無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

人種問題

聖人になった黒人 / 変質するアメリカ (前編)

チンピラ黒人が「聖人」に昇格した日

George Floyd brother Philonise FloydGeorge Floyd cult 7








(左 : 記者会見に臨むジョージ・フロイドの遺族  /  右 : フロイドの死を悼み、お揃いのTシャツを着て抗議する黒人グループ )

  日本と同じく、アメリカ合衆国という国家も“公民”と“領土”が中核を成す要素になっている。国家意識が欠落した日本人は、自国の領土が侵掠されても、主権が蹂躙されても一向に気にしない“島民”に成り下がってしまった。さらに嘆かわしいのは、公民の“質”が変化しているのに、それを平然と眺めている態度である。一方、アメリカ人にはまだ国土防衛意識が残っているので、ハワイやロードアイランドが侵掠されれば、全軍を以て防衛する気概がある。しかし、西歐系アメリカ人にも、似たような症状が現れてきた。彼らは「公民(citizen)の質」に関する議論を避けようとする。特に、リベラル思想を植え込まれた高学歴の白人ほど論争を忌避する。なぜなら、それを始めれば、必ずや「人種の壁」にぶち当たるからだ。これは理性で解決できる問題ではない。人間の感情に基づく社会問題は、たとえ話し合いで鎮火したように見えても、心の底に反感の火種が残ってしまうものだ。抑圧された炎というのは反撥が強く、何かの切っ掛けがあれば、容易に再燃して火柱を上げてしまう。だから、脅迫や弾圧で人為的に抑え込もうとすると、却ってその摩擦熱が増強され、国民の分断にもなりかねない。

  アメリカ人というのは、いつも国内問題で揺れている。BLM(黒人の命も大切だ)運動の発端となった、ジョージ・フロイド(George Floyd)の死亡は未だ記憶に新しい。白人警官のデレク・ショウヴィン(Derek Chauvin)に膝で首を押さえられ、もがき苦しみながら逮捕される映像は、繰り返しマスコミによって流された。ところが、フロイドの遺体を調べたところ、彼は窒息死ではなく、心臓疾患と薬物の使用が主な死因と考えられるのだ。検死官のアンドリュー・ベイカー医師によれば、生前のフロイドはかなりの鎮痛剤を服用していたらしい。(Lou Raguse, "New court docs say George Floyd had ‘fatla level’ of fentanyl in his system", KARE 11 news, August 26, 2020.) こうした鎮痛剤の常用に加え、メタンフェタミン(methamphetamine)も使っていたから、逮捕時にフロイドの心臓が圧迫されたのも当然である。たぶん、裁判ではショウヴィンの行為がどれ程のレベルで死亡に繋がったのかが焦点となるだろう。薬物の過剰摂取で死に至ったのか、それとも首を圧迫されたから、それが引き金となって死亡に至ったのか、が争われるはずだ。

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(左 : ジョージ・フロイド  /  右 : デレク・ショウヴィン)

  しかし、フロイドの死亡事件は医学的な検証問題ではなく、あくまでも“政治上の問題”である。彼の逮捕劇を目にした黒人は、「白人警官による過剰防衛だ ! 黒人に対する不当な暴力だ !」と騒ぎ立て、その怒りは澎湃として全米各地を覆ってしまった。米国の黒人は多かれ少なかれ、日常生活で何らかの差別や恥辱を受けているから、一旦火がついた黒人の怒りは治まらない。ルサンチマン(ressentiment)とは、「繰り返し恨みを抱く」ことだから、黒人は過去を振り返って何度も味わった屈辱を思い出す。彼らはそれぞれ理不尽な境遇に憤る。単に黒人として生まれただけなのに、何で二級国民のように扱われるのか、と。さらに、毎日の生活で目に見えない壁に囲まれ、出世や成功が妨げられているから、「おのれ~、白人ども ! 積年の怨みを晴らしてやる!」と勢いづく。

   でも、実際は黒人による犯罪で不幸になる白人の方が多い。主流メディアが意図的に隠しているから、リベラル白人が気づかないだけだ。しかし、FBIの統計を目にするアメリカ白人は、口には出さないが心の底で薄々分かっている。根拠なき批判はいけないけど、黒人の犯罪率は異常に高いから、黒人が集まると妙な目で見られたり、「何かよからぬことをするんじゃないか?」と疑われてしまうのだ。(以前当ブログで紹介したが、米国の主流メディアはコリン・フラハティー<Colin Flagerty>の本を意図的に隠している。黒人批判書の出版後、彼はテレビ局から干されてしまった。) 例えば、白人客なら普段着で「メイシーズ(Macy's」や「ハロッズ(Harrods)」に入っても怪しまれないのに、黒人がフード附のパーカー姿で入店すると、店の警備員がジッと見つめたりするから、まるで万引犯にでもなったような気分になってしまうのだ。また、趣味の悪い自分のクルマを運転すれば、白人警官のハイウェーパトロールに停車命令を喰らうし、いつもの仲間と高級住宅地を歩けば、「ここで何をしているんだ?」との職質を受ける。まぁ、確かに都市部などでは黒人の犯罪者が多いから、アメリカの白人はどうしても警戒してしまうのだ。

  一般の日本人はこれを以て「偏見だ ! 有色人種への差別だ !」とわめき立てるが、いざ黒人の群れに迷い込んだり、黒人街に住むとなれば、日本人は白人以上に警戒したりする。そもそも、「偏見(prejudice)」というのは、「予め」「判断」することだから、我々の生活には欠かせない意識(用心)である。よく、小学生の子供を持つ母親が、「変なオジさんについて行っちゃダメよ !」と釘を刺すが、どうやって子供はある人を「変」とか「危険」と判断できるのか? もしかすると、日本人の親は日常生活の躾で、無意識的に「変な人」の外見を子供に教えているんじゃないのか? アメリカには変態や兇悪犯、不法移民とかストリート・ギャングとがゴロゴロいるから、子供の一人歩きなんか絶対に厳禁だ。日本の女子大生は、大学の授業になると「人種偏見は赦せない!」と憤るが、電車の中でインド人やトルコ人の隣には坐ろうとせず、女性客の隣に坐ろうとする。さらに、彼女達がいざ子供を産んで母親になると、公園に集まるパキスタン人やベトナム人、アフリカ人を目にして、我が子の安全を図ろうとするんだから呆れてしまうじゃないか ! 日本人は根っからの差別主義者じゃないけれど、我々の「自然な反応」や「日常の偏見」をドイツ人やフランス人のピンク左翼が聞いたら、きっとビックリするぞ。

  脱線したので話を戻す。ジョージ・フロイドの「圧殺死」は全米各地に木霊(こだま)し、彼の不幸な死を悼む黒人は後を絶たなかった。米国の根深い人種対立を知らない日本人だと、「たかが不逞黒人のフロイドが警官に抵抗して自業自得の発作を起こしただけなのに、どうして見ず知らずの他人があれほど騒ぐのか?」と訝しむ。だが、人種問題で大統領選挙を操作したかった闇組織は、「全体主義反対」を掲げる極左グループの「アンティファ」を利用しようと考えた。ロクでなしの左翼に大金を流して操るのは、闇組織や外国勢力の常套手段である。日本の60年安保闘争や70年代の新左翼運動には、ソ連工作員の資金が流れていたじゃないか。もちろん、機動隊とぶつかっていた左翼学生は、酒を飲みながらインターナショナルを唄うくらいで、裏金については何も知らなかった。彼らは汚く伸ばした長髪とゲバ棒を片手に、「反戦平和」の闘士を気取ったり、「社会正義」の雄叫びを上げるだけ。東工大出身の菅直人や信州大出身の猪瀬直樹に訊いてみればいい。ちなみに、猪瀬は「白ヘル」で、同志社大の佐藤優(さとう・まさる)は「黒ヘル」だった。佐藤を「保守派言論人」と勘違いした新潮社や『諸君!』の元編集員は反省しろ。まぁ、KGBの工作員からすれば、「馬鹿と左翼は使いよう」という訳だ。

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(左 : 運び出されるフロイドの棺  /  右 : 街道で棺を見送る民衆)

  日テレやTBS、フジテレビなどの地上波ワイドショーは報じなかったが、ジョージ・フロイドの神格化は凄まじかった。まるで大統領か陸軍元帥の国葬みたい。フロイドの遺体は豪華な棺に入れられ、馬車に曳(ひ)かれながら街道を通過した。道路沿いでは多くの人々が見守り、フロイドの棺が通り過ぎると涙をこぼす。街中には彼の巨大な肖像画が飾られたり、壁にも彼の龍顔(りゅうがん)が描かれていた。さらに、大勢の黒人が次々と肖像画の前で跪(ひざまづ)き、惨殺されたフロイドの死に哀悼の意を示した。外国人がこうした礼拝を見れば、「フロイドは何かの殉教者なのか?」と尋ねてまうだろう。

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(左 : フロスドの棺の前で跪くジェイコブ・フレイ市長  /  右 : 祭壇となったフロイドの祈念碑 )

  日本人がフロイドの一件で“驚愕”してしまうのは、ミネアポリスの市議会が手渡した慰謝料の金額である。何と、ミネアポリスの行政府は和解金として2,700万ドル(29億7000万円)をフロイドの遺族に支払ったのだ。(Emily Shapiro and Whitney Lloyd, "$27 million settlement for George Floyd's family approved by Minneapolis City Council", ABC News, March 13, 2021. ) もう信じられない金額だが、高額訴訟が頻繁に起こるアメリカだからしょうがない。(まだ、法廷での決着がついていないのに、早々と判決が下る前に慰謝料を払うなんて前代未聞である。) 遺族に雇われたベン・クランプ弁護士によれば、フロイドの死は正義と変革を望む否定しがたい声を解き放ち、黒人の命も大切だということを再確認すると共に、警官による有色人種への暴力を終わらせるメッセージとなったらしい。そして、彼の死は永遠に刻まれることになった。何と、逮捕劇が起きた38番通りとシカゴ・アヴェニューの交差地点が、「ジョージ・フロイド・スクウェアー」と命名されたのだ。NYの「マディソン・スクウェアー」なら聞いたことがあるけど、ミネアポリスに新たな記念広場ができるなんて、もう絶句するしかない。単にゴロツキ黒人が不運な死を迎えただけじゃないか ! ホント、主要メディアと左翼の富豪による世論操作は誠に恐ろしい。

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(左 : フロイドを記念する壁画  /  右 : 壁画の前に献上された花束)

本音を語ってクビになった教授

  間抜けな西歐系白人は、黒人やユダヤ人に譲歩することが如何に危険であるかを今、ようやく気づいた。日本の地上波テレビや全国紙は全く取り上げないが、全米各地では大小の人種問題が起こっている。例えば、名門のジョージタウン大学で、「人種差別発言」を口にしたロー・スクール(法科大学院)の教授が解任されるという事件が起きてしまった。非正規教授(adjunct professor)のサンドラ・セラーズ(Sandra Sellers)は、ズームで同僚教授のデイヴィッド・バトソン(David Batson)と話している時、つい、うっかり黒人学生に対する“本音”を漏らしてしまった。彼女はこう不満を述べる。「あのねぇ~、こう言いいたくないんだけど、いつの学期でも成績が悪い学生というのは黒人なのよ ! ホント、毎学期なんだから。まぁ、あなた(バトソン)のところには良い学生(黒人)もいるんでしょうけど、いつも底辺をウロウロしている学生っているのよねぇ~」、と。

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( 左 :  サンドラ・セラーズ / 右 :  デイヴィッド・バトソ )

  案の定、この会話を録画したビデオは、インターネットで流れてしまった。当然だけど、二人の会話を聞いた黒人達は大激怒。所属教員の問題発言は電光石火、アメリカ中を駆け巡った。法学部の責任者は慌てふためき顔面蒼白だ。ビル・トレーナー学部長は直ちに声明を発表し、「二人の教員による会話は誠に不適切で、黒人学生に対する評価は非難されるに値するものです」と謝罪し、「セラーズ教授はもはやジョージタウン大学と関わりを持ちません」と述べた。つまり、馘首(クビ)ということだ。相方のバットソン教授も譴責されたそうで、大学にある「多様性・平等・優遇制度評議会」の調査が済むまで謹慎・停職との処分を受けた。まぁ、「口は禍(わざわい)の元」と言うけど、「正直は美徳」じゃなく「愚策」である。アメリカでは黒人の地位を上げるために大学入試でも「下駄を履かせて押し上げる」こともあるし、成績が悪くても「特別枠」とか「優遇措置」を設置することで採用するそうだ。でも、高度な技能や知識を求められる空軍では、「上げ底」採用は危険だから無理。確かに、戦闘機は人間の馬力じゃ動かない。軍隊のリクルート係は努力しているものの、なかなか黒人が採用基準に満たなくて苦労しているそうだ。しかし、筋肉の頭でいい海兵隊や陸軍は別。なぜなら、最前線で“消耗品”となるから。

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(左 : メイシャ・ロス・ポーター / 右 : リチャード・カランザ )

  多民族教育が浸透したせいか、政界でも黒人の採用は活発である。人種の坩堝あるいは猥雑なゲットー地区として有名なニューヨーク市では、“多様性(diversity)”に富んだ人事採用および配置転換が流行(はやり)となっている。最近、ニューヨーク市の学校運営を統括する教育長(Chancellor)の椅子が、リチャード・カランザ(Richard Carranza)からメイシャ・ロス・ポーター(Meisha Ross Porter)に代わったそうだ。なぜなら、前任者のカランザは学区を再編し、生徒を審査する入試を廃止して、もっと“多様性”に満ちた学校を創ろうとしたからだ。つまり、彼は従来の学区や入試を続けていると、黒人が多い特定の学校が出来てしまうので、人種の比率を考慮した学校を各地に創ろうとした。(Lia Eustachewich, "Who is Carranza'ssuccessor, new NYC schools Chancellor Meisha Ross Porter?", New York Post, February 26, 2021.) しかし、彼の動きに白人の親が猛反発。「そんなことをされたら、ウチの子が通う学校に“もっと”たくさんの黒人が来ちゃうじゃない! そんなの御免よ !」と激怒したらしい。

    市長のビル・デ・ブラジオ(Bill de Blasio / 本名 : Warren Wilhelm, Jr.)は、こうした「人種統合」による揉め事に頭を痛め、人事の刷新で乗り切ろうとした。そこで、ポーターが黒人初の教育長となり、「人種隔離」の教育界を取り仕切ることになったそうだ。しかし、この黒人教育者も筋金入りの左翼だから、どんな行政手腕を発揮するか分からない。ポーターはビッグ・アップル(ニューヨーク市)の学校をもっと多様化させる、と豪語していたから、白人の比率が高い学校に黒人の生徒を無理やり押し込む可能性もある。というのも、彼女はかつて「優秀な子」という名目で、標的にする学校へ黒人の子供をネジ込んだことがあるからだ。ポーターはクィーズ地区にある南ジャマイカで生まれ育ったから、黒人優先主義に染まってもおかしくはない。ここでは詳しくのべないが、筆者はこの地区を何回か歩き回ったことがあるので、“どんな”場所なのかよく分かる。普通の日本人が訪れたらゾッとするぞ。

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(左 : ビル・デ・ブラジオ  /  中央 : シャーレーン・マククレイ  /   右 : 父親と一緒のキアラ・デ・ブラシオ )

  ちなみに、市長のビル・デ・ブラジオは黒人の詩人であるシャーレーン・マククレイ(Chirlane McCray)と結婚した。ハネムーンは当時渡航禁止のキューバであったというから、いかにも左翼カップルらしい。二人の間には娘のキアラ(Chiara)と息子のダンテ(Dante)が生まれたが、二人とも曰く付きの“ガキんちょ”だった。息子のダンテは名門のイェール大学に合格したが、なんと彼にはNYPD(ニューヨーク市警察)の護衛官による“送り迎え”というサービスがついていた。つまり、父親である市長は、マンハッタン(ニューヨーク州)からニューヘヴン(コネティカット州)までの通学を警官に頼んでいたのだ。(Graham Rayman and Stephen Rex Brown, "Mayor de Blasio's used his NYPD security detail to take his son to Yale", New York Daily News, October 28, 2019.) もちろん、デ・ブラシオ市長は権力の濫用を否定し、送り迎えは7、8回にすぎず、安全確保のためだったと言い訳をした。何となく、公私混淆の舛添要一を思い出す。

Chiara de Blasio 12Chiara de Blasio 11(左 : 青いクリームを唇に塗ったキアラ  /  右 : 鼻にピアスをつけたキアラ)
  娘のキアラはもっと問題で、絵に描いたような馬鹿娘である。以前、彼女は鬱病に罹ったそうで、それから逃れるべく薬物依存症になったそうだ。しかし、とんでもないのは彼女のオツムの方で、これまた典型的な左翼思想ときている。2020年5月30日、ジョージ・フロイドの死に関する抗議デモが、ニューヨークのマンハッタンで行われた。抗議デモの参加者らは道路を塞ぎ、不当な暴力に対して声を上げるが、取締のために駆けつけた警察官はこれを鎮圧すべく、345名を逮捕した。ところが、この逮捕者の中に市長の娘が混ざっていたから、さあ大変。6月になってキアラ・デ・ブラシオの逮捕がバレたから、各マスコミが市長のもとに集まることに。(Adam Edelman and Tom Winter, "NYC Mayor de Blasio's Daughter Arrested during Saturday Night Protests", NBC News, June 1, 2020.)  父親がNYの治安を守るために警察組織を統括しているのに、その娘が厄介事を起こしているんだから、呆れてしまうじゃないか。しかも、デモ隊の攻撃により33名の警官が負傷したのだ。左翼の活動家は警察を「国家権力の暴力装置」と見なしているから、取り押さえようとする警官隊に手当たり次第、そこら辺のモノを投げつけたりする。中には「モロトフ・カクテル(火焔瓶)」を手にする奴もいるから要注意だ。

Dante de Blasio 1Dante de Blasio 2Chiara de Blasio & Bill & Dante & Chirlane at 2015 Pride Parade








(左と中央 : ダンテ・デ・ブラシオ  /  右 : ゲイ・パレードに参加したデ・ブラシオ一家)

  とにかく、左翼上がりの政治家には、“とんでもない”家族がいるんだけど、本人も頭が左巻きだから、息子や娘の不祥事を世間に詫びず、逆に庇ったりするから始末に悪い。デ・ブラシオ市長も典型的な左翼オヤジで、家族と一緒に抗議デモに参加するし、同性愛者の擁護デモにも参列したことがある。娘のキアラはカルフォルニア州にあるサンタ・クララ大学(Santa Clara University)に入ったが、そこで学んだのは犯罪者を助けようとする法学とジェンダー研究(主に女性学)らしい。(Rose Minutaglio, "Who is Chiara de Blasio? Bill de Blasio's daughter was arrested while protesting", Elle, June 1, 2020.) 確かに、「学問の自由」は尊重されるべきだが、大学でフェミニズムやエスニック研究なんてしている奴は、卒業後、どんな職業に就くんだ? バラク・オバマみたいに「コミュニティー・オーガナイザー」なんて、“カタギ”の人間が選ぶ職業じゃないぞ。でも、有名人の子供は、親の七光りで左翼活動に邁進することもある。こうなると、共犯関係の主流メディアもスポットライトを当てるから、ひょんな事で下院議員選挙に受かってしまうケースも。これから、続々とアレクサンドラ・オカシオ・コルテスみたいな女が出てくるぞ。

Karen Ames 5Nicky Kram Rosen 1(左 カレン・エイムズ /  右ニッキー・ローゼン)
  脱線したので話を戻す。形式上「人種平等」を掲げる黒人女性であるが、ポーターは白人女性の犠牲によって高い地位に就いた人物である。デ・ブラジオ市長は「能力による抜擢だ」と反論するかも知れないが、「ポーターが“黒人”だから出世せさたんじゃないか?」という疑う人も多い。通常なら、行政手腕のある白人が配置されるはずだが、人種問題が絡むので黒人にしたとも考えられるのだ。こうした“政治的打算”で弾き飛ばされた白人教育者は憤懣やるかたない。ブロンクス地区のベテラン監督官であったカレン・エイムズ(Karen Ames)は、市の方針に腹を立て訴訟を起こしている。それに、エイムズはかつて学区の編成会議に出席した時、ポーターから馬鹿にされ、貶められたことがある。エイムズが人種平等を達成するための学区構成に反対したところ、ポーターはエイムズに口を挟むな、と告げたらしい。なぜなら、エイムズが「白人」であるからだ。つまり、白人には黒人の気持ちが解らないということだろう。第七地区で管轄長を務めるニッキー・ローゼン(Nicky Rosen)もポーターの方針に不満なようで、ポーターはユダヤ人に対しても消極的な採用をしたそうだ。たぶん、アシュケナージ系のユダヤ人も「白人の仲間」と見なしているのだろう。

Rafaela Espanal 02(左  /  ラファエラ・エスピナル)
  左翼の黒人というのは複雑な心理の持ち主で、白人からの差別を嘆くのに、自ら他の種族に意地悪をする。ブロンクスの第12学区を統括するラファエラ・エスピナル(Rafaela Espinal)は、これといった説明も無しに解雇されてしまった。これに納得できないラファエラは訴訟を起こしたという。彼女の推測によれば、「ワカンダ敬礼(Wakanda Forever salute)」をしなかったから、仕事をクビになったそうだ。一般の日本人がこれを聞くと、「何だ、そのワカンダって?」と首を傾げるだろう。これは2018年に公開されたマーベル・コミック原作のアメリカ映画、『ブラック・パンサー(Black Panther)』の中に出てくる架空の国家である。2020年に亡くなったチャドウィック・ボーズマン(Chadwick Boseman)が主人公の「ブラック・パンサー」を演じており、「ワカンダ国」はこの英雄に率いられた四つの部族が構成する超文明国。南鮮映画みたいだけど、ワカンダ国は高度な科学技術を誇っている、という設定だった。

  もう、脚本と設定を聞いただけで抱腹絶倒となってしまうが、アメリカの黒人は故郷に出現した超先進国に大感激。「キャプテン・アメリカ」みたいな白人のヒーローじゃなく、黒光りのスーパー・ヒーローが誕生したので、大勢の黒人が劇場へと殺到したそうだ。でも、日本ではイマイチというか、ほとんど話題にならなかった。もちろん、提灯持ちの評論家は「おもしろ~い」と称讃したけど、正常な日本人の反応は冷ややか。お世辞で評してもB級判定が精一杯。正直に言えば、C級作品といった感じだ。何しろ、興行成績はたったの15億6千万円ていど。(ランキングは37位。) あの失敗作と言われた『オーシャンズ8』だってランキングは34位で、興行収入は16億9千万円ほどであった。アニメ映画の「クレヨンしんちゃん」の方が上位で、ランキングは27位。興行収入は18億4千万円くらい。ちなみに、2018年のランキング第1位は『ボヘミアン・ラプソディー』で、131億円くらい稼いだそうだ。

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(左 : 「ブラック・パンサー」を演じるチャドウィック・ボーズマン /  右 : 「ワカンダ・ポーズ」をとる黒人ファン)

  話を戻す。解雇となったラファエラは、アフリカ系の黒人ではなくドミニカ系のアメリカ人で、本人曰わく、「アフロ・ラティーナ(Afro-Latina)」であるという。しかし、上司のポーターには不満なようで、ラファエラは「充分に黒くない(not being black enough)」黒人であったそうだ。さらに、ラファエラの行動が問題であった。彼女は黒い同僚に迎合せず、両手を胸の前でクロスさせる「ワカンダ・ポーズ」を拒否した。せっかく「ブラック・パワー」を誇示するジェスチャーなのに、それをしないで知らん顔。これじゃあ、ラファエラが“白眼視”されたのも当然だ。日本のワイドショーは伝えなかったが、当時、アメリカの黒人はウキウキしながら、みんなで「ワカンダ・ジェスチャー」を楽しんでいた。昔、長州小力が「night of fire」に合わせて踊っていたけど、あれと同じような臭いがする。

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(写真  / 「ワカンダ」式の敬礼を披露するスポーツ選手や政治家 )

  とにかく、人種や性別に関する問題は本当に根が深く、いくら考えても有効的な解決策が無い。異人種が混ざり合って暮らすと、厄介な問題ばかりが起こる。やはり、異質な人間は離れて暮らした方がいい。1980年代、「ザ・ビートルズ」のポール・マッカートニーは、スティーヴィー・ワンダーとデュエットで「Ebony & Ivory」を唄い、黒人と白人が仲良く共存する事を訴えかけた。1983年にはマイケル・ジャクソンと一緒に「Say Say Say」を唄って、世界的なヒット曲になったけど、あんなのは金持ちの道楽だ。現実の庶民は黒人と白人で分かれている。スティーヴィー・ワンダーは盲目だから、誰が白人か見分けがつかないし、マイケル・ジャクソンは白人に憧れて整形手術を受けた。ミュージシャンは暢気な世界に住んでいるから、歌で全人類が解り合えると思っている。「それなら、習近平の前で唄ってみろ !」と言いたい。

  後編に続く。
  


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人種闘争の影にユダヤ人が潜む

公民権運動はユダヤ人とソ連の後押しを受けていた

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(写真  /  ユダヤ人と一緒に公民権活動を行うキング牧師)

  大抵の日本人はソ連の崩壊を以て共産主義の流行が消滅したと思っている。確かに、昭和の頃には元気が良かった日本共産党でも、今では党員の減少と高齢化で悩んでいるし、社会党は看板を変えても凋落は止まらなかった。社民党の存続など風前の灯火(ともしび)だ。それに、役所で購読される赤旗といえども青息吐息。ところが、共産主義の妖怪は依然として世界各国を飛び交っている。一般の日本人は甘く見ているけど、この思想は単に国家経済を窒息させる呪いなんかじゃない。カール・マルクスが世界にバラ撒いた劇薬は、ユダヤ人の怨念から生まれている。畢竟、マルクス主義の要諦は人間を“改造”することにあった。案の定、憎しみに満ちたユダヤ人どもは、タカリ先のヨーロッパを自らの楽園に変えるべく、革命を以て現地の社会を根底から破壊しようと試みた。さらに、現在、この賤民は多文化主義を用いて歐米諸国を別のモノに変えようと謀っている。

  とにかく、ユダヤ人が安心して暮らすには、伝統的な、すなわち“排他的”な国民国家は不都合だ。中世の頃だと、ユダヤ人の財産を巻き上げる封建領主がいたし、彼らを敵視する乱暴な庶民もいた。ユダヤ人の高利貸しを憎んだ大衆だと、激昂してこの異人種を血祭りに上げていたくらい。フランス革命のお陰でゲットーが解体され、薄汚いユダヤ人は解放されたけど、迫害の情熱が根絶されることはなかった。ドイツでナチスが台頭すると、一般民衆までもが優生学や種族保存の意識に目覚め、この忌々しい異人種を排除・追放しようと動き出す。ユダヤ人にとったら戦慄の嵐だ。ユダヤ人の知識階級が「何とかせねば !」と考えたのも当然である。

  何しろ、彼らは親子代々、こうした苦い経験を嘗めてきたから、大衆の不穏な動きに敏感だ。となれば、裕福なユダヤ商人や大学教授は必死になって、西歐世界を造り変えねばならない。風変わりな異邦人でも、不愉快な異人種でも、温かく迎える“寛容な”社会が彼らの理想だ。それなら、さっさとパレスチナ(天主から貰った「カナンの地」)へ帰ればいいのに、ユダヤ人ときたら「貧乏な生活は厭だ !」ということで歐米社会に齧(かじ)りつく。まったく、支那人みたいに図々しい連中だが、頭がいいのでタカリ先の住民を騙すことができた。(日本の大学教授は「ディアスポラ(民族離散)」のヨタ話にコロッと騙されて、無自覚の親イスラエル派やユダヤ人擁護派になっている。高学歴のアホというのは、本当に救いがたい。)

  日本の大学教授とか政治評論家というのは、ある意味、ヤクザよりも知能が低い。暴力団の組長なら、“胡散臭い話”や“綺麗事”を耳にすれば、「何か裏があるんじゃねぇか?」と疑うし、偽善者の代議士や人権派弁護士がしゃしゃり出てくれば、「あの野郎のケツ持ちは誰なんだ?」と勘ぐるし、「誰かが裏で“絵”を描いているんじゃねぇか?」と怪しむ。ところが、象牙の塔に籠(こ)もっている木偶(デク)の坊だと怪しまない。もし、ヤクザ並の頭を持っていれば、日本の知識人でも米国でのBLM運動やアンティファ騒動を聞いて、「いったい誰が裏でゼニを流して操っているんだ?」と考えるはずだ。これといった学歴の無い庶民だって、用心深い人物なら、テレビ画面に映るデモ隊ばかりに目を奪われず、彼らを突き動かす支援団体や利益を得る黒幕を詮索するだろう。だいたい、ゴロツキ黒人が自前で資金を調達し、大規模な抗議デモを組織できるとは思えない。必ず、ジョージ・ソロスのような裏で糸を操る大物がいるはずだ。

  昨年から世間を騒がせるBLM運動を眺めていると、その源流となった公民権運動やマルティン・ルーサー・キング牧師の件が思い出される。日本だとキング牧師は人種差別と闘った“偉大な指導者”と思われているが、その取り巻き連中ときたら、真っ赤な黒人やマルキストのユダヤ人ばかり。さすがに全員とまでは言わないが、主要な側近には共産主義者が多かった。アメリカの一般黒人は信じたくないだろうが、キング牧師やその追随者は、狡猾なユダヤ人に支えられて「公民権運動」とやらに精を出していた。つまり、アメリカという白人国家を憎むユダヤ人が、間接的に黒人を利用して既存の社会を破壊しようと謀った訳だ。そして、この裏事情を全く知らない日本の教師は、無邪気にキング牧師を讃美していたのである。日本の子供は本当に惨めだ。

  以前、当ブログではキング牧師を利用するユダヤ人について述べたことがある。(参照記事) 高校や大学の教師は滅多に触れないげと、キング牧師にはスタンリー・デイヴィッド・レヴィソン(Stanley David Levison)という懐刀が居た。常連読者だと、何となく嫌な予感がするだろうが、このレヴィソンはNY生まれのユダヤ人。表向き、ビジネスマンを兼ねる弁護士となっていたが、裏では米国共産党と太いパイプを持つ極左分子であった。言い換えれば、共産党とキングを結ぶ仲介者。それゆえ、彼は1950年代、防諜機関であるFBIの監視対象となっていた。反共のJ.エドガー・フーバー長官が君臨するFBIなんだから、当然といえば当然。FBIの捜査官はアメリカ社会に浸透するソ連のスパイを摘発し、その脅威を取り除くべく反米主義者に目を光らせていた。とりわけ、CPUSA(米国共産党)は要注意団体だ。

MLK 006Stanley Levison 002Morris Childs 001








(左 :  マルティン・ルーサー・キング牧師  / 中央 : スタンリー・デイヴィッド・レヴィソン  /  右 : モリス・チャイルズ)

  当時、FBIは共産主義者の活動を把握するため、「SOLO作戦(Operation SOLO)」を実行し、それを約30年間も続けていたという。そこで、共産主義者のモリス・チャイルズ(Morris H. Childs)と彼の弟であるジャック・チャイルズ(Jack Childs)を密告者(情報提供者)にしていた。実は、この兄弟もユダヤ人。兄の本名は「モシェ・チロフスキー(Moishe Chilovsky)」といい、弟の方は「ヤコブ(Jakob)」という。もう、ユダヤ人とマルキストは同義語なのかと思いたくなるが、彼らの父あるヨセフ(Josef)はロシア出身のユダヤ移民であった。実はこのオヤジ、かつてはロシア皇帝に刃向かった革命家であったというから、根っからの左翼。ヨセフはシベリア送りになったというが、そこから脱出して米国を目指し、テキサス州のガルヴストン(Galveston)へと上陸した。(ちなみに、若き日のリンドン・B・ジョンソンは、この地域でユダヤ難民を助けていた。この極悪大統領が比類無きユダヤ人贔屓なのは非常に有名である。) 米国に辿り着いたチロフスキー家は、同胞が大勢暮らすシカゴへ向かい、そこでアメリカ風の「チャイルズ」に改名する。そして、一家の大黒柱たるヨセフは靴職人になったそうだ。でも「蛙の子は蛙」で、二人の息子は成長すると共産主義者に。兄貴のモリスは極左新聞の『Daily Worker』で編集員になったというから、「なるほど !」と納得できる。

  「タレコミ屋(snitch」となった弟のジャック・チャイルズは、FBIにレヴィソンについての情報を伝えていた。レヴィソンは正式な共産党員じゃなかったが、モスクワとアメリカの仲介役となり、ソ連からの資金を米国共産党に流していたそうだ。表向き、レヴィソンは国内や南米でビジネスをしていたから、スターリンからもたらされる支援金を洗浄し、こっそりとアメリカの共産党員に渡すことができた。また、レヴィソンは「アムトルグ貿易会社(Amtrong trade corporation)」の代表であるイシドール・G・ニードルマン(Isidore G. Needleman)とも連携していたそうだ。(「Amtrong」はソ連が運営するフロント企業。) このニードルマンもユダヤ人らしく、二人は「同志(comrade)」というよりも、親友(amigo)ないし兄弟(brother)に近い。赤いユダヤ人を見ると、赤の他人でも「同族(family)」なんじゃないか、と思えてくる。

  チャイルズ兄弟によると、レヴィソンはソ連から年間50万ドルくらい受け取り、それを米国共産党の財務担当者に渡していたそうだ。そして党の財務を司るウィリアム・ワイナー(William Weiner)が1954年に亡くなると、レヴィソンの役割は益々重要になり、党が所有する秘密資金の筆頭管理者になったという。しかし、1955年以降、レヴィソンの地位は低下し始め、1957年になるとFBIは彼の監視を終了したそうだ。そこでFBIはレヴィソンに近づき、「情報提供者にならないか?」と誘ったが、彼はきっぱりと断った。さぁ~すが、筋金入りのユダヤ人は意地でも、転向者や密告者にならない。

  日本の「転びマルキスト」には耳が痛いんじゃないか。共産主義者の間では、小林杜人(こばやし・もりと)や佐野学(さの・まなぶ)、鍋山貞親(なべやま・さだちか)などは「裏切者」となっている。興味深いことに、小林は無神論者から社会主義者へと変貌し、共産党に入って労農活動に専念する。しかし、気が小さいのか、それとも神経質なのか、「三・一五事件」で検挙されると、公判中に自殺未遂を図ったという。悪い時には悪い事が重なるもので、豊多摩刑務所の独房に入れられた時、母の危篤を知らされた。ところが、いくら頼んでも面会の許可が下りず、獄中で母親の死を告げられることに。昭和の初めだと、まだ親孝行の気風が残っていたから、極左分子といえども母親の死に目に会えないのは辛いことだった。

  号泣した小林は坊主との邂逅もあって獄中で浄土真宗に目覚め、出所後には、母親の墓参りをしたらしい。かつては「阿片」と考えていた宗教に小林は帰依した。彼は自らの人生を振り返り、共産主義を棄てたのは「転向」じゃなくて「没落」と考えていたそうだ。それと共に、彼は共産主義革命の限界を感じ、日本の國體を破壊することが如何に難しい事かを悟ったらしい。曰わく、日本というのは何処まで行っても家族という単位からなっており、皇室は国民の親となっている。ゆえに、この親を犠牲にする革命というのは成功しないそうだ。ちなみに、小林の意見を聞けば、なぜ左翼が皇室を執拗に攻撃するのかが判る。皇室は日本の中核であり、天皇陛下は日本人の国父である。天皇陛下を抹殺すれば、日本社会は崩壊し、国民は砂粒のような個人となってしまうだろう。そうなれば、烏合の衆を革命へと扇動するのはいとも容易い。夫婦別姓や戸籍の廃止を唱えるリベラル派も同類で、日本人の家族意識をズタズタにして、全体主義の地均しをしているという訳だ。

Bayard Rustin 2(左  / ベイヤード・ラスティン )
  脱線したので話を戻す。キング牧師にはもう一人重要な側近がいて、それがベイヤード・ラスティン(Bayard Rustin)だ。彼は「青年共産主義者同盟(Young Communist League)」の元メンバーで、この団体は米国共産党の青年部。黒人左翼のラスティンは、1961年に組織された公民権運動の一環である「Freedom Riders」を率いた人物で、キング牧師を担ぎ上げる「南部キリスト教指導者会議(Southern Christian Leadership Conference / SCLC)」の設立にも尽力した。若い頃のラスティンは平和を愛するクェイカー教徒に触発されたが、本当に心酔したのは共産主義の方で、同性愛者の権利を主張するゲイでもあった。

  昔のアメリカ人は同性愛者に厳しかったけど、ラスティンからすれば、そんな倫理は頑固な白人が創り上げた押しつけに過ぎない。彼には1940年代から「恋人」がいたそうで、デイヴィッド・フラット(David Platt)がパートナーであった。左翼が教育界を牛耳ることは誠に恐ろしく、第21世紀のアメリカ合衆国では多文化主義が花盛り。ゲイやレズビアンを毛嫌いすることの方が不道徳。でも、性転換者まで“普通の人”にしようとするんだから狂気の沙汰である。ラスティンは1987年に亡くなっているが、黒人票で当選したバラク・フセイン・オバマは、2013年8月、公民権運動や人種差別の撲滅に貢献したからという理由で、ゲイの左翼に「大統領自由メダル(Presidential Medal of Freedom)」を授与した。ホント、黒人って同胞に優しいよねぇ~。黒人だと人種を口実にして勲章を与えてもいいんだから。それなら、白人の大統領がデイヴィッド・デューク(David Duke)にも勲章を与えていいのか? CNNやNBCのキャスターは発狂するだろう。

  ここで注目すべきは、ラスティンがニューヨークでレヴィソンをキング牧師に紹介したことである。このユダヤ人弁護士は、キング牧師の“軍師”みたいな役割を果たしていた。宮廷ユダヤ人と同じく、レヴィソンはキング牧師の財務を取り仕切り、SCLCの組織運営や対外交渉の役目も担っていた。とりわけ、キング牧師が行う演説にはレヴィソンの存在が欠かせなかったという。というのも、このスケベ牧師はレヴィソンの操り人形になっていたからだ。米国の黒人や日本の教師はキング牧師を「知的な黒人」と思っているが、実際のキングはチョロマカシの達人だった。進学校の高校教師あるいは大学教授でも、セオドア・パパス(Theodore Pappas)の暴露本『盗用と文化闘争(Plagiarism and the Culture War)』には触れないが、この本を読めばキング牧師の“知的レベル”がどれ程のものかが判るし、彼の学歴が“人種”を基にした“いかがわしい”産物であることも判る。(この本は大学図書館を探しても見つからないから、読みたい人は自前で買うしかない。非常に腹立たしいが、日本の図書館員は有益な本でも都合が悪ければ購入せず、左翼本だと必要以上に購入する。上野千鶴子や大澤真幸のクズ本が何冊も棚に並んでいるのは偶然じゃないぞ。)

Morton Enslin 1( 左 / モートン・エンスリン)
  キングは「クローザー神学校(Crozer Theological Seminary)」で学士号を取り、モートン・エンスリン(Morton Enslin)教授の推薦でボストン大学(Boston University)に進み、そこで念願の博士号(PhD)を取ったことになっている。ところが、キングの進学は学問の成績や知的水準ではなく、「別の理由」によるものだった。露骨に言えば、「人種」と「階級」を考慮した結果である。(Theodore Passas, Plagiarism and the Culture War, Tampa : Halberg Publishing Corporation,1998, p.127.) キングの知的レベルは“お粗末”で、大学院へ進んだ時の成績を見れば明らか。国語(英語)と語彙の試験では下から二番目で、数量分析(数学)の試験だと下位10%に属していた。哲学の試験(専攻する神学では非常に重要な科目)では、下から三番目であったというから驚く。(上掲書 pp.126-127.) 日本でも似たような事があり、小学校から大学までの一貫校だと、成績がイマイチでも、先生の推薦状で大学に入れたりする。卒業も「トコロテン方式」だから難しくない。

  キング青年は劣等生であったが、白人学生とうまく付き合えたし、いずれ“有益な人物”になるから、ちょっとくらい勉強の成績が悪くても目をつむろう、という“意図”が教授側に働いていた。当時の白人は「黒人なんかに学問が解るのか? あいつらには無理だろう」と馬鹿にしていたから、進歩的な知識人、すなわちリベラル思想の白人は、「何とかして“黒人の模範”をつくらねば !」と躍起になっていた。それゆえ、「成績は最低でも、ちょっとマシな黒ん坊を選び、大学に入れて学位をあげてやろう」、という暗黙の了解があったらしい。奴隷の子孫たるアメリカ黒人は、社会的にも地位が低く、その上貧乏なので、左巻きの白人はこの「階級」をどうにかして押し上げねば、と思っていた。ある意味、キング牧師はこうした計画の第1号作品なのかも知れない。

  パパスの著作を読めば分かるけど、学生のキングは神学者のパウル・テリッヒ(Paul Tillich)やヘンリー・ネルソン・ヴィーマン(Henry Nelson Wieman)に関する博士論文を書いたが、その内容というか文面は、ジャック・ブーザー(Jack Boozer)という白人学生が書いた論文を「参考」に、というか「剽窃(ひょうせつ)」したものであった。(上掲書 pp.72-78.を参照。) このブーザー氏はキングが入学する三年前、ボストン大学に在籍していた人物で、1989年に亡くなっている。もう、キング牧師を崇拝するアメリカ黒人は膝から崩れ落ち、「そんなぁぁ~、嘘だぁ~」と泣いてしまうが、現実は冷酷で厳しい。ハリウッド映画では、よく“黒人の天才科学者”が登場するけど、あんなのは嘘。

   雑談になるけど、1996年に公開された『チェイン・リアクション』では、モーガン・フリーマン(Morgan Freeman)がDARPA(国防総省の研究機関)に雇われた優秀な物理学者を演じたけど、何となくしっくりこなかった。でもハリウッドのユダヤ人は矢鱈とこの黒人俳優を持ち上げる。モーガンは『Bruce Almighty』で神様の役を演じたし、『Deep Impact』では大統領を演じていた。この映画は1998年に公開された作品だから、ハリウッドの連中はオバマが登場する以前から、熱心に黒人大統領を望んでいた訳だ。また、トム・クルーズ主演の『ミッション・インポシブル』では、黒人のヴィング・ラムズ(Ving Rhames)が天才的ハッカーを演じたけど、どちらかと言えばヤクの売人の方が似合っている。

Morgan Freeman 1Ving Rhames 1Clarence Jones 05







(左 :  モーガン・フリーマン  / 中央 : ヴィング・ラムズ  /  右 : クラレンス・ジョーンズ )

  話を戻す。キング牧師のスピーチライターを務めていたレヴィソンは、ボスの知的水準を熟知していたのか、キング牧師が勝手に喋ることを許していなかった。キングの自伝を書いたデイヴィッド・ギャロー(David Garrow)も同様の事を伝えている。 レヴィソンはもう一人の側近であるクラレンス・ジョーンズ(Clarence Jones)にこう話していた。「どんな状況になっても、俺の許可無しに喋らせるんじゃねぇぞ。あいつは愚鈍でトロいから、誰かの助け無しに公言させちゃ駄目なんだ」、と。まるでアホな子供扱い。アメリカの黒人や日本の左翼は、キング牧師が知的で偉大なる雄弁家である、と信じているが、実際は「腹話術の人形」程度だった。もしかすると、痴呆症のジョー・バイデンも同じで、何らかの討論会に臨めば、耳に小型のイヤフォンを仕込んで登場するかも知れないぞ。たぶん、側近の誰かが別の部屋から指令を出したりしてね。また、ホワイトハウスの主人となったバイデンは、どんな大統領命令なのか理解せずに、震える手でサインしている場合もある。さらに信じられないことが行われている可能性もあり、バイデンの署名が判読不可能なので、ジル夫人が代筆しているとの噂もある。(痴呆症の老人は衰弱が激しいから。)

  大統領になったオバマだって、“黒人”ゆえのヒーローだ。オクシデンタル大学(Occidental College)からコロンビア大学に編入できたのは、「留学生枠」を使ったからだろう。(「バリー・ソエトロ」と呼ばれたオバマは、母親が再婚した幼い時、インドネシアに住んでいたから。) オバマは一応「キリスト教徒」に扮しているが、その中身はビックリするほど真っ赤である。オバマ夫婦が親しくするジェレマイア・ライト(Jeremiah Wright)牧師は、公然とアメリカを糾弾する左翼黒人であったから、一般のアメリカ白人は彼の説教を聞いてビックリ仰天。この聖職者はオバマ同様、白人が支配するアメリカを心の底から憎んでいる。少年時代をハワイで過ごしたオバマには、「父親」みたいなオジさんが居て、ポルノ小説家で極秘の共産党員であった。オバマがあやふやにする、このフランク・マーシャル・デイヴィス(Frank Marshall Davis)は、自宅へ遊びに来る黒人少年をたいそう可愛がり、父親代わりを務めていた。自伝を書いた時のゴーストライターはテロリストのビル・エアーズ(William C. Ayers)。文章指導の師匠が、元「ウェザー・アンダーグラウンド」のメンバーで、司法当局から追われる逃亡犯だったなんて、想像しただけでも唖然とするじゃないか。政治思想の師匠も極左分子で、マルキストのユダヤ人サウル・アリンスキー(Saul Alinsky)ときている。

Frank MArshall Davis 1Obama 3Sauk Alinsky 003








(左 :  フランク・マーシャル・デイヴィス / 中央 : 若い頃のバラク・オバマ  / 右 : サウル・アリンスキー )

  また、友人の一人であるヴァン・ジョーンズ(Anthony Kapel “Van” Jones)も極左黒人として有名だ。このジョーンズはオバマ政権下で環境問題に関する特別補佐官(Special Advisor for Green Jobs)を務めていたが、保守派からは総攻撃を喰らう人物だった。彼は公民権運動の組織となる「Color of Change」を2009年に創設する。しかし、ジョーンズは前々から左巻きで、形式的には共産主義者ではないが、腹は真っ黒で頭は深紅。彼は「STORM(Standing Together to Organize a Revolutionary Movement)」の連中と昵懇だった。この「STORM」はマルクス・レーニン主義の左翼団体で、構成員が尊敬するのは毛沢東である。(Jack Kelly, "How Could Obama Have Hired Van Jones ?", Real Clear Politics, September 13, 2009.) まぁ、ロクでなしの赤い大統領でもオバマは「黒人の英雄」だから、近い将来、10ドル札(現在アレクサンダー・ハミルトン)か20ドル札(現在アンドリュー・ジャクソン)の肖像画になるかもよ。

Jeremiah Wright 1Bill Ayers 2Van Jones 1








(左 :  ジェレマイア・ライト /  中央 : 逮捕された時のビル・エアーズ /  右 : ヴァン・ジョーンズ  )

  キング牧師の側近について色々紹介したけど、こんなのはまだ氷山の一角で、彼の周りには共産主義者の黒人やユダヤ人がウジャウジャいる。アメリカに関して詳しくない日本人だと、「なぜユダヤ人はそんなに黒人を支援するの?」と尋ねてしまうが、それはユダヤ人の性質を知らないからだ。この民族は西歐諸国に寄生し、現地人から“鼻つまみ者”とされるが、直接的に原住民と対決することはない。ユダヤ人はヨーロッパ人との武力衝突を避け、金に困った領主とか秘書官を求める貴族を丸め込む。そして、充分たらし込んだら、贈賄と引き換えに特権を得たりする。

  西歐人の移民と混じってアメリカへ渡ったユダヤ人も武器を取って戦うことはなかった。彼らは心理戦や謀略戦を得意とする。西歐系アメリカ人というのは腕っ節は強いけど、妙に倫理面で弱いから、ユダヤ人はそこを突く。ひ弱でも狡賢い賤民は、タカリ先の主流民を精神的に叩き潰そうと考える。その道具にされたのが黒人だ。ユダヤ人は白人から差別された黒人を利用して、自分達を排除する白人社会を破壊しようとした。黒人なんて間抜けな種族だから、「社会正義」や「平等思想」を吹聴すれば容易に動く。しかも、黒豹みたいに獰猛でゴリラ並の肉体を持つので、とても便利。ユダヤ人はアホな黒人を焚きつけて、白人にぶつけることにした。この計算高い民族は、白人どもが精神攻撃に弱いと知っていたから、必ずマイノリティーに譲歩すると思っていた。「馬鹿とハサミは使いよう」だから、ユダヤ人は黒人左翼に資金と智慧を授けて「漁夫の利」を得ればいい。賢いユダヤ人は右派の白人と左派の黒人が喧嘩する場面を眺めるだけ。

civil rights movement & Jews 2civil rights movement 1








(左  : ユダヤ人支援者と行動を共にする公民権活動家  /  右 : 公民権運動に熱中する黒人達)

  ちなみに、「白人至上主義者」という罵倒語は、ユダヤ人に抵抗する白人を黙らせるための呪文である。令和の大学生は、小さい頃から人権教育を受けているから理解できまい。昭和47年に『人造人間キカイダー』という特撮番組が放送され、子供達に大人気であった。主人公のキカイダーには「良心回路」が組み込まれており、プロフェッサー・ギルの笛が鳴らされると、良心と指令との板挟みになってもがき苦しむ、という設定であった。西歐人は非常に冷酷な性質を持っているが、その反面、日本人に近い倫理・道徳観を有している。悪魔の如きユダヤ人が「ナチス」という言葉を発すると、大抵のドイツ人はもがき苦しむ。中には自虐史観を強めることで、罪悪感から逃れようとする者までいるから、SMプレーの「マゾ」役も驚く。乳首をいじられて悶絶する逢沢一郎よりも酷い。アメリカの白人だと、「人種差別」という過去が急所となる。

  話を戻す。ユダヤ人にとって恐ろしいのは、中流階級の白人が団結してユダヤ人排斥に傾くことだ。もし、社会的地位の高い白人や尊敬される知識人、民衆のリーダーとなる立派な軍人から、「ユダヤ人はイェルサレムに帰れ !」と言われたら一大事。ユダヤ人だらけのイスラエルなんて、考えただけでもゾッとするじゃないか。だから、ユダヤ人は教育界やメディア界を支配して、“危険人物”を社会的に抹殺しようとする。せっかく豊かなアメリカに移り住めたのに、白人が「白人だけで暮らしたい」と言い出したら、ユダヤ人は顔面蒼白となる。「また追い出されるんじゃないか」と心配で堪らなくなる。だから、何が何でも「多民族・多文化主義」を普及させなくちゃ。ところが、ユダヤ人は言葉と行動が一致しないのだ。彼らは口先では人種平等を説くが、私生活では人種差別が当たり前。ニューヨークには大勢のユダヤ人が住んでいるのに、黒人と結婚する者や黒人との混血児が異常に少ない。一方、ユダヤ人を憎むゲルマン系白人とは喜んで結婚する。そもそも、黒人なんか最初から恋愛対象じゃないから、どれほど人種平等を口にしても浅黒いユダヤ人が増えることない。

Israel Zangwill 01Razan Al-Najjar 002Israeli soldier 3








( 左 : イスラエル・ザングウィル / 中央 : ラザン・アル・ナジャー  / 右 : パレスチナ人を暴行するイスラエル兵 )

  かつて、イスラエル・ザングウィル(Israel Zangwill)は、ゲルマン人やスラヴ人、アジア人、アフリカ人が混淆する「人種の坩堝(るつぼ)」を夢見たけど、現実のユダヤ人は黒人が大嫌い。イスラエルには迫害された経験を持つユダヤ人がたくさん住んでるけど、なぜか異民族には冷たい。例えば、エチオピア難民は黴菌のように扱われ、国外追放の処分となったし、反抗するパレスチナ人は虐殺の対象になっている。そういえば、2018年6月1日には、パレスチナ人の医療従事者であるラザン・アル・ナジャー(Razan Al-Najjar)が、イスラエル兵によって射殺される、という事件があった。彼女はイスラエルとガザの境界で負傷したパレスチナ人を発見したので、その同胞を助けようとしたが、イスラエル兵の標的となってしまい、その若い命を失う破目になったという。この事件はニューヨーク・タイムズ紙やBBC、France 24などでも報道されたが、日本では全く報道されなかった。しかし、もっと残念なのは、歐米のユダヤ人が国境の壁を越えて連携し、「パレスチナ人の命も大切だ(PLM)」という運動が起きなかったことである。ユダヤ人同士だと、民族差別や人種偏見は問題にならないのかなぁ~。





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