無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

偉人伝/人物評論

最高司令官としてのトランプ大統領 / 祖国を愛するアメリカ人

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  アメリカ大統領選挙の人民投票が終わってから、2ヶ月くらい経つが、未だに「ジョー・バイデンの当選」は確定されず、「負けた」と評されるトランプ大統領の抗戦が続いている。主要マスコミによれば、ジョセフ・バイデンは米国史上最大の8,000万票以上を得たという。だが、その人気は一向に浮上せず、世間からの注目度は素人のYouTuberよりも低い。だいたい、猫や犬よりも不人気な大統領って、いったい何なんだ? もし、2021年の大統領カレンダーが発売されたら、3月以降の写真はカマラ・ハリスになっているのかも知れないぞ。一般のアメリカ人に訊きたくなるが、あの弱々しい老人を積極的に支持する国民が、本当に八千万人もいるのか? 副大統領になるはずのカマラ・ハリスだって、バイデンの「当選」に懐疑的で、未だに上院議員を辞めていないじゃないか。もし、彼女が「バイデン圧勝」を信じているなら、11月か12月中にさっさと辞任し、副大統領職の準備を始めているはずだ。まさか、あのハリスまでもが「トランプの逆転勝利」を信じているとは思えないけど・・・。

  日本国民がアメリカの不正選挙に憤り、トランプ大統領の再選を望むのは少々おかしいが、日本の保守派がトランプ大統領の闘いを掩護(えんご)したくなる気持ちは分かる。何しろ、北京政府に対して一歩も引かない執政官だし、日米軍事同盟の強化にも繋がるので筆者も大いに賛成だ。しかし、一部の保守派が国境を越えてトランプ支持者になるのは、彼が不正な選挙に対して敢然と抗議し、自分の勝利を一寸も疑わない態度を取っているからだろう。まぁ、あれだけ多数の不正が発覚すれば、凡庸な日本人だって「異常だ」と判るし、卑劣なバイデン陣営から憲政を守ろうとする姿は「国士」に見える。要するに、日本人は無骨者でも「信念を貫く勇者が好き」ということだ。

  もう一つ、日本人がトランプ大統領に声援を送るのは、彼が共和国を守る軍人や愛国者から支持されているからだ。2020年12月12日、トランプ大統領は陸軍vs海軍のフットボール試合を観戦すべく、NYにあるウェスト・ポイント(陸軍士官学校)に赴いた。ここのキャンパスにある「マイキー・スタジアム(Mitchie Stadium)」には、士官候補生等約9千人が集まっており、トランプ大統領が現れると、観戦していた士官候補生がどよめき、皆が一斉に「U.S.A. ! U.S.A. !」と叫んでいた。この歓迎ぶりに、トランプ大統領も大満足。最強の軍隊を率いる大統領は、こうでなきゃ。たぶん、日本人の多くもインターネットで、この様子を見たんじゃないか。スタジアムを歩くトランプ大統領には、総帥としての威厳があった。視聴者の中には、大歓声に包まれるトランプ大統領を見て、「アメリカ人はいいなぁ~。こんな政治家を持つ事が出来て・・・」と羨む人がいたのかも知れない。

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(左 : ミラー長官や高級軍人とスタジアムをあるくトランプ大統領  /  右 : アメフト試合の開始に立ち会うトランプ大統領)

  指導者の条件に関しては古今東西、色々な歴史家や評論家が蘊蓄(うんちく)を垂れている。しかし、リーダーの資質を議論する際、かなり重要なのは、統率者が劣勢の時に如何に対処するかだ。戦闘状況が優勢となれば指揮官も結構楽である。だが、劣勢の場合にはどうか。様々な責任がのしかかってくるので、苦渋の決断を迫られるし、敗北に関する対策も用意せねばならない。そうじゃなくとも、周囲からの圧力を撥ねつけ、突破口を見出すことは困難だ。独立戦争の時、大陸軍(アメリカ軍)を率いたジョージ・ワシントンには、数々の苦難があった。その一つがヴァレー・フォージ(Valley Forge)における野営である。

  1777年、指揮官となったワシントンが率いる大陸軍は、百戦錬磨のブリテン軍に対して劣勢となっていた。9月に勃発したブランディワインの戦い(Battle of Brandywine)では、約1,200名の損失を出し、続く10月のジャーマンタウンの戦(Germantown)でも敗退の憂き目に遭ってしまう。確かに、ジャーマンタウンでの戦いは、濃霧のためアメリカ兵の同士討ちもあったから悲劇だ。それに、ウィリアム・ハウ将軍(Sir William Howe)麾下のブリテン軍を蹴散らすことが出来なかったのは誠に惜しい。対するブリテン軍は騎虎の勢いで進撃を続けていた。ハウ将軍は11月下旬から敵の拠点であるフィラデルフィアを攻略し、見事にこの要所を手中に収める。さらに、デラウェア河の下流域一帯を制圧するという快挙だった。

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(左 : ウィリアム・ハウ将軍  / 中央 : ジョージ・ワシントン将軍  /  右 : ヴァレー・フォージで祈るワシントン )

  一方、撤退を余儀なくされた大陸軍は、泣きっ面に蜂である。アメリカ兵は真冬の12月、フィラデルフィアの北西部にあるヴァレー・フォージ(フォージ谷)で宿営することにした。ところが、大陸軍の将兵は疲労困憊のうえに、飢えや病気でも苦しんでいた。劣悪な状況に置かれた軍隊の中では、腸チフスや赤痢、肺炎などが蔓延し、天然痘に冒される者まで出る始末。こうした兵卒のほとんどは農民か移民の出身で、イギリス兵のように深紅の軍服を纏った正規兵ではない。小説や映画なら、アメリカ兵は自由を求めて闘うジョン・ランボーみたいに描かれるが、実際の叛乱軍はボロボロの私服を身に纏った百姓兵といったところだ。ある者は裸同然のみすぼらしい貧民で、また、ある者は靴すら履いていない足軽ときている。こうした民兵が雪でぬかるんだ道を裸足で歩けば、その爪先には血が滲んでいたりする。この惨状を目にしたワシントン将軍の胸中は、どのようなものであったことか。しかも、約11,000名の軍隊には、500名ほどの女子供が付き従っていた。この状態で兵站業務が滞っていたわけだから、極寒の季節でなくても野営は致命的である。空腹に耐える兵卒には、身を温めるスープはおろか、衣服や毛布すら不足していたのだ。(Woodrow Wilson, George Washington, Harper & Bothers Publishers : New York, 1897, p.199.)

  司令官としてのジョージ・ワシントンを悩ませたのは、兵站の問題ばかりでなく、大陸議会の連中による背後からの刃(やいば)だった。議会には嫉妬心や党派心に駆られた策士どもが暗躍し、孤軍奮闘のワシントン将軍に対し言いたい放題。ワシントンに痺れを切らした輩(やから)は、「持久戦(Fabian policy)など、けしからん !」と糾弾する。特に悪質なのは、トマス・コンウェイ(Thomas Conway)少将に与する連中だ。ワシントンの名声が日増しに高まると、将軍に妬みを感じたコンウェイ一味(Conway Cabal)は、無能なワシントンを失脚させてホレイショ・ゲイツ将軍(Horatio Lloyd Gates)に挿(す)げ替えようとしたのだ。しかし、ゲイツを総司令官にするという目論見は達成しなかった。その代わり、戦争評議会(Board of War)が創設されると、ゲイツ将軍は1777年11月27日に評議会の議長に就任した。

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(左  : 兵卒を気遣うワシントン将軍 /  右 : 冬の宿営で苦しむワシントン軍)

  とにかく、ヴァレー・フォージの宿営で刮目すべき点は、フリードリッヒ・ウィルヘルム・フォン・シュトイベン男爵(Baron Friedrich Wilhelm von Steuben)による軍隊の改革である。この「ギャンブル男爵」を自称するプロイセン貴族は、才能と気迫に溢れた冒険軍人(Soldier of Fortune)。彼はオーストリア王位継承戦争と七年戦争に従軍した経験を持つベテランだ。大陸会議の一声で大佐から少将に昇進したシュトイベン男爵は、後にワシントン将軍の参謀長となり、ブランドフォードの戦役(Battle of Bladford)ではアメリカ軍の指揮官となる。彼は1,000名の民兵隊を率いて2,500名のブリテン軍と干戈を交えたし、南部戦線ではナサニエル・グリーン将軍のもとに馳せ参じ、苦戦を強いられたこともある。アメリカに帰化したシュトイベンは現役を退くと、あの有名な退役軍人会である「シンシナティー協会(Society of the Cincinnati)」の創設メンバーとなり、彼が没してから125年後の1919年には、ドイツ系アメリカ人の愛国者団体である「米国シュトイベン協会(Steuben Society of America)」が結成されている。ちなみに、「シンシナティー協会」の初代総裁はジョージ・ワシントンで、二代目が副官のアレクサンダー・ハミルトンであった。

Baron von Steuben 01(左  / フリードリッヒ・ウィルヘルム・フォン・シュトイベン男爵 )
  話を戻す。シュトイベン少将の専門は兵隊の訓練で、これはジョージ・ワシントンが大いに手こずった分野である。当時のアメリカ兵ときたら、イングランドの常備軍と違って、徴用令で集められた庶民か、募集に応じた民兵といったのが大半であった。あとは、せいぜいゲリラ戦を得意とする猟師(ハンター)くらい。当然、大陸軍には歐洲人が持っていた軍事訓練の操典は皆無で、上官の厳命に従って“きびきび”と行動する訓練など全く受けていなかった。そこでシュトイベン男爵は先ず基本の操典を作り、模範となる中隊を編成する。最初は手間取ったが、やがてアメリカ兵も要領を摑んでいったので、この素人集団は次第にプロ集団へと変貌した。シュトイベン男爵によって鍛え抜かれたアメリカ兵は、軍事教練の必要性に目覚め、マスケット銃を用いた訓練にも精を出す。彼らは銃が使えない雨天の場合に備えて、銃剣突撃の訓練も受けることになった。第18世紀のライフル銃だと、弾を装填するのに1分くらい時間が掛かってしまうので、接近戦になると敵兵の銃剣でやられてしまうことも多かった。それゆえ、アメリカ兵もブリテン兵を見倣い、銃剣戦術の腕を磨くようになったという。1779年のストーニー・ポイントの戦い(Battle of Stony Point)では、大陸軍の軽歩兵隊が勇猛果敢な突撃戦を敢行し、ニューヨークのストーン・ポイントを奪取することができた。

  ワシントン将軍はシュトイベン男爵の功績を大いに讃えたそうで、この偉人が居なければ、アメリカ軍の命運はどうなっていたことか。プロイセンの軍人のみならず、一般的にドイツ人というのは根っからの戦士だ。鉄の規律と蛮勇が表裏一体となる戦場では、このゲルマン民族は驚異的な能力を発揮する。我が国でもドイツ軍人の評価は非常に高い。例えば、帝國陸軍を鍛え上げたクレメンス・メッケル(Klements Wilhelm Jacob Meckel)少佐は非常に有名だ。日本の武士もドイツ人以上の戦闘民族だから、メッケル少佐の教えを受ければ、それを吸収するのも早かった。何しろ、示現流や新陰流を習得した者がウヨウヨいる時代だから、日本人が武器を持って闘えば一撃必殺。狙った敵を生きて帰すことはない。こんな鬼神の集団を相手にすれば、支那人はブルブル震えて脱糞だ。へっぴり腰の朝鮮人は小便をちびりながら逃走だろう。現在の日本人でさえ、「本当に我々のご先祖様なのか?」と疑ってしまうほど、幕末・明治の日本人は殺気と迫力に満ちていた。

  赤く染まった日本の学校教師は、アメリカ社会に対するドイツ移民の功績をあまり強調しないが、科学分野での貢献は驚くほど素晴らしい。ドイツからやって来た知識人のお陰で、アメリカの学問的水準は飛躍的に向上した。1950年代に日本へやって来たアウグストゥス・プラール博士(Dr. Augustua Prahl)も述べていたが、ジョンズ・ホプキンス大学ではドイツの影響が強く、物理学や化学、医学のみならず、言語学や哲学、社会学、法学でも相当な貢献があったという。(Augustus Prahl, "German Scholars at the Johns Hopkins University", Report of the Society for the History of the Germans in Maryland, Vol. 30, 1959.)

  一方、日本の左翼が大好きな支那人なんて、米国に移住しても何ら文明の進歩に貢献しなかった。むしろ、チャイナタウンを作ってアメリカの景観を損ねていたくらいだ。支那系アメリカ人なんて所詮、貧乏人ですら馬鹿にする厄病神の類いか、社会を根底から腐蝕させる背徳の輩にすぎない。孔子学院は語学研修を兼ね備えたカルチャーセンターの看板を掲げていたが、実際は工作員が運営する政治宣伝機関だった。(驚くべき事に、日本の大学では、まだこの対外工作機関が温存されている。) 支那人の留学生というのは、本格的なスパイか潜在的なスパイ、そうでなければ、祖国を見捨てた逃亡者というのが相場である。支那人はアメリカ国籍を取得しても支那人のままだ。帰化した支那人だって油断は禁物。女子学生は色仕掛けで政治家の卵に近づくし、政財界の有力者と結婚すれば、亭主を「支那人の良き理解者」に変えてしまうのだ。

  特に、支那人と結婚した政治家には注意が必要である。例えば、ミッチ・マコーネル(Mitch McConnell)上院議員の妻となり、運輸長官になったエレイン・チョウ(Elaine Lan Chao / 趙小蘭)は、北京政府にしたら「米国に根づいた資産(asset)」と同じだ。彼女の支那人ネットワークや、故郷で金儲けに奔走する肉親の悪行は、ピーター・シュワイツアーが暴露して話題となった。(Peter Schweizer, Secret Empires, Harper Collins Publishers : New York, 2018, pp.75-89.を参照。この本の中ではバイデンやオバマの腐敗も紹介されているけど、長くなるので省略する。)  在米支那人が支那国籍のままで様々な議員に政治資金を流せば、それは違法献金となってしまうが、帰化支那人が行えば、それは合法的な献金となる。支那人は一般人であっても、「準工作委」と考えた方がいい。彼らはアメリカ人の協力者を増やし、昔の仲間や親戚に紹介するから極めて危険だ。とにかく、支那移民なんて百害あって一利無しだから、片っ端から追放すべきである。

戦没者に敬意を払うトランプ大統領

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(写真 / ブリトニー・ジェイコブズ夫人と息子のクリスチャンに会うトランプ大統領)

  NYのミリタリー・アカデミーに通っていたトランプ大統領は、赤い黒人マルキスト、バラク・フセイン・オバマと違って、合衆国の軍人に対して心からの敬意を持っている。アメリカ人のみならず、我々日本人が見ても、トランプ大統領が戦没者の遺族に接した時の態度は素晴らしかった。また、彼の演説はとても感銘的だ。2017年の戦没者記念日(Memorial Day)に最高司令官のトランプ大統領は、アーリントン国立墓地に赴き、軍人が並ぶ前で演説を行った。その日、大統領は国家に殉じた海兵隊員、クリストファー・ジェイコブズ軍曹(Marine Sgt. Christopher Jacobs)を讃え、寡婦となったブリトニー夫人と息子のクリスチャン君(7歳)と面会した。母親に付き添われたクリスチャン君は、亡き父と同じ海兵隊の制服を着て、目の前の最高司令官と握手した。( "Trump honors wife and 7-year-old son of fallen Marine", Fox News, May 9, 2018.)



Trump & Jacobs 3(左  /  父親の墓を見つめるクリスチャン)
 遺児となったクリスチャンは、まだあどけない7歳の少年であったが、小さな海兵隊の制服を身に纏い、父親の墓前に立って、堂々と敬礼をした。こうした光景は観衆の胸を打つ。トランプ大統領は一生忘れない出来事であったと述べている。海兵隊の司令官であるトランプ大統領は、父を亡くした少年にこう告げた。「君のパパはこの世を去ったけど、彼は居なくなったわけじゃない。パパの愛情、勇気、強さは君の中で生きている。君もパパのように大きくなり、強くなるが、パパの素晴らしい遺産も君の中で生きているんだ」、と。そして、トランプ大統領は最後にブリトニー夫人とクリスチャン君に感謝の意を述べた。トランプ大統領の追悼演説は全米で放送され、彼の真摯な言葉は人々の心を捉えた。官僚の作文を棒読みにする日本の総理大臣とは違い、トランプ大統領は自分の言葉で喋っていた。

  蛇足だけど、クリスチャン君に語りかけるトランプ大統領を見たとき、筆者は昔に出逢った少年のことを思い出した。米国に留学していた時、日曜日になると学生寮の食事が無いので、陸軍の曹長である友人のA氏が筆者を憐れみ、「ウチで一緒に食べないか」と自宅に招いてくれた。彼の夫人や娘達はとても親切で、戦前の日本にあった士族の家庭を偲ばせるアメリカ人家族だ。もちろん、共和党に属する保守派の夫婦で、リベラル思想を嫌う敬虔なキリスト教徒。筆者は昼飯を共にすることが度々あった。この家族は軍の住宅地に住んでいたので、筆者は食事の後、周辺の道を散歩することもあり、「意外と普通だなぁ~」と思った事がある。

  ある日の午後、近くの家々を眺めながら歩いていたら、小学1、2年生くらいの男の子が目にとまった。幼い白人の少年が、たった独りで庭に設置されたバスケッート・コートに居たので、「どうして独りなんだ?」と尋ねてみた。すると、「パパが知らない外国に派遣されたので、仕方なく独りでボール遊びをしているんだ」、という旨の答えが返ってきた。「マイク」と名乗るこの少年は、哀しそうな青い瞳で筆者を見つめ、父親がいつ戻ってくるのか判らないと暗い表情を浮かべていた。その様子があまりにも不憫だったので、筆者は励ますつもりて次のように語りかけた。

  君の父上は最も高貴な職業に就いている。陸軍の将兵はみんなのために自己犠牲を覚悟しているんだ。君も知っているように、アメリカは偉大な国だよね。だから、君の父上も立派なんだ。

  すると、マイクが「本当なの?」と訊いてきたので、「私は日本からの留学生で、大学では政治学を勉強しているから判るんだ。本当だよ !」と答えた。「大学生」と耳にしたマイクは、何となく筆者の言葉を信じてくれたので、続けて話しかけることにした。

  君の父上は外国で闘っているから、どんな事が起こるのか分からない。でも、君には父上と同じ勇気と強さがある。だから嘆き悲しむべきじゃない。陸軍の兵士は義務と名誉を持つ勇者だ。そして、君の血管には父上の血が流れている。父上が勇敢なんだから、君も勇敢になれるはずだ。今は家に居ないけど、父上の魂は君の中で生きている。君は父上の血と肉を持つ息子だ。立派な軍人を父親に持った事を誇るべきなんじゃないか。君の父上はみんなから尊敬される兵士だ。友達に自慢してやれ。今は父上が居なくて寂しいんだろう。でも、君が毎日祈りを捧げれば、父上はきっと帰ってくる。

  これはある意味、無責任な話だけど、見知らぬ外人から自分の父親を褒められたマイクは、笑顔を取り戻し、どことなく誇らしげであった。いくら知識の無い子供でも、自分の父親を褒められれば嬉しい。まるで自分が褒められたように嬉しくなる。このあと、ちょっとだけバスケットボールの相手をして別れたが、帰り道の間、マイクの事が心配で堪らなかった。もしかしたら、父親が無残な遺体で帰還し、マイクは冷たくなった父の顔を見ることができぬまま、葬儀に参列するかも知れないからだ。

  以前、父親を亡くした少年が大粒の涙を流す場面を見たことがある。あの時は自分の胸が締めつけられるような思いだった。筆者には海兵隊員や陸軍兵士の級友がいるんだけど、彼らが中東アジアに派遣されていたら、何人かは亡くなっていたかも知れない。級友が兇弾に倒れる姿を想像するのは辛いものである。とにかく、最高司令官となる大統領や首相の肩には、とてつもなく大きな重責がのしかかってくると言えよう。彼がちょっと唇を動かすだけで、何千何万もの将兵が戦場に派遣され、生死の境を彷徨ってしまうのだ。ある者は奇蹟的に助かるが、不運な者は手足を失い、再起不能の傷痍兵となる。実際の戦場は想像以上に恐ろしく、爆発で眼球に破片が突き刺さり失明する者、地獄の炎に包まれて大火傷をする者、太股や脇腹に弾が貫通して鮮血が瀧のように流れ出す者など、ちっとも珍しくない。

John Murtha 001(左  / ジョン・マーサ下院議員)
  トランプ大統領は戦争経験が無いけど、将兵に対する敬意は人一倍持っている。彼はアフガニスタンやイラクでの駐留延長はアメリカの国益に沿わないと思っているのだろう。だから、トランプ大統領は出来るだけ多くのアメリカ兵を撤退させ、彼らを故郷に戻そうと考えているのだ。ペンシルヴァニア州選出の民衆党下院議員、ジョン・マーサ(John Patrick Murtha, Jr.)は生前、軍の病院を訪れ、負傷兵を見舞ったことがある。彼は憐れな姿となった士卒に言葉をかけ、彼らの武勇を讃えた。しかし、その目には涙が滲んでいたという。彼はベトナム戦争に参加したことのある海兵隊の予備役大佐であったから、決して無責任なリベラル議員じゃない。実際、彼は「Bronze Star」や「Purple Heart」といった勲章を授与されている。この軍人政治家は中々気骨があって、ブッシュ大統領が引き起こしたイラク戦争に疑問を抱き、戦闘部隊の増強に反対していた。

  アメリカの主流メディアや日本の言論人は、トランプ大統領の抵抗を「悪あがき」と馬鹿にするが、彼の支援者は熱心にトランプ大統領の勝利を信じている。自分の命を犠牲にしてまでアメリカを守りたい軍人なら、不正にまみれたジョー・バイデンの当確に異議を唱えるのは自然だろう。上念司や奥山真司は「トランプ逆転なんて有り得ない。もう、バイデン次期大統領で決まりです !」と力説するが、トランプの逆転勝利を願うアメリカ人は諦めない。もし、99%の確率で無理と分かっていても、1%の可能性があるなら彼らはそれに賭けるはずだ。なぜなら、諦めることは何時でもできるからだ。人間はやってしまったことを後悔することがある。しかし、もっと後悔するのは、することが出来たのに、怯えて、あるいは躊躇って、しなかった時だ。

  トランプ支持者だって逆転が難しい事くらい充分わっている。しかし、彼らは黙っていられないのだ。建国の父祖は自由を守るために戦った。血を流しても独立を勝ち取りたかったからだ。星条旗に忠誠を誓った祖父がアメリカの自由を守り、父も祖父に従ってアメリカを守れば、自分も守りたいと思うのは当然である。この自由を我が子に、そして幼い孫に、まだ見ぬ曾孫に渡したいと願うのは人情であり、子孫に対する義務となる。たとえ、マスコミや知識人から愚弄されても、アメリカ人なら自分の信念を貫こうとする。不正に溢れた選挙であれば、尚更沈黙することなんてできない。1月6日にワシントンD.C.に集まるアメリカ人は、祖国と国民に対する侮辱に心から憤った人々であろう。怒りで震えるトランプ支持者を笑える日本人は、いったい何名いるのか? 筆者は彼らを笑うことができない。

  翻って、日本の総理大臣はどうなのか? 菅義偉総理に最高司令官の器があるとは到底思えない。 おそらく、菅氏の頭には国土防衛とか防諜組織の創設といった考えは無いんだろう。この宰相には携帯電話料金の値下げとか、国内旅行の補助金といった“目玉政策”はあっても、英霊に対する尊崇の念とか、国防軍を率いる覚悟、皇室を守り抜こうとする愛国人などは微塵も無い。だいたい、菅総理に軍人を鼓舞する言葉があるのか? 普通の日本人なら、菅総理に感動的な追悼演説など求めない。そもそも、菅総理に求める国民がいないんだから。国防を諦めた日本人にとって、誰が総理大臣になろうがお構いなし。セックスとグルメを堪能し、あとは多少の金銭と娯楽があればいい。たとえ菅総理が辞任したって、次に総理となるのは石破茂や岸文雄だ。もし、そうでなくても、マスコミが持て囃すのは河野太郎か枝野幸男の類い。さらに、こうしたポンコツが共倒れになれば、「待ってました !」とばかりに小泉進次郎が登場する。日本の選挙なら、ドミニオン投票機でどんな「異常」が起きても大丈夫。菅総理が再選されず、茂木敏充や吉村洋文が総理・総裁になっても、同じ路線が続くだけなんだから。



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チカーノになった元ヤクザ / 常識外れの支那人

教科書に載せて全日本人に知らせたい現代史 支那人の卑史 朝鮮人の痴史
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メキシコ系ギャングの仲間に

  最近、興味深い人物を見つけたので、ちょっと紹介したい。その人物とは「ホーミー・ケイ(Homie KEI)」と呼ばれる元ヤクザで、本人は「井上ケイ」と名乗っているが、本名は「小峯圭介」というらしい。(「ホーミー」とはメキシコ人たちの造語で、「仲間」とか「家族」を意味する。) 彼を知る切っ掛けとなったのは、ジャーナリストの須田慎一郎が取り仕切る「オルガン坂<虎>」という番組なんだが、詮索したくなったのは、義竜会の会長を務めた元ヤクザで、現在は「五仁會」を運営する竹垣悟(たけがき・さとる)代表が、ケイさんと一緒に「Oneness Caretaker」という番組に出ていたからだ。単に足を洗っただけの元ヤクザなら特に取り上げることもないのだが、その半生が尋常でないから耳を傾けたくなる。

Homie Kei 002( 左 / 「ホーミー・ケイ」と称する井上氏)
  ケイさんの過去はまさしく波瀾万丈だ。彼は1961年に生まれるが、その父親は幼いときに蒸発し、彼の母親も同類で、幼い息子を育児放棄。小学生のケイさんは親戚中をたらい回しにされ、一時はトルコ嬢のタコ部屋で暮らしていたという。その後は、祖母と一緒に暮らすことになったというが、音楽教室を開くミュージシャンであった祖父が普通じゃなかった。時は大東亜戦争が勃発した頃。世間では一般人の徴兵が始まるが、戦場に行きたくなかった祖父は、「障碍者」になって徴兵逃れを試みる。大半の徴兵忌避者は指を切り落として「不合格」になるんだけど、ケイさんのお爺ちゃんは自分の足を切り落とした。なぜなら、音楽家にとって「指」は命だから、手の方じゃなく「足」の方にした、というのだ。もう、普通の庶民だと言葉が出ない。いくら何でも「足」をぶった切るとは・・・。指を切断するのは痛いけど、足を切断するのはもっと痛いぞ。一体、どういう頭をしているのか? こういう逸話から推察すると、ケイさんの行動様式は血筋なのかも知れない。

  そういえば、昔、オスマントルコで異民族の徴兵が行われており、屈強な身体を持つセルヴィア人は格好の対象者となっていた。当時、トルコのスルタンは見栄えのいい精鋭部隊を揃えたかったそうだ。しかし、我が子を取られる母親したら堪ったもんじゃない。そこで、思い詰めた母親の中には、幼い息子の指を切り落とす者もいたそうだ。おもしろいのは、ユダヤ人の少年だと“除外”になっていた点である。たぶん、ユダヤ人だと貧相な肉体で、ひねくれた性格の子供が多いから、「厄介者」と思われていたのだろう。ユダヤ人は財務官とか商売人、あるいは書記とか質屋といった頭脳労働に向いているが、勇猛果敢を旨とする軍隊には適さない。しかも、屁理屈ばかり捏ねるから、トルコ人の上官にとっては悩みの種となってしまう。一方、セルヴィア人だと忠誠心が篤く、我慢強いときているから戦闘要員としてピッタリだ。PRIDEで活躍した元格闘家のミルコ・クロコップ(Mirko Cro Cop)やUFCチャンピオンのスティペ・ミオシッチ(Stipe Miocic)を思い出せば解るだろう。(もちろん、この二人はクロアチア人なんだけど、外見や体質的にはセルヴィア人とほぼ同じだから、数百年前だと見分けか附かない。)

  話を戻す。辛い少年時代を送ったケイさんは、中学生になるとサッカーに夢中になったそうだが、やはり不良仲間に引き摺られてしまい、14歳で「マッドスペシャル」という暴走族に入ってしまった。その後は、少年ヤクザとなり、新宿でトルエンやシンナーの小売業に従事し、ヤクザの兄貴分に誘われて暴力団の準構成員になったそうだ。彼は豪華な生活に憧れてヤクザの舎弟となるが、実際は「部屋住み」の召使い程度。四六時中、料理や電話番といった雑務に追われ、休暇は三ヶ月に一度くらい。もっと厭なのは、何か“ヘマ”をやらかすと木刀で死ぬほど叩かれることだ。ケイさん曰わく、「叩かれているうちに全身が麻痺してしまい、徐々に痛みを感じなくなる。部屋住みに比べたら少年院の方がよっぽどマシ」であるという。確かに、日本の少年院では看守によるシバキとか折檻は無いから、ちょっと不自由なサマー・キャンプみたいなもんだ。

  やがて、親分に伴う運転手となり、刺青を彫って麻薬の売人となるが、女にまつわる“いざこざ”で指を詰める事態となる。しかし、夜中の急な切断なので、身近に包丁やノミが無い。そこで舎弟にナイフを買いに行かせるが、この使いっ走りがコンビニで見つけたのは果物ナイフ。ケイさんは切れ味の悪い刃物で何度も指をゴリゴリと斬ることになる。こうして、約20回くらい押しつけてから、皮一枚で繋がった左手の小指を引きちぎったそうだ。ところが、この「落とし前」は後処理が壮絶で、彼は病院には行かず、自分の部屋で「治療」したという。突き出た骨を爪切りで少しずつ削るが、そのたびに激痛が走る。医者に治療してもらうのは「根性無し」とみなされるので、自分で後始末をしたそうだ。

  面子や体裁を気にするヤクザでも、何かをして生計を立てねばならない。ケイさんは商売上手で、失敗もあるが、そこそこ成功した仕事もあったという。その一つが高級スポーツ・カーの販売で、フェラーリとかアメリカ車を扱ってボロ儲けしたらしい。さらに、違法改造車の車検を引き受け、銭で動く業者に頼んで闇車検を通したそうだ。1台につき20万円くらい入ってきたから、相当な利益になったという。高級外車を販売することでシノギを得ていたケイさんだが、やはり自身の本業は覚醒剤の密売であったらしく、この商売でも結構な利益を上げていた。彼は日本からサイパンに覚醒剤を運び、アホな現地人が大喜びで購入したので、かなりの大儲けをする。ところが、面倒を見ていた「シュウ坊」に裏切られ、ケイさんは奈落の底へ。彼は日本で味噌樽に覚醒剤を忍ばせ、借金で困っていた日本人にサイパンへ運ばせたが、その一部始終はFBIに筒抜けだった。FBIの囮捜査に気づかぬケイさんは、泊まっていたホテルの一室で捕まる破目に。この逮捕劇は日本でも報道され、刑務所に送られたケイさんは、日本のテレビ局から取材を受けていた。

  アメリカの刑務所にぶち込まれた時のエピソードは本当に面白い。兇悪犯が服役するレベル4やレベル5の刑務所に送られたケイさんは、ひょんなことからチカーノ・ギャングの囚人グループと親しくなり、「例外」として彼らの仲間となる。(註 / 「チカーノ<Chicano>」とはアメリカ生まれのメキシコ人を指す。) 一般の日本人だと、TVドラマの『プリズン・ブレイク』とか『サンズ・オブ・アナーキー』で描かれる刑務所しか想像できないが、実際の刑務所はもっと凄い。簡単に言えば、背徳の伏魔殿といったところだが、赤白茶黄色の囚人が群がる「人種の坩堝(るつぼ)」でもある。ただし、人種ごとに分離するモザイク社会だ。ケイさんが体験した刑務所生活は非常に興味深いが、それを紹介すると長くなるので、ここでは割愛する。

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(写真  /  アメリカの刑務所に収監された南米系の囚人)

  もっとも、ケイさんの体験談が全て本当とは限らない。人は皆、“多少”の「色づけ」や「水増し」を絡めて話すからだ。ケイさんには『アメリカ極悪刑務所を生き抜いた日本人』(東京キララ社、2019年)という著書があり、そこで語られている内容は概ね真実なんだろうが、裏取りは不可能なので、どこまで信用していいのか分からない。幾つかの話には誇張した部分があるんじゃないか、と考えるのが妥当だ。また、都合が悪いので隠している点や省略している部分もあるだろうから、全部のエピソードを鵜呑みにするのは危険である。それでも、大筋は事実に基づいていると思われる。 とにかく、様々なトラブルを引き起こして刑期が12年に延びてしまったが、彼は2001年に出所し、強制送還で日本に戻ってきた。ケイさんは顔が広く、様々な人脈を持っているので、ちょっとビックリすることがある。例えば、俳優の安岡力也が入院していた時、ケイさんは毎日のように見舞いに行き、亡くなる日まで看病していたそうだ。また、覚醒剤の使用で逮捕された「田代まさし」とも知り合いであるという。田代が再びヤク中で逮捕されたので、彼のYouTube番組を引き継いでいるそうだ。

豪腕のタクシー運転手

  米国のみならず、日本の刑務所を出てきた前科者には、世間の風は冷たく、まともな就職先すら無い。ケイさんの場合は最悪で、全身に刺青が彫ってある上に、小指も一本欠けているから、普通の職業を探すのは困難を極める。しかし、運命の女神は見放さなかった。ケイさんは八王子のタクシー会社に就職することができ、堅気の道を歩むことになる。(ケイさんには独特の魅力があるので、女にモテるという話も理解できる。何処か「放ってはおけない」という気にさせるので、一般の女性や元不良が集まってくるのだろう。) ただし、就職後に身体測定を受ける破目になったから大ピンチ。彼は身体検査をする町医者に事情を打ち明け、堅気となって暮らして行きたい旨を伝えた。すると、ケイさんの気持ちを察してくれたのか、この医者は了承してくれ、「全ての項目に異常無し」とのカルテを書いてくれたそうだ。

  「オルガン坂」の番組で述べていたけど、ケイさんは刺青を入れようとする若者に警鐘を鳴らしていた。自分も刺青があるので、子供達と家族旅行に行っても、一緒に温泉とか水泳プールに入れないので、辛い思いをしたそうだ。それゆえ、これからも日本人として暮らし、日本で生きて行こうとする人は、絶対に刺青を入れるべきではないと語っていた。確かに、刺青を彫った不良少女も、結婚して子供を持つと、若い頃の「過ち」を後悔し、レーザー放射で刺青を消すという。これは激痛を伴い、結構な金額を払う治療となるが、家族のことを思うと我慢して続けるそうだ。やはり、幼稚園や小学校に通う子供を見ると、「一般人(カタギ)」になりたいと思うらしい。

  タクシー会社勤めとなったケイさんは、久しぶりに平和でのんびりとした生活に耽っていた。アメリカで兇悪犯に囲まれ、流血と抗争にまみれた囚人生活が、まるで遠い昔の出来事と思えるくらいだ。しかし、ある日の出来事で、この安逸な生活は消えてしまう。ケイさんは八王子駅で二人の中年紳士をタクシーに乗せたそうだ。この二人は大学教授で、出席する学会に遅れそうなので、「急いでくれ !」と頼んだらしい。お客さんの注文に忠実なケイさんは、渋滞する道に出くわしても何とか急ごうとした。彼は空いている左車線の道を突っ走り、強引に10台くらい追い抜かしたところで、渋滞の列に割り込んでしまった。ところが、横滑りした場所が悪く、割り込みしたのはヤクザが運転するクルマの前。後方の白いマジェスタ(トヨタ車)は、さながら暴走機関車だ。激怒した運転手は、クラクションを鳴らしながらタクシーを追跡する。この猛突進に怯えた乗客は、何処かで脇道に逃れてくれと頼むが、生憎、通っていた道路には脇道が無い。ハンドルを握るケイさんは、直進するしかなかった。

  しばらく追跡劇が続いた後、タクシーは交差点の赤信号で停車となった。こうなると、さぁ大変。マジェスタを運転するヤクザは外に出ると、停車中のタクシーに近く。このヤクザ者が「オラァァ~、出て来いや !」と喚き散らすので、ケイさんは話をつけるべくタクシーから降りた。因縁をつけるヤクザは、いつもの調子でケイさんの脚を蹴ってしまった。これで運の尽きとなる。脅す相手を素人のタクシー運転手と思ったヤクザは、自分で墓穴を掘る破目になったのだ。暴力スイッチが入って昔に戻ったケイさんは、記憶が無くなるほど激昂し、このヤクザをボコボコに殴ってしまう。さらに、ケイさんは車内に残っていたヤクザにも睨みを利かし、「おらぁぁ~、出てこい !」と言い放つ。すると、助手席にいたヤクザは、ドアを開けて外に出ると、ケイさんに突進するどころか、逆方向に踵を返し、一目散に逃走したそうだ。まぁ、仲間のヤクザが返り討ちに遭って、ノックアウト状態なんだから、気が動転しても不思議じゃない。ケイさんはマジェスタの鍵を引き抜いて、道路の方へ投げ捨てたという。

  一仕事終えてタクシーに戻ったケイさんは、再び運転を始めたが、乗客の教授達は顔面蒼白、茫然自失だ。まさか、タクシーの運転手がヤクザを殴り倒して血祭りにするなんて、誰も想像できないじゃないか。目的地の大学に着くと、二人の教授は震える手で1万円札を差し出したそうだ。肝を潰した乗客は、「運転手さん、すいません ! 私達のために、あんな事になっちゃって・・・。お釣りは要りませんから !」と陳謝する。でも、ケイさんはお釣りを渡そうとしたから、先生達は「早くドアを開けて出してよ !」と焦ったそうだ。大急ぎのドライブを頼んだ教授達は、大慌てで消えていったという。(上掲書 pp. 220-221.)

  ヤクザを叩きのめして、無事に済むと思うケイさんも只者じゃない。その日、仕事を終えて会社に戻ると、何台もの黒いベンツが事務所の前に駐めてあり、30人近くのヤクザがケイさんを待ち構えていたそうだ。ヤクザに囲まれ、恫喝を受けていた会社の専務や事後係は震えており、ケイさんが現れると、「君 !  いったい何をしでかしたんだ!」と大騒ぎ。確かに、30人のヤクザに囲まれたら、会社の上司だって泣きたくなる。もしかすると、恐怖で血管が凍りつき、チビるほどの小便すら出なかったのかも・・・。しかし、トラブルを引き起こした本人は至って冷静だった。「ここで暴れたら会社に迷惑がかかる」と思ったケイさんは、取り囲むヤクザを説得し、連中の事務所で話をつけるから、と提案したそうだ。

  拉致犯みたいなヤクザに従い、組の事務所に到着したケイさんは、そこで意外な人物に出くわす。何と、自分を待ち構えていた組長は、中学時代の後輩であったのだ。この親分はケイさんを見ると、「あれ ! 先輩、ここで何してんすか?」と驚く。何と、子分を痛めつけた運転手が、中学時代の先輩なんて、もう漫画みたいだ。「何してんすか?」と訊く後輩に対し、先輩のケイさんは、「お前んとこの若い衆に連れてこられたんだよぉ~」と答える。すると、組長は子分を怒鳴りつけ、「俺の先輩に何するんだ?」と言うから、詰問された子分は、「いえ~、うちの若い衆が殴られちまったんで・・・」と弁解する。すると親分は、「バカ野郎 ! お前ら、この人に言ったら殴られるに決まってんだろう !」と叱り飛ばしたそうだ。

Latino gangs 4(左  /  刑務所内で筋トレをする囚人達)
  でも、誰が見ず知らずの人間を見て、「親分の先輩だ !」と判るのか? 超能力者じゃないんだから無理だろう。 ヤクザは理不尽な事を平気で言う癖がある。それにしても、脅しをかけたヤクザは不運だ。ケイさんは囚人どもと刑務所のジムで体を鍛えていたし、元プロ・ボクサーの黒人と知り合って、ボクシングの訓練を受けていたから、日本のチンピラなんて屁でもない。しかも、アメリカの兇悪犯に囲まれ、いつ命を奪われるかも知れない環境にいたのだ。下っ端のヤクザが脅しをかけたって、仔犬の遠吠えみたいなのもだから、涼しい顔をしていればいい。ついでに言うと、アメリカの囚人は筋力トレーニングでムキムキの体になっているし、生まれながらの殺人鬼もいるから、撲殺なんか朝飯前。刑務所内ではシャバと同じ犯罪がはびこり、麻薬の代金が払えない奴はヤクの売人に殺されてしまう。中には、首を切断された遺体があったらしい。アメリカの刑務所では麻薬の販売なんか当たり前で、コカインからヘロインまで、より取り見取りだ。刑務官さえムショでの商売に夢中で、囚人達の博打にまで加担して小銭を稼ぐ。真面目な日本の看守が聞いたら唖然とするだろう。

  案の定、会社に戻ったケイさんは、会社の上司から「もう来なくていいから !」とクビを宣言され、三ヶ月分の給料をもらって会社を去ったという。タクシー運転手を辞めたケイさんは失業保険で僅かなお金を得ると、例の組事務所に行って、後輩に愚痴をこぼしたそうだ。「お前のせいで会社をクビになっちまったよぉ~」とボヤくので、罪悪感に駆られた組長は、半年くらいケイさんに小遣いを渡して面倒を見たらしい。現在、ケイさんは恵まれない子供達のために施設を作り、様々な子供の相談を受けるボランティア活動に励んでいる。彼は親から虐待された子供や問題児とされる不良少年、行き場の無い子供達の面倒を見ているらしい。

驚愕の支那人受刑者

  アメリカの刑務所でケイさんが体験した話は色々あるが、その中で刮目すべきエピソードが幾つかある。例えば、ランパークの刑務所に収監された支那人だ。ある日、ケイさんは五、六人の囚人と一緒にシャワーを浴び、髪を洗っていたそうだ。すると、異様な臭いが漂ってくる。最初、シャンプーをしていたので判らなかったが、列の先で髪を洗っている支那人を見てビックリ。その支那人はシャワーを浴びながら、しゃがんで大便をしていたのだ。普通の日本人なら、「まさか !  そんな !! 有り得ない !」と絶叫してしまうだろう。しかし、文化的生活を知らない支那人だと、故郷の生活を異国で“そのまま”再現してしまうのだ。これには、さすがのケイさんも堪らず顔を背けたらしい。日本人は流入する支那人を「労働力」としか見ないけど、支那人の風習や思考は日本人の常識を越えている者が多い。もし、誰でも利用できる市営プールに支那人が訪れ、それとなくプールの中で小便をしたら、一緒に泳いでいる日本人はどう思うのか? 一般人は刑務所に入らないから想像しないけど、もし、自分が髪を洗っていて、足元の排水溝に大便が流れてきたら絶叫するんじゃないか。女性用のシャワー室も例外じゃないぞ。

Chinese gangs 1(左  / アメリカにいる支那人ギャング )
  地上最低の民族である支那人は、日本人の尺度で測れぬ外来生物である。この暗黒大陸には大量の札束を有する大富豪もいれば、乞食より貧しい下層民がいたりするから驚く。米国にやって来る支那人には、通信産業や金融業で儲けた上級移民がいるけど、その一方で、犯罪で稼ぐために潜り込んできた密入国者がいる。こうした下郎はド田舎の野蛮人であるから、文明生活を知らないし、理解しようとも思わない。ケイさんがいた刑務所にも未開人がいたそうで、支那人は洋式便所の使い方を知らず、便座にウンコ坐りをして脱糞したそうだ。それゆえ、便座や便器に大便が撒き散らかされ、床だって糞まみれ。排便後に水を流すことも知らないから、アメリカの囚人だってウンザリする。こうしたマナー違反に堪りかねたアメリカ人は、英語の分かる支那人を呼んできて、不届き千万の支那人に注意したそうだ。

  支那人というのは、尻から出す糞と口に入れる食で問題を起こす。支那人が机と椅子以外の四つ足を食べることはよく知られているが、その食材には「意外」な物が多い。アメリカの刑務所では、囚人達が自由に台所で調理をし、好き勝手に食べることができるという。確かに、様々な宗教を持つ囚人が集まっているから、一律の食事を提供する事は難しく、ある程度の自由食を許した方が賢い。それでも、支那人の食欲にはビックリする。彼らは刑務所の敷地内に入ってくるアライグマを捕まえると、その毛をむしり、バケツを半分に切って作った皿の中に入れるという。その調理皿には水が張ってあり、丸裸になったアライグマは、生きたまま押し込まれ、電子レンジの中で“お陀仏”となる。

Chinese dog meat 2Chinese culture 1







(左 :  「犬の丸焼き」を捌く支那人 /  右 : 食材となる「豚の頭」を吟味する支那人)

  しかし、こうした「水煮」から放出される臭いは強烈だ。施設内すべてに異臭が充満するという。普通のアメリカ人にしたら、食事どころの話じゃない。もう、鼻が曲がってしまうほどの悪臭である。ところが、支那人達はみんなで集まり、その“御馳走”をムシャムシャ食べていたというから、とても同じ人間とは思えない。そもそも、「茹でたアライグマ」なんて想像しただけでもゾッとする。これなら、ヘビの蒲焼きの方がよっぽどマシだ。日本人は「アライグマ」と聞けば、世界名作劇場のTVアニメ、『あらいぐまラスカル』くらいしか思い出さない。当時(1977年)、日本の子供達は物悲しい最終回に感動したものだ。飼い主のスターリングは、大きくなった「ラスカル」を自然に帰そうと、断腸の思いで森の中へ“相棒”を解き放つ。このシーンを見て日本の子供は大号泣。ラスカルを「可愛い野生動物」と見なす子供はいても、さすがに「食材」と考える子供はいなかった。

  支那人の魔の手に掛かったら、『山ねずみロッキー・チャック』(1973年)も支那料理のメニューとなる。主人公の山ネズミであるロッキーやポリー、ウサギのピーター、リスのチャトラーも、生皮を剝かれて三分クッキングの食材だ。フランダースの犬だと朝鮮人もヨダレを垂らすから目を離せない。日本人の母親は、子供から「ママ、朝鮮人はパトラッシュを食べちゃうの?」と訊かれ、どう答えていいか分からず沈黙するんじゃないか。まさか、「醤油ダレをかけると美味しいよ !」と言えないだろう。そういえば、刑務所でアライグマの水煮を食べていた支那人は、一体どんな調味料を使っていたのか? シンプルに塩味だったりして・・・。いずれ、埼玉の西川口でも「アライグマの味噌煮」とか「レッサー・パンダの串刺し」なんかを提供する上海料理店が出来るんじゃないか。

  日本で外国人問題を研究する大学教授は、異民族の流入で如何なる事態が発生するのか、具体的に考えることはない。さすがに、こうした大学教授でも外国人の移民や研修生による犯罪率とか、日本社会への影響などを考慮するが、その分析は観念的で、生々しい人間を対象にしていないのだ。結局、快適なオフィスで論文を書くだけで、裏社会で蠢く支那人とか殺人を犯すベトナム人、暴力団員になる在日鮮人とかを綿密に調査することはない。最近、東北大学の永吉希久子(ながよし・きくこ)准教授が中央公論新社から『移民と日本社会』という新書を出したが、この本を読むと「まったく、大学教授というのは気楽な商売だ !」と思ってしまう。吉永氏には移民流入への危機感が全く無い。むしろ、日本社会への貢献とか地域共同体への統合に関心を寄せ、多文化共生への共感を示している。まるで「お花畑の住民」みたいだけど、移民や難民を扱う大学教師なんて、彼女みたいなボンクラがほとんどだ。

  だいたい、象牙の塔に籠もる大学教授が、刑務所の体験を基にして移民問題を語ることがあるのか? 移民や難民を容認する知識人や商売人は、異邦人が持ち込む生活習慣に無頓着だ。刑務所の運営だって「いくら」かかると思っているのか? 国民の大半は、無用な再生エネルギー料金に加え、外国人犯罪者にまで税金を払うことになるが、一般人がそうした負担に気づいているとは思えない。移民の受け容れに関する議論は、いつも「人手不足」とか「人道主義」に関する話題ばかり。刑務所に入るような支那人が大量に雪崩れ込んで来るとは思っていないのだろう。ケイさんの刑務所体験記を読むと、生々しい人間の行動がよく分かる。大学教授より、元ヤクザの方が判断力と考察力に優れているんだから、日本人は間違った連中に授業料を払っているのかも知れないぞ。



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