無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

皇室伝統

尊敬できる皇族が欲しい / 秋篠宮家はどうなるのか (後編)

日本国民は奴隷じゃない

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 一般的に、些細な事で皇室を批判したり、勝手な不満を述べることは不敬なことと見なされる。しかし、皇族が我々の常識、特に皇族の規範を外れた行為に及ぶ時、皇室を守る側近は、何らかの諫言を述べねばならない。もし、宮中の重臣が沈黙するなら、国民の誰かが声を上げるべきだ。たとえ、こうした野次が渺然(びょうぜん)たる滴(しずく)であっても、それはやがて大河となり、止めどなき激流となる。秋篠宮家を批判する国民の中には、皇室の撲滅を目指す者もいるだろうが、皇統の存続に不安を抱く者もいるはずだ。

 ところが、筆者のように秋篠宮殿下を批判すると、動物学者の竹内久美子やチャンネル桜の水島総社長のような秋宮ファンが騒ぎだし、ヒステリーを爆発させて、「皇室破壊を目論む左翼だ!」「支那工作員の手下じゃないのか!」「女系容認論者だ、気をつけろ!」と喚(わめ)き出す。こうした活動家を前にすると本当に困ってしまうが、どうして彼らは“不都合な問題”から眼を背け、抽象論へと逃げるのか? おそらく、注目された話題を詳細に検討すれば、反論できない事態になるからでしょう。それに、我が国では「皇族は悪事を成さず」というのが大前提である。よって、宮内庁から圧力を受けない特別捜査チームの創設は不可能。もし、小さな糸口から大スキャンダルに発展したら、皇室にとって甚大なダメージとなるからだ。

  週刊誌報道にはイチャモン記事もあるが、宮内庁の発表だって怪しく、眞子様の「複雑性PTSD」を疑う国民は少なくない。なぜなら、アフガニスタンやイラクへ派遣されたわけでもなく、雑誌の中傷記事くらいで、あんな深刻な病気にはならないからだ。しかも、NYに住む眞子様はどのような治療を受けているのか? 日本人が英語で複雑な感情を説明するのはとても難しい。特に、フラッシュバックなどで苦しむ患者となれば、アメリカ人の医師に答えるのは簡単なことじゃない。これだと、「仮病」を疑う国民が出てくるし、病気を信じる人は、家庭内暴力や近親相姦を考えてしまうだろう。

  とにかく、一般的に、まともな国民は皇室の撲滅などは望まないし、ゴチャゴチャした学術論にも興味が無い。単に、尊敬できる皇太弟なのか、あるいは困った馬鹿息子なのか、と判断をするだけだ。「国民に寄り添う」と口にする皇族が、国民からの質問に答えず、脚本通りの記者会見でお茶を濁すなら、その言葉を信じる者は少なくなるだろう。

  ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel)には『精神現象学(phänomenologie des Geistes)』という著作があり、これを読むと主人と奴隷の関係を改めて考えることができる。我々は天皇陛下の奴隷じゃないし、陛下も農奴から養われる主人(dominus)とは思っていないだろう。ところが、竹内氏や水島社長が押しつけるドグマには、支配者にひれ伏す“卑屈な国民”という前提がある。別な言い方をすれば、彼らが立つ土壌の中には、奴隷根性の地下水が染み渡っている、ということだ。

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  ヘーゲルが説く哲学は矢鱈と難解で、ドイツ語の専門用語に満ちているから、ここでは簡単に述べることにする。ヘーゲルについて勉強すると、他人との関係、特に相互の「承認(Anerkennung)」というキーワードが目につく。これは奴隷と主人の関係を例に取るとよく解る。

 ヘーゲルは「自己意識」を説明した。我々は「自分が自分に対して行う評価」と「他人が自分に対して行う評価」を重ねて自己意識をつくっているという。例えば、鏡に映る自分の顔を見て「私って綺麗!」と評価して「美人」と思うだけじゃ不充分。これは自分に対する自分だけの評価で、単なる自惚れだ。やはり、学校や職場の友人、あるいは世間一般からから「美人」と評価されないと「手前味噌」になってしまう。他人という媒介を経て自分の価値を承認されてこそ、「私は美人」という満足感を得ることが出来るのだ。

  奴隷を持つ主人は、「物足りなさ」というか、憐れな存在となりやすい。なぜなら、主人は自分の評価だけで意識を形成する人物。つまり、「自分から見た自分」を貫き通す者と言えよう。しかし、自分の確信だけで「俺様は偉い!」と思う奴はいないから、必ず、他人から「偉い人だねぇ~」と評価され、「その通りだ」と承認されないと本当に「偉い」とは思えない。ところが、周りの人間が奴隷では、「偉い」と評価されたって無意味だ。奴隷は他人の意思(恣意)に依存しながら生きる亜人間で、御主人様に隷従した意識しか持たない。御主人様が「俺を偉いと思って尊敬しているのか?」と質問すれば、恐怖に怯えた家畜は「左様でございます」としか言えないじゃないか。渋谷にいるアホな女子高生みたいに、「別に!」と答えたら、「テメぇー、この野郎!」と罵られ、棍棒でボコボコにされてしまうだろう。

  そもそも、自立していない下僕から承認されて、「いやぁぁ~、そんなこと言われたら照れちゃうなぁ~」と嬉しがる主人は居ないだろう。むしろ、自分と対等な者、例えば奴隷を持つ農園経営者とか、軍人、紳士から承認されたいと望むはずだ。人間は野生動物と違い、他者からの承認や賞賛を求める。例えば、カンガルーは野原で殴り合うが、たとえ鼻血を出して勝っても、周囲のコアラから金メダルを貰うことはない。

  しかし、人間はボクシングの世界大会まで開催し、優勝者にはチャンピオンベルトを贈呈する。もちろん、チャンピオンはみんなから認められたと大喜び。これは格闘家のみならず、一般人にも当てはまる欲求である。国家レベルになると、面子や名誉を守るために不必要な戦争を始めることもある。だいたい、腹が減ったわけじゃないのに、他人を皆殺しにするなんて人間くらいだ。バーベキューが目的で焼夷弾を投下する訳じゃあるまい。

  ある意味、国民と皇室は相互承認の関係にある。天皇陛下は奴隷を従える主人じゃない。気に食わない国民が居るからといって、いきなり彼の財産と生命を奪うことはないし、自分の意思を貫くために国民の同意(意思や感情)を踏みにじる、ということもない。「不敬」という言葉に怯えて秋篠宮殿下にひれ伏す国民は、無意識のうちに「支配と隷属(Herrschaft und Knechtschaft)」が大前提となっている。しかし、まっとうな国民は恐怖の概念から皇室を尊ぶ訳ではない。

  日本的な「支配と服従(Herrschaft und Gehorsam)」には、畏敬の念が内蔵されている。皇室の存在には、何か崇高で偉大な力が宿っている。天皇陛下は物理的な力、圧倒的な武力で日本に君臨しているのではない。国民との紐帯が築かれているから、脈々と存在し続けることが出来た。国家の危機であっても、国民の信頼は揺るがないし、敗戦となっても陛下を追放しようとは思わない。

  日本の庶民は皇室を敬うけど、それは恐怖や服従によって頭を下げている訳じゃなく、自分の意思で尊敬しているはずだ。なるほど、独裁者は武力や圧力で民衆の肉体を支配することは出来よう。しかし、彼らの精神を摑むことは出来ない。鞭の恐怖は民衆の心を遠ざけるだけである。陛下への敬意は自発的なもので、仕方ないから示す敬愛などは侮蔑の拍手と同じだ。「喋る家具」といった奴隷じゃなく、独立した国民から尊敬されるから、皇室伝統は続いてきたのである。そもそも、天皇陛下が御自分一人で江戸城に閉じ籠もり、「俺は天下の支配者だ!」「天地創造の絶対神だ!」と叫んだところで、何の意味も成さないし、そんな発想は微塵も無いだろう。大勢の国民が天皇と認めるから天皇陛下となっているんじゃないか。

皇族に群がるタカリ屋

  皇室支持派は週刊誌の「秋篠宮バッシング」を非難するが、それは本当に単なる“誹謗中傷”なのか? 多少、賢い国民であれば、秋篠宮殿下や妃殿下にも原因があると判るはずだ。例えば、殿下は様々な団体の名誉職に就いているが、どれくらいの報酬(お車代や研究費、宴会費)をもらっているのか判らない。しかし、過去に何度もタイを訪れ、魚類や鳥類の“研究旅行”と称している。その内容と実態はともかく、殿下が言う「私的な旅行」の費用は、いったい誰が出しているのか? 殿下の取り巻き連中は、全員、自己負担で大名旅行に付き合っているのか? 

  数ヶ月前、京都にある嵐山通船が裁判沙汰に直面した。雑誌記事で明らかになったように、この金銭トラブルには秋篠宮殿下が絡んでいた。記事の中で特に刮目すべき点は、殿下に渡ったとされる「謝礼」の真相である。秋篠宮殿下と親しいの奥野卓司(おくの・たくじ)は、「山階鳥類研究所」の所長を務めていたが、「鵜小屋」の建設費用や銀行からの融資で嵐山通船の構成員と揉めていた。興味深いことに、「嵐山通船」の前社長である湯川直樹(ゆかわ・なおき)は、奥野氏から月額20万円の役員報酬を求められたという。だがその時、奥野氏は湯川前社長に対し、“新札”を封筒に入れて渡すよう言いつけたそうだ。(「『秋篠宮様に100万円』 京都老舗裁判 衝撃の経理文書」『週刊文春』2023年2月9日号、p.29.)

  これは奇妙である。なぜ、奥野氏は“ピン札”での役員報酬を要求したのか? もし、“自分の懐に入れるカネ”であれば、わざわざ「新札」を注文する必要はない。たぶん、この金は殿下に献上する「謝礼」だったんじゃないか? もしも、皇族に手渡す「現金」であれば、誰の手垢も附いていない新札にしなければならない。さすがに、クシャクシャの1万円札を束ねた「コンニャク(札束)」じゃ駄目だろう。たぶん、殿下は普段から色々な名目で謝礼を貰ったり、「研究費」の名目で活動資金を作っていたのかも知れない。

  皇族には品性の卑しい連中も集まってくるし、「有栖川宮事件」でも分かる通り、皇族の名を利用した詐欺師だって出てくる。それに、「皇室ブランド」を利用して“甘い汁”を吸おうとするのは詐欺師や商人だけじゃない。澄ました顔で銭を求める大学教授や、権勢欲にまみれた政治家、出世を目論む地方自治体の役人や警察署長に加え、知名度を高めたい藝人や補助金目当ての文化人など多種多様だ。彼らは秋篠宮殿下の前で笑顔を振り撒き、揉み手摺り手で胡麻を擂(す)る。「殿下、殿下」と持ち上げれば、皇族なんかイチコロだ。たとえ、イベントに参加した秋篠宮殿下が、直接「現金」を貰わなくても、側近の誰かが「お車代」を受け取るし、主催者を騙して着服することだってあるだろう。また、こうしたギャラは適当に会計処理をされ、殿下を歓迎する宴会の費用や組織の運営資金になったりする。これなら、殿下が「ギャラ(guarantee / 出演料)」を手にしたのと同じ事で、「皇族ビジネス」と呼ばれても反論できまい。たぶん、宮内庁は秋篠宮殿下の“内職”に気づいているんだろうが、叱責されるのが怖いから黙認しているんだろう。

  日本国民は皇族に対し、過度な期待と勝手な理想を抱いている。だから、我がまま放題の馬鹿娘や、情けない皇族を目にすると、「何であんな事をするのか?」と眉を顰める。確かに、今上陛下は幼少の頃から厳しい教育を受け、濱尾実(はまお・みのる)侍従が宛がわれていた。東宮傳育官(とうぐうふいくかん)となった濱尾氏は、将来の天皇に相応しい教養とマナーを与えたから、現在の我々は立派な君主を目にすることが出来た。ところが、弟の礼宮文仁親王殿下は“自由放任”で、まともな躾を受けないまま育つことになった。

  エリザベス女王が崩御した時、今上陛下は葬儀に参列すべく、“国家元首”として英国へと向かわれた。その間、秋篠宮殿下は陛下の代理を務めることとなったのだが、案の定、“ダメ皇嗣”の側面がこぼれてしまった。殿下は慣れない手つきで公文書へ署名する破目になったが、その姿を見た国民はビックリ。筆の持ち方がぎこちなく、無茶苦茶な摑み方をしていたのだ。あの持ち方は非常に難しく、書道を習った皇族とは到底思えない。もし、何も知らない一般国民が、気軽に殿下の真似をしたら指を痛めてしまうだろう。

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(左 : 天皇陛下の代理で書類に署名する秋篠宮殿下  /  右 : 筆を握る殿下の手)

  また、武蔵野陵墓地を参拝された時、秋篠宮殿下はシルクハットをだら~と手に提げて歩いていた。今上陛下が武蔵野陵墓地を参拝された時は、テレビ東京がその様子を撮していたが、陛下はリムジンを降りる時も、ちゃんとシルクハット(silk to hat)を上向きにされていたし、歩く時も上向きになるよう、絶えず注意されていた。もし、一般国民が注意深くテレビの映像を目にしていれば、兄弟の違いに気づいたはずだ。

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(左 : シルクハットを手にぶら下げた秋篠宮殿下  /  右 : シルクハットを手にする天皇陛下  )

  天皇陛下と秋篠宮殿下は、共にオックスフォード大学へ留学されたが、お二人の学力には“違い”があったという。秋篠宮殿下が英国留学を希望された頃、駐日英国大使の故・シドニー・ギフォード卿(Sir Sydney Giffard)が、本国へある書簡を送ったそうだ。それによると、殿下の要望を受けた宮内庁は、学力不足(less academically gifted)を理由に、殿下の留学希望を却下したという。(Julian Ryall, 'British documents reignite rumours of rift between Japan's new emperor and his brother', The Telegraph, 1 May 2019.) おそらく、秋篠宮殿下の側近は、殿下の英語力や知識量を知っていたので、「たとえ入学できても、授業にはついて行けないだろう」と考えたのかも知れない。だが、殿下の情熱が通じたのか、後にオックスフォードの大学院に留学することが出来た。法学部出身の殿下が、専門を動物学に変えて英国留学なんて凄い。さすが、皇族は庶民と違う。

  その他にも、秋篠宮殿下には“変わった性質”があり、それは眞子内親王からも伝えられていた。2017年、天皇・皇后(現在の上皇・皇太后)両陛下は、東京都千代田区にある博物館「インターメディアテク」を訪れ、植物画と植物標本を組み合わせた特別展示「植物画の黄金時代-英国キュー王立植物園の精華から」を視察された。この時、チューリップの絵を説明された眞子様は、モルモットの毛皮についても説明したそうで、家族のエピソードを祖父母に話していた。眞子様はモルモットの肉に言及し、「父(秋篠宮殿下)が食べるのが好きで」と紹介していた。すると、陛下は「そうなの」と驚いた様子で聞き返していた。(「両陛下、植物特別展へ」『世界日報』2017年12月03日) 

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(左 : モルモットに触れる悠仁親王殿下   /  右 : 蛙を握る文仁親王殿下 )

  確かに、殿下がモルモットの肉を食べていたとなれば、父親の上皇陛下もビックリするだろう。普通の日本人は鼠の肉を食べない。以前、秋篠宮殿下は悠仁親王殿下を上野動物園に連れて行き、様々な動物を見せたことがある。悠仁殿下はモルモットを抱き上げて喜んでいたが、まさか父親が精肉にして食べていたとは知らなかったはず。でも、秋篠宮家は異常な家族だから、ヘビやコウモリ、カピバラなどの珍味を楽しんでいても不思議じゃない。昔、日テレの『TVジョッキー』に「奇人・変人」コーナーがあり、そこに応募した一般人が、マヨネーズをかけてウジ虫を食べていた。これはかなり気持ち悪かったが、下界にも秋篠宮殿下のような変人はいるものだ。

DNA鑑定は厳禁

  昔から朝廷には色々な闇があったけど、どうして皇室や宮内庁は長男の徳仁親王殿下だけを皇位継承者と考えていたのか? 宮内庁が本当に皇統の継続を望むなら、弟の文仁親王殿下にも同じ教育を与え、「もしも」の場合に備えるべきだろう。また、皇太子妃に男子の誕生が無い場合も想定できるので、旧皇族の男子にも密かに帝王学のような教育を授けるはずだ。ところが、侍従達は皇太子殿下お一人に賭けていた。これは極めて危険な賭である。もし、皇太子殿下が難病に冒されたり、不慮の事故で意識不明の重体となったら、宮中の役人はどうするつもりなのか? 「神様の子孫は絶対に死なない! 癌や肺炎にも罹らない!」というのは非科学的な迷信だ。

  若い頃から秋篠宮殿下は皇族らしくなく、どちらかと言えば、サークル活動に熱心な“一般人”といった感じであった。陛下には帝王の風格があるのに、殿下には貴族の威厳というものが全く無い。友人の江守敬治が『秋篠宮』を出版すると、嵐のような酷評が舞い上がり、アマゾンが消去に乗り出した。『週刊現代』の元編集長、元木昌彦の提灯記事なんて読むに値しない駄文だし、もし読めばイライラするばかり。秋篠宮殿下が記者会見に臨むと、一般国民でもその八百長質問にウンザリだ。敏感な国民だと、秋篠宮殿下の姿を見るだけで嫌悪感を抱く。こんな人物が皇位継承第一位の皇族なんて、我が国はどうなってしまうのか? 

  秋篠宮殿下に関する評判はどれも良くない。例えば、殿下に対しては皇嗣になられる以前から様々な“ご説明部隊”があったらしい。主に霞が関のキャリア官僚が、国内外の懸案事項を詳しく説明したが、そういった場での“お振る舞い”が悪かったという。雑誌記者から取材を受けた皇室関係者は言う。

 「ある時は説明に対して上の空のようで、ある時はあからさまに相手を見下すような感じだったと聞きます。“気分を害した”“もう1度行けと言われても断りたい”とこぼす人も実際にいましたね。人間ですから体調や虫の居どころが悪かったこともあるでしょうが、同様の批判が重なっているところを見ると、接する相手が不愉快な感情を抱くことが少なからずあったと言えるのかもしれないですね。一般からのご意見については、今後の秋篠宮さまの仕事のされ方でネガティブな見方を覆すことも可能と思われます。が、過去のそういった経緯に起因する異議申し立てについて評価を変えるのは、なかなか大変なことだと感じますね」(「『小室さん問題』だけじゃない 秋篠宮ご夫妻『戴冠式出席』反対の声の理由」 デイリー新潮、2023年4月28日)

  秋篠宮家を警護する皇宮警察からも苦情が多いという。皇族担当のSPは、関係各所に警備の配置を設け、統一された命令系統のもとで大勢の者が動く。だから、皇族が外出するだけでも一苦労だし、外国への訪問ともなれば神経がすり減るほど大変だ。でも、秋篠宮殿下と妃殿下は、警備の苦労を軽くみている。ある警察関係者が次のように話していた。

  ご一家で福井県の恐竜博物館に行かれた時は、前日の夜まで警察側に日程の詳細が伝えられませんでした。そのため、大慌てで警備の準備をすることになり、現場は混乱を極めた。紀子さまが情報管理を厳格にしたがるお気持ちはわかりますが、警備を担当する側や間に立つ宮内庁職員は困っています。(上掲記事、「皇室特別レポート 紀子妃の大研究」)

  皇宮警察の不満は、合衆国大統領を警護するSPの仕事を観れば分かるだろう。昔、アメリカのテレビ局が、庶民と触れ合うバラク・オバマ大統領の映像を流したことがある。黒人初の大統領に感動したのか、オバマを迎えた群衆の中に、中年の黒人女性がいた。大はしゃぎのオバちゃんは、左手に携帯電話を持ったまま、笑顔でオバマに抱きつき、両手を大統領の首に巻き付けてしまった。他の観衆に気を取られていたSPの男性は、ハッとしたのか、慌てて彼女の手をサッと払いのけ、オバマを守るように引き戻した。

  これを観た警護チームの上司は、「あっ!」と声を上げ、一瞬で青くなったはずだ。なぜなら、警護の基本として、何かを持っている者が大統領に近づくことは、決して許してはならいからだ。手をポケットに入れて、パレードを見ている者にさえ、ちゃんと警戒しなければならないのに、金属を手にした者が大統領に抱きつき、後頭部を触れば一大事となってしまうだろう。もし、彼女が暗殺者なら、確実にオバマを殺せたはず。アメリカの警護官でも、“うっかりミス”で取り返しのつかない事態を招いてしまうのだ。

  こうした事情を知れば、日本の警護官が気まぐれで動く秋篠宮殿下と妃殿下に不満を抱くのは当然だ。それに、タイでの警護となればもっと大変となる。SPは訪問先の場所を予め調査しなければならないし、どんな人物が罠を仕掛けてくるのか分からない。タイのような東南アジアだと、拳銃や化学薬品、生物兵器を密輸するのは簡単で、工作員が現地の役人と連携すれば、暗殺や妨害行為はもっと簡単だ。

  王族の警護は本当に大変で、英国王室だって例外じゃない。例えば、王室のSPやMI6はアンドリュー王子の“火遊び”を未然に防ぐことができなかった。信じられないことに、アンドリュー王子は売春業者のジェフリー・エプシュタイン(Jeffrey Epstein)と親しくなり、このユダヤ人からヴァージニア・ロバーツ(Virginia Roberts Giuffre)を紹介され、彼女を3回も犯した。当時、17歳のヴァージニアは、エプシュタインに囲われており、彼の恋人であるギレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell)にも利用されていた。この少女はロンドンにあるマクスウェルの家とマンハッタンにあるエプシュタインの家、ヴァージン・アイランドにあリトル・セイント・ジョンの三カ所で王子と性的関係を持ったそうだ。この淫行が暴露されたことで、アンドリューー王子は赤っ恥をかき、ロバーツ氏に対し360万ポンドの和解金を払う破目になったという。(Tom Sykes & Tim Teeman,‘Prince Andrew’s Settlement With Virginia Giuffre Was $3.6M, Not $14.5M, Report Claims,’The Daily Beast, August 07, 2022.)

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(左 :  ヴァージニア・ロバーツやギレーヌ・マクスウェルと一緒のアンドリュー王子 /  右 : 軍人として勤務するアンドリュー王子)

  このスキャンダルはエリザベス女王の晩年を穢すことになり、息子の愚行を聞いた女王は深く傷ついた。何しろ、第二次世界大戦の国難を乗り越えた女王は、国家と王室の権威を何よりも先に考えていた。それゆえ、王族の破廉恥行為に関しては非常に厳しい。となれば、アンドリュー王子の親不孝は、相当なショックであったに違いない。この破廉恥行為により、アンドリュー王子は海軍からも批判され、軍人としての名誉称号は全て褫奪(ちだつ)されることになった。彼は兄であるチャールズ国王の戴冠式には出席したけど、ヘンリー王子と共に王室の“恥曝し”となっていた。あの光景は日本人が見ても憐れに思える。

  それにしても、なぜ優秀なMI6がモサド(イスラエルの諜報・謀略組織)の罠に気づかなかったのか? 前々から、エプシュタインはモサドの飼い犬と判っていたはず。たぶん、MI6と王室の警護官は知っていたけど、忠告を聞かない王子を見捨てたんだろう。おそらく、若い女の肉体に溺れたアンドリュー王子は、うるさいSPを斥け、監視の目を遠ざけたんじゃないか? いくら何でも、側近や警護官は何度か注意したはずだから、アンドリュー王子が耳を貸さなかったに違いない。

  イギリス人は忠誠心に富んでいるが、救いようのないアホに対しては冷たいから、傲慢なバカ王子には匙を投げ、「好きにしろ!」と突き放したのかも知れないぞ。セックスに夢中のアンドリュー王子は、側近から見放されたことに気づかず、卑劣なエプシュタインと付き合っていたから、秘密の悪事がバレてしまった。文字通り、「裸の王様」となった王子様は、快楽の対価として高い代償を払うことになった。ロバーツから「王子はセックス中にたくさんの汗をかく」とバラされたんだから、母親のエリザベス女王は死にたくなるだろう。疫病よりも怖い息子の不祥事なんて・・・。

  売春で名高いタイへ何度も赴く秋篠宮殿下が、「タイ人の少女に夢中」ということはなかったが、もし、外国勢力に何らかの秘密を握られたら本当に恐ろしい。また、今までのように自由気ままな生活を送っていると、やがて国民の多くが殿下の素性を疑うようになるから、これも別な意味で危険である。もし、民衆が「本当に上皇陛下の息子なのか?」と疑ったら皇室の一大事。そうじゃなくても、男系男子の皇統を支持する八木秀次が、「Y染色体」を持ち出して、男系の重要性を説いたから、左翼陣営が「それなら、皇位継承にはDNA鑑定を必須にしろ!」と言い出しても不思議じゃないぞ。

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(左 : 親戚の安西孝之   /  安西氏と親しい秋篠宮殿下 /  若い頃の上皇陛下 /  右 : 若い頃の天皇陛下)

  筆者は男系の皇統を望むが、たとえ実子じゃなくても、立派な皇位継承者ならいいと考えている。なぜなら、男系男子の血筋は“信仰”に基づく。皇統の継続は厳密な“科学”と相容れないから、人々が「歴代天皇の子孫」と思っているうちは大丈夫。だいたい、千年ないし二千年前から続く皇統といっても、本当に同じ「Y染色体」が続いている、と誰が証明できるのか? もし、側室の誰かが天皇以外の男性と肉体関係を結んだら、非皇族の精子が皇子に受け継がれ、謎の家系となってしまうだろう。そもそも、江戸時代や室町時代、鎌倉や平安時代の宮中で、女性に対する厳格な監視など出来ないから、不義密通の防止は事実上“不可能”だ。

  これは昭和や平成時代でも難しく、もし、女系支持派の国民が、「上皇陛下や皇太后陛下の唾液と、秋篠宮殿下の唾液を採取して鑑定すべし!」と要求したら、宮内庁は実行するのか? 侍従長や宮内庁長官は、必死になって反対するし、政治家だって恐ろし過ぎるので口にすることすら出来ないだろう。もし、DNA鑑定の結果で親子関係が証明できなければ、ワタドショー・スキャンダルどころの騒ぎじゃない。日本国中が震撼するほどの衝撃となるだろう。それゆえ、どんなに疑惑が生じても、宮内庁は絶対に科学的方法を用いることはない。

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(左 : 幼い頃の文仁親王殿下   /  中央 : 大学生になった時の文仁親王殿下  /  右 : 鯰に夢中の秋篠宮殿下  )

  悠仁親王殿下には“不安な要素”が多く、「本当にあれで天皇の役目が務まるのか?」と疑われてしまうだろう。でも、一般の日本人は長年の慣習や前例の踏襲を優先するから、「波風を立てずに、昔ながらの伝統に従えばいい」と考える。たとえ、悠仁親王殿下が頼りなくても、「あの殿下でもいいよ」という意見が主流となるだろう。おそらく、令和が終われば悠仁親王が皇位に就くはずだ。しかし、途中で悠仁殿下の「お妃選び」に難題が持ち上がるから、ご結婚の時に再び、色々な議論が沸き起こってくるだろう。賢い女性がプリンセスになってくれればいいが、小室圭の女性版がフィアンセになったら大変だ。マスコミは一斉に彼女の過去を洗い出すから、どんなスキャンダルが飛び出てくるのか判らない。

  また、家族や経歴に“疑惑”がある女性だと、これまた世間があれこれ騒ぐし、「結婚反対!」の抗議デモが起きてもおかしくない。それに、交際する女性が在日支那人の娘や帰化鮮人の娘なら、これまた大騒ぎで、宮内庁の職員は頭が痛くなる。もし、彼女の家族や親戚に賭博業者(パチンコ屋とかバカラ賭博の関係者)がいれば、雑誌記者があれこれ嗅ぎ回るし、半グレのチンピラがいれば、宮内庁の役人は目眩がしてくる。たとえ、何とか御成婚となっても、新たなプリンセスが派手好きで、皇太后陛下よりも酷ければ、貧困化した庶民は大激怒となるだろう。日本にだって、イメルダ・マルコスのような“女帝”が現れる可能性は充分ある。さらに、悠仁親王夫婦に男子が生まれず、女子ばかりとなれば、再び女系論者が火を噴く。こうなれば、秋篠宮家を支持する勢力と、愛子内親王殿下を復帰させる党派で論争となり、国論は真っ二つに割れてしまうだろう。

  男系論者にとって疑問なのは、「どうして旧皇族の復活や男子皇族の養子が未だに実現されないのか?」という点である。伏見宮は「もう一つの天皇家」とか「血のストック」と言われるくらい、皇統の危機が来た時に皇室を守る役割があるはず。だが、30年くらい皇籍復帰が叫ばれても、一向に復帰がなされていないということは、伏見宮とか加陽宮、久邇宮に適当な男子皇族が居ないのかも知れない。男系論者は「元皇族の復帰」を求めるが、一旦“民間人”になった皇族は、徐々に“世俗化”してくるし、孫や曾孫の世代になると“皇族意識”が無くなり、“一般国民”の意識しか持たない。「皇族」というのは皇室の雰囲気というか、皇族の家訓や家風の中で育たないと、皇族の品格や威厳を身に付けることは出来ないものだ。

  したがって、もし天皇家が男系皇族の養子を取るとすれば、赤ん坊の状態で迎え入れるしかない。そして、迪宮(後の昭和天皇)殿下が川村純義(かわむら・すみよし)中将のもとへ預けられたように、養子になった男子も天皇陛下か軍人の家庭で育ち、帝王の風格を身に付けることになる。昭和天皇の教育を知っている国民なら、悠仁親王殿下の立ち居振る舞いを見てガッカリするけど、占領憲法やリベラル思想にかぶれた宮家ではしょうがない。でも、気骨のある国民だと、「秋篠宮家は一体、どんな教育をしているんだ?」と愚痴りたくなる。トンボを観察したり、稲を触ること、あるいは九州への観光旅行は、皇太子への訓育じゃない。漫画じゃあるまいし、「東大一直線」のエリート教育なんて馬鹿げている。裏口から東大へ入学できたら、財務官僚で目指すのか? たとえ、「東大卒」で「英国留学を経た博士」になっても、日本の庶民は悠仁親王を尊敬しないだろう。むしろ、「裏口の宮ズル仁天皇」と呼んで笑うだけだ。

  言論界では男系論者と女系論者の言い争いがあるけど、最終的には天皇陛下が決めることなので、庶民は陛下の決定に従うだけだ。たぶん、陛下は悠仁親王殿下の皇位継承を望まれるはずだから、旧皇族の復活を望む国民でも、秋篠宮家の血統で我慢するしかない。まぁ、令和30年くらいになれば、アジア系帰化人やアジア系混血児が増加しているので、昔のような尊皇精神は希薄になり、皇室は単なる「セレブ家族」程度になっているだろう。もしかすると、日系の原住民が持て囃す「観光名物」になっているのかも知れない。たぶん、宮内庁がPR会社に大金を払って悠仁親王殿下の宣伝に努めるから、表面的には問題なし。でも、山崎豊子が題材にしそうな「華麗なる一族」じゃ困るけどね。



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嫌われる皇族の理由 / 秋篠宮家はどうなるのか? (前編)

秋篠宮殿下が「日本の代表」なんて嫌だ !

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  秋篠宮殿下と紀子妃殿下がチャールズ3世の戴冠式に出席し、ようやく一段落となったが、週刊誌による秋篠宮家批判は絶えることがない。筆者は週刊誌の報道を全て否定するつもりはないが、雑誌記者が持ち出す「国民の声」というのは怪しいと思っている。中には捏造の声もあるだろうし、誇張された記事だってあるだろう。もしかしたら、皇室破壊を目論む左翼分子が“保守派”をかたって投稿しているのかも知れないし、日本人に扮した支那人が、意地悪で辛辣なコメントを書き込んでいるかも知れないのだ。それでも、国民の一部に秋篠宮への嫌悪感が蔓延しているのは確かで、秋篠宮殿下が今上陛下のように素晴らしい人物とは言い難い。

  筆者は誰だか判らぬ「匿名の国民」が発する声など信じない。だが、購入者の中には信じる人も居るようだ。なるほど、一部の国民は殿下の戴冠式出席に不満であったが、そもそも不人気のチャールズ3世の式典なんだから、誰が招かれてもいいじゃないか。もし、秋篠宮殿下が行きたいのであれば手筈を整えてやればいいし、悠仁親王殿下を連れての観光旅行でもいいだろう。どうして秋篠宮殿下じゃ厭なのか? もし、今上陛下が訪英となれば、15時間くらいの缶詰状態になるから、気楽な外国訪問じゃないだろう。

  秋篠宮家に関する不評の根源は、殿下と妃殿下の“人柄”にある。保守派の言論人は秋篠宮殿下を庇うため、歴代天皇の系譜を持ち出し、萬世一系の皇統を懇切丁寧に説明するが、皇室に関する教育を受けていない民衆にとったら“ウンザリする説教”でしかない。普通の庶民は天皇陛下の“人格”を肌で感じるから、「有り難い存在」として敬愛し、その“威厳”にひれ伏す。机に向かって千年の歴史を勉強したから尊敬する訳じゃない。一般的に、巷の庶民は天皇陛下に直接会ったことはないが、テレビで拝見する陛下の雰囲気で“立派な天皇”と判断する。他方、秋篠宮殿下の話し方や態度を観ると、直感的に“ダメな人”と思ってしまうから、番組キャスターがいくら殿下を褒めても、その言葉は虚しく響き渡るだけ。生理的に嫌いなんだからしょうがない。

  建前上、日本人の宗教は神道や仏教となっているが、一番根深いのは「学歴信仰」の方である。冷静に考えればアホらしいが、大学や高校の入試試験は“神聖な儀式”だ。それゆえ、賄賂や人脈で「合格」の身分を得る者は、“冒瀆行為の異端者”と見なされる。普通の皇族は「皇室の威光」で大学へ“特別入学”したり、側近や友人の“助力”で学位を得ることはない。特に、秋篠宮殿下は、前々から“皇族の特別扱い”を嫌う傾向があったそうだ。(「秋篠宮皇嗣夫妻『信号を止めるな』大騒動 宮内庁が憂慮する交通格差」『週刊ポスト』2021年3月19・26日号) 

   東大や京大はもとより、学習院大学でも「皇族の特別扱い」は無かったそうで、フランス文学を専攻していた故・篠沢秀夫名誉教授によれば、「特別入学」とか「裏口入学」はなく、試験の結果で判断を下していたそうである。(篠沢 秀夫「死の床より申し上げます 誰よりも深く愛子さまの教育を憂う」『文藝春秋』2011年2月号)おそらく、徳仁親王殿下が入学する時も、学習院大学は「徳仁親王殿下だから無条件で受け容れよう」とは考えず、ある程度の筆記試験というか能力検査を課したはず。

Emperor 7743(左  /  皇帝の風格が漂う天皇陛下)
        殿下が大学院へ入った時も“実力進学”と推測できる。オックスフォード大学で水の研究をなされた時も、真剣に“英語”で勉強されたはずだ。真面目な皇太子殿下の性格を考えれば、「ズル入学」なんて想像できない。ちなみに、陛下が1993年に出版された『テムズとともに 英国の二年間』が、今年、紀伊國屋書店から復刊されて、アマゾンではベストセラーになっている。「学習院教養新書」版の方は、古本なのに驚くような高値が附いている。やはり、陛下の人気は凄い。
   
  一方、秋篠宮殿下の方はどうなのか? “英語”で書かれた秋篠宮殿下の博士論文については、以前のブログで触れたのでここでは述べない。しかし、夫婦揃って“疑惑の学歴”をつけるのは問題だ。紀子妃殿下は2013年に『結核予防の意識と行動について : 結核予防婦人会講習会参加者・女子大学生の調査より』という論文を提出して博士号を取っている。どんなレベルの論文か判らないけど、もし、そんなに素晴らしい博士論文であるなら、宮内庁のホームページに掲載し、誰でも閲覧できるようにするべきだ。国民の中には論文をダウンロードして詳しく拝読したいと願う人もいるので、印税を求めずに公開してもらいたい。ところが、妃殿下の論文は国会図書館にまで行かないと閲覧できない。これでは、国民の疑惑が深まる一方だ。

  しかし、なぜ紀子妃殿下は博士号が必要だったのか? 一つの推測として、悠仁親王殿下をお茶の水大学附属小学校に入れるため、と考えられる。もし、「研究員の子供」として特別入学させたければ、母親が「研究員」の身分を手に入れなければならない。そこで、妃殿下はロイヤル・パワーか幽霊(スタンド)を使って博士論文を作成したんじゃないか? 『文藝春秋』が、ある秋篠宮家関係者の話を紹介している。

  「秋篠宮ご夫妻は幼稚園からの3年保育を望んでおり、学習院幼稚園が2年制なのに対して、ちょうど紀子さまが研究活動をされていたお茶大幼稚園が条件に合っていた。それで同大の女性研究者を支援する特別入学制度を利用して入園されました。」(「悠仁さま十五歳の憂鬱」『文藝春秋』2022年4月号) 

  この迂回入学なら何とか誤魔化せるが、北九州市の作文コンクールでは「致命的なヘマ」をやらかしてしまった。悠仁親王殿下は『小笠原諸島を訪ねて』という作文を提出して「佳作」を受賞したが、後に“剽窃”が発覚し、参考文献を巧妙に編集して「自分の文章」にしたことがバレてしまった。チャンネル桜の水島総社長は、「皆で寄ってたかって、中学生を責めるなんて酷いじゃないか!」と怒ってたが、これを話題にした国民は、ロボットのような親王殿下じゃなく、幽霊作家を雇った紀子妃殿下を批判したんじゃないのか? そもそも、凡庸な中学生が、あんな作文を書くことは出来ないし、自分の金で幽霊を雇うことも出来まい。おそらく、「推薦入学」の“材料”や“根拠”が必要だったから、作文コンクールに目を附けたのだろう。数学や科学での“実績”にすると、色々と詮索されてしまうので、曖昧な「国語」の評価なら、適当にチョロまかすことが出来ると思ったのかも。審査員は主催者の顔色を窺って忖度(そんたく)するから、「怪しいなぁ~」と思っても「素晴らしい!」と褒めちぎるしかない。

  週刊誌は紀子妃殿下に辛く当たるが、筆者はちょっと“気の毒”に思っている。文仁親王殿下と結婚された時は、まさか皇太子を産む破目になるとは考えていなかったはずだ。次男の嫁として比較的気楽に過ごせると思ったんじゃないか? しかし、雅子妃に男子が望めなくなったので、体外受精か男女産み分けで悠仁親王殿下を産む役目になってしまった。国民の中には「まさか!」と思う人もいるだろうが、高齢出産で「男の子の誕生」なんて、あまりにも出来過ぎている。(当時、妃殿下は39歳で、一般的に「高齢出産」は35歳以上の妊婦を指す。) 小泉純一郎総理は安倍晋三官房長官から「御懐妊」の知らせを受けて驚いていたけど、ちょっと賢い国民なら、「もしかして、体外受精の“男女産み分け”なのか?」と怪しんだはずだ。(生殖医療技術の発展に関しては、医学界でも1980年代後半から様々な論争が巻き起こっていた。)

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(左 : 独身時代の紀子妃殿下   / 中央と右  :「作り笑顔」が普通になった妃殿下)

  「未来の天皇」を育てる国母となった紀子妃殿下は、運命とはいえ、本当に可哀想だ。昔は単なる「次男の嫁」で、バレーボール部の「洗濯係」程度で良かった。ところが、悠仁親王殿下を産んだ事により、100名か200名の部下を率いるキャプテンになってしまったのだ。軍隊に譬えれば、ジャガイモの皮剥きをする一等兵が、いきなり大佐や中将になったようなもので、あまりにも“荷”が重すぎる。それゆえ、周りからのプレッシャーに押しつぶされそうなるし、ちょっとした事でも敏感になってヒステリーの連発なんだろう。でも、「狐の笑顔」から「般若の顔」に変わる瞬間は恐怖だ。

  週刊誌が報じるように、雅子妃への劣等感を持っていたのかどうか判らないが、紀子妃殿下の努力は空回りなのかも知れない。ある元皇族が妃殿下について語っていた。

    「学習院も立派な学校ですが、海外留学をしていないことや、雅子さまのように社会に出て働いたことがないことに少しコンプレックスを感じておられるようです。今年、お茶の水女子大学に人文科学系の論文を提出して博士号を取得されました。学識を深めたいという純粋な動機はもちろん、経歴としても立派なものを持ちたい、というお気持ちもあったように拝察します」 (「皇室特別レポート 紀子妃の大研究」、『週刊現代』2013年11月23日号)

  旧皇族に連なる関係者も、次のようなエピソードを明かしていた。

 「ご結婚なさる前、大学生だった紀子さまが出された直筆のお手紙を拝見したことがあります。とても素朴な文章だったのが印象に残っています。それでいて、ところどころ辞書からそのまま引っ張ってきたような難しい四文字熟語や漢字が使われている。なにか無理をなさっているようで、違和感がありました。『ああ、紀子さまは皇室の一員になるに当たり、他の皇族の方に比べてご自身に日本語力が足りないことに、少し劣等感を感じてらっしゃるのではないだろうか』と感じたことを覚えています」(上掲記事)

  紀子妃殿下が“教養”の面で苦労されている事は、端から見ていても何となく察知できる。巷の教育ママは「バイリンガル教育」とやらを持て囃すが、日本人が「日本」で暮らし、「日本人」として生きてゆくのであれば、国語の勉強を優先すべきだろう。ただし、親の都合で海外生活をする子供は、自分の運命を選べないから本人が努力するしかない。『週刊現代』の記者によれば、紀子妃はペンシルベニア大学に留学する父・川嶋辰彦氏に伴われ、1歳から6歳まで海外で過ごしていた。彼女は現地の小学校に入るが、父親の方針で家でも会話となれば全て英語だったという。そのため、紀子妃殿下は英語を「母国語」として育ったようだ。

  「ホンマか?」と疑いたくなるが、たぶん、これは川島家から発せられた宣伝エピソードだろう。もしかすると、宮内庁が「英語が得意な紀子様」というイメージを創るため、わざと流したプロパガンダなのかも知れない。よく、皇室と昵懇の担当記者や御用評論家は、水面下で宮内庁や川島家と結託し、秋篠宮家を掩護(えんご)する偽情報を流すから注意が必要だ。

Princess Kiko 89342(左  /  ご婚約当時の紀子妃殿下)
  例えば、紀子妃殿下は小学生の時、ウィーンにも住んだことがあるという。有名な渡邉みどり(皇室評論家)によれば、紀子妃殿下は「ドイツ語を普通に話した」そうだが、大学時代の友人によれば、第二外国語の授業で支那語を選んだそうだ。この友人は「どうしてドイツ語を選択しなかったのか?」と不思議がったが、おそらく「チョロまかし」が利く言語の方を選んだのだろう。漢字なら質問されても推測で答えられるし、本屋に行けば現代語訳の「漢文」書籍が並んでいる。虎の巻も手に入るから、宿題でズルも可能だろう。しかし、ドイツ語だと発音や文法、語彙の点でメッキが剥がれてしまうから、なるべく避けた方がよい。

  とにかく、秋篠宮両殿下が英国を訪問し、チャールス3世の戴冠式に出席するという報道は、国民の多くに違和感を与えたようだ。5月6日に秋篠宮殿下が出席なさると報道されるやいなや、多くの国民が殿下の代理出席に不快感を表した。(「チャールズ国王の戴冠式、秋篠宮ご夫妻ご出席に抗議殺到 スキャンダルは英国でも大々的に報道」『週刊新潮』2023年3月23日号)ある者は宮内庁へ抗議の電話を掛け、別の者はインターネット・ニュースのコメント欄に不満をぶつけたという。

 確かに、今上陛下と皇后陛下が御出席となれば日本人としても誇らしいし、現地である程度の歓迎を受けるだろう。だが、陛下の“代理”として訪英するとなれば、英国王室の方だって“それなり”の歓迎しかしないだろう。日テレの映像を観たら、案の定、ブリテン側の態度は冷たく、秋篠宮殿下がスタンステッド空港に到着し、飛行機のタラップを降りたら、地面には赤絨毯が敷かれていなかった。しかも、出迎えたのは駐英日本大使と誰だか判らぬ英国の役人一人だけ。外務省の一等書記官が到着したのかと錯覚するほどの光景だ。

  一般国民は殿下の「英語力」に疑問を持ち、「どうして英語が堪能な天皇陛下や皇后陛下が出席なさらないんだ?!」と訝(いぶか)しむが、日本の皇族なんだから、堂々と「日本語」で通してもおかしくはないだろう。イギリス人の英語が難しいのであれば、大使館の通訳を呼んで隣に立たせればいいじゃないか。確かに、秋篠宮殿下は英語会話が拙く、他人の力で英語論文を書いてしまったから、普通の国民から批判されてもしょうがないけど、英語を喋ることは教養人の証拠じゃないぞ。。

  ところが、宮内庁と結託した主流メディアは、「英語を流暢に話す秋篠宮両殿下」というプロパガンダを垂れ流した。以前、両殿下がギリシアの首相と会ったとき、テレ朝の番組は「通訳無しで会話されました」と報道し、戴冠式でも「“英語”でメッセージを述べられました」と褒めちぎっていた。なぜ、マスコミは意図的に「英語力」を強調したのか? おそらく、担当記者が宮内庁との協定を結んだからだろう。つまり、宮内庁から贔屓を受ける代わりに、「英語が得意な殿下」という“刷り込み”を一般国民に行う、という密約だ。報道番組でサブリミナル効果やステルス・マーケティング(stealth marketing)の手法は厳禁だが、皇室報道ならOKなんだろう。

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( 左 : オックスフォード大学留学時代の秋篠宮殿下  /  右 : 英国の戴冠式に列席された秋篠宮両殿下 )

  読売新聞はもっと露骨で、殿下が1988年から1990年にかけてオックスフォード大学のSt.John's Collegeに留学したと紹介し、ブリテンの王族と「心温まる、友好的な関係(cordial relations )」を深めていった、と書いている。 (‘British Coronation: Japan’s Crown Prince Returning to Student Days,’The Yomiuri Shimbun, May 2, 2023.)「ホンマかぁ~?」と猜疑心が強くなる記事だが、フジテレビも負けずに「留学時代の秘話」を紹介し、学生時代の殿下を世話したトマス・ケンプ元教授にインタヴューを行っていた。ケンプ氏は殿下を“優秀な学生”と評し、“熱心”に勉強していたと褒めるが、どんな「学問的業績」や「研究成果」があるのかは公表しなかった。FNNは殿下が教授の説明に聞き入っている姿や当時の映像を流したが、若き殿下は教授の話に頷くばかり。殿下はイギリス人と会話する時は、やたらと「聞き上手」で、ユーモアを交えて流暢に話すことは滅多にない。「B&B」の島田洋八と同じく“頷く”ばかり。

  昔、ヘンリー王子に話しかけられた時、秋篠宮殿下は何を言われているのか解らなかった。これに呆れたヘンリー王子は、「英語が通じない奴なんだ」と判り、適当にあしらっていたから、観ている日本人の方が恥ずかしくなる。たぶん、秋篠宮殿下の留学も「試験無しのコネ入学」なんだろう。「熱心に勉強」するだけなら、小学生にも出来るじゃないか。それに、どうして殿下はちょくちょくタイへ旅行されるのか? 「学術交流」なら、母校のオックスフォードを訪問し、優秀な動物学者と一緒に鯰や鶏を論ずればいいだろう。イングランドだけじゃなく、アメリカやカナダにも一流の動物学者がいるから、タイよりも学問的水準は高いはずだ。

  ところが、秋篠宮殿下はなぜかタイが大好き。宮内庁のホームページを見れば判るけど、「殿下は池田大作と同じタイプなのか?」と驚くばかりだ。宮内庁の「紹介文」を以下に引用する。

    殿下は今までに幾度となくタイへ魚類や家禽類の調査で訪問され、その成果をいくつかの学術論文として発表されました。それらのことから、タイにおける水産振興や家禽学への貢献に対し、平成7(1995)年9月に同国カセートサート大学から理学(水産生物学)、ブーラパー大学から理学、平成11(1999)年7月にコーンケーン大学から理学(水産学)、平成13(2001)年8月にシーナカリンウィロート大学とチュラーロンコーン大学から理学、平成15(2003)年8月にウボンラーチャタニー大学から理学(農学)、平成19(2007)年3月にキングモンクット工科大学から理学(水産学)、平成23(2011)年3月にカセートサート大学から理学(畜産学)、チエンマイ大学から人文学(人間・環境管理学)、平成24(2012)年11月にタマサート大学から理学(農業技術)、平成30年(2018)年12月にマハーサーラカーム大学から生物学の名誉博士号の贈呈をお受けになりました。
 
  いやぁ~凄い。日本企業がたくさん集まるタイ王国だと、日本の皇族はこんなにも賞賛されるのか! 一部の国民は「どうして殿下はタイばかり訪問されるのか?」と疑問に思うが、おそらくタイ人は「格下の劣等民族」だから、殿下は“くつろいだ”会話ができるんじゃないか? もし、イングランドに行けば、会話は「通訳抜き」の英会話となるし、イギリス人はタイ人みたいにペコペコしないから、秋篠宮殿下としては不愉快だ。しかも、イギリス人の学者は「どんな論文なのか? どんな研究結果を得たのか? 」と詳しく訊いてくるし、質問された殿下も英語で具体的に説明しなければならない。イギリス人はタイ人と違って下らない演説に我慢しないから、カタカナ英語の演説なんて誰も聞かないし、最初から講演会に出席しないと思う。だから、殿下がイングランドを避けるのも当然だ。上流や中流階級のイギリス人は、「日本の皇族だから」といって卑屈にならないし、ジャングリッシュを喋れば「何言ってるのか解らぬ!」と言って無視する。博士号を持つ殿下としては面目丸つぶれだ。

  こうした背景を知れば、皇室支持派の一般国民だって、秋篠宮殿下の訪英に“無理”があることくらい解るだろう。でも、宮内庁は「次期天皇の父親」というイメージを国民に植え付けたいから、わざと五月に園遊会のスケジュールを入れ、陛下の戴冠式出席を不可能にしたのだろう。チャンネル桜の高清水裕子や水島社長は、皇太子時代の上皇陛下を例に取り、「秋篠宮殿下が代理で出席でも異論は無い」と言い張った。しかし、訪英した上皇陛下は、エリザベス女王の戴冠式で邪険にされ、その扱いは憤慨するとほど酷い扱いだった。(波多野勝著『明仁皇太子 エリザベス女王戴冠式列席紀』を参照。) 

    日本人は過去を水に流すから健忘症となりやすいが、イギリス人やスコット人は何時までも戦争を覚えている。第二次世界大戦で日本は英国と敵対関係になり、イギリス人が自慢する戦艦「プリンス・オブ・ウェイルズ」を沈めたことがある。しかも、植民地であったビルマにも手を出したから、総督のマウントバッテン卿は昭和天皇を深く憎んだ。このマウントバッテン卿はチャールズ王太子にとって「師父」ともいうべき存在で、未来の国王に大きな影響を与えた親戚の伯父さんである。

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(左 : マウントバッテン卿 / 中央 : 若き日の昭和天皇  /  右 : 若い頃の秋篠宮殿下と紀子妃殿下)

  1971年、昭和天皇が英国を訪問された時、面会を嫌ったマウトンバッテン卿は意図的にロンドンを離れた。しかし、歓迎の晩餐会でマズいと思ったエリザベス女王は、急遽、マウントバッテン卿に連絡をつけ、何とか説得して連れ戻すことができたという。昭和天皇とマウントバッテン卿は宮殿のプライヴェート・ルームで会ったそうだ。こうした過去を知っている日本人なら、地上波テレビが言う「皇室と英国王室の親しい関係」とか「秋篠宮殿下を温かく迎えるチャールズ国王」なんて嘘と判るだろう。ワイドショーばかりを観る国民なら騙せるが、昭和時代を覚えている国民は騙せない。

King Felipe & Queen Letizia 1King Carl XVI Gustaf & Princess Victoria of Sweden








(左 : フィリペ国王とレティシア妃  /   右 : カール16世とヴィクトリア王女)

  そもそも、チャールス3世は国家元首の出席を望んでおり、普通なら今上陛下が参列するはずだ。実際、何人も国王が出席しているので、日本の天皇陛下が御出席となっても不思議じゃない。例えば、スペインからはフィリペ国王とレティシア妃が来ていたし、スウェーデからはカール16世とヴィクトリア王女、ベルギーからフィリップ国王とマルティルデ王女、ネーデルラントからはウィレム・アレクサンダー国王とマキシマ妃が出席していた。したがって、日本の天皇陛下と皇后陛下が訪英されてもルール違反じゃない。

King Philippe & Queen Mathilde of BelgiumKing Willem-Alexander & Queen Maxima of the Netherlands 003








(左 : フィリップ国王とマルティルデ王女  /  右 : ウィレム・アレクサンダー国王とマキシマ妃 )

  天皇家を優先する皇室支持派は、「秋篠宮殿下じゃ厭だ、恥ずかしい!」と愚痴をこぼすが、筆者は「どうでもいい」と思っている。たとえ、レセプションで両殿下が孤立しようが、現地メディアから無視されようが構わない。殿下の出席は外交儀礼の一環だから、建前の表敬と礼状の贈呈が主な仕事だ。日テレの人気番組、「初めてのお使い」と同じ性質の訪英だから、ヨーロッパの王族と会っても適当に笑顔で対応するだけでいい。無理な期待をする国民の方が間違っている。

Prince Albert & Princess Charlene of Monaco(左   /  アルバート公とシャルレーヌ妃)
  チャンネル桜の高清水氏は、「日本の皇室は世界で最も古い」とか、「外国の王族が尊敬するロイヤル・ファミリー」と述べ、矢鱈と秋篠宮家を擁護していたが、そんなのは“夜郎自大の自惚れ”でしかない。歐米諸国のジャーナリストは秋篠宮殿下を見ても誰だか判らないし、悠久の歴史を誇る皇族と知っても興味は無し。それよりも、外国のメディアは日本より格下となるモナコ公国を取り上げ、アルバート公とシャルレーヌ妃の写真を大々的に載せていた。

  日本の皇室が二千年以上の歴史を持っていても、そんなのはカッパドキアかバビロニアに存在した古代人の王族みたいなものだ。トルコから東は全て「オリエント地方」であり、日本が何処にあるのかさえ判らない。だいたい、米国の属州が最古の皇室を自慢しても、貧乏なエチオピアの皇帝と同じ扱いだ。庶民の小娘であった紀子妃殿下が、いくら着飾っても「馬子」程度。社交界に登場しても「透明人間」でしかなく、存在感は10のマイナス6乗くらい。電子顕微鏡で探さないと判らないプリンセス、といったところだ。

  ところが、国民の白痴化を促すテレビ局は、秋篠宮殿下が如何に厚遇されたのかを宣伝していた。例えば、TBSは王太子クラスの中で、秋篠宮殿下が最前列の席に坐っていたと喜んでいたが、それは外務省の役人が前もって英国側に頼み込んでいたからだろう。さすがに、アフリカやアジアの参加者に交じっての末席では、日本の国民に申し訳が立たないから、たぶん現地の役人が土下座したか、色々な賄賂、つまり相手が欲しがる“手土産”や“間接的な利益供与”で最前列にしてもらったんだろう。メンツの為なら50億でも100億円でも惜しくはない。どうせ税金なんだから、気前よく使っても大丈夫、という訳だ。

  次回に続く。


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