無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

マスコミ問題

フェイク・ニュースは当り前 ?! / ヤラセが氾濫するマスメディア(前編)

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
黒木 頼景
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ドラマ仕立ての報道番組

 今月、池上彰の報道バラエティーが炎上していた。というのも、“物知り博士”の池上氏が、他人の意見を拝借(窃盗)したのに、「自分の知識」や「自分の意見」と称して放送していたからである。しかも、番組に「子役」を呼んできて政治を語らせる、という「演劇」まで披露していたのだ。建前上、出演した子供たちは「一般の子供」となっていたが、ネットの人々が「劇団に所属する子供」であることを発見し、それを暴露したから話題となってしまった。まぁ、池上彰とタッグを組んだフジテレビがやることだから、「ヤラセ」が混じっていても不思議じゃないだろう。前科のあるテレビ局だから、「またかぁ !」と思った人も多いんじゃないか。でも、子供を利用して偏向・宣伝番組を作るなんて、根性が腐っているというか、吐き気がするほど卑劣である。普段は「公正中立な報道」を掲げているくせに、「内緒で子役を使った仕込み」なんて随分と阿漕(あこぎ)じゃないか。企画立案者や台本の指導者は表に出てこい ! 局のオフィスに隠れているとは狡いぞ。

  ドナルド・トランプが大統領になって、日本でも「フェイク・ニュース」という言葉が広く世間に知れ渡るようになった。フジテレビばかりでなく、NHKやTBS、テレ朝、日テレがプロパガンダ放送局なのは、もはや周知の事実。いまさら驚くことでもあるまい。ただし、驚くのは地上波しか見ない「情報弱者」である。毎月お金を払って下らない記事を読んでも苦にならない老人とか、学生運動が懐かしい左翼教師が既存のマスメディアを支えているのだろう。こうした主要メディアが生存できるのも、日本人に「大企業信仰」があるからだ。多くの人々が、中小や個人の情報提供者は怪しいと考えるが、東京の一等地に本社を構える巨大メディア企業なら大丈夫、と思っている。大学教育を受けた者でさえ、どんな人間が放送するニュースを選び、どんな風に伝えるのかを考えない。暢気な大衆は、テレビ局のディレクターとか新聞社の編集者が、どんな思想を持っているかに興味が無いのだ。支那人の料理店なら、重金属まみれの上海蟹とか、正体不明の化学調味料、危険な輸入食材を使っているので、お客は入店前に心構えというか、一種の覚悟と用心ができている。

  しかし、テレビ局の番組や学校の教科書は疑われず、そのまま信用されてしまうのだ。一般の日本人は、局内に真っ赤なプロデューサーがいるとか、教科書会社に共産党シンパの執筆者がいるとは思わない。日常生活なら、顔も名前も知らない人を信用するなんて有り得ないが、マスコミの人間なら信じてしまうのだ。なら、テレビ局の制作者は他人を無条件で信用するのかといったら、そんな事は無い。例えば、彼らは風俗店に行くと、商品の女をじっくり吟味して、料金と容姿を秤にかける。ついでに、「性病は無いのか ?」と確認するほど用心深い。高級官僚ならVIP専用の「エスコート・サービス」に招待されるから、安心して高品質の女性を選ぶ事ができる。怪しい情報を掴まされるのは、貧乏で無知な庶民だけ。マンネリの「水戸黄門」とか水谷豊のドラマ「相棒」をボケ~と観るオっさんやオバちゃんたちは、マスコミにとって格好のターゲットになる。

視聴者を欺くニュース報道

Anderson Cooper 2( 左 /  アンダーソン・クーパー)
  日本のテレビ局による印象操作や大衆扇動は、時たま社会問題となるが、歐米諸国の情報操作もけっこう酷い。例えば、CNNのシリア報道では見事な「演劇」があった。CNNにはアンダーソン・クーパー(Anderson Cooper)という看板キャスターがいて、彼がアンカーを務める報道番組「360°」がある。丁度、シリアの内戦が始まった頃、戦場からの「ライブ中継」があって、ダニー・ダエムというシリア系リポーターが現地特派員となっていた。彼は砲撃や銃撃が飛び交う戦場を背景に、シリアの現状をリポートしていたのだが、それが映画セットのスタジオで行われていたのだ。(Patrick Henningsen, "WAR PROPAGANDA : Staged Media Reporting from Syria : Fabricating the News",  Global Resarch, March 12, 2012) 番組の中では、クーパー氏がダエム記者と中継を結び、リアル・タイムで戦況を尋ねていた。そして映像の隅には、燃え上がるクルマとか、爆発の様子がワイプで流れていたのだ。こうした臨場感溢れる報道を目にすれば、アメリカの視聴者は固唾を呑んでリポーターに耳を傾けるはずだ。

Danny Dayem 3Danny Dayem CNN 1







(左: ダニー・ダエム  / 右: CNNでリポーターを務めていたダニー )

  ところが、この撮影現場の映像がネットに流れてしまい、ヤラセの「演劇」という事がバレてしまった。本番前のシリア人ダニーはスタッフに向かって、「おい、まだ効果音の用意ができないのかよ?!」と愚痴をこぼし、「もう寒くて指が冷えちゃうよぉ~」とボヤいていた。本当の「戦場」にいるような雰囲気を作るため、撮影スタッフは“それらしい”爆発音や雑音をチェックしており、ダニーは暗闇の中でスタンバイ。現在位置が発覚しないよう、本番の「中継映像」はとても暗く、ダエム記者の顔だけにライトが当たっており、何処に居るのか判らない。ただ、ものすごい爆音がするから、視聴者は戦場の近くに居るものと錯覚していたそうだ。クーパー氏の質問に答えていたダエム記者は、400m先の場所で殺された民間人の遺体を回収した、と述べていた。しかし、戦場に居なかった人間が、どうやって遺体を引き取ってきたのか? 彼は別の撮影場所で演技をしていただけなのに、シリア人の死体をどうやって発見したのか、まことに不思議である。

Brian Williams 1( 左 /  ブライアン・ウィリアムズ)
  NBCの看板キャスターであるブライアン・ウィリアムズ(Brian Williams)氏も、些細な「嘘」がバレて恥をかいた。彼が戦場となったイラクに赴き、米軍のヘリコプターに乗った時、「攻撃を受けた」と話してしまったのだ。ウィリアムズ氏の「ナイトリー・ニューズ」の視聴者は、番組のアンカーマンが危機一髪だったと知って驚いたが、そうした砲撃は無かった事が後になって明らかとなった。(Rory Carroll, "NBC suspends Brian Williams for six monthsover Iraq helicopter story", The Guardian, 11 February 2015) たぶん、ウィリアムズ氏は戦火ををくぐり抜けた勇ましい特派員と自慢したかったのだろう。まさか、「米軍にしっかりと守られて何事も無く安全に取材を終えました」じゃ武勇伝にならない。やはり、映画並みの激しい戦闘シーンで、生死を賭けた報道でなきゃ「特集」にならない、と思ったのだろう。「NBC News」のデボラ・ターネス(Deborah Turness)社長は、ウィリアムズ氏の「ホラ話」を謝罪し、彼を六ヶ月の停職処分にすると発表した。まぁ、高給取りのウィリアムズ氏にとって半年間給料がでなくても困ることはなかろう。それよりも、経歴に「法螺吹き」が記載されたことの方が痛いはずだ。

  アメリカのメディアがちょくちょくフェイク・ニュースを流すことは、もう広く世間に知られるようになったが、英国のBBCも印象操作を行っていたという。例えば、BBCはシリアのホウラで大量虐殺があった、と怒りの報道を行ったが、その時に使われた「写真」は、2003年にイラクで撮影された写真であったのだ。(Hannah Furness, "BBC News uses Iraq photo to illustrate Syrian massacre", The Telegraph, 27 May 2012) 世界的に有名な「ゲッティー・イメージ」社で写真家を務めるマルコ・ディ・ラウロ(Marco di Lauro)氏は、夜中の3時頃自宅に戻り、BBCのウェツブ・ページを開いて記事を読もうとした。すると、そのフロントページにはシリアに関する報道があり、掲載されていた写真は彼が2003年に撮ったものであったのだ。ラウロ氏は椅子から転げ落ちるほどビックリしたという。彼は何で昔に撮った写真が使われているんだ、と驚いた。天下のBBCが、写真の出何処を調べずに掲載するなんて信じられない。BBCの広報係は間違った映像であると認め、公式に謝罪したが、本当に「単なるミス」だったのか怪しい。もしかしたら、シリアのイメージダウンを謀るため、わざと衝撃的な写真を用いたのかも知れないのだ。歐米のメディアは、アサド政権の打倒を支援していたから、残虐な映像を利用して世論を操ろうとした疑いがある。

BBC fale photo 1(左  /  床に置かれた遺体を跨ぐ少年)
  アメリカ人やイギリス人ばかりでなく、日本人の我々はもっと注意せねばならない。なぜなら、日本のマスコミは歐米の報道を検証もなしに“そのまま”輸入する癖があるからだ。遠い外国の悪党に騙される危険性は常にある。特に、地上波テレビのワイドショーなどは、「米国のCNNが報じた映像です !」とか、「英国BBCの報道によりますと・・・」、「権威あるニューヨーク・タイムズの調査では・・・」と述べて、いかにも正確な報道であるかのように伝えるけど、裏で誰が動いているのかは明かさない。「権威」に弱い日本人は、有名な大手メディアの報道だと頭から信用し、そっくりそのまま鵜呑みにする。また、日本のテレビ局は民衆のこうした性格を判っているので、歐米のリベラル・メディアと組んで印象操作を画策する。反日報道を趣味にするニューヨーク・タイムズ紙と朝日新聞との癒着は悪名高い。アメリカは多少なりとも保守派の力が強いので、色々なインターネット・サイトが暴露記事を流してくれるけど、日本の保守系メディアは弱小だから、ボンクラな評論家とか内向き志向の知識人をコメンテーターに迎えるだけで、無難な話題に終始する。まぁ、低予算のインターネット番組だと難しいのかもね。

  後編に続く。



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偽善のマスコミを信じる日本人 / 国民を誘導するテレビ局

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集団催眠に弱い国民

French baby 1kid 18Eva Green 4









  日本人はお役所と大企業を盲信する癖がある。「支那人は嘘をつかない」と信じる馬鹿はいないが、国民に大切な情報を隠す官僚や、視聴者を誘導するテレビ局を信用する日本人は実に多い。“これ”といった根拠も無しに、「有名で大きな企業は不正を犯さない」と頭から信じているんだから呆れてしまう。NHKがどんなに偏っていても、朝日新聞が捏造記事を報道しても、その存在が揺るがないのは、日本人の持つ巨大組織信仰のせいである。こんにち、新聞の販売部数が激減したとはいえ、未だに朝刊の配達を楽しみにしている国民は絶えず、「全国紙が書いていることだから本当だ」と疑わずに妄信している人が結構いるらしい。

  九月に総裁選を迎える自民党では、安倍総理の再選が濃厚で、対抗馬の石破茂は風前の灯火である。次世代のホープと目される小泉進次郎も、沈み行くボロ船に同乗するつもりがないのか、そろ~と足抜けを図り、石破と距離を取っている。まぁ、自分の将来を考えれば、あんなツラの駄馬に政治生命を賭けるアホは居るまい。ところが、「安倍憎し」のマスコミは違っているようだ。何としても安倍三選は阻止したい。心の底から日本人を恨む朝鮮人の如く政敵を呪っている。新聞社の論説委員とか雑誌の編集長が安倍氏を個人的に攻撃するのは勝手だが、それをあたかも「社会正義」の如く掲げるのは詐欺に等しい。もし、「安倍政権打倒」を訴えるなら、「私は学生時代、共産党に共鳴したので、生理的に自民党が嫌いです」とか、「祖父が在日朝鮮人だったので、帰化したとはいえ、家族が受けた屈辱を忘れません。今でも日本人を恨んでいます」、「立憲民主党の支持者なんだけど、人には言えないから、新聞のコラムで自民党批判をしています」と告白してくれたら、読者の方も書き手の立ち位置や根本思想が判るので、社説を読むときに役立つ。ところが、肝心な批判者が正体を告げず、社名の看板に隠れ、「公平無私の透明人間」じゃ狡いよねぇ。

Abe 2Ishiba 1(左: 安倍晋三  /  右: 石破茂)
  一説によると、讀賣新聞の発行部数は約800万部くらいあるそうだが、その信憑性は未だに健在なのか、本当のところは分からない。ただ、自民党の総裁選に関するアンケート調査には首を傾げたくなる。自民党の総裁選挙は、自民党の一般党員や所属議員の投票で結果が決まるはずだが、なぜか新聞社は「無党派層」のアンケート結果を報道し、「石破への支持が多い」と評しているのだ。これを聞いた一般読者は、「えっ、自民党員以外の一般人でも投票できるの?」と勘違いしてしまうだろう。讀賣新聞の記事によれば、無党派層における石破氏の支持率は46%で、安倍総理は21%に過ぎない。そして、男女別の調査によると、安倍総理を支持する男性は51%で石破氏だと35%、女性の方は、安倍支持が34%、石破氏には37%となっていた。安倍総理を支持しているのは、40歳以下の若者と70歳以上の高齢者で、石破支持者の中核は50歳から60歳の人であるらしい。つまり、新聞やテレビしか頼れる情報が無く、社説に同調する人々が石破支持に廻っているのだろう。

  各都道府県にいる自民党の一般党員が安倍氏に投票しようが、石破氏に乗り換えようが、それは党費を払って自民党を支えている人が決めればいいことで、党員になっていない人に向かって、「誰が自民党の総裁に相応しいか」なんて尋ねるのはお門違いだ。「無党派層」とは部外者に過ぎず、投票権を持たない人々である。アンケート結果を載せた編集部に訊きたいが、讀賣新聞の社長を一般の通行人が決めてもいいのか? 株主でもない一般人が讀賣の本社を訪ねても、「帰れ、どアホ!」と門前払いを喰らうだけだろう。たぶん、讀賣新聞の狙いは、一般国民に安倍総理への不満が募っているんだぞ、と囁きたいのだろう。しかし、それは新聞社が煽ることではなく、一般国民が”自分で”判断することだ。「俺のところは大新聞なんだから、間抜けな庶民は我が社の方針に従え」という態度じゃ読者の反感を招くだけである。

刺青を推奨するマスメディア

  日本のマスコミは真の意図を隠しながら、一般国民を一定の方向に誘導する性癖がある。以前、当ブログでも言及したが、地上波テレビや大手のマスコミは、日本社会に刺青文化を定着させたいようだ。(過去記事A記事B記事Cを参照。) ついでに言えば、筆者はマスコミがよく使う「タトゥー」というカタカナ言葉が嫌いである。ちゃんと日本語で「刺青(入れ墨)」という言葉があるのに、彫った人々に気兼ねしたのか、頻繁に「タトゥー(Tattoo)」と言い換えるので、聞いていて腹が立つ。おそらく、テレビ局は「刺青」という“ドキッ”とする響きが嫌いなんだろう。一般人はどうしても刺青とヤクザを重ねてしまうので、プロデューサーが故意に馴染みのある日本語を避け、外国語を用いているのだと推測できる。制作者側の指示に従うゲスト・コメンテーターも、揃って「タトゥー」を用い、決して日本語の「刺青」を口にしないよう心掛けているのだろう。

  テレビ藝者の俳優とか歌手はどうでもいいけど、脳科学者の茂木健一郎が、一部の藝人が彫った刺青に関して持論を述べていたので、彼の発言だけは見過ごせない。(「茂木氏、タトゥー差別に問題提起『日本の国際的恥』 2018年8月24日附「日刊スポーツ」) なぜなら、茂木氏のような有名人は別の影響力があるからだ。大半の日本人は学歴劣等感や権威崇拝心が強いせいか、矢鱈と大学教授や科学者に対して盲従しやすい。確かに、茂木氏は脳科学の分野においては優秀な研究者なんだろうけど、一般社会の常識には疎いようだ。茂木氏は日本の温泉施設や水泳プールが刺青者を拒んでいる事を知って、「いわれなき差別は撤廃すべきだ。インバウンドのお客さんも増えている今、放置すれば日本の国際的恥である」と指摘した。茂木氏が言うように、なるほど、刺青を彫った人間が全てヤクザ者とかゴロツキとは限らない。しかし、以前の日本ではカタギの人間が刺青を彫るなんて考えられず、もし、刺青を彫るとすれば、それは遊び人とか、沖中仕(おきなかし)あるいは艀人夫(はしけにんぷ)といった下層筋肉労働者、それでなければ街のチンピラとか暴力団員といった裏社会の人間くらいだった。

Mogi 001(左  / 茂木健一郎 )
  茂木氏は「親からもらった身体を傷つける行為」を口実に挙げて、利用者の制限を行っている施設に反論し、こうした意見を「論理的に脆弱」で「批判的思考の深刻な欠如」と斬り捨てていた。確かに、温泉施設側の根拠は説得力に欠けるところがある。刺青を彫る人を譴責するのは、その人の親であって、温泉施設の経営者ではない。温泉施設側の本音は、刺青者が来店すると店の雰囲気が悪くなり、カタギの常連客が減ってしまうことにある。家族連れが訪れる温泉旅館に、刺青を彫った外国人や柄の悪い日本人がやって来れば、大浴場でその絵柄を披露することになるから、子供を持つ親は二度と来なくなる。いくら外国では“普通のファッション”とはいえ、一般家庭の日本人からすればヤクザの風習と同じである。

  例えば、幼い息子と一緒に露天風呂に浸かる父親が、刺青を彫った日本人を見ればギョっとするし、子供を心配する親なら、少しづつ離れようとするはずだ。一緒に来た女房や娘だって厭な顔をするし、「大浴場に行きたくない」と拗(す)ねるだろう。また、いくら外国人とはいえ、胸や首筋にまで刺青を彫った南米人を目にすれば、せっかくの温泉気分が台無しだ。それにもし、幼い息子が大声で「パパ、あのオジさん、胸に蜘蛛の絵が描いてあるよ」と言えば、小声で「コラっ ! 、そんなこと言っちゃ駄目だよ」と叱るしかない。それに、不気味な外国人を見かけた息子や娘が「パパ、何となく怖い!」と怯えたら、料金を払って旅館に泊まった意味が無いじゃないか。温泉の経営者は、こうした「現実」を分かっているから、テレビ局や雑誌の「お説教」なんか無視する。だいたい、刺青外人の来店で日本人客の数が減ったら、評論家やテレビ局は責任を取ってくれるのか? 綺麗事を言う番組制作者は、スポンサー企業に刺青文化を推奨すればいいじゃないか。例えば、入浴剤の製造会社(「ツムラ」とか)に、刺青を彫ったコロンビア人をCF(映像宣伝)に使ってみたら、と助言してみろ。局の専務や常務、営業局のお偉方が真っ青になって駆けつけ、「今回の御無礼を何とぞお赦しください!」と土下座する破目になるんだぞ。番組のチーフ・ディレクターは間違いなく左遷だろうなぁ。

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  茂木氏は刺青者の排除を「国際的な恥」と主張するが、西歐人だって刺青を彫った人間を観れば、マフィアの構成員とか南米やロシアからの下層移民じゃないかと考えるはずだ。確かに、アメリカでは一般白人でも刺青を彫った人物は多い。1990年代になってから急速に刺青文化が拡散し、一般人でも藝人を真似て気軽に彫る人が増えた。今では信じられないが、1980年代まではロック・ミュージシャンでも刺青を彫っている人は少なかった。筆者の記憶だけど、任期ロック・バンド「メタリカ(Metallica)」のジェイムズ・ヘットフィールド(James Hetfield)は腕に彫っていなかったし、「アイアン・メイデン」のスティーブ・ハリス(Steve Harris)やデイヴ・マレー(Dave Murray)も彫っていなかった。ドイツ人ギターリストのマイケル・シェンカー(Michael Schenker)は、ちゃんと両腕に刺青があるけど、UFOやMSG時代の昔は無かった。「ガンズ・アント・ローゼス(Guns N' Roses)」のアクセル・ローズ(Axl Rose)くらいの世代から流行しだし、「アヴェンジド・セヴンフォールド(Avenged Sevenfold)」に至っては最初から全員が彫っている。

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(左: 刺青を自慢するモデル /  右: 企業のマークを刺青にした一般人)

  現在の歐米社会では、女性でも気軽に彫って見せびらかす人が多いし、禁止や反対を示さない親も普通になっている。ただし、刺青を彫った人の血筋や家系、社会的地位、職業、学歴、趣味、性格を注意深く調べてみると、下層階級や低学歴・低所得者、躾の良くない家庭で育った者、左翼の親を持つ者、離婚や別居で崩壊した家庭の子供、傷痍軍人、水商売の従業員などに多いことが判る。敬虔なキリスト教徒の家庭に育った若者や上流階級の子供、大企業で管理職に就くエリート社員、法科大学に通う地方名士の息子、名門大学の伝統ある友愛会に所属する女子学生、国際金融機関の上級ディーラーとか大手保険会社の重役には、刺青者を見つけるのが難しく、各人を丸裸にするしかない。それでも発見できない場合があるから、刺青を彫った者と関心が無い者との間には、透明だが厳然とした境界線があると考えるべきだ。

  なるほど、日本を訪れる観光客で墨を入れている外国人は多いが、その家庭環境や職業・経歴は明らかではない。しかし、一般の日本人が背中に天使の翼を彫ったり、胸元に髑髏マークを彫った外人を見かけると、ちょっとその人の品性を疑ってしまうことがある。日本人は西歐白人ばかりに目を奪われ、中東アジア人に気付いていないが、敬虔なイスラム教徒だと刺青を忌み嫌う人が珍しくない。西歐化されていないトルコ人やアラブ人の親は、息子や娘がファッションで龍とか漢字を彫ることを許さないし、異教徒の十字架なんか彫ったら勘当だ。世界各国にはそれぞれの風習や宗教があるので、刺青を容認するのが世界的趨勢だと思うのは間違いである。ただし、刺青を彫っている外人を観て、即座に拒絶するのも肯定できない。それでも、一般的に刺青のイメージは良くない。例えば、日本人に英語を教えてくれる西歐白人の先生で、首や腕に墨を入れている人は少ないじゃないか。有名大学や英会話学校は世間の評判を気にするから、刺青を彫った教員は採用されないはずだ。茂木氏は刺青を嫌う日本人の感性を批判するが、歐米の学界で見かける科学者の何割が刺青者なのか、具体的な人数を教えてもらいたい。もちろん、刺青をした科学者だっているだろうが、その両親や配偶者、子孫までが背中や肩に刺青を彫っているのか? 日本の常識的学者なら、まず刺青者はいないだろう。仮にその家族に会っても、奥方は良家のお嬢さんだったり、御子息は名門私立の優等生だったりする。彼の友人を捜しても、刺青を彫っている者は皆無というケースだってあるだろう。

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(左: 顔に刺青を彫って後悔した女性  / 右: 脇の下に刺青を彫って自慢する女性 )

  日本では未だに刺青が忌み嫌われており、都市銀行や証券会社、総合商社で働く幹部社員で、刺青を彫っている人なんかいないし、もし彫ったら昇進は望めないだろう。お客と直に接する営業部や窓口の一般社員なら即アウトだ。たとえ、手の甲に「信用第一」と彫っても、一瞬で信用を無くすぞ。偏見を無くそうと呼びかけるテレビ局だって、刺青をした新人アナウンサーは採用しないし、もし刺青者が採用試験に臨んでも、無条件で弾かれてしまうだろう。だいたい、ニュース番組やバラエティー番組に登場する女子アナが、首筋や腕に薔薇とかハートの刺青を彫れば、視聴者からの抗議が殺到するはずた。スポンサー企業だって「何で、あんな社員を番組に出すんだ !」と怒りを露わにするだろう。外見による偏見を撲滅しようと叫ぶテレビ局は、一般国民に説教していないで、自ら率先して刺青社員を起用するべきだ。マイク・タイソンみたいに顔に刺青を彫った女子アナがいてもいいし、腕にびっしりと刺青を彫った司会者かいてもいいだろう。また、局内でふんぞり返る重役たちにも、「オタクのお嬢さんに刺青でもどうですか?」と尋ねてみるべきだ。ただし、どんな反応が返ってくるかは想像できる。

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  テレビ局や新聞社が政治プロパガンダを垂れ流すのは勝手だが、宣伝する前に本音を明らかにすべきだ。非現実的な建前論を以て世論を操作するのは卑怯としか言いようがない。日本の倫理道徳を破壊したいなら、「手前どもは日本社会を腐敗させて、共産主義革命を実行したいのです」と正直に話し、一般国民の偽らざる反応を受け止めねばならない。本当に刺青文化を普及させたいのであれば、まずテレビ局社員が顔や腕に刺青を彫って、世間に認めてもらえばいいのだ。それをせずに、一般視聴者に「偏見を持つな!」はおかしい。フジテレビの社員は、せっかく自社のシンボルマークがあるんだから、みんなで額に彫ってみたらどうか。でも、フリー・アナウンサーを狙う女子アナや、他局へ転職を考えるベテラン社員もいるから、フジの刻印はマズいかも。なら、日の丸にでもするか。全国共通だしね。



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