無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

アメリカ合衆国

ロックフェラーが贔屓にした支那 / 敵を育てる日本人

共産支那を開拓した大富豪

David Rockefeller 1981Joe Biden & Xi Jinping 2








(左 : デイヴィッド・ロックフェラー  /  右 : 習近平とジョー・バイデン)

  たいして珍しくもないが、最近も支那と米国の対立が水面下で激しさを増しているようだ。こうした国際関係を目にしているせいか、日本の保守論壇も「いざ、米支対決か !」という話題で盛り上がっている。しかし、「保守派」と評されている知識人でも、支那に言及する時は画一的な分析しかできないようだ。なるほど、いつかはアメリカ軍と支那軍の“小競り合い”や局地的な“紛争”はあるかもしれない。だが、当分の間は、両者が空軍や海軍を動員する総攻撃はないだろう。たとえ、合衆国政府が北京政府に政治的圧力を掛けることはあっても、熱戦にまで追い込む計画は無いはずだ。それに、習近平も馬鹿じゃなかいから、自ら進んでアメリカ軍を挑発するような真似はしないだろう。そもそも、支那人が得意とするのは全面戦争じゃなく、武器を使わぬ謀略工作や相手を精神的に揺さぶる心理戦である。

  トランプ政権の時は経済的に支那を苦しめる“冷戦”に力を入れていたが、アメリカの財界というかウォール街の旦那衆は、本当に共産党政権の打倒を欲しているのか? 表面上、ワシントンは「人権問題」を口実に北京を咎めているが、国際企業の経営陣は別なようで、今でも支那大陸での商売に関心が高い。巨大IT企業なども支那でのマーケットに夢中で、自国の政府が冷たい態度を取っていても、一向にお構いなし。「フェイスブック」を運営するマーク・ザッカーバーグは、約6億人のネットユーザーを見棄てることはできず、何が何でも支那でビジネスを推進したいようだ。そこで彼は習近平の御機嫌を取ろうとしたのか、2015年、生まれてくる赤ん坊のために、名前をつけてくれるよう頼んだという。(Loulla-Mae Eleftheriou-Smith, "China's President Xi Jinping turns down Mark Zuckerberg's request to name his unborn child's at White House Dinner", The Independent, 4 October 2015.) ところが、ホワイトハウスに招かれた習近平主席は、「荷(責任)が重すぎる」との理由で断ってしまった。

Mark Zuckerberg & Pricilla Chan 2Mark Zuckerberg & Pricilla Chan 3







(左 : 妊娠中のプリシラ夫人  /  右 : 生まれた娘を抱くマーク・ザッカーバーグ夫妻)

  結局、生まれてきた娘には「マキシム(Maxime)」という名前がつけられたが、母親(プリシラ陳)の血筋を考慮して、「陳明宇(Chen Mingyu)」という支那名もつけられたという。ちょっと複雑だけど、一応アメリカでは「マキシム・チャン・ザッカーバーグ」と呼ばれているようだ。それにしても、父親のマークは異常である。よりにもよって、マフィアのボスよりも兇悪で、人でなしの独裁者に我が子の名前を考えてもらおうなんて、一体どういう神経をしているのか。まぁ、女房のプリシラはベトナム系華僑の娘だから、チベット人やウィグル人の絶滅などはどうでもよく、権力者の威光に憧れているんだろう。ホント、支那人の女はどうして成長すると、老獪な宋美齢や江青みたいになるのか? 一般国民でも、“銭ゲバ”と化したアグネス・チャンや嘘つき蓮舫を思い出せば分かるだろう。

  話を戻す。アメリカの財界人は第二次世界大戦の前から支那大陸に興味を持っており、その中でも異彩を放っていたのはデイヴィッド・ロックフェラー(David Rockefeller)だ。高校生でも知っている通り、彼はロックフェラー財閥の総帥で、2017年に亡くなっている。享年102というから、驚くほどの長寿であった。何しろ、生まれたのが大正4年(1915年)の6月12日であるというから、ちょうど第一次世界大戦の最中である。しかし、もっとビックリするのは、彼が育った豪邸だ。ニューヨーク市にある御屋敷は9階建ての私邸ときている。屋上には囲い附きの遊技場があり、階下にはスカッシュ用のコートや屋内体操場、二階には音楽室があって、パイプオルガンやグランドピアノが備え付けられていた。さらに、専属の医療所まであったというから驚く。ロックフェラー家の末っ子は、自宅の医療所で生まれたそうだ。(デイヴッド・ロックフェラー 『ロックフェラー回顧録』 楡井浩一 訳、新潮社、2007年、p.36.)

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( 左 : 孫と息子に囲まれたジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・シニア   /  右 : ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・ジュニアの子供達  )

  この華麗なる一族は、野心満々でアジアの暗黒大陸に乗り込んでいった。だが、その手法は如何にも西歐人らしい遣り口である。基本的に、西歐人がアジアやアフリカを征服しようと欲する場合には、先ず宗教や医学、あるいは貿易を看板にした浸透を試みる。必ずしも武力侵掠とは限らない。軍隊を用いた攻撃は、“平和的”な交流が中断されるか、社会的および経済的摩擦が増大した時である。スペインやポルトガルの日本征服も、最初はキリスト教の布教で始まり、行く行くはキリシタン大名を増やしてからの計画であった。しかし、日本での布教が中々効果を上げないことに業を煮やしたガスパー・コエリョ(Gaspar Coelho)は、軽率な行動を取る。彼は「フスタ(fusta)船」に大砲を積んで、博多に居る豊臣秀吉のもとに向かったのだ。

  これは明らかな挑発というか、暗黙の脅しである。コエリョの威嚇に激怒した秀吉は、キリシタンの排斥を決意する。まぁ、ポルトガル人の宣教師からすれば、この方が手っ取り早いと考えても無理はない。普通のヨーロッパ人だって、「異教徒への布教は軍事的占領後に行うのが一番」と考えてしまうんだから。ところが、同じイエズス会士でも、コエリョの上司であるイタリア人のアレッサンドロ・ヴァリアーノ(Alessandro Valignano)神父は違っていた。彼は非常に賢明な準管区長で、日本人の気質をよく理解していたから、コエリョの恫喝を愚策と思っていた。上智大学の学長を務めたヨゼフ・ピタウ神父も、「あれはマズかった」と悔やんでいた。

Rockefeller Foundation in China Medicine(左  /  ロックフェラー財団が育成した支那人の医者)

  またもや脱線したので話を戻す。バプティスト教会を楯にするロックフェラー家は、支那大陸での慈善活動や医療活動に熱心だった。例えば、ロックフェラー財団は1914年に「支那医療評議会(China Medical Board)」を設置すると、1917年には「北京ユニオン医学校(Pekin Union Medical College)」を創設したというから、まるで日本人みたい。でも、アメリカの大富豪は我々と違っていた。日本人なら支那人の異臭と不潔さで卒倒しそうになるが、敬虔なロックフェラー家は気にしないようで、資金と人材を投入して“碌でなし”の支那人を救おうとしたのだ。1933年には3,700万ドルの大金を投入して公衆衛生や医療に努めたし、農業分野にも手を伸ばして、畑や作物栽培の改善にも尽力した。1935年頃になると、「北支地域再開発評議会(North China Council for Rural Reconstruction)」まで設置したというから天晴れ。しかし、1937年に我が軍の将兵が支那大陸に侵攻したから、ロックフェラー財団の支那開拓は中断を余儀なくされたという。

  ところが、ロックフェラー家は支那大陸を諦めきれなかった。それもそのはず。膨大な人口を有する支那の“ポテンシャル(潜在能力)”は、どうしても棄てがたい。デイヴッド・ロックフェラーは自身の回顧録でこう述べていた。

  祖父は、同世代の多くの企業家たちと同じく、“中国市場”の潜在的可能性を熱心に追求した。・・・・また、祖父が初めての給料のうち数ドルを、中国で働く定評あるバプティスト派宣教師に寄付してからずっと、中国はわが一族の慈善寄付の対象であった。(上掲書、p.315.)

  デイヴィッド・ロックフェラーの祖父と言えば、あの「スタンダード・オイル」を創設した財界の巨人、ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・シニア(John Davison Rockefeller, Sr.)で、その息子であるジョン・デイヴィソン・ジュニア(John Davison Rockefeller, Jr.)は、チェイス・マンハッタン銀行の総帥となったデイヴィッドの父親だ。この孫は一族の慈善事業を誇らしく述べていた。

  父個人による寄付もあれば、ロックフェラー財団によるものもある。揚子江の包括的な経済開発努力、南京の十三陵の修復、公衆衛生と医学教育、さらには中国関税の改革に至るまで、広範囲にわたる事業が寄付の対象となった。(上掲書、p.316.)

  ロックフェラー財団の意気込みは凄まじく、後進国の支那に北京協和医科大学(PUMC)まで創ってしまった。「支那の公衆衛生を手助けしたい」という意欲はご立派だが、あの支那人が「清潔な民族」になるとは未だに思えない。日本にやって来る観光客を見てみろ ! 旅館の食堂で飯を喰えば、床にフライド・チキンの骨を投げ捨てるし、所構わず痰や唾をペッペッと吐く。便所の使い方は汚いし、コンビニ弁当を買えば、プラスチックの容器を花壇や路上にポイ捨てだ。観光地でも支那人の評判は悪く、他人の庭に勝手に侵入して記念写真を撮ってしまうし、植えてある花を摘まんで記念品にする、といった図々しさがある。(信じられない支那人の不潔さや破廉恥行為については、拙書『支那人の卑史 朝鮮人の痴史』で触れたから、109~116頁を参照にしてね。)

John D. Rockefeller , Sr & Jr 003China cultural revolution 11






(左 : ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・シニアとジュニア  /  右 : 1960年代の支那人娘 )

  日本の商売人と同じく、米国の企業経営者にとって、膨大な人間がひしめく支那大陸は魅力の倉庫だ。何しろ、人口が桁外れに大きいし、ボケ~とした下層民でも低賃金でせっせと働く。労働環境の改善とやらでブツブツ言わないし、反抗したって管理者が弾圧して一件落着。遠山の金さんがいない支那では、誰もが「仕方ないアルョ~」で諦めてくれるのだ。さらに、支那人はアフリカ人と違って、手先が器用なうえに知能が高い。訓練すれば“使い物”になる。何しろ、支那人は資本制経済となれば水を得た魚のようになるから、オタマジャクシもビックリ仰天。そう言えば、支那人というのは元々は商売上手の民族だ。ユダヤ人が言い出した平等思想の共産主義なんて大嫌い。明や宋の時代に生きていた支那人を調べれば一目瞭然。清貧の思想なんて真っ平御免だ。人生は酒池肉林に限る。美女とイチャついて幼児を食べるのが支那人の理想だ。

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(左 : 「文化大革命」に共鳴する支那の民衆   / 右 : 「人民の敵」を吊し上げる支那人 )

  ということで、共産主義は支那人の体質に合わない。彼らは“いざ銭儲け”となれば、たとえ火の中水の中、マグマの中にだって潜って行く。銭の匂いとくれば、鮫や犬よりも感度が高い。数マイル先でチャリンと鳴った硬貨の音にも即反応する。ゆえに、今は貧乏な支那人でも、仕事を与えて所得を増やしてやれば、貪欲な消費者に様変わり。君子豹変どころの話じゃない。金色になったフリーザよりも貪欲だ。しかも、未開の暗黒大陸には、インフラ整備の余地がゴロゴロある。ビルや橋を建設する公共事業だけでも巨大な利益を生んでしまうのだ。耐震基準なんて関係ないから、どんなビルでも建設OK。安全基準も存在しないから、高速鉄道(新幹線の盗作品)の敷設も早かった。

  とにかく、支那大陸は金銭が飛び交う広大なジャングルだ。それに、支那人は元々“博打好き”という性質を持っているので、北京や上海に株式市場が誕生すれば、大金が集まると誰にでも予想できる。実際、多くの支那人が株主になった。広東や上海の豪商ばかりか、浙江省の温州商人を見れば分かるじゃないか。最近、野村ホールディングスがヘッジ・ファンドの件で大損したけど、お金を貸した奴の過去を調べれば“危険な賭”ということが容易に判ったはずだ。野村HDばかりか、クレディー・スイスやモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サツクスなども「アーケゴス・キャピタル・マネージメント(Archegos Capital Management)」への貸し付けで大怪我をしている。貸し付けた資金が危うくなり、株価の暴落を味わった。(Matt Scuffham, John Revill, Makiko Yamazaki, "Global banks brace for losses from Archegos fallout", Reuters, March 29, 2021.)  

Bill Hwang 3(左  / ビル・ファン  )
  ちょっと信じられないけど、こうした有名企業が大金を渡した相手というのが、ビル・ファン(Bill Hwang)という支那人だ。(情報が少ないので、彼の国籍は判らない。) 「アーケゴス」の創設者であるファン氏は、元々「タイガー・アジア・マネージメント(Tiger Asia Management LLC)」を運営していた人物。しかし、彼はインサイダー取引の前科を持つヘッジファンド・マネージャーであったから、危ない橋を渡るのは慣れている。報道によれば、支那への投資が上手く行かなかったので、巨額の損失を出してしまったようだが、まぁ、投資なんて博打と同じだから、野村HDが20億ドルの損害を蒙っても不思議じゃない。大金を貸す時には、よ~く相手の人格を検証すべきだ。

  脱線したので話を戻す。もし、赤い支那が市場経済に向かうとなれば、その金融制度は支那経済の血液となり、貨幣を扱う「銀行」も必須の機関となるだろう。文化大革命直後の支那では、これといった金融制度や銀行が無く、支那人もどうしていいのか分からなかったから、チェイス銀行の前には巨大なビジネスチャンスが転がっていたという訳だ。以前のブログ記事でも紹介した通り、デイヴィッド・ロックフェラーは慧眼の持ち主。「支那大陸へ一番乗りだ !」と張り切っていた。(ちなみに、「チェイス・ナショナル銀行」は1955年に「マンハッタン・カンパニー」と合併し、「チェイス・マンハッタン銀行」となる。そして、1996年には「ケミカル・バンク」と合併し、2000年になると「J.P.モルガン& Co.」を吸収して、看板を「JP Morgan Chase」に変えていた。) デイヴィッド・ロックフェラーの回想によれば、

  設立当初、チェース銀行は中国の輸出産業に積極的に関わっていた。・・・チェースは中国語で“大通銀行”と呼ばれるようになった。(上掲書、p.318.)

Winthrop Aldrich 003Abby Rockefeller o1(左 : ウィンスロップ・W・オールドリッチ  /   右 : アビー・オルドリッチ・ロックフェラー)
  確かに、チェースの支店は1930年代にも大繁盛していたが、第二次世界大戦が勃発すると、日本との戦争が激しくなり、銀行業務は閉鎖に追い込まれたそうだ。さらに1950年、支那はチェースの支店を国有化し、従業員を拘束するという停止措置まで取ったから泣きっ面に蜂である。しかし、ロックフェラー家は日本を足がかりにして再起を目指す。1947年、デイヴィッドの叔父であるウィンスロップ・W・オールドリッチ(Winthrop W. Aldrich)は国防総省を説得し、占領下の日本でチェースが軍の銀行施設を再開する許可を得たそうだ。数年後、アメリカ軍は東京や大阪に完全な商業支店を増設する許可を出した。ちなみに、このウィンスロップ叔父さんは、母親アビー(Abby Greene Aldrich Rockefeller)の弟で、チェイス・ナショナル銀行の頭取や会長を務めた人物。のちに、彼は駐英米国大使となった。デイヴィッド・ロックフェラーは、次のように回想する。

  日本経済は急展開し、チェースは日本政府にドル資金を提供する主要な民間銀行として頭角を現した。わたしたちは、日本が外部ドル資金を切実に必要としているとき、日本経済再建のために何億ドルもの資金を提供した。この状況が続くあいだ、チェースしぼろ儲けをした。(上掲書、p.319.)

  第二次世界大戦後、日本を筆頭に東南アジアも経済的に発展したので、大手銀行のチェースはここでも相当な利益を上げたらしい。ところが、この勢いを妨げる不安定要素があった。それが北京にいる支那の指導部である。これにはデイヴッド・ロックフェラーも頭を痛めた。曰わく、

  中国は莫大な人口を抱え、巨大な軍隊を擁し、潜在的な経済力を有していたので、その将来の行動方針に誰もが大きな関心を寄せた。(上掲書、pp.319-320.)

  だから、支那をどうにかして資本制市場経済に引き入れないと、せっかくの巨大市場が駄目になってしまう虞(おそれ)があった。そこでチェース銀行を助けたのは、ニクソン政権で国家安全保障の特別補佐官になっていたヘンリー・キッシンジャー(Henry Kissinger)である。形式上、彼はニクソン大統領の側近となっていたが、本当の御主人様は後に副大統領になるネルソン・ロックフェラー(Nelson Aldrich Rockefeller)であった。この副大統領はデイヴッド・ロックフェラーの兄で、「オールドリッチ」は母親アビーの旧姓である。彼のエピソードで刮目すべきは、1970年に所得税を全く払っていなかったことだ。ネルソンの言い訳によれば、その年だけは慈善活動の税控除を差し引いたら、所得が激減していたというのだ。でも、彼の平均年収は約470万ドルだったから、本当に所得が激減したのか怪しい。実際は、自分の儲けを財団に移したから、個人所得が減ってしまったんじゃないか。つまり、巧妙な「節税」というやつだ。財団というのは大富豪にとって、個人財産を守るために設立する隠れ蓑という側面を持つ。

Nelson Rockefeller 001Henry Kissinger 001Nelson A Rockefeller & Henry Kissinger 1








( 左 : ネルソン・ロックフェラー  / 中央 : ヘンリー・キッシンジャー  /  右 : 主君のネルソンと家臣のキッシンジャー )

  1970年代初頭、キッシンジャーの暗躍でアメリカと支那の国交が回復したというのは有名な話だ。表向き、ソ連を牽制するためと言われているが、どんな裏取引をしたのか分からない。昔から、アメリカは支那共産党を支援しており、ここでは詳しく述べないが、支那通のジョン・サーヴィス(John Stewart Service)やジョン・パトン・デイヴィス(John Paton Davies, Jr.)、日本通のジョン・エマーソン(John Kenneth Emmerson)、陸軍のジョセフ・スティルウェル(Joseph Stilwell)将軍の活躍を調べると、徐々に大富豪とOSS(戦時中の米国諜報機関でCIAの前身)の魂胆が見えてくる。また、「岡野進」の偽名を以ていた野坂参三は、支那で国務省のアメリカ人たちと昵懇だったから、日本共産党の方がアメリカの支那政策に詳しいんじゃないか。

Joseph Stilwell & Soong-Mei-ling Chiang 1942John Paton Davies & Dixie Mission to Yanan







(左 : ジョセフ・スティルウェル将軍と蒋介石夫妻   /  右 : ジョン・パトン・デイヴィスと「ディクシー・ミッション」に協力した支那人)

  支那の扉をこじ開けようと、その突破口を探していたデイヴッド・ロックフェラーは、子分のキッシンジャーに助言を求めた。御主人様からの御下問を受けた、このユダヤ人は早速、支那側の国連常任委員を務める黄華(こうか / Huang Hua)大使を紹介した。後に外交部長となる黄華は、古株の外交官で周恩来にも有力なコネがあったらしい。「御庭番」のヘンリーから慎重に行動するよう忠告を受けたデイヴィッドは、辛抱強く交渉を続けたそうだ。というのも、当時の北京政府は外国人全般に対する入国審査に厳しく、例外としたら、政治プロパガンダに好都合な左翼ジャーナリストや支那贔屓の学者くらい。案の定、チェイスの頭取が入国できるまで1年以上かかってしまった。

  しかし、ロックフェラー家はただ荏苒(じんぜん)として時を過ごし、許可を待つばかりではなかった。支那人には“それなり”の営業が効果的だ。そこで、国連との関係を担当するチェースの副頭取、レオ・ピェール(Leo Pierre)の登場とな.。彼は黄華とその側近がニューヨークへやって来ると聞きつけ、彼らに対する“付け届け”を用意した。ピェール氏は使節団が最初の数日間、何かと不便を感じるかも知れない、というので、それを乗り切るために“当座のお小遣い”が必要だろうと予測した。善は急げで、レオはスーツケースに現金5万ドルを詰め込み、ルーズヴェルト・ホテルのロビーで一日中、中国代表団の到着を待ち続けたそうだ。そしてついに、支那の代表団が姿を現すと、みずから大使の元に赴き、そこに来た目的を説明した。こうしてチェイス銀行の副頭取は黄華にスーツケースを手渡す。しかし、彼は大使が差し出す貸付の領収書の受け取らず、鄭重にに断ったそうだ。(上掲書、pp.320-321.) さぁ~すが、アメリカのビジネスマンは支那人の下心を解っている。

MaoTse Tung cultural revolution 01(左  /  毛沢東)
  善悪はともかく、支那人はこういった“心配りに”感謝する。歐米や日本では「やましい賄賂」となるが、支那では政治や経済の潤滑油、あるいは交際のスパイスとなるから、別に悪い事じゃない。むしろ、こうした「贈り物」が無いと関係がギクシャクする。アメリカの大富豪は密室での接待が得意で、裏取引をためらわない支那人が大好き。支那人だって札束に目がないから渡りに船。彼らにとって、私腹を肥やすのは人生の醍醐味である。そもそも、支那人には公共精神など微塵も無い。あるのは一族の繁栄を極めたい、とする野望だけ。毛沢東なんかは私欲の固まりで、自分の権力を維持するためなら、何千万人でも犠牲にしたし、戦争で国民が1億、2億、3億人死のうが一向に構わない。支那人ときたら繁殖力が旺盛なりで、数年もすれば、また増え始めるんだから。

  米国の大富豪と支那の支配者は、反りが合うというか馬が合う。一般的に、アメリカ人は私有財産を措定する共産主義を嫌うが、大富豪にしたら一党独裁の体制は大歓迎だ。広東や上海でビジネスを行う時、地元の有力者か北京の重鎮に「話」をつければ、後のゴタゴタは無い。先進国のアメリカやヨーロッパだと、法律や規制、慣習などで面倒な事が多いが、支那では「袖の下」を渡せば済む。ゼニを渡した後は何でもやりたい放題。環境問題に関する法令なんかは存在しないから、有毒な排ガス・排水でも垂れ流しOK。劣悪な地下工場で労働者をこき使ってもいいし、最低賃金とか福祉予算なんかも考えなくていい。支那人は目先の銭へ一直線だから、水産加工食品とか繊維業界の工場で、12時間でも16時間でも働く。単純作業で厭になることもない。支那全土が牢獄みたいなものだから、職場環境が劣悪でも我慢する。もし、これが日本だと大問題だ。たとえ、非正規の臨時雇いといえども、彼らは「日本国民」の権利を有する労働者で、法律の保護を手厚く受ける文明人である。アメリカ企業が乱暴な扱いをしたら裁判沙汰となって、多額の賠償金を支払う破目になるだろう。

David Rockefeller 15David Rockefeller & Jiang Zemin







(左 : 周恩来と会談するデイヴィッド・ロックフェラー   /  右 : ヘンリー・キッシンジャーを仲介にして江沢民と会談するデイヴィッド・ロックフェラー )

  日本の保守派言論人は、米支の対立を以て、「北京政府が窮地に立つだろう」と予測するが、本当に北京政府が崩壊の危機を迎えるのか? なるほど、米国の圧力を受けて習近平が失脚することは有り得る。また、共産党内部で権力闘争が激しくなれば、習近平の派閥が凋落することもあるだろう。しかし、アメリカ軍が人民解放軍を叩き潰し、北京を軍事占領するとは考えにくい。昔、冷戦の終焉を目にした長谷川慶太郎は、支那の崩壊を予想したが大ハズレになってしまった。支那通の宮崎正弘も同類で、度々「支那崩壊」を言いふらしていたが、一向に北京政府が崩壊する兆しはない。だいたい、北京政府を倒したからといって、支那人による害悪が地上からなくなるのか? アメリカやヨーロッパに住む支那系住民は、祖国がどうなっても平気だし、湖南省や浙江省が消滅するわけじゃないだろう。おそらく、生き残った支那人は「難民」と化し、ぞくぞくと歐米諸国に押し寄せるはずだ。支那人こそ真の「地球市民」で、根無し草の典型である。

  日本は手っ取り早い「避難先」となるから、アッという間に支那人の入植地になってしまうだろう。まったく、日本国民は踏んだり蹴ったりである。日本には腐るほど支那贔屓の知識人がいて、遙か昔には、早稲田大学の新島淳良(にいじま・あつよし)とか安藤彦太郎、同志社大学の山田慶児、東京大学の菊池昌典、横浜国大の本橋渥(もとはし・あしつ)とかが居た。永田町では自民党の田中派が支那利権を牛耳り、国民の税金をせっせと支那人に貢いでいた。腹立たしいのは橋本龍太郎で、後に総理となる幹事長代理は支那人の女をもらって喜んでいた。橋龍の情婦となったのは、支那衛生部に所属する「朱」という通訳らしいが、ハニートラップの“お礼”として多額のODA(約26億円?)が渡っていたという。日本国民の公金でベチューン医科大学に病院が建つなんて言語道断。

  でも、他の国会議員も「日中友好」とやらで、同じ穴のムジナだった。彼らは遠慮無く、ジャンジャン経済援助を与えて支那を肥らせ、そのうえ補助金を与えて「研修生」や「留学生」を招待するんだから赦せない。一方、日本人のお陰で経済力を付けた支那人は、図々しくも北海道の土地を買い漁り、新たな入植地にしようと目論んでいる。尖閣諸島も風前の灯火だ。我が国の領土を狙う支那人に、保守派の日本国民は危機感を抱き、「何とかしなければ・・・」と焦るが、その元兇を作ったのは、他ならぬ日本人であるから、何とも腹立たしい。よりにもよって、庶民から選ばれた代議士が強盗犯を育てて、祖国の扉を開放するとは・・・。ホント、情けない。

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(左 : 昔の支那人労働者   / 右 : 現代の支那人労働者 )

  それにしても、米国が田中派の利権漁りと経済援助を見逃していたのは奇妙だ。もし、本当に米国が共産支那を「敵」とみなしていれば、「日中友好」派の国会議員は根こそぎ排除されていただろう。たぶん、下半身か金銭のスキャンダルを週刊文春に伝えて、次々と失脚させていたはずだ。でも、そうしなかったのは、日本人の税金で支那を肥った市場にする魂胆があったからじゃないのか? 貧乏で科学技術も無い支那へ日本の資金と技術を注ぎ込めば、支那は経済大国となるはず。案の定、支那は国家予算に余裕ができ、日本のODAを軍事に流用して、海軍や空軍の近代化を図った。もっと勘ぐれば、米国の軍需産業は支那との戦争で「在庫整理」をしたいんじゃないか。熱戦の時代となれば、軍備拡張は正当化されるし、兵器産業には注文殺到だ。新兵器の開発だって促進されるし、海外の米軍基地に次世代の戦闘機や空母が配備されて軍需産業と金融業者はボロ儲けだろう。

  一方、日本の製造業は支那への移転で、国内産業は衰退まっしぐら。しかし、こうした日本企業も一時は成功したものの、次第に現地の締め付けが厳しくなり、最終的には工場と利益をもぎ取られた。また、日本の半導体産業も、支那人に技術を盗まれて没落だ。豊かになった支那で、アメリカの大手企業が利益を上げても、日本国民には何の見返りも無い。あるとしたら、下品な支那人が高層ビルや有名企業を買収することくらいだ。想像するのも厭だけど、京都や鎌倉にある老舗旅館が支那人に買収されるのは非常に悔しい。でも、二階俊博は支那人のオーナーが増えて喜ぶんじゃないか。もしかすると、赤飯を炊いて祝福するかも。こんな奴が紀州の有力者なんて、まったく忌々しい。徳川家が統治する時代の方がよっぽど良かった。「デモクラシー万歳 !」と叫んだ学者は反省しろ !

  これから日本各地には、北池袋や西川口みたいな支那人街が誕生するだろう。「グーグル」や「フェイスブック」の経営陣や株主は、支那人に征服される日本人を見て、「馬鹿は後になってから気づくんだなぁ~」と高笑いだ。スーパー・リッチは高級住宅地の要塞に住んでいるから安泰である。ロックフェラー家やモルガン家みたいな大財閥も、支那人が寄りつけない聖域に住んでいるから、どんなことが起きても構わない。BLMの黒人が掠奪しようにも、どこに豪邸があるのか分からないし、何千マイルも離れた森の中じゃ、アホな黒人は迷子になってしまうだろう。日本の保守派知識人は支那人排斥運動に賛成しないから、やがて日本人は支那人の群れに埋もれて行く。日支混血児が増えて、日系日本人が「マイノリティー」になる時代なんて、本当に恐ろしいじゃないか。




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SNSを閉鎖する巨大IT企業 / 変質するアメリカ (後編)

「言論の不自由さ」を実感するアメリカ人

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(左 : 検閲を強めるIT企業を風刺するイラスト  /  右 : 巨大企業の経営者達)

  昨年の大統領選挙で明らかとなったが、アメリカの通信業界というのは本当に酷い。YouTubeを傘下に収めるグーグルは、事もあろうにトランプ大統領のチャンネルを閉鎖したし、選挙不正に言及するチャンネルは軒並み凍結か閉鎖に追い込んだ。いくら何でも、「合衆国大統領が暴力行為を扇動するから」というイチャモンは、「言論封殺」の根拠にはならない。日本人でも唖然とするが、トランプ大統領には「発言の機会」も与えられないのか?

  アメリカの巨大企業は専制君主か独裁者に近い。SMポルノ映画や犯罪促進動画ならともかく、人種問題や歴史修正に関する番組までをも閉鎖するなんておかしいじゃないか。例えば、2019年まではデニス・ワイズ(Dennis Wise)監督が手掛けたドキュメンタリー映画、『今まで語られなかった偉大な物語(The Greatest Story Never Told)』をYouTubeでも見ることができた。しかし、YouTubeを運営するCEOのスーザン・ウォシッキー(Susan Wojcicki)がPC(ポリティカル・コレクトネス)を強化したので、この映画はナチ・ドイツを讃美し、定説の歴史を歪める、と判断されてしまったのだ。グーグは“規約違反”とか“人種憎悪”という口実をもうけて、不都合な動画を削除するから本当に腹立たしい。歴史を考える上で、違った角度からの考察は非常に有益じゃないか。ところが、ユダヤ人がはびこるGoogleだと、「極右作品」と見なされNGだ。でも、過去の事象をどう解釈するかは、各人の自由だろう。ユダヤ人の歴史観や定説だけが正統なんておかしい。しかし、この種族には矢鱈と知識人が多いから、同胞を危険に晒す言論や思想を見つけると、彼らは容赦なく叩き潰す。歐米諸国における「言論の自由」は、あくまでも、ユダヤ人が決めた範囲の中での「自由」である。

Lauren Witzke 01( 左 / ローレン・ウィツキ)
  ビッグ・テックの一つである「ツイッター社」も同類で、気に食わない奴がいれば即座に追放となる。去年の11月、共和党の保守派であるローレン・ウィツキ(Lauren Witzke)は、デラウエア州で上院選挙に出馬したが、惜しくも敗れてしまった。彼女は「アメリカ・ファースト」を掲げるトランプ派の候補者で、民衆党で固められたデラウェア州に風穴を開けるべく、勇気をふり絞って戦うことにした。しかし、ジョー・バイデンが1972年から2008年まで君臨した州は、すっかり青き岩盤となっていた。まるで難攻不落の要塞みたいである。事実、上院の椅子はトム・カーパー(Tom Carper)やテッド・カウフマン(Ted Kaufman)、クリス・クーンズ(Chris Coons)で占められていた。これでは共和党が入り込む隙間さえ無い。デラウェア州は「オフショアー」じゃなく、「オンショアー」の租税回避地(tax haven)として有名だ。という訳で、同州の政治家になれば、相当な“旨味”を堪能できる。驚くことに、「フォーチュン500社」のうち65%が“節税(脱税?)”のためにデラウェア州を利用している、というのだ。また、こうした有名企業の85%が何らかの子会社を同州に置いているらしい。まぁ、ケイマン諸島やバミューダに行かなくても、米国内に税制の「巨大な抜け穴」があるんだから、利用しない方がおかしいだろう。

Alok Vaid Menon 002(左  /  アロク・ヴァイド・メノン)
  脱線したので話を戻す。トランプ流の米国第一主義を掲げ、移民流入にも反対したから、ウィツキは主流メディアから「白人優越論者」と糾弾されてしまった。どうも彼女はマスコミのブラックリストに載っているようだ。今月、これを示唆するような出来事が起きた。彼女がツイッターにトランスジェンダーの活動家であるアロク・ヴァイド・メノン(Alok Vaid-Menon)を批判する書き込みを行ったところ、ツイッター社は彼女のアカウントを閉鎖に追い込んだという。なぜなら、ウィツキはアロクの事を「邪悪な者(Demonic)」と評したからだ。(Tom Pappert, "DEMONIC : Twitter Bans Lauren Witzke For Criticizing Trans Woman Who Says Little Girls Are Kinky", National File, March 7, 2021.) フェイスブックも同じ穴の狢(ムジナ)で、同社は2月に彼女のアカウントを停止している。("Facebook Shuts Down Former America First Senate Candidate Lauren Witzke's Campaign Page", Inter News Cast, 3 February 2021.)

  では、ウィツキが非難したアロクという活動家は、如何なる人間なのか? まず最初に思い浮かぶのは、アロクの異様性である。これは常識的な意見になるが、彼(彼女?)は「男」なのか「女」なのかハッキリしない性別不明の人物である。「論より証拠」でアロクの写真を見てもらえば解る。この変人は「女に転化した元男」といっても、未だにその外見は「男」としか言い様がない。でも、現在のアメリカでは、「生まれながらの性(gender)」を以て判断してはならず、本人が自覚あるいは自称する「性」で判断せねばならない。アロクはどうやら、「LGBTQIXYZ」の中の「Queer(奇妙な人)」に分類されるみたいだ。しかし、ジェンダー学者はアロクのことを「シスジェンダー(cisgender)」、つまり「外見は男でも本来(生まれながらの性)は女として生きるはずの人物」と判断するらしい。

  もう実にややこしいが、要するにアロクは精神と肉体が一致しない人物で、大人になってから「本来の自分」に目覚めた、という訳だ。TARSHIによるインタヴューで、アロクはインドの上流カースト・コミュニティーに生まれたことを明かし、身内や仲間の縛りが強い環境で育ったという。("Interview - Alok Vaid-Menon", TRASHI Team, September 4, 2018. / TARSHIとは「生殖と性的健康に関する問題を話し合う<Talking About Reproductive and Sexual Health Issue>」の略である。) 彼は非常に保守的で宗教的な故郷を嫌っているようで、幼い頃は自分の性癖を隠していたようだ。でも、大人になるとアメリカに移住し、性別にこだわらないインド系アメリカ人アーティスト兼作家となり、信じられないけど「教育者」にもなった。

Mark Zuckerberg 0011Lauren Witzke 05Lauren Witzke 07








(左 : 「フェイスブック」を運営するマーク・ザッカーバーグ  /  中央 :  銃規制に反対するウィツキ / 右 : トランプ大統領を支持するウィツキ)

  アロクは不満げに述べていたが、彼は毎日“プレッシャー”を受けていたそうである。外へ出掛けると毎回ジロジロ見られるし、その風変わりな容姿ゆえに「男」か「女」か判らず、人々から辱めを受けていたという。本人は「女」のつもりなんだが、いじめっ子タイプの第三者がアロクを目にすると、彼の主張などお構いなしに「男」と見なし、懲らしめの暴力を振るったそうだ。確かに、普通のアメリカ人ならアロクをドツキたくなる。もし、アロクが新宿二丁目辺りをウロウロしたら、住吉会か稲川会のヤクザに尋問されるぞ。だって、こんな性転換者を見れば、青竜刀を持った支那人マフィアだって怪しむじゃないか。ただし、極東会に「ケツ持ち」を頼めば別だけど。

  まぁ、こんなアロクにも独自の思想があって、偏見に凝り固まったアメリカ社会を批判している。曰わく、普通の人々は思慮分別で物事を扱っているが、そんなのは純粋さを語る神話に過ぎず、世間はこうしたフィクションを維持しようと努めているんだ、と。彼はその人生において、何事も互いに流れ込むんだ、と主張する。すなわち、「混入や汚染というのは通常である」というのだ。だから、国境や防禦壁、二元体というのは不適切であるという。たぶん、アロクにとって男や女という区別は虚構であり、人種や民族という区別も不愉快なんだろう。だから、何でもかんでも「ごちゃ混ぜ」というのが彼の理想である。こんな考えだから、アロクは「性転換女性(transgender women)と若い女性(young girls)は同じ便所を使うべき」と言い張る。なぜなら、少女達も「非常識で奇妙、あるいは変態的(kinky)」であるから、というのだ。

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(上写真  /  御洒落なのに「悪魔的」と評されるアロク)

  こうした暴言を耳にしたから、ウィツキはアロクを非難し、ツイッターに「悪魔的」と評したのである。事件の背景を知れば、日本人だって納得し、ウィツキに賛同するだろう。実際、アロクが日本人女性に近づけば、大抵の女性は鳥肌が立ち、足早にその場を去るはずだ。もし、洗面台で手を洗っている女性が、目の前の鏡に映ったアロクを見れば、一瞬、何が起こったのか判らず、体が硬直して動けなくなるだろう。アメリカの事情を知らない女子高生や女子大生が、こんな状況に遭遇したら、いったい“どんな”反応をするのか? たぶん、悲鳴を上げて先生に助けを求めるだろう。露骨に言えば、アロクの容姿は「変態」とか「悪魔」以上の何かである。日本のリベラル左翼や人権派弁護士は、それでもウィツキを非難し、アロクを擁護するのか? アロクを批判したウィツキは、人種差別を掲げる白人至上主義者じゃないぞ。もしかすると、日本の左翼女子だって私生活となれば、こっそりと毛深いアロクを毛嫌いするんじゃないか?

LGBTが容認・擁護されるアメリカ

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( 上写真 / 「トランスジェンダー」の人々 )

  あまり紹介したくないが、アロクの件に言及したから、ついでにトランスジェンダーについても、ちょっと触れてみたい。日本では極僅かな人達が、こっそりと性転換手術を受けているが、アメリカでは性の不一致に悩む人々が、堂々と手術を受けているようだ。日本の高校生だと、たとえ受験勉強に励んでいても、男性の股間からペニスを切り取って膣を形成する「vaginoplasty」という外科手術や、女性を男性に変える外科手術を意味する  「metoidioplasty」という英単語は知らないんじゃないか。また、男になりたい女性に人工のペニスを作ってやる「phalloplasty」という形成外科手術も聞いたことがないはずだ。だいいち、学校の先生が教えないから、医学部を目指す高校生しか、こうした英単語は覚えない。もしかすると、進学校の生徒でも知らなかったりして・・・。

  筆者は性転換手術の映像を目にしたが、あまりにも“おぞましい”ので、写真を掲載することができない。記録映像では、手術を受ける患者の股間は血塗れだ。それに、特殊撮影で用いるゴムみたいな材料でペニスを作ったりするから、男性が見ても吐き気がする。何と言っても恐ろしいのは、ペニスを切断する時の映像だ。とてつもなく痛々しい。以前、アフリカの部族紛争では、捕虜となった惨敗兵がペニスを切り取られる事もあったらしいが、自ら進んで切除を依頼するというのは本当に寒気がする。余計なお世話かも知れないが、切り取ったペニスは手術後どうするんだろう? 「臍(へそ)の緒」みたいに木の箱に保存するのかなぁ~? 少なくとも、息子を産んだ母親は悲しむんじゃないか。

  こうした外科手術は必要なんだろうけど、あまり考えたくない治療法である。しかし、アメリカには性転換手術を熱心に推進する医者もいるようで、ユダヤ人の中には有名な専門家も少なくない。例えば、子供の内分泌学を専門とするスティーヴン・ローゼンタール(Stephen M. Rosenthal)は、カルフォルニア大学サン・フランシスコにある「ベニオフ小児科病院」に勤務する医者で、「幼児・青年ジェンダー・センター(CAGC)」の創設者でもある。彼は性の不一致に悩む未成年を受け持ち、彼らの健康面をも扱っているそうだ。シカゴにある「ウェイス記念病院(Weiss Memorial Hospital)」で「ジェンダー合致手術センター」の局長を務めるローレン・シェクター(Loren M. Schechter)も、トランスジェンダを扱う専門医である。彼は20年のキャリアを誇るベテランだ。「サン・フランシスコ総合病院(San Francisco General Hospital)」に勤務するベンジャミン・ブライヤー(Benjamin Breyer)も、性転換手術を得意とするユダヤ人である。彼は元々、泌尿器を専門とする医者だった。

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(左 : スティーヴン・ローゼンタール   / 中央 : ローレン・シェクター  /  右 : ベンジャミン・ブライヤー )

   それにしても、女性にペニスを附けてやるユダヤ人って、一体どんな神経をしているんだ? 精神科の医者に訊いてみたい。筆者は人工的に作ったペニスの写真を幾つか持っているけど、あまりにも衝撃的で、おぞましいから、掲載は断念する。もし、一般の日本人が目にすると、変な悪夢を見る虞(おそれ)があるから注意が必要だ。想像したくないけど、ゴム製のペニスを請け負う職人って、どんな気持ちで製作しているのか? そして、1本いくらなんだろうか? (やっぱり、個人の“好み”を考えた特注品なのかなぁ~。)

  シェクター医師とブライヤー医師は、勤務先の違いはあるけど、医師免許を取得したのは同じ大学で、両者ともシカゴ大学にある「プリツカー医学校(Pritzker School of Medicine)」の出身だ。「プリツカー」の名前はシカゴのみならず、他の州にも響き渡っている。以前、当ブログで紹介したけど、このプリツカー家は全米屈指の裕福なユダヤ人一族だ。ジェイ・ロバート・プリツカー(Jay Robert Pritzker)は民衆党から出馬し、現在イリノイ州で州知事を務めている。彼の姉に当たるペニー・プリツカー(Penny Pritzker)は、オバマ政権で商務長官に就任した人物。そして、二人の父親であるドナルド・プリツカー(Donald Pritzker)には、ジェイ・アーサー・プリツカー(Jay Arthur Pritzker)という長兄がいて、彼がハイアット・ホテル(Hyatt Hotel)を買収し、それをチェーン化したことはよく知られている。彼はシカゴのダウンタウンに「ジェイ・プリツカー・パビリオン」を建設し、そこにあるコンサート・ホールや公園は2004年に完成したそうだ。

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( 左 : ジェイ・アーサー・プリツカー  /  中央 : ペニー・プリツカー  /  右 : ジェイ・ロバート・プリツカー )

  華麗なるユダヤ人家族でも、内部では色々な問題があって、一概に全員がエリートになっている訳じゃない。この一族には「ブラック・シープ(black sheep / ツラ汚し)」というか「恥さらし」がいて、それがジェイムズ・ニコラス・プリツカー(James Nicholas Pritzker)である。彼はドナルド・プリツカーの兄、ロバートの息子であるから、J.B. プリツカー知事にとっては伯父の息子、つまり従兄弟となる。1974年、彼は合衆国陸軍に入隊し、1977年にロヨラ大学に通うようになると、予備役の軍人に鞍替えした。その後、イリノイ州にある陸軍の「National Guard」に編入し、2001年に中佐のランクで除隊したという。ジェイムズは結婚して三人の子供をもうけている。

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(左 : 「ジェニアァー」と改名したジェイムズ・ニコラス・プリツカー  /  右 : 元は軍人だったジェニファー・プリツカー)

  今世紀に入り、彼の人生は劇的な変化を遂げることになる。軍隊生活を退いたジェイムズは、「TAWANI Enterprise Inc.」を創業して金融や軍関係のビジネスを始めたが、それが軌道に乗ると、今度は「Tawani 財団」を作って慈善活動に取り組んだ。しかし、彼には内緒にすべき私生活があって、それは女性の精神を秘める肉体を持っていたことだ。ジェイムズは最初の結婚でタルという娘をもうけ、一番目の妻であるアエレット夫人と離婚した後、リサという女性と再婚した。この夫婦の間には二人の息子ができた。しかし、2014年になるとジェイムズは二番目の夫人とも離婚してしまい、2020年にはエリン・ソラロ(Erin E. Solaro)という女性と再婚(?)することになった。さらに、彼は2013年になると重大な決断をする。何と、元陸軍中佐のジェイムズ・ニコラス・プリツカーは、親からもらった名前を捨て去り、「ジェニファー・ナタリア(Jennifer Natalya)」という名前に改めたのだ。かりにも元軍人なのに、それが化粧をしてオバタリアンに変身するなんて・・・。いくら何でもあんまりだ。これなら、デーモン小暮の方がマトモに見える。せめて、カルーセル麻紀くらいの容姿ならよかったのに・・・。やっぱり、現実は厳しい。

態の刑罰を軽くする?

Pamela Powers Hannley 02Leo Biasiucci 01(左 : パメラ・パワーズ・ハンリー / 右 : レオ・ビアスウッチ )
  1950年代以前のアメリカと公民権以降のアメリカでは、「別の国なんじゃないか?」と思えるほど、社会と個人における倫理道徳の変化が著しい。最近では、厭になるくらい「性的マイノリティー」や「有色人種」に対する“配慮”が叫ばれている。例えば、アリゾナ州の下院議員を務める民衆党のパメラ・パワーズ・ハンリー(Pamela Powers Hannley)は、性犯罪者に対する厳罰に反対している、というのだ。アリゾナ州議会では、共和党下院議員のレオ・ビアスウッチ(Leo Biasiucci)が性犯罪に関する法案(HB-2889)を提出し、子供を性的に虐待したり強姦した者を終身刑に処すよう働きかけていた。なぜなら、現在の法律では、子供を性的に犯した者は、せいぜい10年から20年の懲役に服すくらいで、場合によったら仮釈放だって有り得る。さらに恐ろしいのは、野心が残っている変態がシャバに戻るケースだ。反省していない奴は、再犯者になる可能性が非常に高い。だから、ほとんどの議員は厳罰化に賛成した。それなのに、ハンリー議員だけがこの法案に反対したんだから、世間の批判を受けても当然だろう。

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(逮捕された時の写真   /  子供を餌食にした性犯罪者 )

  こうした反論を聞けば、アメリカ人のみならず日本人だって、「どうして?」と訊きたくなるじゃないか。もう呆れてモノが言えなくなるが、ハンリー議員は犯罪者の人種比率を憂慮したから反対したのである。「サンドイッチマン」の富沢じゃないけど、「何いっているのか、サッパリわからない !」というのが一般人の反応だろう。ハンリー曰わく、黒人はアメリカ人口の13%を占めているだけなのに、殺人犯や殺人事件の半数を占めている。それゆえ、黒人は白人よりも多く刑務所にぶち込まれているから、刑罰が重くなると、その煽りを受けるのも黒人の方が多くなってしまう、という理屈だ。(Pat Droney, "Arizona lawmaker opposes mandatory life sentences for child molesters, says it hurts people of color", Law Enforcement Today, March 6, 2021.)  つまり、有色人種はシャバで「マイノリティー」なのに、ムショでは「マジョリティー」になっているから、もし刑罰を厳しくすると、多くの有色人種が悲惨な目に遭ってしまうじゃないか、というわけ。

  でも、子供を餌食にする方が、よっぽど悪質じゃないか。進歩主義や人権思想を掲げるリベラル派というのは、なぜか犯罪者を庇い、被害者を蔑(ないがし)ろにする。たぶん、自分が国家の敵(革命の旗振り役)になるから、犯罪者が「仲間」に思えてくるんだろう。もっと呆れてしまうのは、ハンリー議員が幼児性愛者を“犯罪者”と見なさず、“精神病患者”の一種と見なしている点だ。つまり、彼女の考えによれば、幼稚園児や小学生を狙う変態でも、一生牢獄に閉じ込める程の極悪人じゃなく、治療を必要とする病人という見解になるらしい。それなら、前科者だけが暮らす特別区を作り、人権派が一緒に住めばいいじゃないか。進撃の巨人でも登れないほどの高い壁で理想郷を取り囲み、変態が外へ出られなくすれば、一般のアリゾナ州民は安心だ。そもそも、子供を持つアメリカ人の何割が、ハンリー議員の意見に賛成なのか? ぜひCBSやPBSに調査してもらいたい。

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( 左 : 西歐系アメリカ人が思い浮かべるアジア人のタイプ  /  右 : 米国に在住するベトナム系アメリカ人)

  左翼の精神病に冒されたアメリカでは、様々な価値観の破壊が行われている。子供を標的にする変態が擁護される一方で、今度は子供向けのアニメで検閲が行われているというのだ。ディズニー社は数々のアニメ作品をインターネットで放送し、無邪気な子供達がそれを観て楽しんでいる。しかし、これらの名作の中にはレイシズム的要素が含まれている作品もあるから、修正や廃止の措置が必要であるらしい。実際に発売・放送中止に追い込まれた作品というのは、『ピーター・パン』や『ダンボ』、『アリストキャッツ』、『スイス・ファミリー・ロビンソン』であるという。(Adele Ankers, "Disney Plus Removes Peter Pan, Dumbo from Kids Profiles due to Negative Depictions", IGN, 11 March 2021.) ホント、現在のアメリカ合衆国は気が狂っており、PC(政治的に正しい思想)の嵐でクルクルパーになっている。

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(左 : インディアンを描いた従来の漫画  /  右 : ステレオタイプのアジア人キャラクター)

  日本人の親からすると、「えっ ! いったい何がマズいっていうの?」と怪訝に思ってしまうが、どうやら登場キャラクターの一部が非西歐人の気分を害するらしい。例えば、『ピーター・パン』にはインディアンが登場するけど、その姿は滑稽な(あるいは伝統的な)インディアンの姿で、日本人が『マンガ・キッド・ボックス』(テレビ東京)で観たような格好である。たぶん、インディアン系の子供達がディズニー・アニメを観て、祖先の文化や衣装を恥ずかしく思ってしまうからNGとなるんだろう。日本の子供にも大人気である『ダンボ』もPCに引っ掛かるそうだ。白人が顔を黒く塗ったり、「ジム・クロウ(Jim Crow)」時代のような黒人労働者を描いているから、黒人への侮辱になるらしい。

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(上写真 2枚  /  子供に「従来の絵本」を読み聞かせる母親 )

  また、この作品にはステレオタイプのアジア人が登場するので、これも検閲でNGとなる。『アリストキャッツ』にもステレオタイプのアジア人が登場し、奇妙な言葉を喋る支那人が出てくるからダメであるという。『スイス・ファミリー・ロビンソン』にもレイシスト的描写があるらしい。例えば、東南アジア人や中東アジア人を代表する、黄色い顔や茶色い顔のキャラクターが描かれているので良くないそうだ。しかも、彼らがヘンテコな言葉を喋っているから、アメリカ人の子供、特に白人の子供には、エイリアンの言葉に聞こえてしまうので、これもNGらしい。

  そんなことで一々目くじら立てていたら、アニメ作品は政治的地雷を踏まないように制作され、「当たり障りの無い」B級娯楽なってしまうだろう。昭和時代の日本では本当に「創作の自由」があって、スポンサーの御機嫌取りを除けば、制作者に結構な自由があった。例えば、昭和49年に放送された『グレートマジンガー』には主人公の剣鉄也と一緒に戦う女性キャラクターの「炎ジュン」が登場していた。彼女はアフリカ人の父親と日本人の母親から生まれた混血児で、運動神経抜群の孤児という設定だった。一応、彼女の肌は茶色になっていたが、人相はヨーロッパ人との「ハーフ」という事になっていたので、テレビを観ている子供達には違和感が無かった。

  歐米の教育学者は驚愕するが、炎ジュンが操縦する戦闘ロボットは女性の体をした「ビューナスA」で、乳房の部分にはミサイルが収納されていた。(『強殖装甲 ガイバー』では、ガイバーが胸の装甲を開いて「メガスマッシャー」を放つけど、昭和の頃は胸からの武器は女形ロボットだけ。) これだけでも、歐米のフェミニストは「女性差別だぁぁ~」と半狂乱になるだろう。日本の子供は平然と毎週毎週テレビにかじりついて、人種差別に性差別のアニメを観ていたんだから、西歐の学者は唖然とするだろう。また、当時の日本アニメにはフェミニズムが浸透していなかったので、科学者とか研究所の主任は中高年の男ばかり。研究所の所長を務め、ロボットを開発したのも弓弦之助(ゆみ・げんのすけ)や兜剣造(かぶと・けんぞう)だけである。ハリウッドのユダヤ人みたいに、「女性の天才科学者」とか「女性の軍隊指揮官」を設定するなんて発想は無かった。それゆえ、脚本は常識的で自然な展開となっている。

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(上写真  /  黒人がスイカを好むことから、米国で考案された様々なアイテム )

  話を戻す。確かに、インディアンやアジア系、アフリカ系、ヒスパニック系の子供にしたら、自分達を異邦人か野蛮人のように描くキャラクターには腹が立つ。でも、アニメや漫画は本来、自由気ままに作られる代物だ。左翼思想が盛り込まれたサブ・カルチャーなんて面白くない。今、ハリウッド映画がつまらないのも、ユダヤ人やリベラル派がPCや多民族主義を持ち込んでいるからだ。ディズニー社がそんなにレイシズムを嫌うなら、黒人用のアニメとかアジア人用の漫画を作ればいいじゃないか。登場人物がほとんどヒスパニックか黒人という冒険アニメでもいいし、アジア版の『シンデレラ』や『白雪姫』でもいい。召使い役を白人にして、主人公の王子様をインド人にするとか。お姫様といったヒロインはベトナム人かマレー人にすべし。意地悪な姉なら朝鮮人が最適なんじゃないか。もちろん、忌々しい魔法使いは、支那人かユダヤ人が似合っている。しかし、問題となるのは黒いプリンセスだ。例えば、アフリカ系の白雪姫だと、「黒雪姫」とか「石炭姫」みたいだから、日本では人気にならない。しかも、支那人や朝鮮人の王子様だと、黒人の眠り姫にキスをしない可能性も。ユダヤ人の王子様なら脇目も振らずに素通りだ。また、カエルにされた王子様が人間に戻っても、ユダヤ人のプリンスと判れば、アラブ人の子供達は「トカゲに変えちまえ!」と叫ぶだろう。でも心配ご無用。ユダヤ人の制作者はアーリア人の顔に描くから。

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(左 : アフリカ人の子供を描いたイラスト   /  右 : 「ジム・クロウ」時代の黒人を描いたイラスト )

  日本人は未だに言論や藝術の自由があると思っているが、そんなのはマスコミが言いふらす幻想で、現実の世界では暗黙の検閲制度が敷かれている。令和の日本では、もっとアジア人が増えてくるから、色々な場所で言葉狩りやNG規制が厳しくなるだろう。その一方で、マンガやアニメの世界にも多民族主義が浸透してくるから、支那人とかマレー人を連想させるキャラクターが登場しかねない。既に『進撃の巨人』では、色黒の「オニャンコポン」が登場するから、他のマンガでも黒人のキャラクターが出現するだろう。日本の漫画家でも歐米諸国の影響を受けているから、諫山創と同じく、ユダヤ人を「可哀想な民族」と錯覚するはずだ。ハリウッド映画の“刷り込み”は本当に恐ろしい。

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( 左 : 黒人の中年女性をかたどった置物  /  右 : TVドラマなどで登場する南部の黒人女性 )

  石ノ森章太郎の名作『サイボーグ009』にもアメリカの影響が現れ、段々とメイン・キャラクターの大幅な修正が加えられるようになった。例えば、2012年に制作された劇場版では、「006」の支那人「張々湖(ちゃんちゃんこ)」や「008」のケニア人「ピュンマ」が別人のようになっている。昔のアニメ版だと、張々湖は「ゼンジー北京」のように話していたけど、今では「ワタシ、何々あるヨォ~」といった話し方になっている。おそらく、支那人侮蔑になるから駄目なんだろう。アメリカだと「005」の「ジェロニモ・ジュニア」が、ステレオタイプのインディアンになってしまうから、検閲でNGになってしまう虞がある。筆者は昔気質なのか、「アニメくらい自由に作らせればいいのに」と思ってしまう。敗戦後の日本人はアメリカを「自由の国」と見なして憧れていたがが、現実の世界は違うようだ。もしかしたら、「言論の自由」が保障されるのは、誰も聞かない地方のラジオ番組とか、影響力の無い個人のブログだけかも。令和の時代から見ると、「昭和のテレビ番組やCMには、結構、自由があったなぁ~」と思えてくる。




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