ニューヨーク・タイムズ紙の意図的な誤報

  3月17日に放送された「チャンネル桜」で、昨年1月6日に起こった連邦議事堂の暴動事件を取り上げていた。米国のペンシルヴァニア州に住む伊原さんという日本人が、“殺された”とされる警察官ブライアン・シックニック(Brian Sicknick)についての続報を述べており、あの「殺人」は誤報で、本当は心臓麻痺による突然死であったことを述べていた。この誤報については既に知られており、ニューヨーク・タイムズ紙の「意図的な誤報」であることは確かだ。同紙は1月11日の記事で、シックニック氏が暴徒らによって攻撃され、消化器で頭部を殴られので、その後死亡したと伝えていた。(Jack Healy, "These Are the 5 People Who Died in the Capital Riot", The New York Times, January 11, 2021.) しかし、これが誤りと気づいたニューヨーク・タイムズ紙は、弾劾裁判が裁決される2月13日の前日、2月12日に訂正記事を掲載した。(たぶん。アリバイ作りの偽善記事だろう。)

Brian(左  / ブライアン・シックニック )
  しかし、本当に事件の翌月になって“誤報”と判ったのか? あまりにも怪しいぞ! なぜなら、通常、警察官が暴漢に襲われ、消化器で殴り殺されたとすれば、これは全米で報じられるレベルのトップ・ニュースであるからだ。特に、全世界が注目するワシントンでの惨劇となれば、どの特派員も我先にと加害者を探し出す。そして、「どのように殺したのか?」と犯行の様子を綿密に取材するはずだ。それなのに、大手メディアの記者ときたら「明き盲(めくら)」なのか、と思うほどの体たらく。だいたい、ニューヨーク・タイムズ紙の記者となれば、警察署にもコネがあるで、シックニックの同僚に事情を尋ねることも出来ただろう。また、具体的な記事を書くため、検死官に質問し、それとなく死因を確かめるはずだ。それなのに、こうした裏取りを省いて、「トランプ支持者によって殺された !」と報じるなんて異常である。

  FOXニュースなどの報道によれば、消化器で頭部を殴られた」とされるシックニック氏は、議事堂で暴徒から「ペッパー・スプレー」のような液体を浴びせられたという。しかし、彼は散々な目に遭いながらも、一応、無事に署へ戻ってきた。事実、彼は6日の夜、兄のケン・シックニックに電子メールを送信し、「ペッパー・スプレーを掛けられたけど、大丈夫だ」と知らせていたのだ。確かに、この時までは“大丈夫”らしかったのだが、その後、気分が悪くなり、バタっと倒れてしまったそうだ。遺族によれば、ブライアンは血栓が詰まりやすく、心臓に持病を抱えていたという。スプレーを掛けられた事と急死とがどのような関係になるのか解らないが、消化器での殴打というのは嘘だ。もし、血みどろで署に戻ってきたら、同僚の警官がすぐ気づくじゃないか。それに、もし撲殺に至る程の暴行を受けたなら、同僚警官のエドワーズやチャップマンが議事堂内でシックニックを介護するし、即座に救急車を要請するだろう。したがって、ニューヨーク・タイムズ紙の記者が意図的にフェイク・ニュースを拡散したという可能性が高い。おそらく、トランプ大統領を「罪人」にするために、わざと偽情報を流したんじゃないか? CNNの記者だって暴漢とグルだったし、暴徒の乱入も慈善に計画された襲撃であった、と首都警察が述べている。(John Bowden, "Law enforcement officials lay out evidence Capitol riot was coordinated attack", The Hill, February 23, 2021.) 

  チャンネル桜の水島総社長は、伊原氏の話を聞いて、あのスプレーには何らかの毒が含まれていたんじゃないか、と怪しんでいた。なるほど、以前、金正男が空港で猛毒の神経剤「VX」を顔に塗られ、その場で即死状態であったから、水島社長が何らかの暗殺を想像してもおかしくはない。伊原氏は述べていなかったが、シックニックに吹き掛けられたのは、どうも「ベア・スプレー」らしく、これはペッパー・スプレーよりも強烈である。なぜなら、これは痴漢用ではなく、熊を標的にした撃退スプレーであるからだ。「カプサイン(Capsaicin)」を含んだスプレーなら、激辛の噴射と同じだから、それを喰らえば目を開けていられないし、呼吸だって苦しくなる。

Julan Elie Khater & George Tanios 1(左 : ジョージ・ピエール・タニノス /  右 : ジュリアン・エリー・カター)
  米国の報道機関によれば、この襲撃を行った犯人は、司法当局によって逮捕されたという。FBIは議事堂の録画映像を詳しく解析し、ペンシルヴァニア州に住むジュリアン・エリー・カター(Julian Elie Khater / 32歳)とウェスト・ヴァージニア州に住むジョージ・ピエール・タニノス(GeorgePierre Tanios / 39歳)の二人を拘束したそうだ。軍事問題に詳しい「Vetran's Taday」の情報源によると、彼らは共にイスラエル国民で、イスラエル軍情報局の元諜報員であったという。("Two with ties to Israeli Intelligence Arrested in the Murder of Capitol Police Officer Sicknick", Veteran's Today, March 15, 2021.) 興味深いことに、カターは議事堂での襲撃後、イスラエルに高飛びしたそうだ。そして、今月に入り、イスラエルのテルアヴィブからNYの「ニューワーク空港(Newark Airport)」に帰ってきたところをFBIに逮捕されたそうだ。カターとタニノスは幼い頃からの友達で、二人ともニュージャージー州のニュー・ブルンズウィックにあるユダヤ人コミュニティーで育ったらしい。

Capitol Hill riot 1Julian Elie Khater 22








(左 : 議事堂を襲撃した暴徒  /  右 : 暴徒の群れに紛れ込んだジュリアン・エリー・カター)

  こういった人物が捕まったとなれば、シックニックへの暴行や死因に疑惑が湧いてくる。仮に、警官への暴行が突発的なものだとしても、どうして予め「ベア・スプレー」を用意していたのか? そもそも、議事堂への襲撃が計画的で、左翼分子が「トランプ支持者」を装って議事堂に乱入したんだから、誰が見ても「おかしい」と思うじゃないか。しかも、警備に当たっていた警官がバリケードをわざと開放し、暴徒を議事堂に案内するんだから、驚天動地の失態である。さらに、乱入は前もって計画された陰謀で、背後に闇組織が絡んでいることは確かだろう。単なる極左活動家が自発的に集まり、警戒厳重な議事堂内に易々と侵入できるなんて有り得ない。もしかしたら、警察内部にも内通者がいるんじゃないか。あの襲撃事件はあまりにも出来すぎている。おそらく、民衆党の重鎮らの諒解や同意、協力を得た上での犯行かも知れない。

  カターとタニノスは「元諜報員」とはいえ、監視カメラに写ると解っていながら、派手な暴行を企てるなんて、どうも奇妙だ。納得できない。普通、外国の工作員とか諜報員は目立つことを避ける。たとえ、私的な野外活動でも、なるべく表で暴れないよう心掛けるはずだ。それなのに、全米の放送局が注目する集会に駆けつけ、警官を襲撃するなんておかしい。もし、その場で逮捕され、身分がバレたらどうするんだ? 警察署内での取り調べを受ける中で、もし別件のヤバい事が判明したら、もっとマズい事態になるじゃないか。もしも、疑惑を嗅ぎつけた警官が、二人の過去を洗い直し、不審な行動に着目したら、スパイ容疑を掛けられてしまうだろう。彼らが誰の指令を受けて議事堂に向かったのか分からないが、真相は依然として謎のままである。ただ、彼らの正体を主流メディアが大々的に伝えないのは奇妙だ。ペンシルヴァニア州に住んでいても伊原氏は一般人だから、彼が知らなくても当然だろう。日本の保守派国民だって知らないはずだ。日本のマスコミは連日連夜、武漢ウイルスの話題ばかり。アメリカの異常な政界には興味が無い。というよりも、意図的に「蛸壺型」の報道姿勢を取っているんじゃないか。

  詳しい検死報告が公表されていないから、今のところ、「ベア・スプレー」とシックニックの死亡との関連は明らかではない。でも、重要なのは、どこまでFBIがイスラエルの諜報機関を調べられるかである。つまり、カターとタニノスは米国で何をしてきたのか? そして、本当に議事堂襲撃は彼らの趣味、すなわち自発的な左翼活動だったのか? トランプ大統領への妨害工作にイスラエルが絡んでいたのかどうか判らないが、もしイスラエルの諜報機関に協力するユダヤ系アメリカ人がいて、その内の誰かがカターとタニノスに司令を出していたら、FBIはどうするのか? また、民衆党の大物議員が司法省に圧力を掛けて捜査を打ち切りにしたり、うやむやなまま有罪にしたら、それはそれで政治スキャンダルになる。これに加えて、もしFBI長官や司法長官が“政治的な配慮”でシックニックの死を「病死」で片付けたら、これまた政治問題になってしまうだろう。

  第一、FBIが本気で二人を捜査すれば、大統領選挙の闇をほじくることになるから、どこかで「政治的ストップ」がかかる可能性は高い。米国の政治家にとってイスラエルは“鬼門”というか、一種の“聖域”なので、そこにメスを入れることは絶対にできない。もし、誰かがやろうとすれば逆に身の破滅だ。米国の政治家で目の前に地雷があると判っていながら、勇気を出してギュッと踏む馬鹿はいない。「長いモノには巻かれろ !」というのが、彼らの鉄則だ。ユダヤ人団体のAIPACやADLは鬼よりも怖い存在で、国内のユダヤ人を敵に廻したら当選など有り得ない。

  トランプ大統領だって、主流メディアから自分を守るために、ユダヤ人の有力者を閣僚に引き入れ、娘婿のジャレッド・クシュナーをネタニヤフ首相とのパイプ役にしたじゃないか。それよりもトランプ政権で刮目すべきは、財務長官のスティーヴ・ムニューチン(Steve Mnuchin)とウィルバー・ロス(Wilbur Ross)商務長官が四年間ずっと居続けたことだ。ご存じの通り、ムニューチンは親子揃ってのゴールドマン・サックス出身で、ロス長官はNYにある「ロスチャイルド&サンズ(N.M. Rothschild & Sons)」の出身だ。ちなみに、ムニューチンはサイド・ビジネスで「デューン・エンターテイメント(Dune Entertainment)」を創っている。「デューン・フィルム」は数々の映画を制作しており、「X-Men」や「プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)」、アニメ作品の「ガーフィールド(Garfield)」や失敗作の「ドラゴンボール」などを手掛けていたから、日本の映画ファンなら知っているだろう。

Steven Mnuchin 01Wilbur Ross 001Jacob Lew 1Penny Pritzker 1








(左 : スティーヴ・ムニューチン  / ウィルバー・ロス  / ジャック・ルー  / 右 : ペニー・プリツカー )

  とにかく、銭儲けの部門にはいつもユダヤ人がいる。オバマ政権の時はジャック・ルー(Jacob Lew)が財務長官だったし、商務長官にはユダヤ人富豪のペニー・プリツカー(Penny Pritzker)が就いていた。金融を取り仕切るFRBは、ユダヤ人の特等席となっている。大統領選挙のインチキ劇に、どんなユダヤ人が噛んでいるのか判らないけど、闇組織の資金源になっていることは確かだろう。ただ、こうした組織はマフィアと同じ予防策を採っているので、誰かが捕まっても“芋づる式”に仲間が捕まらないようになっている。たぶん、カターとタニノスは「トカゲの尻尾切り」になる可能性がある。FBIもイスラエルとの関係を大切にするから、捕まえた犯人を適当に処分して閉幕だろう。ユダヤ人に牛耳られた国家というのは、本当に惨めなものである。



人気ブログランキング