教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
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支那を擁護する大富豪

Bill Gates & Warren BuffettBill Gates in Africa 4







(左 : ビル・ゲイツと盟友のウォーレン・バフェット  /  右 : アフリカで慈善活動に従事するビル・ゲイツとメリンダ夫人)
 
  武漢ウイルス騒動は、グローバリズムの中断をもたらしたが、それと同時に、グローバリストの闇浮き上がらせる結果となった。世界規模の感染拡大で米国や西歐は膨大な被害を受けてしまい、激怒したアメリカ人とヨーロッパ人は、ウイルス感染の初期段階を意図的に隠した習近平を厳しく非難し、天文学的な損害賠償を求めている。ところが、我が国は痴呆症の楽園と化しているのか、連日連夜、アベノマスク、PCR検査、医療崩壊、特別給付金の話題ばかり。公共の電波で私腹を肥やすテレビ局は、北京政府への非難が沸き起こらないよう、下らない三面記事で時間を潰し、国民の怒りが習近平様に及ばぬよう努力している。ホント、テレビ局の重役は支那人の銭か女を貰っているんじゃないか、と思えるくらいだ。

  ところが、米国にも“おかしな”奴がいる。それも、只のチンピラじゃない。巨大企業のマイクロソフト社を創業したビル・ゲイツ氏だ。彼は4月26日、CNNの報道番組に出演し、司会のファリード・ザカリア(Fareed Zakaria)からインタビューを受けた。その会話の中で、ザカリア氏が支那を批判すると、ゲイツ氏は同調せず、むしろ、“擁護”する発言を述べていたから驚く。ゲイツ氏曰く、人々は後知恵で色々な事を言うけど、「支那はパンデミックが発生した初期段階で“正しい事をたくさん”したんだ !」、と。さらに、彼は世界保健機構(WHO)に関しても“代理人”のように振る舞い、「そりゃあ、後々になって振り返れば、WHOはもっとマシなことを出来たんじゃないか、と言えるけどさぁ」と弁護に廻り、WHOほどCDC(米国の疾病対策センター)と密接に連携して動いた機関は他に無いんだよねぇ」と述べていた。("Bill Gates defends China's COVID-19 response, says it did lot of things right", The Week, April 27, 2020.)

  もし、ビル・ゲイツのことを知らない日本人がいたら、「こいつ、朝日新聞に傭われたアメリカ人か?」と思ってしまうだろう。それも、そのはず。ゲイツ氏は支那を守るため反撃に転じ、武漢ウイルスに取り組んむ合衆国政府を批判し、その対応を「殊のほかマズかった(particulary poorly)」と評価した。さらに、彼は支那共産党を擁護すべく、北京政府への非難は「焦点ずらしだ(distraction)」、と述べていたのだ。("COVID-19 : Bill Gates defends China, calls blame-game a distraction", WION, April 27, 2020.) たぶん、支那人を庇いたいゲイツ氏は、習近平の責任をうやむやにしたかったのだろう。江沢民の傭兵みたいな河野洋平じゃないけど、彼はウイルスの発生源を曖昧にしたいのだ。リベラル派のアメリカ人は、習近平を槍玉に挙げるトランプ大統領に反撥しているが、「新型コロナウイルス」を「チャイナ・ウイルス」と呼ぶトランプ氏は正しい。

  ところが、ゲイツ氏はこれに反対し、3月19日、自分のツイッターに意見を投稿し、「我々はこれを支那ウイルスと呼ぶべきではない(We should not call this Chinese virus.)」と表明したのだ。もう、呆れる程の支那贔屓だが、北京政府にとっては“有り難い”著名人だ。早速、支那の対外テレビ局「CGTN(China Global Television Network)」はゲイツ氏をゲストに招き、その貴重な御意見を配信した。(この「CGTN」は、「中国中央電視台」が傘下に収める世界ネットワーク部門。つまり、対外政治工作用のプロパガンダTV局ということだ。)

  ついでに言えば、「武漢肺炎」とか「武漢ウイルス」という言葉を避ける日本人の方も間違っている。もし、このまま「コロナ」という省略語を用いれば、後の世代は、この流行病がどこで発生し、どこから拡散したのか判らなくなる。おそらく、北京政府に“弱み”を握られた幹部がテレビ局内にいるんだろう。一般国民は気づいていないが、支那人は自分の責任を曖昧にすべく、「日本病毒(ウイルス)」と呼んで他国に責任転換している。まったく、図々しいというか、芯から悪質な民族だ。

「チャリティー」に励むユダヤ人

  「慈善活動」と言えば“聞こえ”がいいけど、慈善家の全てが無償の愛を与えている訳じゃない。中には“更なる儲け”を求めてボランティア活動に勤しむ連中がいる。とりわけ、「銭ゲバ」から「天使」に変身したユダヤ人は何となく怪しい。ユダヤ人の大富豪は高邁な理想を掲げて貧しい人々に施しを授けるが、その根底にはグローバリズム(世界統一)やマモニズム(拝金主義)が流れているので、一般人はうっかり信用すると痛い目に遭う。「オープン・ソサエティ財団」を創設したジョージ・ソロスなどは、アメリカ以外でも慈善活動に熱心だが、彼の出身国であるハンガリーでは蛇蝎の如く嫌われている。ハンガリーの愛国者はソロスの危険性を察知し、政治家と共に「ユダ公は出て行け !」と大合唱していたくらいだ。

Mark Zuckerberg 1Dustin Moskovitz 2Justin Rosenstein 3








(左 : マーク・ザッカーバーグ / 中央 : ダスティン・モスコヴィッツ  / 右 : ジャスティン・ローゼンシュタイン )

  「銭が動くところにユダヤ人あり!」というのは歐米での常識だ。西歐人でも「銭儲け」となれば、ユダヤ人とツルむことは多い。こうした癒着はチャリティー活動でも同じで、ビル・ゲイツはユダヤ人の慈善家とも親しく、共同歩調を取っている。例えば、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)の相棒で、「フェイスブック」の共同創設者であるダスティン・モスコヴィッツ(Dustin Moskovitz)はゲイツと意気投合していた。不思議なことに、日本ではあまり知られていないが、モスコヴィッツ氏の純資産は約140億ドルもあるそうで、「フェイスブック」社を去った後、ジャスティン・ローゼンシュタイン(Justin Rosenstein)と一緒に「Asana」という会社を設立している。「もしかしたら・・」と勘ぐる読者は『無敵の太陽の』常連かも知れない。まさしく、このローゼンシュタインもユダヤ人。彼は「Asana」を創設する前、「グーグル(Google)」社に勤めており、生産管理を担当するソフトウェアー・プログラマーだった。テレビ局や映画・娯楽業界、金融街、出版業界などを見れば判るけど、ユダヤ人というのは同胞と組んで銭儲けをする場合が多い。

  十年くらい前のことだ。ビル・ゲイツと親友の大富豪であるウォーレン・バフェット(Warren Buffet)は、慈善活動を更に拡大すべく、他の大富豪に向かって「Giving Pledge(贈与の誓い)」への参加を呼びかけた。この運動が掲げる誓約は、賛同者は死ぬ前に少なくとも財産の半分を喜捨するという内容であった。アメリカの庶民だと、「資産の半分も他人にあげちゃうの?!」と唖然とするが、お金持ちは別。奇人、変人、宇宙人か鳩山由紀夫みたいな人種だ。彼らと比べればジミー大西なんか常識人。信じられないけど、この誓約に参加する者が続々と現れたので本当に驚く。でも、その賛同者リストを見ると、ユダヤ人がゴロゴロいるから更に驚愕だ。

Michael Bloomberg 2Charles Zegar 11David Rubenstein 3Ronald Perelman 1








(左 :  マイケル・ブルムバーグ  /  チャールズ・ゼガー  /  デイヴィッド・ルーベンシュタイン /  右 : ロナルド・ペレルマン)

  例えば、ニューヨーク市長を務めたマイケル・ブルムバーグ(Michael Bloomberg)、このプルムバーグと一緒に「Bloomerg L.P.」を創設し、自らの財団「Zegar Family Foundation」を率いるチャールズ・ゼガー(Charles Zegar)、「オラクル(Oracle)」社の会長を務めるラリー・エリソン(Larry Ellison)、「カーライル・グループ(The Carlyle Group)」の共同創設者で、「スミソニアン・インスティテュート」の会長を務めるデイヴィッド・ルーベンシュタイン(David Rubenstein)、「MacAndrews & Forbes Incorporated」を買収した金融資本家のロナルド・ペレルマン(Ronald Perelman)、「アイカン・エンタープライズ」の創設者で「Federal Mogul」の会長を務めるカール・アイカン(Carl Celian Icahn)、数学者にしてヘッジファンド・マネージャーとなった「ルネサンス・テクノロジー」社の創設者ジム・サイモンズ(James Harris Simons)などが挙げられる。

Larry Ellison 1Carl Icahn 2Jim Simons 1








(左 : ラリー・エリソン  / 中央 : カール・アイカン  /  右 : ジム・サイモンズ )

  他には「バーグルーエン・ホールディングス(Berggruen Holdings)」を率いる創設者のニコラス・バーグルーエン(Nicholas Berggruen)が挙げられる。彼はドイツ系ユダヤ人で、アメリカとドイツの二重国籍者であるらしい。この裕福な投資家は藝術家のパトロンらしく、アメリカ国内のみならずドイツでも美術館を支援しており、ベルリンにも「バーグルーウン・ミュージアム」を持っている。また、彼は政治活動にも深く関わっており、「外交評議会(CFR)」や「大平洋国際問題政策評議会(Pacific Council on International Policy)」、「ブルッキングス国際問題諮問委員会(Brookings International Advisory Council)」、「世界経済フォーラム(World Economic Forum)」のメンバーにもなっているのだ。

Nicholas Berggruen 2Michael Milken 8Cari Tuna 2








(左 :  ニコラス・バーグルーエン /  中央 : マイケル・ミルケン /  右 : カリ・トゥナ)

  ユダヤ人の慈善家はたくさんいるが、「Giving Pledge」に「ジャンク・ボンドの帝王」で知られるマイケル・ミルケン(Michael Robert Milken)が名を連ねているでギョッとする。日本でも彼の悪名は轟いているが、このミルケンときたら根っからの「悪人(ワル)」で、金融証券業界に身を置きながら、インサイダー取引、恐喝、詐欺、脱税幇助、とやりたい放題。しかし、こうした悪行がバレで裁判沙汰となり、10年の禁固刑を受けたが、様々な司法取引で2年に短縮されてしまった。また、トランプ大統領が誕生すると、ホワイトハウスの側近がミルケンを赦免するようトランプに働きかけたので、この悪徳ビジネスマンは大統領の恩赦を貰うことができた。暗黒面に堕ちたダースベーダー卿だって死ぬ間際に“やっと”改悛したというのに、ミルケンは端っから不正行為を気にせず、訴訟前から様々な非営利団体を作っていた。例えば、彼は1982年に兄弟のローウェル(Lowell)と共に「ミルケン・ファミリー財団」を創っていたし、「ミルケン研究所(Milken Institute)」も拵えていた。ミルケンは癌の治療に熱心で、癌研究に取り組む「Prostate Cancer Foundation」やシンクタンクの「Foster Cures」も創設していたというから、お金持ちは矢鱈と医療に食い込みたがる。そういえば、ロックフェラー財団も医療に多大な関心を寄せていた。野口英世の伝記を読むとよく分かる。

Cari Tuna & Dustin Moskovitz(左  /  ダスティン & カリ・モスコヴィッツ夫妻)
  「フェイスブック」の創設者であるマーク・ザッカーバーグとダスティン・モスコヴィッツも「Giving Pledge」に参加し、その財産の半分を贈与することを誓っていた。このダスティンには慈善活動におけるパートナーがいて、それが元の恋人で妻となったカリ・トゥナ(Cari Tuna)である。カリ夫人は元々ジャーナリストで、『Yale Daily News』や『Wall Street Journal』の記者を務めていた。イェール大卒の才女は、経済やテクノロジーのみならず、同性愛問題やエスニック文化も取り上げるリベラル派ときている。彼女は世のため人のために何か出来ないかと考える中で、ダスティンと出逢ったそうだ。ゴシップ雑誌によれば「ブラインド・デート」で知り合ったそうだが、ダスティンが持つ巨万の富を目にすれば、誰だって目が眩んでしまうだろう。カリは迷いもなく、このユダヤ人と結婚することにした。

Peter Singer 2(左  / ピーター・シンガー  )
  そのカリ夫人が暗中模索の中で手にしたのが、ピーター・シンガー(Peter Singer)による『The Life You Can Save』という書物だ。(Marc Gunther, "Giving in the Light of Reason", Stanford Social Innovation Review, Summer 2018.) シンガーは「効果的な利他主義(Effective Altruism)」の提唱者で、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットを称讃している。ただし、彼もユダヤ人ときている。高邁な理想を掲げるユダヤ人とくれば「山師」のような匂いが漂ってくるが、シンガーは最大公約の善を理想とする功利主義者。しかも、無神論の哲学者であるというから、如何にもユダヤ人らしい。そして、「またかよぉ~」とウンザリするが、彼はホロコーストで亡くなった祖父母を「売り」にしていた。もう、ユダヤ人は「ホロコーストの犠牲者」が両親や祖父母、親戚にいれば矢鱈と自慢するが、死因が銃殺なのか病気、事故なのか、それとも“とばっちり”で死んだのかを明確にせず、一色単に「悲劇の民族」に仕立て上げるからタチが悪い。多くの場合、死因が不明なので、ガス室で殺された事を臭わせている。

Holden Karnofsky 1Eli Hassenfeld 1









(左 :  ホールデン・カルノフスキー / 右 : エリ・ハッセンフェルド )

  ユダヤ人がユダヤ人の思想に影響を受けるのは納得できる。女房とタッグを組むダスティン・モスコヴィッツは、シンガーの本を読んで自分の財産を有意義に使おうと決心したそうだ。そこで、モスコヴィッツ夫妻は「Good Venture」という組織を創設し、慈善活動に乗り出した訳だが、彼らのチャリティーには「GiveWell」という別のユダヤ人組織が加わってきた。この「GiveWell」という慈善団体は、2007年にヘッジファンド会社に勤めていたホールデン・カルノフスキー(Holden Karnofsky)とエリ・ハッセンフェルド(Eli Hassenfeld)により創設された。(当初は「GiveWell Labs」という名称だったという。) もう紹介するのも厭だけど、カルノフスキーとハッセンフェルドは共にユダヤ人。彼らはヘッジファンド会社の「Bridgewater Associates」で働いていた時、「The Clear Fund」という基金を創って慈善活動を始めていたという。その後、二人は会社を辞めて慈善活動に専念するが、2012年に「Good Ventures」と提携したことで、モスコヴィッツが主要な献金者となった。やがて「Good Venture」と「GiveWell」は共同作業を始め、「オープン慈善プロジェクト(Open Philanthropy Project)」という事業を設立し、世界中の貧困、犯罪防止への改革、科学技術の促進、農業分野の改善、動物愛護、人権問題などに取り組んでいるそうだ。

David Roodman 2Ruth Levine 1George Soros 001Karl Popper 1








(左 :  デイヴィッド・ルドマン / ルース・レヴィン  /  ジョージ・ソロス  /  右 : カール・ポッパー)

  ちなみに、ハッセンフェルドが影響を受けた本もシンガーの『The Life You Can Save』であったという。その他だと、デイヴィッド・ルドマン(David Roodman)の『Due Diligence : An Impertinent Inquiry into Microfinance』やルース・レヴィン(Ruth Levine)の『Millions Saved : Proven Success in Global Health』であるそうだ。(Nico Pitney, "That Time A Hedge Funder Quit His Job And Then Raised $ 60 Million For Charity", THe Huffington Post, March 26, 2015.) 偶然なんだろうが、ルドマンもレヴィンもユダヤ人の知識人で、ハッセンフェルドばかりじゃなく多くのリベラル派を魅了している。そういえば、ジョージ・ソロスが影響を受けた『開かれた社会とその敵(The Open Society and its Enemies)』を書いたカール・ポッパー(Karl R. Popper)もユダヤ人だった。(ソロスの財団名「オープン・ソサエティー」はこの書名から由来する。) ホッパーはオーストリア・ハンガリー帝国時代のウィーンに生まれユダヤ人。彼はユダヤ人の親を持っていたが、キリスト教に改宗していたので、信仰の面ではプロテスタントのキリスト教徒になっていた。ドイツでナチスが台頭すると、危険を察知したポッパーはニュージーランドへ逃れカンタベリー大学で研究生活を送り、その後、ブリテンへ渡ってロンドン大学(London School of Economics)を生活の拠点としていた。

ビル・ゲイツのチャリティーには裏がある

Bill & Melinda Gates 2Warren Buffet 3








(左 :  ビル&メリンダ・ゲイツ夫妻 / 右 : ウォーレン・バフェット )

  ユダヤ人の大富豪と連帯するビル・ゲイツ夫妻は世間の賞賛を浴びているが、ゲイツ氏の温情は必ずしも「無償の愛」ではない。「ビル&メリンダ財団」はこれまで1万9千件もの寄附を行ってきたが、その中には「利益目的」らしい献金もあるそうで、税控除の対象となる20億ドルが私企業に流れていたのだ。例えば、製薬会社の「グラクソ・スミス・クライン(GlaxoSmithKLine)」、日本にも支社がある食品や家庭用品の大手メーカーである「ユニリーヴァ(Unilever)」、有名なコンピューター会社の「IBM」、「NBCユニヴァーサル・メディア」などである。ゲイツ財団は表面上“非営利的”な慈善活動に勤しむが、その裏で関連企業に投資を行い、財団の運用資金を増やしている。例えば、2014年、ゲイツ財団はデジタル金融システムを促進するため、ケニアのマスター・カード関連会社に1千900万ドルの献金を行った。一般人からすれば、この慈善行為は後進国の経済支援に思えるが、巨大クレジット・カード会社の「マスター・カード」からすれば、未開拓地域における顧客の獲得に他ならず、裏口からの市場独占になりかねない。また、マスター・カード社に対する献金は盟友のウォーレン・バフェットへの支援にもなっていた。というのも、バフェット氏が運営する投資会社「バークシャー・ハザウェイ(Berkshire Hathaway)」が、恩恵を受けるマスター・カード社の株を保有しているのだ。 (詳しくはLinsey McGoey著『No Such Thing as a Free Gift』を参照。) これじゃあ、親しい会社を通しての間接的な投資じゃないか。

  確かに、継続的な慈善活動を展開する為には、財団の資金を維持しなければならないが、ゲイツ財団の“献金先”を調べてみると首を傾げたくなる企業名が目につく。例えば、ゲイツ財団が渡した「寄附(投資額)」は以下の通り。(Tim Schwab, "Bill Gates' s Charity Paradox", The Nation, March 17, 2020.)

  LG                      5,300万ドル
    Takeda                2,300万ドル
    Pfizer                  1,650万ドル
    Novartis              1,150万ドル
    Teva                   1,140万ドル
    Merck                    940万ドル
    Sanofi                    350万ドル

  税控除待遇を受ける慈善団体は、非営利活動の寄附が原則なのに、ビル・ゲイツは法の網を潜り抜けて利益を狙っているんだから悪質だ。ゲイツ氏は医療活動ばかりでなく、教育分野への寄附も行っていたが、大量の資金を流す先が利害関係者なんだから、眉を顰めるアメリカ人がいても不思議じゃない。例えば、「レイクサイド校(Lakeside school)」への寄附は注目に値する。ワシントン州のシアトルで生まれたゲイツ氏は、同州にあるプレップ・スクールの「レイクサイド校」に通っていた。コンピューターに興味を持った少年は、同校の先輩でワシントン州立大学に通っていたポール・アレン(Paul Allen)と出逢う。そして、1975年、この二人は後に世界企業となる「マイクロソフト」社を設立する。ゲイツ氏はこの母校を気に入っていたのか、長女のジェニファー(Jennifer)と息子のローリィ(Rory)、次女のフィービィ(Phoebe)を通わせ、4千万ドルの寄附金を渡していたのだ。(Tanza LOudenback, "Bill Gates' kids may not inherit his fortune, but he is setting them for success in other way", Business Insider, November 28, 2017.) ゲイツ氏はその莫大な財産を娘達には相続させないと公言していたが、やはり我が子は可愛いから、子供への投資は当然だろう。もしかしたら、将来、この子供達が財団の管理者になるかも知れない。

Bill Gates & children 3Lakeside school 5








(左 : ゲイツ夫妻とその子供達  / 右 :  レイクサイド校の校舎と校庭)

  ゲイツ氏が後進国の庶民を病気や貧困から救おうと考えるのは理解できるが、その心意気には薄汚い下心が隠されているようだから、全面的には肯定できない。なるほど、彼が武漢ウイルスを予防するワクチンの開発や医療設備に大金を投じるのは素晴らしい。だが、その慈善行為には製薬会社との連携が見え隠れする。もし、ゲイツ財団が投資する製薬会社が新薬の開発に成功すれば、全世界の市場で販売することになるから、企業の株は高騰するし、配当金だって高額になるだろう。また、各国の政府が購入者になるから大量のワクチンや治療薬が捌けるし、貧乏な第三世界だってその「おこぼれ」に与ることができる。国連やNGOに巣くう左翼分子が救済の輿論を喚起するから、彼らは濡れ手で粟の支援金を得ることができるだろう。何しろ、歐米諸国には人道主義を唱える知識人や科学者、銭は出さないが口は出すリベラル派もウジャウジャいる。ちょいとピンクなミュージシャンも売名行為で「アフリカ人を救え !」と合唱するから、巨額の海外支援金が拠出されてしまうのだ。医療物資を販売する国際企業は、こうした掩護支援を受けるから、黙っていても大儲けとなる。

Paul Allen & Bill Gates 1Paul Allen & Bill Gates 3








(左 : 学生時代のビル・ゲイツとポール・アレン  / 右 : 「マイクロソフト」 が巨大企業になった頃のゲイツとアレン)

  ゲイツ氏のような慈善活動家は、美しい言葉で西歐諸国の輿論を動かす。美辞麗句に酔った民衆は、ここぞとばかりに「善人」を演じるから、地元の議員もこれに反応する。かくして、一票乞食の票田を狙う政治家が重い腰を上げ、人道支援に邁進する。しかし、そこには「甘い蜜」もあるから、その香りを嗅ぎつけた議員は、積極的に国家予算をアフリカやアジアへ献上し、支援金は天井知らず。たとえ限界があっても、基本的に鰻登り。(何となく鈴木宗男を思い出す。) 公金という砂糖に群がる蟻は他にもいる。例えば、大手の医療機器メーカーは高額な機械を輸出できるし、「ボランティア」を自称するNGO職員も、その海外援助にタカって放蕩三昧。ところが、先進国の民衆は一旦流出した税金には関心が無いから、第三世界でどんな使い方をされているのか分からない。国連の黒人職員なんか、一族郎党で支援金にタカるから、アフリカの庶民に届くお金は極僅かになっていたりする。

  ビジネスマンを引退して慈善活動家になる人が全て「いかがわしい者」ではないが、こうした善人は往々にして、巨額の資金で他人を動かす喜びに魅了されてしまう。政治家でも同じ世論操作を味わえるが、選挙という厭な洗礼を受けねばならないので、「こうしたドブ板選挙は御免だ !」となる。だから、財団を創って上空から支配した方がいい。財団というのは租税回避の有効な手段であるが、自分の意思で他人を動かせるという醍醐味があるし、神様になったような気分も味わえるから最高だ。特に、リベラル派の大富豪は革命家に近い感情を持っているので、社会改革に没頭する性癖がある。したがって、左翼思考の強いユダヤ人が、ビジネスマンや大富豪に飽きて慈善家になるのも当然だ。

  次回はゲイツ氏が関与した医療活動と彼に同調するリベラル派を紹介したい。



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