教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房

好評発売中 !!

ハニートラップは蜜の味

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  我が国だけとは言わないが、日本人はとりわけ心理戦や諜報戦に弱い。たぶん、我々の国民性が善意に基づいているからだろう。世界中を見渡しても、日本人ほど“お人好し”で“脳天気”な民族は居るまい。政府の方針に従順で、テレビ番組に影響されやすく、世間の風潮に靡きやすいことを見れば解る。学校に通う子供は鰯(イワシ)の群れと同じく、先頭の者が「右を向けば右」に倣うし、ペンギンみたいに列を作って遠足になれば、お喋りしながらも黙々と歩く。先生が道で転(こ)ければ生徒も転けるんじゃないかと思えるくらいだ。我々と正反対の支那人なら、こうは行くまい。舌が黒いと思ったら、腹はもっとドス黒く、赤い頭をしていても、その精神は闇の中。三歳の幼児でさえ、ひと癖ふた癖もあって、大人顔負けの海千山千だ。(支那人の子供については、拙書『支那人の卑史 朝鮮人の痴史』のp.141も参考にしてね。) 子供だって熟練の詐欺師みたいなものだから、大人の支那人とくれば狡猾な知能犯が当り前。普段の生活がプロ同士の騙し合いなんだから、日本人が太刀打ちできる訳がない。

  東洋の支那人とか西洋のユダヤ人といった民族は、「鼻つまみ者」といった看板が良く似合う。彼らは頭がいいけど人から好かれない。しかし、こうした連中は自分達を嫌う国に憧れ、羞じらいも無くズケズケと上がり込んでくる。大抵は憐れな移民や難民を装っているが、実質的には迷惑な居候だ。彼らは「アウトサイダー」を自覚しているので、自分の利益を守り、それを増幅させるため、ありとあらゆる手段を用いる。彼らにとっては、陰謀や奸計など、無意識の呼吸と変わらず、いつだって朝飯前。“陰湿性”と“兇暴性”では定評のあるロシア人も彼らと同じ類いで、他人の裏をかいて相手を罠に嵌めることにかけては超一流だ。一見すると愚鈍なロシア人には、計画を立てずに盗みをはたらく乱暴な強盗もいるが、智略を駆使した天才的な犯罪者も多い。したがって、ロシア人や支那人、およびユダヤ人は諜報活動のみならず、破壊・謀略工作においても群を抜いている。彼らと競合できるのはイギリス人とフランス人くらいなものだろう。アメリカ人が優秀なのは、高度なテクノロジーと国内に住む帰化人を使用できるからだ。「ところで日本人は?」と訊かれれば、「ガリガリ君」を食べて忘れたくなる。

  現在でも変わらないが、冷戦時代にはソ連を始めとする被害側のスパイが、西側諸国に深く浸透していた。英国は防諜組織がしっかりしていたけど、自由な社会を標榜していたので、色々な外国人が出入り出来たし、国内にも共産主義に共鳴するインテリや、社会主義に情熱を注ぐ政治家が多くて、筆者も「日本と同じだなぁ」と思ったことを覚えている。当時、ソ連のKGBは様々な方法を用いてスパイ活動を行っており、自国の工作員を外政官や新聞記者として派遣するか、イギリス人を取り込んでスパイに仕立てる、といった手口を使っていた。計算高いロシア人にしてみれば、核ミサイルや戦車を一つ増やすより、その予算を使って西側の機密情報を掴んだ方が“得”である。政務調査費をちょろまかす日本の国会議員なら、たった1億円でも握らせれば、仔犬どころか乞食みたいに平伏し、「神様、仏様、ロシア人様 !」とはしゃぎまくり、木天蓼(またたび)を与えた猫のように恍惚状態となるだろう。情けないけど、これが現実なんだよねぇ~。記憶力の良い人なら、ロシア関連の利権で目が眩んだ鈴木宗男や、ロシアの下僕になった五十嵐広三を思い出すだろう。

  日本の国会議員はどいつもこいつも金と女に弱いけど、歐米の政治家も似たり寄ったりだ。違いといえば、提供される「ギフト」のクォリティーであろう。前原誠司は北鮮を訪れた時、妙香山で北鮮からの「コンパニオン」をあてがわれ、ニコニコ顔で下半身を彼女の尻に“こすりつけて”いた。しかし、あの程度の女で喜んでいたんだから、写真を見た公安職員の方が恥ずかしくなる。恩師の故・高坂正堯(こうさか・まさたか)が知ったら歎くだろうなぁ。日本のアホ議員はともかく、英国の政治家でロシアの「ハニー・トラップ」に引っ掛かった人と言えば、マイク・ハンコック(Mike Hancock)議員が思い出される。彼は自由民衆党(Liberal Democrat)の国会議員で、国防委員会に属していた。ところが、そんな彼には美しいロシア人の「ガール・フレンド」がいたのだ。

Katia Zatuliveter 2Mike Hancock 2Oleg Gordievsky 3









( 左: カティア・ザトリヴェタ / 中央: マイク・ハンコック  /  右: オレグ・ゴルディエフスキー)

  当時、65歳のハンコック議員が付き合っていたのは、カティア・ザトリヴェタ(Katia Zatuliveter)という26歳のロシア人で、知的な雰囲気を醸し出す、ちょっとしたブロンド美女。報道によれば、二人が交際を始めてから四年が経っていたという。それにしても、なぜ彼らの関係がバレたのか? それは、オレグ・ゴルディエフスキー(Oleg Gordievsky)というKGBの二重スパイが、1985年、英国に亡命したからである。彼によると、カティアの「色仕掛け」はソ連が過去30年間に行ってきたスパイ活動の中で、最も成功したハニートラップであったそうだ。(Will Stewart, " Katia is most successful Russian spy in 30 years, says top Soviet defector," The Evening Standard, 24 October 2011)

  まぁ、カティアの容姿を見れば、ハンコック議員が「落ちた」のも無理はない。彼女のビキニ姿が公表されたけど、これなら「納得」の一言。だいたい、権勢を誇る政治家といっても、その外見はパっとしないタダのオっさんで、世話をしてくれるのは長年連れ添った女房というのが普通だ。でも、大福みたいに弛んだ二段腹を見ちゃうと、「人生って儚(はかな)いなぁ」と、梅沢富美男の「夢芝居」でも唄いたくなる。(ちょっと古いけど、ご勘弁を。最近の歌謡曲には疎いもので。) ところが、若くて美しい女性が近づいてくれば、久しぶりに胸が高鳴るし、仕事のやり甲斐も出てくる。毎朝オフィスに行くのが楽しいし、どんなに忙しくても逢い引きの時間を捻出するんだからすごい。古女房と一緒だと高血圧で心臓がドキドキするだけ。一方、美人秘書となら腹上死でも構わないと思ってしまうんだから、不倫をする政治家には活力がある。鳩山由紀夫が“あの”女房と仮面夫婦を演じていられたのは、地元北海道の室蘭に「恋人」がいたからだろう。元副総理の山崎拓さんは、愛人スキャンダルで引退したのに未だに元気で、テレ朝の『TVタックル』に出ていた。それにしても、拓さんが切り抜きを集めて作ったというエロ写真集って、どんなモノなのか興味がある。

Anna Chapman 1(左  /  アナ・チャップマン)
  脱線したので話を戻す。ハンコック氏と“親密”になったカティアは、「恋人」が所持する重要書類や機密ファイルを目に出来たという。「ZZ」という名前でしか言及されぬMI5(英国防諜組織)の女性職員によれば、カティアはロシアの諜報機関から「あの65歳の既婚者と性的関係を結べ」と命令されたそうだ。(Andrew Woodcock, "MP victim of Russian espionage honeytrap," The Irish Examiner, October 20, 2011) 信じられないけど、まるでスパイ映画のような世界である。しかし、現実主義をモットーにするKGBなら、選りすぐりのロシア人美女をリクルートして、オっさん議員に接近させるなど“いとも簡単”だ。ロシアにはモンゴル系やカザフスタン系の女性もいるが、スラブ系やノルマン系、ウクライナ系の国民も多いから、ハッとするような「上玉」には事欠かない。アメリカで摘発された「ロシアのスパイ」アナ・チャップマン(Anna Chapman)の件は日本でも報道されたが、筆者の感想だと、二流どころか「石ころ」程度のスパイに過ぎない。それにしても何故、日本の在京テレビ局はカティアの件を報道しなかったのか? もしかすると、カティア事件の方が生々しいから、テレビ局に在籍するロシアの手先が「これはまずい !」と忖度して、わざと無視したのかも知れないぞ。身に覚えがあるテレビ局員がいたりして。

  一方、ハンコック議員は国家への背信行為を否定しており、「カティアはオフィスの調査員として雇っていただけだ」と言い張った。そんな言い訳は脳天気な日本だって通用しないだろう。一般国民は「一線を越えていません」と断言した今井絵理子や、「ホテルには一人で泊まりました」と押し通す山尾志桜里を信用せず、不審の眼差しで眺めていたんだから。そう言えば、昔(1998年)、菅直人も全日空ホテルで戸野本優子と宿泊したけど、この「不適切な関係」が暴露されたとたん、彼女との関係を否定していた。本当に卑怯な奴だ。学生運動の時は仲間を置き去りにした逃げていたし、大臣になってスコミに不倫を追求されると、愛人を見棄てるんだから、妾を大切にした三木武吉が聞いたら怒るだろう。どうも納得できないのだが、菅直人は女とホテルに一晩泊まって、夜通し彼女と何をしていたのだろうか? まさか福祉行政の話じゃあるまい。以前、視察旅行でタイに向かった埼玉県会議員が、夜に裸踊りのクラブを訪れ、少女を連れて二階の個室で二人っきりになったという。追求された県議は買春を否定したが、県民は信用しなかった。だいいち、タイ語を理解できぬ日本人が、半裸の少女と一晩じゅう「お喋り」をしていたとは考えにくい。

  日本の政治家はともかく、ハンコック議員はカティアにぞっこんだったようで、彼女が両親に会うべく実家に里帰りした時、その旅費を払ってくれたんだって。2006年に彼がモスクワでカティアと会った時には、空港でタクシーを拾い、そのままホテルへ直行したそうだ。(" Russia spy Katia Zatuliveter : MP lover paid for trip, BBC News, 27 October 2011) 二人が宿泊所で何をしたのか分からないが、タクシー代はハンコック氏が払ったんじゃないか。たぶん、政務活動費からじゃないと思うけど。日本の議員だとセコい奴が多いから、手近なアパ・ホテルを利用し、溜まったポイントで支払いを済ませるかも。まさか、いくらなんでも領収書をもらって、「ホテルでの会議室代」とはしないよなぁ。舛添要一じゃあるまいし。

報道関係者を狙っていたソ

David Floyd 3
(左  / デイヴィッド ・フロイド)
  ロシアによるハニートラップの標的は、何も政治家だけとは限らない。世間に影響力を持つジャーナリストもターゲットになり得る。元外政官で後に「デイリー・テレグラフ」紙のリポーターになったデイヴィッド・フロイド(David Floyd)は、かつてモスクワに国家機密を流していたそうで、こんにちまで、そのスキャンダルは隠されていた。彼は1951年7月にロシアのエージェントを助けた事があり、1997年に亡くなるまでその罪を免れ、順調な出世街道を歩いていたそうだ。(Rory Tingle, "Former diplomat who became a Daily Telegraph reporter in the 1950s is unmasked as a top Soviet agent who admitted sending secrets to Moscow", Daily Mail, 25 February 2018) 英国外務省は情報開示法により、彼のスパイ活動を公表したという。

   フロイドは鉄道職員の息子として生まれたが、上流階級の子弟が通うオックスフォード大学に入れた。しかし、その労働者階級意識は抜けなかったようで、彼はコミュニスト学生として名を馳せ、学内にある共産党に所属し、そこの書記になっていたというから、筋金入りの共産主義者である。しかも、ロシア語が流暢で、イギリス軍や在露ブリテン大使館で通訳を務めていたそうだ。ところが、1950年になると外務省に疑われるようになり、ついにフロイドは1944年から1947年にかけてスパイ活動を行っていたと自白したらしい。ところが、英国外務省はこのスキャンダルを揉み消し、彼を訴追せず、あろうことか「デイリー・テレグラフ」紙に送り込んだという。(Robert Mendick, "Diplomat unmasked as a Soviet spy played role in Profumo scandal when working at The Daily Telegraph", The Daily Telegraph, 25 February 2018) つまり、二重スパイとして彼を利用しようとした訳だ。しかも、フロイドを迎え入れた同紙の編集長コリン・クート(Colin Coote)、および副編集長のマルコム・マゲリッジ(Malcolm Muggeridge)は、MI6(対外諜報機関)の協力者であった。これはよく知られていることだが、ブリテンの諜報機関はBBCとかタイムズ紙に局員を忍ばせたり、非正規の協力者をリクルートしているので、世論操作をするときに活用しているそうだ。

John Simpson 1(左  /  ジョン・シンプソン) 
  「デイリー・テレグラフ」紙ばかりでなく、代表的なBBCにもソ連の魔の手が伸びていたそうで、「BBC世界情勢」の編集を担当するジョン・シンプソン(John Simpson)は危うく罠に掛かるところだった。ベテランキャスターのシンプソン氏(73歳)は、1983年、いわゆる「平和会議」とやらを取材するため、共産国のチェコスロヴァキアに赴いたのだが、その時、「アナ(Anna)」と名乗る女性からの“アプローチ”を受けたそうだ。当時、彼は夫人との仲がギクシャクしており、離婚の危機に瀕していた。実際、彼は30年も連れ添ったダイアン夫人と1995に別れ、翌年、アデル・クルーガーと結婚している。

  チェコスロヴァキアから帰国してから二、三ヶ月後、シンプソン氏はアナから「情熱的な手紙」を受け取り、再び会いたいとの連絡を受けたそうだ。既に結婚生活が破綻していたシンプソン氏は、「付き合ってもいいかな」と考えたそうだが、何となく怪しく思えたので、BBC側に打ち明けたところ、BBCは直ちにMI5へ通報したという。そして、MI5からスーツ姿の男がやって来て、ハニートラップがどういうものかを説明したそうだ。もし、シンプソン氏が鼻の下を伸ばして、チェコにあるホテルの部屋でアナと肉体関係を結べば、彼女の「亭主」とやらが部屋に乗り込んできて、浮気相手のシンプソン氏はボコボコに殴られるだろうとのことだった。そして、警察官が血塗れのシンプソン氏のところに現れ、ある誓約書にサインすれば事件を揉み消してやると囁く。ただし、英国で彼らから指示された情報を流せば、の話である。(Chris Hastings, "BBC's John Simpson reveals how he nearly fell for communist spy honeytrap at Czechoslovakian peace conference", Daily Mail, 24 February 2018) おそらく、こうしたハニートラップに引っ掛かったイギリス人は他にもいるはずで、MI5は具体例をたくさん知っているのだろう。

  それにしても、ロシアは様々な分野の外国人にハニートラップを仕掛けている。チェコとかハンガリー、ポーランドといった東歐諸国には結構すごい美人がいるから、KGBは素人娘でも手間暇かけて一端の工作員に育てて、留学生とかジャーナリストの名目で西側に送り込んでいたものである。先ほど紹介したカティアもロシア訛りの無いきれいな英語を話し、マスコミの取材攻勢にも怯えず、いかにも堂々と応じていた。これが妙に不自然で、一般女性なら取り乱してしどろもどろになるのに、彼女は至って冷静だった。KGBはまた、若いロシア人や東歐人を歐米諸国に移住させて、現地の「スリーパー(時が来たときに目を覚ます忍び草)」にしていたから、本当に恐ろしい。大抵の男は美人に弱いから、国内はもとより外国に赴任した時、見知らぬ女性でも積極的に口説かれると、簡単に落ちてしまう。日本人はロシア人のエージェントばかりに目を奪われているが、チェコ人の女スパイになると油断する傾向が強い。

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(左: アルブレヒトウァレンシュタイン  / 中央: クスタフ・マーラー  /  右: ジョセフ・シュムペーター)

  一般の日本人だと中歐史の知識といえば、ハプスブルク家のオーストリア帝國までで、チェコとかスロヴァキアについて学ぶ人は少ない。手頃な紹介本は幾つかあるのだろうが、筆者は昔、大鷹節子さんの『チェコとスロヴァキア』(1992年、サイマル出版)を読んだことがある。(彼女はチェコスロヴァキアに派遣された大鷹正大使の夫人。) ボヘミアの歴史などは面白いけど、普通の日本人がチェコ出身の有名人を訊かれれば、三十年戦争で活躍したボヘミアの傭兵隊長アルブレヒト・フォン・ウァレンシュタイン(Albrecht von Wallenstein)とか、ユダヤ人の作曲家グクタフ・マーラー(Gustav Mahler)、経済学者のジョセフ・シュムペーター(Joseph Alois Schumpeter)くらいしか思い浮かばない。もっとも、「チェコって何処にあるの?」と尋ねてくる人もいるから、世界地図を広げながら説明することになる。地理の勉強はともかく、現代のチェコでも有名人は結構いるのに気付かない人が多い。例えば、人気モデルのカロリーナ・クルコヴァ(Karolina Kurková)とか、トップモデルのエヴァ・ヘルツィコヴァ(Eva Herzigova)、ペトラ・ネムコヴァ(Petra Nemcova)などがいて、トランプ大統領の元夫人イヴァナ・トランプ(Ivana Marie Trump)もチェコ出身者である。

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(左: エヴァ・ヘルツェコヴァ  / ペトラ・ネムコヴァ / カロリーナ・クルコヴァ / 右: イヴァナ・トランプ )

  日本の映画ファンだと、真っ先に思いつくのは、ヒッチコック監督のヒット作『めまい』に出演したキム・ノヴァック(Kim Novak)であろう。名優ジェイムズ・スチュアートと共演した彼女は素晴らしかった。キム・ノヴァックとは格が違うけど、トム・セレック(Tom Selleck)のファンなら『Her Alibai』で共演したチェコ系スウェーデン人のポリーナ・ポリツコヴァ(Paulina Porizkova)を覚えているはずだ。(もっとも、大半の男性は『スポーツ・イラストレイテド』誌に掲載された彼女の水着姿の方が印象に残っていたりして。) 最近の女優だと、リーアム・ニーセンの映画『アンノウン』に出演したジャニュアリー・ジョーンズ(January Jones)だろう。でも、日本では『X-Men : First Class』で「エマ・フロスト」を演じた女優、と紹介した方が分かりやすいのかも知れない。

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(左: キム・ノヴァク  / 中央: ポリーナ・ポリツコヴァ /  右: ジャニュアリー・ジョーンズ)

  アメリカに目を向ければ、意外な人物がチェコ系だと判る。例えば、連邦最高裁判所のジョン・ロバーツ(John Roberts, Jr.)首席判事とか、ウィスコン州知事のスコット・ウォーカー(Scott Walker)、元オハイオ州知事のジョン・ケイシック(John Kasich)などが挙げられる。ところが、チェコ出身でもユダヤ人となると意外なほど多い。例えば、元国務長官のマデレーン・オルブライト(Madelein Albright / 本名 Marie Jana Korbelová)はユダヤ人の両親から生まれたが、ナチスの迫害を逃れるために両親がカトリックに改宗したので、彼女自身はカトリック信徒として育った。(後に彼女はエピスコパリアン教会に移っている。) 父のヨセフと母のアナは娘に血筋のことは告げなかったので、幼い頃のオルブライト長官は自分がユダヤ人であることを知らなかったという。上院議員から国務長官になったジョン・ケリー(John Forbes Kerry / 本名はCohn)は、曾祖父がオーストリアを経由しただけ。米国に移住するためユダヤ人の素性を隠していた。このケリーについては、以前当ブログで触れたので、ここでは繰り返さない。レーガン政権で国防長官を務めたキャスパー・ワインバーグ(Casper Weinberger)もユダヤ人。また、ユダヤ人で初めて連邦裁判事となったルイス・ブランダイス(Louis Brandeis)もチェコ系ユダヤ人で、彼はアシュナージムの両親から生まれていた。

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(左: ジョン・ロバーツ  / スコット・ウォーカー  / ジョン・ケイシック  /  右: ジョン・ケリー)

  ついでに言えば、日本の左翼法学者から絶大な支持を受けるハンス・ケルゼン(Hans Kelsen)もプラハ出身のユダヤ人法学者で、彼はシュムペーターが結婚式を挙げるとき、付添人の役目を務めていたそうだ。また、有名な歴史家のハンス・コーン(Hans Cohn)もユダヤ人で、オーストリア・ハンガリー帝國時代のプラハで生まれている。オーストリア帝國からやって来たユダヤ移民は実に大勢いて、映画『戦場のピアニスト』に出演したエイドリアン・ブロディー(Adrien Brody)もチェコ系ユダヤ人である。本当のチェコ系アメリカ人にしたら不愉快だけど、ユダヤ人は先祖が寄生していただけなのに、「私はドイツ人」とか「オーストリアから来ました」と自己紹介するから図々しい。

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(左: マデレーン・オルブライト  /  ルイス・ブランダイス / ハンス・ケルゼン  /  右: ハンス・コーン)

    図々しいのは日本に寄生する朝鮮人も同じだ。例えばもし、帰化鮮人の「日本国民」が米国や歐洲に留学したとして、「私は日本人です」と自己紹介したら、日系日本人の滞在者は「何言ってんだよぉ~。日本のパスポートを持っているだけの朝鮮人じゃないか」と反撥するだろう。それに、もし帰化鮮人の分際で、「私の国の文化は・・・」とか「日本は戦前アジアにとても酷い事をしました」、「日本でナショナリズムを叫んでいるのは右翼だけです」とアメリカ人に説明したら、日系日本人は激怒するに違いない。きっと「テメェ~、どのツラ下げて日本人のフリしてんだよぉ」と叱りたくなるだろう。

  そもそも、「日本に住みついたから日本人」なんて理屈は馬鹿げている。なら、先祖代々京都に暮らす日系住民は、福祉目当てで帰化した支那人や朝鮮人を“対等な同胞”と認めるのか? 井上章一は『京都ぎらい』で洛中に住む人々を面白く描いていたけど、伝統を重んずる京都人ならパチンコ屋が街中に乱立することに異議を唱えるし、マスコミの譴責を無視して「昔ながらの日本人」と「即席の日本人」を区別するだろう。都の上流階級は排他的と思われているが、礼儀正しい日本人が引っ越してくれば気さくに迎え入れてくれるはずだ。しかし、キャバレー上がりのフィリピン人とか、偽装結婚で国籍を取得した支那人、闇市でのし上がった朝鮮人の子孫などは、簡単に「仲間」と認はめないだろう。関東や東北の日本人だって認めないはずだ。日本の犬も朝鮮人を嫌がるだろう。筆者は可愛い柴犬や秋田犬を朝鮮人が飼う姿なんか見たくない。ロシアのアリーナ・ザギトワに秋田犬をプレゼントするのは許せるけど、キム・ヨナみたいな朝鮮人に我が国の犬はもったいないし、鍋の食材を提供しているようで可哀想だ。プーチン大統領は別の意味で許せる。だって、ロシアの独裁者は悪党に囲まれながら暮らす孤独者だ。気を許せる友達といったら、日本から送られた秋田犬しかいないじゃないか。

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(左: リサ・クドロー  / ベット・ミドラー  / バーバラ・ストライサンド  /  右: ジョン・リヴァース)

  興味深いことに、ロシア人は自分達が粗野なくせに、やたらとユダヤ人が嫌いで、事ある毎に迫害してきた。悪党は同類の危険性を本能的に察知するんだろう。スパイにするならユダヤ人は最適なはずだが、果たしてロシア人はユダヤ系女性をハニートラップの仕掛け人に使うのか? そもそも、ロシアのために自分の肉体を犠牲にするようなユダヤ系ロシア人は少ないし、西歐人を魅了するだけの美女を確保できるとは思えない。たとえブロンドのユダヤ人を取り揃えることができても、女優のリサ・クドロー(Lisa Kudrow)やベッ・ミドラー(Bette Midler)、歌手のバーバラ・ストライサンド(Barbara Joan Streisand)、テレビ司会者のジョン・リヴァース(Joan Rivers)みたいな女性では、せっかく用意したハニートラップの成功率が低くなる。それに、ユダヤ人をスパイに仕立てると、何かと不安が増えて却って厄介だ。もし、ユダヤ人のエージェントを用いると、いつの間にかイスラエルや西側諸国に情報が漏れそうで怖い。また、自国の諜報機関にユダヤ人の局員が浸透すると、組織自体が変質し、イスラエルの謀略拠点になりかねないので、慎重なロシア人ならユダヤ人の登庸を避けるだろう。

  後編に続く。



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