無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

マスコミ問題

売り渡される知識人と保守派の風見鶏

「保守派」を装う詐欺的人物

  保守派国民というのは普段、日本人の常識を持ちながら暮らしているので、基本的には“まとも”な人々である。しかし、世の中には笑顔で近づく悪人や善人を装った詐欺師が多いので、自己防衛として多少なりとも猜疑心を持っていた方がいい。外国では学校や職場でも「危険」や「有事」が当たり前。その点、支那人は滅多に人を信じないから、詐欺師への注意を促す必要は無い。というより、支那人は詐欺師をも騙せる能力を持っているから大丈夫。アメリカの詐欺師も「支那人だけは難しいなぁ~」と諦めてしまう。一方、日本人は正反対で、大半が「ネギを背負ったカモ」といった感じだ。

  日本人は子供を“素直”に育てる傾向が強い。それゆえ、他人の言うことを鵜呑みにする事が多く、学校の教師が共産党のシンパでも、「先生の言うことは正しい」と心から信じてしまう。支那人に詳しかった岡田英弘によると、支那人は女房にさえ警戒心を怠らない。幼稚園から大学まで、他人を疑わずに育ってしまう日本人とは大違いだ。日本人は卒業後も、こうした心情を引き摺っているので、テレビや新聞に登場する「専門家」や「評論家」に直ぐ感化される。保守派国民は真面目だから、フジテレビがよく担ぎ出す櫻井良子に感動し、慰安婦問題や徴用工問題で毅然とした櫻井氏に拍手喝采だ。

櫻井良子 001(左  / 櫻井良子 )
  しかし、櫻井氏は本質的に風見鶏。時代の風を見極めて、どちらに進めば「得」になるかを常に考えている。ちょうど、小池百合子が政財界の潮流を測るように、櫻井氏も言論界の風潮を読んでいる。ある人物を査定するには、その過去を調べてみるのかいい。例えば、2003年、櫻井氏は加藤寛や堺屋太一と対談し、『諸君!』の紙上で「理想の内閣」を発表した。(『諸君!』2003年2月号 p.167.) 彼女は首相の欄で小泉純一郎の名を挙げ、総務大臣には北川正恭、防衛庁長官には石破茂、金融担当大臣と経済担当大臣に竹中平蔵を推薦していた。

  地上波テレビで重宝されていた北川正恭(きたがわ・まさやす)は、元々は自民党所属の衆議院議員。国政の選挙がくるしくなると、三重県知事に転職した。さらに、政界を去ると早稲田大学に天下り。しかし、彼の根本思想は左巻きで、地方分権を進めながら日本を解体しようと熱心だった。大前研一のアイソトープと思えばいい。だいたい、民主党の「マニフェスト」を称讃する元自民党議員がまともなのか? 櫻井氏が金融の専門家と評する竹中平蔵は、言うまでもなく米国財務省の飼い犬になって活躍した売国奴。この学者もどきの政商は、財務省のユダヤ人、ロバート・ルービン(Robert E. Rubin)とラリー・サマー(Lawrence H. Summers)の手下になって、我が国の富を献上し、米国の後ろ楯で「諮問会議」の大御所となった人物だ。(新生銀行の一件を思い出せば分かるだろう。) さらに、南部のパソナへ移ると経営者として辣腕を振るい、政府の財政諮問会議に陣取り、「人材の活用」とか「グローバル市場」を口にして、アジア人の輸入に大忙し。民間企業が必要とする「スタッフの派遣」といっても、その実態は「口入れ屋」の斡旋業に過ぎない。

Ishiba 99213(左  / 総理を狙う石破茂 )
  以前、雑誌の『諸君!』で「国防族」を自慢していた石破茂なんかは、ちょっとした利権で支那に阿る国賊だ。あの習近平を「国賓」として招きたいのは、如何なる理由からなのか? 普通の国民でも知っているように、石破は自民党の厄介者。何度、総理総裁を目指そうが、絶対に当選しない嫌われ者だ。その昔、調子に乗って自民党を離れたが、小沢の天下となった新進党に失望したのか、無所属が怖くなって舞い戻ってきた変節漢。河野洋平と同じ「出戻り党員」は、決して総理大臣になれないのが自民党の鉄則だ。いくら自衛隊をヨイショしても、その本性は隠せない。ところが、櫻井氏は違っていた。彼女は石破氏を防衛庁の長官に相応しい人物と思っていたのだ。櫻井氏の「御意見」は凄い。

  ここは石破長官の留任を強く希望します。安全保障の基本方針は間違っていないし、信念もある。(上掲対談、 p.178.)

  櫻井氏はフジテレビのBS番組や虎ノ門ニュースに出演し、「保守派の論客」として御意見を披露するが、昔の発言をどう考えているのか? まぁ、彼女は「安全な話題」で保守派論客を気取っていればいいんだろう。たまに『Hanada』や『WiLL』で安倍晋三にインタビューすれば上出来、と考えているんじゃないか。それに、彼女が登用される『WiLL』や『Hadada』、『正論』を購読するのは、善良だが警戒心の無い一般人。ちょいと国益に沿う発言をすれば、簡単に騙せる人々だ。たとえ保守派国民でも、オタク族じゃない限り、色々な雑誌に登場する評論家の記事や大学教授の過去論文を保存することはない。現在の論調が過去の意見と違っていても、それに気づく人は極わずか。大抵の日本人は、晩酌と睡眠で昨日の事すら忘れてしまうんだから。

安倍晋三の再登板?

Koizumi 9932( 左  / セクシーな小泉進次郎 )
  今年はオリンピックが終わると、衆議院選挙という季節が訪れる。自民党が現状を維持するのか、躍進するのか判らないが、もし「そこそこの結果」なら菅総理の続投だ。しかし、当選者の減少となれば「菅降ろし」が始まってしまうだろう。とはいっても、直ぐに代わりの総理は見つからないし、「期待の星」であるはずの小泉進次郎はまだまだ役不足で未熟な若手議員だから、党内で一目置かれる財務大臣とか幹事長の椅子は無理。だいいち、後援者のために二酸化炭素の削減や太陽光発電を推進するんだから、「何処を向いて喋ってるんだ?」と言いたくなる。最近でも、進次郎のバカ殿ぶりは健在で、「水と油を混ぜればドレッシングになる」との迷言を吐く。もしかしたら、「水」と「酢」を間違えたんじゃないのか?

  このお坊ちゃんは三月に、「プラスチックの原料って石油なんです。これ意外と知らない人がいるんです!」と述べて話題になった。大勢の国民が「そんなの知ってるわ!」と怒ったが、進次郎は以前つき合っていた女を念頭に話していたんじゃないか? クルクルパーの女と会話すれば、「えぇぇ~、そうなんだ ! 進ちゃん物知りぃぃ~。さすが慶應ボーイ !」と言って褒めてくれるから、「そうでもないよ!」と照れ笑い。進次郎は女房は、一応アナウンサーをしていたから、多少の基礎知識は持っているはず。16%の部類に入る人の方が珍しい。

  話しを戻す。最近、安倍晋三・前総理は復帰する魂胆があるのか、YouTubeにも目を向け、生田よしかつの番組や長谷川幸洋の番組に出演していた。生田氏の番組では自民党の平将明や木原誠二が同席し、長谷川氏の番組では高橋洋一が同伴していたので、どうも選挙に向けての宣伝らしい。チャンネル桜だと水島総社長や三橋貴明が厳しい尋問を行うから絶対に出ない。安倍氏が登場するのは、ヨイショしてくれる番組だけ。出演番組の中で、安倍氏は菅総理の支援を表明していたから、武漢ウイルスの厄介事を菅総理に丸投げするつもりなんだろう。たぶん、菅総理がボロボロになったところで「選手交代」を狙っているんじゃないか? 目下のところ、景気悪化とバイデン政権の混乱で現政権は相当苦労している。だから、今、総理に返り咲くことは安倍氏にとってマスナスでしかない。貧乏籤(くじ)は菅総理に背負ってもらうのが一番。それに、次期総理候補といっても、岸田文雄と河野太郎じゃ自民党員の支持は得られない。焦らずに再登板を延ばし、ライバルがコケるのを待っていた方が得策だ。

  たたし、安倍氏が復活しても、日本の経済や政治が健全になるとは思えない。たぶん、保守もどきの左翼政策が推進されるだけだ。口先は「保守」でも、行動は「左翼」というが安倍内閣の特徴である。安倍氏は「移民国家にしない」と述べていたが、企業が求める「研修生ならOK」では、実質的に移民導入と変わりがない。また、長谷川氏の番組で増税の件を訊かれた時、安倍氏は「三党合意で決まっていたことだから仕方なく増税に踏み切った」という趣旨の“言い訳”をしていたが、本当は財務省の圧力に抵抗できなかっただけだろう。これは単なる筆者の邪推だが、財務省の中には外国勢力の命令で動いているモグラが潜んでいるのかも。建前では「国家のため」とか「財政の健全化を図るため」、あるいは「徴税が楽だから」という理由を口にしているが、本当は増税で日本を弱体化させるのが目的なんじゃないか。

  安倍氏が野党顔負けの左翼政策に邁進するのも推進するのも見逃せない。一部の国民は「保守派を騙した詐欺師」とか、「何にでも気軽に賛同するお調子者」と批判し罵っている。だが、「与党内を纏めて長期政権を目指す」と決めたから、安倍氏は様々な反日政策を諒承したんじゃないか? 支那や朝鮮に阿(おもね)る公明党を宥め、自民党内の売国奴を味方につけるには、彼らの要求を飲むしかない。党内を安定させないと長期政権は不可能だ。自民党の議員には権勢慾と金銭慾はあっても、信念や国益なんか頭の片隅にもない。儲かれば支那人や朝鮮人の番犬になってもいい奴ばかり。安倍氏の本心が何処にあるのか判らないが、彼は父親の失敗や教訓を学んでいるはずだ。

  安倍晋三の父親である安倍晋太郎は、中曾根内閣の後継者レースにおける「ニューリーダー」の一人であった。しかし、総理の椅子をあと一歩にして亡くなってしまった。(他の次期総理候補と呼ばれたのは、竹下登と宮澤喜一。) 平成2年にソ連を訪問して帰国した後、晋太郎は体調が優れず、検査を受けたところ癌と分かったらしい。そして、この外務大臣経験者は1991年(平成3年)に逝去。父の秘書をしていた晋三は、1993年に衆院選に出馬し初当選する。父の晋太郎が中曾根康弘の後釜を狙っていた時、どうして本命になれなかったのか、椎名悦三郎の秘書官をしていた福本邦雄(ふくもと・くにお)に尋ねたという。晋太郎は彼に電話を掛けて「会ってほしい」と頼んだそうだ。

  この福本氏は誰かと言えば、日本共産党で理論的指導者となった福本和夫の長男。令和の若い共産党員が「福本イズム」と聞けば、「吉本の新人藝人?」と思ってしまうが、筆坂秀世の世代だと馴染みの人物。たぶん、山川均の「山川イズム」とか、フランクフルト学派のジェルジ・ルカーチやアントニオ・グラムシなどを一緒に思い出してしまうだろう。著名マルキストの息子は親爺とは別の道を歩み、産経新聞に入社する。しかし、ひょんなことから官房長官秘書として、椎名悦三郎のもとに派遣されたそうだ。

  話しを戻す。安倍晋太郎から電話をもらった福本邦雄は、赤坂プリンスの旧館で会うことになった。「自分が次の総理だ」と思っていた安倍氏は問う。(当時、あるニュース番組が色々な一般人に「次の総理は誰か?」というアンケート調査を行っていた。筆者の記憶に残っているのは、赤坂にある料亭の女将が発した回答で、「もちろん、安倍ちゃんよ!」という言葉だった。やはり、岸総理の後継者は女にモテる。)

  今まで、竹下さんとは兄弟のようなライバル関係でやってきた。私は、外務大臣を四回やった。彼は、幹事長をやった。それで、どうして俺にならない。みんな、九十パーセントは、私が後継になると思っていた。それが、自分にならないで、どうして竹下さんに行ったのか、どうも分からない。どう思う? それを聞きたい。(福本邦雄『表舞台 裏舞台ー福本邦雄回顧録』 講談社、2007年、p.131.)

  このように質問された福本氏は次のように答えた。

  それは、簡単なことだ、あなたが外務大臣を四回やって、名前は売れているし、岸さんの女婿だし、人柄もいいし、評判がいいことはよく分かっている。だけど、外務大臣を四回やって、それで有名になったなんて思っているのが、間違いなんだ。党っていうのは、組織なんだ。外務大臣を四回やって、海外ばかり行って、組織を握っていなかった。それが、あなたが後継者になれなかった一番致命的な欠陥だ。その間、片方はコツコツ組織にしがみついて、緻密に人間関係の網の目を張り巡らしていたじゃないか。あんたは外国に行って、女の子への土産を買って、女房に怒られたりなんかしていたじゅないか。だから、なれないです。(上掲書 p. 131.)

  同じ記者上がりの福本氏に窘(たしな)められた安倍ちゃんは、「ああ、やはりポイントは幹事長かね」と察したそうだ。(註 : 安倍晋太郎は政治家になる前、毎日新聞社に勤めていた。) 福本氏はスターリンの例を挙げ、いかに組織の掌握が重要であるかを説いた。あれだけ才能豊かなトロツキーが追放されたのも、共産党の中枢を握っていなかったからである、と。福本氏は晋太郎に“ダメ出し”をする。「あんたは、それを見ていないじゃないか。人がよすぎる。『安倍ちゃん、安倍ちゃん』と言われてね」と痛いところを突いた。すると、欠点を指摘された晋太郎は後に、「そうか、俺も幹事長に就任してみて、幹事長というポストは、オールマイティーだということが分かった」と述べたそうだ。

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(左 : 安倍晋太郎夫妻と幼い頃の寛と晋三   /  右 : 総理大臣になった安倍晋三)

  確かに、歴代の総理大臣には幹事長経験者が多い。田中角栄を始め、福田赳夫、中曾根康弘、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗も幹事長になっている。そして、安倍晋三も祖父と同じく、自民党の幹事長になった。森・小泉内閣で副官房長官を務めた安倍氏は、小泉総理による異例の抜擢で、山崎拓幹事長の後任者となったのは周知の事実。(山拓は例のセックス・スキャンダルで沈没。ベッドの寝技に夢中だったヤマタク先生は、柔道六段の達人であっても、愛人の扱いになると初段程度だった。その点、YKKの小泉純一郎は無類の猥談好きだけど、愛人スキャンダルは発覚しなかった。ある意味凄い。)  一国の宰相を目指すなら、なるほど国民的人気も大切だが、やはり自民党の総裁になるには、党内での「気配り」や「利権配り」も得意でなきゃ。政治家にとって選挙は運命の分かれ道。選挙で絶大な権力を振るう幹事長職は、総理・総裁への地盤固めとなる。


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(左 : 支那人の愛人がいた橋本龍太郎  / 絶倫王の山崎拓  / 山拓さんの愛人であった山田かな子さん / 右 : 独身を貫いた小泉純一郎 )

  総理大臣を目指す政治家には、派閥の乾分(こぶん)を養うことも重要だが、自分を盛り立ててくれる知識人も必要だ。政界の重鎮は御用学者を侍(はべ)らせ、餌を与える代わりに、彼らを使って自分の宣伝係にしようとする。亡くなった渡部昇一先生が大平正芳の応援団に加わっていたように、自民党の領袖は意外と保守派の知識人を登庸する。(陣笠議員時代の橋本龍太郎は、選挙演説で竹村健一に助けてもらい、竹村氏の教え子みたいな関係だった。) 大平総理には東京大学の教授である佐藤誠三郎や学習院大学教授の香山健一、多摩大学の教授になった公文俊平が、主な「ブレーン(御側衆もどきの智恵袋)」になっていた。この集団には財界から、ウシオ電機の牛尾治朗(うしお・じろう)や秩父セメントの諸井虔(もろい・けん)などが加わっていた。

Ushio 001(左  / 牛尾治朗 )
  牛尾会長は既に現役を退いているが、この財界人は前々から政界に関心があった人物。彼は一時期、東京都知事を狙っていて、竹下登に支援を頼んだが、「日本青年会議所のお坊ちゃんは、お金持ちの二世が多いけど、根っこからの選挙戦を分かっていないから駄目だね」と斥けられた。そして、残酷なことに、牛尾氏が竹下登に懇願していた時、既に都知事候補は鈴木俊一に決まっていたそうだ。福本氏は牛尾氏が竹下に会った日、竹下から「鈴木俊一に決まっているから、そう伝えておいてくれ」と頼まれていたが、さすがに牛尾氏が可哀想で、本当の事を話せなかったそうである。(上掲書、p.154.)

  筆者は高校生の時、竹村健一の『世相を斬る』を毎週観ていたから、今でも牛尾氏のことはよく覚えている。牛尾氏は「日本青年会議所」の会頭や「臨時偽陽性調査会の専門委員、「経済財政諮問会議」の会長を歴任したから、知っている人も多いだろう。一番有名なのは、牛尾氏の長女が安倍晋三の兄である安倍寛の夫人になったことだ。報道によれば、安倍前総理夫妻は「藤ヶ谷ハイム」で母親と兄夫婦と一緒に暮らしているというから、結構親孝行な息子である。筆者はまだ父親の晋太郎が生きている時、たまたま安倍邸の前を通りがかったことがある。屋敷の前で立ち止まり、「将来、岸総理の孫も総理大臣になるのかなぁ~」と気軽に考えていたが、まさか本当になるとは! 当時、安倍晋三は父親の秘書を務めていたので、地盤を継ぐことは予想できたが、外務大臣や官房長官を飛ばして首相になるとは思ってもみなかった。

中曾根に蝟集する知識人

  脱線したので話しを戻す。「大平総理のブレーン」といえば聞こえがいいけど、所詮は幕府に縋る「お公家集団」みたいなものである。案の定、大平総理が亡くなると中曾根康弘に“譲渡”されたそうだ。(上掲書、pp.154-155.) この学者グループは中曾根の手許に渡ると、「世界平和研究所」の中心メンバーになる。「永田町の風見鶏」たる中曾根康弘は、1980年代の保守ブームに乗って「保守派の政治家」を演じていた。ハマコー(浜田幸一)さんから嫌われていた中曾根は、田中派を出し抜こうと大奮闘。「見栄え」を気にする中曾根は、カメラ映りを意識していたから、横目でチラっとモニターを覗く姿は、実に嫌らしかった。ロナルド・レーガンやマーガレット・サッチャーと一緒に記念写真を撮り、二人の「おこぼれ」に与ろうとしたが、結局は支那人のポチ犬でしかなかった。いくら「元海軍主計中尉」の看板を掲げても、その心は北京にあり、靖國神社の英霊よりも、友人である胡耀邦の方が大切だった。それゆえ、保守派国民は大激怒。応援団になっていた産経新聞や雑誌『正論』もマズいと思ったのか、大々的に持ち上げることを躊躇(ためら)うようになった。

Nakasone 11(左  / 中曾根康弘 )
  しかし、大勲位菊花章をもらった悪党は違う。中曾根は自分の影響力を保持したかったのか、「財団法人世界平和研究所」を設立する。「シンクタンク」といえば響きが良いが、ここに招かれた面子を知れば、「なぁ~んだ、やっぱり保守派のメッキ工場だったのか !」と直ぐ判る。雇われていた研究者には、東大や立教で教えていた政治学者の北岡伸一とか、東大教授から防衛大の校長になった久保文明がいた。政界を引退してからも、中曾根の「アジア好き」は変わらず、憲法改正と首相公選を執拗に説き、「東アジア共同体」も掲げて、日本を「アジアの一部」にしようと躍起だった。天皇陛下よりも“上位”の国家元首になろうなんて、本当にふてぶてしい奴だった

  この元総理は「東アジア共同体評議会」の会長も務めていたが、そこの理事長には、「日本国際フォーラム」の伊藤憲一が就いていた。学者としては三流でも、伊藤は政治家とのパイプ作りに長けていた。また、評議会のメンバーには、平和研究所の理事長を務める藤崎一郎(元駐米日本大使)がいる。彼は伊藤博文の玄孫としても有名だ。さらに、ウンザリするけど、この評議会には、しばしば政府の御用学者となっている東大の伊藤元重や、支那学を専門とし、アジア人に謝罪するのが大好きな天児彗(あまこ・さとし)早稲田大学教授も在籍していた。一般国民でも知っている通り、伊藤元重は消費増税に賛成し、大震災で苦悩する国民の前で復興増税を説いた冷血漢。こんな連中が「東アジア共同体」を宣伝しているんだから、本質的に鳩山由紀夫と変わらず、「同じ穴の狢(ムジナ)」である。

  まあ、世界平和研究所の初期メンバーも、保守派に転向した元左翼だから仕方がない。先ほど紹介した佐藤誠三郎は、佐藤健志(評論家)の父親として知られているけど、学生時代はマルキストで日本共産党に属していた。学習院大学の教授になった香山健一も、清水幾太郎と同じ転向組で、全学連の元委員長。しかも、共産主義者同盟を結成したバリバリの左翼。公文俊平も若い頃は左翼で、東大の助教授から多摩大学の教授になっていた。一般的には、国際大学GLOCOMが東京地検特捜から、贈賄・背任の容疑で捜査を受けた時、疑惑を持たれた人物として知られている。山内康英が1千万円を政治家への口利き料として渡したが、その支出を命じたのが所長を務めていた公文だ。また、リクルート事件が起きた時、公文は政府税調の特別委員を務めていたが、一万株を貰っていたことがバレて東大から追放される憂き目に遭った。多摩大学に逃れたのは、これが原因である。

  ついでに言えば、雑誌『諸君!』によく登場していた中嶋嶺雄も、学生時代には共産主義者で、東京外語大学で支那語を勉強した元左翼。60年安保世代の中嶋氏は、支那の社会主義や毛沢東思想共感していたそうで、東京外語大学にいた頃は、自治会の委員長を務めていた。(堤清二 / 中嶋嶺雄 「告白対談 共産主義に感謝する! 」 『諸君!』 1992年2月号、p.86.) 都学連の執行委員かつ全学連のオルグであった中嶋は、和歌山県の勤評闘争にも深く関わっており、自宅アパートの一部屋で細胞会議も開催したそうだ。ただし、共産党の北区地区委員会に入党届を出して党員になったが、トロツキストじゃないかと疑われて入党拒否になったという。やがて、共産主義を捨て去り、「保守派」に転向した支那学者であったが、中嶋氏の言論には「これ」といった切れ味もなく、退屈な言論人で人生の幕を閉じた。しかし、李登輝総統の人気にあやかったり、国際教養大学の学長にもなったから、一応、論壇での地位は安定していたようだ。

  「保守派知識人」に転向した元全学連といえば、多くの人は直ぐ西部邁の名前が思い浮かぶだろう。西部氏も安保闘争で活躍した元左翼。東大の「駒場村」を去って、保守派雑誌の『発言者』を刊行するが、そこに採用された知識人は、どれもこれも「保守派」とは“懸け離れた”異質な人々。例えば、西部氏と如何なる友情があったのか判らないが、文藝評論家の絓秀実(すが・ひでみ)がレギュラー執筆者だった。「10年に1人の逸材」と自称した宮崎哲弥は、目出度く日テレの御用評論家に転向した。その他、民主党政権が誕生すると、その応援団となった元大蔵官僚の榊原英資(さかきばら・えいすけ)、近代日本史を暗く語る保阪正康、代表作が無い憲法学者の八木秀次、「パンク右翼」を自称した福田和也など、「何だ、こいつら?!」といった面々が西部邁の取り巻きだった。なるほど、西部氏は居酒屋で議論する相手としてなら面白いけど、彼が引き連れる「仲間」には怪しい人人物が多い。ただし、あの冷酷な江藤淳よりはマシである。

産経新聞に招かれる御用学者

  テレビや雑誌に登場する大学教授や評論家といった連中は、資産形成や生活費のために言論活動をしているだけ。国民のためになる「危険な言論活動」は決して犯さない。産経新聞は『正論』といったオピニエン雑誌と連携し、「保守派メディア」を気取っていたが、一皮剝けば『朝日新聞』と同じである。亡くなった元産経新聞の社長、住田良能(すみだ・ながよし)には色々な疑問点があるけど、注目すべきは、住田氏が「社会思想研究会」で勉強していた時、彼の先輩が田久保忠衛(たくぼ・ただえい)であったことだ。田久保氏は時事通信社の記者や杏林大学教授を経て、産経新聞の「正論」メンバーになった。そして、彼は櫻井良子の「国家基本問題研究所」で副理事長となり、今でも政治記事を書いている。こうした「人脈」が築かれたので、産経の記者も研究所へ投稿する執筆者になっている。例えば、湯浅博や久保るり子、宮本雅史といった産経社員だ。

  でも、産経新聞には「何だ、これ?」と首を傾げたくなるような有名人も多く登庸されている。例えば、亡くなった猪木正道は赤い防衛大校長として有名で、中川八洋先生による暴露に怒っていた。凡庸でも肩書きが良ければいいのか、元外務官僚の岡本行夫、ロシアの専門家だが何となく怪しい木村汎(ひろし)や袴田茂樹、鈴木宗男と昵懇の佐藤優(まさる)、朝日新聞にいてもおかしくない論説委員の千野境子、昔、亡命したレフチェンコからKGBのスパイとバラされた山根卓二。彼のコードネームは「カント」であったが、本人は否定していた。2012年、松下政経塾に在籍していた支那大使館の一等書記官、李春光が支那人スパイと判明し、直ちに本国へ逃げ去った。その時、電話取材をしたのが産経記者の矢板明夫である。得意の支那語を駆使したのは評価するが、あまりにも甘い取材だったので、筆者は産経新聞に文句を言ったことがある。まぁ、色々な噂が絶えない住田社長が、元共同通信の左翼、あの辺見庸(へんみ・よう)を勧誘したくらいだから、産経新聞が左傾化しても不思議じゃない。

  産経新聞も所詮は商業メディアだから仕方ないけど、ゴマすり社員や空き缶識者が多すぎる。例えば、産経記者の阿比留瑠比なんかは、恥ずかしくなるほどの安倍晋三応援部員。『Hanada』や『正論』でもっと稼ぎたいのか、と思うほどのゴマすりだ。「正論新風賞」に輝いた小川榮太郎も、露骨なくらいの安倍贔屓。昼間でも皓々と光る提灯持ちだ。同じ賞をもらった三浦瑠麗なんかは、「どこが国際政治学者なんだ?」と思ってしまうテレビ藝人。そして、外務省の役人から「キャノングローバル戦略研究所」に天下った宮家邦彦も、産経新聞が拾った「出来損ない」である。宮家の言論は中身がスカスカで、話を聞き終わっても何ら記憶に残らない。同じく、安全な話題で「保守」を気取る櫻井良子も、喋っている内容が空き缶で、ちょっと賢い聴衆なら「何か新しいネタはないの?」と退屈するはず。でも産経新聞が櫻井氏を招くのは、知識が乏しい中高年の読者を想定しているからだ。それよりも、筆者が一番嫌いなのは、「正論大賞」を貰った日本財団の会長を務める笹川陽平(ささがわ・ようへい)である。彼はフィリピンに住む日比混血児に我が国の国籍を与えようと熱心だった。(「フィリピン在留2世の国籍取得、政府は勇断を」 2016日6月2日附の「産経新聞」。) 銭目当てのフィリピン人に貴重な日本国籍をバラ撒くなんて、笹川氏は一体どういう神経をしているのか?

  「産経新聞」の凋落は目を覆いたくなるほど激しいが、雑誌『正論』の衰退も著しい。たとえ残存しても、ウェッブ版の将来しかないだろう。たぶん、泥船となった産経からは、まともな社員が真っ先に辞めて行くんじゃないか。おそらく、政治家に媚びて生き残ろうとする者も出てくるだろう。正直な「保守派知識人」になると儲からないから、適当に保守派国民が喜ぶような記事を書けばいい。もし可能なら、幾つかのYouTube番組を渡り歩けば、そこそこの副収入を手にできるだろう。しかし、古森義久みたいな「アメリカ通」だと、知的な刺戟を得られないから、知能が高い国民はソッポを向く。だから、元産経の肩書きがあっても、ある程度、プロになるための勉強は必要だ。高山正之を観ていると、もう「ガス欠」状態と判るから、ちょっと気の毒になる。佐々木類の方がまだ新ネタを持っているんじゃないか。

Idada 001(左 / アイドル歌手みたいな稲田朋美)
  昔、「必殺仕置屋稼業」で津川雅彦さんが、町人の娘を誘惑して廓(くるわ)に売り飛ばす悪役を演じていたけど、単純な知識人は狡猾な政治家に利用されるだけだ。狡賢い「保守派の言論人」は適当な距離を保ちながら、「保守派」と見なされる政治家と付き合う。“ほのか”な提灯記事を書いて、裏の応援団になる奴の方が賢い。おそらく、こうした連中はLBGTの一件で没落した稲田朋美には近づかないが、まだ未来がありそうな高市早苗や萩生田光一、城内実にはタカるんじゃないか。(渡部昇一先生が利用されたとは考えたくないが、「日本のサッチャーになりなさい!」と励ましていた稲田議員の裏切りは酷い。恩人が亡くなったのを「軛からの解放」と思ったのか、稲田氏はウキウキと二階俊博に寄り添った。昇天された渡部先生はどう思っているのか?)
  

 
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マードックによるメディア支配 / ユダヤ人が君臨する恐怖

外資規制は抜け穴だらけ

Jewish media rule 004Jews 9921









  つい最近、フジ・メディアHDが公式な「外資規制」に違反したとして話題になった。かつては、日本企業の集合体であったフジ・サンケイ・グループも、得体の知れない無国籍企業の群れとなってしまい、フジ・テレビジョンなどは「朝鮮人か支那人の放送局なのか?」、と疑ってしまうほどの体たらくである。フジ・メディアHDの金光修社長は記者会見の席上で、“うっかりミス”を詫びていたが、本当に単なる事務的ミスなのか? おそらく、株に関しては委託業者に任せていたから、金光社長は内心、「俺のせいじゃねぇよぉ~」と思っているのかも知れない。(でも、最高責任者なんだから「責任」を取るべきなんじゃないか。)

  フジ・メディアHDは以前、書類の上で外国人等の議決権比率は19.99999%(2012年9月末~2013年9月末)ないし19.9997%(2014年3月末)と公表していたが、実際は20.000042%(2012年9月末~2013年9月末)から20.00083%(20143)であった。ブシ・メディアHDは「認定放送持株会社」であるから、外国人の議決権比率を20%未満に抑えねばならない。しかし、金光社長や重役達は、この明らかな違反を隠蔽し、20%を越えていないと偽っていた。しかも、彼らはずっと「外国人の議決権は19.9999%くらいだから、放送法には抵触していません」とシラを切っていたから悪質だ。もちろん、総務省の役人も承知の上で見逃していたから共犯である。

  たぶん、20%を越えた時、フジ・メディア側の誰かが役人と接触し、「どうか御勘弁を・・・」と頼んだんじゃないか? 役所とフジは昔からズブズブの関係だから、密かな「取決め」があっても不思議じゃない。これは筆者の勝手な憶測だが、「社会正義」を振り回す地上波テレビが調子に乗って菅総理の息子と東北新社を叩きまくったから、上級官僚の誰かが“仕返し”をしたんだろう。霞ヶ関の高級官僚からすれば、「接待くらいで何だ !!」と反論したくなる。普通の役人だって、「他のテレビ局も、みんなやっているじゃないか! 何を今更とぼけたことを言ってるんだ !」と怒鳴りたくなる。だいたい、格下の下種(ゲス)供がいい気になって「官僚批判」を繰り返すなんて赦せない。となれば、秘密を握っている役人が、「俺達はオマエ等の弱みを握っているんだから、あんまりナメた事するんじゃねえぞ ! 俺達に逆らったら“どんな目”に遭うか、きっちり教えてやる !」と憤慨し、フジの違反を密告したとも考えられる。高級官僚というのは、澄ました顔をしてエゲつない事をするから、本当に油断がならない。国税庁を使った財務省の恐喝は有名じゃないか。

  一般国民は「東北新社の免許認定取消があったから、当然、フジ・メディアHDにも同様の行政処分があるんだろう」と期待した。ところが、総務省の行動は意外というか、予想通りの御白洲だった。何と、武田良太総務大臣は、フジ側の放送法違反を“違反”と認めなからも、「遺憾」とだけ述べて「お咎め無し」にしてしまったのだ。常識的な日本人は「えぇぇ~、会社の規模で処分が違うのかぁぁ~?!」と呆れてしまい、法の下の平等原則が幻想であったことに気がつく。まぁ、さすがにフジテレビの免許を取り消し、放送停止に追い込むことは、いくら何でもできまい。当初の目的通り、マスコミに「お灸を据える」ことが出来たんだから、それ以上の仕置きは必要ないだろう。

  そもそも、「外国人の持ち株比率や議決権の有無を規制する」というルール自体がザル法なのだ。一般の保守派国民は「日本のテレビ局を支那人や朝鮮人の手から守れ !」といきり立つが、帰化鮮人や帰化支那人が株主になれば外資規制なんて意味が無いだろう。日本で生まれ育った帰化鮮人の子供が大株主になり、それなりの議決権を有すれば、在日鮮人の株主と変わりがない。 たとえ、フジ・メディアHD側が、「外国人の議決権は20%を越えていません」と言い張っても、大勢の支那人や朝鮮人が色々な形で株主になっていれば、何らかの“忖度”や“配慮”がなされるはずだ。フジテレビの遠藤龍之介社長は、支那人や朝鮮人の旦那衆に向かって、「我々は外人の指図は受けません!」と言えるのか? (ちなみに、遠藤社長は「狐狸庵」先生で知られる故・遠藤周作の長男。) 以前、会長や社長を務めていた日枝久は、高麗大学から名誉博士号をもらって喜んでいたけど、他の重役も似たり寄ったりだろう。また、フジ・サンケイ・グループには、レコード会社の「ポニー・キャニオン」があるから、南鮮人アイドルの下らない歌でも、「どこかの馬鹿がCDを買ってくれるだろう」と予想し、無駄と思いつつも一生懸命宣伝している。平成の頃、産経新聞も営業利益を鑑み、「K-Pop」とやらを大々的に宣伝し、気持ち悪い全面広告を載せていたじゃないか。

ルパート・マードックもユダヤ人の仲間

Rupert Murdoch 001(左  / ルパート・マードック )
  1996年、ソフトバンクを率いる孫正義は、オーストラリアのメディア王ルパート・マードック(Keith Rupert Murdoch)とタッグを組んで地上波放送のテレビ朝日を買収しようと試みた。彼らは「旺文社メディア」の株を買収して朝日の大株主になろうとしたが、臨時株主総会の前にその真意を怪しまれ、せっかくの計画は失敗に帰した。緊急事態の総会は開かれず、株の払い戻しで一件落着となったから、何となくテレ朝の幹部は一安心。でも、外国人による買収劇はいつでも起こるから、いずれ何らかの形で地上波が支配される可能性はある。

  何しろ、緊縮財政による不景気で日本経済の成長が押さえられ、見る見るうちに広告収入が減っているから、どんな事態が起こるか分からない。あの電通でさえ自社ビルを売却してリストラを断行する始末なんだから。かつては輝いていたフジテレビも、下り坂を転がるように慢性的な凋落が著しく、どの番組もつまらない。以前は「面白くなければテレビじゃない!」と気張っていたが、制作費の削減を目の当たりにした社員は「バブルの頃は良かったなぁぁ~。ちょっとした番組でも海外ロケができたし・・・」と昔を懐かしんでしょんぼり。まるで、『笑ってポン !』(1983年放送TBS)を企画してコケてしまった時の桂邦彦プロデューサーみたい。(筆者は観ていなかったんだけど、この番組にはビートたけしが出ていたそうで、人気番組になるはずが、たった3ヶ月くらいで終了となってしまったそうだ。)

  フジテレビは没落する地上波の象徴だ。得意なドラマを制作すれば失敗の連続で、視聴率は野党の支持率みたいに低い。テレ朝も惨敗続きだ。開局60周年記念番組として作った『24 Japan』は、自爆作品そのもので、米国版をそのまま日本に移したB級ドラマだった。この日本版は放送前から不安が囁かれており、信じられないけど、放送時間は深夜枠。案の定、視聴率は最低で、あまりにも低かったから、第5話以降は非公開で“内緒”となっていた。もう「無惨」の一言に尽きる。今では、子供ですら地上波テレビを見ないから、夕方以降の番組はインターネットに疎い中高年か、暇を持て余す貧民が観るだけ。こうなると、益々スポンサーが逃げて行く。今後は地上波でも、ショッピング・チャンネルに移行するしかない。それが嫌なら、マンネリの時代劇を流して、老人用オムツを宣伝するだけ。でも、これじゃあ、あまりにも酷すぎる。

  脱線したので話を戻す。テレ朝の買収劇が起こった時、日本のマスコミはルパート・マードックを「FOXテレビの経営者」とか「オーストラリアのメディア王」としか伝えなかったが、この「オーストラリア人」は血統的にはユダヤ人。なぜなら、彼の母親エリザベス・ジョイ・グリーン(Elisabeth Joy Greene)は、ルパート・グリーン(Rupert Greene)の娘で、正統派ユダヤ教徒の裕福な家庭に生まれたからだ。そして、このエリザベスは1928年に新聞社を経営するキース・ルパート卿(Sir Keith Ruper)と結婚し、三人の娘と息子を一人もうけた。この男の子が後に「News Corporation」を統括し、「21st Century Fox」を創設するルパート・マードックとなる。ちなみに、彼は両親が授けた「キース」を用いず、祖父のファースト・ネームである「ルパート」の方を常用する事にしたそうだ。ルパートの家系に関しては、以前、ワシントン・ポスト紙のリチャード・カーティス(Richard H. Curtiss)が書いていた。

Elizabeth Murdoch 11Rupert Murdoch & mother Elisabeth 1Rupert Murdoch & father Keith 1








( 左 : エリザベス・ジョイ・グリーン  / 中央 : キース・ルパート卿夫妻と子供達  /  右 : 若い頃のルパート・マードックと両親)

  他のユダヤ人メディア王と同じく、ルパートのメディア帝國も優良資産が多く、「News Corporation」の傘下には「REA Group」、「News UK(旧News International / 英国紙)」、「DowJones & Company(「ウォール・ストリート・ジャーナル」を所有)」、「News Corp Australia(濠洲紙)」、「New York Post(米国紙)」、「Harper Collins(世界的に有名な大手出版社)」がある。ルパートが大衆紙の「The Sun」や「The News of the World」を傘下に収めているのはよく知られていたが、日本の一般国民は彼の「News UK」が英国メディアを代表する「The Times」と「The Sunday Times」を買収したことをあまり知らなかった。たぶん、各県の大学生に訊いても半分くらいは経営本体を知らないんじゃないか。「Sky Television」や「Sky News」を観ている日本人でも、ブリテンのメディア事情に暗い人は多い。BBCに潜むユダヤ人制作者を知っている人などは、相当なオタク族である。

  ユダヤ人は「ハラハー(Halakha / ユダヤ教にある一種の法律)の規定もあって、母親の血筋で「ユダヤ人」と判断する民族である。しかし、母親がキリスト教徒のヨーロッパ人であっても、父親がユダヤ人なら、その間に生まれた子供は、やはり「ユダヤ人」と見なされる。また、ユダヤ教の信仰が無くても、片方の親がユダヤ人なら「ユダヤ人」となり、無神論者でも反シオニストでも構わない。イスラエルは世界各地に散らばった同胞の帰国を勧めているが、優先されるのは血統上のユダヤ人で、白人系の帰還者が好まれる。しかし、エチオピアからの「黒いユダヤ人」だと、「お前、本当にユダヤ人の子孫なのか?」と疑われ、場合によってはDNA検査を求められることもある。これって、人種差別じゃないのか?

Michael Wolf 2Eric Alterman 11(左 : マイケル・ウォルフ  / 右 : エリック・オルターマン )
  それにしても、なぜ日本人や一般の西歐人はルパートの素性(血統)を知らないのか? それは主流メディアのジャーナリストが暴露したがらない、あるいは単に無知であるからだ。つまり、知っている者でも、意図的に隠しているからだろう。例えば、2012年、マードックは軽率にもユダヤ人を批判したことでマスコミに叩かれたことがある。イスラエル支持者のルパートは非ユダヤ人を装い、イスラエルを擁護した。彼はイスラエルに辛辣な記事を載せるユダヤ系メディアを叱責し、「どうしてユダヤ人が所有する新聞社は、いつも反イスラエルの姿勢を取るのか?」と述べた。こうした非難を日本人や歐米人が聞けば、マードックを非ユダヤ系オーストラリア人と思ってしまうだろう。(註 / 彼は1985年にアメリカ合衆国に帰化している。) 事実、ルパートに関する記事を書いたマイケル・ウォルフ(Michael Wolff)やエリック・オルターマン(Eric Alterman)は、ルパートがユダヤ人であることを紹介しなかった。ただ単に知らなかったのか、意図的に隠したのか分からないが、彼らはルパートの宗教に言及しても、彼の家系については述べていない。

   ルパートは“イギリス人”のエリート・コースを歩み、母親が属するエピスコパル教会に通い、名門のオックスフォード大学に入った。(Michael Wolff, "Rupert Murdoch and the Jews", The Guardian, 19 November 2021. と Eric Alterman, "Rupert Murdoch and the Jewish Owned Press", The Nation, November 28, 2012.を参照。) ここでは直接関係ないけど、マードックの結婚生活も大富豪らしく華々しい。第1夫人はパトリシア・ブッカー(Patricia Booker)で、二人は1956年に結婚したが1967年に離婚する。第2夫人はアナ・マリア・トーヴ(Anna Maria Torv)で、オーストラリアのジャーナリスト兼小説家であった。彼女はスコットランドで生まれていたが、父方の祖先はエストニア系で、有名女優のアナ・トーヴ(Anna Torv)は彼女の姪ににあたるそうだ。役者のアナもオーストラリア生まれで、母親はスコット系なんだが、父方の血筋でエストニア系スコット人となっている。彼女はFoxテレビの人気ドラマ『Fringe』で主役を務めたから、日本の一般人でもアナ・トーヴを知っているんじゃないか。「やはり」と言ってはなんだが、このドラマもユダヤ人の作品で、制作の総指揮はあのJ.J.エイブラム(Jeffrey Jacob Abrams)とアレックス・カーツマン(Alex Kurtzman)であった。

Patricia Booker 1111Rupert Murdoch & Anna Maria Torv 2Anna Torv 002








(左 : パトリシア・ブッカー  / 中央 : アナ・マリア・トーヴとマードック  /  右 : アナ・トーヴ)

  アナとの間には三人の子供ができたが、ルパートは1999年にアナと離婚する。独身となったマードックは、離婚した年に支那人女性と再婚した。第3夫人となったのは、支那人のウェンディー・デン(Wendy Deng / 鄧文迪)。彼女は江蘇省生まれで、結婚前は香港でTVの仕事をしており、マードックの「Star TV」で副社長を務めていたという。(ウェンディーも以前ジェイク・チェリーという亭主がいたので、彼女も再婚者。) 彼女との間には二人の娘をもうけたが、この子達は「ユダヤ系支那人」になるのか? それはともかく、二人の間には亀裂が入ってしまい、マードックは2013年に離婚する。

Rupert Murdoch & Wendi Deng 02Wendi Deng & Tony Blair 11Wendi Deng & Daughters 1










(左 : マードックとウェンティー・デン   /  中央 : トニー・ブレアとウェンディー /  右 : 二人の娘とウェンディー)

  でも、支那人との結婚は何かと問題が多く、米国の諜報機関はマードックと北京政府の関係を疑っていた。そして、ウェンディーには更なる厄介事があって、それはトニー・ブレア首相との不倫関係だ。英国の「Daily Telegraph」紙や米国の「Vanity Fair」誌も、二人の不貞行為を報じていたから、この噂は案外ホントなのかも知れない。確かなのは、長年の友人関係であったトニー・ブレアとマードックは不仲になった、という事だけ。

  そう言えば、共和党院内総務のミッチ・マコーネル(Mitch McConnell)上院議員も北京政府と昵懇で、女房の家族を通して支那ビジネスで儲けていた。しかも、エレイン・チャオ(Elaine Chao)はブッシュ政権で労務長官に就任し、トランプ政権では運輸長官を務めていたんだから、アメリカの政界が支那人に浸食されていたというこだ。もっと情けないのは、民衆党下院議員のエリック・スウォルウェル(Eric Swallwell)で、彼は支那人スパイのクリスティン・ファン(Christine Fang)、すなわち権力者を狙った「ファン・ファン」ちゃんに「女の武器」で籠絡されていた。彼は典型的な「ハニー・トラップ」に引っ掛かった訳だが、事もあろうに国家機密を扱う下院諜報委員会のメンバーであった。もうギャグ漫画レベルの話である。

Elaine Chao 01Eric Swallwell 002Christine Fang 21








(左 : エレイン・チャオ  / 中央 : エリック・スウォルウェル  / 右 : クリスティン・ファン )

  しかし、この「ファン・ファン」の魔力に見せられたのはエリックだけじゃなく、同じカルフォルニア州選出のロー・カナ(Ro Khanna)下院議員(民衆党)も彼女と友人関係にあったそうで、選挙の時には頼もしい助っ人になっていた。ところが、彼女のスパイ容疑がとりだたされると、慌てて火消しに取りかかったそうである。また、ファン・ファンはオハイオ州の市長二名にも接近していたそうで、彼らの接触はFBIの監視下にあったらしい。一人の市長はファン・ファンとクルマの中で“何か”をしていたそうで、どうやらFBIの捜査対象になっていたようだ。英国の「Daily Mail」紙によると、アーカンソー州のリトルロックで市長をしていたマーク・ストッドラ(MArk Stodola)も、素早くファン・ファンとの接触記録を抹消したというから、何となく怪しい。「Business Insider」や「Axios」といったメディアは具体的な名前を挙げていなかったが、もしかすると、罠に嵌まった市長に心当たりがあるのかも。まぁ、日本の政治家や新聞社の論説委員も支那人のハニー・トラップに掛かっているから、アメリカ人のことは馬鹿にできないが、我が国の公安はちゃんと実態を把握し、妖艶な行為を記録している? 案外、在日アメリカ人のスパイが政治家の「弱み」を握っているのかも知れないぞ。

Eric Swallwell & Christine Fang 111Ro Khanna 15Mark Stodola 1








( 左 : エリック・スウォルウェルとファン・ファン  / 中央 : ロー・カナ  / 右 :  マーク・ストッドラ )

  2016年にマードックが再婚したのは、元モデルで女優のジェリー・ホール(Jerry Faye Hall)だ。この第4夫人は日本人でも知っている通り、超人気ミュージシャンで「ナイト」の称号をもらったミック・ジャガー(Sir Michael Philip Jagger)の元女房。二人の間にはエリザベス(Elizabeth)とジョージア・メイ(Georgia May)という娘が生まれている。姉のエリザベスは人権活動家になってしまったが、妹のジョージアはフッション・モデルになったから良かった。マードックやドナルド・トランプもそうだけど、アメリカの金持ちにとって若い女と再婚するのはちょっとした理想だ。2016年に再婚したマードックは何と85歳だった。しかし、相手のジェリーも59歳だったから、まぁ驚くほどでもない。それよりも、遺産がどうなるのか、そっちの方に興味がある。

Georgia May Jagger 3Elizabeth Jagger 1(左 : ジョージア・メイ /  右 : エリザベス)
  かなり脱線してしまったが、マードックに関する記事を書いたウォルフは作家で、オルターマンの方はニューヨーク市立大学の教授だ。彼らは共にユダヤ人。アメリカのユダヤ人なら、同胞のマードックが「ユダヤ系オーストラリア人」と直ぐ判るのに、明言しないなんておかしい。筆者はテレ朝の買収劇が起きた時、「なんで朝日新聞はマードックの血筋を紹介しないだ?」と怪しんでいた。日本国籍を持つ朝鮮人と濠洲のユダヤ人が手を組んで日本のテレビ局を狙っていたのに、朝日の連中は何も言わなかったんだから、もしかすると意図的に言及しなかったのかも・・・。橋下徹の時はさんざん血筋について暴いていたのにねぇ~。テレビ朝日はずっとCNNと契約関係にあったんだから、CNNのユダヤ人に訊いてみればよかったじゃないか。詳しい奴は居るはずだ。それにしても、朝日新聞は在日朝鮮人とかユダヤ人になると、どうして血筋を隠してあげるのか? 何か特別な配慮でもあるのか?

Jerry Hall & Mick Jagger 14Rupert Murdoch & Jerry Hall 1133








(左 : ジェリー・ホール ミック・ジャガー / 右 : マードックとホール )

  当ブログでは何度もユダヤ人のメディア支配について述べてきたけど、本当にアメリカの放送業界はユダヤ人に牛耳られている。どこの大手メディアを覗いてみても、必ずユダヤ人が君臨しているんだから異常である。もし、我が国の地上波放送や衛星放送、新聞社、出版社の創設者や経営者、所有者が朝鮮人だらけなら、一般国民はゾッとするに違いない。一部の国民は金光修社長の名前を目にして、「もしかしたら朝鮮系?」と疑ったくらいだ。以前の記事で日本国籍を取得した朝鮮人企業家を紹介したけど、ほとんどの日本人は有名企業の経営者が実は元在日朝鮮人だったことを知らなかった。官報で告知されても、一般国民は誰なのか判らないし、顔写真が附いていないので、人物の特定は困難だ。歌手や俳優だと藝名自体が偽名だし、その私生活で「通名」を使っているので、誰が帰化人なのか判らない。

ユダヤ人だらけのメディア業

  一般の日本人は支那人や朝鮮人による企業買収を心配しているが、アメリカのメディア界は既にユダヤ人の天下になっている。ちょっと見渡しただけでも、トップの連中は西歐人とは思えない異人種ばかり。「Viacom」の総帥で既に亡くなっているサムナー・レッドストーン(Sumner Redstone)は、直ぐユダヤ人と判る「マレー・レッドシュタイン(Sumner Murray Redstein)」という本名を持っていた。彼のメディア帝國は老舗の「CBS」や音楽ビデオで有名な「MTV」、映画スタジオの「Paramount & Dream Works Movie studio」などを傘下に収めている。エドガー・ブロンフマン・ジュニア(Edgar Bronfman, Jr.)もユダヤ人。彼は日本でも飲料メーカーとして有名な「シーグラム(Seagram)」を経営する一族の出身だ。エドガーは実家の稼業を継いでいたが、娯楽メディア業界にも進出し、「Warner Music Group」、「Time-Warner Corporation」、「NBC Television」、「Turner Broadcasting」、「CNN」、「Time誌」を経営した。

Sumner Redstone 2Edgar Bronfman Jr. 002Mortimer Zuckerman 004Peter Chernin 1








( 左 : サムナー・レッドストーン / エドガー・ブロンフマン・ジュニア   / モーティマー・ザッカーマン   / 右 :  ピーター・チェルニン )

  モーティマー・ザッカーマン(Mortimer B. Zuckerman)は、全米で購読される『US News & World Report』や『New York Daily News』、世界的に有名な長寿雑誌の『The Atlantic』、ビジネス雑誌の『Fast Company』を所有する大御所だった。ピーター・チェルニン(Peter Chernin)は、マードックの「News Corporation」で経営を任された部下。彼は「NewsCorp」のCEOを務めたり、「American Express」の経営もしていた。「グラハム・ホールディングス社」の総帥を務めたドナルド・グラハム(Donald E. Graham)は、庶民でも知っている名家の御曹司で、母親は「女帝」と呼ばれたキャサリン・M・グラハム(Katherine Meyer Graham)だ。彼女の父親ユージン・マイヤー(Eugene Meyer)は有名なユダヤ人で、FRB(連邦準備銀行)の議長を務めたこともある。そして、ユージンの母親であるハリエット・ニューマーク(Harriet Newmark Meyer)は、ユダヤ教のラビになったジョセフ・ニューマーク(Joseph Newmark)の娘であった。ジョセフはNYのマンハッタンにある「B'nai Jeshurun」というシナゴーグを建てた共同創設者であった。ちなみに、グラハム一族が所有していた『ワシントン・ポスト』紙はドナルドに引き継がれたが、この新聞社は2013年、2億5千万ドルで「ナッシュ・ホールディングス(Nash Holdings)」に売却されてしまった。そして、この持株会社は「アマゾン」でお馴染みのジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)が創設した企業である。

Donald Graham 3Katherine Graham 03Eugene MeyerJoseph Newmark 001








( 左 :  ドナルド・グラハム / キャサリン・M・グラハム  / ユージン・マイヤー / 右 : ジョセフ・ニューマーク )

  テレビ業界もユダヤ人だらけで、CNNは偏向報道を仕組んだジェフ・ザッカー(Jeffrey Zucker)が社長を務めてい。しかし、彼は元々NBCを取り仕切っていた人物だ。ABCテレビのエンターテイメント部門で社長を務めていたロイド・ブラウン(Lloyd Braun)は、元々「Yahoo Media Group」を率いていた辣腕弁護士で、人気コメディー番組(Sitcom)『サインフェルド(Seinfeld)』に出てくる「ロイド・ブラウン」は彼がモデルとなっている。ロイド役はピーター・ケレハン(Peter Keleghan)。ちなみに、この「サイフェルド」を発案したのは主役のジェリー・サインフェルド(Jerome Allen Seinfeld)とプロデューサー兼役者のラリー・デイヴッド(LArry David)である。この二人もともにユダヤ人。「ジョージ・コスタンザ」役(イタリア系)で登場するレギュラー共演者のジェイソン・アレクサンダー(Jason Alexander)もユダヤ人。一般人は彼の藝名しか知らないが、その本名は「ジェイ・スコット・グリーンスパン(Jay Scott Greenspan)」という。如何にも「ユダヤ人」らしい氏族名なので、ユダヤ人の俳優は出自を隠すために改名するとこが多い。

Jeff Zucker 2Lloyd Braun 1Jerry Seinfeld 1Jason Alexander 1








(左 :  ジェフ・ザッカー / ロイド・ブラウン   / ジェリー・サインフェルド   / 右 : ジェイソン・アレクサンダー  )

  話を戻す。ロイド・ブラウンは「Yahoo」の役職を退任すると、メディア技術を商う「Berman Braun」を運営することにした。彼はこれを拡張して「Whalerock Industries」と改名したそうだ。「Warner Brothers」で社長や会長を務めたテリー・セメル(Terry Semel)は、退任すると「ヤフー(Yahoo)」の社長や会長になった。かつて、「ABC」でプロデューサーを務めていたニール・シャピロ(Neal Shapiro)も他のユダヤ人と同じコースを進み、「NBC News」の社長を経たのち、報道番組を扱う「WNET」局の経営に乗り出した。

Terry Semel 01Neal Shapiro 4Gail Berman 11









(左 : テリー・セメル  / 中央 : ニール・シャピロ  / 右 : ゲイル・バーマン  )

  「Fox Broadcasting Company」の社長を務めたゲイル・バーマン(Gail Berman)も遣り手のユダヤ人で、彼女の在任期間中に放送された番組には結構ヒット作が多い。例えば、全米で高視聴率を稼ぎ出した『American Idol』、キーファー・サザーランドの代表作である『24』、ヒュー・ローリー主演の『House』、日本でも人気が高い『Bones』などである。バーマンは2005年に「パラマウント・ピクチャーズ」の社長に就任したし、前述のロイド・ブラウンと組んで「BermanBraun」の共同経営者にもなった。その後、彼女は「Elvis」や「The Adams Family 2」といった娯楽番組を制作する「The Jackal Group」の社長や会長になっている。

Sandy Grushow 11( 左 /  サンディー・グルーショウ)
  「Fox Entertaiment Group」の会長を務めたサンディー・グルーショウ(Sandy Grushow)もヒット作を生み出しており、彼の在任期間中には世界中で人気を誇ったTVドラマ・シリーズの「The X-Files」や、日本でも人気が高かった「メルローズ・プレイス(Melrose Place)」がある。今はどうか知らないが、このドラマに出ていた女優は一躍有名になった。コートニー・ソーン・スミス(Courtney Thorne-Smith)はもちろんのこと、『デスパレートな妻たち』で脚光を浴びたマーシャ・クロス(Mercia Cross)、「モトリー・クルー」のトミー・リーや「ボン・ジョヴィ」のリッチー・サンボラと結婚したヘザー・ロックリア(Heather Locklear)などはよく知られている。ヒット作を輩出したグルーショウは退任後に「The Weather Company」の重役に就いている。

Courtney Thorn Smith 006Mercia Cross 001HeatherLoclear 001









( 左 : コートニー・ソーン・スミス  /  中央 : マーシャ・クロス  /  右 : ヘザー・ロックリア  )

  「Turner Broadcasting」の社長を務めたジェイミー・ケルナー(Jaimie Kellner)は退任後、TV放送を行う「ACME Communications」の会長になっている。彼は2001年に「ワールド・レスリング(World Championship Wrestling)」を終了させた人物として、プロレス・ファンから怨まれている。しかし、彼がFOXテレビにいた頃はヒット作を生み出しており、彼の在任期間中には『Simpsons』や『Married with Children』、『Beverly Hills』などがある。要するに、辣腕経営者は「泣いて馬謖を斬る」タイプの人間で、視聴率が下がった番組は容赦なくキャンセルする、というこだ。

Jamie Kellner 001Robert Rosenthal 002Phil Bronstein 001Martin Peretz 22






(左 : ジェイミー・ケルナー  /  ロバート・ローゼンタール  / フィル・ブロンシュタイン   / 右 : マーティン・ペレツ  )

  雑誌社や新聞社にもユダヤ人がゴロゴロいる。例えば、ロバート・ローゼンタール(Robert J. Rosenthal)は「サン・フランシスコ・クロニクル」のマネージメント編集者を務め、フィル・ブロンシュタイン(Phil Bronstein)は同紙の編集長だった。マーティン・ペレツ(Martin Peretz)は「New Republic」誌を創刊し、熱心なイスラエル支持者である。名門ザルツバーガー家のアーサー・ザルツバーガー・ジュニア(Arthur Sulzberger, Jr)は、「ニューヨーク・タイムズ」と「ボストン・グローブ(Boston Globe)」紙を経営したが、2017年に引退し、息子のグレッグ(Arthur Gregg Sulzberger)に経営を譲った。このグレッグは、当然ながら、ユダヤ系のアーサー・シニア(Arthur Ochs Sulzberger, Sr.)とアーサー・シニアの義父であるアドルフ・オックス(Adolf Ochs)の血を引いている。

Arthur Sulzberger Jr 002Arthur Hays Sulzberger 001Adolph Ochs 001








( 左 : アーサー・ザルツバーガー・ジュニア / 中央 : アーサー・ザルツバーガー・シニア  /  右 : アドルフ・オックス )

  CNNにもユダヤ人のキャスターが多く、亡くなった看板キャスターのラリー・キング(Larry King / 本名 : Lawrence Harvey Zeiger)は日本でも有名だ。 大御所アンカーマンたるウォルフ・ブリッツァー(Wolf Blitzer)は、アメリカに住むイスラエルの代弁者と言っていい。CBSの長寿番組『60ミニッツ』にいたユダヤ人記者と一緒。亡くなったマイク・ウォレス(Myron Leon Wallace)、モーリー・シェイファー(Morley Safer)、ボブ・サイモン(Robert David Simon)を思い出せば分かるだろう。その他、CNNにはウォルター・アイザックソン(Walter Isaacson)や元CBSアンカーのポーラ・ゾーン(Paula Zahn)もいたし、アンドレア・コッペル(Andrea Kopple)は、ABCの「Nightline」で有名なテッド・コッペル(Edward J. M. Koppel)の娘だ。

Wolf Blitzer 003Mike Wallace 2Morley Safer 2Bob Simon 11








( 左:   ウォルフ・ブリッツァー /  マイク・ウォレス  /   モーリー・シェイファー  /   右 : ボブ・サイモン )

Steven Rosen & Keith Weissman 01( 左 : スティーヴ・ローゼン / 右 : ケネス・ワイズマ )
  二世ジャーナリストのアンドレア・コッペルは、CIAで中東アジアを担当する分析官のケネス・ポラック(Kenneth Michael Pollack)と結婚した。彼もイスラエル贔屓のユダヤ人で、あの恐ろしいユダヤ人団体の「AIPAC」と親密だった。このポラックはクリントン政権時代、国家安全評議会(NSC)のアドヴァイザーを務めたが、AIPACのスティーヴ・ローゼン(Steven J. Rosen)とケネス・ワイズマ(Kenneth Weissman)に国家機密を流したんじゃないか、と疑われたことがある。しかし、決定的な証拠を摑めなかったのか、この容疑は後に却下された。おそらく、AIPACの有力者が裏で政治家に圧力を掛けたんだろう。そもそも、ジョージ・W・ブッシュの政権には、ネオコンのユダヤ人がウヨウヨいたし、大統領自身がユダヤ人の支援で当選した訳だから、AIPACにとって不利になる処罰はしないだろう。また、AIPACに睨まれた政治家は落選の脅威を感じるから、この団体を敵にするより、恩を売って味方にした方がいい。政界で正義を貫く議員は馬鹿である。

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( 左 : テッド・コッペル  / 中央 : アンドレア・コッペル  /  右: ケネス・ポラック )

  話を戻す。公共ラジオ放送の「NPR(National Public Radio)」もユダヤ人に牛耳られており、イスラエルの支援組織みたいになっている。NPRにはニュース分析を担当する、ベテラン・ジャーナリストのダニエル・ショール(Daniel Schorr)がいたし、「Weekend Edition」という番組で司会をするスコット・サイモン(Scott Simon)や、この番組に加わったリアン・ハンセン(Liane Hansen)もユダヤ人だ。「All Things Considered」の司会を務めたロバート・シーゲル(Robert Siegel)と一緒に司会を務めていたスーザン・スタンバーグ(Susan Stanberg)もそうだし、リポーターのエリック・ワイナー(Eric Weiner)やイスラエル特派員のリンダ・グラドシュタイン(Linda Gradstein)もユダヤ人。「類は群れる」というが、アメリカのメディア業界はユダヤ人の巣窟となっている。

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( 左 : ダニエル・ショール / スコット・サイモン  / リアン・ハンセン   /  右 : エリック・ワイナー )

  今、紹介した人々は全体のごく一部に過ぎず、アメリカのメディア界や独立系のジャーナリスト、コラムニスト、報道アナリスト、各分野のニュースでコメントを寄せる御用学者にもユダヤ人は雲霞の如く居る。一部の日本人は巨大な秘密組織の存在を信じているが、あまりにも漠然としていて筆者には信じられない。確かに、巨大なユダヤ人組織は存在するが、明白な陰謀が露見することは少なく、その多くは闇に包まれている。だから、ちょっとづづ事件や情報を繋ぎ合わせて、巧妙な裏工作を暴いて行くしかない。丹念に小さな事実を積み重ねれば、いかがわしい連中の全体像がぼんやりと摑めてくるものだ。

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(左 :  スーザン・スタンバーグ / 中央 : リンダ・グラドシュタイン  / 右 : ロバート・シーゲル )

マードックの怪しい人脈

  ルパート・マードックが何らかの「陰謀」を働いているとは思えないが、彼の人脈を探っていくと、やはり強力な「ユダヤ・コネクション」があるんじゃないか、と思えてくる。例えば、マードックはあのラリー・シルヴァーシュタイン(Larry Silverstein)やルイス・アイゼンバーグ(Lewis M. Eisenberg)と昵懇だった。シルヴァーシュタインは“偶然”にも、2001年1月にWTCのリース権を得て所有者になっていたので、テロ事件後、莫大な保険金を手にすることができた。一方、アイゼンバーグはWTCを管理する「NY・NJ港湾公社(Port Authority of New York and New Jersey)」の責任者(Chairman)であった。

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(左 : ルパート・マードック  /  ラリー・シルヴァーシュタイン /ルイス・アイゼンバーグ   /  右 : フランク・ローウィー )

  シルヴァーシュタインには相棒の不動産業者がいて、それがチェコスロヴァキア生まれで、オーストラリアへ移住したフランク・ローウィー(Frank Lowy)だ。彼は9/11テロの6週間前に「WTC(国際貿易ビル)」の所有権を取得し、ちゃっかり「損害保険」を掛けていたので、事件後、シルヴァーシュタインと共に莫大な保険金を得ることができた。まるで、事前にテロ攻撃を知っていたかのように、彼は多額の保険を掛けていた。以前、当ブログで「踊るイスラエル国民」を紹介したことがあるけど、彼らはなぜか事前にテロ攻撃の日時を知っており、ニュージャー州側からWTCの惨状を撮影していた。どうして、彼らは悲劇の前にビデオ・カメラを用意し、飛行機が突入する瞬間を捕らえる事がきたのか? ホント奇妙だ。それに、逮捕されたユダヤ人たちは、なぜか直ぐに釈放され、イスラヘルへ帰ることができた。どうしてなんだろう?

  このフランク・ローウィーは通常、「オーストラリアのビジネスマン」と紹介されるが、実際はイスラエル政府の協力者みたいな商売人で、彼はオーストラリア国籍の他にイスラエル国籍も得ていた。なぜなら、彼はイスラエルの建国に寄与した「ハガナー(Haganah)」の元メンバーで、この準軍事組織はテロリスト部隊としても世に知られている。ローウィーはショッピング・モールを手掛ける「Westfield Corporation」や「Centre Group」の会長を務めていたが、濠洲の中央銀行である「Reserve Bank of Australia」の長官も務めていた。彼は晩年の2018年にイスラエルへ移住し、2020年の12月にテルアビブで亡くなっている。最期は心の故郷(ふるさと)であるイスラエルで死にたかったのだろう。彼は2017に英国のボリス・ジョンソン首相からナイト(Sir)の称号をもらったけど、やはり忠誠を誓うのはオーストラリアじゃなく、同胞が住むイスラエルだったのかも。

  シルヴァーシュタインやローウィー、アイゼンバークと同様に、マードックも熱烈なイスラエル支持者で、ユダヤ人団体の「ADL」や「United Jewish Appeal」、「Museum of Jewish Heritage」と仲良しだ。こうしたネットワークは「いざ」という時、物凄い力を発揮する。普段は商売や慈善活動に従事するユダヤ人でも、仲間が助けを求めてきたり、何らかの協力を要請すれば「あいよっ、ガッテンだ !」とばかりに呼応する。2020年の大統領選挙みたいに、共通の敵(トランプ大統領)が現れれば、全力を傾けての総攻撃となる。テレビ局や新聞社に巣くうユダヤ人は、仲間の掛け声に応じて偏向報道や湮滅工作に精を出す。まるで、「無垢の巨人」か「鎧の巨人」みたいだ。米国に張り巡らされたユダヤ人のネットワークはチタン合金で作られた蜘蛛の巣みたいなもので、一旦、ユダヤ人の巨大な歯車が次々と稼働すれば、現役の大統領だって身動きがとれず、グチャっと踏みつけられて一巻の終わりだ。

  こうしたユダヤ人支配を肯定するかのように、オーストラリアの政治家もマードックによる情報操作に警鐘を鳴らしている。濠洲の元首相であるケヴィン・ラッド(Kevin Rudd)は、マードックのメディア帝國をデモクラシーへの脅威と語り、自身のSNSで非難していた。また、マルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)元首相もマードックを批判し、彼の膨張主義に危機感を募らせている。事実、マードックはロシア・メディアの「RT」や「Sputnik」と提携し、ロシアへの進出も企んでいるようだ。あのプーチン大統領がこのユダヤ人と組むとなれば、何からのメリットがあるに違いない。おそらく、アメリカやオーストラリア、ブリテンのみならず、他の西歐諸国にもロシアのメディア工作を浸透させ、微妙な形で情報操作を仕掛けるつもりなんだろう。プーチンは非常に頭がいいから、歐米諸国の隅々に張り巡らされた水路(ユダヤ人メディア・ネットワーク)を利用し、その水脈に“毒”を流せば、歐米の庶民は簡単に中毒症状を起こす、と踏んでいるのかも。たとえ、そうでない場合でも、無自覚の病気に罹ってしまうから、ロシアとしては好都合だ。

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(左 :  ケヴィン・ラッド  / 中央 : マルコム・ターンブル  /   右 : プーチン大統領とマードック)

  とにかく、普通の日本人はどんな人物が米国のメディア界に潜在するのか知らないし、どんな人脈で繋がっているのかさえも知らない、ときている。しかし、各メディア会社を運営する重役や、報道番組を制作するプロデューサーおよびディレクター、新聞や雑誌の方針を決める編集者、記事を配信するジャーナリストの顔ぶれくらいは、心に留めておくべきだ。もし、報道姿勢や編集方針を決める連中の顔ぶれを目にすれば、「えっ、こんな人達がアメリカ人なの?」と驚いてしまうだろう。一般的に我々が「アメリカ人」と聞けば、西歐系の白人を連想するが、主流メディアを支配する人々は違っている。司令塔に陣取るユダヤ人は、「エイリアン」と呼ぶに相応しい異人種だ。たとえ、アメリカ国籍やブリテン国籍を持っていても、現地では異星人と変わりがない。

  これは日本人にとって貴重な教訓となる。もし、我が国の地上波テレビや衛星放送が朝鮮人に牛耳られ、各局の社長や会長、報道局長、文化部の部長、番組プロデューサー、チーフ・ディレクター、制作子会社の社長やスタッフなどが、ほんど“朝鮮系”だったら、日系日本人はどう思うのか? NHKを筆頭に、在京キー局の大株主や経営者が、帰化支那人や帰化鮮人の子孫だったら本当に恐ろしい。さらに、スポンサー企業も朝鮮系なら、背筋が凍りつくほどの恐怖だ。フジテレビの社長が遠藤周作の息子ならまだいいけど、金王朝の手下とか密入国者の孫だったら厭だよねぇ~。でも、未来の日本では実現しそうだ。



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