監視の対象にせねばならない。というのも、支那人や朝鮮人といった外国人を親とするが、日本で生まれ育った彼らの子供には、審査も無く自動的に日本国籍が与えられ、先祖代々の日本人と同様に、国運を左右する選挙権と被選挙権を有するからだ。特に危険なのは帰化鮮人の子供である。彼らは外見も日本人と似ているし、姓名だって日本風だから、ちょっと見ただけでは区別が付かない。たとえ、母親が朝鮮系二世であっても、旧姓が日本名であったりするし、結婚で夫の姓を選ぶから日本人妻にも思える。それに、朝鮮系の子供だって父親の日本姓を継承するから、まるで日本人の子供のように振る舞う。そもそも、女房が「金」とか「朴」という姓であっても、夫が結婚でその朝鮮名を選ぶ事はまずない。ただし、朝鮮学校で洗脳された筋金入りの民族主義者は別で、日本人と結婚しても朝鮮名を墨守するケースもある。まぁ、朝鮮人にも色々あるけど、大抵の朝鮮人女性は夫婦別姓など眼中に無く、結婚を契機に「鈴木」とか「田中」という名字に乗り換えて「日本人」になってしまう。

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(左: 民族衣装を着ている朝鮮人  /  右: 科学技術で変身する朝鮮人女性 )

  しかし、こうした結婚によって誕生する混血児は、遺伝子というか肉体の系譜が日本人とは違っているので、心の底から日本を愛することはできない。いつも頭の片隅に「朝鮮系家族」とか「支那人の血統」という意識があるし、仮に意識していなくとも、何となく日本の伝統や歴史に「反撥」を覚え、それが何に由来するのか解らないから悩んでしまう。とりわけ、朝鮮系の若者には複雑な心理があって、日本に対してギャ~あギャ~あ騒ぐ南鮮人を見て「みっともない」と思う一方で、ちょっとした同情が湧いてしまうのだ。日本軍に蹂躙されたと泣き叫ぶ南鮮人を眺めると、「俺はあんな奴らと同じじゃない」と拒む反面、彼らは日本人からの差別に苦しんだ両親や祖父母を思い出し、無意識のうちに心の奥で両者を重ね合わせてしまう。そう言えば、孫正義は「日本が大好き」と公言していたが、その行動は日本人への恨みに満ちていた。豚を飼って生計を立てていた祖母を恥ずかしく思う一方で、その「おばあちゃん」を心から愛し、たとえ日本人がキムチ臭いババアと小馬鹿にしても見棄てることはなかったという。こんな「お婆ちゃん子」であったから、周囲が平伏(ひれふ)す成金となっても、孫正義は日本人への憎しみを忘れなかった。(孫氏だけに、日本人への憎悪は子々孫々なのかも知れない。)

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(左: 広岡知男  /  本多勝一   /    高野孟   /   右: 竹内好 )

  朝鮮人は我々の社会を呪う異民族だが、日本に住みつく支那人も有害だ。毛沢東や鄧小平が君臨していた頃の北京政府は、撫順戦犯収容所で洗脳した日本兵を返した後に、「日中友好」を掲げる学者や文化人を日本に送り込んだ。巨大マフィアの支那人たちは、自分の云う事を聞く協力者の育成に熱心で、まんまとリクルートされた日本人は更なるエージェントを獲得すべく、マスコミ界や大学、カルチャー・センターに至るまで絶えまぬ努力を注いでいた。朝日新聞の社長だった広岡知男や本多勝一、高野孟(はじめ)、支那学者の竹内好や安藤彦太郎、新島淳良(あつよし)などを思い浮かべれば今でも吐き気がする。しかし、最近では学校教育を通して日本人の子供を洗脳し、口笛一つで尻尾を振る北京の犬にしなくてもよくなった。日支混血児や帰化支那人の子供が増えたので、特別な教育を以て反日分子を育てる手間が省けたのである。支那人の血を引く子供たちは、物心がつく頃から「一緒に居る日本人とは違う」という意識を持っているし、支那人という恥ずかしい系譜に属しているから劣等感に苛まれる。ただし、これを否定する混血児も当然いるだろうが、それなら彼らは「支那人」と呼ばれても平気なのか? 英語で「チャイニーズ」と呼ばれるのはいいのに、我々から「シナ人」と呼ばれると、烈火の如く怒るんだから何か変だ。たぶん「支那人」という言葉の響きには、暗くドロドロした過去が染み込んでいるからだろう。

  ニューズ番組では北朝鮮の核ミサイル発射が話題となっているが、もっと危険で恐ろしいのは、政官財の世界で帰化したアジア人の子供やアジア人混血児が台頭することである。彼らは本能的に我が国への反撥を覚えるし、支那のエージェントや北鮮の工作員から精神的および財政的支援を受けやすい。白真勲や福山哲郎は家系から生じる反日分子で、辻元清美や福島瑞穂などは自ら進んで工作員に協力するタイプである。最近、森友学園問題から浮き彫りになった「生コン同盟」で、辻元清美は隠したい闇を突かれているが、この極左議員が有害のは昔から分かっていた事だ。辻元は学生時代に日本赤軍の北川明と昵懇になり、このテロリストが経営する「第三書館」という出版社を支え、噂では内縁の妻であるらしい。テレ朝の『朝まで生テレビ』を初期から観ていた人なら覚えているだろうが、議員になる前の辻元は誰も知らない「ピース・ボート」という左翼団体のメンバーに過ぎなかった。それなのに、突如として全国放送の討論番組に登場し、有名なゲスト評論家と対等に肩を並べ持論を展開することができたのだから、裏に何らかの意図があったと推測する方が普通である。おそらく、プロデューサーか制作スタッフの誰かが辻元の「仲間(accomplice)」であったはずだ。きっと公共の電波を使って革命の同志(comrade)を出世させたかったのであろう。だいいち、司会の田原総一朗が個人献金をしていたんだから、辻元を育成するための宣伝番組であったことは確かだ。

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(左: 北川明  / 中央: 若い頃の辻元清美 / 右: 議員になった辻元 )

  『韓非子』を完全に咀嚼(そしゃく)し、自らの血と骨にしている支那人や朝鮮人は、戦わずして相手を征服する術に長けている。彼らは同胞を日本に送り込み、忍者の如く現地に根づく「草」、すなわち長期的なエージェントに仕立てて、最初から日本国籍を持つ二世エージェントの製造を狙っていたのだ。西歐人はこうした仕掛人を「冬眠工作員」と呼ぶが、支那の国家安全部は俗語で「沈底魚(チェン・ディ・ユ)」と呼ぶらしい。(ニコラス・エフティミアデス 『中国情報部』 原田至郎 訳 早川書房 1994年  p.111) 北京政府は優秀な学生を日本の大学に派遣し、卒業後も日本に留まって就職するよう指令を出す。日本政府も中曾根康弘が肝煎りで始めたアジア人誘致策を継続したから、日本の各地に図々しい支那人が蔓延る結果になってしまった。本国に帰らぬ支那人や朝鮮人は、研究所の科学者や民間企業の技術者、政治学部の大学教授、国会議員の秘書となる一方で、裏舞台から防諜法の制定を邪魔するようだ。したがって、我々は可能な限り特定アジア人を排除せねばならない。

  日本に防諜法が不可欠なのは、民主党政権を体験した日本人なら直ぐ分かるだろう。何しろ北鮮と繋がる菅直人が総理大臣となってしまった上に、故・岡崎トミ子が国家公安委員長、千葉景子が法務大臣になってしまったのだから、日本の国家機密は大量に支那や北鮮へと筒抜けになってしまったと考えるべきである。本当に情けないけど、如何なる機密情報が敵国に漏れたのかが「秘密」になっているんだから笑うに笑えない。首相官邸や大臣の執務室が敵国への通信施設になっていたんだから、憂国の自衛官は北京や平壌ではなく永田町に手榴弾を投げ込みたくなるだろう。さらに憂慮すべき問題は、堂々と存在する左翼陣営ではなく、保守派陣営に侵入してくる偽愛国者とか営業保守の輩(やから)である。籠池泰典の例でわかる通り、園児に教育勅語を暗唱させることで保守派を喜ばせ、国益重視派議員にも擦り寄ろうとする連中がいると解ったはずだ。一方、左翼勢力に加わる者は倫理が無くても平気な奴らで、仲間が泥棒や詐欺師、殺人鬼になっても一向に恥じる事が無いからある意味強い。もともとが暴力革命に憧れる連中なので、悖徳の思想に迷わず共鳴するし、時にはゲバ棒を揮って助け合う。仲間がどんな不祥事を起こしても気にせず、赤く染まった「我が道を歩く」というのが左翼の王道である。仲間の一人くらいが裏切りをはたらいたくらいで“しょげて”しまう保守派国民とは根本的に違うのだ。

  日本の一般国民は「アジア人駆除」と聞けば、「そんな事までは出来ない」とためらってしまうが、だからこそ支那人や朝鮮人はこうした日本人の弱点を突いてくるのだ。不正な手段で入国したアジア人がいても、政府がその侵入者を国外追放にしようとすれば、マスコミは一斉に「日本語しか喋れない子供を追い返すのは可哀想だ」とわめき立て、罪を犯した両親を棚に上げて、無邪気な子供に世間の注目を集めようとする。すると、日本人は根が優しいので、つい哀れな子供に同情してしまう。だが、心を鬼にして腹黒い親と一緒に強制送還にするのが一番。日本人は密入国をした在日鮮人にも甘くて、彼らの子孫である三世や四世の帰化申請を受諾する傾向が強い。本来なら、彼らの親とか祖父母と一緒に南鮮へ追放すべきなのだ。たとえ日本語しか喋れぬ子供であっても容赦無く駆逐するのが筋である。一般人は考えないことだけど、朝鮮人には日本で享受した素晴らしい環境への料金を請求してもいいくらいだ。とにかく、日本語で育ってしまった鮮人児童の再教育は、彼らの親と祖国の政府に課せられた責務である。朝鮮語教育は日本政府の義務ではない。

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(左: 支那人の子供  / 右: 朝鮮人の子供 )

  このまま行けば近い将来、地方議員や国会議員の半数くらいかが外国系となるだろう。そうなった時、日本政府は日本系国民を守ることができるのだろうか? もしかしたら、鳩山由紀夫が妄想した「東アジア共同体」が現実味を帯び、アジア系議員が日鮮支の国境なき交流とか、EUを真似て、お金と物と人が「自由に」行き交う経済圏とか言い出すんじゃないか。あと数十年もしたら朝鮮人やフィリピン人みたいな顔つきの日本人が普通になり、日系国民は「原住民(ネイティヴ)」と呼ばれて「エスニック・グループ」の一つになってしまうかも知れない。考えたくもないが、天皇陛下だってインディアンの酋長並に扱われるかも知れないし、皇統を憎む議員によって皇室予算が大幅に削減されることだってあり得るのだ。「国民主権」を振りかざす朝鮮系議員にとったら、皇太子殿下も「国民の下僕」に過ぎず、限度いっぱいまで“こき使う”ことができる「特殊公務員」と見なされてしまう。アジア系国民から選ばれた朝鮮系の首相が、ブラック企業の社長みたいに振る舞えば充分可能である。日本に永住する支那人や朝鮮人は、最初は雑魚かも知れないが、やがて我々を飲み込むクジラに化けるかも知れないぞ。
  



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