日本国民は奴隷じゃない
一般的に、些細な事で皇室を批判したり、勝手な不満を述べることは不敬なことと見なされる。しかし、皇族が我々の常識、特に皇族の規範を外れた行為に及ぶ時、皇室を守る側近は、何らかの諫言を述べねばならない。もし、宮中の重臣が沈黙するなら、国民の誰かが声を上げるべきだ。たとえ、こうした野次が渺然(びょうぜん)たる滴(しずく)であっても、それはやがて大河となり、止めどなき激流となる。秋篠宮家を批判する国民の中には、皇室の撲滅を目指す者もいるだろうが、皇統の存続に不安を抱く者もいるはずだ。
一般的に、些細な事で皇室を批判したり、勝手な不満を述べることは不敬なことと見なされる。しかし、皇族が我々の常識、特に皇族の規範を外れた行為に及ぶ時、皇室を守る側近は、何らかの諫言を述べねばならない。もし、宮中の重臣が沈黙するなら、国民の誰かが声を上げるべきだ。たとえ、こうした野次が渺然(びょうぜん)たる滴(しずく)であっても、それはやがて大河となり、止めどなき激流となる。秋篠宮家を批判する国民の中には、皇室の撲滅を目指す者もいるだろうが、皇統の存続に不安を抱く者もいるはずだ。
ところが、筆者のように秋篠宮殿下を批判すると、動物学者の竹内久美子やチャンネル桜の水島総社長のような秋宮ファンが騒ぎだし、ヒステリーを爆発させて、「皇室破壊を目論む左翼だ!」「支那工作員の手下じゃないのか!」「女系容認論者だ、気をつけろ!」と喚(わめ)き出す。こうした活動家を前にすると本当に困ってしまうが、どうして彼らは“不都合な問題”から眼を背け、抽象論へと逃げるのか? おそらく、注目された話題を詳細に検討すれば、反論できない事態になるからでしょう。それに、我が国では「皇族は悪事を成さず」というのが大前提である。よって、宮内庁から圧力を受けない特別捜査チームの創設は不可能。もし、小さな糸口から大スキャンダルに発展したら、皇室にとって甚大なダメージとなるからだ。
週刊誌報道にはイチャモン記事もあるが、宮内庁の発表だって怪しく、眞子様の「複雑性PTSD」を疑う国民は少なくない。なぜなら、アフガニスタンやイラクへ派遣されたわけでもなく、雑誌の中傷記事くらいで、あんな深刻な病気にはならないからだ。しかも、NYに住む眞子様はどのような治療を受けているのか? 日本人が英語で複雑な感情を説明するのはとても難しい。特に、フラッシュバックなどで苦しむ患者となれば、アメリカ人の医師に答えるのは簡単なことじゃない。これだと、「仮病」を疑う国民が出てくるし、病気を信じる人は、家庭内暴力や近親相姦を考えてしまうだろう。
とにかく、一般的に、まともな国民は皇室の撲滅などは望まないし、ゴチャゴチャした学術論にも興味が無い。単に、尊敬できる皇太弟なのか、あるいは困った馬鹿息子なのか、と判断をするだけだ。「国民に寄り添う」と口にする皇族が、国民からの質問に答えず、脚本通りの記者会見でお茶を濁すなら、その言葉を信じる者は少なくなるだろう。
週刊誌報道にはイチャモン記事もあるが、宮内庁の発表だって怪しく、眞子様の「複雑性PTSD」を疑う国民は少なくない。なぜなら、アフガニスタンやイラクへ派遣されたわけでもなく、雑誌の中傷記事くらいで、あんな深刻な病気にはならないからだ。しかも、NYに住む眞子様はどのような治療を受けているのか? 日本人が英語で複雑な感情を説明するのはとても難しい。特に、フラッシュバックなどで苦しむ患者となれば、アメリカ人の医師に答えるのは簡単なことじゃない。これだと、「仮病」を疑う国民が出てくるし、病気を信じる人は、家庭内暴力や近親相姦を考えてしまうだろう。
とにかく、一般的に、まともな国民は皇室の撲滅などは望まないし、ゴチャゴチャした学術論にも興味が無い。単に、尊敬できる皇太弟なのか、あるいは困った馬鹿息子なのか、と判断をするだけだ。「国民に寄り添う」と口にする皇族が、国民からの質問に答えず、脚本通りの記者会見でお茶を濁すなら、その言葉を信じる者は少なくなるだろう。
ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel)には『精神現象学(phänomenologie des Geistes)』という著作があり、これを読むと主人と奴隷の関係を改めて考えることができる。我々は天皇陛下の奴隷じゃないし、陛下も農奴から養われる主人(dominus)とは思っていないだろう。ところが、竹内氏や水島社長が押しつけるドグマには、支配者にひれ伏す“卑屈な国民”という前提がある。別な言い方をすれば、彼らが立つ土壌の中には、奴隷根性の地下水が染み渡っている、ということだ。
ヘーゲルが説く哲学は矢鱈と難解で、ドイツ語の専門用語に満ちているから、ここでは簡単に述べることにする。ヘーゲルについて勉強すると、他人との関係、特に相互の「承認(Anerkennung)」というキーワードが目につく。これは奴隷と主人の関係を例に取るとよく解る。
ヘーゲルは「自己意識」を説明した。我々は「自分が自分に対して行う評価」と「他人が自分に対して行う評価」を重ねて自己意識をつくっているという。例えば、鏡に映る自分の顔を見て「私って綺麗!」と評価して「美人」と思うだけじゃ不充分。これは自分に対する自分だけの評価で、単なる自惚れだ。やはり、学校や職場の友人、あるいは世間一般からから「美人」と評価されないと「手前味噌」になってしまう。他人という媒介を経て自分の価値を承認されてこそ、「私は美人」という満足感を得ることが出来るのだ。
奴隷を持つ主人は、「物足りなさ」というか、憐れな存在となりやすい。なぜなら、主人は自分の評価だけで意識を形成する人物。つまり、「自分から見た自分」を貫き通す者と言えよう。しかし、自分の確信だけで「俺様は偉い!」と思う奴はいないから、必ず、他人から「偉い人だねぇ~」と評価され、「その通りだ」と承認されないと本当に「偉い」とは思えない。ところが、周りの人間が奴隷では、「偉い」と評価されたって無意味だ。奴隷は他人の意思(恣意)に依存しながら生きる亜人間で、御主人様に隷従した意識しか持たない。御主人様が「俺を偉いと思って尊敬しているのか?」と質問すれば、恐怖に怯えた家畜は「左様でございます」としか言えないじゃないか。渋谷にいるアホな女子高生みたいに、「別に!」と答えたら、「テメぇー、この野郎!」と罵られ、棍棒でボコボコにされてしまうだろう。
そもそも、自立していない下僕から承認されて、「いやぁぁ~、そんなこと言われたら照れちゃうなぁ~」と嬉しがる主人は居ないだろう。むしろ、自分と対等な者、例えば奴隷を持つ農園経営者とか、軍人、紳士から承認されたいと望むはずだ。人間は野生動物と違い、他者からの承認や賞賛を求める。例えば、カンガルーは野原で殴り合うが、たとえ鼻血を出して勝っても、周囲のコアラから金メダルを貰うことはない。
しかし、人間はボクシングの世界大会まで開催し、優勝者にはチャンピオンベルトを贈呈する。もちろん、チャンピオンはみんなから認められたと大喜び。これは格闘家のみならず、一般人にも当てはまる欲求である。国家レベルになると、面子や名誉を守るために不必要な戦争を始めることもある。だいたい、腹が減ったわけじゃないのに、他人を皆殺しにするなんて人間くらいだ。バーベキューが目的で焼夷弾を投下する訳じゃあるまい。
しかし、人間はボクシングの世界大会まで開催し、優勝者にはチャンピオンベルトを贈呈する。もちろん、チャンピオンはみんなから認められたと大喜び。これは格闘家のみならず、一般人にも当てはまる欲求である。国家レベルになると、面子や名誉を守るために不必要な戦争を始めることもある。だいたい、腹が減ったわけじゃないのに、他人を皆殺しにするなんて人間くらいだ。バーベキューが目的で焼夷弾を投下する訳じゃあるまい。
ある意味、国民と皇室は相互承認の関係にある。天皇陛下は奴隷を従える主人じゃない。気に食わない国民が居るからといって、いきなり彼の財産と生命を奪うことはないし、自分の意思を貫くために国民の同意(意思や感情)を踏みにじる、ということもない。「不敬」という言葉に怯えて秋篠宮殿下にひれ伏す国民は、無意識のうちに「支配と隷属(Herrschaft und Knechtschaft)」が大前提となっている。しかし、まっとうな国民は恐怖の概念から皇室を尊ぶ訳ではない。
日本的な「支配と服従(Herrschaft und Gehorsam)」には、畏敬の念が内蔵されている。皇室の存在には、何か崇高で偉大な力が宿っている。天皇陛下は物理的な力、圧倒的な武力で日本に君臨しているのではない。国民との紐帯が築かれているから、脈々と存在し続けることが出来た。国家の危機であっても、国民の信頼は揺るがないし、敗戦となっても陛下を追放しようとは思わない。
日本の庶民は皇室を敬うけど、それは恐怖や服従によって頭を下げている訳じゃなく、自分の意思で尊敬しているはずだ。なるほど、独裁者は武力や圧力で民衆の肉体を支配することは出来よう。しかし、彼らの精神を摑むことは出来ない。鞭の恐怖は民衆の心を遠ざけるだけである。陛下への敬意は自発的なもので、仕方ないから示す敬愛などは侮蔑の拍手と同じだ。「喋る家具」といった奴隷じゃなく、独立した国民から尊敬されるから、皇室伝統は続いてきたのである。そもそも、天皇陛下が御自分一人で江戸城に閉じ籠もり、「俺は天下の支配者だ!」「天地創造の絶対神だ!」と叫んだところで、何の意味も成さないし、そんな発想は微塵も無いだろう。大勢の国民が天皇と認めるから天皇陛下となっているんじゃないか。
日本的な「支配と服従(Herrschaft und Gehorsam)」には、畏敬の念が内蔵されている。皇室の存在には、何か崇高で偉大な力が宿っている。天皇陛下は物理的な力、圧倒的な武力で日本に君臨しているのではない。国民との紐帯が築かれているから、脈々と存在し続けることが出来た。国家の危機であっても、国民の信頼は揺るがないし、敗戦となっても陛下を追放しようとは思わない。
日本の庶民は皇室を敬うけど、それは恐怖や服従によって頭を下げている訳じゃなく、自分の意思で尊敬しているはずだ。なるほど、独裁者は武力や圧力で民衆の肉体を支配することは出来よう。しかし、彼らの精神を摑むことは出来ない。鞭の恐怖は民衆の心を遠ざけるだけである。陛下への敬意は自発的なもので、仕方ないから示す敬愛などは侮蔑の拍手と同じだ。「喋る家具」といった奴隷じゃなく、独立した国民から尊敬されるから、皇室伝統は続いてきたのである。そもそも、天皇陛下が御自分一人で江戸城に閉じ籠もり、「俺は天下の支配者だ!」「天地創造の絶対神だ!」と叫んだところで、何の意味も成さないし、そんな発想は微塵も無いだろう。大勢の国民が天皇と認めるから天皇陛下となっているんじゃないか。
皇族に群がるタカリ屋
皇室支持派は週刊誌の「秋篠宮バッシング」を非難するが、それは本当に単なる“誹謗中傷”なのか? 多少、賢い国民であれば、秋篠宮殿下や妃殿下にも原因があると判るはずだ。例えば、殿下は様々な団体の名誉職に就いているが、どれくらいの報酬(お車代や研究費、宴会費)をもらっているのか判らない。しかし、過去に何度もタイを訪れ、魚類や鳥類の“研究旅行”と称している。その内容と実態はともかく、殿下が言う「私的な旅行」の費用は、いったい誰が出しているのか? 殿下の取り巻き連中は、全員、自己負担で大名旅行に付き合っているのか?
数ヶ月前、京都にある嵐山通船が裁判沙汰に直面した。雑誌記事で明らかになったように、この金銭トラブルには秋篠宮殿下が絡んでいた。記事の中で特に刮目すべき点は、殿下に渡ったとされる「謝礼」の真相である。秋篠宮殿下と親しいの奥野卓司(おくの・たくじ)は、「山階鳥類研究所」の所長を務めていたが、「鵜小屋」の建設費用や銀行からの融資で嵐山通船の構成員と揉めていた。興味深いことに、「嵐山通船」の前社長である湯川直樹(ゆかわ・なおき)は、奥野氏から月額20万円の役員報酬を求められたという。だがその時、奥野氏は湯川前社長に対し、“新札”を封筒に入れて渡すよう言いつけたそうだ。(「『秋篠宮様に100万円』 京都老舗裁判 衝撃の経理文書」『週刊文春』2023年2月9日号、p.29.)
これは奇妙である。なぜ、奥野氏は“ピン札”での役員報酬を要求したのか? もし、“自分の懐に入れるカネ”であれば、わざわざ「新札」を注文する必要はない。たぶん、この金は殿下に献上する「謝礼」だったんじゃないか? もしも、皇族に手渡す「現金」であれば、誰の手垢も附いていない新札にしなければならない。さすがに、クシャクシャの1万円札を束ねた「コンニャク(札束)」じゃ駄目だろう。たぶん、殿下は普段から色々な名目で謝礼を貰ったり、「研究費」の名目で活動資金を作っていたのかも知れない。
皇族には品性の卑しい連中も集まってくるし、「有栖川宮事件」でも分かる通り、皇族の名を利用した詐欺師だって出てくる。それに、「皇室ブランド」を利用して“甘い汁”を吸おうとするのは詐欺師や商人だけじゃない。澄ました顔で銭を求める大学教授や、権勢欲にまみれた政治家、出世を目論む地方自治体の役人や警察署長に加え、知名度を高めたい藝人や補助金目当ての文化人など多種多様だ。彼らは秋篠宮殿下の前で笑顔を振り撒き、揉み手摺り手で胡麻を擂(す)る。「殿下、殿下」と持ち上げれば、皇族なんかイチコロだ。たとえ、イベントに参加した秋篠宮殿下が、直接「現金」を貰わなくても、側近の誰かが「お車代」を受け取るし、主催者を騙して着服することだってあるだろう。また、こうしたギャラは適当に会計処理をされ、殿下を歓迎する宴会の費用や組織の運営資金になったりする。これなら、殿下が「ギャラ(guarantee / 出演料)」を手にしたのと同じ事で、「皇族ビジネス」と呼ばれても反論できまい。たぶん、宮内庁は秋篠宮殿下の“内職”に気づいているんだろうが、叱責されるのが怖いから黙認しているんだろう。
日本国民は皇族に対し、過度な期待と勝手な理想を抱いている。だから、我がまま放題の馬鹿娘や、情けない皇族を目にすると、「何であんな事をするのか?」と眉を顰める。確かに、今上陛下は幼少の頃から厳しい教育を受け、濱尾実(はまお・みのる)侍従が宛がわれていた。東宮傳育官(とうぐうふいくかん)となった濱尾氏は、将来の天皇に相応しい教養とマナーを与えたから、現在の我々は立派な君主を目にすることが出来た。ところが、弟の礼宮文仁親王殿下は“自由放任”で、まともな躾を受けないまま育つことになった。
エリザベス女王が崩御した時、今上陛下は葬儀に参列すべく、“国家元首”として英国へと向かわれた。その間、秋篠宮殿下は陛下の代理を務めることとなったのだが、案の定、“ダメ皇嗣”の側面がこぼれてしまった。殿下は慣れない手つきで公文書へ署名する破目になったが、その姿を見た国民はビックリ。筆の持ち方がぎこちなく、無茶苦茶な摑み方をしていたのだ。あの持ち方は非常に難しく、書道を習った皇族とは到底思えない。もし、何も知らない一般国民が、気軽に殿下の真似をしたら指を痛めてしまうだろう。
また、武蔵野陵墓地を参拝された時、秋篠宮殿下はシルクハットをだら~と手に提げて歩いていた。今上陛下が武蔵野陵墓地を参拝された時は、テレビ東京がその様子を撮していたが、陛下はリムジンを降りる時も、ちゃんとシルクハット(silk to hat)を上向きにされていたし、歩く時も上向きになるよう、絶えず注意されていた。もし、一般国民が注意深くテレビの映像を目にしていれば、兄弟の違いに気づいたはずだ。
(左 : シルクハットを手にぶら下げた秋篠宮殿下 / 右 : シルクハットを手にする天皇陛下 )
天皇陛下と秋篠宮殿下は、共にオックスフォード大学へ留学されたが、お二人の学力には“違い”があったという。秋篠宮殿下が英国留学を希望された頃、駐日英国大使の故・シドニー・ギフォード卿(Sir Sydney Giffard)が、本国へある書簡を送ったそうだ。それによると、殿下の要望を受けた宮内庁は、学力不足(less academically gifted)を理由に、殿下の留学希望を却下したという。(Julian Ryall, 'British documents reignite rumours of rift between Japan's new emperor and his brother', The Telegraph, 1 May 2019.) おそらく、秋篠宮殿下の側近は、殿下の英語力や知識量を知っていたので、「たとえ入学できても、授業にはついて行けないだろう」と考えたのかも知れない。だが、殿下の情熱が通じたのか、後にオックスフォードの大学院に留学することが出来た。法学部出身の殿下が、専門を動物学に変えて英国留学なんて凄い。さすが、皇族は庶民と違う。
その他にも、秋篠宮殿下には“変わった性質”があり、それは眞子内親王からも伝えられていた。2017年、天皇・皇后(現在の上皇・皇太后)両陛下は、東京都千代田区にある博物館「インターメディアテク」を訪れ、植物画と植物標本を組み合わせた特別展示「植物画の黄金時代-英国キュー王立植物園の精華から」を視察された。この時、チューリップの絵を説明された眞子様は、モルモットの毛皮についても説明したそうで、家族のエピソードを祖父母に話していた。眞子様はモルモットの肉に言及し、「父(秋篠宮殿下)が食べるのが好きで」と紹介していた。すると、陛下は「そうなの」と驚いた様子で聞き返していた。(「両陛下、植物特別展へ」『世界日報』2017年12月03日)
(左 : モルモットに触れる悠仁親王殿下 / 右 : 蛙を握る文仁親王殿下 )
確かに、殿下がモルモットの肉を食べていたとなれば、父親の上皇陛下もビックリするだろう。普通の日本人は鼠の肉を食べない。以前、秋篠宮殿下は悠仁親王殿下を上野動物園に連れて行き、様々な動物を見せたことがある。悠仁殿下はモルモットを抱き上げて喜んでいたが、まさか父親が精肉にして食べていたとは知らなかったはず。でも、秋篠宮家は異常な家族だから、ヘビやコウモリ、カピバラなどの珍味を楽しんでいても不思議じゃない。昔、日テレの『TVジョッキー』に「奇人・変人」コーナーがあり、そこに応募した一般人が、マヨネーズをかけてウジ虫を食べていた。これはかなり気持ち悪かったが、下界にも秋篠宮殿下のような変人はいるものだ。
DNA鑑定は厳禁
昔から朝廷には色々な闇があったけど、どうして皇室や宮内庁は長男の徳仁親王殿下だけを皇位継承者と考えていたのか? 宮内庁が本当に皇統の継続を望むなら、弟の文仁親王殿下にも同じ教育を与え、「もしも」の場合に備えるべきだろう。また、皇太子妃に男子の誕生が無い場合も想定できるので、旧皇族の男子にも密かに帝王学のような教育を授けるはずだ。ところが、侍従達は皇太子殿下お一人に賭けていた。これは極めて危険な賭である。もし、皇太子殿下が難病に冒されたり、不慮の事故で意識不明の重体となったら、宮中の役人はどうするつもりなのか? 「神様の子孫は絶対に死なない! 癌や肺炎にも罹らない!」というのは非科学的な迷信だ。
若い頃から秋篠宮殿下は皇族らしくなく、どちらかと言えば、サークル活動に熱心な“一般人”といった感じであった。陛下には帝王の風格があるのに、殿下には貴族の威厳というものが全く無い。友人の江守敬治が『秋篠宮』を出版すると、嵐のような酷評が舞い上がり、アマゾンが消去に乗り出した。『週刊現代』の元編集長、元木昌彦の提灯記事なんて読むに値しない駄文だし、もし読めばイライラするばかり。秋篠宮殿下が記者会見に臨むと、一般国民でもその八百長質問にウンザリだ。敏感な国民だと、秋篠宮殿下の姿を見るだけで嫌悪感を抱く。こんな人物が皇位継承第一位の皇族なんて、我が国はどうなってしまうのか?
秋篠宮殿下に関する評判はどれも良くない。例えば、殿下に対しては皇嗣になられる以前から様々な“ご説明部隊”があったらしい。主に霞が関のキャリア官僚が、国内外の懸案事項を詳しく説明したが、そういった場での“お振る舞い”が悪かったという。雑誌記者から取材を受けた皇室関係者は言う。
「ある時は説明に対して上の空のようで、ある時はあからさまに相手を見下すような感じだったと聞きます。“気分を害した”“もう1度行けと言われても断りたい”とこぼす人も実際にいましたね。人間ですから体調や虫の居どころが悪かったこともあるでしょうが、同様の批判が重なっているところを見ると、接する相手が不愉快な感情を抱くことが少なからずあったと言えるのかもしれないですね。一般からのご意見については、今後の秋篠宮さまの仕事のされ方でネガティブな見方を覆すことも可能と思われます。が、過去のそういった経緯に起因する異議申し立てについて評価を変えるのは、なかなか大変なことだと感じますね」(「『小室さん問題』だけじゃない 秋篠宮ご夫妻『戴冠式出席』反対の声の理由」 デイリー新潮、2023年4月28日)
秋篠宮家を警護する皇宮警察からも苦情が多いという。皇族担当のSPは、関係各所に警備の配置を設け、統一された命令系統のもとで大勢の者が動く。だから、皇族が外出するだけでも一苦労だし、外国への訪問ともなれば神経がすり減るほど大変だ。でも、秋篠宮殿下と妃殿下は、警備の苦労を軽くみている。ある警察関係者が次のように話していた。
ご一家で福井県の恐竜博物館に行かれた時は、前日の夜まで警察側に日程の詳細が伝えられませんでした。そのため、大慌てで警備の準備をすることになり、現場は混乱を極めた。紀子さまが情報管理を厳格にしたがるお気持ちはわかりますが、警備を担当する側や間に立つ宮内庁職員は困っています。(上掲記事、「皇室特別レポート 紀子妃の大研究」)
皇宮警察の不満は、合衆国大統領を警護するSPの仕事を観れば分かるだろう。昔、アメリカのテレビ局が、庶民と触れ合うバラク・オバマ大統領の映像を流したことがある。黒人初の大統領に感動したのか、オバマを迎えた群衆の中に、中年の黒人女性がいた。大はしゃぎのオバちゃんは、左手に携帯電話を持ったまま、笑顔でオバマに抱きつき、両手を大統領の首に巻き付けてしまった。他の観衆に気を取られていたSPの男性は、ハッとしたのか、慌てて彼女の手をサッと払いのけ、オバマを守るように引き戻した。
これを観た警護チームの上司は、「あっ!」と声を上げ、一瞬で青くなったはずだ。なぜなら、警護の基本として、何かを持っている者が大統領に近づくことは、決して許してはならいからだ。手をポケットに入れて、パレードを見ている者にさえ、ちゃんと警戒しなければならないのに、金属を手にした者が大統領に抱きつき、後頭部を触れば一大事となってしまうだろう。もし、彼女が暗殺者なら、確実にオバマを殺せたはず。アメリカの警護官でも、“うっかりミス”で取り返しのつかない事態を招いてしまうのだ。
こうした事情を知れば、日本の警護官が気まぐれで動く秋篠宮殿下と妃殿下に不満を抱くのは当然だ。それに、タイでの警護となればもっと大変となる。SPは訪問先の場所を予め調査しなければならないし、どんな人物が罠を仕掛けてくるのか分からない。タイのような東南アジアだと、拳銃や化学薬品、生物兵器を密輸するのは簡単で、工作員が現地の役人と連携すれば、暗殺や妨害行為はもっと簡単だ。
王族の警護は本当に大変で、英国王室だって例外じゃない。例えば、王室のSPやMI6はアンドリュー王子の“火遊び”を未然に防ぐことができなかった。信じられないことに、アンドリュー王子は売春業者のジェフリー・エプシュタイン(Jeffrey Epstein)と親しくなり、このユダヤ人からヴァージニア・ロバーツ(Virginia Roberts Giuffre)を紹介され、彼女を3回も犯した。当時、17歳のヴァージニアは、エプシュタインに囲われており、彼の恋人であるギレーヌ・マクスウェル(Ghislaine Maxwell)にも利用されていた。この少女はロンドンにあるマクスウェルの家とマンハッタンにあるエプシュタインの家、ヴァージン・アイランドにあリトル・セイント・ジョンの三カ所で王子と性的関係を持ったそうだ。この淫行が暴露されたことで、アンドリューー王子は赤っ恥をかき、ロバーツ氏に対し360万ポンドの和解金を払う破目になったという。(Tom Sykes & Tim Teeman,‘Prince Andrew’s Settlement With Virginia Giuffre Was $3.6M, Not $14.5M, Report Claims,’The Daily Beast, August 07, 2022.)
このスキャンダルはエリザベス女王の晩年を穢すことになり、息子の愚行を聞いた女王は深く傷ついた。何しろ、第二次世界大戦の国難を乗り越えた女王は、国家と王室の権威を何よりも先に考えていた。それゆえ、王族の破廉恥行為に関しては非常に厳しい。となれば、アンドリュー王子の親不孝は、相当なショックであったに違いない。この破廉恥行為により、アンドリュー王子は海軍からも批判され、軍人としての名誉称号は全て褫奪(ちだつ)されることになった。彼は兄であるチャールズ国王の戴冠式には出席したけど、ヘンリー王子と共に王室の“恥曝し”となっていた。あの光景は日本人が見ても憐れに思える。
それにしても、なぜ優秀なMI6がモサド(イスラエルの諜報・謀略組織)の罠に気づかなかったのか? 前々から、エプシュタインはモサドの飼い犬と判っていたはず。たぶん、MI6と王室の警護官は知っていたけど、忠告を聞かない王子を見捨てたんだろう。おそらく、若い女の肉体に溺れたアンドリュー王子は、うるさいSPを斥け、監視の目を遠ざけたんじゃないか? いくら何でも、側近や警護官は何度か注意したはずだから、アンドリュー王子が耳を貸さなかったに違いない。
イギリス人は忠誠心に富んでいるが、救いようのないアホに対しては冷たいから、傲慢なバカ王子には匙を投げ、「好きにしろ!」と突き放したのかも知れないぞ。セックスに夢中のアンドリュー王子は、側近から見放されたことに気づかず、卑劣なエプシュタインと付き合っていたから、秘密の悪事がバレてしまった。文字通り、「裸の王様」となった王子様は、快楽の対価として高い代償を払うことになった。ロバーツから「王子はセックス中にたくさんの汗をかく」とバラされたんだから、母親のエリザベス女王は死にたくなるだろう。疫病よりも怖い息子の不祥事なんて・・・。
売春で名高いタイへ何度も赴く秋篠宮殿下が、「タイ人の少女に夢中」ということはなかったが、もし、外国勢力に何らかの秘密を握られたら本当に恐ろしい。また、今までのように自由気ままな生活を送っていると、やがて国民の多くが殿下の素性を疑うようになるから、これも別な意味で危険である。もし、民衆が「本当に上皇陛下の息子なのか?」と疑ったら皇室の一大事。そうじゃなくても、男系男子の皇統を支持する八木秀次が、「Y染色体」を持ち出して、男系の重要性を説いたから、左翼陣営が「それなら、皇位継承にはDNA鑑定を必須にしろ!」と言い出しても不思議じゃないぞ。
(左 : 親戚の安西孝之 / 安西氏と親しい秋篠宮殿下 / 若い頃の上皇陛下 / 右 : 若い頃の天皇陛下)
筆者は男系の皇統を望むが、たとえ実子じゃなくても、立派な皇位継承者ならいいと考えている。なぜなら、男系男子の血筋は“信仰”に基づく。皇統の継続は厳密な“科学”と相容れないから、人々が「歴代天皇の子孫」と思っているうちは大丈夫。だいたい、千年ないし二千年前から続く皇統といっても、本当に同じ「Y染色体」が続いている、と誰が証明できるのか? もし、側室の誰かが天皇以外の男性と肉体関係を結んだら、非皇族の精子が皇子に受け継がれ、謎の家系となってしまうだろう。そもそも、江戸時代や室町時代、鎌倉や平安時代の宮中で、女性に対する厳格な監視など出来ないから、不義密通の防止は事実上“不可能”だ。
これは昭和や平成時代でも難しく、もし、女系支持派の国民が、「上皇陛下や皇太后陛下の唾液と、秋篠宮殿下の唾液を採取して鑑定すべし!」と要求したら、宮内庁は実行するのか? 侍従長や宮内庁長官は、必死になって反対するし、政治家だって恐ろし過ぎるので口にすることすら出来ないだろう。もし、DNA鑑定の結果で親子関係が証明できなければ、ワタドショー・スキャンダルどころの騒ぎじゃない。日本国中が震撼するほどの衝撃となるだろう。それゆえ、どんなに疑惑が生じても、宮内庁は絶対に科学的方法を用いることはない。
(左 : 幼い頃の文仁親王殿下 / 中央 : 大学生になった時の文仁親王殿下 / 右 : 鯰に夢中の秋篠宮殿下 )
悠仁親王殿下には“不安な要素”が多く、「本当にあれで天皇の役目が務まるのか?」と疑われてしまうだろう。でも、一般の日本人は長年の慣習や前例の踏襲を優先するから、「波風を立てずに、昔ながらの伝統に従えばいい」と考える。たとえ、悠仁親王殿下が頼りなくても、「あの殿下でもいいよ」という意見が主流となるだろう。おそらく、令和が終われば悠仁親王が皇位に就くはずだ。しかし、途中で悠仁殿下の「お妃選び」に難題が持ち上がるから、ご結婚の時に再び、色々な議論が沸き起こってくるだろう。賢い女性がプリンセスになってくれればいいが、小室圭の女性版がフィアンセになったら大変だ。マスコミは一斉に彼女の過去を洗い出すから、どんなスキャンダルが飛び出てくるのか判らない。
また、家族や経歴に“疑惑”がある女性だと、これまた世間があれこれ騒ぐし、「結婚反対!」の抗議デモが起きてもおかしくない。それに、交際する女性が在日支那人の娘や帰化鮮人の娘なら、これまた大騒ぎで、宮内庁の職員は頭が痛くなる。もし、彼女の家族や親戚に賭博業者(パチンコ屋とかバカラ賭博の関係者)がいれば、雑誌記者があれこれ嗅ぎ回るし、半グレのチンピラがいれば、宮内庁の役人は目眩がしてくる。たとえ、何とか御成婚となっても、新たなプリンセスが派手好きで、皇太后陛下よりも酷ければ、貧困化した庶民は大激怒となるだろう。日本にだって、イメルダ・マルコスのような“女帝”が現れる可能性は充分ある。さらに、悠仁親王夫婦に男子が生まれず、女子ばかりとなれば、再び女系論者が火を噴く。こうなれば、秋篠宮家を支持する勢力と、愛子内親王殿下を復帰させる党派で論争となり、国論は真っ二つに割れてしまうだろう。
男系論者にとって疑問なのは、「どうして旧皇族の復活や男子皇族の養子が未だに実現されないのか?」という点である。伏見宮は「もう一つの天皇家」とか「血のストック」と言われるくらい、皇統の危機が来た時に皇室を守る役割があるはず。だが、30年くらい皇籍復帰が叫ばれても、一向に復帰がなされていないということは、伏見宮とか加陽宮、久邇宮に適当な男子皇族が居ないのかも知れない。男系論者は「元皇族の復帰」を求めるが、一旦“民間人”になった皇族は、徐々に“世俗化”してくるし、孫や曾孫の世代になると“皇族意識”が無くなり、“一般国民”の意識しか持たない。「皇族」というのは皇室の雰囲気というか、皇族の家訓や家風の中で育たないと、皇族の品格や威厳を身に付けることは出来ないものだ。
したがって、もし天皇家が男系皇族の養子を取るとすれば、赤ん坊の状態で迎え入れるしかない。そして、迪宮(後の昭和天皇)殿下が川村純義(かわむら・すみよし)中将のもとへ預けられたように、養子になった男子も天皇陛下か軍人の家庭で育ち、帝王の風格を身に付けることになる。昭和天皇の教育を知っている国民なら、悠仁親王殿下の立ち居振る舞いを見てガッカリするけど、占領憲法やリベラル思想にかぶれた宮家ではしょうがない。でも、気骨のある国民だと、「秋篠宮家は一体、どんな教育をしているんだ?」と愚痴りたくなる。トンボを観察したり、稲を触ること、あるいは九州への観光旅行は、皇太子への訓育じゃない。漫画じゃあるまいし、「東大一直線」のエリート教育なんて馬鹿げている。裏口から東大へ入学できたら、財務官僚で目指すのか? たとえ、「東大卒」で「英国留学を経た博士」になっても、日本の庶民は悠仁親王を尊敬しないだろう。むしろ、「裏口の宮ズル仁天皇」と呼んで笑うだけだ。
言論界では男系論者と女系論者の言い争いがあるけど、最終的には天皇陛下が決めることなので、庶民は陛下の決定に従うだけだ。たぶん、陛下は悠仁親王殿下の皇位継承を望まれるはずだから、旧皇族の復活を望む国民でも、秋篠宮家の血統で我慢するしかない。まぁ、令和30年くらいになれば、アジア系帰化人やアジア系混血児が増加しているので、昔のような尊皇精神は希薄になり、皇室は単なる「セレブ家族」程度になっているだろう。もしかすると、日系の原住民が持て囃す「観光名物」になっているのかも知れない。たぶん、宮内庁がPR会社に大金を払って悠仁親王殿下の宣伝に努めるから、表面的には問題なし。でも、山崎豊子が題材にしそうな「華麗なる一族」じゃ困るけどね。
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