無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

アメリカ合衆国

爆弾魔がオバマの師匠 / 赤い黒人大統領 (1)

奇妙に重なった急死

  合衆国大統領になれたバラク・フセイン・オバマの肌は黒いが、頭と心が真っ赤であることはあまり報道されない。第21世紀のアメリカで、まさか共産主義者の米軍最高司令官が誕生するとは、リチャード・ニクソンはもちろんのこと、ロナルド・レーガンも想像していなかったであろう。しかも、黒人とは。公民権運動を支持したリンドン・ジョンソンでさえ、黒人が大統領になるとは思っていなかった。シカゴで下層黒人を相手にしていた地方政治家が、イリノイ州上院議員を一期務めただけで、一躍大統領候補になってしまったのだ。何かおかしい。ベテラン政治家でも、なかなか候補者にもなれないのに。オバノの過去は深い闇に包まれている。何かほじくり出そうとすると、腐臭漂う汚物が噴出してくるから、墓暴きよりタチが悪い。場合によっては死が訪れることもある。

andrew breitbart 2 (左/アンドリュー・ブレイトバート)
  一応自由なアメリカには、ひと癖もふた癖もあるジャーナリストが結構いるが、アンドリュー・ブレイトバート(Andrew Breitbart)は、異色のコラムニスト兼出版者であった。彼は興味深い生い立ちを持っている。彼はジェラルドとアーリーン・ブレイトバートというユダヤ人夫妻の養子であった。アンドリューは生後3週間で、この養父母に引き取られて、ユダヤ教徒として育てられたという。しかし、彼はユダヤ教の信仰を持てなかったらしい。やはり、肉体的にユダヤ人ではないから、何となく納得できないし、情熱が湧かなかったのではないか。(後に彼はお金をかけて出生を探り、父親がフォーク歌手であることだけは掴んだらしい。何らかの事情で育てられなかったのであろう。やっぱり、ユダヤ人って黒人は養子にしないのか、と思ってしまう。)彼が母親の前で、うっかり「イエズス・キリスト」の名を口にすると、彼女は怒ったそうだ。そんな養父母も後に通っているユダヤ教会堂に反発して、そこを去ったという。(Christopher Bean, Media Is Everything.It's Everything, Slate, March 15, 2010) 若い頃から物を書くことが好きだったアンドリューは、やがてジャーナリストになり、暴露記事を書いて一躍有名になる。レーカン大統領が気に入っていたらしく、政治思想に関しては、リベラル風味の保守主義者であった。

  死神は唐突に現れる。まぁ、面会予約を取る死神はいないよね。2012年2月にワシントンで開かれた保守主義政治大会(Conservative Political Action Conference/ CPAC)で、アンドリュー・ブレイトバートは、バラク・オバマの秘密を掴んだらしく、その映像を入手できたことを自慢したのである。国政選挙が始まろうとする時期に向けて、翌3月にそのビデオ・テープを公開すると高々に宣言したのだ。これには皆おおいに興味をそそられた。あのアンドリューが、演壇で自信たっぷりに喝破するんだから、相当いいネタが手に入ったのだろう、と期待したのである。おそらくオバマにとっては、かなり痛手になるような映像に違いない。待ちに待った3月1日がやって来る、前日アンドリューは自宅近くのバーで酒を飲んだ。夜11時を回って帰宅しようと、そのバーを出て歩いていたら、突然心臓発作に襲われたのである。彼はすぐさまUCLAの病院に運ばれたが、回復することはなかった。43歳のブレイトバート氏は、心臓発作による自然死と判定されたのである。(Dylan Stabelford, Andrew Breitbart death sparls conspiracy theories, Yahoo New, March 2, 2012) バーで彼と一緒に酒を飲んで、政治の話をしていた仲間は驚いた。あんなに元気そうだったアンドリューが急に死ぬなんて、もしかしたら酒に毒を盛られたのでは、と大勢のアメリカ人が疑問に感じたという。

Michael Cormier (左/マイケル・コーミエ)
  そんな疑惑を深める事件がもうひとつ起きてしまった。ブレイトバート氏の遺体を調べた検死官マイケル・コーミエ(Michael Cormier)が、何らかの理由により毒を体内に入れてしまい死亡したという。遺体検視所のエド・ウィンター副所長によれば、死因は砒素(ひそ)中毒によるものと判明した。(Possible arsenic poisioning a mystery in coroner official's death., The Los Angeles Times, April 30, 2012) しかし、警察はどのようにして砒素がローミエ氏の体に入ったのかは不明としている。一般人でも中々砒素中毒で死なないし、ましてや検死官が毒入り食品を見分けられないとは考えにくい。彼の夫人や娘にも不審な点は無かったから、警察もお手上げであった。ブレイトバート氏の急死とその検死官の不審死が重なれば、アメリカ人が何らかの暗殺では、と勘ぐりたくなるのも無理は無い。政府の諜報機関で働いていた退役職員が、極秘の毒を酒に混ぜて殺すという事だって考えられるのだ。プーチンがポロニュウムを使って暗殺を実行したなら、オバマの側近がCIAの暗殺グッズを用いても不思議ではないだろう。物的証拠が無いので、これはあくまでも噂に過ぎない。

  では、ブレイトバート氏が暴露しようとした映像とは何だったのか。そのテープが誰にも分からないのである。もしかしたら、彼の家族が怯えて出さないのかもしれない。ただ彼は生前、オバマの大学時代の映像で人種分裂や階級闘争の映像と仄めかしていた。だからひょっとすると、オバマと過激派グループが映っているテープなのではないか、と推測される。そんな映像が公開されたら、オバマにとっては手痛いダメージになるだろうし、再選を控えて窮地に立たされてしまう。ビデオ・テープがどうなったのか分からぬところに、陰謀論の火種がくすぶっているのだ。では、疑惑の過激派集団とは、いったい何か。それはウエザー・アンダーグラウンド組織(Weather Underground Organization)である。

左翼革命集団がオバマの友人

william ayers 1william ayers 4








 (左:逮捕時のエアーズ/右:教授になったエアーズ)

  一般的に言うと、共産主義者には半端者や貧乏人が多い。育ちの悪い学生や、業績の無い学者、貧困家庭の軍人、下層階級の出来損ない、安月給の低脳教師、梲(うだつ)の上がらない筋肉労働者などが思い浮かぶ。共産主義や左翼思想に惹かれるバカには、成功者や人徳者に対する嫉妬心があるので、必ずしもマルクス・レーニン主義を咀嚼(そしゃく)して、行動原理にしているわけではない。在日朝鮮人を見れば分かる。低脳すぎて理解できないのだ。ただ日本人に対する怨みが原動力だ。しかし、上流階級や富裕家庭に育った者が、共産主義者になったりするから厄介なのだ。華族や公家の出身なのに、マルキストになったり、富豪の息子が左翼学生運動に走ったりする。五摂家筆頭の近衛家に生まれた近衛文麿や西部グループの御曹司堤清二(作家として辻井喬)を挙げれば、みんなも分かるだろう。オバマの師匠であるビル・エアーズ(William Charles Ayers)も、裕福なビジネスマンの息子であった。父のトーマス・G・エアーズ(Thomas G. Ayers)は、有名な発明家トーマス・エディソンの会社に連なる、「コモンウェルス・エディソン(Commonwealth Edison」の最高経営責任者(CEO)と会長を務めた人物である。イリノイ州にある大学には、彼の名を記したカレッジまである。

  ビル(ウィリアム)がミシガン大学に通っていた頃のアメリカは、ベトナム戦争が始まって泥沼に嵌まろうとうする1960年代中期にあった。当時は左翼思想が全盛期で、ベトナム戦争に抗議する大学生でキャンパスは溢れていた。日本の大学でも同じ。左翼学生が反戦フォークソングやインターナショナルを歌っていた頃だ。反戦思想に感染したビルも、徴兵に反対して坐り込み抗議を行って、10日間ほど牢にぶち込まれたらしい。こんな過激派学生が事もあろうに、コミュニティー・スクールで子供相手の教師になっていた。無邪気な子供に、何を吹き込んだのかを考えれば、誰でも目が眩みそうだ。(日教組教師がいるから、「誰でも」は言い過ぎだろうけど。) 知能の高い連続殺人犯と同じで、左翼活動に秀でた学生は、教職なんかで満足しない。もっと激しい活動を欲し、具体的な成果を求めてしまう。新左翼運動にのめり込んだエアーズは、「民衆主体社会を求める学生同盟(Students for Democratic Society/SDS)」で頭角を現し、1968年と69年になると、地域リーダーとなった。ミシガン州デトロイトでエアーズに率いられたグループは、やがて「ウェーザーマン」(Weatherma)」というテロ集団に変貌する。(ウェザー地下組織 Weather Underground Organization/WUO)

  ちなみに、この「ウェーザーマン」という名称は、人気歌手ボブ・ディランの曲「Subterranean Homesick Blues」の歌詞からとられた。「風向きを知るのに気象予報官はいらない」という歌詞。ボブ・ディランは左翼世代にとても人気が高く、今でもファンが多い。彼の家族はウクライナから米国にやって来たユダヤ移民である。ヨーロッパ系の藝名にしているが、ユダヤ系アメリカ人である。本名をロバート・アレン・ジンマーマン(Robert Allen Zimmerman)といい、ヘブライ語ではシャバタイ・ツィル・ベン・アブラハム(Shabtai Zisl ben Avraham)というらしい。ユダヤ人にはリベラル左翼(社会主義者とか共産主義者)が殊のほか多く、ユダヤ人口の割合からみても異常に高い。ユダヤ移民の子孫は、よく本名を変えて藝能界や言論界にデビューするから、我々は注意せねばならない。

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   (左:ウェザーマンのメンバー/右:ペンタゴンの爆発後)

  左翼の必需品といったら、まず思い浮かぶのが、ゲバ棒とヘルメット、それにモロトフ・カクテルだろう。えっ、中学生のお坊ちゃん、お嬢ちゃん、酒場で飲む「ブラッディー・メアリー」じゃないからね。ガラス瓶にガソリンを詰めて、新聞紙か布切れを栓代わりとし、それに火をつけて機動隊に投げつける、例の簡易手榴弾のこと。しかし、エアーズはこんな物ではなく、爆弾を製造していたのである。1886年に労働者とシカゴ警察との間に起きた対立で、犠牲となった警察官を称えるため、彫像が建立されていた。この像にエアーズは爆弾を仕掛け、木っ端微塵に破壊したという。でも、殺しはプロ並の過激派といっても、爆弾製造に関しては素人。たまには失敗することだってあるさ。ウェザーマンのメンバーであるテッド・ゴールド(Ted Gold)やテリー・ロビンズ(Terry Robbins)、それにエアーズの恋人ダイアナ・オウトン(Diana Oughton)は、組織のアジトでネイル爆弾を製作中に誤って爆発させて死んでしまった。爆殺時に殺傷能力を高めるため、金属片を混ぜる爆弾を作るとは、かなり悪質である。爆弾の設置場所から離れたところにいる人々にまで、破裂した金属が刺さって被害が及ぶのだから。

  FBIの捜査に協力したラリー・グラスウォル(Larry Grasswohl)が、エアーズにインタヴューしたとき、爆弾や被害者のことについて尋ねた。するとエアーズは「我々は世界中にいる罪なき者すべてを守ることは出来ない。何人かは殺されるのだ。我々の仲間にも、死亡者か出るだろう。我々はこの事実を受け入れねばならない」と答えた。ウェザーマンは次々と爆破事件を重ねていった。1970年ニューヨーク市警察本部に爆弾を仕掛けたり、サンフランシスコの爆弾事件ではブライアン・マクドネル巡査が死亡している。1972年にはペンタゴンさえ狙ったのである。ホーチミンの誕生日である5月19日、ペンタゴンの空軍棟にある女子トイレに爆弾を設置し、爆発で秘密情報を納めたテープのファイルが破壊されてしまった。これなら国家に対するれっきとした挑戦である。

  全米各地で好き勝手に爆破テロを起こせば、FBIだって黙っちゃいない。エアースたちは身分を偽ったり、隠したりして逃亡生活に入っていった。そんな最中でも、彼は組織の同志であるバーナディーン・ドーン(Bernardine Dohrn)と結婚する。巨大な敵を共にする仲間は、同志愛が深まってしまうのか。やっぱり平凡な日常生活より、危険に満ちた逃亡生活の方が、性欲が燃え上がるのかなぁ。とはいっても、FBIの追求は厳しい。「COINTEL」という極秘捜査を始めたFBIは、致命的なミスを犯してしまう。エアーズを捕まえたものの、令状無しの家宅捜査や盗聴を行ったため、武器や爆弾に関した容疑が却下されてしまったのだ。それでも、ビルの妻バーナディーンへの容疑は残っていた。意思の強い彼女であっても、逃亡生活はやはり辛い。バーナディーンは1980年、ついに警察当局に出頭することにした。ところが、1,500ドルの罰金と3年の執行猶予で済んだ。

テロリストの大学教師

Bernardine_Dohrn 1Bernardine Dohrn 2 (左:逮捕時の写真/右:バーナディーン)
  性差別になるから言いたくないが、筋金入りの女左翼は厄介だ。貧しいながらも、夫を支える糟糠(そうこう)の妻で、子煩悩な母親になる女性なら尊敬できる。「オバタリアン」と呼ばれても、どことなく後光が差すもんだ。しかし、共産主義などの左翼思想に染まった女は、しぶとくて執念深いから、一筋縄では扱えない。論理や理屈で論破しようとする男はアホである。そんなの彼女たちには通用しないのだ。しかも、学歴を附けた馬鹿は更に始末が悪い。反戦学生バーナディーンは、ウィスコンシン州ミルウォーキーの中流家庭に育った。彼女の父バーナードはユダヤ人で、母親はスウェーデン系アメリカ人だがクリスチヤン・サイエンスの信者。またぁ~ユダヤ人かよ、と言いたくなるがしょうがない。ちなみに、「クリスチャン・サイエンス」はキリスト教ではなく、オカルト信者の新興宗教。ユダヤ人の名前だとまずいと考えたからなのか、父のバーナードは娘が高校生の時、姓を「オーンシュタイン(Orhnstein)」から「ドーン(Dohrn)」に変えたという。

  それでも、ユダヤ人の素性は隠せない。バーナディーンはオハイオ州のマイアミ大学に入ったのだが、シカゴ大学に編入転校してしまう。彼女が大学の女子クラブ(Delta Delta Delta Sorority)に入会しようとしたが、ユダヤ人であることから、反対票により拒否されてしまった。(Alfred S. Regnery, They're All in This Together, The American Spectator, September 2011 Issue) アメリカの大学にはギリシア文字を冠した権威と伝統がある同好会が存在し、クラブ・メンバーになれると、それが自慢のステイタスになるから、厳しい審査があるにもかかわらず、入会したがる学生が多い。バーナディーンにとったらショックだったんじゃないか。せっかく姓まで変えたのに、出自で落とされたのだから、ちょっと同情したくなる。でも、いったんユダヤ人を許すと、怒濤の如くユダヤ人が入ってくるので、クラブの品位が落ちることを危惧したメンバーの気持ちも分かる。

william ayers & dohrn 2william ayers & dohrn









 (写真/仲睦まじいビルとバーナディーン)

  シカゴ大学のロー・スクールで法学位を取得したが、バーナディーンは弁護士資格の試験を受けなかった。彼女は勉学より、SDSの下部組「織革命青年運動(Revolutionary Youth Movement)」に没頭していたのである。この組織がシカゴで開かれた大会でSDSと揉めた挙げ句、そこから分離したことで、ウェザーマンへと発展したのである。当時、左翼運動が流行だったのは、ベトナム戦争への嫌悪と徴兵制度への恐怖が一体となったらだろう。しかし、合衆国政府に対する抗議が盛り上がったとしても、やはりソ連の謀略工作があったことも無視できない。共産主義に心酔したり、左翼思想にかぶれた学生を、ソ連のエージェントが仲介役になって、共産国に招待していたのである。ウェザーマンのメンバーがKGBと繋がっていたことは本当だった。FBIと密かに通じて情報を提供していたグラスウォルに、エアーズはキューバの諜報機関とのコンタクト方法を教えていたのである。カナダにあるキューバ大使館を通して接触を計り、その際に「Delgado」というコード・ネームを使ったという。(William F. Jasper, Obama's Terrorist Ties and Radical Roots, New American, October 27, 2008) FBIの資料によると、ウェザーマンは東ドイツのKGBとも接触していたことが確認されている。メンバーのリンカン・ベルグマン(Lincoln Bergman)とその父リーベル(Leibel Bergamn)は、支那諜報機関の指令で動いていたという。

  我が国でも同じ事があった。支那人工作員が左翼学生を、毛沢東の支那に連れて行き、現地でもてなしたのだ。「善良」そうな支那人が、笑顔で大歓迎してあげたら、間抜けな日本人は“おだて”にコロッと引っかかってしまった。ロシア人も赤く染まったアメリカ人を相手に、キューバや東欧諸国、南米へのパック・ツアーをプレゼント。1968年にバーナディーンはユーゴスラヴィアを訪れ、北ベトナムの代表や南ベトナムの解放組織メンバーと逢っていた。ちなみに、ベトナム戦争でソ連と北ベトナムに利用された、便利な馬鹿として有名なのは、ジェーン・フォンダである。1969年にはSDSの代表として、バーナディーンはキューバを訪問している。左翼活動に従事している人間に幸せな生活は無い。彼女の人生はひどいもので、暴動や麻薬がらみで逮捕されている。

  1970年代に入ると、ウェザーマンを代表して、「戦争状態宣言(declaration of State of War)」を表明した。彼女は明確にマルクス・レーニン主義を賞賛する記事まで発表したのである。左翼が暴走すると歯止めが利かない。1969年にシカゴで「怒りの日(Days of Rage)」という暴動を起こしたバーナディーンは、1970年代になると爆弾事件に関わるようになった。警察をあざ笑うようなテロ事件を起こされては、FBIだって捕まえようと必死になるだろう。FBIは彼女を最重要逃亡者の指名手配10人リストに加えた。エアーズと結婚したものの、逃亡生活に疲れてついに自首したというわけ。呆れるのは、この夫婦は仲間の子供を育てることにしたのである。ウェザー地下組織の仲間である、キャシー・ボウディン(Kathy Boudin)とデイヴィド・ギルバート(David Boudin)は、1981年に強盗をはたらき、殺人に関わった罪で服役することになってしまった。エアーズとドーンは彼らの息子チェザ・ボウディン(Chesa Boudin)を引き取って、法的後見人になったのである。

Chesa Boudin 1 (左/チェザ・ボウディン)
  蛙の子は蛙というが、オタマジャクシをザリガニが育てても、成長すれば蛙になるだろう。しかし、赤いザリガニに似て、緑ではなく赤い蛙になってしまった。犯罪者とはいえ、知能犯の養父母に育てられたチェザは、勉強が出来たのだろう。彼は名門イェール大学に入学できて、ローズ奨学生(Rhoaes Scholar)にまで選ばれた。このローズ・スカラーはセシル・ローズが創設した制度で、たいへん権威が高い奨学金である。クリントン大統領もローズ奨学生として、オックスフォードに留学していた。チェザが秀才なのは分かるが、大学では「イェール平和同盟会(Yale Coalition for Peace)」のリーダーになっていた。やっぱりか、とため息が出る。世界を変革するんだ、と意気込む左翼学生に成長していた。そりゃそうだな。ベテラン・テロリストに育てられれば、普通の道徳心を持つはずがない。チェ・ゲバラ信奉者の赤い青年は、ベネズェラ革命の大ファンで、反米主義者のヒューゴ・チャベス(Hugoi Chavez)を支持していた。こんなんじゃ、もう治療の施しようがない。

  逃亡者の生活に終止符を打ったドーンは、シカゴにある高名な法律事務所シドリィ・オースチン(Sidley Austin)に雇われた。前科者のバーナディーンが雇ってもらえたのは、そこの責任者が義父、トーマス・エアーズと知り合いだったからだ。裕福な親族を持つと色々と便宜を計ってもらえる。うらやましい。彼女はイリノイ州の司法試験に合格したが、犯罪歴があるため、法律家になるための申請書が却下されてしまった。弁護士資格を取得できなかったが、彼女は後悔していないと断言している。強い。(女は、と言いたいが止めておく。男ならしょげちゃうなぁ。) シカゴにあるノースウェスタン大学の法学部が、バーナディーンを雇うとき、彼女の前科が問題となったが、「助手(ajunct)」の身分だから、手加減があったのかもしれない。それに義父のトーマスが大学の理事会に名を連ねていた事があったから、大学側も無碍に却下出来ないだろう。おそらく、大学には左翼教授が一杯いるから、同情心も湧いたんじゃないか。左翼なんで誰しも一つや二つ脛に傷を持つから、前科くらい大目に見てしまうのかも。

不都合な同志を隠すオバマ

obama college days 2Barack Obama 1







(左:若きオバマ/右:大統領のオバマ)

  クールなオバマは、コロンビアやハーバードといった有名大学で勉強したと、世間では思われているが、彼の学業を調べれば、まったく違った素顔が分かる。オバマは学問に向かない劣等生で、社会に出ても使い物にはならなかった。しかし、何とか生活できたのはなぜか。それは、他人のゼニを手に出来たからである。左翼の牙城は教育界にある。製造業や流通業といった能力主義の業種では、左翼上がりは「クズ」すぎて使い物にならない。だから、実力が問われない学校に蝟集(いしゅう)するのだ。でも、小さな私立学校や個人の塾はダメ。やはり税立(公立)学校やお役所的学校でないと、能無し教師はすぐにクビとなってしまう。ビル・エアーズの取り柄といったら洗脳教育。かつてヴェネズェエラを訪れたとき、エアーズは教育によって社会を変革しようと宣言していた。「教育は革命だ(La educasion es revolucion ! )」と南米の同志の前で叫んだという。そんなエアースはイリノイ大学の准教授になっており、左翼活動の資金を求めていた。するとネギを背負っている鴨を見つけた。ウォルター・アネンバーク(Walter Annenberg)という慈善家である。アネンバーグ氏は、ニクソン政権下で駐英アメリカ大使を務めたこともある富豪で、20億ドルの資産を投じて、アネンバーグ財団を1989年に設立した。やがてその財団は30億ドルの資産を持つまでに成長したという。

Walter Annenberg (左/ウォルター・アネンバーグ)
  このアネンバーグ氏は教育熱心な慈善家で、巨額の支援金を教育界に注ぎ込んだのである。金づるを見つけたエアーズは1995年、シカゴの教育改革のために、アネンバーグ氏から4920万ドルの奨励金を獲得した。彼はシカゴ・アネンバーグ・チャレンジ(Chicago Annenberg Challenge/CAC)というプログラムに乗り出すため、さらに6000億ドルを官民の各界からかき集めたのである。左翼の十八番は、「平和」と「教育」だ。エアーズの成功は、子供たちへの「教育」という口実を用いれば、金持ちの馬鹿を簡単に騙せるという証拠である。そこに、口は達者だが、何の取り柄も無いバラク青年が登場する。便利な若者を子飼いにしていたエアーズは、「コミュニティー・オーガナイザー」という肩書きの役立たずを、CACの理事長にしてやったのだ。1995年から1999年まで理事長として在籍し、2001年まで理事会に居座ったらしい。CACは「シカゴ公教育基金(Chicago Public Education Fund)と看板を変え、エアーズはCACの教育改革部門の理事長にずっと納まっていた。1999年になるとエアーズとオバマは「ウッズ基金(The Woods Fund)」の役員にもなっていた。まったく左翼はカネに汚くて、図々しいんだから。彼らは潤沢な資金をお気に入りのプロジェクトに注ぎ込んでいたのである。腐敗のシカゴに住む黒人なんて、まともな身分になれない永続的貧困層。いくらお金を投入しても、焼け石に水どころかブラックホールに賽銭箱を投げるようなもの。どうせ将来の革命戦士育成が目的だろう。

black childre of chicago 2william ayers 2








  オバマとエアーズ夫妻とはとても親密な間柄であった。オバマが政界に進出しようとした時、彼らは自宅で資金集めのパーティーを開いてやったという。しかも、エアーズはオバマの著書『ドリームズ・フロム・マイ・ファーザー』の指導者であった。文才の無いオバマの自伝を添削したり、書き加えたりと、ほぼゴースト・ライターのような役割を果たしていたのである。感動的な文章にしないといけなかったので、結局エアーズの著作みたいになったしまった。オバマの学業を見ればすぐ分かる。オバマの論文や成績表の保管庫は、北朝鮮の核施設みたい。厳重に隠されているが、中身はおそまつ。未だに公開されていない。絶対にオバマは許可しないだろう。これだけ深い関係を持つエアースたちとの交際を、オバマは曖昧にしているのだ。よほど都合の悪い過去なのだろう。オバマの過去を調べると、次から次にボロが出てくる。奇術師のポケットみたいに、何があるのか分からない。アッと驚くような不祥事だってあるのだ。オバマの闇については、次回に続きます。

(Part 2Part 3を参照)


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支那人妻を持つジャーナリスト 反日のアメリカ人 (4)

日本への悪口は出世の手段

  ジャーナリストにはロクな奴がいない。特に日本へ派遣されるアメリカ人記者がひどく、日本についての知識はほぼ皆無である。本社から左遷されたのか、腰掛け程度の異動なのか解らぬが、日本に興味がないばかりか、日本人に対して憎悪と偏見を抱く。一応の学歴は有しているが、品格や教養は怪しく、アメリカ人の中でも性格がひねくれた奴が来日してくるのだ。日本人は彼らの書く記事に怒るが、彼らの出自や家族、思想などを考慮すれば、立派なアメリカ人とはかなり違うことが分かるだろう。日米共にロクでなし記者がいるものだ。たとえば、朝日新聞記者が書いた記事を読んで、日本を誤解するアメリカ人が、日本について酷い印象をもっても無理はない。朝日・毎日・東京の各新聞を読めば、普通の日本人だって祖国を前科持ちと思ってしまう。元産経新聞の高山正之がアメリカ人ジャーナリストの記事をもって、アメリカ白人全体を非難するが、これは軽率な判断である。異常者の意見でアメリカを理解しようとすれば、我々が損をする結果になりかねない。だから、ジャーナリストの分類をしなければならない。でも、けったいな仕事なので、一番いいのは新聞を読まぬことだ。

  現在の若者は新聞離れが甚だしいと、マスコミ関係者やテレビ局お抱えの評論家は嘆くが、新聞は大まかな事実だけを拾い読みして捨てればいい。新聞社に払うお金があれば、専門書を一冊買った方が徳だ。一年間で3万円くらい払って、古新聞をゴミ捨て場に持って行くのだから、一万円札を3枚捨てているようなものである。でも、世間はそう簡単に新聞を見放さないから、害虫駆除の意味も込めて、悪質な外人ジャーナリストについて論じてみたい。

  天安門虐殺事件を報道して脚光をあびたニコラス・クリストフ(Nicholas D. Kristof)は、1990年にピュリッツァー賞をもらい、ジョージ・ポルク賞(George Polk Award)まで贈られた。彼は支那系アメリカ人3世のシェリル・ウーダン(Sheryl WuDunn/伍潔芳)と結婚している。彼らが取材を基にして書いた『新中国人』は日本でも邦訳さたから、記憶している日本人も多いだろう。たぶん支那語が得意な妻シェリルが取材の主導権をとったのであろう。クリストフの支那報道は女房の影響が強いのかも知れない。だから、彼が日本について書く記事には、異常なまでの偏向が内在しており、支那人が乗り移ったような人格で報道していたのである。

  クリストフの父親はポーランド人とアルメニア人の間に生まれ、オーストリア・ハンガリー帝國からアメリカへ渡ってきた移民で、オレゴン州のポートランド州立大学で教授を務めていた。まあ、移民してきた学者の子供だから、熱心に勉強して秀才になったのであろう。権威ある「ローズ奨学金」を得てオックスフォード大学で法律を学んだらしい。エジプトに留学して、ちょっとだけアラビア語を学んだらしいが、支那語は苦手だろうし、日本語などまったく理解してないだろう。こんな調子で日本の政治・社会問題について事情通の顔をするのは「ずうずうしい」のではないか。しかし、こんな人物が『ニューヨークタイムズ』紙の東京支局長を務めていたのだ。想い出すのも腹立たしいが、こんな奴が2006年に、再びピューリッツァー賞をもらったのである。こんどはダルフールで起きた虐殺事件を取材して、コラムを書いたことが受賞理由であった。つまり、クリストフという男は、外国で起きた注目を集める残虐事件を嗅ぎ回る。そういえば、トルコによるアルメニア人虐殺についてもコラムを書いて、トルコ政府と揉めていた。祖先のアルメニア側について復讐したかったのだろう。クリストフは善人ぶった姿勢で、アメリカ人の好奇心を惹きつけ、花形記者になるのだ。腹黒いアメリカ人の典型例である。まるで屍肉を漁るハイエナみたいな奴だ。

捏造も真実に変える手品師

  今では従軍慰安婦の話は捏造だと判明しているが、1990年代には本当に性欲目的で日本軍が奴隷狩りをしたと信じている者が多かった。朝日新聞やNHKが大々的に宣伝していたのだから、事情を知らぬ外国人記者もそう思っていた。野蛮な日本人像をアメリカ人読者に伝えたいクリストフには、胸がときめく格好のネタであったに違いない。しかも、日本軍は女房の祖先を虐殺・強姦した愚連隊なのだから、何の疑問を抱かずにインタヴューに取りかかったのである。クリストフは歴史の悪夢に取り憑かれている日本人を捜し出して話を聞いている。(Nicholas D. Kristof, A Japanese Generation Haunted by Its Past, The New York Times, January 22, 1997)

  クリストフはホリエ・シンザブローという元日本兵にインタヴューした。ホリエ氏は支那大陸に派遣された兵卒で、銃剣で支那人の赤ん坊の胸を刺したという。この79歳になる老人は、16歳になる支那人少年の生肉を食べたことも告白する。ホリエ氏によると、空腹の日本兵たちは支那人の少年を殺し、その肉を食べ、残りを支那の商人に売却したと語る。彼は殺人と食人の罪で処罰された日本兵がいたらしい噂を耳にしたことがあるそうだ。ホリエ氏が赤ん坊を殺したのは偶然の出来事であったという。抗日ゲリラが潜伏している村を討伐していた時に、葦(アシ)の束から腕が出ていたので、銃剣で刺したらその中には生後6ヶ月くらいの赤ん坊がいたのである。その子の母親はゲリラであることが後に判明し、彼女が葦の束に我が子を隠したそうだ。多分ホリエ氏は、撫順戦犯収容所で支那人に洗脳された中帰連の一人なんだろう。日本軍に詳しくないクリストフは、何の検証もなしに、ただ話を鵜呑みにして記事を書いたのである。裏付け調査なんかしないのがクリストフの特徴であった。これじゃ記者失格である。それに勘ぐりたくなるのは、日本軍による蛮行を捏造するのが任務の中帰連が、クリストフに語り部たる日本兵を紹介したのではないか。日本兵の連絡網をもたないクリストフが、田舎にまで足を伸ばしてインタヴューが出来たのも、反日帰還兵の手引きがあったからだろう。ジャーナリストは取材源を秘密にするから、怪しい記事が結構ある。

  日本軍が支那でやらかした蛮行を記したら、クリストフは次にフィリピンでの蛮行へと移る。ニシ・ワゾ(80歳)という老人が目撃した残酷な事件を紹介するのだ。1942年のフィリピンで、ある日本の軍医が盲腸の切除を二、三人の医学生に見せるため、健康なフィリピン人を連れてきて麻酔で眠らせたという。その軍医は彼の腹を割き、盲腸を取り除くと傷口を縫い合わせた。そこで講義は終了。軍医は拳銃を手に取り、その患者を射殺したという。本当かよ、まったく。ハリウッド映画と間違えているんじゃないか。こんな証言をする元日本兵というのは、たいてい所属部隊や派遣された時期、事件の正確な場所を曖昧にして、嘘みたいな話を深刻な顔をして他人に話す。家族にも話せなかった虐殺を外国人には“すらすら”と告白し、自分の犯した罪を後悔していると懺悔する。高齢の証言者が話した内容を精査するには、詳しい知識と複数の証言や資料を調査して照合せねばならない。単に刺戟的な記事を載せたいだけのクリストフには、そんな面倒くさい裏付け調査はやりたくないし、そもそも出来るだけの能力がない。手っ取り早いスキャンダル記事が欲しいだけ。

  クリストフの周りには日本軍の冷酷な過去を語る日本人がたくさんいる。憲兵隊だったウキタ・テルイチ(71歳)は、戦争中多くの支那人を殺し、一般人が拷問される場面を数多く目にしたという。慰安婦について聞かれると、ウキタ氏は女たちが売春宿で強制的に働かされていたと証言する。だが、その売春宿は朝鮮人女衒(ぜげん)による経営だったかも知れず、クリストフにはこんな疑問を思いつく知識がそもそもない。歴史を勉強したことがない素人には無謀な取材であろう。ウキタ氏は終戦後ソ連軍に捕まり、シベリアに送られたと語る。彼は捕虜収容所で、ロシア人に反日思想を植え付けられた帰還兵の一人ではなかったのか。こんなヨタ話を紹介するとクリストフの筆は、1937年に日本兵の部隊が民間人を虐殺・拷問・強姦を犯したという「南京大虐殺」に及ぶ。日本語の資料が読めないクリストフは、支那人が捏造した本か写真を見て信じていたのではないか。それとも、女房からの入れ知恵なのか、はっきりしない。

生体実験を行った日本軍?

  朝鮮人が慰安婦の嘘をつくなら、支那人は南京大虐殺の捏造を行う。しかし、支那人にはもう一つ取って置きの脅迫材料がある。おぞましい人体実験を犯したという731部隊の話だ。(Nicholas D. Kristof, Japan Confronting Grusome War Atrocity, The New York Times , March 17, 1995) 支那人に洗脳されて、日本に送り返された我が軍の将兵は、積極的にありもしない戦争犯罪を宣伝していたのである。狡猾な支那人がやりそうな宣伝工作であった。(731部隊については別の機会に触れたい。)

  盛岡に着いたクリストフは、支那派遣軍の軍医に仕えたという高齢の衛生兵を訪ね、戦争中の残虐行為を聞いたという。(正確な階級や所属部隊名は記事に書かれていないので筆者の推測。)その衛生兵は、裸になってベッドに縛り付けられた30歳の男の話をクリストフに語った。その哀れな男は、麻酔もかけられずに生きたまま解剖されたらしい。クリストフを前にして、「私はメスを持って胸から胃の所までを切り開きました」と老兵は顔を歪めなが話す。切られた男は想像も出来ないような声を上げて絶叫したらしい。その元日本兵は匿名を条件に生体解剖について説明した。兵器開発を目的とした研究で、支那人捕虜をわざと疫病に感染させてから、人体解剖をし、その病原体が人体内でどうなっているのかを調べたという。

  クリストフは731部隊が犯した非道の一例を挙げている。あるロシア人の母親とその娘をガス室に閉じ込め、医者たちが覗き窓から観察し、痙攣(けいれん)を起こすまでの時間を計った。その母親は娘に覆い被さり、ガスから子供を救うため無駄な努力をした、と述べる。クリストフは盛岡に住むワノ・タケオという人物を訪ね、731部隊で医療に従事していた時に見た話を聞いている。ワノ氏は6フィート(180センチ)くらいのガラス瓶にホルマリン漬けの西洋人を見たことがあるという。その男は真っ二つに縦割りにされ、おそらくロシア人ではなかったか、と推測している。当時、近くにはロシア人が多く住んでいたから、という理由であった。彼はそのほかにも多くのホルマリン漬けの瓶を見ており、「アメリカ人、イギリス人、フランス人」というラベルが張られたサンプルを目にしたが、多くは支那人や朝鮮人、モンゴル人の標本であったという。クリストフは731部隊の施設にアメリカ人犠牲者がいたことを示す証拠は無いと述べているが、アメリカ人捕虜が人体実験にされたという未確認の非難がくすぶっているとも言っている。実にいやらしい書き方だ。確実な証拠はないが、噂が絶えないのは、本当の話だからではないか、と暗に言いたいのであろう。読者が勝手に想像するようし向けている。

  クリストフは731部隊の展示会で配布された小冊子を見たらしい。日本軍の医者たちは生後三日の赤ん坊を使って凍傷の実験を行ったと伝える。赤ん坊の中指に針を突き刺し、真っ直ぐに伸ばして実験をやりやすくした、とその小冊子には書かれている。こんなの左翼が書いた捏造パンフレットだろう。日本人が赤ん坊を実験に使うなんて、もし戦前の日本兵が聞いたら激怒して伝家の宝刀をもちだし、クリストフのオフィスに乗り込んだであろう。日本軍を何とかして貶めたいクリストフは、本の内容を検査せずアメリカ人読者に紹介するのだ。彼は東京で開業医を営むユアサ・ケン医師の回想も紹介している。ただし、ユアサ氏は支那派遣軍の軍医であったが、731部隊とは全く関係がなかったと前置きをする。ところが、人体実験は731部隊以外でも日常的に行われていて、支那に派遣された医者は患者を解剖することを許されていた、と語るのだ。連行されてきた支那人二名が、服を脱がされ麻酔をかけられた。そこでユアサ氏と他の者が様々な外科手術を始めた。最初に虫垂(盲腸)切除を行い、次に腕を切断し、最後に気管を開切したそうだ。90分の解剖が終わると、注射で実験にされた人間を殺したという。こうした人体解剖は研究というより、むしろ練習だったとユアサ氏は述べる。彼はチフス菌も培養して陸軍に渡していたらしい。陸軍のある部隊が、共産主義者に占領された村の井戸にチフス菌を入れるためだった、とユアサ氏は語る。これは支那人がよく使った手口で、日本軍に罪をなすりつけた、典型的なすり替え話である。

  そこでクリストフは日本軍が生物兵器による攻撃を計画していたことを紹介する。炭疽菌のような細菌を風船に詰めてアメリカ本土に飛ばそうとしたり、病原菌をアメリカ人の家畜に感染させ、家畜産業を壊滅させるか、穀物を全滅させるかの計画があった、とクリストフは熱弁する。敗戦が間近に迫った1945年に、帝国海軍が陸軍に潜水艦を貸して、米国本土攻撃を仕掛けるつもりだった、と書いているのだ。仲が悪かった「陸さん」に海軍が「どうぞご自由に」と潜水艦を数隻も貸すのか? バカも休み休み言え。しかし、クリストフは終戦間際に731部隊がダイナマイトを用いて細菌兵器研究の証拠を破壊してしまったと書くのだ。こんな記述を読めば、歴史に無知なアメリカの一般人は、日本軍が都合の悪い事実を抹消したのだ、と勘違いしてしまう。しかも、アメリカ軍に人体実験のデータを渡す代わりに、免責を勝ち得た石井四郎軍医中将は穏やかな余生を送った、とクリストフは付け加える。こうした悪人とアメリカ軍との交渉を語れば、司法取引が普通のアメリカ国民は、やっぱり日本人が残酷な人体実験をしていたのだと思ってしまう。クリストフは731部隊の悪行を裏付ける具体的な証拠を見つけられなかったのに、さも日本陸軍による組織的秘密実験が繰り返されていたかのような、書き方をしている。元日本兵の証言だって、ただ本人が述べているだけで、何らかの証拠を提示しているわけではない。米国の歴史家や法律家にとって、検証なしの目撃証言は証拠に値しないのだ。しかし、日本人を悪魔にしたいクリストフにとっては、どんな証言であろうと構わない。衝撃的告白になれは良いのである。スキャンダルなら何でもいい、とするパパラッチと同じである。

日本人は根っからの極悪民族

  とにかく日本人は悪質な民族であることを世界に伝えたいクリストフは、熱心に邪悪な日本軍について書き続けた。アジア侵略を否定する歴史修正主義者として奥野誠亮(おくのせいすけ)・元自治大臣を糾弾する。奥野氏は元内務省官僚で、日本の左翼が描く暗黒史観に異議を唱えていた硬骨漢であった。奥野氏はアメリカ軍が行った焼夷弾や原子爆弾による攻撃を非難していたのをクリストフは取り上げて、奥野氏が反米主義者との印象を米国の読者に植え付ける。彼の狙いは、アジア侵略を否定する「極右」政治家が閣僚になったことを指摘することであった。しかも、クリストフは日本軍が1930年代から40年代にかけて、2千万人以上の支那人を殺し、その他に朝鮮人やフィリピン人、アメリカ人をも数多く殺したと書いている。(Nicholas D. Kristof, Many in Japan Oppose Apology to Asians for War, The New York Times, March 6, 1995) どんな理由かも告げずに、ただ死亡者数だけ記すなら、アメリカ人が殺した人数も同時に述べたらどうか。

  日本人が憎くて堪らないクリストフは、歴史を遡り、豊臣秀吉の朝鮮征伐まで持ち出す。残酷な日本人は朝鮮半島を侵略し、朝鮮人を殺してその耳を削ぎ落として持ち帰ったと述べる。(Nicholas D. Kristof, Japan, Korea and 1597: A Year That Lives in Infamy, The New York Times ,September 14, 1997)クリストフは京都に住む在日朝鮮人にインタヴューして、京都の耳塚を暴露する。日本史など勉強したこともないアメリカ人にとっては、またもや日本人の蛮行か、と思うだろう。耳塚というのは、実際「鼻塚」で、朝鮮派遣軍の武将たちが戦果報告のために、斃(たお)した朝鮮人の首ではなく鼻を切り落とし、塩漬けにして持ち帰ったのである。生首を持ってきても、どんな朝鮮人だか解らないから、鼻で充分だった。耳だと二人殺したような報告が出来るから、鼻の方が良かったのではないか。今から考えれば残酷だが、当時は敵の大将やその家臣の首を持参して恩賞を貰ったのだから、朝鮮人の鼻を見せて、戦闘の報告をしても不思議ではない。それに、その持ち帰った多くの鼻をちゃんと供養したのだから、日本人は偉い。朝鮮人や支那人が日本人の鼻を持ち帰っても、供養など絶対しないだろう。

  「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というが、クリストフは日本人を異常者にするため、強引なこじつけさえ躊躇(ためら)わなかった。1995年に沖縄で、アメリカ兵3名により12歳の少女が強姦される事件が起きた。クリストフは断定していないが、こうした強姦が起きたのも、日本人女性にはレイプされたいという願望が無意識にあるのではないか、といった記事を書いた。(Nicholas D. Kristof, The World; In Japan, Brutal Comics For Women, The New York Times, November 5, 1995) 彼は『Amour』という「レディース・コミック」誌を取り上げ、その過激な性描写のマンガについて述べている。
 
  クリストフは色々な人物の意見をつなぎ合わせて、自分の目的に沿うよう組み立てる。たとえば、フレデリックシュット(Frederick Schodt)という日本の漫画について著作があるアメリカ人に尋ねた。その作家は「一般的に言って、日本のコミックは無意識からの作用があると思う・・・恐らく夢と同じような役割を果たしているのではないか」と答えたのである。クリストフはレディース・コミックを読むミヤ・チエという主婦にインタヴューした。男性コミックでは強姦魔というのは、脂ぎった中年男だが、女性コミックで襲いかかるのは颯爽とした若い男なんです、と彼女は語る。要は恋人のいない女が、色男から襲われる白日夢を見ている、というわけだ。だから、何だ? クリストフは日本人女性が、スケベな変態漫画を読むから、襲われた少女が淫乱娘とでも言いたいのだろう。ここまで性格が歪んでいるは、彼が大学で優秀であっても、家庭の躾がなっていないということだ。人格の卑しさは学校で矯正されるものではない。クズ移民の息子には西歐紳士の品格を備えることは出来ないのだろう。

  アメリカ人で日本をネタにして有名になる奴には、本当に下品なカスが多いのだ。クリストフのみならず、左翼学者のジョン・ダワー(John Dower)が頭に浮かぶ。この赤い札付き歴史家は『敗北を抱きしめて』という本を出版して、ピュリッツァー賞とバンクロフト賞をもらった。一体、ピュリッツリァー賞の審査員とはどんな性格をしている連中なんだ? どうせ左翼崩れか隠れ共産主義者、あるいはUCLAで大麻でも吸ってラリっていた元反戦活動家で、立派な人物や権威者をこき下ろすことに快感を得るような下郎なんじゃないか。そういえば、北朝鮮を賛美するブルース・カミングス(Bruce Cumings)は、米国の歴史学界でも極左学者で悪名高い。こいつも女房が西欧系アメリカ人ではなく、メレディス・ユン・エン・ウーという南鮮人である。日本の朝鮮統治について、耳を疑うような“トンデモ”記述がある。これについては別の機会に述べたい。また、日本について悪態をつくアメリカ人にダニエル・メトローという大学教授がいて、創価学会と昵懇の関係にある。何でこうも創価学会は日本の国益を毀損することばかりするのか。朝日新聞の植村隆の女房も朝鮮人である。個人的理由で反日記事を書くジャーナリストがいるのだ。

  日本について悪口を書く外人記者がいるのはしょうがない。彼らは日本人ではないのだから。しかし、日本人の中には、肩書きに釣られて尊敬する国民がいる。「ニューヨークタイムズ」という看板を見ると、すぐ優秀な人物と思ってしまうのだ。「羊頭狗肉」と言うじゃないか。もっとも、支那人は犬の肉すら使わず、ダンボールで「肉まん」を作っていたが。日本人は包みを見て中身を判断するクセがある。悪質なジャーナリストの文章なんて日にちが経てばメッキが剥げる。筆者は本来、音楽や美術を論じたい。こんな薄汚い連中の文章を読むのが苦痛である。しかし、お国のためと割り切って、日本国民に警鐘を鳴らしたい。読者も、後味が悪いだろう。グリコのプッチンプリンでもお召し上がりください。



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