教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
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極左分子が参加する抗議デモ
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(写真  /  暴動で燃えるパリ)

  昔、『パリは燃えているか? (Paris brûle-t-il ?)』という映画があったけど、最近、本当に燃えるパリを目にすることができた。先月、マクロン大統領の増税に反対する民衆がパリに終結し、黄色いベストを着て大規模な抗議活動を展開していたが、その実態は政治的意思表示というより、アナーキストによる暴動に見えた。中世の頃は“カトリック教会の長女”と呼ばれていたフランスも、大革命後はスケバンの如く問題を引き起こす“ヨーロッパの不良”だ。いくら「抗議デモ」と言ったって、あんな騒動が起これば、フランス政府が緊急事態と考えたのも無理はない。何しろ、荒れ狂った民衆が警官隊と激突するし、路上に駐めてあるクルマに火をつけて、石炭のように黒焦げにしてしまったのだ。おそらく、大半の抗議者は燃料税の引き上げに反対の声を上げるだけで、穏健に済ませようとしていたのだろうが、「チャンス到来 !」とばかりに極左分子とか半端者、無政府主義者に、暴動を楽しむためだけに集まった不届き者が混じっていたので始末に悪かった。

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(左: 燃やされたクルマ  /  右: 黄色いベストを着たデモ参加者)

  煙や放水が充満する中で、警察官と揉めていた抗議者も悪いが、この騒動に乗じて犯罪をしでかす連中はもっと悪質である。街中を闊歩して商店や公共建築物を破壊する者がいると思えば、政治行動とは無関係に商店を襲撃し、望みの品物を盗む連中まで現れてきた。(抗議デモにかこつけて掠奪をはたらくフランス黒人って、アメリカ黒人とソックリだ。) シャンゼリゼ通りを行進するデモ隊には不審な者が紛れており、全共闘を偲ばせるマスク姿の連中は見るからに怪しかった。内務大臣のクリストフ・キャスタナは、平和裏にデモを実行しようとする民衆と、掠奪や放火、窃盗、殺人を厭わない愚連隊を区別しており、彼は意図的に秩序を破壊しようとする連中をプロの騒擾屋と呼んでいた。(Angelique Chrisafis, "French government considers state of emergency over gilets jaunes protests",  The Guardian, 2 December 2018)

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(左: 被害をうけたビル  /  右: 破壊された美術品)

  一連の暴動で378名が逮捕され、263名ほどか負傷したというが、注目すべきは蛮行をはたらいた悪党の素性である。雑貨店や電気店を襲った盗賊の記録映像を観ると、北アフリカ出身者や中東アジア系出身者のような顔附きの連中であった。暴民の中にはマスクで口元を隠している者もいたが、目元をみると黒人とかアラブ系の人物と判る。確かに、暴漢どもの身分や人種は特定できないけど、パリが蒙った損害は非常に大きい。日本のニュース番組でも報道されたが、商店の窓ガラスは投石で割られていたし、六カ所のビルが放火に遭っていた。さらにショックなのは、あの凱旋門がスプレーで落書きされていたことだ。("Macron surveys damages after worst riots in Paris for decades, calls for talk", France 24, 2 December 2018) 幾つかの彫像も破壊されていたけど、貴重な歴史遺産まで穢すというのはフランス人の仕業とは思えない。たとえ、フランス人による犯行でも、その精神はフランス的ではないだろう。

外国人の故郷となるフランス

  左翼思想で汚染されたフランス人は、種族に関係無く、フランスで生まれ、フランス文化の中で成長し、フランス語を喋って、フランス料理を食べれば、一人前の「フランス人」になれると思っている。しかし、いくらフランス語を流暢に話し、地元の街に精通しようが、非西歐系の「フランス国民」はガリアを愛する「フランス人」にはならない。例えば、フランスに帰化したモロッコ人の父親とギニア人の母親を持つ混血児が、パリとかマルセイユで生まれれば、合法的に「フランス国民」となるが、その子供が「フランス人」としてのアイデンティティーを持つかといえば、賛否が分かれる。非西歐系の混血児は「自分が何者なのか?」と悩み、「どこの国に属しているのか?」と迷ってしまうのだ。こうした“よそ者”に等しい子供は、早くから人生の困難にぶち当たる。もし、白人が多数派の学校に通えば、嫌でも「異邦人」という“現実”を痛感するし、家に帰って鏡を見れば、自分の顔がケルト系のガリア人でないことくらい直ぐ判る。ただし、例外的フランス人もいる。例えば、ユダヤ系でもメラニー・ロラン(Mélanie Laurent)はヨーロッパ人にしか見えないし、アルジェリア系と言ってもイザベル・アジャーニ(Isabelle Adjani)くらいなら「フランス人」として通用するだろう。でも、モロッコ系のジャメル・ドゥブーズ(Jamel Debbouze)とか、セネガル系のオマール・シー(Omar Sy)のような「フランス人」だと外国人に思えてしまうのだ。

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(左: メラニー・ロラン  / イサベル・アジャーニ  / ジャメル・ドゥブース  /  右: オマール・シー)

  混血児にとっても学問は大切だが、白人生徒が喜ぶような科目になると、必ずしも楽しい勉強とは限らない。とりわけ、歴史の授業は苦痛である。例えば、フランスの中世史を学ぶことは、フランス文化を理解する上で欠かせない教養だが、アフリカ系やアラブ系、あるいは支那系の生徒にとっては何の利益にもならないトリビア(豆知識)である。ケルト系フランス人がよく引き合いに出すメロヴィング朝のクローヴィスや、カロリング朝のカール大帝、あるいはフィリップ4世とかルイ14世の話を聴いたって、見知らぬ外国の過去を押しつけられているようで、とても「国史」とは思えない。また、遠足でアーヘン(Aachen / Aix-la-Chapelle)やランス(Reims)を見学しても、自分の祖先とは全然関係無いし、どの王様が戴冠式を行おうが一向に興味が湧かないのだ。たとえカトリック信徒であっても、黒人生徒は疎外感を抱く。また、ガリア人の民衆にとったら「英雄」でも、イスラム教徒の子供にしたら「悪魔」みたいな歴史上の人物もいるはずだ。例えば、サラセン軍を撃退したカール・マルテルは不倶戴天の敵である。よくフランスの“象徴”となるジャンヌ・ダルクも異教徒の小娘だから、火炙りになろうが串刺しになろうが知ったことではない。西歐人はフランス革命を大々的に取り上げ、その流血騒ぎに驚いているが、あの程度の虐殺なんかアフリカやパレスチナでは珍しくなく、むしろギロチンの発明に感心するくらいだ。斧で首を刎ねるより楽で便利だから。

Louis XI(左  /  国王ルイ11世の肖像画)
  一方、日本人は同じ民族で一緒にずぅ~と暮らしてきたので、桁違いに遠い過去の事件に触れても、つい最近起きたように話す。特に京都で生まれ育った日本人だと、お茶を啜(すす)りながら「応仁の乱は大変でしたなぁ」と回顧する。すると、聞き手の方も建武の中興や将門の乱を持ち出して、「ほんま、えらいことですわ!」と懐かしむ。こんなのアラブ系フランス人やトルコ系ドイツ人が聴いたらビックリするだろう。彼らは「えっ ! それ何時の話なんだ?」と尋ねるが、日本人は涼しい顔で「そうですなぁ、応仁の戦乱は1460年代ですから、フランスでしたら、ルイ11世(Louis XI le Prudent)が君臨していた頃ですわ。ほら、慎重王(le Prudent)と呼ばれていたが、その裏で全国に情報網を構築したことから“博識の蜘蛛(Universelle Aragne)”と綽名され、狡猾な性格を指摘されて“狡猾な奴(le Rusé)”と呼ばれていた王様ですよ!」と答えるだろう。

  日本人には自覚が無いけど、我々の先祖意識は結構すごい。フランスに帰化したアルジェリア移民とか、インドシナ難民の3世にしたら時代錯誤も甚だしいけど、普通の日本人は今でも将門の首塚を訪れ、花を捧げたり拝んだりする。しかも、その慰霊碑が千代田区の大手町にあるんだから驚きだ。東京の一等地に「迷信」の史跡があるなんて、呆れ果てるほど凄いけど、未だに怨霊への恐れが生きているんだから、日本人の精神が親子代々続いているとう証拠である。しかも、天皇陛下の血筋を辿って行くと神様に繋がっているんだから、日本は羨ましい限りの神国である。古代ゲルマン人の王様はだいたいオーディン(Odin / Woden)の子孫だったけど、キリスト教に改宗したから、その神聖さは残ったものの、神話との絆は断たれてしまった。

  普通の日本人は生まれと育ちが日本で、両親も日本人ときているから、日本の文化や伝統を愛する事は「自然」と思っている。以前、故・岡崎久彦大使は愛国心について語り、日本を愛する精神は我々のDNAに刻まれていると語っていたが、それが可能なのは、日本人が極めて同質性の高い単一民族であるからだ。何しろ、祖父母や曾祖父母、と「ご先祖」を何代遡っても日本人ばかりだから、いくら現状の政府に不満があっても、神社やお寺などの歴史遺産を破壊しようとは思わない。禁裏に放火して皇族を皆殺しにしようと欲した将軍は皆無。京都御所の防御態勢なんて、ヨーロッパ人から見れば障子紙のように脆弱だ。トロイやコンスタンチノポリスにある城塞だと鉄壁の守りで、異民族からの襲撃を撥ね付けるよう頑丈に建てられていた。現在の宮城(俗に言う「皇居」)は家康が智慧を絞って構築した江戸城だからちょっと事情が違ってくる。皇室への脅威が増したのは、共産主義がロシアから浸透した為で、明治や大正の頃は國體変革など一般的には考えられなかった。朝鮮を併合したことで、異民族が闖入(ちんにゅう)してきたが、日本人の方が強かったから、大規模な民族紛争にまで発展することはなかった。昭和時代までの日本は比較的平和だったけど、これから先はどうなるか判らない。

危険地帯と化したフランスの大学

  現在のフランスは一応、まともな核保有国で、緻密な防諜組織を備え、大統領の身辺警護も厳重だけど、庶民の安全は昔より危なくなっている。街にくり出せば人相の悪い外人がウヨウヨいるし、学校や職場には移民や難民の子供が混ざっている。見た目はアフリカ系やアジア系の青年でも、形式的には「フランス国民」とされており、同等の権利を有するそうだ。しかし、就職や昇進の時には“見えない差別”が潜んでいる。西歐系のフランス人が異人種を忌み嫌えば、非西歐系の住民だって恨みを抱く。人種的摩擦による殺人は日常茶飯事だ。例えば、最近、アイルランド出身の大学教師ジョン・ダウリング(John Dowling / 66歳)が、「アリ」という37歳のパキスタン人によって殺害されてしまった。(Peter Allen, "Irish lecturer stabbed to death in Paris had insulted the Prophet Mohammed , says his Pakistani killer", Daily Mail, 7 December 2018) ちなみに、フランス当局は「プライヴァシー」や家族の「人権」とやらを考慮したのか、「アリ」の氏族名を公表していない。

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(左: 殺されたジョン・ダウリング  /  右: 殺人鬼のパキスタン人「アリ」)

  亡くなったダウリング氏は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ大学」という私立校で英語を教える講師であった。彼はアリによって首を何カ所も刺され、瞬く間に絶命したという。("Irish university lectuer stabbed to death by former student in Paris", The Local, 5 December 2018) 警察の調べによると、このアイリス人教師を刺殺したパキスタン人は、預言者のムハッマドを侮辱されて犯行に及んだというが、本当のところは単位を落とされた事による恨みが動機らしい。ダウリング氏の授業を取っていたアリは、2017年に単位を取れず退学処分になっていたそうだ。でも、いくら悔しいからといって、厳しい点数をつけた教師を襲い、その首穂メッタ刺しにすることはないじゃないか。大学に通う他の学生は恐怖に駆られたという。

  こんな殺人事件を聞けば、フランス人教師はアジア人やアフリカ人の学生に赤点を附ける事はできなくなる。少なくとも、躊躇する気持ちが芽生え、出来ることなら非西歐系の学生を受け持ちたくない、と考えてしまうだろう。また、学問的見地からイスラム教を批判しただけなのに、それを根に持たれ、教室外で襲撃されるなんて御免である。日本人留学生でもフランス人教師を嫌うことはあるが、斧や包丁を手にして殺してやろうとは思わない。人権派の活動家は「中東アジアの人を差別をしてはいけない!」と釘を刺すが、それならダウリング氏の遺族の前で説教してやれ。どんな反応が返ってくるか楽しみだ。日本はこれからも“出稼ぎ目的”の留学生をドンドン受け容れようとしているが、兇暴な外国人学生への対応はできているのか? 来年もイスラム教を信仰するアフリカ人とかアラブ人、トルコ人、パキスタン人が流入してくるし、犯罪を“得意科目”にする支那人もやって来る。さらに、強姦を好む朝鮮人や「激昂型」の朝鮮人も入ってくるから、日本人教師の安全は保障できない。学生間のトラブルだって何が起こるか分からないから用心が必要だ。最初は些細な揉め事でも、それが肥大化し、民族問題となってしまうケースもあるだろう。お金儲けで留学生を引き受ける大学は多いけど、そこの理事長や学長は、こうした不測の事態に対しての覚悟はあるのか?

  入国管理法の改正が成立したことで、日本は徐々にだが確実に異民族混淆社会になる。いくら安倍総理が来日する外人労働者を厳格に管理すると明言しても、一旦入国してしまえば外国人の我が儘が通るのは目に見えている。犯罪者が出没しても逮捕できず、仮に捕まえたとしても人権屋が邪魔をするから、処罰することさえ困難だ。国外追放なんて端っから無理。一般国民は法務省が取り締まると聞いて多少の安心感を覚えるが、この省庁には左巻きの役人が充満しているから、不逞外人の拘束や排斥なんか絶対に期待できない。むしろ、法務省の官僚は入国規制を緩める方向に導こうとするはずだ。彼らは悪事を犯した外人を殊さら庇い、出来るだけ軽い処罰にしようと奔走するだろう。そして、反日官僚の背後には左翼議員が控えているので鬼に金棒だ。何しろ、過去の法務大臣が不法入国のフィリピン人や支那人を赦免し、あろうことか特別在留許可の恩恵を与えるくらいだ。(自民党の森英介とか民主党の千葉景子を思い出せば分かる。) 入国管理庁を設立するといっても、実態は法務省移民支援室に過ぎない。外国人労働者の管理取締に自衛隊の高級将校を配置するならまだ望みはあるけど、法学部で真っ赤に染まった高級官僚じゃ目の前が真っ暗だ。フランスの惨状を眺めて、「対岸の火事」と思っている日本人は必ずや痛い目に遭うぞ。



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