無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

人種問題

奴らを閉じ込めろ ! / 祖国を持たない異邦人(後編)

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
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彼らを閉じ込めよ !

Teresa Palmer 3Miranda Raison 1Naomi Watts 1









(左: テレサ・パーマー  / 中央: ミランダ・レイズン  / 右: ナオミ・ワッツ)

  アイリス人モデルのヴォーグ・ウィリアムズ(Vogue Williams)が爆弾発言を行って話題となった。彼女は「ジハード(聖戦)に参加すべく英国から出ていった者に国家の門戸を閉ざすべき」という意見に「大賛成」と述べていたのだ。(Ciara Farmer and Becky Freeth, "Defiant Vogue Williams sports floaty florals during London night out...", Daily Mail, 8 June 2017) さらに、このブロンド・モデルは、「彼らが戻れなくなっても、一切同情しないわ !」と斬り捨てた。かつて警察署長を務めていたタリク・ガフールによると、英国内には3千人の過激派がいるそうで、彼はこうした連中を新しく建設した収容所に監禁すべきだ、と述べている。ウィリアムズはこの元警察署長に賛成で、テロリストたちを再入国できないように国境沿いで閉め出すことが必要だ、と声を上げ、一連のテロを防止する為には、「政治的脅威を何処かに追放すべきなのよ」と主張していたのである。アイリス人のウィリアムズは、IRA(アイルランドの過激派組織)を念頭に置いていたから、テロリストたちとの交渉なんて無意味と判っていたのだ。

Vogue Williams 4Vogue Williams 1Vogue Williams 3








(写真 /  ヴォーグ・ウィリアムズ)

Katy Hopkins 2(左  /  ケイティー・ホプキンス)
  しかし、この発言に激怒した人々は、彼女に対し「モデル業だけに専念していろ !」とか「アイルランド史に全く理解が無い !」といった野次を飛ばし、人格攻撃まで行っていたのである。もっと酷いのは、彼女の生命と身体を狙った脅迫状が殺到したことだ。辛口の見解で知られる評論家のケイティー・ホプキンス(Katie Hopkins)も、言論界に於ける負傷者の一人である。彼女はLBCチャンネルでの職を解かれてしまったのだ。("YOU’RE FIRED at last! Katie Hopkins is sacked by LBC after “final solution” tweet, " New Statesman, 26 May 2017) つまり、ムスリム・テロリストに対し毒舌コメントを発表したので、クビになったという訳である。でもさぁ、こうした殺人鬼に向かって「人を殺しちゃいけませんよぉ~」と優しく注意したら、爆弾魔が「わかりました」と答えて従うのか? テロリストに対しても「ヘイト・スピーチは厳禁」となったら、どこに言論の自由があるんだ? もし、パブに集まった庶民がマンチェスター事件の犯人を見て、「このクソ野郎!」と罵ったら、それを通報されて失業するのか? 殺されたイギリス国民の遺族ならテロリストを思いっきり侮辱したいし、こんな連中を入国させた議員をぶん殴ってやりたいはずだ。左翼の暴言ならどんな内容でもOKなのに、反イスラム派の憤慨はNGなんておかしい。これが「自由」を尊ぶ英国の現状なのだ。

誰がイギリス人なのか?

  マンチェスターでの自爆テロリストやロンドン・ブリッジでの大量殺戮をやらかした殺人鬼を見て思うのは、この連中は「イギリス人じゃない」ということだ。確かに、イングランドで惨殺事件を起こすテロリストや殺人犯といった極悪人は、書類の上では合法的な滞在者であったり、生まれながらの「ブリテン国民」だったりする。だが、先祖代々のブリテン人じゃない。なぜなら、両親ともトルコ人とかエジプト人であったり、父親がイギリス人でも母親がパキスタン人とかイラク人だったりするからだ。BBCのニュース番組を聴いていると、「イングリッシュ(イギリス人)」という名称を避けて、誰にでも、すなわち「どの民族」にも差し障りの無い「ブリティッシュ」という呼び方を好んでいる。なるほど、ブリテン島の住民だから「ブリティッシュ」でもいいし、イギリス人やスコット人、アイリス人、ウェイルズ人をまとめて呼ぶのにも重宝だ。しかし、帰化したインド人やケニア人、シリア人まで「ブリテン国民」と称するなら、それは国民的歴史を含まない地理的な「分類名」であろう。

Pakistani 2Pakistani kids 1







(左: パキスタン人  /  右: パキスタン人の子供)

  国家を構成する「国民」とは、国家の歴史を背負うメンバーであり、単なる「住人」とか「棲息動物」ではない。これは学校教育を思い出してみれば分かる。我々は小さい頃から国語や数学、理科、美術、音楽、及び外国語などを学んでいるが、「歴史」だけは何の利益があるのか解らない。なるほど極めて奇妙な科目である。国語は読み書きの基本だから必須なのは当然だ。また、理科を勉強すれば将来、医者や物理学者、薬学者、エンジニアになれて、高額所得者になれるから猛勉強するのも判る。趣味のような音楽だって、ミュージシャンへの道に繋がり、ヒット曲を作れば一生涯、その著作権で食って行けるから損は無い。日常生活で使わない英語でも、身につければ貿易商や国際弁護士にもなれそうだから、面倒でも学んでおいた方が得だろう。しかし、歴史を学んだところで「いくら」儲かるのか判らない。大学教授になるなら別だが、お金儲けには縁の無さそうな学問である。平安時代や鎌倉時代の年号を覚えたって会社で出世できる訳でもないし、武将や代官の名前を書けてもボロ儲けできるわけじゃない。せいぜい、クイズ番組に出演した時に役立つだけである。

  しかし、国家の過去を知らないと、現在に至るまでの経緯が解らないから、政治に参加する時に困ってしまうだろう。事情が分からぬ者は判断材料を持たないから、テレビで話題になった人やルックスの善し悪しだけで決めてしまうことがある。テレビ番組の御用学者は、愚劣な議員に対して怒っているが、適当に投票した国民が多いんだから当然だろう。参議院と衆議院の違いが分からない馬鹿も投票できるし、「蓮舫って自民党だったかなぁ?」と迷う奴でも投票権を剝奪される訳じゃない。「石原伸晃」の名前が思い出せず、投票用紙に「慎太郎の息子」とか「裕ちゃんの甥っ子」と書く有権者がいても構わないのだ。

  それ以上に恐ろしいのは、デモクラシーのもとでは所得や学歴、職種に関係無く「一人一票」が与えられ、アホどもが犯した政治の不始末を平等に被ることである。例えば、防諜組織の創設に反対したり、平和主義や非武装を唱えるのは気持ちがいい。だが、敵国による細菌兵器の攻撃を受ければ、社会的地位や職業に関係無く誰でも感染するし、投票所に行かなかった人にも同様な被害が及んだりするのだ。成田で入国審査を厳しくしても、神戸や博多で監視が甘ければ、悪人どもはそこから入ってくるだろう。オツムがおかしい国民はあちこちにいる。「九州がIBCMの射程距離に入っても東京まで届かないから安心だ」と楽観する東京人は、潜水艦からSLBMが発射されることに気づかない。国防は国民の自覚がないと議論にならないテーマである。学校の討論会で学校秀才が、「世界の人々に広島と長崎の悲劇を訴えます!」と粋がっても、中東アジアの諸国民は誰ひとり見向きもしないんだぞ。血で血を洗う残虐な民族が、脳天気な日本人に耳を傾ける訳がないじゃないか。だいいち、日本語が分からない。とにかく、国民としてのアイデンティティーを涵養するためにも歴史教育は必要だし、無駄なようでも公教育から除外できない理由となっている。

  これを鑑みると、幾つかの疑問が湧いてくる。一つ挙げれば、イングランドで生まれ育った非西欧系移民の子供は、どんな気持ちで英国史を学んでいるのか? シリア難民やジャマイカ移民、香港からの支那人、旧植民地からのインド人などが、イングランドの歴史的事件や伝統文化に興味を示したり、愛情を抱いたりするとは思えない。例えば、イギリス人ならカンタベリー大聖堂を訪れれば、大司教のトマス・ベケット(Thomas Becket)を思い浮かべるだろう。この貴族上がりの聖職者はヘンリー2世が放った騎士により取り囲まれ、無惨にも滅多刺しにさてしまったのだ。聖人のトマスといえばもう一人の偉人を思い出す。すなわち、大法官のトマス・モア(Thomas Moore)だ。この忠臣も国王に刃向かってしまい、ヘンリー8世に媚びることを潔しとせず、カトリック信仰を守り続けたのである。トマス卿は断頭台の露と消えたが、その雄姿は人々の心に残った。まともなイギリス人家庭の子供なら、こうした聖人の高潔さに感動し、立派な祖先がいたことに誇りを抱くだろう。

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(左: トマス・ベケット  / 中央: トマス・モア /  右: ネルソン提督)

  しかし、イスラム教徒のアラブ人やトルコ人にしたら、有名な大司教や大法官が処刑されたからとて心が痛む訳じゃないし、見ず知らずの異教徒がどうなろうが知ったことではない。銭の神しか祀らぬ支那人からすれば、一円にもならない信仰の為に命を捨てるなんて馬鹿げている。権力者が協力しろと命じるなら、どんな状況であれ「喜んで」と答えるのが常識だ。ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットのような大富豪に憧れるなら分かるけど、馬鹿な奴を拝んで巡礼者になろうとは思わない。また、戦争が起これば一足先にずらかるのが支那人の処世術だ。ネルソン提督やウェリントン将軍に仕えて名誉の戦死を遂げたイギリス兵を尊敬するはずがない。むしろ、植民地からの帰化人は、イギリス人に怨みを抱いている。アフリカ系「ブリテン国民」やパキスタン系「ブリテン人」が、第一次大戦で討ち死にしたエリートを惜しんだり、その勇気と献身に感謝するという気持ちは更々ない。英国軍の将兵に感動するのは、その血を受け継ぐ子孫だけである。有色人種の移民や難民の子孫なら、「死んだ白人なんかに興味はねぇよ」と吐き捨てるに違いない。

  なるほど、爆弾テロや刺殺事件を起こしたパキスタン系の犯人や、モロッコ人とかリビア人の共犯者、イスラム教徒の過激派は、確かにイングランドで育ったが、彼らはイングランドに忠誠を誓っていなかったし、住んでいる国を「祖国」とは思わず、却って憎しみの対象と見なしていた。もし、彼らが両親の故郷で育っていれば、本当の祖国を愛し、良き隣人、立派な国民、尊敬される同胞となっていただろう。だが、他人の「祖国」たる英国で育った非イギリス系住民には、地元民と同化できない孤独感や周囲から認められない疎外感、二等市民として扱われる屈辱感しかないのだ。イラクやシリアからの移民やその子弟は、イギリス人の学校に通っても楽しくないし、みんなと同じく「祖国のヒーロー」を語ることもできない。アフリカ移民の子供はもっと悲惨で、鏡に映る自分の黒い姿を見て、「アングル人やザクセン人とは違う」と認識するし、それを考えずに忘れようとする。これだから、精神が歪んでしまい、アッラーの下での「平等思想」を掲げるイスラム教に魅力を感じてしまうのだ。黒人は白人の級友と一緒にシェイクスピアの演劇を見たって感激しない。なにせ、人種の違う王様や身分が異なる騎士が登場し、奇妙奇天烈な英語を喋っているからだ。しかも、幽霊でさえ肌の色が違っているんだから、もう見ているのが嫌になる。血の気の引いた幽霊を見て「君、顔色が真っ青じゃないか(You look pale!)」とイギリス人は言えるけど、貧血の黒人を目にしたからとて、そんな聞き方は出来ないだろう。意地悪な人は「君、日焼けサロンにでもいったのかい?」と尋ねたりする。必ずや喧嘩となるだろう。

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(左: イスラム教徒の男性  /  中央: 黒人の親子/  右: 北アフリカ系の男性)

  イギリス的表現は白色人種を前提としているから、黒人は色々な場面で辛くなる。言葉の一つ一つが“差別的”で頭にくるのだ。例えば、「ブラック・マーケット」「ブラック・ジョーク」「ブラック・マジック」と言えば否定的な意味を有するし、喪服だって黒い服となっている。黒い皮膚を持つ黒人は「いつも葬式に通っているのか?」と愚弄されることもあるだろう。 マグロなら黒くてもいいし、値段だって高くなるけど、黒い人間になれば価値が下がって疎まれる。日本だって「黒」のイメージは否定的で、「黒星」とか「黒幕」、「腹黒い」とイメージが悪い。帳簿の「黒字」くらいが好まれるだけだ。滑稽なのは、脅迫状を「黒い手紙(ブラック・メイル)」と呼ぶことで、そもそも真っ黒な便箋に文字を書いたら誰も読めないじゃないか。レバノン人やシリア人だって屈辱的な経験が多く、歴史書を繙けば、侵掠者のリチャード1世が率いる十字軍は敬虔なキリスト教徒の軍隊で、聖地奪還を目指す正義の味方になっている。一方、被害者のサラセン人は聖地を占領した悪党になっているのだ。近代になると科学技術を持たない後進国と評され、一般では石油で食っているだけの未開部族と見なされている。英国だと、立派な髭をたくわえたアラブの部族長でも、白人の小娘から馬鹿にされ、「ねぇ、絨毯に乗って空を飛べるの?」と笑いながら質問されたりするのだ。酷い場合には「あっ、ユダヤ人だ!」と間違われたりするから、アラブ人は「あんな奴らと一緒にするな !」と怒鳴りたくなる。屈辱的扱いを述べれば枚挙にいとまがない。

時代劇がつまらない

Sophie Charlotte 1Anne Boleyn 1Elizabeth Queen of EnglandHenry VIII








(左: ゾフィー・シャルロッテ  / アン・ブーリン / エリザベス女王 / 右: ヘンリー8世 )

  英国で生まれ育ったトルコ人とかシリア人、パキスタン人、インド人の移民には、娯楽作品でさえイギリス人とは違った感想を持つことになる。BBCなどが放送する娯楽作品には、チューダー朝やスチュアート朝を扱った時代劇があるれけど、そこに登場する歴史的人物はどれもこれも異国人なのだ。ヘンリー8世やジェイムズ1世はキリスト教徒の国王で、イスラム教徒には縁が無く、彼らが訪れる建築物も大聖堂とか修道院で、お妃が外国人であっても皆ヨーロッパ人ばかり。唯一の例外はジョージ3世の王妃となったゾフィー・シャルロッテ(Sophie Charlotte)くらいだろう。彼女はメッケルンブルク・シュトレーリッツ(Meckelenburg Strelitz)公国の出身で、その祖先はポルドガルの王族であった。シャルロッテの容姿がアフリカ人的なのは、このポルトガル系貴族にムーア人の血が混じっていたからだという。

Miranda Raison 2Miranda Raison as Ann BoleynCate Blunchett 2











(左と中央: 「アン・ブーリン」を演じたミランダ・レイズン  /  右: ケイト・ブランシェット)

  こうした例外的なプリンセスはいたが、大抵の王妃はヨーロッパ人の貴婦人である。したがって、歴史に登場するプリンセスを描くなら、西歐人の女優を採用するのが妥当だ。例えば、ヘンリー世の有名な妃であるアン・ブーリン(Ann Boleyn)をミランダ・レイズン(Miranda Raison)が演じていて、肖像画のプリンセスよりも美しかった。舞台で悲劇の王妃を演じるミランダは、いかにもイギリス人女優らしかった。オーストラリア出身の女優であるが、イングランド生まれで、種族的にもイギリス人たるナオミ・ワッツ(Naomi Watts)は、映画『ダイアナ』で悲劇のプリンセスを演じた事がある。美人女優だからかも知れないが、二人は驚くほど似ていた。観客の方も安心して観ることが出来たんじゃないか。

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(左: ケイティー・リューング / 中央: 「エリザベス女王」を演じたケイト・ブランシェット /  右: ロビン・リー)

  以前、エリザベス1世を描いた『エリザベス』という映画があったけど、主役のケイト・ブランシェット(Cate Blunchett)は見事にエリザベス女王演じていた。(ただし、ブランシェットはオーストラリア出身の女優。) 彼女には威厳や後光が備わっており、存在感が尋常ではなかった。これは支那人女優では絶対出せない雰囲気である。たとえ、実力があっても支那系女優のケイティー・リューング(Katie Leung)やチャイニーズ・インディアン系黒人のロビン・リー(Robinne Lee)では無理だ。だいいち、彼女たちが「英国女優」とか「ハリウッド女優」と紹介されても、お客の方は「誰を演じているんだ?」と疑問に思うし、監督だって出演依頼を考えないだろう。彼女たちはせいぜい、宮殿の庭で働く下女か、道端の通行人程度なんじゃないか。

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(左: ナオミ・ワッツ  /  「ダイアナ妃」を演じた時のナオミ・ワッツ   /   右2枚: 故ダイアナ妃 )

  ナオミ・ワッツはダイアナ妃を演じていたが、もしキャサリン妃を演じる女優を捜すとすれば、007に出演したミッシェル・ヨー(Michelle Yeoh)よりも、『バイオニック・ジェミー』に出たミッシェル・ライアン(Michelle Ryan)の方が適役だろう。最近、人気男優のチャーリー・ハナム(Charlie Hunnam)が映画でアーサー王を演じていたが、余りにも現代的で、古代の王様のようには見えなかった。ただし、黒人俳優やエリック・バナ(Eric Bana)のようなクロアチア系オーストラリア人じゃないから、キャスティング的には良かった。やはり、サクソン系の王様なんだから、ゲルマン系の役者じゃないと“サマ”にならない。たとえ、実力者俳優でも異人種じゃ観る気がしないだろう。例えば、映画『ガンジー』で素晴らしい演技を披露したベン・キングズレー(Ben Kingsley)がイングランドの王様じゃおかしい。インド系ユダヤ人のキングズレーが似合っているのは、ネイサン・ロスチャイルドといったユダヤ系大富豪の方だ。

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(左: ミッシェル・ヨー  / 中央 : ミッシェル・ライアン  / 右: チャーリー・ハナム  )

  ちなみに、彼が通っていたマンチェスターのグラマー・スクールには、男優のロバート・パウエル(Robert Powell)がいたそうだ。彼は『ナザレのイエズス』でキリスト役を演じたが、ユダヤ人的容姿を持っていないから可笑しかった。というのも、実際のイエズスはユダヤ人の大工なのに、まるでゲルマン人戦士のような人相であったからだ。でも、西歐人の心の中では、イエズス・キリストはヨーロッパ人なんだよねぇ。ちょうど、アフリカ人のキリスト教徒が黒い聖母マリアを想像するように、自分たちの肉体と重ねてしまうのだろう。それに、崇拝する神様がユダヤ人の顔附きじゃあ尊敬できない。立派な人は凜々しい容姿でなきゃ。日本のキリスト教徒は変わっていて、ピエタを彫る場合でも、幼子イエズスとマリアは西歐人のままなのだ。日本人的姿で彫像を造らないから、未だに舶来宗教なのかも知れない。

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(左: ベン・キングズレー  /  中央と右: 「キリスト」を演じたロバート・パウエル)

  英国で育ったアラブ系移民が、ひょんなことからテロリストになってしまうのは、肉体的な違和感を持っているからだろう。イギリス人の友達を持っても、彼らと同じ学校に通っても、アングリカン教会で洗礼を受けても、依然としてアラブ人のままなのだ。日本人だって国籍と人種が乖離するイングランドの現状に疑問を抱くはずだ。もし、テロリストになったサルマンやラシードが温厚な国民で、日本人観光客に向かって「私はここに住むイギリス人です」と自己紹介すれば、「えぇ?、本当に英国人なの?」と思うだろう。もし、ツアー・ガイドを雇うなら、親子代々英国に住むアングロ系イギリス人を選ぶのが普通の日本人である。特殊な多民族主義者は別で、一般の日本人観光客はせっかくイングランドに来たんだから、西歐的イギリス人と英会話をしたいとか、“本物の”イギリス人と交流したいと願うはずだ。我々だって京都の観光案内人が、帰化朝鮮人とかタイ人なら「えぇ~、何かヘン」と思うじゃないか。例えば、東京からの観光客が尾張を訪れ、名古屋弁を話すフィリピン人ガイドを斡旋されれば「お前なんかに説明を受けたくない」と腹を立てるし、福岡に行って博多弁を喋る支那人観光大使とかを目にすれば、どこかいかがわしく「詐欺師じゃないのか?」と怪しむだろう。(実際にそんなアジア人がいたら驚きだよねぇ。) 現実的にはありそうだけど、 朝鮮人の「江戸っ子」なんか想像できない。「金々亭朝丸」とか「桂金淑」なんて朝鮮人の落語家がいたらゾっとする。(筆者が好きな桂ざこば師匠の元の名は「朝丸(ちょうまる)」だけど、筆者に悪意はない。「朝鮮」に「丸」という単純な発想だ。ついでに言うと、北鮮人女性には「金玉」という名前の人が実在する。来日しない方がいいだろう。でも、何て発音するのかなぁ。ちょっと恥ずかしい。)

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(左: フィル・リンノット  /  フレディー・マーキュリー   /   スラッシュ   /  右: マーク・ハント)

  普通の日本人が英国文化を学びたいとか、英国人の友人を持ちたいと思う時、どんな「イギリス人」を欲するのか興味津々ある。もし、「選択の自由」があったら、日本人女性の多くはアングロ・サクソン系のブリテン人を選ぶだろう。ただし、非英国系でも才能溢れる人物なら歓迎する場合もある。例えば、亡くなった「Thin Lizzy」のフィル・ライノット(Phil Lynott / 黒人系アイリス人)や「クィーン」のフレディー・マーキュリー(Freddie Mercury / インド系英国人)、「Guns N' Roses」のスラッシュ(Saul Hudson / ガイアナ系黒人と英国人の混血)などが挙げられよう。しかし、彼らが凡人の場合には、どうなってしまうのか? 単なる混血児だと、どこに魅力があるのか分からない。ゲルマン系の英国人を希望する日本人なら、積極的に彼らと交際したいとは思わないだろう。高校生だってオーストラリアから留学生がやって来ると耳にして、実際に現れたのがマーク・ハントみたいなサモア人とかマオリ族じゃガッカリだ。子供ならどうしても、西歐系のオーストラリア人を想像してしまうのだ。映画ファンだと、ガイ・ピアース(Guy Pearce)とかサリヴァン・ステイプルトン(Sullivan Stapleton)、トラヴィス・フィンメル(Travis Fimmel)、ローズ・バーン(Rose Byrne)、テレサ・パーマー(Teresa Palmer)、アビー・コーニッシュ(Abbie Cornish)みたいなタイプを思い浮かべるんじゃないか。

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(左: ガイ・ピアース  / サリヴァン・ステイプルトン /  ローズ・バーン/  右: テレサ・パーマー)

  一方、才能が無くても好ましいタイプの英国人は実際に存在する。例えば、「デュラン・デュラン」のニック・ローズ(Nick Rhodes)や「ジャパン」のデイヴィド・シルヴィアン(David Sylvian)、先頃亡くなったデイヴィド・ボウイ(David Bowey)みたいなイギリス人なら、音楽の才能が無くても友人にしたと思うだろう。たとえ教養溢れるイギリス人紳士じゃなくとも、話していて楽しいし、デートの可能性もあれば更に嬉しい。そう言えば彼らが来日した時、多くの日本人女性が本当に喜んでいた。「ミュージク・ライフ」といった音楽雑誌でも特集が組まれ、コンサート会場には熱狂的なファンが集まってキャーキャー騒いでいた。今でも当時の雑誌やパンフレットを大切に所蔵している人が多いんじゃないか。澄ました感じの中年婦人だと、亭主や子供に教えていないだけで、どこかに昔買ったLPレコードを保存しているはずだ。いくらCDやDVDの時代だからといって、思い出のコレクションを捨ててしまう人はいないだろう。

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(左: ニック・ローズ  / 中央: デイヴィッド・シルヴィアン /  右: デイヴィッド・ボウイ)

  ついでに言えば、子育てに大忙しの主婦だって、気晴らしに親友と喫茶店に入れば、昔話に花が咲くことだってある。仲良しグループが井戸端会議を始めれば、誰かが「あの頃はよくライヴに行ったわよねぇ~」と切り出し、別の者が「そうそう、男の子たちと一緒に来日アーティストを観に行って楽しかったなぁ~。あの時代に戻りたいわねぇ」なんて語り出す。しかし、一旦話が弾むと何時間でも話し続けるんだから、横目で眺める喫茶店のマスターは「早く帰ってくれよぉ~」と泣きたくなる。彼女たちにとって「回転率」という用語はギリシア語に等しい。つまり、チンプンカンプンだ。それにしても、亭主が立ち食い蕎麦屋で500円の「かけそば」を食っているのに、女房は上品にミルフィーユと紅茶なんかを注文しているんだから、知らぬが仏の亭主は憐れだ。家事に疲れた奥様が「あぁぁ~、私も“たまには”さぁ、ニックかデイヴィドみたいなハンサム男とキスをしたいなぁ~」と愚痴れば、向かいのママ友が、「あら、素敵な旦那さんがいるじゃない。駄目なの?」と尋ねる。すると、「えぇぇぇっ!! ヤダもう!」「あんな顔が近づいてきたら鳥肌が立っちゃう !」と随分な反応で答える。挙げ句の果てには、「うちの人の髭面じゃ、気持ち悪くて心拍数が上がっちゃうわ ! 高血圧の薬を飲まなきゃねぇ!! キャハハ!!!」と笑いながらキツイことを話してしまうのだ。(中年女性ってなぜか、自分の話をして自分から先に笑うクセがある。) 二枚目好きな巷の奥様たちは、何十年経っても気分は乙女のままらしい。でも、亭主だって若い女子社員の胸元に見とれているんだから、どっちもどっちである。

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(左: デイヴィッド・シルヴィアン  /  右: デイヴッド・ボウイ)

  話を共に戻すと、移民の二世や三世がインターネットで過激思想に共鳴するのは、自分の住んでいる国家が、愛する「祖国」ではないからだ。彼らは西歐人が主流のキリスト教国をイスラム教国にすれば「自分の故郷」に変貌すると思っている。こうした愚者は自分を嫌って郊外に引っ越す白人を憎み、「よそ者」と蔑むイギリス人のクラスメートを嫌い、見えない壁が立ち塞がる英国社会を恨んでいるのだ。テロ事件を犯す奴らは、たいてい下層階級の労働者で、快適なホワイトカラーの職業には就けず、汗臭いパキスタン料理の厨房とか、粉塵が舞い散る工事現場、便所掃除をするオフィス・ビルなどでこき使われている。大切なのは自分を庇ってくれる家族と社会での悲しみを共有できる同胞のみ。爆発で肉片になるイギリス人なんかどうでもいい。

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(左 : ISISのメンバー /  右: イスラム教徒の抗議団)

  こんな調子だから、移民や難民の子孫にとって、国家の經綸や防衛計画はいくら重要でも他人事。イギリス王室が消滅したって平気である。彼らは生まれながらにして「他人」なんだから。女王陛下が崩御しようが、ウィリアム王子が即位しようが、王族が全員死亡したって一向に構わない。「王様(cyning)」とは一族の首長を意味するから、アングロ・サクソン人の血統から外れているモロッコ人やリビア人とは関係が無いのだ。帰化した在日朝鮮人や永住者の支那人を見れば分かるじゃないか。彼らは皇室がどうなろうが知ったことではなく、むしろ廃絶されることを喜ぶ。日本の歴史を憎む異民族は、自分の生活水準を心配するだけ。先祖代々受け継がれた国家の遺産でも、彼らの目にはガラクタとしか映らない。墓場に埋葬された祖先も単なる白骨化死体だ。考えてみれば不思議なもので、帰化鮮人でIT企業の社長とか金融資本家になる奴はいるけれど、日本を愛する歴史家とか伝統文化を守る知識人なんて見たことがない。ただし、我が国の朝鮮統治や支那事変を糾弾するために、真っ赤な史学部に入ってくる朝鮮人や支那人ならいるだろう。だが、皇統への敬愛を持って学者になろうとする者は皆無だ。確かに、彼らは銃の乱射や爆弾テロを起こさないが、日本文化を毀損するために一々つまらぬ事にケチをつけたり、フランクフルト学派に感動して、「俺も政治権力を用いて日本社会を内部から破壊してやるんだ」と意気込んだりする。こんな連中は地下牢か朝鮮半島に閉じ込めた方がいい。

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(写真  /  様々な朝鮮人)

  英国はこれからもテロの標的になるし、国内で育ったテロリストが再び事件を起こすだろう。それでも、イギリス人は異民族を排除できない。既に彼らは英国の分離しがたい一部になっているからだ。マンチェスターやリヴァプール、バーミンガムなどに根を張った異民族は、ペンチで引き抜こうとしても無駄である。ゲットーと化した都市部に棲息する移民たちは、貧乏な祖国に戻りたくないから、必死で抵抗するし、彼らに加担する人権派弁護士も出てくる。ヴォーグ・ウィリアムズのような白人女性が、「あいつらをさっさと捕まえて、どこでもいいから叩き出してちょうだい!」と叫んだところで、議員や官僚、マスコミは沈黙したままで、耳を貸す者はいないだろう。それよりも、彼女が移民たちの餌食にされそうだ。金髪だと強姦魔に狙われそうだから、髪を黒く染めるなんて状況になったら気分が暗くなる。イギリス人の子供がママと一緒に有名な童謡「ロンドン橋落ちた」を歌うのは可愛らしいが、アラブ系の子供が父親と一緒に「London bridge is falling down, my fair lady !」と唄えば妙に背筋が寒くなる。本当にロンドン・ブリッヂが崩落したら怖いよねぇ。




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裏口からの侵入経路 / 祖国を持たない異邦人(前編)

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「もう充分だ !」と叫びたいブリテン人

  不治の病には色々あるが、「馬鹿は死んでも治らない」というのがイングランドの病状である。歯医者のドリルが怖くて虫歯を我慢する子供だって、耐えきれなくなれば諦めて治療を受けるものだが、イギリス人は精神を冒されているので、命が危ないと解っていてもどうすることもできない。国内でテロ事件が頻発しているのに、その根本的解決策を避けているのだ。何人殺されようとも移民政策を撤回せず、不法入国者さえ叩き出すことができない。殺戮事件が起きれば、その都度「我々はテロに屈しない!」という空念仏を唱えて悦に入ってる。アホが安住できるのは、来世か天上にある「神の国」しかない。こんなに治安が乱れれば、普通の庶民だって痺れを切らし、「もう沢山だ!」と癇癪を起こすんじゃないか。

Salman Abedi 2(左  /  サルマン・アフメド)
  5月22日の夜、アリアナ・グランデのコンサートに潜り込んだサルマン・アベディー(Salman Abedi)は、自家製の爆弾を破裂させ、何の罪も無い観客を22名も殺し、負傷者約120名を出す兇悪テロ事件を起こした。この自爆犯は度々リビアを訪れていたそうで、反カダフィー戦士として内戦に係わっていたようだ。両親が母国リビアに戻っても、彼だけはブリテンに住み続けていたらしく、イギリス人からすれば迷惑な話だ。英国の報道機関はサルマンの私生活や交流関係を伝えていたが、肝心な点を議論せぬよう「配慮」をみせていた。それは彼が英国に滞在できた理由である。そもそも、こんなリビア人が堂々とブリテン島に棲息できること自体が異常なのだ。そんなに自爆テロを決行したいのなら、リビアの繁華街がサハラ沙漠でやってくれと言いたい。マンチェスター・アリーナで死亡した子供や若者が何とも可哀想で気の毒だ。彼らは、まさか自分が巻き添えになって死ぬとは思っていなかったはずである。被害者の家族だって「そんな! 信じられない!」といった心境だろう。

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(左: 最年少の犠牲者となったサフィー  /  右: 犠牲者となったジョージナ・ベサニー)

  でも、「まさか」と思いたくなるような事件を起こす奴は、「やはり」と思えるような人脈を持っていた。このサルマンは品行方正な青年とは程遠く、悪党かゴロツキといった社会のクズであったのだ。彼が昵懇にしていたビラル・アフメド(Bilal Ahmed)は、二人の友人と共に刑務所に入っていた。その罪とは何か? 彼らにとっては定番の「輪姦」である。所謂「白い肉」を漁る強姦魔であった。(James Tozer, "Manchester bomber was part of mob that waged campaign of intimidation against schoolgirl rape",  Daily Mail, 27 May, 2017) 被害者少女(16歳)の母親は、テロ事件の一報を聞いた時、すぐに「あの碌でなし連中の仲間だ !」と判ったそうである。悪い奴には、それ相応の同類が友人になっているということだ。

Salman Abedi (left)Bilal Ahmed & Osman & Yussuf









(左: 写真サルマン・アベディーとビラル・アフメド  / 逮捕されたアフメド  / 共犯のオスマン   /  右: 共犯のユサフ)

  日本人の我々がコンサート会場での爆破事件を耳にすれば、「なんでマンチェスターなんだ?」と疑問に思うだろう。「テロなら首都のロンドンじゃないか?」と考えてしまうのも無理はない。しかし、マンチェスターの人種構成を調べてみればうなづけよう。ロンドンの北西部に位置するマンチェスターは、人口約53万人を擁する地方都市で、そのうち約8万人がイスラム教徒であるらしい。(Melting pot Manchester stresses unity after concert attack, Mail.com., May 25, 2017) ただ、これは宗教を尺度とした住民調査であるから、人種や民族を加味すると違った様相になるはずだ。例えば、シク教徒やヒンドゥー教徒を含めれば非キリスト教徒の数はもっと増えるし、たとえキリスト教徒でも黒人ならば非イギリス人となる。また、これといった宗教を持たない支那人は、「金銭崇拝教徒です」とは答えないから、統計上の「宗教欄」には「その他」に分類されてしまうのだ。したがって、書類上だけでは支那人なのか別の民族なのか分からない。もはやマンチェスターの街は「異教徒のメッカ」と化しており、インド料理屋とかパキスタン料理の店ばかりではなく、ハラル(ムスリムの誡律に基づく調理法)スナックを売るベイルート出身者の店とか、ケバブ料理を出すアフガニンタン人の店などが点在しているそうだ。もう、そこには懐かしいイングランドの風景は無い。アングロ・サクソン人が住んでいないアングル人の王国って何なのか、筆者にはよく分からない。もし、日本の街で日本人が消滅したら、そこは「日本」なのか、それとも「かつて日本の一部だった土地」、あるいは「外人により占拠された租界」なのか、なんとも答えられない難しい疑問である。

Muslims in Manchester 2Muslim girl in Manchester 2








(写真  /  英国のイスラム教徒)

  異民族に支配された地域があることは問題だが、これは一般国民にも責任の一端がある。彼らやその両親、兄弟姉妹、祖父母、従兄弟などが、「多民族共存」という“綺麗事”に浮かれて、有色移民の流入に反対しなかったのだから。冷たい言い方だけど、政治家の尻ぬぐいは、いつも庶民がやることになるのだ。無責任者が置き去りにした責任は、忘れた頃にやって来る。露骨に言えば、無邪気に移民を歓迎していた親のツケが、無辜の子供に降りかかり、血しぶきと肉片を以て清算されたのだ。現実を無視したリベラル政策の結果が、数十年後になって現れ、身に覚えの無い庶民は「なんでこうなるの? 」と自失呆然。彼らは自分のせいだなんて思わない。「警察は何をしていたんだ?」とご立腹。でも、警察官からすれば、「あんたらが選んだ議員による結果なんだからさぁ」とつぶやきたくなる。それにしても腹立たしいのは、「責任者」だった政治家が素知らぬ顔で気楽な隠居生活を送っていることだ。まず、「私のせいです」と謝罪する元議員は皆無だろう。もっとも、あの世へ行ってしまった人は不可能だけど。

Muslims in Manchester 3British Pakistani 3








(左: 英国のイスラム教徒  /  右: 英国在住のパキスタン人)

  マンチェスターで血の嵐が巻き起こったかと思えば、今度はロンドン・ブリッジで悲劇が起きた。そして、犯人はまたもや非イギリス人。しかもイスラム教徒。当初、警察当局は犯人の素性を隠していたが、やっとテロリスト三名の正体が明らかとなった。一人目はカラム・シャザッド・バット(Khuram Shazad Butt / 27歳)なるパキスタン生まれの「ブリテン国民」である。ただし、書類上は「ブリテン人」でも、実際上は「パキスタン人」と考える方が妥当だ。マスコミは矢鱈と「ブリテン国民(British citizen)」と呼びたがるが、日本人が見たって明らかに「非ブリテン国民」と判るじゃないか。一般のイギリス人やスコット人なら、「あっ! パキ(Paki)の野郎がやったのか !」と心の中で叫ぶはずだ。彼は事件を起こす前から警察やマスコミに知られていたようで、公衆の面前でイスラム国の黒い旗を靡かせ、過激なイスラム思想を語っていたようだ。(まぁ、ロンドン市長じたいが非イギリス人なんだから、イスラム教徒が群棲してもしょうがないか。)

London Bridge AttackersSadiq Khan 1










(左: カラム・バット  / ラシード・レドゥワン  / ヨセフザグバ  /  右: サディク・カーン市長 )

  二番目の男は、モロッコ生まれのラシード・レドゥワン(Rachid Redouane)というリビア人である。この男のケースだけは刮目すべきであろう。というのも、ラシードはシャリース・オライリー(Charisse O'Leary)というイギリス人女性と結婚し、ちゃっかり娘までもうけていた。そして、もっと恐ろしいのは、こんなリビア人が図々しくイングランドに住んでいたことである。2009年、ラシードは英国政府に難民申請を行うが、あっさりと却下されてしまった。以前、彼は「ラシード・エルクダー」という偽名を用いて旅券を入手したことがある。この偽造旅券を持ってフェリーに乗船し、北アイルランドに渡ろうとしたところ、スコットランドで捕まったそうだ。ところが、彼には切り札となる恋人がいた。2012年、ラシードとシャリースはアイルランドのダブリンへ向かい、そこで結婚式を挙げてしまったのだ。監視の緩いアイルランドで夫婦の登録をしたラシードは、晴れて自由な行動を取れる「西歐人」となった。

Charisse 1Charisse O'Leary & Rashid











(左: シャリース・オルライリー  /  右: シャリースと娘のアニマ)

  ところが、「甘い生活」も長くは続かなかった。シャリースはラシードと結婚したものの、夫婦生活を送ってみると、夫からの暴行やイジメに苦しんだそうで、彼らがロンドンに住みついてから九ヶ月後に別れたそうだ。この暴力夫は彼女にイスラム教へ入信するよう迫ったことがある。しかし、彼女は改宗を拒んだ。そこでラシードは娘のアニマをイスラム教徒にしようとしたが、シャリースは「絶対に嫌」と言い張って我が子を守ろうとした。(Ashitha Nagesh, London Bridge attacker was a violent and controlling husband, The Metro, 7 June 2017)  イスラム教徒の夫にしたら、当然のことを言ったまでなのに、イギリス人女性には通用しなかった。ラシードは妻に髪をベールで隠せと命じたが、シャリースは頑として応じなかったという。一般のヨーロッパ人女性なら、あんな格好には耐えられない。「ばっかじゃないの!」と撥ねつけるのが普通だ。

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(左: 日本にやって来そうな中東アジア人  /  右: イスラム教徒の親子)

  それにしても、こうした家庭内の宗教問題は、呑気な日本人への具体的な警告となりうる。よく気軽にマレー人とかトルコ人、パキスタン人と付き合う日本女性がいるけど、彼女たちはイスラム教の厳格さを解っていないのだ。結婚前は“紳士”的に振る舞っていても、結婚後に亭主が“専制君主”に変わることだってあり得る。予想しなかったというが、実際は予想「できなかった」のだろう。彼女たちは亭主の「所有物」とか「従属者」になったとは思っていないので、通常の生活を過ごせると思っているのだ。いくら外国人と結婚したからとて、自分が外人になるはずはない、と高を括っているのだ。余計なお世話かも知れないが、筆者はある食料品店に入った時、東南アジア人風の亭主と、スカーフを頭に被った日本人妻を見てゾっとしたことがある。(だが、そのカップルに興味があったので、気がつかれないようしばらく観察してみた。確証はないんだけど、長年の勘で、何となくイスラム教徒のように思えてならなかった。) 日本人女性が自主的にイスラム教の信仰を持つことに異論は無いが、彼女たちの親はどう考えているのか? 自分の大切な娘が、異様な顔附きのクルド人とかアラブ人と結婚し、生まれてきた孫が自分とは違った容姿を持っていることに違和感が無いのだろうか? 日本政府は多産のムスリム夫婦が増えて喜ぶた゜ろうが、伝統的価値観を持つ日本の親は複雑な気持ちになるだろう。

  横道に逸れたので話を戻す。アイルランドはEU加盟国になっており、もし非EU圏の国民がEU国民と結婚した場合、このカップルはブリテンとアイルランドの間を自由に往来できるのだ。しかも、パスポートのチェックを受けずにである。2014年、ラシードはEU国民と結婚したことを以てアイルランドへのヴィザを獲得できた。GNIBといったEU国民配偶者カードを付与されたイスラム教徒は、合法的な入国者となって移民局の役人に怯えることはない。ラシードは大威張りでイングランドの国境を通過でき、こんな光景を目にするイギリス人の入国管理官は苦虫を噛み潰すだろう。英国の国家安全保障専門家によると、イスラム教徒や怪しげな移民、犯罪者予備軍などは、こうしたEUのIDカードを目的にイギリス人やヨーロッパ人と結婚することがあるそうだ。特に、テロを計画する者や、何らかの政治的意図をもつ外国人にとっては、これが英国への裏口となってしまい、彼らは「バックドア・テロリスト(backdoor terrorists)」あるいは「スリーパー(潜伏者)」と呼ばれているそうだ。

Muslim schoolgirls in Manchester 1Manchester UK







(左: 英国の学校に通うイスラム教徒の少女  /  右: マンチェスチーのイスラム教徒住民)

  この結婚による定住資格の取得は、英国だけの問題ではなく、日本にとっても重要な教訓となるだろう。単なる経済移民や不法移民でも、日本人と結婚すれば国籍取得が容易になるし、たとえ密入国者と判明しても、子供をつくっていれば強制送還を免れることができる。日本は不法外国人に対して厳しい態度を取れないので、性悪な外人は、泣いてゴネれば滞在が可能になると判っているそうだ。そうでなくても、左翼の政治家や官僚が多いから、犯罪者の外国人でも半永久的に滞在することかできるのだ。かつて法務大臣になった民主党の千葉景子は、偽装入国、つまり赤の他人に成りすまして日本の大学に入った支那人姉妹を追放せず、「せっかく勉強するんだから」といって特別滞在許可を与えてしまったことがある。犯罪者にボーナスをくれてやるのが法務大臣の職務なのか? 万引きの被害に遭ったスーパーの店長が、窃盗犯にクーポン券を渡したなんて聞いたことがないぞ。

  日本に滞在するアジア人とかアフリカ人の難民や亡命者を、一概に憐れむのは間違いである。難民申請者とか不法入国者は、入管職員に見つかる前に日本人の恋人を作り、早めにセックスをして子供を作って方がいいと考えてしまうのだ。我が国は外人から甘く見られているので、彼らは何度でも難民申請を行い、ズルズルと滞在期間を延ばす作戦に出る。最悪なのは「人権派」弁護士が支援者につくことだ。そして、こうした期間に日本人と同棲して、強制送還されない理由、すなわち「子供と一緒に暮らす権利」を作ってしまう。混血児の子供は必ず日本国籍者となるので、たとえ不法入国者でも、片親を国外追放処分にすれば、マスコミが「人権無視だぁ~」と騒ぎ立てる。こうなると、厄介事を嫌う役人は「じゃあ、今回だけね」と内緒で滞在許可ほ出してしてしまうのだ。本来なら、子供の国籍を認めず、不埒な親と一緒に追放してしまえば良いのだが、冷酷になれない日本人はつい許してしまうことが多い。不法入国者と夫婦(めおと)になった日本人は、配偶者の本国で“幸せに”暮らせばいいのだ。それにしても、結婚やセックスをすれば罪が消えてしまうんだから、不逞外国人は「人権万歳!」と叫びたくなるだろう。

victim Sara Zelenak missingvictim Christine Archbald 2victim Alexander Pigeard






(左: サラ・ゼレナック  / 中央: 犠牲者のクリスティーヌ /  右: 犠牲者のアレグザンダー)

  三番目のテロリストは、ヨセフ・ザグバ(Youssef Zaghba)というモロッコ系イタリア人である。彼の父親はモロッコ人だが、母親がイタリア人なのでイタリア国籍を持っているそうだ。ヨセフはロンドンのレストランで働いていたが、シリアへ渡航しようと思っていたくらい聖戦に興味を示し、治安当局にも危険人物と見なされていたようだ。こうした極悪人三名がクルマを運転して通行人の列に突っ込み、刃渡り12インチのナイフを手にして、無差別に斬りつけていた、というんだから本当に寒気がする。カフェで食事を取っていた人や、バラー・マーケット(Borough Market)附近で買い物をしていた人々にとっては、まさしく戦慄の修羅場であった。いきなり現れた外人が刃物を振り回して一般人を刺し殺し、路面に鮮血が飛び散ったんだから、腰が抜けてしまうじゃないか。脚の悪い高齢者だと、咄嗟に逃げることは出来ないぞ。もし妊婦が居たらどうするんだ? この兇悪事件により8名の男女が死亡したという。被害者には外国人もいたそうだから、遺族は旅先からの知らせを聞いて愕然としたはずだ。被害者家族の中には生死の確認が取れず、不安な時間を過ごしていた人がいるらしい。例えば、死亡者の一人であるサラ・ゼレナック(Sara Zelenak)さんは、事件発生当初、行方不明とされていたが、後に死亡したことが確認されたという。彼女の家族は一途の望みを託していたが、その願いも虚しくサラさんは還らぬ人となってしまった。

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(左: 犠牲者のザヴィエル  / 右: 犠牲者のクリスティー )

  こんな殺人事件が起きると、マスコミは警備体制の欠陥や警察当局の不備を槍玉に上げたりする。しかし、こんな連中を迎え入れた議員の名前を公表し、彼らを支持した団体の正体を明かそうとはしないのだ。テレビや新聞の報道だけを追っていると、テロリストが“いつの間にか”「するり」っと入国してきたように思えてしまう。だが、こうしたテロリストや殺人鬼は、公職に就く政治家や税金を配る官僚の「支援」で、快適な英国に居住できたのだ。「国内の労働不足を補うため」とか「グローバル時代における異動の自由」、「人道的見地からの難民受け容れ」などといったお題目で、人種や文化の違う外国人を輸入したら、予想外の悲劇が多発したなんて漫画にすらならない。最初から分かっていたのに、「右翼国粋派」からの反対を無視して「エイリアン」を入れた議員の責任はどこにあるのか? また、こうした左翼議員を支援したマスコミに責任は無いのか? 死亡した「イギリス国民」には発言権が無いので、遺族が代弁者となって「責任者出てこい!」と叫ぶしかない。「北アフリカ人や中東アジア人への差別は駄目よ!」と説教を垂れていた人権派は、犠牲者が眠る墓地の前でも同じセリフを吐けるのか?

  「後編」ではテロリストの内面を考えてみたい。


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