無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

マスコミ問題

マードックによるメディア支配 / ユダヤ人が君臨する恐怖

外資規制は抜け穴だらけ

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  つい最近、フジ・メディアHDが公式な「外資規制」に違反したとして話題になった。かつては、日本企業の集合体であったフジ・サンケイ・グループも、得体の知れない無国籍企業の群れとなってしまい、フジ・テレビジョンなどは「朝鮮人か支那人の放送局なのか?」、と疑ってしまうほどの体たらくである。フジ・メディアHDの金光修社長は記者会見の席上で、“うっかりミス”を詫びていたが、本当に単なる事務的ミスなのか? おそらく、株に関しては委託業者に任せていたから、金光社長は内心、「俺のせいじゃねぇよぉ~」と思っているのかも知れない。(でも、最高責任者なんだから「責任」を取るべきなんじゃないか。)

  フジ・メディアHDは以前、書類の上で外国人等の議決権比率は19.99999%(2012年9月末~2013年9月末)ないし19.9997%(2014年3月末)と公表していたが、実際は20.000042%(2012年9月末~2013年9月末)から20.00083%(20143)であった。ブシ・メディアHDは「認定放送持株会社」であるから、外国人の議決権比率を20%未満に抑えねばならない。しかし、金光社長や重役達は、この明らかな違反を隠蔽し、20%を越えていないと偽っていた。しかも、彼らはずっと「外国人の議決権は19.9999%くらいだから、放送法には抵触していません」とシラを切っていたから悪質だ。もちろん、総務省の役人も承知の上で見逃していたから共犯である。

  たぶん、20%を越えた時、フジ・メディア側の誰かが役人と接触し、「どうか御勘弁を・・・」と頼んだんじゃないか? 役所とフジは昔からズブズブの関係だから、密かな「取決め」があっても不思議じゃない。これは筆者の勝手な憶測だが、「社会正義」を振り回す地上波テレビが調子に乗って菅総理の息子と東北新社を叩きまくったから、上級官僚の誰かが“仕返し”をしたんだろう。霞ヶ関の高級官僚からすれば、「接待くらいで何だ !!」と反論したくなる。普通の役人だって、「他のテレビ局も、みんなやっているじゃないか! 何を今更とぼけたことを言ってるんだ !」と怒鳴りたくなる。だいたい、格下の下種(ゲス)供がいい気になって「官僚批判」を繰り返すなんて赦せない。となれば、秘密を握っている役人が、「俺達はオマエ等の弱みを握っているんだから、あんまりナメた事するんじゃねえぞ ! 俺達に逆らったら“どんな目”に遭うか、きっちり教えてやる !」と憤慨し、フジの違反を密告したとも考えられる。高級官僚というのは、澄ました顔をしてエゲつない事をするから、本当に油断がならない。国税庁を使った財務省の恐喝は有名じゃないか。

  一般国民は「東北新社の免許認定取消があったから、当然、フジ・メディアHDにも同様の行政処分があるんだろう」と期待した。ところが、総務省の行動は意外というか、予想通りの御白洲だった。何と、武田良太総務大臣は、フジ側の放送法違反を“違反”と認めなからも、「遺憾」とだけ述べて「お咎め無し」にしてしまったのだ。常識的な日本人は「えぇぇ~、会社の規模で処分が違うのかぁぁ~?!」と呆れてしまい、法の下の平等原則が幻想であったことに気がつく。まぁ、さすがにフジテレビの免許を取り消し、放送停止に追い込むことは、いくら何でもできまい。当初の目的通り、マスコミに「お灸を据える」ことが出来たんだから、それ以上の仕置きは必要ないだろう。

  そもそも、「外国人の持ち株比率や議決権の有無を規制する」というルール自体がザル法なのだ。一般の保守派国民は「日本のテレビ局を支那人や朝鮮人の手から守れ !」といきり立つが、帰化鮮人や帰化支那人が株主になれば外資規制なんて意味が無いだろう。日本で生まれ育った帰化鮮人の子供が大株主になり、それなりの議決権を有すれば、在日鮮人の株主と変わりがない。 たとえ、フジ・メディアHD側が、「外国人の議決権は20%を越えていません」と言い張っても、大勢の支那人や朝鮮人が色々な形で株主になっていれば、何らかの“忖度”や“配慮”がなされるはずだ。フジテレビの遠藤龍之介社長は、支那人や朝鮮人の旦那衆に向かって、「我々は外人の指図は受けません!」と言えるのか? (ちなみに、遠藤社長は「狐狸庵」先生で知られる故・遠藤周作の長男。) 以前、会長や社長を務めていた日枝久は、高麗大学から名誉博士号をもらって喜んでいたけど、他の重役も似たり寄ったりだろう。また、フジ・サンケイ・グループには、レコード会社の「ポニー・キャニオン」があるから、南鮮人アイドルの下らない歌でも、「どこかの馬鹿がCDを買ってくれるだろう」と予想し、無駄と思いつつも一生懸命宣伝している。平成の頃、産経新聞も営業利益を鑑み、「K-Pop」とやらを大々的に宣伝し、気持ち悪い全面広告を載せていたじゃないか。

ルパート・マードックもユダヤ人の仲間

Rupert Murdoch 001(左  / ルパート・マードック )
  1996年、ソフトバンクを率いる孫正義は、オーストラリアのメディア王ルパート・マードック(Keith Rupert Murdoch)とタッグを組んで地上波放送のテレビ朝日を買収しようと試みた。彼らは「旺文社メディア」の株を買収して朝日の大株主になろうとしたが、臨時株主総会の前にその真意を怪しまれ、せっかくの計画は失敗に帰した。緊急事態の総会は開かれず、株の払い戻しで一件落着となったから、何となくテレ朝の幹部は一安心。でも、外国人による買収劇はいつでも起こるから、いずれ何らかの形で地上波が支配される可能性はある。

  何しろ、緊縮財政による不景気で日本経済の成長が押さえられ、見る見るうちに広告収入が減っているから、どんな事態が起こるか分からない。あの電通でさえ自社ビルを売却してリストラを断行する始末なんだから。かつては輝いていたフジテレビも、下り坂を転がるように慢性的な凋落が著しく、どの番組もつまらない。以前は「面白くなければテレビじゃない!」と気張っていたが、制作費の削減を目の当たりにした社員は「バブルの頃は良かったなぁぁ~。ちょっとした番組でも海外ロケができたし・・・」と昔を懐かしんでしょんぼり。まるで、『笑ってポン !』(1983年放送TBS)を企画してコケてしまった時の桂邦彦プロデューサーみたい。(筆者は観ていなかったんだけど、この番組にはビートたけしが出ていたそうで、人気番組になるはずが、たった3ヶ月くらいで終了となってしまったそうだ。)

  フジテレビは没落する地上波の象徴だ。得意なドラマを制作すれば失敗の連続で、視聴率は野党の支持率みたいに低い。テレ朝も惨敗続きだ。開局60周年記念番組として作った『24 Japan』は、自爆作品そのもので、米国版をそのまま日本に移したB級ドラマだった。この日本版は放送前から不安が囁かれており、信じられないけど、放送時間は深夜枠。案の定、視聴率は最低で、あまりにも低かったから、第5話以降は非公開で“内緒”となっていた。もう「無惨」の一言に尽きる。今では、子供ですら地上波テレビを見ないから、夕方以降の番組はインターネットに疎い中高年か、暇を持て余す貧民が観るだけ。こうなると、益々スポンサーが逃げて行く。今後は地上波でも、ショッピング・チャンネルに移行するしかない。それが嫌なら、マンネリの時代劇を流して、老人用オムツを宣伝するだけ。でも、これじゃあ、あまりにも酷すぎる。

  脱線したので話を戻す。テレ朝の買収劇が起こった時、日本のマスコミはルパート・マードックを「FOXテレビの経営者」とか「オーストラリアのメディア王」としか伝えなかったが、この「オーストラリア人」は血統的にはユダヤ人。なぜなら、彼の母親エリザベス・ジョイ・グリーン(Elisabeth Joy Greene)は、ルパート・グリーン(Rupert Greene)の娘で、正統派ユダヤ教徒の裕福な家庭に生まれたからだ。そして、このエリザベスは1928年に新聞社を経営するキース・ルパート卿(Sir Keith Ruper)と結婚し、三人の娘と息子を一人もうけた。この男の子が後に「News Corporation」を統括し、「21st Century Fox」を創設するルパート・マードックとなる。ちなみに、彼は両親が授けた「キース」を用いず、祖父のファースト・ネームである「ルパート」の方を常用する事にしたそうだ。ルパートの家系に関しては、以前、ワシントン・ポスト紙のリチャード・カーティス(Richard H. Curtiss)が書いていた。

Elizabeth Murdoch 11Rupert Murdoch & mother Elisabeth 1Rupert Murdoch & father Keith 1








( 左 : エリザベス・ジョイ・グリーン  / 中央 : キース・ルパート卿夫妻と子供達  /  右 : 若い頃のルパート・マードックと両親)

  他のユダヤ人メディア王と同じく、ルパートのメディア帝國も優良資産が多く、「News Corporation」の傘下には「REA Group」、「News UK(旧News International / 英国紙)」、「DowJones & Company(「ウォール・ストリート・ジャーナル」を所有)」、「News Corp Australia(濠洲紙)」、「New York Post(米国紙)」、「Harper Collins(世界的に有名な大手出版社)」がある。ルパートが大衆紙の「The Sun」や「The News of the World」を傘下に収めているのはよく知られていたが、日本の一般国民は彼の「News UK」が英国メディアを代表する「The Times」と「The Sunday Times」を買収したことをあまり知らなかった。たぶん、各県の大学生に訊いても半分くらいは経営本体を知らないんじゃないか。「Sky Television」や「Sky News」を観ている日本人でも、ブリテンのメディア事情に暗い人は多い。BBCに潜むユダヤ人制作者を知っている人などは、相当なオタク族である。

  ユダヤ人は「ハラハー(Halakha / ユダヤ教にある一種の法律)の規定もあって、母親の血筋で「ユダヤ人」と判断する民族である。しかし、母親がキリスト教徒のヨーロッパ人であっても、父親がユダヤ人なら、その間に生まれた子供は、やはり「ユダヤ人」と見なされる。また、ユダヤ教の信仰が無くても、片方の親がユダヤ人なら「ユダヤ人」となり、無神論者でも反シオニストでも構わない。イスラエルは世界各地に散らばった同胞の帰国を勧めているが、優先されるのは血統上のユダヤ人で、白人系の帰還者が好まれる。しかし、エチオピアからの「黒いユダヤ人」だと、「お前、本当にユダヤ人の子孫なのか?」と疑われ、場合によってはDNA検査を求められることもある。これって、人種差別じゃないのか?

Michael Wolf 2Eric Alterman 11(左 : マイケル・ウォルフ  / 右 : エリック・オルターマン )
  それにしても、なぜ日本人や一般の西歐人はルパートの素性(血統)を知らないのか? それは主流メディアのジャーナリストが暴露したがらない、あるいは単に無知であるからだ。つまり、知っている者でも、意図的に隠しているからだろう。例えば、2012年、マードックは軽率にもユダヤ人を批判したことでマスコミに叩かれたことがある。イスラエル支持者のルパートは非ユダヤ人を装い、イスラエルを擁護した。彼はイスラエルに辛辣な記事を載せるユダヤ系メディアを叱責し、「どうしてユダヤ人が所有する新聞社は、いつも反イスラエルの姿勢を取るのか?」と述べた。こうした非難を日本人や歐米人が聞けば、マードックを非ユダヤ系オーストラリア人と思ってしまうだろう。(註 / 彼は1985年にアメリカ合衆国に帰化している。) 事実、ルパートに関する記事を書いたマイケル・ウォルフ(Michael Wolff)やエリック・オルターマン(Eric Alterman)は、ルパートがユダヤ人であることを紹介しなかった。ただ単に知らなかったのか、意図的に隠したのか分からないが、彼らはルパートの宗教に言及しても、彼の家系については述べていない。

   ルパートは“イギリス人”のエリート・コースを歩み、母親が属するエピスコパル教会に通い、名門のオックスフォード大学に入った。(Michael Wolff, "Rupert Murdoch and the Jews", The Guardian, 19 November 2021. と Eric Alterman, "Rupert Murdoch and the Jewish Owned Press", The Nation, November 28, 2012.を参照。) ここでは直接関係ないけど、マードックの結婚生活も大富豪らしく華々しい。第1夫人はパトリシア・ブッカー(Patricia Booker)で、二人は1956年に結婚したが1967年に離婚する。第2夫人はアナ・マリア・トーヴ(Anna Maria Torv)で、オーストラリアのジャーナリスト兼小説家であった。彼女はスコットランドで生まれていたが、父方の祖先はエストニア系で、有名女優のアナ・トーヴ(Anna Torv)は彼女の姪ににあたるそうだ。役者のアナもオーストラリア生まれで、母親はスコット系なんだが、父方の血筋でエストニア系スコット人となっている。彼女はFoxテレビの人気ドラマ『Fringe』で主役を務めたから、日本の一般人でもアナ・トーヴを知っているんじゃないか。「やはり」と言ってはなんだが、このドラマもユダヤ人の作品で、制作の総指揮はあのJ.J.エイブラム(Jeffrey Jacob Abrams)とアレックス・カーツマン(Alex Kurtzman)であった。

Patricia Booker 1111Rupert Murdoch & Anna Maria Torv 2Anna Torv 002








(左 : パトリシア・ブッカー  / 中央 : アナ・マリア・トーヴとマードック  /  右 : アナ・トーヴ)

  アナとの間には三人の子供ができたが、ルパートは1999年にアナと離婚する。独身となったマードックは、離婚した年に支那人女性と再婚した。第3夫人となったのは、支那人のウェンディー・デン(Wendy Deng / 鄧文迪)。彼女は江蘇省生まれで、結婚前は香港でTVの仕事をしており、マードックの「Star TV」で副社長を務めていたという。(ウェンディーも以前ジェイク・チェリーという亭主がいたので、彼女も再婚者。) 彼女との間には二人の娘をもうけたが、この子達は「ユダヤ系支那人」になるのか? それはともかく、二人の間には亀裂が入ってしまい、マードックは2013年に離婚する。

Rupert Murdoch & Wendi Deng 02Wendi Deng & Tony Blair 11Wendi Deng & Daughters 1










(左 : マードックとウェンティー・デン   /  中央 : トニー・ブレアとウェンディー /  右 : 二人の娘とウェンディー)

  でも、支那人との結婚は何かと問題が多く、米国の諜報機関はマードックと北京政府の関係を疑っていた。そして、ウェンディーには更なる厄介事があって、それはトニー・ブレア首相との不倫関係だ。英国の「Daily Telegraph」紙や米国の「Vanity Fair」誌も、二人の不貞行為を報じていたから、この噂は案外ホントなのかも知れない。確かなのは、長年の友人関係であったトニー・ブレアとマードックは不仲になった、という事だけ。

  そう言えば、共和党院内総務のミッチ・マコーネル(Mitch McConnell)上院議員も北京政府と昵懇で、女房の家族を通して支那ビジネスで儲けていた。しかも、エレイン・チャオ(Elaine Chao)はブッシュ政権で労務長官に就任し、トランプ政権では運輸長官を務めていたんだから、アメリカの政界が支那人に浸食されていたというこだ。もっと情けないのは、民衆党下院議員のエリック・スウォルウェル(Eric Swallwell)で、彼は支那人スパイのクリスティン・ファン(Christine Fang)、すなわち権力者を狙った「ファン・ファン」ちゃんに「女の武器」で籠絡されていた。彼は典型的な「ハニー・トラップ」に引っ掛かった訳だが、事もあろうに国家機密を扱う下院諜報委員会のメンバーであった。もうギャグ漫画レベルの話である。

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(左 : エレイン・チャオ  / 中央 : エリック・スウォルウェル  / 右 : クリスティン・ファン )

  しかし、この「ファン・ファン」の魔力に見せられたのはエリックだけじゃなく、同じカルフォルニア州選出のロー・カナ(Ro Khanna)下院議員(民衆党)も彼女と友人関係にあったそうで、選挙の時には頼もしい助っ人になっていた。ところが、彼女のスパイ容疑がとりだたされると、慌てて火消しに取りかかったそうである。また、ファン・ファンはオハイオ州の市長二名にも接近していたそうで、彼らの接触はFBIの監視下にあったらしい。一人の市長はファン・ファンとクルマの中で“何か”をしていたそうで、どうやらFBIの捜査対象になっていたようだ。英国の「Daily Mail」紙によると、アーカンソー州のリトルロックで市長をしていたマーク・ストッドラ(MArk Stodola)も、素早くファン・ファンとの接触記録を抹消したというから、何となく怪しい。「Business Insider」や「Axios」といったメディアは具体的な名前を挙げていなかったが、もしかすると、罠に嵌まった市長に心当たりがあるのかも。まぁ、日本の政治家や新聞社の論説委員も支那人のハニー・トラップに掛かっているから、アメリカ人のことは馬鹿にできないが、我が国の公安はちゃんと実態を把握し、妖艶な行為を記録している? 案外、在日アメリカ人のスパイが政治家の「弱み」を握っているのかも知れないぞ。

Eric Swallwell & Christine Fang 111Ro Khanna 15Mark Stodola 1








( 左 : エリック・スウォルウェルとファン・ファン  / 中央 : ロー・カナ  / 右 :  マーク・ストッドラ )

  2016年にマードックが再婚したのは、元モデルで女優のジェリー・ホール(Jerry Faye Hall)だ。この第4夫人は日本人でも知っている通り、超人気ミュージシャンで「ナイト」の称号をもらったミック・ジャガー(Sir Michael Philip Jagger)の元女房。二人の間にはエリザベス(Elizabeth)とジョージア・メイ(Georgia May)という娘が生まれている。姉のエリザベスは人権活動家になってしまったが、妹のジョージアはフッション・モデルになったから良かった。マードックやドナルド・トランプもそうだけど、アメリカの金持ちにとって若い女と再婚するのはちょっとした理想だ。2016年に再婚したマードックは何と85歳だった。しかし、相手のジェリーも59歳だったから、まぁ驚くほどでもない。それよりも、遺産がどうなるのか、そっちの方に興味がある。

Georgia May Jagger 3Elizabeth Jagger 1(左 : ジョージア・メイ /  右 : エリザベス)
  かなり脱線してしまったが、マードックに関する記事を書いたウォルフは作家で、オルターマンの方はニューヨーク市立大学の教授だ。彼らは共にユダヤ人。アメリカのユダヤ人なら、同胞のマードックが「ユダヤ系オーストラリア人」と直ぐ判るのに、明言しないなんておかしい。筆者はテレ朝の買収劇が起きた時、「なんで朝日新聞はマードックの血筋を紹介しないだ?」と怪しんでいた。日本国籍を持つ朝鮮人と濠洲のユダヤ人が手を組んで日本のテレビ局を狙っていたのに、朝日の連中は何も言わなかったんだから、もしかすると意図的に言及しなかったのかも・・・。橋下徹の時はさんざん血筋について暴いていたのにねぇ~。テレビ朝日はずっとCNNと契約関係にあったんだから、CNNのユダヤ人に訊いてみればよかったじゃないか。詳しい奴は居るはずだ。それにしても、朝日新聞は在日朝鮮人とかユダヤ人になると、どうして血筋を隠してあげるのか? 何か特別な配慮でもあるのか?

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(左 : ジェリー・ホール ミック・ジャガー / 右 : マードックとホール )

  当ブログでは何度もユダヤ人のメディア支配について述べてきたけど、本当にアメリカの放送業界はユダヤ人に牛耳られている。どこの大手メディアを覗いてみても、必ずユダヤ人が君臨しているんだから異常である。もし、我が国の地上波放送や衛星放送、新聞社、出版社の創設者や経営者、所有者が朝鮮人だらけなら、一般国民はゾッとするに違いない。一部の国民は金光修社長の名前を目にして、「もしかしたら朝鮮系?」と疑ったくらいだ。以前の記事で日本国籍を取得した朝鮮人企業家を紹介したけど、ほとんどの日本人は有名企業の経営者が実は元在日朝鮮人だったことを知らなかった。官報で告知されても、一般国民は誰なのか判らないし、顔写真が附いていないので、人物の特定は困難だ。歌手や俳優だと藝名自体が偽名だし、その私生活で「通名」を使っているので、誰が帰化人なのか判らない。

ユダヤ人だらけのメディア業

  一般の日本人は支那人や朝鮮人による企業買収を心配しているが、アメリカのメディア界は既にユダヤ人の天下になっている。ちょっと見渡しただけでも、トップの連中は西歐人とは思えない異人種ばかり。「Viacom」の総帥で既に亡くなっているサムナー・レッドストーン(Sumner Redstone)は、直ぐユダヤ人と判る「マレー・レッドシュタイン(Sumner Murray Redstein)」という本名を持っていた。彼のメディア帝國は老舗の「CBS」や音楽ビデオで有名な「MTV」、映画スタジオの「Paramount & Dream Works Movie studio」などを傘下に収めている。エドガー・ブロンフマン・ジュニア(Edgar Bronfman, Jr.)もユダヤ人。彼は日本でも飲料メーカーとして有名な「シーグラム(Seagram)」を経営する一族の出身だ。エドガーは実家の稼業を継いでいたが、娯楽メディア業界にも進出し、「Warner Music Group」、「Time-Warner Corporation」、「NBC Television」、「Turner Broadcasting」、「CNN」、「Time誌」を経営した。

Sumner Redstone 2Edgar Bronfman Jr. 002Mortimer Zuckerman 004Peter Chernin 1








( 左 : サムナー・レッドストーン / エドガー・ブロンフマン・ジュニア   / モーティマー・ザッカーマン   / 右 :  ピーター・チェルニン )

  モーティマー・ザッカーマン(Mortimer B. Zuckerman)は、全米で購読される『US News & World Report』や『New York Daily News』、世界的に有名な長寿雑誌の『The Atlantic』、ビジネス雑誌の『Fast Company』を所有する大御所だった。ピーター・チェルニン(Peter Chernin)は、マードックの「News Corporation」で経営を任された部下。彼は「NewsCorp」のCEOを務めたり、「American Express」の経営もしていた。「グラハム・ホールディングス社」の総帥を務めたドナルド・グラハム(Donald E. Graham)は、庶民でも知っている名家の御曹司で、母親は「女帝」と呼ばれたキャサリン・M・グラハム(Katherine Meyer Graham)だ。彼女の父親ユージン・マイヤー(Eugene Meyer)は有名なユダヤ人で、FRB(連邦準備銀行)の議長を務めたこともある。そして、ユージンの母親であるハリエット・ニューマーク(Harriet Newmark Meyer)は、ユダヤ教のラビになったジョセフ・ニューマーク(Joseph Newmark)の娘であった。ジョセフはNYのマンハッタンにある「B'nai Jeshurun」というシナゴーグを建てた共同創設者であった。ちなみに、グラハム一族が所有していた『ワシントン・ポスト』紙はドナルドに引き継がれたが、この新聞社は2013年、2億5千万ドルで「ナッシュ・ホールディングス(Nash Holdings)」に売却されてしまった。そして、この持株会社は「アマゾン」でお馴染みのジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)が創設した企業である。

Donald Graham 3Katherine Graham 03Eugene MeyerJoseph Newmark 001








( 左 :  ドナルド・グラハム / キャサリン・M・グラハム  / ユージン・マイヤー / 右 : ジョセフ・ニューマーク )

  テレビ業界もユダヤ人だらけで、CNNは偏向報道を仕組んだジェフ・ザッカー(Jeffrey Zucker)が社長を務めてい。しかし、彼は元々NBCを取り仕切っていた人物だ。ABCテレビのエンターテイメント部門で社長を務めていたロイド・ブラウン(Lloyd Braun)は、元々「Yahoo Media Group」を率いていた辣腕弁護士で、人気コメディー番組(Sitcom)『サインフェルド(Seinfeld)』に出てくる「ロイド・ブラウン」は彼がモデルとなっている。ロイド役はピーター・ケレハン(Peter Keleghan)。ちなみに、この「サイフェルド」を発案したのは主役のジェリー・サインフェルド(Jerome Allen Seinfeld)とプロデューサー兼役者のラリー・デイヴッド(LArry David)である。この二人もともにユダヤ人。「ジョージ・コスタンザ」役(イタリア系)で登場するレギュラー共演者のジェイソン・アレクサンダー(Jason Alexander)もユダヤ人。一般人は彼の藝名しか知らないが、その本名は「ジェイ・スコット・グリーンスパン(Jay Scott Greenspan)」という。如何にも「ユダヤ人」らしい氏族名なので、ユダヤ人の俳優は出自を隠すために改名するとこが多い。

Jeff Zucker 2Lloyd Braun 1Jerry Seinfeld 1Jason Alexander 1








(左 :  ジェフ・ザッカー / ロイド・ブラウン   / ジェリー・サインフェルド   / 右 : ジェイソン・アレクサンダー  )

  話を戻す。ロイド・ブラウンは「Yahoo」の役職を退任すると、メディア技術を商う「Berman Braun」を運営することにした。彼はこれを拡張して「Whalerock Industries」と改名したそうだ。「Warner Brothers」で社長や会長を務めたテリー・セメル(Terry Semel)は、退任すると「ヤフー(Yahoo)」の社長や会長になった。かつて、「ABC」でプロデューサーを務めていたニール・シャピロ(Neal Shapiro)も他のユダヤ人と同じコースを進み、「NBC News」の社長を経たのち、報道番組を扱う「WNET」局の経営に乗り出した。

Terry Semel 01Neal Shapiro 4Gail Berman 11









(左 : テリー・セメル  / 中央 : ニール・シャピロ  / 右 : ゲイル・バーマン  )

  「Fox Broadcasting Company」の社長を務めたゲイル・バーマン(Gail Berman)も遣り手のユダヤ人で、彼女の在任期間中に放送された番組には結構ヒット作が多い。例えば、全米で高視聴率を稼ぎ出した『American Idol』、キーファー・サザーランドの代表作である『24』、ヒュー・ローリー主演の『House』、日本でも人気が高い『Bones』などである。バーマンは2005年に「パラマウント・ピクチャーズ」の社長に就任したし、前述のロイド・ブラウンと組んで「BermanBraun」の共同経営者にもなった。その後、彼女は「Elvis」や「The Adams Family 2」といった娯楽番組を制作する「The Jackal Group」の社長や会長になっている。

Sandy Grushow 11( 左 /  サンディー・グルーショウ)
  「Fox Entertaiment Group」の会長を務めたサンディー・グルーショウ(Sandy Grushow)もヒット作を生み出しており、彼の在任期間中には世界中で人気を誇ったTVドラマ・シリーズの「The X-Files」や、日本でも人気が高かった「メルローズ・プレイス(Melrose Place)」がある。今はどうか知らないが、このドラマに出ていた女優は一躍有名になった。コートニー・ソーン・スミス(Courtney Thorne-Smith)はもちろんのこと、『デスパレートな妻たち』で脚光を浴びたマーシャ・クロス(Mercia Cross)、「モトリー・クルー」のトミー・リーや「ボン・ジョヴィ」のリッチー・サンボラと結婚したヘザー・ロックリア(Heather Locklear)などはよく知られている。ヒット作を輩出したグルーショウは退任後に「The Weather Company」の重役に就いている。

Courtney Thorn Smith 006Mercia Cross 001HeatherLoclear 001









( 左 : コートニー・ソーン・スミス  /  中央 : マーシャ・クロス  /  右 : ヘザー・ロックリア  )

  「Turner Broadcasting」の社長を務めたジェイミー・ケルナー(Jaimie Kellner)は退任後、TV放送を行う「ACME Communications」の会長になっている。彼は2001年に「ワールド・レスリング(World Championship Wrestling)」を終了させた人物として、プロレス・ファンから怨まれている。しかし、彼がFOXテレビにいた頃はヒット作を生み出しており、彼の在任期間中には『Simpsons』や『Married with Children』、『Beverly Hills』などがある。要するに、辣腕経営者は「泣いて馬謖を斬る」タイプの人間で、視聴率が下がった番組は容赦なくキャンセルする、というこだ。

Jamie Kellner 001Robert Rosenthal 002Phil Bronstein 001Martin Peretz 22






(左 : ジェイミー・ケルナー  /  ロバート・ローゼンタール  / フィル・ブロンシュタイン   / 右 : マーティン・ペレツ  )

  雑誌社や新聞社にもユダヤ人がゴロゴロいる。例えば、ロバート・ローゼンタール(Robert J. Rosenthal)は「サン・フランシスコ・クロニクル」のマネージメント編集者を務め、フィル・ブロンシュタイン(Phil Bronstein)は同紙の編集長だった。マーティン・ペレツ(Martin Peretz)は「New Republic」誌を創刊し、熱心なイスラエル支持者である。名門ザルツバーガー家のアーサー・ザルツバーガー・ジュニア(Arthur Sulzberger, Jr)は、「ニューヨーク・タイムズ」と「ボストン・グローブ(Boston Globe)」紙を経営したが、2017年に引退し、息子のグレッグ(Arthur Gregg Sulzberger)に経営を譲った。このグレッグは、当然ながら、ユダヤ系のアーサー・シニア(Arthur Ochs Sulzberger, Sr.)とアーサー・シニアの義父であるアドルフ・オックス(Adolf Ochs)の血を引いている。

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( 左 : アーサー・ザルツバーガー・ジュニア / 中央 : アーサー・ザルツバーガー・シニア  /  右 : アドルフ・オックス )

  CNNにもユダヤ人のキャスターが多く、亡くなった看板キャスターのラリー・キング(Larry King / 本名 : Lawrence Harvey Zeiger)は日本でも有名だ。 大御所アンカーマンたるウォルフ・ブリッツァー(Wolf Blitzer)は、アメリカに住むイスラエルの代弁者と言っていい。CBSの長寿番組『60ミニッツ』にいたユダヤ人記者と一緒。亡くなったマイク・ウォレス(Myron Leon Wallace)、モーリー・シェイファー(Morley Safer)、ボブ・サイモン(Robert David Simon)を思い出せば分かるだろう。その他、CNNにはウォルター・アイザックソン(Walter Isaacson)や元CBSアンカーのポーラ・ゾーン(Paula Zahn)もいたし、アンドレア・コッペル(Andrea Kopple)は、ABCの「Nightline」で有名なテッド・コッペル(Edward J. M. Koppel)の娘だ。

Wolf Blitzer 003Mike Wallace 2Morley Safer 2Bob Simon 11








( 左:   ウォルフ・ブリッツァー /  マイク・ウォレス  /   モーリー・シェイファー  /   右 : ボブ・サイモン )

Steven Rosen & Keith Weissman 01( 左 : スティーヴ・ローゼン / 右 : ケネス・ワイズマ )
  二世ジャーナリストのアンドレア・コッペルは、CIAで中東アジアを担当する分析官のケネス・ポラック(Kenneth Michael Pollack)と結婚した。彼もイスラエル贔屓のユダヤ人で、あの恐ろしいユダヤ人団体の「AIPAC」と親密だった。このポラックはクリントン政権時代、国家安全評議会(NSC)のアドヴァイザーを務めたが、AIPACのスティーヴ・ローゼン(Steven J. Rosen)とケネス・ワイズマ(Kenneth Weissman)に国家機密を流したんじゃないか、と疑われたことがある。しかし、決定的な証拠を摑めなかったのか、この容疑は後に却下された。おそらく、AIPACの有力者が裏で政治家に圧力を掛けたんだろう。そもそも、ジョージ・W・ブッシュの政権には、ネオコンのユダヤ人がウヨウヨいたし、大統領自身がユダヤ人の支援で当選した訳だから、AIPACにとって不利になる処罰はしないだろう。また、AIPACに睨まれた政治家は落選の脅威を感じるから、この団体を敵にするより、恩を売って味方にした方がいい。政界で正義を貫く議員は馬鹿である。

Ted Koppel 0021Andrea Koppel 3Kenneth Pollack 01









( 左 : テッド・コッペル  / 中央 : アンドレア・コッペル  /  右: ケネス・ポラック )

  話を戻す。公共ラジオ放送の「NPR(National Public Radio)」もユダヤ人に牛耳られており、イスラエルの支援組織みたいになっている。NPRにはニュース分析を担当する、ベテラン・ジャーナリストのダニエル・ショール(Daniel Schorr)がいたし、「Weekend Edition」という番組で司会をするスコット・サイモン(Scott Simon)や、この番組に加わったリアン・ハンセン(Liane Hansen)もユダヤ人だ。「All Things Considered」の司会を務めたロバート・シーゲル(Robert Siegel)と一緒に司会を務めていたスーザン・スタンバーグ(Susan Stanberg)もそうだし、リポーターのエリック・ワイナー(Eric Weiner)やイスラエル特派員のリンダ・グラドシュタイン(Linda Gradstein)もユダヤ人。「類は群れる」というが、アメリカのメディア業界はユダヤ人の巣窟となっている。

Daniel Schorr 03Scott Simon 2Liane Hansen 1Eric Weiner 11








( 左 : ダニエル・ショール / スコット・サイモン  / リアン・ハンセン   /  右 : エリック・ワイナー )

  今、紹介した人々は全体のごく一部に過ぎず、アメリカのメディア界や独立系のジャーナリスト、コラムニスト、報道アナリスト、各分野のニュースでコメントを寄せる御用学者にもユダヤ人は雲霞の如く居る。一部の日本人は巨大な秘密組織の存在を信じているが、あまりにも漠然としていて筆者には信じられない。確かに、巨大なユダヤ人組織は存在するが、明白な陰謀が露見することは少なく、その多くは闇に包まれている。だから、ちょっとづづ事件や情報を繋ぎ合わせて、巧妙な裏工作を暴いて行くしかない。丹念に小さな事実を積み重ねれば、いかがわしい連中の全体像がぼんやりと摑めてくるものだ。

Susan Stamberg 12Linda Gradstein 1Robert Segal 01








(左 :  スーザン・スタンバーグ / 中央 : リンダ・グラドシュタイン  / 右 : ロバート・シーゲル )

マードックの怪しい人脈

  ルパート・マードックが何らかの「陰謀」を働いているとは思えないが、彼の人脈を探っていくと、やはり強力な「ユダヤ・コネクション」があるんじゃないか、と思えてくる。例えば、マードックはあのラリー・シルヴァーシュタイン(Larry Silverstein)やルイス・アイゼンバーグ(Lewis M. Eisenberg)と昵懇だった。シルヴァーシュタインは“偶然”にも、2001年1月にWTCのリース権を得て所有者になっていたので、テロ事件後、莫大な保険金を手にすることができた。一方、アイゼンバーグはWTCを管理する「NY・NJ港湾公社(Port Authority of New York and New Jersey)」の責任者(Chairman)であった。

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(左 : ルパート・マードック  /  ラリー・シルヴァーシュタイン /ルイス・アイゼンバーグ   /  右 : フランク・ローウィー )

  シルヴァーシュタインには相棒の不動産業者がいて、それがチェコスロヴァキア生まれで、オーストラリアへ移住したフランク・ローウィー(Frank Lowy)だ。彼は9/11テロの6週間前に「WTC(国際貿易ビル)」の所有権を取得し、ちゃっかり「損害保険」を掛けていたので、事件後、シルヴァーシュタインと共に莫大な保険金を得ることができた。まるで、事前にテロ攻撃を知っていたかのように、彼は多額の保険を掛けていた。以前、当ブログで「踊るイスラエル国民」を紹介したことがあるけど、彼らはなぜか事前にテロ攻撃の日時を知っており、ニュージャー州側からWTCの惨状を撮影していた。どうして、彼らは悲劇の前にビデオ・カメラを用意し、飛行機が突入する瞬間を捕らえる事がきたのか? ホント奇妙だ。それに、逮捕されたユダヤ人たちは、なぜか直ぐに釈放され、イスラヘルへ帰ることができた。どうしてなんだろう?

  このフランク・ローウィーは通常、「オーストラリアのビジネスマン」と紹介されるが、実際はイスラエル政府の協力者みたいな商売人で、彼はオーストラリア国籍の他にイスラエル国籍も得ていた。なぜなら、彼はイスラエルの建国に寄与した「ハガナー(Haganah)」の元メンバーで、この準軍事組織はテロリスト部隊としても世に知られている。ローウィーはショッピング・モールを手掛ける「Westfield Corporation」や「Centre Group」の会長を務めていたが、濠洲の中央銀行である「Reserve Bank of Australia」の長官も務めていた。彼は晩年の2018年にイスラエルへ移住し、2020年の12月にテルアビブで亡くなっている。最期は心の故郷(ふるさと)であるイスラエルで死にたかったのだろう。彼は2017に英国のボリス・ジョンソン首相からナイト(Sir)の称号をもらったけど、やはり忠誠を誓うのはオーストラリアじゃなく、同胞が住むイスラエルだったのかも。

  シルヴァーシュタインやローウィー、アイゼンバークと同様に、マードックも熱烈なイスラエル支持者で、ユダヤ人団体の「ADL」や「United Jewish Appeal」、「Museum of Jewish Heritage」と仲良しだ。こうしたネットワークは「いざ」という時、物凄い力を発揮する。普段は商売や慈善活動に従事するユダヤ人でも、仲間が助けを求めてきたり、何らかの協力を要請すれば「あいよっ、ガッテンだ !」とばかりに呼応する。2020年の大統領選挙みたいに、共通の敵(トランプ大統領)が現れれば、全力を傾けての総攻撃となる。テレビ局や新聞社に巣くうユダヤ人は、仲間の掛け声に応じて偏向報道や湮滅工作に精を出す。まるで、「無垢の巨人」か「鎧の巨人」みたいだ。米国に張り巡らされたユダヤ人のネットワークはチタン合金で作られた蜘蛛の巣みたいなもので、一旦、ユダヤ人の巨大な歯車が次々と稼働すれば、現役の大統領だって身動きがとれず、グチャっと踏みつけられて一巻の終わりだ。

  こうしたユダヤ人支配を肯定するかのように、オーストラリアの政治家もマードックによる情報操作に警鐘を鳴らしている。濠洲の元首相であるケヴィン・ラッド(Kevin Rudd)は、マードックのメディア帝國をデモクラシーへの脅威と語り、自身のSNSで非難していた。また、マルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)元首相もマードックを批判し、彼の膨張主義に危機感を募らせている。事実、マードックはロシア・メディアの「RT」や「Sputnik」と提携し、ロシアへの進出も企んでいるようだ。あのプーチン大統領がこのユダヤ人と組むとなれば、何からのメリットがあるに違いない。おそらく、アメリカやオーストラリア、ブリテンのみならず、他の西歐諸国にもロシアのメディア工作を浸透させ、微妙な形で情報操作を仕掛けるつもりなんだろう。プーチンは非常に頭がいいから、歐米諸国の隅々に張り巡らされた水路(ユダヤ人メディア・ネットワーク)を利用し、その水脈に“毒”を流せば、歐米の庶民は簡単に中毒症状を起こす、と踏んでいるのかも。たとえ、そうでない場合でも、無自覚の病気に罹ってしまうから、ロシアとしては好都合だ。

Kevin Rudd 11Malcolm Turnbull 001Rupert Murdoch & Putin 2







(左 :  ケヴィン・ラッド  / 中央 : マルコム・ターンブル  /   右 : プーチン大統領とマードック)

  とにかく、普通の日本人はどんな人物が米国のメディア界に潜在するのか知らないし、どんな人脈で繋がっているのかさえも知らない、ときている。しかし、各メディア会社を運営する重役や、報道番組を制作するプロデューサーおよびディレクター、新聞や雑誌の方針を決める編集者、記事を配信するジャーナリストの顔ぶれくらいは、心に留めておくべきだ。もし、報道姿勢や編集方針を決める連中の顔ぶれを目にすれば、「えっ、こんな人達がアメリカ人なの?」と驚いてしまうだろう。一般的に我々が「アメリカ人」と聞けば、西歐系の白人を連想するが、主流メディアを支配する人々は違っている。司令塔に陣取るユダヤ人は、「エイリアン」と呼ぶに相応しい異人種だ。たとえ、アメリカ国籍やブリテン国籍を持っていても、現地では異星人と変わりがない。

  これは日本人にとって貴重な教訓となる。もし、我が国の地上波テレビや衛星放送が朝鮮人に牛耳られ、各局の社長や会長、報道局長、文化部の部長、番組プロデューサー、チーフ・ディレクター、制作子会社の社長やスタッフなどが、ほんど“朝鮮系”だったら、日系日本人はどう思うのか? NHKを筆頭に、在京キー局の大株主や経営者が、帰化支那人や帰化鮮人の子孫だったら本当に恐ろしい。さらに、スポンサー企業も朝鮮系なら、背筋が凍りつくほどの恐怖だ。フジテレビの社長が遠藤周作の息子ならまだいいけど、金王朝の手下とか密入国者の孫だったら厭だよねぇ~。でも、未来の日本では実現しそうだ。



ポリコレが娯楽番組にも浸透する /「キャンセル文化」の嵐 (前編)

「言葉狩り」に邁進するBBC

  イギリス人が作る喜劇は、如何にもイギリス人らしい風味が利いているから、観ていて非常に愉快だ。ブリテン島の国民はユーモアのセンスに富んでおり、そこには知的なスパイスが隠し味となっている。アメリカ人が作る喜劇番組、いわゆる「Sitcom(Situation comedy)」とは段違い。ハリウッドやニューヨークのコメディー作品は銭儲けが最優先とされるので、教養を必要とするウィット(機知)に欠け、無理矢理にでも笑わそうとするゴリ押しがある。大手メディアの制作者は、あくまでも“アホな大衆向”を顧客としており、知的な中流階級を相手にしたものではない。しかも、最近は下品さを「売り」にしたコメディー映画も多いから、観ていて吐き気がする。

Adam Sandler 5(左  / アダム・サンドラー )
  例えば、ユダヤ人俳優のアダム・サンドラー(Adam Sandler)は酷い。今や“落ち目”となったサンドラーだが、かつてはNBCの『サタデー・ナイト・ライブ』でチヤホヤされる人気者だった。しかし、最近の出演映画には失敗作が少なくない。人気女優のジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)と共演した『ウソツキは結婚の始まり(Just Go With It)』は予想外の惨敗であったし、メキシコ人をコケにした『Jack and Jill』も興行成績が振るわなかった。サンドラーとケビン・ジェイムズ(Kevin James)がゲイのカップルを偽装したコメディー作品、『チャックとラリー : おかしな偽装結婚?(I Now Pronounce You Chuck and Larry)』も酷評された。『もしも生まれ変わったら(The Do-Over)』や『靴職人と魔法のミシン(The Cobbler)』、『アダルト・ボーイズ(Grownups)』の1と2も駄作で、サンドラーの映画は何度もラズベリー賞からノミネートされる程である。彼は下劣なギャクを見せれば客が喜ぶと思っていたのだろうが、案外、露骨な下品さというものは観ていて気分が悪いものだ。

Adam Sandler Growup 3Adam Sandler Jack & Jill







(左 : アダルト・ボーイズ  /  右 : 「ジャック&ジル(Jack & Jill)」 )

  一方、イギリス人は真剣に馬鹿らしい笑い話を作るので、結構、印象深い作品が多い。以前、WOWOWが『リトル・ブリテン』を放送したけど、あのコメディー番組は非常に面白かった。日本だとヤバ過ぎる脚本やキャラクター設定はNGとなるが、ブリテンのテレビ業界は意外とOKだったりする。

    例えば、主役俳優のマット・ルーカス(Matt Lucas)は、語彙が貧弱でアホ丸出しの女子高生「ヴィキー・ポラード」を演じていた。こうした下層白人は、労働者階級が住む寂れた都市部で目にすることができる。このルーカスが扮する身体障碍者の「アンディー」も面白い。彼は車椅子に乗って福祉金を騙し取るハゲのデブを演じ、相方俳優のデイヴィッド・ウィリアムズ(David Walliams)は、このことに気づいていない介護師を演じている。また、ルーカスはインド人が話す英語を馬鹿にする英語講師を演じていたし、ピチピチの服に短パン姿のゲイを演じていた。相方のウィリアムズは女装趣味のオッさんを演じたり、タイ人女性を娶った下層白人を演じていた。しかし、彼のコメディーで必見なのは、まるで農奴みたいな顔をした「粗暴なグルジア人」である。なんか、スターリンが生まれ育った村に居そうな農民だ。

Little Britain 01Little Britain Miss Emmery








( 左 : 「アンディー」と「ルー」 /  右 : 「ミセス・エマリー」に扮するウィリアムズ )

  中でも秀逸なのは、奇妙なお客である「Mr.マン(ウィリアムズ)」が、「ロイ(ルーカス)」の経営する雑貨店にやって来るエピソードだ。ロイはいかにも英国に居そうな温厚な店主で、客の探しているモノが見つからないと女房の「マーガレット」に大声で尋ねる。対応するマーガレットも、現実に居そうな英国人なので、とても愉快だ。しかし、一番凄いのは、脚の悪い老婆「ミセス・エマリー」に扮したウィリアムのエピソードで、この老婆がスーパーマーケットに赴いた時、何かの拍子で気が緩んでしまい、店の床に黄色い小便を垂れ流してしまうのだ。ちょっと下品なんだけど、思わず笑ってしまうので、大目に見るイギリス人は多い。でも、こんなのを日本で放送したら即NG。放送終了後に抗議の電話が殺到し、プロデューサーやディレクターは謝罪会見だ。スポンサーにも非難の電話が鳴り響くから、たぶん、企画段階でボツだろう。(老人用オムツを販売する会社でも、スポンサーにはなってくれないかも。)

Little Britain Vicky Pollard 01Little Britain 4332Little Britain Mr. Mann








(左 :  「ヴィキー・ポラード」を演じるマット・ルーカス  / 中央 : 「ロイ」を演じるルーカス  / 右 : 「ミスター・マン」を演じるウィリアムズ )


Tracey Ullman 0032(左  /  トレイシー・ウルマン)
  もう一つ、ブリテンのTV番組で特徴的なのは、政治を扱ったコメディー・ショーがあることだ。まだ、日本では一般的に知られていないが、トレイシー・ウルマン(Tracey Ullman)のコメディー番組は英米で大ヒット・シリーズとなった。とにかく、ウルマンの物真似がすごい。彼女が扮するアンゲラ・メルケル首相は絶品だ。一瞬、本人が演じているのか、と見間違ってしまうほどである。もちろん、秘書役のサマンサ・シュピロ(Samantha Spiro)と英語で話しているから喜劇と分かるんだが、妙にリアルだ。メルケルが英語で会話をしたら、あんな風になるのかも知れない。ウルマンの演技で一番面白かったのは、呆れた時に目玉をグルグルと廻す仕草である。番組内ではトランプ大統領とテレビ電話で話すシーンもあった。それに、トランプ役の俳優も結構似ていたから、本当に可笑しかった。

Tracey Ullman as Merkel 01Tracey Ullman as Nicola 5Nicola Sturgeon 3








(左  : 「アンゲラ・メルケル」に扮するウルマン / 中央 :  「ニコラ・スタージョン」に扮したウルマン  /  右 : ニコラ・スタージョン首相本人)

  ウルマンの才能は豊かで、スコットランド首相のニコラ・スタージョン(Nicola F. Sturgeon)の物真似もソックリ。「本人と親戚なのか?」と疑ってしまうほどだ。その他にも幾つかレパートリーがある。007の映画で「M」を演じたジュディー・デンチ(Judy Dench)の物真似は、思わず膝を打ってしまうほどである。(何かのパロディー番組でダニエル・クレイグと共演できるぞ。) ウルマンは大物女優の物真似が得意なようで、『ハリー・ポッター』や『ダウントン・アビー』で一躍有名になったマギー・スミス(Maggie Smith)もネタの一つにしていた。もしかすると、ブリテンの女優は年を取るとみんな似てくるのかもね。

Tracey Ullman as Judy Dench 01Judy Dench 2








(左 :  「ジュディー・デンチ」に扮したウルマン /  右 : ジュディー・デンチ本人)

  ただし、トレイー・ウルマン本人は、「ブリテン女優」とは言えない面を持っている。なぜならば、彼女の父親アントニー・ウルマン(Antony John Ullman)は、第二次世界大戦の時に英国へ逃げてきたポーランド人であるからだ。しかも、母親のドリーン・クリーヴァー(Doreen Cleaver)はジプシーの血を引く労働者階級の女性ときている。したがって、トレイシーはチャーリー・チャップリンみたいな喜劇役者と言えよう。チャップリンの母親ハンナ・ヒル(Hannah Hill)もジプシーの血筋で、息子のチャーリーはジプシーのキャラバンで生まれ育ったから、下層民や異邦人の演技が上手かった。生前、その才能からチャップリンは「隠れユダヤ人じゃないのか?」と思われていたが、実際はジプシーの息子だった。(しかし、チャップリンは非常に気にしていたので、過去の話は滅多に喋らなかった。) よくチャップリンの映画で、ルンペンのチャップリンが大柄の警察官に追われるシーンがあるけど、あれは窃盗を得意とするジプシーをモデルにしたのではないか?

Tracey Ullman as Maggie Smith 02Maggie Smith in Downton Abbey 1








(左 :  「マギー・スミス」を演じるウルマン /  右 : 『ダウントン・アビー』に出演したマギー・スミス本人)

「黒ん坊」が「差別発言」となる

  話が脱線したので本題に入る。2013年頃、BBCは1970年代に放送された『ホウルティー・タワーズ(Fawlty Towers)』というコメディー番組をDVD化した時、登場人物の「ゴウェン少佐(Major Gowen)」が口にする“言葉”が問題になった。しかし、オリジナルを尊重したのか、削除されずに残されたので一安心。このゴウェン少佐というのは架空のキャラクターで、これまた架空の「フォウルティー・ホテル」に住み続けている退役軍人という設定だ。バラード・バークリー(Ballard Berkeley)演じる老紳士は、昔気質のお爺ちゃんで、頑固一徹、ドイツ人に関する話題となるや、途端に昔の記憶が蘇り、容赦ない口調となる。また、彼は「ポリティカル・コレクトネス(政治的に正しい事)」なんてお構いなし。少佐が遠慮なくレイシスト的言葉を発するから面白い。ホテルを経営するバジル・フォウルティー(ジョン・クリーズ)相手に、とんでもない言葉を口にする場面は痛快だ。如何にもイングランドの片田舎で見かけるお爺ちゃんみたい。

Major Gowen 01Major Gowen 3









(左 : 「ゴウェン少佐」を演じるバラード・バークリー / 右 : 「ゴウェン少佐」と 「バジル・フォウルティー」 )

  ところが、BBC傘下のUKTVがこの番組を再放送しようとした時、ゴウェン少佐の人種差別的セリフが問題となった。 (Bhvishya Patel, "BBC will edit out racist remarks made by Major Gowen in Fawlty Towers when the comedy series is re-aired next week, Daily Mail, 3 March 2021.) ホテルの受付でバジルと話をしているゴウェン少佐は、ある女性の友人と一緒にクリケットの試合を観たときの事を思い出す。少佐は言う。

  彼女はその朝、ずっと奇妙な事を口にしていたんだ。何と、インド人のことを「黒ん坊(nigger)」と呼んでいてな。だから、ワシは言ってやったんだ。「黒ん坊」というのは西インド諸島のインディアンで、あいつらは「ウォッグ(wog)」だよ、って ! すると、彼女は言うんだ。「No, no, no, クリケット選手全員が黒ん坊なのよ!」 (註 : 「wog」とは北アフリカや中東アジア、南歐に住む浅黒い人々を指す侮蔑語らしい。由来は不明確なんだけど、イングランドでは人種差別用語と思われている。)

  まぁ、この『Fawlty Towers』が放送されたのは1975年だから、まだポリティカル・コレクトネスの害悪はそれほど社会に浸透していなかった。多文化・多民族教育が猖獗を極めるのは1980年代後半であるから、たとえジャマイカ人やインド人の移民が局にイチャモンを附けても、制作者には跳ね返すだけの気概が残っていた。しかし、今では絶対に「NG」だ。1970年代はまだ表現の自由があったので、視聴者で目くじらを立てる者は少なかったが、「マイノリティー」が膨大な数にのぼった現在、再放送での“危険なセリフ”はみんなカット。たとえ、コメディアンのギャグでも駄目。こうした削除、つまり作品の“切り刻み”に出演者のジョン・クリーズは大憤慨。娯楽作品に政治を持ち込むのは野暮である。ちなみに、クリーズは伝説のコメディー番組『モンティー・パイソン(Monty Python)』で有名になった人気コメディアンである。

Monty Python 12Monty Python 7









(上  / ナチ・ドイツをパロディーにした『空飛ぶモンティー・パイソン』 )

  日本でも『空飛ぶモンティー・パイソン』というタイトルで放送されたから、懐かしいと思う人も多いだろう。出演者のジョン・クリーズやエリック・アイドル(Eric Idle)、グレアム・チャップマン(Graham Chapman)はケンブリッジ大卒のコメディアンだから、彼らのユーモアには上品さと辛辣さが混ざっている。レーニンやヒトラー、マルクスなどの話題を交えたコメディー討論会はとても刺戟的で愉快だ。ちなみに、ミュージシャンでもあるエリック・アイドルは、アニメの実写版映画『キャスパー』にも出演している。たぶん、日本の子供達にも馴染みがあるはずだ。テリー・ギリアム(Terry Gilliam)だけは「元アメリカ人」の帰化人で、彼はコメディアンの傍ら映画監督もこなしている。ブルース・ウィルスやブラッド・ピットが出演した『12モンキーズ(Twelve Monkeys)』も彼の監督作品だ。

John Cleese 5521Eric Idel 01Graham Chapman 2Terry Gilliam 1








( 左 : ジョン・クリーズ /  エリック・アイドル  / グレアム・チャップマン  /  右 : テリー・ギリアム )

アニメ作品にも「表現の規制」が

  以前、当ブログで紹介したが、日本でも「ポリコレ」の浸透は深刻で、時代劇ばかりじゃなく、アニメ作品にも影響を及ぼしている。例えば、手塚治虫が原作者で、『機動戦士ガンダム』の富野善幸(由悠季 / よしゆき)が監督を務めた『海のトリトン』で、「おし」というセリフが削除され、一瞬だけ「無音」状態となっていた。1973年に放送された『ジャングル黒べえ』では、主人公がアフリカのピグミー族で王様の息子という設定だった。笑ってしまうのは、「黒べえ」がアフリカで飛行機の翼に摑まり、そのまま日本にやって来て、機体から落ちてくるという話だ。当然、黒べえは「密入国者」に該当するが、アニメなので問題無し。この王子様はそのまま「佐良利」家の居候となる。ただし、「黒人差別をなくす会」がイチャモンをつけてきたので、再放送されない「封印アニメ」となってしまい、子供達の目に触れることはなかった。ちなみに、原作者は藤子・F・不二雄で、アニメ化のとき宮崎駿が原案に加わったという。

  昭和の頃まで、日本社会は藝術や言論の自由を尊重し、アニメや漫画に対して寛大だった。多少、エッチな番組や残忍なシーンがあっても、「庶民のサブ・カルチャー」ということで、“お上”も目くじらを立てることはなかった。PTAや学校の先生だって大目に見ていたし、「子供の娯楽」だから大人がどうこう言うことじゃない、と思っていたのだろう。もし、永井豪(ながい・ごう)先生の漫画やアニメが歐米諸国で放送されたら大変だ。1970年代だと、まだ倫理道徳にうるさかったから、一般家庭は「日本のアニメなど暴力的で卑猥だ !」と言い出しかねない。

  例えば、1972年に放送された『デビルマン』は大人気アニメとなり、小学生はテレビにかじりつきだった。永井先生のキャラクターは如何にも日本人らしい。何しろ、「不動明(ふどう・あきら)」に乗り移ったデビルマンが「牧村美樹(ミキ)」という娘に惚れてしまい、仲間である「デーモン族」を裏切ってしまうのだ。愛するミキを守るため、デビルマンはデーモン一族を率いる魔王「ゼノン」や将軍「ザンニン」と戦うようになるが、次第に他の人間も助けるようになる。冷酷なはずの悪魔なのに、人間と触れ合ううちに自然と温かい感情を抱くようになるところが、如何にも日本のアニメらしい。もし、支那人がデーモン一族を描いたら、掠奪強姦を繰り返す極悪軍団になってしまうだろう。当然、弱い者は皆殺しとなる。だいたい、毛沢東や習近平は「人間」として生まれたはずなのに、いつの間にかデーモン族よりも残酷な悪魔となっているんだから、支那大陸はまさしく魑魅魍魎の世界に他ならない。日本では「デーモン小暮」だって礼儀正しく、テレビ局のスタッフに気を遣っているのにねぇ~。

Devilman 2(左  / 縛られた妖獣「イヤモン」 )
  永井先生の作品だから仕方ないけど、妖獣「イヤモン」のエピソードはフランスやドイツのPTAで“教育問題”となるだろう。ミキの精気を吸い取ったイヤモン(小娘の幼獣)は、戦闘中にデビルマンに捕まってしまう。そこで、ミキを助けたいデビルマンはイヤモンを縛ってクレーンに吊るし、ムチを持って拷問してしまうのだ。刮目すべきは、デビルマンが服からこぼれたイヤモンの乳房を鞭で何回もひっぱたくシーンである。小悪魔のような娘をロープで縛り、そのオッパイを鞭で叩くなんて、SMショーに見えてくるじゃないか ! フランスやドイツのリベラル派が観たら目くじらを立てて糾弾するぞ。でも、日本の親は何も言わなかったし、子供達も普通に観ていた。なんか、日本って凄い。スケベ野郎が多い、あのイタリアだって、日本のアニメは「R指定」になるはずだ。

  永井先生の代表作として忘れてならないのが、1973年にアニメ化された『キューティーハニー』だ。現在の子供達はリニューアルされたVOA版の『キューティー』しか知らないが、ホンモノは1stシーズンだけで、後の作品は水で薄めたワインみたいなものである。この作品にも「ポリコレ」が忍び寄っていて、如月ハニーが七変化をするシーンに発動されていた。1st作品では「ルンペン(路上乞食)」や「セムシ男」という変身があったが、新バージョンでは「不適切」ということで別の変身パターンに差し替えられている。ディズニー・アニメでも「ポリコレ」があって、『ノートルダムの瘻(せむし)男』が『ノートルダムの鐘』という邦題になっていた。もちろん、米国では『The Hunchback of Notre Dame』となっている。(ただし、ヴィクトル・ユーゴー(Victor Hugo)による原作のタイトルは、『Notre-Dame de Paris』となっている。)

  おそらく、日本の配給会社が「セムシ男」では“まずい”と考えたから、醜い「鐘つき男」を曖昧にして、『The Bells of Notre Dame』へと変えてしまったのだろう。また、美しいヒロインの「エスメラルダ」は「ジプシーの踊り子」という設定だが、この「ジプシー」という言葉も放送コードに抵触するのかどうか分からない。 筆者は事情に疎いので明言できないが、子供にDVDを見せる親は、こうした差別用語を避けて「ロマ」と教えているのだろうか? 最近では、「エスキモー(生肉を食べる人)」は侮蔑語とされ、「イヌイット」に置き換えられ、森永乳業の有名ブランド「エスキモー・アイス」も無くなってしまった。一方、「キャドベリー・パスカル(Cadbury Pascall)」社のブランド「エスキモー・パイ(Eskimo Pie)」も非難の的にされたが、この会社は名前を棄てなかったという。

  米国でも「ポリコレ」が浸透し、多くの老舗企業が攻撃されている。パンケーキのシロップで有名な「クェイカー・オーツ」社の『ジェミマおばさん(Aunt Jemima)』やシリアルとかの穀物食品で有名な『ベンおじさん(Uncle Ben)』も「黒人差別」で廃止となった。バナナの販売で知られている「ミス・チキータ(Miss Chquita)」や、インディアンのイラストで有名なバターの「Land O Lakes」も差別的表示となってしまったそうだ。そう言えば、日本でも「黒人への侮蔑」とされたから、老舗の「カルピス」や「タカラ玩具」のロゴマークが問題となり、いつの間にか変更されてしまった。日本人には黒人を差別する意図は無かったが、赤く染まった黒人には「侮辱の象徴」に見えてしまうのだろう。

Aunt Jemima 01Land O Lakes 001








(左 : 「ジェミマおばさん(Aunt Jemima)」  /  右 : 「Land O Lakes」 )

  とにかく、左翼陣営の「言葉狩り」は異常だ。これだと、いずれ『進撃の巨人』に登場する「オニャンコポン」も「黒人差別だ!」と指定され、吊し上げの原因になってしまうぞ。もし、日系の小学生が黒い混血児をからかい、滑稽な響きがする「オニャンコポン」という渾名をつければ、朝日新聞やNHKが取り上げて「社会問題」となってしまうだろう。作者の諫山氏は全く意識していないだろうが、もし、「オニャンコポン」がジーク・イェガーを食べて「獣の巨人」になったら、アメリカで大騒ぎになるだろう。何しろ、黒人が巨人化して「大猿」になるんだから。たぷん、ネオナチの白人は大笑いとなり、黒人の子供は屈辱感を噛みしめて大泣きだ。また、筆者の『支那人の卑史 朝鮮人の痴史』読んだ高校生が、「支那人は巨人化していないのに、人肉を食べていたんだなぁ~」と冗談を言えば、大学への推薦入学は取り消しになるだろう。

  後編へ続く。



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