教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房


好評発売中 !

ルーピーも自民党議員だった

Abe 01Hatoyama 01











  一度挫折した安倍晋三が首相に返り咲いて久しい。病気が悪化して一旦は首相の座を降りた安倍氏が再び宰相となった時、多くの保守派国民は「これで民主党政権の悪夢から脱出できる !」と思った。しかし、この期待は徐々に色褪せ、疑惑から失望へと転換し、「これじゃあ、民主党時代とさほど違わないじゃないか !」といった怒りに変わってしまった。何しろ、安倍総理は旧民主党議員が喜ぶ左翼路線を推し進め、彼らのお株を奪うように、次から次へと保守派国民を裏切っている。筆者が猛烈に安倍氏を批判しなかったのは、最初から無駄骨と判っていたからだ。つまり、いくら安倍総理が保守的スローガンを叫ぼうとも、自民党自体が左翼体質なので、安倍氏の政策は議論の段階で潰されてしまうし、長期政権を守ろうとすれば、左翼勢力に妥協するしかない。本気かどうか知らないが、憲法改正を実現したければ、安定政権を確保せねばならず、同僚議員の“ご機嫌”を取ることが肝要になってくる。したがって、自民党議員と公明党の要求を飲むうちに、安倍総理も同じ色に染まってしまい、気がつけば極左総理となっていた、というのが本当のところではないのか。

  もちろん、安倍総理が最初から左翼議員だった、という推測も成り立つ。政治家はまず選挙に勝利せねばならぬから、嘘でも方便でもいい、有権者に媚びる発言をしなければならない。だから、安倍総理としては、「お客様が喜びそうな政策を述べただけ」とか、「騙されたお前らが馬鹿なんだ」という言い分が成り立つ。確かに、何回騙されても選挙となれば安倍氏に投票し、彼を総理の椅子にまで押し上げたんだから、「山口4区の有権者がアホなだけ」と言えるだろう。しかし、長州の有権者にも言い分があって、似たような事情を抱える国民なら理解できる。つまり、下関にも良識的な人がいるはずで、もし彼らが憤慨し、「それじゃあ、他にどんな選択肢があったのか? 教えてくれ !」と言われれば、他県の国民は沈黙するしかない。安倍親子が強固な地盤を築いた山口では、野党も匙を投げており、最初から戦う気は更々無い。対抗馬を立てるのは、討ち死に覚悟の共産党だけ。常に総得票の7割、約14万から10万票も取る安倍氏に立憲民主や国民民主党の連中が無駄金を使う訳がない。これは神奈川11区も同じで、毎回8割近い得票数を勝ち取る小泉進次郎に対抗するのは共産党だけだ。その共産党も、近頃は資金難だから、進次郎は次の選挙だと不戦勝となる。

  反日路線を突き進む安倍総理に関しては、「偽装保守」とか「隠れ左翼」との批判もあるが、それでは、他の総理候補が政権に就いたらどうなっていたのか、想像しただけでも恐ろしい。野田聖子や石破茂が安倍氏よりも優れているとは思えないし、むしろ、もっと酷い政策を実行していた可能性もある。野党に至っては論外だ。蓮舫や枝野幸男なんて絶対に嫌、というより亡国への選択となる。では、「菅義偉になれば良いのか?」と言えば、極左路線の大合唱にしかならない。小泉進次郎になっても同じで、朝日新聞やNHKが大喜びするだけ。凋落したフジテレビも押し入れから昔のキャッチフレーズを取り出して、「楽しくなければテレビじゃない!」と大はしゃぎするだろう。滝川クリステルを引っ張り出して、「日本のファーストレディー」と持て囃せば高視聴率間違いなし。「純ちゃん劇場」では女房が居なかったから、シーズン2の「進ちゃん劇場」は華やかになるぞ。何てったって共演女優が美人だもん。

  脱線したので話を戻す。日本を衰退の奈落に叩き落とす安倍総理だが、彼は案外「無自覚な馬鹿」あるいは「保守を気取ったリベラル左翼」なのかも知れない。論壇の保守派知識人は触れないけど、安倍氏は幾つかの点で鳩山由紀夫と同じ種族とも言えるのだ。月刊誌『正論』や『Hanada』、『WiLL』の読者は、「えっっ~、安倍さんがルーピーと同じなのぉ~」と驚くかもしれないが、安倍氏が狡猾な詐欺師じゃないとすれば、陽気なクルクルパーと考えた方が筋が通る。かつて、鳩山由起夫は首相になる前、朝日新聞のインタビューに応じ、堂々と自らを「保守派」と名乗っていたのだ。この男は「保守とは何か」と訊かれ、次のように答えていた。

  鳩山の家に生まれて育って、僕自身は区分けすれば保守と思っていたから、保守主義とは何かと突き詰めて考えた事はなかった。・・・・保守という場合、日本の古き良き伝統を守るということなんだろうが、その伝統とは何かが人によって違う。(「保守とは何か」聞き手 / 編集委員・星浩、『朝日新聞』、2006年12月28日)

  鳩山氏の政治思想は一般の日本人とは“かなり”違っており、この元総理は小沢一郎を「保守主義者」と呼んでいたのだ。天皇陛下を習近平に売り渡す奴が「保守主義者」なんて、祖父の鳩山一郎が聞いたら腰を抜かして驚くだろう。孫の鳩山由紀夫によれば、時代によって守る伝統は違っており、民主党が目指すものは、「大きな政府か小さな政府か」、あるいは「保守か革新か」といった対立基軸ではなかた。鳩山幹事長が求めたものは、何でもかんでもコントロールする中央政府ではなく、必要な社会保障をきちんと行う地方政府であった。つまり、当時流行の「地方主権」を目指していたのだ。

  理系馬鹿の鳩山氏に国家意識がなくても当然で、ジョン・F・ケネディーに憧れた“お坊ちゃん”は、吉田茂や岸信介とは比較にならぬ程の楽天家で、国際社会どころか世間の常識すら分からなかった。国内政治で「中央から地方へ」と謳っていた鳩山氏は、国際政治に言及すると、アホ丸出しの見解を述べてしまう。何でも国家を両方から見直すべきで、日本の政治を「国連や東アジア共同体といった世界連邦的なものへ、それぞれ国家の権限を委譲してゆく」のが“良い”そうだ。こんな発言を聞けば、穏健な日本人でも引退したミルコ・クロコップに電話して、「ルーピー鳩山に十八番の左ハイ・キックを一発噛ましてください!」と頼みたくなる。ついでに言えば、かつて菅直人は「民主党こそ保守本流だ」とほざいていた。確か、菅直人は日本の総理大臣になった人物だが、彼の頭にあった「保守」という日本語は、一体どんな「意味」をもっていたのか? 山口県の国民は菅を嫌っているけど、「長州の恥」は彼だけじゃないぞ。(菅直人の出身地、「宇部」の領主福原氏は毛利家と縁戚関係にあった。)

理性で社会を設計する危険性

  それにしても、なぜ日本では鳩山や安倍といった「お坊ちゃん左翼」が横行するのか? それは革新主義が若者を魅了する魔術であり、心を揺さぶる刺戟に満ちているからだ。特に、国家の複雑さを理解できない学生にとって、現状の既存社会は息苦しく複雑怪奇だ。訳の解らぬ因習に縛られ、あちこちに制約が潜んでいるので何とも鬱陶しい。ペットの犬じゃあるまいし、上司や先輩から一々命令されて仕事するのはウンザリだ。もし、自分たちの好き勝手に生きることが出来たら、どんなに素晴らしいことか。

  東大や京大といった名門大学の赤い教授は、こうした若者に目を附け、笑顔で彼らの自尊心をくすぐろうとする。そしてトドメの一撃、「君らで社会を構築できるんだよ!」と囁く。大学で給料をもらいながら、社会主義や共産主義を実現したいと欲する活動家は、無防備な学生を前にして、「君たちは一流大学に合格し、優秀な成績で卒業するエリートだ。国家は君の肩にかかっている。民衆政治なんて所詮まやかしだ。政治家どもはドブ板選挙が得意なだけで、専門用語も何も知らないド素人。卓越した頭脳を持つ若きエリートこそが、無知な大衆を導くのである!」と語りかける。受験を潜り抜けただけで人生の成功を掴んだと錯覚する大学生は、「そうだ、俺達が国家の中枢を担うんだ !」と思ってしまう。まぁ、職業左翼にかかれば、学校秀才なんてチョロイものだ。老獪な左翼教授どもにとったら、大学生なんてちょっと早熟な小童(こわっぱ)に過ぎない。

  一方、血気盛んな若者にとり、理性的社会設計を否定する保守思想は退屈だ。「保守」と聞けば、大抵の者は「守旧派」と解釈する。だいたい、祖先から受け継いだ国家を子孫に継承するだけなんて面白くないし、ゾクゾクするような興奮も感動も無い。60年安保世代や70年代の新左翼だと、昔を振り返って「あの頃は俺も未熟だったけど、毎日やり甲斐があった。子供ぽっい理想と言われりゃそれまでだが、俺達は希望と若さで輝いていた。機動隊相手にゲバ棒を振り回したけど、あれはあれで結構楽しかったなぁ~」と懐かしむ。今の大学生からみれば愚の骨頂だけど、安全な抵抗運動ほど楽しいものはない。何しろ、「平和」や「民主主義」と叫ぶ暴力学生が対峙したのは、心優しい日本の警察官。いくら兇暴な学生どもが火焔瓶を投げつけても、機動隊がライフルやショットガンで彼らを撃ち殺すことは決してなかった。支那人やロシア人の治安部隊なら、学生の暴動なんて簡単に制圧できるだろう。機関銃で皆殺しにしてもいいし、装甲車で轢き殺すという手口もある。しかも、逮捕されれた学生は、強制労働所へ送られるか、闇から闇へと知らぬ間にあの世行き。

  とにかく、日本の学生は甘えん坊で、自分たちが警官を襲撃しているのに、相手から警棒で反撃されると、「おい、痛いよ ! 何するんだ! 暴力反対!」なんて口走る。菅直人は昔からズル賢く、危なくなれば仲間を見捨てて、我先にと“いち早く”逃げていた。戦後の日本では卑怯者ほど出世するようだ。宮沢喜一は祖父(小川平吉)の小細工で徴兵逃れをし、大蔵省で銭勘定をしながら終戦を迎えていた。中曽根康弘は胡耀邦のために靖國の英霊を斬り捨てて大勲位となり、まだしぶとく生きている。小泉純一郎は拉致被害者を北鮮に戻そうとしたし、福田康夫は支那人に媚びて、「相手の嫌がることはしない」と述べていた。呆れたことに、外務大臣を経て総理になった、この二世議員は、相手が喜ぶことだけをやるのが国際政治だと思っていた。まぁ、日本国民に外政への関心が無いんだからしょうがない。

  話を戻す。保守主義に魅力が薄いのは、「理性」を葵の御紋にしないからだろう。政治学や法学、哲学の講義を受ける学生は、この言葉に痺れてしまうが、理性で社会を動かすことは容易ではなく、大抵の場合、悲惨な結果を招くことが多い。政治哲学の泰斗フリードリッヒ・フォン・ハイエックは、理性で社会を設計できるとする「知的構築主義(intellectual constructivism)」を批判し、社会主義者の政策を危険なものと見なしていた。我々が大切にすべきなのは、長い歴史を通して生成され、徐々に進化した自然的秩序(spontaneous order)の方である。この秩序は少数のエリートにより設計・構築されたものではなく、不特定多数の人間が試行錯誤を繰り返しながら、偶然つくり上げた歴史的遺産とも言える。例えば、皇室も日本の歴史から生まれた伝統で、誰かが意図的に設計し、統治機構の中に押し込めものではない。日本人が仰ぎ見る皇室伝統は、経済性とか合理性とは懸け離れたもので、理性至上主義者から見れば無駄の塊である。

  しかし、非合理的であるがゆえに、長続きしているとも言えるのではないか。計算尽くの天皇陛下なんて想像できない。数量化できない温情とか国民との紐帯があるからこそ、日本人は陛下を敬愛し、自らの命を懸けて必死に守り抜こうと考える。ところが、日教組の洗脳で育った財務官僚は違う。彼らは「皇室行事とか神道の儀式なんて税金の無駄遣いだ ! 大嘗宮に大金をつぎ込むのは無意味だから、造営予算を削っちまえ ! どうせアホな国民には解らないんだから・・・」と小馬鹿にし、日本の伝統を弊履の如く捨て去ってしまう。左翼教授に感化された国民は、皇室に対する尊崇の念を持たず、庶民の尊皇主義を古代の遺物とか、無知蒙昧の輩が信じる迷信と思っている。彼らはマック・ウェバーの社会学を聞きかじって、「あんなのは愚民を隷属させるために作られた支配制度だ。俺達は知能が高いから騙されないぞ !」と自惚れているのだろう。なるほど、高級官僚になる者は記憶力や事務処理能力に長けている。だが、彼らが作り出すもので魅力的なものは一つも無い。皮肉なことに、彼らが得意とするのは前例を踏襲することだ。例外は新しい税を創り出すこと。

  安倍総理は保守派国民を喜ばすために、以前『美しい国へ』という本を書いた。その中で彼は世間に蔓延していた保守主義への嫌悪感を反駁し、祖父の信条を受け継ぐ孫を演出してみせた。安倍氏は故郷の偉人、吉田松陰が好んで口にした孟子の言葉、「自ら反(かえり)みて縮(なお)くんば千万人といえども吾(われ)ゆかん」を引用し、「自分なりに熟慮した結果、自分が間違っていないという信念を抱いたら、断固として前進すべし」を信条にしていると仄めかした。(安倍晋三 『美しい国へ』 文藝春秋、2006年、p.40.) なるほど、二回の消費税アップは、自らの信念を貫いた結果だったのか。しかし、この増税により日本経済はガタガタだ。世界経済の落ち込みにに加え、国内の消費低迷と個人所得の低下となれば、国民の生活はより一層逼迫し、その精神も急激に萎縮して行くだろう。これで憲法を改正を達成でき、「日本の独立」を恢復できるのか? 自衛隊は慢性的な人員不足に悩んでいるのに、財務省は更なる予算の削減を考えているんだぞ。憲法改正なんて時間的に無理だし、身内の公明党が反対するから絶対に無理だ。たぶん、安倍総理は野党や創価学会に大幅な譲歩をするだけで、実質的な改憲は「お預け」となるに違いない。

  「保守」を気取る安倍氏は、日本国民に対し「美しい国」をちらつかせて喜ばせたが、実際に喜んだのは支那人や朝鮮人といったアジア移民で、昔から日本に住む日系日本人ではない。この総理大臣は著書の中で、「この国に生まれ育ったのだから、わたしは、この国に自信をもって生きていきたい」(上掲書、p.26.)と述べていたが、他の日本人は安倍政権の政策により打ちのめされ、この「自信」を失いかけている。安倍氏は大声で「保守主義」を叫ぶ気は無いが、それでも「現在と未来、そして過去に生きていた人々に対して責任を持っている」という。彼にとって「保守主義」はイデオロギーではなく、「日本および日本人にについて考える姿勢」であるらしい。(上掲書、pp.26-27.) へぇ~。日本人のことを考えて増税を断行し、アジア移民を「技能研修生」と呼んで招き入れていたのか。安倍氏は「長期政権を築いた総理」との自負を持っているようだが、後の歴史家は「日本を壊した極悪人」との烙印を押すだろう。幻滅した保守派国民は安倍総理を叩き始めているが、この裏切者が退陣しても、その後を継ぐのが菅とか進次郎じゃ頭が痛くなるよねぇ~。
  



人気ブログランキング