無敵の太陽

主要マスメディアでは解説されない政治問題・文化・社会現象などを論評する。固定観念では分からない問題を黒木頼景が明確に論ずる。

ユダヤ人

少女を狙うスケベ医師 / 変態が蠢くアメリカ (前編)

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黒木 頼景
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淫乱だった整骨医

Larry Nassar 1Larry Nassar victim Alexis Moore








(左: ラリー・ナサール  /  右: 被害者の一人アレクシー・ムーア)

  プロフェッショナルやアマチュアを問わず、スポーツ選に手には若年層が多く、体操選手となれば10代の少年少女が大半を占めている。特に、オリンピック大会に出場するようなトップ・アスリートになれば、18、19歳の少女など珍しくはなく、20歳代の選手でもメダリストになる可能性は大きい。大抵の選手が小学生の頃から始めているから、中学生や高校生ともなれば、一流のコーチや優秀な医者があてがわれており、体の不調や怪我の具合などを相談するのも普通だ。適度な運動は体に良いが、世界一を目指す競技となれば有害である。思春期の女性選手といえども、苛酷な練習による肉体の消耗が激しいので、“人には言えない”部分の痛みもあるはず。そこで、恥ずかしいけど専属医に診てもらうことだってあるだろう。

Larry Nassar 4(左  /  若い頃のラリー・ナサール)
  しかし、最近、専門家の立場を悪用した不届きな医者がアメリカにいたのだ。摘発されたのは、ミシガン州立大学で体操選手の体調を管理するラリー・ナサール(Larry Nasser)という整骨医である。この54歳になるスケベ医師は、世界大会を目指す少女たちを餌食にしていたのだ。彼は練習で体のあちこちに痛みを覚える女性選手を診察するはずだったが、その主目的は治療ではなく、自分の性慾を満たすことにあった。彼は自分の部屋にやって来るカモに“卑猥な診察”を行い、これといった罪悪感も無いまま、それを長年に亙り続けていたのだ。信じられないけど、一人じゃなく大勢の少女が犠牲になっていた。

  例えば、ナサールを告発した被害者の一人、カイル・スティーヴンズ(Kyle Stephens)は6歳から12歳まで彼の「性的診察」を堪え忍んでいたそうで、ナサールは自宅にやって来たカイルの股間を揉み出すと、そっと自分の指を彼女の性器の中に挿入したそうだ。(David Eggert, "Little girls don't stay litrtle forever. Sexual abuse victim confronts Larry Nassar in cout", Time Magazine, January 16, 2018) ナサールは否定したそうだが、彼女の両親は信じたという。そりゃそうだ。日本人の親だって絶対信じる。いくら小学生の子供とはいえ、先生の指が股間に入れば拒絶したくなるじゃないか。愛娘にこんな真似をされた父親なら、ナサールを捕まえ、その指の一本一本をへし折るだけでは済まない。奴の口の中にガラスの破片を詰め込んでガムテープで塞ぎ、アッパーカットで顎を砕いたり、左右のフックで頬を殴って口の中を血だらけにするだろう。海兵隊の父親だと、たぶん、ボーナスとして睾丸潰しを加えるんじゃないか。戦場でゲリラ兵と戦う軍人は、殺人なんか平気だから、半殺しなんて朝飯前だ。

Kyle Stephens 1Larry Nassar's victim Aly Raisman








(左: カイル・スティーヴンズ  / 右: ナサール被害者の一人アリー・レイズマン )

Jessica Thomashaw 1(左  / ジェシカ・トマショウ )
  別の被害者、ジェシカ・トマショウ(Jessica Thomashaw)も幼い時の悪夢を語っていた。17歳になる彼女は、9歳から12歳の頃まで性的虐待を受けていたそうで、ナサールは無防備な彼女の体を揉む振りをして、“恥ずかしい部分”に触っていたそうだ。こうした恥辱により、ジェシカは“普通”の子供時代を過ごせず、大切な時期を永遠に失ってしまった、と歎いていた。性的な事を何も知らない少女が、大人の男性から「異常」な行為を受ければ怯えてしまうし、変態行為でも“治療”行為と言われれば、泣きながらでも「そうなのかなぁ」と勘違いし、親に伝えない場合だってある。信頼している「先生」がすることだから、ちょっとくらい未知の「診察」でも少女たちは我慢してしまうのだ。無知な子供を言いくるめるゲス野郎は、本当に汚く、市中引き回しの上、獄門さらし首にしても飽き足らない。

  痛ましいことに、被害者となった子供の中には、自らの命を絶った少女もいたそうだ。ドナ・マーカム(Donna Markham)という母親は、娘のチェルシー(Chelsey)がナサールの性的虐待を受け、2009年に自殺したことを告げていた。この外道に猥褻な行為をされたチェルシーは精神的ダメージに苦しみ、やがて麻薬に手を出すようになったらしい。体操の練習に励んでいた少女が、ある日突然「麻薬中毒患者」になるなんて、常識的に考えれば“普通”じゃないだろう。たぶん、恥ずかしい事をされたチェルシーは、一連の“密室行為”を親に相談できず、一人で悩んでいたに違いない。娘の活躍を撮した記念写真が、葬式での慰霊写真になるなんて、子供に先立たれた母親は、これからどうやって生きて行ったらいいのか。

Donna Markham 1Rosemarie Aquilina 1







(左: ドナ・マーカム  /  右: ローズマリー・アクィリナ判事)

  この卑劣な医師によって食い物にされた犠牲者は、何と150名にも上るそうで、ローズマリー・アクィリナ(Rosemarie Aquilina)判事は、法廷に立つナサールに懲役175年の判決を言い渡したそうだ。しかし、この破廉恥漢は別件でも有罪になっていた。彼は幼児ポルノ、つまり淫乱な幼児の写真を所持していたことで、既に60年の懲役刑を受けていたのである。もう言葉が出ない。こんな奴はいっそのこと去勢にしてしまえ ! 日本の人権屋は犯罪者の「権利」ばかりを主張し、「死刑や宮刑は残酷だ !」とわめき立てるが、もし自分の娘が強姦されたり殺害されても同じ事を言えるのか ? 彼らは“他人の子供”が被害者の時は、天使のように犯人を庇うが、“自分の子供”が犠牲者になると魔王の如く怒る。人権屋にとって“大切”なのは生きている下手人の「権利(未来)」であって、死んだ被害者の「権利」ではない。「死人に口なし」で、墓場に入った者は何も訴えないし、埋葬された骸骨の“将来”など無意味だ。「人でなし」が板に附いている左翼弁護士の関心は、国家権力によって裁かれる罪人を守ることにある。必殺仕置人の方がよっぽど人情味があるんじゃないか。

Randall Margraves 3Randall Margraves daughters







(左: ランダル・マーグレイヴ  /  左: 被害を受けた彼の娘たち)

  快適な刑務所暮らしを宣告された悪徳医師、ラリー・ナサールに憤りを感じる親は多い。三人の娘を食い物にされた父親、ランダル・マーグレイヴス(Randall Margraves)は堪えきれぬ怒りを爆発させていた。("Larry Nassar victims' dad tried to attack disgraced doctor in court", CBS News , February 2, 2018) 娘を凌辱されたマーグレイヴス氏は、法廷にナサールが現れると、自分の頭を左右に振り、「このクソ野郎 !(son of a bitch !)」と叫ぶや、ナサール目がけて飛びかかった。彼は法廷にいた警護官に直ぐさま取り押さえられてしまったが、この顛末をテレビで観たアメリカ国民の心は複雑だった。怒りに震える父親を羽交い締めにする警官だって、その気持ちは痛いほど分かるからだ。だから、警官たちの拘束は乱暴なものではなかった。

捜査が遅れた本当の理由は?

Randall Margraves 1Randall Margraves 2







(写真  /  ナサールに襲いかかるランダル・マーグレイヴ)

  温厚な日本人の親だって、このような場面に出くわせば、きっと同じ事をするだろう。日本では法律的に個人の復讐が禁じられているけど、有罪が確定した被告人なら、被害者本人あるいは、犠牲者の遺族に「復讐権」を許してもいいんじゃないか。娘を強姦された父とか、妹を殺害された兄が、獄中の犯人を暴行したって怒る庶民は居るまい。腕力の無い父親には、野球バットや指に嵌めるナックルを貸してあげてもいいだろう。暴論かも知れないが、少なくとも殺人事件の遺族には、仇討ちの選択肢を与えるべきだ。政府に雇われた刑務官は被害者の代理として犯罪者を絞首刑にするが、日本的感覚からすれば、無関係の第三者が執行者になるのはおかしい。遺族の代表者が恨みを晴らす方が正論だ。もちろん、執行者になるのを遺族が厭がれば刑務官が代行するけど、娘の仇を討ちたい父親に犯人を渡してもいいんじゃないか。涙を浮かべる父親に気が済むまで殴らせたり、娘が味わった同じ恐怖を味あわせてから刺し殺してもいい、とかさぁ。強姦犯なら、被害者かその家族が犯人の睾丸を切り落としたり、目玉をくり抜いて放置するとか、様々な仕置きが想像できる。

  学者や判事、議員は血の復讐を「野蛮だ!」と言い張るが、庶民の感情からすれば「当然の報い」である。左翼学者は何かと言えば、犯罪者の「人権」とやらが大切にされる北歐諸国を引き合いに出すが、「日本は日本」で、「外国は異国」であるから、ヨーロッパのインテリが何を言おうが我々は日本の流儀に従う方が良い。国民の大半が軽い処罰や甘い法律に疑問を抱いているのは、西歐仕込みの奇妙な刑罰思想に「違和感」を持っているからだろう。どうして殺人犯がたった20年以下の懲役刑なのか、常識で暮らす庶民には理解できない。裁判官や弁護士は「一人くらい殺した程度で死刑なんて無理 !」と吐き捨てる。それなら、国会議員が法律を変えて、犯罪者を厳しく罰する法案を通すしかない。これに反対するのが地上波テレビと大手の新聞社である。彼らは日本人にとって大切な案件になると、大反対のキャンペーンを張って潰そうとするから有害だ。日本の一般国民は「なぜ日本人は日本の常識で判断できないのか」を考えるべきである。

Larry Nassar's victim Emma Ann MillerLarry Nassar's victim Brianne Randall-Gay






(写真  /  ラリー・ナサールの被害者)

  今回、異例の懲役刑を受けたラリー・ナサールがアラブ系アメリカ人であることを、どのメディアも伝えなかったのは実に奇妙である。もし、我々が法廷に立つ支那系や朝鮮系のアメリカ人医師を観れば、その生まれ育ちや家族背景を知りたいと思うだろう。報道によれば、ラリーの妻たるステファニー(Stefanie)夫人は事件発覚後、離婚することを決心し、三人の子供を引き取るため、裁判所に訴え出たそうだ。ラリー・ナサールの個人的プロフィールは詳(つまび)らかにされておらず、どんな切っ掛けで猥褻行為を始めたのか、未だに明らかではない。被害者の大半も匿名で、どんな女性なのかも判らず、記者会見に臨んだレイチェル・デンホランダー(Rachel Denhollander)が顔を晒しているくらいだ。(その後、裁判で続々と被害者が名乗り出てきた。)

Larry & Stefanie NassarLarry Nassar's victim Rachel Denhollander







(左: ラリーとステファニー・ナサール  / 右: レイチェル・デンホランダー )

  一般のアメリカ国民が最も知りたい点は、なぜナサールが長期間に亙って猥褻行為を続けられたか、である。1990年代から彼に対する苦情が出ていたというが、所属組織は真剣に受け止めておらず、調査や処分は無かった。しかし、2004年にも10代の体操選手から苦情が上がったそうで、多少は波風が立ったが、これもうやむやにされてしまったという。被害者の少女は地元の警察に訴えたのに、本格的な捜査は無く、大学側の調査も甘くて、少女の親が丸め込まれてしまい、その被害届を取り下げたそうだ。本当に呆れてしまうが、2016年に至るまで警察の取り調べが進まず、大学側は20年間もナサールの「悪行」を見逃していたのである。訴えを無視できない2016年になって、ようやくFBIが捜査に入り、忌まわしい事件が明るみに出たそうだ。

  それにしても、セクハラとかキャンパス・レイプに敏感な大学側が、なぜナサールの破廉恥行為を見逃したのか不思議である。保守派のアメリカ人なら、「ナサールが非白人、すなわちマイノリティーのアラブ系だから、体操部や大学の理事が及び腰だったのでは ?」と勘ぐるだろう。なぜなら、もし西歐系白人の医師なら、もっと早く調査が行われていた可能性が高いからだ。日本人ではちょっと想像がつかないけど、マイノリティーへの偏見を自制する西歐人は、容疑者が有色人種だと手加減する傾向がある。以前、英国で白人少女を手込めにしたパキスタン人の犯罪集団が検挙されたが、地元の評議会議員はその「悪行」を前から知っていたそうだ。しかし、ゴロツキどもが有色人種の移民や帰化人であったので、警察や市議会の対応が先延ばしにされ、本格的な捜査が遅れてしまったのである。ラリー・ナサールの一件がどうなのか定かではないが、20年間も放置されていたのは異常としか言いようがない。もう、マスコミの関心も薄れてしまったので、事件の詳細な報道は期待できないだろう。新たなスキャンダルが噴出しない限り、忘却の彼方に埋もれてしまうのがオチだ。

  中編に続く。




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モサドが引き起こすコラテラル・ダメージ / 冷酷非道なイスラエル


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イスラエルに殺される一般人

  「左巻き」がトレードマークとなっている歐米のマスメディアは、普段から人権や人命を聲髙に叫ぶくせに、ユダヤ人の非道に対しは非常に“理解”がある。否、「理解がある」というより、「甘い」と言った方がよい。西歐のみならず日本でも、ユダヤ人はナチスによる迫害を受けた“可哀想”な民族というイメージがあるが、そんなものは下らない虚構で、彼らの本性は兇暴なアラブ人やトルコ人と同じである。ユダヤ人のモットーは、「目的の為なら手段を選ばず」だ。中東アジアの民族は、ヨーロッパに千年居住しようが、アメリカに移住しようが、その根本思考は変わらず、民族独自の様式(ethos)で貫こうとする。イスラエルを建国したユダヤ人が、“ユダヤ人らしい”方法で国家の安全保障を考えても決して不自然ではなく、それがアラブ人と似ていても当然なのだ。これに驚く歐米人や日本人の方がアホなだけで、ユダヤ人の本質が分かっていないという証拠である。

Ronen Bergman 1(左  /  ロネン・バーグマン)
  最近、ロネン・バーグマン(Ronen Bergman)というユダヤ人作家が、イスラエルの諜報活動を扱った『Rise and Kill First』を出版し、巷の話題となった。バーグマンはイスラエルの大手メディア『ハーレッツ(Haaretz)』紙の専属スタッフとなっていたジャーナリストで、大学ではモサドについて論文を書き、その研究で博士号を取ったそうだ。このバーグマンが記した諜報活動の中で興味深いのは、イスラエルが実行しようとしたPLO議長ヤセル・アラファトの暗殺である。1982年、イスラエル政府は「ソルト・フィッシュ作戦(Operation Salt Fish)」、後の「ゴールドフィッシュ作戦(Operation Goldfish)」を計画し、モサド(イスラエル諜報局 / Mossad)が飛行機に搭乗したアラファトを暗殺することになっていた。当時、PLO(パレスチナ解放機構)に手を焼いていたイスラエルが、邪魔者であるアラファト議長を抹殺したいと考えていても不思議ではない。

  ところが、厄介な問題はアラファトが乗る飛行機にあった。用心深いアラファトは民間機に搭乗する際、自分と側近の者がが利用するファースト・クラスやビジネス・クラスの座席を全部買い占めていた。だから、モサドのエージェントが一般乗客に混じって、アフラファトに接近することは困難を要する。そこで、イスラエル政府は飛行機ごと葬ることにしたという。つまり、イスラエルの戦闘機がアラファトの飛行機を撃墜させるということだ。時のイスラエル国防長官は誰かと言えば、強硬派で知られる“あの”アリエルシャロン(Ariel Sharon)であった。後に首相となるシャロンは軍人上がりの政治家で、独立戦争以来、数々の戦争を体験した武闘派である。イスラエル国防軍の前身である「ハガナ(Haganah)」で指揮官となったシャロンは、スエズ戦争から六日間戦争、ヨム・キプル戦争を闘い抜き、リクード党に入ると、イツァク・ラビン(Ytzhak Rabin)の補佐官や農務長官を経て、ベギン政権の国防長官になったという訳だ。

Yithak Rabin 1Ariel Sharon 3Menachem Begin 1







(左: イツァク・レビン  / 中央: アリエル・シャロン  / 右: メナヘム・ベギン )

  このシャロン国防相は、とにかく評判が悪い。とりわけ、1982年に起きた「サブラ・シャティラの大虐殺(Sabra and Shatila Massacre)」は有名だ。レバノンのベイルートにパレスチナ人の難民キャンプがあって、その中に紛れ込むPLOのテロリストどもを、イスラエル国防軍とレバノンのファランヘ党が排除しようとした。しかしその際、大勢の民間人をも一緒に抹殺してしまったので大問題となってしまった。パレスチナ人やレバノン人の犠牲者数は900名とも3,000名とも言われ、明確な死亡者数は今でも定かではない。中東アジアの大地には流血事件が絶えず、虐殺事件は日常茶飯事だ。特に、パレスチナ人とユダヤ人の対立は熾烈で、パレスチナのアラブ人がユダヤ人にテロ攻撃を加えれば、イスラエル軍もそれに呼応し、何倍もの反撃を以て報復行動に出るから、流血の悪循環には終わりが無いのだ。

Sabra & Shatila Massacre 2Sabra & Shatilamassacre








( 写真 /  「サブラ・シャティラの虐殺」におけるパレスチナ人の犠牲者)

  だいたい、何千年も前から残酷な紛争を続けてきたアラブ人には、呑気な日本人が信奉する憲法第九条の精神など微塵も無い。あるのは血の報復のみ。もし、父が殺されれば息子が仇を討つ。それが無理なら、孫が仕返しを謀り、それも不可能なら曾孫が引き継ぐ。忌々しい異民族、とりわけユダヤ人に対する憎しみは、紅海の底よりも深く、シナイ山の頂よりも高い。ユダヤ人を殺すためなら、どんな剣でも手にするし、それが無ければ木の枝でも、それすら無ければ、道端の石を握りしめるし、砂利も無ければ家族や仲間の死体をぶつけて、ユダヤ人を斃(たお)そうとする。ユーラシア大陸は日本人にとって、想像を超えた魔界である。支那人、モンゴル人、アラブ人、ユダヤ人、トルコ人を観れば分かるじゃないか。そもそも、日本史に「戦国時代」という名称があること自体、日本が平和な国という証拠である。ユーラシア大陸では年がら年中「乱世」だから、「戦国時代」という区分は無意味だ。「虐殺」だって“通常行為”なので、特筆大書する程のものじゃなく、単なる「歴史の1ページ」に過ぎない。切断した敵の頭でアメフトが出来る連中だから、日本人とは根本的に精神構造が違うのだ。

  日本の神話を調べれば解るけど、残虐な大量殺戮を綴ったエピソードが無い。旧約聖書のヨシュア記は、異民族を皆殺しにする話で溢れている。一方、日本の歴史には支那名物の「屠城」が皆無というか、ほとんど無い。豊臣秀吉が備中高松城を攻めた時、毛利側の清水宗治が切腹したくらいで講和が成立したし、九戸政実(くのへ・まさざね)が叛乱を企てた時も、少ない殺生で幕が閉じた。江戸自体の記述だと、九戸城に立て籠もった政実の郎党が皆殺しにされたと言うが、本当のところは判らない。後の作り話という可能性もあるからだ。信長による一向宗の弾圧だって、アジア的観点からすれば、小規模な「お仕置き」程度に過ぎず、青史に残るような大虐殺ではない。坊主を殺したくらいで「化けて出るんじゃないか」、と怯えるのが日本の兵卒だから、日本人は大量殺戮に向かない民族である。日本の主婦は台所で鶏を捌けないし、若い女性だと魚でさえ刺身にすることが出来ない。アジとかイワシを切ったくらいで、「きゃぁぁ~、内臓から血が出てるぅぅぅ! イヤだぁぁぁ!」と騒ぐんだから、側で見ている方が呆れてしまう。血の出ない魚って、干物じゃないか。

  脱線したので話を戻す。モサドはアラファトを暗殺しようと画策したが、困ったことにターゲットが乗り込む飛行機というのが、すべて民間の旅客機であった。これなら、イスラエル空軍の上層部が政府の方針に反対したのもうなづける。空軍の指揮官たちは「民間機の撃墜は違法である !」と判断し、意図的に作戦を妨害したという。アモス・ギルボア准将(Brigadier General Amos Gilboa)はラファエル・イータン中将(Lt. General Rafael Eitan)に向かって、もし、この作戦を実行すれば国家としてのイスラエルは滅亡するだろう、と警告したそうだ。(ちなみに、イータン中将は元ハガナ所属の軍人で、サブラ大虐殺の時は、国防相のシャロンに仕えた参謀総長であった。イスラエル軍がイラクのオシラク原発を攻撃した時、作戦を練ったのはイータン参謀長である。) ベルグマンによれば、空軍の作戦指揮官であるアヴィエム・セラ(Aviem Sella)も、この暗殺計画に反対であったが、国防相のシャロンが頑固なので相当手を焼いたらしい。誰も敢えて国防長官に異議を唱えられなかったので、その作戦を技術的に不可能にすべく裏で画策したそうだ。(Oliver Holmes, "Israel had plan to shoot down passenger plane to kill Arafat, book claims", The Guardian, 25 January 2018) 

Arafat 1Aviem Sella 1Rafael Eitan 1








( 左: ヤセル・アラファト / 中央: アヴェエム・セラ  / 右: ラファエル・イータン )

  結果的に暗殺計画は実行されなかったが、もし決行されればこの作戦は本当に危うかった。というのも、イスラエルの戦闘機F-15が、もう少しで輸送機を撃墜するところだっからである。1982年10月、アテネからカイロへ向かう飛行機にはアラファトが乗っていたと思われていたが、モサドのエージェントによる報告では、アラファトによく似ている弟が乗っているだけだった。しかも、その飛行機には、「サブラ・シャティラの虐殺」で負傷したパレスチナ人の子供30人が乗っていたのだ。もしも、イスラエル軍がこの旅客機を撃墜したら、その後どうなっていたことか。アラファト議長は暗殺されず、弟が殺されたことで復讐の大義が生まれてしまうし、無実の子供たちが殺害されたことで猛烈な国際的批判が湧き起こることは間違いない。そうなれば、米国だってイスラエルを庇いきれないし、イスラエルへの莫大な経済支援も停止となるだろう。仮に、アラファトを暗殺できたとしても、後継者はすぐ現れるし、憐れな子供を巻き添えにしたという「事実」は確実に残るから、イスラエルが得る利益はほとんど無い。イスラエル軍の将校が反対したのは正解だ。

科学者を殺しまくるモサド

Manchurian Candidate 2Sirhan Sirhan 2Robert Kennedy 2








(左: 映画『影なき狙撃者』の1シーン  /中央: シーハン・ベシャラ・シーハン / 右: ロバート・ケネディー )

  ベルグマンによると、イスラエルは別のアラファト暗殺作戦を準備していたそうだ。考案された作戦の中には、洗脳したパレスチナ人を使って、アラファトを抹殺しようとしたらしい。これは『影なき狙撃者(The Manchurian Candidate)』という1962年公開の映画からヒントを得た作戦で、捕虜にしたパレスチナ人を暗殺者に仕立てる計画だった。『影なき狙撃者』はフランク・シナトラが出演した映画なので、日本人で覚えている人も多いだろう。エドワード・ハンターの著作で有名になったが、朝鮮政争で囚われたアメリカ兵が洗脳されたまま本国に返還され、ある暗号を聞いたり、何らかの物を見たりすると、人格が一変して殺人マシーンになるという筋書きだ。関係無いけど、「マンチュリアン・キャンディデイト」と言えば、大統領選挙に出馬したロバート・ケネディー元司法長官を暗殺したシーハン・ベシャラ・シーハン(Sirhan Bishara Sirhan)を思い出す。彼はイスラエル生まれのパレスチナ人移民で、22口径の拳銃を隠し持ってアンバサダー・ホテルに潜り込み、公衆の面前でボビー・ケネディーを撃ち殺したとされているが、本当のところは判らない。被害者への弾道や入射角度を調べると怪しい点が多く、本人の供述も曖昧なことから、もしかしたら洗脳によって殺人犯に仕立てられたのではないか、という噂が立ったことがある。ある研究者によれば、別の狙撃者がケネディーを殺し、シーハンは犯人になるべく用意された人物ということらしい。これって、オズワルドの犯行説と同じ構図である。ここでは詳しく紹介できないが、アメリカでは時折なぜか“手ぬるい”捜査が行われるので、「陰謀論」が囁かれても仕方がない。

  イスラエルによる暗殺事件というのは他にも結構あって、エジプト人やレバノン人、イラン人の科学者がモサドによって次々と殺されているのだ。例えば、1967年、エジプト人科学者で核物理学を専攻するサミール・ナギブ(Samir Naguib)は、アメリカ滞在中、偶然なのかも知れないが自動車事故で死亡した。彼はイスラエルと交戦中のエジプトに帰り、祖国の核開発を推進するはずだったのに、“不慮”の事故で還らぬ人となってしまったのだ。別のエジプト人科学者であるヤヒァ・アル=マサド(Yahya al-Masad)は、イラクの核開発を手助けする予定だったが、1980年、滞在しているパリのホテルで殺されてしまった。(Mustapha Dalaa, "Death of Muslim scientists puts spotlight on Israel's Mossad", Anadolu Agency, 18 February 2017)

Samir Naguib 1Rammal Hassan Rammal 1Gamal HamdanKhaled Meshaal 1








(左: サミール・ナギブ  / ラマル・ハッサン・ラマル /  ガマル・ヘムダン / 右: ハリド・メシャル )

  イスラム教徒の科学者には短命な人が多いようで、1991年、レバノン人物理学者のラマル・ハッサン・ラマル(Rammal Hassan Rammal)は、フランスでミステリアスな死を遂げてしまったらしい。1993年には、エジプト人作家のガマル・ヘムダン(Gamal Hemdan)が、自宅とするアパートメントの火災で亡くなってしまった。彼の親戚筋が言うには、ガマルの頭には銃弾が撃ち込まれていたらしい。モサドの仕業と思える暗殺はまだ続いたようで、1997年には、毒殺未遂事件も起きた。モサドのエージェントが「ハマス(Hamas / イスラム教原理主義組織)」の幹部であるハリド・メシャル(Khaled Meshaal)に近づき、彼の耳元に毒が含まれたスプレーを吹き掛けたそうだ。さすが、イスラエルは色々な小道具を発明するものである。次回作られる007の最新作に取り入れたら面白いんじゃないか。しかし、この方法だとあまりにもリアル過ぎるし、ユダヤ人から教えてもらったと暴露されれば、西歐人が「やっぱり、ユダヤ人って・・・・嫌ゃ~ねぇ~」と思ってしまうから、多分「ボツ」だろう。ただ、ロシアのプーチン大統領なら、「こんなの普通だなぁ」と言いそうである。

Ibrahim al-Dhaherimassou ali-mohammadi







(左: イブラヒム・アル=ダヘリ  /  右: マスード・アリモハマディ)

  イスラエルの要人暗殺は、表面に現れたものだけでも結構ある。例えば、2004年、イラク人の核物理学者イブラヒム・アル=ダヘリ(Ibrahim al-Dhaheri)は、バクアというイラクの街でタクシーに乗っている時、その頭を狙撃されたそうだ。2010年には、イラン人の物理学者マスード・アリモハマディ(Masoud Alimohammadi)が、テヘランにある自宅の外で頭を撃ち抜かれ死亡している。イスラエルはイランの核開発を何としても食い止めたいようで、同じ年にイラン人の核技術者であるマジド・シャリアリ(Majid Shahriari)をテヘランで暗殺していたのだ。彼の場合は射殺ではなく、車に爆弾を仕掛けての抹殺であった。まるでクライム・サスペンス映画みたいだけど、モサドはよくこの手口を使うので驚くには値しない。ちなみに、モサドの工作員は27人くらいでチームを構成するそうだけど、もちろんケースによって人数は変わってくる。例えば、「キドーン(KIDONIM)」という暗殺部隊は、48人で編成されていたそうだ。(最近の『正論』とか『WiLL』、『Hanada』を読んでいても、ちっとも際どい情報が載ってなくて、退屈する記事ばかりである。森友・加計問題とか大相撲の話なんかどうでもいいじゃないか。朝日叩きの記事もさぁ、「ああ、またかぁ」くらいで、もういい加減飽きたよねぇ。)

Mohamed al-ZawariMahumud al-Mabhouh





(左: モハメド・アル=ザワリ  /  右: マフムド・アル=マブフ)

  有害な者は芽の内に摘み取れ、がユダヤ人の鉄則だ。2016年に起きたモハメド・アル=ザワリ(Mohamed al-Zawari)も、チュニジアにある自宅の外で射殺されてしまった。彼はドローンの開発に携わっていたそうだ。2010年に起きたマフムド・アル=マブフ(Mahumud al-Mabhouh)の暗殺は、大々的に報道されたので歐米でも有名だ。彼はドバイにあるアル・ブスタン・ロタナ・ホテルに泊まっていたのだが、何者かに薬を飲まされ、昏睡状態に陥った。すると暗殺者が枕で顔を塞ぎ、マフムドは窒息死。ドバイの警察署長ダヒ・カルハン・タミム(Dhahi Khalfan Tamim)は、かなりの確信を持っているようで、100%でなければ99%モサドの仕業であると述べていた。そして、インターポールにモサド長官のメイアー・ダーガン(Aluf Meir Dagan)を国際手配にしてくれるよう頼んだそうだが、未だに実行されていない。まぁ、現実的には不可能だろう。イスラエルのダニー・アヤロン(Danny Ayalon)国防長官によれば、ドバイの事件とイスラエルは何の関係も無いそうだ。もっとも、イスラエル政府が否定するのは当然だけどね。

Dahi Khalfan Tamim 1Meir Dagan 1







(左: ダヒ・カルハン・タミム  /  右: メイアー・ダーガン)

民間人を巻き添えにするイスラエル軍

Operation Cast Lead 1Palestinian children- ead-in-Operation-Cast-Lead







(左: イスラエル軍の攻撃で破壊された街  /  右: イスラエル軍の攻撃で負傷したパレスチナ人の子供)

  標的を射止めるためなら、コラテラル・ダメージ(巻き添えになる人とか附随的損害)を顧みないのも、イスラエル政府の特徴である。イスラエルとパレスチナ人の死闘を説明すると長くなるから、ここでは触れないが、有名な「ガザの虐殺」だけを述べたい。この殺戮は2008年12月に勃発し、2009年1月に終結した紛争が原因で起きた悲劇である。厄介なのは、両者の言い分を聞くと際限が無く、どちらが悪いと断定することも出来ないので、日本人としては匙を投げるしかない。ただ、イスラエル軍による「反則」は見過ごせないので簡単に紹介しよう。イスラエルとハマスの対立は根が深く、停戦協定を結んでも直ぐに再開となるのが常である。パレスチナ人はユダヤ人の軍事行動を非難するが、ハマスの戦闘員が民間人の居住区に紛れ込んだり、便衣兵となって闘うので、イスラエル側が業を煮やし、強攻策に出る気持ちも分からぬではない。

  問題なのは、圧倒的軍事力を誇るイスラエル軍が、物凄い破壊力をもつ兵器を使用したことである。例えば、附随的な犠牲者を抑えるため、ハマスを攻撃する際、新兵器の「高密度不活性金属爆薬(Dense Inert Metal Explosives)」を投入したのだが、この爆発物の“非人道性”が国際的非難の的になってしまった。確かに、爆発による被害の範囲は狭くなったけど、爆薬に含まれるタングステン合金による人体への被害が深刻なのだ。粉末状のタングステン合金が皮膚に降りかかれば、細胞が破壊され、治療はほぼ不可能で切除しかない。しかも、重金属による後遺症も心配されるので、負傷した民間人は一生苦しむ事になるのだ。

Israel white phosphorus 2(左 / イスラエル軍による白燐弾攻撃 )

  注目すべきは、もう一つ別の近代兵器である。ガザ地区での紫外線に踏み切ったイスラエル軍は、ハマスの戦闘員を始末するため空爆や地上軍の投入を行ったが、その序でに「白燐弾(はくりんだん / white phosphorus)」を使ってしまったのだ。市街地に向けて白燐弾を打ち込めば、戦闘員のみならず民間人まで被害者になるのは必然である。この化学兵器は、その残忍性と猛毒性を考慮し、ジュネーヴ条約で禁止されていた。イスラエル政府と軍部だって、破裂した白燐弾が彼方此方に飛び散れば、住宅密集地の女子供に当たるのは前もって分かっていたはず。白燐が服を突き抜けて、顔や手足、その他の皮膚に突き刺されば重度の火傷は間違いなし。傷口は目を蔽いたくなるほど酷くなる。英国の軍事専門家によれば、この白燐弾使用は戦争犯罪に当たるそうだ。(Matthew Kalman, " Gaza death toll soars past 500 as Israel is accused of using banned phosphorus shells", Daily Mail, January 5, 2009) 

Israeli Soldiers 1Israeli tank in Gaza







(左: イスラエル軍の兵隊  /  右: ガザに侵攻するイスラエル軍の戦車)

  一連の攻撃で多くのハマス戦闘員が抹殺されたのだが、それに附随して民間人の被害者も大勢出てしまった。ハマスが発射したロケット弾により、イスラエル側も損害を蒙ったが、その人数はずっと少なかったのである。イスラエル側の負傷者は約520名で、死者は13名であった。一方、パレスチナ側の負傷者は約530名で、死者は約1400名に上ったという。その内、民間人は920名くらいで、警官が約250名、戦闘員は230名くらいが死亡したそうだ。ただし、イスラエル政府とパレスチナ側との死傷者数にはズレがあるので、正確な被害者数は分からない。イスラエル側は殺戮数を少なめに見積もるし、パレスチナ側は水増しする傾向にあるからだ。それでも、ユダヤ人に虐殺された女性や子供の遺体は無惨だし、歐米諸国の人権団体がイスラエルの「戦争犯罪」を批判するのはもっともだ。

Palestinian victims 5Palestinian victims 3







(左: イスラエル軍に殺された子供の遺体  /  右: イスラエル軍の攻撃で負傷したパレスチナ人の子供)

  しかし、歐米の主要メディアはイスラエル寄りだから、ユダヤ人の評論家や専門家を番組に招いて、“それとなく”イスラエル政府を擁護させたりする。番組制作者が台本を書き、司会者とゲストが討論を演じれば、一般視聴者なんか直ぐに騙せる。何とも狡賢いが、現実だからしょうがない。番組が用意したアナリストやコメンテイターには、素性を隠したユダヤ人がいたりするので、何も知らない一般人は意図も容易くイスラエル側に同情してしまい、明らかな残虐行為を見過ごしてしまうのだ。やはり、昔から西歐社会に潜り込んでいるユダヤ人は有利である。親子代々ヨーロッパやアメリカに住みついて、お得意の学問を磨き、大学教授や軍事アナリスト、国務省の高級官僚、上院議員、ジャーナリストになっているんだから、一目で中東アジア人と分かるアラブ人なんか太刀打ちできない。

Gloria Borger 1Jeffrey Toobin 2Jake Tapper 1Matt Lauer 11








(左: グロリア・ボルジャー  / ジェフリー・トービン / ジェイク・タッパー / 右: マット・ラウアー )

  米国の報道番組を見ている日本人でも、CNNのグロリア・ボルジャー(Gloria Borger)やジェフリー・トービン(Jeffrey Toobin)、ジェイク・タッパー(Jake Tapper)、Foxテレビのクリス・ウォレス(Chris Wallace)、ABCのテッド・コッペル(Ted Koppel)、NBCをクビになったマット・ラウアー (Matt Lauer)などがユダヤ人であることに気付いていないのだ。ABCからNBC、CBSを経てCNNに鞍替えした有名司会者のケイティー・クーリック(Katie Couric)もユダヤ人で、一見するとヨーロッパ人にか見えない。元FRBのアラン・グリーンスパンと再婚したNBCのアンドレア・ミッチェル(Andrea Mitchell)なら、直ぐにユダヤ人と判る。本当にユダヤ人を判別するのは難しい。何となく映画『ブレードランナー』の世界を思い出す。

Ted Koppel 1Chris WAllace 1Katie Couric 2Andrea Mitchell 3







(左: テッド・コッペル  / クリス・ウォレス / ケイティー・クーリック /  右: アンドレア・ミッチェル)

  話を戻すと、本来、イスラエルの諜報機関が他国で殺人を犯すことは「違法」なんだけど、歐米のマスメディアをユダヤ人が支配しているので、猛烈なイスラエル非難は押さえ込まれている。しかし、これが別の諜報機関ならどうなのか? もし、第二次大戦中、ナチスのエージェントが米国に侵入し、原子爆弾を開発中のアインシュタインを暗殺したら、アメリカやブリテンの世論は「野蛮な行為だ !」と激昂するに違いない。現実的にはありえないけど、陸軍中野学校出身の諜報員が、アメリカ人の科学者を次々と殺していったら、戦後どうなっていたか、考えただけでも恐ろしい。勝者として上陸したアメリカ軍は、日本政府と帝國陸海軍を徹底的に追求し、暗殺計画の考案者のみならず、現場で協力する末端の使いっ走りに至るまで、全員を絞首刑にしていたことだろう。現代でも、西歐諸国は外国の諜報員が自国で暗殺を実行することに反対の立場を取っている。ポロニウムによるリトビネンコの暗殺事件は有名で、英国の防諜組織はプーチンの差し金と思ってるに違いない。

  イスラム教国でやりたい放題のモサドだが、外政的配慮なのか、歐米諸国での暗殺は控えているようだ。法の支配と治安維持を重視する西歐諸国で、露骨な暗殺事件を引き起こしてしまうと、西側との関係がギクシャクするし、現地で「協力者」になってくれるユダヤ人の態度にも変化が現れてしまうから、北米や西欧では控えた方が良いとの判断を下しているのだろう。イスラエルは世界各地に血で繋がっている「草」、つまり「現地に溶け込んでいる忍び」を持っているので、モサドのエージェントは不慣れな異国でも不法行為がしやすい。日本とは大違いだ。専門家の間では周知の事実なんだけど、モサドは西歐諸国内に様々な支援組織を作っている。例えば、米国にある「ペイオニア」という会社は、イスラエルの支援組織で、モサドの暗殺者が入国すると、資金やクレジットカード、身分証明書などを用意してくれるそうだ。というのも、この会社を運営するCEO(経営者)のユヴァル・タル(Yuval Tal)が、イスラエルの特殊部隊出身者なので、熱心な協力者であっても不思議ではない。(タル氏は2006年にFoxテレビの取材を受け、その経歴を披露していたから、公然の秘密となっている。ただし、日本のテレビ局は伝えていないはずだ。) 法律上「アメリカ国民」であっても、精神的に「イスラエル国民」というユダや系アメリカ人は非常に多い。

  そもそも、日本政府は暗殺部隊を持っているのか? 筆者には分からないが、自衛隊にあるのかも知れない。ただ、「実戦経験」を積んだ特殊部隊ではないだろう。確かに、敵地へ侵入する極秘部隊とか要人救出のための部隊ならありそうだが、政治的に邪魔な外国人を殺すための暗殺組織があるのかは、謎のままである。モサドの暗殺部隊は非難されているが、他国だって同じ組織を持っているんだからイスラエルだけを悪者には出来まい。CIAが外国で暗殺を行っているのは、チャーチ委員会の尋問で明らかとなっていたし、今だって継続しているのだ。また、モサドのブラック・オペレーションが、CIAや英国のMI6と合同で行われることも珍しくない。米国内で禁止されている外国人の拷問だって、エジプトやサウジ・アラビアで行ってしまえば、五月蠅いジャーナリストが嗅ぎ回ることもないからOK。具体的に質問されないんだから、答える義務も必要も無い。

  色々な意見があると思うけど、要は、我が国に要人暗殺の意志と実力があるのかが問題となる。いくら、自衛官を選抜して特殊部隊を作ろうが、それを維持・運営する政治家が居なければ話にならない。安倍首相に国防政策を求めても無理だけど、むっつりとした石破茂とか野心満々の岸田文雄、ボンクラ党首の玉木雄一郎なんか論外である。どちらかと言えば、我々がモサドに暗殺を頼みたくなるくらいだ。日本の政治家なんて女に刺される奴が大半だから、本当に情けない。北鮮の女にうつつを抜かしていた前原誠司が目に浮かぶじゃないか。こんな腑抜けが我が国の外政を語るなんて笑止千万。そう言えば、昔、藝者に刺された宇野総理というのがいたけど、もう覚えている人も少なくなったよねぇ。
  


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