無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

日本の政治

地方議員で生き延びる左翼分子 / 国家破壊は地元から(後編)

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黒木 頼景
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札付きの極左議員が誕生した

  前編で話がだいぶ逸れたので、元に戻す。アメリカの左翼と同じく、日本でも左翼は地道な政治活動を続け、何年かかろうとも、現体制打倒の野心を捨てることはない。一般の保守派国民は国会議員ばかりに焦点を当てるが、地方議員にこそ危険な要素が隠れている。例えば、杉並区で区議会議員になった洞口朋子(ほらぐち・とみこ / 30歳)は、超A級の極左分子だ。彼女は今年(2019年)の区議会選挙に出馬し、第1位当選の6,003票には遠く及ばないが、3,275票を獲得し、定数48名の中で第18位となって当選を果たした。(安藤健二 「洞口朋子さん、杉並区議に初当選。中核派としてYouTubeなどに露出していた」、『ハッフィントン・ポスト』、2019年4月22日)

Horaguchi 1(左  / 洞口朋子 )
  ところが、この新人議員たる洞口朋子は、何と「中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)」の出身である。梅小鉢さんのモノマネじゃないけど、“安めぐみ”を真似て「へぇぇぇ~」と驚いてしまうじゃないか。1960年代から70年代に学生運動をしていたオッちゃん、オバちゃんが聞けば、「あぁ、懐かしいなぁ~」と呟いてしまうが、現在の大学生だと、「何っ、それ?」と訊いてしまうだろう。今の若者じゃ、「革マル派」と「中核派」の違いなど分からないし、「聞いたことがない」と答える人が大半だろう。「中核派」は二大新左翼の一つで、世界共産主義革命を実現するためには暴力行為も辞さない、バリバリの武闘派。信じられないけど、プロレタリアによる独裁政権を目指す。今時の女子高生だと、「プロレタリアって、渋谷にある外資系のお店?」って言いそうだけど、「プロレタリアート(proletariat)」なる用語は、「これといった財産を持たない賃金労働者階級の人間」を意味し、一般的には「無産階級」とも呼ばれている。要するに、「子供以外の財産を持たない貧乏人」のことで、資本家にこき使われる日傭い人夫に近い。
 
  1960年代から70年代と言えば、日本でも左翼の黄金期。小田実(おだ・まこと)なんか「ベ平連」を作って「ベトナム戦争反対 ! アメリカの帝国主義を打倒せよ!」と叫んでいた。歐米の反戦運動に刺戟を受けた日本人左翼は、成田闘争や沖縄返還闘争、東大安田講堂占拠、安保闘争、渋谷暴動事件をやらかして大はしゃぎ。常識人から見れば、愚劣なテロ行為に過ぎないが、やっている本人にしてみれば、生き甲斐となる革命闘争だった。スポーツでエネルギーを発散すればいいのに、極左集団というのはジムに通わず、街頭で暴れるのが大好き。1984年には「人民革命軍」が火炎放射器を持ち出し、自民党本部を襲撃して放火事件を起こした。1986年に東京サミットが開かれると、中核派の連中は迎賓館に迫撃砲を撃ち込む始末。これじゃあ、「東京」はベトナム風に「トンキン」と呼ばれてしまうだろう。現在でも中核派は約4,700名ほど存在するというが、その実態がどうなのか、一般国民の我々にはよく分からない。たぶん、ロシアや支那、北鮮の工作機関も「利用価値は無い」と考え、資金を提供せず見放しているんじゃないか。

Left wing 1left wing 8








(左 : 街頭でアジ演説を行う左翼  / 右 : 機動隊と衝突する暴力学生 )

  それにしても、新人議員の洞口は筋金入りの極左だ。何しろ、本人自ら「職業革命家」で「中核派の活動家」と公表しているんだから凄い。彼女の父親も中核派だったというから、“世襲過激派”となる訳で、北鮮の金王朝と似ている。宮城県仙台市に生まれた左翼2世は、中学生だった2003年にイラク戦争に反対するデモ行進に参加したそうだ。中学生で既に「札付きのアカ」なんて、まるでチャウシェスクに忠誠を誓っていたルーマニアの子供みたい。(独裁者のニコライ・チャウシェスクが君臨していた時代、赤いスカーフを首に巻いた幼い子供達は、「母国の鷹<Soimii Patriei>」と呼ばれていた。今では懐かしいけど、これは『毛沢東語録』を掲げて「造反有理」を叫んでいた支那の紅衛兵と同じだ。「ぞうはんゆうり」を知りたい人は社会科の先生に訊いてね。日教組のベテラン教師になると、目を輝かせて教えてくれるから。) 法政大学に進むと「学生自治闘争」に熱中し、在学中の2010年、過激な左翼活動が原因で無期停学処分を受ける。懲りない左翼娘は、2015年、安保法制反対の旗を掲げて国会前に陣取った。さらに、YouTubeで「前進チャンネル」を作り、自らキャスターを務めていたというから、まさしく「職業左翼」だ。

Rumanian children 2Red Guards 3








(左 : チャウシェスク時代のルーマニア人の子供達  / 右 : 紅衛兵の支那人 )

  中核派の「前進社」に属していた洞口氏にとって、左翼分子を取り締まる日本政府や国家権力を象徴する天皇制、さらに労働者を搾取する資本家は、打倒すべき巨悪の根源で、その手下となっている警察や公安は天敵に等しい。彼女は革命勢力を監視する公安当局を憎み、いつか権力を用いて潰してやろうと考えていたそうだ。警察機構に対する彼女の恨みは相当深く、実際、洞口氏は二度逮捕されている。(ただし、二回とも不起訴。) 世間の常識人は「一体、どんな家庭教育を受けたんだ?」と訝しむが、父親が中核派なんだから、大体の見当はつく。洞口氏の談話によれば、自宅で読むのは「朝日新聞」と「前進(中核派の機関紙)」であったという。笑っちゃうけど、「やっぱりねぇ~」と納得が行く。(ちなみに、カール・マルクス以外で愛読するのは、松本清張の小説であるそうだ。さぁぁ~すが、極左娘は娯楽作品も左巻きだ。ご存じの通り、清張は有名な共産党支持者。やはり、幼年時代が貧しく、印刷工になっても貧乏で、徴兵されれば一等兵。復員して朝日新聞に戻ってくるが、そこでも下働きの貧乏生活じゃぁ、グレちゃうよねぇ~。) 反日思想に凝り固まった家庭だと、購読するのは濃厚な毒を含む『赤旗』か、その毒をやや薄めた『朝日新聞』と相場が決まっている。メディア業界では、『朝日新聞』が『しんぶん赤旗』の姉妹版というか、表だって共産党を支援できない家庭が購入する大衆版で、『毎日新聞』は朝日に追従する「豆新聞」となっている。ちなみに、『日本経済新聞』は、財務省御用達の民間版「官報」となっていた。

  洞口氏は小学生の時、書道教室に通っていたそうで、時折、家から新聞紙を持って行くことがあったという。ところがある日、彼女は何気なく『前進』を手に取ってしまい、そのまま教室に持って行ってしまったそうだ。そして、意識せずに先生が見ている前で新聞を広げたら、紙面には「天皇制粉砕」という文字が書かれていたから、さあ大変。書道の先生はびっくり仰天。先生は何とも言えず、ただ唸ってしまったそうだ。そりゃそうだろう。子供がもってくる新聞なのに、極左陣営の檄文が印刷されているんだから、死角からのブラジリアン・キックを喰らったような衝撃だ。保守的な先生だと「この子は・・・」と気まずくなるじゃないか。こんな洞口氏だが、少女時代には「将来、保育師になりたい」と思っていたそうだ。(櫻田進ノ介 「普通の子だった私が中核派になった理由」 BizSpa! 2019年7月4日) 誰にでも職業選択の自由はあるけど、彼女のような人物が保母を目指すなんて・・・。考えただけでも恐ろしい。

  左翼というのは他人の金銭(ゼニ)で生きるのがモットー。自分で汗水垂らし、自分の貯金で政治活動に邁進するなんて、ほとんどないし、もし居たとしてもごく稀だ。大抵の左翼は気楽な公務員を目指す。民間企業と違って、役所の採用試験や職場では、政治的思想や過去の素行が調査されることはない。一旦就職してしまえばねこっちのもの。クビになることは滅多にないし、たとえ残業があってもタンマリと手当がつく。上司から失敗や怠慢を咎められても、社会党や共産党、公明党の仲間が助けてくれるし、能無し職員を保護する法令や組織が整っているから心配無用。殺人や窃盗、痴漢などを犯さなければ、定年まで安泰で、退職すれば潤沢な恩給で悠々自適の老後を送ることができる。まさに役人天国、倒産無しの親方日の丸だ。

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(写真  /  労働デモに参加する労働者)

  生活に困った職業左翼は、今さら市役所に就職とは行かないが、地方議員なら少しは可能性が残っている。町や村の議員といっても、政治家になればちゃんと給料をもらえるし、革命の下準備にもなるから一石二鳥だ。「皇室撲滅」だって政治活動の一つだから、遠慮なく「日本を人民共和国にしまぁぁ~す !」と公言できるし、既存の法律を変えたり、新たな法律を作ることで、間接的に皇室を締め上げることだって不可能じゃない。洞口氏は暴力革命を夢見ているが、現実の厳しさを分かっているので、表面的にはブラック企業の問題とか貧困女性の支援、労働環境の改善などを口にし、真っ赤な頭と腹黒い本性を隠す。政治家になれば、非課税の公金を貰いながら本当にやりたい裏稼業に専念できるし、一般人のときには持てなかった公権力を手にできるから、ワクワクするほど嬉しい。

 とりわけ、議員報酬は魅力的だ。当選前、職業革命家の洞口氏は、年収200万円以下のワーキング・プアであったという。それが、杉並区の区議会議員になった途端、月額59万9300円の給料が貰えるのだ。東京都の区議会議員が手にする平均年収は、730万円から965万円くらいだというが、杉並区は低い方で、23区中22位の低さになっている。一番高いのは江戸川区で、月額62万1000円で、次に足立区の61万9000円、三位は葛飾区の61万8000円となっている。(低所得者が多く住む地区なのに、議員報酬だけは一番高いなんて奇妙である。) こうした月収に加え、議員には政務活動費が支給され、年間約192万円が手渡されるそうだ。さらに、ボーナスが上乗せされるから、低賃金労働者上がりの左翼には堪らない。杉並区の議員だと、ボーナスは年間296万円くらい貰えるそうだ。

  左翼勢力にとって、デモクラシーは実に便利な政治体制である。庶民が平等に一票を有し、無責任のまま代議士を選ぶことができる。大衆参加政治ともなれば、多数派は平均以下の知能しか持たないし、選ばれる議員だって同じ知的水準だ。大衆は自分の行動がどんな結果を生み出すか分からないし、自分の投票が自分の損害に繋がる事さえ気づかない。例えば、冷戦時代に多くの労働者が社会党や共産党の口車に乗って、革新議員に投票していたけど、一般の支持者は自宅にミサイルが落ちてくるとか、会社が国有化され農奴のような生活になるとは思ってもみなかった。共産圏の一般国民なんか、ゾッとするような生活を強いられていた。例えば、たった一握りの肉を買うために、雪の中で長時間列に並び、棚に並んだ肉をやっと手にしたら、ドス黒く変色している、なんて珍しくない。ちょっとしたお金を稼ぐため、こっそりと裏売春をする女性だっていたのだ。

  日本の左翼支持者は本当に脳天気だった。例えば、「頑張ってぇぇ~、おタカさぁぁ~んと」支援した社会党の土井たか子が北鮮の協力者で、特殊工作員が日本の女子供を拉致しているとは知らなかったから、左翼議員は勤労者の味方だと思っていた。おそらく、被害者家族となった支持者の中には、まさか自分の子供が工作員に攫われるとは思っていなかったはずである。つまり、革新陣営を支持していた平民は、左翼議員がどんな思想を持っているのか、また、どんな外交を裏で行っているのか、全くと言ってもいいほど知らずに、目先の利益に釣られて投票していたのである。

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(左 : 赤ヘルの左翼分子  /  右 : 角材で機動隊に襲いかかる左翼)

  一般国民とは憐れなもので、無所属の地方議員や「れいわ新選組」を支援する事が自分達の利益になると思っている。本当は、知らないうちに税金を巻き上げられ、日本社会をメチャクチャにされるだけなのに、綺麗事を並べただけの公約を信じ、「自民党を懲らしめてやれ !」と拍手喝采だ。左翼議員は洞口氏のように、「ブラック企業はけしからん ! 労働環境を改善せよ ! 企業は賃金を上げろ! 若者の雇用を増やせ ! 安心できる生活を!」と叫ぶが、実際、彼らが庶民のために行動することはない。 左翼議員は自民党と同じく、低賃金で働くアジア人労働者を歓迎し、雑多な移民を増やして自分の支持者にしようと考えている。もし、アジア移民が増えれば、賃金の上昇はなく、それどころか時給は低く抑えられ、劣悪な労働環境もそのまま。悲惨な現状が維持され、日本人社員はアジア人並に降格し、社畜としてこき使われてしまうだろう。大卒の新入社員だって出世を望めず、「いつ首を切られるか」と不安な日々を送り、定年まで「ヒラ社員」のままだ。高い給料を求める日本人の若者は就職できず、アジア人並の待遇で我慢するしかない。もし、就職氷河期が10年も続けば、コンビニのバイトでも有り難く思えてしまうだろう。

  左翼議員というのは、民衆の生活水準を下げることで、革命勢力を増やそうとする。もし、一般労働者の生活が安定し、そこそこの財産を持つようになれば、誰もプロレタリア革命に振り向かない。それじゃ困る。「米よこせ !」と江戸城(宮城)に集結する貧民大衆が出現しなきゃ。絶望に打ちひしがれた人間こそ、マルキストが理想とする民衆だ。貧乏は誇りと理性を消失させ、兇暴な性格を生み出す。パンに飢えたパリの民衆は素晴らしい。ルイ16世とマリー・アントワネットを断頭台に送ったじゃないか。フランスはアナーキストやマルキストの鑑(かがみ)だ。でも、革命の指導者は豊かなブルジョア生活を楽しむ。赤い貴族はノーメンクラツゥーラ(特権階級)になりたい。赤ヘルを被った暴力学生だって、中年になれば余裕のある生活を送りたいし、不破哲三のように別荘を持ってみたいと考える。それなら、賄賂と献金で懐が温かくなる議員がいい。落選したって、議員年金が豊富なら、後の生活に困らないじゃないか。たとえ万年野党の議員だって、連続当選すれば辻元清美のように権力とお金を持てるし、裏で自民党と手を結べば、引退後の生活は安泰だ。案外、共産党議員の方が現状維持を望んでいるのかも知れない。資産を貯め込んだ左翼議員ほど、「プロレタリア革命反対! 私有財産を守れ! 警察は共産党を取り締まれ!」と叫んだりしてね。あの世で立川談志が笑っているぞ。

  


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誘惑のマルキスト / 国家破壊は地元から(前編)

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(左 :赤い 劣等学生だった頃のバラク・オバマ  /  右 : ユダヤ人マルキストに憧れた若き日のヒラリー・ロダム、「後のクリントン夫人」)

  日本の政界は左翼勢力と反日マスコミで溢れかえり、鬱血状態というか、慢性的な宿便で“どんより”とした日々となっている。立憲民主党を主力とする野党は、税金の無駄遣いが目的なのか、相も変わらず“どうでもいい”与党のアラ探しで忙しい。「森友・加計問題」が消え失せたと思ったら、今度は「桜を見る会」の金銭問題で安倍総理を叩いているんだから、「テメェーら、国家の優先事項を分かっているのか!」と怒鳴りたくなる。口を開けば、「人権 ! 平和! 市民の生活!」と九官鳥みたいに騒ぐけど、肝心要な日本の防衛や拉致被害者の奪還は頭の片隅にも無い。彼らの「人権擁護」発言は、在日朝鮮人や帰化支那人を支援する時だけに発動される“雄叫(おたけ)び”だ。日系日本人の女子供は、救うほどの価値は無い。保守派が武力を以て「同胞を取り戻せ !」と叫んでも、左翼議員は涼しい顔で、「私も頑張ってまぁぁ~す」と嘘をつく。本当に忌々しいけど、こんな連中が毎回当選しているんだから、民衆政治のどこが素晴らしいのか? 「拉致被害者なんか、どうでもいいじゃん。どうせ、死んでいるか、日本人村で気楽に過ごしているんだろう」というのが、言葉にしない彼らの本音だ。

  そこで、「野党がダメなら、自民党は・・・」と言いたいところだが、自民党も左翼の巣窟になっているから、「野党と何が違うんだ?」と白けてしまうし、抗議を行っても糠(ぬか)に釘。立憲民主党や国民民主党の支持率が低迷していても、与党に同類の議員が増えているだけだから、正常な日本国民は天を仰ぎたくなる。保守派国民の一部は、「もう数年で社民党や共産党は消滅だなぁ」と笑っているが、それは国会議員の数が減っただけで、深紅や桃色の党員は地方議会で生き延び、地道ながらも着実な国家破壊に勤しんでいる。「中央からの革命が無理なら、シロアリのように地方の支柱を食い尽くし、土台からジワジワと崩してやる !」というのが彼らの戦略だ。なるほど、これは一見、地味なやり方だけど、「日本の國體を破壊する」には有効だ。手段は違えど、目的地は同じだから、単に到達経路が異なっているだけである。

Saul Alinsky 2Hilary Clinton 3(左 : サウル・アリンスキー  /  右 : 学生時代のヒラリー・ロダム・クリントン)
  左翼陣営というのは、小党に別れて失敗や成功を積み重ねているが、破壊活動の裏側には、戦術や戦略を授ける“智恵袋”が存在している。戦国時代の武将を引き合いに出せば分かるけど、戦争や外交での秘策を提案する側近は実に頼もしい。今川義元には雪齋(せっさい)が居たし、豊臣秀吉には竹中半兵衛と黒田官兵衛、上杉景勝には直江兼続が軍師や参謀として控えていた。歐米諸国の左翼陣営にも様々な戦略家が居て、現場で奔走する実行部隊に様々な悪智慧を与えている。左翼分子を裏から操る理論家と言えば、真っ先にユダヤ人マルキストが思い浮かぶ。例えば、バラク・オバマやヒラリー・クリントンの師匠となったサウル・アリンスキー(Saul Alinsky)は有名だ。学生時代のヒラリーは、このアリンスキーに憧れ、「アシスタントにならないか」との誘いを受けたというが、色々迷った挙げ句、丁寧に断ったらしい。ただし、彼女は卒業論文で彼の理論を用いていた。(過去の記事を参照。)

  狡猾さを絵に描いたようなアリンスキーは、オバマのような出来損ないの黒人でも立派なマルキストになれるよう、マニュアル本のような『過激派への招集警笛(Reveille for Radicals)』を書いた。この中には、具体的な方法が幾つか示されており、アリンスキーに痺れる日本人左翼も結構多い。ここでは、その内の一つを紹介する。

  アリンスキーは左翼団体「民衆組織(People's Organization)」の勧誘員である「デイヴ(David)」の例を挙げる。デイヴは東部にある見知らぬ土地で新たな「布教」を始め、ジョージ・シェリー(George Sherry)なる大物と出逢う。ジョージは地元の労働組合で幅を利かす有力幹部であった。しかし、他の一般組員とは違い、労働者の助けとなる「民衆組織」に全く興味が無い。それでも、親分肌のジョージはデイブを温かく迎え、この新参者を夕食に招いたり、ナイト・クラブに連れて行き、打ち解けた感じで会話を楽しんだ。ただし、デイブが「民衆組織」に言及するとソッポを向く。こうしたジョージとの会合を何度か重ねたあと、デイブはある晩飯の時、再び“例”の話題を持ち出し、「一度だけでもいいから、民衆組織に行ってみないか」と誘いを掛けた。すると、ジョージは気分を害し、堪っていた不満を吐き出すように癇癪を起こした。彼の怒りを要約するとこうである。

  毎回毎回、なんでアンタはその『民衆組織』とやらについてゴチャゴチャと話し出すんだ? 俺はアンタを気に入っているが、その話になるとイライラしちまうんだよ。いいか ! 俺はそんなモンに興味は無いんだ。もう二度と触れないでくれ ! もし、今度口にしたら即絶交だぞ ! 俺は本気で言っているんだ !

  カンカンになったジョージを目の当たりにして、デイヴは何も言えず困り果てた。彼は仕方なくホテルに帰り、何とかジョージの御機嫌を直して、勧誘できまいかと色々考えたそうだ。そこで、ベテラン左翼のデイヴにはあるアイデアが閃いた。早速、彼はジョージの友人で、既に「民衆組織」のメンバーとなっている二人の男に電話を掛けてみた。デイブは彼らに事情を伝え、指示通りの会話をするよう頼んだらしい。デイブの作戦はこうだ。ジョージと一緒に野球観戦に出掛けるが、肝心な時を見計らって密談を交わすというのだ。例えば、打者がツー・ストライクに追い込まれた時とか、誰かが盗塁を成功した時など、試合が盛り上がったところで、二人がデイヴとヒソヒソ話をする。また、ストリップ劇場に入って、ジョージと一緒に淫乱ショーを楽しむが、踊り子が服を脱ぎ始めたら、再びソヒソヒ話を始めるという段取りだった。レストランで食事を取る場合は、もっと巧妙で、約10分おきに店の隅に行って三人が密談をする、という手筈になっていた。

  こうした打ち合わせを知らないジョージは、三人の行動を見る度にイライラし、腹立たしい気持ちになったそうだ。野球場で二人の友人が密談するのを目撃すると、ジョージは不思議な顔で尋ねる。「おい ! どうしてヒソヒソ話なんかしているんだ? 今、一番いいところじゃないか。さっきのプレーを見てみろよ ! せっかくのナイス・キャッチを見逃しておいて、何がそんなに重要なんだ? 俺達は試合を見に来ているんだぜ !」、と。レストランでもジョージは不満を述べる。「なぁ、お前ら、10分おきに何をヒソヒソ話しているんだ?」 ストリップ劇場でも同様な事が続くと、ジョージは「いったい、何を話しているんだ?」とブチ切れる。すると、気になってしょうがないジョージは、ついにデイヴの罠に嵌まってしまうのだ。蚊帳の外に置かれっぱなしのジョージは、デイヴの策に引き込まれ、無意識のうちに屈服する。彼は敗北者のように跪く。「おい、何の問題だが知らねぇが、俺に出来ることがあるんなら言ってくれ ! 何か手助けが出来るかも知れねぇしな !」と。

  これこひ、デイヴが勝利した瞬間である。ジョージはデイヴが仕掛けた“撒き餌”に食いついたのだ。人間は“疎外”されることを嫌うので、仲間に同調したいという願望がある。野球場や食堂、劇場で、ジョージは三人から仲間外れにされ、イライラする程の孤独感を味わった。彼は地元や労働組合で指導的な立場にあり、常にみんなから“一目”置かれる存在なのに、デイヴの「小さなコミュニティー」からは排斥され、無視されていたのだ。いつも尊敬されるリーダーであるジョージにしてみれば、こんな仕打ちには耐えられない。だから、彼は三人の輪に入ろうとした。しかし、それは「民衆組織」に入会することを意味する。かくして、ジョージは「民衆組織」への参加を正式に表明したという。(Saul D. Alinsky, Reveille for Radicals, Vintage Books, New York, 1989, PP.107-110.)

ゴロツキ黒人が大統領に

  どうだろうか。アリンスキーは中々の策士である。このユダヤ人マルキストは、一般民衆を称讃するという手法で、単細胞の学生を籠絡し、世間知らずの若者を赤いデモクラシーに引きずり込んだ。共産主義革命を目論むインテリどもは、民衆の自尊心をくすぐったり、嫉妬心を煽ったりして仲間にしようとする。キャンパスで屁理屈を捏ねる学生には、「国家の将来は君達の肩に懸かっている!」と煽(おだ)てるし、学歴や身分で劣等感に悩む一般人に対しては、エリート批判で慰めようとする。アリンスキーは烏合の衆を味方に付けようと考えたから、名も無き大衆を持ち上げるべく、見え透いた嘘を平気でついた。このユダヤ人はぬけぬけと言う。

  自然に出来た集団において、真の指導者は自然に生まれる無名のリーダーであり、それは平凡な人間の中にこそ見出されるのだ! (上掲書 pp.73-74.)

Obama 3(左  /  若い頃のバラク・フセイン・オバマ)
  インテリ左翼のアリンスキーは、人望は無いけど、口だけは達者だ。憎らしいけど、“潰しの利かない半端者”や“碌でなしの黒人”を操るのが実に上手い。大統領になったバラク・フセイン・オバマはその忠実な弟子である。ハーヴァード大学のロー・スクールで法律を勉強していたというオバマは、何の業績(学術論文)も無かったけど、権威と伝統を誇る法学雑誌の『ハーヴァード・ロー・レヴュー』で編集長になれた。何も知らない日本人からずば、奇蹟に思えてしまうだろう。でも、PC(政治的に正しい言動)に馴れたアメリカ人からすれば、「奇蹟」でもないし、「不思議」なことでもない。なぜなら、オバマは黒人だから・・・。もし、彼が白人なら絶対に編集長にはなれない。それどころか、雑誌の編集にさえ関与できないだろう。

     まぁ、「ケニアからの留学生」という嘘でコロンビア大学に編入したオバマだ。「人種カード」をちらつかせて、エリート大学の白人を籠絡するなんて朝飯前である。黒人は「弱者」だから、厳しい批判をしては駄目。2008年のコロ、日本のワイドショーときたら、オバマの黒い過去には一切触れず、オバマの当選を願うを小浜(おばま)市の住民にインタヴューするくらい、といった体たらくであった。あとは娯楽に徹し、「イエス・ウィ・キャン(Yes, we can !)」を真似る芸人(ノッチ)を起用するだけ。テレビ画面に向かって石を投げつけたくなるが、日本のテレビ局は地上波の無駄遣いが本業なんだろう。

  ハーヴァード大学を去って弁護士活動を始めたオバマだが、地元のシカゴで張り切ったのは、白人社会に不満を抱く黒人の組織化であった。「コミュニティー・オーガナイザー」なんて、ゴロツキ黒人が選ぶ役職で、とても“カタギ”の人間が就く正業ではない。これは文化人類学とかマイノリティー研究を専攻したクズ学生が集まる業種だが、アメリカではリベラル派の大富豪が資金を提供したりするので、ヒスパニックや黒人の左翼が近寄ってくる。左翼団体とはいえ、一旦就職できれば何とか生活できるから、碌でなしの有色人種にとっては有り難い。ロックフェラー財団やフォード財団はもちろんのこと、ジョージ・ソロスの「オープン・ソサエティー財団」やビル・ゲイツの「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」などは、極左団体に莫大な資金を流し、アメリカ社会の破壊に貢献している。

  脱線したので話を戻す。オバマが上院議員になれたのは、リベラル派の慈善活動家やアラブ人の大富豪をバックに持っていたからだが、シカゴの黒人やヒスパニックなどの有色人票を獲得できたことも大きい。黒人は黒人の候補者に投票するものだ。その公約とか理念などは関係ない。同じ種族だから投票するのが一番の動機である。大統領選でも、黒人の90%以上がオバマに投票した、というから度肝を抜く。(2008年の大統領選挙では、黒人の95%、ヒスパニックの66%がオバマに投票したそうだ。しかし、白人の有権者でオバマに投票したのは43%、55%はマッケインに投票したという。これは単なる憶測だけど、民衆党の白人有権者の中には、こっそりと共和党に入れた者もいるんじゃないか。やはり、生理的に黒人大統領は嫌だからねぇ。秘密投票万歳だ ! )

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(写真  / 地元シカゴで有権者と交流するオバマ上院議員 )

  日本の主要メディアは、チンピラのオバマを「知的で紳士的なアメリカ人」といった風に紹介していたが、その正体は過激な黒人学生だった。インターネット・ニュースサイトの「ブレイトバート」を創立したアンドリュー・ブレイトバート(Andrew J. Breitbart)は、亡くなるちょっと前、保守派団体(CPAC)の集会で「俺は昔のオバマを収めた映像を手に入れたんだぞ ! これで奴が過激派の学生だった事を証明してやる !  みんな、楽しみに待っててくれ!」と意気込んでいた。しかし、彼の運命は急展開を見せる。2012年3月1日の夜、自宅の近くにあるレストラン兼バーの「ザ・ブレントウッド(The Brentwood)」に出掛けたアンドリューは、そこで軽く酒を嗜んだ後、自宅に戻る途中で道端に倒れたという。すぐさま病院に運ばれたが、彼は既に息を引き取っていた。死因は肥大型心筋症による発作らしく、酒か薬物の影響もあったらしい。でも、彼の友人によれば、アンドリューは至って健康で、とても心臓発作で死ぬようには思えなかったという。享年43というから、若すぎる死であった。

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(左 : アンドリュー・ブレイトバート  /  右 : マイケル・コーミエ)

  しかし、アンドリュー・ブレイトバートの死去はオバマにとって吉報だった。彼が「あの世」へ行ってくれたお陰で、知られたくない過去が歴史の闇に葬られたのだ。アンドリューが暴露しようとした「爆弾映像」は何処かに隠されており、遺族でもその保管場所を判らないという。たぶん、アンドリューが厳重に保管したはずだから、家族が知らなくてもおかしくはない。アンドリューの死は、あまりにも唐突すぎたので、様々な憶測が乱れ飛んだ。もしかしたら、誰かに毒で暗殺されたのでは、という陰謀論まで出てきた。さらに、彼の遺体を検査したマイケル・コーミエ(Michael Cormier)が亡くなったので、さらに疑惑が深まったのである。何と、3月に遺体を調べた検視官が、翌月の4月20日に亡くなってしまったのだ。死因は砒素中毒であるらしい。一部のアメリカ人は二人の謀殺を仄めかしていたけど、具体的な証拠が挙がらないので、今のところ偶然の死亡と考えるしかない。とにかく、オバマは強運の持ち主だった。

後編に続く。


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