無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

マスコミ問題

NHKが夢見る日本のデストピア

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房

好評発売中 !


多民族混淆社会の恐怖

European girl 1black baby 3







(左 : 西歐世界で消滅の危機にある子供のタイプ  / 右 : 西歐で繁殖する子供のタイプ )

  NHKに潜む左翼分子は、日本的日本を心から憎んでいる。彼らは伝統的な日本が大嫌いで、日本人だけで幸せに暮らす日本人を赦せない。たぶん、彼らは「日本人だけで日本を独占するのは、実にけしからん! 在日朝鮮人や帰化支那人、南米人、東南アジア人とも仲良くすべきだ。彼らのお陰で労働力不足の日本は助かっているんだぞ!」と思っているのだろう。だが、このようなアジア移民がいくら税金を払おうが、我々は彼らと一緒に暮らしたくないし、「同胞」になるとも思えない。普通の日系日本人は、両親が育った社会、祖父母が伝えたかった文化、曾祖父母が命懸けで護りたかった国家を受け継いでいる。もし、日本の人口が減少しているのなら、それでも結構。仮に、人手不足で滅亡するなら、それを運命として受け容れようではないか。

  この美しい日本にアジア人が住み着き、日系人が抑圧されるなんて堪えられない。(昔のTV番組『レッドバロン』の主題歌には、「僕らの地球は美しい、鉄面党にゃ渡せ~ない」という歌詞があった。ところが、元受験秀才の官僚は、赤い教科書で教えられた黒い日本しか知らず、祖国が素晴らしいと思っていないのだ。) そもそも、人口を維持するために厭な種族を輸入し、彼らの精子や卵子で子孫を増やすなんてゾッとするじゃないか。我々にはには滅びの美学がある。支那人や朝鮮人を同胞にして存続する日本は、本当の日本なのか? もしかしたら、将来、何らかの理由で人口減少に歯止めがかかり、奇蹟的に人口が増えるかも知れないぞ。でも、その時、支那人やフィリピン人、マレー人、アフリカ人の遺伝子が混ざった「日本人」が全国至る所に存在すれば、非日本的な日本国民の増加にしかならない。

Marine Vacth 7Sophie Marceau 4Catherine Deneuve 4Carole Bouquet 4








(左 : マリーヌ・ヴァクト  / ソフィー・マルソー   / カトリーヌ・ドヌーヴ  /  右 : キャロル・ブーケ)

  一般の日本人は鈍感すぎて想像できないが、雑種民族の坩堝(るつぼ)となったフランスを見れば、国家の滅亡は一目瞭然だ。何しろ、かつてガリア人が主流だった共和国には、ケルト系の白人がマイノリティーとなってしまい、今や北アフリカや中東アジア系の国民と正体不明の混血白人が多数派になっている。「フランス人」と聞いて、マリーヌ・ヴァクト(Marine Vacth)やアデル・エネル(Adél Haenel)を思い浮かべる日本人は甘いぞ。(昭和の日本人なら、カトリーヌ・ドヌーヴやソフィー・マルソー、キャロル・ブーケを想像してしまうけど。) 現実のフランスには、ユダヤ人のニコラ・サルコジ元大統領とか、元スポーツ大臣のローラ・フレッセル・コロヴック(Laura Flessel-Colovic)、元司法大臣のクリスチアーネ・タビラ(Christiane Taubira)、ヨーロッパ議会に議席を持つカデール・アリフ(Kader Arif)などの非ケルト人が溢れている。サッカーのナショナル・チームなんか、「フランス代表チーム」と自称しているが、顔ぶれを見ればシリアやトルコの代表チームとあまり変わらないじゃないか。

Nicolas Sarkozy 2Christiane Taubira 3Laura Flessel Colovic 2Kader Arif 5








( 左 : ニコラ・サルコジ / クリスチアーネ・タビラ   /  ローラ・フレッセル・コロヴック  / 右 : カデール・アリフ )

  ここでは関係ないけど、宝塚の十八番である『ベルサイユのばら』に、アフリカ人やアラブ人の役者が出演したら、観客からブーイングが起こり、ペンライトや空き缶が飛んでくるだろう。日本人の宝塚ファンは、ギニア人の「オスカル」とかアフガン人の「アンドレ」なんか、決して認めないからねぇ~。昔、フランス革命を舞台にした『ラ・セーヌの星』というTVアニメがあったけど、主人公の美人剣士「シモーヌ」はゲルマン系の白人少女で、マリー・アントワネットの妹という設定だった。そして、このアニメを手掛けたのは、意外や意外、若き日の富野喜幸(由悠季)監督で、『機動戦士ガンダム』を世に出す前の出世作であった。たぶん、フランスの子供達が『ベルサイユのばら』や『ラ・セーヌの星』を観たら、きっと「フランスのアニメ作品だ」と思ってしまうだろう。何と言っても、PC(政治的に正しい言論・思想)に関係なく、西歐白人ばかりをキャラクターにしていたんだから。今だと、抗議の嵐になってしまうから、昭和の日本にはヨーロッパ人が羨む「藝術の自由」があった。

  脱線したので話を戻す。今年の1月18日、NHKのレギュラー番組『ウワサの保護者会』は、「外国ルーツの子供」を特集し、日本語が苦手な外国人の子供や、日本の文化に疎い混血児を取り上げていた。そこには、外人系の子供を持つ親に加え、教育評論家の尾木直樹、明治大学の教授を務める山脇啓造(やまわき・けいぞう)が出演していた。尾木氏は有名なので説明は不要だが、山脇教授となれば「その人、誰?」と訊きたくなるだろう。日本では、移民や難民、在日外国人を専門とする学者は、大半が赤く染まった日陰者で、世間の注目を浴びることは極めて少ない。しかし、こうした連中は無駄飯ぐらいの木偶の坊でも、我が国を弱体化することにかけてはエキスパート。執念深く、日本人のアイデンティティーを撲滅しようと謀っている。この山脇教授は、極左出版社の「明石書店」と仲良しで、骨の髄まで真っ赤な反日分子だ。彼の専門は移民問題や在日鮮人、多文化都市であるらしい。彼の「業績」には、『新・多文化共生の学校づくり』(明石書店 / 2019年)とか、『「韓国併合」前の在日朝鮮人』(明石書店 / 1994年)共著があり、読む前からどんな内容なのか察しがつく。

Yamawaki 2(左  / 山脇啓造 )
  歐米諸国を眺めただけで、「多民族混淆社会は恐ろしい」と判るのに、山脇氏は「インター・カルチュラル・シティー」を熱心に勧めている。英語で表記すると何となく“格好良く”思えるが、その実態はおぞましく、厭な異文化との強制的共存だ。不愉快なアジア人と毎日付き合うなんて、まるで牢獄社会じゃないか。刑務所の囚人は、ルームメイトを選ぶ権利は無い。男でも強姦する変態が、同居人になったら地獄だぞ。ところが、山脇氏によると、「インター・カルチュラル・シティー・プログラム」は、ことのほか素晴らしく、我々にとっても有益なものであるらしい。曰わく、このプログラムは、

  移住者によってもたらされる文化的多様性を、脅威ではなくむしろ好機ととらえ、活力や革新、創造、成長の源泉とする新しい都市政策である。(山脇啓造 「外国人政策、自治体に学べ」 私の視点 2012年2月1日附『朝日新聞』)

  一般の日本人なら、「えっ ! 何言ってんの! 頭がおかしいんじゃないか !」と叫んでしまうだろう。高校生や大学生だって、ロンドン、パリ、アムステルダム、フランクフルト、ストックホルムに旅行すれば、「うわぁぁぁ~、何だこれ ! 黒人やアラブ人だらけじゃないか ! 大金はたいてせっかくヨーロッパに来たのに、これじゃあ、モロッコやイラク、トルコに迷い込んだみたいだ ! こんなの詐欺じゃないか !」と驚き、JTBやHISに電話して、「ゼニ返せ !」と言いたくなるだろう。日本人観光客はおろか、現地のイギリス人やデーン人、あるいはドイツ人だって、同じ愚痴をこぼすけど、彼らは周囲の目が気になるから、本音を漏らすことはない。有色移民に憤る西歐人は、「どうなってんだ?」という日本人の質問に沈黙し、ジェスチャーのみで「お手上げさ!」と答えるのみ。「人権思想」で金縛りにあった民族には、「安楽死」という治療薬しかない。

  左翼学者が称讃する混淆社会に、文化的・人種的多様性から由来する「有益性」などは全く無い。冷徹な現実を見れば判る通り、様々な民族が蝟集する雑居長屋は非情に脆く、疑心暗鬼と敵意が渦巻くモザイク社会だ。「多文化主義」を受け容れた西歐人は、移民から活力や創造を得る事はなく、むしろ自国の文化が侵略され、穢らわしい民族に譲歩するだけとなっている。先祖から受け継いだ伝統は変質し、人々の間には反目と無気力が蔓延するばかり。移民や難民が持ち込むイスラム教は異教徒の地で繁栄するが、彼らを受け容れたヨーロッパ人の宗教は衰退する一方だ。たとえ、アフリカ人やインド人の移民がキリスト教会を満席にしたからといって、地元民の信仰心が復活する訳じゃない。むしろ、一緒に礼拝するのが嫌になる。

Pope FRancis 20devushka yuliya 1







(左 : 西歐キリスト教社会を破壊する悪魔の手下「教皇フランシス」  / 右 : キリスト教に無関心となるヨーロッパ人)

  また、人種の撲滅も盛んになる。褐色や黒色の子供は増えるが、もち肌の赤ん坊は増えず、逆に混血が進んだことで、美しい金髪よりも、黒い縮れ毛の幼児が増えている。箱入り娘が「白い恋人」を手土産に帰郷するなら嬉しいが、「黒い恋人」を連れてきたら悪夢だ。いくら娘が、「パパ、勘違いしないでよ。彼はアフリカ人じゃなく、バングラデッシュ人なんだから。安心して」と言っても、父親の身震いは止まることがない。母親は既に恐怖で倒れている。また、息子が朝鮮人を嫁にすると言い出したら、跡継ぎの子供は日鮮混血児となるから、近所に隠したくなるだろう。昔、麻丘めぐみが「私の彼は左きき」と唄っていたが、「私の彼女は朝鮮人」じゃ替え歌にもならない。それに、もし息子の嫁がブルカを被ったイスラム教徒だと、両親は卒倒するはずだ。近所のオバちゃんたちは、「どこの嫁さんなの?」と詮索するから、同居する両親は肩身が狭くなる。

  こんなのは高校生でも理解できるのに、山脇氏は、2002年以来、「国籍や民族などの異なる人々が共に生きる多文化共生社会をめざす基本法の制定を提言してきた」そうだ。(山脇啓造 「グローバル時代の外国人受け入れに向けて 多文化共生基本法を」 2010年11月4日附『毎日新聞』) もう、呆れるというか、「一体、明治大学はどんな基準で教授を雇っているんだ?」と尋ねたくなるが、「国際日本学」なんていう学部を設置している時点で、異常なことが解る。明治大学のホームページによると、ここは「日本と世界をつなぐ力」を育む学部らしい。(筆者なら、北野武と高田純次を雇って「お茶の水」附近を散歩してもらい、どんな教授が明大に棲息しているのか、人物調査を依頼したいところだ。もし、滝口順平さんが生きていれば、楽しいナレーションになるんだけど。滝口さんは『タイムボカン』で「ドクロベエ」を担当した人気声優であった。)

  具体的な講座やカリキュラムを紹介すると、ドイツ語やフランス語、朝鮮語などの語学授業に加え、「アニメーション文化論」や「漫画文化論」「ジェンダーと表象」「ツーリズム・マネージメント」「ダイバーシティーと社会」「海外留学入門」「歌舞伎・能の美学」「日本の哲学」「広告産業論」などがあるそうだ。こんなのは職業訓練学校のカリキュラムで、わざわざ大学で勉強する程のものじゃない。アニメや漫画の授業なら、教員免許の無い筆者でもできるぞ。たぶん、卒業生は観光旅行会社とか、アジアに拠点を設ける貿易会社に就職するのかも知れない。しかし、実力主義のアニメ・漫画業界じゃ厳しいぞ。せいぜい、民間企業の営業担当くらいが関の山だろう。山脇氏の講義を受けた学生は、どんな職業に就くのか興味がある。

  またもや脱線したので話を戻す。NHKの番組は、アジア人との共生を勧めたいのか、ゲストに「秋元才加」という藝人を招き、子供の頃に味わった苦労を語らせていた。彼女は日本人の父親とフィリピン人の母親との間に生まれた混血児であるという。「フィリピン人と結婚した」というから、筆者にはだいたい「どんな日本人の父親」なのか想像がつく。秋元氏によると、彼女の父親は書類を読むのが苦手で、母親も日本語を読めないから、自然と「自立心」が養われたそうだ。例えば、学校で配布された印刷物を母親に見せても埒があかなかったので、解らない点は先生や友人に色々尋ねたらしい。筆者には彼女の父親がどの程度の教養を持っているのか判定できないが、学校や法律の書類を理解できず、敬遠するというのは、一定水準の知識が不足している証拠だ。一般的に、フィリピン人やタイ人と結婚する日本人男性は、離婚経験者とか中高年の独身者、酒場で女を求める下層階級が多い。高学歴で良家(資産家の名門)の青年というケースは滅多になく、もしあったら特筆すべき事例である。

Mixed race couple 1Filipina 13








(左 : 西歐諸国で称讃される異人種カップル  /  右 : 魅力的なフィリピン人女性)

  番組には一般人の親も招かれており、「パーム」という名札を附けた女性は、インドネシア人と結婚し、イスラム教徒になった日本人。彼女は中学三年生と二年生の息子、および小学六年生の娘を持っている。しかし、娘の学校生活には様々な困難があるそうで、水泳の授業では肌を露出する水着の件で学校と揉めたそうだ。当初、担任教師はラッシュガードのような肌を覆う水着(いわゆる「ブルニキ」)は「特別扱いになるからダメ」と拒んでいたが、校長が替わったことで許可されたという。次に、「オーツキ」という名前の女性は支那人で、「もも」という名の女性は日本人であった。「ナディー」という名の女性は顔を隠していたが、六歳の時にイランからやって来たペルシア人で、日本語には問題がなさそうだ。でも、小さい頃は給食で困ったらしく、豚肉が使われた献立だと口に出来ず、食べ残すことが多かったという。だから、誡律で許された料理だけを口にするだけで、空腹になっても我慢するしかなかったそうだ。今だと、イスラム教徒の児童を配慮して、ハラル給食が用意されるだろう。でも、この特別処置で給食費は高騰するから、日本人の親から不満が噴出する虞(おそれ)がある。

school kid 5Muslim swiming in Swiss








(左 : 食事に文句をつける西歐人の少女  /  右 : 「ブルキニ」を身につけたイスラム教徒)

  番組では外国人が通う二つの学校を紹介していた。一つは大分県にある由布院小学校で、ここには「ネサン」君というネパール人の子供が一人だけいるそうだ。しかし、転校してきたネサン君は日本語が苦手で、同級生に追いつけない。担任の矢田敬一郎先生は熱心な教師だが、ネパール語なんて全く解らないから、カタコトの英語を交えてゆっくり話しかけるしかない。もう、端(はた)で見ていているだけでも気の毒になってしまうが、心優しい矢田先生は、ネサン君に付き添って国語の教科書を一緒に読んでやり、読めない言葉にぶち当たると、「これは優しい、親切っていう意味で、ベリー・カインドなんだ」と教えてやる。それでも、ネサン君が充分に理解しているとはいえず、辛うじて挿絵で推測するくらい。

Nepal children 2German school 882







(左 : ネパール人の子供達  / 右 : アメリカで増えるムスリムの子供達 )

  ネパール人の子供を担当するのは骨が折れる。それでも、まだクラスに一人だからいいけど、これが三人とか十人となったら気が狂ってしまうだろう。日本人の児童でさえ手が掛かるのに、言葉が不自由な外人の子供を受け持つなんて、考えただけでも背筋か寒くなる。普段から意思疎通がよくできないと、様々な問題で対処を誤る危険性があるものだ。例えば、ある時、矢田先生はネサン君が脚から血を流しているのを発見したという。しかし、矢田先生はどうして怪我をしたのか聞き出せなくて困ったそうだ。まぁ、ネパール語で喋っても解らないから、ネサン君も黙っていたんだろうけど、担任の先生からしたら胸がドキドキするじゃないか。もし、後遺症が残るような怪我の場合、初期対応が間違ったら大事だ。したがって、こんなのが毎日続いたら、先生の方がノイローゼになってしまうだろう。

  もう一つ紹介されたのは、神奈川県横浜市にある「南吉田小学校」である。近くには支那人街(横浜中華街)があるので、支那人を始めとしてアジア系の子供がたくさん通ってくるらしい。1クラスに5ないし10人くらい、アジア系の児童が混じっているから、担任教師の他にアシスタントの補助教員がついている。1年2組を担当する大村香菜先生には、外人担当の前川貴清先生が附いており、ちょっと難しい授業になると、前川先生がアジア人児童を「国際学級」に連れて行き、日本語の読み方や書き方を教えるそうだ。前川先生のような補助教員に加え、南吉田小学校には「母語支援ボランティア」という職員がいるという。このボランティアは、外人の児童に物事を教えると共に、日本語が苦手な親に連絡をとって、学校の行事や子供の状況について説明するそうだ。つまり、日本人と外国人のコミュニケーションを助ける同時通訳という役割を担っている。

Philippino children 1Chinese kids 3







(左 : フィリピンの子供達  / 右 : 勉強に励む支那人の子供達 )

  また、この小学校には日本人教師を助ける「職員室アシスタント」まで配備されているという。番組で紹介された「賈(か)」という支那人女性は、日本語が分からない保護者に電話をかけたり、日本語を読めない親がいれば、支那語の文章を書いて説明するらしい。例えば、担任の先生が両親宛の連絡プリントを作成する際、このアシスタントは支那語訳を添付し、支那系の保護者を助けている。南吉田小学校では、こうした助っ人職員を各学年に配備し、日本人教師の負担を軽くしているそうだ。しかし、こうしたサービスは無料(タダ)ではない。横浜市は年間約1億5千万円の予算を附けているというから、相当な負担である。校長の金子正人は、移民の子供が日本社会に貢献し、将来の納税者になると語っていたが、日本社会の負担になったり、犯罪予備軍になることには元兇していなかった。

  もし、北京政府が日本社会を弱体化すべく、意図的に厄介者を日本へ送り込み、医療保険、警察組織、刑務所、裁判所、福祉予算などの増大となったら大変だ。しかし、アメリカでは既に極左分子により実行されていた。福祉予算の膨張を以て、内側から国家を崩壊させるという手口だ。有名なのは、真っ赤な社会学者のリチャード・クロワード(Richard Cloward)とそのユダヤ人妻でボストン大学教授のフランチェス・フォックス・ピヴン(Frances Fox Piven)で、「クロワード・ピヴン戦略」は左翼の得意技となっている。ちなみに、フランチェスの仲良し同僚には、これまた極左のマレー・レヴィン(Murray Levin)とハワード・ジン(Howard Zinn)がいた。このユダヤ人マルキストのジンは、日本の左翼学者に好評で、翻訳本も数冊出ている。例えば、『民衆のアメリカ史』上下巻、『学校では教えてくれないアメリカの歴史』上下巻、『甦れ独立宣言』、『爆撃』といった具合だ。ホント、日本の大学教授は真っ赤な翻訳本ばかりに熱中するから、書店には左巻きのアカ本ばかりが並んでいる。

Richard Cloward & Frances Fox Piven 1Murray Levin 1Howard Zinn 4









( 左 : リチャード・クロワードと フランチェス・フォックス・ピヴン / 中央 : マレー・レヴィン   / 右 :  ハワード・ジン )

   今のところ、2億円弱で済んでいるが、こんなのまだ序の口で、やがて3億、4億、5億円と予算が増えて行くだろう。アジア人児童の学力を向上させるため、より高度な技術を持った補助教員が要求されるし、事によったら、支那語やマレー語、ベトナム語、タガログ語の授業が創設され、それぞれの言葉を母語とする国際教師が派遣されるはずだ。もちろん、こうしたスペシャリストは日本人教師ではない。おそらく、日本で生まれ育ち、大学で専門知識を身につけた支那系帰化人、日比混血児、日本語を学びに来たタイ人学生などが、教員免許を取得して正式な教員となるはずだ。移民の2世や3世が日本で生まれ育ち、外人担当教師になって、次々にやって来るアジア系児童の科目を受け持つ。そして、この中から再び将来の外人教師が生まれ、教頭や校長にまで出世する。だから、支那系とか朝鮮系の人物が校長になっていても不思議じゃない。いずれ、日比混血児の孫が学校の理事長になったり、タイ人の校長が出現し、公立のインターナショナル小学校を運営するんじゃないか。

  これは恐ろしい予測だけど、「あり得ない話」ではない。歐洲や北米では既に「現実」となっている。アメリカの南部では、不法移民の子供が堂々と公立学校に通い、西歐系の子供と一緒に学んでいるのだ。カルフォルニア州がある西部、ニューヨークやシカゴがある東部でも事情は似たり寄ったりで、公立学校はズタズタで、まともな授業なんか無い。だいたい、英語もロクに話せないヒスパニックの子供が、数列や関数、代数幾何、物理学、化学、工学なんて勉強するのか? 日本の公立学校に通うフィリピン人やビルマ人の子供が、微分・積分の授業を理解したり、素粒子や染色体に興味を持って専攻科目にするとは思えない。第一、日本語がおぼつかないから、日本人の教師はお手上げ状態になる。たぶん、支那語やビルマ語、ベトナム語の特別授業が設置され、外人系教師が、子供達の母語で授業を実施することになるはずだ。

Black children in America 4Black kids in America 1







(左 : 学校でダンスを練習するアメリカ黒人の子供達  /  右 : 米国の公立学校で学ぶ黒人の子供達)

  もちろん、「人種の坩堝」と化したアメリカだから、移民の中には私立学校に通う有色人種の子供がいて、アイヴィー・リーグに進む生徒もいる。ただし、彼らが受ける授業には、様々な問題が山積みだ。まぁ、数学や理科は世界共通で、授業内容に“チョロまかし”が無いからいいけど、立場によって解釈が異なる社会科、とりわけ歴史や公民の授業だと、論争が勃発する危険性がある。西歐系白人にとったら、偉大な祖先の過去であっても、黒人にしたら奴隷主がアフリカ人を差別した弾圧史に他ならない。支那人の子供がアメリカ史を学べば、苦力(クーリー)を搾取した暗黒史であることが判る。ヒスハニックにとったら、白人による泥棒の隠蔽史になってしまう。カルフォルニアやテキサスは、アングロ・サクソンの強盗が略奪した領土なので、アメリカ史は白人による侵略史になってしまうのだ。

Muslim student in America 3Muslims in America 4








(左 : 米国の学校に通うムスリムの少女達  /  右 : 米国の将来を担う若き女性達)

  歴史教育は西歐系アメリカ人にとって悩みの種となっている。本来、「アメリカ史」は西歐系白人の子供たちが、祖先や同類の過去や偉業を学ぶ時間なんだが、非西歐世界からの移民を受け容れたことで「外国史」になってしまった。東歐や南歐からやって来た移民の子供にとって、イングランドのピューリタンとかメイフラワー号なんて関係ないし、勉強したからって大金を稼げる訳じゃない。貧乏が嫌で祖国を捨てた棄民にとって、大切なのは「まともな就職先」と「豊かな生活の確保」である。イングランドの臣民が先祖代々継承する「国民の権利」を守るべく、ジョージ三世に叛旗を翻し、独立戦争を勝ち抜きました、なんて、トルコ人みたいなギリシア移民とかポーランドに燻っていたユダヤ難民には「どうでもいい事」だ。黒人学生にとっては、憎い奴隷保有者、あるいは残虐な白人が繰り広げた単なる内戦だから、最初から興味が無い。

  ヨーロッパに住み着いたイスラム教徒の子供だって同じこと。彼らはヨーロッパ史に端っから興味が無い。トゥール・ポワティエでサラセン軍を打ち破ったカール・マルテルなどは、せいぜい不届き者の異教徒で、憎い敵でしかない。イベリア半島からイスラム教徒を追い払ったイザベラ女王とフェルディナンド王も、イスラム教徒にとったら不倶戴天の敵である。レパントの海戦でキリスト教徒が勝利したことを喜ぶのは、ヨーロッパ系の白人生徒だけで、トルコ人やアラブ人の子供は不愉快を通り越して憤懣やるかたない。他方、コンスタンティノポリスの陥落を悲しむのはヨーロッパ系の白人生徒で、スルタンのメフメト2世の勝利に喝采を送るのがイスラム教徒の生徒だ。トルコ人やアラブ人の子供たちは、討ち死にをした最後の東ローマ皇帝、コンスタンテノス11世に唾を吐きかけ、「ざまあみろ!」と罵る。

Muslims 73Muslims 721








(左 : 歐洲で抗議活動を行うイスラム教徒  /  右 : 米国を憎むイスラム教徒)

  ドイツに住み着いたムスリムの悪ガキどもは、ドイツ語を習得することで精一杯。とてもドイツ史なんか勉強している暇は無いし、あったとしてもアホらしくて勉強する気になれない。自分達の親戚や同胞がスンニ派とシーア派の抗争に明け暮れているのに、どうでもいい異教徒の諍い事に興味を示す奴がいるのか?  日本人でも知っている、プロテスタント信徒vsカトリック信徒の三十年戦争なんか、よくて風呂場のオナラ程度だ。彼らにとり、「フリードリッヒ2世」が神聖ローマ帝国の皇帝であろうが、ホーエンツォレルン家の啓蒙君主であろうが、どちらでもいい。イスラム教徒の子供は西歐キリスト教世界の事情に疎いから、「何でドイツの王様がシチリアに住み着き、遠隔地からドイツを統治しているんだ?」と訝しむ。フリードリッヒ・バルバロッサに興味が湧くとしたら、イスラム教徒みたいに髭を蓄えていた点だけ。無知なアラブ人の高校生だと、「バルバロッサってUFCの新人選手か?」と真面目に訊いてくるから頭が痛くなる。(註 / UFCは莫大な人気を誇る米国の総合格闘技大会。)

white american family 2Muslims 936








(左 : かつて、第20世紀に普通だったアメリカの一般家庭  /  右 : 第21世紀の米国で増加するムスリム家庭)

  とにかく、日本にやって来るアジア移民というのは、大半が下層階級なので、その家庭教育はいい加減で、知的好奇心を刺戟するようなものではない。親自身が低学歴で、学問や藝術には全く縁が無いので、子供は飯を食ったら遊ぶだけ。「ちゃんと勉強しろよ」くらいは口にするけど、親が子供の宿題を見てやることはない。第一、自分も日本語が読めないから、あまり強く注意できず、グダグダになってしまうのがオチだ。結局、勉強は学校任せ。しかし、現場の日本人教師は授業と雑用で精一杯。とても、移民の子供にまで構ってやることはできない。一方、授業内容が理解できないアジア人の子供は、つまらないから授業を聞いていても上の空。教科書はどんどん難しくなって行くのに、それに見合う知識が蓄積されることはない。アジア系の子供は気がつけば周回遅れ。小学六年生や中学生になれば、もう取り返しがつかず、「落ちこぼれ」は決定となる。だいたい、国語の授業でさえついて行けない子供が、論理的思考を要求する数学や理科の授業を理解できるのか?

Japan aging society 4Asian immigrant in Japan 2







(左 : 高齢化する日本社会  /  右 : 日本の農家で働くアジア人)

  また、こうした劣等生と一緒にされた日本人の子供は大迷惑だ。教師は出来ない子供に配慮するから、全体的に授業の質が低下するし、優秀な子供は塾で習ったことを再び学校で繰り返すことになるから不満を覚える。日本人の保護者からは苦情が殺到し、それに対応する担任教師はヒラ謝り。ただでさえ、余計な雑用でクタクタなのに、そのうえモンスター・ペアレンツに対処するなんて、教師の方が不登校になってしまうじゃないか。さらに困ってしまうのは、こうした悪循環に解決策が無いことだ。有能な大学生は前もって公立学校を避け、良質な生徒が通う私立学校を目指す。こうなれば、公立学校には「碌でなしの公務員」か「低能力の新人」しか集まらない。やがて公立学校は「下層階級の子供が通う学校」とのイメージが附く。だから、所得の低い親でも心配になり、何とか我が子を私立学校に入れようと無理をする。ただでさえ、緊縮財政で一般国民の所得が減っているのに、さらなる学費の増加が発生すれば、一般人の消費は更に冷え込むだろう。中年サラリーマンが注文する500円ランチだって難しくなるぞ。政府は少子化対策に向けて保育所の増設を宣伝するが、肝心の日系人は結婚しないか、結婚しても子供を一人しかもうけないから、日系日本人の人口減少は加速される一方だ。人口が増えるのはアジア系国民だけ。高額所得者に見捨てられた低所得者の日系日本人は、移民と同じ身分に落とされ、日本人でありながら「アジア人の生活」を送る破目になる。

white girl 8white girl 237Black children in America 2








(左と中央 :  「マイノリティー」となる西歐人の子供達  / 右 : 米国で主流派になる黒い子供達 )

  NHKは「アジア人との共存」を訴えるが、国民から受信料を搾り取って、高額な給料をもらうNHK職員は、絶対にアジア人地区に自宅を構えない。自分の子供だけは私立学校に通わせ、低俗なアジア人と隔離する。神奈川県に住む高額所得のエリートも、多様性豊かな「いちょう小学校」や「南吉田小学校」を選ばず、名門私立に我が子を入れるはずだ。こうした名門校は、日本の伝統文化を尊び、礼儀作法や服装にもうるさい。親も教育熱心だから、英会話やピアノ教室に子供を通わせるし、スポーツだってテニスや乗馬、スキーなどを選ばせる。ヒップホップみたいな下品なサブカルチャーは厳禁。お弁当も手作りが基本で、コンビニ弁当を持たせたり、「マクドナルドでハンバーガーでも買いなさい」と小遣いを渡すこともない。上流階級には、ジャンクフードで肥え太った子供は稀である。

Teresa Palmer 4Immigrant to Australia 12






(左 : かつて「理想」だったアメリカ人の親子  /  右 : 今や「現実」となりつつあるアメリカ人の一般家庭)

  これは言いづらい事だけど、名門私立だと父兄参観日には“きちん”とした服装の親が集まり、決して首や腕に刺青を彫った親は現れない。母親が元酌婦とか、暴走族の出身者はいないし、言葉遣いも丁寧で語彙が豊富ときている。化粧だけに詳しい下層民の母親は、話が合わないから笑顔で応対し、後は黙っているしかない。「勉強しておけばよかった」と後悔しても手遅れだ。まぁ、街中で「月極駐車場」を見て、「月極さんという人は、色々な場所に土地を持っているなぁ~。誰なんやろ?」と首をかしげる親は、有名私立の面接試験で子供と一緒に不合格。「京極」という名前を持つ人はいるけど、「月極」を人名と勘違いし、「ひと月ごとの駐車場契約」を解らぬ親はアホに違いない。これはないと思うが、「品行方正」が解らず「品川方面」と誤解する親も同類だ。中には「山崎方正なら知っているけど・・・」と呟く奴もいるから要注意。「山崎邦正」と「月亭方正」をごちゃ混ぜにして平気なんだから、相当な馬鹿に違いない。

  もう、NHKを観ていると精神がおかしくなる。こんな公共放送局にお金を払って、肥大化させている日本国民は本当にお人好しだ。NHKを信用している日本国民は未だに多いけど、「騙された!」と気づいた頃には手遅れになっているぞ。
 


人気ブログランキング

「社会正義」の検閲と監視 / ユダヤ人のネット警察

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房


好評発売中 !

エイリアンがパトロールするネット空間

Swedish girls 1Jewish woman 01







(左 : 撲滅すべき人々  / 右 : 称讃される人々 )

  前回、YouTubeが始めた動画削除を紹介したが、今回はその検閲に係わる技術の開発や人物の背景について述べてみたい。

 インターネットの世界では、誰もが自由に意見を表明でき、個人間で結びつき、私的な連携を取るという事も多い。しかし、独裁国などはこうした動きを制限したり妨害したりする。これでは、自由を標榜するグーグルとしも無視できない。そこで、このグローバル企業は表現の自由やコミュニケーションを確保するため、「グーグル・アイディアズ(Google Ideas)」というシンクタンクを設立した。後に、この組織は「ジグソウ(Jigsaw)」と改名される。まるでスリラー映画のタイトルみたいだが、この「ジグソウ」は外国政府からの干渉を防ぐだけではなく、個人や団体、民族に対する暴力や憎悪、テロリズムといった犯罪に目を光らせ、その排除に努力しているようだ。ただし、「ジグソウ」は孤軍奮闘しているのではなく、特殊技術を開発するシンクタンク企業「ムーンショットCVE(Moonshot Countering Violent Extremism)」をパートナーにしている。この共同作業により開発されたのが、「軌道修正転送法(Redirect Method)」というテクノロジーだ。

Vidhya Ramalingam. 3(左  / ヴィディア・ラマリンガム )
  先ずは、この提携企業について紹介したい。「ムーンショット」は2015年9月、カウンター・テロリズムを専門とする組織で、ヴィディア・ラマリンガム(Vidhya Ramalingam) とロス・フレネット(Ross Frenett)により創設された。ヴィディアは米国に移住したインド人家庭の生まれで、外見を観れば判る通り、西歐系のアメリカ人ではない。彼女は幼少期を白人が多い地域で過ごし、「よそ者」という意識を持ちながら育った。こうした環境は彼女の人格形成に大きな影響を与えたようで、ヴィディアは小さい頃から人種や自己識別、移民、更には白人至上主義について頻繁に考えるようになったそうだ。(Paul Cruickshank, "A View from the CT Foxhole : Vidhya Ramalingham, Co-Founder, Moonshot CVE", CTC Sentinel, Vol. 12, Issue 5, p.24.)

  こういう身の上話を聞くと、やはり異人種を受け容れるべきではない、と分かる。そもそも、彼女の両親はイギリス人が建てた国と承知で移住したはず。もし、茶色い子供が生まれれば、不憫な思いをすることも予想できたはずだ。したがって、アメリカの西歐系白人もイギリス人統治者と同じく、有色人種を嫌っているのを判っていたはずである。案の定、アメリカ社会で暮らすヴィディアは、自分が「茶色の異民族であるから嫌われているんだわ」と恨んでいたが、それなら、さっさと祖国のインドへ戻るべきだろう。どうして、白人の異国に留まり、現地の大学に入って、米国や英国で就職したのか? 白人の国でブツブツ文句を垂れていないで、愛すべき祖国に帰り、同じ容姿の仲間に尽くせばいいじゃないか。他人の考えを変えるより、まず自分の考えを変えるべきだ。だいたい、一番「差別」をしているのは彼女の方だろう。貧しいインドより豊かなアメリカやブリテンの方が素晴らしく、自分に相応しい“高級な国”と分かっているから、帰国しないんじゃないか。

  話を戻す。異人種の国で成長したヴィディアは、コーネル大学に入って文化人類学を専攻し、オックスフォード大学にも留学したそうだ。私生活での“屈辱”や“怨念”に取り憑かれた人物は始末に悪い。彼女は異人種の移民や国民を嫌う右翼的ナショナリズムを憎んでいた。そこで、白人右翼のナショナリズムを自身のフィールドワークにし、これまた白人が多く住むスウェーデンに留学したそうだ。スカンジナヴィアに住み着いたヴィディアは、積極的に白人右翼の集会や抗議デモに参加し、極右分子と接触することで、白人ナショナリズムに関する知識を蓄えたそうだ。「学歴をつけた馬鹿」というのは本当に厄介で、彼女は“スウェーデン白人主義の専門家”となり、「私は反レイシズムの活動家」と自称するようになった。(Paul Dupuis, "A tech startup countering violent extremism",  The London Globalist, February 4, 2018.)

  こうして白人至上主義運動のエキスパートになったヴィディアは、スウェーデン政府やノルウェー政府にリクルートされ、リベラル陣営にとって便利な「有色人種」となった。なぜなら、「我々は人種差別に取り組んでいますよぉぉ~」と宣伝したい北歐諸国にとって、茶色い「駒」は「歩」みたいな存在でも、「飛車」「角」並の働きをするからだ。しかも、ヴィディアは若くて雄弁だから、政府の「マスコット」には最適。もちろん、ヴィディア本人は、自分の才能や能力が認められたからだ、と思っている。(笑っちゃ悪いけど、馬鹿は幸せという具体例だ。) ヨーロッパ人の中で活動するインド人というのは目立つから、EUの人権組織はヴィディアに目を附けた。歐洲の国際委員会から「お誘い」を受けたヴィディアは、喜々として右翼排除の仕事を請け負い、極右撲滅に邁進したそうだ。白人ナショナリストの勃興に手を焼くEU組織は、高学歴の碌(ロク)でなしを積極的に採用し、様々な政策を任せている。こういう経緯から、彼女はロス・フレネットに出逢う。

Ross Frenett 2( 左 / ロス・フレネット )
  ヴィディアのパートナーであるロス・フレネット(Ross Frenett)に関する情報は少ない。彼の血筋や家庭環境についての記事が見当たらないので、詳しいことは判らないが、一応、彼はロンドン大学のキングズ・カレッジ(King's Colleg London)を卒業し、テロリズムの専門家となっている。以前、ロスは『Terrorism and Political Violence』という学術誌に「アイルランド共和国軍」に関する論文を掲載したことがあるという。(同雑誌、第24巻, 2012年を参照。) グーグルに就職する前、彼は日本でも有名な「デロイト・トーマツ・グループ(Deloitte Tohmatsu Group)」の一部門、「Technology Integration」でコンサルタント業務をしていたそうだ。その後、ロンドンに拠点を構えるシンク・タンクの「Institute for Strategic Dialogue(ISD)」に所属し、極右勢力に対抗するグローバル組織、「反過激派ネットワーク(Against Violent Extreme Network)」の統括者になっていた。ヴィディアもこの「ISD」で働いていたので、ロスは彼女を誘い、共同で新たな組織「ムーンショットCVE(Moonshot Countering Violent Extremism)」を設立したという。

  グーグルの「ジグソウ」は、この「ムーンショットCVE」と提携し、極右勢力を撲滅すべく「軌道修正転送法(Redirect Method)」というテクノロジーを開発した。インターネットは世界各地の人々を気軽に繋ぐ道具であるが其の反面、大量殺戮を引き起こすテロリストにも利用されてしまう媒体だ。世界を股に掛ける巨大企業のグーグルにとって、インターネット上に蔓延るISの勧誘サイトや、特定民族に対するヘイトスピーチは、表現の自由や企業の発展にとって脅威となる。これを野放しすることはできない。ということで、グーグルは何らかの対策を練ることにした。

   そこで、グーグル傘下の「ジグソウ」は、「イスラム国(IS / ISIS)」を目指すテロ組織に標的を絞り、共鳴する人々を減らそうと考えた。この目的のために開発されたのが、「軌道修正転送法(Redirect Method)」というプログラムで、もし、ISに興味を覚える人が、ある特定の言葉やフレーズを検索すると、そのサイトや画面の横に警告用の広告が表示されるという。そして、この広告は検索者を別のリンクへと導く。こうした広告を目にした人々は、興味を掻き立てられるのか、アラビア語や英語で説明されるYouTubeチャンネルへと移ることもあり、クリックして飛んだ先には、「ジグソウ」が有効であると見なした動画が待ち構えている。つまり、脱洗脳動画という訳だ。具体的に言うと、ISの勧誘に引っかかった者は、警告先のリンクで元過激派の証言やイスラム教の指導者が述べるISへの非難、隠し撮りされた暴露映像を目にすることができる。映像には、機能不全に陥ったシリアやイラクの惨状が映し出されるから、どんなアホでも「どえらいこっちゃ !」と判る。こうなれば、テロ予備軍となりうる若者は、段々とISの新兵募集に疑問や不安を覚えるそうだ。

非西歐系の開発リーダー

Yasmin Green 3(左  / ヤスミン・グリーン )
  反テロリズムのプログラム開発には、もう一人重要な女性が存在する。「ジグソー」で研究・開発を監督するヤスミン・グリーン(Yasmin Green)という女性所長だ。彼女の旧姓は「ドラタバディイ(Dolatabadi)」といい、現在はイラン生まれのペルシア系ブリテン人となっている。1984年、ヤスミンは家族と共にロンドンへ逃れ、サウス・ヨークシャーのシェフィールド(Sheffield)で育った。彼女はロンドン大学のユニヴァーシティ・カレッジ(Unversity College London)に入学し、その後、ロンドン大学の政経スクール(London School of Economics and Political Science)も進んだという。大学を卒業すると、この才女は石油・ガス企業のコンサルティング会社に勤務した。

  テクノロジーの研究開発を指揮するヤスミンによれば、グーグル社は検索で現れる全てのISサイトをブロックすることはできないという。しかし、「軌道修正転送法」というプログラムを用いれば、ISの影響を受けやすい人々を見つけ出し、ISが如何に危険で間違っているかを教えることができるそうだ。さらに、拒絶するための情報を与えるというから念が入っている。ヤスミンが言うには、約32万人の検索者がその広告をクリックし、他の広告より70%も高い割合で「ジグソウ」の広告に惹かれるそうだ。(Jillian D'Onfro, "The subtle way Google plans to use its greatest skill to combat ISIS", Business Insider, September 11, 2016.)

Adam Green 3(左  /  アダム・グリーン)
   ちなみに、ジャズミンが結婚した相手は、反フォーク・バンドの「モルディー・ピーチズ(The Moldy Peaches)」でギターリスト兼ヴォーカリストを担当するアダム・グリーン(Adam Green)。彼は世俗ユダヤ人の家庭に生まれ、ニューヨークで育った。アダムの家系は元々信仰が篤く、彼の祖父母は息子に先祖代々の信仰を伝えたかったが、反撥の方が大きかったそうである。孫のアダムは両親の方針を受け継ぎ、ユダヤ教の誡律には程遠い生活を送っているそうだ。でも、彼は知的雰囲気の漂うユダヤ人のインテリ家庭で育った。彼の一族には科学者や医者が多いという。敬虔で知能の高い親は、下品な子供が集まる公立学校に否定的だから、よくホーム・スクーリングを選択する。名門家庭に生まれたフランクリン・デラノ・ローズヴェルトもそうだけど、アダム・グリーは12歳までホーム・スクールで教育されたらしい。しかし、相当淋しかったのか、両親に向かって、「本当の学校に通いたい」と懇願したそうだ。笑っちゃうけど、アダム少年はテレビでよく観るような子供に会いたかったという。(Sam Paerse, "Green and Moldy", Totally Jewish, 21 April 2006.)

Dusty Springfield 1(左  /  ダスティ・スプリングフィールド)
  ついでに言えば、11歳の時にギターの練習を始めたアダムは、ブリテン人ミュージシャンに多大な影響を受けたそうで、「ザ・ローリング・ストーンズ」や「ダスティ・スプリングフィールド(Dusty Springfield)」が大好きだという。筆者も中学生の頃、よくダイスティの歌を聴いていたから、とても懐かしい。今の中学生は知らないだろうけど、「You don't have to say you love me 」や 「Spooky」、「The Look of Love」は胸に染みわたる名曲である。ユダヤ人ミュージシャンもアダムにとっては憧れの存在で、アダムはボブ・ディラン(本名 / Robert Allen Zimmerman)やマルク・ボーラン(Marc Bolan / 本名Marc Feld)、ルー・リード(本名 / Lewis Allen Rabinowitz)、ニール・ダイヤモンド(Neil Diamond)、ポール・サイモン(Paul Simon)の名を挙げている。数年前、筆者は「えっ !」と驚いた事があるんだけと、知り合いの大学生や高校生と雑談した時、何かの切っ掛けでマルク・ボーランのことを話した。しかし、彼らは「誰なんですか?」と尋ねてきた。平成から令和の大学生は、ロック・バンドの「T.REX」も知らなければ、ヒット曲である「Get It On」も知らないようだ。これなら、ボブ・シーガー(Bob Seger)を知らなくても不思議じゃない。(年を取ると悲しいことも増えてくる。)

Marc Bolan 3Neil Diamond 3Lou Reed 5Bob Dylan 1








(左 : マルク・ボーラン / ニール・ダイヤモンド  / ルー・リード  / 右 : ボブ・ディラン )

  またもや脱線したので話を戻す。ヤスミンを「グーグル」に引き入れたのは、「ジグソウ」を運営する創業者のジャレッド・コーエン(Jared Cohen)というユダヤ人だ。凡人が彼の経歴を見ると、「やはり、ユダヤ人のエリートは違うなぁ」という印象を持つかも知れない。ジャレッドはコネティカット州に住むユダヤ人の家庭に生まれた。彼の父親はセラピストで、母親は不動産業者を営んでいたが、元々はアーティストで、子供用の本に使われるイラストを描いていたそうだ。ジャレッドの両親は美術品の蒐集家でもあり、自宅には政治的なものから民族的なものまで飾られていたという。

  ジャレットが知的好奇心旺盛な少年だったのは、家庭環境によるものらしい。父方の祖母はフィデル・カストロが台頭する前のキューバを知っており、ホメイニ革命前のイランも知っていたそうだ。いやはや、如何にもユダヤ人らしい。この寄生民族は常に各地を転々とするから、色々な場所に住んだことがあるし、遠い外国にも仲間を持っている。日本に住み着く「ヨーロッパ人」みたいな外国人には、ユダヤ人が多い。彼らは他民族の文化を毛嫌いせず、却って「何だろう?」と興味を抱く。戦時中、米国の対日作戦部には、後にコロンビア大教授となるバード・パッシン(Herbert Passin)がいたし、『源氏物語』の英訳を手掛けたアーサー・ウェイリー(Arthur David Waley)もユダヤ人だ。元「メガデス」のギターリストであるマーティン・フリードマン(Marty Friedman)もアシュケナージのユダヤ人で、日本語がとても上手い。たぶん、相川七瀬のライブに行ったことがある人なら、隣でギターを弾いていたマーティンを覚えているはずだ。また、日本で音楽活動をしているピーター・バラカン(Peter Barakan)もユダヤ人であるが、彼はポーランド系のユダヤ人とビルマ人の混血児。彼の素性を知らない日本人は、この流暢な日本語を話すビルマ系ユダヤ人を「イギリス人」と思っている。

  また話がずれたけど、ジャレットの両親は日本人の常識を越えた考えを持っていた。このインテリ両親は、息子にスワヒリ語を教えるべく、その個人教師を探すため、高校生のジャレッドをアフリカに連れて行ったそうだ。(Rick Scmitt, "Diplomacy 2.0", Stanford Magazine, May / June 2010.)  ホント、ユダヤ人の親には想像を超えた変わり者が多い。普通のアメリカ人はケニアやコンゴ、タンザニアと聞いても、何処にあるのか判らないものだ。日本人だって「ウガンダ」と聞けば、お笑い藝人の「ウガンダ・トラ」くらいしてか思い浮かばないだろう。(元渡辺プロ所属の故・佐藤信一郎のことだけと、今では忘れられているのかなぁ~。) 別の機会に紹介したいけど、一般のアメリカ人は驚くほど地理に弱い。世界地図をみせてもチンプンカンプン。質問すれば判るけど、大爆笑の珍回答が山ほどある。

Jared Cohen 4(左  / ジャレッド・コーエン )
  異文化に興味を持つジャレッド・コーエンは、スタンフォード大学に入ると、さっそく二人の友人を誘ってケニアへ赴いた。彼は現地人の小屋を訪問したり、マサイ族の民族衣装を着て喜んでいたそうだ。こうしたフィールド・ワークが終わると、ジャレッドはゴリラを求めてルワンダに行く。だが、彼は1994年に起きた民族間の大虐殺を目の当たりにして、大きな衝撃を受ける。彼はパナナの茂みに隠れてコンゴ方面の国境に向かったそうだ。ジャレッドは80万以上のアフリカ人が殺されたのに、合衆国が冷淡であったことに腹を立て、大学四年生の時、それを題材にして卒論を書いた。この論文は後に『One Hundred Days of Silence』という本に発展し、2007年に出版される。ルワンダに関する論文は彼の人生を変えたようで、22歳のジャレッドは「ハインズ賞(Hines Prize)」を獲得し、2003年には、ローズ奨学金をもらってオックスフォード大学に留学したそうだ。外国の政治に関心が高いジャレッドは、リサーチの一環として、イランやレバノン、イラク、シリアに渡航したそうだ。(Jana Juginovic, "Google oracle Jared Cohen on the future and the Internet", Maclean's, June 7, 2013.)

  このユダヤ人は24歳という若さで国務省に勤めるとができたが、これはローズ奨学生であったことや、スタンフォード大学の優等生という点が大きかった。というのも、当時の国務長官はコンドリーザ・ライスであったからだ。ライス長官はブッシュ政権に係わる前、スタンフォード大学の助教授をしていたから、母校出身のインターンであるジャレッドに注目したのだろう。ブッシュ政権の時に国務省勤務となったジャレッドだが、オバマ政権になっても国務省に残り、ヒラリー・クリントン長官のもとで引き続きテクノロジー関係の政策に携わっていた。ヒラリー・クリントンもインターネットの制御・管理に関心があったので、サイバースペースに詳しい人材を確保しようと思っていた。だから、シリコン・ヴァレーにパイプを持つコーエンは打って付けの人物。事実、クリントン長官はインターネットのテクノロジーを「21世紀の統治技術(21st Century Statecraft)」と位置づけ、戦略的な活用を優先事項にしていたそうだ。(確かに、彼女はインターネットを用いた裏金の隠匿に熱心だった。)

Eric Schmidt 4( 左 / エリック・シュミット )
  政府機関がハイテク分野の専門家や起業家を取り込むことは、世論操作や対外工作を謀る上で非常に望ましい。ジャレッド・コーエンはシリコン・ヴァレーとホワイトハウスを繋ぐ仲介役に適任で、その交際範囲は広くて深い。例えば、コーエンの友人には「ツイッター(Twitter)」の共同創設者であるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)がいるし、「eBay」の前社長であるジョン・ドナホー(John Donahoe)も友人だ。また、映像制作を教えるウェッブサイト、「ハウキャスト社(Howcast Inc.)」の創業者であるジェイソン・リープマン(Jason Liebman)とも知り合いである。さらに、国務省を去ったコーエンは、グーグルの会長であるエリック・シュミット(Eric Schmidt)の友人で、共著『新たなデジタル時代(The New Digital Age)』という本まで出している。こんな訳だから、彼が「グーグル・アイディアズ(Google Ideas)」の統括者になっても不思議じゃない。また、コーエンは有名なシンクタンクである「外交評議会(Council on Foreign Affairs)」に属し、過激派対策や技術革新、政治戦略といった分野にも取り組んでいるそうだ。

Jack Dorsey 2John Donahoe 1Jason Liebman 1







(左 ジャック・ドーシー / 中央ジョン・ドナホー  / 右ジェイソン・リープマン  )

グローバル・ネットワークが形成される

  「ジグソウ」は自由な社会にとって脅威となるサイトを排除するため、ロンドンを拠点とする「ムーンショットCVE」だけでなく、アメリカに拠点を持つ「Gen Next Foundation(次世代財団)」とも提携している。この「Gen Next」を創設したのはペルシア系アメリカ人のポール・マカレキアン(Pauk Makarechian)で、不動産開発業の「マカー・プロパティーズ(Makar Properties)」を経営するオーナー社長だ。彼は昔、投資銀行の「マクファーランド・デューイ社(McFarland Dewey & Co.)」で働いた経験があり、不動産業界だけでなく、政界にも関心が高い。カルフォルニア州のオレンジ郡で名士のポールは、ジョージ・W・ブッシュが大統領選に出馬したとき、一匹狼として選挙に協力したそうだ。

Hadi Makarechian 1Paul Makarechian 1








( 左 : ハディ・マカレキアン / 右 : ポール・マカレキアン )

   ポールが「Gen Next」を創ったのは、父親の影響もあったらしい。父親のハディ・マカレキアン(Hadi Makarechian)は、「Capital Pacific Homes」という不動産開発会社を興し、その最高経営者となった。彼は一応、「アメリカ人経営者」として会社を切り盛りしていたが、元々はイランからやって来たペルシア移民だ。ハディは裕福な家庭に生まれ、母親の実家は大土地所有者で、父親は建設業を営むビジネスマンだった。しかし、祖国イランには革命の嵐が巻き起こる。過激派のルーホッラー・ホメイニ師がイスラム革命を起こすと、国王(シャー)のモハメッド・レザー・パフラヴィ(一般的には「パーレビ国王」)は国外へ逃れ、イランは神権国家の如きシーア派共和国になった。王政のもとで豊かな生活を送っていたマカレキアン一家は身の危険を感じ、安全なアメリカへと移住する。実際、彼の従兄弟は革命政府により処刑されたそうだ。ちなみに、女房、つまりポールの母親となったバーバラ夫人は、ペルシア人ではなく西歐系のアメリカ人女性。

  ここでは直接関係ないけど、筆者みたいな昭和世代が「ホメイニ革命」と聞けば、「ブラック・フライデー」の虐殺事件を思い出す。これは革命の少し前、1978年9月8日に起こった銃撃戦で、多くの死傷者を出した惨劇だ。しかし、今では「ブラック・フライデー」と言えば、ほとんどの人が「大規模な特売日」と考えてしまうから、時代は随分と変わってしまった。

  またもや脱線したので話を戻す。グーグルの「ジグソウ」と「ムーンショットCVE」、「Gen Next財団」が本当に狙っていたのは、歐米で台頭する西歐人ナショナリストだった。「軌道修正転送法」の第1フェーズがテロリズムの防止なら、第2フェーズは暴力的で過激な白人至上主義者の撲滅というわけ。「イスラム国」や「ムスリム・テロリスト」に共鳴する人々を減らす、という目的なら、一般人からの賛同は確実で、政府機関からの支援も受けやすい。グローバル企業というのはリベラル思想を大義名分に掲げ、民族や国境を取り払った平坦な地球を描き、最終的には世界統一を目指す。アメリカやヨーロッパ、日本、オーストラリアにといえども、様々な人種・民族が混在し、国際企業が提供するシステムで人々が暮らすというのが、グローバリストの理想である。

  日本も巨大資本の餌食となっており、東北や四国、九州、中国に個別の伝統文化や慣習があっても、お構いなし。そんなのは邪魔なだけ。日本全国どこでも、東京と同じ基準、同じ制度で統一されているのが望ましい。地方の「しきたり」なんか古臭い因習で、構造改革で根こそぎにされてしまうのだ。地方都市の商店街にある個人商店なんか、市場主義と「ショッピングモール」というブルドーザーで撲滅するほうがいい。消費者は現金を使わず、キャッシュレス決済でクレジット会社に手数料を払うから、国際金融資本家の懐には、寝ていても莫大な利益が転がってくる。こういう訳で、各国にある固有の民族的文化や同質的社会を求めるナショナリストは悪。歐米の白人ナショナリストは、問答無用でネオナチかゴロツキの類いだ。

Jonathan Greenblatt 2(左  /ジョナサン・グリーンブラット  )
  悪い奴は同類と結びつく。グーグルとその仲間達が手を結んだのは、悪名高いユダヤ人組織、「反名誉毀損同盟(ADL)」である。このユダヤ人団体は2019年6月、「ムーンショットCVE」と「Gen Next財団」とパートナーシップを結んだと発表した。("ADL and Partners Counter White Supremacists Online Through Google Search", ADL, June 24, 2019.) 彼らが目指すのは、「聖戦(Jihad)」の活動家や札付きのテロリスト、そして拝外思想を持つ白人至上主義者だ。ADLの最高責任者であるジョナサン・グリーンブラット(Jonathan Greenblatt)によれば、「白人至上主義者は全地球的なテロの脅威で、インターネットを活用することで急速に広まっている。しかし、公的機関や民間部門で対抗するには不充分だ。・・・我々は新たなテクノロジーの活用も含め、持てる力の全てを動員し、過激派や白人至上主義者と対峙せねばならない」という。北米や西歐にタカるユダヤ人にとって、自己防衛本能に目覚めた白人は、民族全体の「脅威」となる。

Michael Davidson 1( 左 / マイケル・デイヴッドソン )
  ポール・マカレキアンから「Gen Next」の運営を引き継いだマイケル・デイヴッドソン(Michael Davidson)もグリーンブラットに共感し、インターネット空間に跋扈するジハード組織と白人至上主義者に対して、断固戦うと表明していた。このデイヴッドソンCEOに関しての情報は少なく、どんな素性で、どんな思想を持っているのか明らかではない。ただ、彼は「Gen Next」に来る前、ペンタゴンが運営する「Joint Civilian Orientation Conference」という組織で働いていたそうだ。また、彼はカルフォルニアに拠点を置くシンクタンク、「Performance Institute」の所長を務めていた。このシンクタンクは行政機関の運営を評価・支援する民間企業で、調査・分析、政策提言、アドヴァイス・サービス、人材育成を基本業務としているそうだ。デイヴッドソンは州知事や下院議員の選挙にも携わったことがあるし、様々な慈善団体に係わっているから、「クィリアム財団(Quilliam Foundation)」の理事にもなっている。ただ、彼がどういった経緯でADLと繋がったのかは不明だ。これは邪推となるが、「ユダヤ人繋がり」という可能性もある。

白人ナショナリストを撲滅せよ !

David Duke 1Kevin MacDonald 3Greg Johnson 1Colin Liddell 1







(左 : デイヴッド・デューク  /  ケヴィン・マクドナルド  / グレッグ・ジョンソン  /右 :  コリン・リデル  )

  インド系のヴィディア・ラマリンガムやペルシア系のヤスミン・グリーン、ユダヤ人のジャレッド・コーエンとジョナサン・グリーンブラット、YouTubeのスーザン・ウジェスキが密かに標的にしたのは、馬鹿丸出しのクズ白人じゃなく、知能が高くて紳士的な白人ナショナリストの方である。グリーンブラットについて説明すると長くなるから、ここでは省略するが、このADL運営者が目の敵にしたのは、反ユダヤ活動家のデイヴッド・デューク(David Duke)や「新右翼」(Alternative Right)」のリチャード・スペンサー(Richard Spencer)、アンディー・ノウィキ(Andy Nowicki)、コリン・リデル(Collin Liddell)だけじゃない。「Red Ice TV」を運営するラナ・ロクテフ(Lana Lokteff)とヘンリック・パムグレン(Henrik Palmgren)、浩瀚な学術書を発表するカトリック学者のマイケル・ジョーンズ(E. Michael Jones)博士、ユダヤ人に関する名著で知られるケヴィン・マクドナルド(Kevin MacDonald)教授、当ブログでも何度か紹介した「カウンター・カレンツ」を運営するグレッグ・ジョンソン (Greg Johnson)博士、ユダヤ人に関する批判書を出版した廉でアマゾンから閉め出されたマイケル・ホフマン(Michael Hoffman)、「アメリカン・ルネッサンス」を主宰するジャレッド・テイラー(Samuel Jared Taylor)、「V Dare」を運営する保守派のピーター・ブリメロー(Peter Brimelow)などである。

Lana Lokteff 1Jared Taylor 2Richard Spencer 9Peter Brimelow 1








(左 : ラナ・ロクテフ   /  ジャレッド・テイラー  / リチャード・スペンサー  / 右 : ピーター・ブリメロー )

Michael Jones 1( 左 / マイケル・ジョーンズ )
  上に述べた人々は一般の日本人に馴染みの薄い知識人だが、彼らの主張には“ちゃんとした”根拠があり、学術的な裏付けもある。ユダヤ人の歴史に詳しいマイケル・ジョーンズ博士は正しく碩学で、『The Jewish Revolutionary Spirit』は1200ページの大書だ。次に刊行した『Barren Metal』は、ユダヤ人の高利貸しについて述べた学術書で、何と1456ページもある。こんな分厚い本だが、古書市場では人気が高く、値段も高いから、一般の日本人だと中々入手できない。ADL会長を引退したエイブ・フォックスマン(Abe Foxman)やグリーンブラットのようなプロ活動家にとって、理知的な批判学者というのは非常に危険な存在である。なぜなら、これらの反ユダヤ主義者は、洗脳に疑問を感じ始めた白人に「啓蒙の光」を与えてしまうからだ。一般のアメリカ人やヨーロッパ人は、高校や大学で習ったことしか知らないから、それ以外の歴史や事件だと理解できない。

  予備知識が無いというのは恐ろしく、左傾化したマスコミが「ネオナチ供が述べていることなんか嘘っぱちだ。あいつらの言葉を信じる奴は、低学歴の馬鹿しかいないんだぞぉぉ~」と宣伝すれば、簡単に靡(なび)く。普通の白人は自分で調べようとしないから、ユダヤ人学者や左翼教授が“定番の説教”を垂れ流せば、「お説、ごもっとも !」とひれ伏す。ユダヤ人の言説に盲従するアメリカ人は、だいたい詐欺に嵌まったまま、真実を知らずに死んでしまうから、ある意味、幸せな人々である。日本人はMr.マリックの手品に驚き、「奇蹟だ !」と騒ぐアフリカ土人を見て笑ってしまうけど、ユダヤ人に洗脳された日本人だと、無知蒙昧な黒人を笑えないぞ。

  今年の6月頃から、YouTubeは動画の検閲と削除を徹底したけど、筆者が不満なのは修道士ナサニエル(Brother Nathanael Kapner)の動画サイトを閉鎖し、デニス・ワイズ(Dennis Wise)監督が2013年に制作したドキュメンタリー映画、『Adolf Hitler : The Greatest Story Never Told』を削除したことだ。ワイズ監督は貴重な映像や証言を基に、歴史教科書では触れない事実を伝えただけなのに、YouTubeはヒトラーやナチスの賛美に繋がると見なし、歴史修正主義者のプロパガンダ映画はNGと判断した。筆者は時たま観ていたんだが、6月になって突然閉鎖されたのでビックリした。他の歴史動画は堂々とアップロードされているのに、どうしてユダヤ人に不都合な映像は削除なのか? それなら、南京大虐殺の宣伝動画を許していたのは、どういう理屈なんだ? 左翼分子のヘイト動画はOKで、英米史観やユダヤ人プロパガンダに反対する動画はNGなんて、チャンチャラおかしく納得できない。

Nathanael 1(左  / 修道士ナサニエル )
  今年になってYouTubeの動画配信が禁止となったナサニエルとは、一体どんな人物なのか? 実は、この髭面の人物、ロシア正教のキリスト教徒に転向したアメリカのユダヤ人。彼が語る子供時代のエピソードは面白く、ユダヤ人社会の恥部がよく分かる。日本人にとっても、たいへん参考になる動画だ。やはり、「内部告発」というか、部外者には秘密となっている裏話は興味深い。彼はアメリカに蔓延るユダヤ人のビジネスマンや政治家、国際金融業者、ロビー団体、左翼組織、同性愛者の活動家を取り上げ、彼らの知られざる一面を斬りまくっていた。これは普通のアメリカ白人だと絶対口に出来ない批判だ。もし、白人の保守派やナショナリストが同じ事を発言すれば、即「ネオナチ」と糾弾され、社会的立場を失ってしまうだろう。だから、ユダヤ人を批判する大学教授の中には、ペンネームを使ってコラムやエッセイを書いたりするのだ。

Ann Coulter 345( 左 / アン・コールター )
  以前、保守派論客のアン・コールター(Ann Coulter)やジャレッド・テイラーが大学で講演会を行ったとき、左翼学生が雪崩れ込み、演説の妨害をするという事件があった。最初に妨害禁止の警告をしていたのに、左翼どもは警備員を無視して会場に潜り込み、鬼のような形相で登壇者を罵っていた。こうした暴挙を見れば、穏健な大学教授が黒人やユダヤ人の批判は止めておこう、と考えるのも無理はない。もし、疑う者がいれば、2010年にオタワ大学で起きた抗議デモを調べてみればいい。この大学で演説を行う予定だったアン・コールターは、左翼学生の猛烈な罵声を浴びてしまった。しかし、彼女はそれに怯まず続行しようと試みたが、「安全第一」を考えた主催者が騒動を厭がり、渋々ながらではあるが公演の中止を決断したそうだ。大手のマスコミは大々的に取り上げないが、保守派の学生は左翼の演説会に殴り込みをかけない。むしろ、正々堂々と公の場で討論しようじゃないか、と誘うくらいだ。でも、左翼の連中は言論で勝負できないから、主要メディアと連携して一方的な中傷番組を垂れ流す。YouTubeやグーグルも同類で、“不都合”な動画を削除し、「ネオナチ」の投稿者を出入り禁止にする。こうして一般人は、「安全」と認定された動画しか観ることはできない。

Ann Coulter at Ottawa 1Ann Coulter at St Ignatius







(左 : 講演会を妨害したオタワ大学の左翼学生  / 右 : コールターに抗議するセント・イグナチウス大学の学生 )

  インターネットはとても便利で、今や貴重なツールとなっているが、我々はその空間を誰が管理しているのか、また、どんな方針で制御されているのか、知ることはない。左翼学者や主要メディアは、規制する人物を詳しく紹介せず、単に出来上がった規則やシステムを一方的に告知するだけだ。日本人は禁止措置の経緯を知りたいし、誰がルールを決め、どんな裏事情があったのか知りたいと思っている。「ヘイトスピーチ」に対する規制は、「社会正義」とか「レイシズムの撲滅」という美名の下で作成されるが、その動機に関しては「やましさ」が漂っている。したがって、マスメディアの情報操作に気づいた保守派は、グーグルが「公平中立」を謳っていても、「その根底には何か秘められた目的があるんじゃないか?」と疑いたくなる。全国紙の新聞が凋落しているのは、人々が知りたいと思う事情を報道しないからだろう。左翼偏向の新聞には、下らない社説と提灯記事しかない。月刊誌『正論』も衰退の道を歩んでいるから、やがて産経新聞と一緒に沈む運命にあるんだろうなぁ~。




人気ブログランキング
記事検索
最新記事
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: