無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

マスコミ問題

裏の顔を隠すテレ朝 / 悪党は善人を装う

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黒木 頼景
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女衒と同じ報道機

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(左: 福田淳一    /    右: 麻生太郎)

  ここのところ、財務次官の福田淳一によるセクハラ発言で政界が騒がしい。こんな騒動は下らないので言及したくはないが、我々の税金が無駄に使われているので“どうにもこうにも”腹が立つ。もし、「セクハラ」発言が本当に「重大事件」なら、「被害者女性」は警察に相談し、裁判にでも訴えればいいじゃないか。ところが、この女性記者は怨念を晴らすために、朝日新聞じゃなく新潮社へとネタを持ち込んだ。そして、週刊文春をライバルとする週刊新潮は、売上げを増大させたいのか、たれ込み屋が持ってきた音声録音を「葵の御紋」にして、「どうだ、証拠はあがってるんだ !」と鼻息を荒くする。

  しかし、その重要な“ネタ”を持ち込んだのは、どんな女性なのか我々には判らない。確かに、テレビ朝日の篠塚浩・取締報道局長が被害者女性を「我が社の記者です」と発表したが、福田事務次官と如何なる関係であったのかは不明である。被害者女性の音声が消去され、福田氏の音声のみが公表されていたが、どのような状況で録音されたのかは説明されていないのだ。しかも、断片的な会話の編集音声である。これじゃあ、都合のいい部分を貼り合わせた「合成証拠」じゃないか。編集や修正を加えず最初から最後まで、一貫した会話の流れを公表すべきだ。

  それでも、この音声録音は決定的な証拠にならない。なぜなら、相手の女性記者が誘導質問とか意図的な会話をしている疑念があるからだ。なるほど、何も知らない福田氏は、“いつも通り”の卑猥な言葉を述べたのだろう。だが、録音機を隠し持った記者は、福田氏が下劣な会話をするように仕向けたはずだ。もし、真面目な顔で政治や財政に関する質問だけしたら、いつものスケベな言葉を吐かないことだって有り得る。それでは彼女も困るだろう。これは筆者の勝手な憶測だが、もしかすると、その女性記者は録音を始める前に、気さくな態度を示し、彼がリラックスするような雰囲気を作ったとも考えられるのだ。例えば、彼女自身から福田氏に近寄り、わざと好意があるようなフリをし、甘い言葉と適当な下ネタを混ぜた会話を交わして、ウォーミングアップすることだってあるんじゃないか。こうした前戯を目にすれば、福田氏だって「あっ、オレに惚れてんじゃないか」と思うだろう。高級官僚には自惚れ屋が多いから、自分に「男」としての魅力がある、と勘違いする。しかし、女性記者がタカってくるのは、彼が主計局を歩むエリート官僚だからで、仕事じゃなければ絶対に近づくことはない。

  今回の騒動で注目すべきは、財務省事務次官のセクハラではない。「被害者」と称される女性記者を傭っているテレ朝の体質である。彼女の話を信用するなら、本当に福田氏の態度は酷く、我慢の限界を超えた屈辱であったろう。それに、ジャーナリストを目指して猛勉強をしてきた女性なら、あのような侮辱を受けて憤慨したはずだ。念願のテレ朝に入社して、財務省を取材する任務を与えられたのに、取材対象はとんでもないスケベ野郎ときている。これじゃあ、世間知らずの小娘や真面目一辺倒の強気女子が、生理的な拒絶反応を起こしても無理はない。だが、ここで肝心なのは、彼女がどのように自身の「苦悩」を上司に打ち明けたかである。「特ダネを摑めない」という失態なら、彼女の実力不足で、単なる「言い訳」とか「愚痴」になってしまうが、「卑猥な言葉で侮辱された」となれば、上司は真剣に耳を貸すだろう。

  ところが、テレ朝の上司は、「それくらい我慢しろ !」という態度だった。つまり、「お役人様の下品な話ぐらいでガタガタ言うんじゃない。そのくらい何だ ! もっと親密になって、スクープを持って来い ! そんな泣き言を吐いてグズグスしていると、他の奴に先を越されるじゃないか。アホかお前は !」ってな具合じゃないのか? そもそも、女性社員を財務官僚に差し向けたのは、「女」という「武器」を以て特ダネを摑むたろだろう。男の記者では聞き出せない内部情報を引き出すには、ゴツい顔をしたオっさん記者じゃなく、可愛い顔をした若い娘の方がいい。もし、彼女が美脚をもっていれば、ミニスカートを穿いて役人を訪れ、側に坐ったとき、わざと脚を組んでチラっと太腿を見せれば、相手が持つ印象は良くなる。学生時代に女性から言い寄られたことのない秀才が、霞ヶ関官僚になったとたん、急に若い娘からチヤホヤされれば、その堅い口もちょっとは緩くなるだろう。

  各テレビ局や新聞社の報道局長は、偽善者としか思えない。彼らは明らかにこうした遣り口を「有効」と分かっているいるはずだ。マスコミ各社の幹部連中は、最初から承知で若い女性記者を利用しているのに、記者会見になると、妙に畏まった表情で「セクハラなど“あってはならない”ことです。我々はこれからも被害者女性を守って行きます」と口にする。実に白々しい。若い女を派遣して利益を得る女衒(ぜげん)とちっとも変わりないのにねぇ。事務次官様の御機嫌を取るためなら、「パンティーを脱いで股を広げてこい !」とでも言いそうな連中なのに、世間の前では“か弱い”女性を庇う紳士ヅラだ。彼らは役人や議員を槍玉に上げるが、筆者は「それなら、お前らは本当に女性蔑視をしたことがないのか?」、「女子社員の容姿を利用した事がないのか?」と尋ねたくなる。

  あるスポーツ番組のレポーターを務める女子アナが語っていた裏話を覚えている。彼女が選手を取材するため野球場に赴き、人気選手をインタビューしようとしたが、忙しそうなので無理かと思ったら、意外にも好意的に答えてくれたという。それもそのはず。取材をしたレポーターが可愛い女性であったからだ。これがもし、冴えない中年男性だったら、練習で忙しい選手たちは笑顔で応じてくれるのか? 多分「お断り」となるだろう。だから、スポーツ番組のプロデューサーは、意図的に若い女性を選んで派遣しているのだろう。こんなのはテレビ界の常識だ。政治家や企業家を呼んで話を聞く情報番組だって、司会者の男性一人でなく、隣に可憐な女性アシスタントを置いて対談を明るくしているじゃないか。

  昔、竹村健一がフジテレビの『世相を斬る』でホストをしていたが、彼の隣に女子アナは居なかったし、そもそも必要じゃなかった。馴染みの小池百合子でも無用である。今では懐かしいが、滝沢クリステルを深夜のニュース番組に登用したのも、彼女の取材能力を評価した訳じゃなく、その美しい容姿を前面に出して視聴率を上げるためだった。また、『ユア・タイム』でファッション・モデルの市川紗椰をキャスターにしたのは、鉄道や相撲、アニメを解説するためだったのか? そうじゃないだろう。小じわが目立つ安藤優子よりも若くて綺麗。おまけに、ギャラが安くて、英語が達者ときている。加藤綾子だって、ピアニストの経歴じゃなく、その「顔立ち」で採用したはずだ。「そうかなぁ ?」と疑う者は、辞任した亀山社長に訊いてみろ。同局の高橋真麻とか軽部真一だって、「カトパンは顔で選ばれたんだよ」と答えるはずだ。とにかく、もし「原稿読み」という能力でキャスターを採用するなら、声優界の大御所、野沢雅子を登用しろよ !そうすれは毎晩、孫悟空の声を耳にできるから、テレビ嫌いの筆者も観るぞ。相方に声優の内海賢二さんがいれば最高だなぁ。(皆様ご存じ、内海氏は『北斗の拳』ではラオウを、『Dr.スランプ』では則巻千兵衛の声を担当していた。)

匿名情報の危険性

  今回の騒動に限らず、筆者は前々から匿名告発に違和感を持っていた。大手企業や官庁、政治家を取材するジャーナリストが具体的な証拠を摑むため、内部事情に詳しい人からネタを貰うことはよくある。その際、記者は情報提供者が危険に晒されぬよう、その名前や顔を隠し、身の安全を担保せねばない。だが、ここに危険な落とし穴がある。もし、この証人が嘘をついたり、歪んだ情報、あるいは都合良く編集された資料を渡した場合、記事を書いたジャーナリストは責任を取れるのか? 確かに、取材を行った記者が意図的に嘘をついたり、勝手に捏造した資料を公表した訳じゃない。しかし、こうした告発によって不利益を蒙った人への謝罪や賠償はどうなるのか? 匿名性を保証された密告者は何でも言えるのだ。ジャーナリストは警官でも判事でないから、どんなヨタ話をしても、秘密厳守の記者は偽証罪に問われない。たとえ、取材記者がたれ込み屋に反対尋問を行っても、この提供者が素直に話すとは限らないし、適当に誤魔化して自己弁護を図った「台本」を語っても良いのだ。

  一方、匿名の情報提供者によるネタで窮地に立たされた「被告」は大変だ。反論しようにも相手が誰なのか判らないし、話題になっている事件の記憶が曖昧だと迂闊な弁解は致命傷となる。また、事件の推移を見守っている一般人も困ってしまう。たぶん、ネタ元が明かす資料や証拠は“本物”なんだろうけど、正体不明の提供者だから、検証しようにも手掛かりが摑めない。つまり、表に出て喋る取材記者を信用するしかないのだ。しかし、この記者が提示した証拠物件だけが全部なのか? 他に隠された資料は無いのか? 福田氏の録音データはたぶん本物だろう。でも、彼と女性記者の接触期間にどのような遣り取りがあったのか、一月前、半年前、一年前の交際はどのようなものであったのか定かではない。まさか 最初から、「胸を触らせて !」とか「手を縛ってもいい?」と言える間柄じゃないだろう。取材を重ねて行く内に段々と懇ろになって、福田氏は下ネタを喋るようになったとも考えられるのだ。

  暴露記事を書いた取材記者は人気者になるが、必ずしも結果責任を取る人とは限らない。もし、匿名提供者の情報で渦中の人物が自殺したり、他殺されたりしたらどうするのか? 例えば、ある会計事務所の職員A氏が顧客の資産を横領し、匿名の内部告発者により犯罪が明らかとなったとする。多くの被害者はA氏を糾弾するが、もしA氏がその容疑を否定し、事実無根だと訴え出れば、事件はもっと混乱するだろう。もし、運悪く被害者の中にマフィア関係者がいたら厄介だ。激怒の末にA氏を殺すかもしれないのだ。もし、後になって内部文書に改竄の跡が判明し、A氏の無罪が証明されたとしたら、取材した記者や記事を発表した会社はどうするのか? また、匿名提供者の資料を信じ、A氏を叩いた記者にはどのような罪があるのか? 容疑者が殺された後では責任の取りようがない。

  歐米でも匿名情報の危険性は警告されている。例えば、2003年11月、「オタワ・シチズン」紙のジュリエット・オニール(Juliet O'Neill)というジャーナリストが、匿名情報を入手して記事を書き、カナダ国籍を持つマハー・アラー(Maher Arar)というシリア人をテロリストであると告発した。すると、アラー氏はニューヨークで逮捕され、出身国のシリアに強制送還となったそうだ。ところが、帰国した彼はシリア政府に拘束され、酷い拷問にかけられてしまった。後に、カナダ調査委員会が調べたところ、アラー氏は無実であると判ったそうだ。(Blake Sifton, "A Right to Protect? The Confidential Source Controversy in Journalism", Center forJournalism Ethics, June 9, 2008) 不確かな証拠を以て国外追放にしたカナダ政府はアラー氏に謝罪したそうだが、件(くだん)のオニール記者はお咎め無し。確かに、オニール記者が強制退去処分を下したわけじゃないから、彼女に法的な罪は無いだろうが、甘い調査でアラー氏を「テロリスト」にした倫理上の罪はあるんじゃないか。もし、アラー氏が拷問を受けて死亡したら、オニール氏はどうするつもりなのか? まさか、酷い拷問を行ったシリア政府を非難して、自分の落ち度を隠すことはないよねぇ。

  興味深いことに、テレビ朝日の篠塚局長は福田氏のセクハラを非難しているが、なぜか身内の「苦情潰し」には触れたがらない。視聴者からのテレ朝批判を恐れたのか、問題の焦点をなるべく福田・前事務次官に向けようとしている。たぶん、テレ朝が財務省攻撃の急先鋒になるだろう。本来なら、同社の女性記者を斬り捨て、「セクハラ発言くらい我慢しろ」と握りつぶしたテレ朝が非難されるべきで、問題なのは上層部の体質だろう。また、屈辱に耐えきれなかった女性記者が週刊新潮に録音データを持っていったこともおかしい。どうして同じ系列の朝日新聞にもっていかなかったのか? たぶん、朝日新聞も同類だと判っていたからだろう。ただでさえ失態続きの朝日新聞が、危なっかしい会話記録をネタにして紙面を飾るわけがない。おそらく、朝日だけではく毎日、東京、読売、日経に駆け込んでも、財務省のお偉方を敵に回すようなマネはしないだろう。ベテランの新聞記者にとって役所は大切な「情報源」で、財務省に楯突いて睨まれたら、楽して記事を書けなくなる。それに、国税庁を引き連れる財務官僚は敵にしたくない。むしろ、“友好的”な関係を保ちたいと考えている。「官僚の悪事を暴く社会の木鐸」なんて表の看板に過ぎない。本音は、何時までもお役人様と「持ちつ持たれつ」の関係がベスト。議員はいつ選挙で消えて行くか分からないが、エリート官僚は失脚せずに10年20年30年と経歴を積んで行く。どちらを選ぶかは一目瞭然だ。

  日本人には奇妙な固定観念がある。難しい試験に合格した人は倫理的に立派である、と端っから信じているのだ。例えば、東大生が泥酔強姦を犯すと、週刊誌は「有名大学生、酔った女性をレイプ」と騒ぐし、名門校の教師が電車内で痴漢をはたらけば同じように騒ぐ。しかし、いくら頭に知識を詰め込んだからといって、下半身が立派になる訳じゃない。六法全書を暗記したって、善悪の区別が付かない奴は存在する。もう一つ納得できないのは、犯罪者が三流大学の学生である場合だ。何か特別な事情が無い限り、週刊誌やテレビが取り上げることはない。大学のランキングが低ければ、倫理観も低くなると思うのは間違いだ。福田氏はエリート官僚だが、倫理道徳的に優れているから事務次官になれたわけじゃない。それに、表には出ないが、福田氏が失脚したことでほくそ笑んでいる財務官僚がいるはずだ。財務省や他の省庁では、“下界”に住む国民の生活より、同期が鎬を削る人事の方が大切である。

  テレ朝の女性記者は一方的な「被害者」を装っているが、その可哀想な女性社員だって、官僚との接触による“利益”を求めていたじゃないか。女の体を武器にして福田氏に近づき、特ダネを手にすれば出世も夢ではない。他のテレビ局記者も同類だろう。だいたい、民間企業では助平親爺の接待なんて珍しくもない。宴会の席で中年ジジィが接待係の女性社員に近づき、太腿や尻を触ってくるなんて普通だ。それを一々「この、スケベケ野郎、何すんのよぉ ! 舐めたらアカンぜよ !」と叱りつけ、スリッパで思いっきりジジィの頭を引っぱたいたら大事だ。上司どころか専務や社長までもが土下座して謝ることになる。漫画雑誌を刊行している出版社だって、大物漫画家の先生宅には、若くて美しい社員を派遣し、「せんせ~い、締め切りまでには描いてくださいねぇ~」と頼み込むじゃないか。人気作家の大先生なんか、御機嫌取りで肩を揉む女性社員の手を握りしめて、「今夜、泊まってゆきなさい」と囁いたりする。もし、その女性社員が「何すんのよ、この変態 !」と罵って、そのスケベ作家にチョーク・スリーパーを仕掛けたり、三角締めで失神させたら、彼女の方がクビになるだろう。テレ朝の女性記者だって何回も会っている福田氏に対し、「テメェ~、毎回毎回キモいんだよ !」と怒鳴りつけ、ヴァンダレイ・シウバと同じく、アゴに膝蹴りを喰らわせたら、即テレ朝を解雇だ。たとえ、「あの人の担当は嫌です」と上司に泣きついただけでも、弱音を吐いたと判断され、何処かの支局へ左遷されてしまうだろう。彼女もこうした仕置きを承知しているから、厭々ながらでも福田氏に会いに行ったんじゃないか。

  もう、考えるのも憂鬱になる。衆参の国会議員は麻生財務大臣がG20に出席することすら諒承せず、あろうことか「行っては駄目」とゴネたそうだ。我々一般国民は、役人の個人的なセクハラを議論させるために、多額の税金を払っているのか? あと半年も経てば、大半の国民が今回の事件を忘れてしまい、年末の重大ニュースを聞いて、「福田淳一って誰だ?」と首を傾げるだろう。これほど下らない事件が国会の議題になっているんだから、日本のマスコミは本当に脳天気だ。もし、地上波テレビが全部有料放送になったら、一体どれだけの国民が観るのか? 案外、こちらの方が気になる。
  


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テレビに操られる一般人 / 情報貧困者の悲劇

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学校で教えないテレビ局の実情

  最近はテレビをつけるのが嫌になるくらい連日連夜、例の森友問題や改竄事件で持ちきりである。馬鹿の一つ覚えみたいに、野党議員が財務官僚と安倍総理を追求し、新聞とタッグを組んだテレビ局が更に追い打ちをかけているんだから、見苦しいというか、アホらしくて情けない。こんな下らない土地取引を国会で連日取り上げ、何億円もの税金を無駄にしているんだから、大切なお金を泣く泣く“献上”した庶民には、まさしく泣きっ面に蜂である。でも、辞任した佐川宣寿や公務員でない安倍昭恵夫人を国会に呼んでこい、と要求する議員がどんなに愚劣でも、いくら国税を浪費しようが、選挙の時期になれば大衆は彼らの「罪」を忘れてしまい、またもや「清き一票」を投じてしまうんだから何とも腹立たしい。まともな日本国民なら、こんな詐欺師がいくら謙虚になって「皆様のために頑張ります !!」と連呼しても信じないだろう。しかし、全国紙と地上波しか情報源の無い中高年庶民は、判断材料に乏しく、御用学者の意見を鵜呑みにする。悲しいけど、自分で自分の首を絞めていることに気付かない。譬えは良くないが、テレビ画面をボけ~と観ているオッちゃんオバちゃんは、サーカスのピエロに従って、首を左右に振るアシカやアザラシと一緒だ。

  露骨ついでに言えば、テレビ局員は結婚詐欺師と同じ臭いがする。騙した男が悪いのか、騙された女が馬鹿なのか、判定は難しく、まぁ、どっちもどっちだろう。世の中には悪い奴が横行しているから、テレビ局だけは“例外”と考える人の方が間違っている。それでも、テレビと新聞だけが「政治への窓」となっている中高年は憐れだ。若者はインターネットを駆使して話題となってる社会問題を理解しようとするが、パソコンに不慣れな昭和世代はどうしていいのか判らない。たとえ、孫に操作を習っても、どんな動画や番組を観たら良いのか途方に暮れてしまうので、結局は簡単で馴染みのあるテレビに戻ってしまう。だって、スイッチをつければ、日テレやフジテレビが有名人を揃えて楽しいワイドショーを放送しているし、基礎知識の無い人にも親切で、子供並に扱ってくれるから解りやすい。番組制作者は「どうせ一般視聴者なんて中1程度の頭なんだから、絵本でも使ってニュースを解説してやれば充分さ!」と最初(はな)から舐めている。

  インターネット放送に慣れている若者は、「政治問題の裏事情を詳しく知りたければ、虎ノ門ニュースとかチャンネル桜を観ればいいじゃん」と気軽に言うが、尻軽娘や馬鹿息子しかいない家庭の親とか、知識人との接触が無い老夫婦、パチンコ・カラオケ・麻雀・ゴルフしか知らない労働者だと、非地上波で流される報道番組の存在自体を知らないのだ。常識的な論評で人気の高い「KAZUYAチャンネル」を知れば、少しは目が覚めるのに、中高年は朝日や毎日新聞に載っている論説の方が“高級”と思っているんだから救いようがない。まぁ、筆者も世間の流行に疎いから他人のことを“どうこう”言えないことくらい分かっている。例えば、先月、「KAZUYAチャンネル」を観ていたら、「乃木坂46」とかいうグループに属する女の子をKAZUYA君が紹介していたが、最初聞いたとき「乃木坂にそんな番地があったのかなぁ」と不思議だった。が、あとで調べたところ、今人気のアイドル・グループであることが分かった。(それにしても、構成員が46名というのは多すぎると思うけど、ファンは全員の名前を覚えているのか? たぶん、路線の停車駅を暗記する要領なんだろうけど。)

米国マスメディアの政治的配置図

  学校は人生において大切な恋愛とお金儲けについては教えてくれない、というけど、我々が毎日観るテレビや朝起きて読む新聞について教えてくれることもない。日本人の生活は性善説に基づいてるから、他人のしていることを詳しく検証しないという性質がある。でも、人生にはそれが必要な時もあるだろう。例えば、自分が口にする料理の実態なら知りたくなるじゃないか。普通は無理だけど、たまに通うレストランや安さを売り物にする居酒屋の厨房がどうなっているのか、ちょっと覗いてみたくなるだろう。ファスト・フード店の厨房なら、ゴキブリの五、六匹は珍しくないが、中華料理店だと謎だらけである。汚染された海でとれた上海蟹とか、黒ずんだ豚肉、排水溝から掬ってきた揚げ油、正体不明の怪しい干物、ヘビやトカゲの粉末状スパイスとか、手品師もビックリするほどの食材で溢れていたりしてね。また、調理人の衛生観念も信用できない。麵を捏ねる職人の爪が真っ黒だったり、鼻水や唾が混じっても「オレが食べるんじゃないから」と気にせず、一心不乱に捏ねている。また、手で捏ねるのが大変になると、足で踏みつけたりするから、水虫だらけの足で伸ばされると、麵に“奇妙”な味が附きそうで怖い。外食が好きな人は、毒饅頭でも食する覚悟で通うべきだ。

  料理はともかく、ニュース番組は誰がどんな目的で作るのか? 制作スタッフが一番気にする存在は、お金をくれるスポンサー企業で、無料で観ているくせに文句を垂れる視聴者ではない。彼らにとったら、一般視聴者なんてゴミ・カスの扱いだ。しかし、大切なお得意様である企業の担当者は内容にまで介入しないから、どのニュースを取り上げ、どれを却下するかはプロデューサーとかチーフ・ディレクターのさじ加減にかかっている。したがって、制作陣はやりたい放題。スポンサーに不利な報道をしなければ、あとは何をやってもOKだ。NHKはもっと酷く、お金を払っている国民を蔑ろにして、北京政府の意向に沿った反日プロパガンダを流し、自主的に朝鮮人を持て囃す。こんな調子だから、ちょっと賢いネット世代の若者はテレビを信用しないのである。たとえ、観ても素直に従わないから、左翼制作者は忿懣やるかたない。昭和の頃なら、大新聞が扇動すれば世間の一般人はみんな靡いたのに、今じゃ退職間近のシルバー世帯が主な信者となっているだけだ。

  日本の地上波テレビ局と衛星放送局は、どれもこれも左翼媒体で、保守派国民が興味をそそられる番組は皆無。建前上は公正中立なんだけど、NHKからテレビ東京まで真っ赤に染まっていて、表面的には立憲民主党に傾いているが、本籍は共産党か社民党なので、基本的に革命政権準備委員会となっている。ところが、米国だと、各放送局はどの政党を支持しているのか、旗幟を鮮明にしているので分かりやすい。その点、日本のマスメディアは欺瞞的である。朝日新聞は共産党の応援団なのに「大衆版赤旗」と称さないし、毎日新聞はこっそりと創価学会に寄り添い、フジテレビは産経新聞を看板にして朝鮮人の御用放送局となっている。一方、アメリカのマスメディアは政治色を隠さない。「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ワシントン・ポスト」紙、「ハッフィントン・ポスト」紙などはリベラル派を誇りにしており、公然と民衆党を支持している。

  ただし、『ハッフィントン・ポスト』の創業者アリアナ・ハッフィントン(Arianna Huffington / 旧姓Stasinopoùlou)は、相当な“くせ者”で、「たぬき親爺」ならぬ「女狐(めぎつね)」だ。アテネ生まれのアリアナは1986年に連邦下院議員であったマイケル・ハッフィントン(Michael Huffington)と結婚し、1990年に帰化したから夫の氏族名に改めている。当時の流行だったのか、あるいは亭主が共和党員だったからか、1990年代半ばまで彼女は「保守派」コメンターとして活動していた。しかし、1997年に離婚すると、“クルッ”と民衆党支持のリベラル派に豹変したのだ。おそらく、アリアナは元々リベラル派だったに違いない。ただ、のし上がるために「保守派」を装っただけだ。ところが、この風見鶏は政治信条は変えても、亭主の名前だけは脱ぎ捨てなかった。きっと、ギリシア移民という素性を隠すため、英国風の氏族名を保持したかったのだろう。ちなみに、亭主のマイケルは所属教会をプレスビテリアンからエピスコパリアン、そしてギリシア正教に替えていたが、性癖も変えていた。 彼は男ともベッドを共にできるんだって。(もしかしたら、最初から男女を愛する事が出来たのかも知れない。) 元女房と同じく、マイケルもLGBTの支持者であるそうだ。

Arianna Huffington 12Michael Huffington 3Michael Huffington 2








(左: アリアナ・ハッフィントン  / 中央: マイケル・ハッフィントン /  右: アリアナとマイケル・ハッフィントン)

  上流階級を気取った左翼分子は、自分の都合に合わせて「保守派」とか「慈善家」になる「偽善者」だから、平気で保守的なアメリカ国民を騙すことができる。例えば、「ハノイ・ジェーン」と揶揄されたジェーン・フォンダ(Jane S. Fonda)も、左翼かぶれの女優であったのに結婚相手に合わせて思想を替えていたのだ。親爺の七光りで女優になったジェーンは、1973にハンセンを叫ぶ極左活動家のトム・ヘイデン(Tom Hayden)と結婚するが、1990年に別れた。すると、1991年にはCNNの創業者であるテッド・ターナー(Robert Edward Turner III)をまんまと引っ掛けて再婚。当時の時流に乗って保守派を演じるが、大金持ちの亭主ともうまく行かず、2001年にこれまた離婚となる。厭々ながらの仮面を脱ぐと、ジェーンはリベラル左派に返り咲き、善人ぶって黒人やマイノリティーに愛想を振りまいた。エアロビックスのビテオと亭主からの慰謝料で悠々自適の女優だから、映画のオファーが無くても左団扇だ。

Tom Hayden & Jane FondaTed Turner & Jane Fonda 2









(左: トム・ヘイデンとジェーン・フォンダ  / 右: テッド・ターナーとジェーン・フォンダ )

  話が脱線したので、再び元に戻す。日本のテレビ局が左翼街道一直線なら、米国のテレビ業界も同じで、MSNBCやCNN、NBC、CBS、ABC、PBSといった主要メディアはこぞって左翼だ。FOXテレビだけが全米ネットワークの中で保守派向けの番組を流している。アメリカには様々なメディアがあるというが、保守派メディアは片隅に追いやられていて、遠慮無くリベラル派を叩いているのは、ラジオ放送の「ラッシュ・リンボー・ショー(Rush Limbaugh Show)」や、「ブレイズ(The Blaze / 米国のネットワーク)」が提供するグレン・ベック(Glenn Beck)の番組、スティーヴ・バノンで有名になったニューズ・サイトの「ブレイトバート(Breitbart)」くらいである。

Rush Limbaugh 3Glenn Beck 2Steve Bannon 2








(左: ラッシュ・リンボー  / 中央: グレン・ベック  / 右: スティーヴ・バノン )

  日本での調査報告書は知らないが、米国だとピュー・リサーチ・センターが一般国民のメディア活用を調べていた。例えば、どのような人々が如何なる放送局を主な情報源にしているのかが記されている。「常に保守派である人」と「ほぼ保守派である人」は、FOXニューズから情報を得ており、前者が47%、後者が31%となっているのに対し、「常にリベラル派の人」と「ほぼリベラル派の人」だと、CNNを主な情報源とし、前者が15%で後者が20%となっていた。("Poitical Polarization & Media Habits", Pew Research Center, October 21, 2014, p.12)

  報道番組が流すニューズをどれくらい信用しているのか、という調査も行われており、比較的リベラル派がメディアを信用しており、保守派になると不信感の方が強くなっている。リベラル派を自認するする人の10.5%がメディアを信頼し、どちらでもない人は10.9%で、不信に思っている人は全体の4.8%であるという。一方、保守派でメディアを信頼する人は全体の5.6%で、信用しないという人は8.5%であった。では、こうした中で、リベラル派が信用するメディアといったら何なのか? 最も信頼度が高かったのは、NPR(全米公共ラジオ / National Public Radio)で72%、次が公共放送局のPBSで71%、三番目は英国の代表的放送局であるBBCで69%、これにニューヨーク・タイムズ紙の62%が続いている。以下は、NBCが56%、CNNは56%、ABCだと52%で、MSNBCも52%となっていた。保守派国民の方は、FOXニューズが圧倒的で88%、同局で看板番組を持っているショーン・ハニティー(Sean Hanity)は62%の支持を得ている。

  日本のNHKと同じく、米国でも「公共」という名前が附いていても、中身はピンクか赤という場合が多い。NPRとかPBSと言っても、CNNやABCと変わらぬほど左翼に傾いており、黒人問題を取り上げれば白人を憎む内容になっているし、ヒスパニックの不法移民を取材すれば、密入国者に同情し、無法者でも温かい家族を持っている姿を映す。NPRでコメンテイターを務めているユダヤ人のデイヴィッド・ブルックス(David Brooks)や、PBSにも顔を出すリベラル派のタマラ・キース(Tamara Keith)を見れば、この放送局がどんな人材を採用しているのかがよく分かる。同じ穴の狢たるPBSはCNNの角(かど)を取ったリベラル偏向局で、将棋の角と違い、左斜めにしか進めない。PBSは成り上がっても「馬」には成れず、後ろに「鹿」が附くだけだ。日本でもお馴染みのジュディー・ウッドラフ(Judy Woodruff)は左翼業界の渡り鳥である。最初にABCに傭われ、NBCへ移籍し、PBSに鞍替えするが、CNNに引き抜かれキャスターとなる。しかし、出戻り娘のようにPBSに舞い戻り、「お局様」のような看板アンカーとなった。この心優しい左翼白人は、ローレンという朝鮮人の少女を養子に迎えるほどの平等主義者である。

David Brooks 2Tamara Keith 1Judy Woodruff 1








(左: デイヴィッド・ブルックス  / 中央: タマラ・キース  /  右: ジュディー・ウッドラフ)

  アメリカのメディアは頭が腐っているか、常識知らずの輩(やから)がとにかく多い。筆者はとんでもない報道番組を覚えている。幼い時に親に連れられて、違法状態のまま公立学校の教育を受けたメキシコ人の娘が、左翼ジャーナリストの取材を受け、「将来、FBIの捜査官になりたいの」と語っていたのだ。インタビューを行っていた記者は、真面目に勉強する若い高校生を紹介していたつもりなんだろうが、常識的に考えれば唖然とする希望である。何年間も警官を避けきたような子供が、法秩序を維持する公務員になりたいなんて、漫画のシナリオでも想像できない。彼女のような外人は逮捕拘束され、国外追放になるのが普通じゃないか。しかし、こんな馬鹿げた夢でも実現されてしまうのが現在のアメリカだ。永眠しているはずの建国の父祖は、この現状を聞きつけ墓の中で痙攣を起こしてしまうだろう。

ネット放送だから実現できる番組

  今回の調査で興味深いのは、リベラル派と保守派は共に大手メディアを懐疑的に見ているということだ。政治ニューズを得る手段として彼らが頼りとするのは、地方テレビを除けば、フェイス・ブックであるらしい。ウエッブ・ユーザーの48%がフェイス・ブックを通して政治問題に接するそうだ。後はヤフー・ニューズ(24%)かグーグル・ニューズ(22%)であるらしい。こうしたネット世代の人々で特徴的なのは、同じ波長の人々が書いた記事をよく見るということだ。つまり、自分と似たような政治的意見、あるいは同じ思想で語る人の文章を読むらしい。常に保守派の人だと47%、ほぼ保守派は28%、常にリベラル派なら32%、ほぼリベラル派は13%となっていた。

  ピュー・リサーチ・センターの調査では、リベラル派と保守派の性格も分析されていて、とても面白い。例えば、フェイス・ブックを利用する人々が、政治的な意見を異にする人と接した場合、どれくらいの人が通信をブロックしたり、縁を切ったり、フォロワーを辞めたりするのか、という質問である。常に保守派という人の31%が接触を断ち切るそうで、ほぼ保守派の人だと24%であるらしい。常にリベラル派と自称する人だと、44%が絶縁するそうで、ほぼリベラル派の人だと25%であるそうだ。意外にもリベラル派の人々は、異なった意見を持つ人に対して冷たいそうで、寛容な精神が足りない結果になっていた。保守派とリベラル派を自認する人々は、友人に対しても同じ思想を求めるらしく、政治の話もよくするが、同じ見解の人々と親しくなるらしい。保守派の回答者の中で、ほとんどの親友が同じ政治思想を共有していると述べたのは全体の66%で、何人かの友人と共有していると答えたのは41%である。一方、リベラル派だと、親友が同じ思想を持っていると答えたのは52%で、何人かの親友が、と答えたのは36%であった。

Ann Coulter 9Rachel Maddow 22Jon Stewart 1









(左: アン・コールター  / 中央: レイチェル・マドー /  右: ジョン・スチュアート)

  やはり、政治的信条が異なった者同士では、なかなか親友になりにくいのだろう。確かに、アメリカ人だと宗教の面でも別れてしまうから、ユダヤ教徒がイスラム教徒と親友になることはごく稀だし、中絶賛成派が生命尊重派と仲良くなれるはずがない。リベラル派の白人は保守派論客のアン・コールター(Ann Coulter)を毛嫌いし、白人の立場を擁護しているのに、彼女を頑固者でレイシストと考えている。他方、保守派の一般人はMSNBCのレイチェル・マドー(Rachel Maddow)がどんなに共和党を批判しても同調する事はない。ユダヤ人コメディアンのビル・マー(Bill Maher)やジョン・スチュアート(Jon Stewart / Jonathan Stuard Leibowitz)、ハワード・スターン(Howard Allen Stern)などは極左分子なので最初から論外だ。有名なコメディー番組の「サタデー・ナイト・ライブ」はリベラル派の脚本家が群がる巣窟になっている。男優のアレック・ボールドウィンが活き活きと反トランプ宣伝に勤しんでいた。もしかしたら、ギャラ無しでも出演するんじゃないか。

Bill Maher 1Howard Stern 1Joy Behar 2









(左: ビル・マー  /  中央: ハワード・スターン / 右: ジョイ・ベアー )

  言論が著しく歪められているアメリカでは、インターネット放送か地方のラジオ番組くらいしか、保守派の意見表明の場所がなくて、主要メディアで伝統保守派が登場することはまず無い。だいいち、インターネット放送の政治討論番組「レッド・アイス(Red Ice)」を観ている保守派の白人と、ジョイ・ベアー(Joy Behar)が司会を務めるABCの「ザ・ヴュー(The View)」を観て喜んでいるリベラル派の黒人が、実りある会話を交わせるはずがない。この「ザ・ヴュー」という番組では一応、公平を期すため、ジョン・マッケイン上院議員の娘であるメーガン・マッケイン(Meghan McCain)を保守派コメンテーターとして傭っているが、こんな小娘が保守派の代表なんて滑稽だ。一皮剝けばリベラル派の地金が現れるんだから、「保守派」気取りの親爺と違いがない。

Meghan McCain 1Henrik Palmgren 2Lana Lokteff 2








(左: メーガン・マッケイン  / 中央: ヘンリック・パームグレン  /  右: ラーナ・ロクテフ)

  ちなみに、「レッド・アイス」というインターネット放送局は、スウェーデン出身のヘンリック・パームグレン(Henrik Palmgren)が創設したメディアで、政治的タブーに囚われず、堂々とアメリカ白人の利益を主張することで人気を博している。日本語訳の放送が無いので日本の一般国民には知られていないが、結構おもしろいゲストが登場するので、筆者は時折視聴することがある。老舗雑誌の『ハーパーズ(Harper's)』で批判されたけど、同局で司会を務めるラーナ・ロクテフ(Lana Lokteff)はズケズケと意見を述べるので、聞いていて気持ちがいい。リベラル派に遠慮しながら話す保守派の知識人なんて吐き気がする。ロクテフやパームグレンは左翼分子から右翼の白人至上主義者と罵倒されるが、米国はイギリス人によって建てられたので、白人中心の意見があって当然である。むしろ、それが主流の思想になるのが普通なのに、黒人やヒスパニックの利益が優先課題となっているんだから異常だ。もし、ガーナやセネガルに支那人が雪崩れ込んだからといって、現地人を無視した易姓革命が行われ、支那人を頂点とする華夷秩序が樹立されたらおかしい。黒人国家なら黒人が主役であるべきだ。図々しい支那人は他国に寄生しても、自分達の利益をゴリ押しする度胸がある。アメリカ白人は彼らを見倣った方がいい。ただし、人間としての尊厳、文明人としての矜持、武人としての名誉を捨てればの話だが。

  日本ではどのチャンネルに回しても、地上波テレビは金太郎飴みたいに左翼一辺倒で、BS放送に切り替えても在京キー局の二番煎じである。地上波TBSの「報道特集」とBS放送のTBS「週刊報道」で、いったい何が違うんだ? 前者がタバスコ並に赤くて、後者が紅生姜のように朱色という違いがあっても、左翼偏向番組に違いあるまい。なるほど、地上波の「サンデー・モーニング」には朝鮮人が多く採用されているという特色がある。けど、そんなサービスは気持ち悪いだけで、正常な一般国民なら何の魅力も感じないだろう。現在、地上波番組の視聴率が低迷しているというが、壊れた蓄音機のように毎日サヨク宣伝の垂れ流しじゃ飽きてくるのも当然だ。一つくらい保守派向けの報道番組があってもいいじゃないか。昔、立川談志と小室直樹の対談番組があったけど、本当に刺戟的で面白かった。ただ、小室先生は何を言い出すのか分からないから、生放送にしたら一回で終了となってしまうだろう。かといって、録画にしたら会話の半分以上がカットになるからつまらない。「小室直樹の創価学会を斬る」というタイトルにしたら、案外たくさんの人が観るんじゃないか。

  とにかく、まだ昭和生まれの中高年が生きている限り、ここ当分はテレビ操作の世論が主流のままだろう。地上波が変わるとすれば、視聴者離れが激しくなり、スポンサーがお金を出し渋るようになる時だ。一般人がインターネットの保守派サイトに流れれば、地上波テレビも何らかの「てこ入れ」を図るはずだから、従来の政治路線を“ちょっと”だけ右に傾けるかも知れないぞ。特に日本人は本音トークが好きだから、縛りの少ないインターネット放送を観るようになれば、それに焦った地上波がネットに近づこうとするはずだ。でも、地上波はアイドル歌手とか人気俳優を雇えるという強みがあるから、インターネット放送局が勝てるのは政治部門だけかもね。



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