支那人の卑史 朝鮮人の痴史 教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 [ 黒木 頼景 ]
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死んだはずのエプシュタイン

Lin Wood  00921Jeffre Epstein & Trump 01








(左 : リン・ウッド弁護士  /  右 : ドナルド・トランプとメラニア夫人、ジェフリー・エプシュタイン、ジレイン・マクセェル)

  2020年12月31日にリン・ウッド弁護士が不可解なツィートを行ったので、インターネットで情報を集めているアメリカ人や日本人の間で密かに話題となっている。彼は最高裁判事のジョン・ロバーツがジェフリーエプシュタイン(Jeffrey Epstein)の「ロリータ・アイランド」に赴き、少女と何らかの関係を持ったんじゃないかと疑っている。そして、もしロバーツ判事が何も言わないのであれば、「ジェフリー・エプシュタインに訊いてみよう。彼は生きている ! (Or ask Jeffrey Epstein. He is alive.)」とツィッターで発信したのだ。

John Roberts 5(左  / ジョン・ロバーツ )
  しかし、これは奇妙な呟きだ。件(くだん)のエプシュタインは未成年の少女に売春をさせた廉で逮捕され、NYのマンハッタンにある「メトロポリタン矯正センター」に勾留された。ところが、閉じ込められた部屋からは同居する囚人がよそへ移され、密室にはエプシュタン一人となってしまい、公式発表では看守の目を盗んで「自殺」したことになっている。(この事件については以前当ブログで紹介した。)

  ただ、この「自殺」には不審な点が多く、ある評論家は口封じの為の「謀殺」であると推測し、別の者は「偽装自殺じゃないのか?」と疑っていた。つまり、エプシュタインが司法取引を持ちかけ、FBIが「遺体」として逃がしたという訳だ。一部の政治評論家は、この怪しいユダヤ人は「モサド(イスラエルの諜報機関)」の手先となっていたようで、秘密の売春組織を運営し、有名な政治家や有力者に「女(少女)」を提供した、と考えている。なるほど、イスラエルの潜入工作員が、連邦議員や裁判官の弱みを握って彼らを動かそうとするのは理解できる。もし、少女を相手にした「変態プレー」や「ベッド・シーン」を盗撮されていたら大変だ。常連ばかりじゃなく、一回だけの顧客だって証拠映像を提示されれば驚愕し、手足が震えて顔面蒼白となるはずだ。「ロリータ・アイランド」の甘い蜜を堪能したお客は、スキャンダルに見舞われた時の恥辱を想像するから、どんな要求にも応じてしまうだろう。

Robert David Steele 1(左 / ロバート・デイヴィッド・スティール )
  現在、「Earth Intelligence Newtwork」を運営する元米国スパイのロバート・デイヴィッド・スティール(Robert David Steele)氏は、以前、「もしかすると、自殺と見せかけてエプシュタインは生きているんじゃないか?」と述べていた。(Robert David Steele, Epstein Not Dead, Witness Protection + Dead = Two-fer?", Veteran's Today, August 10, 2019.) これはちょっと信じられない説だが、懲役刑を免れようとエプシュタインが何らかの司法取引を行い、身の安全を図った可能性はある。なぜなら、ハニートラップの全容を暴露されたくないモサドや、顧客となった有力者が心配になり、必ずやエプシュタインの命を狙ってくるからだ。エプシュタインは吐き気がするほどの悪人だが、銭儲けだけに熱中する馬鹿じゃない。諜報機関に協力する外道は驚くほど狡猾だ。捕まった時に「どうするか」を前もって考えている。現場で危ない橋を渡る悪党は、いつ雇い主(パトロン)に裏切られるか判らない。ハンドラー(協力者を操る者)が「ヤバイ !」と判断すれば、「トカゲの尻尾切り」でさっさとエプシュタインを見棄てるだろう。ケツ持ちから見放されたエプシュタインは、逃亡生活を余儀なくされるか即逮捕となるので、通常、全ての罪を一人で被って牢獄行きである。

  したがって、エプシュタインのような“捨て駒”は、必ず「保険」を掛けている。すなわち、自分の身を守るための「切り札」を常に用意しているのだ。組織からの裏切りを予想するエプシュタインは、たとえ捕まっても大丈夫なように、何処か分からない場所に「取引材料」を隠していたりする。もし、逮捕された時にはそれを条件にして釈放してもらおうとするはずだ。それゆえ、エプシュタインのような犯罪者は決して「自殺」を選ばない。極悪人どもは普段から組織に対し、「俺を裏切ったり嵌めたりしたら、どうなるか分かっているな ! 俺が沈む時はお前も一緒だぞ !」と匂わす。

  以前、エプシュタインのもとで売春婦になっていたヴァージニア・ジュフリー(Virginia Giuffre / 旧姓 : Roberts)は、この女衒が自殺したと聞いた時、半信半疑だった。なぜなら、エプシュタインは逮捕時の「バックアップ計画」を持っているはずだから、そう簡単に自殺するはずがない、と彼女は思っていたのだ。エプシュタインの本性を知るヴァージニアだからこそ、彼の狡賢さを信じており、「あの男のことだから、もしかしたら生きているのかも !」と怯えていたのだ。彼女は巷の陰謀論を信じていない、と語っていたが、元雇い主の計算高い性格を知っていたので、何らかの裏取引かあったんじゃないか、と考えてしまうのだ。実際、エプショタインは名門私立の「ダルトン高校」で物理学と数学の教師をしていた。その後、彼は「ベア・スターンズ」に勤めて遣り手のトレイダーとなり、退社後、自らコンサルタント会社を創設した。これくらい有能な人物であれば、司法関係者との交渉だって得意だろう。それに、エプシュタインは自らを「賞金稼ぎ」と呼んでいたから、勾留所で一か八かの賭に出てもおかしくはない。

Virginia Giuffre 02Ghislaine Maxwell & Robert 2








( 左 : アンドリュー王子と ジレイン・マクセェルと一緒のヴァージニア・ジュフリー /  左 : 娘のジレインとロバート・マクセェル   )

  ロバート・スティール氏によれば、モサドの諜報員であったジレイン・マクセェル(Ghislaine Maxwell)がエプシュタインのハンドラーであったという。彼女の父親は英国で有名なロバート・マクセェル(Robert Maxwell)で、「ミラー・グループ」を所有する元国会議員(MP)であった。ただし、彼は英国諜報部(MI6)から二重スパイと見なされ、モサドが雇ったスパイじゃないか、と疑われていたそうだ。この「ロバート・マクセェル」は元々チェコスロヴァキアからやってきたユダヤ移民で、本名は「ヤン・ルドウック・H・B・ホッチ(Jan Ludvik Hyman Binyamin Hoch)」という。彼は詐欺事件を起こした後、1991年11月に自ら所有する「レイディー・ジレイン」号に乗って航海に出た。しかし、そのまま消息不明となり「死亡した」とみられている。スティール氏によれば、ロバートの溺死は偽装であるらしい。ある推測によれば、ロバートはモサドの助けで行方をくらまし、整形手術を受けたという。(これも単なる憶測だから信憑性はかなり低い。)

  スティール氏はエプシュタンも何らかの偽装を施され、「死体」となって逃げ延びたんじゃないか、と考えている。この推測も荒唐無稽だが、エプシュタインの遺体がセンターから運ばれた時の写真を見ると、「もしかしたら・・・」と一瞬信じたくなる。なぜなら、写真の中のエプシュタインを拡大してよく観察してみるとと、彼の鼻と耳の形が微妙に違っているからだ。通常、首吊り自殺をしても顔の形は変わらない。死体の表情は別人のようになってしまうが、耳の形が歪むほどの行為じゃないはず。また、逮捕のショックで頬かやつれることはあっても、鼻の形が変形するとは考えにくい。「よく似た人物の死体を利用した」と考える人もいるそうだ。とにかく、彼の「自殺」でさえ怪しいので、「偽装自殺」の線だって完全に否定できない。これなら、疑惑を信じてしまう人がいても当然だ。

Jeffrey Epstein 9921Jeffrey Epstein dead 0221










(左 : 逮捕された時のジェフリー・エプシュタイン  /  右 : 死亡したエプシュタインと生前のエプシュタイン)

  とにかく、リン・ウッド弁護士が何を目的にして「エプシュタインは生きている」と呟いたのか分からない。もしかしたら、ロバーツ判事に揺さぶりを掛けるために「ハッタリ(bluff)」を掛けたとも考えられる。つまり、決定的な証拠は摑んでいないが、それに近い物証を手に入れたから、これを以て脅迫しているのかも知れない。もし、ロバーツ判事が本当にエプシュタインの誘惑を受けたなら、彼は少なからず動揺したはずだ。ロバーツ判事は「そんな事はない!」と一蹴するかも知れないが、“疚しい過去”を持つ者は1%の可能性にさえ怯えるものだ。普通なら、「エプシュタインが司法取引を行った」という噂は信じない。しかし、ロバーツ判事以外の人も、この下らない噂に気を揉んでいる可能性はある。特に、エプシュタインと親しかった人々は、「あの男なら、奥の手を使って裏取引を持ちかけるかもなぁ~」と考えてしまうだろう。実際、エプシュタインはトランプ大統領とも面識があるので、裏人脈を通して、トランプの側近か友人、ドナルド・ジュニアやエリックといった家族に連絡を取った可能性もある。

John Roberts with Bill ClintonJohn Roberts & Ghislaine Maxwell 003









(左 : ビル・クリントンらと一緒に海水浴を楽しむジョン・ロバーツ   /  右 : シレイン・マクセェルと一緒にくつろぐロバーツらしき人物 )

  熱烈なトランプ主義者は、亡くなったはずのエプシュタインが現れるんじゃないか、と期待している。だが、仮に生きているとしても、彼は表に出てこないだろう。ウッド弁護士がどんな根拠でエプシュタインに言及したのか、筆者には全く分からない。単なる嘘や脅迫の場合もある。もしかすると、エプシュタインが残した映像や文書を入手したのかも知れない。ただし、ウッド氏がそれを公表して利用するかは別問題だ。辣腕弁護士は裏チャンネルで、こっそりと標的に接触し、公表されない「実利」を得たりする。世間の評論家はこうした裏交渉を理解しないから、「ほら見ろ ! 何も証拠は無いじゃないか ! こんなのガセネタだ !」と笑い飛ばす。一般人の我々は、極秘情報にアクセスできないから、表面に現れた事象しか分からない。憶測だけで判断するのは危険だが、主要メディアの公開情報だけで「真実」が分かる、と思うのも危険である。とりわけ、今回の大統領選挙のように、信じられない不正や陰謀が巻き起こったケースだと、みんなが疑心暗鬼になってしまうものである。実際に裏で何が行われてきたのかは、数年後、あるいは数十年後に明かされるのかも知れない。ただし、その場合でも真相の半分だろう。

 
 
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