教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房

好評発売中 !

真相は闇の中へ

Yasuda 1Yasuda 3







  テレビ朝日を始めとするマスメディアは、安田純平が無事に解放されたことで「よっかった、よかった」で幕引きにしようと企んでいる。しかし、まともな日本国民は納得できない。非政府組織(NGO)シリア人権監視団(ロンドン)によれば、安田氏を解放するために300万ドル(約三億三千万円)が支払われたそうだ。(奥田哲平 「英NGO『安田さんの身代金は3億円』 政府は支払い否定」 東京新聞  2018年10月24日) 拘束していたグループは以前から150万ドルを要求していたというから、カタールは二倍の金額を払ったことになる。だが、この身代金の出所は日本政府からに違いない。親切なカタールが出してくれた、と思う日本人は相当頭が腐っている。菅官房長官は「出していない」と否定するが、そんな答弁を信じる日本人はいないだろう。

  身代金の件はともかく、我々が注目すべきは、解放後になされた安田氏の釈明である。命乞いをする映像の中で、なぜ「韓国人」と自称したかについて、安田氏は次のように述べていた。

   「他の囚人(監禁被害者)が、釈放された後に『あそこにニュースで出ている人質の日本人がいる』と言われたら、私の監禁場所が世間にばれて(犯行グループが)攻撃されるかもしれない」と説明。そのため、「『韓国人だと言え』と言われた」といい、従ったという。(下司佳代子、井上亮   「安田さん『私は韓国人』発言の真意を語る 憶測呼んだ動画」 朝日新聞 2018年10月25日)

  こんな話を聞いて納得する日本人は何人いるのか? 彼の説明は理解に苦しむ。釈放された元囚人が、安田氏のニュース報道を見て、犯行グループの居場所をバラしてしまうから、テロリストが安田氏に「韓国人」と言うよう命令したそうだが、安田氏が「私は日本人」と言おうが、「私は韓国人」と言おうが、テレビ画面に映った捕虜を見れば、「あっ、一緒に拘束されていた奴だ!」と分かってしまうだろう。しかも、映像を目にした元囚人は、安田氏が話す言葉を日本語と理解できたのか? テロリストに拘束された捕虜の中で、日本語を理解できた者は何名いたのか? 安田氏は答えるべきだ。

  それに、なぜテロリストが「韓国人と言え!」と命令したのか? 安田氏を拘束した犯人は、日本政府に対して身代金を要求していたのだから、動画の中で安田氏の国籍を偽る必要があったとは思えない。最初から安田氏を「日本人」と判っていたのに、なぜ日本政府へ向けた映像メッセージで「韓国人」にしなければならないのか? 第一、安田氏に「韓国人」を名乗らせると、拘束場所を隠すことになるのか? また、既に何名かの捕虜を解放しているのに、テロリスト集団が同じ場所に留まっているとは到底考えられない。例えばもし、身代金を受け取ってシリア人捕虜とかアメリカ人捕虜を解放したら、報復を警戒して監禁場所を変えるはずだ。それに、捕虜が拘束されている場所を確定できるとは限らない。中東アジアの曠野なんか何処も似たようなものだし、ずっと建物の中に監禁されていたら自分の居場所がどこなのか判らないはずだ。映画でもよくあるが、一般人が拉致されると、行き先を悟られないよう頭に袋を被せ、クルマで連行されるのが普通である。だから、被害者はどこに監禁されたのか見当もつかない。それとも、安田氏はクルマの窓越しに風景を見ながら、監禁場所に連行されたというのか? 兇暴なテロリストが捕虜の目隠しをせずに、アジトへと連れてくるなんて馬鹿げている。釈放するときだって、取引の場所に着くまでは、捕虜の頭に袋を被せておくのが常識である。

Yasuda 6Yasuda 5







(左: ぼかしのある安田氏のメモ  /  右: ボカシを外された安田氏のメモ)

  とにかく、安田氏は真相を隠すために「嘘」をついているんじゃないか。「韓国人」を名乗ったのは、本当にテロリストからの命令だったのか? 安田氏の直筆とされるメモを見ると、本名が「山本純平」で、職場での名前が「安田純平」であるらしい。だが、マスコミが息子を心配する両親を訪ねた時、テレビ局は父親を「安田英昭」と母親を「安田幸子」と紹介していた。本名らしい「山田」という姓にふれなかったのはなぜか? 安田家に対する忖度だとしたら、過剰な配慮である。マスコミは左翼仲間に対し特別な配慮を示す。テレビ局が安田氏のパスポートを映したとき、なぜか姓の部分にモザイクをかけていたが、それは「山田」という姓を隠すためだったのか。「純平」という漢字と「Junpei」というローマ字だけを公開し、姓の部分を伏せたのは安田氏に対する「気配り」だったのかどうか、一般国民には分からない。そもそも、マスコミが妙な小細工をするから、世間で安田氏の本名は朝鮮人の「安」ではないのか、という憶測が飛び交ってしまうのだ。だいたい、「山田」という本名を公表すると、一体どんな不都合があるのか? 国民の税金を使って解放されたんだから、安田氏は本名や素性を明らかにすべきだ。

Yasuda 4Yasuda 11








(左: ぼかされた安田氏のパスポート  /  右: 命乞いをする安田氏)

  安田氏の肉筆を読んで更に驚くのは、安田氏夫人が亭主を「純平」ではなく、「パク・ハットク(Paku Hattoku)」と呼んでいたことだ。日本人でこんな「ニックネーム」は極めて珍しい。「Paku」って朝鮮名の「朴」のことか? それとも、他の意味をもつ外国語なのか? 安田夫人はテレビ番組に出演し、夫の「韓国人」発言を否定していたが、それなら安田氏のメモについて説明すべきだ。安田氏の両親だって、なぜ息子が「韓国人」と自称したのか、その真相を知りたいはずである。それに、「私は韓国人」と言えば、在日韓国大使館や韓国の政治家だって驚くじゃないか。

日本語を許すテロリスト

  八月に我々は日本政府に命乞いをする安田氏の動画を見たが、一部の人々は違和感を抱いたはずだ。というのも、安田氏が日本語で喋っていたからである。普通、外国人のテロリストが捕虜に喋らせるとき、自分が判らない言葉でメッセージを送るれば不安を感じるものである。例えば、アラブ人のテロリストがロシア人の大富豪を拉致したとする。当然、犯人は家族に電話を掛けて身代金を要求するだろう。そうなれば、被害者家族は本人の声を聞かせろと要求するはずだ。ただし、犯人たちはロシア語ではなく英語で話すよう命じるはずだ。なぜなら、犯行グループからすれば、捕虜がロシア語で何を言っているのか解らないし、隠語で何らかのヒントを伝えるかも知れないので、未知の言葉による会話だと危険だ。だから、テロリストが理解できる英語での簡潔な命乞いが一番いい。安田氏の場合も同じで、監禁場所を知られたくなければ、テロリストが理解できる英語を命じたはずだ。たとえ拙い英語であっても、テロリストは安田氏のメッセージ内容を把握できる。妙な言葉を発すれば、その場で射殺すればいい。ところが、犯人たちは安田氏に日本語を許していた。これはどう考えてみても変だ。監禁場所の発覚を恐れるテロリストが、訳の解らない外国語(日本語)を許すなんておかしい。(もしかしたら、安田氏と犯人は仲良しで、お互いの「信頼感」が築かれていたりしてね。)

Yasuda 10Yasuda 9









(左: 解放された安田氏  /  右: 安田氏の両親)

  これは筆者の個人的な感想に過ぎないが、解放された安田氏は思いのほか健康そうである。とても三年間にも及ぶ監禁生活を送った人物とは思えぬほど血色が良い。どんな食事を与えられ、どのような環境で拘束されていたのか判らないが、随分と健康そうなので驚いた。極悪人のテロリストが栄養バランスを考えた食事を与えていたとは思えない。普通なら、残飯程度の食事だから、捕虜は痩せこけてフラフラである。また、興味深いのは、三年もの間、服や下着をどうしていたのか、という点だ。 誰かが着替えのブリーフやシャツを与えてくれたのか? そして、風呂やシャワーを浴びる機会があったのかも知りたい。歯磨きはどうしたのか? 三年間一度も歯を磨かずに過ごしても、虫歯はなかったのか? それとも、歯磨き程度は許されていたのか? また、毎日の排便でトイレット・ペーパーを与えられていたのか? それとも、水で肛門を洗う日々であったのか? 朝日新聞やTBS、NHKの記者は、安田氏の歓迎報道ばかりしていないで、どのような虜囚生活だったのか、“具体的”に問い質すべきである。ジャーナリストがジャーナリストに質問せず、肝心な点を曖昧にしたまま、「はい、お終い !」にするなんておかしい。

  テレビ朝日などの左翼メディアは安田氏を庇い、必死で「自己責任論」を回避しようと企んでいる。安田氏は外務省の警告を無視して、強引に渡航した訳だから、自己責任と言われても反論できまい。しかも、日本国民の税金を使って解放されたというのであれば、世間に対し深く謝罪すべきだろう。テレ朝の玉川徹などは安田氏を「英雄」扱いにしているが、無謀な取材をして拘束されただけじゃないか。こんな奴がデカい顔をして、拘束中の苦労話を自慢するなんて赦せない。左翼ジャーナリストは常日頃、日本政府を厳しく批判するくせに、自分が困れば「国民を救出するのは国家の義務だ」と言い放つ。インターネット上で安田氏への非難が渦巻くのは、地上波テレビが国民の怒りを報道しないからだ。地上波のワイドショーが安田氏を擁護する番組で埋め尽くされているから、規制の緩いインターネットが炎上してしまうのだ。主要メディアが掲げる「報道しない自由」とか「左翼に優しい報道規制」は実に忌々しい。インターネットしかない個人が安田氏を非難すると、大手のマスコミは「ヘイトスピーチだ」と足蹴りにするが、「公平中立」を看板にするメディアが、相変わらず偏向報道を続けているから国民の不満が爆発するんじゃないのか。安田氏が反省するなら、言葉ではなく行動で示せ。日本政府は安田氏に身代金の一部を返済するよう迫ってもいいはずだ。政府は税金の徴集ではなく、使い道を厳格にしろ。



人気ブログランキング