所詮は衆議院のカーボン・コピーか?

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  今回の参議院選挙では、新興勢力の参政党や新党国守が、全国各地の街中で街頭演説を展開してるけど、まるで衆議院選挙のような雰囲気を漂わせている。しかし、どんな公約を叫び、政府与党の批判を繰り返したところで、所詮、参議院選挙は衆議院選挙とはならず、衆議院のカーボン・コピーのような存在だ。元々、参議院というのは「貴族院」で、世襲の華族とか公爵や伯爵になった軍人などが列せられ、庶民の欲望や暴走を抑止する役目を担っていた。

  理想的には、島津斉彬や毛利敬親といった大名が上院に君臨し、小松帯刀や高杉晋作のような武士が下院の代議士になってれば健全だけど、現在の国会には平民出身の悪党か利権漁りの俗人ばかり。パソナやソフトバンクの代理人とか北京政府の手下といった売国奴が衆議院に充満し、安定した給料を目指す残りカスが参議院に陣取っている。こんな光景を見れば、「民主主義」を素晴らしいと称讃する奴の神経を疑いたくなるだろう。

  本来、国家の命運を左右する外政と軍事は、庶民が選ぶ代議士に任せたら危険で、民衆の欲望から遠ざかる貴族や紳士が担当しなければならない。なぜなら、民選議員は再選の為にしか奔走せず、派閥維持や資産形成が最優先となるので、国家の将来は後回しになってしまうからだ。イングランドがデモクラシーの模範となれたのは、準貴族たるジェントリー階級が国家の支柱となり、国王の権能を抑制する行政官や法律家、政治家になっていたからだろう。チューダー朝やスチュアート朝はある意味「英雄の時代」で、有徳の士族が英国の議会や法廷で活躍していた。

  例えば、エリザベス女王の懐刀にはバーリー卿となったウィリアム・セシル(Sir William Cecil)や、諜報機関の長官となったフランシス・ウォルシガム卿(Sir Francis Walsingham)、国務大臣となったトマス・スミス卿(Sir Thomas Smith)がいたし、スチュアート朝になっても、法曹界や政界にエドワード・クック卿(Sir Edward Coke)が巨星として目を光らせていた。他にも、コモン・ローの守護神たるマシュー・ヘイル卿(Sir Matthew Hale)がいたし、チャールズ1世に諫言を呈して英国を救おうとしたジョン・エリオット卿(Sir John Eliot)も控えていた。国王の側近には初代ストラフォード伯爵になったトマス・ウェントワースなども有名である。

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( 左 : ウィリアム・セシル卿 / フランシス・ウォルシガム卿  /  エドワード・クック卿 /  右 : マシュー・ヘイル卿)

  一方、日本の政界も明治の頃までは非常にまともで、士族出身の立派な議員が排出されていた。しかし、惨めな敗戦を迎えると、保守派の財界人とか国益を考える国士はGHQによって追放だ。新たに勃興したのは民衆の卑しさを代弁する「代議士」ばかり。国家の命運を考えるはずの「国会議員」は、選挙区の利益を優先する地方議員になってしまい、地方交付金の配達人やハコモノ行政の主導者というのが本業になってしまった。国家意識を無くした国会議員が大半になってしまったから、自民党だって既得権益の維持しか頭にない。「自主憲法の制定」なんて時代劇のセリフみたいになっているから、どんな危機が訪れようとも国軍の創設は絶望的で、日本維新の会や国民民主党と組んでも駄目。だいいち、自民党が依存する公明党が反対なんだから、尖閣諸島が支那に占領されても、あと数十年は無理だろう。

  こうした閉塞感を1mmでも突き崩すには、自民党の危機感を創り出すしかない。つまり、参議院や衆議院の選挙で自民党の候補者が多数落選することだ。自民党の領袖や中堅幹部が真剣になるのは選挙の時だけである。岸田政権を潰そうと思えば、選挙における票田の減少、当選するはずだった候補者の落選が一番効果的だ。それゆえ、筆者は今回の選挙で非自民の議席が増えるよう願っている。もちろん、いくら参政党が躍進しても、たかだか1、2議席くらいだろう。しかし、僅かであっても岸田政権の勢いを挫く材料になるかも知れないのだ。

  希望的に言えば、新党国守が議席を獲得するのが一番いいけど、現実社会を見れば絶望的である。だから、色々な欠点や疑念があっても、まだ可能性のある参政党に投票するしかない。何しろ、岸田政権を支える自民党の面々が酷すぎるからだ。全部とは言わないが、参議院の自民党員には呆れるような議員が多い。ちょっと恥ずかしいから告白したくはないが、以前、ある自民党の集会で、古株のオッちゃんが皆に向かって、「今度、スピードの今井絵里子議員が来ますよぉ~」と宣伝していたので、筆者は「なんで、水着メーカーの議員が人寄せパンダになるんだ?」と意味が解らなかった。

Imai Eriko 9991(左  / 今井絵里子 )
  普通、陣笠議員とか新人候補の応援には、安倍晋三とか麻生太郎といった派閥の長、あるいは、小泉進次郎とか丸川珠代みたいな有名議員が来るはず。世間知らずの筆者は単純に「元水泳のオリンピック選手なのかなぁ~?」と思っていたら、「SPEED」というアイドル・グループとの元メンバーと知って驚いた。「えぇ~、“Speedo”じゃなく“Speed”かぁ~」と認識を改めたが、なるほど、政治に無関心な一般人に投票してもらうには有名人を担ぐしかない。(註 /「Speedo」は世界的に有名な英国企業。) 自民党にとって、参議院の下級党員なんか二軍の補欠程度だから、党に従順であれば、人気を失った藝人でも引退したスポーツ選手でもいいし、政治に関心が無い“ノンポリ”議員でも「良い」と言う訳だ。とは言っても、議決の時に「ワン」じゃなく「ハイ」と言えれば「OK」なんて、あまりにも酷すぎる。自民党は元「おニャン子」の生稲晃子が当選したら、今井絵理子と三原順子を加えてナツメロ・ショーでも開催すればいい。(司会は日テレの「スーパーJOCKEY」でお馴染みの蓮舫に頼んだりしてね。)

  自民党の執行部にとったら、参議院は衆議院の“附録”に過ぎない。それゆえ、特殊利権の法案を審議したり再検討するなんて、時間の無駄というより、身分を弁えない越権行為だ。幹事長や政調会長からすれば、「テメェー、誰のお陰で当選できたんだ !」と叱りつけたくなる。他の重鎮だって、「お前らは6年間も給料が保証されているんだから、グチャグチャ言うんじゃねぇ ! 次は公認から外すぞ !」と脅しつけるだろう。だから、“快適な上流生活”を楽しみたい参議院の先生方は、党の方針に逆らわず、どんな法案が廻ってきても「右から左」だ。そう言えば、「1期しか議員をやらない !」と公言していた青山繁晴は、素知らぬ顔で「第二期の再選」を目指しているという。あれだけ大声で啖呵を切っていたのにねぇ~。チャンネル桜でどんな言い訳をするのか? やはり、「議員生活の蜜は甘かった !」ということなんだろう。

Eri Aefiya 11(左  / 英利・アルフィヤ )
  今回の参議院選挙に出馬するのは、藝人崩れや元スポーツ選手だけではなく、どんな国家意識を持っているのか判らない帰化人候補も出馬するからウンザリする。例えば、あの河野太郎が推奨する「英利・アルフィヤ(Eri Arfiye)」というウィグル系帰化人は、何を目的に政界へ進出するのか判らない。彼女は「北九州市生まれ」というが、地元民と同じような日系国民ではない。ウィグル人の両親から生まれ、平成11年に家族ぐるみで日本国籍を取得したそうだ。なぜ自民党が彼女を選んだのか解らないが、たぶん、その“華々しい”経歴に目を附けたからだろう。

  アルフィヤ一家は身の安全を考えて日本国籍を所得したのかも知れない。平成11年、えり・アルフィヤは父親の転勤に伴い、支那大陸の上海や広州で暮らすことになる。しかし、彼女は支那の公立学校には入らず、広州にあるアメリカンスクールに通っていた。そこの高等部を卒業すると、アルフィヤ氏は米国のジョージタウン大学に留学し、国際政治を学んだらしい。普通の日本人は「国際関係論」と聞けば「すごぉぉ~い」と驚嘆するが、アジア人留学生の受け容れにはアメリカの外政方針が絡んでいる。

  昔から、アメリカの白人エリート層には、帝国主義者の如き政治家や企業家が多い。彼らはヨーロッパ人に劣らず、アフリカ大陸やアジア大陸を牛耳ることに熱心だった。まるで植民地の総督みたいだが、現地の歴史や言語なんかは学びたくない。そこで大手企業のグローバリストは、未開部族の生活に詳しい「買弁」を雇ったり、通訳を兼ねる「アシスタント」を求めたりする。だから、勉強の出来るアジア人やアフリカ人を有名大学に招き入れ、アメリカの政治制度やアメリカ的“世界標準”を学ばせようとするのだ。たとえ、劣等種族の黒人やアラブ人、インド人、マレー人といえども、英語を話す従順なペットならOK。となれば、ウィグル人とかパキ人、ベンガル人といったヘンテコリンな少数民族でも親切に扱い、「アメリカの旦那様がお前の故郷に降臨すれば、ちゃんと米国の手先になるんだよ !」と諭す。

Hamid Karzai 1(左  / ハミード・カルザイ )
  以前、日本でも報道されたが、パキスタンの大統領になったハミード・カルザイは、故郷の最高指導者に指定される前、アメリカの大手石油会社「ユノカル(Unocal)」で取締役を務めていた。彼も「便利なアジア人」の典型例で、「いざ」という時のために温存されていた「傭兵」だ。そもそも、米国や英国の西歐系白人が、パシュトューン語を勉強して、直接、現地の民衆を支配することはないから、必ず西歐化された「元留学生」の登場となる。こうした「東洋の友人」は無理な要求でも飲んでくれる有り難い存在だ。大統領にしてもらったカルザイは、一応「愛国者」を名乗っているが、実質的には、お世話になったアメリカ人の代弁者になっていた。何しろ、米国のオイル・ビジネスマンは、トルクメニスタンやパキスタン、アフガニスタンを通過するパイプラインを守りたい。となれば当然、反抗的なパキ人を宥める現地指導者が必要だろう。間接統治はローマ帝国以来の伝統だ。

  対外工作員を養成するジョージタウン大学で学んだ英利・アルフィヤ氏は、国連やWHOでインターンになったり、上海の復旦大学に留学したり、と様々な経験を重ねたそうだ。ジョージタウン大学の大学院にまで進んだ才女は、上海のシティーバンクやNYの国連に勤めて自己の経歴に磨きを掛けた。中でも注目すべきは、ジョージタウン大学にある有名なシンクタンク、あの「CSIS(Center for Strategic and Internatinal Studies)」に所属したことだ。形式的には「研究員」なんだろうが、実質的には支那大陸か日本での工作に使う「駒」、つまり「エージェント候補生」なのかも知れない。たとえ、彼女が日本分析の専門家になっても、所詮、ワシントンの政治家に仕える「宮廷アジア人」に過ぎず、いつまで経っても「下っ端」扱いだ。

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(上写真  / 国連に勤めるアジア人とアフリカ人 )

  日本の一般人は舶来品が大好き。国連(連合国 / United Nations)なんて利権漁りの黒人やコネ採用のアジア人が群がる“溜まり場”なのに、左翼の大学教授や学校教師は矢鱈と褒める。それゆえ、何も知らない国民は無邪気に国際機関で働いた人を「選良(エリート職員)」と思ってしまうのだ。しかし、国連に勤める人物には、低能で使いモノにならない凡人が非常に多い。

  例えば、創価大学を卒業して国連に勤め、難民高等弁務官事務所で働いていた東祥三(あずま・しょうぞう)は、元々、公明党から出馬するような政治家であった。しかし、1994年に公明党が解散したので、小沢一郎が率いる新進党に入ることにした。細川内閣で外務次官に就任した東氏は、東京都知事に食指を伸ばしたが、厳しい現実に直面し、甘い夢を断念する。2003年、彼は民主党に鞍替えして衆院選挙に臨むが、あえなく落選。その後、1回落選するものの、再び議席を取り戻し、菅政権で内閣府副大臣を務めた。渡り鳥のように政党を渡り歩く東氏は、風見鶏のように民主党を離れ、日本未来の党か出馬するも再選されず落選だ。その後、参議院を目指して生活の党から出馬するが、これまた落選。結局、政界を引退して2016年に千葉科学大学の教授へと納まった。こういった私立大学が、全国各地にポコポコと創設されるのは、退職した議員や官僚を受け容れるためである。

  群馬県知事になった山本一太も、一時的ではあるが国連職員を務めたことがある。彼が参院議員を4期務めたからといって、これといった業績はなく、あるとすれば、テレ朝の討論番組に貢献したくらいだ。とにかく、山本氏は見た目がショボく、知性や威厳のカケラも無いから、自民党のイメージを低下させるには好都合。テレ朝の狡賢いプロデューサーが、山本議員を重宝したのも当然だ。「外交」を専門とする山本氏も、これまたジョージタウン大学に留学した「エリート」らしい。同校の大学院で国際政治を専攻したというが、その成果はドングリより小さいんじゃないか。マデリン・オルブライトの指導を受けたといっても、それは形を変えたペットの調教だろう。筆者には山本氏の専門知識や判断力がどう養われたのか解らない。でも、朝日新聞に就職するくらいだから、その程度の学力なんだろう。

  自民党は議員の「数」を増やすためなら何でもする。今回、自民党が担いだアルフィヤ氏も、どんな“能力”が評価されて公認となったのか解らない。たぶん、国連の日本政府代表部や日銀での職歴を評価したのだろうが、政治家としての見識や能力といったら“中学2年生”くらいである。アルフィヤ候補自身が述べていたが、彼女は「選択的夫婦別姓」に賛成で、「自分の名前は自分で選びたい」そうだ。まるで社会党の支持者みたいな意見だけど、彼女の頭の中では「人権」の問題が大事らしい。「一人一人が望む形で、自分の名乗り方を決定できる」そうした権利、すなわち「それぞれ自身に合ったアイデンティティーを選べる」ことが大切なんだって。

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(左 : インドネシアで処罰される女性  /  右 : イエメンで処罰される男性)

  じゃ、平成時代までの日本人女性には、「人権」とやらが無かったのか? 帰化人とは違う日系日本人の女性は、他の地球人が羨むほどの「権利」を持っている。すなわち、先祖代々受け継がれてきた「日本国民の権利」だ。ポルノ雑誌を持っていただけで死刑になる支那とは違い、日本は罪刑法定主義の国で、警察官や裁判官の恣意的な判断で絞首刑になることはない。また、万引きで捕まっても、「手首を切断」という罰も無いから安心だ。イスラム教の国では未だに昔ながらの刑罰が生きている。ちなみに、筆者は手首切断の映像を見たことがあるけど、罪人は斧が振り下ろされ、刃(やいば)が手首に当たった瞬間に気絶した。あの光景は震えるほど衝撃的で、深作欣二やクエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)が目にしたら昂奮するだろう。日本人は日本に生まれたことを神様に感謝すべきだ。

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(左 : エジプトの囚人  /  右 : ISISに捕まって処刑される囚人)

  そもそも、夫婦別姓というのは、支那人や朝鮮人が墨守した風習である。嫁いできた女は亭主の家族には入れず、生まれてきた赤ん坊だけが夫の姓を名乗ることが出来るのだ。暗黒大陸と汚穢半島において、女房というのは子供を産むだけの道具に過ぎない。結婚したって「赤の他人」のままだ。子宮を借りただけの小娘に、一族の名誉や財産を渡すなんて厭だから、嫁はいつまで経っても「よそ者」である。「個人の生き方」を強調して家庭の絆や戸籍制度を憎むのは、福島瑞穂や辻元清美くらいだろう。

  アルフィヤ氏だけを責めるのは酷だから、他の議員も同罪と言いたいが、彼女の主張は典型的なピンク・リベラルの言い草なので、ここでちょっと彼女の公約を紹介したい。他の自民党候補者と同じく、アルフィヤ氏も温室効果ガスの排出を削減しようと呼びかけている。言語明瞭意味不明な発言だが、彼女は「グリーンな経済に移行するための金融システム」とやらを構築したいそうだ。正常な国民が聞けば、「なんだ、これ ?」と首を傾げてしまうが、たぶん太陽光や風力発電によるエネルギー供給、および二酸化炭素の排出を少なくした「エコ生活」のことなんだろう。これは小泉進次郎の愚策を髣髴させるが、彼女にだって理解しきれない政策なんじゃないか? 「グリーンな経済」と結びつく「金融システム」って、具体的に何を指しているのか? おそらく、これは自民党の幹部から命じられた宣伝文句なのかも知れない。

Eri Aefiya & Taro Kono 111(左  / アルフィヤ氏を推薦する河野太郎 )
  一応、アルフィヤ氏も自民党の候補者だから、自衛隊や安全保障に関する意見を表明している。しかし、彼女には国防に関する知識はほとんど無い。仮にあったとしても、雀の涙ていど。もしかすると興味すら無いのかも。ただし、それじゃマズいから、元自衛官の佐藤正久議員と一緒に写真を撮って、「国防のことにも触れておこう」という魂胆だ。とは言っても、アルフィヤ氏が口にする「国防方針」というのは、あまりにもお粗末。彼女によると、「命が一番大事」「経済も大事」であるそうだ。さらに、「平時の備えと有事に力を発揮する強いリーダー」も必要なんだって ! 彼女の宣伝映像を目にする自衛官は、手足が痙攣したり、心臓が伸縮しないよう、予め準備運動をしておくべきだろう。

  もう馬鹿らしくて反論するのも厭だけど、もし「命が一番」となったら、戦場に赴く自衛官や軍人はいなくなる。イラクやアフガニスタンで闘う兵卒は、機関銃やRPG(プロペラ推進榴弾砲)の恐怖に曝されるし、いつ、どこでゲリラ兵が襲ってくるのかも判らない。だいたい、自分の命を最優先にする者が、海兵隊や陸軍に志願するのか? ボスニアの山岳地帯を駆け巡る歩兵や、セルビアの市街戦で闘う狙撃兵は、いつ死んでもおかしくはないし、地雷や迫撃砲で片腕あるいは両脚を失うといった悲劇にも遭ってしまう。それでも、任務を遂行しようとする義務感と愛国心を持っているから、“危険”な銃撃戦に突入できるのだ。アルフィヤ氏は過去、どんな危険に遭遇したことがあるのか? 銃弾の嵐は雷雨よりも恐ろしいぞ。

  保守派国民なら共感すると思うが、自民党の「防衛論」ゃ「改憲論」には虫唾が走る。毎回毎回、保守派の前では「憲法改正が必要です !」と熱弁を振るうが、国防族の議員でも一旦当選してしまえば「知らぬ顔」だ。そもそも、「仕置文」たる占領憲法を認めて「改正」しようなんて馬鹿げている。アメリカ人が我々に英文憲法を押しつけたのは、日本を永久占領とするためだ。「お前等は野蛮な類人猿だ ! 戦争犯罪人だ ! 軍隊を持とうなんて考えるんじゃない !  いいか、俺達が守ってやるから、つべこべ言わずにカネを出せ !」というのが、国務省やホワイトハウスの本音である。

  それなのに、アルフィヤ氏は真剣な表情を浮かべ、「憲法に自衛隊を明記して、自衛隊に関する違憲論を解消します」と述べていた。これを聞けば、普通の国民は「自衛隊の肯定派」と思ってしまうが、元々自民党は占領憲法を破棄して独自の憲法を起草するはずだった。敗戦後の憲法論争に関しては、1992年に片岡哲也が出版した『さらば吉田茂』(文藝春秋社)が詳しい。この本は1999年に文庫化され、『日本永久占領』というタイトルで講談社から出版されている。当時の自由党や民主党がどんな安全保障政策を考えていたのかを知りたい人は、自分の目でしっかり読むことだ。たぶん、アルフィヤ氏は日本の政治史に詳しくないだろう。彼女がどんな国防史や戦略論を勉強したのか判らないが、おそらく、彼女の国家論は非常に拙く、高校の作文コンクールなら通用する程度の代物だ。

  とにかく、これからの選挙では続々とアジア系帰化人やアジア系混血児の候補者が増えてくるだろう。移民の流入に反対し、日本の国益を重視する新党国守でさえ、ウィグル系帰化人のグリスタン・エズズ氏を公認候補にするくらいだから、他の政党がアジア・アフリカ系の候補者を擁立してもおかしくはない。事実、立憲民主党には白真勲や謝蓮舫といったアジア系議員が存在するし、本性を隠す陳哲郎(福山哲郎)みたいな議員まで誕生した。令和の日本では多民族社会が段々と現実化してくる。今では帰化人の当選だって不思議じゃないし、隣人がアジア人というケースも増えてしまった。これからは全国各地に北池袋や西川口のような支那人街が出現し、街を歩けばイスラム教徒に出逢うことも多くなるだろう。

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(左 :「父の国 韓国」を大切にする白真勲  /  中央 : 二重国籍を疑われたが謝蓮舫 / 右 :「陳哲郎」だったのかを明確にしない福山哲郎 )

  主流メディアが「国際化の時代」とか「グローバルな人材が求められる時代」と宣伝するから、ナショナリズムに基づく愛国心なんて、日系島民の偏見くらいにしか思われない。歴史や情報に疎い庶民は、日々の生活を送るだけで精一杯だ。いつの間にか浸透する“グローバル化”に違和感を抱かず、天然自然の如くに慣れてしまうだろう。幼稚園や小学校に行くと驚いてしまうが、帰化鮮人の子供や日比混血児が珍しくない。民間企業に勤める親の方も、多民族職場で困惑気味だ。同僚の一部が帰化支那人とか在日鮮人となっているから、「日本人だけの日本社会なんて過去の話だよなぁ~」と嘆く。第一、社長や重役が米国の本社から派遣された白人とか、日本語を話す支那人になっているんだから、「日系企業」というのは幻想だ。大株主も歐洲か北米のユダヤ人だったりすれば、東芝とかソニーという看板が残っていても、実質的には外国企業である。

  マスコミの世論調査によれば、自民党が議席数を伸ばして大勝するそうだ。公明党は現状維持で、躍進するのは日本維新の会らしい。社民党が消滅するのは喜ばしいが、支那人と結託する日本維新の会が自民党と組めば、岸田内閣の売国政策は更に加速するだろう。選挙で善戦した岸田総理が、次の衆院選まで何をするのか判らないが、日本の未来が明るくならないことは確かだ。貧困化した国民は反抗する事すらできない。貧しくなった若者は、節約と忍耐だけがモットーになるので、消費税が30%になっても恭順を示すだろう。気がつけば「倭人自治区」なんて将来は本当に恐ろしい。



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