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黒木 頼景
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酷評が飛び交うフィナーレ作品

Star Wars 004Star Wars Naomi








  去年12月、スター・ウォーズ』シリーズの完結編、エピソード9が公開された。約40年にも及ぶ人気作品のフィナーレとあって、長年のファンは「どんな結末になるんだろう?」と胸を膨らませ、劇場へと足を運んだはずだ。ところが、待望の作品を目にした観客の多くは、「えっ、こんな代物なのか・・・」と落胆したらしい。もちろん、「凄い、素晴らしい!」と感激した観客もいるが、熱狂的な「スター・ウォーズ」ファンは、あまりにも酷い出来なので、「何だ、この脚本は !! 無茶苦茶な展開じゃないか!」と激怒したそうだ。憤懣やるかたない往年のファンは、エグゼクティヴ・プロデューサーのキャサリン・ケネディー(Kathleen Kennedy)を非難し、監督のJ.J.エイブラムズ(Jeffery Jacob Abrams)を怪獣みたいに「ジャ・ジャ・エイブラムズ」と呼んでいた。

  アメリカの観客や評論家は、立場によって意見が分かれているらしい。TVゲームで育った世代は、壮大なSF物語に感動し、多少不満は残るものの概ね満足。一方、配給会社に気兼ねする批評家達は、どんなに下らなくても大絶賛。日本の映画評論家も似たり寄ったりで、将来の生活を考えると、「素晴らしい作品です」とベタ褒めするしかない。やはり、日頃お世話になっている映画会社には刃向かえず、手が赤くなるほど「ゴマ」をするのか鉄則。しかし、作品の「質」を重視する映画ファンだと不満なようだ。いくらCG(コンピューター技術)で豪華な映像を造り上げても、魂を揺さぶるような脚本じゃなきゃ納得できない。まともな大人だと、派手な爆発シーンとかBGMを交えた剣劇を見せつけられても、「それがどうした?」と思ってしまうのだ。ユーチューバー世代の子供なら、巨大な「デス・スター」が現れたり、ライトセイバーのチャンバラ劇を見れば、「うぁぁ~、すごい !」と嬉しがるが、目の肥えた大人では、それは無理。いくら技巧を凝らした宇宙戦争を観ても、「予想できる定番のシーンだよなぁ~」と白けてしまう。もっと感動的な完結編を期待していたファンは、まるで“肩透かし”でも喰らったような気分となり、「何だ、この程度か・・・」と呟きながら映画館を後にする。

Kathleen Kennedy 1JJ Abrams 4Rian Johnson 2








( 左 : キャサリン・ケネディー  / 中央 :  J.J.エイブラムズ   /  右 : リアン・ジョンソン  )

  『スター・ウォーズ』は原作者のジョージ・ルーカスから「ディズニー社」へと権利が移ってから、「変質」し「おかしく」なった。前作の『最後のジェダイ』を観た人なら解ると思うが、惑星クレイトでルーク・スカイウォーカーとカイロ・レンが戦うシーンがあった。まるで巌流島のような激闘の末、カイロ・レンのライトセイバーがルークの体を貫く。だが、剣が突き刺さるルークの肉体は本物ではなかった。それは、別の惑星からフォースで操られたルークの「分身(幻影)」に過ぎなかったのだ。「本物のルークは?」と言えば、惑星「オク=トー」の孤島にいて、蜉蝣(かげろふ)のように絶命する。信じられないが、これがルーク・スカイウォーカーの最期だ。こんなラスト・シーンを観れば、誰だって「何だよぉぉ~、こんな終わり方“アリ”なのかぁ~」とボヤいてしまう。筆者もエピソード8『最後のジェダイ』を観たけど、呆れてモノが言えなかった。色々な場面で溜息や怒りが沸き起こってきて、プロデューサーのケネディーと監督のリアン・ジョンソン(Rian Johnson)に石を投げつけたくなった。もう、設定や脚本が“適当”を通り越して、ハチャメチャ、“突っ込みどころ満載”の仕上がりなんだから。

  エイブラムズやケネディーが作ったストーリーには不満が尽きないけど、もっと厭なのはPC(政治的に正しい酷)に基づいたキャスティングの方だ。特にエピソード7以降の作品は見るに堪えない。出演者の顔を見ただけでもウンザリする。以前、当ブログ(記事A記事B)で述べたけど、プロデューサーや監督が目標としたのは、歴史に残る「名作」を生み出すことじゃなく、政治的理想の「追求」なんだろう。つまり、彼らは「主要キャラクターが白人だけではいけない。もっと様々な人種を採用して、幅広い客層を取り込まねば !」と考えていたんじゃないか。

John Boyega 43Daisy Ridley 1123Oscar Isaac 54








(左 : ジョン・ボイエガ   / 中央 : デイジー・リドリー   /   右 : オスカー・アイザック )

  新たな三部作の第一弾となった『フォースの覚醒』(2015年)では、主人公が「レイ」という女性に変わり、裏切者となるストームトゥルーパーには、黒人男優のジョン・ボイエガ(John Boyega)にお鉢が回ってきた。(露骨に言うと、黒人の観客を増やすため、「黒ん坊」のキャラクターを出さねば、というのが制作者側の考えだ。白人でも黒人でも、緑の紙幣を持ってくる奴が「大切」なんだから。) しかも、主要キャラクターとなる「Xファイター」のパイロット、ポー・ダメロン役には、ヒスパニック系のオスカー・アイザック(Oscar Isaac)が就いていた。この配役を知った一部の白人ファンは落胆した。ルーク・スカイウォーカーの後継者となる人物には、きっと力強い青年俳優が採用されるんだろう、と期待していたのに、蓋を開けてみると、喫茶店のウェイトレスみたいな女優なんだから。「女性の社会進出」を推進するキャサリン・ケネディーは、小娘同然のデイジー・リドリー(Daisy Ridley)を採用した。筆者は彼女の演技力に文句は無いけど、主人公に適任とは思わない。やはり、ルークの弟子には『ヴァイキングズ』のトラヴィス・フィンメル(Travis Fimmel)とか、『ザ・ラスト・キングダム』のアレグザンダー・ドレイモン(Alexander Dreymon)、ないし『サンズ・オブ・アナーキー』のチャーリー・ハナム(Charlie Hunnam)みたいな役者がいい。こうした俳優なら、歐米の女性ファンも大感激だろう。(彼らは大人気の二枚目俳優だから、きっと「嵌まり役」となるに違いない。また、こうした人物なら「カイロ・レン」の役にもピッタリだ。)

Travis Fimmel 10Alexander Dreymon 4Charlie Hunnam 5








(左 : トラヴィス・フィンメル    / 中央 : アレグザンダー・ドレイモン   /  右 : チャーリー・ハナム )

  ところが、監督のエイブラムズや脚本家のローレンス・キャスダン(Lawrence Kasdan)ときたら、西歐系白人を称讃するような風潮が大嫌い。二人とも白人社会に恨みを抱くユダヤ人。彼らは雑種社会を理想としている。こんな左翼系ユダヤ人がキャスティングを握っているから、ボイエガとアイザックが主要キャラクー役になっても不思議じゃない。ボイエガは形式上、「ブリテン人男優」となっているが、彼の両親はブリテン国籍を持つナイジェリア人。ゲルマン系の「イギリス人」とは程遠い漆黒の人物だ。アイザックの方もヨーロッパ系アメリカ人ではなく、白人らしきヒスパニックときている。彼の母マリアはグァテマラ人で、父のオスカーはキューバ人。もっと酷いのは、「カイロ・レン」を演じるアダム・ドライヴァー(Adam Driver)の方だ。彼は自称「イギリス人とスコット人、オランダ人、ドイツ人、アイリス人」の混血らしいが、「本当かよぉ~?」と疑いたくなる。(Sarah Musgrove, "Star Wars Episode 7 : Six things you need to know about Adam Driver", Metro, 30 April 2014.) まぁ、国籍と人種は必ずしも一致しないから、よく調べないと血統的素性は判らない。

Lawrence Kasdan 1Adam Driver 2Alexander Skarsgard 2Gustaf Skarsgard 5








(左 : ローレンス・キャスダン  /  アダム・ドライヴァー  / アレクサンドル・スカルスガルド  /  右 : グスタフ・スカルスガルド)

  歐米のファンはあからさまに言わないが、「もっと他にマシな俳優はいなかったのか?」とグチりたくなる。なぜなら、アダムの顔が銀幕に映し出されると、何となく間抜けに見えてしまうからだ。とりわけ、「カイロ・レン」という役柄の“凄み”が、ちっとも伝わってこない。辛口のファンになると、「あれはダースベイダーのパロディーなのさ!!」と鼻で笑っている。筆者がエグゼクティヴ・プロデューサーなら、スウェーデン人俳優のアレクサンドル・スカルスガルド(Alexander Skarsgård)みたいな俳優を採用する。彼はTVドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』に出演した男優で、グスタフ・スカルスガルド(Gustaf Skarsgård)の兄貴。弟のグスタフは、ヒストリー・チャンネルの大ヒット・ドラマ、『ヴァイキング』で「フロキ」役を演じ、圧巻の演技力を見せつけている。実際に観てもらえば判るけど、本当に実在したかのようなヴァイキングを演じているのだ。このグスタフに比べたら、日本の役者なんて素人以下。渡辺謙や真田広之だって高校生ていど。一般人が観ても「あっ、格が違う!」と即座に判ってしまうだろう。ホント、ヨーロッパには凄い役者がいるもんだ。

  エピソード8に当たる『ラスト・ジェダイ』では、もっと酷い配役がなされていた。ケネディーや監督のリアン・ジョンソンは、アジア人とヒスパニック系の観客数を増やすため、ベトナム系女優のケリー・マリー・トラン(Kelly Marrie Tran)、および南米系のベニチオ・デル・トロ(Benicio del Toro)を起用した。まぁ、デル・トロに関しては、卓越した演技力があるので“容認”できるが、問題なのはトランの方だ。彼女のキャスティングに対してはブーイングの嵐。インターネットは「何だ、あの東洋人 ! 」、「彼女は必要ない !」、「どうして、こんな役者を捩じ込んだのか !」と大炎上。確かに、黒人のフィンとペアにして、マイノリティー用のファン・サービスにしたつもりなんだろうが、熱心なファンからはボロクソに叩かれ、トランは自身のSNSを一時的に封鎖する破目になった。制作側のディズニーも「これはマズい! 裏目に出てしまった !」と反省し、新作を宣伝するとき、彼女を“そっと”後ろへ押し込めるようにしたらしい。(ハリウッドの左翼どもは、日本人の観客も馬鹿にしており、日系人の俳優を出演させれば、日本人は喜ぶはずだ、と思っている。でも、『ワイルド・スピードX2』のデヴォン青木とか、『Arrow』に出演したリラ福島を目当てに、アメリカ映画を見に行く日本人は一体、何人いるんだ? 日本人は釣り堀の鮒じゃないぞ。)

Kelly Marie Tran 4Naomi ackie 1Victoria Mahoney 3Benicio del Toro 3







(左 : ケリー・マリー・トラン   / ナオミ・アッキー   / ヴィクトリア・マホーニー  / 右 : ベニチオ・デル・トロ  )

  でも、左翼ユダヤ人のJ.J.エイブラムズは、多民族主義のイデオローグ。人種的多様性を更に加速させ、黒人女優のナオミ・アッキー(Naomi Ackie)を起用する。彼女は元「ファースト・オーダーのストームトゥルーパー」役。もはや、『スター・ウォーズ』は「人種の坩堝(Melting Pot)」を実行する宣伝映画だ。エイブラムズは外野からの罵声に充分気づいているが、そんなのはお構いなし。それどころか、彼のマイノリティー採用はまだ続く。この頑固者は、セカンド・ユニットの監督に黒人のヴィクトリア・マホーニー(Victoria Mahoney)を抜擢したのだ。これはスター・ウォーズ映画初の黒人監督となる。エイブラムズはあるインタヴューの中で言及し、こうした人事は自分にとって重要で、とても誇りに思っている、と述べていた。彼は「マイノリティー」である黒人女性に要職を託したこと、つまり、「俺でなけれは与えられなかったチャンス(opportunity)を彼女に与えたんだ」、と自慢していた。

  ユダヤ人左翼ってのは、西歐世界で高邁な理想を掲げ、それを実現させて優越感に浸ろうとする。しかし、これによって現地人がどれほど迷惑を蒙ろうが、一向に気にすることはない。なぜなら、アメリカやヨーロッパは、彼らの祖国じゃないからだ。したがって、「よその国」がどうなろうが、知ったこっちゃない。それなら、アメリカに住むエイブラムズは愛しいイスラエルに移住して、現地のアフリカ人やアラブ人を積極的に抜擢すべきだ。でも、そんなことをしたら同胞のユダヤ人から、こっぴどく叩かれる。イスラエルにはナチスもたじろぐ程の「黒人嫌い」が存在するから、黒人優先主義なんて御法度。だから、甘っちょろい白人を利用したいエイブラムズは、ずっとアメリカに住み続ける。

カットになったレズビアン・キス

  日本の映画評論家や地上波テレビは、大スポンサーとなるディズニー社に媚びる。たとえ失敗作でも、レトリックを使って「傑作」に祭り上げるのが彼らの得意技。しかし、今回の映画『Star Wars : The Rise of the Skywalker』には、報道したくない「瑕疵(かし)」がある。それはレズビアンのキス・シーンだ。日本の観客だと、「そんな場面あったかしら・・・」と首を傾げるが、レジスタンスがファースト・オーダーに勝って、皆が歓声を上げるシーンを眺めれば判る。ほんの数秒だけど、カメラが群衆を舐めるように映していた時、この中に二人の女性がいて、抱き合いながらキスを交わしていたのだ。これを見つけたシンガポールは、宗教的観点からか、「ふしだらな・・・」と眉を顰めた。ディズニー社も、このシーンを「マズい」と思ったのか、早速この場面だけを削除し、現地に配慮したヴァージョンで公開した。("The Rise of Skywalker : Disney cuts Star Wars same-sex kiss in Singapore", BBC News, 24  December 2019.) 日本の評論家は、スポンサーに気兼ねして「無かった」かのように沈黙する。筆者は観ていないから断言できないが、日テレの「ミヤネ屋」とかフジテレビの「グッディー」は“ちゃんと”伝えたのか?

JJ Abrams 1Star Wars gay kiss









(左 : 同性愛者を支援するエイブラムズ  /  右 : 抱擁してキスをするレズビアン)

  世間から批判を受けたエイブラムズは、ちっとも反省などしていない。彼は言う。「あれは祝賀のワン・シーンなんだよねぇ~。・・・スター・ウォーズには、色々な人がいて、誰でもウェルカムなんだ。あなたの性的嗜好、または、あなたの種族や部類、有機的であろうが合成体であろうが、そんなの構わないのさ。スター・ウォーズはみんなのものなんだ。この映画はみんなを代表しているんだよ」、と。(Brian Gallagher, "Star Wars : The Rise of Skywalker director J.J. Abramsreveals why he included the franchise's first same-sex kiss", Daily Mail, 26 December 2019.) たぶん、エイブラムズは怒りをぶつけてくる白人観客が嫌いなんだろう。彼らが一連の新三部作を酷評し、「スター・ウォーズをメチャクチャにした張本人」と罵っているのに腹を立て、嫌がらせのように、もっと神経を逆なでするような場面を挿入したのかも知れない。この忌々しいユダヤ人は、たった数秒のレズビアン・シーンを入れたことで、同性愛者にも配慮したと自慢しているのだ。

  日本の一般観客は、こうした“特別配慮”を聞くと、「えぇぇぇ、ヤダぁぁ~、気持ち悪い!!」と怪訝な顔をするが、左翼の制作者は更なるゲイ文化を推し進めようとしている。まだ憶測に過ぎないが、エイブラムズはフィン(ジョン・ボイエガ)とポー(オスカー・アイザック)の同性愛を示唆した。つまり、彼は同性愛者の観客に向けて、「スター・ウォーズは、貴方たちのことを無視していません。我々は貴方たちを代表するキャラクター作りを考えているんですよぉ~」と囁く。エイブラムズは明言していなかったが、別の映画(スピンオフ)で実現したいと仄めかしていた。(Eric Hegedus, "Star Wars : The Rise of Skywalker has a same-sex kiss -- but not the one fans hoped for", New York Post, December 19, 2019.) 誠に恐ろしい予言に思えてしまうが、エイブラムズのような制作者なら本気でやりそうだ。でもさぁ、フィンとポーのキス・シーンなんか見たいのか? 少なくとも、日本のファンは望んでいないぞ。

 昔、新聞は「左翼が作ってヤクザが売る」と言われたが、『スター・ウォーズ』は「ユダヤ人が作って白人が演じる」というドル箱になっている。『スカイウォーカーの勃興』で脚本を担当したのは、コリン・トレヴォロー(Colin Trevorrow)で、彼もユダヤ人。トレヴォローはスピルバーグの映画シリーズ、『ジュラシック・ワールド』の脚本家として有名だ。彼は母親の血筋によりユダヤ人となっており、祖母はカリブ諸島に住んでいたセファラディー系ユダヤ人であった。(Tampa Jewish Federation, June 10, 2015) ハリウッドは「ユダヤ人村」と呼んでいいくらい、ユダヤ人がウジャウジャいる。『ラスト・ジェダイ』でプロデューサーを務めたラム・ベルグマン(Ram Bergman)もユダヤ人で、彼はイスラエル生まれときている。("Israeli Ram Bergman to Produce New Star Wars Movies", Jewish Business News, June 23, 2014)  イスラエルは彼の人格形成に大きな影響を与えたんだって。滝沢カレンみたいに「へぇぇ~」と言いたくなるが、肝心の中身は無い。神田松之丞から「どんなところが?」と訊かれたら困ってしまう。

Colin Treverow 1Ram Bergman 1John Weitz 3







(左 : コリン・トレヴォロー  / 中央 : ラム・ベルグマン  / 右 : ジョン・ワイツ )

    『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品、『ローグ・ワン(Rogue One)』の制作者も「くせ者」ばかり。脚本を手掛けたクリス・ワイツ(Chris Weitz)もユダヤ人で、彼は筋金入りの左翼分子。彼の父親ジョン・ワイツは、元々ドイツに住むユダヤ人で、裕福な家庭に生まれたそうだ。しかし、ナチスが台頭するとドイツを離れ、上海経由でアメリカに移住したらしい。(Naomi Pfefferman, "An Immigrant Struggle for a Better life for His Son", Jewish Journal, June 1, 2011.)  米国に帰化したジョンは19歳の時、「OSS(米国の諜報機関)」に所属すると、ドイツに戻ってスパイ活動に従事した。戦後はデザイナーやカーレース業を経て作家となり、『ヒトラーのドイツ』という本も出している。ユダヤ人というのは朝鮮人以上に陰湿な民族で、千年経っても恨みを忘れない。ユダヤ人を迫害したドイツ人は不倶戴天の敵である。ジョンはドイツ領事館で発給されたパスポートをずっと保持していたそうだ。この旅券には「J(ユダヤ人を意味する文字)」というスタンプが押されており、屈辱の象徴となっている。(Gay Pauley, "Many Faces of John Weitz", United Press International, January 4, 1983.)

Chris Weitz 2(左  / クリス・ワイツ )
    こんな父親の影響を受けたのか、息子のクリスも人種差別に敏感で、トランプ大統領を「レイシスト」呼ばわり。彼はトランプが大統領選挙で勝利を得ると、「帝国は白人至上主義者の組織だ」とのツイートをしたそうだ。(Tse Yin Lee, "Love for Louis Tomlinson and Trump supporters say dump Star Wars", BBC News, 9 December 2016.) しかし、「これはヤバい!」と思ったのか、彼は「映画を政治に結びつけて済まないことをした」と謝罪し、このツイートを削除した。しかし、こんなのは建前の反省だ。以前、彼は南米人を排斥するアリゾナの移民法に反対したことがあり、異民族を排除しようとする右翼や多民族キャスティングに反論する白人を憎んでいる。『ローグ・ワン』の配役もPCに基づいており、主役には白人女優のフェリシティー・ジョーンズ(Felicity Jones)を据えていたが、脇役は異民族だらけ。例えば、ヒスパニックのディエゴ・ルナ(Diego Luna)とか、アジア系のジアン・ウェン(Jian Wen)とドニー・イェン(Donnie Yen)、パキスタン系のリズ・アフメッド(Riz Ahmed)、黒人のフォレスト・ウィティカー(Forest Whitaker)が脇を固めていた。

Felicity Jones 4Jian Wen 2Riz Ahmed 3Forest Whitaker 2








( 左 : フェリシティー・ジョーンズ / ジアン・ウェン  / リズ・アフメッド  / 右 : フォレスト・ウィティカー )

Rey in Disneyland 2(左  / ディズニーランドで「レイ」に扮するパーク職員 )
 ディズニー社はグローバル市場を見据え、様々な人種を配置することで、人気シリーズの『スター・ウォーズ』を更なる稼ぎ頭にしようとしている。一部の白人ファンが激怒しようが、そんなのは大海に降り注ぐ小便ていど。CGを駆使した壮大な映像作品にすれば、ゲーム世代の若者は感動するし、有色人種の俳優を起用すれば、黒人や南米人の観客は諸手を挙げて喜ぶ。それに、奇妙な宇宙人をたくさん投入すれば、キャラクター商品が飛ぶように売れるから、ディズニー社の重役達は札束を目にしてウキウキ、「チョロいもんだぜ!」と笑いが止まらない。ディズニーランドには、スター・ウォーズの世界を再現したテーマ・パークがあり、登場人物を真似た無名役者が敷地内をウロウロしている。これなら、訪れた子供は大喜びだ。チューバッカに扮した従業員に会えば、親子揃って記念撮影となるからね。筆者が驚いたのは、「レイ」にそっくりな従業員が、子供達を相手に園内を案内していたことだ。さぁ~すが、本場のディズニーランドは、ちゃんと“ソックリさん”を雇っている。たぶん、日本人観光客だと、「デイジー・リドリー本人が働いている!?」と勘違いするぞ。ホント、アメリカ人は商売が上手い。

Diego Luna 2Michael Eisner 4Bob Iger 2








(左 : ディエゴ・ルナ  /  中央 : マイケル・アイズナー / 右 : ボブ・アイガー )

  とにかく、ディズニー社はどんなに批判されようが、これからも「スター・ウォーズ」シリーズを作り続け、ジョージ・ルーカスの名作が骨と皮だけになるまでシャブリ尽くすつもりだ。(彼らは暴力団と同じで、一度手込めにした「上玉」を徹底的に搾り尽くす。一般人でも、女をシャブ漬にして売春させるのを知っているじゃないか。) 作品の「質」とか、登場人物の内面なんかどうでもいい。イチに銭、次にゼニ、三番目もゼニで、10の25乗くらいの番になってもゼニである。ディズニー社の経営者にとって、創業者であるウォルト・ディズニーの理想なんて、押し入れに生えたカビと同じだ。ゼニのためなら、黒人やゲイでも大歓迎。以前のCEOマイケル・アイズナー(Michael Eisner)と現在のCEOボブ・アイガー(Bob Iger)は、共に銭ゲバのユダヤ人。アイズナーはあろうことか、ディズニーランドで「ゲイの日」を実現した人物だ。米国の日産もスポンサーになっていたから、疑う人は日本の日産社員に聞いてみろ。どんな顔で答えるのか楽しみだ。

  筆者も子供の頃、『スターー・ウォーズ』のエピソード4と5を観て感動し、それ以来のファンである。だから、新三部作に激怒するアメリカ人の気持ちは痛いほどよく分かる。だが、エピソード7や8は劇場で観る気がしなかったので、DVDを借りることにし、自宅で嘆いた。スピンオフの『ソロ』もレンタルDVDで観たけど、あまりにも酷い作品なので、30分くらい経ったところで観るのを止めてしまった。早送りでスキップなんて滅多にないのに、『ソロ』ではつい指が動く。筆者はB級映画でも、一応最後まで観賞する方だが、『ソロ』は驚くほど退屈なので、途中で苦痛になってしまい、観るのか辛くなってしまった。世界市場を考慮した制作陣は、じっくりと脚本を練るより、色々な人種の役者を取り揃える方に心を砕くようだ。お正月だから、気軽な感想を述べるつもりだったけど、結局は政治的な批判になってしまった。愚痴をこぼしても仕方ないけど、最近のハリウッド映画って薄っぺらな作品ばかりだよねぇ~。



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