無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

マスコミ問題

褒め殺しを得意とするNHK / 天皇より偉い人民

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
成甲書房


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天皇陛下を見下す褒め言葉

Heisei 8Emperor 9









  11月10日に今上陛下の御即位を祝うパレードが行われ、晴天ということもあって、大勢の国民が沿道に集まり、両陛下に熱烈な声援を送っていた。各テレビ局も他局に負けじと、祝賀御列の儀を中継して、高視聴率を稼ごうとしていたが、番組の趣旨とゲストの選定には納得できなかった。なぜなら、どの特別番組も両陛下を祝福するような言葉を贈っていたが、その根底に皇室を下界に引きずり下ろそうとする魂胆が見え隠れしていたからだ。

  特に酷いのは、やはりNHK。ゲストに呼んだのは、先ずNHKの御用学者で札付きの皇室侮蔑主義者である東大名誉教授(有識者会議のメンバー)の御厨貴(みくりや・たかし)である。次に、制作者は御厨の毒を補強するために、名古屋大学准教授の河西秀哉を引っ張ってきた。この河西というゲストは「象徴天皇制」の研究を専門とする隠れ左翼で、大東亜戦争の敗戦責任を天皇陛下に押しつけようとする輩だ。また、今上陛下のプライベート・ライフを語らせるために、友人の立花眞さんと元テニス選手の佐藤直子を招いていた。佐藤氏は陛下がテニスをされる際、その練習相手をされたそうだ。

Mikuriya 1Trauden 1( 左 : 御厨貴 / 右 : トラウデン直美 )

  ただし、これらのゲスト・コメンテーターだけだと画面が暗くなるから、若くて美しいトラウデン直美を添えていた。このドイツ系ファッション・モデルは現在、慶應義塾大学の三年生で、国際法や政治学を専攻しているそうだ。彼女は外見からすると「躾の良い中流家庭のお嬢さん」といった感じだが、大学の授業で「象徴天皇制」とか国際政治学を勉強したというから、空白の頭(オツム)に共産党用語を詰め込まれ、淡いピンクに染められる危険性がある。ワイドショーを放送する地上波テレビは、容姿が美しい「左翼の卵」を求めているから、トラウデン氏は反日プロデューサーにとって絶好の“女優”となる。まぁ、「出演依頼」という人参をぶら下げれば、所属事務所は大歓迎するし、「これ」といった才能の無い藝人だと、この誘惑を絶好のチャンスと見なすから、笑顔で「お願いしま~す」と食いつく。

  事実、アナウンサーから陛下に関する“御意見”を求められると、緊張したトラウデン氏は、台本通りの「褒め言葉」を流暢に述べていた。ちょっと賢い視聴者が観れば、「かなり、制作スタッフと受け答えの練習をしたんだんだろうなぁ~」と推測でき、入念な稽古の情景が目に浮かぶ。たぶん、脚本家や演出家が言葉遣いを丁寧に教えたんだろう。普通のアイドル歌手じゃ台本を覚えられないし、たとえ暗記できても“ぎこちない喋り方”となってしまうから、直ぐ「付け焼き刃」と分かってしまう。だから、多少なりとも教養のあるトラウデン氏を選んだのかも知れない。NHKには印象操作の専門家がいるので、愚かな大衆や単純な視聴者は稚児のようにコロッと騙される。失礼は承知なんだが、同じ事をファッション・デザイナーのコシノ・ジュンコや藝人の泉ピン子が言っても効果は無い。やはり、美人が口にするセリフの方が断然いい。

  NHKというのは徹底して皇室を侮辱する。というのも表面上、皇族を称讃するような特番を作ったとしても、必ず番組の底辺や片隅に、こっそり反皇室の「毒」を忍ばせようとするからだ。例えば、一般客をスタジオに招待し、NHK特製のコーヒーを提供したとする。ニコニコとしたNHK職員は、「こちらをどうぞ」とミルクと砂糖をサービスするが、その砂糖の中には砒素(ひそ)が“ちょっぴり”混ざっている。想像の毒殺劇はともかく、NHKは皇室をテーマとする特番を作り、その中で両陛下を尊敬するような“素振り”を見せても、それは本当の気持ちじゃない。専属ゲストのコメンテーターは、褒め言葉の隙間に皇室への侮蔑を必ず混ぜる。例えば、NHKのアナウンサーどもは、天皇陛下のお言葉を引用しながら、「天皇は国民と同等だ」「天皇は象徴に過ぎない」「占領憲法は皇室伝統よりも上位にある」というメッセージを刷り込んでいた。天皇陛下が国民に向かって「世界平和を常に願い」とか、「国民に寄り添いながら」、「憲法に則り・・・」と述べられると、「ここぞ」とばかりに、「国民に寄り添う天皇」とか「憲法に則った象徴天皇」を何遍も繰り返す。

  これは、なぜか? 要するに、NHKはアホな視聴者に向かって、「いいか、テメエらが敬う天皇なんて、所詮お前らと変わらぬ人間なんだぞ !」、と言いたいのだ。NHKは小軸に口にしないが、暗に「天皇がリムジンに乗ったり、外国からの賓客に会ったり、儀式を行うのも、全部、平和憲法で定められた国事行為なんだ !」と伝えたいんだろう。反日公共放送局の本音は、「悠久の歴史を誇る皇室伝統よりも、占領軍が懲罰目的で押しつけた“仕置き文書”の方が重要なんだ !」という態度にある。共産党や反日分子は米国を嫌っているけど、日本人を“前科者”にする「刺青」には賛成だ。彼らから観れば、皇室を中核とする従来の日本国は「打倒すべき邪悪な抑圧社会」である。愛情なんか、ひとかけらも無い。ルシファーよりも憎い「共通の敵」である。ただし、戦前からの赤色分子は、ソ連軍による占領を待ち望んでいたから、日米安保による米軍の駐留には大反対。つまり、容共派のニューディーラーは仲間でも、反共の保守派アメリカ人は天敵なのだ。

  NHKのみならず、TBSやテレ朝、フジ、読売も、一応、笑顔で陛下の即位を祝っていたが、そうした称讃の言葉には邪(よこしま)な“棘(トゲ)”が仕込まれていた。例えば、国民祭典で「嵐」というアイドル・グループは、オーケストラを前にして奉祝曲を合唱していたけど、それを御覧になった皇后陛下は僅かながら瞳を潤すような表情を示されていた。この瞬間を捉えたNHKアナウンサーは、上司の指示通りに、ご病気で辛い思いをされた雅子皇后に同情する。そして、ゲストらと共に皇后陛下の御心を「癒やしてあげたい」と強調するのだ。NHKの反日分子は、国民と同じ視線で平和を希求し、共に歩んで行きたいとする陛下の大御心を好機と考え、「それじゃあ、俺達がお前とテメエの女房を癒やしてやるぞ」と仄めかす。一般視聴者は気づかないが、ゲストの出演者も無自覚に賛同してしまい、精神病を患った皇后陛下を憐れむ。つまり、彼らは「主権者」という高い立場から両陛下を見下ろし、「私たちがアンタらを支援してやるからね !」と述べていたのだ。「何々してあげる」という言葉遣いは、優越者が格下の者に対して口にする言い草だ。

  東大の反日教授である御厨などは、アナウンサーとの受け答えの中で、“さりげなく”「象徴天皇制」や「新憲法」を差し込み、戦前の「天皇制」と違って、平成からの天皇は国民に近い存在になった、と大はしゃぎ。ついでに、陛下の失敗を望んで「皇室外交」にも大賛成。国民の目に触れる機会が多くなれば、予期せぬハプニングやうっかりミスも多くなるから、皇室廃絶主義者は「もっと開かれた皇室になるべきだ」と繰り返す。だいたい、国民との距離が近くなり、遠慮なく接することができる天皇陛下というのは、陛下に向かって「有名藝人並になれ !」と叫んでいるのに等しい。つまり、NHKは皇室を英国の王室かハリウッド・セレブのような存在にしたいのだろう。皇室を潰したいと願う左翼陣営は、おおっぴらに王族を罵倒できる英国に憧れているのだ。テレ朝やTBS、週刊誌などは、「タブー無き皇室報道」を熱望し、できれば女性皇族のヌード写真を掲載したいと考えているのかも知れないぞ。事実、キャサリン妃は、ヴァカンス中に裸の上半身を盗撮されて辱めを受けた。週刊文春や週刊新潮だって、本音では女性皇族の“淫らな私生活”を暴露したいと望んでいるはずだ。

反皇室への怨念を燃やす左翼学者たち

Showa 2Emperor parade 3









  令和の日本人は昭和天皇が崩御された時の状況を忘れている。しかし、NHKに代表される左翼陣営は、執拗に皇室攻撃を続け、飽くことが無い。特に、大東亜戦争の時に君臨された昭和天皇には、底知れない深い憎しみを持っている。今思い出しても吐き気がするが、当時のマスコミ報道は不敬を通り越した誹謗中傷でいっぱいだった。朝日新聞はちょっとだけ水で薄めた天皇批判を展開していたが、「赤旗」は遠慮なく“濃厚”な罵詈雑言の連続発射。絨毯爆撃以上だ。一般国民が耳にすれば唖然として怒りが湧いてくる。とりわけ、陛下が崩御された翌日の紙面には、痛烈な侮辱がてんこ盛りだった。「赤旗」の誌面には堂々と、「日本共産党は、創立(1922年7月15日)以来、一貫して、天皇制に反対し主権在民の民主主義を主張してきた党です」と書かれていた。(1989年1月8日附「赤旗」)

  そして、勇ましい反天皇制の見出しの後には、君主政を廃止すべき理由が長々と書かれていた。例えば、天皇制は地主階級と独占資本の利益を代表し、「えせ憲法的形態」で粉飾された絶対的性質を保持しているそうだ。日本共産党は次の如く高らかに謳っている。

  ・・・このブルジョア=地主的天皇制こそ「国内政治反動といっさいの封建制の残滓の主要支柱」、「搾取諸階級の現存の独裁の強固な背骨」であることを指摘し、この天皇制国家機構の粉砕を、戦前の日本社会の民主的変革の中心内容として明らかにしました。(「天皇問題と日本共産党」、1989年1月8日附『赤旗』)

  冷戦時代を知らない令和の若者は、「何、このアジビラ?!」と呆れ返るが、大学に潜む極左分子や何チャラ左翼、偽善系リベラル派は、大抵こうした主張を持っている。もし、持っていなくても、何となくこれに共感しているのだ。「まさか !」と思うのは、左翼教授の魂胆を見抜けないボンクラ学生だけ。左翼は長期戦に備えている。旧帝大の大御所は、直弟子を丹念に育成し、真っ赤に染め上げたら植民地大学へと派遣し、勢力を拡大する。そして、シロアリのように禄を食(は)む直弟子は、師匠を真似て間抜けな受験秀才を釣り上げ、親切丁寧な論文指導を通して「子分」へと作り変える。こうして何十何百という孫弟子、曾孫弟子が増殖すると、法学部や社会学部、経済学部、教育学部、史学部、国際関係学部のみならず、工学部や医学部、理学部なども左翼の巣窟になってしまう。つまり、赤いヘルメットこそ被っていないが、赤レンジャーが主体のキャンパスとなってしまうのだ。

  学者の世界を知らない世間のオッちゃんやオバちゃんらは、大学には「偉い学者」さんたちがいると思っている。ところが、実際は、「コミンテルンに従う赤い活動家」や「テロリストや議員になれなかった共産党員」、「革命家に憧れた教師」がほとんど。昭和天皇が危篤状態となり、年が明けて崩御された時、赤旗編集部は札付きの極左知識人や筋金入りの赤い憲法学者を動員し、昭和天皇に戦争責任や専制君主の汚名をかぶせていた。例えば、赤旗は大阪経済法科大学の憲法学者である長谷川正安を招き、「天皇制」を断罪させていた。若い保守派国民はびっくり仰天してしまうが、長谷川は次のように述べている。

  天皇裕仁の六十三年を振り返ると、戦前は専制君主として侵略戦争の責任にどっぷりつかっていた二十年だったし、戦後は「日本国の象徴」とされたが、実際は「保守政治のシンボル」であり、日米安保体制のもとでの対米従属の「象徴」であったといえる。・・・・戦前の天皇制は、絶対主義天皇制といわれたように立憲君主制などではなかった。・・・明治憲法は、にせの立憲君主制であったというのは、歴史家・法律家の間で定着している考えだ。(「天皇の死去で談話 / 歴史の逆行を許してはならない」、1989年1月8日附『赤旗』)

  これを読んだ一般国民は、どう思うのか。たぶん、あまりにも下品で無礼な言葉のオンパレードだから、感想を述べる気持ちさえ失せてしまうだろう。長谷川の頭はどうなっていたのか分からない。「絶対主義の天皇制」だって? もしかして、ロシア皇帝と間違えているんじゃないか。大日本帝国憲法が「偽の立憲君主政」をつくっていたなんて、あり得ない。長谷川はこの妄想を「定説」だと述べていた。ということは、日本人の常識で考えれば、憲法学会というのは精神異常者の集まりということになる。一般国民は「赤旗」なんて読まないから平然としていられるが、一度でも長谷川の駄文を読めば、「まんまりだ!」「酷い!」「こんな発言、絶対に赦せない!」と思ってしまうだろう。そもそも、この長谷川教授というのは、最初、名古屋大学で教えていて、大阪経済法科大学に移籍した後、名古屋大学の名誉教授になっている。でも、彼の肩書きはこれだけじゃない。彼は「愛知憲法会議」という極左団体を作っていた。創設メンバーは長谷川氏のほか、名古屋大学教授の坂田昌一や同志社大学で哲学を教えていた真下信一、フランス文学者の新村猛がいる。

  物理学を専攻する学生なら誰でも知っているけど、坂田教授は有名な物理学者で、湯川秀樹博士と一緒に中間子理論についての論文を書いている。この愛知憲法会議は今でも存続し、「秘密保護法」や「日本版NSC」に反対する反日団体。長谷川と同じく、真下も赤い鉄骨が背骨になっているくらいの極左分子。戦前は治安維持法でしょっ引かれ、獄中生活を経験とたという。彼は学生の頃から左巻きで、有名な京都大学の「瀧川事件」では大活躍した注目学生。戦後は「民主主義科学者協会」に属するプロ左翼。この協会も香ばしい極左団体ときている。「民主主義科学者協会」は、共産党公認の衆院議員となった今野武雄たちが運営し、岩波書店に蝟集する進歩的文化人を集めていた。一般的には無名だが、今野は本当に恐ろしい。彼は戦前、「唯物研究会」に属して検挙され、投獄の前科もあるのに、数学者として慶應大学や法政大学に勤務し、読売新聞の論説委員にもなっていたのだ。左翼出版社の青木書店は真下のクズ本を熱心に刊行し、共産党の新日本出版社も負けじと、この左翼哲学者を支援していた。

  「新村猛」という名前を聞くと、「もしかして・・・」と感づく国民も多いだろう。そう、彼は岩波の国語辞書「広辞苑」を編纂した新村出(にいむら・いずる)の次男だ。一般人は「労作を世に出した屈指の学者」くらいにしか思っていないが、彼の倅(せがれ)は名古屋大学教授となった極左分子。戦前、新村猛は治安維持法で逮捕され、二年間ほど投獄されていたそうだ。戦後は「部落問題研究所」の初代所長になっていたというから、どんな人物なのか想像がつく。「愛知憲法会議」には青レンジャーや黄レンジャーは皆無で、どいつもこいつも赤レンジャーばかり。誠直也(まこと・なおや)ならいいけど、長谷川や真下みたいな奴ばかりじゃ厭になる。

  「天皇制打倒 !」を叫ぶのは、憲法学者や政治学者ばかりと思うのは大間違いだ。天皇陛下を処刑したいと渇望する赤色細胞は、西洋史の学界にも潜んでいる。例えば、第17世紀のイングランドやピューリタン革命を専門とする一橋大学教授の浜林正夫は、「赤旗」が特集した「天皇制は社会進歩に逆行」というコーナーにコラムを寄せていた。浜林は次のように述べる。

   ・・・天皇制は民主主義の発展や権利の拡大という日本の社会進歩に真っ向から敵対した制度だったことを忘れるわけにはいかない。明治時代には、天皇制は自由民権運動で民主主義の思想・運動がでてくるとつぶし、大正デモクラシーの民主主義思想・運動も治安維持法で弾圧した。
  反共主義はどこの国にもあったが、日本の場合は、天皇を中心にしてまとまるという共同体意識で、異質なものはとことん排除していく。・・・・いろいろな人が集まっているのが国民だとは考えず、ちがうものははじき出して民主主義を抑圧していった。
  そして、侵略戦争をすすめ、他国の民族自決権をふみにじり、民主主義も抑圧していったのが絶対主義的天皇制だった。(「民主主義や権利に真っ向から敵対」、1989年1月8日附『赤旗』)

  明治天皇が「民主主義に反対」だって? 浜林はアホか ! 明治大帝こそ、広く国民の意見を汲み取るよう伊藤博文に言いつけていたんだぞ。天皇陛下が自由主義運動を弾圧したことなんて一度も無い。逆に共産主義者こそ、「デモクラシー」で民衆を惑わし、一党独裁を目指していた。彼らは一旦権力を握れば反対者を悉く弾圧・虐殺する。夜中に襲撃を掛けて拉致すると、裁判もなく強制収容所に送ってしまうなど日常茶飯事。浜林は「異質な者を排除するのはけしからん !」と憤るが、日本の独立や自由を蹂躙するのは共産主義者じゃないか。治安維持法があったから、多少なりとも共産主義の汚染を防ぐ事ができたのだ。もし、こうした防禦法がなかったら、日本社会はもっと赤く染まっていただろう。左翼学者というのは、難解な外国語を用いて現実を歪め、無警戒な庶民を言いくるめようとするから悪質だ。

  大学でイギリス史を学んだ学生なら、担当教授から浜林の著作を読むよう薦められたり、参考文献として購入させられたはずだ。彼は左翼系出版社の未来社から『イギリス市民革命史』を、共産党系の大月書店からは『現代と史的唯物論』、新日本出版社からだと『イギリス民主主義思想史』を出してもらっている。浜林が学生に紹介したいのは、イングランドの左翼知識人ばかり。例えば、彼はオックスフォード大学の悪名高いマルキスト史家、クリストファー・ヒル(Christopher Hill)の著作とか、ユダヤ人の歴史家で筋金入りのマルキストだったエリック・ホブズボーム(Eric Hobsbawm)のクズ本を翻訳していた。こんな奴の授業を受けていた一橋の学生は、どんな頭になっているのか、考えただけでも恐ろしい。イングランドの革命家や左翼分子を評価する浜林は、本業そっちのけで「日本科学者会議」の代表幹事、「憲法改悪阻止各界連絡会議」の代表委員を務めていた。また、彼は「平和・民主・革新の日本をめざす全国の会」で世話人を務めていたという。共産主義者の作家松本清張もこの組織の世話人だったし、共産党の小池晃と志位和夫も同様の役職を務めている。

  日本の一般国民は西洋史を専攻する学者に油断する癖がある。日本史とか憲法史だけが「要注意」という訳じゃなく、古代史の専門家だってかなり危ない。例えば、東京教育大や東京大学を経て、フェリス女子学院大学の学長を務めた弓削達(ゆげ・とおる)も、昭和天皇に深い恨みを抱いていた。彼は古代ローマ史を専門にしていたから、一般国民は真っ赤な憲法学者や人権派弁護士とは違うと思っていた。ところが、このクリスチャン学者は皇室と神道に大反対の立場を取っていた。弓削学長は靖國神社に敵意を抱き、皇室行事にも不快感を持っていたのだ。昭和天皇が崩御なされた時、弓削氏は国葬に憤り、「政教分離に反する」と非難していたが、憲法違反であるはずの「私学助成金」だけは“ちゃっかり”貰っていたのだ。当時、渡部昇一先生はこの点を突いて弓削学長を批判していた。カトリック信徒の渡部先生による発言だから、左翼知識人も面と向かって反論できなかったのを覚えている。プロテスタントの無教会信徒であった山本七平も同意見だったから、「政教分離違反」云々というのは左翼分子のイチャモンに過ぎない。

  何度も言うようだが、日本人は偏差値の高い難関校や有名大学のブランドに弱い。有名校を目指す受験生は必死になって勉強しているが、大学入試なんて所詮「指定教科書の丸暗記」である。東大や京大、早稲田慶應などの入試合格は最大の登龍門と呼ばれているが、そこをくぐる秀才といえども、大半は元気の良い鮒か鮭ていど。数学のテストに「ゲーデルの不完全性定理」に関する問題なんて現れない。高校生は田中邦衛みたいに「クルト・ゲーデル(Kurt Gödel)って誰だよぉ~」と尋ねるかも。(解らない人は、小堺一機のモノマネを見てね。) とにかく、出題されるのは、既に解明された問題ばかり。生物や物理の試験だって同じこと。最先端科学に携わる研究者が“四苦八苦”しているようなテーマを取り上げ、「君はどう考える?」なんて訊く訳がない。歴史や公民の試験になると、左巻きが喜びそうな問題ばかりで、中には「何の意味があるのか?」と訝しむパズル的珍問がある。本来、大学は自らが勉学に励む「学者のギルド(組合)」なんだが、日本の場合、「身分」製造機関になっている。したがって、学問の中身や質(クウォリティー)は関係ない。

  普通の日本人は無邪気に天皇陛下の祝賀パレードを見学していたけど、この祝賀行事を報道するテレビ局には皇室憎悪の左翼が潜り込んでいる。大半の国民は、戦後の動乱を含んだ昭和を“ふた昔前の日本”と思っているが、NHKの反日左翼にとっては「痛恨の時代」でしかない。彼らはいつまでも、敗戦の勢いで皇室を廃絶できなかったことを悔やんでいる。「いつか、きっと抹殺してやる !」というのが、日系左翼と鮮人左翼の目標で、NHKはこうした活動家に給料を与える支援機関となっている。一般国民は左翼分子を甘く見てはならない。彼らは狡猾だ。ゲバ棒で陛下を殴り殺すことが出来ないなら、「褒め殺し」で徐々に苦しめようと企む。毛沢東を尊敬するNHKは、100年単位の持久戦やゲリラ戦を覚悟しているのだろう。この反日放送局は帝国陸軍と違って兵站を大切にしている。ヤクザまがいの集金人を雇って、庶民から受信料を巻き明けることに熱心だ。反日勢力を支えるのが、皇室を支持する一般国民なんだから、滑稽な悲劇を見ているような気分になる。




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アマゾンから検閲される「不都合なな書物」

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知られざるアマゾンの書籍排除

America's founding 1Statue of Liberty 3







  近年、日本各地で本屋の倒産が相次ぎ、片田舎で本を求めようとすれば、コンビニへと足を運ぶしかない。しかし、そこにあるのは、週刊誌と漫画くらいで、学術書や教養本は皆無だ。ということで、一般人が人文系書物やビジネス書、新書本、専門書を手にしようと思えば、ネット通販に頼るしかない。その中でも最大の業者はアマゾンだ。街中に店舗を持たず、巨大な倉庫に何万種類もの本を取り揃え、24時間営業のアマゾンは世界各国を席巻している。

  こういう訳だから、書籍販売において、ほぼ独占状態のアマゾンから締め出しを食らうことは、著作業者にとって販売拒否にあったようなものである。特に、歐米の知識人にとったら死活問題だ。英語で書かれた本は世界中で売れるから販売部数も相当になるが、もし、国内外の販売ルートを遮断されたら、「売れるはずの本」が売れなくなってしまう。また、一般人はアマゾンの書籍紹介コーナーを眺めている時に、偶然「あれっ!」と興味を引く本を見つけることもあるので、読者と作者にとって「出会いの場」にもなっている。

  だが、もしも、アマゾンが密かに検閲を行い、“不都合な”書物の排除を行っていたらどうなるのか? 言論や出版の自由が浸透している歐米や日本で、今更「禁書」なんて滅多にないし、あるとすれば、幼児ポルノとか犯罪実行マニュアルなど、公共の利益に反する有害図書や倫理・道徳に背く卑猥本だけだ。それでも、歐米人から見ると、日本は奇妙な点で自由な国である。コンビニでは普通にエロ雑誌が並べてあるし、古書店に行けば学術本とエロ本が一緒に売られていたりするのだ。実際、筆者も体験したことがある。三省堂近くにある神田の古本屋では、片方の棚に歴史書や哲学書が並べられ、もう片方の棚にはエロ本が並べてあったので驚いた。また、早稲田の古本屋では、夏目漱石や太宰治の文学書が置いてあったけど、その脇にSM本とかポルノ雑誌が陳列されていたのだ。日本の本屋はバラエティー豊かと言えるが、その反面、節操が無いとも言える。

Michael Hoffman 1(左  / マイケル・ホフマン )
  アメリカ人は日本人に向かって「言論の自由」を説教するが、その裏で巧妙な「言論妨害」が行われていることに気づいていない。例えば、アマゾンはマイケル・ホフマン(Michael Hoffman)を「反ユダヤ主義者」と見なし、彼の著作である『Judaism's Strange Gods』や『The Great Holocaust Trial』、『Judaism Discovered』を販売中止にして、キンドル版も売らないことに決めたそうだ。これに怒ったホフマン氏がアマゾンに問い質したところ、どうも本の内容がユダヤ人の気分を害する(offensive)ものであったから、それが原因でサイトから外したらしい。しかし、これは妙だ。どうしてユダヤ人の抗議なら受け容れられるのか? もし、捏造による記述であれば排除されても仕方ないが、ホフマン氏が事実をねじ曲げて伝えているとは思えない。口にするのも馬鹿らしいが、学術的な批判でも「駄目」となったら、評論本や暴露本などは最初から成立しないじゃないか。確かに、ユダヤ教徒からすればホフマン氏の批判は腹立たしい。でも、アメリカでは個人の意見を表明するのは自由なはずで、名誉毀損じゃない限り出版の自由はある。第一、ユダヤ人側に反論があるというなら、言論の場で堂々と勝負すればいいじゃないか。それをしないで、政治的圧力を掛けて批判者の口封じをするなんて卑怯だろう。

  いくらガイドラインがあるとはいえ、アマゾンの方針は納得できない。そもそも、歐米や日本では宗教批判はタブーなのか? そう言えば、日本のテレビ局だと、創価学会の批判はダブーだが、出版までは禁止することができない。たとえ、毎日新聞が書評欄で矢野絢也の本を無視しても、一般国民は本屋で購入するし、週刊文春で紹介されれば「何だろう」と興味を持つ。現代の日本では、如何なる宗教も批判を免れない。実際の書店を巡ってみれば判るけど、キリスト教やイスラム教を批判する本なんか珍しくもないだろう。新聞やテレビを見れば、キリスト教会のスキャンダルが報道され、幼児虐待を行ったカトリック神父は公開処刑だ。また、イスラム教徒のテロリストなどウジャウジャいるし、過激派組織に対する世間の非難は日常茶飯事である。小学生だってイスラム教徒が口にする「アッラーは何よりも偉大なり! (Allahu Akbar)」という言葉を知っているじゃないか。ユダヤ人だけ特別扱いなんて変だ。じゃあ、もしイスラム教徒が抗議文を送れば、アマゾンはイスラムの批判本をサイトから撤去するのか? おそらく、そんなことはないだろう。むしろ、「言論の自由」や「出版の自由」を主張して、イスラム教徒による嫌がらせを撥ねつけるはずだ。

  ホフマンの著作に関する「禁書」は、どうしても腑に落ちない。なぜなら、アマゾンの書籍担当者は何百万もの本の中から、どうやって彼の本を見つけ「危険」と判断したのか? ホフマン氏は「南部救貧法律センター(Souther Poverty Law Center)」が背後にいるんじゃないか、と推測している。("On the Censorship of Michael Hoffman's Books by Amazon", The Unz Review, September 13, 2018) この極左団体は米国で悪名高く、「ヘイト・スピーチを監視する」との名目で、気に入らない人物をブラックリストに載せているのだ。彼らにマークされた人物はいつ社会的に抹殺されてもおかしくないし、事実、SPLCは破滅させようと躍起になっている。特に、「白人のアメリカ」を強調する人物は、「レイシスト」や「白人至上主義者」のレッテルを貼られ、主要メディアから敬遠されてしまうのだ。このSPLCはユダヤ人組織の「ADL(Anti-Defamation League / 反名誉毀損同盟)」と連携し、ユダヤ人を批判する者や西歐人意識の高い者を徹底的に叩き潰そうとする。

Joseph Levin, Jr 02Bennett GrauElden Rosenthal







(左 : ジョセフ・レヴィン  / 中央 : ベネット・グラウ  /  右 : エルデン・ローゼンタール )

  両団体の幹部を調べてみれば、誰でも極左ユダヤ人が数多く混じっていることに気づく。例えば、SPLCの共同創設者であるジョセフ・レヴィン(Joseph J. Levin,Jr.)や副会長のベネット・グラウ(Bennett Grau)、よくテレビ番組に招かれる古株のマーク・ポトク(Mark Potok)、重役のリチャード・コーエン(Richard Cohen)、ベテラン・メンバーのハイジ・ベイリッチ(Heidi Beirich)、その他、エルデン・ローゼンタール(Elden Rosenthal)、ハワード・マンデル(Howard Mandell)、サミュエル・ウルフ(Samuel Wolfe)、エレン・スドウ(Ellen Sudow)、リンダ・オルツェック(Lida Orzeck)、ロンダ・ブラウンシュタイン(Londa Brownstein)、ジョセリン・ベンソン(Jocelyn Benson)など、“いかにも”といったユダヤ人が勢揃いだ。

Mark Potok 21Heidi Beirich 3Howard MandellSanuel Wolfe






( 左: マーク・ポトク  / ハイジ・ベイリッチ  / ハワード・マンデル  /  右 : サミュエル・ウルフ)

   「反名誉毀損同盟(ADL)」はユダヤ人団体だから、ユダヤ人で固められていても不思議じゃないが、彼らはトランプ政権の誕生に危機感を覚えている。最高統括者のジョナサン・グリーンブラット(Jonathan Greenblatt)は、シャーロッツヴィルで人種対立が起きた時、トランプ大統領は「白人至上主義者」に対して甘いと非難し、もっと強いメッセージを発するべきだと発破をかけていた。彼が率いるADLは全米の「ヘイト・グループ」やネオ・ナチ集団を監視・警戒しているそうだ。とりわけ、ヨーロッパ系アメリカ人の権利を主張する「アイデンティティー・エウロッパ(Identity Evropa)」はADLの監視対象で、ユダヤ人らは指導者のネイサン・デミゴウ(Nathan Damigo)をネオ・ナチと断定し、心の底から憎んでいる。ADLのアイリーン・ハーシェノフ(Eileen Hershenov)は下院の司法委員会にしゃしゃり出て、白人至上主義者やネオ・ナチの活動家を告発していたけど、そんなのはイチャモンの類いで、ユダヤ人が気に食わないと感じる白人を罵っているだけだ。確かに、彼女が糾弾する「レイシスト」の中には、白人であることを威張り散らすゲス野郎もいるが、本来のアメリカを取り戻そうとする愛国者もいるのだ。

Nathan Damigo 2Jonathan_Greenblatt 11Eileen Hershenov 3







(左 : ネイサン・デミゴウ  /  中央 : ジョナサン・グリーンブラット /  右 : アイリーン・ハーシェノフ )

  話を戻す。ユダヤ人組織から目を付けられたネイサン・デミコウだけど、よく聴けば彼の見解は至極まっとうで、アメリカ合衆国を創り、偉大にしてきたヨーロッパ系国民の意識を覚醒させようとしているだけだ。(注 / 「デミコウ」は養父の家族名で、ネイサンが生まれたときの本名は「ロッジ(Lodge)」であるという。) 彼は海兵隊を除隊後、デイヴィッド・デューク(David Duke)の『My Awakening』を読んで白人としての意識に目覚め、「アメリカ自由党(American Freedom Party)」に参加したという。(彼は海兵隊時代にイラクに派遣され、現地で罪を犯し、帰国後懲役刑を受けているが、現地の状況やアメリカ兵の心理状態を斟酌すれば理解しがたいことではない。話すと長くなるので、ここでは省略する。)

David Duke 1(左  /  デイヴィッド・デューク)
  実刑を受けたネイサンだけど、皮肉なことに、彼は刑務所で学校で習わない知識を得た。SPLCはネイサンを「ロクでなし」と宣伝し、元KKK幹部のデュークが書いた本に啓発された人種差別者と罵る。だが、ネイサンは自分の頭で考えるようになったのだから他のアメリカ人よりマシである。 普通のアメリカ人は「権威者」の言説を鵜呑みにするだけで、それを独自に検証しようとは思わない。アカデミックな世界が左翼教授に牛耳られていると知らずに、自分を「教養人」とか「知識人」と思い込んでいるアメリカ人が如何に多いことか。(ちなみに、筆者もデュークの本を購入したが、別に異常なところは見つからなかった。この本には彼の子供時代の話やユダヤ人の悪行が書かれているので、結構面白い。特に、第三部の「ユダヤ人問題」は読み応えがある。普通の日本人は読まずに、ただ「KKKの人物が書いた本」と聞いただけで怖じ気づき、条件反射的に目と耳を塞いでしまうが、我々は左翼どもの酷評を信じないで、先ず自分の目で確かめることが肝心だ。) ネイサンの見解はYouTubeで公開されている。筆者は「レッド・アイス(Red Ice) TV」でのインタビューを推薦したい。日本人はSPLCの罵詈雑言に惑わされず、直接ネイサンの話に耳を傾け、自分自身の基準で判断すべきだ。

  アマゾンから「禁書」にされた本は他にもあるが、日本では全く報道されないので、筆者が代わりにここで紹介する。例えば、「アメリカン・ルネサンス」を運営するジャレッド・テイラー(Samuel Jared Taylor)氏は、『もし、何もしなければ(If We Do Nothing)』という本を2017年に出版した。しかし、アマゾンはこの最新刊を排除し、売らないことに決めたそうだ。ついでに、彼の前作『白人のアイデンティティー(White Identity)』という本もサイトから外されてしまった。(筆者は両方とも購入して読んだけど、「禁書」にすべき箇所は見つからなかったし、「日本でも翻訳されればいいのに」と思ったくらいだ。テイラー氏はちゃんと脚注を載せて根拠を示している。日本の大学教授は「ヘイト本」と呼んで斥けるが、真剣に読めば中々有益な本と判るはずだ。)

Jared Taylor 4Kevin MacDonald 3






(左 : ジャレッド・テイラー   /    右 : ケヴィン・マクドナルド)

  次の犠牲者はカルフォルニア州立大学ロング・ビーチ校で心理学を教えていたケヴィン・マクドナルド(Kevin MacDonald)博士である。彼は学術的なユダヤ人批判で有名だ。日本の保守派雑誌では一度も取り上げられたことはないが、彼の『批判の文化(Culture of Critic)』は間違いなく名著で、日本人が知らないことがたくさん書かれているから、極めて有益な本と言えよう。ところが、マクドナルド教授も「反ユダヤ主義者」のレッテルを貼られてしまい、彼の本は絶版じゃないのに、アマゾンの販売サイトから消されてしまった。アマゾン側は「ガイドラインに反しているから外した」と答えているが、こんな言い訳を信じる奴がいるのか? マクドナルド教授の本は21年前から販売されているのに、2019年になって急に「違反本です ! 」と言い渡されたんだから、明らかにおかしいだろう。たぶん、ユダヤ人か極左の連中が圧力をかけたに違いない。

     マクドナルド氏はユダヤ人を手厳しく批判しているので、彼を恨むユダヤ人は殊のほか多い。だから、彼の学術書を「ヘイト本」にしたのだろう。残念なことに、日本では『批判の文化』を所蔵する図書館はまず無いから、興味のある人は自腹で購入するしかない。マクドナルド教授の論文をまとめた『Cultural Insurrections』も有益な本だが、こちらは稀覯本になってしまい、中古市場では2万円以上に跳ね上がっている。筆者は以前2、3千円で購入したが、こんなに値段が上がるとは思わなかった。「ヘイト本」に指定された書籍は、案外買い手が多いから、古書店は強気になって値をつり上げている。

  当ブログでは以前「オルタ・ライト」を扱い、「右翼知識人」にされたグレッグ・ジョンソン(Greg Johnson)を紹介した。彼も左翼分子から目の敵(かたき)にされており、最新作の『白人ナショナリスト宣言(The White Nationalist Manifesto)』は、2019年2月以降、アマゾンから排斥されている。表向き「在庫切れ」という事になっているが、実質的には「禁書」になっているのだ。2018年に発売されたばかりの新刊本なのに、一年足らずで「絶版」扱いなんておかしいじゃないか。しかも、関連本紹介の欄からも排除なんだって。著者のジョンソン氏は怒りを隠せない。彼の手元には本が平積みになっているし、自身のサイトでも販売しているから、アマゾンから要求があれば、直ぐ本を届けることができる。だが、政治的圧力に屈したアマゾンは、「もはや扱うことはありません」との通知をジョンソン氏に送ったそうだ。これでは、一般の読者は「在庫切れで、絶版なのかぁ」と思ってしまうだろう。こんな処分は酷い。アマゾンは希代の悪人カール・マルクスの『共産党宣言』を今でも販売しているし、ユダヤ民族の意識を鼓舞するテオドール・ヘルツェルが書いた『ユダヤ人国家』も引き続き販売しているじゃないか。どうして、西歐的アメリカを称讃するジョンソン氏の著作だけが「有害指定本」となるのか、その根拠が解らない。

Greg Johnson 1Karl Marx 3Theodor Herzl 2








( 左 : グレッグ・ジョンソン / 中央 : カール・マルクス  /  右 : テオドール・ヘルツェル )

  二枚舌や二重思考があるからなのか、アマゾンは左翼陣営になると矢鱈と親切で、「右翼」には見せない寛容性を示す。日本と同じく、アメリカでも共産主義者は未だに健在で、正体を隠しながら毒入り書籍をバラ撒いている。中には元テロリストの連中がいて、「リベラル派」の仮面を被って活動しているから注意が必要だ。例えば、元「ウェザーマン」のキャシー・ウィルカーソン(Cathlyn Platt Wilkerson)は自伝の『Flying Close to the Sun』を出版した。だが、今でもアマゾンで購入できる。(「ウェザーマン」はテロも辞さない極左過激派集団) これまたトンデモない人物だが、コロラド大学で教授になったワード・チャーチル(Ward Churchill)は、アメリカを呪う典型的な左翼学者だ。彼も有害な本を書いており、『反逆行為(Acts of Rebellion)』は未だに販売されている。アマゾンは「いつ」この本を「有害毒本」と指定するのか? 

Cathy Wilkerson 2Ward Churchill 1






(左 : キャシー・ウィルカーソン  /  右 : ワード・チャーチル)

      このワード・チャーチルは筋金入りの極左で、一時期、「ウェザーマン」達に爆弾の作り方を教えていたという。彼は大学で「民俗学」を教えながら、アメリカを攻撃するテロリストを擁護し、憧れのソ連が崩壊したことを嘆いていた。これだけでも噴飯物だが、彼の学術的業績はもっと酷かった。終身教授職を得ていたが、彼の論文は偽物としか言い様がなく、他人の文章を盗み取った破廉恥作品だった。後に、この「剽窃(ひょうせつ)」がバレて問題になったが、チャーチルが詫びることはなかった。そもそも、「民俗学(エスニック・スタディーズ)」を教えている連中なんて、端っから「まとも」じゃないから、卑劣な奴がいても別に驚くことじゃない。

Jeff Bezos 1(左  / ジェフ・ベゾス )
  まぁ、一年中赤いの嵐が吹き荒れるアメリカだから、保守派攻撃があっても不思議じゃないが、アマゾンを運営するジェフ・ベゾスはメディア業界にも進出しているから、実に厄介だ。彼が統括する「ナッシュ・ホールディングス(Nash Holdings)」は、世界中に影響力を持つ「ワシントン・ポスト」紙を傘下に収めている。「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ワシントン・ポスト」紙は、普段、格好付けて「言論の自由」を云々するが、その株主や経営者の矛盾する行為を咎めたことはない。いくら新聞社の編集長でも、親分のやることにケチをつければ、クビや左遷となるから、亀のように甲羅に閉じこもって時間が過ぎるのを待っている。それに、迫害されるのが「右翼」なんだから、庇ってやる義理は無い。むしろ、「ざまあみろ !」と笑顔になる。

  アメリカでも大手企業は、日本の藝能事務所みたいに、陰湿な仕置きをするものだ。もし、鼻っ柱の強い藝人が、ジャニーズ事務所の社長やバーニング・プロダクションの周防郁夫を怒らせたら、「干される」どころか藝能界から追放されてしまうだろう。だから、新米の藝能記者だって、これくらいの常識は弁えている。「表があれば、裏がある」というのが世間の常識だ。アメリカにも様々な「裏」があるので、我々はアメリカを自由の国と思わない方がいい。むしろ、自由が点在するギャングランドと考えた方が無難だ。ニューヨークの裏社会を知っているトランプ大統領でも、大物をえぐり出す暴露本は書けまい。もし、書いたら健康なまま「歴史」にされてしまうだろう。ただし、任期中に暗殺されれば、望み通りケネディーみたいな人々の記憶に残る人物となるかもよ。




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